JP2000505693A

JP2000505693A - 離されたトップシートを有している吸収構造

Info

Publication number: JP2000505693A
Application number: JP10527867A
Authority: JP
Inventors: ビーン、デニス・ジーン; アルビス、シンシア・リー; アール、ニコラス・アルバート; マクフォール、ロナルド・レイ; オズボーン、トーマス・ワード・ザ・サード
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1996-12-18
Filing date: 1997-12-05
Publication date: 2000-05-16
Also published as: AU735180B2; AU5525298A; WO1998026744A1; DE69721578D1; US5885268A; DE69721578T2; EP0967951A1; CA2275289C; KR20000069534A; CA2275289A1; ATE238742T1; EP0967951B1

Abstract

(57)【要約】トップシート，バックシート，トップシートとバックシートとの間の吸収性コアを備えている吸収構造が記載されている。吸収構造は更に支持ストリップを備えていて、支持ストリップは支持ストリップの少なくとも一部及びトップシートの少なくとも一部に吸収性コアからの連結解除を生じさせるような収縮力を提供する。吸収構造の別の実施例は、側方に延出しているフラップと短縮された下着とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】離されたトップシートを有している吸収構造発明の分野本発明は、体からの流体を吸収する際に使用するのに適している吸収体に関係している。特に、本発明は、離されたトップシート、及び吸収体と女性の着用者の身体との間の接触を確実に維持するのを助けるトップシート支持ストリップと、を伴っている吸収体に関係している。発明の背景生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収体は、典型的に下着の股部分に着用される装置である。これらの装置は人体からの液体やその他の排出物を吸収して保持し、また身体や衣類が汚れるのを防止するために設計されている。衣類もしくは寝具の汚れを生じさせ得る体液の漏出の危険性を減少させる吸収体を提供することが望ましい。更に、吸収体が女性の着用者の解剖学的構造に従うように、優れた身体との適合をこのような吸収体に提供することが望ましい。例えば、このような吸収体の少なくとも一部が女性の着用者の陰唇間の裂け目内に快適に適合する一方、同時に着用者の臀部の溝にも適合することが望ましい。更に望ましいことは、このような吸収体がこのような漏出を避けるための手段として、着用者の動きの全範囲にわたってこのような整合（つまり、確実な身体との接触）を維持することである。更に、このような吸収体を便利に処分できることが望ましい。このような必要性に答えるために業界において使用されている１つの手段は、伸縮性のある吸収体を提供することであった。例えば、生理用品に伸縮性を提供することが、当業界で企図されてきた。１９６８年３月５日にジョンソン（Ｊｏｈｎｓｏｎ）に対し発行された米国特許第３，３７１，６６８号は、機械方向の弾性を有すると言われるカバーを備えた不織布織物を使用する生理用ナプキンに向けられている。そこに記載された織物は、ウェブに固定されていて、伸ばされた状態にある複数の弾性手段を有している繊維の不織布ウェブを備えている。これらの解放と同時に、織物は長さ方向に収縮し、改良された嵩を有すると言われる複数の実質的に並列する歪み（ｂｕｃｋｌｅｄ）領域によって特徴付けられる。この改良された嵩は、このような歪み領域を持たない生理用品よりも優れた改良された身体との接触を提供することができるが、歪みは女性の着用者の解剖学的構造に容易に従わない。例えば、ジョンソン（Ｊｏｈｎｓｏｎ）の装置は女性の着用者の陰唇間の裂け目に部分的にも従いそうもない。着用者の身体との改良された接触を提供するために伸びを使用する別の吸収体が、１９９５年８月１０日にオスボーンその他（Ｏｓｂｏｒｎ，ｅｔａｌ．）の名前で公開されたＰＣＴ出願番号第ＷＯ９５／２０９３１号中に記載されている。そこに開示された吸収体は生理用ナプキン、パンティライナー、そしてこれらに類似の物を含む。このような吸収体は少なくとも幾つかの伸びが可能な構成要素を備えるものとして記載されている。好ましくは、トップシート、バックシート、および吸収性コアが全て伸びが可能あるか、あるいは伸びが可能な部分が備えられる。このような吸収体は着用者の身体との改良された接触を提供するが、上述のＰＣＴ出願に記載された持ち上げ（Ｌｉｆｔ）結果によって例示されるように、着用者の動きの全範囲にわたってより優れた身体との接触および身体への整合を提供する必要性がある。１９９５年５月２日にファーレンクルックその他（Ｆａｈｒｅｎｋｒｕｇ）ｅｔａｌ．）に対して発行された米国特許第５，４１１，４９８号は、流体透過性内側層，外側層，内側層と外側層との間に置かれた吸収構造，そして内側層と外側層との間に配置された複数のエラストマーストランドを有している吸収性衣服を開示しており、少なくとも１つのストランドは内側層と吸収構造との間に配置されており、そして少なくとも１つのストランドは吸収構造と外側層と間に配置されている。緩和された状態においては、ストランドは吸収構造に襞をよせると言われている。このような襞は衣類を長手方向に膨張させると言われている。ストランドの位置決めも吸収性衣服にポケットの輪郭を持たせると言われている。ファーレンクルックその他（Ｆａｈｒｅｎｋｒｕｇ，ｅｔａｌ．）の装置の一実施例にもまた、着用者の腰部まわりとの適合のための取り付け手段が設けられている。このような構造は、生理パッドを下着に付けられる生理パッドよりもうまく着用者の動きに従うことができるようにするが、ポケットの輪郭が着用者の外陰部に確実に接触しないかもしれず、漏出および汚れの危険性を伴っている。吸収体と着用者の身体との密接した接触を提供するために業界で使用されている別の手段は、吸収体が全体として単一構造のままである一方、吸収体の様々な部分を分離できるようにすることである。例えば、１９９１年４月１６日にオスボーンＩＩＩ世その他（Ｏｓｂｏｒｎ，ＩＩＩ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第５，００７，９０６号は、吸収性コアに接合されるトップシートを有している生理用ナプキンを開示している。トップシート及び対応しているコアはバックシートから離され、その結果としてトップシート及びバックシートは「ｚ」方向に分離することができる。トップシートとバックシートは横方向の端で接合されていて、ヒンジを形成する。反対側の端は持ち上がりが自由である。吸収性コアに接合された内敷き（ｉｎｔｅｒｋｉｎｅｒ）を設けてもよい。内敷きは身体の排出物の流れがバックシートに向かうことを強いる。このような構造はトップシートと吸収性コアがバックシートから離れることを許容して着用者の動きに反応する改良をもたらすが、着用者の外陰部の様々な形状に対するより優れた整合を提供する改良が必要である。同様に、１９９４年２月３日にオスボーンＩＩＩ世その他（Ｏｓｂｏｒｎ，ＩＩＩ，ｅｔａｌ．）の名前で公開されたＰＣＴ出願番号第ＷＯ９４／０２０９８号は、そこに接続可能な生理用パッド組立体を伴っている月経ショーツを記載している。生理用パッド組立体は吸収部材と腹帯部材を備えている。腹帯部材は吸収部材を着用者の臀部の溝内へと、また着用者の会陰に対して片寄らせる（持ち上げる）。月経ショーツ及び生理用パッド組立体のこのシステムは、日本製の月経ショーツのような他の月経用下着と比べた時に、改良された身体との接触および着用者の快適さを提供する一方で、生理用パッド全体が持ち上げられ、その結果、パッドが着用者の身体に十分従わないかもしれない。１９９４年６月２８日にヴィシャー（Ｖｉｓｓｃｈｅｒ）に対し発行された米国特許第５，３２４，２７８号中に記載されている生理用ナプキンは、吸収性コアとそのトップシートとの間に配置された液体透過性空間形成構造を記載している。空間形成構造は、トップシートを上方に吸収性コアから離れるように動かすことによって、着用者の腿からの横方向の圧縮力に応じる。このような生理用ナプキンは改良された身体との接触を提供する一方、トップシートを上向きに動かすために着用者の脚からの横方向の圧縮力に依存する。着用者の脚が広げられた時のように、このような圧縮力が減少するか、もしくは存在しない場合、トップシートと吸収性コアとの間の分離が低下し、おそらく身体との接触を低下させる。吸収体の部分が分離する別の装置が、エンドレンその他（Ｅｎｄｒｅｓ，ｅｔａｌ．）の名前で１９９６年５月２日に公開されたＰＣＴ出願番号第ＷＯ９６／１２４５８号中に記載されている。ここに記載されている装置は衣服シェルと液体制御部材を備えているおむつである。衣服シェルは、バックシート層，バックシート層の上に置かれた吸収組立体，そして衣服シェルの周辺の回りでバックシート層に接着されている液体透過性身体側層を備え、吸収組立体が身体側層とバックシート層との間に挾まれている。液体制御部材は、それらの間に弾性化区域を伴っている２つの反対側の静止区域を有している。液体制御部材は身体側層の上に置かれて各々の静止区域において身体側層に接合されていて、弾性化ゾーンは接着されない。図示された液体制御部材は、液体透過性材料，間隔を開けて配置された側面障壁，そして側面障壁に接合された弾性部材を備えている。別の実施例（図示されず）は、液体透過性材料で好ましくは形成された単一の弾性部材を備えることができる。このような構造物は改良された身体との接触を提供するかもしれないが、これらは漏出を減少させることが出来る女性の着用者の解剖学的構造との整合を提供することに失敗するであろう。上述の装置の全ては、ある程度は、改良された身体との接触を目指しているが、身体との適合及び着用者の動きに対する反応性における改良の需要が依然としてある。従って、本発明の目的は、女性の着用者の外陰部との改良された接触を伴う吸収構造を提供することである。特に、本発明の目的は、陰唇間の快適な適合を提供すると同時に、快適な臀部の溝との適合を提供することである。本発明の更なる目的は、着用者の動きの全範囲にわたり身体との接触を確実に維持することができる吸収構造を提供することである。本発明のまた更なる目的は、着用者の下着の代わりに着用することができるとともに吸収体の吸収容量に達した時には容易に処分することができる吸収体を提供し、汚れた下着を処理する必要性を除去することである。発明の概要本発明は、女性の着用者用の月経用装置または尿の失禁用装置として使用するのに適した吸収体である。本発明の吸収体の構成要素は互いに離れており、それが結果的に着用者の動きの全範囲にわたって着用者の外陰部に対するより優れた整合を生じさせる。本発明の好ましい実施例は、液体不透過性バックシート，バックシートの上に置かれる吸収性コア，そして吸収性コアの上に置かれた液体透過性トップシートを備えている。本発明の吸収体は更に、トップシートがバックシート及びコアの残りの部分から離されるように、垂直方向にトップシートを収縮させ持ち上げる弾性的な延びが可能な支持ストリップを備えている。この結合解除（ｄｅｃｏｕｐｌｉｎｇ）が着用者の外陰部との吸収体の改良された接触という結果をもたらす。好ましい実施例では、この支持ストリップは弾性部材と不織布材料の積層体を備えている。本発明の好ましい実施例はさらに、長手方向に伸びているカフス（ｃｕｆｆｓ）と吸収体を着用者の下着に取り付ける為の手段とを備えている。本発明の別の実施例は：・吸収性コアの一部を結合解除して、それがまた支持ストリップによって垂直方向に持ち上げられること。・横方向に伸びているフラップを吸収体に提供すること。・短縮されたパンティの吸収部分を身体との密接な接触に保持する弾性的に延びが可能なシェル部分を有している短縮されたパンティ。吸収部分は上述のものと実質的に同じ構造を有している。弾性的に伸びが可能なシェル部分は好ましくは、不織布材料の２プライの間に配置されている弾性部材を備えている積層体を備えている。図面の簡単な説明明細書は、本発明を形成するものとみなされている主題を特に指摘し明確に請求している請求の範囲で結論付けられているが、本発明は、添付図面に関連して為された以下の記載からより良く理解されるであろう。ここにおいて：図１は、平らに伸ばされた状態における本発明の吸収体の好ましい実施例の、その構成をより明確に示すために構造の一部が切り欠かれている、上部平面図である。図２は、図１中に示されている吸収体の線２−２に沿って取られた横断面図である。図３は、図１中に示されている吸収体の線３−３に沿って取られた縦断面図である。図４は、平らに伸ばされた状態における本発明の吸収体の別の実施例の、その構成をより明確に示すために構造の一部が切り欠かれている、上部平面図である。図５は、離された位置にあるトップシート，支持ストリップ，そして吸収性コアの一部を伴っている図４の別の実施例の縦断面図である。図６は、本発明の別の短縮されている下着の実施例の上部平面図である。図７は、図６の線７−７に沿って取られた断面図である。図８は、着用された本発明の短縮されている下着の実施例を示している透視図である。図９は、本発明の短縮されている下着の形態の別の実施例の平面図である。図１０は、持ち上げ試験装置の斜視図である。図１１は、持ち上げ試験中に使用されたピン室キャリパー測定装置の前面図である。図１２は、持ち上げ試験装置の底面図である。図１３は、持ち上げ試験装置の側面図である。図１４は、図１２の線１３−１３に沿って取られた時の、持ち上げ試験装置中で使用されたプレクシグラス（ＰＬＥＸＩＧＬＡＳ）プレートの１っの断面図である。図１４Ａは、特定の吸収体の為の持ち上げ試験装置の較正の側面図である。図１５は、持ち上げ試験の為の準備において、テープ片が吸収体の端（部分的に切り欠かれて示されている）に取付けられる方法の斜視図である。発明の詳細な説明ここで使用された時、用語「吸収体」は、身体の排泄物を吸収する装置、特に、身体から排出される様々な排泄物を吸収し、封じ込めるために、着用者の身体に向けて、あるいはその近傍に、置かれる装置を意味している。用語「使い捨て」は、洗濯されたり、あるいは吸収体として復元されたり再使用されることを意図されていない吸収体を記載するためにここでは使用されている（すなわちこれらは、１回の使用後に捨てられることを意図されていて、そして、好ましくはリサイクルされるか、堆肥にされるか、あるいは環境に合致した方法により処理されることを意図されている）。「一体型の（ｕｎｉｔａｒｙ）」吸収体は、別のホルダー及びパッドのような別の取り扱い部品を要求しないよう組み合わされた全体を形成するよう相互に組み合わされている別々の部品から形成されている吸収体を意味している。本発明の一体型使い捨て吸収体の好ましい実施例は、図１中に示されている、吸収構造２０である。このような吸収構造は女性の着用者用の月経用装置（例えば、生理用ナプキン）や小水の失禁用装置としての有用性を有している。ここで使用された時、用語「生理用ナプキン」は、外陰部に隣接して、一般には泌尿生殖器部の外部に、女性により着用されて、着用者の身体から排出された月経流体や他の腟の排出物（例えば、血液，月経，そして小水）を吸収し封じ込めることを意図している吸収体を意味している。ここで使用された時、用語「外陰部の」は、外側から見える女性の生殖器を意味している。ここで使用された時、用語「小水の失禁用装置」は、肛門が塞がれないよう維持することを許容している一方で、女性の着用者からの小水や他の液体のような身体からの排泄物を吸収することを意図されている吸収体を意味している。吸収体の一般的な説明図１は平らにされた状態の本発明の吸収構造２０の平面図であり、吸収構造２０の構成をより明確に示すためにその構造の部分が切り欠かれている。図１中に示されているように、吸収構造２０は好ましくは、液体透過性トップシート２４，トップシート２４と接合されている液体不透過性バックシート２６，トップシート２４とバックシート２６との間に配置されている吸収性コア２８，そしてトップシート２４と吸収性コア２８との間に配置されている支持ストリップ３２を備えている。吸収構造２０は２つの表面、液体透過性身体接触面もしくは「体側表面」２０Ａ及び液体不透過性衣服側表面２０Ｂ、を有している。吸収構造２０は図１において、体側表面２０Ａから見たように示されている。体側表面２０Ａは着用者の身体に隣接して着用されることが意図されている。吸収構造２０の衣服側表面２０Ｂ（図２中に示されている）は反対側であり、そして吸収構造２０が着用された時に着用者の下着に隣接して置くことが意図されている。本発明の他の構成要素の体側および衣服側表面は同様に、その体側表面を指摘するために”Ａ”がその構成要素の参照符号に追加さわ、その衣服側表面を指摘するために”Ｂ”が追加されている。吸収構造２０は２つの中心線、長手方向中心線Ｌ及び横断方向中心線Ｔを有している。用語「長手方向」は、ここで使用された時、吸収構造２０が着用された時、立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に大体直線状に並んでいる（例えば、ほぼ平行えある）吸収構造２０の平面内の線，軸，もしくは方向を意味している。用語「横断（ｔｒａｎｓｖｅｒｓｅ）」または「側方（ｌａｔｅｒａｌ）」は、ここで使用された時、相互交換でき、長手方向に対して一般的には直交している吸収構造２０の平面内に横たわっている線，軸，もしくは方向を意味している。図１はまた、吸収構造２０が吸収構造２０の外縁によって規定されている周辺２３を有していることを示しており、ここにおいて長手方向縁は２２で指摘され、端縁は２１で指摘されている。図１中に見ることが出来るように、吸収構造２０の好ましい実施例はまた、一対の長手方向に延出しているカフス（ｃｕｆｆｓ）４０を備えている。カフス４０は長手方向縁２２の各々に隣接してトップシート２４の上に配置されていて、そこにに接合されている。図２は、図１の切断線２−２に沿って取られた吸収構造２０の断面図である。同様に、図３は、図１の切断線３−３に沿って取られた吸収構造２０の断面図である。図２及び３中に最も明確に見ることが出来るように、好ましい吸収構造２０はまた、吸収性コア２８とトップシート２４との間に配置された支持ストリップ３２を備えている。支持ストリップ３２はトップシート２４を持ち上げ、コア２８からトップシート２４を垂直に分離させる。このような分離が吸収構造２０に改良された身体との接触を提供する。図２中にまた見ることが出来るように、カフス４０はカフス４０を持ち上げトップシート２４の平面から上方に遠ざける弾性部材４２，身体接触部材４４，そして障壁部材４６を備えている。トップシート，バックシート，そして吸収性コアは（いわゆる「チューブ」製品あるいはサイドフラップ製品を含んでいる）様々な良く知られている形態に組み立てられることができるが、好ましい生理用ナプキンの形態が、１９９０年８月２１日にオスボーン（Ｏｓｂｏｒｎ）に対し発行された米国特許第４，９５０，２６４号；１９８４年１月１０日にデスマレイシス（Ｄｅｓｍａｒａｉｓ）に対し発行された米国特許第４，４２５，１３０号；１９８２年３月３０日にアー（Ａｈｒ）に対し発行された米国特許第４，３２１，９２４号；１９８７年８月１８日にファンチルバーグ（ＶａｎＴｉｌｂｕｒｇ）に対し発行された米国特許第４，５８９，８７６号中に一般的には記載されている。これら特許の各々の記載内容は、これらの特許がここに引用されたことに本願の明細書中の記載に組み込まれる。図１は、トップシート２４とバックシート２６が吸収性コア２８のものより一般的には大きな長さと幅寸法を有している吸収構造２０の好ましい実施例を示している。トップシート２４とバックシート２６は吸収性コア２８の縁を超えて延出しており、それによって周辺２３を形成している。トップシート２４とバックシート２６は好ましくはこの周辺２３まわりで互いに接合されている。図３中に最も明確に示されているように、支持ストリップ３２はトップシート２４に対して実質的にその長手方向長さの全部に沿って接合されているとともに、取付け部分３４において吸収性コア２８に接合されている。吸収性コア吸収性コア２８は液体（例えば、月経および／または尿）を吸収または保持することができるどのような吸収手段であることが出来る。図１中に示されている如く、吸収性コア２８は、体側表面，衣服側表面，側縁，そして端縁を有している。吸収性コア２８は、種々の寸法と形状（例えば、矩形，楕円，砂時計のガラス形，犬の骨形、非対称形，その他）に、エアフェルト（ａｉｒｆｅｌｔ）と一般に称されている粉砕された（ｃｏｍｍｉｎｕｔｅｄ）木材パルプのような、生理用ナプキンや他の吸収体において一般に使用されている多様な液体吸収材料から製造されてよい。他の適切な吸収性材料の例は、皺付きセルロースワッディング（ｃｒｅｐｅｄｃｅｌｌｕｌｏｓｅｗａｄｄｉｎｇ）；コフォーム（ｃｏｆｏｒｍ）を含んでいる溶融吹き込みポリマー（ｍｅｌｔｂｌｏｗｎｐｏｌｙｍｅｒ）；化学的に剛化され、変性され、または架橋されたセルロース繊維（ｃｈｅｍｉｃａｌｌｙｓｔｉｆｆｅｎｅｄ，ｍｏｄｉｆｉｅｄｏｒｃｒｏｓｓ−ｌｏｎｋｅｄｆｉｂｅｒｓ）；襞付き（ｃｒｉｍｐｅｄ）ポリエステル繊維の如き合成繊維；ピートモス；薄片ラップ（ｔｉｓｓｕｅｗｒａｐｓ）及び薄片積層体（ｔｉｓｓｕｅｌａｍｉｎａｔｅｓ）を含んでいる薄片（ｔｉｓｓｕｅ）；吸収性フォーム（ａｂｓｏｒｂｅｎｔｆｏａｍｓ）；吸収性スポンジ；超吸収性ポリマー；吸収性ゲル化材料；もしくは、いかなる同等の材料、または材料の組み合わせ、またはこれらの混合物を含んでいる。吸収性コア２８の形態および構成も変化してよい（例えば、吸収性コアは変化している高さ区域（例えば、中心でより厚くなるように形作られている），親水性勾配，超吸収性勾配，または低密度および低い平均重量受入れ区域（ｌｏｗｅｒａｖｅｒａｇｅｂａｓｉｓｗｅｉｇｈｔａｃｑｕｉｓｉｔｉｏｎｚｏｎｅｓ）を持つていてよく；あるいは１つまたはそれ以上の層または構造を備えていてよい）。吸収性コア２８の全吸収容量は、しかしながら、生理用ナプキンの設計負荷および意図している用途と矛盾しないようでなくてはならない。更に、吸収性コアの寸法及び吸収容量は、失禁パッド，パンティライナー，通常の生理用ナプキン，または夜用生理用ナプキンのような異なった用途に対応するよう変化させることができる。本発明の吸収性コア２８として使用する為の例示的な吸収構造は、１９９０年８月２１日にオスボーン（Ｏｓｂｏｒｎ）に対し発行された米国特許第４，９５０，２６４号；１９８６年９月９日にワイズマンその他（Ｗｅｉｓｍａｎ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，６１０，６７８号；１９８９年５月３０日にアレメニイその他（Ａｌｅｍａｎｙ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，８３４，７３５号；そしてドゥエンクその他（Ｄｕｅｎｋ，ｅｔａｌ．）の名前で１９８６年１０月２２日に公開された、ザ・プロクター・アンド・ギャンプル社（ＴｈｅＰｒｏｃｔｅｒ＆ＧａｍｂｌｅＣｏｍｐａｎｙ）の、欧州特許出願第０１９８６８３号中に記載されている。これら特許の各々の記載内容は、これらの特許がここに引用されたことにより本願の明細書の記載中に組み込まれる。吸収性コア２８の好ましい実施例は、粉砕されている木材パルプと超吸収性ポリマーの混合を備えている。本発明の吸収性コア２８の特に好ましい実施例は、３つの長手方向に向けられた三部分（２つの外部の三部分３０によって側方が固められた中央の三部分３１）を有している。コア２８は、二重プライ構造２８Ｕ，２８Ｌ（図２中に示されている）を創出するために自身の上に折り戻された薄片または他の適切な吸収材料の単一層を備えている。吸収性コア２８はまた好ましくは、外側の三部分３０を備えている２プライの間に配置されている超吸収性ポリマーを有している。同様なコア構造が、１９９５年１０月２４日にエメナカーその他（Ｅｍｅｎａｋｅｒ，ｅｔａｌ．）に対し発行され、共に譲渡された、米国特許第５，４６０，６２３号により詳細に記載されており、この特許の記載内容はこの特許がここに引用されたことにより本願の明細書の記載中に組み込まれる。吸収性コアは好ましくは、空気横たわり薄片（ａｉｒｌａｉｄｔｉｓｓｕｅ）で作られる。湿潤崩壊（ｗｅｔｃｏｌｌａｐｓｅ）及び本質的により高い空隙量を避ける、それのより大きな湿潤強度の故に、空気横たわり薄片が湿潤横たわり薄片（ｗｅｔｌａｉｄｔｉｓｓｕｅ）より好ましい。薄片は、本発明の吸収構造２０においてそれを使用するのに適するようにする特性を有しているべきである。特に、ＡＳＴＭ基準方法Ｄ８２９−４９により決定されている如く１センチメートル当たり少なくとも１００グラムの湿潤引張り強さを有している薄片が好ましく、その結果として薄片は、尿または月経のような体からの流体により濡らされた後に側方圧縮から回復する。適切な薄片は、グレード（ｇｒａｄｅ）８１７として、ウィスコンシン州グリーンベイ（ＧｒｅｅｎＢａｙ）のフォート・ハワード社（ＦｏｒｔＨｏｗａｒｄＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手可能である。バックシート２６とトップシート２４は、吸収性コア２８の衣服側表面２８Ｂ及び体側表面２８Ａの各々に隣接して配置されている。図３中に示されているように、バックシート２６は、当該技術分野において良く知られているような取り付け手段（図示せず）によって吸収性コア２８の下方プライ２８Ｌに接合されている。例えば、バックシート２６は接着剤の均一な連続層，接着剤の模様化されている層，または接着剤の分離した線，螺旋，または点によって、下方プライ２８Ｌに固定されてよい。満足できることが発見されている接着剤は、ＨＬ−１２５８またはＨ−２０３１の指定の下でミネソタ州、セントポール（Ｓｔ．ｐａｕｌ）のエイチ・ビー・フラー社（Ｈ．Ｂ．ＦｕｌｌｅｒＣｏｍｐａｎｙ）によって製造されている。取り付け手段は好ましくは、１９８６年３月４日にミネトーラその他（Ｍｉｎｅｔｏｌａ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，５７３，９８６号中に開示されているような接着剤のフィラメントの開放模様網状構造体（ｏｐｅｎｐａｔｔｅｒｎｎｅｔｗｏｒｋ）を備えるであろう。この特許の記載内容は、この特許がここに引用されたことにより本願の明細書の記載に組み込まれる。フィラメントの開放模様網状構造体の例示的な取り付け手段は、１９７５年１０月７日にスプラーグ・ジュニア（Ｓｐｒａｇｕｅ，Ｊｒ．）に対し発行された米国特許第３，９１１，１７３号；１９７８年１１月２２日にズィッカーその他（Ｚｉｅｋｅｒ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，７８５，９９６号；そして１９８９年６月２７日にウェレニッツ（Ｗｅｒｅｎｉｃｚ）に対し発行された米国特許第４，８４２，６６６号中に示されている装置および方法によって図示されているように螺旋模様へと渦巻かれた接着剤フィラメントのいくつかの線を備えている。これらの特許の各々の記載は、これらの特許がここに引用されたことにより本願の明細書中の記載に組み込まれる。あるいは取り付け手段は、熱接着，圧力接着，超音波接着，動的機械的接着，あるいは当該技術分野において知られているようなその他のいかなる適切な取り付け手段，またはこれらの取り付け手段の組み合わせを備えることが出来る。図１乃至３中に示されている吸収構造２０の好ましい実施例では、上述したのと同様な手段を使用して、トップシート２４とバックシート２６が周辺２３のまわりで互いに接合されている。さらに、トップシート２４は吸収性コア３２８から分離されている。ここで使用された時、用語「分離された（ｄｅｃｏｕｐｌｅｄ）」は、吸収構造２０の２つまたはそれ以上の構成要素の動きの独立性を意味しており、構成要素の分離可能性を要求する。支持ストリップ３２に関連して以下に詳細に議論されるように、このような結合解除（ｄｅｃｏｕｐｌｉｎｇ）は本発明の吸収構造２０が着用者の身体に対しより良く形を従えることを可能にする。バックシートバックシート２６は液体（例えば月経および／または尿）に対し不透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の柔軟な液体不透過性材料もまた使用されることができる。ここで使用された時、用語「柔軟な」は、柔軟で、そして人体の一般的形状および輪郭に容易に形を従え易い材料を意味している。バックシート２６は、吸収性コア２８中に吸収され封じ込められている排泄物が、パンツ，パジャマそして下着のような吸収構造２０に接触した物を湿らせるのを防止する。バックシート２６は、従って、織布または不織布材料，ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム，あるいはフィルム被覆不織布材料のような複合材料を備えていることが出来る。好ましくは、バックシートは、約０．０１２ｍｍ（０．５ｍｉｌ）から約０．０５１ｍｍ（２．０ｍｉｌ）までの厚さを有しているポリエチレンフィルムである。例示的なポリエチレンフィルムは、オハイオ州シンシナティ（Ｃｉｎｃｉｎｎａｔｉ）のクローペイ社（ＣｌｏｐａｙＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）によって、Ｐ１８−０４０１の指摘の下で、製造されているもの、そしてインディアナ州テレホーテ（ＴｅｒｒｅＨａｕｔｅ）のエチル・コーポレーション（ＥｔｈｙｌＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ），ヴィスクイーン部門（ＶｉｓｑｕｅｅｎＤｉｖｉｓｉｏｎ）によって、ＸＰ−３９３８５の指摘の下で製造されているものである。バックシートは好ましくは、より布様の外見を提供するために、エンボス（ｅｍｂｏｓｓ）および／またはマット（ｍａｔｔ）仕上げされている。更に、バックシート２６は、排泄物がバックシート２６を通過するのを依然として阻止している一方で、蒸気が吸収性コア２８から逃げることを許容する（つまり、通気性がある）ことが出来る。トップシートトップシート２４は、柔軟で、柔らかな感触で、そして装着者の皮膚に対して刺激を与えない。更に、トップシート２４は、液体（例えば、月経および／または尿）がその厚みを通して容易に透過することを許容している液体透過性である。適切なトップシート２４は、織布および不織布材料；開口されている成形熱可塑性フィルム，開口されているプラスチックフィルム，そしてハイドロフォームされた（ｈｙｄｒｏｆｏｒｍｅｄ）熱可塑性フィルムのようなポリマ一材料；多孔性フォーム（ｐｏｒｏｕｓｆｏａｍ）；網状化フォーム（ｒｅｔｉｃｕｌａｔｅｄｆｏａｍ）；網状（ｒｅｔｉｃｕｌａｔｅｄ）熱可塑性フイルム；そして熱可塑性スクリムのような広範囲の材料から製造されることができる。適切な織布および不織布材料は、天然繊維（例えば木材または綿繊維），合成繊維（例えばポリエステル，ポリプロピレン，またはポリエチレン繊維のようなポリマー繊維），または天然繊維と合成繊維の組み合わせで構成されることができる。図１乃至３中に示されている本発明の好ましい実施例においては、トップシート２４が第一トップシート層２５及び第二トップシート層２７を備えており、これらについては以下に詳細に記載される。第１トップシート層トップシート２４に関連して上述した材料のいずれも第１トップシート層２５として使用するのに適しているが、好ましい第１トップシート層トップシートは不織布材料を備える。不織布材料が第１トップシート層２５として使用するのに好ましいのは、その柔らかな触感が着用者にとって快適であるからである。適切な不織布材料は毛羽立てられている（ｃａｒｄｅｄ），空気が横たわらせられている（ａｉｒｌａｉｄ），溶融吹き込み（ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ），あるいはスパンボンドされている（ｓｐｕｎｂｏｎｄｅｄ）材料を含む。第１トップシート層２５として使用するのに好ましい不織布材料は、毛羽立てられている（ｃａｒｄｅｄ），溶融吹き込み（ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ），あるいはスパンボンドされている（ｓｐｕｎｂｏｎｄｅｄ）不織布を備えていてよいが、その場合不織布材料は天然または合成繊維のいずれかを備える。第１トップシート層２５用に特に好ましい不織布材料は、コロリンド（Ｃｏｒｏｌｉｎｄ）Ｈ２３ＧＳＭとして、ドイツ国ペン（Ｐｅｎｎｅ）のコロヴィン社（ＣｏｒｏｖｉｎＧｍｂＨ）によって供給されているような、１平方ヤード当たり約０．６８オンスの基本重量を有する親水性のスパンボンドされている材料を備える。あるいは、第１トップシート層２５は開口されている成形フィルムを備えていてもよい。第１トップシート層２５として使用するのに開口されている成形フィルムが適しているのは、それが身体の排泄物に対して透過性であると共に非吸収性であり、液体がそれを通って戻り着用者の皮膚を再び濡らす傾向を減少させるからである。このように、身体と接触する成形フィルムの表面は乾燥したままであり、それによって身体の汚れを減少させ、着用者に心地よい感覚を作り出す。適切な成形フィルムは１９７５年１２月３０日にトンプソン（Ｔｈｏｍｐｓｏｎ）に対し発行された米国特許第３，９２９，１３５号；１９８２年４月１３日にムラーネその他（Ｍｕｌｌａｎｅ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，３２４，２４６号；１９８２年８月３日にラデルその他（Ｒａｄｅｌ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，３４２，３１４号；１９８４年７月３１日にアーその他（Ａｈｒ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，４６３，０４５号；および１９９１年４月９日にバード（Ｂａｉｒｄ）に対し発行された米国特許第５，００６，３９４号に記載されている。これら特許の各々の記載内容は、これらの特許がここに引用されることにより本願の発明の記載内容中に組み込まれている。本発明に適した第１トップシート層２５は、上記特許の１つ以上に記載され、ドリウイーブ（ＤＲＩ−ＷＥＡＶＥ）としてオハイオ州シンシナティ（Ｃｉｎｃｉｎａｔｉ）のザ・プロクター・アンド・ギャンプル社（ＴｈｅＰｒｏｃｔｅｒ＆ＧａｍｂｌｅＣｏｍｐａｎｙ）によって生理用ナプキンにおいて市販されている成形フィルムである。本発明の好ましい実施例では、月経が吸収性コアへと流れ、吸収性コアによって吸収されずに、トップシートから流れ出る可能性を減少させるように、体側表面が親水性でない場合よりも速く、液体がトップシートを通って移動するのを助けるために、第１トップシート層２５の体側表面２５Ａが親水性である。好ましい実施例では、引用によりその記載内容が本願の明細書の記載中に組み込まれる１９９１年１１月１９日にアジズその他（Ａｚｉｚ，ｅｔａｌ．）によって出願された米国特許出願番号第０７／７９４，７４５号に記載されているように第１トップシート層２５のポリマー材料に界面活性剤が組込まれる。あるいは、上記において引用された米国特許第４，９５０，２５４号に記載されているような界面活性剤で第１トップシート層２５の体側表面を処理することによって、それを親水性にすることができる。第２トップシート層図１から４に示した本発明の好ましい実施例では、第２トップシート層２７は第１トップシート層２５と吸収性コア２８との間に配置される。第２トップシート層２７は吸収性コア２８上への排泄物の吸い上げ（ｗｉｃｋｉｎｇ）の改善を含む幾つかの機能を果たすことができる。排泄物の吸い上げの改善がなぜ重要であるかというと、吸収性コア全体にわたって排泄物の分配を均一にし、吸収構造２０を比較的薄く作ることができるということを含む、幾つかの理由がある。（ここで言及する「吸い上げ」とは、一方向、二方向または全ての方向（つまり、ｘ−ｙ面および／またはｚ方向）への液体の輸送を包含する。）第２トップシート層２７はポリエステル，ポロプロピレン，またはポリエチレンを含む合成繊維；綿またはセルロースを含む天然繊維；このような繊維の混合；あるいは等価材料もしくは材料の組み合わせの不織布および織布ウェブを含む幾つかの異なる材料で構成されてよい。第２トップシート層を有する吸収体の例は、上記において参照した米国特許第４，９５０，２６４号、およびクリーその他（Ｃｒｅｅ，ｅｔａｌ．）の名前で１９９１年１２月１７日に出願され１９９３年６月２４日にＰＣＴ出願番号第ＷＯ９３／１１７２５号として公開された米国特許出願番号第０７／８１０，７７４号に詳しく説明されている。これらの文献の記載内容は、これらの文献がここに引用されることにより本願の明細書中の記載に組み込まれる。好ましくは、第２トップシート層２７は天然もしくは合成不織布から形成される。第２トップシート層２７として使用するのに適した材料は、カナダ国ブリティシュコロンビア州のデルタ（Ｄｅｌｔａ）のメルフィン・ハイジーン・プロダクツ社（ＭｅｒｆｉｎＨｙｇｉｅｎｅＰｒｏｄｕｃｔｓＬｔｄ．）から入手できる、１平メートル（ｇｓｍ）当たり約３５グラムの基本重量を有する空気横たわり薄片（ａｉｒｌａｉｄｔｉｓｓｕｅ）；セレストラ（ＣＥＬＥＳＴＲＡ）の商標名でサウスカロライナ州シンプソンビル（Ｓｉｍｐｓｏｎｖｉｌｌｅ）のファイバーウェブ・コーポレーション（ＦｉｂｅｒｗｅｂＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できるスパンボンドされているポリプロピレン繊維の不織布；および日本のハビックス社（ＨａｖｉｘＣｏｍｐａｎｙ）からＳ２４１６として入手できるポリエチレンの外装とポリウレタンのコアを有する二成分繊維で形成された不織布を含む。第２トップシート層２７として使用するのに特に好ましい材料は、３０００平方フィート当たり約３０ポンド（４９ｇ／平方メートル）と３０００平方フィート当たり約４５ポンド（７４ｇ／平方メートル）との間の、好ましくは約３０００平方フィート当たり約３５ポンド（５７ｇ／平方メートル）の基本重量を有する空気横たわり薄片（ａｉｒｌａｉｄｔｉｓｓｕｅ）であり、これはウィスコンシン州グリーンベイ（ＧｒｅｅｎＢａｙ）のフォート・ハワード・コーポレーション（ＦｏｒｔＨｏｗａｒｄＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できる。好ましい実施例では、第２トップシート層２７はウェブを共に接合するための従来の手段によって第１トップシート層２５に接合されてよい。最も好ましくは、第１トップシート層２５を第２トップシート層２７に接合する手段は、１９７５年１０月７日にスプラーグ・ジュニア（Ｓｐｒａｇｕｅ，Ｊｒ．）に対し発行された米国特許３，９１１，１７３号；１９７８年１１月２２日にズィッカーその他（Ｚｉｅｋｅｒ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許４，７８５，９９６号；そして１９８９年６月２７日にウェレニッツ（Ｗｅｒｅｎｉｃｚ）に対し発行された米国特許第４，８４２，６６６号に示された装置および方法によって図示されているような渦巻かれて螺旋模様にされた接着剤フィラメントのいくつかの線を備えている。これらの特許の記載内容は、これらの特許がここに引用されることにより本願の明細書の記載中に組み込まれる。本発明の別の実施例では、第２トップシート層２７がそこを通る流体を「引き寄せる（ｄｒａｗ）」ための処理が為されていてよい。このような目的のための適切な処理はフロック加工（ｆｌｏｃｋｉｎｇ）である。フロック加工はマサチューセッツ州ボストン（Ｂｏｓｔｏｎ）のアメリカン・フロック協会によって出版されているパンフレット「心に留めたフロックを伴うデザイン（ＤｅｓｉｇｎｗｉｔｈｆｌｏｃｋｉｎＭｉｎｄ（商標）」に一般的な用語で説明されている。アメリカン・フロック協会は更にフロック加工サービスを提供する会社のリストも出版している。適切なフロック加工繊維は、木材パルプ繊維（例えば、北部亜硫酸クラフト（ｎｏｒｔｈｅｒｎｓｕｌｆｉｔｅｋｒａｆｔ）またはユーカリ樹（ｅｕｃａｌｙｐｔｕｓ）または綿繊維のような天然繊維、およびポリエチレン繊維，ポリプロピレン繊維，ポリエステル繊維，ナイロン繊維，およびこれ等の類似物のような合成繊維を含む。好ましくは、フロック加工繊維は本来親水性であるか、もしくは親水性になるように処理される。適切なフロック加工接着剤はバックシート２６に吸収性コア２８を接合するのに適切であるとここで説明したものと実質的に同じである。理論に縛られることなく、出願人は、第１トップシート層２５と第２トップシート層２７に存在する毛管を架橋するであろう流体のメニスカスを分裂させることによって、フロック加工もしくは同様の処理が流体を第１トップシート層２５と第２トップシート層２７を通して引き寄せると信じている。一旦流体が第２トップシート層２７を通してその衣服側表面２７Ｂに引き寄せられると、そこから吸収性コア２８の体側表面２８Ａへとしたたり落ちて吸収されることが見い出された。カフス更に図１および図２を参照すると、本発明の吸収構造２０の好ましい実施例は一対のカフス４０を備えている。カフス４０の遠位縁部４３がトップシート２４の体側表面２４Ａから上に離れるように持ち上げられるので、カフス４０はトップシート２４上に配置されるかもしれない体からの液体の横方向の流れに対する障壁として作用し、衣服または寝具の汚れを生じさせる漏出を防止する助けをする。図２中に見られるように、カフス４０は各々の長手方向縁２２に隣接してトップシート２４の体側表面２４Ａに配置される。カフス４０は細長い状態で置かれ、下記に説明するように、引き延ばされた状態でトップシート２４に接合される。図２を参照することによって容易に理解されるように、各々のカフス４０は少なくとも１つの弾性部材４２と身体接触部材４４を備える。好ましくは、図２に示すように、各々のカフス４０は弾性部材４２、身体接触部材４４および障壁部材４６を備える。カフス４０は各長手方向縁２２の少なくとも一部に沿ってトップシート２４上に配置される。例えば、カフス４０を各長手方向縁２２の実質的に全長に沿って配置することができるであろう。しかしながら、好ましくは、カフス４０は各々の長手方向縁２２の一部に沿って、横断方向中心線Ｔを中心にして対称的に配置される。好ましくは、各カフス４０の完全に伸ばされた長さは、長手方向縁２２の完全に伸ばされた長さの約１５％と約８７％との間である。より好ましくは、各カフス４０の完全に伸ばされた長さは、長手方向縁２２の完全に伸ばされた長さの約１５％と約７５％との間である。吸収構造２０の特に好ましい実施例では、カフス４０の完全に伸ばされた長さは、長手方向縁部２２の完全に伸ばされた長さの約３０％である。ここで使用された時、構成要素の「完全に伸ばされた長さ（ｆｕｌｌｅｘｔｅｎｄｅｄｌｅｎｇｔｈ）」とは、吸収構造２０が全ての弾性収縮を伸ばされ完全に平らにされた位置にある時に測定された長さである。図２に見られるように、各カフス４０は身体接触部材４４上に障壁部材４６を配置し、それらを当該技術分野で知られている手段を用いて接合し、積層体を形成することによって形成される。次に、弾性部材４２を上述の積層体に接合する前に、弾性部材を引き延ばす。弾性部材４２は、着用者の皮膚または吸収構造２０の形状に悪影響を及ぼし得るであろう過度の力を発生させることなく、カフス４０に襞を寄せ収縮させるのに適したどのような長さにも引き延ばすことができる。引き延ばしは比較的小さいことが好ましい。一般に、弾性部材４２は約５％から約１００％まで、より好ましくは約５０％から約９０％まで引き延ばされてよい。好ましい実施例では、弾性部材は約６０％（その元の長さの１６０％まで）引き延ばされ、積層体に接合される。次に、積層体を延ばされた弾性部材４２の付近でＣ型折り目形状に折ってカフス４０の近位縁部４１と遠位縁部４３を形成する。延ばされた状態にある間に、各々のカフス４０はその長手方向縁２２に隣接するトップシート２４の体側表面２４Ａに配置され、カフス４０の近位縁部４１と長手方向縁部２２が並置されるように、当該技術分野で知られている手段を用いてそこに接合される。好ましくは、身体接触部材４４はトップシート２４の特性に類似する特性を有し、障壁部材４６はバックシート２６に類似する特性を有する。その結果、トップシート２４として使用するのに適した材料が、やはり身体接触部材４４として使用するのに適しており、バックシート２６として使用するのに適した材料が、やはり障壁部材４６として使用するのに適している。当該技術分野で知られているいかなる弾性的に延びが可能である材料が弾性部材４２として使用するのに適している。例えば、不織布材料の弾性的に延びが可能なフィルム材料やその積層体；不織布材料の熱で収縮できる弾性的に延びが可能な材料およびその積層体 ;不織布材料の弾性的に延びが可能なストランドおよびその積層体；および弾性的に延びが可能スクリム材料が、全て弾性部材４２としての使用に適している。当該技術分野において習熟している人には、１つの材料が上述の１つ以上の部材としての機能を果たすことができることが認識されるであろう。本発明のカフス４０として特に好ましい材料は、弾性的に延びが可能なフィルム材料と不織布材料の二重積層体であり、それは１９９３年８月１０日にスネラーその他（Ｓｎｅｌｌｅｒ，ｅｔａｌ．）らに対して発行され、共に譲渡された米国特許第５，２３４，４２２号に記載されており、その特許の記載内容はその特許がここに引用されることにより本願の明細書中の記載に組み込まれる。パンティ付着手段使用に際して、このような目的のために、良く知られているどのような支持手段によっても吸収構造２０を適所に保持することができる。パンティ付着手段３６は当該技術分野において知られているいかなる適切な形態を取ることができるが、好ましくは図３中に見ることが出来るように、パンティ付着手段３６は２つの部分を備え、１つの部分が吸収構造２０の各端縁２１に隣接するバックシートの衣服側表面２６Ｂに配置される。このような配置は吸収構造２０が着用者の身体との接触を維持し続けるために、付着手段３６の２つの部分間にある吸収構造２０の部分が、着用者の動きに反応して着用者の下着の股部平面上に持ち上がることができるようにする。パンティ付着手段はこのような目的のために適しているものとして当該技術分野において知られているどのような材料をも備えることができる。特に、パンティ付着手段３６は当該技術分野において知られているような機械的付着手段または接着剤付着手段を備えることができる。好ましくは、パンティ付着手段３６は接着剤材料を備える。このような目的のために当該技術分野において使用されているどのような接着剤または糊もここで接着剤として使用することができ、感圧接着剤が好ましい。適切な接着剤はオハイオ州コロンバス（Ｃｏｌｕｍｂｕｓ）のセンチュリー・アドヒーシブ社（ＣｅｎｔｕｒｙＡｄｈｅｓｉｖｅｓＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）が製造するセンチュリーＡ−３０５−ＩＶ（ＣｅｎｔｕｒｙＡ−３０５−ＩＶ）；およびニュージャージー州ブリッジウォーター（Ｂｒｉｄｇｅｗａｔｅｒ）のナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社（ＮａｔｉｏｎａｌＳｔａｒｃｈａｎｄＣｈｅｍｉｃａｌＣｏｍｐａｎｙ）が製造するインスタント・ロック３４−２８２３（ＩｎｓｔａｎｔＬｏｃｋ３４−２８２３）である。適切な接着留め具は米国特許第４，９１７，６９７号にも記載されており、この特許の記載内容はこの特許がここに引用されたことにより本願の明細書の記載中に組み込まれる。好ましくは、吸収構造は使用者の下着またはパンティに置かれ、接着剤等の留め具によってその股部分に固定される。接着剤はパンティの股部に生理用ナプキンを固定するための手段を提供する。このように、バックシート２６の衣服側表面２６Ｂの一部または全部が接着剤で被覆される。使用前に接着剤が乾燥してしまうか、あるいはパンティの股部以外の表面に貼り付いてしまうのを防止するために、生理用ナプキンが使用に際して配置される前に感圧接着剤は典型的には取り外しできる剥離ライナー３８で覆われている。適切な剥離ライナーも上記において参照した米国特許第４、９１７、６９７号に記載されている。このような目的のために一般に使用されるどのような市販されている剥離ライナーもここで利用できる。適切な剥離ライナーの非制限的な例はＢＬ３０ＭＧ−ＡシロックスＥ１／０（ＢＬ３０ＭＧ−ＡＳｉｌｏｘＥ１／０）およびＢＬ３０ＭＧ−Ａシロックス４Ｐ／０（ＢＬ３０ＭＧ−ＡＳｉｌｏｘ４Ｐ／０）であり、これらはウィスコンシン州メナーシャ（Ｍｅｎａｓｈａ）のアクロジル社（ＡｋｒｏｓｉｌＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）によって製造されている。本発明の吸収構造２０は、剥離ライナーを取り外し、その後接着剤がパンティと接触するように、パンティの股部分に構造を置くことによって使用される。その後、パンティを従来の方法で引き上げる。使用中、接着剤が吸収構造をパンティ内の位置に維持する。支持ストリップ支持ストリップ３２は着用者の身体と密接に接触して適合し、着用者の身体の輪郭に従い、着用者の身体から排出された直後の着用者の身体からの排泄物を受け入れ吸収する能力を吸収構造２０に与えるために特に適している。支持ストリップ３２は、トップシート２４が着用者の外陰部と密接に接触するように、吸収性コア２８から垂直に上方に、また離れるようにトップシート２４（つまり、第１トップシート層２５と第２トップシート層２７）を持ち上げる収縮力を提供する。つまり、トップシート２４が吸収性コア２８から離され、支持ストリップ３２がトップシート２４を着用者の外陰部と接触するように持ち上げることができるようにする。トップシート２４は柔らかで柔軟であるので、この持ち上げ作用により吸収構造２０が着用者の身体の形状に適応できるようになる。特に、吸収構造２０は、着用者の陰唇間の空間に快適に適合し、また着用者の臀部の溝の比較的大きな領域を占めるようにその形に従うことができる。その結果、吸収構造２０は（吸収構造２０が月経用品である場合は）着用者の腟口の、あるいは（吸収構造が失禁用品である場合は）着用者の尿道の近傍に留まることができ、そこからの体からの流体の排出を受け入れることができる。本発明の吸収構造２０は、上述のように、好ましくは使用中に着用者の身体に密接に従い、使用中着用者の身体と実際に接触する大きな領域を有する。持ち上げ試験（ＬｉｆｔＴｅｓｔ）は優れた身体との接触を達成する吸収体の可能性を概算するための実験方法である。持ち上げを測定するための手順は下記の試験方法の分野において概括的に記載しており、１９９４年２月４日にオスボーンｓｎその他（Ｏｓｂｏｒｎ，ｅｔａｌ．）の名前で出願され１９９５年８月１０日にＰＣＴ出願番号第ＷＯ９５／２０９３１号として公開された米国特許出願出願番号第０８／１９２，２４０号に詳細に記載されている。この米国特許出願出願の記載内容は、この米国特許出願出願がここに引用されたことにより本願の明細書の記載に組み込まれる。持ち上げは持ち上げ試験装置内の幾つかの異なる地点において測定することができる。これらの地点は着用者の腟口，会陰，および着用者の臀部間の裂け目（または「臀部の溝」）を表わすものとして考えることができる。しかしながら、試験装置の地点は異なる吸収体の持ち上げを比較するための一貫した基準を提供するためのものであることを理解すべきである。試験装置およびその上の地点は決して女性の着用者の幾何学的構造に全く同じように従うためのものではない。表１は、支持ストリップ３２をトップシート２４及び吸収性コア２８に取付ける前（下記の説明を参照）に支持ストリップ３２が様々な程度に予め引き伸ばされている場合における本発明に従っている吸収構造の様々な実施例の、持ち上げ試験装置内の対応する第１，第２，および第３の位置における、持ち上げの各々を、市販されている吸収製品における身体との改善された適合及び持ち上げデータの為に伸びを使用する先行技術の吸収製品における持ち上げデータと比較している。表１位置におけるミリメートルの持ち上げ製品１２１本発明の試作品９％プレストレッチ８５５３８％プレストレッチ２６１９１３１００％プレストレッチ２３１７１８ＷＯ９５／２０９３１の吸収体＊１０８１２ウイング付きオールウエイズ（商標）ロングウルトラ＊３０２．５＊ＷＯ９５／２０９３１からのデータ表に見られるように、支持ストリップ３２は第１と第２の位置で約３８％プレストレッチ（予め延ばされている）されている場合に、第３の位置における実質的な質の低下なしに、先行技術の吸収体と比べて、実質的に（二倍以上）の改良を示している。本発明の吸収構造２０は好ましくは、持ち上げ試験装置の第１の位置において、約１９ｍｍより大きな持ち上げを有し、第２の位置において約１２ｍｍより大きな持ち上げを有し、また第３の位置において約８ｍｍより大きな持ち上げを有する。上記のように、支持ストリップ３２はトップシート２４と吸収性コア２８間に配置される。支持ストリップ３２の少なくとも一部の体側表面３２Ａがトップシートと接触する。支持ストリップ３２の長さと幅によって決定される、この接触領域は吸収構造２０の性能に影響を及ぼし得る。不透過性材料を支持ストリップ３２のために使用した場合、支持ストリップ３２が体液の吸収を許容できない程度に妨げないことを保証するために、支持ストリップは吸収構造２０の横幅の一部のみを占めることができる。また、支持ストリップ３２があまりに狭すぎると、着用者の身体内に「押し入る（ｃｕｔｔｉｎｇ）」ことによって着用者に不快感を生じさせ得る。その横方向中心線Ｔで測定して、吸収構造２０の横幅の約１６％と５０％との間の支持ストリップ３２が吸収，持ち上げおよび着用者の快適さの適切な釣り合いを提供することが見い出された。支持ストリップ３２の横幅が吸収構造２０の横幅の約３３％であることが好ましい。約３インチ（７．６ｃｍ）の横幅を有する本発明の好ましい実施例に対しては、約０．５インチ（１．２ｃｍ）と１．５インチ（３．８ｃｍ）との間の幅を有する支持ストリップ３２が適している。このような好ましい支持ストリップ３２の幅は好ましくは約１インチ（２．５ｃｍ）である。支持ストリップ３２の長手方向の位置決めも同様に重要である。特に、図３に最も明確に示されているように、横方向中心線Ｔと、支持ストリップ３２が吸収性コア２８に接合される取付け部分３４との間で長手方向中心線Ｌに沿って完全に伸ばされた距離Ｄが重要である。特に、距離Ｄが短すぎると、トップシートが陰唇間および臀部の溝までの空間の形に従うことを保証するには不十分な持ち上げとなり、また不透過性支持ストリップ３２に対してＤが長すぎると、このような不透過性支持ストリップ３２が吸収を妨げ得るであろう。好ましくは、支持ストリップ３２は、横方向中心線Ｔについて長手方向に中心付けられていて、完全に伸ばされた距離Ｄは吸収性コア２８の長さの約７５％より大きく、吸収構造２０が完全に伸ばされた時の吸収構造２０の長さより短い。より好ましくは、支持ストリップ３２は吸収構造２０が完全に伸ばされた時の吸収性コア２８の長さと実質的に同じである（つまり、Ｄは吸収性コア２８の長さの約１００％である）。支持ストリップ３２がトップシート２４を持ち上げることができるために、支持ストリップ３２は好ましくは実質的にその長手方向の全長に沿ってトップシート２４に接合される。支持ストリップは取付け部分３４において吸収構造２０の端縁２１に隣接する箇所でのみ吸収性コア２８に接合される。ここで使用する、用語「接合された（ｊｏｉｎｅｄ）」は、構成要素を他の構成要素に直接取り付けることによって構成要素が直接別の構成要素に固定される構成、および構成要素を中間部材に取り付け、中間部材を次に他の構成要素に取り付けることによって、構成要素分が間接的に他の構成要素に固定される構成を含む。支持ストリップ３２とトップシート２４は、多数の分離した領域で実施される接着剤接着，超音波溶接，または熱接着のような、当該技術分野において習熟している人達が熟知している手段を使用して接合される。支持ストリップ３２とトップシート２４を接合する好ましい手段は、上述の第１トップシート層２５を第２トップシート層２７に接合することに関して考察したように、渦巻かれて螺旋模様にされた接着剤フィラメントのいくつかの線を備える。支持ストリップ３２と吸収性コア２８は上述の支持ストリップ３２をトップシート２４に接合することに関して考察したように、当該技術分野において習熟している人達に知られている手段を用いて取付け部分３４において接合される。好ましくは、支持ストリップ３２は接着剤手段を用いて吸収性コア２８に接合される。本発明の好ましい実施例について上述したように、支持ストリップ３２はトップシート２４及び吸収性コア２８に接合される前に、予め延ばされる。ここで使用された時、「予め延ばされている（ｐｒｅｓｔｒｅｔｃｈｅｄ）」材料とは、材料が付加的な処理工程による更なる作用を受ける前に、その緩和された長さより長い長さにまで引張られている材料である。再び表１を参照すると、支持ストリップ３２は好ましくは少なくとも約３０％だけ予め延ばされている（つまり、支持ストリップ３２はその引張られていない長さの約１３０％まで引張られる）。理論に縛られることなく、出願人は、支持ストリップ３２が３０％以上予め延ばされている本発明の吸収構造をＰＣＴ出願ＷＯ第９５／２０９３１の吸収体と比べた時、表１に示した持ち上げによる利点は、トップシート２４が吸収性コア２８から離され、そして、従って、持ち上げ試験装置（図１０）のスリット１１４の形により容易に従うことができるという事実に帰すると考える。支持ストリップ３２は好ましくは弾性部材を備える。より好ましくは、支持ストリップ３２は低い伸び率を有する弾力的な材料を備える。このような低い伸び率は、支持ストリップ３２によって提供される収縮力が着用者に不快感を感じさせないことを保証する。ここで使用するような、弾力的な材料とは、その緩和された長さの少なくとも約２５％だけ引き延ばすことができ、負荷された力の解放と同時に、その伸びの少なくとも約１０％回復するであろう材料である。一般に、本発明の弾力的な材料は、その緩和された長さの少なくとも約３０％、より好ましくは約５０％だけ引き延ばすことができ、負荷された力の解放と同時に、その伸びの少なくとも約７５％、好ましくは少なくとも約８５％回復することができることが好ましい。本発明と共に使用するのに適した材料は、下記の試験方法の分野中に記載されている方法に従って測定された時に約５０（ｇ／ｃｍ）／％と約１００（ｇ／ｃｍ）／％との間の伸び率を有するであろう。好ましくは、伸び率は約８０（ｇ／ｃｍ）／％と約９０（ｇ／ｃｍ）／％との間である。支持ストリップ３２として使用するのに適した材料は：弾性的に延びることが出来るフィルム材料およびそれと不織布材料との積層体；熱収縮可能で弾性的に延びることが出来る材料およびそれと不織布材料との積層体；弾性的に伸びが可能であるストランド材料およびそれと不織布材料との積層体；および弾性的に延びが可能なスクリム材料を含む。あるいは、支持ストリップ３２は以下のような材料を備えることができる：１）１９８５年５月７日にキエビトその他（Ｋｉｅｖｉｔ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，５１５，５９５号、１９７４年６月２５日にマセンゲールその他（Ｍａｓｓｅｎｇａｌｅ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第３，８１９，４０１号、および１９７５年１０月１４日にコッホその他（Ｋｏｃｈ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第３，９１２，５６５号において記載されているものを含む、加熱のような特殊な処理後に短縮され弾性になったもの、もしくはこのような短縮材料を組み込んだ構造物；あるいは、２）１９８５年６月２５日にイトウその他（Ｉｔｏ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第４，５２４，５７７号に記載されている捻られている糸（ｔｗｉｓｔｅｄｙａｒｎｓ）のような、水もしくは水性溶液に対す曝しにより短縮されたもの、もしくはこのような短縮材料を組み込んだ構造物。（これら特許の各々の記載内容はこれらの特許がここに引用されることにより本願の明細書の記載中に組み込まれる）。支持ストリップ３２として使用するのに適した材料は、テキサス州ベイタウン（Ｂａｙｔｏｗｎ）のエクソン・ケミカル社（ＥｘｘｏｎＣｈｅｍｉｃａｌＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）からＥＸＸ５００として入手できる弾性的に延びが可能なフィルム材料の積層体、およびＤＥ６９５７の名称でマサチューセッツ州ウォルポール（Ｗａｌｐｏｌｅ）のインターナショナルペーパー社のヴェラテック部（ＶｅｒａｔｅｃＤｉｖｉｓｉｏｎｏｆＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＰａｐｅｒ）によって製造されているもののような合成繊維の不織布ウェブである。このような積層体およびその製造手段は、前述の米国特許第５，２３４，４２２号に記載されている。支持ストリップ３２として使用するのに好ましい材料は２プライの不織布材料を備え、複数の弾性ゴムのストランド、もしくは弾性スクリムがそれらの間に置かれている。例えば、支持ストリップに特に好ましい構造は、ニュージャージー州ホープウエル（Ｈｏｐｅｗｅｌｌ）のファイバーテクグループ社（ＦｉｂｅｒｔｅｃｈＧｒｏｕｐ、Ｉｎｃ．）から入手できる、約１８グラム／平方ヤード（２１ｇ／ｍ２）の基本重量を有する毛羽立てられているポリプロピレン不織布材料の第１プライと、サウスカロライナ州シンプソンビル（Ｓｉｍｐｓｏｎｖｉｌｌｅ，ＳＣ）のファイバーウェブグループ（ＦｉｂｅｒｗｅｂＧｒｏｕｐ）から入手できる約２５ｇ／平方ヤード（３０ｇ／平方メートル）の基本重量を有するスパンボンドされているポリプロピレン不織布材料の第２プライ、および必要な伸び率を提供するためにそれらの間に配置される、デラウエア州ウィルミントン（Ｗｉ１ｍｉｎｇｔｏｎ）のデュポン社（ＤｕＰｏｎｔ）から入手できる６２０デシテックス（ｄｅｃｉｔｅｘ）（１０，０００メートル当たりのグラム数）を有するリクラ（ＬＹＣＲＡ）の４ストランドを備える。あるいは、支持ストリップ３２は構造的な弾性様フィルム（ＳＥＬＦ）ウェブを備えていてもよい。ＳＥＬＦウェブは付加される弾性材料を使用せずに、伸び方向に弾性様挙動を示す延びが可能な材料である。ＳＥＬＦウェブは少なくとも２つの連続する性質の異なる似ていない部位を有する引っ張ることができる網状構造（ｎｅｔｗｏｒｋ）を含む。部位のうち一方は、他方の部位の実質的な部分が負荷される伸びに対して重大な抵抗力を発達させる前に、所定の軸に対して平行な方向に負荷される軸方向の伸びに答えて抵抗力を示すであろう。少なくとも１つの部分は、材料が引っ張られていない状態にある間、所定の軸に対して実質的に平行に測定して、他方の部位の表面-通路長より大きな表面-通路長を有する。長い方の表面-通路長を示す部位は、他方の部分の平面を超えて伸びる１つ以上の変形を含む。ＳＥＬＦウェブは、所定の軸に対して平行な方向に負荷された伸びを受けた時、少なくとも１つの所定の軸に沿った伸びに対する制御された抵抗力の少なくとも２つの重大な異なった段階を示す。ＳＥＬＦウェブは、長い方の表面-通路長を有している部位の実質的な部分を負荷された伸びの面に入らせるのにウェブの伸びが充分であるようになるまで、負荷された伸びに対する第１の抵抗力を示し、充分になると同時にＳＥＬＦウェブは更なる伸びに対する第２の抵抗力を示す。伸びに対する総抵抗力は、第１の部位によって提供される伸びに対する第１の抵抗力より高い。こうして、上述の２つの部位の相対的な寸法を制御することによって、所望の低い伸び率（ｓｔｒｅｔｃｈｍｏｄｕｌｅ）と所望の延び可能性（ｅｘｔｅｎｓｉｂｉｌｉｔｙ）の両方を有している材料を提供することができる。本発明に適したＳＥＬＦウェブは、１９９６年５月２ 1日にチャペルその他（Ｃｈａｐｐｅｌｌ，ｅｔａｌ．）の名前で発行され共に譲渡された米国特許第５，５１８，０８１号により完全に記載されており、この特許の記載内容はこの特許がここに引用されたことにより本願の明細書中に組み込まれる。吸収構造の組立トップシート２４，バックシート２６，吸収性コア２８，および他の構成要素のような吸収構造２０の構成要素は、（いわゆる「チューブ（ｔｕｂｅ）」製品あるいはサイドフラップ（ｓｉｄｅｆｌａｐ）製品を含んでいる）種々の良く知られている形態に組み立てられてよい。吸収構造２０の構成要素は好ましくは「サンドイッチ」の形態に組み立てられ、トップシート２４、バックシート２６および吸収性コア２８が各々層を備え、吸収性コアはトップシート２４とバックシート２６間に配置される。トップシート２４とバックシート２６は好ましくは公知の技術によって周辺２３のまわりで接合される。吸収性コア２８も好ましくは公知の技術を使用してバックシート２６に接合される。上述のように、引き延ばされた状態にある間に、支持ストリップ３２が実質的にその全長に沿ってトップシート２４に接合される。また、支持ストリップ３２はまだ引き延ばされた状態にある間に、取付け部分３４において吸収性コア２８に接合される。同様に、上述のように、カフス４０が各々の長手方向縁２２に隣接してトップシート２４の体側表面２４Ａに配置され、そこに引き延ばされた状態で接合される。吸収構造２０の構成要素は、１つの構成要素を備える繊維を別の構成要素の上に溶融吹き込み（ｍｅｌｔｂｌｏｗｎ）することにより、１つの構成要素を別の構成要素の上に押し出すことにより、あるいは業界で知られている他の手段により、のように、接着剤，縫付け，熱および／または圧力接着，動的機械的接着，超音波接着，繊維または生理用ナプキンの構成要素を備えている他の構造的な構成要素の混ざり合い、または絡み合いによって共に固定することができる。本発明の別の実施例離されたコア本発明の第１の別の実施例、図４と５に示された吸収構造２２０では、吸収性コア２２８の一部、上部プライ２２８Ｕ、がコアの残部、下部プライ２２８Ｌ、から離される。支持ストリップ３２の衣服側表面３２Ｂはスリット２３３（後述する）が設けられる上部プライ２２８Ｕの部分に沿って、中央の三部分２３１において、上部プライ２２８Ｕに接合される。支持ストリップ３２は図３に示されるように、取付け部分３４において下部プライ２２８Ｌに接合される。この別の実施例では、図４に示すように、長手方向に向けられ、合形状にされている山形状（ｃｈｅｖｒｏｎｓ）の模様で、中央三部分２３１に更にスリット２３３が設けられる。スリット２３３は、上述の方法で支持ストリップ３２に接合される、コア２２８の中央三部分２３１が下にあるプライ２２８Ｌから分離することができるようにする。つまり、上部プライ２２８Ｕが支持ストリップ３２によって持ち上げられる時、スリットの模様がプライの垂直分離を容易にする。これは上部プライ２２８Ｕを着用者の外陰部に密接して配置し、そこでトップシート２４の体側表面２４Ａから体からの流体を引き寄せることができる。スリット２３３の模様は体からの流体を長手方向に向けさせる作用をし、コア２２８の吸収容量を完全に使用するようにする。図５はその離された位置にある吸収構造２２０を示しており、中央三部分２３１が下にある構成要素からどのように離れるかを説明している。本発明の別の吸収構造２２０の離された部分が、上部プライ２２８Ｕの高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）のために好ましい実施例より大きな高さ有する一方、この別の実施例は、上部プライ２２８Ｕの中央三部分２３１が単一プライの薄片のみを備えるので、着用者の身体の形状に親密に従う。表２に示すように、この別の実施例の持ち上げは、図１０と図１１に示した持ち上げ試験装置の位置１および２において、先行技術の吸収体の持ち上げより少なくとも５0％大きい。表２位置におけるミリメートルの持ち上げ製品１２３１００％プレストレッチの本発明の好ましい実施例２３１７１８１００％プレストレッチの本発明の第１の別の実施例１９１２８ＷＯ９５／２０９３１の吸収体＊１０８１２＊ＷＯ９５／２０９３１からのデータ上記のように、位置１および２は着用者の腟口と会陰に各々対応するものとして考えることができる。これらの結果は本発明のこの別の実施例の優れた身体との適合を明確に説明している。横に伸びているフラップ本発明の第２の別の実施例では、吸収構造２０が更に２つの向かい合ったフラップ（図示せず）を備え、その各々が吸収性コア２８の長手方向縁部２２に隣接して、そこから横に伸びている。フラップは、フラップが着用者のパンティの縁部と腿間に置かれるように、股部で着用者のパンティの縁をくるむように構成される。フラップは少なくとも２つの目的を果たす。第１に、フラップは好ましくは、パンティの縁に沿って二重の障壁を形成することによって、着用者の身体とパンティが月経分泌液によって汚れるのを防止する作用を助ける。第２に、フラップには好ましくは衣服側表面に付着手段が設けられ、フラップをパンティの下に折り返し、パンティの衣類に面する側に取付けることができる。この方法で、フラップは生理用ナプキンを正しくパンティに配置したままにする。フラップはトップシート２４やバックシート２６と同様の材料、薄片、またはこれらの材料の組み合わせを含む様々な材料で構成することができる。更に、フラップは吸収構造２０の本体に付けられる別の構成要素であってもよく、あるいはトップシートとバックシートの延長部を備える（つまり一体である）ことができる。本発明の吸収構造と共に使用するのに適した、あるいは適合できるフラップを有する多数の生理用ナプキンが、１９８７年８月１８日にファンチルバーグ（ＶａｎＴｉｌｂｕｒｇ）に対し発行された米国特許第４，６８７，４７８号；１９８６年５月２０日にファンチルバーグ（ＶａｎＴｉｌｂｕｒｇ）に対して発行された米国特許第４，５８９，８７６号；および１９８６年８月２６日にマッティングリイ（Ｍａｔｔｉｎｇｌｙ）に対し発行された米国特許第４，６０８，０４７号に開示されている。これら特許の各々の記載内容はこれらの特許がここに引用されることにより本願の明細書中に組み込まれる。短縮された下着第３の別の実施例では、本発明は短縮下着５０の形態を取ることができる。このような下着が図６の平面図に示されている。ここに見られるように、下着５０は中央吸収部分５５と延伸性シェル部分６０を備える。短縮下着５０を着用した時、中央吸収部分５５は一対のパンティの股と同じ配置を有する。つまり、中央吸収部分５５が着用者の脚間に置かれ、着用者の外陰部を覆う。シェル部分６０は中央吸収部分５５を支持する助けをし、中央吸収部分５５が着用者の動きの全範囲にわたって優れた身体との接触を維持する助けをする。中央吸収部分典型的な下着の股の機能を果たすことに加えて、中央吸収部分５５は更に体からの流体を受け入れ吸収する。中央吸収部分５５の構成は吸収構造２０に関連して説明したものと実質的に同じである。その結果、中央吸収部分５５を考察する際に、中央吸収部分５５において、上述の吸収構造２０の対応する構成要素と同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号で指摘される。中央吸収部分５５は液体透過性トップシート２４，トップシート２４に接合される液体不透過性バックシート２６，トップシート２４とバックシート２６との間に配置される吸収性コア２８，およびトップシート２４と吸収性コア２８との間に置かれる支持ストリップ３２を備える。更に、中央吸収部分５５は一対の長手方向に伸びるカフス４０と、第２トップシート層２７を備える。中央吸収部分５５が着用者の下着によってではなく、シェル部分６０によって支えられるので、中央吸収部分５５は付着手段３６を必要としない。短縮下着５０のこの部分が図１乃至３に明確に示されており、簡潔さのために更には説明しない。延伸性シェル部分本発明の短縮下着５０の実施例の延伸性シェル部分６０は、中央吸収部分５５を支えて持ち上げる作用をし、中央吸収部分５５が着用者の動きの全範囲にわたって優れた身体との接触を維持する助けをする。シェル部分は、それ自体、少なくとも長手方向に弾力的である（つまり、弾性的な延び可能性がある）。好ましくは、シェル部分は横方向および長手方向に弾性的な延び可能性がある。このような弾性的な延び可能性により、短縮下着５０が様々な身体の形状および寸法に適合し、着用者の身体に対する優れた整合を提供することができるようになる。更に弾性的な延び可能性があるシェル部分６０は中央吸収部分５５と共働して、着用者の動きの全範囲にわたって中央吸収部分５５に対して「ｚ方向」の付勢力を提供する。このような付勢力は中央吸収部分５５を、特に着用者の外陰部との密接な身体接触状態を維持する。好ましくは、シェル部分６０は約１５０（ｇ／ｃｍ）／％と約２００（ｇ／ｃｍ）／％との間の伸び率を提供するように構成される。より好ましくは、伸び率は約１６０（ｇ／ｃｍ）／％と約１８０（ｇ／ｃｍ）／％との間である。伸び率を測定する適切な方法については、下記の試験方法の分野において説明する。特に好ましい実施例では、短縮下着５０が着用するのに快適であるように、シェル部分６０は通気性がある。ここで使用するように、下記の試験方法の分野において説明するように測定され、材料の空気透過率が１平方メートル当たり１分当たり約２５立法フィート（１平方メートル当たり１分当たり約０．７立法メートル）より高い場合、材料は「通気性がある」。好ましくは、シェル部分６０の空気透過率は１平方メートル当たり１分当たり約２２０立法フィート（１平方メートル当たり１分当たり約６．５立法メートル）より高い。より好ましくは、シェル部分６０の空気透過率は１平方メートル当たり１分当たり約３００立法フィート（１平方メートル当たり１分当たり約８．５立法メートル）より高い。シェル部分６０は柔軟で、柔らかな感触で、着用者の皮膚に対して刺激的ではないものである。適切なシェル部分６０は、シェル部分６０が必要な伸び率を有する限り、織布材料、編み物材料、または不織布材料、またはそれらの組み合わせから製造されてよい。例えば、シェル部分６０は少なくとも一部のストランド材料が弾性的な延び可能性があるストランド材料（例えば、ヤーン）から編まれた材料を備えていてよい。しかし、好ましくは、シェル部分６０は不織布材料と弾性的な延び可能性がある部材の弾性的な延び可能性がある積層体を備える。不織布材料と弾性的な延び可能性があるフィルム材料の積層体がシェル部分６０としての使用に適している一方、シェル部分６０の好ましい積層体は不織布材料と弾性的な延び可能があるストランド材料もしくは弾性的な延び可能性があるスクリム材料を備える。このような積層体が好ましいのは、それらが通気性がある一方、弾性的な延び可能性があるフィルム材料を備える積層体は通気性がないからである。図６に示すように、シェル部分６０は好ましくは一対の弾性前部ストラップ６１Ｆと、一対の弾性後部ストラップ６１Ｒを備える。各ストラップはその端縁２１に隣接して吸収部分５５に接合される近位縁部を有する。更に、各ストラップ６１は、図８に見られるように、着用者の腰まわりを包む遠位縁部を有し、前部ストラップ６１Ｆが後部ストラップ６１Ｒに接合されると、シェル部分６０が中央吸収部分５５を支えることを保証する。前部ストラップ６１Ｆが図７の断面図に示されている。後部ストラップ６１Ｒの断面図も同じである。図７に見られるように、ストラップ６１Ｆは第１と第２の織物部材６２、６４を備え、シェル弾性部材６６がそれらの間に配置され、弾性的に伸ばされた状態で織物部材に接合される。第１と第２の部材６２、６４は、特別な必要がある場合、異なる材料を備えることができるが、好ましくは同じ材料の別々の薄層を備える。各ストラップ６１はカフス４０を作成するために使用されたものと同様の方法で作成される。つまり、シェル弾性部材６６をその緩和された長さの少なくとも約１００％から約４００％まで、好ましくは約１５０％から約３５０％まで、より好ましくは約２５０％まで引き延ばす。引き延ばしたシェル弾性部材６６を次に第１の織物部材６２の上に置き、そこに接合する。次に第２の織物部材６４を第１の織物部材６２と引き延ばしたシェル弾性部材６６の上に置き、業界で公知の手段（図示せず）を使用してそこに接合し、積層体を形成する。例えば、バックシート２６を吸収性コア２８に接合するために上記において説明したような接着剤手段を使用することができる。各ストラップの遠位縁部を次に端縁２１に隣接する中央吸収部分５５に接合する。シェル弾性部材６６の適切な材料は、ストランド，リボン，フィルムまたは複合材料を含む。特に好ましいのはストランドであり、好ましくは各ストリップ６１に対して５ストランドである。ストランドはどのような適切なエラストマー材料のものであってもよい。１つの適切な材料は、デラウエア州ウィルミントン（Ｗｉｌｍｉｎｇｔｏｎ）のデュポン社（ＤｕＰｏｎｔ）から入手できるリクラ（ＬＹＣＲＡ）等のスパンデックスである。好ましいリクラは約３７６０のデシテックス（ｄｅｃｉｔｅｘ）を有する。第１と第２の織物部材６２，６４は同じか、または異なる材料を備えることができる。好ましくは、第１と第２の織物部材６２，６４は同じ材料を備える。適切な材料は、着用者の快適さのために、快適な風合い（ｈａｎｄ）と充分な多孔度を有する織布および不織布材料を含む。特に好ましいのは不織布材料である。適切な不織布材料は、支持ストリップ３２に関して上記において説明したヴェラテック社（Ｖｅｒａｔｅｃ）からのＤＥ６９５７である。更に、シェル部分６０はその上に配置されるストラップ付着手段６８を備える。このようなストラップ付着手段６８は、ストラップ６１Ｆ、６１Ｒが着用者の腰を包み、それによって着用者の外陰部に対して中央吸収部分５５を支えるように、ストラップ６１Ｆ、６１Ｒの遠位縁部を互いに接合するために使用される（本発明の短縮下着５０の実施例は図８において使用中の状態で示されている）。このような付着手段は、接着剤固定システム，粘着固定システムおよび機械的固定システムを含む、当業者に公知の付着手段を備えることができる。特に好ましい付着手段６８は雄構成要素（つまり、係合構成要素）と雌構成要素（つまり、受け入れ構成要素）を備える機械的固定システムである。ここで使用される、用語「雄構成要素」は、フック等の係合構成要素を有するストラップ付着手段６８の部分を指すために使用される。ここで使用される、用語「雌構成要素」は、雄構成要素によって係合されるストラップ付着手段６８の部分を指すためのものである。雄固定構成要素は従来の市販されているフック材料を含んでよいが、このような従来のフックに制限されない。例えば、係合構成要素はフック，「Ｔ字」，マッシュルーム，プロング（ｐｒｏｎｇｓ），または他の形状のような業界で公知のどのような形状をも有することができる。更に、雄構成要素は広範囲の材料から製造されてよい。適切な材料は、ナイロン，ポリエステル，ポリプロピレン，またはこれらの材料または他の材料の組み合わせを含むが、それらに制限されない。１つの適切な雄構成要素はミネソタ州セントポール（Ｓｔ．Ｐａｕｌ）のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社（ＭｉｎｎｅｓｏｔａＭｉｎｉｎｇａｎｄＭａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇＣｏｍｐａｎｙ）から「スコッチメイト（ＳＣＯＴＣＨＭＡＴＥ）」ブランドＮｏ．ＦＪ３４０２の名称で市販されているもののような織布バッキングから突出する多数の造形された係合構成要素を備えていてよい。別の適切な雄構成要素は１９８９年７月１１日にシー・エル・スクリップス（Ｃ．Ｌ．Ｓｃｒｉｐｐｓ）に対して発行された米国特許第４，８４６，８１５号に記載されている。他の適切な雄構成要素およびその作成方法は、１９９１年１０月２２日にトーマスその他（Ｔｈｏｍａｓ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第５，０５８，２４７号；１９９２年５月２６日にトーマスその他（Ｔｈｏｍａｓ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第５，１１６，５６３号；１９９３年１月１９日にトーマスその他（Ｔｈｏｍａｓ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第５，１８０，５３４号；および１９９３年７月２７日にトーマスその他（Ｔｈｏｍａｓ，ｅｔａｌ．）に対し発行された米国特許第５，２３０，８５１号に記載されているプロングである。これら特許の各々の記載内容はこれらの特許がここに引用されたことにより本願の明細書の記載中に組み込まれる。雌構成要素はこのようなフックおよびループ固定システム用に公知の市販されているループ材料を含むことができるが、このような材料に制限されない。適切な雌構成要素は、網状化フォーム（ｒｅｔｉｃｕｌａｔｅｄｆｏａｍ），ニットファブリック（ｋｎｉｔｔｅｄｆａｂｒｉｃ），不織布材料、およびニューハンプシャー州マンチェスター（Ｍａｎｃｈｅｓｔｅｒ）のベルクロＵＳＡ（ＶｅｌｃｒｏＵＳＡ）が販売しているベルクロブランド（ｖｅｌｃｒｏｂｒａｎｄ）のループ材料のようなステッチボンドループ材料（ｓｔｉｔｃｈｂｏｎｄｅｄｌｏｏp）を含む。適切な雌構成要素はサウスカロライナ州スパータンバーグ（Ｓｐａｒｔａｎｂｕｒｇ）のミリケン社（ＭｉｌｌｉｋｅｎＣｏｍｐａｎｙ）が販売しているステッチボンドファブリックＮｏ．９７００２６である。着用者は中央吸収部分５５を脚の間に置き、向かい合った一対のストラップ６１Ｆ，６１Ｒを第１の腰まわりに引き寄せ、ストラップ付着手段６８を使用してその遠位縁部を接合し、残りの向かい合った一対のストラップ６１Ｆ，６１Ｒを他方の腰まわりに引き寄せ、同様にその遠位縁部を接合することによって、本発明の短縮下着５０を使用するであろう。短縮パンティ１５０の別の構造が図９に示されている。当業者なら、このような別の構造に対する重要な性能基準は、それが中央吸収部分１５５を支えて持ち上げ、着用者の動きの全範囲にわたって優れた身体との接触を維持する助けをすることであることを認識するであろう。図９に見られるように、シェル部分１６０は前部１６２と後部１６４を備える。前部１６２は一対の「ビキニ」ショーツの前部パネルの形状に類似する形状を有する。このような形状は着用者の身体を付加的に覆うする（つまり、短縮パンティ１５０を着用した時、付加的な行動の自由を提供する）。後部１６４は「Ｔ」字形の輪郭を有する。腰付着手段１６６を使用して、前部シェル部分１６２を後部シェル部分１６４に接合した時、「Ｔ」１６５の棒部分が腰ひもの後部を形成する。「Ｔ」の有立部分が持ち上げ力を着用者の臀部の溝を通るように向け、着用者の会陰に対する密封を改良するという付加的な利点を提供する。当業者なら、中央吸収部分が優れた身体との接触を保つために充分な支持を提供する限り、シェル部分の付加的な実施例も可能であることを認識するであろう。試験方法持ち上げ試験概論この試験は密接な身体との接触を達成するために、吸収体が隣接して適合しなければならない女性の身体の様々な領域をほぼ近似するように造形された持ち上げ測定試験装置の使用を含む。持ち上げ測定試験装置は、装着中に着用者の下着の股が接触する着用者の身体の部分を近似するためのものである、湾曲した２個のプレクシグラス（ＰＬＥＸＩＧＬＡＳ）を備える。該装置は着用者の陰唇間の空間および着用者の臀部間の裂け目（臀部の溝）を近似するためのものである、長手方向に向けられたスリット状の開口部を含む。吸収体の両端をクランプに取付け、女性のパンティを着用者の身体に引き上げた時に発揮される力を擬態するようにクランプを調整する。吸収体の中央がスリット状の開口に押し入る距離を測定して、身体との接触を相対的に測定する。装置持ち上げ測定装置持ち上げ測定試験装置は図１０から１５に示されるように、６片のプレクシグラスを備える。持ち上げ試験装置１００は内側表面１００Ａ，外側表面１００Ｂ，前部１００Ｃ，および後部１００Ｄを有する。プレクシグラス片は２つの同じ１／４インチ厚みのアーチ形片１０２と１０４を含み、それらは１５０ｍｍの高さＨ、１３５ｍｍの幅Ｗ、図１０乃至１２に示すように当接関係に組み立てられた時３００ｍｍの長さＳ、および１５０ｍｍのアーチ形片の内側表面の曲率半径Ｊ（図１２に図示）を有する。一対の方形のプレクシグラス支持脚１０６が、図１０に示すように、アーチ形のプレクシグラス片の側面に装着される。アーチ形片の底部１０８を試験装置１００を置くテーブルの少なくとも２０ｍｍ上に保持するように、支持脚１０６は、アーチ形片に対して垂直に装着される。アーチ形片１０２と１０４は、一対のヒンジ１１０によって接続され、それはアーチ形片を９０°開くことができるようにする。アーチ形片１０２、１０４は閉じられた時、磁石１１２によって試験装置の横方向中心線Ｒにおいて共に保持される。アーチ形片は（アーチ形片の外側表面１００Ｂの曲率に沿って測定して）８・３／８インチ（２１２ｍｍ）の長さの長手方向に向けられたスリット状開口（または「スリット」）１１４を有し、スリットは試験装置の部分１００Ｃの前部（装着者の体の前部を示すことが意図される装置の部分）の最も近くに置かれたスリットの部分１１４Ａにおける６ｍｍから、装置の後部１００Ｄの最も近くに置かれたスリットの部分１１４Ｂにおける１９ｍｍまで、幅が線形に変化する。アーチ形片の上面におけるより下面１００Ｂにおいてスリットの幅が広くなるように、スリット１１４を囲むプレクシグラスの部分は４５°の角度で傾けられる。スリット１１４の両端は丸められる。アーチ形片はスリットの長手方向中心線に沿って方位付けられる、スリット１１４の前部と後部に付加的な通路を有有する。これらの通路は、スリットに対するクランプの位置を調節するためにクランプ１１８を保持するボルトが滑動することができる機構を提供する。アーチ形片１０２と１０４にはテープ１１６が設けられ、クランプ１１８に吸収体の両端を締めるための適切な位置を示すために、しるしを該テープに付けることができる。試験装置の前部アーチ形片１０２には、また着用者の大陰唇を表わすことが意図されている、一対の三次元に湾曲したプレクシグラス片１２０が設けられる。湾曲した片１２０は図１１乃至１３に示す輪郭と、下記の表３に示す寸法を有する。湾曲した片はスリットを中心にして置かわ,表３に記載するように（中心で）３６ｍｍ離して配置され、その後端縁１２０Ｂは、表３に記載された８°の角度ｇによって規定された第１のアーチ形プレート１０２の後端縁から間隔を開けて配置される。表３-湾曲片の寸法次元（ｄｉｍｅｎｓｉｏｎ）寸法（ｓｉｚｅ）（ｍｍ）ａ７ｍｍｂ１６ｍｍｃ３３° ｄ１６ｍｍｅ６ｍｍ（半径）ｆ３６ｍｍｇ８° 重量３１４グラムの全重量をサンプルの上に置くために充分な重量（（後述する）クランプの重量を含む）。クランプちょうナット付きボルトを使用して吸収体を試験装置に固定するために、２つのばねで荷重される、指で操作される２インチ（５ｃｍ）幅のクランプ（ノースカロライナ州ステーツビル（Ｓｔａｔｅｓｖｉｌｌｅ）のハント・マニュファクチュアリング社（ＨｕｎｔＭａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇＣｏ．）が製造しているボストン（Ｂｏｓｔｏｎ）Ｎｏ．２クリップ）。ピン室高さ測定（ＰｉｎＣｈａｍｂｅｒＣａｌｉｐｅｒＭｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ）添付図面の図１１の装置に従って構成される。手順試験の開始前に吸収体の衣類に面する側の接着剤留め具を覆っている剥離紙を取り除き、また試験結果に対する留め具の影響を最小にするために、接着剤留め具にタルク（ｔａｌｃ）を振りかけること等により留め具を覆う。（別記しない限り、これは本明細書に記載する全ての試験手順に当てはまる。）吸収体の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）をまず測定する。２回の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）測定を行う。吸収体の最大幅の点における高さを測定する。吸収材料を含む最小高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）を有する吸収体の部分（つまり、最小高さ（ｃａｌｉｐｅｒ））の測定も実施する。最大と最小の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）を備えた吸収体部分の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）が測定されることを保証するために、吸収体全体にわたって異なる場所で充分な数の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）測定を行うことによって、最大と最小の高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）を決定する。次に、３１４グラム力（または所望の他の力）の下で吸収体が伸びる量を測定する。これは、試験する異なる形式の各々の吸収体に対して試験装置を較正するために実施する。高さ（ｃａｌｉｐｅｒ）測定のために使用した吸収体を捨て、この測定のために別の吸収体を分離する。第２の吸収体サンプルを、吸収体２０の身体に面する側２０Ａを図１４Ａに示した試験装置のアーチ形のプレクシグラスプレートの外側表面１００Ｂに隣接させて置く。吸収体本体の前方または後方に偏ったフラップまたはサイドラッピング成分が吸収体に設けられていない限り、試験装置の横方向中心線Ｒに対して縦方向の中心に吸収体を置く。吸収体が偏ったフラップを有する場合、フラップ（またはサイドラッピング成分）の横方向中心線が試験装置の横方向中心線Ｒと一致するように、吸収体をアーチ形プレートの中心に置く。クランプのジョー（ｊａｗ）の縁が試験装置の横方向中心線Ｒから１５０ｍｍ間隔を開けて配置されるように、試験装置の前部１００Ｃのクランプ１１８を設定する（試験装置の内側表面１００Ａの曲率に沿って測定して）。試験装置の後部１００Ｄのクランプ１１８は初期には、（試験装置の後部に向かって）装置の横方向中心線Ｒから同じ距離を開けて配置される。吸収体の各端のために一片のテープを準備する。テープはミネソタ州セントポール（Ｓｔ．Ｐａｕｌ）のミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング社（ＭｉｎｎｅｓｏｔａＭｉｎｉｎｇａｎｄＭａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇＣｏｍｐａｎｙ）から入手できる３Ｍマスキングテープの折り畳まれた１インチ幅のストリップを備える。図１５に示すように、所望の全長にまで伸び、一端において１インチ（２．５４ｃｍ）×１／２インチ（１．３ｃｍ）の接着剤領域を除いて覆われるされるように、該ストリップを長さ方向に折り返す。テープは異なる長さを有する吸収体に対して結果を等しくし、異なる長さおよび吸収体の衣類側の留め具の位置の影響を打ち消すために使用される。テープの第１の折返し片は、後述する方法で、その露出した接着剤部分を吸収体の前端に貼り付けることができ、テープの他端が、吸収体を試験装置の中心の置く一方で、試験装置の前部においてクランプによって把持（ｇｒｉｐｐｅｄ）されることができるように充分長い長さに作られる。テープの第１の折返し片の端を、吸収体の衣類に面する側に付着させる。吸収体の長手方向中心線に沿って中心に置かれるように、露出した接着剤を有するテープの端を吸収体に付着させる。クランプ内に入るテープの端に最も近い露出した接着剤部分の端は、図１５に示すように、吸収体の衣類に面する側の留め具の最も長手方向に離れた縁と整列する。吸収体の衣類に面する側に留め具が設けられていない場合、吸収体の吸収材料の端縁にかぶさる衣類に面する側の部分から内側に同じ距離だけ、テープの第１片の露出した接着剤部分を吸収体の衣類に面する側に付着させる。このように、図１５では、線ｕが吸収体の留め具の端縁または吸収材料の端縁のいずれかを表わしている。テープの第２の折返し片を、テープの第１片と同じ方法で、吸収体の衣類に面する側に貼り付け締付ける。テープ片の他端を、試験装置に隣接する端においてクランプ１１８で把持する。試験装置の前部１００Ｃのクランプ１１８上のナットを締付ける。試験装置の後部１００Ｄのクランプ１１８上のナットは、自由に滑動できるように緩めたままにしておく。重り１２４を試験装置の後部（ナットが緩められている場所）において、吸収体の端でクランプ１１８から吊す。（重り１２４を保持する短い長さのワイヤ１２２が、図１４Ａに示すように、試験装置の後部１００Ｄの部分と接触するかもしれないが）重りを自由にぶらさげる。重りは落ちてもいけないし、パッドを自由にぶらさげた時、重りに突然の力が負荷されるべきでもない。５秒の期間が過ぎた後、試験装置の後部１００Ｄにあるクランプのナットを締める。試験装置の後部にある吸収体の端の重りは吸収体に伸び力を負荷するので、吸収体はクランプ間で直線路を形成しようとする傾向がある。この時点で、吸収体は吸収体が試験条件の下で達成することができる限りスリット内の密接な接触へと動くであろう。試験装置１００がその支持脚１０６の上にあるように、試験装置１００の表側を上に向ける。次に、ピン室高さ測定（ＰｉｎＣｈａｍｂｅｒｃａｌｉｐｅｒｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ）装置を使用して、アーチ形プレートの外側表面１００Ｂ（基準線）から、スリット内で吸収体が立ち上がった距離を測定する。ピン室１２８は、装置全体に一列に配置され複数の狭い（１．１ｍｍ直径の）間隔を開けて配置された垂直に向けられた軽量（２８．４ｍｇ）のピン１４６を有するケースを備える。ピンは垂直方向に動くことができる。ピン室ケースは前後にガラス窓を有し、ピン室の使用時に、ピンの高さを観察できるようになっている。試験装置に吸収体を置く前に、ミリメートルの増分で印が付けられた定規１４８をピンの側面に沿って配置する。ピン室が試験装置をまたぐように、ピン室を試験装置の上に配置する。アーチ形プレートの底面にピンが落ちた距離を決定するための測定を所望の位置の各々において行う。これらの測定は、試験用の基準線値として作用する。次に、吸収体を適所に置いて、ピンをそっと下げることにより、ピンが基準線の上または下に落下した距離を測定する。数本のピンが様々な位置でスリットの縁部間で落下できるように、スリットが充分な幅のものであることに注意すべきである。ピンの落下が発生すると、読みを取るのは最高のピンのものである。試験装置の横方向中心線Ｒの前方に４７ｍｍ間隔を置いた点において、最初の測定を行う。この距離は着用者の身体の陰唇部分に対応するためである。（この４７ｍｍの距離、および次の２つの距離測定は試験装置の内側表面１００Ａの曲率に沿って測定する。）第２の測定は、試験装置の横方向中心線の後部に対して１７ｍｍ間隔を置いた点で行う。これは着用者の会陰に対応するためである。第３の測定は、試験装置の横方向中心線の後部に対して７０ｍｍ間隔を置いた点で行う。これは着用者の「臀部の溝」に対応するためである。これらの値を記録する。前述の手順を３つの代表的な吸収体の全部に対して繰り返す。得られた３回の測定値を平均して、各々の位置における吸収体の持ち上げに対する値を提供する。伸び率（ＳｔｒｅｔｃｈＭｏｄｕｌｕｓ）意義本方法は弾性的な延び可能性がある材料により着用者の身体に発揮される力に匹敵する力を測定するためである。方法ＩＮＤＡ（不織布ファブリック業協会：ＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎｏｆＮｏｎｗｏｖｅｎＦａｂｒｉｃＩｎｄｕｓｔｒｙ）の基準試験１１０．１−９２に記載されている方法が適している。以下の設定条件を使用する：ゲージ長：６インチ（５．０８ｃｍ）。６インチ（５．０８ｃｍ）のゲージ長に適さない長さを有するサンプルについては、サンプルを引張り試験機にしっかりと取付けるのに必要なゲージ長を測定して、記録する。パーセント伸びを以下のように計算する：％伸び＝（ジョーの分離−ゲージ長）／（ゲージ長）クロスヘッド速度：２０インチ／分（５０．８ｃｍ／分）引張り試験機および荷重セルタイプ：マサチューセッツ州カントン（Ｃａｎｔｏｎ）のインストロン社（ＩｎｓｔｒｏｎＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できる、予想される力範囲にとって適切なモデル５５６４が適切である。サンプル幅：１インチ（２．５４ｃｍ）。１インチ（２．５４ｃｍ）幅と異なるサンプルに対しては、サンプル幅を測定し、測定された幅に対する１インチ（２．５４ｃｍ）の比によって測定力を調節する。サンプル寸法：被試験材料につき少なくとも３個のサンプル計算力₄₀：４０％の伸びにおける力（グラム／インチまたはグラム／ｃｍ）力₆₀：６０％の伸びにおける力（グラム／インチまたはグラム／ｃｍ）伸び率（ＳｔｒｅｔｃｈＭｏｄｕｌｕｓ）＝（力₆₀−力₄₀）／０．２０（（ｇ／インチ）／％または（グラム／ｃｍ）／％）伸び率に対する平均と基準の偏差を報告する。空気透過率意義本方法は材料を横切る限定された圧力降下における、材料を通る空気流を測定するためである。装置ニューヨーク州アルバニー（Ａｌｂａｎｙ）のアルバニー・インターナショナル・コーポレーション（ＡｌｂａｎｙＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から入手できる、空気透過率テスター。サンプル準備１．サンプルを約４インチ×４インチ（１０ｃｍ×１０ｃｍ）の四角に切断する。方法製造業者の指示に従って、空気透過率テスターを操作する。そこに記載されている操作手順を以下に簡単に要約する。１）サンプルを充分にぴんと張って引き伸ばし、外部オリフィスプレートの上に装着し、空気流を妨げるか、もしくはゆがめるかもしれないゆがみを取り除く。サンプルがあまり開かれていない側を有すると決定した場合は、あまり開かれていない側を装着プレートに向けて装着する。２）被試験サンプルに対して適度の空気流を提供するために、適切な内部オリフィスを決定する。サンプルを評価するために使用したオリフィスプレートの数を記録する。３）内部オリフィスを通して０．５インチの水（１．２７ｃｍの水）の圧力低下を提供するためにファンモーター速度を調節する。４）サンプルを横切る圧力低下を記録する。計算および報告製造業者が提供する表を使用して、オリフィスプレート数とサンプルを横切る圧力低下により、サンプルを通る空気流を決定する。評価した各サンプルに対する平均と基準の偏差を報告する。本説明を通じて述べた全ての特許、特許出願（およびそれに対して発行された特許、および対応する公開外国特許出願）、および刊行物の記載内容はこれらがここに引用されたことにより本願の明細書中に組み込まれる。しかしながら、引用されてここに組み込まれた文書のいずれも本発明を教示もしくは開示していないことを明示して認めるものである。本発明の特定の実施例について図示し説明してきたが、当該技術分野に習熟している人達には発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の変更や修正を実施できることが明らかであろう。従って、本発明の範囲内にあるこのような変更や修正の全てを、添付の請求項においてカバーすることを意図している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者アール、ニコラス・アルバートアメリカ合衆国、オハイオ州 45247、シンシナチ、ベンヒル・ドライブ 3736 (72)発明者マクフォール、ロナルド・レイアメリカ合衆国、オハイオ州 45069、ウエスト・チェスター、ホワイトヒル・レーン 8253 (72)発明者オズボーン、トーマス・ワード・ザ・サードアメリカ合衆国、オハイオ州 45224、シンシナチ、デーンビュー・ドライブ 400

Claims

【特許請求の範囲】１．女性の着用者により排出された体からの流体の吸収の為の使い捨て吸収構造であって、使い捨て吸収構造は、長手方向を規定している長手方向中心線、横方向を規定している横方向中心線、長手方向に向けられている側縁、そして横に向けられている端縁を有しており、ここにおいて上記側縁及び上記端縁が上記吸収構造の周辺を規定しており、上記吸収構造は：長手方向に向けられている側縁及び横に向けられている端縁を有していて、上記側縁は上記吸収構造の上記側縁と並置されていて、上記端縁は上記吸収構造の上記端縁と並置されている、液体不透過性バックシート；上記バックシート上に置かれて上記バックシートに接合されていて、長手方向に向けられている側縁と横方向に向けられている端縁とを有しており、ここにおいて上記上記バックシートの上記側縁及び上記端縁が吸収性コアの上記側縁及び上記端縁から外に延出している、吸収性コア；上記吸収性コアの上に置かれ、長手方向に向けられている側縁と横に向けられている端縁とを有しており、ここにおいて上記側縁と上記端縁とが上記吸収性コアの上記側縁と上記端縁とから外側に延出しているとともに、上記周辺のまわりで上記バックシートに接合されて上記吸収性コアを囲んでいる、液体透過性トップシート；を備えており、上記使い捨て吸収体は更に、上記吸収性コアと上記トップシートとの間に配置され、横方向に向けられた端を有している弾性的に延びが可能であるとともに長手方向に向けられている支持ストリップを備えており、ここにおいて、上記支持ストリップが上記支持ストリップの少なくとも一部と上記トップシートの少なくとも一部とを上記吸収性コアから垂直に分離させる弾性収縮力を提供するように、上記支持ストリップの上記端が上記吸収構造の上記端縁に隣接して上記吸収性コアに接合されている、ことを特徴としている。２．下着内に着用するための吸収体であって、上記吸収体は持ち上げ試験装置の第１の位置において約１９ｍｍより大きな持ち上げを有しており、上記試験装置は底にスリットを伴っているアーチ形プレートで構成されていて、スリットは２１２ｍｍの長さであって、前における６ｍｍから後における１９ｍｍまで線状に幅が変化し、上記第１の位置は上記試験装置の横方向中心線の前方４７ｍｍに配置されており、上記吸収体はそれが上記試験装置中に挟持された時に上記持ち上げを有しており、３１４グラムの重さが上記試験装置の後において吸収体の端に負荷される。３．請求項１に従っている使い捨て吸収構造においては、前記支持ストリップが弾性部材を備えており、好ましくは上記弾性部材が弾性スクリム材料及び弾性ストランド材料より成る群から選択されている。４．請求項１乃至請求項３のいずれか１項に従っている使い捨て吸収構造においては、前記支持ストリップが不織布材料の少なくとも１プライの積層を備えており、好ましくは、上記不織布材料が毛羽立てられている不織布材料及びスパンボンドされている不織布材料、そして弾性部材から成る群から選択されている。５．請求項１，３または４のいずれか１項に従っている使い捨て吸収構造においては、前記吸収構造が更に、１対の横方向に対向していて長手方向に延出しているカフスを備えており、カフスは前記トップシートの側縁の各々に隣接して前記トップシートに配置されている。６．請求項１，３または４のいずれか１項に従っている使い捨て吸収構造においては、前記吸収性コアの少なくとも一部もまた前記吸収性コアの残りの部分から垂直に分離するように、前記支持ストリップが更に前記吸収性コアに接合されており、好ましくは前記吸収性コアが第１プライと第２プライを備え、ここにおいて上記第１プライは上記第２プライ上に横たわり、上記第１プライにはスリットのパターンが設けられ、スリットの上記パターンが上記第２プライに対する上記第１プライの垂直分離を容易にしている。７．請求項１に従っている使い捨て吸収構造においては、上記トップシートにそれを介して流体を引き寄せるための処理が施され、好ましくは上記処理は好ましくはフロック加工を備えている。８．女性の着用者により排出された体からの流体の吸収の為の使い捨て吸収構造であって、上記使い捨て吸収構造は長手方向を規定している長手方向中心線と横方向を規定している横方向中心線とを有しており、上記吸収構造は：上記吸収構造の為の周辺を規定している、長手方向に向けられた側縁及び横方向に向けられた端縁を有している液体不透過性バックシート；上記バックシート上に置かれて上記バックシートに接合されていて、長手方向に向けられた側縁と横方向に向けられた端縁とを有しており、ここにおいて上記バックシートの上記側縁と上記端縁が吸収性コアの上記側縁と上記端縁から外側に延出している、吸収性コア；上記吸収性コアの上に置かれていて、長手方向に向けられた側縁と横に向けられた端縁とを有しており、ここにおいて上記側縁と上記端縁が上記吸収性コアの上記側縁と上記端縁から外方に延出しているとともに上記周辺のまわりで上記バックシートに接合されて上記吸収性コアを取り囲んでいる、液体透過性トップシート；を備えており、上記使い捨て吸収構造は更に、上記吸収性コアと上記トップシートとの間に配置され、横方向に向けられた端を有している弾性的の延びが可能であるとともに長手方向に向けられている支持ストリップを備えており、上記支持ストリップは、それらの間に置かれている弾性部材を伴っている２プライの不織布材料の積層体を備えており、ここにおいては、上記支持ストリップの少なくとも一部及び上記トップシートの少なくとも一部を上記吸収性コアから垂直に分離させる弾性収縮力を上記支持ストリップが提供するように、上記支持ストリップの端が上記吸収構造の上記端縁に隣接して上記吸収性コアに接合されている。９．請求項８に従っている使い捨て吸収構造においては、不織布材料の前記２プライが第１の不織布材料を備えている第１プライと第２の不織布材料を備えている第２プライを備えており、好ましくは上記第１の不織布材料が毛羽立てられている不織布を備えているとともに上記第２の不織布材料がスパンボンドされている不織布を備えており、そして上記弾性部材が複数の弾性ストランドを備える。