JP2000506510A - オルト置換フェノールの調製法 - Google Patents

オルト置換フェノールの調製法

Info

Publication number
JP2000506510A
JP2000506510A JP09525510A JP52551097A JP2000506510A JP 2000506510 A JP2000506510 A JP 2000506510A JP 09525510 A JP09525510 A JP 09525510A JP 52551097 A JP52551097 A JP 52551097A JP 2000506510 A JP2000506510 A JP 2000506510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
alkylation
percent
product
hydroxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP09525510A
Other languages
English (en)
Inventor
リー,グォ−シュー・ジョン
ガーセス,ジュアン・エム
ハカル,デニス・エイ
ヤング,トレイシー・エル
バーデット,ケネス・エイ
Original Assignee
ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー filed Critical ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー
Publication of JP2000506510A publication Critical patent/JP2000506510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/11Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
    • C07C37/14Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms by addition reactions, i.e. reactions involving at least one carbon-to-carbon unsaturated bond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/02Boron or aluminium; Oxides or hydroxides thereof
    • B01J21/04Alumina
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
    • B01J23/54Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
    • B01J23/56Platinum group metals
    • B01J23/58Platinum group metals with alkali- or alkaline earth metals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/02Impregnation, coating or precipitation
    • B01J37/0201Impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J37/00Processes, in general, for preparing catalysts; Processes, in general, for activation of catalysts
    • B01J37/16Reducing
    • B01J37/18Reducing with gases containing free hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/06Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by conversion of non-aromatic six-membered rings or of such rings formed in situ into aromatic six-membered rings, e.g. by dehydrogenation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 液相においてシクロヘキセンのような炭素が3−18個のモノオレフィンとフェノールのようなアリールヒドロキシドとを接触反応させて、生成したオルトアルキル化アリールヒドロキシドを、次いで接触脱水素してオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはオルトアリールアリールヒドロキシド、たとえばオルトフェニルフェノールを生成させる方法。

Description

【発明の詳細な説明】 オルト置換フェノールの調製法 本発明は改良方法によるオルト置換アリールヒドロキシドの生成法に関する。 特に本発明はオルトフェニルフェノールを生成させるための改良法に関する。 オルトフェニルフェノール(OPP)は殺菌剤、消毒剤、柑橘類果実の防腐剤 および染料中間物として用いられている。 OPPは幾つかの方法で合成されている。それらの方法は高価な反応物を使用 しているかまたは低転化性もしくは低選択性のためにOPPの低収率をもたらし ている。反応物の転化率は、生成物または副生物に転化した反応物のモル数を反 応物の初めのモル数で割った比の100倍である。選択率は、所望の生成物に転 化した反応物のモル数を生成物または副生物に転化した前記反応物のモル数で割 った比の100倍である。 OPPはエーテル系溶剤中で石炭酸ナトリウムとジフェニルオキシドとを反応 させることによって生成させている(Annelen542(1939)241 の中のLuttringhaus)。この反応によって約48パーセントのOP Pが生成する。 酸化銅(II)触媒を用いるオルトクロロビフェニルの塩基性加水分解は83パ ーセントのOPP収率をもたらす。しかし、オルトクロロビフェニルへの典型的 な経路であるビフェニルの塩素化(たとえば米国特許第1,925,367号) がオルト選択性に乏しいので、ビフェニルからのOPPの全収率は83パーセン トよりも著しく少ない。 ジベンゾフランの接触水素化は80パーセントのフェニルフェノール転化率を 生じ、そのフェニルフェノールの90パーセントはOPPである(日本特許第5 8−180,448号)。このアルミナ担持0.5−1パーセント白金触媒は短 寿命の難点のあることが報告されている。 シクロヘキサノンのシクロヘキセニルシクロヘキサノンとシクロヘキシリデニ ルシクロヘキサノンとの混合物への自己縮合に続くOPPへの接触脱水素は公知 である。上記混合物への自己縮合転化率は50パーセントで、OPPの接触収率 は98パーセントを上回る。いうまでもなくOPPの全転化率はこの2つの反応 の積であり、シクロヘキサノンは高価な反応物であると認めることが重要である 。 したがって、オルトフェニルフェノールを製造するための費用効果的高収率法 を提供することが望ましいと思われる。 本発明はモノオルトアリールアリールヒドロキシドまたはモノオルトアルケニ ルアリールヒドロキシドを調製する方法であって、該方法が (i)無置換オルト位を有するアリールヒドロキシドを、アルキル化触媒の存 在下、100℃ないし300℃の温度およびモノオルトアルキル化アリ ールヒドロキシド中間生成物を生成させるのに十分な圧力で、0.5: 1から5:1の該アリールヒドロキシド対オレフィンのモル比において 炭素が2ないし18個のオレフィンでアルキル化し、そして (ii)モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリール アリールヒドロキシドを生成させるのに十分な温度および条件において 脱水素触媒の存在下で前記モノオルトアルキル化アリールヒドロキシド を脱水素すること を含む方法である。 本発明の第1工程はモノオルトアルキル化アリールヒドロキシド中間生成物( 以後中間生成物またはモノオルトアルキル化アリールヒドロキシドという)の生 成をもたらすオレフィンによるアリールヒドロキシドの接触アルキル化である。 このアリールヒドロキシドは無置換オルト位を有し、該オルト位をアルキル化す ることができるアリールヒドロキシドであることができる。代表的な例にはオル トクレゾール、メタクレゾール、パラクレゾール、p−クロロフェノール、o− クロロフェノール、p−ブロモフェノール、4−メトキシフェノール、o−エチ ルフェノール、p−エチルフェノール等がある。もっとも好ましいアリールヒド ロキシドはフェノールである。このオレフィンはフェノールと反応してアルキル 化フェノールをつくる任意のオレフィンであることができる。好ましくはこのオ レフィンは、エチレン、プロピレン、イソブチレン、n−ブテン、n−ペンテン 、3−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、1−オクテン、1− ド デセン、2−エチル−1−デセン、スチレン、α−メチルスチレン、シクロペン テン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、シクロオクテンおよびそれらの混 合物のような反応性モノオレフィン基を含有する炭素原子が2ないし18個のオ レフィン炭化水素である。このオレフィンは好ましくはシクロオレフィン、より 好ましくはシクロヘキセンである。 市販のアリールヒドロキシドおよびオレフィン反応物を使用することができる 。アルキル化工程の転化率を高めるには、反応物から水を除くことが好ましいで あろう。アリールヒドロキシドおよびオレフィン中に存在する水は好ましくは2 50ppm(重量百万分率)未満、より好ましくは150ppm未満、もっとも 好ましくは50ppm未満である。水は、蒸留や、たとえばモレキュラーシーブ を用いる乾燥のような便宜的な方法によって除くことができる。 反応器に供給されるアリールヒドロキシド対オレフィンのモル比は、たとえば 転化および生成する副生物の量に影響する。アリールヒドロキシド対オレフィン のモル比は0.5:1ないし5:1である。モル比は好ましくは1:1ないし2 :1、より好ましくは1:1ないし1.5:1、もっとも好ましくは1:1ない し1.1:1である。 アリールヒドロキシドのアルキル化はアルキル化触媒の存在下で行われる。ア ルキル化触媒は好ましくはオレフィンとの反応によるフェノールのアルキル化を 触媒するアルミナ、たとえば米国特許第3,290,389号;同第3,367 ,981号;同第3,670,030号;および同第4,500,465号に記 載されている触媒であり、これら特許はいずれも参照として本明細書に組み入れ てある。好ましくはアルミナ触媒はγ−アルミナである。本発明の反応に用いる 前にγ−アルミナを400℃ないし850℃で5分から100時間活性化させる ことも望ましい。γ−アルミナは好ましくは水と、アルミニウムアルコキシド( 例にはアルミニウムエトキシド、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニウム sec−ブトキシドおよびアルミニウムtert−ブトキシドがある)のような 有機アルミニウム化合物との生成物である。γ−アルミナは好ましくは500p pm未満の金属不純物レベルおよび100m2/gないし300m2/gの表面積 を有する。適切なγ−アルミナ触媒がCATAPA;GTMのような商品名で市 販 されている。 本発明によるアリールヒドロキシドとオレフィンとのアルキル化はアルキル化 触媒を含有する連続式またはバッチ式圧力反応器内で行うことができる。好まし くは反応器は管状反応器のような連続式反応器である。アルキル化触媒は反応器 内に粉末状、球形、円筒形または他の形のような任意の形状で存在することがで きる。反応はアリールヒドロキシドおよびオレフィン反応物中に微粒子として懸 濁させた触媒を用いて行うことができるが、とくに連続反応器内の触媒充填層を 反応物を貫流させるのが好ましい。 アリールヒドロキシドおよびオレフィン反応物は、反応器に導入する前に一緒 に混合するかまたは別々に反応器に導入した後反応させてモノオルトアルキル化 アリールヒドロキシドを生成させることができる。反応物を別々に導入するとき には、混合は反応器内で生じる。反応器は望ましくは反応物を液状に保つのに十 分な圧力に保たれ、その場合に選ばれる圧力は一定反応温度における反応物およ び生成物の蒸気圧によって決まる。好ましくは圧力は100psiから1000 psiに保たれ、反応温度は少なくとも100℃、好ましくは少なくとも150 ℃、より好ましくは少なくとも180℃から、高くても300℃、好ましくは高 くても250℃、より好ましくは高くても230℃である。モノオルトアルキル 化アリールヒドロキシドを生成させるのに十分な時間の間反応物をγ−アルミナ 触媒と接触させる。この接触時間は好ましくは少なくとも5分、より好ましくは 少なくとも15分、もっとも好ましくは少なくとも20分から、長くても4時間 、好ましくは長くても2時間、より好ましくは長くても1時間である。 モノオルトアルキル化アリールヒドロキシド中間生成物は前記ヒドロキシド以 外に、たとえば未反応のオレフィンおよびアリールヒドロキシドならびに副生物 を含有することができる。中間生成物を脱水素する前に、必要ならば、便宜的手 段によって1種以上の副生物、未反応アリールヒドロキシドまたは未反応オレフ ィンを除くことができるが、そのような除去は本発明の方法を行うのに必ずしも 必要ではない。前記副生物及び未反応アリールヒドロキシドまたは未反応オレフ ィンを除去するための便宜的手段は、D.M.Considine編Chemi cal and Process Technology Encyclope di a、McGraw−Hill Book Co.、1974(参照として本 明細書に組み入れてある)に記載されているような、蒸留または結晶化もしくは その組合せのような方法を含むことができる。 アルキル化中にエーテル類(たとえばシクロヘキシルフェニルエーテル)のよ うな一置換副生物、および二付加物(たとえば二置換フェノール)のような多置 換副生物を生成することができる。少量の二付加物を有する中間生成物は望まし くは100ないし150℃の低温におけるアルキル化によって生成させることが できる。しかし、前記中間生成物は典型的には多量の未反応オレフィンおよび一 置換副生物を有する。したがって蒸留のような方法によって未反応オレフィンを 除去することがさらに望ましい。また望ましくは、この一置換エーテル副生物を アルキル化中の温度よりも高いが好ましくは300℃を下回る温度においてアル キル化触媒の存在下で前記副生物の接触転位によってモノオルトアルキル化アリ ールヒドロキシドに転位させる。オレフィンは好ましくは接触転位前に除去して 二付加物の生成を減少させる。転位も好ましくは300℃を下回る温度で行う。 前節に述べた方法の実例および好適態様は、二置換フェノールの生成をできる だけ少なくするために低温においてオルトシクロヘキシルフェノールを生成させ るためのシクロヘキセンによるフェノールのアルキル化である。アルキル化する のに好ましい温度は100℃を上回るが150℃未満である。低温(100−1 50℃)でアルキル化する場合には生成するオルトシクロヘキシルフェノール以 外にシクロヘキシルフェニルエーテルのような別の一置換アリール化合物を生成 させることができる。二置換フェノールの生成をできるだけ少なくするために、 シクロヘキシルフェニルエーテルを転位させる前に好ましくは残留シクロヘキセ ンを除去する。シクロヘキセンは上記のような便宜的方法によって除くことがで きる。前記のアルキル化条件、ただし温度はフェノールをアルキル化するのに用 いる温度よりも高いという条件で転位させることによってシクロヘキシルフェニ ルエーテルをオルトシクロヘキシルフェノールに転化させることができる。いい かえると前記シクロヘキシルフェニルエーテルを反応させる温度は好ましくは1 50から300℃である。 本発明の第2工程は本発明のアルキル化(第1)工程で得られたモノオルトア ルキル化アリールヒドロキシド中間生成物の接触脱水素である。 モノオルトアルキル化アリールヒドロキシドの脱水素は、アルキル化アリール ヒドロキシドを脱水素してモノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモ ノオルトアリールアリールヒドロキシドを生成させる反応を触媒する触媒の存在 下で行われる。この脱水素用に適当な触媒には米国特許第5,248,840号 ;同第4,080,390号;同第4,088,702号;および同第4,06 0,559号ならびに日本特許第56−53,632号;同第49−75,56 2号;同第49−41,348号;および同第49−35,365号(いずれも 参照として本明細書に組み入れてある)に記載されている触媒がある。好ましく は該触媒は貴金属触媒である。より好ましくは該触媒は酸化物担持貴金属触媒で ある。酸化物担体は好ましくはγ−アルミナ、より好ましくは上記のγ−アルミ ナである。貴金属は好ましくは白金である。貴金属は脱水素反応を触媒するのに 十分な量で存在する。貴金属の量は好ましくは完成触媒の0.1ないし5重量パ ーセントである。触媒の寿命を延ばすためには、酸化物担体上に貴金属とともに アルカリまたはアルカリ土類酸化物を吸着させることがさらに好ましい。アルカ リまたはアルカリ土類酸化物は好ましくは酸化カリウムである。アルカリまたは アルカリ土類酸化物の量は前記アルカリまたはアルカリ土類金属酸化物を有しな い触媒と比較して触媒の寿命を向上させる量であることができる。アルカリまた はアルカリ土類金属酸化物の量は好ましくは、貴金属、酸化物担体、およびアル カリまたはアルカリ土類金属酸化物を含む完成触媒の1ないし15重量パーセン トである。アルカリまたはアルカリ土類金属酸化物の量はより好ましくは完成触 媒の2ないし8重量パーセントである。 酸化物担持触媒は米国特許第5,248,840号;同第4,080,390 号;同第4,088,702号;および同第4,060,559号(いずれも参 照として本明細書に組み入れてある)に記載されているような便宜的方法によっ てつくることができる。本発明によれば、たとえばもっとも好ましい触媒は、塩 化白金と水酸化カリウムまたは塩化白金と炭酸カリウムのような白金とカリウム の化合物を水溶液から沈殿させることによってつくることができるγ−アルミナ 担持白金−カリウム酸化物触媒である。白金とカリウムは同時かまたは別々にγ −アルミナ担体上に沈殿させることができる。典型的にはまず白金化合物を析出 させ、水素中で白金化合物が白金金属に還元する間300ないし400℃の温度 に熱処理する。次に酸化物を析出させ300℃ないし400℃の温度に熱処理し て酸化物を生成させる。 脱水素に用いられる反応器はバッチ式または連続式反応器であることができる 。反応器は好ましくは管状反応器のような連続式反応器、より好ましくは脱水素 を行う連続式反応器が本発明のアルキル化を行う連続式反応器と直列をなす。酸 化物担持貴金属触媒は反応器内に粉末、球形、円筒形または他の形のような形状 で存在することができる。反応は反応物中に微粒子として懸濁させた触媒を用い て行うことができるが、とくに連続式反応器内の触媒充填層を反応物を貫流させ るのが好ましい。 本発明の脱水素工程はモノオルトアルキル化アリールヒドロキシドを反応させ て、モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリールアリ ールヒドロキシドを生成させるのに十分な条件で行った。反応はモノオルトアル キル化アリルヒドロキシド供給原料が液相または気相にある温度および圧力で行 うことができる。脱水素反応は好ましくは気相で行われる。温度は好ましくは2 50℃ないし420℃、より好ましくは300℃ないし400℃である。反応の 圧力は好都合な圧力であることができる。脱水素反応の圧力は、実際的な理由か ら大気圧が好ましい。脱水素反応の時間はモノオルトアルキル化アリールヒドロ キシドを反応させて目的とするモノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまた はモノオルトアリールアリールヒドロキシドを生成させるのに十分な時間である ことができるが、この反応条件によって、たとえばモノオルトアルケニルアリー ルヒドロキシドの種々の不飽和レベルのアルケニルが生成可能なことを理解され たい。反応時間(すなわち反応温度、反応圧力において触媒と接触する時間)は 好ましくは0.1ないし4時間、より好ましくは0.5ないし3時間、もっとも 好ましくは1ないし2時間である。脱水素中反応器に少量の水素を供給するか、 またはたとえば空気中で触媒を酸化した後300℃ないし400℃の温度の水素 で触媒を還元することによって触媒を再生させるような公知の方法によって触媒 の寿命を延ばすことができる。 本発明の好ましい態様はシクロヘキセンとフェノールとの反応に続く脱水素に よってオルトフェニルフェノールを生成させることである。好ましい態様は、前 記シクロヘキセンとフェノールとのアルキル化によって中間体としてオルトシク ロヘキシルフェノールを生成させ、次いでそれを脱水素してオルトフェニルフェ ノールを生成させることによって行われ、この場合にアルキル化後フェノールの 少なくとも50パーセントが生成物に転化され、アルキル化後できた生成物の少 なくとも75パーセントがオルトシクロヘキシルフェノールであり、脱水素後オ ルトシクロヘキシルフェノールの少なくとも85パーセントが生成物に転化され 、脱水素後生成物の少なくとも50パーセントがオルトフェニルフェノールであ った。もっとも好ましい態様は上記シクロヘキセンとフェノールとの反応で、フ ェノールの少なくとも90パーセントがアルキル化後生成物に転化され、アルキ ル化後できた生成物の少なくとも90パーセントがオルトシクロヘキシルフェノ ールであり、オルトシクロヘキシルフェノールの少なくとも95パーセントが脱 水素後生成物に転化され、脱水素後生成物の少なくとも85パーセントがオルト フェニルフェノールであった。 前記の蒸留、結晶化およびそれらの組合せのような公知の方法によってモノオ ルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリールアリールヒドロ キシドから不純物、副生物および未反応物を除くことができる。 本発明による方法によって生成されたオルトフェニルフェノール(OPP)は 殺菌剤、消毒剤、柑橘類果実の防腐剤、及び染料中間体として有用である。 下記は本発明の範囲内の特定例である。この特定例は例証するだけのものであ って、決して本明細書に記載された本発明を限定するものではない。 実施例実施例1:オルトフェニルフェノールの生成 実施例1A−シクロヘキセンによるフェノールのアルキル化: フェノール1.1モル/シクロヘキセン1モルの反応物供給原料を、供給原料 の水分が50ppm未満になるまでMS−5Aモレキュラーシーブ乾燥剤で乾燥 した。Englehard Al−3592アルミナ触媒を含有するステンレス 鋼製管状反応器内で180℃および300psig(20.4atm.)の圧力 において供給原料を反応させる。触媒は使用前に空気中で600℃で18時間加 熱して活性化させた。供給原料の重量/触媒の重量−時間(WHSV)は2であ る。 DB−5キャピラリーカラムを用いる内部標準ガスクロマトグラフ法によって 上記アルキル化反応における生成物の化学を重量パーセントで求めた。生成物は 、重量単位で0.5パーセントのシクロヘキセン、10.3パーセントのフェノ ール、0.7パーセントのシクロヘキシルフェニルエーテル、82.4パーセン トのオルトシクロヘキシルフェノール、および4.7パーセントの二付加物を含 有し、この二付加物は1個のフェノール環と2個のシクロヘキシル環を有すると 見なされる分子であった。 実施例1B−1Bの生成物の脱水素: 上記アルミナ担持触媒上に約0.5重量パーセントのPtおよび5重量パーセ ントのKOHの組成物を有する脱水素触媒(Pt−KOH−アルミナ触媒)上に 実施例1Aの生成物を通すことによって該生成物を脱水素する。 脱水素触媒は次の方法によって実施例1Aに述べたと同じ触媒(すなわちEn glehard Al−3592アルミナ触媒)から調製した。まず約0.27 グラムのジヒドロゲンヘキサクロロプラチネートを含有する溶液を脱イオン水2 6mlに溶解した。粉砕して12−20メッシュのふるいでふるい分けた20グ ラムのアルミナ触媒にその溶液を添加する。この溶液−触媒混合物を18時間乾 燥する。乾燥した触媒を水素中で毎分5℃の割合で300℃まで加熱して300 ℃に2時間保った。次に触媒を室温に冷却して窒素でパージした。ついで触媒を 、脱イオン水26ml中に水酸化カリウム1.0グラムを含有する溶液と混合し た。この混合物をふたたび室温で18時間乾燥した後空気中で100℃1時間乾 燥した。 まずPt−KOHアルミナ触媒を含有するステンレス鋼製管状反応器内に35 0℃の水素を約1000GHSV(ガスの容量/触媒容量−時間)で3時間パー ジすることによって実施例1Aの生成物を反応させる。つぎに125℃の温度に 予熱した実施例1Aの生成物を、100GHSVで流れている水素ガス流中にお いて大気圧下および350℃の温度で1LHSV(実施例1Aの容量/触媒の容 量−時間)の流量で反応させた。オルトシクロヘキシルフェノールのオルトフェ ニルフェノールへの転化率は95パーセントで選択率は90パーセントであった 。実施例2:オルトフェニルフェノールの生成 実施例1Aのアルキル化を繰り返したが、ただし反応は140℃で行う。生成 物は3.2パーセントのシクロヘキセン、23.3パーセントのフェノール、1 3.7パーセントのシクロヘキシルフェニルエーテル、57.7パーセントのオ ルトシクロヘキシルフェノール、および0.7パーセントの二付加物を含有する 。つぎにこの生成物をPOPETMの2インチのワイプトフィルムスティル(w iped film still)において70℃、1.7psig(0.11 atm.)および500rpm(毎分回転数)で蒸留する。重質流(揮散しない 蒸留生成物)は0.7パーセントのシクロヘキセン、44.3パーセントのフェ ノール、15.5パーセントのシクロヘキシルフェニルエーテル、38パーセン トのオルトシクロヘキシルフェノール、および0.2パーセントの二付加物を有 する。この重質流を反応温度が235℃である以外は実施例1Aと同じ条件で反 応させて、0.05パーセントのシクロヘキセン、42.7パーセントのフェノ ール、0.05パーセントのシクロヘキシルフェニルエーテル、53パーセント のオルトシクロヘキシルフェノール、および0.4パーセントの二付加物を有す る生成物を得る。次に重質流からのこの生成物を実施例1Bに記載したと同じ条 件で反応させる。実施例1Bは、実施例1Bに記載したと実質的に同じ転化率お よび選択率を生じた。実施例3−10 実施例3−10は実施例1に記載したと同様であったが、ただし第1工程の反 応(アルキル化)の場合には表1に示すように種々の温度を用いた。表1はアル キル化工程によって生じた生成物に対して温度が及ぼす影響を示す。脱水素反応 は実施例1Bに記載したと同じ方法で行った。表1の各実施例に対してOCHP (オルトシクロヘキシルフェノール)の脱水素反応の転化率および選択率は実施 例1に記載した結果と実質的に同じであった。 表1の結果は、アルキル化反応が180℃においてOCHPに対する最良の転 化率を有することを示す。また表1は、約150℃を下回る温度で反応させるこ とによって二付加物の量を減少させることができることも示す。いいかえると、 最終OPP生成物中の二付加物の低濃度が望ましい場合には実施例2に記載する 方法によってOPPを生成させることが好ましい。実施例11−13 実施例11−13は実施例1に記載したと同様であったが、ただし第1反応工 程(アルキル化)には215℃の温度を使用し、また反応物供給原料は表2に示 すような種々の水分濃度を有する。実施例11−13は実施例1に記載したよう に脱水素させることができる。 表2の結果は250ppmを上回る反応物供給原料中の水分濃度は、250p pmを下回る水分含量と比べてシクロヘキセンまたはフェノールのOCHP(オ ルトシクロヘキシルフェノール)への低選択率および低転化率をもたらすことを 示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月15日(1998.1.15) 【補正内容】 請 求 の 範 囲 1.モノオルトアリールアリールヒドロキシドまたはモノオルトアルケニルア リールヒドロキシドを調製する方法であって、該方法が (i)無置換オルト位を有するアリールヒドロキシドを、アルキル化触媒の存 在下、100℃ないし300℃の温度およびモノオルトアルキル化アリ ールヒドロキシド中間生成物を生成させるのに十分な圧力で、0.5: 1から5:1の該アリールヒドロキシド対オレフィンのモル比において 炭素が2ないし18個のオレフィンでアルキル化し、そして (ii)モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリール アリールヒドロキシドを生成させるのに十分な温度および条件において 脱水素触媒の存在下で、前記モノオルトアルキル化アリールヒドロキシ ドを脱水素すること を含む方法。 2.該アリールヒドロキシドがフェニルヒドロキシド類である請求項1記載の 方法。 3.該フェニルヒドロキシドがフェノールである請求項2記載の方法。 4.該オレフィンがシクロヘキセンである請求項1記載の方法。 5.該アリールヒドロキシドがフェノール、該オレフィンがシクロヘキセン、 該オルトアルキル化アリールヒドロキシドがオルトシクロヘキシルフェノール、 かつ生成した該モノオルトアリールアリールヒドロキシドまたはモノオルトアル ケニルアリールヒドロキシドがオルトフェニルフェノールである請求項1記載の 方法。 6.アルキル化後該フェノールの少なくとも50パーセントが生成物に転化さ れ、アルキル化後できた該生成物の少なくとも75パーセントがオルトシクロヘ キシルフェノールであり、該オルトシクロヘキシルフェノールの少なくとも85 パーセントが脱水素後生成物に転化され、かつ脱水素後該生成物の少なくとも5 0パーセントがオルトフェニルフェノールである請求項5記載の方法。 7.アルキル化後該フェノールの少なくとも90パーセントが生成物に転化さ れ、アルキル化後できた該生成物の少なくとも90パーセントがオルトシクロヘ キシルフェノールであり、該オルトシクロヘキシルフェノールの少なくとも95 パーセントが脱水素後生成物に転化され、かつ脱水素後該生成物の少なくとも8 5パーセントがオルトフェニルフェノールである請求項6記載の方法。 8.該モル比が1:1ないし1.1:1である請求項1記載の方法。 9.工程(i)が該アリールヒドロキシドとオレフィンとの合計量中50pp m以下の水分の存在下で行われる請求項1記載の方法。 10.該アルキル化触媒が、100m2/gないし300m2/gの表面積およ び多くても500ppmの金属不純物を有し、工程(i)を行う前に400ない し850℃で5分ないし100時間加熱することによって活性化されるγ−アル ミナ触媒である請求項1記載の方法。 11.該脱水素触媒が貴金属触媒である請求項1記載の方法。 12.該貴金属触媒がγ−アルミナ担持白金−カリウム酸化物触媒である請求 項11記載の方法。 13.該モノオルトアルキル化アリールヒドロキシドの脱水素が300℃ない し400℃の温度で行われる請求項1記載の方法。 14.前記モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリ ールアリールヒドロキシドを蒸留もしくは結晶化させることによって該モノオル トアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリールアリールヒドロキ シドから不純物、副生物および未反応物を除去することをさらに含む請求項1記 載の方法。 15.該中間生成物中の一置換エーテル副生物を、該中間生成物から未反応オ レフィンを除去した後該アルキル化温度よりも高い転位温度において、該アルキ ル化触媒の存在下で該エーテルを接触転位させることによって、該モノオルトア ルキル化アリールヒドロキシドに転化させる前記請求項中いずれか1つの項記載 の方法。 16.該アルキル化温度が100ないし150℃、該転位温度が300℃未満 である請求項15記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 37/14 C07C 37/14 (72)発明者 ハカル,デニス・エイ アメリカ合衆国ミシガン州48642,ミドラ ンド,フォックスクロフト・ストリート 5001 (72)発明者 ヤング,トレイシー・エル アメリカ合衆国ミシガン州48616,チェサ ニング,サウス・メイン・ストリート 542 (72)発明者 バーデット,ケネス・エイ アメリカ合衆国ミシガン州48640,ミドラ ンド,スプリングウッド・ドライブ 2110

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.モノオルトアリールアリールヒドロキシドまたはモノオルトアルケニルア リールヒドロキシドを調製する方法であって、該方法が (i)無置換オルト位を有するアリールヒドロキシドを、アルキル化触媒の存 在下、100℃ないし300℃の温度およびモノオルトアルキル化アリ ールヒドロキシド中間生成物を生成させるのに十分な圧力で、0.5: 1から5:1の該アリールヒドロキシド対オレフィンのモル比において 炭素が2ないし18個のオレフィンでアルキル化し、そして (ii)モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリール アリールヒドロキシドを生成させるのに十分な温度及び条件において脱 水素触媒の存在下で、前記モノオルトアルキル化アリールヒドロキシド を脱水素すること を含む方法。 2.該中間生成物中の一置換エーテル副生物を、該中間生成物から未反応オレ フィンを除去した後該アルキル化触媒の存在下で該アルキル化温度よりも高い転 位温度において該エーテルを接触転位させることによって、該モノオルトアルキ ル化アリールヒドロキシドに転化させる請求項1記載の方法。 3.該アルキル化温度が100ないし150℃、該転位温度が300℃未満で ある請求項2記載の方法。 4.該アリールヒドロキシドがフェニルヒドロキシド類である請求項1記載の 方法。 5.該フェニルヒドロキシドがフェノールである請求項4記載の方法。 6.該オレフィンがシクロヘキセンである請求項1記載の方法。 7.該アリールヒドロキシドがフェノール、該オレフィンがシクロヘキセン、 該オルトアルキル化アリールヒドロキシドがオルトシクロヘキシルフェノール、 および生成した該モノオルトアリールアリールヒドロキシドまたはモノオルトア ルケニルアリールヒドロキシドがオルトフェニルフェノールである請求項1記載 の方法。 8.アルキル化後該フェノールの少なくとも50パーセントが生成物に転化さ れ、アルキル化後できた該生成物の少なくとも75パーセントがオルトシクロヘ キシルフェノールであり、脱水素後該オルトシクロヘキシルフェノールの少なく とも85パーセントが生成物に転化され、かつ脱水素後該生成物の少なくとも5 0パーセントがオルトフェニルフェノールである請求項7記載の方法。 9.アルキル化後該フェノールの少なくとも90パーセントが生成物に転化さ れ、アルキル化後できた該生成物の少なくとも90パーセントがオルトシクロヘ キシルフェニールであり、該オルトシクロヘキシルフェノールの少なくとも95 パーセントが脱水素後生成物に転化され、かつ脱水素後該生成物の少なくとも8 5パーセントがオルトフェニルフェノールである請求項8記載の方法。 10.該モル比が1:1ないし1.1:1である請求項1記載の方法。 11.工程(i)が該アリールヒドロキシドとオレフィンとの合計量中150 ppm以下の水分の存在下で行われる請求項1記載の方法。 12.工程(i)が該アリールヒドロキシドとオレフィンとの合計量中50p pm以下の水分の存在下で行われる請求項11記載の方法。 13.該アルキル化触媒がアルミナ触媒である請求項1記載の方法。 14.該アルミナ触媒がγ−アルミナ触媒である請求項13記載の方法。 15.工程(i)を行う前に400℃ないし850℃で5分ないし100時間 加熱することによって該γ−アルミナ触媒を活性化させる請求項14記載の方法 。 16.該γ−アルミナ触媒が100m2/gないし300m2/gの表面積を有 する請求項15記載の方法。 17.該γ−アルミナ触媒が多くても500ppmの金属不純物を有する請求 項16記載の方法。 18.該脱水素触媒が貴金属触媒である請求項1記載の方法。 19.該貴金属触媒がγ−アルミナ担持白金−カリウム酸化物触媒である請求 項18記載の方法 20.該モノオルトアルキル化アリールヒドロキシドの脱水素が250℃から 420℃の温度で行われる請求項1記載の方法。 21.該モノオルトアルキル化アリールヒドロキシドの脱水素が300℃から 400℃の温度で行われる請求項20記載の方法。 22.前記モノオルトアルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリ ールアリールヒドロキシドを蒸留または結晶化させることによって該モノオルト アルケニルアリールヒドロキシドまたはモノオルトアリールアリールヒドロキシ ドから不純物、副生物、および未反応物を除去することをさらに含む請求項1記 載の方法。
JP09525510A 1995-12-15 1996-12-12 オルト置換フェノールの調製法 Pending JP2000506510A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/573,091 US5583268A (en) 1995-12-15 1995-12-15 Method to prepare ortho substituted phenol
US08/573,091 1995-12-15
PCT/US1996/020937 WO1997030009A2 (en) 1995-12-15 1996-12-12 Method to prepare ortho substituted phenol

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000506510A true JP2000506510A (ja) 2000-05-30

Family

ID=24290608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09525510A Pending JP2000506510A (ja) 1995-12-15 1996-12-12 オルト置換フェノールの調製法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5583268A (ja)
EP (1) EP0868417B1 (ja)
JP (1) JP2000506510A (ja)
AU (1) AU3282697A (ja)
BR (1) BR9612501A (ja)
DE (1) DE69613482T2 (ja)
ES (1) ES2158376T3 (ja)
WO (1) WO1997030009A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269868A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Sanko Kk 2,6−ジフェニルフェノール又はその誘導体の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110624541B (zh) * 2019-09-03 2022-03-01 常州大学 一种由苯并呋喃制备苯乙醛的负载型贵金属催化剂及其制备方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1142873B (de) * 1961-01-25 1963-01-31 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von 2- und bzw. oder 6-Alkylphenolen
US3367981A (en) * 1963-05-10 1968-02-06 Ethyl Corp Phenol alkylation process
US3426358A (en) * 1965-11-19 1969-02-04 Hooker Chemical Corp Alkylation of phenols
US3670030A (en) * 1970-02-20 1972-06-13 Universal Oil Prod Co Alkylation of phenolic compound
JPS5019549B2 (ja) * 1972-11-22 1975-07-08
JPS4983423A (ja) * 1972-12-12 1974-08-10
SE439326B (sv) * 1973-02-23 1985-06-10 Asea Ab Anordning for raffinering av smelt stal
US4060559A (en) * 1975-05-12 1977-11-29 Sugai Chemical Industry Co., Ltd. Process for preparing O-phenylphenol
US4088702A (en) * 1975-05-14 1978-05-09 Sugai Chemical Industry Company Limited Process for preparing o-phenylphenol
JPS51149248A (en) * 1975-06-13 1976-12-22 Agency Of Ind Science & Technol Process for preparing o-phenylphenol
US4260833A (en) * 1979-11-30 1981-04-07 Uop Inc. Preparation of alkylphenols
US4398048A (en) * 1981-10-21 1983-08-09 Uop Inc. Preparation of 2,4,6-trialkylphenols
US4451676A (en) * 1982-08-27 1984-05-29 Ethyl Corporation Chemical process for the preparation of para-alkenyl phenol
JPS6118739A (ja) * 1984-07-05 1986-01-27 Mitsubishi Chem Ind Ltd オルトアルキルフエノ−ルの製法
US5072054A (en) * 1986-07-29 1991-12-10 Mobil Oil Corp. Process for preparing short chain alkyl phenols
US4731492A (en) * 1987-03-04 1988-03-15 Ethyl Corporation Phenol alkylation process
US4798911A (en) * 1987-07-20 1989-01-17 Eastman Kodak Company Catalyst composition and method for selective dehydrogenation
US4847429A (en) * 1987-08-03 1989-07-11 Eastman Kodak Company Synthesis of phenylhydroquinones
IT1223392B (it) * 1987-12-01 1990-09-19 Montedison Spa Procedimento per l'alchilazione di fenoli
IT1217876B (it) * 1988-06-21 1990-03-30 Donegani Guido Ist Procedimento per l'alchilazione di fenoli
US5210330A (en) * 1991-08-22 1993-05-11 Eastman Kodak Company Process for the preparation of phenylhydroquinone
DE4139056A1 (de) * 1991-11-28 1993-06-03 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von ortho-substituierten alkylphenolen und katalysator hierfuer
US5344997A (en) * 1991-12-23 1994-09-06 Uop Alkylation of aromatics using a fluorided silica-alumina catalyst

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009269868A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Sanko Kk 2,6−ジフェニルフェノール又はその誘導体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0868417A2 (en) 1998-10-07
MX9804794A (es) 1998-10-31
DE69613482D1 (de) 2001-07-26
EP0868417B1 (en) 2001-06-20
US5583268A (en) 1996-12-10
AU3282697A (en) 1997-09-02
BR9612501A (pt) 1999-07-20
WO1997030009A3 (en) 1997-11-20
ES2158376T3 (es) 2001-09-01
DE69613482T2 (de) 2001-10-04
WO1997030009A2 (en) 1997-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2282625C2 (ru) Получение соединений оксирана
EP0003858B1 (en) A process for selectively removing minor amounts of beta-chloroacroleins and 5,6-epoxyhexene-1 from epichlorohydrin
US5942645A (en) Hydrogenation of aromatic compounds in which at least one hydroxyl group is bonded to an aromatic ring
EP0290239B1 (en) Process for the hydrogenation of bis-phenols
HU178079B (en) Process for dehalogenating aromatic compounds containing halogenes
JP2000506510A (ja) オルト置換フェノールの調製法
US4035428A (en) Process for production of orthophenylphenol
MXPA98004794A (en) Method for preparing fenolorto-sustitu
US4447656A (en) Solvent system for oxidative coupling process
US6939996B2 (en) Process for the hydrogenation of alkylaryl ketones
EP1613580A1 (en) Method for preparing hydroquinones from mixtures of bromophenols and benzoquinones
JP2836706B2 (ja) 4−ビニルシクロヘキセンからエチルベンゼンを製造する方法
JP2838852B2 (ja) グリコールアルデヒドの製造方法
EP0183160A1 (en) Preparation process of indole
JP2694179B2 (ja) レニウム担持触媒を用いるt―ブタノールからのメチル―t―ブチルエーテルの一段階合成方法
EP0192298A1 (en) Process and catalyst for the gas-phase isomerization of an alkene or cycloalkene oxide to the corresponding ketone
JPH0247972B2 (ja)
JPS6312451B2 (ja)
JP2514106B2 (ja) 4,4′―イソプロピリデンジシクロヘキサノ―ルの製造法
KR100531126B1 (ko) o-알킬페놀의 선택적 제조
JPS5814413B2 (ja) アルミニウム成分の除去方法
JPH06329569A (ja) 水素化ビスフェノール類の製造方法
JPH0237332B2 (ja)
JPS58180446A (ja) パラフエニルフエノ−ルの製造法
JPS6185343A (ja) メチルイソブチルケトンの選択的製造方法