JP2000500535A - 再生セルロースフィラメントの調製方法 - Google Patents

再生セルロースフィラメントの調製方法

Info

Publication number
JP2000500535A
JP2000500535A JP9519322A JP51932297A JP2000500535A JP 2000500535 A JP2000500535 A JP 2000500535A JP 9519322 A JP9519322 A JP 9519322A JP 51932297 A JP51932297 A JP 51932297A JP 2000500535 A JP2000500535 A JP 2000500535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
yarn
tex
cellulose
tension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9519322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000500535A5 (ja
JP3929073B2 (ja
Inventor
ヘラルデュス ヨハネス ヘンドリクス フォス
ベルナルデュス マリア クーンデルス
ハンネケ ブールストゥール
Original Assignee
ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム filed Critical ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム
Publication of JP2000500535A publication Critical patent/JP2000500535A/ja
Publication of JP2000500535A5 publication Critical patent/JP2000500535A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3929073B2 publication Critical patent/JP3929073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F2/00Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F2/00Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof
    • D01F2/24Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof from cellulose derivatives
    • D01F2/28Monocomponent artificial filaments or the like of cellulose or cellulose derivatives; Manufacture thereof from cellulose derivatives from organic cellulose esters or ethers, e.g. cellulose acetate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2933Coated or with bond, impregnation or core
    • Y10T428/2964Artificial fiber or filament
    • Y10T428/2965Cellulosic

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ギ酸セルロース、リン酸、及びギ酸を含む異方性溶液から再生セルロースフィラメントを調製するための方法で、生成したギ酸セルロースフィラメントを、再生前に15%以下の含水量まで乾燥し、再生後にフィラメントを低張力下で洗浄しかつ乾燥する。本発明の方法により、高破断荷重及び高破断点伸びのセルロースマルチフィラメント糸を得ることができ、この糸は、非常に規則的な線密度を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 再生セルロースフィラメントの調製方法 本発明は、ギ酸セルロース、リン酸、及びギ酸を含む異方性溶液から再生セル ロースフィラメントを調製するための方法に関するものである。この方法は、以 下の工程を含む。 ・キャピラリーを通して、溶液を押し出す。 ・生成したギ酸セルロースフィラメントを空気層に通す。 ・ギ酸セルロースフィラメントを凝固槽に通す。 ・ギ酸セルロースフィラメントを水洗する。 ・ギ酸セルロースフィラメントを再生する。 ・生成した再生セルロースフィラメントを水洗する。 ・再生セルロースフィラメントを乾燥する。 ・再生セルロースフィラメントを巻く。 このような方法は、国際特許出願WO85/05115から公知である。 この特許出願は、ギ酸及びリン酸を含んだ溶媒中にセルロースを溶解すること を開示している。ギ酸セルロースを含む、得られた異方性溶液は、紡糸できかつ 空気ギャップウェット(gap-wet)紡糸方法を用いて処理され得る。この方法で得 られたギ酸セルロースフィラメントは、NaOHを用いて再生され得る。 得られた再生セルロースフィラメントは、ビスコースの方法で製造され得る再 生セルロースフィラメントと比較して高破断荷重及び高弾性を有している。しか しながら、国際特許出願WO85/05115の方法により製造され得るフィラメントの破 断点伸びは、比較的低く、一般的に3から4%の範囲である。さらに、このフィ ラメントは、フィラメントの軸を囲んでお互いが埋め込まれた層からなると考え られる形態を有している。この形態は、偽周期的にフィラメントの軸に沿って変 動するように思われる。このような偽周期的な形態は、帯状構造として記述され 得るだろう。この帯状構造は、偏光顕微鏡で見ることができる。 国際特許出願WO94/17136は、ギ酸セルロースを含む等方向性溶液からフィラメ ントを紡糸する方法を記述する。この方法で得られたフィラメントは、4%を超 える破断点伸びを有するが、このフィラメントの破断荷重は、比較的低い。 驚くべきことに、高破断荷重及び高破断点伸びの再生セルロースフィラメント が、即ち、ギ酸セルロースフィラメントの再生の前にこのギ酸セルロースフィラ メントを乾燥し、かつギ酸セルロースフィラメントが再生された後に水洗し、か つ比較的低い張力で乾燥することにより得られる方法が見出された。 本発明は、最初のパラグラフに従った方法において、当該ギ酸セルロースフィ ラメントを、再生する前に20%未満の含水量まで乾燥し、かつ再生後に当該フ ィラメントを洗浄しかつ少なくとも2.5cN/texの張力で乾燥させることを含む 。 本発明の方法を使用すれば、以下の有用な特性の組み合わせを有するマルチフ ィラメント糸が得られる。 ・0<DS<1% ・CV<2 ・破断荷重:700〜1200mN/tex ・破断点伸び>5% 本発明の方法において、セルロースの置換度(DS)は、下記の方法で測定さ れ、かつ糸の線密度の変動の係数(CV)は、マルチフィラメント糸の大きな長 さ(great length)にわたって測定される。溶液の準備 キ酸セルロース、ギ酸、及びリン酸(オルトリン酸、H3PO4)を含む異方性の 紡糸溶液は、セルロースをギ酸及びリン酸を含んだ溶液に添加することにより、 国際特許出願WO85/05115に記述されたように得られる。直ちに紡糸できる溶液を 得るため、溶媒は、好ましくはギ酸及びリン酸を重量比で0.05〜0.7、よ り好ましくは0.2〜0.4、特に約0.3で含む。好ましくは、重量部13〜 27(pbw)のセルロース及び87〜73重量部(pbw)の溶媒を混合して、全体で1 00重量部を含む溶液を得る。経済的に有利な方法は、高濃度のセルロース、例 えば22重量%を有する紡糸溶液を用ることができるだろう。 使用されるセルロースは、好ましくは、90%を超えるα−含有量、更に好ま しくは95%を超えるα−含有量を有する。溶液からの紡糸用の品質のフィラメ ントをにとっては、一般に織物(textile)や工業的用途の繊維を製造するのに使 用されるような高いα−含有量を有する「溶解したパルプ」を用いることが推奨 される。セルロースの適当な種類の具体例として、Arbocell BER 600/30、Bucke ye V5、V60 又はV65、Viscokraft及びUltranier がある。本特許出願で言及する 手順で決定されたこのセルロースの重合度(DP)は、有利には350から15 00の範囲にあり、特に、500から1350の範囲にある。 市場で入手できる形態のセルロースは、通常、いくらかの水を含み、かつ何の 欠陥もなくそのようなものとして使用され得るだろう。勿論、乾燥セルロースも 使用できるが、これは必須ではない。 異方性の溶液は、例えば、IKA-duplexニーダー、Linden-Zニーダー、又はLIST −ミキサーのような適当なニーダー中で、溶媒及びセルロースを緊密に混合する ことによって得られる。 ギ酸セルロースは、セルロースとギ酸とのある反応によって生成される。この ようにして、10%を超える、更に好ましくは、15から40%の置換度(DS )をギ酸セルロースが得られる。 紡糸溶液からの押し出し及びフィラメントの凝固 得られた溶液は、紡糸し、即ち、所望の数のキャピラリーを有する紡糸口金板 から押し出すことができる。好ましくは、セルロース濃度が13から27重量% の紡糸溶液を、高温での滞留時間をできるだけ短くして、20℃から70℃の間 の温度で押し出す。好ましくは、そのような溶液を、40℃と60℃の間の温度 で押し出す。他の濃度では、濃度が高くなるに従って、紡糸温度は、ここで示し たものよりも高いことが好ましく、逆も同じである。 紡糸口金板のオリフィスの所望の数は、得られるフィラメントの将来的な使用 に依存している。このように、所望の数のキャピラリーを有する一つの紡糸口金 板は、モノフィラメントを押し出しに使用できるだけでなく、実際の操作での要 求の多いマルチフィラメント糸(30から10000のフィラメントを含み、好 ましくは、100から2000のフィラメントを含む)を押し出すことにも使用 できる。そのようなマルチフィラメント糸の製造は、欧州特許第168876号明細書 で記述されているような数多くのキャピラリー群を含む群紡糸のアセンブリーで 行うか、又は国際特許出願WO95/20696に記載された形の一以上の紡糸口金を有す る紡糸のアセンブリーで行う。 押し出しに続き、押出物は、空気層を通過させる。この層で、押出物を、引張 る。この層の厚さの選択は、線密度及び所望の押出物の引張り度に依存する。好 ましくは、4から150mmの範囲の厚さを有する空気の層を使用する。紡糸口 金板と凝固槽との間のこの空気層は、空気によるだけでなく、一定の他のガス、 蒸気、又はこれらの混合物、例えば窒素でも満たすことができる。蒸発のために 、凝固薬もガス形態の層に存在する。望むのであれば、層中のガス状の凝固薬の 量を、例えば、層中にガス又は蒸気を規則的に変えることで減少できる。 次に、得られた押出物は、それ自体公知の方法で凝固槽を通過させる。高破断 荷重及び高破断点伸びのフィラメントを得るための適当な凝固薬としては、セル ロースに膨潤効果を及ぼさない低沸点の極性有機液体、水又はこれらの混合物を 選んでもよい。そのような適当な凝固薬の例として、アルコール、ケトン、エス テル、及び水、又はこれらの混合物が含まれる。凝固薬として、アセトンが好ま しく使用される。 凝固槽の温度は、−40℃から10℃の範囲が好ましい。最も強いフィラメン トは、凝固薬の温度が、−10℃未満で得られる。アセトンが凝固薬として使用 されるならば、凝固槽の温度は、−30℃から−10℃の範囲が望ましい。 高破断荷重及び高破断点伸びのフィラメントは、凝固槽を超えてすぐのフィラ メントで測定した張力が、2cN/tex未満、更に好ましくは1cN/tex未満であれば 、得ることができることが見出された。 凝固フィラメントの洗浄 凝固後、フィラメントを水洗する。洗浄中できるだけ一定にフィラメントに張 力を与えつづけるために、フィラメントを連続工程において洗浄液を通すことが 好ましい。 実際上の使用に非常に適した方法によれば、英国特許明細書GB第762,959 号で 記述されているように、洗浄は、洗浄板、即ち、いわゆるジェトウォッシャーを 使用して行う。この洗浄を、0℃から100℃の間のいかなる温度でも行う。好 ましくは、洗浄を、15℃から60℃の間の温度で行う。凝固薬が、フィラメン ト束で残っていれば、凝固薬の沸点以下の温度で洗浄を行うことが好ましい。 特にリン酸の洗浄は、高破断荷重及び高破断点伸びのマルチフィラメント糸の取 得における主要な重要性であることがわかった。好ましくは、洗浄を、洗浄後に 糸が0.2重量%未満のH3PO4、好ましくは、0.15重量%未満のH3PO4 を含むように行う。 洗浄効率は、できるだけ低い張力で糸を洗浄することで向上され得る。 ギ酸セルロースフィラメントの乾燥 洗浄後、ギ酸セルロースフィラメントを乾燥しかつ、任意に巻き取る。ギ酸セ ルロースフィラメントの乾燥は、高破断荷重及び高破断点伸びの再生セルロース 糸の取得における主要な重要性であることがわかった。更に、フィラメントの乾 燥度が、重要であることがわかった。高破断荷重及び高破断点伸びの再生フィラ メントを得るために、マルチフィラメント糸が、20%未満の水分を含むように 、フィラメントを乾燥するべきである。 洗浄及び/又は乾燥中の張力は、高破断荷重及び高破断点伸びの再生糸の取得 における基本的な重要性であることもわかった。そのような糸を、ギ酸塩糸の洗 浄及び/又は乾燥中の張力が、4cN/texと16cN/texの間であれば、得られる。 実際上の使用に非常に適した方法によれば、連続工程において、フィラメント を、1回以上の、駆動された加熱ローラーを用いて、フィラメントをその加熱ロ ーラーの周りを回すことで乾燥する。乾燥工程におけるフィラメントへの張力を 、最初の駆動加熱ローラーと洗浄区域の最後の駆動ローラーとの間で速度を異に することによって与えることができる。 この方法で、乾燥中に糸に与えた張力を、洗浄中に糸に与えた張力と独立して 与えることができる。 ギ酸セルロース糸を、18N/tex 未満のギ酸セルロース糸の初期弾性を与える ような条件で乾燥するならば、高破断荷重の再生マルチフィラメントセルロース 糸を得ることができないことがわかった。例えば、乾燥中に糸に張力を与えるこ とで、18N/tex を超える初期弾性のギ酸塩糸を得ることができる。この張力は 、即ち、糸中のセルロースのDPに依存する。 乾燥後、マルチフィラメントギ酸セルロース糸は、糸巻きに巻かれ得るが、こ れは必須ではない。ギ酸セルロースフィラメントの再生 再生は、洗浄及び乾燥工程にすぐ続いて、並びにマルチフィラメント糸が巻き 取られた後に行われ得る。特に有利な態様として、フィラメントを、連続工程で 再生する。この再生剤を、槽に通したり、噴霧したり、接触ロールを使用したり 、又はジェットウォッシャーを備えた槽を通過させることでフィラメントと接触 させることができる。好ましくは、全ての再生剤を、一つの処理に添加する。 これとは別に、糸を、例えば、再生剤で満たした槽中に浸し、(穿孔)管に又 はより糸として巻き取ることにより、不連続の方法で再生してもよい。 NaOHは、非常に適した再生剤でありかつ、連続工程で、NaOH濃度が1 5から50重量%のNaOH溶液が、特に再生剤として使用するのに適している ことがわかった。不連続工程においては、低いNaOH濃度のNaOH溶液、例 えば、約5重量%のNaOH溶液を、使用することができる。 再生中の温度は、得られる再生セルロースフィラメント糸の特性に影響するこ とが更にわかった。再生中に温度が高く上がりすぎることを防止するため、再生 剤は、好ましくは30℃未満の温度で、更に好ましくは20℃以下である。糸の 温度も高すぎない、例えば、30℃以下の温度であることが更に好ましい。 再生中の張力は、このようにして得られた糸の特性に重大な影響を与えること はなかった。しかしながら、再生において選択された張力は、糸の破断を引き起 こすほど高くするべきでないことは、当業者に自明のことであろう。 再生セルロースフィラメントの洗浄 他の特性の中でも高破断荷重及び高破断点伸びを有する再生セルロースフィラ メントは、低い張力下で再生されると得られることがわかった。再生後、再生セ ルロースフィラメントを、好ましくは、上述の方法で水洗する。好ましくは、フ ィラメントを15〜90℃の温度で水洗する。洗浄区域の最初の部分の温度を、 好ましくは15℃と30℃の間で選択する。本発明の方法によれば、洗浄中の張 力は、2.5cN/tex未満、好ましくは1cN/tex以下である。 再生セルロースフィラメントの乾燥 洗浄後、再生セルロースフィラメントを乾燥する。高破断荷重及び高破断点伸 びのような、有利な特性を有する再生セルロースフィラメントを得るために、フ ィラメントを低い張力下で乾燥することが好ましい。実際の操作に使用する場合 に非常に適した方法によれば、フィラメントを、1以上の駆動加熱ローラーによ り乾燥する。フィラメントをこの方法で乾燥すれば、最初の乾燥ローラーに先立 つフィラメントの張力は、2.5cN/tex以下、更に好ましくは、1cN/tex以下に 維持するように調節される。有利な方法において、フィラメントを、表面温度が 約150〜180℃の単一のローラーを用いて、20%未満、更に好ましくは約 8%の含水量まで乾燥する。特に有利な方法として、フィラメントを2つの加熱 ローラーを用いて、糸を最初のローラーを使用して含水量約20%まで乾燥し、 かつ第2のローラーを使用して含水量7〜8%まで乾燥する。この方法により、 2つの乾燥ローラーの間の糸の張力は、できるだけ低く、好ましくは1cN/tex以 下、更に好ましくは0.5cN/tex以下に維持される。 乾燥後、再生セルロースフィラメントを巻き取る。巻き取り工程の間にも、フ ィラメントの張力は、好ましくは、できるだけ低く維持される。しかしながら、 選択された張力は、糸の包装が不規則に形成するほど低くはないだろう。 上述したように、上記した張力は、常にフィラメントの線密度に依存している 。張力を算出するために、長手方向におけるフィラメントに付与される応力を、 再生フィラメントの線密度によって各場合に分割する。マルチフィラメント糸の 場合、張力を、再生糸の線密度によって糸の長手方向における糸に対する応力を 分割することにより、計算できる。この応力は、糸伸び計で測定できる。 マルチフィラメント糸の特性 本発明の方法を使用して、以下の有用な、強化材として特に適した特性の組み 合わせを有する再生セルロースマルチフィラメント糸が得られる。 ・0<DS<1% ・CV<2 ・破断荷重:700〜1200mN/tex ・破断点伸び>5% DSは、ギ酸基を有するセルロース分子のエステル化の尺度である。DS値が 低い程、より少ないギ酸基が存在し、かつ糸は、より十分に再生する。高いDS 値の糸は、ギ酸を反応の進行において放出しながら分解するだろう。 CVは、大きな長さ(数十メーター)にわたる糸の均質性について、更に好ま しくは、線密度の均整についての情報を提供する。低いCV値は、糸の更なる均 整を伴う。一般的に、糸の更なる均質性は、この条件でほとんど変動することな く、安定した紡糸工程で得られるだろう。糸の水分の変動及び張力の変動は、例 えば、不均質な線密度を生じ得る。安定した紡糸工程は、糸の線密度の大きな均 質性だけでなく、他の特性、例えば、高破断荷重及び高破断点伸びの大きな均質 性を発現することがわかるだろう。均質性は、主に糸の工業的用途で重要である 。好ましくは、糸は、2未満、更に好ましくは1未満のCV値を有する。 この材料の使用に関する他の重要なパラメーターは、破断荷重及び破断点伸び である。この糸は、好ましくは、6〜8%の破断点伸びを有する。 前述の有利な特性の組み合わせに付け加えて、マルチフィラメント糸、又は糸 が形成されるフィラメントは、以下の特性を有する。 ・フィラメントは、束構造を示さない。 束構造の不存在は、フィラメントの大きな構造上の均質性を示す。これは、 より大きな糸の均質性を示している。 ・フィラメントは、0.25GPa より大きな圧縮強度を有している。 高い圧縮強度は、フィラメント、任意にマルチフィラメント糸を、圧縮負荷 にさらすならば有利になる。 ・糸は、15N/tex より高い初期弾性を有する。 初期弾性は、糸の剛性の尺度である。そのような剛性は、様々な用途に対す る重要な要因に成り得る。 特性の組み合わせにより、このマルチフィラメント糸は、強化材料として、更 に好ましくは、動的負荷をかけることができるゴム物品における強化材料として 使用するために非常に適したものとなる。これについての一例として、コンベア ーベルト、V−ベルト及び乗物のタイヤにおける強化材料としての糸の用途があ る。更に好ましくは、糸は、車用の空気タイヤの強化材料として適した用途があ る。 一般的に、ここで見出されたフィラメントは、ポリアミド、レーヨン、ポリエ ステル、及びアラミドのような工業用の糸に対する有利な代替物を構成する。 更に、フィラメントは、パルプ化できる。かかるパルプは、炭素パルプ、ガラ スパルプ、アラミドパルプ、又はポリアクリロニトリルパルプのような他の材料 と混合してもしなくてもよく、例えば、アスファルト、セメント及び/又は摩擦 材料のような強化材料としての使用に非常に適合する。 測定方法 DPの測定 セルロースの重合度(DP)は、Ubbelohde type 1(k=0.01)により測定される 。この目的で、測定するセルロース試料を、中和後にin vacuoで50℃で16時 間乾燥するか、また、銅(II)エチレンジアミン/水混合物中の水の量は、セル ロース中の水を考慮して校正されている。このようにして、0.3重量%のセル ロース含有溶液は、銅(II)エチレンジアミン/水混合物(1/1)を使用して 作られる。 得られた溶液の粘度比(visc.rat.又はηrel)を測定し、かつ限界粘度数( η)は、以下の式で測定した。 式中、c=溶液(g/dl)中のセルロース濃度 k=一定= 0.25 この式から、重合度DPを、以下のように測定する。又は 溶液中のセルロースのDPの測定は、以下の処理の後に上述のように行った。 20gの溶液を、Waring Blender(1リットル)に満たし、水400mlを加え 、その後、全体を、最高の設定で10分間混合した。得られた混合物は、ふるい に移し、水で完全に洗浄した。最後に、2%NaHCO3溶液で数分間中和し、 その後水洗した。得られた生成物のDPは、上述のように、銅(II)エチレンジ アミン/水/セルロース溶液の調製から始めて測定した。 H3PO4含有量の測定 H3PO4含有量は、E672滴定プロセッサーによる滴定で測定した。この目的で 、50メートルに糸を測って切り、かつ脱塩水で数回すすぎ、水をビーカーに集 め、糸を、各すすぎサイクルの後にピンセットにより圧縮乾燥した。ビーカーの 含有物は、滴定プロセッサー中で1ml/minの速度で0.1M NaOH溶液を使用 して電位差滴定にかけた。 糸中のH3PO4含有量は、以下のように算出できる。 H3PO4(重量%)=[(V2−V1)×t1×98×100]/P 式中、V1=当量点1で使用した0.1M NaOH溶液の量(ml) V2=当量点2で使用した0.1M NaOH溶液の量(ml) t1=NaOH溶液の濃度(strength) P=乾燥した糸の重量(糸はすすいだ後、120℃で数分間乾燥し た。) DSの測定 DSは、E672滴定プロセッサーによる滴定を用いて測定した。この目的で、5 0メートルに糸を測って切り、かつ脱塩水で数回すすぎ、糸を、各すすぎサイク ルの後にピンセットにより圧縮乾燥した。すすがれた糸に対し、1.0M NaO H溶液10ml及び沸騰した脱塩水75mlをビーカーに加えた。ビーカーの含有物 は、約15分間窒素下で攪拌した。次に、ビーカーの含有物は、滴定プロセッサ ー中で1ml/minの速度で1.0M HCl溶液を使用して電位差滴定にかけた。 ブランク測定、即ち、糸なしの測定も行った。 DSは、以下のように算出できる。 DS(mole%)=(A3/3)/[(A3/3)+(P-246 ×A3/3)/162]×100 式中、A=(V4−V3)×t2 P=乾燥した糸の重量(糸は、すすぎかつ滴定の後、120℃で数分 間乾燥した。) V4 =糸試料の測定に使用した1.0M HCl溶液の量(ml) V3 =ブランク測定に使用した1.0M HCl溶液の量(ml) t2 =HCl溶液の濃度(strength) 溶液の異方性 複屈折が、静止状態で観測されるならば、溶液は、異方性になっていると考え られる。一般的に、この考えは、室温で行われる測定に対して支持される。しか しながら、例えば、繊維紡糸が室温以下の温度で処理できかつ当該低温度で異方 性を示す溶液も、異方性の溶液と考えられる。 複屈折Δnは、例えば、W.H.de Jeu、Physical properties of Liquid Crysta lline Materials(London:Gordon & Breach 、1980年)、35頁に記述されている ような、Abbe屈折計B型により測定した。 機械的特性 フィラメント及び糸の機械的特性は、以下の設定を用いたASTMスタンダードD2 256-90に従って測定した。 フィラメント特性は、グリップ表面が10×10mmのArnitel(登録商標)で締 めたフィラメントを測定した。フィラメントは、20℃、相対湿度65%で16 時間調節された。グリップ間の長さは、100mmであり、フィラメントを、10 mm/minの一定の伸びで伸ばした。 糸の特性は、Instron 4Cクランプで締めた糸を測定した。糸を、20℃、相対 湿度65%で16時間調節した。クランプ間の長さは、500mmであり、糸を、 50mm/minの一定の伸びで伸ばした。糸を、1メーター当りのより糸数が400 0/ν線密度[dtex]でより合わせた。 dtexで示されるフィラメントの線密度は、関数の共振周波数(ASTM D 1577-66 、第25巻、1968年)を基礎として算出し、糸の線密度は、計量により測定した。 破断強度、伸び、及び初期弾性は、負荷伸び曲線及び測定されたフィラメント 又は糸の線密度から導いた。 初期弾性は(In.Mod.)は、伸びが2%未満の時を、最高の弾性として定義した 。 CVの測定 糸のCV値は、USTER Tester Zellwegerにより測定する。この測定において、 糸を、5分間、7cNを超える張力で50m/min の速度で、糸の誘電率のいかなる 変動をも測定する測定センサーに通す。 圧縮強度の測定 フィラメントの圧縮強度は、Elasticaテストを用いて測定した。このテストに おいて、フィラメントループを、このループの形を顕微鏡で調査しながら締める 。弾性変形中、ループの形は、変化しない。ループの形が変化する時の伸びを、 臨界圧縮歪みとする。圧縮の応力度−歪み度曲線が、伸びの応力度−歪み度曲線 の鏡像であることを考えると、圧縮強度は、臨界圧縮歪みと同じ伸びの時に強度 として測定された伸び応力度−歪み度曲線から算出できる。Elasticaテストにつ いての更なる情報としては、例えば、D.Sinclar、J.Appl.Phys.、21、380〜386 頁、1950年を参照してもよい。 糸の含水量 糸の含水量は、Mahlo Texto meter、DMB-6 型により測定した。レーヨンの尺 度を、セルロース糸巻きの含水量の測定に使用する。実施例 本発明を、実施例を参照して説明する。 実施例1c、3、5、10、12、18及び20は、比較例である。 以下に、比較例がどの点に関して本発明と異なるかについて示す。 比較例 本発明との相違点 1c ギ酸糸の含水量が、20%より多い。 3 ギ酸糸の洗浄及び乾燥中の張力は、4cN/tex未満である。 5 ギ酸糸の洗浄及び/又は乾燥中の張力は、16cN/texより大き い。 10 セルロースのDPは、350以下である。 12 再生セルロース糸の破断荷重は、700mN/tex未満である。 18 再生セルロース糸の洗浄及び/又は乾燥中の張力は、2.5 cN/texより大きい。 20 糸の破断荷重及び破断点伸びは、それぞれ700mN/tex未満及 び5%未満である。 実施例1 Linden-Zニーダー中で、78重量部(pbw)の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量 比0.30)及び22重量部(pbw)のセルロース(Viskokraft、DP=700) を、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。溶液は、5μm キャンドルフィ ルターを経由してそれぞれの直径が65μm の375本のキャピラリーを備えた 54℃の紡糸口金に通した。溶液は、24mm空気ギャップを通して−10℃のア セトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張 力は、0.7cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に通し、約12℃の 水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、5.4cN/texだった 。洗浄区域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとの スピードが異なるために、フィラメントを、6.0cN/texの張力下で乾燥した。 乾燥ローラーの周りを回る回数を変化させて、フィラメントの含水量を変えた。 次に、フィラメントを、速度120m/min で巻き取った。このようにして得ら れたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、25℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを洗浄し、 含水量8%まで乾燥し、速度約120m/min で巻き取った。フィラメントの再生 中、張力は0.2cN/texであり、フィラメントの洗浄中は0.8cN/tex、乾燥中 は0.4cN/texだった。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例2 Linden-Zニーダー中で、78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0.3 0)及び22pbw のセルロース(Viskokraft、DP=700)を、均質な 異方性溶液が得られるまで混練した。溶液は、5μm キャンドルフィルターを経 由してそれぞれの直径が65μm の375本のキャピラリーを備えた53℃の紡 糸口金に通した。溶液は、27mm空気ギャップを通して−10℃のアセトン凝固 槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、0. 7cN/texだった。次に、フィラメントを水槽に通し、約50℃の水で洗浄した。 水槽の最後で、フィラメントの張力は、5.3cN/texだった。水槽の先の駆動ロ ーラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが異なるために 、フィラメントを、3.5cN/texの張力下で乾燥した。フィラメントは、含水量 7.5%まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度120m/min で巻き取った 。このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特 性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、25℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを洗浄し、 含水量7%まで乾燥し、速度約60m/min で巻き取った。フィラメントの再生中 、張力は0.6cN/texであり、フィラメントの洗浄中は0.5cN/tex、乾燥中は 0.3cN/texだった。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例3(比較例) 実施例2で記述したのと同様の方法により、糸を紡糸しかつ再生した。しかし ながら、キ酸セルロースフィラメントは、1.0cN/texの張力下で洗浄し、かつ 0.8cN/texの張力下で乾燥した。このようにして得られたギ酸セルロースマル チフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例4 Linden-Zニーダー中で、78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0.3 0)及び22pbw のセルロースを、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。 溶液は、10μm キャンドルフィルターを経由してそれぞれの直径が65μm の 250本のキャピラリーを備えた59℃の紡糸口金に通した。溶液は、63mm空 気ギャップを通して−9℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの 凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、1.2cN/texだった。次に、フィ ラメントを洗浄区域に通し、約53℃の水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィ ラメントの張力は、5.2cN/texだった。洗浄区域の先の駆動ローラーと150 ℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが異なるために、フィラメント を、3.5cN/texの張力下で乾燥した。フィラメントは、含水量8.5%まで乾 燥した。次に、フィラメントを、速度100m/min で巻き取った。このようにし て得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示 す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを洗浄し、 乾燥し、速度約30m/min で巻き取った。フィラメントの再生中、張力は2.3 cN/texであり、フィラメントの洗浄中は2.1cN/tex、乾燥中は2.0cN/texだ った。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例5(比較例) 実施例2で記述したのと同様の方法により、糸を紡糸しかつ再生した。しかし ながら、ギ酸セルロースフィラメントは、5.4cN/texの張力下で洗浄し、かつ 18.0cN/texの張力下で乾燥した。このようにして得られたギ酸セルロースマ ルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例6 Linden-Zニーダー中で、82pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0.3 0)及び18pbw のセルロース(V65、DP=1000)を、均質な異方性溶液 が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して、溶液を、それぞれの直径が6 5μm の250本のキャピラリーを備えた56℃の紡糸口金に通した。溶液は、 6mm空気ギャップを通して−8℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝 固槽を通過した後のフィラメントの張力は、1.2cN/texだった。次に、フィラ メントを洗浄区域に通し、約58℃の水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィラ メントの張力は、5.5cN/texだった。洗浄区域の先の駆動ローラーと 150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが異なるために、フィラ メントを、3.7cN/texの張力下で乾燥した。フィラメントは、含水量8.5% まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度120m/min で巻き取った。このよ うにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表 1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを約54℃ の水で洗浄し、乾燥し、速度約60m/min で巻き取った。フィラメントの再生中 、張力は1.0cN/texであり、フィラメントの洗浄中は0.7cN/tex、乾燥中は 0.4cN/texだった。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例7 実施例6で記述したのと同様の方法により、ギ酸セルロース糸は、溶液を12 mmの空気ギャップに通して紡糸して作成した。溶液が凝固槽を通過した後のフィ ラメントの張力は0.9cN/texだった。フィラメントは、約53℃の水で洗浄し た。フィラメントの洗浄中の張力は5.6cN/tex、乾燥中は3.8cN/texだった 。このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特 性を、表1に示す。 この糸は、その後、実施例6の記述と同様に再生された。このようにして得ら れた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例8 実施例6で記述したのと同様の方法により、ギ酸セルロース糸は、溶液を20 mmの空気ギャップに通して紡糸して作成した。溶液が凝固槽を通過した後のフィ ラメントの張力は0.7cN/texだった。フィラメントは、約53℃の水で洗浄し た。フィラメントの洗浄中の張力は5.4cN/tex、乾燥中は3.8cN/texだった 。このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特 性を、表1に示す。 この糸は、その後、実施例6の記述と同様に再生された。このようにして得ら れた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。実施例9 実施例6で記述したのと同様の方法により、ギ酸セルロース糸は、溶液を40 mmの空気ギャップに通して紡糸して作成した。溶液が凝固槽を通過した後のフィ ラメントの張力は0.5cN/texだった。フィラメントは、約53℃の水で洗浄し た。フィラメントの洗浄中の張力は5.2cN/tex、乾燥中は3.8cN/texだった 。このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特 性を、表1に示す。 この糸は、その後、実施例6の記述と同様に再生された。このようにして得ら れた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例10(比較例) Linden-Zニーダー中で、78.7pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0 .30)及び21.3pbw のセルロース(V65、DP=1000)を、均質な異 方性溶液が得られるまで混練した。溶液は、5μm のキャンドルフィルターを経 由して、それぞれの直径が65μm の250本のキャピラリーを備えた44℃の 紡糸口金に通した。溶液は、18mm空気ギャップを通して−8℃のアセトン凝固 槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、0. 4cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に通し、約58℃の水で洗浄し た。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、5.2cN/texだった。洗浄区域 の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが 異なるために、フィラメントを、3.6cN/texの張力下で乾燥した。フィラメン トは、含水量8.0%まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度120m/min で巻き取った。このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸の いくつかの特性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを約54℃ の水で洗浄し、乾燥し、速度約60m/min で巻き取った。フィラメントの再生中 、張力は0.7cN/texであり、フィラメントの洗浄中は0.7cN/tex、乾燥中は 0.4cN/texだった。マルチフィラメント糸を、1.2cN/texの張力下で巻き取 った。このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す 。実施例11 Linden-Zニーダー中で、74.3pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0 .30)及び25.7pbw のセルロース(V65、DP=700)を、均質な異方 性溶液が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して、溶液を、10μm のキ ャンドルフィルターを経由して、それぞれの直径が65μm の250本のキャピ ラリーを備えた55℃の紡糸口金に通した。溶液は、50mmの空気ギャップを通 して−11℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後の フィラメントの張力は、0.9cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に 通し、約47℃の水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、5 .5cN/texだった。洗浄区域の先の駆動ローラーと155℃の温度を有する加熱 乾燥ローラーとのスピードが異なるために、フィラメントを、2.7cN/texの張 力下で乾燥した。フィラメントは、含水量8.5%まで乾燥した。次に、フィラ メントを、速度100m/min で巻き取った。このようにして得られたギ酸セルロ ースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、22℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを約58℃ の水で洗浄し、乾燥し、速度約30m/min で巻き取った。フィラメントの再生中 、張力は0.6cN/texであり、フィラメントの洗浄中は1.4cN/tex、乾燥中は 0.5cN/texだった。このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特 性を表2に示す。 実施例12(比較例) Linden-Zニーダー中で、88.0pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0 .30)及び12.0pbw のセルロース(V65、DP=700)を、均質な異方 性溶液が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して、溶液を、10μm のキ ャンドルフィルターを経由して、それぞれの直径が65μm の250本のキャピ ラリーを備えた55℃の紡糸口金に通した。溶液は、3.5mmの空気ギャップを 通して−8℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後の フィラメントの張力は、0.8cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に 通し、約54℃の水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、 5.0cN/texだった。洗浄区域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加 熱乾燥ローラーとのスピードが異なるために、フィラメントを、2.7cN/texの 張力下で乾燥した。フィラメントは、含水量9%まで乾燥した。次に、フィラメ ントを、速度100m/min で巻き取った。このようにして得られたギ酸セルロー スマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、22℃の33重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを水洗し、 乾燥し、速度約30m/min で巻き取った。フィラメントの再生中、張力は0.5 cN/texであり、フィラメントの洗浄中は1.4cN/tex、乾燥中は0.5cN/texだ った。マルチフィラメント糸を、1.1cN/texの張力下で巻き取った。このよう にして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例13 List DTB-6ニーダー中で、非公開のフランス特許出願FR第9508005 号明細書で 記述された方法によって得られ、かつ77.8pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸 、重量比0.30)を含む含浸セルロース及び22.3pbw のセルロース(V65 、DP=700)を、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。溶液は、5μ m のキャンドルフィルターを経由して、それぞれの直径が65μm の250本の キャピラリーを備えた55℃の紡糸口金に通した。溶液は、22mmの空気ギャッ プを通して−7℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの擬固槽を通過した 後のフィラメントの張力は、0.5cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区 域に通し、約49℃の水で洗浄した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は 、5.7cN/texだった。洗浄区域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する 加熱乾燥ローラーとのスピードが異なるために、フィラメントを、3.7cN/tex の張力下で乾燥した。フィラメントは、含水量8.0%まで乾燥した。次に、フ ィラメントを、速度120m/min で巻き取った。このようにして得られたギ酸セ ルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を、表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを、約52 ℃の水で洗浄した。フィラメントを、0.3cN/texの張力下で、平均温度約 410℃の管状乾燥器を通して、約8%の含水量まで乾燥した。得られたマルチ フィラメント糸を、張力1.1cN/tex、速度約30m/min で巻き取った。フィラ メントの再生中、張力は0.2cN/texだった。このようにして得られた再生セル ロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例14 実施例13で記述したのと同様の方法により、ギ酸セルロース糸を、再生後、 平均温度約345℃の管状乾燥器中で0.2cN/texの張力下で乾燥した。このよ うにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例15 実施例13に記述の方法により得られたギ酸セルロース糸を、20℃の20重 量%NaOH水溶液を適用して再生した。次に、再生されたフィラメントを、約 51℃の水で洗浄し、それぞれの温度が150℃の2つの加熱ローラーを用いて 乾燥した。再生中の張力は、0.7cN/tex、洗浄中は0.6cN/tex、最初の乾燥 ローラーでは0.6cN/tex、次の乾燥ローラーでは0.3cN/texだった。糸は、 張力1.2cN/tex、速度30m/min で巻き取った。このようにして得られた再生 セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例16 Linden-Zニーダー中で、80pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0.2 0)及び20pbw のセルロース(V65、DP=700)を、均質な異方性溶液が 得られるまで混練した。溶液は、10μm のキャンドルフィルターを経由して、 それぞれの直径が65μm の250本のキャピラリーを備えた55℃の紡糸口金 に通した。溶液は、15mmの空気ギャップを通して−6℃のアセトン凝固槽中に 紡糸した。次に、フィラメントを、洗浄板上で約50℃の水で洗浄した。フィラ メントは、温度150℃の加熱ローラーを使用して乾燥し、速度100m/min で 巻き取った。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、22℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを、洗浄板 上で約54℃の水で洗浄し、乾燥し、かつ速度約30m/min で巻き取った。フィ ラメントの再生中、張力は0.6cN/texであり、フィラメントの洗浄中は1.1 cN/tex、乾燥中は0.6cN/texだった。マルチフィラメント糸は、1.5cN/tex の張力下で巻き取られた。このようにして得られた再生セルロース糸のいくつか の特性を表2に示す。 実施例17 List DTB-6ニーダー中で、非公開のフランス特許出願FR第9508005 号明細書で 記述された方法によって得られ、かつ78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重 量比0.30)を含む含浸セルロース及び22pbw のセルロース(V65、DP= 700)を、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して 、溶液は、それぞれの直径が65μm の375本のキャピラリーを備えた55℃ の紡糸口金に通した。溶液は、25mmの空気ギャップを通して−5℃のアセトン 凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、 0.8cN/texだった。次に、フィラメントを、洗浄板上で約49℃の水で洗浄し た。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、5.6cN/texだった。洗浄区域 の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが 異なるために、フィラメントを、3.6cN/texの張力下で乾燥した。フィラメン トは、含水量8.0%まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度120m/min で巻き取った。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。次に、生成した再生セルロースフィラメントを、約52℃ の水で洗浄した。フィラメントは、本願で記述した2つの駆動加熱ローラーによ り約8%の含水量まで乾燥した。再生中の張力は、0.6cN/tex、洗浄中は、0 .5cN/tex、および最初の乾燥ローラーでは、0.3cN/texだった。糸は、張力 1.1cN/tex、速度60m/min で巻き取った。このようにして得られた再生セル ロース糸のいくつかの特性を表2に示す。この糸中のフィラメントの圧縮強度に 対する0.36Gpa の値は、この特許明細書で言及した方法を使って測定した。 実施例18(比較例) List DTB-6ニーダー中で、非公開のフランス特許出願FR第9508005 号明細書で 記述された方法によって得られ、かつ78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重 量比0.30)を含む含浸セルロース及び22pbw のセルロース(V65、DP= 700)を、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して 、溶液は、それぞれの直径が65μm の375本のキャピラリーを備えた55℃ の紡糸口金に通した。溶液は、25mmの空気ギャップを通して−5℃のアセトン 凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、 0.9cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に通し、約58℃の水で洗 浄した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、11.0cN/texだった。洗 浄区域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピ ードが異なるために、フィラメントを、7.7cN/texの張力下で乾燥した。フィ ラメントは、含水量9.0%まで乾燥し、速度120m/min で巻き取った。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の20重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。次に、生成した再生セルロースフィラメントを、約56℃ の水で洗浄した。フィラメントは、駆動加熱ローラーを使用して、約8%の含水 量まで乾燥した。再生中の張力は0.5cN/tex、洗浄中は4.4cN/tex、及び乾 燥ローラーでは4.2cN/texだった。糸は、張力1.2cN/tex、速度約60m/mi n で巻き取った。このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を 表2に示す。 実施例19 List DTB-6ニーダー中で、非公開のフランス特許出願FR第9508005 号明細書で 記述された方法によって得られ、かつ79pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重 量比0.30)を含む含浸セルロース及び21pbw のセルロース(V65、DP= 700)を、均質な異方性溶液が得られるまで混練した。紡糸ポンプを使用して 、溶液は、10μm キャンドルフィルターを経由して、温度55℃の紡糸アセン ブリーに通した。この紡糸アセンブリーは、それぞれの直径が65μm の375 本のキャピラリーを備えた4つ紡糸口金を有していた。溶液は、30mmの空気ギ ャップを通して−8℃のアセトン凝固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過 した後のフィラメントの張力は、0.9cN/texだった。次に、フィラメントを、 ジェットウォッシャーを備えた洗浄区域に通し、約25℃の水で洗浄した。洗浄 区域の最後で、フィラメントの張力は、7.6cN/texだった。洗浄区域の先の駆 動ローラーと175℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが異なるた め に、フィラメントを、7.7cN/texの張力下で乾燥した。フィラメントは、含水 量8.0%まで乾燥し、速度150m/min で巻き取った。このようにして得られ たギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を表1に示す。ギ酸セ ルロースマルチフィラメント糸は、0.1%のH3PO4含有量を有していた。 ギ酸セルロース糸を、その後、ジェットウォッシャーにより25℃の20重量 %NaOH水溶液を適用して再生した。次に、生成した再生セルロースフィラメ ントを、約72℃の水で洗浄した。フィラメントは、駆動加熱ローラーにより約 13%の含水量まで乾燥した。再生中の張力は、0.5cN/tex、洗浄中は、0. 6cN/tex、および乾燥ローラーでは、0.5cN/texだった。糸は、張力0.4cN /tex、速度約150m/min で巻き取った。このようにして得られた再生セルロー ス糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例20(比較例) 実施例19で記述したのと同様の方法により、ギ酸セルロース糸を得た。しか しながら、粗悪な洗浄のため、糸は、0.3%のH3PO4含有量を含んでいた。 このようにして得られたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性 を、表1に示す。 このようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例21 Linden-Zニーダー中で、78重量部(pbw)の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量 比0.30)及び22pbw のセルロース(DP=1000)を、均質な異方性溶 液が得られるまで混練した。溶液は、20μm キャンドルフィルターを経由して 、それぞれの直径が65μm の250本のキャピラリーを備えた温度57℃の紡 糸口金に通した。溶液は、35mmの空気ギャップを通して−12℃のアセトン凝 固槽中に紡糸した。溶液がこの凝固槽を通過した後のフィラメントの張力は、1 .0cN/texだった。次に、フィラメントを洗浄区域に通し、約16℃の水で洗浄 した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、5.5cN/texだった。洗浄区 域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピード が異なるために、フィラメントを、4.6cN/texの張力下で乾燥した。乾燥ロー ラーの周りを回る回数を変化させて、フィラメントの含水量を変えた。 次に、フィラメントを、速度100m/min で巻き取った。このようにして得ら れたギ酸セルロースマルチフィラメント糸のいくつかの特性を表1に示す。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、25℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを、水洗し 、含水量7.5%まで乾燥し、速度約50m/min で巻き取った。フィラメントの 再生中、張力は、0.4cN/tex、フィラメントの洗浄中は、0.2cN/tex、およ び乾燥ローラーでは、0.2cN/texだった。このようにして得られた再生セルロ ース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例22 List DTB-6ニーダー中で、78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0. 30)及び22pbw のセルロース(V65、DP=700)を含む均質な異方性セ ルロース溶液が得られた。この溶液は、10μm キャンドルフィルターを経由し て、それぞれの直径が65μm の250本のキャピラリーを備えた温度58℃の 紡糸口金に通した。溶液は、25mmの空気ギャップを通して−7℃のアセトン凝 固槽中に紡糸した。フィラメントを洗浄区域に通し、ここでフィラメントを水洗 した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、300cNだった。洗浄区域の 先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピードが異 なるために、フィラメントを、100cNの張力下で乾燥した。フィラメントは、 含水量8.5%まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度100m/min で巻き 取った。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを、50cN の張力で、約52℃の水で洗浄した。フィラメントは、2つの工程で、両乾燥工 程とも、50cNの張力下で乾燥される。得られたマルチフィラメント糸は、速度 約30m/min で巻き取った。フィラメントの再生中、張力は、25cNだった。こ のようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。 実施例23 List DTB-6ニーダー中で、78pbw の溶液(ギ酸/オルトリン酸、重量比0. 30)及び22pbw のセルロース(V65、DP=700)を含む均質な異方 性セルロース溶液が得られた。この溶液は、10μm キャンドルフィルターを経 由して、それぞれの直径が65μm の250本のキャピラリーを備えた温度58 ℃の紡糸口金に通した。溶液は、25mmの空気ギャップを通して−8℃のアセト ン凝固槽を通して紡糸した。フィラメントを洗浄区域に通し、ここでフィラメン トを水洗した。洗浄区域の最後で、フィラメントの張力は、300cNだった。洗 浄区域の先の駆動ローラーと150℃の温度を有する加熱乾燥ローラーとのスピ ードが異なるために、フィラメントを、400cNの張力下で乾燥した。フィラメ ントは、含水量9%まで乾燥した。次に、フィラメントを、速度100m/min で 巻き取った。 ギ酸セルロースフィラメントを、その後、20℃の30重量%NaOH水溶液 を適用して再生した。この後、生成した再生セルロースフィラメントを、60cN の張力で、約52℃の水で洗浄した。フィラメントは、2つの工程で、両乾燥工 程とも、50cNの張力下で乾燥される。得られたマルチフィラメント糸は、速度 約30m/min で巻き取った。フィラメントの再生中、張力は、25cNだった。こ のようにして得られた再生セルロース糸のいくつかの特性を表2に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブールストゥール ハンネケ オランダ エヌエル―6824 エヌエヌ ア ルンヘム ニコラース ベーツストラート 1アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の工程を含む、ギ酸セルロース、リン酸、及びギ酸を含む異方性溶液か ら再生セルロースフィラメントを調製するための方法において、ギ酸セルロース フィラメントを、再生前に、20%未満の含水量まで乾燥し、再生後に、当該フ ィラメントを、2.5cN/tex未満の張力下で、洗浄しかつ乾燥することを特徴と する当該方法。 ・キャピラリーを通して、溶液を押し出す。 ・生成したギ酸セルロースフィラメントを空気層に通す。 ・ギ酸セルロースフィラメントを凝固槽に通す。 ・ギ酸セルロースフィラメントを水洗する。 ・ギ酸セルロースフィラメントを再生する。 ・生成した再生セルロースフィラメントを水洗する。 ・再生セルロースフィラメントを乾燥する。 ・再生セルロースフィラメントを巻く。 2.凝固槽の先で測定されたギ酸セルロースフィラメントの張力が、2cN/tex未 満である、請求の範囲1項記載の方法。 3.凝固槽の先で測定されたギ酸セルロースフィラメントの張力が、1cN/tex未 満である、請求の範囲2項記載の方法。 4.ギ酸セルロースフィラメントを、4cN/texと16cN/texの間の張力下で、洗 浄し及び/又は乾燥する、請求の範囲1項乃至3項のいずれかに記載の方法。 5.フィラメントを再生し、その後、1cN/tex未満の張力下で洗浄し、乾燥し、 巻き取る、請求の範囲1項乃至4項のいずれかに記載の方法。 6.再生フィラメントを、2つの乾燥工程の間で0.5cN/tex未満の張力をフィ ラメントに与えて、この2つの工程で乾燥する、請求の範囲1項乃至5項のいず れかに記載の方法。 7.紡糸溶液を調製するために使用するセルロースが、350から1500の範 囲の重合度(DP)である、請求の範囲1項乃至6項のいずれかに記載の方法。 8.以下の特性の組み合わせを有する、再生セルロースフィラメントを含むマル チフィラメント糸。 ・0<DS<1% ・CV<2 ・破断荷重:700〜1200mN/tex ・破断点伸び>5% 9.破断点伸びが、6〜8%である、請求の範囲8項に記載のマルチフィラメン ト糸。 10.糸中のフィラメントが、束構造を示さない、請求の範囲8項又は9項に記載 のマルチフィラメント糸。 11.糸中のフィラメントが、0.25GPaより大きい圧縮強度を有する、請求 の範囲8項乃至10項のいずれかに記載のマルチフィラメント糸。 12.糸が、15N/tex より高い初期弾性を有する、請求の範囲8項乃至11項の いずれかに記載のマルチフィラメント糸。 13.フィラメントを、請求の範囲1項乃至7項のいずれかに記載の方法によって 得ることができる、再生セルロースフィラメントを含むマルチフィラメント糸。 14.強化材料としての、請求の範囲8項乃至13項のいずれかに記載されたマル チフィラメント糸の使用。 15.糸を、動的負荷をかけることができるゴム物品における強化材料として使用 する、請求の範囲14項に記載のマルチフィラメント糸の使用。 16.糸を、乗物のタイヤにおける強化材料として使用する、請求項15項に記載 の使用。
JP51932297A 1995-11-20 1996-10-25 再生セルロースフィラメントの調製方法 Expired - Lifetime JP3929073B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1001692A NL1001692C2 (nl) 1995-11-20 1995-11-20 Werkwijze voor de bereiding van geregenereerde cellulose filamenten.
NL1001692 1995-11-20
PCT/EP1996/004662 WO1997019207A1 (en) 1995-11-20 1996-10-25 Process for the preparation of regenerated cellulose filaments

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000500535A true JP2000500535A (ja) 2000-01-18
JP2000500535A5 JP2000500535A5 (ja) 2004-10-21
JP3929073B2 JP3929073B2 (ja) 2007-06-13

Family

ID=19761880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51932297A Expired - Lifetime JP3929073B2 (ja) 1995-11-20 1996-10-25 再生セルロースフィラメントの調製方法

Country Status (11)

Country Link
US (2) US5997790A (ja)
EP (1) EP0864005B1 (ja)
JP (1) JP3929073B2 (ja)
CN (1) CN1076765C (ja)
AT (1) ATE198632T1 (ja)
DE (1) DE69611539T2 (ja)
ES (1) ES2154843T3 (ja)
NL (1) NL1001692C2 (ja)
RU (1) RU2171866C2 (ja)
TW (1) TW321691B (ja)
WO (1) WO1997019207A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503661A (ja) * 2004-06-25 2008-02-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー セルロースおよびパラ−アラミドパルプならびにその製造方法

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2184804C2 (ru) * 1996-10-18 2002-07-10 Мишлен Решерш Э Текник С.А. Водный коагулирующий агент для жидкокристаллических растворов на основе целлюлозных материалов, способ экструзии жидкокристаллического раствора и изделия
EP0932709B1 (fr) * 1996-10-18 2003-01-29 Michelin Recherche Et Technique S.A. Agent coagulant aqueux pour solutions cristal-liquide a base de matieres cellulosiques
NL1004958C2 (nl) * 1997-01-09 1998-07-13 Akzo Nobel Nv Werkwijze voor het bereiden van cellulose vezels.
WO2005054297A2 (en) 2003-11-28 2005-06-16 Eastman Chemical Company Cellulose interpolymers and method of oxidation
US8702597B2 (en) 2003-12-31 2014-04-22 Given Imaging Ltd. Immobilizable in-vivo imager with moveable focusing mechanism
KR101153839B1 (ko) * 2004-03-20 2012-07-06 데이진 아라미드 비.브이. Ppta와 나노튜브를 포함하는 복합 물질
KR101489700B1 (ko) * 2007-08-20 2015-02-04 데이진 아라미드 비.브이. 얀 파단 방지방법
US9179709B2 (en) 2012-07-25 2015-11-10 R. J. Reynolds Tobacco Company Mixed fiber sliver for use in the manufacture of cigarette filter elements
US9119419B2 (en) 2012-10-10 2015-09-01 R.J. Reynolds Tobacco Company Filter material for a filter element of a smoking article, and associated system and method
US10959456B2 (en) 2014-09-12 2021-03-30 R.J. Reynolds Tobacco Company Nonwoven pouch comprising heat sealable binder fiber
US20160157515A1 (en) 2014-12-05 2016-06-09 R.J. Reynolds Tobacco Company Smokeless tobacco pouch
US10524500B2 (en) 2016-06-10 2020-01-07 R.J. Reynolds Tobacco Company Staple fiber blend for use in the manufacture of cigarette filter elements
US20210170031A1 (en) 2019-12-09 2021-06-10 Nicoventures Trading Limited Oral composition with nanocrystalline cellulose
EP4072851A1 (en) 2019-12-09 2022-10-19 Nicoventures Trading Limited Layered fleece for pouched product
MX2022006980A (es) 2019-12-09 2022-08-25 Nicoventures Trading Ltd Productos embolsados con aglutinante termosellable.
US20210169138A1 (en) 2019-12-09 2021-06-10 Nicoventures Trading Limited Fibrous fleece material
JP2023505804A (ja) 2019-12-09 2023-02-13 ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド 溶解可能な構成成分を有する口腔用製品
CN111155183B (zh) * 2019-12-31 2021-08-31 中国纺织科学研究院有限公司 一种纤维素纤维连续制备方法
EP4326095A1 (en) 2021-04-22 2024-02-28 Nicoventures Trading Limited Orally dissolving films
EP4355121A1 (en) 2021-06-16 2024-04-24 Nicoventures Trading Limited Pouched product comprising dissolvable composition
CA3238147A1 (en) 2021-11-15 2023-05-19 Christopher Keller Products with enhanced sensory characteristics
US20230148652A1 (en) 2021-11-15 2023-05-18 Nicoventures Trading Limited Oral products with nicotine-polymer complex
WO2023194959A1 (en) 2022-04-06 2023-10-12 Nicoventures Trading Limited Pouched products with heat sealable binder
US20230413897A1 (en) 2022-06-27 2023-12-28 R.J. Reynolds Tobacco Company Alternative filter materials and components for an aerosol delivery device
WO2024079722A1 (en) 2022-10-14 2024-04-18 Nicoventures Trading Limited Capsule-containing pouched products
WO2024089588A1 (en) 2022-10-24 2024-05-02 Nicoventures Trading Limited Shaped pouched products
WO2024095163A1 (en) 2022-11-01 2024-05-10 Nicoventures Trading Limited Oral composition comprising encapsulated ph adjusting agent
WO2024095164A1 (en) 2022-11-01 2024-05-10 Nicoventures Trading Limited Products with spherical filler
WO2024180481A1 (en) 2023-02-28 2024-09-06 Nicoventures Trading Limited Caffeine-containing oral product
WO2024201346A1 (en) 2023-03-31 2024-10-03 Nicoventures Trading Limited Functionalized fleece material production

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1133658A (en) * 1979-09-21 1982-10-19 Kenji Kamide Mesophase dope containing cellulose derivative and inorganic acid
WO1985005115A1 (fr) * 1984-04-27 1985-11-21 Michelin Recherche Et Technique Compositions anisotropes en esters cellulosiques; procedes pour obtenir ces compositions; fibres en esters cellulosiques ou en cellulose
CN1010806B (zh) * 1986-11-25 1990-12-12 北美菲利浦消费电子仪器公司 改进了对比度的显示投影系统
WO1991016357A1 (en) * 1990-04-23 1991-10-31 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Cellulose derivatives
FR2700772A1 (fr) * 1993-01-27 1994-07-29 Michelin Rech Tech Composition, susceptible de donner des fibres ou des films, à base de formiate de cellulose.
FR2715406A1 (fr) * 1994-01-26 1995-07-28 Michelin Rech Tech Composition contenant du formiate de cellulose et pouvant former un gel élastique et thermoréversible.
FR2737735A1 (fr) * 1995-08-10 1997-02-14 Michelin Rech Tech Fibres cellulosiques a allongement rupture ameliore
TW389799B (en) * 1995-08-29 2000-05-11 Asahi Chemical Ind Cellulose multifilament yarn and fabric made thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503661A (ja) * 2004-06-25 2008-02-07 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー セルロースおよびパラ−アラミドパルプならびにその製造方法
JP4634447B2 (ja) * 2004-06-25 2011-02-16 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー セルロースおよびパラ−アラミドパルプならびにその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69611539T2 (de) 2001-06-13
EP0864005B1 (en) 2001-01-10
ATE198632T1 (de) 2001-01-15
NL1001692C2 (nl) 1997-05-21
WO1997019207A1 (en) 1997-05-29
US6114037A (en) 2000-09-05
RU2171866C2 (ru) 2001-08-10
CN1076765C (zh) 2001-12-26
TW321691B (ja) 1997-12-01
CN1205746A (zh) 1999-01-20
EP0864005A1 (en) 1998-09-16
US5997790A (en) 1999-12-07
ES2154843T3 (es) 2001-04-16
DE69611539D1 (de) 2001-02-15
JP3929073B2 (ja) 2007-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3929073B2 (ja) 再生セルロースフィラメントの調製方法
KR102132893B1 (ko) 증가된 피브릴화 경향성을 지니는 폴리사카라이드 섬유 및 이의 제조 방법
US5587238A (en) Composition having a base of cellulose formate capable of producing fibers or films
CN101421121A (zh) 充气轮胎
RU98111825A (ru) Способ получения регенерированных целлюлозных волокон
JP2010529325A (ja) タイヤコード用ライオセル繊維およびこれを含むタイヤコード
JP4287866B2 (ja) リヨセル生コードの製造方法及びリヨセル生コードを含むタイヤ
US5023035A (en) Cyclic tensioning of never-dried yarns
EP0777767B1 (en) Process for making cellulose extrudates
JPS6052617A (ja) ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)繊維
JP3701027B2 (ja) 弾性熱可逆性ゲルを形成するセルロースホルメート含有組成物
JP2000505508A (ja) 高い破断時の伸びを有するセルロースファイバー及びフィラメント
JP4010568B2 (ja) 高い破断点伸びを有する液晶源のセルロース繊維及びその製造方法
EP2185754B1 (en) Lyocell filament fiber and cellulose based tire cord
JP4025742B2 (ja) ポリビニールアルコール架橋繊維及びその製造方法
KR100618401B1 (ko) 선형 고분자를 포함하는 셀룰로오스 섬유 및 이의 제조방법
JPS591710A (ja) 新規な構造のポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)繊維およびその製法
US5804120A (en) Process for making cellulose extrudates
JPS6021906A (ja) ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)繊維及びその製造法
JPS59116411A (ja) 新規なポリアミド繊維およびその製法
RU2145368C1 (ru) Способ получения волокон целлюлозы, резиновое изделие и шина
JPS6221814A (ja) ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)繊維及びその製造方法
KR100630265B1 (ko) 라이오셀 가교섬유 및 제조방법
KR101205947B1 (ko) 셀룰로오스계 타이어 코오드
JP2001507383A (ja) セルロース材料を主成分とする液晶溶液用の水性凝固剤

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061011

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 6