JP2000507901A - 車両の窓ガラスのワイパー装置用ワイパーブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、車両の窓ガラス用ワイパーブレード用ワイパーブレードに関し、ワイパーブレードは、弾性的に変形可能な材料で形成され、２つの平行なワイパーリップ（９）が傾動ウェブ（１１）を介して接続された後部薄片（８）を有するワイパー薄片（２）を備えている。強制クリーニング部材（１５）が、ワイパーリップ（９）の互いに離間した長手方向側部（１４）に各設けられている。ワイパーが操作されると、ワイパー薄片（２）の運動方向に先導するワイパーリップ（９）が設けられた強制クリーニング部材（１５）と、後続のワイパーリップ（９）の剥離端部（２３）とが車両の窓ガラス（１０）と接触する。このタイプのワイパーブレードの払拭品質を向上するために、２つのワイパーリップ（９）は、標準的なワイパー薄片に適する実質的に三角形の断面を有していて、ワイパーが操作された場合、それらが、ワイパー薄片（２）の運動方向（Ｂ）の後方にある肩部によって後部薄片（８）の下側（１２）に各支持されるように接続されている。他の変形として、このタイプの払拭品質を改良するために、強制クリーニング部材（１５）が、ワイパー薄片（２）の長手方向に互いに離間して設けられた複数の個々のセグメントによって形成されていて、一方の強制クリーニング部材（１５）のセグメントは、他方の強制クリーニング部材（１５）のセグメント（１６）の方向との関係において長手方向に偏倚して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 車両の窓ガラスのワイパー装置用ワイパーブレード 本発明は、請求項１の前段に開示された特徴を有する車両の窓ガラスのワイパ ー装置用ワイパーブレードに関する。 ドイツ特許出願第ＤＥ２７ ００ ５２７Ａ１号は、ネック部によってそれぞ れが裏打ち部に接続された２つの平行なワイパーリップを有する弾性的に変形可 能な材料で形成された窓ガラス用ワイパーブレードを開示している。昆虫や汚れ を除去する部材が、ワイパーリップの互いに離間した長手方向の側部に各取着さ れていて、そのような昆虫や汚れを除去する部材は、スポンジの薄片、ブラシ、 スクイーザ／スクラッバー、または他の適切な部材あるいは部品で構成されてい る。断面は、その高さとの関係において、これらのワイパーリップが比較的狭く 、わずかの間隙によってのみ分離されているということを示している。ワイパー リップを裏打ち部に接続するネック部は、互いに向き合ったワイパーリップの長 手方向側部と整列されている。各ワイパーリップが、互いに離間した長手方向の 側部とワイパーリップの上側との間に形成された１つの肩部のみを示しているけ れども、そのような肩部が、払拭操作中いつでも裏打ち部によって支持されるこ とは明白ではない。さらに、複数のワイパーリップが比較的高くて細いので、ワ イパーリップが非常に可撓性であって、またそれ故、その下方の部分が払拭操作 中窓ガラスの表面の方向に比較的強く変形されることが理解できる。従って、一 方において、昆虫や汚れを除去する部材の比較的大きな部分が清掃されるべき窓 ガラスと接触するが、これは、表面圧力が比較的低いことを意味し、従って、ク リーニング操作の強さが減少する。他方において、それらの適切な機能に従って 運動方向が戻された場合、ワイパーリップが反対側の傾動位置に変化できないこ とが予測される。もしワイパーリップが戻りの位置において他方の傾動位置に適 切に振れないと、窓ガラスと接触している昆虫や汚れを除去する部材は視界を損 ない、また、後続のワイパーリップに払拭端部によって直ちに除去できない汚れ の膜を生成する。何れの場合も、良好な所望の払拭品質は達成できない。もし、 ワ イパーリップの反対の傾動位置への振り戻しが、たとえば戻り位置での窓ガラス 用ワイパーブレードの接触圧力を減少するような付加的な技術手段によって確実 に成されるならば、付加的な技術的努力と費用とが必要となる。 本発明の目的は、上述のようなタイプの窓ガラス用ワイパーブレードの払拭品 質を簡単な技術的手段によって改良することである。 本発明によれば、この目的は、請求項１に示された特徴を有する窓ガラス用ワ イパーブレードによって達成される。そのような窓ガラス用ワイパーブレードに おいて、ワイパーブレード用ゴムの２つのは、ドイツ特許出願第ＤＥ２７ ００ ５２７Ａ１号に開示されたものよりもそれほど可撓性を有していない。従って、 強制クリーニング部材は、かなり大きな表面圧力で窓ガラスに対して押圧するこ とができ、これは、窓ガラスがひどく汚れていたり粘着性の汚れがある場合クリ ーニング効果を向上する。ワイパーリップの対称的な形状と、各ワイパーリップ の各肩部が両側の裏打ち部の下側に支持できることとにより、ワイパーブレード 用ゴムの運動方向が戻された場合に、ワイパーリップが他方の傾動位置に適切に 振られることが確実となる。従って、先導する強制クリーニング部材によって窓 ガラスから除かれまたは清掃される汚れは、ワイパーブレード用ゴムの両方向へ の運動において後続のワイパーリップの払拭端部によって確実に除去される。請 求項２による本発明の他の実施例は、強制クリーニング部材の各セグメントが比 較的大きな表面圧力で窓ガラスを払拭し、それ故、頑固な汚れでさえも除去しま たは清掃することができるという更なる利点を提供する。従って、窓ガラス用ワ イパーブレードによって清掃される全体の領域は、窓ガラス用ワイパーブレード の往復運動によって構成される１回の完全な払拭サイクル中に、強制クリーニン グ部材によって１回で完全に払拭される。強制クリーニング部材の各セグメント の間の間隙がセグメントの長手方向の延在部と正確に対応する場合、強制クリー ニング部材によって適用される表面圧力は、２倍にすることができる。 本発明の目的は、さらに、請求項３に開示された特徴を有する窓ガラス用ワイ パーブレードによって達成される。この実施例は、上述の慣用されているワイパ ーブレード用ゴムにおいて、ワイパーリップが、適切に機能するために必要なワ イパーブレード用ゴムの運動方向が変えられた場合、確実に反対の傾動位置に振 られるという前提に基づいている。従って、この場合において、払拭品質におけ る特筆すべき利点は、強制クリーニング部材を個々のセグメントに分割し、それ らをワイパーブレード用ゴムの長さ方向に、すなわち、互いの関係において偏倚 した位置においてワイパーリップの互いに離間した長手方向の側部に配列するこ とによって簡単に達成されることである。セグメントからなる強制クリーニング 部材が窓ガラスを払拭する表面圧力の増加により、それらのクリーニング効果は 明らかに強化される。 請求項１または２の目的および請求項３の目的の両方に適用できる好ましい実 施例が、従属請求項４〜８に開示されている。 請求項４による実施例は、車両本体の他のいくつかの部分における洗浄液ノズ ルの配置と対称的に、洗浄液は、かなり良好にまたより均一に、実際の払拭操作 に先立って清掃されるべき窓ガラスの領域に適用できるように、窓ガラス用ワイ パーブレードの払拭品質を改良するのに役立つ。この関連において、請求項５に よる実施例は、この実施例が、洗浄液を運動方向に関しワイパーブレード用ゴム の前方の窓ガラスの領域にのみ正確に適用することを可能にするので、特に好ま しい。これは、窓ガラス用ワイパーブレードの運動の後部の領域における視認性 が、窓ガラスに適用される洗浄液によって妨げられることがないという改良をも たらす。さらに、使用される洗浄液の量は減少する。ウオッシャー液導管とその 液体用開口もまた、非常に頑固な屑または冬の除霜剤の場合に窓ガラスに正確に また均一に集中された強制的クリーニング剤を適用するために使用できる、とい うことをこの点において認識しなければならない。 請求項６による実施例が適用される場合、洗浄液は、窓ガラスが清掃されてい る間、２つのワイパーリップの間の空間に付加的に放出される。このように、洗 浄液は、緩くなったがまだ窓ガラスの払拭領域から除去されていない汚れに対し 、後続のワイパーリップの払拭端部によって再び適用することができる。本発明 によるワイパーブレード用ゴムは、その主要部品が突出部によって形成されかつ 裏打ち部を有していて、２つのワイパーリップが裏打ち部に接続されていて、強 制クリーニング部材は主要部品が製造された後でワイパーリップの長手方向の外 側部に取着されることによって、低いコストで製造することができる。 そのような窓ガラス用ワイパーブレードにおいて、ワイパーブレード保持体に よってワイパーブレード用ゴムに適用される所望の均一なまたは目標を定めた不 均一な分配を達成することによって、ワイパーブレード用ゴムの裏打ち部は、ワ イパーブレード用ゴムの長手方向に設けられ閉成された断面を持った１つまたは 複数のチャンネルを特徴としている。相当するスプリング特性を有するスプリン グ片が、チャンネルまたは各チャンネルにそれぞれ設けられている。 本発明の実施例は、添付図面により詳細に開示されている: 図１は、窓ガラス用ワイパーブレードを示す図; 図２は、払拭操作中のワイパーブレード用ゴムの断面を示す拡大図； 図３は、図１と同じ方向から見たワイパーブレード用ゴムの断面の拡大概略線 図。 図１に示された窓ガラス用ワイパーブレードは、一般に使用されているワイパ ーブレード保持体１を示していて、本発明によって構成されたワイパーブレード 用ゴム２を保持し案内している。ワイパーブレード保持体１は、図示しないワイ パーアームに回動するように接続するために中間部が取着された、いわゆるヒン ジ４を有する主ブラケット３を有している。中間部材５は、バランスアームのよ うに、主ブラケット３の向き合った両端部に接合されていて、ついで爪ブラケッ ト６は、バランスアームのように、各中間部材５の各向き合った両端部に接合さ れている。爪ブラケット６は、その爪部７でワイパーブレード用ゴム２を保持し 案内するように構成されている。ワイパーブレード用ゴムの更なる詳細と特徴的 態様は、図２と３に示されている。 図２に開示されたワイパーブレード用ゴム２は、弾性的に変形可能な材料で形 成されている。これは本質的に、裏打ち部８と、この裏打ち部８と一体になるよ うに一体的に形成された２つのワイパーリップ９とから成っている。２つのワイ パーリップ９は、適切な払拭操作に必要な運動をする間互いに影響し合わないよ うに、その問にある程度の間隙をもって互いに平行に配置されている。ワイパー リップ９は、基本的には、すでに一般的に使用されている１つのワイパーリップ を有するワイパーブレード用ゴムによって知られた三角形の断面形状を備えてい る。各ワイパーリップの狭い側は、清掃されるべき窓ガラス１０の方に向けられ ている。ワイパーリップ９の幅広な上部側は、裏打ち部８に向かって面していて 、幅広な上部側の各中間部に設けられた弾性的に可撓性のネック１１によって、 裏打ち部８の下側１２、すなわち、窓ガラス１０に面した側に接続されている。 仮想の垂直中間面に関し、ワイパーリップ９が対称的な断面形状であるので、こ れらは、払拭操作中において裏打ち部８の下側１２に交互に保持されるように、 可撓性のネック１１の両側に肩部１３を有している。 強制クリーニング部材１５は、ワイパーリップ９の互いに離間した長手方向の 側部１４にそれぞれ取着されていて、そのような部材は、ブラシ状の毛、スポン ジまたは不織布、あるいは強制クリーニング操作に適した類似の材料で形成され ている。この接続において、強制クリーニング部材１５は、図３に示したように 、各延在したセグメント１６で形成されている。これらのセグメント１６は、ワ イパーリップ９に沿って長く設けられていて、各セグメント間の間隔は、各セグ メント１６の長さ方向の延在部よりもわずかに大きい。セグメント１６を図３の ように連続した線と点線で表すことにより、ワイパーブレード用ゴム２の長手方 向における一方のワイパーリップ９のセグメント１６と、他方のワイパーリップ のセグメント１６とは、それらの向き合った端部が比較的小さい重なり領域１７ を形成するように偏倚していることが明らかになる。 さらに、図２は、相互に離間した長手方向の側部のほぼ各中間部に、裏打ち部 ８が細長い溝１８を備えていることを示している。爪ブラケット６の爪部７は、 ワイパーブレード用ゴム２をワイパーブレード保持体１に保持し案内するために 、これらの細長い溝１８内にクランプされる。閉成されたチャンネル１９が、裏 打ち部８の上部領域の断面に中心を合わせられ、細長い溝によって形成された胴 部によって限界を定められていて、そのようなチャンネルは裏打ち部８に沿って 長く延びていて、スプリング片２０が、ワイパーブレード保持体１の爪部７によ ってワイパーブレード用ゴム２に適用される接触圧力の目標とされた配分を達成 するために、ワイパーブレード用ゴム２の長さに沿ってそのようなチャンネル内 に設けられている。扁平な卵形の断面で、長さ方向に延びたウオッシャー液導管 ２１は、裏打ち部８の下部の部分に形成されていて、細長い溝１８によって形成 された胴体部によって限界を定められている。このウオッシャー液導管２１は、 裏 打ち部８の長手方向の向き合った側に開口した液体用開口２２の列を備えている 。ワイパーブレード用ゴムに弾性的特性の材料を使用して形成することにより、 これらの液体用開口２２は、運動方向Ｂに関する前方の液体用開口２２のみが開 成し、後方の液体用開口２２が閉成するように構成されている。図２に示された ワイパーブレード用ゴム２において、右側の液体用開口２２が開成し、左側の液 体用開口２２が閉成している。そのために、右側の液体用開口２２による洗浄液 の放出は、連続した線で示され、左側の液体用開口２２によるそれは、点線での み示されている。これらの液体用開口２２に加えて、複数の他の付加的な液体用 開口２４が設けられていて、裏打ち部８の底部側１２の２つのワイパーリップ９ の間の空間に開口している。これらの手段によって、達成されるべき払拭品質を さらに改良することが可能である。 図２は、払拭操作中のワイパーブレード用ゴム２を示している。ワイパーブレ ード用ゴム２の前にある払拭領域は、ウオッシャー液導管２１を介し運動方向Ｂ との関係において開成された液体用開口２２に導かれた、洗浄液または強制クリ ーニング剤によって濡らされている。洗浄液はまた、２つのワイパーリップ９の 間にある更なる液体用開口２４から窓ガラス１０に供給される。ワイパーブレー ド用ゴム２が運動方向Ｂへ移動するので、ワイパーリップ９は、可撓性のネック １１の運動によって、運動方向Ｂとの関係で前方位置へ傾斜される。そうするこ とによって、それらは、肩部１３によって裏打ち部８の底部側１２に支持される ことができ、ワイパーリップ９の低部部分は、運動方向Ｂにわずかに反して振ら れる。 先導するワイパーリップ９、すなわち右側の９に取着された強制クリーニング 部材１５が窓ガラス１０と接触するようになり、その上を払拭することが明らか である。そうすることにより、洗浄液によって浮かされ柔らかくされた汚れは、 窓ガラス１０から浮かされ除去される。後続する、すなわち左側のワイパーリッ プ９が、その払拭端部２３で窓ガラス１０と接触し、液体用開口２４を介して窓 ガラス１０に供給された洗浄液の効果を利用して、浮かされた汚れを払拭領域か ら除去する。運動方向Ｂが反対になると、２つのワイパーリップ９は反対の傾斜 位置に向きを変えるので、その場合は、以前窓ガラス１０と接触していなかった 左側のワイパーリップ９に取着された強制クリーニング部材１５と右側のワイパ ーリップ９の払拭端部２３とが、窓ガラス１０と接触するようになる。強制クリ ーニング部材１５が互いに偏倚した個々のセグメント１６内に分けられていると いう事実により、ワイパーブレード用ゴム２の往復運動から成る完全な払拭サイ クルは、強制クリーニング部材１５を持った窓ガラス用ワイパーブレードによっ て払拭された全体の領域を清掃するために必要である。比較的大きな表面圧力を 通してこれらの強制クリーニング部材１５によって達成された改良されたクリー ニング効果に加えて、強制クリーニング部材１５の分割は自己クリーニング効果 の改良もまたもたらす。強制クリーニング部材１５によって取り上げられた汚れ は、これらの強制クリーニング部材１５がセグメント１６に分割されている場合 、容易に洗い流される。この自己クリーニング効果は、その構成は上述されてい るが、常に運動方向と関連してワイパーブレード用ゴム２の前方へ洗浄液を放出 することによりさらに改良される。 参照符号のリスト １． ワイパーブレード保持体 ２． ワイパーブレード用ゴム ３． 主ブラケット ４． ヒンジ ５． 中間ブラケット ６． 爪ブラケット ７． 爪 ８． 裏打ち部 ９． ワイパーリップ １０． 窓ガラス １１． 可撓性のネック １２． 底部側 １３． 肩部 １４． 長手方向の側部 １５． 強制クリーニング部材 １６． セグメント １７． 重なり合った領域 １８． 細長い溝 １９． チャンネル ２０． スプリング片 ２１． ウオッシャー液導管 ２２． 液体用開口 ２３． 払拭端部 ２４． 液体用開口 Ｂ 運動方向

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボマー、ユルゲン ドイツ連邦共和国、デー―71732 タム、 ズィルヒャーシュトラーセ 14 (72)発明者 フィッシャー、クラウス ドイツ連邦共和国、デー―74321 ビーテ ィヒハイム―ビッシンゲン、プフォルツハ イマー・シュトラーセ 75 (72)発明者 エグナー―ヴァルター、ブルーノ ドイツ連邦共和国、デー―74076 ハイル ブロン、ケーファーフルークシュトラーセ 43 【要約の続き】 （１５）が、ワイパー薄片（２）の長手方向に互いに離 間して設けられた複数の個々のセグメントによって形成 されていて、一方の強制クリーニング部材（１５）のセ グメントは、他方の強制クリーニング部材（１５）のセ グメント（１６）の方向との関係において長手方向に偏 倚して配置されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 弾性的に変形可能な材料で形成されワイパーブレード保持体（１）に取着 された裏打ち部（８）を示すワイパーブレード用ゴム（２）を持った車両の窓ガ ラスのワイパー装置用ワイパーブレードであって、裏打ち部（８）の底部側（１ ２）すなわち窓ガラス（１０）の方に面した側が、２つの平行な分離したワイパ ーリップ（９）の形態であって、それぞれが可撓性のネック（１１）によって裏 打ち部（８）に接続されていて；ブラシ状の毛あるいはスポンジまたは不織布繊 維のような強制クリーニング材料で形成された強制クリーニング部材（１５）が 、ワイパーリップ（９）の相互に離間した各長手方向の側部（１４）に設けられ ていて、それ故、払拭操作中、ワイパーブレード用ゴムの運動方向（Ｂ）との関 係において先導するワイパーブレードに取着された強制クリ−ニング部材（１５ ）と後続するワイパーリップ（９）の払拭端部（２３）とが窓ガラス（１０）と 接触するものにおいて、２つのワイパーリップ（９）は、強制クリーニング部材 （１５）を除いてみた場合、その垂直な中心面との関係において本質的に三角形 の対称的な形状を示し、それは、標準のワイパーブレード用の通常のものであり 、ワイパーブレード用ゴム（２）の運動方向（Ｂ）との関係においてワイパーリ ップ（９）の後ろ側の肩部（１３）が、裏打ち部（８）の底部側（１２）に各支 持されるように、また、ワイパーブレード用ゴム（２）の運動方向（Ｂ）が反対 になった場合ワイパーリップ（９）が適切に反対側の傾動位置へ振り戻されるよ うに裏打ち部（８）に接続されていることを特徴とする窓ガラス用ワイパーブレ ード。 ２． 強制クリーニング部材（１５）は、ワイパーブレード用ゴム（２）の長さ 方向に互いに離間した複数の個別のセグメント（１６）によって形成され、一方 のワイパーリップ（９）のセグメント（１６）が他方のワイパーリップ（９）の セグメント（１６）との関係において、それらが互いに隣接するかまたはある程 度重なり合うような方法で偏倚していることを特徴とする請求項１記載のワイパ ーブレード用ゴム。 ３． 弾性的に変形可能な材料で形成されワイパーブレード保持体（１）に取着 された裏打ち部（８）を示すワイパーブレード用ゴム（２）を持った車両の窓ガ ラスのワイパー装置用ワイパーブレードであって、裏打ち部（８）の底部側（１ ２）すなわち窓ガラス（１０）の方に面した側が、２つの平行な分離したワイパ ーリップ（９）の形態であって、それぞれが可撓性のネック（１１）によって裏 打ち部（８）に接続されていて；ブラシ状の毛あるいはスボンジまたは不織布繊 維のような強制クリーニング材料で形成された強制クリーニング部材（１５）が 、ワイパーリップ（９）の相互に離間した各長手方向の側部（１４）に設けられ ていて、それ故、払拭操作中、ワイパーブレード用ゴムの運動方向（Ｂ）との関 係において先導するワイパーブレードに取着された強制クリーニング部材（１５ ）と後続するワイパーリップ（９）の払拭端部（２３）とが窓ガラス（１０）と 接触するものにおいて、強制クリーニング部材（１５）は、ワイパーブレード用 ゴム（２）の長さ方向に互いに離間した複数の個別のセグメント（１６）によっ て形成され、一方のワイパーリップ（９）のセグメント（１６）が他方のワイパ ーリップ（９）のセグメント（１６）との関係において、それらが互いに隣接す るかまたはある程度重なり合うような方法で偏倚していることを特徴とするワイ パーブレード用ゴム。 ４． ウオッシャー液導管（２１）が、裏打ち部（８）の長さに沿って延びてい て、このようなウオッシャー液導管（２１）は、洗浄液を窓ガラス（１０）に放 出するための液体用開口（２２）を有することを特徴とする請求項１ないし３い ずれか１項記載の窓ガラス用ワイパーブレード。 ５． 裏打ち部（８）の長手方向の両側部に沿って複数の液体用開口（２２）を 有し、これは、ワイパーブレード用ゴム（２）の運動方向（Ｂ）との関係におい て、前方の液体用開口（２２）のみが開成するように構成されていることを特徴 とする請求項４記載の窓ガラス用ワイパーブレード。 ６． 洗浄液用の更なる複数の液体用開口（２４）が設けられていて、これらの 更なる液体用開口（２４）は、裏打ち部（８）の底部側（１２）にある２つのワ イパーリップ（９）の間の空間に開口しているいることを特徴とする請求項５記 載の窓ガラス用ワイパーブレード。 ７． ワイパーブレード用ゴム（２）の本体部は、突出部によって生成され、ま た、裏打ち部（８）とこの裏打ち部（８）に接続された２つのワイパーリップ（ ９）とから成り、強制クリーニング部材（１５）が本体部が突出された後ワイパ ーリップ（９）に取着されることを特徴とする請求項１ないし６いずれか１項記 載の窓ガラス用ワイパーブレード。 ８． ワイパーブレード用ゴム（２）の裏打ち部（８）が閉成された断面の１つ または複数のチャンネル（１９）を有し、場合によって、ワイパーブレード用ゴ ム（２）の全体の長さに沿って窓ガラス用ワイパーブレードによって適用される 表面圧力の適切な分配を達成するための各１つのスプリング片（２０）が設けら れていることを特徴とする請求項１ないし７いずれか１項記載の窓ガラス用ワイ パーブレード。