JP2000509134A - 静圧軸受付ロールの軸受制御システム - Google Patents

静圧軸受付ロールの軸受制御システム

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JP2000509134A JP10535388A JP53538898A JP2000509134A JP 2000509134 A JP2000509134 A JP 2000509134A JP 10535388 A JP10535388 A JP 10535388A JP 53538898 A JP53538898 A JP 53538898A JP 2000509134 A JP2000509134 A JP 2000509134A
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キビオヤ、ペッカ
ノケライネン、ベサ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、液圧により負荷をかけられる多数の軸受要素(10、20、30)によって、ロールがその軸(3)から軸受ブロックまたはそれと同等のフレーム部材に取り付けられる、静圧軸受付ロールの軸受制御システムに関するものである。少なくとも1つの軸受要素はいわゆる主軸受要素(10)であり、それは主負荷方向に作用し、1つの軸受要素はいわゆるバックアップ軸受要素(20)であり、それは主負荷方向とは反対の方向に作用する。これらの軸受要素はロール軸(3)の周囲に自由に配置された軸受シューを備えて、前記軸(3)を、したがってロールを、軸受ブロックなどのフレーム部材に対して回転可能に支持している。本制御システムは望ましくは、液圧圧力媒体の圧力を供給して静圧軸受要素(10、20、30)へ送り、軸(3)を前記軸受要素(10、20、30)によって移動させることにより、ロールを主負荷方向(A−A)、たとえばニップ平面の方向へ移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 静圧軸受付ロールの軸受制御システム 本発明は、抄紙機または紙仕上げ装置における静圧軸受付ロールの軸受制御シ ステムであって、ロールは、主に負荷がかかる主負荷方向を有し、液圧により負 荷がかかる多数の軸受要素によってその軸から軸受ブロックまたはそれと同等の フレーム部材に取り付けられており、それら要素のうち少なくとも1つの軸受要 素、いわゆる主軸受要素またはそれと等価の負荷用軸受要素が主負荷方向に作用 し、1つの軸受要素、いわゆるバックアップ軸受要素またはそれと等価の支持軸 受要素が、主負荷方向とは反対の方向に作用し、これら軸受要素はロール軸の周 囲に配置された軸受シューを備えて、前記軸を、したがってロールを、軸受ブロ ックなどのフレーム部材に対して回転可能に支持しているものに関する。 従来技術において、抄紙機および紙仕上装置におけるロールは、ロールマント ルがロール軸に対して動くことができるロールを除き、一般的にその機械のフレ ーム構造にころ軸受によって軸着されている。特に、カレンダロール、ソフトカ レンダロールおよびサイズプレスロールなどのニップを形成するロールの場合、 このようなころ軸受による取り付けは問題を生じており、その解決策には特殊な 方式が必要とされている。ニップロールにおいては、そのニップ負荷を測定する 必要があるが、その測定が問題になっている場合もある。たとえば、ソフトカレ ンダにおいては、その軸受の負荷がゼロに近い線形負荷の範囲で運転する必要が あり、それがころ軸受の観点からは非常に問題となっている。なぜなら、ゼロ負 荷状態において、ころ軸受の転動部材は、転動しないで、その軸受軌道輪に対し て相当の程度まで摺動することができ、軸受の非常に早期の損傷という結果とな るからである。また、たとえばサイズプレスにおいては、その運転が非常に低い 線形負荷で行われるため、ロールには低い負荷がかけられる。たとえばカレンダ ロールおよびその等価物などの加熱式ロールにおいては、本問題は主として軸受 の連続潤滑に関係しており、軸受の遊びの制御にはそれほど関係がない。ここで もこの理由から、ころ軸受の場合において、特殊な方式を取り入れる必要が ある。ころ軸受は速度制限に関する問題をも抱えている。このような回転速度に ついての制限は、たとえば軸受における熱の発生に関係し、これに関連して、軸 受の冷却の実現性に関係する。なかでも、この理由から、ころ軸受は回転速度に 一定の制限を課しており、軸受製造業者はその制限を超えることを許可していな い。既に前述したように、なかでも、ローラ部材および軸受軌道輪の不精密さの ため、軸受の回転精度には限度がある。たとえ従来のロールにおいて、すべての 構成部品が可能なかぎり精密に作られたとしても、不精密さにより生じる誤りは 組み立てられたロールに集約される。 ころ軸受によるロールの取り付けに関連した本問題のため、近年においてはさ まざまな滑り軸受の解決策がロールの軸着用に、かつてないほどの量で開発され ている。滑り軸受の構造および実施例はそれ自体まったく単純であるが、特にニ ップロールの場合、軸受に対して加える負荷とロールの半径方向への移動とを制 御することを考慮して滑り軸受を制御できる方法から、しばしば問題が生じてい る。したがって、問題は主として滑り軸受の制御システムに集中している。 従来技術に関して、たとえば欧州特許第158,051号を参照すると、それは洗浄 用ドラムの軸着に関するものである。この解決策において、軸着は滑り軸受によ る取り付けとして、静圧軸受部分によって完遂されている。前記文献による軸着 方法は、しかし、たとえばニップ接触するカレンダロールには用いることができ ない。なぜなら、前記欧州公報の軸着方法は軸受自体に半径方向の運動の可能性 を何ら含んでいないからである。また、軸受の負荷をどのようにしても変えるこ とが不可能であり、振動を減衰させるために別個のばね要素を必要とする。従来 技術に関して、さらにフィンランド特許出願第942756号を参照すると、それには 加熱ロール用の軸受が記載されている。この軸着方法も、半径方向の移動の可能 性がないという欠点を抱えている。なぜなら、滑り軸受方式の少なくとも1つの 静圧軸受部分は、半径方向にフレーム構造に対して完全に静止して固定され、し たがって、前記軸受によって軸着されたロールは、たとえばニップ平面の方向に 移動させることができないからである。 本発明は、新規の方法による静圧軸受を備えたロールのためのまったく新しい 方式の制御システムを提供し、本システムによって、従来技術の解決策に関する 欠点を回避し、さらに、従来技術の解決策について重要な改善を達成することを 目的および目標とする。これを達成する観点より、本発明による制御システムは 、液圧圧力媒体の圧力を供給して静圧軸受要素へ送るように制御システムが配備 されて、軸受要素の軸受シューが軸の首部の周囲に自由に配置されることを主た る特徴とする。 本発明により、従来技術の解決法について重要な利点が達成され、これらの利 点のうち、なかでも次のことが言える。第1に、各軸受は、主負荷方向、特にニ ップ平面の方向には直接フレームに固定されないが、各軸受には、ピストンシリ ンダ式の装置によって軸方向またはロールの軸受首部方向へそれぞれ負荷をかけ ることができる。本発明による制御システムによれば、これによって、ロールが 前記主負荷方向に動き、移動することができる。同様に、これによって、ロール の正しい位置および配置を求め、ロールをその軸受ハウジングに対して定位置に 保つことが可能になる。さらに、ニップロールの場合、本発明は、ニップ負荷の 正確な調節と、特殊な設備なしでのニップ負荷の計測とを可能とする。本発明に よるシステムによれば、軸着システムに含まれる静圧式軸受シューは、ロール軸 の首部の周囲またはそれに相当する軸受主部の周囲に完全に自由に配置され、こ の場合、たとえば軸の加熱によって生じる軸の直径の増加は、いかにしても何ら 問題を起こさず、軸の曲がりによって生じる傾斜あるいは他の位置誤差も生じな い。軸着およびその制御システムを意図的に、たとえばロールニップの開閉に使 用することができる。なぜなら、すべての静圧式軸受シューが可動式になってい るからである。ニップ負荷を直接、軸受シューの液圧から算出することができる 。なぜなら、前記シューはロールニップの負荷を生成し、液圧はニップにおける 線形負荷と直接比例するからである。軸着方式はそれ自体で振動を受けて減衰さ せる。ニップロールに加えて、本発明はウェブ、ワイヤもしくはフェルト用のさ まざまなガイドロールまたはその等価物などの、他のロールへも応用することが でき、その場合、ロール軸受に加わる主要負荷は、ロール上を走行するウェブ、 ワイヤまたはフェルトの張力から成る。本発明のさらなる利点および特徴は次の 発明の詳細な説明により明らかとなる。 次に、添付図面を参照して例を挙げて本発明を説明する。 第1図は本発明に従って軸着されたロールの片側における滑り軸受の実施例の 、部分的に断面図となっている概略側面図である。 第2図は第1図に示す軸着の液圧式制御システムの一実施例の概略図である。 第3図は第1図に示す軸着の液圧式制御システムの第2の実施例の概略図であ る。 第4図は第1図に示す軸着の液圧式制御システムの他の実施例の概略図である 。 第5図は第1図に示す軸着の液圧式制御システムの他の実施例の概略図である 。 第6図は本発明による第1図に示す静圧軸受を設けたロールの軸着の液圧式制 御システムの他の変形例を示す。 第7図は第1図に示す前制御を設けたロールの軸着の液圧式制御システムの他 の実施例を示す。 第7A図は第7図の詳細を示す。 第8図は第1図に示す軸着に適用した電磁液圧式制御システムの作動原理の概 略図である。 第9図はニップを形成し、本発明により軸着されているロールの一方の側の滑 り軸受の他の実施例の、部分断面全体概略側面図である。 第10図は第9図に示す軸受システムの液圧式制御システムの好ましい実施例の 概略図である。 第11図は第9図に示す方法における、静圧軸受を設けたサイズプレスロールの 軸受シューの圧力の変化をサイズプレスニップ内の線形負荷の関数として示す例 を示す。 第12図はウェブ、ワイヤまたはフェルト用のガイドロールにおける第9図に示 す滑り軸受の全体概略図である。 図面のうち第1図は、ニップをバックアップロールと共に形成するロールの支 持を目的とする静圧軸受の全体概略図である。このロール自体は一点鎖線で描き 、参照番号1で示し、そのロール軸を参照番号3で示す。参照番号2はバックア ップロールを示し、それはロール1と共にニップNを形成し、ニップは、たと えばカレンダ掛けニップである。ニップ平面は参照符号A−Aで示す。 第1図に示す静圧軸受は軸受要素10、20、30、40から成り、それらは軸受ブロ ック4に取り付けられ、ロール軸3に対して設置されている。この軸受方式は、 主負荷方向すなわちニップ平面A−Aの方向に作用しニップNの方向へ負荷がか かる主軸受10、30と、その反対方向に作用するバックアップ軸受20と、ニップ平 面A−Aに対して横方向の相対する各方向に作用する側受40とを含む。第1図の 例において、主軸受は3つの部分に分割され、それはニップ平面内で作用する第 1の軸受要素10と、ニップ平面に対して一定の角度で配され、対称に配置されて いる追加の第2の各軸受要素30とを含んでいる。第1図に示す方法で3つの部分 に分割されている主軸受は、しかし、軸受の構造の一例に過ぎず、さまざまな方 法で実行することもできる。それらの構造に関し、第1の軸受要素10および第2 の軸受要素30は互いに同様であり、それらは軸受ブロック4に取り付けられたシ リンダ11、13を含み、シリンダ内に負荷用ピストン13、33が移動可能に取り付け られている。負荷用ピストン13、33よりも下には圧力空間12、32がシリンダ11、 31内に作られており、圧力媒体が前記圧力空間へ送り込まれるように、負荷用ピ ストン13、33に軸3の方向へ負荷をかけることができる。軸3に対面している負 荷用ピストン13、33の端部には軸受シュー16、36が固定され、その上へ滑材ポケ ット15、35が軸3の方へ開口して作られている。負荷用ピストン13、33の中へ貫 通毛細穴14、34が作られており、したがってそれは、軸受シューの滑材ポケット 15、35に、シリンダ内の圧力空間12、32を連結している。したがって、これらの 毛細穴14、34を通じて圧力媒体は滑材ポケット15、35へ進入して、軸受シュー16 、36と軸3との間に流体膜を作り、軸受シュー16、36は軸3に対して前記流体膜 を介して当接している。 バックアップ軸受20の基本構造を主軸受の軸受要素10、30の構造と同様として 、バックアップ軸受要素20は軸受ブロック4上に取り付けられたシリンダ21と、 シリンダ内に移動可能に取り付けられた負荷用ピストン23とから成るようにして いる。この負荷用ピストン23はさらに軸受シュー26を備え、その上へ滑材ポケッ ト25が作られている。軸受シュー26の中へ毛細穴24が作られており、それに沿っ て流体はシリンダ内の負荷用ピストン23の下に配されている圧力空間22から 滑材ポケット25の中へ流入することができ、軸受シュー26と軸3の首部との間に 流体膜を形成する。第1図に示すように、バックアップ軸受要素20はニップ平面 A−A内に据えつけられて、その作用の方向をニップ平面と平行としているが、 主軸受の作用の方向とは反対の方向となる。 第1図では、軸3はニップ平面A−Aに対して横の方向に作用する軸受によっ て、すなわち側受40によって支持されていることがさらに示されている。第1図 の例において、側受40は軸受ブロック4に取り付けられたフレーム部品42と、そ のフレーム部品に支持されて取り付けられた軸受シュー41とから成る。加圧液に よって軸受シュー41はロール軸3に対して負荷をかけられる。側受40自体の機能 は軸3をその正しい位置に保つこと、および横方向の振動を減衰することのみで ある。 第1図に示す方式において、ロールニップNの負荷は主軸受の軸受要素10、30 によって生成される。このため、ニップ負荷を軸受要素10、30の流体圧から直接 計算することができる。したがって、ニップ負荷の精密な調整を、本発明による 方式においては非常に簡単な操作によって行うことができる。第1図に示すよう に、主軸受は3つの別個の軸受要素10、30に分割されており、そのため、必要に 応じて、非常に大きな負荷力をその軸受によって生成することができる。今日の ソフトカレンダにおいては、多くの場合、軸着について、軸受上でゼロ負荷に相 当するニップ負荷の状態に到達する必要がある。従来の解決策および伝統的な解 決策の場合、これを達成することは非常に困難である。しかし、本発明において は、負荷のゼロ負荷状態への調節は主軸受10、30およびバックアップ軸受要素20 によって簡単に行い、達成することができるため、ゼロ負荷状態は何の問題も引 き起こさない。既に上述したように、主負荷方向、すなわちニップ平面A−Aの 方向には、軸受要素10、20、30は軸受ブロック4に対して静止的に固定されてお らず、各軸受要素は移動可能となっている。このため、振動を効率的に減衰させ ることができる。さらに、この特徴により、また特に軸受要素の運動の許容範囲 が充分に大きく取られているために、ニップNの開閉を軸受要素によって行うこ とができる。たとえば、ソフトカレンダを考えると、そのような場合、軸受要素 をニップの瞬間開口にも用いることができる。 第1図に示す方法で軸着したロールの軸受システムの制御システムを、本発明 により、機械的液圧方法または電気的液圧方法のいずれかによって行うことがで きる。機械的液圧式システムを第2図ないし第7図に示すが、それらは主として 主軸受10、30の軸受シュー16、36の位置を液圧要素によって決めることを基礎と している。液圧監視システムは制御されている軸受要素を所定の位置に送り込も うとし、この位置を負荷の変化に関わらず不動に保とうとする。電気的液圧式制 御システムは、第8図に示すが、軸受システムの主軸受10、30の中央軸受要素10 の位置の電気的測定と、その測定データに基づいて行われる負荷圧の調整とを基 礎としている。 第2図は軸着の液圧式制御システムの一部の該略図であり、そこでは軸受シス テムの制御は直接制御式弁50によって行われる。第2図に示すシステムは次のよ うに作動する。主軸受要素10、30が低い方の位置にある時、主軸受要素10、30、 したがってロール軸3の上方への動きを生じさせて、先ず供給圧力psを管路A に切り替える。主軸受要素10、30がそれらの低い方の位置にある時、弁50のスピ ンドル51はばね53の力に逆らってその低い方の位置へ押し込まれている。なぜな ら、そのスピンドル上に作られているピン52は中央の主軸受要素10の負荷用ピス トン13に対して当接しているからである。そのような場合、圧力流体を管路Aか ら管路BおよびCへ流入させることができる。なぜなら、弁50の流路はスピンド ル51が押し下げられている間は開いているからである。圧力管路BおよびCから 圧力流体をさらに管路EおよびFへ、当該管路からさらに主軸受要素10、30の負 荷用ピストン13、33の下へ流入させることができ、その関係で軸3は負荷用ピス トン13、33の作用によって上昇する。この軸3の動きは、弁スピンドル51が負荷 実行に相当する位置へ移動した後に、流れが弁50内で絞られると停止する。この 関係で、スピンドル51は、第2図に示すように弁が距離x0だけ開く位置へ送り 込まれる。バックアップ軸受要素20においては、一定不変の圧力が常に有効とな っている。 ロールが負荷状態にあり、ロールの負荷が、軸3が下方に押されて、それと共 に負荷用ピストン13、33を下方に移動させる程度まで大きくなった時、弁50は大 きく開き、その場合圧力流体を高圧で負荷用ピストン13、33の下へ作用させるこ とができる。したがって、弁50の開度が負荷の増加を補償する。ロールニップが 開かれる場合、たとえば瞬間開口の状況とする場合は、供給圧psはその圧力管 路Aから除去される。そして、軸3および負荷用ピストン13、33が下方に動き、 弁50の下方の位置の近辺の弁スピンドル51は圧力管路BおよびCを閉鎖し、その 関連で圧力管路D内で有効な制動圧pjが弁50へ入り、負荷用ピストン13、33の 下へ作用する。この制動圧pjは供給圧psよりも低く、それは常に印加されたま まになっている。 このように、第2図に示す方式において、軸受内の流れが調整され、それによ って、圧力は軸受要素10、30の軸受シューへ加えられる負荷に基づいて調整され る。負荷が大きくなると、負荷用ピストン13、33の位置が変化し易くなり、その 関係でシステムは流れを大きくすることによって変化を補正する。この原理によ って軸受内の流体膜の厚さを不変に保つ試みがなされている。流体膜の厚さを負 荷に関係なく不変に保つ静圧軸受は無限の剛性を有している。これが静圧軸受に より狙いとされる共通の特性である。 第3図は静圧軸受の制御を前制御式弁によって達成した制御システムを示す。 直接制御と比べると、前制御の利点としては、なかでも、圧力/力のより高い増 幅および剛性の改善が考えられる。さらに、弁の0点をより良好に調整すること ができる。3つの軸受要素10、30への1つの主弁による圧力の供給を、たとえば 第2図に示す直接制御式弁によるよりも簡単に行うことができる。 第3図はロールが負荷状態にあるときの制御システムを示し、その関係で前制 御弁60は第3図に示す中央の位置にある。方向切換弁80もその時は第3図に示す 位置にあり、その関係で供給圧psは前記の方向切換弁80を介して主弁70へ、そ こからさらに開口部x00を介して主軸受要素10、30へ流れる。前制御圧peは( 主弁70のスピンドル71の中に作られている穴を介して)主弁のそれぞれの端部に 配されているばね室B1およびB2の中へ、そこからさらに管路A1およびA2 に従って前制御弁60へ、そして前制御弁のスピンドル61が図に示す中央の位置に ある時は、その流れ開口部x0を介して直接タンクダクトGへ流入する。ばね室 B1およびB2内の圧力は等しい大きさになっており、それらのばね72、73がス ピンドル71を第3図に示す位置の中央に置いている。したがって、図に示す 状態において、軸受要素10、30の軸受シュ一上に作られる流体膜の所望の厚さに 必要な滑材の流れは、設計された圧力差により主弁70内の流れ開口部x00から主 軸受要素10、30へ流れる。 ロールに加わる負荷が大きくなると、その力はロール軸3および中央の主軸受 要素13を通じて前制御弁60のスピンドル61へピン62を介して伝達され、その関係 でスピンドル61は、タンクダクトGへの管路A2からの流量が増えるに従って、 また同様に管路A1からの流量が減るに従って、下方へ動く。そのような場合、 ばね室B2内の圧力は低下し、室B1内では増加し、その場合、主弁70のスピン ドル71へ加わる、第3図では左に向かっている力は増大する。その時、主弁70の スピンドル71は図では左に動き始め、その関係で前制御圧peの供給を制御する 流れ開口部x02は大きく開き、同様に流れ開口部x01は大部分まで閉じる。主弁 70のスピンドル71は第3図では、新しい力の均衡が達成される程度にまで左に動 く。流れ開口部x02の開度は前制御弁60のスピンドル61の開度の増加に一致する 。それと同時に、主弁70のスピンドル71における流れ開口部x00はさらに液体を 軸受要素10、30へ供給するが、それは主弁70がロールの負荷の増加を補正したこ とを意味する。 ロールニップが開く場合、先ず、方向切換弁80は異なる方向へ切り替えられ、 その場合、主軸受要素10、30内の負荷用ピストン13、33の下にある圧力はタンク 管路Gへ連結され、同様に、供給圧psは切り替えられて制動用の前制御圧pej となる。次に、軸3および負荷用ピストン13、33はそれらの低い方の位置へ移動 し、前記低い方の位置の近辺の前制御弁60は、制動用の前制御圧pejと、図では 主弁70の右側のばね室B1との間の連結部を、流れ管路A1を通じて開く。その ような場合、主弁70のスピンドル71は第3図においては、その左側の最先端位置 へ直接移動し、負荷用ピストン13、33の下へ通じるダクトからのタンク管路Gへ の連結部を閉じる。主弁のスピンドル71が上述のように動くと、それとほとんど 同時に制動圧pjの管路から負荷用ピストン13、33の下へ通じる管路への連結部 が開かれる。そのような場合、その制動圧pjは負荷用ピストン13、33の下へ連 結され、それが軸3および負荷用ピストン13、33の降下を減少させ、同時に潤滑 流体の供給を軸受に対して行う。ロールが再び上昇しつつある時、その上昇の当 初、方向切換弁80は再び第3図に示す位置へ切り替わり、その関係で主弁70のス ピンドル71が第3図においては幾分右へ移動し、圧力流体psの供給が再び流れ 開口部x00から負荷用ピストン13、33の下へ開始される。 第4図に示し、前制御式弁により実行される軸受制御は、第3図に関連して説 明したものにきわめて似ている。第4図は、ここで説明しようとする実施例とは 前制御圧の供給方式が異なっている点でのみ、第3図と異なる。第4図を1つの 単なる他の実施例としてここに示す。それは、第3図に示す実施例は、特に第4 図に示す方式により得られる剛性が第3図に示す解決策によって得られるものよ りも少なくともある程度劣るため、ここに説明しようとする解決策よりも良好で あると考えられるからである。 さらに、第3図および第4図を参照しても、また負荷用ピストン13、33の位置 の調整を考慮しても、前制御式主弁70は負荷用ピストン13、33の微調節を可能と すると言える。余分な漏れを前制御管路A1に配した場合、主弁70のスピンドル 71の釣り合い状態を前制御弁60の様々な位置によって実行することができる。 第5図は本発明の他の実施例の原理の全体概略図である。第5図の解決策にお いて、弁60Aは主制御弁であり、軸受要素10、30に供給を行い、したがってそれ を介して供給圧psは軸受要素の負荷用ピストン13、33の下へ送られる。弁60Aの 制御を、弁のスピンドル61Aに連結されている制御部材62Aによって手動あるいは 電気的のいずれかによって行うことができる。第5図のシステムはさらに補助弁 70Aを含んでおり、それが負荷の変化に反応して、軸受要素10、30での圧力が高 くなると、前記補助弁70Aは流体膜の厚さを一定不変に保とうとしながら圧力流 体の流量を増加させる。既に上述したように、第5図は単なる原理の図である。 第5図に示す構成部品の他に、このシステムは制動を行う補助弁を必要としてい る。第5図の解決策は、特に動きが非常に小さな範囲に制限されている軸受要素 10、30によく適している。 第6図は本発明による解決策の1つの変形例の原理の全体概略図である。第6 図に示すシステムにおいて、ピン92は中央の主軸受要素10の負荷用ピストン13に 連結されており、ピンは前記軸受要素10の下に配されている弁90を制御する。負 荷用ピストン13がその最も低い位置にある時、ピン92は弁90のスピンドル91 をその最も低い位置へ押しやり、その場合、弁90は全開となる。供給圧psが圧 力管路へ切り替えられると、流体流は弁90から弁開口部93を介して主軸受要素10 、30の負荷用ピストン13、33の下へ送られ、その関係で軸3が上方へ移動する。 一定不変の圧力がバックアップ軸受要素20内で有効になる。 供給圧psの圧力管路から制御圧分岐poが弁スピンドル91の下へ取られており 、軸3および中央の負荷用ピストン13が上方に移動すると、弁スピンドル91も上 昇するようにしている。この中央負荷用ピストン13およびピン92により、弁90の スピンドル91の上方移動は、弁90の開度を減少させ、流量を絞る。流れの開口部 93は、圧力の力と質量の力(軸3の重量および生じ得る外部からの負荷)との間 に均衡が達成されるまで小さくなってゆく。負荷の増大は、達成されている均衡 を妨害し、弁90のスピンドル91を開き、その関係で流体の負荷用ピストン13、33 の下への流れが大きくなり、圧力は段々高くなってその増大した負荷の一部を補 正する。しかし、わずかな調整偏差、すなわち弁の開度の増加が生じ、それはこ のシステムによっては補正されない。補正の操作は前記の調整偏差の形成を基礎 としている。 第7図および第7A図は前制御を設けた軸受制御システムのさらに他の他の実 施例を示す。この実施例において、軸着の制御は、市販の調整弁120であってい わゆるRegoTMカートリッジ121がその「スピンドル」として用いられるものと、 第7A図にさらに詳細に示す前制御弁110とによって行われている。中央の主軸 受要素10の負荷用ピストン13の位置はその前制御弁110のスピンドルによって測 定され、弁110のピン113は負荷用ピストン13の動きに追従し、したがって、前制 御弁110のスピンドル112を動かす。調整弁120、すなわち、いわゆるRegoTM弁120 は主弁として働くが、それは前制御弁110によって制御される。前制御弁110のフ レーム111の中へはスピンドル112の動きと平行して長方形の開口部114が作られ ており、その開口部が前制御流を負荷用ピストン13の位置に基づいて調整する。 前制御弁のスピンドル112の下にはばね116があり、それがスピンドル112を押し やり負荷用ピストン13の動きに追従させるようにしている。 負荷用ピストン13がその低い方の位置にある時、前制御弁110のフレーム111の 中へ切削されている開口部114は全開し、RegoTM弁120のカートリッジ121の 上の室122で有効になっている圧力はその最低値になる。供給圧psがRegoTM弁12 0へ印加されると、圧力はカートリッジの底部側で、より正確には下部に配され ている室123において作用し始め、その関係でその圧力はカートリッジ121を上の 位置へ上昇させ、弁120を完全に開き、その関係で供給圧psは主軸受要素10、30 の負荷用ピストン13、33の下へ入る。よく知られているように、RegoTMカートリ ッジ121の側部には長方形の溝124があり、弁120が開くと、すなわちカートリッ ジが上昇すると、流体は前記溝124を通って下部の室123から上部の室122へ流れ 、そこからさらに開口部114を介して前制御弁110へ、そこからタンク穴115を介 してタンクへ流入する。 軸3が上昇し、したがって、前制御弁110のスピンドルも上昇すると、前制御 弁110のフレーム111の中へ切削されている開口部114の面積は小さくなり始め、 その関係でRegoTMカートリッジの上の圧力が高くなり、RegoTM弁120は閉じ始め る。カートリッジ121が閉じている時、前記カートリッジの中へ切削されている 溝124により形成されている流の面積は小さくなり、その関係で、RegoTM弁120か ら前制御弁110へ流れる前制御回路における流れも減少する。主弁として作動す るRegoTM弁120のスピンドル121は、溝124から前制御回路へ流入する流れと、前 制御弁110を介して前制御回路から排出される流れとの間に、平衡状態が達成さ れる程度まで閉じる。 前制御回路において、第7図に示すように、RegoTM弁と前制御弁110との間に は差圧弁125が設置されており、その弁により前制御部分全体に有効となってい る圧力差を一定不変にし、その関係で流れは前制御弁110のスピンドル112の位置 にのみ左右されるのであって、負荷圧もしくは供給圧には左右されない。前制御 弁110と平行して連結されている可調整スロットル126によって軸3の位置を外部 から精密に調整することができる。 最後に、第8図は本発明による電気液圧式制御システムの作動原理の全体概略 図である。第8図に示すシステムによって、静圧軸受要素10、20、30、40により 軸着されているロール軸3を位置調整、または力の調整のいずれかに基づいた運 転モードで制御することができる。滑り軸受を設けたロールのバックアップロー ルを可動マントルを設けた可変クラウンロールとしている場合、その滑り軸受付 ロールは位置調整によるものとして制御される。そのような場合、軸着されてい る軸3の位置はバックアップロールにより生成される負荷に関係なく一定不変に 保たれる。バックアップロールを固定式マントル可変クラウンロールとしている 場合、その滑り軸受付ロールの軸3は力の調整によるものとして制御される。軸 受要素10、30における圧力は外部の負荷に比例して調整される。固定式バックア ップロールにより生成される線形負荷が大きけれ大きいほど、軸受要素10、30に 対して制御される軸受圧力は大きくなる。負荷用圧力の目安値が線形負荷の計算 を行う主制御システムから入力される。 第8図において、ロールの駆動側を参照符号Dで、その監視側を参照符号Sで 示す。第8図におけるロール軸3の縦方向、すなわち主負荷方向の位置は、主軸 受要素の負荷用ピストンに連結され、軸受要素の軸受シューの位置を間接的に測 定する検出器によって間接的に測定される。位置検出器として無接触の電磁圧縮 式検出器106が用いられる。他方、負荷用の力は負荷用の圧力を測定することに よって測定される。駆動側Dおよび監視側Sからの位置および圧力の通信は、軸 受システムを制御し、主制御システムと通信を行う別個の論理装置109へ送られ る。この別個の論理装置は軸着されている軸3の位置および負荷用の力の調整を 行う。主制御システムは設定値をその別個の論理装置へ出力する。 供給圧psは軸受要素10、30に対して方向切換弁によって供給され、その弁は 制御システムの主弁100として作動し、これによって供給圧もしくはタンク圧の いずれかが、軸受システムを制御する駆動側Dおよび監視側Sの調整弁101へ送 られる。さらに、機械の安全を保つ圧力として使用される逃げ圧pkは、主軸受 要素10、30の負荷用ピストンへ別個の方向切換弁102によって送られる。逃げ圧 pkの大きさは、その方向切換弁102の後に配されている機械圧減圧弁103によっ て調整される。逃げ圧pkが調整弁101により調整される圧力よりも低い場合、逃 げ圧pkを負荷用ピストンに対して作用させることができる。妨害状態において は、軸3はこの機械的に調整される逃げ圧pkに支援されて制御される。逃げ圧 pkは方向切換弁の位置を変えることによって排除することができる。 軸受要素10、30へ通っている圧力ダクトにおいて、調整弁101の後には、止め 弁として作動する逆止め弁104がある。これらの止め弁104の作動は方向切換弁 110によって制御される。その制御圧は液圧制御式方向切換弁105を介して止め弁 104へ送られる。運転状態において、それら止め弁104は全く制御圧を有しておら ず、流体は調整弁100から負荷用部品10、30へ向かってのみ流れることができ、 反対方向には全く流れない。瞬間開口状態において、これらの止め弁は方向切換 弁105によって開の位置へ制御される。それと同時に、調整弁101は調整圧の連結 部をタンク管路へ切り換え、その場合、軸着された軸3は急速にその低い方の位 置へ移動する。その低い方の位置へ到達すると、中央の主軸受要素10の底部に設 けられているピンは、負荷用ピストンおよびシリンダの下に配されているバック アップ弁107、108を開く。一方のバックアップ弁107は負荷用ピストン13の下へ 制動圧pjを切り換え、それに対して他方のバックアップ弁はその負荷用ピスト ンの下にある圧力を切り換えて液圧制御式方向切換弁105用の制御圧とし、それ ら弁はそれぞれの位置を変えて、それぞれが止め弁104を開く制御圧を除去する ようにしており、その関係で止め弁104は閉鎖され、負荷用ピストンの方へ切り 換えられていて制動圧を生成する流体の流れを調整弁からタンク管路へ排出でき ないようにしている。軸3はその低い位置で制動圧の支援により回転を保ってい る。 軸3を支持する不変圧力pvはバックアップ軸受要素20へ送られる。この圧力 はバックアップ軸受要素20の軸受シューへの流れを生む。前記流れは、流れコネ クタによって監視される。主軸受要素10、30の軸受シューによって生成される負 荷力が過剰に大きくなると、バックアップ軸受要素20を流れる流れが妨げられ、 流れコネクタが過負荷状態を報告する。 側受部品40の圧力は既知の方法で制御して、軸3が軸ハウジングに対して横方 向に同心状態を保つようにしている。 図面のうち第9図は、バックアップロールと共にニップを形成するロールにお いてロールの支持を行うことを意図した静圧軸受の、第1図と同様の全体概略図 である。ロール自体を一点鎖線で表わして参照番号201で示し、同様に、ロール 軸を参照番号203で示す。参照番号202はバックアップロールを示し、それはロー ル201と共にニップNを形成しており、そのニップは、たとえばサイズプレスニ ップ、カレンダ掛けニップ、またはその等価物である。そのニップ平面は参 照符号A−Aで示す。 第9図に示す静圧軸受は軸受要素210、220、230、240を含み、それらは軸受ブ ロック204内に据え付けられており、第9図の例においてはロール軸203に対して 当接している。その軸着方式は支持軸受要素220と、主負荷方向、すなわちニッ プ平面A−Aの方向で相対する方向に作用する負荷用軸受要素210と、ニップ平 面A−Aに対して横方向で相対する方向に作用する側制御軸受要素230、240とを 含む。それらの基本構造に関しては、支持軸受要素220および負荷用軸受要素210 は互いに類似して、軸受ブロック204内に据え付けられたシリンダ221、211を含 み、それらシリンダ内で支持シュー223および負荷用シュー213のそれぞれの負荷 用ピストンはそれぞれ移動可能に取り付けられている。シリンダ221、211内では 前記負荷用ピストンの下に圧力空間222、212が作られており、支持シュー223お よび負荷用シュー213それぞれに、圧力媒体を前記圧力空間へ送り込むことによ って、軸203の方向へ負荷をかけることができる。支持シュー223および負荷用シ ュー213上へは、軸203に接して配されている端部に、滑材ポケット225、215が作 られており、それらは軸203の方へ開口している。支持シュー223および負荷用シ ュー213のそれぞれの中へ貫通毛細穴224、214が作られており、それらはシリン ダ内の圧力空間222、212を滑材ポケット225、215に連結している。したがって、 毛細穴224、214を介して圧力媒体が滑材ポケット225、215へ入り、流体膜を支持 シュー223、負荷用シュー213と軸203との間に作るようにして、その膜によって 前記シューを軸203に当接する。 第9図では、さらに、軸203は、ニップ平面A−Aに対して横方向に作用する 側制御軸受要素230、240に支持されていることが示されている。第9図の例にお いて、この側制御軸受要素230、240は軸受ブロック204内に据えつけられたシリ ンダ231、241と、前記シリンダ内に移動可能に取り付けられた側制御シュー233 、243とから成る。シリンダ231、241内では、側制御シュー233、243のピストン 部の下に、圧力空間232、242が作られており、圧力流体を前記圧力空間へ送り込 むことによって側制御シューにロール軸203に抗して負荷をかけるようにしてい る。さらに、側制御シュー233、234上へは、軸203の方へ開 口している滑材ポケット235、245が作られており、それらのポケットは側制御シ ューを貫通している毛細穴234、244を介してシリンダ内の圧力空間232、242と連 絡して、前記毛細穴を介して圧力媒体が圧力空間232、242から滑材ポケット235 、245へ侵入して側制御シュー233、243と軸203との間に流体膜を作るようにして いる。側制御シュー233、243によって軸203はニップ平面A−Aに対して横方向 のその正しい位置に保たれ、前記横方向の振動は減衰される。 第10図は、本発明による第9図に示す滑り軸受の制御のシステムの好ましい実 施例の全体概略図である。第10図によれば、ニップ平面A−Aの方向に作用する 軸受要素21、220および、そのニップ平面に対して横方向に作用する軸受要素230 、240の両方が、液圧弁250、260によって制御される。第1の液圧弁250は、これ によってニップ平面A−Aの方向に作用する支持シュー223および負荷用シュー2 13を制御するものであるが、これはスライド151を含み、このスライドは、第10 図に示すように、たとえばピン252またはそれと同等の部材を介して支持シュー2 23と連結されて、スライド251の動きが支持シュー223の動きに追従する。スライ ド251が実際に支持シュー223に確実に追従するようにするため、ばね253をスラ イド251の下に取り付けることができ、そのばねはピン252を支持シュー223と接 触状態に保つ。この動きを確実にすることは、むろん、他の方法においても配備 することができる。したがって、ロール201の支持および負荷のための供給圧ps k は第1の液圧弁250へ送り込まれ、それを介して制御圧は支持シュー223および 負荷用シュー213の両方へ送られる。第10図において、支持シュー223へ行く制御 圧を参照符号P220で、負荷用シューへ行く制御圧を参照符号P210でそれぞれ示 す。 同様に、第2の液圧弁260は、これによって側制御シュー233、243を制御する ものであるが、これはスライド261を含み、このスライドは、第1の側制御シュ ーにピン262またはそれと同等の部材によって連結されて、スライド261の動きが 前記側制御シュー233の動きと一致する。さらに第2の液圧弁260の場合において も、スライド261の動きを確保するため、ばね263がスライドの裏側に取り付けら れていることが第10図に示されている。したがって、側制御のための 供給圧psoは第2の液圧弁260へ送り込まれ、そこから制御圧が各側制御シュー2 33、243に対して取り出される。第1の側制御シュー233へ行く圧力を第10図にお いては参照符号P230で示し、同様に第2の側制御シュー243へ行く圧力を参照符 号P240で示す。 既に前述したように、側制御シュー233、243の機能はロール201をニップ平面 A−Aに対して横方向の定位置に保つことである。第10図に示す本発明による制 御システムにおいて、これは既に実行されており、側制御のための供給圧psoが 第2の液圧弁260へ供給されて、そこから、その液圧弁のスライド260の位置にも よるが、その圧力が側制御シュー233、243のそれぞれへ送られるようにしている 。第10図において、ロールの軸203と、したがって、液圧弁260のスライド261と を中央の位置に示すが、その場合必要な流れ開口部z1、z2はそのスライド261 の両側に残り、それらの開口部から圧力P230、P240が側制御シュー233、243へ 進入する。ロール軸203が第10図に示す位置から左へ動く場合、第1の側制御シ ュー233と液圧弁のスライド261がその軸の動きに追従する。そのような場合、第 1の流れ開口部z1は絞られ、ことによると完全に閉鎖されるが、それに対して 第2の流れ開口部z2は大きく開かれ、その結果、より高い圧が第2の側制御シ ュー243へ送られ、それに対して第1の側制御シュー233へ送られる圧力は減少す る。他方、この結果、ロール軸203は第10図においては第2の側制御シュー243に 押されて右へ移動し、その場合、同様に第1の流れ開口部z1が大きく開かれ、 第2の流れ開口部z2は絞られる。軸203がその正しい位置に到達すると、流れ開 口部z1、z2は、側制御シュー233、243のそれぞれへ行く圧力P230、P240が等 しくなるようになり、その場合、制御システムはロールの横方向の制御に関して は均衡している。 ニップ平面A−Aの方向においてロール201は定位置に、第1の液圧弁250によ る側制御と同様の方法で保たれるが、支持シュー223と負荷用シュー213との間の 圧力レベルはニップN内で有効になっている線形負荷の関数として変化する。ニ ップNが外部の力F(第9図)の作用によって、たとえば負荷用シリンダによっ て閉の位置へ入り込むと、ロール201はニップ平面A−Aにおいて軸受ブロック2 04に対して負荷用シュー213の方へ動き始め、その関係で、支持シュー 223および前記シュー223と連結している第1液圧弁250のスライド251は、軸203 の動きに追従する。この結果、液圧弁250内の第1の流れ開口部x1は絞られ、第 2の流れ開口部x2は大きく開かれるが、その場合支持シュー223へ行く圧力P21 0 は減少し、同様に負荷用シュー213へ行く圧力P210は大きくなる。負荷が大き くなると、弁のスライド251は、力の均衡が支持シュー223と負荷用シュー213と の間に生じる程度にまで、さらに移動する。ニップN内の線形負荷がロール201 の質量によって生成される線形負荷と同じになると、支持シュー223および負荷 用シュー213内の圧力P220、P210は等しくなる。ニップNの線形負荷がさらに 上昇すると、負荷用シュー213の圧力P210はさらに増大し、同様に支持シュー22 3の圧力P220は減少する。これらの圧力によりロール軸203は、軸受ブロック204 に対してニップ平面A−A内のその定位置に保たれる。 図の明確のため、第11図は、ニップロール(サイズプレス)の支持シューおよ び負荷用シューの圧力P220、P210の、ニップにおける線形負荷Fnの関数とし ての変化の一例の全体概略図である。第11図の例においては、圧力を完全に線形 な方法で変化させており、それぞれ一方のシューの圧力が高くなり、他方のシュ ーの圧力が低くなるに従って、均衡状態が保たれる。圧力の変化を完全に線形な 方法で行う必要はなく、グラフを曲線にすることもできるが、圧力の差は同様の 方法で実行される。ニップにおける線形負荷がロールの質量により生じる負荷と 一致すると、支持シューおよび負荷用シューにおける圧力が互いに等しくなる。 ロールニップNが開いている状態において、本発明による制御システムは必要滑 材の軸受要素210、220、230、240への流れを簡便に自動的に確保する。ニップ平 面A−Aに対する横方向においては、横方向制御のための供給圧psoが第2の液 圧弁260から側制御シュー233、234へ送られるので、既に上述したのと同様であ る。 ニップNが開いており、ニップに作用する線形負荷がない場合、ロール201の 質量から生じる負荷は支持シュー223へ加えられ、その負荷はロールを第10図で は下方へ、支持シュー223の方へ移動させようとする。支持シュー223が下へ動く と、弁のスライド251がそのシューに従って動き、その関係で第1の流れ開口 部x1が大きく開き、同様に第2の流れ開口部x2が絞られ、その関係で支持シュ ー223へ行く圧力P220は高くなり、負荷用シュー213へ行く圧力P210が低くなる 。液圧弁250は望ましくは、ニップNが開いているか否か、またはそのニップに 作用する線形負荷があるか否かに関係なく、その弁の流れ開口部x1、x2が完全 には閉まらないような寸法とし、その場合、必要な滑材の流量が支持シュー223 および負荷用シュー213の両方において確保される。 第12図は本発明によるシステムを、ウェブW、ワイヤ、またはフェルト用のガ イドロールとして用いられるロール201の軸着に適用した概略図である。このロ ール201の軸着は第9図に示すものと完全に同じであり、したがって第9図に表 すすべての参照符号を第12図に付加してはいない。第12図の場合、ロール201上 を走っているウェブWはそのロール上で負荷Fkを生成するが、前記負荷の大き さはウェブWの張力による。この負荷Fkは先行する実施例について生じる「外 部の力」に相当し、軸受システムによって受けとめられ、たとえば第9図および 第10図について上述したものと十分に類似した方法で均衡させられる。 以上、本発明を添付図面の各図を参照して例を挙げて説明した。しかし、本発 明は図面に示す実施例のみには限定されず、本発明のさまざまな実施例を添付の 請求の範囲に明記する発明の概念の範囲内で変化させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,CZ,DE,D E,DK,DK,EE,EE,ES,FI,FI,GB ,GE,GH,GM,GW,HU,ID,IL,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,L R,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN ,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU, SD,SE,SG,SI,SK,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZW (72)発明者 ノケライネン、ベサ フィンランド共和国 エフアイエヌ― 40700 イバスキラ、シルヤランカトゥ 6 エー 57 (72)発明者 ホロパイネン、カリ フィンランド共和国 エフアイエヌ― 40200 イバスキラ、サアリヤルベンティ エ 7 ビィー 13 (72)発明者 エホロラ、ユハ フィンランド共和国 エフアイエヌ― 40800 バアヤコスキ、コタマエンティエ 7 ビィー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.主として負荷を受ける主負荷方向(A−A)をロール(1;201)が有し、該 ロールはその軸(3;203)から軸受ブロック(4;203)に、またはそれと同等の フレーム部材に、液圧負荷式静圧軸受要素(10、20、30、40)により取り付けら れており、該要素のうち少なくとも1つの軸受要素であるいわゆる主軸受要素( 10)、またはそれと同等の軸受要素(210)は前記主負荷方向(A−A)に作用 し、1つの軸受要素であるいわゆるバックアップ軸受要素(20)、またはそれと 同等の支持軸受要素(220)は前記主負荷方向と反対の方向に作用し、それら軸 受要素は前記ロール(1;201)の軸(3;203)の首部の周囲に配置された軸受シ ュー(16、26、36、41;213、223、233、243)を備えて、前記軸(3;203)と、 したがって、該ロール(1;201)とを軸受ブロック(4;204)などの前記フレー ム部材に対して回転可能に支持する、抄紙機または紙仕上装置における静圧軸受 付ロールの軸受制御システムにおいて、該制御システムは前記静圧軸受要素(10 、20、30、40;210、220、230、240)へ送る液圧媒体を供給するように配設され て、該軸受要素(10、20、30、40;210、220、230、240)の軸受シュー(16、26 、36、41;213、223、233、243)が前記軸(3;203)の首部の周囲に自由に配置 されることを特徴とする静圧軸受付ロールの軸受制御システム。 2.請求の範囲第1項記載の制御システムであって、特に、ニップ(N)をカレ ンダロール、プレスロール、またはその等価物と共に作るロールの制御システム において、該制御システムは、それ自体公知のニップロール(1;201)の静圧軸 受要素(10、20、30、40;210、220、230、240)を制御するように配設されてお り、該ニップロールにおいて主要外部負荷は、前記ニップ(N)における線形負 荷と、前記ロール(1;201)の質量により生じる負荷とから成ることを特徴とす る制御システム。 3.請求の範囲第1項または第2項記載の制御システムにおいて、該制御システ ムは前記静圧軸受要素(10、20、30、40)へ送る液圧媒体の圧力を供給するよう に配設されて、前記ロール(1)を、前記主負荷方向(A−A)、たとえば前記 ニップ平面の方向に、前記軸受要素(10、20、30、40)で前記軸(3)を移動さ せることによって、移動させることができることを特徴とする制御システム。 4.請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは、前記ロールニップ(N)の閉鎖および該ニップ(N)におけ る所望の線形負荷の生成に必要な圧力媒体の圧力を、前記主負荷方向(A−A) に作用する主軸受要素(10)の中へ供給するように配設されていることを特徴と する制御システム。 5.請求の範囲第1項または第2項記載の制御システムにおいて、特定の場合ご とに、同じ平面において相対する方向に負荷をかけられる前記軸受シュー(13、 23;33、43)は液圧弁(50;60)へ連結され、該弁は液圧媒体の圧力を相対する 方向に作用する前記軸受シューへ分配して、前記ロール(1)へ加わる外部の負 荷に関係なく、力の均衡を相対する方向に作用する前記シュー(13、23;33、43 )間に生じさせて、前記ロール(1)を、前記軸受ハウジング(4)に対するそ の目的の位置に保つことを特徴とする制御システム。 6.請求の範囲第5項記載の制御システムにおいて、前記ロール(1)に加わる 外部の負荷が該ロール(1)を該負荷の方向に移動させようとする時、該制御シ ステムは、液圧弁(50)を介してより高い圧力および流れを前記負荷方向と反対 の方向に作用する前記軸受シュー(23)に対して供給し、同様に、前記負荷方向 に作用する軸受シュー(13)への流れおよび圧力を減少させるように取り付けら れて、前記ロール(1)が前記軸受ハウジング(4)に対するその位置に留まる ことを特徴とする制御システム。 7.請求の範囲第5項または第6項記載の制御システムにおいて、特定の時ごと に、該制御システムに含まれる前記液圧弁(50;60)は、相対する方向に作用す る軸受シューの一方(13;33)に連結されて、該軸受シュー(13;33)の動きは 前記液圧弁(50;60)のスライド(51;61)を制御して、流れおよび圧力を反対 側の軸受シュー(13、23;33、43)へ分配することを特徴とする制御システム。 8.請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは、前記軸受要素が負荷をかけられている間は、滑材の流れを前 記軸受要素にわたって維持するように配設されていることを特徴とする制御シス テム。 9.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項のいずれかに記載の制御システ ムにおいて、前記静圧軸受付ロール(1)のバックアップロール(2)が固定式 マントルロールである場合、前記制御システムは力調整方式として前記静圧軸受 要素(10、20、30)を制御するように配設されていることを特徴とする制御シス テム。 10.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項のいずれかに記載の制御システ ムにおいて、前記静圧軸受付ロール(1)のバックアップロール(2)が可動式 マントル付ロールである場合、前記制御システムは位置調整方式として前記静圧 軸受要素(10、20、30)を制御して、前記静圧軸受付ロールの位置が、該ロール に対して加えられる外部の負荷に関係なく、不変に保たれるようにしていること を特徴とする制御システム。 11.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項ないし第10項のいずれかに記載 の制御システムにおいて、前記ニップ(N)が開かれている場合、たとえば瞬間 開口、またはそれと同等の状態の場合、前記制御システムは主負荷方向に作用す る軸受要素(10、30)から圧力を逃がし、制動圧を印加して該軸受要素に作用さ せるように配設されていることを特徴とする制御システム。 12.請求の範囲第11項記載の制御システムにおいて、該制御システムは、前記ニ ップ(N)が開かれている場合、前記軸受要素(10、20、30)への滑材の流れも 確保するように配設されていることを特徴とする制御システム。 13.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項ないし第12項のいずれかに記載 の制御システムにおいて、該制御システムは不変の圧力の圧力媒体の流れを定常 的に前記バックアップ軸受要素(20)に対して供給するように配設されているこ とを特徴とする制御システム。 14.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項ないし第13項のいずれかに記載 の制御システムにおいて、該制御システムには前制御が設けられていることを特 徴とする制御システム。 15.請求の範囲第1項ないし第14項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは機械的液圧式であることを特徴とする制御システム。 16.請求の範囲第1項ないし第15項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは、前記静圧軸受付ロールの軸(3;203)の位置を、前記軸受要 素によって液圧により決定するように配設されていることを特徴とする制御シス テム。 17.請求の範囲第1項ないし第16項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは、前記ニップ(N)における前記ロール(1;201)を支持する 前記軸受要素による線形負荷を、軸受シューに対して作用する液圧圧力媒体の圧 力から計算することによって測定するように配設されており、該圧力は前記ニッ プ(N)における前記線形負荷に比例することを特徴とする制御システム。 18.請求の範囲第1項ないし第4項および第8項ないし第14項のいずれかに記載 の制御システムにおいて、該制御システムは電気的液圧式であることを特徴とす る制御システム。 19.請求の範囲第18項記載の制御システムにおいて、該制御システムは前記主軸 受要素(10)の位置を電気的に測定し、負荷圧を該測定データに基づいて調整す るように配設されていることを特徴とする制御システム。 20.請求の範囲第18項または第19項記載の制御システムにおいて、該制御システ ムはその駆動側(D)および監視側(S)で、前記ロール(1)の各動作を計時 し、同期させるように取り付けられていることを特徴とする制御システム。 21.請求の範囲第5項ないし第7項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムはウェブ、ワイヤもしくはフェルトのガイドロール、またはそれ 自体公知の等価物の静圧軸受要素(10、20、30、40)を制御するように配設され ており、前記ロールにおいて主負荷は該ロール上を走行する前記ウェブ、ワイヤ もしくはフェルトの張力から生じることを特徴とする制御システム。 22.請求の範囲第1項ないし第21項のいずれかに記載の制御システムにおいて、 該制御システムは前記静圧軸受上の流体膜の厚さを、前記ロールに加わる負荷に 関係なく、不変に保つように取り付けられていることを特徴とする制御システム 。
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