JP2000507350A - 検体の濃度を決定するためのシステム - Google Patents

検体の濃度を決定するためのシステム

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エヌ. ヘロン、ジェイムス
エー. クリステンセン、ダグラス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は検体の濃度を決定するためのシステム(80)に関する。システム(80)はバイオセンサ(88)内における蛍光結合アッセイにおいて生じる蛍光を検出する光学検出システム(92)を備える。光学検出システム(92)によって検出された蛍光から検体の濃度を求めるうえでデータ処理システム(96)が使用される場合もある。光学検出システム(92)には複数のレンズを備え得る光検出器が含まれ得る。またCCDカメラ(146)を使用することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 検体の濃度を決定するためのシステム 発明の分野 本発明は蛍光アッセイから蛍光を検出する光学的検出システムとこの蛍光から 検体の濃度を決定する処理システムとを含む装置及び方法に関する。 発明の背景 トレーサー分子が発する蛍光により検体を光学的に検出するという手法に基 づいたバイオセンサ装置は近年多大な関心を集めている。こうした装置は診断、 研究の両方の目的において有用である。特に固体相蛍光免疫測定法(Solid-phas efluoro-immunoassay)は、検体に対して特異的な抗体あるいは抗体分子の一部 分を基質上に固定し、検体の抗体に対する結合により直接的、間接的に(標識さ れたトレーサーなどにより)蛍光が発生するというものであるが、これは光学的 バイオセンサとして重要な手法となりつつある。 多くの固体相蛍光免疫測定法においては、適当な感度を得るうえで、蛍光を測 定する前に「洗浄」工程を行い、結合しなかったトレーサーを除去する必要があ る。これは特に、血液、血清、尿といった体液中の検体のようにナノモル以下の 濃度で存在する検体を検出するうえで重要である。しかし、この洗浄工程は煩わ しいものであり、再現性のある正確な結果を得るためにはテクニシャンがこの工 程に労力を費やさなければならない。したがって洗浄工程を行わずに10-10〜 10-13モルかそれ以下の濃度の検体を検出する感度を実現した蛍光免疫測定シ ステムが提供されることが望ましい。 こうしたシステムを実現するうえでのひとつの解決策として全内部反射(Tota l internal reflection,TIRと略記)として知られる光学的技術がある。導波管 を伝播する光線が、導波管とより小さい屈折率を有する周囲の媒質との境界面で 内部に全反射される場合に生じる光をエバネッセント光(Evanescent light)と 呼ぶ。 この内部反射した光の電磁場の一部は周囲の媒質中に進行し、エバネッセント場 (Evanescent light field)を形成する。 エバネッセント光の強度は導波管面からの距離に伴って指数関数的に低下する 。蛍光免疫測定法においては、エバネッセント光により、固定された結合物質に 直接的、間接的に結合したトレーサー分子は選択的に励起されるが、エバネッセ ント光の透過距離外にある溶液中の結合していないトレーサーは励起されず、「 バックグラウンド」の蛍光に寄与しない。蛍光測定におけるエバネッセント場の 利用は、しばしば「エバネッセント検出」(Evanescent sensing)と呼ばれる。ガ ラスやこれに類似した二酸化珪素材料またはポリスチレンのような光学プラスチ ックを使用し、周囲の媒質が水溶液である場合、エバネッセント光による有効励 起範囲は一般的に導波管表面より1000〜2000オングストロームの範囲で ある。この距離は導波管表面上の捕捉分子(抗体、受容体などの分子やこれらの 一部)に結合したトレーサー分子の大部分を励起するうえで充分であり、溶液中 に結合していない状態で存在する自由トレーサーの大部分は励起されない。この 結果生じる蛍光は固定された捕捉分子に結合したトレーサーの量、したがって存 在する検体の量を示す。 トレーサーが発する蛍光は逆方向にやはりエバネッセント的(evanescently) に導波管内に進行し、導波管内を伝播していく。導波管により、エバネッセント 場を利用した効率的な測定を行うことが可能である溶液の最大深度は、溶液中へ のエバネッセント光の透過深度にほぼ等しく、トレーサーが発する蛍光の内、導 波管を透過するものを利用して導波管の表面に結合したトレーサーからの蛍光を 選択的に測定することも可能である。 カーター(Carter)に付与された米国再発行特許第RE33,064号、フラナ ガン(Flanagan)等に付与された米国特許第5,081,012号、ケック(Ke ck)に付与された米国特許第4,880,752号、アトリッジ(Attridge)に 付与された米国特許第5,166,515号、スロバチェク(Slovacek)及びラ ブ(Love)に付与された米国特許第5,156,976号、スロバチェク (Slovacek)等により出願された欧州特許公開公報第0517516号及び欧州 特許公開公報第0519623号はいずれもエバネッセント光による検出の原理 を利用した蛍光免疫測定法のための装置を開示している。 免疫蛍光バイオセンサは10-12モルかそれ以下の濃度で存在する検体分子を 検出する精度を有することが望ましい。現在までのところ、エバネッセント光式 のバイオセンサの使用例の報告のほとんどは、最も低い濃度で10-11モルの濃 度の検体を検出しえたことを報告している。 更に、血液試料中のウィルスに対する抗体の検査のような「日常」の検査に おける迅速化と利便性のうえで、使い捨て可能で、多くの試料を同時に検査する ことが可能なエバネッセント光免疫蛍光バイオセンサが望ましい。多試料同時検 査が可能であることにより、テスト試料とコントロール試料(ブランク試料、正 のコントロール、または競合式のアッセイにおいてはトレーサー分子を予め含ん だ試薬)とを同時に照射して測定することが可能である。多試料同時検査が可能 であることによりまた、複数の試料の分析手順が迅速化され、通常の光源を使用 した場合に励起用の光のレベルが異なることによる影響が低減する。しかし、ブ ロック(Block)等に1990年3月20日に付与された米国特許第4,909 ,990号のような典型的な従来技術におけるエバネッセント光を利用した装置 にあっては導波管は光ファイバーロッドであり、その形状のため複数のウェルを 備えたバイオセンサを構成することは困難である。 実現可能な装置の感度に影響する別のもう一つの因子は導波管から放射される 励起光の強度に関するものである。トレーサー分子から放射される蛍光の強度は 励起光の強度(エバネッセント場)に一面において依存している。したがって、 エバネッセント光の強度を増大させることにより蛍光の強度も増大し、装置の検 出感度が向上する。またエバネッセント光のレベルは導波管を伝播する光線の強 度にも依存するが、一定の励起光の出力の下で、導波管の断面積を小さくするこ とにより、この光線の強度を増大させることが可能である。 また、光学的基質に対して抗体を固定する従来の方法においては感度の低下に つながる幾つかの問題点が生じる。こうした方法の多くにおいてタンパク質中の リシン残基のε-アミノ基が利用されている。タンパク質の多くは複数のリシン 残基を有することによりこの方法には少なくとも2つの大きな問題点がある。第 1に、結合部位が多数存在する(リシン残基が多数存在する)ことにより基質上 において抗体がランダムに配向する。基質に結合したリシン残基が抗体分子のN 末端の付近にある場合、この抗体の(N末端付近にある)抗原結合部位への検体 分子の結合は効果的に妨げられる。 第2に、一つの抗体分子上の複数のリシンが基質に結合した場合、分子のコン ホメーションに緊張が生じ、抗原結合部位に歪みが生じることにより結合効率に 影響が及ぼされる。従来の方法により固定された捕捉分子では、検体の結合が可 能である結合部位は通常20%以下でしかない。したがって抗体または他のタン パク質の結合においては、捕捉分子が一様に配向し、検体の結合が可能となるよ うに部位特異的な方法が望ましい。 別のもう一つの問題点は光学的基質の抗体で覆われた表面に対する非特異的な 結合の度合いに関する。この非特異的な結合の度合いはしばしば10-10モルよ りも小さい濃度の検体の検出が非常に困難となる程度に高い。非特異的な結合は 、試料を抗体で覆われた基質と共にインキュベートした後に洗浄工程を行って、 結合しないトレーサー分子を除去することにより低減させることが可能である。 しかし、先に考察したように、洗浄工程は望ましいものではない。第2に、表面 が牛の血清アルブミンのような被覆物質またはポリ(エチレングリコール)やポ リ(メタクリレート)のような親水性高分子の薄いコーティングにより「不活性 化」(passivate)されていなければ、非特異的結合は深刻な問題となりうる。 こうした不活性化(これにより更にもう一工程が増えるが)が行われなければ、 非特異的結合は特異的結合の50%以上にもなる。表面が不活性化されている場 合でも、非特異的結合の度合いは検出感度及び再現性を低下させる程度に充分に 高い。 したがって均質なアッセイ(本発明において用いられる均質なアッセイとは洗 浄工程を必要としないアッセイの意味である)における望ましい感度を提供する エバネッセントバイオセンサシステムに対する需要が存在する。ピコモル以下の 濃度の検体を検出するための向上した感度を有するこうした装置に対する需要が 更に存在する。また、非特異的な結合が低く抑えられ、捕捉分子が一様に配向す る免疫蛍光測定法とバイオセンサに対する需要が存在する。また、安価で、経験 のない使用者によっても容易に扱うことが可能なこうしたバイオセンサとアッセ イシステムに対する需要が存在する。 発明の開示 本発明は試料中の一種類以上の検体の存在及び/または濃度を決定するための 方法及び装置を開示する。本発明の実施例の一つにおいて、試料中の一種類以上 の検体の存在を同時に決定する方法が開示される。複数種類の検体を検出する方 法は、以下に示す工程の内の一つ以上の工程を個々にあるいは組み合わせとして 含む。すなわち、導波管とこの導波管内に区画されたウェル内に配置される複数 のパッチとを備えるバイオセンサであって、複数の前記パッチの内の第1のパッ チはこれに結合させられた第1の種類の捕捉分子を有し、複数の前記パッチの内 の第2のパッチはこれに結合させられた第2の種類の捕捉分子を有するようなバ イオセンサを提供すること。複数の種類の検体を含むと考えられる試料を前記ウ ェル内に導入すること。前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類の捕捉 分子のいずれか一方か、もしくは複数の種類の前記検体の内の少なくとも一種類 の検体に結合する分子に結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なく とも一種類を前記ウェル内に導入すること。前記蛍光標識を励起するような波長 を有する光を前記導波管を通じて案内すること。第1のパッチから放射される蛍 光を第2のパッチから放射される光とバイオセンサの残りの部分から放射される 光とから分離すること。第2のパッチから放射される光を第1のパッチから放射 される光とバイオセンサの他の部分から放射される光とから分離すること。第1 のパッチから放射される蛍光を第1の光検出器によって検出すること。第2のパ ッチから放射される蛍光を第2の光検出器によって検出すること。第1のパッチ から放射される蛍光を分析して第1の検体の存在を決定すること。第2のパッチ から放射される蛍光を分析して第2の検体の存在を決定すること。 本発明は更に、以下に示す工程の内の一つ以上の工程を個々にあるいは組み合 わせとして含む、試料中の複数の種類の検体のそれぞれの濃度を同時に決定する ための方法を開示する。すなわち、第1のウェルと第2のウェルとが形成された 導波管と前記第1ウェルと前記第2ウェルの内部に配置された複数のパッチとを 備えるバイオセンサであって、前記第1ウェルと前記第2ウェルのそれぞれが、 第1の種類の捕捉分子が結合させられた前記複数のパッチの内の第1のパッチと 、第2の種類の捕捉分子が結合させられた前記複数のパッチの内の第2のパッチ とを含むようなバイオセンサを提供すること。第1の検体と第2の検体とを含む と考えられる試料を前記第1ウェル内に導入すること。前記第1の検体と前記第 2の検体とを第1の既知量にて含む第1の液体を前記第2ウェル内に導入するこ と。前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類捕捉分子のいずれか一方か 、もしくは前記第1の検体と前記第2の検体のいずれか一方と結合する分子に対 して結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なくとも一種類を前記第 1ウェル内及び前記第2ウェル内に導入すること。前記蛍光標識を励起するよう な波長を有する光を前記導波管を通じて案内すること。前記第1ウェル内の前記 第1のパッチから放射される蛍光を、前記第2ウェル内の前記第1のパッチから 放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウェル内の第2のパッチから放 射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分から放射される光から分離する こと。前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウ ェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2 ウェル内の第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分 から放射される光から分離すること。前記第1ウェル内の前記第2のパッチから 放射される蛍光を、前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、 前記第1ウェル内及び前記第2ウェル内の第1のパッチから放射される蛍光、及 び前記バイオセンサの他の部分から放射される光から分離すること。前記第2ウ ェル内 の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウェル内の前記第2のパッ チから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウェル内の第1のパッチ から放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分から放射される光から分 離すること。前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第 1の光検出器により検出すること。前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放 射される前記蛍光を第2の光検出器により検出すること。前記第1ウェル内の前 記第2のパッチから放射される前記蛍光を第3の光検出器により検出すること。 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第4の光検出器 により検出すること。前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第 2の光検出器によって検出される前記蛍光により、前記第1ウェル内の前記第1 のパッチから放射され前記第1の光検出器によって検出される前記蛍光を分析し て前記試料中の前記第1の検体の濃度を決定すること。前記第2ウェル内の前記 第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によって検出される前記蛍光によ り、前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第3の光検出器によ って検出される前記蛍光を分析して前記試料中の前記第2の検体の濃度を決定す ること。 試料中の複数の種類の濃度を決定するための前述の方法の別の実施形態におい ては、バイオセンサには第3のウェルと第3のウェル内に配置される複数のパッ チが形成され、前記第3ウェルは、前記複数のパッチの内の第1のパッチであっ て前記第1の種類の捕捉分子を含む前記第1のパッチと前記複数のパッチの内の 第2のパッチであって前記第2の種類の捕捉分子を含む前記第2のパッチとを備 える。この方法は更に以下の工程を含む。すなわち、前記第1の検体と前記第2 の検体とを第2の既知量にて含む第2の液体を前記第3ウェル内に導入すること 。前記トレーサー分子の内の少なくとも一種類を前記第3ウェル内に導入するこ と。前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第3ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第2ウェル内の前記第2のパッ チか ら放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分から放射される蛍光から分 離すること。前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記 第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前 記第2ウェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記 第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの 他の部分から放射される蛍光から分離すること。前記第3ウェル内の前記第1の パッチから放射される前記蛍光を第5の光検出器により検出すること。前記第3 ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第6の光検出器により検 出すること。前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第2の光検 出器によって検出される前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放 射され前記第5の光検出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェ ル内の前記第1のパッチから放射され前記第1の光検出器によって検出される前 記蛍光を分析して前記試料中の前記第1の検体の濃度を決定すること。前記第2 ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によって検出され る前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第6の光検 出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェル内の前記第2のパッ チから放射され前記第3の光検出器によって検出される前記蛍光を分析して前記 試料中の前記第2の検体の濃度を決定すること。 本発明は更に、バイオセンサの独立領域から放射され、大部分が導波管を通じ て伝播する光を検出するための方法を更に含む。この方法は以下に示す工程の内 の一つ以上の工程を個々にあるいは組み合わせとして含む。すなわち,バイオセ ンサの前記独立領域から放射される光をバイオセンサの他の部分から放射される 光から分離すること。バイオセンサの前記独立領域から放射される前記光を光検 出器に向けて偏向させること。バイオセンサの前記独立領域から放射される前記 光を前記光検出器により検出すること。 この方法の更なる実施形態においては、バイオセンサの前記独立領域から放射 される光はインレット開口とインレット開口に連続するチャネルとを形成する構 造体によりバイオセンサの他の部分から放射される光から分離される。前記イン レット開口がバイオセンサの前記独立領域の付近に配置されることによりバイオ センサの独立領域から放射された光は前記インレット開口を通じ、更に前記チャ ネルを通じて前記光検出器へと伝播する。この方法の別の更なる実施形態におい ては、バイオセンサの前記独立領域から放射される光は、バイオセンサの独立領 域と光検出器との間に配置され光学的に作動する少なくとも1個のレンズにより 前記光検出器に向けて偏向される。別の実施形態においては、バイオセンサの独 立領域と光検出器との間に光学フィルターが配置される。 本発明の装置はバイオセンサの独立領域から放射される蛍光を検出するための 装置であって以下に示す要素の内の一つ以上の要素を含む。すなわち、バイオセ ンサの前記独立領域に対して光学的に作用し、バイオセンサの前記独立領域から 放射される蛍光をバイオセンサの他の領域から放射される蛍光から分離するため の回折格子と、前記回折格子によって分離された蛍光を光検出器上に集束させる ための構造体とである。本発明の実施形態には、装置がレンズ、ミラー、光ファ イバー及びこれらの組み合わせからなる群から選択される構造体を備えるような 構成のものもある。 更に、本発明は、第1のウェルが捕捉分子によりコーティングされた導波管を 備えるバイオセンサ内において検体の濃度を決定するための方法をも含む。この 方法は以下に示す工程の内の一つ以上の工程を個々にあるいは組み合わせとして 含む。すなわち、検体を含むものと考えられる試料を前記第1ウェル内に導入す ること。前記捕捉分子または前記検体のいずれか一方と結合する分子に対して結 合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子を前記第1ウェル内に導入すること 。前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内する こと。前記第1ウェル内において光を検出すること。前記蛍光を分析して検体の 濃度を決定すること。 この方法は、導波管の内部に形成された第2のウェルをコーティングする捕捉 分子を導波管が含むようにすることにより変更することが可能である。この変更 された方法は以下に示す工程を更に含む。すなわち、予め決められた第1の濃度 の前記検体を含む第1の液体を前記第2ウェル内に導入すること。前記捕捉分子 または前記検体のいずれか一方と結合する分子に対して結合させられた蛍光標識 を含むトレーサー分子を前記第2ウェル内に導入すること。前記第2ウェル内に おいて蛍光を検出すること。前記第2ウェルから放射される蛍光より前記第1ウ ェルから放射される前記蛍光を分析することにより第1ウェル内の検体の濃度を 決定すること。 この方法は、前記第1ウェルから放射される蛍光を前記第2ウェルから放射さ れる蛍光から分離する工程を更に含むように変更することも可能である。 更にこの方法の別の実施形態においては、前記第1ウェルから放射される蛍光 を第1の光検出器に向けて偏向し、前記第2ウェルから放射される蛍光を第2の 光検出器に向けて偏向する工程が更に含まれる場合もある。 本発明の別の更なる実施形態においては、内部に形成された第3のウェルが捕 捉分子によりコーティングされるような導波管が利用される。この実施形態は以 下に示す工程を更に含む。すなわち、予め決められた第2の濃度の前記検体を含 む第2の液体を前記第3ウェル内に導入すること。前記捕捉分子または前記検体 のいずれか一方と結合する分子に対して結合させられた蛍光標識を含むトレーサ ー分子を前記第3ウェル内に導入すること。前記第3ウェル内において蛍光を検 出すること。前記第2ウェルから放射される蛍光より前記第3ウェルから放射さ れる前記蛍光を分析することにより第1ウェル内の検体の濃度を決定すること。 上に説明された方法のそれぞれは、試料と前記トレーサー分子とを前記第1ウ ェル内に同時に導入する工程を更に含むように変更することが可能である。第1 の液体を用いる実施形態においては、第1の液体と前記トレーサー分子とは前記 第2ウェル内に同時に導入されることが可能である。第2の液体を用いる実施形 態においては、第2の液体と前記トレーサー分子とは前記第3ウェル内に同時に 導入されることが可能である。また実施例によっては、第1ウェルから放射され る蛍光、前記第2ウェルから放射される蛍光及び前記第3ウェルから放射される 蛍光をお互いに分離すると共に前記バイオセンサの他の部分から放射される蛍光 からも分離する工程が発明の方法に含まれる場合もある。この方法は更に、前記 第1ウェルから放射される蛍光を第1の光検出器に向けて偏向し、前記第2ウェ ルから放射される蛍光を第2の光検出器に向けて偏向し、前記第3ウェルから放 射される蛍光を第3の光検出器に向けて偏向する工程を含むように変更すること が可能である。 本発明のシステムはバイオセンサ内における蛍光結合アッセイからの蛍光を検 出する光学検出システムを含む。データ処理システム及びデータ処理のための方 法を用いて、光学検出システムにより検出された蛍光から検体の濃度を決定する ことが可能である。このシステム及び方法には複数のチャネルまたはウェルから の蛍光を検出することが含まれ得る。一実施例において、システム及び方法は、 可変値、上方値、下方値にそれぞれ相当する3つのチャネルまたはウェル内にお いて蛍光を検出することを含む。光学検出システムは、複数のレンズを有しうる 光検出器を含む場合もある。またCCDカメラの使用も可能である。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施例に基づく蛍光免疫測定装置の概略図。 図2は、本発明の実施例の幾つかにおいて使用されるバイオセンサの一部分と 生化学的構成要素を示す拡大側面模式図。 図3は、本発明の実施例の幾つかにおいて使用されるバイオセンサの斜視図。 図4は、図3に示されたバイオセンサの一部分を更に詳細に示す、3−3線に 沿った断面図。 図5は、光学検出システムと組み合わせて使用されるバイオセンサの側断面図 。 図6は、図5のシステムにおいて使用されるチャネリング機構と光検出器を示 す平面図。 図7は、図3のシステムの7−7線に沿った断面図。 図8は、別の光学検出システムを備えたバイオセンサの側面図。 図9は、本発明の実施例の幾つかにおいて使用される信号処理システムの電子 回路図。 図10は、本発明に基づいて実施される実験結果の適合度を分析したグラフ。 図11は、本発明に基づいて実施される実験結果の適合度を分析したグラフ。 図12は、本発明に基づいて実施される実験結果の適合度を分析したグラフ。 図13は、本発明に基づいて実施される多試料分析実験の結果を示すグラフ。 図14は、本発明に基づいて実施される多試料分析実験の結果を示すグラフ。 図15は、本発明に基づいて実施される多試料分析実験の結果を示すグラフ。 発明を実施するための最良の形態 図1を参照すると、バイオセンサシステム80は光源84、バイオセンサ88 及び光学検出システム92を備える。ここで用いられる「光」とは電磁放射を意 味し、可視光線のスペクトル領域に限らない。バイオセンサ88は、光源84か らの光によって励起された場合に、バイオセンサ内の分析される液体試料中に検 体が存在するか否かに応じて蛍光を放射するアッセイを備える。この蛍光は光学 検出システム92により検出される。バイオセンサシステム80は更に光学検出 システム92からの信号を分析するための信号処理システム96を更に備える場 合もある。 A.システムの構成要素の概要 一実施例において、光源84はレーザ光線102を発生するレーザ装置であり、 レーザ光線102はミラー104、106及び108によりバイオセンサ88に 照射する。45度の角度にて配置されるミラー110を配置して、光線102を バイオセンサ88上に焦点を結ぶ前に垂直な光線にする場合もある。 バイオセンサ88は光学的基質である導波管122を備え、導波管122の一 端は光線102を受けるように配置される。角度付きミラー110と導波管12 2の端部124との間に焦点レンズ126が配置され、これにより光線102は 端部124上において焦点を結ぶ。焦点レンズ26はここではX-Y変位ユニッ ト 上に取り付けられており、焦点を合わせるために位置を調整することが可能であ るが、X-Y変位ユニットは必ずしも必要ではない。 好ましい一実施例においては、導波管122は、図2に示されるように幅20 2だけ離間した2つの平面200,201を有するほぼ平面状の部分を備える。 しかし導波管122として中実またはロッド形状の光ファイバーを使用すること も可能である。導波管122として正方形または長方形のガラス製の顕微鏡用ス ライドグラスやカバーグラスなどを使用することも可能である。導波管122の 材料としては従来技術においてよく知られているようにガラス、鉛ガラス、石英 、光学プラスチックなどが用いられる。 ミラー104、106、108及び110とレンズ126の数と配置は、バイ オセンサ88に充分な量の光線が照射するという必要条件さえ満たしていれば、 空間の配置や他の条件によって必要に応じて異なりうることは当業者によれば理 解されるであろう。更に図1に示された様々な構成要素の大きさの縮尺比率は正 確ではない。 好ましい一実施例においては、バイオセンサ88はトレイ形の導波管130を 備え、この中で励起された場合に蛍光が生じるようなアッセイが行われる(図3 )。アッセイにより分析される液体(全血や血漿のような血液成分といった生物 学的な液体)はインレットチューブ132を通じてトレイ130に流入し、トレ イと互いに流体の移動が可能であるように連通するアウトレットチューブ134 を通じてトレイ130から流出する。 光学検出システム92はトレイ130の中のアッセイから放射される蛍光14 0を検出するように配置される。図1に示されるように光学検出システム92は 集光レンズ144を備える。示されるように、検出器146としてCCD(電荷結 合素子)カメラ検出器を用いることが可能である。集光レンズ144は光学的基 質122を通じて伝播する光線102の伝播方向に対してほぼ直交する方向から 放射される蛍光を集めるように配置される。 集光レンズ144と光学的基質あるいは導波管122との間の距離154は、 当業者において知られるように、エバネッセント光の透過領域から放射される蛍 光の集光率が最大になり、同時にこの光を光検出面上に結像させるような距離に 選択される。。集光レンズ144によって集められた光は検出器146に入射し、 検出器146は集められた蛍光の強度に対応した信号を出力する。こうした信号 により、ウェルやパッチのそれぞれの蛍光を測定するうえで別々の光学要素が必 要とされるシステムよりもはるかに容易に複数の試料を同時に測定することが可 能である。 本発明の光学的検出システムにより、蛍光の導波管内へのエバネッセント透過 (evanescent penetration)を介してではなく、エバネッセント領域240(図 2)から放射される蛍光を直接集めることが可能である。 集光レンズ144と検出器146を備える代りに、光学的検出システム92は、 放射される蛍光の波長領域を含む波長領域の光を検出するうえで使用される光検 出器であればどんなものを用いてもよい。光学的検出システム92はエバネッセ ント領域において生じる蛍光信号のそれぞれの直接的な画像化を可能にする画像 化式の検出器であってもよい。また、ここに示されるように非画像化式の検出器 を使用することも可能である。 また、光学的検出システム92は増倍型光電管、半導体光ダイオードまたはこ うした検出手段を列に配置したものを用いてもよい。CCDを使用したもの以外の 実施例においては特定の目的において用いられる単一の検出器に対して列に配置 された検出手段が好ましい。小さな検出器の列を用いることにより、蛍光の最大 値は必ず検出され、集光用、検出用の光学要素の不適切な配置により最大値が検 出されないことはないことを使用は知ることが可能である。更に、回折格子を有 する分光写真器をCCDや他の検出手段と組み合わせて、検出された光のスペクト ル分析を行うことも可能である。その場合、信号の関数を個々のピークの周辺に おいて積分し、試料から集められた蛍光の全体を求めるための手段も得られる。 また、検査機関などにおけるような条件の下で使用される、アッセイの全てのパ ラメータが基準化されているような実施例においては、分光写真器の代りにトレ ーサーが発する蛍光の波長領域の波長のみを透過する一個または複数のフィルタ ーを使用することも可能である。 異なる光学検出システムの詳細を蛍光の概要の記述の後に述べる。 B.蛍光についてのまとめ 図2を参照すると、導波管部分122は第2の表面201から幅202だけ離 間した少なくとも一箇所の平面200を有する導波管として構成されている。導 波管122は忠実であることが好ましいが、中空部分を備える場合もある。中空 部分が、導波管に屈折率が等しいか、導波管よりも屈折率が大きい物質により充 填される場合、光はこの中空部分を伝播する。 少なくとも表面200は試料溶液203に対して接触するように配置されて いる。表面201上には多数の捕捉分子204が固定されている。試料溶液は、 特定の検体の検体分子210とトレーサー分子220とを多数含む。捕捉分子は 個々の検体分子210上に存在する結合部位に対して結合するように選択あるい は構成されている。行われるアッセイの様式に応じてトレーサー分子の一部は捕 捉分子または検体の分子と反応する。トレーサー分子220は、適当な波長の光 の刺激に応じて蛍光を発するように選択あるいは構成されている。トレーサー分 子220により放射される蛍光のレベルは捕捉分子に結合した検体の量を示す一 つの測定値であり、溶液中の検体分子210の濃度を反映している。 光源84は約488〜514.5ナノメーター(nm)の波長の光を放射する ことが可能なアルゴンレーザである。別の一実施例においては、光源84は中心 波長が約600〜900ナノメーターの光を放射するレーザダイオードやこれに 類する装置である。蛍光トレーサーの必要条件に応じて、選択されたトレーサー を励起するうえで適当な波長を有する充分な量の光を放射する他のレーザー装置 や強度の大きい光源が光源84として使用される場合もある。 光が導波管122内を伝播し、表面200、201において内部反射される場 合、エバネッセント光場が形成される。このエバネッセント光場の強度曲線23 0は、距離軸232を図のようにとった場合、表面200からの距離に伴って減 少する。励起領域240は、トレーサー分子220の充分な量すなわち検出可能 な量を励起するうえでエバネッセント光の強度が充分である唯一の領域である( 図の縮尺は合っていない)。領域240の外側のトレーサー分子220は誘導蛍 光をほとんどあるいは全く引き起こさない。励起領域240は通常約1000〜 2000オングストロームの深度範囲である。 捕捉分子204は検体分子210に対して反応性を有するものであればよく、 全ての抗体、Fabフラグメント、ペプチド、エピトープ、膜受容体、全ての抗原 性分子(ハプテン)または抗原性フラグメント、オリゴペプチド、オリゴヌクレ オチド、ミメトープ、核酸あるいはこれらの混合物を用いることが可能である。 また捕捉分子204として、細胞または細胞器官の膜に通常見られ、検体に対し て特異性を有する受容体分子や、こうした受容体の、検体に対して特異的結合性 を有する部分を用いることを可能である。 図2は、競合アッセイの概念図である(置換アッセイ(Displacement assay) とも呼ばれる)。しかし、当業者にとっては自明となるであろうが本発明の装置 においてサンドウィッチアッセイのような他のアッセイスキームを利用すること も可能である。サンドウィッチアッセイに関しては、例としてハイブリテック( Hybritech,Inc.)社に付与された米国特許第4,376,110号及び同4,4 86,530号を参照されたい。 捕捉分子204は従来技術において公知である任意の方法により表面202上 に固定することが可能である。しかし、好ましい実施例においては、捕捉分子は 部位特異的に固定されている。この応用例において用いられる「部位特異的」と は、捕捉分子の特異的部位が、一般的な先行技術に基づく方法におけるようにラ ンダムな部位ではなく、導波管に対する結合に関わっていることを意味する。 トレイ130は導波管122の表面200と接触する薄い層214を備える場 合もある。表面214は導波管202の屈折率と等しいか、これよりも大きい屈 折率を有し、表面200の光学的、化学的性質を向上させる。同様に表面201 の下部に表面216が配置され、面の引っ掻き傷を防止する。表面216は導波 管122の屈折率と等しいか、これよりも小さい屈折率を有する。 C.バイオセンサの詳細 図3は、トレイ130と付属の導波管122とを備えるバイオセンサ88の特 定の実施例を示す。レンズ158は図4で更に詳細に説明されるように励起光源 からの光を受ける。図に示されたトレイ130はウェル150、ウェル152及 びウェル154の3つのウェルを備える。 壁160、162、164及び166によりウェル150、152及び154 の側部の境界が形成される。壁170、172によりウェル150、152、1 54のフレームと後部の境界が形成される。ここに示される本発明の一実施例に おいては、3個のウェルからの測定値を用いて検体の濃度が決定される。実施例 中、1個のウェルはブランクウェル(例としてウェル150)であり、1個のウ ェルは測定値ウェル(例としてウェル152)であり、1個のウェルは上方値の 較正ウェル(例としてウェル154)である。別の一実施例においては、2個の ウェル(例としてブランクウェルと測定値ウェル)からの蛍光の測定値を用いて 検体の濃度が決定される。更なる別の実施例においては、1個のウェル(測定値 ウェル)からだけの測定値を用いて検体の有無及び/または濃度が決定されうる 。トレイ内に3個以上のウェル(例えば2〜10個の)を有する場合もあるが、 実施例によってはトレイ内の2個または3個の特定のウェルがセットとして扱わ れる場合もある。 ウェル150、152、154のそれぞれの内部には5つの領域が区画される か、配置される。個々の領域は対応するパッチを備える。ウェル150はパッチ 176A、176B、176C、176D及び176Eを備える。ウェル152 はパッチ178A、178B、178C、178D及び178Eを備える。ウェ ル154はパッチ178A、178B、178C、178D及び178Eを備え る。個々のパッチはそれぞれ異なる種類の捕捉分子(FabまたはFab‘フラグメン ト)を含み、これに蛍光が生じる。図3に示されるウェルのそれぞれの内部には 5つの領域が区画されているが、バイオセンサ88は5つよりも多いかあるいは 少ない 領域(例えば1個の領域)を有するウェルを備える場合もあることは理解されな ければならない。異なる領域は異なる検体の測定に用いることが可能である。ま た、一種類の検体の濃度を測定するうえで2個以上の領域を用いる場合もある。 図4は、図3のバイオセンサ88の4−4線に沿った側断面図である(図の理 解を容易にするうえで縮尺比率は正確ではない)。図4を参照すると、レンズ1 58の目的は光線102を受け、全内部反射により導波管122内を伝播する光 線184を生じることである。図2に関連して説明されるように、光線184に より溶液203内にエバネッセント光場が形成される。一般的に光線184が表 面200上の限られた部分でなく、表面200の全体で均一に反射する場合に最 も正確な結果が得られる。本実施例はそうした一例であり、測定値は多くの反射 の平均値に基づいたものであって、偏った条件によって不正確な結果が得られる 可能性は低くなる。 この目的を実現するうえで、レンズ158は光軸の導波管122に対する入射 角がθ1となるように配置される。レンズの屈折効果により光線102は光線1 84となる。光線184はθMINからθMAXの異なる角度の光線により形成される 円錐よりなる。角度θ1はθMAXが全内部反射が起きる臨界角θCよりも小さくな るように選択される。光線の角度が広がることにより光線が全内部反射を繰り返 して導波管内を伝播していく際に光線が広がるため、反射の不連続性は小さくな り、表面がより均一に照射されるようになる。θMAXとθMINとの差が大きすぎる 場合、光線184の大部分はθCよりもはるかに小さい入射角を有し、導波管1 22内における反射の回数が減るためエバネッセント光場は低減する。 異なる角度に対する値は用いられる材料の屈折率によって異なる。一例として 、導波管122の材料の屈折率が約1.59〜1.60であり、導波管122の 周辺の材料の屈折率が約1.33である場合がある。この場合、θCは約32度 である。この例においては入射角θ1が約23〜25度であれば満足な結果が得 られるであろう。 臨界角は、導波管122と導波管122と接する材料との相対屈折率により調 整することが可能である。表面200の上側の材料が表面201の下側の材料と 異なる屈折率を有する場合、2つの臨界角が存在しθMAXはこの両方よりも小さ くなくてはならない。トレイ130は、導波管122の表面200の光学的、化 学的な性質を向上させるために、表面200と接する薄い層214(導波管12 2と同じかこれよりも大きい屈折率を有する)を備える場合もある。また、パッ チ176A...,と溶液203は表面200に直接接触してもよい。その場合、 溶液203とパッチ176A...,の屈折率は導波管122の屈折率よりも小さ いことが必要である。同様に、実際の使用に際しては、表面201の下側の表面 216は表面201上に傷が付くのを防止するうえで用いられ、導波管122の 屈折率と同じか、これよりも小さいかまたはこれよりも大きい屈折率を有する場 合がある。表面216が用いられない場合、空気により不適当な接触が生じる。 レンズや光ダイオードのような光学検出装置190、192、194を導波管 122の端部において配置し、充分な光量が導波管122内を伝播しているかど うかを測定することが可能である。また、チャネリング機構を使用して個々の光 ダイオードに対する光を集めることが可能である。また、ここで説明されている ように、流路の5番目の領域内の検出器を用いて導波管内を伝播する光の量を測 定することも可能である。 光ダイオード190、192、194の代りにリフレクタを使用して光線18 4の一部あるいは全てを導波管122内に反射することも可能である。 バイオセンサ88は適当なバイオセンサのほんの一例に過ぎない。例えば、レ ンズ158は光学導波管122に適当な光線184を導入する一つの手段に過ぎ ない。一定の角度にて配置されたレンズ158の代りにミラーを用いることによ っても同様な角度を形成することが可能である。 D. 光ダイオードを利用した光学検出システム 図5を参照すると、バイオセンサ88は光学検出システム240の上に載置さ れている。図5において光学検出システム240は断面図にて示されている。光 検出器244A、244B、244C、244D及び244Eのような光学検出 機 構がウェル150からの蛍光を受ける。スペーサ支持板248A及び248Bに よりバイオセンサ88と光学狭帯域フィルターとは離間する。狭帯域フィルター はウェル150からの蛍光に対応する特定の周波数帯の光だけを透過する。フィ ルター250は光線102の周波数のような他の周波数の光は遮断する。光線1 02は例えば表面201の欠陥により導波管122から漏出する。フィルター2 50は薄いフィルム状の誘電体の層を積層して形成することが可能である。 支持部246、側部バッフル260、後部バッフル(またはバッフル部)26 2、前部バッフル(またはバッフル部)(図に示されていない)により領域1の下 部にトンネル254Aが形成される。これらのバッフルは不透明な材料から形成 され、隣り合ったトンネルの間で光が交錯することを防止する。導波管122に 平行であるトンネル254Aの断面形状は長方形、円形または他の形状を有しう る。 チャネリング機構264によりトンネル254Aの下部においてチャネルとし て構成されたトンネル258Aが形成される。トンネル258Aの6−6線に沿 った平面断面図が図5に示されている。 領域3からの光線の一例がトンネル254Cとチャネル化されたトンネル25 8Cの内部に示されている。 図6を参照すると、チャネリング機構264Aの断面形状は円形であり、光ダ イオード244Aに向かって狭くなっている。チャネリング機構264Aの形状 は光ダイオード244Aに送られる光量が最大となるように構成されていること が理想的である。しかし、球状、楕円形状及び放物線形状のリフレクタは最適で はないものの、安価であり、使用に差し支えない。チャネリング機構264Aは 非結像(non−imaging)リフレクタである。しかし、異なる構成のチ ャネリング機構264Aは結像(imaging)リフレクタである場合もある が、その場合コストが嵩み、光検出器244Aに送られる光量は減少する。チャ ネリング機構264Aは2個以上の部分から構成することも可能である。チャネ リング機構264Aはアルミニウムでコーティングしたプラスチックにて形成す ることが可能である。コーティングはフィルム蒸着により行うことが可能である 。 領域2、3、4及び5の下部においてトンネル254B、254C、254D 及び254Eが形成されており、これらはトンネル254Aと同様な構成を有す る。同様に、フィルター250の下部でトンネル254B、254C、254D 及び254Eの下部において、チャネリング機構によりトンネル258A、25 8B、258C、258D及び258Eが形成されており、これらはチャネル化 されたトンネル258Aと同様な構成を有する。 参照のために導波管122に対して垂直な仮想線256が示されている。既述 されたようにフィルター250は特定の狭域帯以外の周波数の光は遮断する。し かし、遮断されるべき周波数帯の光が法線256に対して特定の最大角より大き な角度を有する場合、この光はフィルタ−250を透過してしまう。トンネル2 54Aの目的はこの最大角よりも大きな角度を有する光を除去することである。 これはフィルター250を導波管122から充分に離間させて配置し、トンネル 254Aの内部に、光を反射する材料ではなく、光を吸収する材料を配置するこ とによって達成される。 フィルター250を透過する周波数帯域の幅が広がることを防止するために集 められる光のf#の値は最小値よりも大きく保たれなければならない。Lを導波 管122とフィルター250との間の距離とし、Dを特定の光検出器の上に位置 する254A〜254Eのいずれかのトンネルの幅であるとすると、f#の値は ほぼL/Dに等しい。f#が大きい場合、フィルター250は不要な光をほとん ど透過しないため望ましい。しかし、f#が大きいと集められる光量は小さくな る。したがって、LとDとは、f#が充分に大きいが、大きすぎない程度に選択 される。 ここで、チャネリング機構258A〜258Eは必ずしも必要ではない。これ らのチャネリング機構により、光検出器の面積がトンネルの断面積よりも小さい 場合に光検出器の光収集効率は向上する(光検出器が角度の広い円錐内の光を受 けることによる)。行われる測定の種類に応じて、光ダイオードの内のあるもの に 対してのみチャネリング機構を設けることも可能である。更に、距離D及び/ま たはLはそれぞれの領域毎に異なっていてもよい。更に、異なるゾーン毎に異な るフィルターを使用することも可能である。チャネリング機構の代りにより大き な幅を有する光検出器を用いることも可能である。 ウェル152の領域1〜5の下部において5個の光検出器の別の列が配置され 、ウェル154の領域1〜5の下部において5個の光検出器の第3の列が配置さ れている。 個々の領域の下部には1個の光検出器が示されているだけだが、2個以上の検 出器を配置することも可能である。例として、チャネリング装置264Aの下方 において光検出器244Aの代りに2個以上の光検出器を配置することが可能で ある。 領域の内の一つ、例えば領域5を、結合した抗体が存在しない状態で導波管1 22内の光量を検出するためのみにだけ使用することが可能である。バンプ (Bumps)、マイクロミラー、回折格子を領域5に配置し、導波管122内の光の 全てあるいは一定の割合の部分をこの領域の下の光検出器244E内に偏向する ことが可能である。これを検出器190〜194に代用することが可能である。 図7は、図3の7−7線に沿ったバイオセンサ88の断面図であり、図の構成 は光学検出システムにつながっている。更なる光学検出器が更なるチャネリング 機構と共に配置される場合もある。 図8は、光学検出システム284と組み合わされたバイオセンサ88の断面図 である。光学検出システム284は光学検出システム240の代りに使用されて いる。図8を参照すると、狭帯域フィルター288が導波管122とレンズ29 2E〜296Eとの間に配置されている。図に示されているように、フィルター 288は導波管122に隣接して配置される場合もある。フィルター288は特 定の周波数の蛍光だけを透過し、他の周波数の光は遮断する。チャネル150、 152及び154からの蛍光は導波管122を透過し、更にレンズ292E、2 94E及び296Eを透過して光ダイオード302E、304E、306Eに到 る。 バッフル260を用いて特定のウェルから放射される光と他のウェルから放射さ れる光とが混ざることを防止することが可能である。レンズ292E、294E 及び296Eは集光率が高く、開口数の大きいレンズであることが好ましいが、 他の適当なレンズを用いることも可能である。光ダイオード302E、304E 及び306Eは、バーブラウン(Burr Brown)社より市販されているOPT209I Cアッセンブリ内に埋設されている状態が示されている。 光学選択システム284の構成要素の長さ及び構成要素間の距離の適切な値は 以下のように選択される。1/di+1/do=1/fというレンズに関する法則 (ただし、diはレンズから投射面までの距離、doはレンズから物体までの距離 、fはレンズの焦点距離である)に基づけば、倍率が1/2である時、do=di が成り立つ。したがって、f=2di/3を得る。f=3mmである場合、di= 4,5mm、do=9mmである。しかし、フィルター288(厚さ6mm、n =1.5)の屈折率nを考慮すれば、(1.5−1.0)×6=3mmを加える とdo=9mm+3mm=12mmとなる。 E.信号処理システム 1.ハードウェアの一例 図9において、信号処理システム330は図1の信号処理システム96に相当 する。光検出器244A、244Bは図5に示される異なる検出器を表す。図の 理解を容易にするうえで、2個の光検出器が示されているだけであるが、信号処 理システム330はほとんど全ての場合において複数の光検出器を備える。光検 出器244Aは光学的なパワーP1を有する光を検出し、光検出器244Bは光 学的なパワーP2を有する光を検出する。光検出器244A、244Bによりそ れぞれ電流i1、i2が発生する。電流i1、i2は光学的なパワーP1、P2の関数 である。 伝達インピーダンス作動増幅器(オペアンプ)334A、334Bまたはこれ に類する装置により導体338A、338Bにそれぞれ電圧v1、v2が印加され る。ただし、v1=i11、v2=i22である。抵抗値R1、R2は行われる測定 の種類に応じて、同じでも異なっていてもよい。多くの用途において1MΩの抵 抗値が適当である。一例として、光検出器244Aとオペアンプ334Aはバー ブラウン(Burr Brown)社よりOPT209装置として市販されている光検出チッ プに内蔵されている。このようなチップは1MΩの抵抗値の抵抗を有し、外部抵 抗として機能するための接続部を備える。また、例えば、多数の光検出器用のダ イの列を基質に対して線接続するか、あるいは光検出器の列を珪素にて一体に形 成することが可能である。アナログデジタル変換器(ADC)342A、342B により電圧v1、v2はデジタル値に変換され、メモリ348を備えるコンピュー タ346にて処理される。 処理システム330に基づいて説明された詳細は無論ごく一例に過ぎない。他 の様々な構成要素や技術を用いることが可能である。例えば、電流に応じて出力 が変化するアナログ感受性検出器(ロックイン増幅器、同期的検出器とも呼ばれ る)や他の装置をオペアンプの代りに使用することも可能である。アナログ感受 性検出器を、オン/オフがパルス化された光源または光線が機械的に分割された 光源と組み合わせて使用することが可能である。アナログ感受性検出器はデジタ ルフォーマットへの変換の前に平均化が行われるという利点を有する。したがっ て、より正確な結果が得られると共に、よりビット数の少ない遅いアナログデジ タル変換器の使用が可能である。 光検出器244A〜244Eは同時にあるいは連続的(一度に1個づつ)に「 オン」状態(光を感受する)にすることが可能である。更にまた、複数の群に分 けて「オン」状態にすることも可能である。 2.計算法 検体の濃度[A]は以下に記す方法により決定される。 (結合定数KAの決定) 結合定数KAは抗体と検体との結合のしやすさを表す指標である。好ましい方 法においては、KAの値はトレイ130の製造段階のパッチが付与される時点に おいて求められる(トレイ130と導波管122とは一緒あるいは別々に市販さ れるが、以下の考察においては、特定の導波管は特定のトレイと組み合わされて おり、一旦トレイが使用された後はトレイと共に導波管も廃棄される)。KAの 値とその誤差はトレイ130に付属のバーコードなどによってエンドユーザ(診 療所や病院などの)に提供される。 製造段階におけるKAの値は以下のように求められる。トレイ130内の溶液 中の結合した抗体の活性部位の割合(fb)は(1)式にて表される。すなわち、 fb=KA[A]/(1+KA[A]) (1) ただしKAは結合定数であり、[A]は検体の濃度である。 特定のトレイ130(導波管を含む)の抗体ウェル152に、順番に濃度が高 くなる既知の濃度を有する一連の溶液[A]1,[A]2,...,[A]Nを流し(各ウェル に一種類の溶液)、このトレイをトレイ130−1とする。光検出手段によりそ れぞれの異なる濃度の溶液の蛍光強度IVAR1,IVAR2,...,IVARNを測定する( 1個のウェルに対し1個の光検出器を用いるか、1個のウェルに対し2個以上の 光検出器を用いることにより強度Iの測定が可能である)。 (図4〜8に示されるような)光検出器またはCCD146によりそれぞれの異な る濃度の溶液の蛍光強度IVAR1,IVAR2,...,IVARNを測定する(1個のウェル に対し1個の光検出器を用いるか、1個のウェルに対し2個以上の光検出器を用 いることにより強度Iの測定が可能である)。ウェル150を通じて既知の最小 検体濃度を有する溶液が流され、ウェル150を通じて既知の最大検体濃度を有 する溶液が流される。 この手順を、トレイ130−2の抗体ウェル152を通じて流された、順番 に濃度が高くなる既知の濃度を有する一連の溶液[A]1,[A]2,...,[A]Nに対 して繰り返し、光検出手段により蛍光強度Ivar1,Ivar2,...,IvarNを測定す る。1回の測定によりトレイ130の抗体ウェル152が使用できなくなるため (少なくとも、捕捉分子に結合した検体分子を引き剥がすことはコスト的に効率 の高い方法ではない)、結合した抗体の活性部位の割合fbと濃度[A]との間の関 係を(グラフとして)得るためには複数のトレイ130を使用することが好まし い。 クオリティーコントロールの見地からしても複数のトレイ130の使用が好まし い。一つの製造ライン(同じ材料ロットを使用してトレイが製造される)からト レイをランダムに選択することによりfbと[A]との関係(グラフ)は統計的によ り正確に得られる。IMIN(検体濃度が0か0に近いもの)とIMAX(検体濃度が最 大か飽和状態にあるもの)の値に対応する溶液が一連の既知の濃度の溶液に含ま れることが好ましい。 したがってトレイ130−1からトレイ130−Xの検体の濃度[A]1,[A]2 ,...,[A]Nのそれぞれに対してfb1,fb2,...,fbNの値が求められる。トレイ1 30−1からトレイ130−Xのfb1の値の平均をとることによりfb1-ave'を得 る。同様にトレイ130−1からトレイ130−Xのfb2の値の平均をとること によりfb2-ave'を得る。以下同様にしてfbNの値の平均fbN-ave'までを計算する 。 トレイ130−Xの番号Xは実験とクオリティーコントロール上の考察に基づ いて予め決められた値をとることが可能である。またfbの値の標準偏差が閾値よ りも大きくなるような場合にはXの値を大きくとることも可能である。この場合 、増えた分のカートリッジのfbの値を求め、新たに平均値を求めるうえで考慮す る。 こうした観点から見て、トレイの組の全体に対するfb1-ave',fb2-ave',..., fbN-ave'の値を求めるうえでは1組(バッチ)のトレイ(または一群のトレイバ ッチ)から抽出された比較的少ない数のトレイが使用される。1組のトレイの全 数に対してfb1-ave',fb2-ave',...,fbN-ave'を求めるために使用されるトレイ の数は許容可能な誤差を含めた様々な因子によって決まる。この誤差は検体の種 類や他の因子に応じて異なる。クオリティーコントロール上の高度な問題が考慮 される場合もある。 次に、KAの値はfb1-ave',fb2-ave',...,fbN-ave'から求められなければな らない。(1)式によれば、fb=0.5である時、KA=1/[A]である。例とし て、(1)式において非線型近似法(最小2乗法のような)を用いてfbと[A]を 関連付けることにより結合定数を求めることが可能である。KAを近似変数とし て用いるこ とが可能である。KAを非線型最小2乗法において変化させ、最もよい近似が得 られる。標準誤差も求められる。 また、最もよい近似はIMIN、IMAX及びKAに対して非線型最小2乗法を用いる ことによっても得られる。 KAの値と誤差を個々のトレイに付与された、バーコードや磁気テープやデジ タル式の読み出しが行える光学的支持要素といった他の手段に書き込むことが可 能である。 (フィールドにおける検体濃度の決定) 信号処理システム96を備えたバイオセンサシステム80により以下のように して検体濃度を求めることが可能である。 本発明にはアッセイ装置の製造法及び使用法も含まれる。アッセイ装置のハ ウジングはバーコード読み取り器かこれに類するものを備えることが好ましい。 読み取り器は、工場出荷時の調整値やこれに類する情報をトレイのそれぞれに対 してアッセイ装置に入力するために使用される。したがってトレイのそれぞれに 工場調整値が付与されていることが好ましい。調整値は、下方値コントロール試 料、上方値コントロール試料及び測定試料の蛍光強度から検体の濃度を算出する ために用いられる。 図3を参照して説明すると、検体濃度が0か非常に低い溶液が下方値コントロ ール抗体ウェル150に流され、検体濃度が非常に高い溶液が上方値コントロー ル抗体ウェル154に流され、検査される検体の溶液が試料抗体ウェル152に 流される。検査される検体の濃度は不明である。本発明のこうした構成の目的は 検査したい検体の濃度を求めることにある(無論、どのウェルが最小濃度、最大 濃度、不明濃度のいずれに使用されるかは問題ではない)。 fbの値は次に示す(2)式より求められる。すなわち、 fb=(IVAR−IMIN)/(IMAX-IMIN) (2) ただし、IVARは溶液中の検体の濃度が不明でありかつ最小検体濃度と最大検体濃 度の間の値であるような溶液に対してエバネッセント光が照射した際に生じる蛍 光の強度であり、IMINは検体の濃度が最小である溶液に対してエバネッセント光 が照射した際に生じる蛍光の強度であり、IMAXは検体の濃度が最大である溶液に 対してエバネッセント光が照射した際に生じる蛍光の強度である。 光検出器またはCCD146により蛍光の強度が測定され、ウェル150と15 4内の特定の溶液に対してIMINとIMAXが得られる。 (1)式を[A]の値について解くと(3)式を得る。すなわち、 [A]=fb/((1−fb)KA) (3) fbの値はコンピュータ326により、ウェル150、152、154より得ら れるIMIN、IVAR、IMAXの測定値を用いて(1)式に基づいて算出される。 KAの値はバーコードあるいは他の手段から読み取られ、コンピュータ346の メモリに保存される。ここで検査される検体の溶液中の濃度が(3)式から計算 される。 (3)式の特別な場合として、[A]<<1/KAである場合には、[A]はfb/KAにほ ぼ等しくなる。したがって別の計算法を用いる必要が生じる。 2個の2ウェル式バイオセンサを使用して濃度を求めることも可能である。バ イオセンサの一方はIMIN及びIVAR- 既知を与え、他方はIMIN及びIVAR- 不明を与え るものとする。IMAXは(1)式及び(2)式を用いてIVAR- 既知より得られる。こ の2個の2ウェル式バイオセンサは多くの試料を作る規模の大きな検査機関にお いてより有効である。 (データ近似関数) 反応速度に基づいた方法が用いられる場合もある。そうした方法においては次 式が用いられる。すなわち、 ここに(I(t),t)は時間に対する強度の関数。Rtiは時間tiにおける反応速 度である。Ioは時間t=0における強度、Kは与えられた導波管、フローセルま たは試薬セットに対する質量輸送定数である(例えばKは約0.06分-1である) 。 ここで、図10は強度の時間(分)的変化を示すグラフであり、本発明の装置 を使用した標準CKMB(ヒト血漿に組み替えCKMBを添加したもの(ジェンザイ ム社))30ナノグラム(ng)の分析において非線型近似を行ったグラフであ る。図10において、Ioの値は6.5905e+05(誤差420.86)で あり、Kの値は0.059511(誤差0.0034)であり、速度は7.5分 において4467.5(誤差33.17)であり、Rは0.99937である。 図11は、強度の時間(分)的変化を示すグラフであり、本発明の装置を使用 した標準CKMB(ヒト血漿に組み替えCKMBを添加したもの(ジェンザイム社)(Ge nzyme))30ナノグラム(ng)の分析において線型近似(線形回帰を示 す)を行ったグラフである。このグラフにおいて(t=7.5分において)、y= 6.6688e+05+4509.3xm-1であり、Rは0.99197であっ た。 図12は、反応率と検出されたCKMB濃度に対する関係を示すグラフである。平 方近似を行って得られた標準曲線が示されている。これより、 反応速度=A+B(CKMB)+C(CKMB)2 の関係を得る。ただし、Aは68.268であり、Bは162.45であり、C は0.16778であり、Rは0.99998であった。 本発明の開示に基づいて行われた多検体アッセイの結果の例が図13、14及 び15に示されている。図13は3検体アッセイを示す。上述の方法に基づく3 チャンネル/ウェル式バイオセンサ内に3つの異なる試料が入れられる。3つの 試料は測定対象となる検体としてオボアルブミン、CK-MB、及びミオグロビンを 異なる既知の濃度にて含む。より詳しくは、試料1は20ng/mlのオボアル ブミン、100ng/mlのCK-MB、及び0ng/mlのミオグロビンを含み、 試料2は100ng/mlのオボアルブミン、20ng/mlのCK-MB、及び25 ng/mlのミオグロビンを含み、試料3は0ng/mlのオボアルブミン、0 ng/mlのCK-MB、及び5ng/mlのミオグロビンを含む。 試料のそれぞれを同じ分量のトレーサー分子(200マイクロリットルの試料 に対し200マイクロリットルのトレーサー分子溶液)と共にそれぞれのチャネ ル内に入れた(チャネル1に試料1、チャネル2に試料2、チャネル3に試料3) 。使用されたトレーサー分子は以下のようなものである。すなわち、オボアルブ ミンを検出するための、Cy5により標識されたヤギ由来の抗オボアルブミン抗体 、CK-MBを検出するための、Cy5により標識されたビル(BILL)モノクローナル 抗CK-BB抗体、及びミオグロビンを検出するための、Cy5により標識されたジェ ンザイム(Genzyme,Inc)社より市販されているモノクローナル抗体IGG。チャ ネル/ウェルのそれぞれは検体のそれぞれに対して特異的な捕捉分子を含む捕捉 領域を有する(すなわち、オボアルブミンを捕捉するためのウサギ由来の抗オボ アルブミン抗体、CK-MBを捕捉するためのコナン(CONAN)モノクローナル抗CK-M B抗体、及びミオグロビンを捕捉するためのモノクローナル抗体IGG(IGG1'かIGG2 のいずれかでトレーサー分子として利用されていない方のもの))。図13は、1 5分間の時間間隔(X軸)にわたる装置の捕捉領域のそれぞれから得られた蛍光 の強度(Y軸)を示す。したがって一つのアッセイにより複数種類の検体を検出 し、それらの濃度を測定することが可能であることが示された。 図14は、2種類の検体、CK-MBとミオグロビン、を扱った多検体アッセイを 示す。このアッセイは上述のアッセイと同様に行われた。しかし、このアッセイ においては、チャネル/ウェルは異なる捕捉領域の間で測定値に差が生じるかを 見るために、CK-MBを捕捉する領域を2箇所備える。図14のグラフに示される ように差は全く見られなかった。図15は、2種類の検体、CK-MBとミオグロビ ンを扱った別の多検体アッセイを示す。 図13、14、15には3つのチャネル/ウェル内におけるそれぞれの検体の 標準曲線が更に示されている。これらの標準曲線は、個々のアッセイ濃度に対し て最初の5分間のグラフの傾きを求めることによって得られた。したがってこの グラフから検体の不明な濃度を求めることが可能である。 E.様々な異なる光源 光源84として、中心波長が約488〜514.5ナノメーター(nm)の光 を放射するアルゴンレーザを使用することが可能である。別の一実施例において は、光源84は中心波長が約600〜900ナノメーターの光を放射するレーザ ダイオードである。蛍光トレーサーの必要条件に応じて、選択されたトレーサー を励起するうえで適当な波長を有する充分な量の光を放射する他のレーザー装置 や強度の大きい光源が光源84として使用される場合もある。 導波管122に入射する光線184の波長は、蛍光の波長とは大幅に異なって いることが望ましく、これにより光線184は除去することが可能である。 示された実施例においては上部、下部といった表現が用いられているが、本発 明は、構成要素を重力の方向に沿って配置して構成しなくともよい。 ここに記述された装置及びバイオセンサは、発明の思想と範囲から逸脱するこ となく様々な変更例や代用例を実施することが可能であることは認識されるであ ろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年4月17日(1998.4.17) 【補正内容】 請求の範囲 1.バイオセンサの複数箇所の独立領域から放射され、導波管を通じて伝播する 光を同時に検出するための方法であって、 バイオセンサの複数箇所の前記独立領域のそれぞれの領域から放射される光 をバイオセンサの他の独立領域から放射される光から分離し、 バイオセンサの前記独立領域のそれぞれから放射される前記光をそれぞれの 独立領域に対応した光検出器に向けて偏向させ、 バイオセンサの前記独立領域のそれぞれから放射される前記光をそれぞれ の独立領域に対応した前記光検出器により検出する方法。 2.バイオセンサの前記独立領域のそれぞれから放射される前記光をインレット 開口とインレット開口に連続するチャネルとを形成する構造体によりバイオセン サの前記他の独立領域から放射される光から分離し、前記インレット開口はバイ オセンサの前記独立領域の付近に配置されることによりバイオセンサの独立領域 から放射された光は前記インレット開口を通じ、更に前記チャネルを通じて前記 光検出器へと伝播する請求項1に記載の方法。 3.バイオセンサの前記独立領域のそれぞれから放射される光が、バイオセンサ の独立領域と光検出器との間に配置され光学的に作動する少なくとも1個のレン ズにより前記光検出器に向けて偏向される請求項1に記載の方法。 4.バイオセンサの前記独立領域から放射される光が少なくとも1個のミラーに より光検出器に向けて偏向される請求項2に記載の方法。 5.前記ミラーは放物面ミラーである請求項4に記載の方法。 6.前記光検出器はCCDカメラである請求項1に記載の方法。 7.前記CCDカメラは検出された光のスペクトル分析のために回折格子分光写真 器と組み合わせて使用され、集められた試料の全蛍光を検出する工程を更に含む 請求項6に記載の方法。 8.バイオセンサの独立領域から放射される蛍光を検出するための装置であって 、 バイオセンサの前記独立領域に対して光学的に作用し、バイオセンサの前記 独立領域から放射される蛍光をバイオセンサの他の領域から放射される蛍光から 分離するための回折格子と、 前記回折格子によって分離された蛍光を光検出器上に集束させるための構造 体とを備える装置。 9. 蛍光を集束させるための前記構造体が、レンズ、ミラー、光ファイバー及 びこれらの組み合わせからなる群から選択される請求項8に記載の装置。 10.請求項8または9に記載の装置を利用して検体の濃度を決定するための方 法。 11.試料中の複数の検体の存在を同時に決定するための方法であって、 導波管と、導波管内に形成されたウェル内に配置された複数のパッチとを 備えるバイオセンサであって、複数の前記パッチの内の第1のパッチはこれに結 合させられた第1の種類の捕捉分子を有し、複数の前記パッチのうちの第2のパ ッチはこれに結合させられた第2の種類の捕捉分子を有するようなバイオセンサ を提供し、 複数の種類の検体を含むと考えられる試料を前記ウェル内に導入し、 前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類の捕捉分子のいずれか一 方か、もしくは複数の種類の前記検体の内の少なくとも一種類の検体に結合する 分子に結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なくとも一種類を前記 ウェル内に導入し、 前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内し 、 前記第1のパッチから放射される光を前記第2のパッチから放射される光と 前記バイオセンサの他の部分から放射される光とから分離し、 前記第2のパッチから放射される光を前記第1のパッチから放射される光と 前記バイオセンサの他の部分から放射される光とから分離し、 前記第1のパッチから放射される蛍光を第1の光検出器によって検出し、 前記第2のパッチから放射される蛍光を第2の光検出器によって検出し、 前記第1のパッチから放射される蛍光を分析して第1の検体の存在を決定し 、 前記第2のパッチから放射される蛍光を分析して第2の検体の存在を決定す る方法。 12.複数の前記パッチの第1のパッチと第2のパッチのそれぞれに固有の捕捉 分子が結合させられている請求項11に記載の方法。 13.複数の種類のトレーサー分子を前記ウェル内に導入する工程であって、複 数の種類の前記トレーサー分子のそれぞれの種類の前記トレーサー分子は測定さ れる検体の種類のそれぞれに対して親和性を有する前記工程を更に含む請求項1 1に記載の方法。 14.前記試料と複数の種類の前記トレーサー分子が同時にウェル内に導入され る請求項11に記載の方法。 15.試料中の複数の種類の検体のそれぞれの濃度を同時に決定するための方法 であって、 第1のウェルと第2のウェルとが形成された導波管と前記第1ウェルと前記 第2ウェルの内部に配置された複数のパッチとを備えるバイオセンサであって、 前記第1ウェルと前記第2ウェルのそれぞれが、第1の種類の捕捉分子が結合さ せられた前記複数のパッチの内の第1のパッチと、第2の種類の捕捉分子が結合 させられた前記複数のパッチの内の第2のパッチとを含むようなバイオセンサを 提供し、 第1の検体と第2の検体とを含むと考えられる試料を前記第1ウェル内に導 入し、 前記第1の検体と前記第2の検体とを第1の既知量にて含む第1の液体を前 記第2ウェル内に導入し、 前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類捕捉分子のいずれか一方か 、もしくは前記第1の検体と前記第2の検体のいずれか一方と結合する分子に対 して結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なくとも一種類を前記第 1ウェル内及び前記第2ウェル内に導入し、 前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内し 、 前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第2ウェ ル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウェ ル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第2ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第1の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第2の光検 出器により検出し、 前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第3の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第4の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第2の光検出器によ って検出される前記蛍光により、前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射 され前記第1の光検出器によって検出される前記蛍光を分析して前記試料中の前 記第1の検体の濃度を決定し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によ って検出される前記蛍光により、前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射 され前記第3の光検出器によって検出される前記蛍光を分析して前記試料中の前 記第2の検体の濃度を決定する方法。 16.前記第1の液体は前記第1の検体及び前記第2の検体を全く含まない請求 項15に記載の方法。 17.前記バイオセンサに第3のウェルと第3のウェル内に配置される複数のパ ッチが形成され、前記第3ウェルは、前記複数のパッチの内の第1のパッチであ って前記第1の種類の捕捉分子を含む前記第1のパッチと前記複数のパッチの内 の第2のパッチであって前記第2の種類の捕捉分子を含む前記第2のパッチとを 備える方法であって、 前記第1の検体と前記第2の検体とを第2の既知量にて含む第2の液体を前 記第3ウェル内に導入し、 前記トレーサー分子の内の少なくとも一種類を前記第3ウェル内に導入し、 前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第3ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第2ウェル内の前記第2のパッ チから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分から放射される蛍光か ら分離し、 前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第3ウェ ル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分 から放射される蛍光から分離し、 前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第5の光検 出器により検出し、 前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第6の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第2の光検出器によ って検出される前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射され前 記第5の光検出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェル内の前 記第1のパッチから放射され前記第1の光検出器によって検出される前記蛍光を 分析して前記試料中の前記第1の検体の濃度を決定し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によ って検出される前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射され前 記第6の光検出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェル内の前 記第2のパッチから放射され前記第3の光検出器によって検出される前記蛍光を 分析して前記試料中の前記第2の検体の濃度を決定する方法。 18.前記第2の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第3ウ ェル内に同時に導入する請求項17に記載の方法。 19.前記試料と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記ウェル内に同 時に導入する請求項15乃至18のいずれか1項に記載の方法。 20.前記第1の液体と試料と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記 第2ウェル内に同時に導入する請求項25乃至28のいずれか1項に記載の方法 。 21.前記第2の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第3ウ ェル内に同時に導入する請求項15乃至18のいずれか1項に記載の方法。 22.前記第2の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第3ウ ェル内に同時に導入する請求項19に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バイオセンサの独立領域から放射され、導波管を通じて伝播する光を検出す るための方法であって、 バイオセンサの前記独立領域から放射される光をバイオセンサの他の部分 から放射される光から分離し、 バイオセンサの前記独立領域から放射される前記光を光検出器に向けて偏 向させ、 バイオセンサの前記独立領域から放射される前記光を前記光検出器により 検出する方法。 2.バイオセンサの前記独立領域から放射される前記光をインレット開口とイン レット開口に連続するチャネルとを形成する構造体によりバイオセンサの他の部 分から放射される光から分離し、前記インレット開口はバイオセンサの前記独立 領域の付近に配置されることによりバイオセンサの独立領域から放射された光は 前記インレット開口を通じ、更に前記チャネルを通じて前記光検出器へと伝播す る請求項1に記載の方法。 3.バイオセンサの前記独立領域から放射される光が、バイオセンサの独立領域 と光検出器との間に配置され光学的に作動する少なくとも1個のレンズにより前 記光検出器に向けて偏向される請求項1に記載の方法。 4.バイオセンサの前記独立領域から放射される光が少なくとも1個のミラーに より光検出器に向けて偏向される求項2に記載の方法。 5.前記ミラーは放物面ミラーである請求項4に記載の方法。 6.前記光検出器はCCDカメラである請求項1に記載の方法。 7.前記CCDカメラは検出された光のスペクトル分析のために回折格子分光写真 器と組み合わせて使用され、集められた試料の全蛍光を検出する工程を更に含む 請求項6に記載の方法。 8.バイオセンサの独立領域から放射される蛍光を検出するための装置であって 、 バイオセンサの前記独立領域に対して光学的に作用し、バイオセンサの前 記独立領域から放射される蛍光をバイオセンサの他の領域から放射される蛍光か ら分離するための回折格子と、 前記回折格子によって分離された蛍光を光検出器上に集束させるための構 造体とを備える装置。 9. 蛍光を集束させるための前記構造体が、レンズ、ミラー、光ファイバー及 びこれらの組み合わせからなる群から選択される請求項8に記載の装置。 10.請求項または9に記載の装置を利用して検体の濃度を決定するための方法 。 11.第1のウェルが捕捉分子によりコーティングされた導波管を備えるバイオ センサ内において検体の濃度を決定するための方法であって、 検体を含むものと考えられる試料を前記第1ウェル内に導入し、 前記捕捉分子または前記検体のいずれか一方と結合する分子に対して結合 させられた蛍光標識を含むトレーサー分子を前記第1ウェル内に導入し、 前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内 し、 前記第1ウェル内において光を検出し、 前記蛍光を分析して検体の濃度を決定する方法。 12.前記試料と前記トレーサー分子とを前記第1ウェル内に同時に導入する工 程を更に含む請求項11に記載の方法。 13.前記導波管が、導波管の内部に形成された第2のウェルをコーティングす る捕捉分子を含むような方法であって、 予め決められた第1の濃度の前記検体を含む第1の液体を前記第2ウェル 内に導入し、 前記捕捉分子または前記検体のいずれか一方と結合する分子に対して結合 させられた蛍光標識を含むトレーサー分子を前記第2ウェル内に導入し、 前記第2ウェル内において蛍光を検出し、 前記第2ウェルから放射される蛍光より前記第1ウェルから放射される前 記蛍光を分析することにより第1ウェル内の検体の濃度を決定する請求項12に 記載の方法。 14.前記第1の液体と前記トレーサー分子を前記第2ウェル内に同時に導入す る請求項13に記載の方法。 15.前記第1ウェルから放射される蛍光を前記第2ウェルから放射される蛍光 から分離する工程を更に含む請求項13に記載の方法。 16.前記第1ウェルから放射される蛍光を第1の光検出器に向けて偏向し、前 記第2ウェルから放射される蛍光を第2の光検出器に向けて偏向する工程を更に 含む請求項15に記載の方法。 17.前記導波管が、導波管の内部に形成された第3のウェルをコーティングす る捕捉分子を含む方法であって、 予め決められた第2の濃度の前記検体を含む第2の液体を前記第3ウェル 内に導入し、 前記捕捉分子または前記検体のいずれか一方と結合する分子に対して結合 させられた蛍光標識を含むトレーサー分子を前記第3ウェル内に導入し、 前記第3ウェル内において蛍光を検出し、 前記第2ウェルから放射される蛍光より前記第3ウェルから放射される前 記蛍光を分析することにより第1ウェル内の検体の濃度を決定する請求項13乃 至16のいずれか1項に記載の方法。 18.前記第2の液体と前記トレーサー分子とを前記第3ウェル内に同時に導入 する請求項17に記載の方法。 19.前記第1ウェルから放射される蛍光、前記第2ウェルから放射される蛍光 及び前記第3ウェルから放射される蛍光をお互いに分離すると共に前記バイオセ ンサの他の部分から放射される蛍光からも分離する工程を更に含む請求項17に 記載の方法。 20.前記第1ウェルから放射される蛍光を第1の光検出器に向けて偏向し、前 記第2ウェルから放射される蛍光を第2の光検出器に向けて偏向し、前記第3ウ ェルから放射される蛍光を第3の光検出器に向けて偏向する工程を更に含む請求 項19に記載の方法。 21.試料中の複数の検体の存在を同時に決定するための方法であって、 導波管と、導波管内に形成されたウェル内に配置された複数のパッチとを 備えるバイオセンサであって、複数の前記パッチの内の第1のパッチはこれに結 合させられた第1の種類の捕捉分子を有し、複数の前記パッチのうちの第2のパ ッチはこれに結合させられた第2の種類の捕捉分子を有するようなバイオセンサ を提供し、 複数の種類の検体を含むと考えられる試料を前記ウェル内に導入し、 前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類の捕捉分子のいずれか一 方か、もしくは複数の種類の前記検体の内の少なくとも一種類の検体に結合する 分子に結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なくとも一種類を前記 ウェル内に導入し、 前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内 し、 前記第1のパッチから放射される光を前記第2のパッチから放射される光 と前記バイオセンサの他の部分から放射される光とから分離し、 前記第2のパッチから放射される光を前記第1のパッチから放射される光 と前記バイオセンサの他の部分から放射される光とから分離し、 前記第1のパッチから放射される蛍光を第1の光検出器によって検出し、 前記第2のパッチから放射される蛍光を第2の光検出器によって検出し、 前記第1のパッチから放射される蛍光を分析して第1の検体の存在を決定 し、 前記第2のパッチから放射される蛍光を分析して第2の検体の存在を決定 する方法。 22.複数の前記パッチの第1のパッチと第2のパッチのそれぞれに固有の捕捉 分子が結合させられている請求項21に記載の方法。 23.複数の種類のトレーサー分子を前記ウェル内に導入する工程であって、複 数の種類の前記トレーサー分子のそれぞれの種類の前記トレーサー分子は測定さ れる検体の種類のそれぞれに対して親和性を有する前記工程を更に含む請求項2 1に記載の方法。 24.前記試料と複数の種類の前記トレーサー分子が同時にウェル内に導入され る請求項21に記載の方法。 25.試料中の複数の種類の検体のそれぞれの濃度を同時に決定するための方法 であって、 第1のウェルと第2のウェルとが形成された導波管と前記第1ウェルと前 記第2ウェルの内部に配置された複数のパッチとを備えるバイオセンサであって 、前記第1ウェルと前記第2ウェルのそれぞれが、第1の種類の捕捉分子が結合 させられた前記複数のパッチの内の第1のパッチと、第2の種類の捕捉分子が結 合させられた前記複数のパッチの内の第2のパッチとを含むようなバイオセンサ を提供し、 第1の検体と第2の検体とを含むと考えられる試料を前記第1ウェル内に 導入し、 前記第1の検体と前記第2の検体とを第1の既知量にて含む第1の液体を 前記第2ウェル内に導入し、 前記第1の種類の捕捉分子または前記第2の種類捕捉分子のいずれか一方 か、もしくは前記第1の検体と前記第2の検体のいずれか一方と結合する分子に 対して結合させられた蛍光標識を含むトレーサー分子の少なくとも一種類を前記 第1ウェル内及び前記第2ウェル内に導入し、 前記蛍光標識を励起するような波長を有する光を前記導波管を通じて案内 し、 前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第2ウ ェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2 ウェル内の第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分 から放射される光から分離し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウ ェ ル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第2ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第1ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分か ら放射される光から分離し、 前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第1の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第2の光検 出器により検出し、 前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第3の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第4の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第2の光検出器によ って検出される前記蛍光により、前記第1ウェル内の前記第1のパッチから放射 され前記第1の光検出器によって検出される前記蛍光を分析して前記試料中の前 記第1の検体の濃度を決定し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によ って検出される前記蛍光により、前記第1ウェル内の前記第2のパッチから放射 され前記第3の光検出器によって検出される前記蛍光を分析して前記試料中の前 記第2の検体の濃度を決定する方法。 26.前記第1の液体は前記第1の検体及び前記第2の検体を全く含まない請求 項25に記載の方法。 27.前記バイオセンサに第3のウェルと第3のウェル内に配置される複数のパ ッチが形成され、前記第3ウェルは、前記複数のパッチの内の第1のパッチであ って前記第1の種類の捕捉分子を含む前記第1のパッチと前記複数のパッチの内 の第2のパッチであって前記第2の種類の捕捉分子を含む前記第2のパッチとを 備える方法であって、 前記第1の検体と前記第2の検体とを第2の既知量にて含む第2の液体を 前記第3ウェル内に導入し、 前記トレーサー分子の内の少なくとも一種類を前記第3ウェル内に導入し 、 前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される蛍光を、前記第3ウ ェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2 ウェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第2ウェル内の前記第2のパ ッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分から放射される蛍光 から分離し、 前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射される蛍光を、前記第3ウェ ル内の前記第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウ ェル内の第1のパッチから放射される蛍光、前記第1ウェル内及び前記第2ウェ ル内の前記第2のパッチから放射される蛍光、及び前記バイオセンサの他の部分 から放射される蛍光から分離し、 前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射される前記蛍光を第5の光検 出器により検出し、 前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射される前記蛍光を第6の光検 出器により検出し、 前記第2ウェル内の前記第1のパッチから放射され前記第2の光検出器によ って検出される前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第1のパッチから放射され前 記第5の光検出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェル内の前 記第1のパッチから放射され前記第1の光検出器によって検出される前記蛍光を 分析して前記試料中の前記第1の検体の濃度を決定し、 前記第2ウェル内の前記第2のパッチから放射され前記第4の光検出器によ って検出される前記蛍光と前記第3ウェル内の前記第2のパッチから放射され前 記第6の光検出器によって検出される前記蛍光とにより、前記第1ウェル内の前 記第2のパッチから放射され前記第3の光検出器によって検出される前記蛍光を 分析して前記試料中の前記第2の検体の濃度を決定する方法。 28.前記第2の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第3ウ ェル内に同時に導入する請求項27に記載の方法。 29.前記試料と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記ウェル内に同 時に導入する請求項25乃至28のいずれか1項に記載の方法。 30.前記第1の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第2ウ ェル内に同時に導入するような請求項25乃至28のいずれか1項に記載の方法 。 31.前記第2の液体と少なくとも一種類の前記トレーサー分子とを前記第3ウ ェル内に同時に導入するような請求項25乃至29のいずれか1項に記載の方法 。
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