JP2000503789A - 電子オークション情報の処理及び伝送方法及びそのシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 オークションを実施するために人間のオークショニアを利用することなく、様々なフォーマットで対話形式のオークションを複数の人で行うためのシステム及び方法。このシステムは、好ましくはソフトウェアとして実行される。このシステムによれば、一群の入札者がコンピューター又は通信ネットワーク上で対話形式でビッドを提示することができる。これらのビッドはシステムに記憶され、入札者には常に最新オークション状況の情報が伝えられる。システムは、オークションへのさらなる入札を適当な時に締め切り、オークションの結果として、落札者及び落札失敗者へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】 電子オークション情報の処理及び伝送方法及びそのシステム発明の背景 １.発明の分野 本発明は、一般的に電子的商業活動に関し、より詳細には電子ネットワーク上 で対話型オークションを行うことに関する。 ２.関連技術の説明 オークションは通常、オークション会場に実際に集まった入札者の集合の形態 をとって行われる。美術品、コイン、アンティーク等の高価でコレクション性の 高い商品を扱うオークションを行う場合には、予め商品のカタログを用意し、オ ークション会場に集まる前に前もって関心を寄せる人々に配布して、実際に参加 した人々によって入札が行われることが多い。家財や不動産等、もっと普通の商 品のオークションの場合には、関心を持った入札者が指定日時に指定場所に行き 、関心のある商品を入札するという簡単なものである。 入札者が実際に出席することを要する伝統的なオークションでは、競売のため にロットに分けられた商品を、オークション開催地で入札者が観察し、落札者が商 品を持ち帰ることができるようにしなければならないという欠点がある。多くの 商品では、目録記載商品を出所に置いておき、オークションの最後に落札者の元 へ購入商品を搬送する方が、買い手にとっても売り手にとっても遥かに簡単であ る。さらに、実際のオークションには、一度に一つの商品しか売りにかけること ができないという欠点がある。オークショニアは与えられたロットについて会場 でビッドを競り上げていき、最も高い入札値が受け入れられると、ロットを閉じ 、次のロットを開始する。許された時間内に複数 のロットを同じグループの人々に対して同時に売りにかけることができないので 、この周期的な手続きを集まった人々に許された限られた時間内に行うこと自体 に限界がある。 入札要件の変更により、伝統的なオークションが入札者にとってより便利にな っている。多くのオークション会社では、入札者がオークションに先立ってビッ ドを提示することを認めている。先行入札は入札者に便利なように郵便によって 行われ、入札者はオークションに実際に出席する必要はない。また、電話やファ ックスの導入により、入札者は、オークションの進行中にリアルタイムに近い条 件でビッドを提示することができるようになった。このような技術により、入札 者はオークションに実際に出席しなければならないという束縛から解放され、時 間と旅費を節約することができるようになった。このような技術を伝統的なオー クションの形式に取り入れるために、オークション会社の代理人達は顧客から電 話やファックスによってビッドを受けて、この新たなビッドをオークショニアに 伝える。同様に、代理人達は、最新の上位ビッド等の最新の入札項目の情報を電 話による入札者へ中継することもできる。 郵便やファックスによる入札者は、会場から若しくは電話で受けられた対抗ビ ッドに素早く反応してビッドを競り上げるチャンスがないので、郵便またはファ ックスによるビッドの提示は、直接または電話による提示と比べるとかなり不利 である。さらに、電話で入札すれば、入札者は旅費や不便さから逃れることがで きるが、伝統的なオークションは、多くの遠隔地の入札者にとって不便な時間帯 に設定されていることがある。また、代表的な一回のオークションで販売される 商品つまりロットの数は多く、数千にも上ることがあるので、電話による入札者 にとって、関心のある数種のロットが売りに出されるとき に出席できるように、回線を２〜８時間も接続したままにしておくことは実用的 ではない。電話による入札者が関心を寄せているロットが、長々と続く伝統的オ ークションの時間中に散在していることもある。全世界に存在するであろう潜在 的顧客にとって、電話による入札への関心は、時差のせいでさらに低くなってい る。 物理的なオークションにおけるこのような全ての制限及び欠点は、電話または ファックスによる入札が可能であっても、多くの入札者の参加意欲を低下させる こととなり、最終的には売り値が低下し、オークショニア及び売り手にとって経 済的損害となる。 電子メール（Ｅメール）を使ってインターネット上で行われる電子オークショ ンは、より伝統的な物理的オークションと比較して幾分新たな境地を開拓してい る。Ｅメールオークションでは、オークションのカタログは入札に関心がある人 々に電子的にメールで送られる。その後、入札者は各ロットについてビッドをＥメ ールでオークショニアに提示する。オークショニアは電子メールのビッドを読ん で、ビッドのデータベースへ入力する。オークションが終了すると、オークショ ニアは、落札者に通常電子メールで通知をし、商品を発送する。 Ｅメールオークションにはいくつかの欠点がある。まず、オークションカタロ グを準備し、電子メールのビッドを読んで処理するために、人間のオークショニ アが必要である。大きなオークションの場合、これは多大な労力を要する。第二 に、入札者に対し、多数の品目について最新の上位ビッドを更新し続けることは 困難である。インターネット等のほとんどの大きなパブリックネットワーク上の 電子メールは、他の大半のものよりも通信の優先順位が低い。これは、ビッドが オークショニアのところに到着するまでに何時間もかかり、ビッドの更新が入札 者のところに届くまでにも何時間もかかることを意味してい る。第三に、オークションの終了が近づくと、オークショニアは、電子メールの ビッドを読み、これをビッドのデータベースへ入力するのに時間がかかるので、 ビッドの数量によっては、上位ビッドの情報を入札者へ送ることができなくなる 。 最近、Ｅメールオークションでは、商品の説明を知らせ、現在の上位ビッドを 示すために、インターネットのワールド・ワイド・ウェブ（ＷＷＷ）設備を使用 するという革新的適用が行われている。この革新的技術により、ビッドの更新を 入札者へ電子メールで送る必要がなくなるという利点が得られる。また、ＷＷＷ 通信はインターネット上での優先権がずっと高いので、更新されたウェブのペー ジを見るのに、タイムラグが少なくて済む。しかしながら、依然として人間のオ ークショニアは必要であり、電子メールのビッドを手動で処理し、ビッドのデー タベースへ入力し、ワールド・ワイド・ウェブの最新の上位ビッド情報を更新し なければならない。 オークション会社以外の販売会社も、インターネットのワールド・ワイド・ウ ェブ設備を利用して、自社商品の説明を送ったり、商品を設定価格で売りに出し たりしている。これらのシステムは自動化されており、オンラインによる注文書を 顧客に記入してもらうことによって受注することができる。このオーダー情報は システムによって処理され、オーダーデータベースまたは会計システムに入力さ れ、そこで処理される。しかしながら、このようなシステムでは、決められた価 格でしか商品を販売することができず、商品を競り落とすことはできない。また 、ビッド若しくは需要と供給等の他の市場条件に応じて、対話形式によって価格 を大幅に調節することもできない。 証券仲買業者は、何年も前から証券の売買注文の比較に自動取引システムを使 用している。例えばニューヨーク株式取引所のＤＯＴＳ （直接注文取引システム）及びＮＡＳＤＡＱのＳＯＥＳ（小口注文実行システム ）は、完全に電子的に買い手と売り手とを釣り合わせている。しかしながら、こ れらのシステムではオークションを行うことはできない。単に取引の両当事者の 価格基準が一致した場合に、買い注文と売り注文とを組にするのみである。 様々な形態の電子取引に関する米国特許は多数ある。これらの特許は大きく分 けると以下のように分類することができる：（１）オンラインネットワークに関 する特許、（２）オンラインネットワーク上での電子取引に関する特許、及び（ ３）電子的手段による種々の形態の証券取引（例えば、株式、先物取引等）に関 する特許。これらの群のうち、最初の群つまりオンラインネットワークのうち、 米国特許第５，４０６，４７５号「複数の独立加入者を有するデータ処理ネット ワーク(Data Processing Network Having Ａ Plurality Of Independent Subscr ibers)」、同第５，２３５，６８０号「ホストコンピューターと遠隔ディスプレー 端末との間の文字及び画像情報の通信装置及び方法(Apparatus And Method For Communicating Textual And Image Information Between Ａ Host Computer And Ａ Remote Display Terminal)」、同第５，３１０，９９７号「自動注文・配送 システム(Automated Order And Delivery System)」が代表的な先行技術である 。これらの特許は、広域ネットワークを介して中央コンピューターに接続する端 末のシステムについて記載している。しかしながら、これらの特許は、電子取引 や特にオークションの詳細については開示していない。 第二の群つまり電子取引に関する特許では、米国特許第５，２８５，３８３号「 エレクトロニックタイトルを用いて取引を行うための方法(Method For Carryin g Out Transactions Using Electronic Title)」、 及び同第５，２９７，０３１号「市場ブローカーによる注文管理のための方法及 び装置(Method And Apparatus For Order Management By Market Brokers)」が 、電子通信ネットワーク上で取引を行うための種々の手段を記載している。これ らの特許にはまた、コンピューターネットワークの中央コンピューターに接続し ている複数の顧客に対して、売りに出している商品を展示するための種々の手段、 及び買い手が提示価格で商品を購入するという簡単な売買取引を行うための手 段が記載されている。群としては、これらの特許は、電子オークションや単純な 「均一値」売り以外のいかなるセールスフォーマットを行うための手段も開示し ていない。 特に米国特許第４，７８９，９２８号は、実際のオークションの場所から離れ た所にいる入札者から電子ネットワーク上で送られたビッドを競り上げていくた めの手段を開示している。このシステムでは、遠隔地にいる入札者からのビッド を記録すると同時に、実際のオークション会場から遠隔地の入札者の端末へ最新 の上位ビッドを知らせる。しかしながら、この特許は、生きた人間のオークショ ニアの恩恵を受けることなく、特定の条件下でオークションを自動的に終了する ための手段を含む電子的に行うオークションという概念は記載も示唆もしていな い。さらに、この特許は、同時に複数の商品のオークションを行うための手段は 記載も示唆もしておらず、むしろ開示されたシステムは、実際のオークションの連 続的手続きに厳密に従っている。また、このシステムは、一つのロットが上位ビ ッドを提示した一人の人の元へ行くという単純な「最も高いビッドを提示した人 」式のオークションのみを意図している。このシステムでは、複数の商品を含み 、オークションにかけれらた複数の商品にマッチするだけの複数の落札者が存在 するオークションにかけられるロットを取り扱うことは できない。 電子取引に関する特許の第三の群において、証券取引に関する特許である米国 特許第４，４１２，２８７号「証券自動取引(Automated Stock Exchange)」及び 同第５，０７７，６６５号「分配マッチングシステム(Distributed Matching Sy stem)」は、見込み買い手が所定の証券を所定価格で購入する申し込みを提示す るための手段と、見込み売り手が所定の証券を所定価格で売却する申し込みを提 示するための手段とを開示している。これらの自動システムは売り注文及び買い 注文のリストを保持している。ある証券について所定価格での売却申し込みが既 にある場合に、その証券をその申し込みよりも高いか若しくは等しい価格で購入 したいという申し込みがあると、これらのシステムは売り手と買い手とをマッチ させることにより自動的に取引を完了させる。証券業界では「オークション」「 ビッド」という用語を用い、これらの特許でもその用語を開示しているが、実際 には、一組の買い手のビッドを一組の売り手のビッドとマッチングさせる方法に ついて述べているに過ぎない。全ての入札者と売り手にアクセス可能な態様で、 複数の入札者が同時にビッドして、高い売値を達成するという真の意味でのオー クションについては記載されていない。実際にはこれらの特許のシステムでは、 公開売買注文のリストを開示することを含んでいないので、売り手は証券の最高 値を公開して競り上げることができない。代わりに、これらの自動化システムに よって売却される証券の市場価格は、買い手と売り手の両方が適合可能な価格で 注文を提示した、公開買い注文と公開売り注文との間で最後に成立したマッチに 基づいて、上下に変動する。これらのシステムには、真に競争的でオープンな入 札を行う能力はない。 本発明は、人間のオークショニアの助けを借りずに、コンピュータ ーネットワーク上で商品のオークションや値下げ販売を行うための方法及びシス テムを提供することによって、上述した従来技術の欠点を解決するものである。 このシステムは、世界中全ての入札者に対してオープンであり、入札活動を活発 化させることができる。印刷されたオークションカタログに関する費用が、電子 メディアでは最小限で済むので、提示された全ての商品の完全且つ詳細な説明を オンライン上に提示することができる。本発明のシステムにおけるオークション は、所定時間に渡って行うことができ、不便なスケジュール及び時差の問題を解 決することができる。本発明のシステムでは、販売される商品のタイプによって、 様々なオークション形式を用いることができる。そして、本発明の方法及びシ ステムは、人間のオークショニアを必要とすることなく、自動的に実行すること ができるので、多数の商品を連続してオークションにかけることができる。発明の要旨 従来技術の欠点を解決するために、本発明によれば、ホストコンピューターと 遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能にするコンピューターネットワ ークにおいて、前記ホスト及びネットワークないのコンピュータープログラムと して実行されるオークション情報伝送・処理システム及び方法であって、該シス テム及び方法は、 前記ネットワーク上に情報を掲示するための掲示手段を含み、該情報は購入可 能なロットを説明するものであり、前記システム及び方法はさらに、 前記入札者が前記情報に応答して前記ネットワークを介して複数のビッドを提 示するために利用可能な入札手段と、 前記複数の入札者によって前記ネットワークを介して送信された 複数のビッドを受信するための受信手段と、 前記ビッドを、落札成功と落札失敗とに自動的に分類するための分類手段とを 含む、オークション情報伝送・処理システム及び方法が提供される。 さらにこれらの欠点を克服するために、本発明によれば、ホストコンピュータ ーと遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能にするコンピューターネッ トワークプログラムとして実行されるオークション情報伝送・処理システム及び 方法であって、該システム及び方法は、 前記ネットワーク上に情報を掲示するための掲示手段を含み、該情報は購入可 能なロットを説明するためのものであり、前記システム及び方法はさらに、 前記入札者が前記情報に応答して前記ネットワークを介して複数のビッドを提 示するために利用可能な入札手段と、 前記複数の入札者によって前記ネットワークを介して送信された複数のビッド を受信するための受信手段と、 前記ビッドを、落札成功と落札失敗とに自動的に分類するための分類手段とを 含む、オークション情報伝送・処理システム及び方法が提供される。 本発明によればさらに、ホストコンピューターと遠隔地にいる複数の入札者と の間での通信を可能にするコンピューターネットワークにおいて、前記ホスト及 びネットワークないのコンピュータープログラムとして実行されるオークション 情報伝送・処理システムであって、該システムは、 商品情報を記憶するために前記ホストと通信可能に接続されている商品データ ベースを含み、該商品情報は、顧客が購入可能なロット を説明するものであり、前記システムはさらに、 ビッド情報を記憶するために前記ホストと通信可能なビッドデータベースを含 み、該ビッド情報は、前記遠隔地にいる複数の入札者のうちの一人から受信した ビッドを説明するためのものであり、前記システムはさらに、 前記サーバーにおいて実行され、前記データベースと通信可能であるオークシ ョンマネージャーと、 前記オークションマネージャー及び前記ビッドデータベースと通信可能な電子 メールメッセンジャーと、 前記顧客からビッドを受信するための手段を含み、前記オークションマネージ ャーに接続され、前記ビッドデータベースと通信可能であるビッド有効性確認装 置とを含み、 前記オークションマネージャーは、前記商品データベースからのデータを含む 説明的な商品カタログページを形成することによって、前記ネットワーク上で商 品のロットにビッドするように顧客を促し、該顧客は前記ネットワーク上で前記 カタログページを見て、該ネットワークを介して前記ビッド有効性確認装置へビ ッドを送信し、該ビッド有効性確認装置は、該ビッドが有効であるかどうかを確 認し、前記ビッドデータベースは該ビッドを記憶し、前記オークションマネージ ャーは、該ビッドが落札したかどうかを確認し、前記電子メールメッセンジャー は、前記顧客のビッドが前記ビッドマネージャーによって落札成功と決定された かどうかを該顧客に通知する、オークション情報伝送・処理システムが提供され る。 従来技術の欠点をさらに解決するために、本発明によれば、ホストコンピュー ターと遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能にするコンピューターネ ットワークにおいて、前記ホスト及びネット ワーク内のコンピュータープログラムとして実行されるオークション情報伝送・ 処理方法であって、該方法は、 前記ネットワーク上に情報を掲載する工程を含み、該情報は購入可能なロット を説明するものであり、前記方法はさらに、 前記情報に応答して前記ネットワーク上で複数のビッドを提示する工程と、 前記複数の入札者によって前記ネットワークを介して送信された前記複数のビ ッドを受信する工程と、 前記ビッドを落札成功と落札失敗とに自動的に分類する工程とを含む、オーク ション情報伝送・処理方法が提供される。 本発明のシステムの主な利点は、商品の価格がより高くなり、製品をより広く 頒布することができるようになることである。電子的手段を介して幅広い顧客が 利用可能なオークションフォーマットを導入することにより、本発明のシステム 及び方法によれば、より多くの入札者、より多くの需要、従って売り手にとって より高い価格を得ることができる。この電子的システムは地理的に広範囲にわた る顧客とアクセスすることができるので、商人の製品販売ラインが、その製品が 通常頒布されたり広告されたりしないような地域にも行き届くようになり、その 結果マーケティング費用を増加しなくても販売数量を増加させることができる。 ネットワークが広がると、ビジネスが広がる。さらに、電子オークションシステ ムは、自動であり、人間のオークショニアを必要としないので、同時に多くの異 なる商品をオークションにかけることができ、オークション開催に関する費用を 削減することができる。実際、一日２４時間、一週間７日間、オークションを何 百、何千という商品数で、数百万人の入札者を相手に行うことは、このような本 発明の電子オークション方法及びシステムなしでは恐らく不 可能であろう。図面の簡単な説明 本発明の上述した利点及びその他の利点は、以下の添付図面と組み合わせた本 発明の好ましい実施態様の詳細な説明によって完全に理解することができるであ ろう。 図１は、本発明のシステム及び方法を実施するのに好ましいコンピューター環 境を示す。 図２は、インターネットのワールド・ワイド・ウェブ上で電子オークションに よって売りに出された商品を提示する商品カタログのページを示す。 図３は、オークションにかけられている商品にビッドするための入札フォーム を示す。 図４は、本発明の好ましい実施態様を示す構成要素のブロック線図である。 図５は、ビッドの有効性確認装置及びその操作方法を示すフローチャートであ る。 図６は、オークションマネージャー及びその操作方法を示すフローチャートで ある。 図７は、ビッドマネージャー及びその操作方法を示すフローチャートである。 図８は、電子メールメッセンジャー及びその操作方法を示すフローチャートで ある。 図９は、標準的なオークションのフォーマット及びその操作方法を示すフロー チャートである。 図１０は、競り下げ競売のフォーマット及びその操作方法を示すフ ローチャートである。 図１１は、プログレッシブオークションのフォーマット及びその操作方法を示 すフローチャートである。 図１２は、バイ・オア・ビッド・セ−ルのフォーマット及びその操作方法を示 すフローチャートである。 図１３は、入札数量決定及びその操作方法を示すフローチャートである。 図１４は、本発明の値下げ調整機能及びその操作方法を示すフローチャートで ある。好ましい実施態様の詳細な説明 複数の入札者が対話形式で行うオークションを、オークションを進行する人間 のオークショニアを用いずに行うために、本発明の方法及びシステムを開示する。 好ましくはソフトウェアで実行される電子オークションシステムは、一組の入札 者が対話形式でコンピューターまたは通信ネットワーク上でビッドを提示できる ようにし、自動的にビッドを記憶し、入札者に現在のオークション状況の最新情報 を提供し、適当な時に、それ以上の入札を受け付けないでオークションを締め切 り、一人又は複数の落札者、並びに一人又は複数の落札失敗者にオークションの 結果を通知する。 本発明のシステムは、オークションにかける商品の説明、ビッド、他の関連情 報を、商業的に入手可能なデータベースシステムに保持するためのデータベース を含む。、好ましくはデータベースの検索を定期的に行い、新しい商品をチェック して潜在的な入札者に見えるようにする。このように定期的に検索することによ り、このシステムの維持責任者が、自分の暇なときに関連情報をデータベースへ 入力するこ とができる。商品についての情報がデータベースに入力され、商品を潜在的入札 者へ提示するスケジュールが決まったら、システムは商品情報を取り上げて、イ ンターネットのワールド・ワイド・ウェブ等の公共ネットワーク上で閲覧できる ように、人が読むことのできるカタログのページを作成する。すると入札者は、 オークションにかかる新たな商品を見て、ビッドを提示することができる。この カタログのページには、好ましくは現在の上位ビッド、ビッド増額、提示数量、 商品説明、及び商品の写真を掲載する。 公共ネットワークにアクセスし、商品カタログのページを見て、入札者がカタ ログページ上のボタンを押すか、同様の操作を行うことにより、スクリーン上に入 札フォームが表示されるようにすることができる。入札者は、氏名、住所、ビッ ド値、支払い情報等、ビッドを提示するのに必要な情報を入力し、ついでビッド 提示ボタンを押すか、同様の操作を行って、ビッドをシステムへ送信する。 このシステムは電子的ビッド情報を受信し、これをビッドデータベースヘ入力 する。この新たなビッドは通常、他者が最後に提示したビッドよりも高い値のビ ッドであるので、システムは商品のカタログページを更新する。この更新された カタログページは、今後このカタログページにアクセスする全ての見込み入札者 に対して、新たな上位ビッドを掲示する。 ほとんどの入札者は通常、商品カタログのページが新たな上位ビッドのために 更新されるのを、ネットワークにアクセスして見ているわけではないので、シス テムは、新たに提示されたばかりのビッドによって高値を更新された入札者に、 電子メールを送って通知することもできる。これらの電子メール通知メッセージ には好ましくは、関連する商品情報、現在の上位ビッド、ビッド増額等を掲載し 、入札者が現 在の上位ビッドを上回るより高いビッドを新たに提示するのを促す。この電子メ ール通知メッセージによって、入札者は、電子メールメッセージに応答してシス テムにメッセージを送り返すことにより、新たなビッドを入力することができる 。 電子メールによって新たなビッドや修正されたビッドを受け取ると、システム は、入札者が商品カタログのページを見て電子的入札フォームを使ってビッドを 提示した時と同じ一連の操作を行う。つまり、システムは電子メールメッセージ から関連するビッド情報を抽出し、この情報をビッドデータベースに記憶し、商 品カタログのページを適切なものに更新する。このような電子メールメッセージ によるビッドによって、最近高値を更新された入札者に向けて、電子メール通知 の新たな回覧が発信される。 好ましくはこのプロセスは、システムが、商品に対するこれ以上の入札を締め 切るように計画されていることを検出するか、若しくは締め切るための別のトリ ガーを検出するまで続けられる。この点において、システムは、最終落札ビッド 情報によって商品カタログのページを更新し、一人又は複数の落札者、及び一人 又は複数の落札失敗者の両方に電子メール通知を送ることによって、オークショ ンを締め切る。 本発明は、オークションで売りに出される商品を、インターネットのワールド ・ワイド・ウェブ等の電子ネットワーク上で顧客に提示するための電子的オーク ション方法及びシステムを提供する。潜在的な顧客に対して一連の説明的な商品 カタログページが提示され、その顧客はそのページを見て興味のある商品（ロッ ト）を探す。興味のあるロットが見つかったら、顧客はスクリーン上のボタンを クリックして、そのロットにビッドを提示するためのフォームを開く。ビッドが 提示されると、電子オークションシステムはこのビッドを記憶し、ロット の商品カタログページを更新して、現在の上位ビッド、及びそのビッドが誰の提 示したものであるかを表示する。ビッドの提示がしばらくの間なかった場合、所 定時間後、若しくは所望の販売量に達した場合に、オークションが締め切られる と、電子オークションシステムは、落札者及び落札失敗者に対して電子メールで 通知をし、締め切ったロットの商品カタログページに落札者のリストを掲載する 。 本発明は、好ましくは図１に示す遠隔端末２１０によって多くの潜在的顧客が アクセスすることのできる広域ネットワーク２７５に接続された中央サーバーホ ストコンピューター２５０で実行するコンピュータープログラム２４８として実 行される。本発明を実施するための好ましいネットワークは、世界人口の大半がア クセスすることのできるインターネットであるが、ローカルネットワーク若しく は限定地域のみでアクセス可能なネットワークであってもよい。潜在的顧客のス クリーン２８０に、図４に示す商品カタログページ作製装置２５によって作製さ れた図２に示すような商品カタログページが表示される。各商品カタログページ は、顧客がカタログのあるページから別のページへと移動し、キーボード２４０ 及びポインティング装置２６０を使ってビッドを提示することができるようにす るための、いくつかのオークションボタン５を含む。ユーザーは、ボタン７を押 せば入手可能な商品の一覧を呼び出すことができ、ボタン９を押せば中央ホーム ページに戻ることができる。 図２のビッドボタン１を押すと、図３に示すような入札フォームが顧客に対し て表示される。顧客が入札フォームに必要事項を記入して、「ビッド提示」ボタ ン２を押すと、ビッドが電子オークションシステムへ送られて処理される。ビッ ドを提示するために、本発明の属する技術分野の当業者によって理解される他の 同様な手段も使用するこ とができる。 図４は、本発明の電子オークションシステムの高レベルブロック線図を示す。 図に示すように、入札フォーム２０に記載された情報は電子オークションシステ ムによって受信され、そこでビッド有効性確認装置２１によって処理される。ビ ッド有効性確認装置２１は、顧客が入札フォーム２０に入力したビッド情報を検 査し、ビッドが正しいフォーマットであるか、必要な全てのデーターが記載され ているか、入力されたデータ値が信頼できそうかどうかを確認する。ビッド有効 性確認装置２１の機能は、例えば顧客が入力したクレジットカード情報の照会、フ ルネーム及び送り先住所が入力されているかどうかのチェック、州の正しい省略 記号及び郵便番号が入力されているかどうかのチェック、適切な入札数量が記載 されているかどうかのチェック、電話番号若しくはファックス番号が記載されて いるかどうかのチェック等を含む。ビッド情報が有効であると確認されたら、ビ ッド有効性確認装置２１はビッドをビッドデータベース３１に入力する。 オークションマネージャー２６は、新しいビッドが提示されたかどうかをビッ ドデータベース３１に好ましくは頻繁に照会する。照会中に新たなビッドが見つ かった場合には、オークションマネージャー２６は現在の上位ビッドを提示した 単数又は複数の入札者を算定して、商品カタログページ作製装置２５に、更新し たビッド情報を掲載したカタログページを作製するように指示を出す。 オークションマネージャー２６は、オークションの開始及び締め切りを取仕切 る役割も果たす。これは、商品ロットを顧客が入札可能な状態にすること、及び 一旦潜在的入札者に対して掲示したが締め切った商品ページに対する買いの提示 やビッド機能を使用不能にすることを含む。オークションマネージャー２６は、 新しいロットに対する ビッドを開始させるべきか、入札可能なロットを締め切るべきかを決定すると、商 品カタログページ作製装置２５に、適切なロットの商品カタログページを作製、 更新するように指示する。 電子メールメッセンジャー２７は、先のビッドを上回った、若しくは最近締め 切られたオークションで商品を落札した、とオークションマネージャー２６によ って最近マークされたビッドがあるかどうかを、頻繁にビッドデータベース３１ に照会する。このようなビッドが見つかると、電子メールマネージャー２７は適 切な電子メール通知メッセージ２４をフォーマットして、これを顧客へ送信する 。多くの顧客は受け取った電子メールをその日のうちに読むので、ビッドが生き ている商品の状況を顧客にもれなく通知するのに便利な機構となっている。入札 者は、自分のビッドを超えるビッドが提示されたことを通知する電子メール通知 メッセージ２４を受けたら、ビッド値をつり上げた返答メッセージ出して応答す ることができる。通知に応答して送られた電子メールビッド２２は、電子オークシ ョンシステムによって受信され、上記のようにビッド有効性確認装置２１によっ て処理される。 図５は、図４に示すビッド有効性確認装置２１によって行われるビッド有効性 確認工程の詳細を示す。ビッド有効性確認装置２１はビッドを受信し、工程４１に おいて顧客データベースでその顧客を検索する。この顧客についての顧客記録が 存在しない場合には、新たに顧客記録を作成し４２、顧客データベース２８に記 録する。ここから上記のようにビッド情報の有効性を確認する。ビッドデータに 一つ以上のエラーがある場合には、好ましくはビッド中に見つけたエラーを詳細 に記載し、ネットワーク上に掲載された正しいフォーマットのページの形式で、 入札者にエラーメッセージを返す。工程４３においてビッ ドが有効であると判った場合には、ビッドは工程４６でビッドデータベース３１ に記録される。 図６は、オークションマネージャー２６が実行する手続きを詳細に示す。オー クションマネージャー２６は、好ましくは工程５１で現在の時刻を入力すること によって開始する連続運転システムである。次いでマネージャー２６は、現在の時 刻又はその前に新たな商品について顧客からの入札を可能とする計画があるかど うかを商品データベースで検索して、新たな商品の売りが開始されるかどうかを チェックする。図１に示すように、オペレーター３００又は自動化された代替物 が、商品及びスケジュールの情報をデータベースにアップロードする。新たな商 品が掲載される予定となっている場合には、この商品に対する入札を開始する( ５２)。次いでオークションマネージャーは、顧客の入札を締め切る予定となっ ている商品があるかどうか、商品データベースを検索する。このような商品があ る場合には、その商品の入札を締め切る(５３)。オークションマネージャー２６ は次に、値下げ提供が掲載された商品の価格が調整される予定があるかどうかを、 商品データベースを検索してチェックする。このような商品がある場合には、 特定商品の価格調整パラメーターに従って、その価格を調節する(５４)。このパ ラメーターには、所定時間に渡る入札活動、受けつけたビッドの数、及びビッド された商品の数量等が含まれる。オークションマネジャー２６は、現在の上位入 札者リストを算定し直し、新たなビッドを反映した商品カタログページを再作成 する(５６)ことにより、公開されている商品のビッドリストを更新する(５５)。 この工程を、さらに図７を参照してより詳細に説明する。 図７は、図６に示すように公開されている商品のビッドリストを更新する際（ ５５）にビッドマネージャーが実行する手続きを示す。ビ ッドマネージャーはまず、処理すべき商品がまだあるかどうかをチェックする（ ６１）ことから始める。このような商品が見つかったら、ビッドマネージャーは 、処理すべき商品を選択し(６２)、ビッドデータベースにこの商品のビッドを照 会する(６４)。これらのビッドを、オークション方法及び特定商品に使用される システムによって異なる種々の優先順位ランキングスキームを使って、分類分け する(６５)。これについては後に詳述する。次に、各ビッドの入札価格、及びオ ークションにかけられた商品数に対する入札された商品数に従って、ビッドに落 札成功か落札失敗マークをつける(６６)。好ましい実施態様においては、一つの 品目を多数個オークションにかけて、各入札者が、オークションにかけられてい る個数を上限として好きな個数分だけ入札するようにしてもよい。 ビッドマネージャーは、落札失敗とマークされた生きている代理ビッドがある かどうかをチェックする(６７)。代理ビッドは特殊なタイプのビッドで、入札者 が最初のビッドを提示する時に決めた限度額まで、オークションマネージャー２ ６が入札者に代わって自動的にビッドすることができるものである。オークショ ンマネージャーは限度額まで必要に応じてビッドをつり上げる。この機能により 、顧客は、ビッドを提示した時に好ましく決めた限度額を超えることなく、可能 な限り最低額で落札することができる。落札失敗とマークされた生きている代理 ビッドがあった場合には、ビッドマネージャー６９は、予め決められたビッド増 額分だけ代理ビッドを増額する(６９)。このビッドの分類６５、マーキング６６ 、及び必要に応じた代理ビッドの増額６９は、落札失敗とマークされた代理ビッ ドがなくなるか、若しくは代理ビッドが代理限度額に達するまで続く。この点に おいてビッドデータベース３１はマークされたビッドで更新される(６８)。こ の工程は現在の時刻において顧客の入札に対して公開されている各商品ロットに ついて繰り返される。 図８は、自分のビッドを上回るビッドが提示されたことを入札者に通知する電 子メールメッセンジャー２７によって実行される手続きを示す。図７に示すよう にマークされたビッドがビッドデータベース３１で更新されると、電子メールメ ッセンジャー２７は、これらのマークされたビッドを検出し(８１)、顧客の電子 メールアドレスを検索し(８２)、入札者の希望する商品の在庫情報を検索する( ８３)。この情報をもとに、電子メールメッセンジャー２７は、入札者に自分の ビッドを上回るビッドが提示されたことを通知する電子メールメッセージを作成 する(８４)。電子メール通知メッセージ２４を作成したら、工程８５に示すよう にこれを入札者へ送信する。 本発明の属する技術分野の当業者には、電子オークションシステムを構成する 種々の構成装置同士が、様々な方法で互いに通信可能であることが判るであろう 。好ましい実施態様において、ビッド有効性確認装置２１、オークションマネー ジャー２６、及び電子メールメッセンジャー２７は、種々のデータベースの記録 を追加、マーク、更新することによって通信する。これらの各構成装置は、少な くとも一つのデータベースを定期的にチェックして、その装置の機能に関連性の ある事項が変更されていないかどうかを確認し、それに従って操作する。しかし ながら、ある装置又は別の装置がその状態を更新することを要する重要な出来事 を報知するために、構成装置は互いに直接メッセージを送り合うか、若しくはプロ グラムサブルーチンによって互いに呼び出し合うこともできる。 本発明の属する技術分野の当業者には、上記の基本的技術を用いて種々のあら ゆるオークションフォーマットを実行することができる ということがさらにわかるであろう。最もシンプルなものは「スタンダードオー クション」フォーマットであり、このフォーマットによれば、電子オークション システムは、入札を締め切った後、ビッドに従って、最高額を提示した単数又は 複数の入札者に商品を授与する。このフォーマットを使用すると、特定商品が複 数個ある場合、システムは最高額を提示した複数の入札者にこの商品を授与する 。入札者は一つ以上のユニットにビッドすることができ、通常一つの商品に対し て支払う金額は落札者ごとに異なる。 図９はスタンダードオークションフォーマットを示し、このフォーマットでは、 図６に示すビッドマネージャー５５が、どのビッドに落札成功のマークをつけ、 どのビッドに落札失敗のマークをつけるかを、図７の構成６６に示すように決定 する。ビッドマネージャー５５は、ビッドの額によってビッドを分類する（９１ ）ことから始める。まだ処理すべきビッドが残っていることが工程９７で確認さ れた場合には、残っているビッドのうち最も高いものを選択してチェックする( ９８)。そのビッドが特定商品について認められた最低ビッドを下回ることが工 程９３で確認された場合には、このビッドに落札失敗のマークを付ける(９９)。 そうでない場合には、このビッドの数量を満たすことができるかどうかをチェッ クする(９４)。ビッドした商品の数が入手可能である場合には、ビッドを満たす ことができる。この情報はオークションデータベース２９から入手可能である。 その数だけ入手不可能である場合には、ビッドには落札失敗のマークがつけられ る(９９)。システムは任意に、図２のボックス３１０に示すように、ビッドした 数量よりも少なくてもよいかどうかをユーザーに尋ねてもよい。ビッドした数量 を満たすことができると工程９４で決定された場合には、ビッドに落札成功のマ ークがつけられて(９５)、 オークションデータベース２９に記録された商品の残量が、ビッドの数量分だけ 減らされ(９６)、もし工程９７でマークすべきビッドが残っていると確認された 場合には、次に高いビッドが選択され(９８)、図９の工程が繰り返される。 本発明の電子オークションシステムでは、「せり下げオークション」フォーマ ットを提供することもできる。この場合、電子オークションシステムは、在庫数 でまかない得る全ての上位入札者に、最低価格で落札した落札者の提示した価格 で、商品を授与する。このフォーマットは、特定商品が複数個オークションにか けられている場合に、最もフェアであるとして顧客に好まれることがある。全て の入札と同様に、提示するビッドには一定の範囲がある。せり下げオークション フォーマットでは、最高値をつけた入札者に商品が授与されるが、全ての落札者 が同じ価格で商品を受け取る、つまり最低価格で落札した落札者の提示した価格 で商品を受け取るのである。 図１０は、せり下げオークションフォーマットを示す。このフォーマットでは 、図６に示すビッドマネージャー５５が、図７に示すようにどのビッドに落札成 功又は落札失敗のマークを付ける（６６）かを決定する。ビッドマネージャー５ ５は、ビッドの額によってビッドを分類する（１１１）ことから始める。まだ処 理すべきビッドが残っていることが工程９７で確認された場合には、残っている ビッドのうち最も高いものを選択してチェックする(９８)。そのビッドが特定商 品について認められた最低ビッドを下回ることが工程９３で確認された場合には 、このビッドに落札失敗のマークを付ける(９９)。そうでない場合には、このビ ッドの数量を満たすことができるかどうかをチェックする(９４)。ビッドを満た すことができない場合には、このビッドには工程９９で落札失敗のマークが付け られる。ビッドの 数量を満たすことができる場合には、工程９５でそのビッドに落札成功のマーク が付けられ、商品の残量がビッドの数量分だけ減らされる。この時点で最低落札 価格（ＭｉｎＷｉｎ Ｐｒｉｃｅ）が記録される(１１７)。最低落札価格は、せ り下げオークションフォーマットにおいて、その時点でオークションが締め切ら れるとした場合、新たな入札者が落札するために超えなければならない価格であ る。最低落札価格は、通常、落札成功とマークされた最も低いビッドの入札価格 である。工程１１７で最低落札価格を記録した後、マークすべきビッドがまだ残 っていると工程９７で確認された場合には、次に高いビッドが選択され(９８)、 図１０の工程が繰り返される。 本発明の電子オークションシステムは「プログレッシブオークション」フォーマ ットも含む。このフォーマットでは、電子オークションシステムは、入札価格に 基づいて上位入札者に商品を授与する。せり下げオークションフォーマットと同 様に、オークションにかけられた商品の販売個数まで、最高価格のビッドに商品 が与えられる。しかしせり下げオークションとは異なり、システムは落札者に落 札個数に応じて異なる価格で商品を授与する。好ましい実施態様において、ある 商品を１ユニット落札した者は、その商品１ユニットについての最低落札価格で 商品を授与される。同じ商品をより多数落札した者は、その商品のその個数又は それ以下の個数についての最低落札価格で商品を授与される。例えば、５個落札 した者は、その商品１個から５個についての最低落札価格を支払う。所定個数に ついて支払われた額がその個数についての「最低落札価格(ＭｉｎＷｉｎ Ｐｒｉ ｃｅ)」と称される。プログレッシブオークションフォーマットでは、商品をある 個数落札した者には、その個数以下の個数を落札した他の落札者の支払う最低価 格が保証される。このフォーマットを使用すると、一つ の商品を多数個落札した者はより低い価格となり、大量購入が促進されるので、 売上額が大きくなる。 図１１はプログレッシブオークションフォーマットを示す。このフォーマット では、図６に示すビッドマネージャー５５が、図７に示すようにどのビッドに落 札成功又は落札失敗のマークをつける（６６）かを決定する。ビッドマネージャ ー５５は、ビッドの額によってビッドを分類する（１３１）ことから始める。ま だ処理すべきビッドが残っていることが工程９７で確認された場合には、最も高 いビッドを選択してチェックする(９８)。そのビッドが特定商品について認めら れた最低ビッドを下回ることが工程９３で確認された場合には、このビッドに落 札失敗のマークを付ける(９９)。そうでない場合には、このビッドの数量を満た すことができるかどうかをチェックする(９４)。満たすことができない場合には 、このビッドには落札失敗のマークが付けられる(９９)。工程９４においてビッ ドの数量をチェックし、これを満たすことができるとわかった場合には、このビ ッドに落札成功のマークが付けられ(９５)、商品の残量がビッドの数量分だけ減 らされる。そして最低落札価格が記録される(１３７)。最低落札価格は、プログ レッシブオークションフォーマットにおいて、その時点でオークションが締め切 られるとした場合、新たな入札者が落札するために提示しなければならない価格 である。最低落札価格は、通常、落札成功とマークされた現在のビッド個数以下の 個数における最低入札価格である。最低落札価格を記録（１３７）した後、マー クすべきビッドがまだ残っている場合には、次に高いビッドを選択し(９８)、図 １１の工程を繰り返す。 本発明の電子オークションシステムはさらに、「バイ・オア・ビッド(Ｂｕｙ Ｏｒ Ｂｉｄ)」フォーマットを含む。このフォーマット では、電子オークションシステムは、掲載された売り値又はこれ以上のビッドを 提示した入札者に商品を授与する。商品は、販売個数が買い付けられるまで売り に出されている。掲載された売り値よりも低いビッドは、システムが保留してお く。所定期間内に所定販売個数を達成することができなかった場合には、電子オ ークションシステムは所定額若しくは価格の所定割合だけ自動的に価格を引き下 げ、それに従って商品カタログページを更新する。引き下げ後の価格が、既にビ ッドデータベースに入っているビッドのいくつかと同じか若しくはそれ未満であ る場合がある。そのようなビッドがある場合には、そのビッドを注文に転換して 、販売個数をこれに従って減らす。同様に、所定時間内に所定販売個数を超えた 場合には、電子オークションシステムは所定額若しくは価格の所定割合だけ自動 的に価格を引き上げ、それに従って商品ページを更新する。このように自動的に価 格を変化させることによって、売り手は市況に迅速に対応することができると同 時に、売り手の利益のために商品価格をできるだけ高く維持することができる。 図１２は、バイ・オア・ビッドフォーマットを示す。このフォーマットでは、 図６に示すビッドマネージャー５５が、図７に示すようにどのビッドに落札成功 又は落札失敗のマークを付ける（６６）かを決定する。ビッドマネージャー５５ は、ビッドの額によってビッドを分類する（１５１）ことから始める。まだ処理 すべきビッドが残っていることが工程９７で確認された場合には、最も高いビッ ドを選択してチェックする(９８)。もしそのビッドが商品の現在の価格よりも低 いことが工程９３で確認された場合には、このビッドに落札失敗のマークを付け る(９９)。このビッドが現在の価格よりも低くないと工程９３で確認された場合 には、ビッドの数量を満たすことができるか どうかをチェックする(９４)。満たすことができない場合には、ビッドには落札 失敗のマークが付けられる(９９)。ビッドの数量を満たすことができる場合には、 ビッドを商品の現在の価格における注文に転換して(１５５)、商品の残量を減 らす(９６)。次いで工程９７で確認された処理すべき残りのビッドをチェックし、 図１１の工程を繰り返す。時々、図１に示すオペレーター３００による手動入 力によって、若しくは後に図１４を参照して説明する「値下げ」機構を用いて自 動的に、商品の現在の価格が引き上げられたり、引き下げられたりすることがあ る。 図１３は、ビッドの数量を満たすことができるかどうかの確認工程９４をより 詳細に示す。工程１７１において、ビッドの数量が商品の販売個数よりも少ない と確認された場合には、工程１７４においてテストをパスしたと認定される。そ うでない場合には、ビッドは１７２でチェックされ、入札者が少ない個数でも受 け入れるかどうかを確認する。好ましくは、入札者はビッドを提示する際に、落 札できるとしても不充分な数の商品しか入手できない場合に、一部分でも受け入 れる意思があるかどうかを表示する。入札者が少ない個数でも受け入れる意思が あることが１７２でわかった場合には、１７４においてテストをパスしたと認定 される。そうでない場合には、１７３においてテストをパスしなかったと認定さ れ、例えば図９の９９において、ビッドに落札失敗のマークが付けられる。 本発明の電子オークションシステムはさらに「値引き」機能を含む。この機能 では、本発明の電子オークションシステムは、現在掲示されている売り値で注文 を提示した買い手に商品を授与する。商品は、販売個数が買い付けられるまで、 売りに出されている。所定時間内に所定販売個数を達成することができなかった 場合には、電子オークショ ンシステムは所定額若しくは価格の所定割合だけ自動的に価格を引き下げ、それ にしたがって商品カタログページを更新する。価格が引き下げられると、新たな 価格を利用しようという買い手の意欲が促進される。所定時間内に所定販売個数 を超えた場合には、電子オークションシステムは所定価格若しくは価格の所定割 合だけ自動的に価格を引き上げ、それに従って商品ページを更新する。このよう に自動的に価格を変化させることによって、システムは市況に迅速に対応するこ とができると同時に、売り手の利益のために商品価格をできるだけ高く維持する ことができる。 図１４は、値引き価格調整機能を示す。この機能によれば、図４に示すオーク ションマネージャー２６は、図６に示すように所定のスケジュールに従って商品 の販売価格又は最低入札価格を定期的に調節する(５４)。１８１で商品データベ ースにまだ商品があることがわかると、値引きのための商品が選択される(１８ ３)。商品について値引き事情が生じたことが１８４で確認されると、各商品につ いて予め決められたスケジュールに従って、その商品の価格が調節される(１８ ５)。若しくは、商品に対して提示された価格に応じて調節を行うこともできる 。商品は、データベースにおいて新たな販売価格又は最低入札価格で更新される (１８６)。商品データベース内の連続する各商品について、図１４の工程を繰り 返す。 本発明の電子オークションシステムは、好ましくは上述したどのオークション フォーマットにも適用可能な「代理入札」機構を含む。図７は、代理入札機構を 含むオークションマネージャー２６を詳細に示す。代理入札を使用する場合、入 札者は支払うつもりのある最高金額のビッドを提示する。しかしながら、電子オ ークションシステムは、他の入札者による現在の上位代理ビッドの値まで、商品 を落札するの に必要な額を表示するのみである。代表的には、現在の上位ビッドは、２番目に 高いビッドよりも１ビッド増額分だけ高い値を示すが、２番目に高いビッドより も高い割合も用いることができる。新たな入札者が、現在表示されている上位ビッ ドよりも高いビッドを提示すると、通常代理機構は、現在の上位入札者の代理ビ ッドの最高値を上限として、新しいビッドよりも高い値まで現在の上位ビッドを つり上げる。新しい入札者が、現在の上位入札者の代理ビッドを超えるビッドを 提示すると、その新たなビッドが現在の上位ビッドとなり、先の上位ビッドは２ 番目に高いビッドとなる。この機構により入札者は、ビッドを常にモニターして いなくてもビッドを常に最高値にコントロールしながら、どこまでビッドをつり 上げるつもりがあるかを他の入札者に知られることなく、電子オークションに参 加することができる。本発明のシステムが入札者の代理として自動的にオークシ ョンへの参加に従事する。この機構により、入札の状況について頻繁に問い合わ せることなく、特定の最高値を上限としてできるだけ低い価格を代理入札者に保 証することができる。 本発明が属する技術分野の当業者であれば、上述したフォーマットの他にも、他 の様々なオークションフォーマットを実行することができることを理解するであ ろう。また当業者は、本発明の電子オークションシステムが、所定時間たっても 新たなビッドの提示を受けなかった場合に、特定商品のオークションを自動的に 締め切る「変動締め切り時間」機構を採用することができることも理解するであ ろう。この機構は代表的には、図６の工程５３に示すように前出の商品のオーク ションを締め切るときに使用する方法と同様の方法で実行される。時間内に新た なビッドが提示されないと、商品が自動的に締め切られることを入札者は知って いるので、この機構は、この機構がない場合よ りも入札活動がより短時間のうちに行われるよう促すものである。従って、入札 者は、最高ビッドつまりは潜在的に落札し得るビッドを提示する前に、商品が締 め切られてしまうのを防ぐために、入札工程において活動的であろうとする動機 を抱えていることになる。変動締め切り時間機構によれば、各商品について入札活 動が停止したら締め切られるため、商品の締め切りが所定日時に設定されている 場合のように、入札期間を人為的に長引かせることがないので、所定時間内によ り多くの商品をオークションにかけることができる。本発明の変動締め切り時間 機構は、商品についての固定締め切り時間制と併用して、若しくはこれとは独立 して実行することができる。固定締め切り時間制と併用した場合には、ある商品に ついて予め設定された時間が経過した時、若しくは所定時間たっても入札活動が 行われない時に、オークションは締め切られる。そのため、人為的に入札活動を 長引かせても、特定時間に入札が終了することになる。 本発明の概略的説明及び好ましい実施態様の説明を上記に記載した。本発明が 属する技術分野の当業者は、本発明の教示の範囲内で上記方法及びシステムのさ らなる変更例を理解し、実施することができるであろう。例えば、本発明の好ま しい実施態様では、落札ビッドをビッドの金額によって選択しているが、提示時 刻、ビッドした商品の数量、ビッドの総額、若しくはこれらの特徴の他の組み合 わせ等によってビッドの優先権を決定してもよい。従って、これら全ての変更及 び追加は、請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲内であるとみなす。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０８／６２４，２５９ (32)優先日 平成８年３月29日(1996．3．29) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １.ホストコンピューターと遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能に するコンピューターネットワークにおいて、前記ホスト及びネットワーク内のコ ンピュータープログラムとして実行されるオークション情報伝送・処理システム であって、該システムは、 前記ネットワーク上に情報を掲示するための掲示手段を含み、該情報は購入 可能なロットを説明するものであり、前記システムはさらに、 前記入札者が前記情報に応答して前記ネットワークを介して複数のビッドを 提示するために利用可能な入札手段と、 前記複数の入札者によって前記ネットワークを介して送信された複数のビッ ドを受信するための受信手段と、 前記ビッドを、落札成功と落札失敗とに自動的に分類するための分類手段と を含む、オークション情報伝送・処理システム。 ２．前記掲示手段が、商品カタログページ作製装置を含む、請求の範囲第１項に 記載のシステム。 ３．前記受信手段が、ビッド記憶データベースを含む、請求の範囲第１項に記載 のシステム。 ４．前記分類手段が、落札成功ビッドに応答して落札失敗ビッドを増進的に増加 させるための手段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ５．前記入札者各々に、その入札者のビッドの分類を自動的に通知するための通 知手段をさらに含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 ６．前記通知手段が、電子メールメッセージ自動作成手段を含む、請求の範囲第 ５項に記載のシステム。 ７．前記通知手段が、前記説明的情報に落札成功ビッドのリストを掲載するため の手段を含む、請求の範囲第５項に記載のシステム。 ８．前記通知手段が、前記説明的情報に落札失敗ビッドのリストを掲載するため の手段を含む、請求の範囲第５項に記載のシステム。 ９．前記通知手段が、前記説明的情報に落札成功ビッド及び落札失敗ビッドのリ ストを掲載するための手段を含む、請求の範囲第５項に記載のシステム。 10．前記通知手段が、前記情報にアクセスし、その情報の少なくとも一部を入札 者へのメッセージに掲載するための手段を含む、請求の範囲第５項に記載のシス テム。 11．前記ビッド各々の信頼性を確認するためのビッド有効性確認手段をさらに含 む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 12．前記分類手段が、第一のビッドと第二のビッドとを比較し、該第一のビッド と該第二のビッドのうちどちらの金額が大きいかを 確認するための手段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 13．前記分類手段が、前記ビッドの各々の金額を最低ビッドと比較するための手 段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 14．前記分類手段が、前記ビッドのうち第一のビッドが最低ビッドよりも低いか どうかを確認し、低い場合には該第一のビッドに落札失敗のマークを付けるため の手段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 15．前記分類手段が、第一ビッドの第一提示時刻と、第二ビッドの第二提示時刻 とを比較するための手段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 16．前記分類手段が、第一ビッドの第一商品数量と、第二ビッドの第二商品数量 とを比較するための手段を含む、請求の範囲第１項に記載のシステム。 17．前記分類手段が、第一ビッドの第一総額と、第二ビッドの第二総額とを比較 するための手段を含み、該第一総額が、第一商品数量に第一価格を掛けたものか らなり、該第二総額が、第二商品数量に第二価格を掛けたものからなる、請求の 範囲第１項に記載のシステム。 18．ホストコンピューターと遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能に するコンピューターネットワークにおいて、前記ホス ト及びネットワーク内のコンピュータープログラムとして実行されるオークショ ン情報伝送・処理システムであって、該システムは、 商品情報を記憶するために前記ホストと通信可能に接続されている商品データ ベースを含み、該商品情報は、顧客が購入可能なロットを説明するものであり、 前記システムはさらに、 ビッド情報を記憶するために前記ホストと通信可能なビッドデータベースを含 み、該ビッド情報は、前記遠隔地にいる複数の入札者のうちの一人から受信した ビッドを説明するものであり、前記システムはさらに、 前記サーバーにおいて実行され、前記データベースと通信可能であるオークシ ョンマネージャーと、 前記オークションマネージャー及び前記ビッドデータベースと通信可能な電子 メールメッセンジャーと、 前記顧客からビッドを受信するための手段を含み、前記オークションマネージ ャーに接続され、前記ビッドデータベースと通信可能であるビッド有効性確認装 置とを含み、 前記オークションマネージャーは、前記商品データベースからのデータを含む 説明的な商品カタログページを掲載することによって、前記ネットワーク上で商 品のロットにビッドするように顧客を促し、該顧客は前記ネットワーク上で前記 カタログページを見て、該ネットワークを介して前記ビッド有効性確認装置へビ ッドを送信し、該ビッド有効性確認装置は、該ビッドが有効であるかどうかを確 認し、前記ビッドデータベースは該ビッドを記憶し、前記オークションマネージ ャーは、該ビッドが落札したかどうかを確認し、前記電子メールメッセンジャー は、前記顧客のビッドが前記ビッドマネージャーによって落札成功と決定された かどうかを該顧客に 通知する、オークション情報伝送・処理システム。 19．前記オークションマネージャーが、 ネットワーク上で所定時刻に顧客からの入札に対してロットをオープンする ための手段と、 該ロットに対する入札活動に応答して、該ロットの入札を自動的に締め切る ための手段とを含む、請求の範囲第１８項に記載のシステム。 20．前記オークションマネージャーが、前記商品データベースに含まれる前記情 報を調節するための手段を含む、請求の範囲第１８項に記載のシステム。 21．前記調節された情報が、前記ロットに関して設定された最低価格である、請 求の範囲第１８項に記載のシステム。 22．ホストコンピューターと遠隔地にいる複数の入札者との間での通信を可能に するコンピューターネットワークにおいて、前記ホスト及びネットワーク内のコ ンピュータープログラムとして実行されるオークション情報伝送・処理方法であ って、該方法は、 前記ネットワーク上に情報を掲載する工程を含み、該情報は購入可能なロッ トを説明するものであり、前記方法はさらに、 前記情報に応答して前記ネットワーク上で複数のビッドを提示する工程と、 前記複数の入札者によって前記ネットワークを介して送信された前記複数の ビッドを受信する工程と、 前記ビッドを落札成功と落札失敗とに自動的に分類する工程とを含む、オー クション情報伝送・処理方法。 23．前記掲載する工程が、商品カタログページを作製する工程を含む、請求の範 囲第２２項に記載の方法。 24．前記受信する工程が、前記ビッドをビッド記憶データベースに記憶する工程 を含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 25．前記自動的に分類する工程が、落札成功ビッドに応答して落札失敗ビッドを 増進的に増加させる工程を含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 26．前記入札者各々に、その入札者のビッドの分類を自動的に通知する工程をさ らに含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 27．前記自動的に通知する工程が、電子メールメッセージを作成する工程を含む 、請求の範囲第２６項に記載の方法。 28．前記自動的に通知する工程が、前記説明的情報に落札成功ビッドのリストを 掲載する工程を含む、請求の範囲第２６項に記載の方法。 29．前記自動的に通知する工程が、前記説明的情報に落札失敗ビッドのリストを 掲載する工程を含む、請求の範囲第２６項に記載の方法。 30．前記自動的に通知する工程が、前記説明的情報に落札成功ビッド及び落札失 敗ビッドのリストを掲載する工程を含む、請求の範囲第２６項に記載の方法。 31．前記自動的に通知する工程が、前記情報にアクセスし、その情報の少なくと も一部を入札者へのメッセージに掲載する工程を含む、請求の範囲第２６項に記 載の方法。 32．前記ビッドの信頼性を確認する工程をさらに含む、請求の範囲第２２項に記 載の方法。 33．前記自動的に分類する工程が、第一のビッドと第二のビッドとを比較し、該 第一のビッドと該第二のビッドのうちどちらが大きいかを確認する工程を含む、 請求の範囲第２２項に記載の方法。 34．前記自動的に分類する工程が、前記ビッドの各々を最低ビッドと比較して、 どちらが大きいかを確認する工程を含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 35．前記自動的に分類する工程が、前記ビッドのうち第一のビッドが最低ビッド よりも低いかどうかを確認し、低い場合には該第一のビッドに落札失敗のマーク を付ける工程を含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 36．前記自動的に分類する工程が、第一ビッドの第一提示時刻と、 第二ビッドの第二提示時刻とを比較する工程を含む、請求の範囲第２２項に記載 の方法。 37．前記自動的に分類する工程が、第一ビッドの第一商品数量と、第二ビッドの 第二商品数量とを比較する工程を含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 38．前記自動的に分類する工程が、第一ビッドの第一総額と、第二ビッドの第二 総額とを比較する工程を含み、該第一総額が、第一商品数量に第一価格を掛けた ものからなり、該第二総額が、第二商品数量に第二価格を掛けたものからなる、 請求の範囲第２２項に記載の方法。 39．前記自動的に分類する工程が、 前記複数のビッドをビッドの値に従って記憶する工程と、 前記ビッドに対して最低要求ビッド値を設定する工程と、 第一の入札者から第一ビッドを選択する工程とを含み、該第一ビッドは前記 複数のビッドのうち最も高いビッドであり、前記分類工程はさらに、 前記第一ビッド値を前記最低要求値と比較する工程を含み、 前記第一ビッドの前記値が前記最低要求値よりも低い場合には、該第一ビッ ドを落札失敗と分類し、 前記第一ビッドの前記値が前記最低要求値よりも低くない場合には、該第一 ビッドにおいてビッドされている商品の数量を、販売数量と比較し、 前記ビッドされている商品の数量が前記販売数量を超えていな い場合には、前記第一ビッドを落札成功と分類する、請求の範囲第２２項に記載 の方法。 40．前記ビッド値が、一つの商品に対してビッドされた価格である、請求の範囲 第３９項に記載の方法。 41．前記ビッド値が、ビッドされた前記商品数量である、請求の範囲第３９項に 記載の方法。 42．前記ビッド値が、ビッドされた前記商品数量と各商品についてビッドされた 価格とを掛けたものである、請求の範囲第３９項に記載の方法。 43．前記最低ビッド値が約ゼロである、請求の範囲第３９項に記載の方法。 44．ビッドされた前記商品数量が前記販売数量を超えている場合には、前記第一 ビッドを落札失敗と分類する工程をさらに含む、請求の範囲第３９項に記載の方 法。 45．ビッドされた前記商品数量が前記販売数量を超えている場合に、前記ビッド に対して、前記販売数量を超えない数量と置換してよいかどうかを確かめる工程 をさらに含む、請求の範囲第３９項に記載の方法。 46．第一落札ビッドを最低落札ビッドとしてマークする工程をさら に含み、該第一落札ビッドは、複数の落札ビッドのうち最も低いビッド値である 、請求の範囲第３９項に記載の方法。 47．商品の第一数量についての第一落札ビッドを、該第一数量についての最低落 札ビッドとしてマークする工程をさらに含み、該第一落札ビッドは、少なくとも 商品の前記第一数量に関して、複数の落札ビッドのうち最も低いビッド値である、 請求の範囲第３９項に記載の方法。 48．前記自動的に分類する工程が、 前記ビッドに対する最低要求ビッド値を設定する工程と、 第一入札者からの第一ビッド値を有する第一ビッドを選択する工程と、 該第一ビッド値を前記最低要求値と比較する工程と、 該第一ビッド値が該最低要求値よりも低くない場合には、前記第一ビッドを 落札成功と分類する工程とを含む、請求の範囲第２２項に記載の方法。 49．前記第一ビッドにおいてビッドされた商品数量を販売数量と比較し、ビッド された該数量が該販売数量を超えている場合には、該第一ビッドを入札失敗と分 類する工程をさらに含む、請求の範囲第４８項に記載の方法。 50．ビッドされた前記数量が前記販売数量を超えていない場合には、前記第一ビ ッドを入札と分類する工程をさらに含む、請求の範囲第４９項に記載の方法。 51．前記第一ビッドにおいてビッドされた商品数量を販売数量と比較し、ビッド された該商品数量が該販売数量を超えている場合には、該ビッドに対して、該販 売数量を超えない数量と置換してよいかどうかを確かめる工程をさらに含む、請 求の範囲第４８項に記載の方法。 52．前記最低要求ビッドをリセットする工程をさらに含み、前記第一ビッド値が 前記リセットされた最低要求ビッドよりも低くない場合には、該第一ビッドを落 札成功と分類する、請求の範囲第４８項に記載の方法。