JP2000500147A - 置換1−メチル−3−フェニルピラゾール - Google Patents

置換1−メチル−3−フェニルピラゾール

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Abstract

(57)【要約】 下式 で表され、式中R1=C1−C4ハロアルコキシまたはC1−C4ハロアルキルチオ、R2=ハロゲン、R3=FまたはCl、R4=CN、C1−C4フルオロアルキル、C2−C4フルオロアルケニルまたは−C(R5)(X−R6)(Y−R7)、R5=HまたはC1−C4アルキル、XおよびY=−O−または−S−、R6=C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C3−C4アルケニル、C3−C4ハロアルケニルまたはC3−C4アルキニルを意味する、置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIおよびその農業上使用可能な酸付加塩を除草剤としてまたは植物の乾燥/落葉に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】 置換1−メチル−3−フェニルピラゾール 本発明は、式I で表され、式中 R1がC1−C4ハロアルコキシまたはC1−C4ハロアルキルチオ、 R2がハロゲン、 R3が弗素または塩素、 R4がシアノ、C1−C4フルオロアルキル、C2−C4フルオロアルケニルまた は−C(R5)(X−R6)(Y−R7)を意味し、 上記R5が水素またはC1−C4アルキルを、 XおよびYがそれぞれ独立に酸素または硫黄を、 R6およびR7がそれぞれ独立にC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、 C3−C4アルケニル、C3−C4ハロアルケニルまたはC3−C4アルキニルを意味 する、新規の置換1−メチル−3−フェニルピラゾール、およびIの農業上使用 可能な酸付加塩に関する。 更に本発明は、 除草剤としての、または植物の乾燥/落葉に用いる化合物Iの使用、 有効成分として化合物Iを含有する除草剤組成物および植物を除草/落葉させ るための組成物、 化合物Iを用いた除草組成物および植物を乾燥/落葉させるための組成物の製 造法、および 化合物Iを用いた望ましくない植生の制御方法、および植物の乾燥/落葉方法 に関する。 WO95/24403号では、一般的な基−S(O)0-2−CH2CH2CH= CF2を有する多種複素環化合物、特に4−シアノ−5−(4,4−ジフルオロ ブタ−3−エニルチオ)−1−メチル−3−フェニルピラゾールが殺線虫効果、 殺虫(殺昆虫)効果、殺ダニ効果を有する旨が報告されている。 更に特開平03−072460号公報には、式II で表され、Raが特にハロゲン置換低級アルコキシまたは低級アルキルチオを意 味する、殺菌作用を有するフェニルピラゾール誘導体が記載されている。 更に特開平03−151367号公報は、除草剤として、フェニル環の5位に 特に1,3−ジオキソラン−2−イル基を有する1−低級アルキル−3−(2, 4−ジハロフェニル)−4−ハロ−5−(ハロアルコキシ)ピラゾールを開示し ている。 JP06−199805号には、フェニル環の5位にハロゲンまたは低級アル コキシ等を有し、除草作用を有する1−H−および1−低級アルキル−3−(ジ ハロフェニル)−4−ハロゲン−5−(ハロアルコキシ/ハロアルキルチオ)ピ ラゾールの製造法が開示されている。更に特開昭03−163063号公報には 式III で表され、式中 Rbが特にホルミル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアル キルチオ、低級アルケニルオキシ、低級アルケニルチオ、低級ハロアルケニルオ キシ、低級ハロアルケニルチオ、低級アルキニルオキシまたは低級アルキニルチ オを意味する、除草作用を有するフェニルピラゾールが記載されている。 また、WO92/02509号は、フェニルおよびアルキルスルホニルに置換 された、除草作用を有するとして報告されているピラゾール誘導体に関するもの である。その製造に特に好ましく用いられる物質にはI型の化合物がある。 化合物Iの種類の他の除草剤が、WO95/34659号にも記載されている 。 また、置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIの数種類は、過去の特許出 願WO96/01255号およびWO96/15115号に示される3−フェニ ルピラゾールの一般式に形式的には包含されている。 しかしながら、従来技術によるフェニルピラゾール類の有害な植物に対する除 草効果は必ずしも完全に満足とは言えない。しかるに、本発明は望ましくない植 物を更に良好に防除する、新規の、除草作用を有する3−フェニルピラゾールを 提供することをその目的とする。本発明の更なる目的は乾燥剤または落葉剤作用 を有する新規化合物を提供することである。 本発明の上記目的は、式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラゾールと、そ の除草効果により達成されることが本発明者等により見出された。また本発明者 等は化合物Iを含有し、非常に良好な除草作用を有する除草剤組成物を見出した 。更に、これらの組成物の製造法、化合物Iを用いた望ましくない植生の抑制 方法を本発明者等が見出した。 更に本発明者等は、化合物Iが植物の部分を乾燥/落葉させるために好ましく 用いられることを見出した。この場合の適する植物は、綿花、ジャガイモ、アブ ラナ、ヒマワリ、大豆、豆類、特に綿花である。この様に、本発明者等は、植物 を乾燥および/または乾燥させるための組成物、これらの組成物の製造法、およ び化合物Iを用いた、植物の乾燥および/または落葉させるための方法を見出し た。 置換様式に応じ、式Iの化合物は1個以上のキラル中心を有することができ、 これにより化合物は鏡像体またはジアステレオマー混合物形状で存在する。本発 明は、純粋な鏡像体またはジアステレオマー、およびこれらの混合物に関する。 化合物Iの農業上使用可能な酸付加塩は、Iと、陰イオンが化合物Iの除草作 用に悪影響を与えない酸との塩と解される。すなわち主に好ましい陰イオンには 、弗化物、塩化物、臭化物、硫酸水素塩、硫酸塩、燐酸二水素塩、燐酸水素塩、 燐酸塩、硝酸塩、炭酸水素塩、炭酸塩、ヘキサフルオロ珪酸塩、ヘキサフルオロ 燐酸塩、安息香酸塩、蓚酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、およびC1−C4 アルカン酸陰イオン、例えば蟻酸塩、酢酸塩および酪酸塩の各陰イオンである。 置換基R1、およびR4−R7に関して言及する有機部分は、各基の各構成成分 を示す集合的用語である。あらゆる炭素鎖、例えば全てのアルキル、フルオロア ルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキルチオ、アルケニル、フル オロアルケニル、ハロアルケニルおよびアルキニル部分は、直鎖状であっても分 岐状であってもよい。ハロゲン化された置換基は、1〜5個の同一、またはそれ ぞれ異なるハロゲン原子を有すると好ましい。ハロゲンの意味は、それぞれの場 合において弗素、臭素、塩素、沃素、特に弗素または塩素であるものとする。 他の例を以下に示す。 C1−C4アルキル:メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n− ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロイル、または1,1−ジメチルチ ルエチル、特にメチルまたはエチル、 C1−C4フルオロアルキル:弗素により完全にまたは部分的に置換された上 述のC1−C4アルキル基、CHF2、CH2F、CF3、2−フルオロエチル、1 ,1−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,1,2,2− テトラフルオロエチル、C25、3−フルオロプロピル、1,1−ジフルオロプ ロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、ヘプタ フルオロ−1−メチルエチル、4−フルオロブチル、1,1−ジフルオロブチル 、4,4,4−トリフルオロブチルまたはノナフルオロブチル、特にCH2F、 CHF2、CF3、C25またはヘプタフルオロプロピル、 C1−C4ハロアルキル:弗素、塩素、臭素および/または沃素により部分的に または完全に置換された上述のC1−C4アルキル基、例えば2−フルオロエチル 、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロエチル、2,2−ジクロロエチ ル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−ヨードエチル、3 −フルオロプロピル、2,3−ジフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロ プロピル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、2,3−ジクロロ−2, 3−ジフルオロプロピル、3−クロロプロピル、2,3−ジクロロプロピル、3 ,3,3−トリクロロプロピル、2,2,3,3−テトラクロロプロピル、3− ブロモプロピル、2,3−ジブロモプロピル、3−ヨードプロピル、4−フルオ ロブチル、2,3−ジフルオロブチル、3,4−ジフルオロブチル、4,4,4 −トリフルオロブチル、4−クロロブチル、2,3−ジクロロブチル、3,4− ジクロロブチル、4,4,4−トリクロロブチル、4−ブロモブチルまたは4− ヨードブチル、特に2−フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2 −クロロエチル、3−クロロプロピルまたは4−クロロブチル、 C1−C4ハロアルコキシ:弗素、塩素、臭素および/または沃素により完全に または部分的に置換されているC1−C4アルコキシ、例えばOCH3、OC25 、OCH2−C25、OCH(CH32、n−ブトキシ、1−メチルプロポキシ 、2−メチルプロポキシまたはOC(CH33、特にOCH3、例えばOCH2C l、OCH2F、OCHF2、OCF3、クロロジフルオロメトキシ、2−フルオ ロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2−ヨードエトキシ、2,2−ジフルオロエ トキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ 、OC25、3−フルオロプロポキシ、3−クロ ロプロポキシ、3−ブロモプロポキシ、3−ヨードプロポキシ、2,3−ジフル オロプロポキシ、3,3,3−トリフルオロプロポキシ、2,2,3,3−テト ラフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロ−1−メチ ルエトキシ、4−フルオロブトキシまたは4−クロロブトキシ、好ましくはジフ ルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシまたはOCF3、 C1−C4ハロアルキルチオ:弗素、塩素、臭素および/または沃素により完全 にまたは部分的に置換されているC1−C4アルキルチオ、例えばSCH3、SC25、SCH2−C25、SCH(CH32、n−ブチルチオ、1−メチルプロピ ルチオ、2−メチルプロピルチオ、またはSC(CH33、特にSCH3、例え ばクロロジフルオロメチルチオ、2−フルオロエチルチオ、2−ブロモエチルチ オ、2−ヨードエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリ フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、SC25、3−フル オロプロピルチオ、3−クロロプロピルチオ、3−ブロモプロピルチオ、3−ヨ ードプロピルチオ、2,3−ジフルオロプロピルチオ、3,3,3−トリフルオ ロプロピルチオ、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルチオ、ヘプタフルオ ロプロピルチオ、ヘプタフルオロ−1−メチルエチルチオ、4−フルオロブチル チオまたは4−クロロブチルチオ、好ましくはジフルオロメチルチオ、クロロジ フルオロメチルチオまたはSCF3、 C2−C4フルオロアルケニル:弗素により部分的にまたは完全に置換されてい るC2−C4アルケニル、例えばエテニル、プロパ−1−エン−1−イル、プロパ −2−エン−1−イル、1−メチルエテニル、ブタ−1−エン−1−イル、ブタ −2−エン−1−イル、ブタ−3−エン−1−イル、ブタ−1−エン−2−イル 、ブタ−3−エン−2−イル、2−メチルプロパ−2−エン−1−イルまたは2 −メチルプロパ−1−エン−1−イル、例えば1−フルオロエテニル、2−フル オロエテニル、2,2−ジフルオロエテニル、1,2−ジフルオロエテニル、ト リフルオロエテニル、1−フルオロプロパ−1−エン−1−イル、ペンタフルオ ロプロパ−1−エン−1−イル、3,3−ジフルオロプロパ−2−エン−1−イ ル、ペンタフルオロプロパ−2−エン−1−イル、ペンタフルオロ−1−メチル エテニル、1−フルオロブタ−1−エン−1−イル、4,4,4−トリフ ルオロブタ−1−エン−1−イル、ヘプタフルオロブタ−1−エン−1−イル、 4,4−ジフルオロブタ−3−エン−1−イルまたは3,3,3−トリフルオロ −2−メチルプロパ−1−エン−1−イル、好ましくは1−フルオロエテニル、 トリフルオロエテニルまたはペンタフルオロプロパ−1−エン−1−イル、 C3−C4アルケニル:プロパ−2−エン−1−イル、ブタ−2−エン−1−イ ル、ブタ−3−エン−1−イル、ブタ−3−エン−2−イルまたは2−メチルプ ロパ−2−エン−1−イル、 C3−C4ハロアルケニル、弗素、塩素、臭素および/または沃素により部分的 にまたは完全に置換されている上述のC3−C4アルケニル、例えば2−クロロプ ロパ−2−エン−1−イル、3−クロロプロパ−2−エン−1−イル、3,3− ジクロロプロパ−2−エン−1−イル、3−クロロプロパ−2−エン−1−イル 、3−フルオロプロパ−2−エン−1−イル、4,4−ジフルオロブタ−3−エ ン−1−イルまたは4,4−ジクロロブタ−3−エン−1−イル、 C3−C4アルキニル:プロパ−2−イン−1−イル、ブタ−2−イン−1−イ ル、ブタ−3−イン−1−イルまたはブタ−3−イン−2−イル。 除草剤としての置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIの使用に鑑み、各 置換基が、それぞれの場合において単独で、または組み合わせにおいて以下の意 味を有する化合物Iが好ましく用いられる。すなわち、 R1がジフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、OCF3またはジフル オロメチルチオ、特にジフルオロメトキシを、 R2が塩素または臭素、特に塩素を、 R3が弗素を、 R4がシアノ、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ペ ンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、1−フルオロエテニル、2,2 −ジフルオロエテニル、トリフルオロエテニル、ペンタフルオロプロパ−1−エ ン−1−イルまたは−C(R5)(X−R5)(Y−R7)、特にフルオロメチル 、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルまたは−C(R5(X−R6(Y−R7 )を、 XおよびYの双方が酸素を、または双方が硫黄を、 R6およびR7が互いに独立に、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまた はC3−C4アルケニル、特にメチル、エチル、n−プロピルまたはアリルを意味 する化合物Iが好ましい。 非常に好ましく用いられる化合物を、以下の表1中に化合物Ia(R1=ジフ ルオロメトキシ、R2およびR3=塩素の場合のIに対応)として挙げる。 他の非常に好ましい式Ib−Idの3−フェニルピラゾールの例には、特に以 下のものが挙げられる。 化合物Ib.001−Ib.075(R3が弗素であることのみが対応の化合 物Ia.001−Ia.075と異なる。): 化合物Ic.001−Ic.075(R2が臭素であることのみが対応の化合 物Ia.001−Ia.075と異なる。): 化合物Id.001−Id.075(R2が臭素であり、R3が弗素であること のみが対応の化合物Ia.001−Ia.075と異なる。): 式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラゾールは種々の方法により製造され るが、以下にその一方法を示す。 A)β−ケトカルボン酸誘導体IVとメチルヒドラジンとの、不活性溶媒中の 反応(例えば特開平04−225937号および特開平03−072460号各 公報参照)、およびプロセス生成物Vのアルキル化: 上記式中、L1は慣用の脱離基、例えばハロゲン、−O−SO2CH3、−O− SO2CF3、−O−SO249および−O−SO2(p−CH3−C6 4)を、 R8は好ましくはハロゲン、C1−C4アルコキシまたは(C1−C4アルキル) −カルボニルオキシを、 R9は水素またはハロゲンを、 R10はメチル、臭素または沃素を意味する。 溶媒は非プロトン性またはプロトン性のいずれであってもよい。適する溶媒の 例には、有機酸、例えば酢酸、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、例え ばエチレングリコールジメチルエーテル、アルコール、例えばメタノール、エタ ノール、およびスルホキシドがある。しかしながらこの方法は、溶媒の不存在下 にも行われる。 反応温度は、主に溶媒または化合物IVの融点と、反応混合物の沸点とにより 決定される。この方法は、約60℃−120℃で行われると好ましい。 一般的に、β−ケトカルボン酸誘導体IVに対して、モル量の0.95−5倍 、好ましくは1−1.4倍のメチルヒドラジンを用いる。 アルキル化剤L1−(C1−C4ハロアルキル)は、通常、中間体Vに対して、 モル量の0.95−5倍までの量で用いられる。 アルキル化は通常、ハロゲン化物、好ましくは塩化物または臭化物を用いて、 またはアルカンまたはハロアルカンの硫酸塩を用いて、必要により有機塩基、例 えばトリアルキルアミン、ピリジン、無機塩基、例えば炭酸アルキル金属塩の存 在下に行われる。 アルキル化は、不活性有機溶媒、例えば脂肪族または環状エーテル、例えば1 ,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、またはジオキサン、脂肪族ケト ン、例えばアセトン、またはアミド、例えばジメチルホルムアミド、スルホキシ ド、例えばジメチルスルホキシド、またはこれらの溶媒のいずれかと水との混合 物中で行われる。 一般的に反応は0℃〜反応混合物の沸点までの温度で行われるが、約20−8 0℃で行われるのが好ましい。 B)R9=水素の場合の化合物VIのハロゲン化: 上記反応は不活性溶媒/希釈剤中で、または溶媒の不存在下に行われる。 適する溶媒の例には、有機酸、無機酸、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、芳香 族炭化水素、エーテル、硫化物、スルホキシド、スルホン類がある。 適するハロゲン化剤の例には、塩素、臭素、N−ブロモスクシンイミド、N− クロロスクシンイミド、または塩化スルフリルが挙げられる。出発化合物および ハロゲン化剤に応じ、フリーラジカル開始剤、例えば有機過酸化物、例えば過酸 化ジベンゾイル、またはアゾ化合物、例えばアゾビスイソブチロニトリルの添加 、或いは光照射を行うと、反応の過程において有利な効果を得ることが可能であ る。 ハロゲン化剤の使用量は臨界的ではない。ハロゲン化剤を、ハロゲン化される べき化合物VI(R9=水素の場合)に対してほぼ化学量論量または大過剰の、 いずれの量で用いてもよい。 フリーラジカル開始剤を用いる場合、一般的には触媒的量で十分である。 反応温度は、通常(−100)〜200℃、主に10〜100℃または反応混 合物の沸点である。 C)R10=メチルの場合の化合物VIIのハロゲン化、および必要に応じてプ ロセス生成物IIIの化合物Iへの変換: 10=CH3の場合のVIIのハロゲン化は、塩素化または臭素化であると好 ましい。適する溶媒、反応条件、反応速度に関しては、B)での記載を参照され たい。 例えば、VII(R10=CH3)の、R4=CH2F、CHF2、CF3の化合物 への弗素化は、弗化水素および塩素との反応により公知方法で行われる(例えば 米国特許第4825014号参照)。 R4の代わりにクロロ−、ブロモ−、ジクロロ−、ジブロモ−、トリクロロ− またはトリブロモメチルを有するハロゲン化プロセス生成物は、弗素による求核 置換によりR4=CH2F、CHF2、CF3の化合物Iに変換される(例えばオー ストラリア特許第526817号またはP.L.Coe、D.Oldfield 、J.C.Tatlow著、J.Fluorine Chem.29(1985 )341参照)。この目的で好適に用いられる弗化物の例には、アルキル金属弗 化物があり、これらは化学量論量でも、過剰量(弗素化されるべき化合物に対し てモル量の約五倍まで)でも使用される。 弗素化は、極性有機溶媒、例えばジメチルホルムアミドおよびスルホラン中で 行われると好ましい。通常50−300℃の反応温度で十分である。 ジハロメチル、好ましくはジクロロメチルまたはジブロモメチルを有するプロ セス生成物VIIIでは、R4に代わる基が、強塩基、例えば水素化ナトリウム の存在下で更にアルコールまたはチオール(好ましくはチオール)R6−XHと 、或いはMが特にアルカリ金属を意味するR6−XM塩と反応することも可能で あり、これにより(チオ)アセタールI{R4=−CH(X−R62}が生成す る: 適する溶媒、反応速度、反応条件に関しては、上記記載を参照されたい。 ジハロメチルまたはトリハロメチル基を有する化合物VIIIを、酸水解によ りアルデヒドまたはカルボン酸IXに変換することもできる: 特に適する物質は、強酸、例えば硫酸、塩酸であり、反応温度は通常50−1 00℃とされる。 次いでアルデヒドIX’を公知方法でカルボン酸IX”またはケトンXに変換1) この場合、X=Y、R6=R7 することもできる(これに関しては、例えばホウベン−ワイル、Methoden der o rganischen Chemie[Methods of Organic Chemistry]、Georg Thieme出版、シ ュトゥットガルト、第4版、第6/1a巻、1980、946頁以降、第7/2 a巻、1973、第699頁以降、および第8巻、1952、404頁以降): アルデヒドIX’を酸化により対応のカルボン酸IX”としてもよいが、或い はIX’をまず有機金属化合物、好ましくはグリニヤード化合物(アルキルマグ ネシウムハロゲン化物)と反応させて二級アルコールを得、次いでこれを酸化し てもよい。 R4=CHF2、CF3またはCF2−(C1−C3アルキル)を、IXまたはXか ら公知方法(M.Scholz、H.W.Roesky、D.Stalke、K.Keller、F.T.Edelman n共著、J.Organomet.Chem.366(1989)73等参照)により、弗素化 剤、好ましくは四弗化硫黄または四弗化ジエチルアミノ硫黄(DAST:diethylamin osulfur trifluoride)を用いた反応により得てもよい: 更に、R4=シアノである化合物Iも公知用法によりアルデヒドIX’から得 られる。このため、IXをまずヒドロキシルアミンと反応させてオキシムを得、 これを例えばジホスゲンとの反応により脱水する(例えばホウベン−ワイル、Me thoden der Organischen Chemie[Methods of Organic Chemistry]、Georg Thieme出版、シュトゥットガルト、第4版、10/4巻、1968、55頁以降 、第8巻、1952、325頁以降参照): D)公知方法によるアルデヒドIX’またはケトンXの、酸触媒の存在下におけ るアセタール化(例えば、ホウベン−ワイル、Methoden der Organichen Chemie [Methods of Organic Chemistry]、Georg Thieme出版、シュトウットガルト、 第16/3巻、第4版、1965、204頁以降、221頁等、同著書、第9巻 、第4版、1995、199頁等、および第E14a/3巻、1992、415 頁等参照): 適する酸触媒の例には、トルエンスルホン酸、塩酸または硫酸がある。 得られたプロセス生成物を、公知方法によりアルコールまたはチオールR7− YHを用い、酸またはルイス酸(例えば三弗化硼素)の触媒的量の存在下にアセ タール転移に付してもよい(これに関してはホウベン−ワイル、Methoden der O rganischen Chemie[Methods of Organic Chemistry]、George Thieme 出版、シ ュトゥットガルト、第E14a/1巻、1991、第803等、および第E14 a/3、1992、p.414等参照)。2) この場合、Y=X、R6=R7 E)R10=臭素または沃素である化合物VIIと金属シアン化物または弗化アル キル/アルケニルハロゲン化物との間のC−C結合: 4=シアノである化合物は、通常、公知方法(例えばホウベン−ワイル、Met hoden der Organichen Chemie[Methods of Organic Chemistry]、Georg Thiem e出版、シュトゥットガルト、第E5巻、1985、1459頁以降参照)によ り、VII(R10=Br、I)をシアン化アルカリ金属またはシアン化銅と反応 させることにより製造可能である。 極性有機溶媒、例えばジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフラン等のエ ーテル中で反応を行うのが一般的である。 反応は、遷移金属触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ ウムの存在下で行われるのが好ましい。 R4=フルオロアルキルまたはフルオロアルケニルであるIの製造においては 、VII(R10=BrまたはI)を公知方法によりペルフルオロアルカンカルボ ン酸アルカリ金属塩および沃化銅(I)と{米国特許第4814480号号公報 、K.Matsui、Chem.Lett.、1719(1981)、J.N.Freskos、Synth.Co mmum.18(1988)965参照}、またはハロゲン化フルオロアル4) この場合、X=Y、R6=R7 ケニル、酢酸パラジウムおよび塩基と{ドイツ特許出願公開第4013305号 公報、W.Heitz、A.Knebelkamp、Makromol.Chem.-Rapid 12(1991)6 9}またはフルオロアルケニル銅または錫化合物と、テトラキス(トリフェニル ホスフィン)パラジウムの存在下に{たとえばP.L.Heinze、D.J.Burton、J .Fluorine Chem.31(1986)115、D.J.Burton、S.W.Hansen、J. Am.Chem.Soc.108(1986)4229}反応させるのが好ましい。 特に他の記載がない限り、上記反応は大気圧または用いる反応混合物の固有圧 力下にて行うと有利である。 通常、混合物を公知方法で、例えば反応溶液を水で希釈し、次いで生成物を濾 過、晶出、溶媒抽出の方法により単離するか、或いは溶媒を除去し、水と適当な 有機溶媒との混合物中に残留物を分配し、有機相を後処理し、所望の生成物を得 る。 置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIは異性体混合物形態の組成物から 得られるが、必要に応じて組成物を本質的に純粋な各異性体に、この様な場合に 通常用いられる方法、例えば晶出またはクロマトグラフィーにより、更には光学 活性な被吸収剤上で分割してもよい。純粋な光学異性体は、適する光学活性出発 材料から有効に製造される。 化合物Iの農業上使用可能な塩は、対応のアニオンを有する酸、好ましくは塩 酸、臭化水素酸、硫酸、燐酸または硝酸との反応により公知方法で得られる。 化合物Iおよびその農業上使用可能な塩は、異性体混合物の形態および純粋な 異性体の形態の双方で除草剤として好適に使用される。Iを含有する除草剤組成 物は非耕作地帯での植生を、特に高施与率で、非常に良好に抑制する。小麦、稲 、トウモロコシ、大豆、綿花などの農作物に重大な被害を与えずに、これらにお ける広葉の雑草およびイネ科雑草を非常に良好に防除する。この効果は特に低使 用量において顕著である。 使用法の多様性を考慮し、化合物Iおよびこれを含有する除草剤を他の多数の 農作物に使用し、望ましくない植物を防除することも可能である。例えば以下の 農作物が適している。 タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラガス(Asparagus officinalis) フダンソウ(Betavulgaris spp.altissima) サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa) アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napus ) カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus var .napobrassica) テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.si lvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctorius) キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis) レモン(Citrus limon) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephora 、Coffea liberica)〕 キユウリ(Cucumis sativus) ギヨウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤシ(Elaeis guineensis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glycine max) 木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arbo reum、Gossypium herbaceum、Gossypium vi tifolium)〕 ヒマワリ(Helianthus annuus) ゴムノキ(Hevea brasiliensis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopersicum) リンゴ属(Malus spp.) キヤツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa) バシヨウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) アズキ(Phaseolus lunatus) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris) トウヒ(Picea abies) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) モモ(Prunus persica) ナシ(Pyrus communis) スグリ(Ribes sylvestre) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinarum) ライムギ(Secale cereale) ジャガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕 カカオ(Theobroma cacao) ムラサキツメクサ(Trifolium pratense) 小麦(Triticum aestivum) トリテイカム、ドラム(Triticum durum) ソラマメ(Vicia faba) ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays)。 更に、遺伝子工学的方法を含む栽培の結果として除草剤の作用に抵抗性を有す る農作物においても化合物Iを使用することができる。 置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIは植物の乾燥および/ または落葉 にも適している。 乾燥剤として置換フタルイミド桂皮酸誘導体は、ジャガイモ、アブラナ、ヒマ ワリおよび大豆の地上部分を乾燥させるのに適している。これにより、上記のよ うな重要な農作物を完全に機械的に収穫することができる。 収穫の設備化も経済的に重要であり、これは例えば柑橘類、オリーブその他の 種類の果樹において、核果、石果、堅果の樹木に対する接着性を時期的に集中し て低下減少させることにより達成される。植物の果実ないし葉部と苗条との間の 分離組織形成の促進と称され得るこのメカニズムは、例えば綿花のような栽培植 物の良好に制御され得る落葉のためにも極めて重要である。 各の綿花植物が成熟する期間を短縮することにより、収穫後の繊維の品質が向 上する。 化合物Iまたはこれを含有する除草剤は、例えば直接的に噴霧可能な溶液、粉 末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマルジ ョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミスト 法、ダスト法、散布法または注入法によって適用することができる。適用形式は 、完全に使用目的に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効物質 の可能な限りの微細分が保証されるべきである。 直接飛散可能の溶液、乳濁液、ペーストまたは油分散液を製造するために、適 する不活性助剤としては、中位乃至高位の沸点の鉱油留分、例えば燈油またはデ ィーゼル油、更にコールタール油等、並びに植物性または動物性産出源の油、脂 肪族、環状および芳香族炭化水素、例えばパラフィン、テトラヒドロナフタレン 、アルキル化ナフタレンまたはその誘導体、アルキル化ベンゼンまたはその誘導 体、アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、 シクロヘキサノール、ケトン、例えばシクロヘキサノン、強極性溶剤、例えばア ミン、例えばN−メチルピロリドン、および水が使用される。 水性使用形は乳濁液濃縮物、懸濁液、ペースト、または湿潤可能の粉末、水分 散可能の粉末より水の添加により製造することができる。乳濁液、ペーストまた は油分散液を製造するためには、物質をそのまま、または油または溶剤中に溶解 して、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合することが できる。しかしながら有効物質、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤および場 合により溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水にて希釈 するのに適する。 界面活性剤としては次のものが挙げられる。すなわち、芳香族スルホン酸、た とえばリグノスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ジブ チルナフタレンスルホン酸の各アルカリ塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、 並びに脂肪酸、アルキルスルホナート、アルキルアリールスルホナート、アルキ ルスルファート、ラウリルエーテルスルファート、脂肪アルコールスルファート のアルカリ塩およびアルカリ土類塩、アンモニウム塩、並びに硫酸化ヘキサデカ ノール、ヘプタデカノールおよびオクタデカノールの塩、並びに硫酸化脂肪アル コールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体 とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或はナフタレンスルホン酸とフ ェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン−オクチ ルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノ ール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブ チルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコー ル、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキシド−縮合物、エ トキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、またはポリオキシ プロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタート、ソ ルビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロース。 粉末、散布剤および振りかけ剤は有効物質と固状担体物質とを混合または一緒 に磨砕することにより製造することができる。 粒状体例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固状担体物質に 結合することにより製造することができる。固状担体物質は例えば鉱物土、例え ばシリカ、シリカゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒 土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウ ム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料例えば硫酸アンモニウム、燐酸アン モニウム、硝酸アンモニウム、尿素および植物性生成物、例えば穀物粉、樹皮、 木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末および他の固状担体物質である。 直接使用可能な組成物としての有効物質をIの濃度は広範囲に変更可能である 。通常、組成物は約0.001〜98重量%、特に0.01〜95重量%の1種 類以上の有効成分を含有する。この際有効物質は純度90〜100%、殊に95 〜100%(NMRスペクトルによる)で使用される。 以下の調製例により本発明による生成物の処方を説明する。 I.20重量部の化合物No.Ia.002を、アルキル化ベンゼン80重量 部、エチレンオキシド8乃至10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド 1モルに付加した付加生成物10重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシ ウム塩5重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付 加生成物5重量部よりなる混合物中に添加する。この混合物を水100000重 量部に注入しかつ細分布することにより有効物質0.02重量%を含有する水性 分散液が得られる。 II.20重量部の化合物No.Ib.011を、シクロヘキサノン40重量 部、イソブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノ ール1モルに付加した付加生成物20重量部、エチレンオキシド40モルをヒマ シ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に分散する。この 分散液を水100000重量部に注入し、細分散することにより有効成分0.0 2重量%を含有する水性分散液が得られる。 III.20重量部の有効成分No.Ib.002を、シクロヘキサノン25 重量部、沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部およびエチレンオキシド 40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に 溶解する。この溶液を水100000重量部に注入し、微分散することにより有 効物質0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。 IV.20重量部の有効物質No.Ib.001を、ジイソブチル−ナフタレ ン−α−スルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスル ホン酸のナトリウム塩17重量部および粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和 し、かつハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に 細分布することにより有効物質0.1重量%を含有する噴霧液が得られる。 V.3重量部の有効成分No.Ia.049を細粒状カオリン97重量部と密 に混和する。かくして有効物質3重量%を含有するダスト剤が得られる。 VI.20重量部の有効成分No.Ib.052を、ドデシルベンゼンスルホ ン酸のカルシウム塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部 、フェノール/尿素/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩2重量部およびパ ラフィン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状分散液が得られる。 VII.1重量部の本発明の化合物No.Ib.051を、70重量部のシク ロヘキサノン、20重量部のエトキシル化イソオクチルフェノール、および10 重量部のエトキシル化ヒマシ油から成る混合物に溶解する。次いでこの混合物を 水で希釈し、有効物質の所望の濃度を得る。これにより安定な乳濁液濃縮物が得 られる。 VIII.1重量部の本発明の化合物No.Ib.049を、80重量部のシ クロヘキサンと20重量部のWettol(登録商標)EM31(=エトキシル 化ヒマシ油を基礎とする非イオン性乳濁液)との混合物に溶解する。この混合物 を水で希釈し、有効成分の所望の濃度を得る。これにより安定な乳濁液濃縮物が 得られる。 有効成分Iまたはその有効物質は事前法または事後法により施用される。有効 物質がある種の栽培植物にうまく適合しない場合は、下部に成長している雑草ま たは露出している土壌には付着しても、敏感な栽培植物の葉にできるだけ影響を 与えないように、噴霧装置により除草剤を噴霧することができる(後直接撒布、 レイーバイ)。 有効物質を除草剤として使用する場合の使用量施与目的、季節、目的の植物お よび成長段階に応じて、ヘクタールあたりの有効物質Iの施与割合は0.001 −3.0kg、好ましくは0.01−1.0kgである。 有効作用範囲を拡張し、相乗効果を達成するために、置換1−メチル−3−フ ェニルピラゾールIは、多様な他の除草剤ないし生長抑制有効物質と混合され、 同時に施与される。その混合対称物質としては、例えば1,2,4−チアジアゾ ール、1,3,4−チアジアゾール、アミド、アミノ燐酸およびその誘導体、ア ミノトリアゾール、アニリド、アリールオキシ−/ヘテロアリールオキシアルカ ン酸およびその誘導体、安息香酸およびその誘導体、ベンゾチアジアジノン、2 −(ヘテロアリール/アロイル)−1,3−シクロヘキサンジオン、ヘテロアリ ールアリールケトン、ベンジルイソキサゾリジノン、メタ−CF3−フェニル誘 導体、カルバマート、キノリンカルボン酸およびその誘導体、クロロアセトアニ リド、シクロヘキサン−1,3−ジオン誘導体、ジアジン、ジクロロプロピオン 酸およびその誘導体、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロフラン−3−オン、ジニ トロアニリン、ジニトロフェノール、ジフェニルエーテル、ジピリジル化合物、 ハロカルボン酸およびその誘導体、尿素、3−フェニルウラシル、イミダゾール 、イミダゾリノン、N−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド 、オキサジアゾール、オキシラン、フェノール、アリールオキシ−およびヘテロ アリールオキシフェノキシプロピオン酸エステル、フェニル酢酸およびその誘導 体、2−フェニルプロピオン酸およびその誘導体、ピラゾール、フェニルピラゾ ール、ピリダジン、ピリジンカルボン酸およびその誘導体、ピリミジルエーテル 、スルホンアミド、スルホニル尿素、トリアジン、トリアジノン、トリアゾリノ ン、トリアゾールカルボキシアミドおよびウラシルなどが挙げられる。 更に、化合物Iは、単独でまたは他の除草剤と組み合わせ、また更なる農作物 保護剤、例えば殺虫剤、または植物病理学的菌類またはバクテリアを防除するた めの薬剤との混合物として施用することができるという利点を有する。苗栄養不 足、希元素欠乏などの症状治癒のために使用されるミネラル塩溶液と混合し得る こと、植物に無害の油類、油濃縮物類に添加し得ることも重要である。製造実施例 [実施例1] 4−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニ ル)−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール(No.Ib. 052) 1g(2.8ミリモル)の2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメ トキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−フルオロ安息香酸を ハステロイC製の、500ミリリットルのオートクレーブに導入した。オートク レーブをドライアイス/アセトンの冷却浴中に配置し、まず20g(1モル)の 弗化水素を、次いで5g(0.046モル)の四弗化硫黄を装填した。次いで攪 拌後の混合物を放置して室温となし、温度を105℃まで上昇させた。この内部 温度にて攪拌を10時間継続した。この操作の間、最大圧力が6.4バールまで 上昇したことが観察された。実験終了後、バッチを25℃に冷却し、水酸化カリ ウム溶液を用い、洗浄塔で混合物のガス抜きを行った。オートクレーブ中、残留 物を50ミリリットルの氷水中に注入した。ここで有機相を分離し、1時間後、 50ミリリットルの水で洗浄し、弗化カリウム/硫酸マグネシウムの1:1混合 物4gで乾燥し、最後に減圧濃縮した。得られた粗生成物(0.8g)をシリカ ゲルクロマトグラフィーで精製した(溶離液:シクロヘキサン/メチルtert −ブチルエーテル(5:1))。所望の生成物を含有する画分を合わせた後、溶 媒を除去した。収量:非晶質固体形状での所望の生成物0.45g。1 H NMR(250MHz、CDCl3中):δ[ppm]=3.85(s、3 H)、6.70(t、1H)、7.35(d、1H)、7.95(d、1H)。 [先駆物質1.1] 5−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−1,2−ジヒドロ− 2−メチル−3H−ピラゾール−3−オン 34.7g(0.75モル)のメチルヒドラジンを、ジエチレングリコール5 00ミリリットル中の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル) −3−オキソプロピオン酸メチル177g(0.68モル)の溶液に添加し た。100℃で6時間保持した後、混合物を4リットルの水中に注入した。次い で固体を分離し、乾燥した。収量:133g、融点:155−156℃。 [先駆物質1.2] 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ジフルオロメト キシ−1−メチル−1H−ピラゾール 気相のクロロジフルオロメタンを、5−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メ チルフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−メチル−3H−ピラゾール−3−オン 133g(0.55モル)と水酸化ナトリウム110g(2.7モル)の、ジオ キサン1リットルと水0.5リットル中の溶液を室温にて2時間にわたり通過さ せた。次いで反応溶液を2リットルの水に注入し、酢酸エチルを用いて水相を3 回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。 残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し(溶離液:シクロヘキサ ン/酢酸エチル=9:1)、次いでシリカゲル分取MPLCを行った(上記と同 様の溶離液)。収量:43g。1 H NMR(250MHz、CDCl3中):δ[ppm]=2.37(s、3 H)、3.80(s、3H)、6.30(s、1H)、6.57(t、1H)、 7.14(d、1H)、7.81(d、1H)。 [先駆物質1.3] 4−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ジ フルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール 22g(0.16モル)の塩化スルフリルを43g(0.15モル)の3−( 4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−5−ジフルオロメトキシ− 1−メチル−1H−ピラゾールの、250ミリリットルのテトラクロロメタン中 の溶液に滴下した。次いで反応溶液を16時間攪拌した後、炭酸水素ナトリウム 飽和水溶液200ミリリットルを滴下した。有機相を分離し、塩化ナトリウム飽 和溶液を用いて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濃縮した。 収量:46g。1 H NMR(250MHz、CDCl3中):δ[ppm]=2.37(s、3 H)、3.84(s、3H)、6.71(t、1H)、7.21(d、 1H、、7.40(d、1H)。 [先駆物質1.4] 4−クロロ−3−(4−クロロ−5−ジブロモメチル−2−フルオロフェニル) −5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール 4−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メチルフェニル)−5− ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール46g(0.14モル)と N−ブロモスクシンイミド62.9g(0.35モル)の、テトラクロロメタン 2リットル中の溶液に1500ワットの高圧水銀灯およびUV灯を3.5時間照 射した。次いで固体を濾過し、テトラクロロメタンを用いて更に2回洗浄した。 濾液を合わせて濃縮した。収量:68g。1 H NMR(270MHz、CDCl3中):δ[ppm]=3.86(s、3 H)、6.72(t、1H)、7.05(s、1H)、7.19(d、1H)、 8.23(d、1H)。 [先駆物質1.5] 2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H− ピラゾール−3−イル)−4−フルオロベンズアルデヒド 68g(0.14モル)の4−クロロ−3−(4−クロロ−5−ジブロモメチ ル−2−フルオロフェニル)−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピ ラゾールを200ミリリットルの濃硫酸に、氷冷下に溶解し、この後混合物をガ スの発生が止むまで100℃に加熱した。次いでこれを4リットルの氷水に注入 した。続いて酢酸エチルを用いて混合物を3回抽出した。合わせた有機相を水で 洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、最後に濃縮した。粗生成物をシリカゲルカ ラムクロマトグラフィーで精製した(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=8:1) 。収量:35g、融点:95−98℃。 [先駆物質1.6] 2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H− ピラゾール−3−イル)−4−フルオロ安息香酸 2.8g(18ミリモル)の燐酸二水素ナトリウム二水和物の、28ミリリッ トルの水中の溶液を10−15℃で、24g(71ミリモル)の2−クロロ−5 −(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3 −イル)−4−フルオロベンズアルデヒドの130ミリリットルのアセトニトリ ル中の溶液に添加した。次いで、6.8ミリリットルの濃度30%の過酸化水素 水溶液、および(1時間で)9.8g(108ミリモル)の亜塩素酸ナトリウム を連続して添加した。混合物を更に1時間添加した後、これを室温に加熱した。 更に16時間攪拌した後、これを希塩酸を用いて酸性化した。この後、水溶液を 酢酸エチルで二度抽出し、この後合わせた有機相を濃縮したチオ硫酸塩水溶液、 水および塩化ナトリウム飽和溶液で相次いで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し 、最後に濃縮した。収量:23g、融点:137−140℃。 [実施例2] 4−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ジ(メチルチオ)メチルフ ェニル)−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール(No.1 b.011) 1.1g(15ミリモル)のナトリウムチオメトキシドを、氷冷下に、1.5 g(3ミリモル)の4−クロロ−3−(4−クロロ−5−ジブロモメチル−2− フルオロフェニル)−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール の30ミリリットルのジメチルスルホキシド中の溶液に添加した。室温にて16 時間保持した後、混合物を0.5リットルの水に注入した。次いで水相を酢酸エ チルで二度抽出し、この後合わせた有機相を水と、塩化ナトリウムの飽和水溶液 で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、最後に濃縮した。粗生成物をシリカゲル クロマトグラフィーで精製した(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9:1)。収 量:0.2g。1 H NMR(270MHz、CDCl3):δ[ppm]=2.14(s、6H )、3.84(s、3H)、5.28(s、1H)、6.70(t、1H)、7 .25(d、1H)、7.86(d、1H)。 [実施例3] 4−クロロ−3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ジ(エトキシ)メチルフェ ニル)−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール(No.1b .002) 20ミリリットルのオルト蟻酸トリエチルおよび0.1gのトルエンスルホン 酸を3g(8.8ミリモル)の2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロ メトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−フルオロベンズア ルデヒドの、50ミリリットルのテトラヒドロフラン中の溶液に添加した。混合 物を2時間還流した後、3ミリリットルのトリエチルアミンで処理し、次いで濃 縮した。残留物を50ミリリットルの水で処理した。続いて生成物を酢酸エチル により水相から抽出した。有機相を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、硫 酸マグネシウムで乾燥し、最後に濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラ フィーで精製した(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=9:1)。収量:1g。1 H NMR(270MHz、CDCl3):δ[ppm]=1.25(t、6H )、3.64(m、4H)、3.84(s、3H)、5.71(s、1H)、6 .70(t、1H)、7.22(d、1H)、7.87(d、1H)。 [実施例4] 4−クロロ−3−(4−クロロ−5−ジフルオロメチル−2−フルオロフェニル )−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール(No.Ib.0 51) 0.9g(5.4ミリモル)の四弗化ジエチルアミノ硫黄(DAST)を0. 9g(2.7ミリモル)の2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメト キシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−フルオロベンズアルデ ヒドに50℃で滴下した。次いで反応混合物を更に1.5時間、同温度にて攪拌 した。この後バッチを10gの氷上に注入し、10ミリリットルのジクロロメタ ンを添加した。有機相を分離し、水(10ミリリットル)の水を用いて二度洗浄 し、次いで乾燥し、減圧下に濃縮した。得られた粗生成物を30gのシリカゲル によるクロマトグラフィーで精製した(溶離液:4:1のシクロヘキサン/メチ ルtert−ブチルエーテル)。溶媒除去後の収量:粘性油状体の形態での所望 の生成物0.35g。1 H NMR(400MHz、CDCl3):δ[ppm]=3.83(s、3H )、6.72(t、1H)、6.94(t、1H)、7.28(d、 1H)、7.90(d、1H)。 [実施例5] 2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H− ピラゾール−3−イル)−4−フルオロベンゾニトリル(No.Ib.049) 1.2g(18ミリモル)の塩酸ヒドロキシルアミンおよび1.8g(23ミ リモル)のピリジンを2g(5.9ミリモル)の2−クロロ−5−(4−クロロ −5−ジフルオロメトキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4− フルオロベンズアルデヒドに添加し、得られた混合物を100ミリリットルのメ タノールに溶解した。次いで混合物を、まず約20℃で16時間、次いで還流温 度で更に2時間攪拌し、この後混合物を濃縮し、残留物を水で処理した。反応生 成物を酢酸エチルにより水相から抽出した。最後に有機相を硫酸マグネシウムで 乾燥し、濃縮した。 得られたオキシムをまず50ミリリットルのアセトニトリルに溶解し、次いで この溶液に1.3g(6.7ミリモル)のジホスゲンを添加した。反応混合物を 30分間攪拌した後、100ミリリットルの水で処理し、更に16時間攪拌した 。この後生成物をジエチルエーテルで抽出した。エーテル相を水で洗浄し、硫酸 マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ ーで精製した(溶離液:ヘキサン/酢酸エチル=7:1)。 収量:0.6g、融点:93−95℃。 上記化合物、並びに同様の方法で製造した、或いは製造可能な他の1−メチル −3−フェニルピラゾールIを以下の表2に記載する。 使用実施例(除草作用) 置換1−メチル−3−フェニルピラゾールIの除草作用を以下の温室実験で示 す。 プラスチック植木鉢を栽培容器として用い、約3.0%腐蝕したローム質の砂 を培養基とした。被検植物の種子を種類ごとに播種した。 事前法により、水中に懸濁または乳化させた有効物質を、種子を撒いた後に細 分布したノズルを使用して直接撒布した。出芽と成長を促進するために容器を軽 く灌水し、次いで植物が根付くまで半透明のプラスチックの覆いを被せた。有効 物質により害が与えられない限り、この被覆が被検植物の均一な出芽を促進す る。 事後法による処理を行う目的で、被検植物を発育型により、草丈3−15cm となった後、水中に懸濁または乳化させた有効物質で処理した。この場合、被検 植物を直接播種し同一の容器で栽培することも、当初は別々に苗として植え、処 理の行われる2−3日前に試験用容器に移植することも可能である。事後法の場 合の有効物質(a.s.)の使用量を、1ヘクタール当たり0.5kgとした。 各被検植物を種類ごとに10−25℃または20−35℃に保持し、実験期間 を2−4週間とした。この間、被検植物を管理し、個々の処理に対する反応を評 価した。 0−100の基準に基づき評価を行った。この基準において100は植物が全 く出芽しないか、或いは少なくとも地上に出ている部分の全てが破壊してしまっ たことを示し、0は全く被害がなく正常な生長を遂げたことを示す。 以下に温室実験で使用した植物の種類を示す。 化合物No.Ib.052を、1ヘクタール当たりの有効物質施与量0.5k gとして事後法により用いると、上述の雑草に対して非常に良好な除草作用を示 した。使用実施例(乾燥/落葉作用) 被検植物として(子葉を有さない)四葉の綿花植物の幼苗を用い、温室条件下 で育成した(相対湿度50−70%、日中温度/夜間温度:27/20℃)。 この綿花の幼苗の葉面を有効物質の水性調製物(噴霧液に対して0.15重量 %の脂肪アルコールアルコキシラート、Plurafac(登録商標)LF70 06)を添加)にて液体が滴り落ちる程度に処理した。使用した水量は1ヘクタ ールあたり1000リットルであった(換算値)。13日後、落ちた葉の枚数 と落葉の程度(%)を測定した。 未処理対照植物には落葉が全く認められなかった。6) BASF製低発泡性非イオン性界面活性剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AP(KE,LS,MW ,SD,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG, KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG,BR, BY,CA,CN,CZ,GE,HU,IL,JP,K E,KR,KZ,LV,MX,NO,NZ,PL,RO ,RU,SG,SI,SK,TR,UA,US,UZ, VN (72)発明者 フォン デム ブシェ−ヒュネフェルト, クリストフ,スヴェダー ドイツ国、D−68199、マンハイム、39、 メンヒヴェルトシュトラーセ、39 (72)発明者 ハムプレヒト,ゲールハルト ドイツ国、D−69469、ヴァインハイム、 ローテ−トゥルム−シュトラーセ、28 (72)発明者 ハイストラッハー,エリーザベト ドイツ国、D−68159、マンハイム、4, デー3 (72)発明者 シェファー,ペーター ドイツ国、D−67308、オタースハイム、 レーマーシュトラーセ、1 (72)発明者 メンケ,オラフ ドイツ国、D−67317、アルトライニンゲ ン、レルヒェンヴェーク、3 (72)発明者 ヴェストファレン,カール−オットー ドイツ国、D−67346、シュパイァ、マウ スベルクヴェーク、58 (72)発明者 ミスリッツ,ウルフ ドイツ国、D−67433、ノイシュタット、 アム、ヘルツェル、40 (72)発明者 ヴァルター,ヘルムート ドイツ国、D−67283、オブリッヒハイム、 グリューンシュタター、シュトラーセ、82

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I で表され、式中 R1がC1−C4ハロアルコキシまたはC1−C4ハロアルキルチオを、 R2がハロゲンを、 R3が沸素または塩素を、 R4がシアノ、C1−C4フルオロアルキル、C2−C4フルオロアルケニルまた は−C(R5)(X−R6)(Y−R7)をそれぞれ意味し、 上記R5が水素またはC1−C4アルキルを、 XおよびYが相互に独立に酸素または硫黄を、および R6およびR7が相互に独立にC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C3 −C4アルケニル、C3−C4ハロアルケニルまたはC3−C4アルキニルを意味す る置換1−メチル−3−フェニルピラゾール、およびIの農業上有用な酸付加塩 。 2.R4がシアノであることを特徴とする、請求項1に記載の式Iの置換1−メ チル−3−フェニルピラゾール、およびその酸付加塩。 3.R4がC1−C4フルオロアルキルまたはC2−C4フルオロアルケニルである ことを特徴とする、請求項1に記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾール、およびその酸付加塩。 4.R4が−C(R5)(X−R6)(Y−R7)であることを特徴とする、請求項 1に記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラゾール、およびその酸付加 塩。 5.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾールIまたはその酸付加塩の、除草剤または植物の乾燥/落葉用の使用法。 6.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の除草有効量、少なくとも1種類 の液体状および/または固体状担体、および必要に応じて少なくとも1種類の界 面活性剤を含有することを特徴とする、除草剤組成物 7.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の、乾燥剤および/または落葉剤 としての有効量、少なくとも1種類の不活性液体状および/または固体状担体、 および必要に応じて1種類以上の界面活性剤を含有することを特徴とする、植物 の乾燥および/または落葉組成物。 8.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の除草有効量を、少なくとも1種 類の液体状および/または固体状担体、および必要に応じて1種類以上の界面活 性剤と混合することを特徴とする、除草活性組成物の製造法。 9.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピラ ゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の乾燥剤および/または落葉剤と して作用する有効量を、少なくとも1種類の液体状および/または固体状担体、 および必要に応じて少なくとも1種類の界面活性剤と混合することを特徴とする 、乾燥剤および/または落葉剤として作用する組成物の製造法。 10.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピ ラゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の除草有効量を、植物、その繁 殖圏、または種子に作用させることを特徴とする望ましくない植生の抑制方法。 11.請求項1〜4のいずれかに記載の式Iの置換1−メチル−3−フェニルピ ラゾールまたはIの酸付加塩の少なくとも1種類の乾燥剤/除草剤活性量を植物 に作用させることを特徴とする、植物の乾燥および/または落葉方法。 12.綿花を処理することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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