JP2000509658A - 抵抗溶接用電極及びその製造方法 - Google Patents

抵抗溶接用電極及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 抵抗溶接用電極の形成方法が提供される。この方法では導電性の高い金属を成形してなるビレットを提供する工程を含む。ビレットには第1の部分に第1の内部キャビティが形成されている。この方法はさらに、ビレットの第1の内部キャビティに分散強化銅のインサートを挿定してインサート内蔵レビットを形成する工程、及び、このインサート内蔵ビレットを変形してインサートをビレット内に機械的に固定させる工程を含む。変形されたインサート内蔵ビレットは抵抗溶接用電極を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 抵抗溶接用電極及びその製造方法 発明の背景 本発明は、溶接用電極及びその製造方法に関する。 抵抗溶接は長い間金属部材を迅速且つ効果的に結合する方法として使用されて いる。溶接するワークを当接関係に設置して、一対の対向する電極により大電流 をワークに流すと、該電流がワークの当接表面を十分に加熱して溶接ナゲットが 形成される。典型的には、電極が溶接中に十分な圧力をワークに付与する。これ により材料を一体に付勢すると共に、各電極先端と隣接するワーク材料との間の 電気抵抗を低減して溶接工程が容易に行われるようにされている。 溶接は溶接中の材料を抵抗加熱することで達成されることから、電極も十分に 加熱しなければならない。高導電率の電極を備えて電極の電力損及びその結果と して生じる電極の加熱を最小限にすることが重要である。 時間の経過と共に抵抗溶接において繰り返し加熱及び押圧操作を行うことで、 電極の破損、軟化、茸形化及びその他の変形が生じる。斯かる状況になると、ワ ーク材料に接触する溶接先端面が拡大し、必要とする電流が増大して、最終的に は、電極の再ドレッシング(研削)または交換が必要となる。従って、溶接工程 で生じる高温下での著しい歪力に耐え得る電極を備えて、所定の期間内での電極 の再ドレッシングまたは交換の回数を最小限することが重要となる。 銅電極体を焼きなまし抵抗高硬度インサートと組み合わせて抵抗溶接用電極を 形成することは当該技術分野では公知のことである。典型的には、斯かるインサ ートは電極体を形成する銅材料より良好な性能を有している。しかしながら、イ ンサートの材料は電極体の成形に使用する銅より遥かに高価である。 前記インサートはシャンクに鑞付けすることが可能である。鑞付けの段階は、 電極製造工程に更に1工程が追加されることから不利であり、従って、電極のコ ストを上昇させることになる。更に、鑞付け作業をすることにより電極を焼きな ましして軟化させる可能性がある。 プレス嵌め操作によりインサートを電極体に強制的に押し込むことも公知のこ とである。今日溶接を行う鋼を亜鉛メッキしたり、または、亜鉛またはその他の 柔らかい金属被膜で被覆することがしばしばある。その結果、抵抗溶接用電極が 被覆された金属に固着することになる。プレス嵌め操作を行って電極体に結合さ れる電極先端が被覆材料を抵抗溶接する間にシャンクから引き出される可能性が あり、従って、電極の交換が必要になる。 このように、効率良く且つよりコスト効果のある方法で製造可能であると共に 、許容可能な方法で作動可能な改良した抵抗溶接用電極が必要とされている。 発明の概要 本発明は、改良した抵抗溶接用電極及び該抵抗溶接用電極の成形方法を提供す ることにより斯かる必要性に答えるものである。本発明の方法は、内部キャビテ ィを有するビレットを画成する段階と、分散強化された銅インサートを前記ビレ ット内へ挿入する段階と、前記インサートを内包するビレットを冷間操作を介し て変形させて前記インサートを前記ビレット内の所定位置に機械的に係止する段 階とを含んでいる。前記成形作業は、単一工程で実施して電極を効率的且つコス ト効果のある方法で製造可能とする。更に、インサートがビレット内に機械的に 係止されることから、被覆を施された鋼を抵抗溶接する間に発生する通常の固着 量でインサートがビレットから引き出される可能性は少ない。ビレットは高導電 性材料であるCDA C10700銀を含んだ銅から成形されるのが好適である 。以前は、銀を含んだ銅は抵抗溶接時の温度で焼き入れされると考えられていた ことから、斯かる材料は溶接用電極の成形には使用すべきでないと考えられてい た。しかしながら、銀を含んだ銅本体部の内部キャビティ内に冷却水が配置され ていること、及び、斯かる本体部は、仮に接触があったにせよ、ワークと接触す るのは限られていることから、本体部の焼きなましが防止される。 本発明の第1の態様によれば、抵抗溶接用電極の成形方法が提供される。該方 法は、高導電率金属から成形されたビレットを画成する段階を含んでいる。該ビ レットは第1の内部キャビティが形成された第1の部分を含む。前記方法は、更 に、前記ビレットの前記第1の内部キャビティ内に分散強化された銅インサート を内包するビレットを成形して挿入する段階と、該インサートを内包するビレッ トを変形させて前記ビレット内の所定位置に前記インサートを機械的に係止する 段階とを含んでいる。変形されたインサートを内包するビレットは抵抗溶接用電 極を備えている。 ビレットを画成する段階は、高導電銅から成る全体的に円筒状の切断部を画成 する段階と、該切断部を据込み即ちアプセット(upsetting)すると共 に前方へ押出して第1の内部キャビティを内有したビレットを形成する段階とを 含むことが可能である。 アプセット及び前方押出段階は、更に、前記円筒状切断部をアプセット及び前 方押出型の内部キャビティに隣接して配置する段階を備えているのが好適である 。アプセット及び前方押出型の内部キャビティは一方の端部で開放していると共 に、その内径はビレットの外径と実質的に同径である。前記型は内部キャビティ 内に軸線方向に配置された成形ピンを含んでおり、且つ、内部キャビティの開放 端部に対向する端部から内部キャビティ内へ伸長する。該ピンの外径は、ビレッ トの第1の内部キャビティの内径と実質的に同径である。アプセット及び前方押 出段階は、更に、前記切断部を挿入ピンを介して前記内部キャビティ内へ挿入す る段階と、パンチを介して前記切断部へ圧力を付与して前記切断部を前記ピン上 へ前方押出する段階を含んでおり、前記切断部の外径より大きな外径を有すると 共に、第1の内部キャビティを含んだビレットを成形する。 変形段階は、インサートを内包するビレットを第1の全体的に丸くされた下部 を有する第1のインサートを内包するビレットの成形型の第1の内部キャビティ 内へ挿入する段階と、第1のパンチで前記インサートを内包するビレットの第2 の部分に圧力を付与して、前記インサートを内包するビレットを内方向へ変形さ せて第1の形状にする段階と、該第1の形状にされた前記インサートを内包する ビレットを第2の全体的に丸くされた下部を有する第2のインサート含んだビレ ットの成形型の第2の内部キャビティ内へ挿入する段階と、最初に変形されたイ ンサートを内包するビレットの第2の部分へ第2の成形パンチで圧力を付与して 、前記最初に変形されたインサートを内包するビレットを更に変形させて第2の 形状にする段階と、第2の形状にされた前記インサートを内包するビレットを第 3のインサート含んだビレットの成形型の第3の内部キャビティ内へ挿入する段 階と、前記更に変形されたインサートを内包するビレットの第2の部分へ第3の 成形パンチで圧力を付与して、前記更に変形されたインサートを内包するビレッ トを更に変形させて第3の形状にする段階とを備えているのが好適である。追加 して変形されたインサートを内包するビレットのインサートは実質的に鼓形をし ており、インサートがビレット内の所定位置に機械的に係止されるようにされて いる。該追加して変形されたインサートを内包するビレットは抵抗溶接用電極を 備えている。 第1、第2及び第3の成形パンチで圧力を付与する段階において、逆押出によ り第2のビレット部内に第2の内部キャビティが形成される。 好適には、前記方法は、更に、前記挿入段階の後であって前記変形段階の前に 前記ビレットの前記第1の部分に頭付け(staking)する段階を含んでい る。 本発明の第2の態様によれば、抵抗溶接用電極が提供される。該電極は、高導 電率の金属から成形されると共に、第1の内部キャビティを有する第1の部分を 含んだ本体及び前記第1の内部キャビティ内に設けた分散強化された銅を備えて いる。前記本体の第1の部分及びインサートは、該インサートが本体内の所定位 置に機械的に係止されるような形状にされている。 好適には、インサートは、実質的に双曲面状となるような形状にされ、前記内 部キャビティは実質的に同様な形状を備えている。 本体は、更に、その第2の部分に設けられた第2の内部キャビティを含んでい る。第2の内部キャビティは抵抗溶接中に冷却流体が供給されるようにされてい る。 好適には、インサートは内部酸化された銅−アルミ合金から成形される。好適 には、前記本体は、銀を含んだ銅等の高導電率の銅から成形される。 本発明の第3の態様によれば、抵抗溶接用電極が提供されると共に、該電極は 、高導電率の金属から成形された、第1の内部キャビティが内部に形成された第 1の部分を含んだビレットを提供する段階と、分散強化された銅インサートを前 記ビレットの前記第1の内部キャビティ内へ挿入してインサートを内包するビレ ットを成形する段階と、該インサートを内包するビレットを変形させて前記イン サートを前記ビレット内の所定の位置に機械的に係止する段階とを備えている方 法から成形される。変形されたインサート含んだビレットは抵抗溶接用電極を備 えている。 従って、本発明の目的は、改良した低コストの抵抗溶接用電極及びその製造方 法を提供することである。本発明の別の目的は、高導電率の金属から成形した本 体内の所定位置に機械的に係止される分散強化された銅インサートを有した抵抗 溶接用電極を提供することである。本発明の上記及びその他の目的及び利点は下 記の説明、添付図面及び添付の特許請求の範囲から明白となる。 図面の簡単な説明 図1A及び図1Bは、本発明による抵抗溶接用電極を成形するようにされたプ レスの一部断面図であり、 図2は、第2の成形ステーションの部分断面図であって、該第2の成形ステー ションにおいてインサートを収容した後のビレットを図示しており、 図3は、第2の成形ステーションの型組立形成部品の一部の一部断面図であり 、 図4は、第4の成形ステーションにおいてパンチからワークを引き剥がすスト リッパ機構の一部断面図であり、 図5は、インサートを内包するビレットが変形されて第2の形状にされた後の 第4の形成ステーションの一部断面図であり、 図6は、銅ワイヤから成る切断部の側面図であり、 図7は、ビレットの一部断面側面図であり、 図8は、インサートを内包するビレットの一部断面側面図であり、 図9は、図8に例示したインサートを内包するビレットの底面図であり、イン サートを内包するビレットのビレット部の圧こんを図示しており、 図10は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第3の成形ステーションにお いて最初に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図11は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第4の成形ステーションにお いて更に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図12は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第5の成形ステーションにお いて更に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図13は、図10に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図であり、 図14は、図11に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図であり、及び 図15は、図12に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図である。 発明の詳細な説明 図1A及び図1Bを参照して、固定ベッド部20及び従来の駆動装置(図示な し)により前記ベッド部20に対して前後方向へ移動させられるラム部30を有 したプレス10が設けられている。ベッド部20及びラム部30はそれぞれ第1 及び第2の電極成形ツーリング22及び32を含んでおり、該ツーリングは第1 、第2、第3、第4及び第5の成形ステーション40、50、60、70及び8 0に設けられている。第1の成形ステーション40に隣接して従来の切断部90 が位置決めされている。高導電率銅線92が切断部90へ供給されて、該切断部 において、抵抗溶接用電極400を成形するのに使用される図6に図示した別個 の全体的に円筒状の切断部94に切断される。該電極の1つを図12に図示する 。別個の切断部94を切断ステーション90から第1の成形ステーション40ま で、及び、該第1の成形ステーション40から残りの成形ステーション50、6 0、70及び80を介して搬送する従来のワーク搬送フィンガ110(図1A、 図1B、図2及び図5にのみ略図を図示する)が設けられている。 第1の成形ステーション40は、図7を参照すると分かるように、切断部94 が第1の内部キャビティを有したビレット100へ成形される第1のアプセット 及び前方押出ステーションを備えている。該第1の成形ステーション40はアプ セット及び前方押出型42を含んでおり、該型は前記ベッド部20に連結固定さ れており、従って、静止している。該型42は内部キャビティ44を含んでおり 、該内部キャビティは一方の端部44aで開放されており、その内径はビレット 100の外径とほぼ等しい。前記型42は、また、成形ピン42aを含んでおり 、該ピンは前記内部キャビティ44内に軸線方向に配置されており、内部キャビ ティ44の開放端44aに対向する端部から内部キャビティ44内へ伸長してい る。前記ピン42aは外側部を有しており、該外側部の外径はビレットの第1の 内部キャビティ102の内径に実質的に等しいものである。 第1の成形ステーションは、更に、挿入ピン46及び第1のステーションパン チ48を含んでいる。該パンチ48はラム部30に固定連結されて、該ラム部3 0と一体に移動するようにされている。挿入ピン46はパンチ48の孔48aを 貫通して伸長すると共に、ばね46aにより前記押出型42に向かった方向に付 勢される。ラム部30がベッド部20に向かって移動すると、挿入ピン46が一 対のワーク搬送フィンガ110により押出型42に隣接して保持された切断部9 4に係合すると共に、切断部94を押出型42の内部キャビティ44内へ挿入す る。すると、パンチ48が切断部94に係合して十分な圧力を該切断部94に付 与して切断部94をピン42上を前方へ押出して、図1Bに図示する如くビレッ ト100が成形される。該ビレット100の外径は切断部94の外径より大きく されている。 抜出しスリーブ49は前記成形ピン42aの回りに位置決めされて、該ピン4 2aに対して移動自在にされている。抜出しスリーブ49は、ビレット100が 成形された後で該ビレット100を押出型42から抜き出す。例示した実施例で は、ベース部49aが3本のピン49b(該3本のピンの中2本のみを図1Bに 例示している)に連結され、該ピンは抜出しスリーブ49に固定連結されている 。ベース部49a及び3本のピン49bで抜出しスリーブ49を移動させてベー ス部49aに係合したタイミングカム(図示なし)の移動に応答してビレット1 00を抜き出す。 第2の成形ステーション50は、パンチ50を備えており、該パンチはラム部 30に固定連結されて該ラム部30と一体に移動するようにされている。成形ス テーション50は、また、押出型組立体54を含んでおり、該押出型組立体54 は図1B、図2及び図3に図示する如くベッド部20に連結されている。押出型 組立体54は、内部キャビティ55aを有する押出型55、ベッド部20に対し て移動自在にされた押出型支持ブロック56及び該押出型支持ブロック56に対 して移動自在にされた挿入ピン57を備えている。例示した実施例では、押出型 支持ブロック56は3本のばね56a(図1B及び図2には3本のばねの中1本 のみを図示)によりポンチ52に向かった方向に付勢されている。押出型55は 押出型支持ブロック56に固定連結されて該押出型支持ブロック56と一体に移 動するようにされている。 押出型組立体54は、更に、インサート供給機構58を含んでおり、該インサ ート供給機構58は一度に1つずつ分散強化された銅インサートを挿入ピン57 の移動路へ供給して、挿入ピン57が銅インサート120をビレット100の第 1の内部キャビティ102内へ挿入してインサート120を内包するビレット1 00aが成形されるようにされており、図8にその1つを図示する。インサート 供給機構58は供給導管59を備えており、該供給導管59は複数のインサート 120を内有している。インサート120はフィード装置(図示なし)を介して 導管59に供給される。供給導管59はベッド部20に固定連結された支持ブロ ック20bに設けた孔20aを貫通して伸長している。供給導管59は孔20a 内を移動することができる。該導管59は、また、押出型支持ブロック56の第 1の孔56bを貫通して伸長すると共に、該押出型支持ブロック56に固定接続 されて該押出型支持ブロック56と一体に移動するようにされている。導管59 の遠位端59aは押出型支持ブロック56内のインサート収容溝56cで終結し て、導管59がインサート120を溝56cに供給するようにされている。 供給機構58は、更に、往復動ピン130を含んでおり、該往復動ピン130 は前記溝56c内へ伸長している。ばね132が該ピン130を外側固定部材1 34に向かって付勢し、該外側固定部材134は下部押出型組立体54の一部を 形成している。ピン130の外側表面130aは固定部材134の外側カム面1 34aに係合するようにされており、図3を参照すると分かる。押出型支持ブロ ック56が下方へ移動すると直ぐに、ピン130の外側面表面130aが固定部 材134の外側カム面134aに沿って移動して、ピン130がばね132の力 に抗して内側方向へ移動される。ピン130は、内側方向へ移動するに連れて、 溝56c内に配置された2つのインサート120を挿入ピン57の移動路に向か った方向に押動して、インサート120の一方が挿入ピン57の移動路内を移動 されると共に、他方のインサート120が前記溝56c内の第1の位置から第2 の位置へ移動される。図2では、ピン130は本拠地にある如く図示されており 、溝56c内の唯一のインサート120が第2の挿入位置に図示されている。図 3は、インサート120が供給導管59を介して溝56cに供給されて、2つの インサート120が溝56c内で第1の位置及び第2の位置に配置されているの を例示している。 ラム部30がベッド部20へ向かって移動すると、パンチ52が一対のワーク 搬送フィンガ110によって押出型55に隣接して保持されたビレット100に 係合してビレット100を押出型55内へ挿入する。パンチ連結ブロック53は ラム部30に固定連結されて該ラム部30と一体に移動する。パンチ連結ブロッ ク53はパンチ52と一体にベッド部20へ向かって移動して押出型支持ブロッ ク56に係合して該押出型支持ブロック56をバネ56aの力に抗して内側方向 へ押出型支持ブロック56が支持ブロック20bに係合するまで移動する。びれ ット100がパンチ52を介して押出型内部キャビティ55aの底部まで移動す ると、挿入ピン57が該ピン57のベース部57aに係合しているタイミングカ ム(図示なし)の移動を介してパンチ52に向かった方向へ移動させられる。ピ ン57がパンチ52に向かって移動すると、ピン130によりピン57の移動路 に位置決めされていたインサート120を押出型55内に位置決めされているビ レット100の第1の内部キャビティ102内へ移動してインサートを内包する ビレット100aを成形する。図8を参照。好適には、インサート120が、ビ レット100が押出型内部キャビティ55aの底部に到達して押出型支持ブロッ ク56に係合するまでビレット内に十分に挿入される。 押出型55に囲繞された押出型支持ブロック56の表面には3つの頭付けピン (図示なし)が設けられている。パンチ52が十分な圧力をビレット100に付 与して、頭付けピンがビレット100の下方表面100bに3つの凹みを形成す る。図9を参照。頭付け操作によりビレット100内の十分な量の金属が変位さ れて、ビレット100が第2の成形ステーション50を退出して第3の成形ステ ーション60へ移動する間にインサート120を一時的に保持する。 パンチ52が押出型55から取り外されると、ピン57が更にパンチ52に向 かった方向へ伸長させられてインサートを内包するビレット100aが押出型5 5から抜き出される。図2を参照。ピン57が該ピン57の回りに位置決めされ たばね57bを介してその本拠位置へ戻って押出型支持ブロック56及び該ピン 57のベース部57aに係合する。更に、押出型支持ブロック56がばね56a を介して図2に図示したその本拠位置へ移動される。 インサートを内包するビレット100aが第2の成形ステーション50から第 3の成形ステーション60へ移動して、該第3の成形ステーションで最初に変形 されて第1の形状にされる。第3の成形ステーション60は第1のインサートを 内包する内部キャビティ64を有するビレット成形押出型62を含んでいる。該 内部キャビティ64は全体的に円筒状の上部64a及び全体的に丸くされた下部 64bを有している。第3の成形ステーション60は更にパンチ68を含んでお り、該パンチ68はラム部30に連結されて該ラム部30と一体に移動するよう にされている。 第3の成形ステーション60は更に移動自在のガイド及び抜出しピン66を含 んでおり、該ピン66は該ピン66のベース部66aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ64内へ移動可能にされている。第 1及び第2のポリマー支持部材69がピンベース部66aに摩擦係合してピン6 6を伸長した位置に維持して、インサートを内包するビレット100aが内部キ ャビティ64内へ移動されて成形が行われる時に該インサートを内包するビレッ ト100aのガイドとして作用することが可能となる。支持部材69はばね69 を介してピンベース部66aに向かって付勢され、該ばね69は止めねじ69b により調整自在に支持される。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ66が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型62に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット100aに係合してインサートを内包するビレット100a押出型6 2内へ挿入する。ピン66はインサートを内包するビレット100aが押出型6 2内へ挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット10 0aと一体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット100aが押出型 内部キャビティ64内へ移動されて成形が行われる時には該インサートを内包す るビレット100aのガイドとして作用する。 パンチ68が十分な圧力をインサートを内包するビレット100aに付与して 該インサートを内包するビレット100aが最初に第1の形状へ変形される。イ ンサートを内包するビレット200は第1の形状を有しており、図1A、図10 及び図13に例示する。インサート内包ビレット100aのインサート120は 十分な延性を有しており、ステーション60において冷間加工操作がなされる間 銅ビレット100と一緒に流動することが可能である。その結果、最初に変形さ れたインサートを内包するビレット200が最初に変形した中央部220aを備 えたインサート220を有することとなる。図13参照。更に、パンチ68がビ レット100の第2の部分100dを変形して、最初に変形したインサートを内 包するビレット200がその第2の部分内に僅かな凹部200cを有することと なる。 成形操作が完了すると、ピン66が押出型62からインサートを内包するビレ ット200を抜き出す。 インサートを内包するビレット200が第3の成形ステーション60から第4 の成形ステーション70へ移動して、該第4の成形ステーション70において更 に変形されて第2の形状にされる。図11及び図14を参照。第4の成形ステー ション70は第2のインサートを内包するビレットを成形する押出型72を含ん でおり、該押出型72は内部キャビティ74を有している。内部キャビティ74 は全体的に円筒状の上部74a及び全体的に丸くされた下部74bを有している 。第4の成形ステーション70は更にパンチ78を含んでおり、該パンチ78は ラム部30に連結されて該ラム部30と一体に移動するようにされている。 第4の成形ステーション70は更に移動自在のガイド及び抜出しピン76を含 んでおり、該ピン76は該ピン76のベース部76aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ74内へ移動可能にされている。第 1及び第2のポリマー支持部材79がピンベース部76aに摩擦係合してピン7 6を伸長した位置に維持して、インサートを内包するビレット200が内部キャ ビティ74内へ移動されて成形が行われる時に該インサートを内包するビレット 200のガイドとして作用することが可能となる。支持部材79はばね79を介 してピンベース部76aに向かって付勢され、該ばね79は止めねじ79bによ り調整自在に支持される。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ78が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型72に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット200に係合してインサートを内包するビレット200押出型72内 へ挿入する。ピン76はインサートを内包するビレット200が押出型72内へ 挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット200と一 体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット200を押出型キャビティ 74内へ案内するように作用する。 パンチ78は、インサートを内包するビレット200が押出型72内にある間 に十分な圧力をインサートを内包するビレット200に付与して該インサートを 内包するビレット200が更に変形されて第2の形状にされる。インサートを内 包するビレット300は第2の形状を有しており、図11及び図14に図示する 。インサートを内包するビレット200のインサート220はステーション70 において冷間加工が行われている間は銅ビレット200aと一緒に流動する。そ の結果、更に変形されたインサートを内包するビレット300が更に変形された 中央部320aを備えたインサート320を有することとなる。上記に述べた如 く、第3の成形ステーション60にある間にインサートの中央部が初期の量だけ 内側へ変形される。更に、ステーション70ではビレット200aの第2の部分 200bがパンチ78の回りに逆押出しされる。その結果、インサートを内包す るビレット300はその第2の部分300b内に第2の内部キャビティ300を 含むこととなる。 パンチが押出型72から移動されて離れるとインサートを内包するビレット3 00をパンチ78から取り外すストリッパ機構170が設けられており、図4及 び図5に図示する。該ストリッパ機構170はワーク係合部材172を含んでお り、該ワーク係合部材172はパンチ78の回りに位置決めされてパンチ78に 対して移動自在にされている。係合部材172は往復動ストリッパ要素174に 固定接続されており、該往復動ストリッパ要素174は第1及び第2のロッド部 材176に固定連結されている。ばね177はロッド部材176の回りに位置決 めされて該ロッド部材176の拡大部176a及びブロック部材177bの凹部 177aに係合し、前記ブロック部材177bはラム部30に固定連結されて該 ラム部30と一体に移動するようにされている。ロッド部材178はピン係合部 材178に固定連結されると共に、ブロック部材177bを貫通して伸長してい る。 冷間加工がステーション70で完了すると、タイミングカム(図示なし)を介 して図4に例示した位置に保持されているピン179がピン係合部材178に係 合して、係合部材172がインサートを内包するビレット300に係合して、パ ンチ78が押出型72から離間する時にパンチ78から該ビレットを取り外すよ うにされている。図4参照。一旦パンチ78が押出型72から十分な距離移動し てインサートを内包するビレット300がパンチ78から取り外されると、タイ ミングカムがピン179が図5に図示した位置まで移動するのを可能とし、ばね 177が係合部材172をその本拠位置へ戻す。 成形操作が完了すると、ピン76がインサートを内包するビレット300を押 出型72から抜き出す。図5参照。 インサートを内包するビレット300が第4の成形ステーション70から第5 の成形ステーション80へ移動して、該第5の成形ステーション80において更 に変形されて第3の形状にされ、該第3の形状が抵抗溶接電極400の最終形状 となる。図12及び図15参照。第5の成形ステーション80は第3のインサー トを内包するビレットの成形押出型82を含んでおり、該成形押出型82は内部 キャビティ84を有している。該内部キャビティ84は全体的に円筒状の上部8 4a及び全体的に丸くされた下部84bを有している,,第5の成形ステーション 80は更にパンチ88を含んでおり、該パンチ88はラム部30に連結されて該 ラム部30と一体に移動するようにされている。 第5の成形ステーション80は更に移動自在のガイド及び抜出しピン86を含 んでおり、該ピン86は該ピン86のベース部86aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ84内へ移動可能なようにされてい る。第1及び第2のポリマー支持部材89がピンベース部86aに摩擦係合して 該ピン86をその伸長した位置に維持して、該ピンがインサートを内包するビレ ット300が押出型内部キャビティ84内へ移動されるときに該インサートを内 包するビレット300のガイドとして作用する。支持部材89はばね89aを介 してピンベース部86aに向かって付勢され、該ばね89は止めねじ89bによ り調整自在に支持されている。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ88が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型82に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット300に係合して該インサートを内包するビレット300を押出型8 2内へ挿入する。ピン86はインサートを内包するビレット300が押出型82 内へ挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット300 と一体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット300を押出型キャビ ティ84内へ案内するように作用する。 パンチ88が十分な圧力をインサートを内包するビレット300に付与して該 インサートを内包するビレット300が追加して変形されて第3の形状になる。 インサートを内包するビレット400は第3の形状を有しており、図12及び図 15に例示する。このインサートを内包するビレット400が本発明の抵抗溶接 電極である。更に変形されたインサートを内包するビレット300のインサート 320はステーション80で冷間加工操作を行う間に銅ビレット300aと一緒 に流動する。その結果、追加して変形されたインサートを内包するビレット40 0が追加の量だけ内側方向へ変形された中央部420aを備えたインサート42 0を有することとなる。図15参照。従って、ステーション60、70及び80 での冷間加工操作中に変形されてきたインサート420は双曲面状にされ、これ によりビレット400a内に機械的に係止される。ビレット400aは第1の内 部キャビティ421を有し、該内部キャビティ421はインサート420aと同 様の形状を有している。更に、ステーション80においてビレット300aの第 2の部分300bのコイニング(coining)がパンチ88によりなされる 。従って、電極400は段部400dを備えた内部キャビティ400cを有する こととなる。更に、第2の部分はテーパの施されたスカート部400eを含んで いる。 ビレット400aはまた本書では電極400の本体とも呼ばれる。 パンチ88が押出型82から取り外されると、図4及び図5に図示すると共に 上記に説明したストリッパ機構170と同じ方法で構成されたストリッパ機構1 70が、パンチ88が押出型82から電極400を抜き出す時に、パンチ88か らインサートを内包するビレット400を取り外す。次いで、ピン86が押出型 82から電極400を抜き出す。 好適には、銅線92はCDA C10700銀を含んだ銅またはCDA C1 0500銀を含んだ銅である。或いは、高導電性で約摂氏482度(華氏900 度)未満の温度で十分な焼きなまし抵抗を備えていればその他の金属を使用する ことも可能である。インサート120は、SCMメタルプロダクツ社(SMCM etal Product,Inc.)から市販されているグリドコップ(Gl idCop)(登録商標)Al−25またはグリドコップ(登録商標)Al−6 0等の分散強化された銅から形成されるのが好適である。分散強化銅は溶接サイ クル中の耐ヘッディング(heading)性または耐マッシュルーム化(mu shrooming)性を有しており、更に、亜鉛メッキされたまたは被覆され た金属への耐固着性を有している。勿論、インサート120を耐固着性及び耐マ ッシュルーム化性を有するその他の材料から形成することも可能である。 テーパの施されたスカート部400eは従来のロボット溶接器の腕に嵌合する ようにされている。電極400は第2のキャビティ400cを介して水冷される ようにされている。電極400のノーズ部400fは抵抗溶接操作中にワークに 係合するようにされている。 ステーション60、70及び80においてなされる冷間加工操作中にインサー トは圧縮状態に維持される。分散強化銅は比較的脆くかつ張力がかかると破損す る可能性がある。 更に、電極400はプレス10で成形された後で機械加工することも可能であ る。 本発明を好適な実施例を参照して詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範 囲に定義した本発明の範囲から逸脱することがなければ本発明を修正及び変更す ることが可能であるのは明白である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月5日(1999.1.5) 【補正内容】 銅電極体を焼きなまし抵抗高硬度インサートと組み合わせて抵抗溶接用電極を 形成することは当該技術分野では公知のことである。典型的には、斯かるインサ ートは電極体を形成する銅材料より良好な性能を有している。しかしながら、イ ンサートの材料は電極体の成形に使用する銅より遥かに高価である。 前記インサートはシャンクに鑞付けすることが可能である。鑞付けの段階は、 電極製造工程に更に1工程が追加されることから不利であり、従って、電極のコ ストを上昇させることになる。更に、鑞付け作業をすることにより電極を焼きな ましして軟化させる可能性がある。 プレス嵌め操作によりインサートを電極体に強制的に押し込むことも公知のこ とである。今日溶接を行う鋼を亜鉛メッキしたり、または、亜鉛またはその他の 柔らかい金属被膜で被覆することがしばしばある。その結果、抵抗溶接用電極が 被覆された金属に固着することになる。プレス嵌め操作を行って電極体に結合さ れる電極先端が被覆材料を抵抗溶接する間にシャンクから引き出される可能性が あり、従って、電極の交換が必要になる。 ドイツ国特許第DT−A−2554990号には高熱伝導率及び導電率を備え た材料から成る本体内に挿入される高温強度材料の芯を有する電極が開示されて いる。該電極は本体内に孔を掘削して成形される。芯は本体を加熱するかまたは 該芯を冷却して、芯を本体の孔内に挿入し且つ温度を同等にして芯と本体とを一 体に押圧することにより孔内にプレス嵌めされる。 このように、効率良く且つよりコスト効果のある方法で製造可能であると共に 、許容可能な方法で作動可能な改良した抵抗溶接用電極が必要とされている。 発明の概要 本発明は、改良した抵抗溶接用電極及び該抵抗溶接用電極の成形方法を提供す ることにより斯かる必要性に答えるものである。本発明の方法は、内部キャビテ ィを有するビレットを画成する段階と、分散強化された銅インサートを前記ビレ ット内へ挿入する段階と、前記インサートを内包するビレットを冷間操作を介し て変形させて前記インサートを前記ビレット内の所定位置に機械的に係止する段 階とを含んでいる。前記成形作業は、単一工程で実施して電極を効率的且つコス ト効果のある方法で製造可能とする。更に、インサートがビレット内に機械的に 係止されることから、被覆を施された鋼を抵抗溶接する間に発生する通常の固着 量でインサートがビレットから引き出される可能性は少ない。ビレットは高導電 性材料であるCDA C10700銀を含んだ銅から成形されるのが好適である 。以前は、銀を含んだ銅は抵抗溶接時の温度で焼き入れされると考えられていた ことから、斯かる材料は溶接用電極の成形には使用すべきでないと考えられてい た。しかしながら、銀を含んだ銅本体部の内部キャビティ内に冷却水が配置され ていること、及び、斯かる本体部は、仮に接触があったにせよ、ワークと接触す るのは限られていることから、本体部の焼きなましが防止される。 本発明の第1の態様によれば、抵抗溶接用電極の成形方法が提供される。該方 法は、高導電率金属から成形されたビレットを画成する段階を含んでいる。該ビ レットは第1の内部キャビティが形成された第1の部分を含む。前記方法は、更 に、前記ビレットの前記第1の内部キャビティ内に分散強化された銅インサート を内包するビレットを成形して挿入する段階と、該インサートを内包するビレッ トを変形させて前記ビレット内の所定位置に前記インサートを機械的に係止する 段階とを含んでいる。変形されたインサートを内包するビレットは抵抗溶接用電 極を備えている。 ビレットを画成する段階は、高導電銅から成る全体的に円筒状の切断部を画成 する段階と、該切断部を据込み即ちアプセット(upsetting)すると共 に前方へ押出して第1の内部キャビティを内有したビレットを形成する段階とを 含むことが可能である。 アプセット及び前方押出段階は、更に、前記円筒状切断部をアプセット及び前 方押出型の内部キャビティに隣接して配置する段階を備えているのが好適である 。アプセット及び前方押出型の内部キャビティは一方の端部で開放していると共 に、その内径はビレットの外径と実質的に同径である。前記型は内部キャビティ 内に軸線方向に配置された成形ピンを含んでおり、且つ、内部キャビティの開放 端部に対向する端部から内部キャビティ内へ伸長する。該ピンの外径は、ビレッ トの第1の内部キャビティの内径と実質的に同径である。アプセット及び前方押 出段階は、更に、前記切断部を挿入ピンを介して前記内部キャビティ内へ挿入す る段階と、パンチを介して前記切断部へ圧力を付与して前記切断部を前記ピン上 へ前方押出する段階を含んでおり、前記切断部の外径より大きな外径を有すると 共に、第1の内部キャビティを含んだビレットを成形する。 変形段階は、インサートを内包するビレットを第1の全体的に丸くされた下部 を有する第1のインサートを内包するビレットの成形型の第1の内部キャビティ 内へ挿入する段階と、第1のパンチで前記インサートを内包するビレットの第2 の部分に圧力を付与して、前記インサートを内包するビレットを内方向へ変形さ せて第1の形状にする段階と、該第1の形状にされた前記インサートを内包する ビレットを第2の全体的に丸くされた下部を有する第2のインサート含んだビレ ットの成形型の第2の内部キャビティ内へ挿入する段階と、最初に変形されたイ ンサートを内包するビレットの第2の部分へ第2の成形パンチで圧力を付与して 、前記最初に変形されたインサートを内包するビレットを更に変形させて第2の 形状にする段階と、第2の形状にされた前記インサートを内包するビレットを第 3のインサート含んだビレットの成形型の第3の内部キャビティ内へ挿入する段 階と、前記更に変形されたインサートを内包するビレットの第2の部分へ第3の 成形パンチで圧力を付与して、前記更に変形されたインサートを内包するビレッ トを更に変形させて第3の形状にする段階とを備えているのが好適である。追加 して変形されたインサートを内包するビレットのインサートは実質的に鼓形をし ており、インサートがビレット内の所定位置に機械的に係止されるようにされて いる。該追加して変形されたインサートを内包するビレットは抵抗溶接用電極を 備えている。 第1、第2及び第3の成形パンチで圧力を付与する段階において、逆押出によ り第2のビレット部内に第2の内部キャビティが形成される。 好適には、前記方法は、更に、前記挿入段階の後であって前記変形段階の前に 前記ビレットの前記第1の部分に頭付け(staking)する段階を含んでい る。 本発明の第2の態様によれば、抵抗溶接用電極が提供される。該電極は、高導 電率の金属から成形されると共に、第1の内部キャビティを有する第1の部分を 含んだ本体及び前記第1の内部キャビティ内に設けた分散強化された銅を備えて いる。前記本体の第1の部分及びインサートは、該インサートが本体内の所定位 置に機械的に係止されるような形状にされている。 好適には、インサートは、実質的に双曲面状となるような形状にされ、前記内 部キャビティは実質的に同様な形状を備えている。 本体は、更に、その第2の部分に設けられた第2の内部キャビティを含んでい る。第2の内部キャビティは抵抗溶接中に冷却流体が供給されるようにされてい る。 好適には、インサートは内部酸化された銅−アルミ合金から成形される。好適 には、前記本体は、銀を含んだ銅等の高導電率の銅から成形される。 本発明の第3の態様によれば、抵抗溶接用電極が提供されると共に、該電極は 、高導電率の金属から成形された、第1の内部キャビティが内部に形成された第 1の部分を含んだビレットを提供する段階と、分散強化された銅インサートを前 記ビレットの前記第1の内部キャビティ内へ挿入してインサートを内包するビレ ットを成形する段階と、該インサートを内包するビレットを変形させて前記イン サートを前記ビレット内の所定の位置に機械的に係止する段階とを備えている方 法から成形される。変形されたインサート含んだビレットは抵抗溶接用電極を備 えている。 従って、本発明の目的は、改良した低コストの抵抗溶接用電極及びその製造方 法を提供することである。本発明の別の目的は、高導電率の金属から成形した本 体内の所定位置に機械的に係止される分散強化された銅インサートを有した抵抗 溶接用電極を提供することである。本発明の上記及びその他の目的及び利点は下 記の説明、添付図面及び添付の特許請求の範囲から明白となる。 図面の簡単な説明 図1A及び図1Bは、本発明による抵抗溶接用電極を成形するようにされたプ レスの一部断面図であり、 図2は、第2の成形ステーションの部分断面図であって、該第2の成形ステー ションにおいてインサートを収容した後のビレットを図示しており、 図3は、第2の成形ステーションの型組立形成部品の一部の一部断面図であり 、 図4は、第4の成形ステーションにおいてパンチからワークを引き剥がすスト リッパ機構の一部断面図であり、 図5は、インサートを内包するビレットが変形されて第2の形状にされた後の 第4の形成ステーションの一部断面図であり、 図6は、銅ワイヤから成る切断部の側面図であり、 図7は、ビレットの一部断面側面図であり、 図8は、インサートを内包するビレットの一部断面側面図であり、 図9は、図8に例示したインサートを内包するビレットの底面図であり、イン サートを内包するビレットのビレット部の圧こんを図示しており、 図10は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第3の成形ステーションにお いて最初に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図11は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第4の成形ステーションにお いて更に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図12は、図1A及び図1Bに例示したプレスの第5の成形ステーションにお いて更に変形された後のインサートを内包するビレットの断面図であり、 図13は、図10に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図であり、 図14は、図11に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図であり、及び 図15は、図12に例示したインサートを内包するビレットの一部の拡大断面 図である。 発明の詳細な説明 図1A及び図1Bを参照して、固定ベッド部20及び従来の駆動装置(図示な し)により前記ベッド部20に対して前後方向へ移動させられるラム部30を有 したプレス10が設けられている。ベッド部20及びラム部30はそれぞれ第1 及び第2の電極成形ツーリング22及び32を含んでおり、該ツーリングは第1 、第2、第3、第4及び第5の成形ステーション40、50、60、70及び8 0に設けられている。第1の成形ステーション40に隣接して従来の切断部90 が位置決めされている。高導電率銅線92が切断部90へ供給されて、該切断部 において、抵抗溶接用電極400を成形するのに使用される図6に図示した別個 の全体的に円筒状の切断部94に切断される。該電極の1つを図12に図示する 。別個の切断部94を切断ステーション90から第1の成形ステーション40ま で、及び、該第1の成形ステーション40から残りの成形ステーション50、6 0、70及び80を介して搬送する従来のワーク搬送フィンガ110(図1A、 図1B、図2及び図5にのみ略図を図示する)が設けられている。 第1の成形ステーション40は、図7を参照すると分かるように、切断部94 が第1の内部キャビティを有したビレット100へ成形される第1のアプセット 及び前方押出ステーションを備えている。該第1の成形ステーション40はアプ セット及び前方押出型42を含んでおり、該型は前記ベッド部20に連結固定さ れており、従って、静止している。該型42は内部キャビティ44を含んでおり 、該内部キャビティは一方の端部44aで開放されており、その内径はビレット 100の外径とほぼ等しい。前記型42は、また、成形ピン42aを含んでおり 、該ピンは前記内部キャビティ44内に軸線方向に配置されており、内部キャビ ティ44の開放端44aに対向する端部から内部キャビティ44内へ伸長してい る。前記ピン42aは外側部を有しており、該外側部の外径はビレットの第1の 内部キャビティ102の内径に実質的に等しいものである。 第1の成形ステーションは、更に、挿入ピン46及び第1のステーションパン チ48を含んでいる。該パンチ48はラム部30に固定連結されて、該ラム部3 0と一体に移動するようにされている。挿入ピン46はパンチ48の孔48aを 貫通して伸長すると共に、ばね46aにより前記押出型42に向かった方向に付 勢される。ラム部30がベッド部20に向かって移動すると、挿入ピン46が一 対のワーク搬送フィンガ110により押出型42に隣接して保持された切断部9 4に係合すると共に、切断部94を押出型42の内部キャビティ44内へ挿入す る。すると、パンチ48が切断部94に係合して十分な圧力を該切断部94に付 与して切断部94をピン42上を前方へ押出して、図1Bに図示する如くビレッ ト100が成形される。該ビレット100の外径は切断部94の外径より大きく されている。 抜出しスリーブ49は前記成形ピン42aの回りに位置決めされて、該ピン4 2aに対して移動自在にされている。抜出しスリーブ49は、ビレット100が 成形された後で該ビレット100を押出型42から抜き出す。例示した実施例で は、ベース部49aが3本のピン49b(該3本のピンの中2本のみを図1Bに 例示している)に連結され、該ピンは抜出しスリーブ49に固定連結されている 。ベース部49a及び3本のピン49bで抜出しスリーブ49を移動させてベー ス部49aに係合したタイミングカム(図示なし)の移動に応答してビレット1 00を抜き出す。 第2の成形ステーション50は、パンチ50を備えており、該パンチはラム部 30に固定連結されて該ラム部30と一体に移動するようにされている。成形ス テーション50は、また、押出型組立体54を含んでおり、該押出型組立体54 は図1B、図2及び図3に図示する如くベッド部20に連結されている。押出型 組立体54は、内部キャビティ55aを有する押出型55、ベッド部20に対し て移動自在にされた押出型支持ブロック56及び該押出型支持ブロック56に対 して移動自在にされた挿入ピン57を備えている。例示した実施例では、押出型 支持ブロック56は3本のばね56a(図1B及び図2には3本のばねの中1本 のみを図示)によりポンチ52に向かった方向に付勢されている。押出型55は 押出型支持ブロック56に固定連結されて該押出型支持ブロック56と一体に移 動するようにされている。 押出型組立体54は、更に、インサート供給機構58を含んでおり、該インサ ート供給機構58は一度に1つずつ分散強化された銅インサートを挿入ピン57 の移動路へ供給して、挿入ピン57が銅インサート120をビレット100の第 1の内部キャビティ102内へ挿入してインサート120を内包するビレット1 00aが成形されるようにされており、図8にその1つを図示する。インサート 供給機構58は供給導管59を備えており、該供給導管59は複数のインサート 120を内有している。インサート120はフィード装置(図示なし)を介して 導管59に供給される。供給導管59はベッド部20に固定連結された支持ブロ ック20bに設けた孔20aを貫通して伸長している。供給導管59は孔20a 内を移動することができる。該導管59は、また、押出型支持ブロック56の第 1の孔56bを貫通して伸長すると共に、該押出型支持ブロック56に固定接続 されて該押出型支持ブロック56と一体に移動するようにされている。導管59 の遠位端59aは押出型支持ブロック56内のインサート収容溝56cで終結し て、導管59がインサート120を溝56cに供給するようにされている。 供給機構58は、更に、往復動ピン130を含んでおり、該往復動ピン130 は前記溝56c内へ伸長している。ばね132が該ピン130を外側固定部材1 34に向かって付勢し、該外側固定部材134は下部押出型組立体54の一部を 形成している。ピン130の外側表面130aは固定部材134の外側カム面1 34aに係合するようにされており、図3を参照すると分かる。押出型支持ブロ ック56が下方へ移動すると直ぐに、ピン130の外側面表面130aが固定部 材134の外側カム面134aに沿って移動して、ピン130がばね132の力 に抗して内側方向へ移動される。ピン130は、内側方向へ移動するに連れて、 溝56c内に配置された2つのインサート120を挿入ピン57の移動路に向か った方向に押動して、インサート120の一方が挿入ピン57の移動路内を移動 されると共に、他方のインサート120が前記溝56c内の第1の位置から第2 の位置へ移動される。図2では、ピン130は本拠地にある如く図示されており 、溝56c内の唯一のインサート120が第2の挿入位置に図示されている。図 3は、インサート120が供給導管59を介して溝56cに供給されて、2つの インサート120が溝56c内で第1の位置及び第2の位置に配置されているの を例示している。 ラム部30がベッド部20へ向かって移動すると、パンチ52が一対のワーク 搬送フィンガ110によって押出型55に隣接して保持されたビレット100に 係合してビレット100を押出型55内へ挿入する。パンチ連結ブロック53は ラム部30に固定連結されて該ラム部30と一体に移動する。パンチ連結ブロッ ク53はパンチ52と一体にベッド部20へ向かって移動して押出型支持ブロッ ク56に係合して該押出型支持ブロック56をバネ56aの力に抗して内側方向 へ押出型支持ブロック56が支持ブロック20bに係合するまで移動する。ビレ ット100がパンチ52を介して押出型内部キャビティ55aの底部まで移動す ると、挿入ピン57が該ピン57のベース部57aに係合しているタイミングカ ム(図示なし)の移動を介してパンチ52に向かった方向へ移動させられる。ピ ン57がパンチ52に向かって移動すると、ピン130によりピン57の移動路 に位置決めされていたインサート120を押出型55内に位置決めされているビ レット100の第1の内部キャビティ102内へ移動してインサートを内包する ビレット100aを成形する。図8を参照。好適には、インサート120が、ビ レット100が押出型内部キャビティ55aの底部に到達して押出型支持ブロッ ク56に係合するまでビレット内に十分に挿入される。 押出型55に囲繞された押出型支持ブロック56の表面には3つの頭付けピン (図示なし)が設けられている。パンチ52が十分な圧力をビレット100に付 与して、頭付けピンがビレット100の下方表面100bに3つの凹みを形成す る。図9を参照。頭付け操作によりビレット100内の十分な量の金属が変位さ れて、ビレット100が第2の成形ステーション50を退出して第3の成形ステ ーション60へ移動する間にインサート120を一時的に保持する。 パンチ52が押出型55から取り外されると、ピン57が更にパンチ52に向 かった方向へ伸長させられてインサートを内包するビレット100aが押出型5 5から抜き出される。図2を参照。ピン57が該ピン57の回りに位置決めされ たばね57bを介してその本拠位置へ戻って押出型支持ブロック56及び該ピン 57のベース部57aに係合する。更に、押出型支持ブロック56がばね56a を介して図2に図示したその本拠位置へ移動される。 インサートを内包するビレット100aが第2の成形ステーション50から第 3の成形ステーション60へ移動して、該第3の成形ステーションで最初に変形 されて第1の形状にされる。第3の成形ステーション60は第1のインサートを 内包する内部キャビティ64を有するビレット成形押出型62を含んでいる。該 内部キャビティ64は全体的に円筒状の上部64a及び全体的に丸くされた下部 64bを有している。第3の成形ステーション60は更にパンチ68を含んでお り、該パンチ68はラム部30に連結されて該ラム部30と一体に移動するよう にされている。 第3の成形ステーション60は更に移動自在のガイド及び抜出しピン66を含 んでおり、該ピン66は該ピン66のベース部66aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ64内へ移動可能にされている。第 1及び第2のポリマー支持部材69がピンベース部66aに摩擦係合してピン6 6を伸長した位置に維持して、インサートを内包するビレット100aが内部キ ャビティ64内へ移動されて成形が行われる時に該インサートを内包するビレッ ト100aのガイドとして作用することが可能となる。支持部材69はばね69 を介してピンベース部66aに向かって付勢され、該ばね69は止めねじ69b により調整自在に支持される。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ66が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型62に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット100aに係合してインサートを内包するビレット100a押出型6 2内へ挿入する。ピン66はインサートを内包するビレット100aが押出型6 2内へ挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット10 0aと一体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット100aが押出型 内部キャビティ64内へ移動されて成形が行われる時には該インサートを内包す るビレット100aのガイドとして作用する。 パンチ68が十分な圧力をインサートを内包するビレット100aに付与して 該インサートを内包するビレット100aが最初に第1の形状へ変形される。イ ンサートを内包するビレット200は第1の形状を有しており、図1A、図10 及び図13に例示する。インサート内包ビレット100aのインサート120は 十分な延性を有しており、ステーション60において冷間加工操作がなされる間 銅ビレット100と一緒に流動することが可能である。その結果、最初に変形さ れたインサートを内包するビレット200が最初に変形した中央部220aを備 えたインサート220を有することとなる。図13参照。更に、パンチ68がビ レット100の第2の部分100dを変形して、最初に変形したインサートを内 包するビレット200がその第2の部分内に僅かな凹部200cを有することと なる。 成形操作が完了すると、ピン66が押出型62からインサートを内包するビレ ット200を抜き出す。 インサートを内包するビレット200が第3の成形ステーション60から第4 の成形ステーション70へ移動して、該第4の成形ステーション70において更 に変形されて第2の形状にされる。図11及び図14を参照。第4の成形ステー ション70は第2のインサートを内包するビレットを成形する押出型72を含ん でおり、該押出型72は内部キャビティ74を有している。内部キャビティ74 は全体的に円筒状の上部74a及び全体的に丸くされた下部74bを有している 。第4の成形ステーション70は更にパンチ78を含んでおり、該パンチ78は ラム部30に連結されて該ラム部30と一体に移動するようにされている。 第4の成形ステーション70は更に移動自在のガイド及び抜出しピン76を含 んでおり、該ピン76は該ピン76のベース部76aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ74内へ移動可能にされている。第 1及び第2のポリマー支持部材79がピンベース部76aに摩擦係合してピン7 6を伸長した位置に維持して、インサートを内包するビレット200が内部キャ ビティ74内へ移動されて成形が行われる時に該インサートを内包するビレット 200のガイドとして作用することが可能となる。支持部材79はばね79を介 してピンベース部76aに向かって付勢され、該ばね79は止めねじ79bによ り調整自在に支持される。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ78が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型72に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット200に係合してインサートを内包するビレット200押出型72内 へ挿入する。ピン76はインサートを内包するビレット200が押出型72内へ 挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット200と一 体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット200を押出型キャビティ 74内へ案内するように作用する。 パンチ78は、インサートを内包するビレット200が押出型72内にある間 に十分な圧力をインサートを内包するビレット200に付与して該インサートを 内包するビレット200が更に変形されて第2の形状にされる。インサートを内 包するビレット300は第2の形状を有しており、図11及び図14に図示する 。インサートを内包するビレット200のインサート220はステーション70 において冷間加工が行われている間は銅ビレット200aと一緒に流動する。そ の結果、更に変形されたインサートを内包するビレット300が更に変形された 中央部320aを備えたインサート320を有することとなる。上記に述べた如 く、第3の成形ステーション60にある間にインサートの中央部が初期の量だけ 内側へ変形される。更に、ステーション70ではビレット200aの第2の部分 200bがパンチ78の回りに逆押出しされる。その結果、インサートを内包す るビレット300はその第2の部分300b内に第2の内部キャビティ300を 含むこととなる。 パンチが押出型72から移動されて離れるとインサートを内包するビレット3 00をパンチ78から取り外すストリッパ機構170が設けられており、図4及 び図5に図示する。該ストリッパ機構170はワーク係合部材172を含んでお り、該ワーク係合部材172はパンチ78の回りに位置決めされてパンチ78に 対して移動自在にされている。係合部材172は往復動ストリッパ要素174に 固定接続されており、該往復動ストリッパ要素174は第1及び第2のロッド部 材176に固定連結されている。ばね177はロッド部材176の回りに位置決 めされて該ロッド部材176の拡大部176a及びブロック部材177bの凹部 177aに係合し、前記ブロック部材177bはラム部30に固定連結されて該 ラム部30と一体に移動するようにされている。ロッド部材178はピン係合部 材178に固定連結されると共に、ブロック部材177bを貫通して伸長してい る。 冷間加工がステーション70で完了すると、タイミングカム(図示なし)を介 して図4に例示した位置に保持されているピン179がピン係合部材178に係 合して、係合部材172がインサートを内包するビレット300に係合して、パ ンチ78が押出型72から離間する時にパンチ78から該ビレットを取り外すよ うにされている。図4参照。一旦パンチ78が押出型72から十分な距離移動し てインサートを内包するビレット300がパンチ78から取り外されると、タイ ミングカムがピン179が図5に図示した位置まで移動するのを可能とし、ばね 177が係合部材172をその本拠位置へ戻す。 成形操作が完了すると、ピン76がインサートを内包するビレット300を押 出型72から抜き出す。図5参照。 インサートを内包するビレット300が第4の成形ステーション70から第5 の成形ステーション80へ移動して、該第5の成形ステーション80において更 に変形されて第3の形状にされ、該第3の形状が抵抗溶接電極400の最終形状 となる。図12及び図15参照。第5の成形ステーション80は第3のインサー トを内包するビレットの成形押出型82を含んでおり、該成形押出型82は内部 キャビティ84を有している。該内部キャビティ84は全体的に円筒状の上部8 4a及び全体的に丸くされた下部84bを有している。第5の成形ステーション 80は更にパンチ88を含んでおり、該パンチ88はラム部30に連結されて該 ラム部30と一体に移動するようにされている。 第5の成形ステーション80は更に移動自在のガイド及び抜出しピン86を含 んでおり、該ピン86は該ピン86のベース部86aに係合するタイミングカム (図示なし)の移動を介して内部キャビティ84内へ移動可能なようにされてい る。第1及び第2のポリマー支持部材89がピンベース部86aに摩擦係合して 該ピン86をその伸長した位置に維持して、該ピンがインサートを内包するビレ ット300が押出型内部キャビティ84内へ移動されるときに該インサートを内 包するビレット300のガイドとして作用する。支持部材89はばね89aを介 してピンベース部86aに向かって付勢され、該ばね89は止めねじ89bによ り調整自在に支持されている。 ラム部30がベース部20に向かって移動すると、パンチ88が一対のワーク 搬送フィンガ110により押出型82に隣接して保持されたインサートを内包す るビレット300に係合して該インサートを内包するビレット300を押出型8 2内へ挿入する。ピン86はインサートを内包するビレット300が押出型82 内へ挿入される前は伸長した位置にあり、インサートを内包するビレット300 と一体に下方へ移動して、インサートを内包するビレット300を押出型キャビ ティ84内へ案内するように作用する。 パンチ88が十分な圧力をインサートを内包するビレット300に付与して該 インサートを内包するビレット300が追加して変形されて第3の形状になる。 インサートを内包するビレット400は第3の形状を有しており、図12及び図 15に例示する。このインサートを内包するビレット400が本発明の抵抗溶接 電極である。更に変形されたインサートを内包するビレット300のインサート 320はステーション80で冷間加工操作を行う間に銅ビレット300aと一緒 に流動する。その結果、追加して変形されたインサートを内包するビレット40 0が追加の量だけ内側方向へ変形された中央部420aを備えたインサート42 0を有することとなる。図15参照。従って、ステーション60、70及び80 での冷間加工操作中に変形されてきたインサート420は双曲面状にされ、これ によりビレット400a内に機械的に係止される。ビレット400aは第1の内 部キャビティ421を有し、該内部キャビティ421はインサート420aと同 様の形状を有している。更に、ステーション80においてビレット300aの第 2の部分300bのコイニング(coining)がパンチ88によりなされる 。従って、電極400は段部400dを備えた内部キャビティ400cを有する こととなる。更に、第2の部分はテーパの施されたスカート部400eを含んで いる。 ビレット400aはまた本書では電極400の本体とも呼ばれる。 パンチ88が押出型82から取り外されると、図4及び図5に図示すると共に 上記に説明したストリッパ機構170と同じ方法で構成されたストリッパ機構1 70が、パンチ88が押出型82から電極400を抜き出す時に、パンチ88か らインサートを内包するビレット400を取り外す。次いで、ピン86が押出型 82から電極400を抜き出す。 好適には、銅線92はCDA C10700銀を含んだ銅またはCDA C1 0500銀を含んだ銅である。或いは、高導電性で約摂氏482度(華氏900 度)未満の温度で十分な焼きなまし抵抗を備えていればその他の金属を使用する ことも可能である。インサート120は、SCMメタルプロダクツ社(SMC Metal Product,Inc.)から市販されているグリドコップ(G lidCop)(登録商標)Al−25またはグリドコップ(登録商標)Al− 60等の分散強化された銅から形成されるのが好適である。分散強化銅は溶接サ イクル中の耐ヘッディング(heading)性または耐マッシュルーム化(m ushrooming)性を有しており、更に、亜鉛メッキされたまたは被覆さ れた金属への耐固着性を有している。勿論、インサート120を耐固着性及び耐 マッシュルーム化性を有するその他の材料から形成することも可能である。 テーパの施されたスカート部400eは従来のロボット溶接器の腕に嵌合する ようにされている。電極400は第2のキャビティ400cを介して水冷される ようにされている。電極400のノーズ部400fは抵抗溶接操作中にワークに 係合するようにされている。 ステーション60、70及び80においてなされる冷間加工操作中にインサー トは圧縮状態に維持される。分散強化銅は比較的脆くかつ張力がかかると破損す る可能性がある。 更に、電極400はプレス10で成形された後で機械加工することも可能であ る。 本発明を好適な実施例を参照して詳細に説明してきたが、添付の特許請求の範 囲に定義した本発明の範囲から逸脱することがなければ本発明を修正及び変更す ることが可能であるのは明白である。請求の範囲 1. 抵抗溶接用電極(400)の成形方法において、 高導電率の金属から成形した、第1の内部キャビティ(102)を有する第1 の部分を含んだビレット(100)を画成する段階と、 分散強化銅インサート(120)を前記ビレット(100)の前記第1の内部 キャビティ(102)内へ挿入してインサートを内包するビレット(100a) を成形する段階と、 該インサートを内包するビレット(100a)を変形させて前記ビレット(1 00a)の所定位置に前記インサート(120)を機械的に係止し、前記変形さ れたインサートを内包するビレット(100a)が抵抗溶接用電極(400)を 備える段階とを備えていることを特徴とする抵抗溶接用電極(400)の成形方 法。 2. 前記ビレット(100)を画成する段階が、 全体的に円筒状の高伝導率銅から成る切断部(94)を画成する段階と、 該切断部(94)をアプセット及び前方押出しをして第1のキャビティ(10 2)を内有するビレット(100)を画成する段階とからなることを特徴とする 請求項1に記載の方法。 3. 前記アプセット及び前方押出段階が、 前記円筒状切断部(94)をアプセット及び前方押出型(42)の内部キャビ ティ(44)に隣接して配置する段階であって、前記内部キャビティが、一方の 端部(44a)で開放されると共に、前記ビレット(100)の外径に実質的に 等しい内径を有しており、前記押出型(42)が、前記内部キャビティ内(44 )に軸線方向に配置され且つ前記内部キャビティ(44)の前記開放端部に対向 した端部から前記内部キャビティ(44)内へ伸長する成形ピン(42a)を含 んでおり、該ピン(42a)が前記ビレット(100)の第1の内部キャビティ (102)の内径に実質的に等しい外径を有している前記円筒状切断部をアプセ ット及び前方押出型の内部キャビティに隣接して配置する段階と、 前記切断部(94)を挿入ピン(46)を介して前記内部キャビティ(44) 内へ挿入する段階と、 前記切断部(94)にパンチ(48)を介して圧力を付与して前記切断部(9 4)を前記ピン(46)上で前方に押出して、それにより、前記切断部(94) の外径より大きな外径を有すると共に、第1の内部キャビティ(102)を含む ビレット(100)を成形する段階とを備えていることを特徴とする請求項2に 記載の方法。 4. 前記変形段階が、 前記インサートを内包するビレット(100a)を、第1のインサートを内包 するビレットを成形する押出型(62)の、第1の全体的に丸くされた下部(6 4b)を有する第1の内部キャビティ(64)内へ配置する段階と、 第1の成形パンチ(66)で前記インサートを内包するビレット(100a) の第2の部分(100d)に圧力を付与して前記インサートを内包するビレット (100a)を最初に変形させて第1の形状にする段階と、 前記第1の形状にされた前記インサートを内包するビレット(200)を、第 2のインサートを内包するビレットを成形する押出型(72)の、第2の全体的 に丸くされた下部(74b)を有する第2の内部キャビティ(74)内へ配置す る段階と、 第2の成形パンチ(78)で前記最初に変形されたインサートを内包するビレ ット(200)の前記第2の部分(200b)に圧力を付与して、前記最初に変 形されたインサートを内包するビレット(200)が更に変形されて第2の形状 にされる段階と、 前記第2の形状にされた前記インサートを内包するビレット(300)を、第 3のインサートを内包するビレットの成形押出型(82)の第3の内部キャビテ ィ(84)内へ配置する段階と、 第3の成形パンチ(88)で前記更に変形されたインサートを内包するビレッ ト(300)の前記第2の部分(300b)に圧力を付与して、前記更に変形さ れたインサートを内包するビレット(300)を追加して変形させて第3の形状 を付与し、前記追加して変形されたインサート(420)を内包する、実質的に 鼓形状を有するビレット(400)の前記インサート(420)を前記ビレット (400a)内の所定位置に機械的に係止する段階とを備えていることを特徴と する請求項1に記載の方法。 5. 前記第1、第2及び第3の成形パンチ(66、78、88)で圧力を付与 する段階が、逆押出しを介して前記第2のビレット部(300b)に第2の内部 キャビティ(300c)を形成するすることを特徴とする請求項4に記載の方法 。 6. 更に、前記挿入段階の後で且つ前記変形段階の前に前記ビレット(100 a)の前記第1の部分に頭付けを行う段階を更に備えていることを特徴とする請 求項1に記載の方法。 7. 高導電率の金属から成形され且つ第1の内部キャビティ(421)を有す る第1の部分を含んだ本体(400a)と、 前記第1の内部キャビティ(421)内に設けられた分散強化銅インサート( 420)を備え、前記本体の第1の部分及び前記インサート(420)が、該イ ンサート(420)が前記本体(400a)内の所定位置に機械的に係止される ように変形されることを特徴とする抵抗溶接用電極(400)。 8. 前記インサート(420)が、実質的に双曲面状の形状にされ、且つ、前 記内部キャビティ(421)が、実質的に同様な形状を有していることを特徴と する請求項7に記載の抵抗溶接用電極(400)。 9. 前記本体(400a)が、更に、該本体の第2の部分(400b)内に設 けられると共に、抵抗溶接中に冷却流体が供給されるようにされた第2のキャビ ティ(400c)を含んでいることを特徴とする請求項7に記載の抵抗溶接用電 極(400)。 10. 前記インサート(420)が、内部酸化された銅−アルミ合金から成形 されることを特徴とする請求項7に記載の抵抗溶接用電極(400)。 11. 前記本体(400a)が、高導電率の銅から成形されていることを特徴 とする請求項7に記載の抵抗溶接用電極(400)。 12. 前記本体(400a)が銀を含んだ銅から成形されていることを特徴と する請求項7に記載の抵抗溶接用電極(400)。 13. 高導電率の金属から成形した、第1の内部キャビティ(102)を有す る第1の部分を含んだビレット(100)を画成する段階と、 分散強化銅インサート(120)を前記ビレット(100)の前記第1の内部 キャビティ(102)内へ挿入してインサートを内包するビレット(100a) を成形する段階と、 該インサートを内包するビレット(100a)を変形させて前記ビレット(1 00)の所定位置に前記インサート(120)を機械的に係止し、前記変形され たインサートを内包するビレット(100a)が抵抗溶接用電極(400)を備 える段階とを備えていることを特徴とする抵抗溶接用電極の成形方法から成形さ れることを特徴とする抵抗溶接用電極(400)。 14. 前記ビレット(100)を画成する段階が、 全体的に円筒状の高伝導率銅から成る切断部(94)を画成する段階と、 該切断部(94)をアプセット及び前方押出しをして第1のキャビティ(10 2)を内有するビレットを画成する段階とからなることを特徴とする請求項13 に記載の抵抗溶接用電極(400)。 15. 前記アプセット及び前方押出段階が、 前記円筒状切断部(94)をアプセット及び前方押出型(42)の内部キャビ ティ(44)に隣接して配置する段階であって、前記内部キャビティ(44)が 、一方の端部(44a)で開放されると共に、前記ビレット(100)の外径に 実質的に等しい内径を有しており、前記押出型(42)が、前記内部キャビティ (44)内に軸線方向に配置され且つ前記内部キャビティ(44)の前記開放端 部に対向した端部から前記内部キャビティ(44)内へ伸長する成形ピン(42 a)を含んでおり、該ピン(42a)が前記ビレットの第1の内部キャビティ( 102)の内径に実質的に等しい外径を有している前記円筒状切断部(94)を アプセット及び前方押出型(42)の内部キャビティ(44)に隣接して配置す る段階と、 前記切断部(94)を前記内部キャビティ(44)内へ挿入する段階と、 前記切断部(94)にパンチ(48)を介して圧力を付与して前記切断部(9 4)を前記ピン(46)上で前方へ押出して、それにより、前記切断部(94) の外径より大きな外径を有すると共に、第1の内部キャビティ(102)を含む ビレット(100)を成形する段階とを備えていることを特徴とする請求項13 に記載の抵抗溶接用電極(400)。 16. 前記変形段階が、 前記インサートを内包するビレット(100a)を、第1のインサートを内包 するビレットを成形する押出型(62)の、第1の全体的に丸くされた下部(6 4b)を有する第1の内部キャビティ(64)内へ配置する段階と、 第1の成形パンチ(66)で前記インサートを内包するビレット(100a) の第2の部分(100d)に圧力を付与して前記インサートを内包するビレット (100a)を最初に変形させて第1の形状にする段階と、 前記第1の形状にされた前記インサートを内包するビレット(200)を、第 2のインサートを内包するビレットを成形する押出型(72)の、第2の全体的 に丸くされた下部(74b)を有する第2の内部キャビティ(74)内へ配置す る段階と、 第2の成形パンチ(78)で前記最初に変形されたインサートを内包するビレ ット(200)の前記第2の部分(200b)に圧力を付与して、前記最初に変 形されたインサートを内包するビレット(200)が更に変形されて第2の形状 にされる段階と、 前記第2の形状にされた前記インサートを内包するビレット(300)を、第 3のインサートを内包するビレットを成形する押出型(82)の第3の内部キャ ビティ(84)内へ配置する段階と、 第3の成形パンチ(88)で前記更に変形されたインサートを内包するピルッ ト(300)の前記第2の部分(300b)に圧力を付与して、前記更に変形さ れたインサートを内包するビレット(300)を追加して変形させて第3の形状 を付与し、前記追加して変形されたインサートを内包する、変更した形状を有す るビレット(400s)の前記インサート(420)を前記ビレット内に機械的 に係止する段階とを備えていることを特徴とする請求項13に記載の抵抗溶接用 電極(400)。 17. 前記追加して変形されたインサートを内包するビレット(400a)の 前記インサート(420)が実質的に双曲面状の形状にされていることを特徴と する請求項16に記載の抵抗溶接用電極(400)。 18. 前記第1、第2及び第3の成形パンチ(66、78、88)で圧力を付 与する段階が、逆押出しを介して前記第2のビレット部(300b)に第2の内 部キャビティ(300c)を形成することを特徴とする請求項16に記載の抵抗 溶接用電極(400)。 19. 前記ビレット(100)が、高導電率の銅から成形されていることを特 徴とする請求項13に記載の抵抗溶接用電極(400)。 20. 前記ビレット(100)が銀を含んだ銅から成形されていることを特徴 とする請求項13に記載の抵抗溶接用電極(400)。 21. 銀を含んだ銅材料から成形されると共に、第1の内部キャビティ(42 1)を有する第1の部分を含んだ本体(400a)と、 前記第1の内部キャビティ(421)内に設けられた分散強化銅インサート( 420)とを備えていることを特徴とする抵抗溶接用電極(400)。 22. 前記本体(400a)の第1の部分及び前記インサート(420)が、 前記インサート(420)が前記本体内で機械的に係止されるような形状にされ ていることを特徴とする請求項21に記載の抵抗溶接用電極(400)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 抵抗溶接用電極の成形方法において、 高導電率の金属から成形した、第1の内部キャビティを有する第1の部分を含 んだビレットを画成する段階と、 分散強化銅インサートを前記ビレットの前記第1の内部キャビティ内へ挿入し てインサートを内包するビレットを成形する段階と、 該インサートを内包するビレットを変形させて前記ビレットの所定位置に前記 インサートを機械的に係止し、前記変形されたインサートを内包するビレットが 抵抗溶接用電極を備える段階とを備えていることを特徴とする抵抗溶接用電極の 成形方法。 2. 前記ビレットを画成する段階が、 全体的に円筒状の高伝導率銅から成る切断部を画成する段階と、 該切断部をアプセット及び前方押出しをして第1のキャビティを内有するビレ ットを画成する段階とからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 前記アプセット及び前方押出段階が、 前記円筒状切断部をアプセット及び前方押出型の内部キャビティに隣接して配 置する段階であって、前記内部キャビティが、一方の端部で開放されると共に、 前記ビレットの外径に実質的に等しい内径を有しており、前記押出型が、前記内 部キャビティ内に軸線方向に配置され且つ前記内部キャビティの前記開放端部に 対向した端部から前記内部キャビティ内へ伸長する成形ピンを含んでおり、該ピ ンが前記ビレットの第1の内部キャビティの内径に実質的に等しい外径を有して いる前記円筒状切断部をアプセット及び前方押出型の内部キャビティに隣接して 配置する段階と、 前記切断部を挿入ピンを介して前記内部キャビティ内へ挿入する段階と、 前記切断部にパンチを介して圧力を付与して前記切断部を前記ピン上で前方へ 押出して、それにより、前記切断部の外径より大きな外径を有すると共に、第1 の内部キャビティを含むビレットを成形する段階とを備えていることを特徴とす る請求項2に記載の方法。 4. 前記変形段階が、 前記インサートを内包するビレットを、第1のインサートを内包するビレット を成形する押出型の、第1の全体的に丸くされた下部を有する第1の内部キャビ ティ内へ配置する段階と、 第1の成形パンチで前記インサートを内包するビレットの第2の部分に圧力を 付与して前記インサートを内包するビレットを最初に変形させて第1の形状にす る段階と、 前記第1の形状にされた前記インサートを内包するビレットを、第2のインサ ートを内包するビレットを成形する押出型の、第2の全体的に丸くされた下部を 有する第2の内部キャビティ内へ配置する段階と、 第2の成形パンチで前記最初に変形されたインサートを内包するビレットの前 記第2の部分に圧力を付与して、前記最初に変形されたインサートを内包するビ レットが更に変形されて第2の形状にされる段階と、 前記第2の形状にされた前記インサートを内包するビレットを、第3のインサ ートを内包するビレットの成形押出型の第3の内部キャビティ内へ配置する段階 と、 第3の成形パンチで前記更に変形されたインサートを内包するビレットの前記 第2の部分に圧力を付与して、前記更に変形されたインサートを内包するビレッ トを追加して変形させて第3の形状を付与し、前記追加して変形されたインサー トを内包する、実質的に鼓形状を有するビレットの前記インサートを前記ビレッ ト内の所定位置に機械的に係止する段階とを備えていることを特徴とする請求項 1に記載の方法。 5. 前記第1、第2及び第3の成形パンチで圧力を付与する段階が、逆押出し を介して前記第2のビレット部に第2の内部キャビティを形成するすることを特 徴とする請求項4に記載の方法。 6. 更に、前記挿入段階の後で且つ前記変形段階の前に前記ビレットの前記第 1の部分に頭付けを行う段階を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 7. 高導電率の金属から成形され且つ第1の内部キャビティを有する第1の部 分を含んだ本体と、 前記第1の内部キャビティ内に設けられた分散強化銅インサートを備え、前記 本体の第1の部分及び前記インサートが、該インサートが前記本体内の所定位置 に機械的に係止されるような形状にされていることを特徴とする抵抗溶接用電極 。 8. 前記インサートが、実質的に双曲面状の形状にされ、且つ、前記内部キャ ビティが、実質的に同様な形状を有していることを特徴とする請求項7に記載の 抵抗溶接用電極。 9. 前記本体が、更に、該本体の第2の部分内に設けられると共に、抵抗溶接 中に冷却流体が供給されるようにされた第2のキャビティを含んでいることを特 徴とする請求項7に記載の抵抗溶接用電極。 10. 前記インサートが、内部酸化された銅−アルミ合金から成形されること を特徴とする請求項7に記載の抵抗溶接用電極。 11. 前記本体が、高導電率の銅から成形されていることを特徴とする請求項 7に記載の抵抗溶接用電極。 12. 前記本体が銀を含んだ銅から成形されていることを特徴とする請求項7 に記載の抵抗溶接用電極。 13. 高導電率の金属から成形した、第1の内部キャビティを有する第1の部 分を含んだビレットを画成する段階と、 分散強化銅インサートを前記ビレットの前記第1の内部キャビティ内へ挿入し てインサートを内包するビレットを成形する段階と、 該インサートを内包するビレットを変形させて前記ビレットの所定位置に前記 インサートを機械的に係止し、前記変形されたインサートを内包するビレットが 抵抗溶接用電極を備える段階とを備えていることを特徴とする抵抗溶接用電極の 成形方法から成形されることを特徴とする抵抗溶接用電極。 14. 前記ビレットを画成する段階が、 全体的に円筒状の高伝導率銅から成る切断部を画成する段階と、 該切断部をアプセット及び前方押出しをして第1のキャビティを内有するビレ ットを画成する段階とからなることを特徴とする請求項13に記載の抵抗溶接用 電極。 15. 前記アプセット及び前方押出段階が、 前記円筒状切断部をアプセット及び前方押出型の内部キャビティに隣接して配 置する段階であって、前記内部キャビティが、一方の端部で開放されると共に、 前記ビレットの外径に実質的に等しい内径を有しており、前記押出型が、前記内 部キャビティ内に軸線方向に配置され且つ前記内部キャビティの前記開放端部に 対向した端部から前記内部キャビティ内へ伸長する成形ピンを含んでおり、該ピ ンが前記ビレットの第1の内部キャビティの内径に実質的に等しい外径を有して いる前記円筒状切断部をアプセット及び前方押出型の内部キャビティに隣接して 配置する段階と、 前記切断部を前記内部キャビティ内へ挿入する段階と、 前記切断部にパンチを介して圧力を付与して前記切断部を前記ピン上で前方へ 押出して、それにより、前記切断部の外径より大きな外径を有すると共に、第1 の内部キャビティを含むビレットを成形する段階とを備えていることを特徴とす る請求項13に記載の抵抗溶接用電極。 16. 前記変形段階が、 前記インサートを内包するビレットを、第1のインサートを内包するビレット を成形する押出型の、第1の全体的に丸くされた下部を有する第1の内部キャビ ティ内へ配置する段階と、 第1の成形パンチで前記インサートを内包するビレットの第2の部分に圧力を 付与して前記インサートを内包するビレットを最初に変形させて第1の形状にす る段階と、 前記第1の形状にされた前記インサートを内包するビレットを、第2のインサ ートを内包するビレットを成形する押出型の、第2の全体的に丸くされた下部を 有する第2の内部キャビティ内へ配置する段階と、 第2の成形パンチで前記最初に変形されたインサートを内包するビレットの前 記第2の部分に圧力を付与して、前記最初に変形されたインサートを内包するビ レットが更に変形されて第2の形状にされる段階と、 前記第2の形状にされた前記インサートを内包するビレットを、第3のインサ ートを内包するビレットの成形押出型の第3の内部キャビティ内へ配置する段階 と、 第3の成形パンチで前記更に変形されたインサートを内包するビレットの前記 第2の部分に圧力を付与して、前記更に変形されたインサートを内包するビレッ トを追加して変形させて第3の形状を付与し、前記追加して変形されたインサー トを内包する、変更した形状を有するビレットの前記インサートを前記ビレット 内に機械的に係止する段階とを備えていることを特徴とする請求項13に記載の 抵抗溶接用電極。 17. 前記追加して変形されたインサートを内包するビレットの前記インサー トが実質的に双曲面状の形状にされていることを特徴とする請求項16に記載の 抵抗溶接用電極。 18. 前記第1、第2及び第3の成形パンチで圧力を付与する段階が、逆押出 しを介して前記第2のビレット部に第2の内部キャビティを形成することを特徴 とする請求項16に記載の抵抗溶接用電極。 19. 前記ビレットが、高導電率の銅から成形されていることを特徴とする請 求項13に記載の抵抗溶接用電極。 20. 前記ビレットが銀を含んだ銅から成形されていることを特徴とする請求 項13に記載の抵抗溶接用電極。 21. 銀を含んだ銅材料から成形されると共に、第1の内部キャビティを有す る第1の部分を含んだ本体と、 前記第1の内部キャビティ内に設けられた分散強化銅インサートとを備えてい ることを特徴とする抵抗溶接用電極。 22. 前記本体の第1の部分及び前記インサートが、前記インサートが前記本 体内で機械的に係止されるような形状にされていることを特徴とする請求項22 に記載の抵抗溶接用電極。
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