JP2000505846A - 織機用バー型伸子 - Google Patents

織機用バー型伸子

Info

Publication number
JP2000505846A
JP2000505846A JP10528609A JP52860998A JP2000505846A JP 2000505846 A JP2000505846 A JP 2000505846A JP 10528609 A JP10528609 A JP 10528609A JP 52860998 A JP52860998 A JP 52860998A JP 2000505846 A JP2000505846 A JP 2000505846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
support
sliding
shaped
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10528609A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴィメラー、クレメンス
Original Assignee
ズルツァー・リューティ・アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ズルツァー・リューティ・アクチェンゲゼルシャフト filed Critical ズルツァー・リューティ・アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JP2000505846A publication Critical patent/JP2000505846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03JAUXILIARY WEAVING APPARATUS; WEAVERS' TOOLS; SHUTTLES
    • D03J1/00Auxiliary apparatus combined with or associated with looms
    • D03J1/22Temples
    • D03J1/223Temples acting on the full width of cloth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 バー型伸子(2)はバー支持体(23)、作動バー(3)及び少なくとも1つの摺動バー(41)等を備える。作動バーと摺動バーとはバー支持体内に並列状態に配設される。バー型伸子は、織布の押圧が低くできるので、織布の幅が縮むのを防ぐ特別な手当てをとる必要がないという利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 織機用バー型伸子 本発明は請求項1の前提部分による織機用のバー型伸子に関する。 この種のバー型伸子は実用的に織機の構成要素として公知である。織機におけ るバー型伸子の目的は、織機で製造される織布を経糸を横切る方向に緯糸を通す 時に生じる力に抗して、一定に保持することにある。この目的のために、織布は 緯糸を通す間、杼口から少し離間した位置において押圧される。この押圧は経糸 と織布とが保持される引張り力により行われる。この引張り力により織布はバー 支持体中の長手方向に伸びるスリットの下側端及び上側端の2つの線に沿って押 圧される。織布はバー支持体を介して十分にかつ確実に押圧されて所望の幅に保 持される。しかしながら、織布は新しく織成される度毎に巻き取り装置に段階的 に移送されるので、この押圧は緯糸を通してから次ぎに通すまでの間の短時間に 緩められる必要がある。この押圧の弛緩は通されたばかりの緯糸を織布の端に向 けて筬打ちすることによりなされる。これにより、筬打ち部と織布の巻き取り装 置との間にある織布に掛かる引張り力は短時間で減少し、従って押圧力が減少し 、緯糸の厚さに相当する距離だけ織布が移送される。 単一の作動バーを備える上述のバー型伸子は太い緯糸を使用する織布、すなわ ち、単位長さ当たり比較的大きな番手の緯糸を使用する織布を製造する際に、非 常に満足裡に稼動される。しかしながら、実際の経験からして中程の太さの緯糸 及び細い緯糸を使用する織布、すなわち単位長さ当たり低いもしくは非常に低い 番手の緯糸を使用して織成する時に問題が発生する。特に小さな番手の緯糸を使 用する織布においては、バーが動かなくなって異常に高い引張り力が織布に蓄積 して、織布に損傷を与えたり、織布の品質を低下させたりする。又、織布に掛か る高い引張り力により経糸と緯糸が切れて、織布に修復不可能な弛みが所々にで きたり、糸屑が作動バーに巻き付き、仕上げ織布に目視できる圧点が発生して織 布の品質を低下させる。更に、高い引張り力に起因するバーの不規則な回転によ り、織布に弛みと目の詰んだ場所が定期的に発生して、いわゆる「洗濯板現象」 (Waschbretteffekt)と言われる現象が現実に起きることが観 察されている。 従って、本発明の目的は上記の欠点を排除し、太い緯糸使用の織布に加えて中 程の太さの緯糸を使用する織布及び細い緯糸を使用する織布も高品質でかつ信頼 のおける運転により製造することを保証するこの種のバー型伸子を提供すること である。本発明におけるバー型伸子は簡単な構成になっており、種々の応用及び 要求に柔軟に対応できると同時に簡単にしかも経済的に製作され得る。 この目的は請求項1に記載した特徴を介して本発明により満足される。 本発明による摺動バーが追加されることにより、織布が長手方向に伸びるスリ ットに進入する際に同スリットの下側端に押圧されることがなくなり、バー型伸 子のこの具体例においては、スリットを退出する際にのみ押圧される。このこと によって、織布の幅を維持する手当てをすることなしに、織布に働く押圧は低下 され得る。作動バーとバー支持体の長手方向に伸びるスリットとの間で織布を押 圧するバー型伸子のこの具体例は特に中程の太さの緯糸を使用する織布の製造に 適している。 バー型伸子が特に細い緯糸を使用する織布を製造するために提案され、第2摺 動バーが作動バーの上方にかつ作動バーに並行して、第1摺動バーから第2摺動 バーまでの距離が作動バーの外周の径よりも小さい範囲であって、かつ長手方向 に伸びるスリットから見て、作動バーが2つの摺動バーの後方に配置されるよう に、バー支持体内に配設される。バー型伸子のこの具体例において、織布の第2 の押圧が除去されるので、織布は一端にある1つの作動バーと他端にある2つの 摺動バーとの間においてのみ保持される。このことによっても、織布の幅を維持 するに十分な押圧作用が生み出される。同時に、織布は過剰な押圧力と品質を低 下させる危険性とから理想的な方法で保護される。 本発明に従うバー型伸子の上に記載した具体例において、経糸と織布に掛かる 引張り力は大幅に、現実には、50%にまで減少され得る。この引張り力の減少 は過剰な引張り力に起因する織布の損傷又は欠陥を相応に減少させるので、本発 明に従うバー型伸子を適用することにより、特に中程及び細い緯糸を使用する織 布において、向上した品質と高い生産性が達成され得る。同時に、バー型伸子の バー支持体は摺動バーを備えずに、作動バーだけでも使用され得るので、バー型 伸子は太い緯糸を使用する織布の製造にも何ら制限を受けずに使用され得る。 使用されるバーの数に関してバー型伸子の具体例とは関係なく、長手方向に伸 びるスリットを除いて閉鎖されており、かつ作動バー、摺動バー及び複数の摺動 バーの少なくともいずれか一方を設置しかつ取り除くために分離及び解放の少な くともいずれか一方を行い得るハウジングとして、バー支持体が機能されること が提案される。バー支持体のこの設計により高い安定性が達成される。この高い 安定性は織布を全幅に亘って押圧しかつ制動するための必須条件である。 バー支持体を形成するハウジングの更なる発展は、バー支持体が1つの部分か らなる空隙区域又は複数の部分からなる空隙区域により形成され、同空隙区域に おいては全ての面は少なくとも1つが取り外し可能である複数の栓によって覆わ れていることにある。作動バーと、摺動バー又は複数の摺動バーとを設置し及び 取り除くために、バー支持体の一端のみがその安定性を損なわずに解放される必 要があろ。更に、バー型伸子は長手方法のスリットが形成されている側面からよ りも、織機に元々取り付けらている端部から接近する方がはるかに容易である。 空隙区域は、特に本発明に従うバー型伸子を簡単にかつ経済的に加工するため に金属板を折り曲げられたり又は角度付けされた部分であることが好ましい。 バー型伸子を小型に構成するために、かつ収容されるバーを設置したり支持す るのに複雑で費用の掛かる手段をとらないですますために、断面図から見て、バ ー支持体を形成するハウジングは、その形状及び寸法において、収容される作動 バー及び摺動バーの形状、数及び径に調和されることが提案される。 バー型伸子がそのハウジングを維持しながら異なる数と寸法の少なくともいず れか一方の作動バー及び摺動バーを用いて使用される場合は、バー受容領域内で 、作動バー及び摺動バーによって満たされていない部分を満たするために、作動 バーと摺動バーとに追加して、フィラーバーがバー支持体を形成するハウジング 内に挿入されることが好ましい。 更に、本発明に従うバー型伸子においては、バー支持体を形成するハウジング が、互いに分離して、それぞれが長手方向に伸びるスリット(21,21')を 有する作動バーと摺動バーのための複数の並行するバー受容領域を用いて製作さ れる可能性があり、かつバー支持体が織機の残りの部分の複数の異なる場所にお いて連結され、それぞれのバー受容領域がそれぞれの場所で使用される可能性も ある。この具体例において、バー支持体は、特定のバー受容領域を使用するよう にするために、全体として位置を変えるか、又はハウジングがハウジングの部品 を取り替えて再組み立てされ、所望のバー受容領域が使用されるようになる。以 上により、バー型伸子は種々の用途に対して広く適合されることが可能となり、 複数の異なるバー型伸子を利用する必要はなくなる。 織機を出来る限り多様性を持って使用するために、すなわち、種々の織布を製 造するために、織機はまず第1に底の杼口の高さを調節するための装置を備える 。更に、本発明に従うバー型伸子は、種々の径を有する摺動バーがバー支持体に 挿入され得ることにおいて、この機能に使用され得ることも有利である。バー型 伸子の下方部分に配置されている第1摺動バーを変更することにより、織布が第 1摺動バーの前に配置されているバー支持体の長手方向に伸びるスリットの下側 端と接触する限り、底の杼口の高さは摺動バーの径の変化に伴って変更される。 用途に従って長手方向に伸びるスリットの幅を選択することによって、実使用上 、底の杼口の高さに十分な変更巾が保証されており、例えば多くの用途にとって 調節幅が約6mmあれば十分である。 バー型伸子を構造上出来る限り簡単に、従って経済的にするために、全ての作 動バーと摺動バーとをバー支持体内で固定されずに配設されることが提案される 。作動バーと摺動バーの相対的な配置は設置の順序、織布による作動バー上に掛 かる力及びバー支持体の輪郭により決定される。張力が織布に維持されている限 り、バーどうしの相対配置が好ましくない方法で変化することはない。張力が常 に維持される保証がない場合は、上述したフィラーバーがバー支持体内に追加し て設置されるが、同フィラーバーは同様に固定されずに配置されるのが好ましい 。作動バー及び摺動バーは機能を発揮するために円形の断面を持つ必要がある。 フィラーバーの輪郭は現実的に望ましい方法で選択され、フィラーバーによって 充満されるべき空隙を出来る限り良好に満たしさえすればよい。 最後に記載したバー型伸子の具体例の別例として、長手方向に伸びるスリット から見て、固定された充填部材は作動バーと摺動バーとの後方に配設され、これ らのバーと対向する充填部材の側面は、織布を自由に通過させるようにしながら 、これらのバーの輪郭と調和するか隣接している。バー型伸子のこの具体例は、 均一の織布タイプが関連する織機で主体的に製造される時、すなわち作動バーと 摺 動バーの変更がほとんど発生しない時に、特に有意義に使用される。 同時に、固定された充填部材はバー型伸子を形成するために互いに並行して配 設された2つの部分の間に空隙を維持するスペーサの役割を果たす。 次いで、同部分と充填部材との間の連結はネジのような脱着可能な手段によっ て遂行されるのが好ましい。 バー型伸子に進入及び退出する織布を保護するために、長手方向に伸びるスリ ット又は複数の長手方向に伸びるスリットの下側端及び上側端の少なくともどち らか一方は少なくとも同端の外側面は丸く仕上げられていることが提案される。 本発明の具体例は図面を参照して以下に記載される。図面中、 図1は極く簡潔に図示された一部断面図を含む織機の側面概略図である。 図2a〜2bは1つの作動バー及び2つの摺動バーとを備える図1に示す織機 の一部を形成するバー型伸子の具体例を示す概略図である。 図3a〜3bはそれぞれ1つの作動バー及び1つの摺動バーとを備えるバー型 伸子の具体例を示す概略図である。 図4は1つの作動バーのみを備える具体例におけるバー型伸子を示す概略図で ある。 図5a〜5bは異なる位置において使用され得るバー支持体を備え、かつ1つ の作動バーと2つの摺動バーとを備えるバー型伸子を示す概略図ある。 図6は1つの作動バーと2つの摺動バーと固定された充填部材とを備えるバー 型伸子を示す概略図である。 図7は織布サポートを備えるバー型伸子の具体例を示す概略図である。 図8a〜8cは異なる織機へのバー型伸子の適用を示す概略図である。 図1により、極く概略的に示す織機1の具体例は経糸繰り出し部材11を備え 、 同経糸繰り出し部材から経糸10がディフレクションドラム12を経由して杼口 フォーマ13に供給される。杼ロフォーマ13は図における左方向において緯糸 筬打ち装置14’を備える緯糸挿入装置14に引き続がれる。この領域において 、緯糸が図面の平面に直交する方向に移動される杼により上下の緯糸10の間に 形成される杼口に通される。この杼は公知であるために図示していない。緯糸筬 打ち装置14’は新しく通された緯糸をすでに織り上がっている織布10’に向 けて筬打ちする。 緯糸挿入装置14と緯糸筬打ち装置14’は直後にバー型伸子2に引き続がれ 、同バー型伸子2は機能を明確にするために本図において誇張して図示される。 バー型伸子2は、緯糸が織布10’を横切る方向において緯糸挿入装置14に通 されるときに、織布10’の幅が緯糸10に掛けられる力に抗して維持されるこ とを保証する。この目的のために、糸通しの間、織布はバー型伸子2の内部で十 分に押圧されるので、織布の幅は維持される。この押圧動作を発生させるために 、図1に示すように合計3つのバー3,41,42からなる組み合わせがバー型 伸子2に提供され、バー3は作動バーであり、バー41,42は摺動バーである 。バー3,41,42を収容するために、バー型伸子2はバー支持体23を備え 、同バー支持体23はハウジングの形状をなしており、同ハウジングは前部の長 手方向に伸びるスリット21を除いて閉鎖される。バー支持体23の内部におい て、受容領域20が形成され、同受容領域内に言及したバー3,41,42が配 設される。バー41は第1摺動バーとしてバー支持体23の下側部分に配設され 、バー42は第2摺動バーとしてバー支持体23の上側部分に配設され、バー4 1,42はバー型伸子2の受容領域20の長手方向に互いに並行して延伸する。 長手方向に伸びるスリット21から見て、作動バー3は第1及び第2摺動バーの 後方に配置される。緯糸挿入装置14から出る織布10はまず長手方向に伸びる スリット21を通ってバー支持体23に進入し、次いで第1摺動バー41と作動 バー3との間で作動バー3の周りに180度以上の角度で巻き付き、次いで作動 バー 3と第2摺動バー42との間に導かれ、次いで長手方向に伸びるスリット21を 通って退出する。引き続いて、織り上がった織布10’はディフレクションドラ ム15を介して織布巻き取り装置16に到達する。織布巻き取り装置16と経糸 送り出し装置11はドラムとして設計されており、織布巻き取り装置16が織布 10’に所定の引張り力を掛け得るように回転可能に駆動できるようにしておく ことが好ましい。同時に、経糸送り出し装置11は経糸10に掛けられる張力を 規制するために、調節可能な制動装置を備えて形成される。 具体例において、言及した張力は、織布10’と経糸10が緯糸を通す間は、 矢印で示した移送方向に移動しないことを保証し、一側にある1つの作動バー3 と他側にある2つの摺動バー41,42との間に押圧が発生する。この押圧は緯 糸の筬打ち装置14’による筬打ちの度毎に短時間取り除かれるか又は減少され て、その都度織布10’と経糸10とは矢印で示された方向に適切に移送される ことが可能になる。織布の押圧は作動バー3と摺動バー41,42のそれぞれの 円柱形の周辺面の間においてのみ発生するので、織布10’は非常な保護の下に 取り扱われ、バー型伸子2のこの具体例は細い緯糸を使用する織布の製造に特に 適している。 図2aは図1のバー型伸子を拡大表示したものであり、同様に断面図を示す。 バ−3,41,42の数と組み合わせは図1と同一である。バー支持体23は2 つの部分24,24’からなっており、これらの部分は折り畳みによって製作さ れており、互いに同一のもので、互いに鏡面対称の組み合わせになっており、互 いに結合してバー支持体23を形成する。 図2bは1つの具体例におけるバー型伸子2を示し、図2aのバー3,41, 42の径より大きい径を有するバー3,41,42が使用されている。押圧機能 はこのことにより変化されていない。変化しているのはバー型伸子2に進入する 織布10’の底の杼口の高さである。図2aと図2bとを比較すれば明らかなよ うに、図2aにおける織布10’は長手方向に伸びるスリット21の下側端22 ’から比較的小さく離間してバー型伸子2に進入し、一方図2bにおける織布1 0’は、径の大きな摺動バー41を使用することから、下側端22’から相対的 に大きく離間して長手方向に伸びるスリット21に進入する。従って、このバー 型伸子2を有する関連の織機は底の杼口の高さを調節する特別の手段はもはや必 要としない。 図3a,3bは中程の太さの緯糸を使用する織布を製造するのに特に適してい るバー型伸子2の具体例を示す。この具体例においては、第2摺動バー42はも はや使用されていず、作動バー3が第1摺動バーとともに使用されているのみで ある。ここでは、先行の具体例とは対照的に、押圧は、織布10’がバー型伸子 2を出る時に、作動バーと長手方向に伸びるスリットの上側端との間に発生する 。従って、中程の力の押圧作用が発生し、中程の太さの緯糸を使用する織布のた めに使用されるのが好ましい。 作動バー3と摺動バー41とが望ましい位置にあることを保証するために、図 3に示すように、バー支持体23の中に、既述したバーの他に適切な形状と数の 追加のフィラーバー5が配設される。これにより、作動バー3と摺動バー41が 望ましい位置から逸脱することを防ぐ。 図4は摺動バーを使用せず作動バーのみを使用するバー型伸子2の具体例であ る。図より明らかなように、織布10’への押圧はバー型伸子2への進入及びバ ー型伸子2からの退出の両方において、一方の側にある作動バー3と長手方向に 伸びるスリット21の下側端22’及び上側端22との間に発生する。従って、 特に強い押圧作用が達成されることにより、バー型伸子2のこの具体例は特に太 い緯糸を使用する織布に適している。 図2a〜4を比較すると明らかなように、バー支持体23はいずれの場合も全 然変化していない。このことはバー型伸子2の融通性を示し、同バー型伸子2は 違ったバーの選択及びバー3,41,42の数の選択により遂行される。 図5a、5bは異なる場所で使用されるバー支持体23を有するバー型伸子2 であって、このバー支持体23を有することにより、異なる性質のバー型伸子2 が実現されるバー型伸子2の具体例を示す。 図5a,5bによるバー型伸子2は2つの部分24,24’を備えており、同 両部分は互いに鏡面対称をなして配設され、かつ両部分の間には断面が長方形で あるスペーサ25が配設される。 部分24,24’は、図5aにおいて右側に配置する端では、ほぼ90度の角 度において内側方向に向いた部分を備え、同90度に角度付けされた部分は長手 方向に伸びるスリット21の領域を定める。織布10’は、図2a,2b等で記 載したように、この長手方向に伸びるスリットを通って進入し、作動バー3の周 りに巻き付いた後、また外に出て行く。図5bによるバー型伸子2の組み合わせ において、2つの部分24,24’は反転した位置においてスペーサ25に連結 されており、90度に角度付けされた部分は左側に配置され、もともとそこに配 置されていた90度より少ない角度に角度付けされた部分は今や右側に配置され ている。織布10’が通過する長手方向のスリット21’は90度より少ない角 度に角度付けされた部分によって領域を定められる。長手方向に伸びるスリット 21’の領域を定めるバー型伸子2の部分が異なる形になった結果、同スリット 21’が異なる性質を持つことになり、異なる用途に適応できる。 最後に、この具体例においてバー型伸子2の左と右の長手方向に伸びる側面の 間に対照的に配置されるスペーサについてより小さな具体例が図5a,5bに破 線で示されている。この具体例においては、それぞれの受容領域20,20’は バー型伸子2のおのおのの長手方向に伸びる側面において永久に存在するので、 バー型伸子2の性質を変えるためには、バー型伸子2が全体として逆転されさえ すればよい。図5a,5bによるバー型伸子2の具体例において、作動バー3及 び摺動バー41,42の交換はごく簡単にできる。従って、異なる織布タイプに 適合させるように底の杼口の高さを調節したり押圧作用を変更することも遂行さ れ得る。 図6は図5a,5bに類似しているが、2つの部分24,24’が互いに鏡面 対称になっており、長手方向に伸びる側面において長手方向に伸びるスリット2 1,21’の領域を区画するバー型伸子2の具体例を示す。2つの部分24,2 4’を互いに正しい距離に保持し、かつ互いをその場所において連結するために 、固定された充填部材5’が両部分の間に提供される。部分24,24’のスペ ーサ及び連結子としての機能に加えて、この固定された充填部材5’は同時に図 3bによる具体例に関して上述した固定されていないフィラーバー5の代わりと なる。この機能を保証できるようにするために、充填部材5’の作動バー3と摺 動バー41,42に近接する側面50’はバー3,41,42の組み合わせと釣 り合っているか、少なくとも組み合わせの輪郭に近いものにされている。しかし ながら、この組み合わせにおいて、織布10’が阻害を受けずに通過できるよう に、充填部材5’の側面50’とバー3,41,42の外周面との間に十分な自 由空間が常に保持されている。 作動バー3と摺動バー41,42との組み合わせ及び機能は図2a,2b,5 aにおける具体例の組み合わせと機能に相当する。バー3,41,42の数及び 組み合わせを変更することは図6によるバー型伸子2においてもごく簡単にでき ることは自明である。しかしながら、図6によるバー型伸子2を使用することが 、 使用されるバー3,41,42の組み合わせ及び寸法が一定していることが期待 され得る時に、特に好ましいことになる。しかしながら、必要とされれる場合に は、固定された充填部材5’を交換することも含めて、バー3,41,42を異 なる数及び組み合わせへ適合が可能である。同時に、図6によるバー型伸子2に おいても、図5a,5bに関して記載したように、同バー型伸子2を逆転した位 置で使用することも可能である。 図7a〜7cは織布サポート51,52を備えるバー型伸子の具体例を示し、 バー3,41,42の数及び組み合わせは図2aの数と組み合わせに相当する。 図7aによる具体例においては、バー型伸子は、ハウジングの1部分が織布サポ ートとして機能するように配設されている。図7c,7eによる具体例において は、織布サポート51は部分24と一体となって形成されている。図7dによる 具体例においては、織布サポート51は分離した形として形成されている。織布 サポートの角度付けされた位置は長手方向に伸びるスリット21との関連で予め 決定され得る。 図8a〜8cはエアジェット式織機(図8a)、レピア式織機(図8b)及び プロジェクタイル式織機(図8c)におけるこの種の織布サポートを示す。 バー型伸子2は1つのバー支持体23、1つの作動バー3及び少なくとも1つ の摺動バー41とを備える。作動バーと摺動バーはバー支持体内で互いに並行し て配設される。 バー型伸子は、織布の幅が損なわれないように手当てしなくても織布に働く押 圧は低くなるという利点を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.バー支持体(23)の長手方向に伸びるスリット(21,21’)を通って 進入し、作動バー(3)の周りに180度以上の角度において巻き付き、次いで 同じ長手方向に伸びるスリット又は更なる長手方向のスリット(21,21’) を通ってバー支持体(23)を退出する張力に耐える織布(10)を有し、バー 支持体(23)に配設される作動バー(3)を備える織機用バー型伸子(2)に おいて、少なくとも1つの摺動バー(41)がバー支持体(23)内において作 動バー(3)に並行して配設されることを特徴とするバー型伸子(2)。 2.摺動バー(41)が作動バー(3)の下方に配設されることと、同摺動バー (41)の外周縁が進入する織布(10')を長手方向に伸びるスリット(21 ,21')の下側端(22')の上方で一定の高さにおいて保持することとを特徴 とする請求項1に記載のバー型伸子。 3.第2摺動バー(42)がバー支持体(23)内において作動バー(3)の上 方でかつ同作動バーに並行して配設されることと、第2摺動バーと第1摺動バー (41)との距離が作動バー(3)の外周の径より小さいことと、作動バー(3 )が長手方向に伸びるスリット(21,21')から見て2つの摺動バー(41 ,42)の後方に配置されていることとを特徴とする請求項1及び2に記載のバ ー型伸子。 4.バー支持体(23)と一体部品として作成される織布サポート(51)を有 することを特徴とする請求項1に記載のバー型伸子。 5.長手方向に伸びるスリット(21,21')の前方に配設される織布サポー ト(52)を有することを特徴とする請求項1に記載のバー型伸子。 6.バー支持体(23)が、長手方向に伸びるスリット(21,21')を除い て閉鎖されており、かつ作動バー(3)、摺動バー及び複数の摺動バー(41,4 2)の少なくともいずれか一方を設置及び除去するために分離及び開放の少なく ともいずれか一方をされ得るハウジングとしての機能を果たすことを特徴とす る請求項1乃至5のいずれか1項に記載のバー型伸子。 7.バー支持体(23)を形成するハウジングが1つの部分もしくは多くの部分 からなる空隙区域(24,24')により形成されており、同空隙区域(24, 24')において、端面は少なくとも1つが取り外し可能な複数の栓で覆われて いることを特徴とする請求項6に記載のバー型伸子。 8.空隙区域(24,24')が金属板を折り曲げられた区域であることを特徴 とする請求項7に記載のバー型伸子。 9.断面図から見て、バー支持体(23)を形成するハウジングは、形状及び寸 法において、収納される作動バー(3)と摺動バー(41,42)の形状、数及 び径に調和されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のバー 型伸子。 10.フィラーバー(5)が、作動バー(3)と摺動バー(41,42)とによ って満たされていないバー受容領域(20,20')を満たすために、作動バー (3)と摺動バー(41,42)とに加えてバー支持体(23)を形成するハウ ジングに挿入されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載のバ ー型伸子。 11.バー支持体(23)を形成するハウジングが作動バー(3)と摺動バー( 41,42)のためにそれぞれが長手方向に伸びるスリット(21,21')を 有する複数のバー受容領域(20,20')を有することによって又は形成する ことによって機能を果たすことと、バー支持体(23)が、織機(1)の残りの 部分における複数の異なる位置において、それぞれの位置で使用されるようにな る複数のバー受容領域(20,20')の1つと結合されることとを特徴とする 請求項6乃至10のいずれか1項に記載のバー型伸子。 12.異なる径を有する複数の摺動バー(41)が底の杼口の高さを調節するた めに、バー支持体(23)に挿入されることを特徴とする請求項1乃至11のい ずれか1項に記載のバー型伸子。 13.全ての作動バー(3)と摺動バー(41,42)がバー支持体(23)内 に固定されずに配設されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に 記載のバー型伸子。 14.長手方向に伸びるスリット(21)より見て、固定されたフィラーバー( 5')が作動バー(3)と摺動バー(41,42)との後方に配設されることと 、同作動バー(3)と同摺動バー(41,42)とに隣接する同フィラーバー( 5')の側面が織布の自由な通過を保ちながら同作動バーと同摺動バーの輪郭と 調和しているか近接していることとを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1 項に記載のバー型伸子。 15.長手方向に伸びるスリット及び複数の長手方向に伸びるスリット(21, 21')の少なくともいずれか一方の下側端(22')及び上側端(22)の少な くともいずれか一方が少なくとも外側面において丸くなっていることを特徴とす る請求項1乃至14のいずれか1項に記載のバー型伸子。 16.織機がエアジェット式織機、レピア式織機及びプロジェクタイル式織機の うちの1つであることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載のバ ー型伸子を備える織機。
JP10528609A 1996-12-23 1997-12-19 織機用バー型伸子 Pending JP2000505846A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19654039 1996-12-23
DE19654039.9 1996-12-23
PCT/IB1997/001617 WO1998028475A1 (de) 1996-12-23 1997-12-19 Stabbreithalter für eine webmaschine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000505846A true JP2000505846A (ja) 2000-05-16

Family

ID=7816027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10528609A Pending JP2000505846A (ja) 1996-12-23 1997-12-19 織機用バー型伸子

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6070620A (ja)
EP (1) EP0888470B1 (ja)
JP (1) JP2000505846A (ja)
DE (2) DE19713357A1 (ja)
WO (1) WO1998028475A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2337188C2 (ru) * 2003-03-21 2008-10-27 Текстильма АГ Ткацкий станок, прежде всего лентоткацкий станок
CN102936789A (zh) * 2012-11-21 2013-02-20 常熟市宝沣特种纤维有限公司 织机用的圆筒状织物撑幅机构
CN102936788A (zh) * 2012-11-21 2013-02-20 常熟市宝沣特种纤维有限公司 织机用的双层织物内撑幅装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE495300C (de) * 1927-05-19 1930-04-05 Axel Engelbrekt Norrman Breithalter fuer Webstuehle
US2042415A (en) * 1935-08-14 1936-05-26 Draper Corp Loom temple
FR1522148A (fr) * 1967-05-09 1968-04-19 Sulzer Ag Métier à tisser
DE3815395A1 (de) * 1987-09-21 1989-03-30 Textilma Ag Webmaschine
US5052447A (en) * 1988-03-18 1991-10-01 Textilma Ag Guide device for a web of material at the loom cloth fell
DE3821725A1 (de) * 1988-04-07 1989-10-26 Dornier Gmbh Lindauer Luftwebmaschine
DE3926525A1 (de) * 1989-08-10 1991-02-14 Dornier Gmbh Lindauer Luftwebmaschine mit einem webblatt und im webblatt angeordnetem schusseintragskanal
DE4205514C2 (de) * 1992-02-24 1996-01-11 Dornier Gmbh Lindauer Umrüstbarer muldenförmiger Breithaltertisch für Luftdüsenwebmaschinen

Also Published As

Publication number Publication date
EP0888470B1 (de) 2001-11-28
US6070620A (en) 2000-06-06
DE19713357A1 (de) 1998-06-25
WO1998028475A1 (de) 1998-07-02
DE59705551D1 (de) 2002-01-10
EP0888470A1 (de) 1999-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6575201B2 (en) Fabric with a variable width
EP0742297B1 (en) Thread-tensioning and pull-back device for weaving machine
US4958664A (en) Air jet loom with a jacquard frame and a variable drawing-in width
BE1006406A3 (fr) Perfectionnements d'un metier sans navette.
US4844131A (en) Loom reed with removable dents
JP2000505846A (ja) 織機用バー型伸子
US4520850A (en) Apparatus in a shuttleless weaving machine for making a selvage
US3834426A (en) Method and apparatus for connecting the one ends of heddles or rather spring tie-rods to elastic draw cords in a jacquard machine
US3590880A (en) Apparatus and method for operating a loom
US3426807A (en) Loom
JP2620398B2 (ja) 空気式織機
US5570726A (en) Air weaving loom with weft hold-down members and enlarged inlet and outlet weft insertion channel
US3900051A (en) Apparatus and method for supplying pile warp threads in a loom for weaving terry cloth
US2818088A (en) Woven fabric construction
GB2138034A (en) Reeds for weaving
US5372164A (en) Quick change assembly for tire cord fabric looms
US4635685A (en) Detachable bifurcated center brace loom harness
EP0458754B1 (en) Device for tensioning warp yarns in a weaving loom
US2512494A (en) Woven fabric and method of making same
US2985198A (en) Weaving looms
US1253992A (en) Loom.
JPH11335940A (ja) 糸締付け装置、特にジャカ―ド機における紋織物緯糸のための糸締付け装置
CN115367524A (zh) 一种剑杆织机用断纱分线装置
US3422861A (en) Selvage forming device in shuttleless looms
KR960005665Y1 (ko) 원형직기용 샷틀의 장력유지 장치