JP2000503787A - 交通制御システムにおけるデータ担持通信装置を完成するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 交通チェックシステムにおけるデータ担持通信装置の最終的な生産であって、遠隔通信のための可搬性データ担持ユニット（２３）を備えた通過車両を遠隔的にチェックする複数の固定通信装置を有する。固定装置および車両ユニットのデータ担持通信装置は、シリアル生産において、初期的に、通信に必要なデータを何ら格納していない未定義形態で製造される。データを格納することを含む最終生産のためには、汎用データ処理のための複数のコンピュータ（２）とこれに対応づけられ、個別に取り扱うことができるデータ格納メディア（１，１６）とが用いられる。システム管理者（ＡＹ）は、通信のためのすべてのデータを含む記録メディア（３）を生産する。このメディアから、それぞれの固定装置内およびそれぞれの車両ユニット内にデータを格納するために必要なデータを含む個別のメディア（１５，１８〜２０）が生産される。これらの個別のメディアは、それぞれ、固定装置のシステムオペレータ（ＡＺ）と、車両ユニットのデータ格納および配布を行うシステムディストリビュータ（ＢＺ）とへ送付される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 交通制御システムにおけるデータ担持通信装置を完成するための方法および装 置 技術分野 本発明は、交通チェックシステムにおけるデータ担持通信装置（data carryin g communication equipment）を生産するための方法および装置に関し、特に、 異なる用途へ適用するための最終生産（end or concluding production）に関す る。本発明は、特に、交通のチェックおよび通行料金収集のために用いられる、 そのような装置に適用できる。 従来技術 種々の交通状況において、車両と、通行場所に設けられた設備との間に何らか の形式の通信(communication)が必要となる場合がある。このような通信は、車 両のチェックポイント通過が許可されていることのチェック、あるいは、特定の 時点で車両が確かに通過したことの記録でありうる。他によくある状況としては 、料金の収集／記録のための動作が行われることである。その料金は、特定の道 路範囲、橋梁もしくはトンネルを通過するための通行料金、または、駐車場の利 用料金でありうる。本発明は、特に、料金を収集するための通信に関する。 チェックポイントには、サービス係、監視人、料金支払いのための支払いステ ーションが配置されている。また、チェックポイントで読みとることができる何 らかの識別手段を車両の運転者が所持する半自動システムもある。料金を支払う 動作では、通常、運転者が所持する磁気カードを自動装置内に挿入して読みとら せ、自動装置が、そのカードの所有者に課金するために、計算書(account)に当 該料金を記録する。 例として挙げたこれらのシステムは、そのような動作を可能とするために、車 両を停止させる必要がある。しかし、より柔軟な交通の流れを実現するためには その ような停止は回避することが望ましく、車両が保持する識別手段を遠隔的に検知 するよう機能するシステムが考案されてきた。すなわち、トランスポンダがよく 利用されている。これは、チェックポイントに能動的な無線送信機／受信機を配 置する一方、車両に同様の受動装置(passive device)を備えるもので、受動装置 はチェックポイントの無線装置からの信号搬送コード(signal carrying codes) を受信し、応答メッセージを搬送するようにそれを変調し、チェックポイントの 無線装置へ再送信する。そのような受動送信機／受信機はトランスポンダと呼ば れ、最も簡単な形式の応答信号として、当該車両の識別子のみを出力する。しか し、これは、高度な形式で更なるデータを格納・処理するように拡張することが でき、比較的複雑な支払い動作が実行できる。すなわち、識別動作の後に、当該 目的のために設定された口座(account)から、あるいは当該トランスポンダに蓄 積された電子マネーの残高(balance)から料金を引き落とし、さらに他の動作ス テップを採りうることが通信される。この種のシステムは、Chasek の米国特許 ＵＳ−Ａ−４，３０３，９０４に開示されている。 格納されたデータおよびプログラムに基づくそのような動作を行うために、ト ランスポンダは、最も有利には、いわゆるスマートカードの形態を有するコンピ ュータに接続されることがある。すなわち、このコンピュータはカード形態のミ ニコンピュータであり、これはトランスポンダユニットに接続されたまたは内蔵 された読み取り器に挿入することができる。この構成は、特に、同じトランスポ ンダを異なる目的に、かつ、車両の異なるユーザにより利用しうる、という利点 を有する。すなわち、それぞれのユーザに対する料金および他のデータを選択的 に記録することに利用できる。 このような構成は物理的に複雑となり、比較的大きな格納装置および処理容量 を備えたとしても、トランスポンダのみを含む構成よりは、コスト高となる。し たがって、次のような需要が存在することが分かった。すなわち、それは、今日 使用さ れているが上述した選択的な動作を安全に行うことができないトランスポンダと 、スマートカードのような独立したデータ担持ユニットを追加したトランスポン ダを含むより複雑な形態との中間的な形態である。 発明の開示 本発明の目的は、選択的な格納およびデータ処理機能を備えられるように、特 に、これらの動作を、トランスポンダのコンピュータにアクセスする特定のユー ザに関連づける目的で、トランスポンダを生産するための方法および装置を設け ることにある。 この目的は、本発明により、基本トランスポンダユニットの最終的な適応のた めに、プログラミング手段を階層構造で生産するための独立したデータシステム を用いることにより、達成される。よって、物理的構成が同様で大量に連続して (in large series)製造できるトランスポンダを、異なるユーザによる安全な使 用および異なる目的のための使用にそれぞれ適用させることができる。 図面の簡単な説明 以下では、それぞれトランスポンダを使用する方法および装置の実施例を説明 する。この方法および装置は、添付の図面により説明する。 好適な実施例 図において、異なるデータ格納および処理ユニットを示す。これらのユニット が協働して本方法を実行するシステムを形成する。図は、複数の垂直フィールド Ａ，Ｂ，Ｃと、複数の水平フィールドＸ，Ｙ，Ｚに分割される。フィールドＸは 、使用される未定義のデータメディア、すなわち、本方法により適応されるべき データメディアを示している。これらのデータメディアは大量にその物理的形態 で製造され、 データが格納できるように空の状態にある。次のフィールドＹは、システム管理 者の動作を示す。システム管理者は、本システムを使用するためのすべてのデー タを処理し、その意味で、本システムを使用するための手段を供給する唯一の人 物である。このフィールドは、この適応動作において成される仕事も示している 。 図は、また、垂直のフィールドＡ，Ｂ，Ｃにも分割されている。物理的なユニ ットの製造を示すフィールドＸは、２つのフィールドＡ，Ｂに拡がっている。し かし、システム管理者を示すフィールドＹはフィールドＡに限定され、コラムＡ 内のフィールドＺにはシステムオペレータが示され、フィールドＢ内にはシステ ムディストリビュータが示されている。一方、残りのフィールドＣは、それぞれ の車両内に設置されるようにトランスポンダユニットが配布されたシステムのユ ーザを示している。 フィールドＡＺは、システムのオペレータ、すなわち、通過していく車両との 間で、それらのトランスポンダユニットを介して通信するための、路側(road si de)に配置された複数の装置を所有する人物を示す。これにより、当該通過に対 して料金が記録され、これは通過車両のトランスポンダユニットの所有者に課金 するために支払い機関(paying institution)に報告され、その結果、支払うべき 料金をオペレータに渡すことができる。 よって、もし、物理的装置、すなわち、路側装置、トランスポンダユニット、 本方法を実行するためのディスケットのようなデータ格納ユニット、およびそれ らを実行するためのコンピュータのような”ハードウエア”の製造者を考慮しな いならば、本システムの実行者(actors)は、次のとおりである。 本システムをインストールしたシステム管理者（フィールドＡＹ）は、その利 用権を有し、それをインストールして稼働させるために必要な動作に対して責任 を持つ。 オペレータは、前述したように、通過する車両のトランスポンダユニットとの 間 で遠隔通信を行うために配置された路側装置を所有する。オペレータは、主とし て、実行される当該遠隔通信にしたがって記録を行うことにより料金を収集する 人物である。オペレータはある種の支払いシステムに関与する。この支払いシス テムでは、システムの各ユーザ、すなわち車両ユニットの所有者に料金を請求す ることにより、当該記録がマネーに変えられる。 システムディストリビュータは、最終的にトランスポンダユニットを用意し、 それらを本システムの使用を希望するユーザに提供する。ディストリビュータは 、オペレータと協力し、同じ組織内に属することができる。トランスポンダユニ ットの配布は、同時に、そのデータが当該オペレータのエリア内のそれぞれの路 側ユニット内に記録され、かつ、支払い機関に口座が設定されたことを意味する 。 ユーザとはディストリビュータからトランスポンダユニットを購入した人物で ある。このトランスポンダユニットは、データを格納することにより本システム に関連づけられ、これによりオペレータのエリア内の路側装置と通信を行うのに 用いることができる。システム管理者の仕事は、前述したように、トランスポン ダユニット内、路側装置内のプログラムを作成するためのデータを提供すること である。そのデータは、路側装置とトランスポンダユニットとの間の通信を制御 するためのものである。その要件は次の通りである。 ・路側装置に対して、当該オペレータのためのシステムデータの形態で、一定 のシステム割り当て(a definite system assignment)を与えること。 ・路側に対して、それぞれのトランスポンダユニットを安全かつ個別に識別す るためのコードキーを与えること。 ・路側装置が、それぞれのコードキーで識別可能な各トランスポンダユニット の所有者についての格納データを所有すること。このデータは、車両の分類（異 なる車両分類で料金が決まる場合）、請求のための口座、クレジット状態であり うる。 ・路側装置は、また、できれば、それぞれのトランスポンダユニットについて 路 側装置内に格納されている前述した個別データに加えて、データを読み書きする ための、それぞれのトランスポンダユニット内のデータ格納フィールドにアクセ スするためのプロセスデータを有すること。 ・路側装置は収集された料金を計算し、記憶し、報告するためのプロセスデー タを有すること。 ・トランスポンダユニットには、システム内での当該オペレータの割り当てを 示すシステムデータが付与されること。システムの路側装置には、当該システム データが格納されている。 ・トランスポンダユニットには、路側装置の前記コードキーを用いてこれらの データを安全に収集するための識別データおよびプロセスデータが与えられるこ と。 ・上記付加的なデータが読み書きのために格納されるべき場合、前記に従い前 記フィールドをアクセスするために路側装置内にインストールされているプロセ スデータに対応したプロセスデータが格納されること。 そこで、システム管理者の仕事は、それぞれ、路側装置内およびトランスポン ダユニット内に格納されるべき基本データを生成することである。これらのデー タは、次に、上記のような通信が行えるように、複数の路側装置および多数のト ランスポンダユニットへ転送される。この際、次のことが知られている。すなわ ち、このデータ格納動作は、システム管理者が前記装置に対して、少なくとも路 側装置およびトランスポンダユニットのある部分に対して、直接アクセスして、 最終生産状態で、その装置がオペレータおよびディストリビュータへ配布されう ることにより成されうる。しかし、物理的装置の上記最終生産は殆ど集中的に(c entrally)行わなければならず、その装置は次にそれぞれオペレータおよびディ ストリビュータに輸送されなければならないということから、そのような方法は 大きな欠点を有する。特に、これは、システムの変更の際、システム管理者が再 度物理的装置に対してアクセスしなければならない場合に不利である。システム を当初意図したよりも多くのユー ザ用に拡張しようとする際にも同様のことが言える。 この問題は、本発明により、次のように解決される。すなわち、データ処理お よびデータ格納装置、並びに、各部において容易に入手できるメディアを用いる ことにより、システム管理者からの上記データはそれぞれオペレータおよびディ ストリビュータへ転送される。対照的に、物理的通信装置は、大量生産可能な未 定義の形態で製造することができ、上記装置およびメディアの利用によりこの形 態で製造者からそれぞれオペレータおよびディストリビュータへ、ローカルエン ドまたは最終生産用に渡すことができる。これを行う方法については、以下に説 明する。 本発明により使用されるデータ処理装置は、ＰＣ型の装置のような慣用のコン ピュータからなる。このようなコンピュータは図において１で示し、システム管 理者が所有するようにフィールド分割して示してある。 このコンピュータには、好ましくはマスターディスケット２であるデータ格納 メディア上に、次のデータが格納される。これは、ディスケット３上の異なるフ ィールドで示されている。これらのフィールドにおいて、フィールド４〜６は路 側装置に格納するためのデータを示し、フィールド１０〜１３はそれぞれのトラ ンスポンダユニットに格納するためのデータを示す。２つのフィールド１２〜１ ３は、個々のトランスポンダユニットのための多数の個別データを示す。 １つまたは幾つかのディスケット３上のこれらのデータにより、システム管理 者はコンピュータ１を用いて、選択されたデータを有するディスケット群を生産 することができる。多数のディスケット１５は、それらにフィールド４〜６のデ ータのみを保持して生産される。これらのデータを路側装置のデータ格納装置に 転送することにより、路側装置を本システム内で動作するように構成することが できる。格納用の未定義ディスケットは大量生産されたディスケットの供給源１ ６から持ってこられることを示している。 同じ供給源から、ディスケット１８〜２０は、トランスポンダユニットの最終 生 産用に持ってくることができる。これは２段階に行われる。その結果、多数のト ランスポンダユニットが、マスターディスケット３のフィールド１０，１１に対 応するフィールドを有するディスケット１８から、本システムに共通のデータ格 納動作を受ける。それらのトランスポンダユニットは、大量生産された供給源２ ２から収集された未定義状態のトランスポンダユニットである。その後、各トラ ンスポンダユニットは、図に示すように、自己に固有の格納動作を受ける。すな わち、第１のユーザのトランスポンダユニット２５にはマスターディスケット上 のフィールド１２に対応するデータが格納され、第２のユーザのトランスポンダ ２６にはフィールド１３に対応するデータが格納される。勿論、上記フィールド に対応する、格納されるべき上述のデータユニットは異なるディスケットで配布 される必要はなく、それらが個別のアドレスに与えられるのであれば、全体的に あるいは部分的に、同じディスケット内に格納することができる。前述したよう に、フィールド１２〜１３は個々のトランスポンダユニット専用の多数の個別デ ータを表す。同様に、トランスポンダユニット２５，２６は、本システムで使用 されるべきそのような多数のユニットを表す。 異なる動作を実行するために、図ではコンピュータ１で表されたシステム管理 者のデータ装置に加えて、管理者から入手されたディスケットからデータを読み 出し転送するために、オペレータおよびディストリビュータにもデータ装置が必 要とされる。そのような装置は、それぞれの部門においてローカル市場で容易に 購入することができる標準型のコンピュータである。このようなコンピュータを 介して、トランスポンダユニットへデータを転送するためには、コンピュータと トランスポンダユニットとの間に特別な装置、すなわち、モデムが必要となりう る。 図示したデータ格納フィールドは次のようなデータを表すことを意図している 。 フィールド４は路側装置のためのシステムデータを有し、フィールド５，６は 、トランスポンダユニットの異なるコピーのためのコードキーおよび個別データ 、よ って多数のフィールドを有する。これらに加えて、プロセスデータも含まれるべ きである。トランスポンダユニットの最終生産のためのデータについては、フィ ールド１０が、トランスポンダユニットを起動するための、すなわち、そのトラ ンスポンダユニットをデータ格納状態に変換するためのデータを含み、フィール ド１１が路側装置のための、フィールド４に従ってシステム内で使用されるシス テムデータを含み、フィールド１２，１３が多数のトランスポンダユニットのた めの個別データを含むよう意図されている。 それぞれ個別データのためのフィールド５，６および１２，１３は、ディスケ ット１５および１９，２０上に含まれるべきではなく、データを追加するための ある種の基本データおよびプロセスデータのみが含まれるべきである。よって、 オペレータおよびディストリビュータのコンピュータ装置では、または、共通に 、当該ディスケットにはそれぞれのユーザの口座番号、支払い機関のような情報 を追加することができる。 このように、本発明は、大量生産されたディスケットおよびトランスポンダユ ニットのような標準ユニットを用いて、システムデータを１つまたは複数のマス ターディスケット上に含ませることができ、ついで、これを、マスターディスケ ットから選択されたデータを含むデータディスケットを生産するために使用する 、ということを意味する。これらのディスケットは、本システム内での動作のた めに路側装置および必要数のトランスポンダユニットを最終的に生産するために 、オペレータおよびディストリビュータに送付することができる。また、修正お よび追加はこのように実行することができる。技術的な観点からは、遠隔通信に よって、目的のデータを転送する際の支障は何もない。しかし、このような通信 では、本システムを濫用しうるような漏洩(leak)が生じるおそれがある。本発明 の顕著な利点は、遠隔通信を用いた場合に比べて、データの漏洩がないことを容 易にチェックすることができる、データ転送のより物理的な形態の方法および手 段を本発明が提供するとい うことである。 上述した説明は、本発明の一実施例として、交通関連での料金収集システムに 関係するものである。しかし、本発明、すなわち後続の請求の範囲を、あるエリ アへのアクセスチェック、貨物等の輸送のチェックのような他の交通チェックに 関して適用しうることを排除するものではない。上述した装置は、使用された用 語が直接的に指示するものとは異なる種類のものであってもよい。すなわち、路 側装置の概念は、遠隔通信のための他の交通チェック装置を意味することもでき 、また、トランスポンダの概念は、例えば、受動トランスポンダの代わりに能動 通信装置を備えた、遠隔通信のために車両に搭載される他のデータ担持ユニット を意味することもできる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ (72)発明者 ピックフォード、アンドリュー イギリス国、ケンブリッジシャー シー・ ビー１ ５ピー・ビー、ケンブリッジ、ウ ェストン コルヴィル、スプリング テラ ス 21

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 遠隔通信用の可搬性データ担持ユニット（２３）、好ましくはトランスポ ンダを搭載した通過車両を遠隔的にチェックするための複数の固定通信装置を備 えた交通チェックシステムにおけるデータ担持通信装置の最終生産のための方法 であって、前記固定装置のデータ担持通信装置および車両ユニットは、シリアル 製造工程において、初期的に通信に必要なデータを格納することなく未定義の形 態で製造され、前記データを格納することを含む最終生産のために、汎用データ 処理のための複数のコンピュータ（２）と、これらに関連づけられ個別に取り扱 うことができるデータディスケット（１，１６）のようなデータ格納メディアと からなる生産システムが用いられ、システム管理者（ＡＹ）は前記データ格納メ ディア（３）上のそのコンピュータ装置（２）により、固定装置と車両ユニット との間の通信を実行するために必要な実質的にすべてのデータを格納し、この格 納メディアから、他の別個のメディア（１５，１８〜２０）が、好ましくは、そ れぞれの固定装置内にデータを格納するために必要なデータを含む第１の型（１ ５）および、それぞれの車両ユニットに必要なデータを含む第２の型（１８，１ ９，２０）の前記ディスケットの形態で生産され、これらのデータは、本システ ム専用の車両ユニット（２３）に制限された特定のチェックシステムへの割り当 てのためのデータ、固定装置内および車両装置内の両方で通信可能な個々の車両 ユニット（２３）を識別するためのデータ、および遠隔通信により実行されるべ きチェック動作または他の動作を実行するための記録およびプロセスデータを含 み、それらの別個のメディアのうち、それぞれの固定装置を制御するためのデー タを含む前記第１の型（１５）のコピーは、前記装置のシステムオペレータ（Ａ Ｚ）に送付され、それぞれの固定装置内にこれらのデータを格納するために使用 され、一方、それぞれの車両ユニット（２３）を制御するためのデータを含む前 記第２の型（１８，１９，２０）のコピーは、車両ユニットの配布を行うシステ ムディストリビュータ（ＢＺ）に送付され、車両ユニ ット内にこれらのデータを格納するために用いられ、車両ユニットは、本交通チ ェックシステムのユーザに対してそのそれぞれの車両で利用されるように配布さ れるべきものであることを特徴とする方法。 ２． 請求の範囲１に記載の方法であって、前記別個のメディア（１５，１８〜 ２０）は、それらの配布の際、物理的な形態で輸送されることを特徴とする方法 。 ３． 交通チェックシステムにおけるデータ担持通信装置の、請求の範囲１また は２に記載の方法により最終生産を行うための装置であって、遠隔通信用の可搬 性データ担持ユニット（２３）を備えた通過車両を遠隔的にチェックするための 複数の固定通信装置を備え、前記固定装置および車両ユニットのデータ担持通信 装置は、シリーズ生産において、初期的に通信に必要なデータを何ら格納してい ない未定義形態で製造され、システム管理者（ＡＹ）について、汎用データ処理 用の複数のコンピュータ（２）およびこれに関連づけられ個別に取り扱うことが できるデータディスケット（１，１６）のようなデータ格納メディアを備え、こ れらは、前記コンピュータユニット（２）により、固定装置と車両ユニットとの 間の通信の実行に必要な実質的にすべてのデータを前記データ格納メディア（３ ）に格納し、かつ、この格納メディアから他の個別のメディア（１５，１８〜２ ０）を好ましくは前記ディスケットの形態で生産するよう構成され、これらのデ ィスケットの第１の型（１５）は、それぞれの固定装置内にデータを格納するた め必要なデータを含み、第２の型（１８，１９，２０）は、それぞれの車両ユニ ットへの格納に必要なデータを含み、これらのデータは、本システム専用の車両 ユニット（２３）に制限された特定のチェックシステムへの割り当てのためのデ ータ、固定装置内および車両ユニット内の両方において通信可能な個別の車両ユ ニット（２３）を識別するためのデータ、および、遠隔通信により実行されるべ きチェック動作もしくは他の動作を実行 するための記録およびプロセスデータを含み；システムオペレータについて、汎 用データ処理用の他の複数のコンピュータを備え、それぞれの固定装置を制御す るためのデータを含む前記第１の型の個別のメディアからこれらのデータをそれ ぞれの固定装置へ転送し；車両ユニット（２３）を配布するシステムディストリ ビュータについて、汎用データ処理用の他の複数のコンピュータを備え、前記第 ２の型（１８，１９，２０）の個別メディアからこれらのデータを車両ユニット へ転送し、車両ユニットは、本交通チェックシステムのユーザに対してそのそれ ぞれの車両で利用されるように配布されるべきものである装置。