JP2000500907A - 充電式電気器具用中間プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 平形プラグピンを装備したパーソナルユースの例えば、ひげそり器等の充電式電気器具（１０）用のプラグ壁（１）と、コンセントに接続する接触ピン（２、３）と、導通用の平形プラグピン（１１、１２）の差し込み孔（４、５）が形成されているケース壁（３０）とを有する中間プラグであって、差し込み孔（４、５）は、少なくとも安全壁（７）が形成されたケース壁（３０）上に形成されており、差し込み孔（４、５）すなわち電気器具（１０）の平形プラグピン（１１、１２）と、安全壁（７）との距離は、平形プラグピン（１１、１２）と差し込み孔（４、５）との接続中、少なくとも電圧閃路を阻止するのに守るべき安全距離以上であることを特徴とする中間プラグ。

Description

【発明の詳細な説明】 充電式電気器具用中間プラグ 技術分野 本発明は、平形プラグピンを装備している電気ひげそり装置等のパーソナルユ ース用の充電式電気器具用中間プラグに関し、プラグケースと、コンセントに接 続するプラグピンと、電気的接続のために平形プラグピンに適した差し込み孔を 備えたケース壁を有する中間プラグに関する。 背景技術 様々な国が異なった、ほぼ規格化されたプラグシステムを持っていることが知 られている。プラグの係る相違としては、まず、根本的には、接触ピンの形状、 例えば、丸形と平形があり、それぞれの間隔がある。比較的間近に配置されたブ レード状のプラグピンを有する器具プラグであるいわゆる平形プラグピンは、９ ０〜１２５ボルトの電圧範囲に対応したものであることが知られている。平形プ ラグピン間の距離が小さいため、この種のプラグシステムが国中の全家庭に取り 付けられている国々では、充電用蓄電池を装備した電気器具にもこの平形プラグ ピンが、電気器具ケースから押し出し式あるいは旋回式で突出するよう取り付け られている。平形プラグピンとプラグケースの外壁あるいは電気器具の外壁との 距離は、いくつかの国で規定されているプラグ外形およびユーザーの手との空間 距離及び導電距離よりも短い。 冒頭に述べたタイプの電気器具の一つとして、例えば、ドイツ実用新案８３２ ９６９１号が知られている。充電式ひげそり器の器具プラグは、ひげそり器のケ ースの一端に摺動自在に配置されている。ブレード状に形成され、プラグケース に固定されている２つのプラグピンは、ケースの床に配置されている操作レバー によってひげそり器ケースの二つの細長い側面の一方から電源コンセントに接続 するために押し出される。このコンセントは、例えば、家の部屋の壁に固定配置 されているものか、あるいは中間プラグの一部となっているものである。 前述したタイプのひげそり器等の再充電可能な電気器具では、周知のように充 電式蓄電池用の充電回路を備えているものがあり、その電圧範囲は、通常９０〜 ２７０ボルトに達する。したがって、平形プラグピンを装備したこのような電気 器具は、異なった形状と配列のプラグピンを差し込むプラグシステムが配備され ている国々においても充電可能である。平形プラグピンを装備した電気器具の充 電を可能にするには、カバー状に形成されたケース壁と２つの端面壁並びに一方 の端部壁から突出しているプラグピン及び丸形プラグピンと反対側の端面壁に平 形プラグピンに適した差し込み孔を有し、この孔を介して、電気器具の平形プラ グピンとプラグピンに接続された導電部が接続される中間プラグがある。例えば 、丸形プラグピンを装備した中間プラグは図１に示されるものが知られている。 このタイプのプラグは、安全性の理由でいくつかの国では、プラグケースの外壁 に対する接触ピン並びに差し込み孔の距離が、規格化され守るべきユーザーの手 までの空間距離及び導電距離以上である場合のみ許可される。この安全間隔は、 ２００Ｖ超の電圧の国々では、例えば、８ｍｍになる。 ドイツ実用新案８４０１３７８号により、丸形プラグピンを装備した中間プラ グが知られているが、プラグピンと反対側の端面壁には、円周に安全壁が設けら れている。この中間プラグは、平形プラグピンを装備した電力ケーブルを用いた 場合のみ電気器具と接続され、平形プラグピンを装備した充電式電気器具とは直 接接続することはできない。 発明の開示 本発明の目的は、十分な安全距離を考慮して平形プラグピンを装備した充電式 電気器具の電源回線への接続を保証する冒頭に述べたタイプの中間プラグを提供 することである。 本発明によれば、この目的は、差し込み孔が少なくとも安全壁が設けられたケ ース壁に配置され、差し込み孔、つまり電気器具の平形プラグピンと安全壁との 距離は、差し込み孔への平形プラグピンの接続時には少なくとも電圧閃路を阻止 するのに守るべき安全距離以上である冒頭に述べたタイプのアダプタプラグによ り達成される。 本発明の明白な利点は、いずれにせよ単に既存の安全壁を改造あるいは再配置 するだけで安全基準に適合する中間プラグを製作できる点にある。さらに、図３ ならびに図４の実施例で示されるように、本発明による中間プラグは、材料節約 の制限下で低価格で製造することが可能である。 本発明の一実施形態では、安全壁は円筒形状に形成され、中間プラグと電気器 具の平形プラグピン接続のためのＵ字形除去部が設けられている。 本発明のさらなる実施形態によれば、安全壁はケース壁上に互いに並行に配置 されている。 さらに別の実施形態によれば、特定の再充電可能な電気器具、例えば押出し式 の平形プラグピンを有するひげそり器に適合させて、対向する安全壁の距離を収 容される電気器具の２つの対向する壁の距離、つまり、厚さに等しく一致させて いる。 本発明の好適な実施形態によれば、規定の安全距離を考慮して対向する安全壁 間の距離は、収容される電気器具の２つの対向する壁の距離、つまり、厚さより も僅かに大きく形成してもよい。 本発明の更なる利点ならびに詳細は、好適な実施形態を示す以下の記述と添付 図面から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、丸形プラグピンと平面端面壁に溝状の差し込み孔を有する公知の中間 プラグの実施形態を示す図である。 図２は、丸形プラグピンと、溝状の差し込み孔と、丸形プラグピンと反対側の 端面壁に環状の安全壁を有する公知の中間プラグを示す図である。 図３は、円筒状に形成され、除去部が設けられている安全壁を有する中間プラ グと、この中間プラグに接続される平形プラグピンを装備したひげそり器を示す 図である。 図４は、端面壁から突出している丸形プラグピンと反対側の端面壁に設けられ た安全壁並びに溝状の差し込み孔を有する中間プラグを示す図である。 発明を実施するための最良の形態 図１に公知の構造の中間プラグを示す。中間プラグは、円筒形状のプラグケー ス１からなり、その両端面は、ケース壁２０、３０によって閉じられている。ケ ース壁２０からは、２本の丸形プラグピン２、３が突出している一方、反対側の ケース壁３０には差し込み孔４、５が設けられている。差し込み孔は平形プラグ ピンを収容する溝状に形成されており、プラグケース１内の導電構成要素によっ て丸形プラグピン２、３と、差し込み孔４、５に差し込まれた平形プラグピンと の導通を保証する。 図２は、別の公知の構造の中間プラグを示したものであり、その構成は基本的 には図１の公知の中間プラグと同一である。その僅かな構造上の相違は、ほぼ平 面状に形成されたケース壁３０に環状に形成された安全壁６が付属している点で ある。 図３は、プラグケース１と、２本の丸形プラグピン２、３と、ケース壁３０に 設けられ、電気器具１０の平形プラグピン１１、１２との接続に適した２つの差 し込み孔４、５とＵ字型の除去部を有する包囲安全壁７、その辺は平面状のケー ス壁３０と安全壁７のエッジ７１と７２により規定されている、を備えたアダプ タプラグを示している。図３にはさらに、充電式電気器具１０として電気ひげそ り器が示されている。プラグケース１４に取り付けられている２本のブレード状 の平形プラグピン１１、１２は、ケース底面１５に配置されている操作レバー１ ３により、ひげそり器ケースの細長い二側面のうちの一方から中間プラグへと押 し出され、この位置で固定される。電気器具１０の細長い側面の厚さＢ１は、安 全壁７のＵ字形除去部を形成する安全壁８、９の間の距離Ａ１よりも僅かに小さ い。従って、電気器具１０の平形プラグピン１１、１２を中間プラグのプラグケ ース１にある差し込み孔４、５に接続する際に、指で差し込みを行うユーザが平 形プラグピン１１、１２に接触あるいは近接することがないように保証する。電 気器具の壁すなわちプラグケース１４の壁がケース壁３０に突き当たるまで、充 電式電気器具１０は、平形プラグピン１１、１２により差し込み孔に差し込まれ る。 図４は、図１の中間プラグと基本的に同じ構成の中間プラグを示している。図 １の実施形態とは異なり、図４の中間プラグではケース壁３０に２つの安全壁８ 、９が設けられており、プラグケース壁上に好適に成形されている。対向する２ つの安全壁８、９は、ケース壁３０と組み合わされて、基本的には平形プラグピ ン１１、１２を装備した電気器具１０の収容と接続を保証するＵ字形フォーク構 造 を形成する。さらに、図４の中間プラグの実施形態においては、例えば、図３の 電気ひげそり器に鎖線によって補足して示されているように、その平形プラグピ ン１１、１２が電気器具１０のハウジング底面１５よりはるか上に配置されてい る充電式電気器具１０の収容と接続を可能にする。この場合、操作レバー１３は 電気器具１０の背面にある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１０月１７日（１９９７．１０．１７） 【補正内容】 ａ． 「 本発明によれば、この目的は、平形プラグピンを装備した電気器具の収容と 接続用の収容部を有する安全壁を備えた冒頭に述べたタイプのアダプタプラグに より達成される。 本発明の明白な利点は、いずれにせよ単に既存の安全壁を改造あるいは再配置 するだけで安全基準に適合する中間プラグを製作できる点にある。さらに、図３ ならびに図４の実施例で示されるように、本発明による中間プラグは、材料節約 の制限下で低価格で製造することが可能である。 本発明の一実施形態では、安全壁は円筒形状に形成され、中間プラグと電気器 具の平形プラグピン接続のためのＵ字形除去部が設けられている。 本発明のさらなる実施形態によれば、安全壁はケース壁上に互いに並行に配置 されている。 さらに別の実施形態によれば、特定の再充電可能な電気器具、例えば押出し式 の平形プラグピンを有するひげそり器に適合させて、対向する安全壁の距離を収 容される電気器具の２つの対向する壁の距離、つまり、厚さに等しく一致させて いる。 本発明の好適な実施形態によれば、規定の安全距離を考慮して対向する安全壁 間の距離は、収容される電気器具の２つの対向する壁の距離、つまり、厚さより も僅かに大きく形成してもよい。」 ｂ． 「 請求の範囲 １． 平形プラグピン（１１、１２）を装備したパーソナルユースの例えば、ひ げそり器等の充電式電気器具（１０）用のプラグ壁（１）と、コンセントに接続 する接触ピン（２、３）と、導通用の平形プラグピン（１１、１２）の差し込み 孔（４、５）が形成されているケース壁（３０）とを有し、差し込み孔（４、５ ）は、少なくとも安全壁（７、８、９）が形成されたケース壁（３０）上に形成 されており、差し込み孔（４、５）すなわち電気器具（１０）の平形プラグピン （１１、１２）と、安全壁（７、８、９）との距離は、平形プラグピン（１１、 １２）と差し込み孔（４、５）との接続中、少なくとも電圧閃路を阻止するのに 守るべき安全距離以上である中間プラグであって、前記安全壁は、平形プラグピ ンを装備した電気器具を収容及び接続する収容部を備えていることを特徴とする 中間プラグ。 ２． 安全壁（７、８、９）は円筒状であり、また電気器具（１０）の平形プラ グピン(11,12)に中間プラグを接続するためのＵ字形除去部（３０、７１、７２ ）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の中間プラグ。 ３． ２つの安全壁（８、９）はケース壁（３０）上に互いに並行に配置されて いることを特徴とする請求項１記載の中間プラグ。 ４． 対向安全壁（８、９）間の距離（Ａ１）は、収容される電気器具（１０） の対向する２つの壁の間の距離、即ち、厚さ（Ｂ１）と等しいことを特徴とする 請求項１〜３のいずれかに記載の中間プラグ。 ５． 対向安全壁（８、９）間の距離（Ａ１）は、収容される電気器具（１０） の対向する２つの壁の間の距離、即ち、厚さ（Ｂ１）より僅かに大きいことを特 徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の中間プラグ。」

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 平形プラグピン（１１、１２）を装備したパーソナルユースの例えば、ひ げそり器等の充電式電気器具（１０）用のプラグ壁（１）と、コンセントに接続 する接触ピン（２、３）と、導通用の平形プラグピン（１１、１２）の差し込み 孔（４、５）が形成されているケース壁（３０）とを有する中間プラグであって 、差し込み孔（４、５）は、少なくとも安全壁（７、８、９）が形成されたケー ス壁（３０）上へに形成されており、差し込み孔（４、５）すなわち電気器具（ １０）の平形プラグピン（１１、１２）と、安全壁（７、８、９）との距離は、 平形プラグピン（１１、１２）と差し込み孔（４、５）との接続中、少なくとも 電圧閃路を阻止するのに守るべき安全距離以上であることを特徴とする中間プラ グ。 ２． 安全壁（７、８、９）は円筒状であり、また電気器具（１０）の平形プラ グピン(11,12)に中間プラグを接続するためのＵ字形除去部（３０、７１、７２ ）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の中間プラグ。 ３． ２つの安全壁（８、９）はケース壁（３０）上に互いに並行に配置されて いることを特徴とする請求項１記載の中間プラグ。 ４． 対向安全壁（８、９）間の距離（Ａ１）は、収容される電気器具（１０） の対向する２つの壁の間の距離、即ち、厚さ（Ｂ１）と等しいことを特徴とする 請求項１〜３のいずれかに記載の中間プラグ。 ５． 対向安全壁（８、９）間の距離（Ａ１）は、収容される電気器具（１０） の対向する２つの壁の間の距離、即ち、厚さ（Ｂ１）より僅かに大きいことを特 徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の中間プラグ。