JP2000506203A - ジヒドロキシ化合物を含有する残留物の後処理法 - Google Patents

ジヒドロキシ化合物を含有する残留物の後処理法

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Abstract

(57)【要約】 (1)第1工程で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成誘導体をモル過剰のジヒドロキシ化合物でエステル化するか、もしくはエステル交換し、(2)少なくとも1つの第2工程で、(1)により得られたエステル化生成物を重縮合させ、(3)(1)及び(2)に記載の反応で生じる蒸気(a)もしくは(b)を、出発化合物の回収のために処理する場合に、出発物質の回収のための処理を、蒸気の固体含分に対して、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属として算出して0.5〜10重量%の量のアルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物の存在下に行うことを特徴とする、ポリエステルの製造の際に生じるジヒドロキシ化合物を含有する残留物の後処理法。

Description

【発明の詳細な説明】 ジヒドロキシ化合物を含有する残留物の後処理法 本発明は、ポリエステルの製造の際に生じる、ジヒドロキシ化合物を含有する 残留物の後処理法に関し、その際、 (1) 第1工程で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成 誘導体をモル過剰のジヒドロキシ化合物でエステル化するか、もしく はエステル交換し、 (2) 少なくとも1つの第2工程で、(1)により得られたエステル化生 成物を重縮合させ、 (3) (1)及び(2)に記載の反応で生じる蒸気(a)もしくは(b) を、出発化合物の回収のために処理する。 ポリエステル、殊にポリアルキレンテレフタレートを製造するために、大規模 にいわゆるエステル交換/重縮合法が実施されており、その際、第1工程でエス テル化もしくはエステル交換を、かつ少なくとも1つのその後の工程で本来の重 縮合を行う(Chemiefasern(Textilindustrie40(1992)、1058〜10 62及びUllmann's Enzyklopaedie der Technischen Chemie、第4版、第19巻 、p61〜88参照)。 テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレ ンテレフタレートの製造例で、これらの方法を簡単に説明する。 第1反応室中で、テレフタル酸をモル過剰の、例えば50〜120モル%、殊 に70〜100モル%のブタンジオール1,4でエステル化し、その際、エステ ルかされた化合物を更なる工程で、本来の重縮合をさせる。エステル化の際に生 じる蒸気を1つのカラムに移し、そこで、低沸点成分THF/水を頭部から分離 除去し、かつ過剰のブタンジオール−1,4の他に更に少量のオリゴマー、ポリ マー及びテレフタル酸を含有する塔底生成物を得る。 次いでエステル化生成物を、有利には少なくとも2つの工程で、いわゆる前縮 合及び後縮合の連続する工程で重縮合する。 これに関して経済的な理由から、可能な限り生じた反応生成物及び過剰に存在 するジヒドロキシ化合物を更に処理して、例えば1,4−ブタンジオールを回収 して、生じる廃棄物を可能な限り少量にするのが望ましい。 重縮合から生じる蒸気を処理するための方法は、未だ公開されていないドイツ 特許(DE−A)第19509957.5号明細書中に提案されている。 ドイツ特許(DE−A)第4333929号明細書は出発物質の回収法を開示 しており、その際、多くの場合極めて粘度の高い塔底生成物の処理を簡単にする ために、ジヒドロキシ化合物(Hexと称される)からなる蒸留残留物をカラム に配量導入する。 この方法の欠点は、この残留物は通常、ブタンジオール又はヘキサンジオール の蒸留に由来し、従って汎用できるものではないことである。 蒸気は、出発物質及び副産物の他にオリゴマーのエステル及びポリマーのエス テルを含有するので、蒸気のpHはカルボキシル末端基の含有に基づき7未満で ある。加えて、新たな分解が回収の間に起こり、既に存在していたカルボキシル 末端基の他に、新しいカルボキシル末端基が生じる。この理由のために、蒸気の 処理は非常に経費がかかる。それというのも、耐腐食性ステンレス鋼製容器を使 用する必要があるためである。 ポリエステルの処理及び製造の間に、副産物として例えばTHF(1,4−ブ タンジオールが出発物質の場合)がかなり形成される。この副反応は、酸により 触媒されるので、蒸留による回収の際にもTHF形成の故に、1,4−ブタンジ オールがかなり失われる。 従って、本発明の課題は、前記の欠点を改善し、かつ蒸気の処理を改善して、 その中に存在するジヒドロキシ化合物の大部分を可能な限り経済的に回収できる ようにすることである。同時に、ポリエステルの生成物品質は保持されるべきで ある。 意外にも、出発物質の回収のための処理を、蒸気の 固体含分に対して、アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物0.5〜1 0重量%(アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属として算出)の存在下に行う ことにより、この課題を解決できることが判明した。 蒸気後処理の際にアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属化合物を本発明によ り添加することにより、蒸気のいわゆる塩基性緩衝が生じて、容器の腐食はもは や不可能である。これにより、かなりより安価な通常のスチール容器をこの目的 のために使用することができる。更に、例えばTHFのような副産物の形成がか なり低減される。 蒸気のpHが7又はそれより高い場合には、加えて例えばポリマー残留物のよ り短い分解物が存在し、一方で、これは、より簡単にジヒドロキシ化合物に分散 し得る、即ち生じる蒸留残留物はより容易に取り扱い可能である。それというの も、これらは、より低い粘度を有するためである。他方では、カラムをかなり長 期に亙って、清浄化処理を行わずに運転することができ(いわゆる長い耐用時間 )、かつ固体の残留物を清浄化の際により簡単に、カラムから、例えば水を用い て除去することができる。 本発明の特殊な実施形では、蒸留後処理に続く蒸発濃縮装置により、他の、例 えばブタンジオールを回収することができ、その際、この後処理は、ジヒドロキ シ化合物を含有する残留物(HEX)の入手性とは無 関係である。 本発明の方法では、蒸気の後処理の際にカラムA、B又はCの底部に、蒸気の 固体含分に対して、0.5〜10重量%、有利に1〜8、かつ殊に2.5〜6重 量%(アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属として算出)を添加するのが有利 である。 原則的に、アルカリ金属、有利にLi、Na、Kの無機及び有機化合物、特に 有利にNa化合物が好適である。 アルカリ土類金属又はアルカリ金属の、有利にナトリウムの好適な無機化合物 は例えば、相応するケイ酸塩、リン酸塩、亜リン酸塩、硫酸塩又は、有利には炭 酸塩、重炭酸塩及び水酸化物である。 アルカリ土類金属又はアルカリ金属、有利にナトリウムの有機化合物には、有 利には30個までの炭素原子及び有利には1〜4個のカルボキシル基を有する( シクロ)脂肪族、芳香脂肪族又は芳香族カルボン酸の相応する塩が含まれる。こ れらの例は次のものである:ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、カプ リル酸、ステアリン酸、シクロヘキサンカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、コ ルク酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 、テレフタル酸、1,2,3−プロパントリカルボン酸、1,3,5−シクロヘ キサントリカルボン酸、トリメリト酸、1,2,3,4−シクロペンタンテトラ カルボン酸、ピロメリト酸、安息香酸、置換された安息香酸、ダイマー酸及びト リマー酸のアルカリ金属塩及び中性又は部分的に中和されたモンタンワックス塩 又はモンタンワックスエステル塩(モンタネート、Montanates)。酸性残留物の 他のタイプとの塩、例えばアルカリ金属パラフィンスルホネート、アルカリ金属 オレフィンスルホネート及びアルカリ金属アリールスルホネート又は他のフェノ レート及びアルコレート、例えばメタノレート、エタノレート、グリコレートも 、本発明に使用することができる。炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、水酸化 ナトリウム、有利には2〜18個の炭素原子、特に2〜6個の炭素原子及び4個 までの、有利には2個までのカルボキシル基を有するモノカルボン酸及びポリカ ルボン酸、殊に脂肪族モノカルボン酸及びポリカルボン酸のナトリウム塩及び2 〜15個、特に2〜8個の炭素原子を有するナトリウムアルコレートを使用する のが有利である。特に有利な代表物の例は、酢酸ナトリウム、プロピオン酸ナト リウム、ブチル酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウム、マロン酸ナトリウム、スク シン酸ナトリウム、ナトリウムメタノレート、ナトリウムエタノレート、ナトリ ウムグリコレートである。ナトリウムメタノレートが非常に有利であり、かつこ れをNaとして算出して、蒸気の固体含分に対して2.5〜6重量%の量で使用 するのが特に有利である。種々のアルカリ土類金属又 はアルカリ金属化合物の混合物を使用することも可能である。 アルカリ土類金属又はアルカリ金属又はそれらの化合物を、少なくとも1つの カラムA、B又はCの少なくとも1つに処理法に従い供給することができる。勿 論、供給をカラムの全体に分配することも可能であり、この場合、それぞれのカ ラムに当量を配量するのが有利である。 本発明の方法を後記で、図を参照しつつ、再びポリブチレンテレフタレートの 製造の例により詳述する;しかしながら、当業者に公知の他のポリエステルの製 造のためにも相応して好適であることを強調しておく。 先ず、テレフタル酸及びブタンジオール−1,4(後者を150〜220モル %、有利に70〜100モル%の過剰で)を自体公知の方法で150〜220℃ の温度範囲で、かつ0.7〜2.0バールの圧力範囲で、150〜300、有利 に200〜280分間相互に反応させると、エステル化が起こり、かつ生じるT HF(テトラヒドロフラン)を過剰のブタンジオール(BD)及び少量のオリゴ マー及びポリマー化合物並びに残量のテレフタル酸と一緒に、蒸気(a)でカラ ムAに移行させる。供給位置は、有利にはカラムの中央部、又は下部である。 方法の工程(1)は、方法工程としての図に示され ている。工程(1)を、溶剤、触媒等のための1つの混合反応器及び少なくとも 3つの攪拌反応器から構成される少なくとも4つの方法ステップに分けるのが有 利である。 方法の工程(1)のエステル化生成物を少なくとも1つの第2の工程(2)で 重縮合させる。この重縮合は自体公知の方法で、240〜270℃の温度で、か つ0.3〜200ミリバールの減圧で、60〜200、有利に70〜180分間 実施する。工程(2)の特に有利な実施形は、先ずいわゆる前縮合及び引き続く 後縮合を行う2つの方法ステップへの分割である。 図1中に、出発物質を回収するための有利な実施形を示してあり、その際、工 程(1)で生じた蒸気(a)を少なくとも1つのカラムAに移し、かつ蒸気の低 沸点成分を頭部から分離除去し、かつ塔底生成物を工程(1)中に戻し導入し、 かつ工程(2)で生じる蒸気(b)を少なくとも1つのカラムBに移し、かつ低 沸点成分を頭部から分離除去し、かつ塔底生成物をカラムBから取り出し、かつ これを引き続き、少なくとも1つのカラムC中で、ジヒドロキシ化合物の回収の ために更に処理する。 図2は、蒸気を後処理するためのもう1つの有利な方法を示しており、この場 合、工程(1)で生じた蒸気(a)及び方法工程(2)の蒸気の一部(b1)を 少なくとも1つのカラムAに一緒に導入し、かつカラム A中の蒸気の低沸点成分を、頭部から分離除去し、かつ主に過剰のヒドロキシ化 合物並びにオリゴマー及びポリマー反応生成物を含有する塔底生成物を工程(1 )に戻し導入し、かつ方法工程(2)の蒸気の他の部分(b2)を少なくとも1 つのカラムBに移し、かつ蒸気の低沸点成分を頭部から分離除去し、かつ塔底生 成物をカラムBから取り出し、かつこれを引き続き、少なくとも1つのカラムC 中で、ジヒドロキシ化合物を回収するためにもう1度処理する。 蒸気(b1)は前縮合に、かつ蒸気(b2)は後縮合に由来するのが有利な重縮 合からの蒸気の分割により、工業方法的に簡単な方法で、エステル化中の過剰の ジオールの回収を行うことができる。方法は、それにより経済的に、かつ経費的 に有利であり、その場合、ポリエステルの製品品質も保持される。 図3は、方法のもう1つの有利な実施系であり、この場合、工程(1)及び( 2)で生じた蒸気(a)及び(b)を少なくとも1つのカラムAに移し、かつ低 沸点成分を頭部から分離除去し、かつ引き続き、カラムAから塔底生成物を取り 出し、かつこれを、少なくとも1つのカラムC中で、ジヒドロキシ化合物の回収 のために更に処理する。 本発明の方法のカラムA又はB中で、低沸点THF/水を頭部から分離除去し 、かつこの低沸点成分から引き続き、出発物質を回収する(THFと水の分離) 。 ポリエチレンテレフタレートを製造する場合には、低沸点成分は主に、アセト アルデヒドと共に水又はメタノールからなる;ジメチルテレフタレートから出発 するPBTの製造の場合には、メタノール及びTHFからなる。この後、主に過 剰のジヒドロキシ化合物を含有する塔底生成物を工程(1)に戻し導入する。装 置の大きさに応じて、カラムAからCをいくつかのカラムA1、A2からAn又は B1、B2からBn並びにC1、C2からCnに分けることができる。 図2及び3に記載の有利な実施形では、蒸気の後処理を、主にTHF、水、過 剰のブタンジオール及び工程(1)からの蒸気中よりもやや多い量のオリゴマー 及びポリマー化合物並びに残量のテレフタル酸を含有する工程(2)の蒸気をカ ラムA又はBに分けて、又は全部、カラムAに移し、その場合、カラムA中には 、方法工程(1)からの蒸気が既に存在する。 図1の有利な実施形では、後処理を別々に行い、かつ蒸気(b)をカラムBに 移す。 供給位置はカラムの中部又は下部であるのが有利である。勿論、カラムの容量 及びエステル化で必要な使用物質の品質に応じた分割が調整されるように、これ らの部分を分ける。 蒸気の低沸点成分をカラムを介して分離除去し、かつ塔底生成物をカラムA及 び/又はBからそれぞれ方 法に応じて取り出す。引き続き、塔底生成物をジヒドロキシ化合物の回収のため に更に処理する。このために、塔底生成物をカラムA又はBから方法に応じて、 カラムCへと取り出し、その際、場合により固体物質を分離除去する。 カラムC中に平行して、例えばブタンジオール又はヘキサンジオール−1,6 の蒸留の際に生じるような液状のジヒドロキシ化合物を含有する残留物(Hex) を供給する。残留物の組成はそれ自体は、液体の形で添加され、かつカラム中で の分離を妨害する化合物を含有していなければ、なんの制約も受けない。これは 通常、ブタンジオールもしくはヘキサンジオールの蒸留に由来する残留物の場合 である。 供給位置はカラムの中部又は下部であるのが有利であり、かつ供給量は通常、 カラムに移される塔底生成物1kg当たり0.03〜5kg、有利に0.04〜 0.1kg/kgである。 これらのジヒドロキシ化合物含有残留物の供給により、カラムC中の塔底生成 物は液体でありつづけるか、もしくは供給可能なままであり、従って、工業方法 的に簡単な方法でジヒドロキシ化合物を頭部から、かつ再び液体もしくは供給可 能な塔底生成物をカラムの底部で得ることができ、これは、簡単に燃焼に供給す ることができる。 ジヒドロキシ化合物を引き続き、カラムCからエス テル化(工程1)に戻し導入する。 本発明の方法の特に有利な実施形では、塔底生成物をカラムCから蒸発濃縮装 置Dへと取り出し、かつジヒドロキシ化合物を分離除去し、かつカラムCに戻し 導入し、並びに残った残留物をDから取り出す。 この有利な実施形により更に、例えば、1,4−ブタンジオールを回収し、か つ蒸留残留物を供給することなく、簡単かつ経済的な形で残留物を後処理するこ とができる。この処理方法のもう1つの利点は、カラムC中で、ジヒドロキシ化 合物の分離除去を完全には行う必要が無く、残留物はそれほど粘稠ではなく、従 って取り扱い可能なままであることである。 回収されたブタンジオールの供給位置は、カラムCの下部、殊にはカラムCの カラム底部の蒸気室の上方であるのが有利である。 好適な蒸発濃縮装置Dは例えば、特殊なカラム、攪拌蒸発装置、押し出し機、 自浄蒸発機又はディスク型蒸発機である。 蒸発濃縮装置の温度は、残った残留物の融点を上回るのが有利である。これは 、固体割合及び残留物の種類に依存する。ポリブチレンテレフタレート−製造に 由来する残留物に関しては、その温度は通常180〜250℃、有利に190〜 230℃であり、ポリエチレンテレフタレート−製造に由来する残留物では通常 、180〜280℃、有利に190〜265℃である 。 塔底生成物を装置D中で、塔底排出物に対して30〜70%の固体含分になる まで濃縮させる場合には、150〜220℃のより低い温度も、装置D中では好 適である。 本発明の方法により、ブタンジオールのような出発物質をかなりの量で簡単か つ経費的に有利に回収することができる。同時に、THFのような副産物の割合 が劇的に低減される。 例1(図2) 工程1 3工程エステル化カスケードで、210〜220℃の温度及び絶対圧力2バー ルで、テレフタル酸(TPA)35.2モル及び1,4−ブタンジオール(BD )82.7モルを反応させた。触媒として、ポリブチレンテレフタレート(PB T)に対して、Ti30ppmをテトラブチルオルトチタネート(TBOT)と して添加した(全滞留時間t=205〜260分)。 反応生成物を、最低95%の変換率で工程2に移した。前縮合を開始するため に、PBTに対してTi50ppmをTBOTとして添加した: t=30〜40分、 T=240〜290℃、 P=0.8バールで開始して25ミリバールまで。 工程2での前縮合の後に、生成物を最低98.5% の変換率で工程2での後縮合に移した。後縮合を開始するために、PBTに対し てTi30ppmをTBOTとして添加した。 t=90〜140分、 T=245〜265℃、 P=0.5〜2.0ミリバール。 その後、生成物PBTを、0.9〜1.3の粘度η(固有)で溶融液状で排出 し、かつ顆粒化した。 過剰モルのBDの後処理を、図2の基本図及び表に記載の条件変化に従い行っ た。 BD−回収の際の処理法: 工程(1)の蒸気を、蒸気の形で流(a)として(図2のための表参照)、2 10〜220℃及び絶対圧力2バールでカラムAに移した。頭部で、水及びTH Fを分離除去した。ブタンジオールを工程(1)に戻し導入した。工程(2)の 蒸気中に含まれるブタンジオール(流b1+b2)を液状で、この工程の全ての蒸 気と一緒にカラムA及びBに移した。その際、前縮合及び後縮合の流れを分ける が、その場合、工程(2)の後縮合の蒸気及び工程(2)の前縮合の蒸気の一部 を、液状でカラムBに供給し、一方で工程(2)の前縮合の蒸気の他の部分をカ ラムAに供給するようにする。 カラムAを、工程(1)のエステル化と同じ圧力下に操作した。カラム/容器 B、C、Dを絶対圧力≦1 バールで操作した。カラムBの頭部で、THF及び水を除去し、カラムBの底部 に含まれるブタンジオールをカラムCに供給した。カラムCの頭部からブタンジ オールを分離除去した。カラムCの塔底物を容器Dに供給した。そこでブタンジ オールを定量的に蒸気で分離除去し、かつカラムCの塔底を介して蒸気室中に戻 し導入した。 例1の処理法で、TPA35.2モル当たりPBT0.1モルが容器Dから排 出された。容器Dを用いずに、同じ固体量を、カラムCの底部から排出した。 図2のための第1表中に、例1での様々な後処理変法に関するBD−損失を記 載している。 その場合、後処理変法1.1.〜1.5.は次のように実施している: 1.1.蒸留残留物「Hex」を蒸気b2に含まれる固体1kg当たり3.4 kgの全量で、カラムBに供給した(ドイツ特許(DE−A)第4333929 号明細書と比較)。 1.2.ナトリウムメタノレート(メタノール中30%)を、蒸気b2に含ま れる固体1kg当たり0.05kgの量でカラムBに供給した。 更に、1.1.と同様に「Hex」を供給した。 1.3.Na−メタノレートを1.2.と同様に供給したが、「Hex」の供 給は行わなかった。カラムCの塔底物を蒸発濃縮装置Dに供給した。BDを蒸気 の形でカラムCの塔底上の蒸気室中に戻し導入した。固体を、Dから235℃の 溶融液状で排出した。 1.4.「Hex」もNa−メタノレートも添加しなかった(比較用)。 1.5.4と同様だが、容器Dを用いなかった(比較用)。例2(図1) 工程1 3工程エステル化カスケードで、180〜205℃の温度及び絶対圧力1.1 6バールで、ジメチルテレフタレート(DMT)35.2モル及びBD54.0 モルを反応させた。触媒として、反応の開始のためにPBTに対して、Ti11 5ppmをTBOTとして添加し、かつPBT1kg当たりNa−メタノレート 0.7ミリモルを添加した(全滞留時間t=205〜260分)。 反応生成物を、最低95%の変換率で工程2に移した。工程2の最初の部分で 、前縮合を実施した: t=30〜40分、 T=240〜290℃、 P=0.8バールで開始して25ミリバールまで。 工程2での前縮合の後に、生成物を工程2での後縮合に移した: t=90〜140分、 T=245〜265℃、 P=0.5〜2.0ミリバール。 その後、生成物を、0.9〜1.3の粘度η(固有)で溶融液状で排出し、か つ顆粒化した。 蒸気の後処理を、図1の基本図及び第2表に記載の条件変化に従い行った。 表に記載の後処理変法2.1.〜2.5.は、1.1.〜1.5.に記載の条 件と同様に実施した。 例1中での後処理と異なり、工程2の蒸気を全てカラムBに供給した。例1と は異なり、カラムA及びBの頭部で、MeOH及びTHFを分離除去した。 圧力、温度、「Hex」、Na及び固体含有率に関する比率は、例1.1〜1 .5と同様であった。例3(図3) 例2と同様に反応を行ったが、工程1及び2の全ての蒸気をカラムA中に供給 した。このカラムの頭部から、MeOH及びTHFを分離除去した。塔底物をカ ラムCに移した。更なる後処理を、例2と同様に行った。「Hex」、Na、D に関する説明は、前記のとおりである。「Hex」及び/又はNa−メタノレー トの添加は、カラムA中に行った。 例1及び2と同様に、固体1kg当たり「Hex」3.4kgを、かつ固体1 kg当たりNa0.05kgを供給した(蒸気a及びb中の固体に対して)。 結果を、第3表に記載している。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ポリエステルの製造の際に生じるジヒドロキシ化合物を含有する残留物の 後処理法において、 (1) 第1工程で、ジカルボン酸又はそのエステルもしくはエステル形成 誘導体をモル過剰のジヒドロキシ化合物でエステル化するか、もしく はエステル交換し、 (2) 少なくとも1つの第2工程で、(1)により得られたエステル化生 成物を重縮合させ、 (3) (1)及び(2)に記載の反応で生じる蒸気(a)もしくは(b) を、出発化合物の回収のために処理する場合に、 出発物質の回収のための処理を、蒸気の固体含分に対して、アルカリ金属もし くはアルカリ土類金属として算出して0.5〜10重量%の量のアルカリ金属化 合物又はアルカリ土類金属化合物の存在下に行うことを特徴とする、ポリエステ ルの製造の際に生じるジヒドロキシ化合物を含有する残留物の後処理法。 2. アルカリ金属化合物として、アルコラートを使用する、請求項1に記載の 方法。 3. アルカリ金属化合物として、ナトリウムメタノレート又はカリウムメタノ レート又はそれらの混合物を使用する、請求項1又は2に記載の方法。 4. 方法の工程(1)で生じた蒸気(a)及び工程 2の蒸気(b1)の一部を少なくとも1つのカラムAに一緒に供給し、かつカラ ムA中の蒸気の低沸点成分を頭部を介して分離除去し、かつ主に過剰のジヒドロ キシ化合物並びにオリゴマー及びポリマーの反応生成物を含有する塔底生成物を 工程(1)に戻し導入し、かつ方法の工程(2)の蒸気(b2)の他の部分を少 なくともカラムBに移し、かつ蒸気の低沸点成分を頭部から分離除去し、かつカ ラムBの塔底生成物を排出し、かつこれを引き続き少なくとも1つのカラムCで ジヒドロキシ化合物の回収のために更に処理する、請求項1から3のいずれか1 項記載の方法。 5. 工程(1)で生じる蒸気(a)を少なくとも1つのカラムAに移し、かつ 蒸気(a)の低沸点成分を頭部から分離除去し、かつ塔底生成物を工程(1)に 戻し導入し、かつ工程(2)で生じた蒸気(b)を少なくとも1つのカラムBに 移し、かつ低沸点成分を頭部を介して分離除去し、かつ塔底生成物をカラムBか ら排出し、かつこれを引き続き、少なくとも1つのカラムCで、ジヒドロキシ化 合物を回収するために更に処理する、請求項1から3のいずれか1項記載の方法 。 6. 工程(1)及び(2)で生じた蒸気(a)及び(b)を少なくとも1つの カラムAに移し、かつ低沸点成分を頭部から分離除去し、かつ引き続き塔底生成 物をカラムAから排出し、かつこれを、少なくとも1 つのカラムCで、ジヒドロキシ化合物の回収のために更に処理する、請求項1か ら3のいずれか1項記載の方法。 7. 蒸気の低沸点成分が主に、水又はメタノールとテトラヒドロフラン又はア セトアルデヒドとからなる混合物である、請求項1から6のいずれか1項記載の 方法。 8. カラムCの塔底生成物に、ジヒドロキシ化合物を回収するために更に処理 する際に液状のジヒドロキシ化合物含有残留物を添加する、請求項1から7のい ずれか1項記載の方法。 9. カラムCの塔底生成物を排出して蒸発濃縮装置Dに入れ、ジヒドロキシ化 合物を分離除去し、かつカラムC中に戻し導入し、並びに残った残留物を排出す る、請求項1から7のいずれか1項記載の方法。 10.装置Dの温度が、残った残留物の融点より高い、請求項9に記載の方法。 11.カラムCから回収されたジヒドロキシ化合物を方法の工程(1)に戻し導 入する、請求項1から10のいずれか1項記載の方法。
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