JP2000507469A - 固定部材とその固定部材によって固定された靭帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、人間や動物の骨に靭帯を連結するための固定部材に関する。この固定部材は、骨内部の連通口内に固定可能な中空で略円筒状の部材と、少なくとも２つの異なる軸方向位置で円筒部材内において靭帯を固定可能な連結部材とを備えている。本発明はまた、少なくとも１つの固定部材によって骨に固定された靭帯に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 固定部材とその固定部材によって固定された靭帯 本発明は、人間や動物の骨に靭帯を連結するための固定部材、および少なくと も一つの該固定部材によって骨に固定された靭帯に関する。 靭帯が損傷したとき、例えば膝腱がちぎれたとき（靭帯断裂）には、手術によ り新しい靭帯（プラスチック製靭帯）でつなぐことができる。このような新しい 靭帯として体の他の部分から取り出された靭帯を使うことができるが、プラスチ ック材料（プラスチック製靭帯）もこの目的に用いることができる。靭帯の固定 は、例えば、歯状突起のあるリング、ステープル、骨プラグ、歯状突起のあるプ ラグなどを有するねじによって行うことができる。骨プラグで固定する場合には 、固定用の靭帯が使われている骨部に配置するための連通口が必要になる。骨部 から取られ連通口をつくるために使用される骨切片は、後に、連通口内において 骨切片または骨プラグにより靭帯が固定されるように靭帯内に配置される。これ らの固定方法は、単独または組み合わせでしばしば用いられている。 従来の固定方法の欠点は、靭帯をもってきてそれを正確な張力に保持すること が困難であることであった。その結果として、機能、痛み、および不安定な感覚 が減少する。（同一源の）体の他の部分から取り除かれた靭帯材料でつくられた 靭帯を使う場合の欠点は、手術により正確な張力で配置された靭帯が時間の経過 につれてゆるみ、それにより再び不安定さが増すということであった。また、プ ラスチック製靭帯材料の欠点は、限られた寿命があるために何年かすると破断す ることであった。その場合、靭帯を取り替えなければならないが、その取り替え には再度の大手術を行わなければならない。 本発明の目的は、靭帯を保持するのが簡単で、固定された靭帯を他のものと取 り替えるときに張力を変更することが簡単に行えるように、靭帯を骨に固定する ことにある。 この目的のために本発明は、人間や動物の骨に靭帯を連結するための固定部材 を設けている。この固定部材は、骨の内部の連通口内に固定可能な中空で略円筒 状の部材と、少なくとも２つの異なる軸方向位置で円筒部材内において靭帯を固 着可能な連結部材とを備えている。円筒部材の外壁は、それが骨の内部で安定し て固着するための形状を有していることが好ましい。円筒部材は、靭帯に連結さ れる連結部材のための連結選択部を形成する。連結部材は比較的簡単な方法で円 筒部材に連結可能であり、それにより円筒部材に関する連結部材の置換を比較的 簡単に行うことができ、すなわち、靭帯のタイプに関係なく、靭帯が固定された 連結部材を円筒部材から取り外し、同様に連結部材を備えた新しい靭帯に取り替 えることができる。この場合において、円筒部材が骨に対して強固に連結されて いることが非常に重要である。用いられる手術の技術は、通常の技術と大きく異 なるものではない。円筒部材と連結部材との簡単な連結のために、円筒部材の内 壁は靭帯用の連結部材と協働するような形状を有することが好ましい。その内部 形状は、内ねじによって形成されることがより好ましい。円筒部材に対する連結 部材の簡単で良好な連結のために、連結部材の外側もまた、円筒部材の内側と協 働するような形状とするのが好ましい。この形状もまたねじによって形成される のが好ましい。靭帯の張力の再調整は、例えば局部麻酔のもとで切開するという 限られた外科的手術によって行うことができる。好適な実施例では、離れたとこ ろから制御可能な調整手段を固定部材に設けることができる。この調整手段には 、マイクロモータや誘導原理などを用いることができる。この場合、靭帯の張力 は、製造ライン上や、あるいは、患者が膝弛緩計量装置につながれている間に、 遠隔調整を使ってその場で調整可能である。また、この点に関して、温度感知材 料や移動磁界によって制御可能な調整手段などのような別の解決手段も考えられ る。骨の内部に永久固着可能な中空円筒部材を有する構成のために、可能な修正 のために要求される行動は非常に限られており、従来の靭帯固定のための修正時 間に比べて修正時間を著しく短縮できる。この修正は関節鏡を用いて行える。 円筒部材の少なくとも一端部で、内面が円筒部材の一端壁内にスムーズに移動 することが好ましい。一端壁内への内面のスムーズな移動が靭帯を円筒部材内に 移動させる側面を形成するように円筒部材を骨の内部に配置すると、鋭いエッジ との接触による靭帯の過度の摩損を防止できる。 連結手段は、靭帯を連結するための手段を備えていることが好ましい。靭帯の 連結によって、靭帯材料が全くあるいはほとんど損傷することがなく、特殊な手 術に要求される靭帯の長さをできるだけ限られた状態に維持できるという利点が ある。連結部材は、インプラント（同一源の靭帯、プラスチック製靭帯またはこ れらの組み合わせ）のタイプにかかわらず使用可能である。 好適な実施例では、連結部材は連通口を有し、その連通口内においてクランプ 部材が靭帯を連結するために固着可能になっている。このような連結構造は使用 において非常に信頼性が高く、かつより簡単である。 別の好適な実施例では、連結部材が弾性部材を介して円筒部材に連結可能にな っている。このような弾力性をもった連結によって、例えば時間が経つにつれて 靭帯材料に伸びが生じた場合にも、靭帯の張力を一定に保つことができる。また 、別の利点として、靭帯に作用する大きな負荷を弾性部材によって少なくとも部 分的に吸収でき、それによって靭帯へのダメージを素早く小さくできる。 さらに別の好適な実施例では、連結手段は、円筒部材に関する連結手段の位置 を変える調整手段の係合のための少なくとも一つの凹部および／または凸部を靭 帯から離れた側に有している。この構成によって、手術後において非常に小さい 切開部を使って靭帯の張力を変更することが可能になる。例えばスパナの形をし た調整手段を前記凹部および／または凸部と協働するように切開部に挿入するこ とにより、円筒部材に関する連結部材の位置を変えることが可能になる。したが って、靭帯の張力を変更するために大きな外科的手術は必要なくなる。 本発明はまた、少なくとも一つの固定部材によって骨に固定された靭帯に関す る。本発明に係る固定部材によって両側で靭帯を固定することができるが、靭帯 の一方の側を本発明に係る固定部材で固定すれば重要な利点はすでに達成される ので、靭帯の他方の側は従来方法によって固定されていてもよい。 さらに、本発明は、以下の図面に示された非限定の実施例によって明らかにさ れる。 図１は、本発明に係る固定部材を靭帯の一方に固定した膝の破断斜視図である 。 図２は、本発明に係る固定部材の斜視図である。 図３は、本発明に係る他の固定部材の斜視図である。 図１は、部分的に破断された人体の膝関節１を示す。靭帯２は、膝関節１に人 工的に固定されている。このため、上骨部３と下骨部４には共に、連通口５，６ がそれぞれ配置されている。靭帯２は、公知のステープルによって下骨部４に固 定されている。このように、下骨部４に靭帯２を連結することにより、外科的手 術のみによって除去可能な強固な連結が得られる。また、下骨部４の同じ位置に 再び同じステープル７を固定することは困難である。 本発明に係る固定部材８は、上骨部３では連通口５に設けられている。靭帯２ が対向する固定部材の一端部には、固定部材８が挿入された靭帯の摩損を防止す るために、内側に囲撓エッジ９が設けられている。さらに、固定部材８を明らか にするために、以下の図面を参照する。 図２は、骨部３に保持された固定部材１０を示す。固定部材１０は円筒部材１ １を備え、その外周部は骨部３に円筒部材１１を安定して固定するためにエッジ 形状となっている。円筒部材１１は内壁が内ねじを有する中空形状となっている 。円筒部材１１には外ねじを有する連結部材１３が配設され、ねじ山１４は円筒 部材１１の内ねじ１２と螺合する。円筒部材１１に対して連結部材１３が回転す ることにより、連結部材１３は軸方向に移動する。この連結部材１３の軸方向へ の移動により靭帯２の張力が変化する。例えば、連結部材１３の一端内壁に設け た凹部１６にスパナ１５を配置することにより、靭帯２での張力を極めて簡単な 方法で変更することができる。これらの図面に示される靭帯２は、非常に多くの 繊維１７で構成されている。しかし、他の靭帯も考えられる。そこで、靭帯２に 連結部材１３を固定するため、連結部材１３には保持部材１９が位置する凹部１ ８が形成されている。これにより、靭帯２の繊維１７を保持部材１３と凹部の壁 面との間に保持するように、保持部材１９を凹部１８に固着することができる。 この図では、この目的のため、保持部材には凹部１８の長手方向の一部に形成さ れた内ねじに螺合するねじ山が設けられている。但し、他の解決方法も考えるこ とができる。 図３は、図２に示す固定部材１０とは異なる構造を備えた固定部材２０を示す 。ここで示された固定部材２０は、同様に、図２に示す部材に対応する円筒部材 １１で構成される。円筒部材１１には、靭帯２が接触し得る一端部に囲撓エッジ ２１が形成されている。円筒部材１１には、中空被覆部２３を備えた連結部材２ ２が配設され、この中空被覆部２３には、円筒部材１１の内ねじに螺合させるた めの外ねじが形成されている。被覆部２３に設けた突起２５によって簡略化され た固定部材２１の回転により、被覆部の位置は円筒部材１１に対して軸方向に変 更可能である。図２に示す構造とは異なり、図２に示す保持部材１９に類似の保 持ブロック２６は、被覆部２３で軸方向に移動自在に保持される。保持ブロック の操作は、これらの図面では説明されていない。保持ブロック２６は、被覆部２ ３にスプリング２７によって支持されている。靭帯２の張力は、靭帯２の長さを 少し変更しても一定に維持される。靭帯２の長さの変化はスプリング２７によっ て吸収されるからである。この図に示す固定部材２０は、靭帯２の長さを少し変 更しても、靭帯２の張力を一定に維持するために再調整の必要がない利点を有す る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年４月１４日（１９９８．４．１４） 【補正内容】 明細書 固定部材とその固定部材によって固定された靭帯 本発明は、人間や動物の骨に靭帯を連結するための固定部材に関する。この固 定部材は、骨の内部の連通口内に固定可能な中空で略円筒状の部材と、少なくと も２つの異なる軸方向位置で円筒部材内に固着可能な靭帯用の連結部材とを備え ている。 靭帯が損傷したとき、例えば膝腱がちぎれたとき（靭帯断裂）には、手術によ り新しい靭帯（プラスチック製靭帯）でつなぐことができる。このような新しい 靭帯として体の他の部分から取り出された靭帯を使うことができるが、プラスチ ック材料（プラスチック製靭帯）もこの目的に用いることができる。靭帯の固定 は、例えば、歯状突起のあるリング、ステープル、骨プラグ、歯状突起のあるプ ラグなどを有するねじによって行うことができる。骨プラグで固定する場合には 、固定用の靭帯が使われている骨部に配置するための連通口が必要になる。骨部 から取られ連通口をつくるために使用される骨切片は、後に、連通口内において 骨切片または骨プラグにより靭帯が固定して留められるように靭帯内に配置され る。これらの固定方法は、単独または組み合わせでしばしば用いられている。 従来の固定方法の欠点は、靭帯をもってきてそれを正確な張力に保持すること が困難であることであった。その結果として、機能、痛み、および不安定な感覚 が減少する。（同一源の）体の他の部分から取り除かれた靭帯材料で製造された 靭帯を使う場合の欠点は、手術により正確な張力で配置された靭帯が時間の経過 につれてゆるみ、それにより再び不安定さが増すということであった。また、プ ラスチック製靭帯材料の欠点は、限られた寿命があるために何年かすると破断す ることであった。その場合、靭帯を取り替えなければならないが、その取り替え にはまた大手術を行わなければならない。 ＦＲ−Ａ−２ ６６３ ８３７には、骨に靭帯を固定するための固定部材が記 載されている。この固定部材は、骨の内部の連通口内に固定可能な中空の円筒部 材と、この円筒部材内に靭帯を固定する連結部材とを備えている。連結部材は、 円筒部材内で連結部材を移動させるためのねじを有している。 本発明の目的は、靭帯を保持するのが簡単で、固定された靭帯を他のものと取 り替えるときに張力を変更することが簡単に行えるように、靭帯を骨に固定する ことにある。 この目的のために本発明は、円筒部材１１の内壁が靭帯２用の連結部材１３と 協働して連結部材１３を軸方向に位置決めするための形状１２を有していること を特徴とする固定部材を備えている。円筒部材の外壁は、それが骨の内部で安定 して固着するための形状を有していることが好ましい。円筒部材は、靭帯に連結 される連結部材のための連結選択部を形成する。連結部材は比較的簡単な方法で 円筒部材に連結可能であり、それにより円筒部材に関する連結部材の置換を比較 的簡単に行うことができ、すなわち、靭帯のタイプに関係なく、靭帯が固定され た連結部材を円筒部材から取り外し、同様に連結部材を備えた新しい靭帯に取り 替えることができる。この場合において、円筒部材が骨に対して強固に連結され ていることが非常に重要である。用いられる手術の技術は、通常の技術と大きく 異なるものではない。円筒部材と連結部材との簡単な連結のために、円筒部材の 内壁は靭帯用の連結部材と協働するような形状を有することが好ましい。その内 部形状は、内ねじによって形成されることがより好ましい。円筒部材に対する連 結部材の簡単で良好な連結のために、連結部材の外側もまた、円筒部材の内側と 協働するような形状とするのが好ましい。この形状もまたねじによって形成され るのが好ましい。靭帯の張力の再調整は、例えば局部麻酔のもとで切開するとい う限られた外科的手術によって行うことができる。好適な実施例では、離れたと ころから制御可能な調整手段を固定部材に設けることができる。この調整手段に は、マイクロモータや誘導原理などを用いることができる。この場合、靭帯の張 力は、製造ライン上や、あるいは、患者が膝弛緩計量装置につながれている間に 、遠隔調整を使ってその場で調整可能である。また、この点に関して、温度感知 材料や移動磁界によって制御可能な調整手段などのような別の解決手段も考えら れる。骨の内部に永久固着可能な中空円筒部材を有する構成のために、可能な修 正 のために要求される行動は非常に限られており、従来の靭帯固定のための修正時 間に比べて修正時間を著しく短縮できる。この修正は関節鏡を用いて行える。 円筒部材の少なくとも一端部で、内面が円筒部材の一端壁内にスムーズに移動 することが好ましい。一端壁内への内面のスムーズな移動が靭帯を円筒部材内に 移動させる側面を形成するように円筒部材を骨の内部に配置すると、鋭いエッジ 請求の範囲 １．靭帯（２）を人又は動物の骨に連結するために、骨部（３）の内部の連通口 （５）内に固定可能な中空で略円筒状の部材（１１）と、少なくとも２つの異な る軸方向位置で円筒部材（１１）内に靭帯を固着可能な連結部材（１３）とから なる固定部材（８）において、前記円筒部材（１１）の内壁が、連結部材（１３ ）と協働すると共に連結部材（１３）を軸方向に位置決めするための形状（１２ ）を有することを特徴とする固定部材。 ２．前記円筒部材（１１）の内壁（１２）に内ねじを形成したことを特徴とする 請求項１に記載の固定部材。 ３．前記円筒部材の外壁を、骨部に安定して固着するための形状とした請求項１ に記載の固定部材。 ４．前記円筒部材は、遠隔調整可能な調整手段を備えた前記いずれか１項に記載 の固定部材。 ５．前記円筒部材（１１）の少なくとも一端部（９）で、内面が円筒部材の一端 壁内にスムーズに移動する前記いずれか１項に記載の固定部材。 ６．前記連結部材（１３）に、靭帯（２）を保持する手段（１９）を設けた前記 いずれか１項に記載の固定部材。 ７．前記連結部材（１３）に、円筒部材（１１）の内面と協働する形状（１４） の外壁を設けた前記いずれか１項に記載の固定部材。 ８．前記連結部材（１３）の外壁（１４）をねじ山で形成した請求項７に記載の 固定部材。 ９．前記連結部材（１３）は、保持部材（１９）が靭帯を保持するために固着可 能な連通口を備えた前記いずれか１項に記載の固定部材。 １０．前記連結部材（１３）は、弾性部材（２７）を介して円筒部材（１１）に 連結可能である前記いずれか１項に記載の固定部材。 １１．前記連結部材（１３）は、靭帯（２）とは離れた側で、円筒部材（１１） に対して連結部材（１３）の位置を変更するための調整手段（１５）を係合する ための少なくとも１つの凹部（１６）および／または凸部を備えた前記いずれか １項に記載の固定部材。 １２．両端が骨部（３）に固定された前記いずれか１項に記載の固定部材（８） を少なくとも１つ備えた靭帯。 【図２】 【図３】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．靭帯を人又は動物の骨に連結するための固定部材において、 骨の内部の連通口内に固定可能な中空で略円筒状の部材と、 少なくとも２つの異なる軸方向位置で円筒部材内に靭帯を固着可能な連結部材 とで構成した固定部材。 ２．前記円筒部材の外壁を、骨部に安定して固着するための形状とした請求項１ に記載の固定部材。 ３．前記円筒部材の内壁を、靭帯用の連結部材と協働するための形状とした請求 項１又は２に記載の固定部材。 ４．円筒部材の内面を、内ねじで形成した請求項３に記載の固定部材。 ５．遠隔調整可能な調整手段を備えた前記いずれか１項に記載の固定部材。 ６．前記円筒部材の少なくとも一方で、内面が円筒部材の一端壁内にスムーズに 移動する前記いずれか１項に記載の固定部材。 ７．前記連結部材に、靭帯を保持するための手段を設けた前記いずれか１項に記 載の固定部材。 ８．前記連結部材に、円筒部材の内面と協働する形状の外面を設けた前記いずれ か１項に記載の固定部材。 ９．前記連結部材の外面をねじ山で形成した請求項８に記載の固定部材。 １０．前記連結部材は、保持部材が靭帯を保持するために固着可能な連通口を備 えた前記いずれか１項に記載の固定部材。 １１．前記連結部材は、弾性部材を介して円筒部材に連結可能である前記いずれ か１項に記載の固定部材。 １２．前記連結部材は、靭帯とは離れた側で、円筒部材に関して連結部材の位置 を変更するための調整手段を係合させるための少なくとも１つの凹部および／ま たは凸部を備えた前記いずれか１項に記載の固定部材。 １３．両端が骨部に固定された前記いずれか１項に記載の固定部材を少なくとも １つ備えた靭帯。