JPH10503776A - サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法 - Google Patents

サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法

Info

Publication number
JPH10503776A
JPH10503776A JP8506963A JP50696396A JPH10503776A JP H10503776 A JPH10503776 A JP H10503776A JP 8506963 A JP8506963 A JP 8506963A JP 50696396 A JP50696396 A JP 50696396A JP H10503776 A JPH10503776 A JP H10503776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
hydrogen
saccharin
carboxylic acid
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8506963A
Other languages
English (en)
Inventor
プラト,ペーター
ラング,ハーラルト
ヴェストファレン,カール−オットー
ゲルバー,マティアス
ヴァルター,ヘルムート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH10503776A publication Critical patent/JPH10503776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/04Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D275/06Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems with hetero atoms directly attached to the ring sulfur atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/80Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B41/00Formation or introduction of functional groups containing oxygen
    • C07B41/08Formation or introduction of functional groups containing oxygen of carboxyl groups or salts, halides or anhydrides thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式I で表され、式中LおよびMが水素、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、塩素、シアノ、アルキルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを、Zが水素、アルキル、シクロアルキル、アルキル、アリール、アリールアルキルを、RがHまたはC1−C6アルキルをそれぞれ意味するサッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルを、式II で表され、式中L、MおよびZが上記意味を有する対応する臭素置換または沃素置換サッカリン誘導体と、或いはZ≠Hの場合は式III で表される化合物と、パラジウム、ニッケル、コバルトまたはロジウム遷移金属触媒および塩基の存在下に、一酸化炭素および水またはC1−C6アルコールとを圧力を上昇させて反応させて製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法 本発明は、式I で表され、式中 LおよびMが水素、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、塩素、シアノ、ア ルキルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを、 Zが水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、またはアリールアルキルを 、 Rが水素またはC1−C6アルキルを、それぞれ意味するサッカリンカルボン酸 およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法に関する。 更に本発明は、除草作用を有し、OR基が他の基に置換可能であるサッカリン 誘導体の製造の中間生成物として用いられる選択されたサッカリン誘導体Iaに 関する。この二次製品は対応するドイツ出願の主題である。 更に本発明は化合物Ia’を用いて望ましくない植物の生長を防除する方法に 関する。 従来の技術、例えばドイツ特許出願公開第3607343号公報によると、フ ェニル環中にカルボキシル置換基を有するサッカリン誘導体は、以下の反応順序 により製造される。 このようにカルボキシル作用は、メチル基の酸化により中間体に導入され、同 時に酸化的閉環が起こる(1936、ドイツ国特許(DRP)671788も参 照)。この方法は、複数の酸化可能な基が存在するために、選択的な酸化は保証 されないという欠点を有する。更に、方法全体における工程数が非常に多く、こ れに収量の低下が伴う。 米国特許第5034534号明細書にはパラジウムおよび少なくとも一種類の アルキルホスフィン配位子の錯体の存在下における塩素化芳香族スルホンアミド のカルボニル化によるサッカリン誘導体の製造法が記載されている。この文献か らはサッカリン構造のフェニル環へのカルボキシル作用の導入は推測されない。 本発明は、過マンガン酸カリウムの使用などの極端な酸化的方法を避け、フェ ニル環にカルボキシル作用を有するサッカリン誘導体を得ることその目的とする 。 本発明の上記目的は、式II で表され、式中L、MおよびZが上述の意味を有するか、或いはZ≠Hの場合は 式III で表される化合物を、パラジウム、ニッケル、コバルトまたはロジウム遷移金属 触媒および塩基の存在以下に、一酸化炭素および水またはC1−C6アルコールと 、圧力を上昇させて反応させる工程を含む、式Iのサッカリン誘導体の製造法に より達成されることを本発明者等が見出した。 式Iのアルキル基は、特に低分子量アルキル基、例えば炭素原子数1−6のア ルキル基である。同様のことがアルコキシまたはアルキルチオ基およびアルキル スルホニル基にも当てはまる。シクロアルキルの例としては、C3−C8シクロア ルキル、例えばシクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロプロピルが挙げら れる。アリールの例には不活性置換基を有しても良いフェニルがある。アリール アルキルの例としては、不活性置換基を有しても良いフェニルC1−C4アルキル 、例えばベンジルまたはフェネチルが挙げられる。 反応式: カルボニル化試薬を用いたハロゲン芳香族化合物の対応するカルボニルまたは カルボキシル化合物への遷移金属触媒による変換は、例えば米国特許第2640 071号、同第3988358号、同第4845273号各明細書、ウラタ等著 、J.Org.Chem.56(1991)、4320頁以降、Pri−Bar 、Buchman著,J.Org.Chem.53(1988)、624頁以降 、米国特許第4990657号明細書、英国特許出願公開第2261662号公 報、およびM.Foa等著、J.Organometallic Chem.2 85(1985)、293頁以降により公知である。 しかしながら、特別な出発材料IIおよびIIIの場合へのこの方法の応用性 は驚くべきものである。特に、本発明の方法が成功することは、上記出発材料に 存在する官能基を基礎としては予想されなかった。更に、本発明の経路により第 一級アミンZNH2を除去することにより、出発材料IIIをカルボキシル化サ ッカリン誘導体Iに直接変換可能であることは予想されていなかった。 触媒としてのニッケル、コバルト、ロジウム、特にパラジウムは、金属形態で 、またはハロゲン化合物などの慣用の塩の形態、例えばPdCl2、RhCl3・ 3H2O、酢酸塩、例えばPd(OAc)2、シアン化物等、公知の価数を有する 形態で存在可能である。第三ホスフィンとの金属錯体、金属アルキルカルボニル 、金属カルボニル、例えばCO2(CO)8、Ni(CO)4、第三ホスフィンと の金属カルボニル錯体、例えば(PPh3)2Ni(CO)2または三級ホスフィ ンと錯体を形成する遷移金属塩が存在する。最後に記載した実施の形態はパラジ ウムを触媒として用いる場合に特に好ましい。本発明におけるホスフィン配位子 は広範囲に変更可能であり、例えば下式 で表され、式中nが1、2、3または4の数値を示し、R1−R4が低分子量アル キル、例えばC1−C6アルキル、アリール、C1−C4アルキルアリール、例えば ベンジル、フェネチルまたはアリールオキシを意味する。アリールの例に はナフチル、アントリル、および好ましくは非置換または置換フェニルが挙げら れ、置換基に関してカルボキシル化反応に対して不活性であることのみが必要で ある。これ以外は置換基は広範囲に可変であり、あらゆる不活性C有機基、例え ばC1−C6アルキル基、例えばメチル、カルボキシル基、例えばCOOH、CO OM(Mには例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム塩がある) 、または酸素を介して結合するC−有機基、例えばC1−C6アルコキシル基を含 む。 ホスフィン錯体の製造は、例えば冒頭に記載した文献に開示されているような 公知方法より行われる。例えば、一般的に市販されている金属塩、例えばPdC l2またはPd(OCOCH32を主発材料として用い、ホスフィン、例えばP (C653、P(n−C493、PCH3(C652または1,2−ビス(ジ フェニルホスフィノ)エタンを添加する。以下の触媒が例として挙げられる。す なわち、1,3−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン、トリ−p−アニ シルホスフィン、トリ−o−トリルホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホス フィノ)ブタン、亜燐酸トリフェニル。 上記触媒を高分子担体に結合させることも可能である。このような触媒の製造 は、特に米国特許第5034534号、および同第4426318号各明細書に 記載されている。 遷移金属に対するホスフィンの使用量は一般的に0−20モル当量、好ましく は0.1−10モル当量、特に好ましくは1−5モル当量である。 遷移金属の使用量は臨界的ではない。費用の面からは遷移金属の使用量を少量 とするべきであることは言うまでもなく、例えば出発物質IIまたはIIIに対 して0.1−10モル%、特に1−5モル%が用いられる。 一酸化炭素および主発物質IIまたはIIIに対して少なくとも当モル量の水 との反応が行われ、サッカリンカルボン酸、例えばR=Hが製造される。適当な アルコールを当モル以上の量で用いて、エステル、例えばR=OC1−C6−アル キル、例えばOCH3、OC25、O−n−C37、O−i−C37、O−n− C49、O−i−C49、O−tert−C49、O−n−C511、O−n− C613を用いると有利である。反応成分としての水またはC1 −C6アルキル−OHを同時に溶媒として使用することも可能であり、最大使用 量は臨界的ではない。 しかしながら、出発材料および使用触媒の性質に応じて、反応成分の代わりに 他の不活性溶媒またはカルボキシル化に使用される塩基を溶媒として用いること も有効である。この場合、反応成分としての水またはアルコールは一般的にII またはIIIにたいして1−10モル当量、特に1−5モル当量の量で使用され る。 カルボキシル化反応に用いられる適する不活性溶媒は慣用の溶媒、例えば炭化 水素、例えばトルエン、キシレン、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン、エー テル、例えばメチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ サン、ジメトキシエタン、置換アミド、例えばジメチルホルムアミド、置換尿素 、例えばテトラ−C1−C4アルキル尿素、ニトリル、例えばベンゾニトリル、ま たはアセトニトリルである。 本発明の方法の好ましい実施態様において、反応成分のうちの1成分、特に塩 基を、付加的な溶媒を必要としないように過剰量で使用する。 本発明の方法に好適に用いられる塩基としては、反応中に遊離した沃化水素、 臭化水素を結合可能とする全ての不活性塩基が挙げられる。ここで挙げれられる 例には、第三級アミン、例えばトリエチルアミン、環式アミン、例えばN−メチ ルピリジンまたはN,N’−ジメチルピペラジン、ピリジン、アミド、例えばN ,N−ジメチルホルムアミド、アルカリ金属またはアルカリ土類金属水酸化物、 炭酸塩または炭化水素塩、およびテトラアルキル−置換尿素誘導体、例えばテト ラ−C1−C4アルキル尿素、例えばテトラメチル尿素がある。 塩基の使用量は臨界的ではなく、1−10、特に1−5モルが通常使用される 。塩基が同時に溶媒として使用される場合は、コスト削減のため、小さな反応容 器を使用可能とするため、および各反応成分を最大限に接触させるためといった 実用性の理由から、原則として反応成分が不必要に大幅な過剰とならずに溶解さ れるように使用量を決定する。 反応の間に一酸化炭素圧力を、IIまたはIIIに対して過剰のCOが常に存 在するように調製する。室温における一酸化炭素圧力は1−250バール、特に 5−150バールとすることが好ましい。 カルボニル化は通常、連続的にまたはバッチ式に20−250℃、特に30− 150℃で実施される。バッチ式操作を行う場合、一定の圧力を保つために一酸 化炭素を連続的に反応混合物に注入すると好適である。 得られた反応混合物から、公知方法、例えば抽出により生成物を単離する。 反応に必要とされる出発物質IIおよびIIIは公知であり、公知方法により 製造可能である。これらは、沃素置換2−メチルベンゼンスルホンアミドの過マ ンガン酸酸化により、またはアミノサッカライドからサンドマイヤー反応により 得られる。アミノサッカリンはニトロサッカライドを公知方法により還元するこ とにより得られ、ニトロサッカライドは公知方法(Kastle、Amer.C hem.Journal 11(1889)、184またはDRP551423 (1930)によっても得られるが、適するニトロベンゼン誘導体から合成する ことも(LiebigsAnn.669(1963)、85)またはベンゼンス ルホンアミドから文献により公知の方法で合成することもできる。 更にこれらの化合物は実施例1−12の製造法と同様に得ることも可能である 。 サッカリン誘導体Iは農作物保護剤として、特に対応のドイツ特許出願公開第 4427995号公報に記載のような構造Eの除草剤の製造に用いられる。 ここで各置換基は以下の意味を有する。すなわち LおよびMは水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキ ルチオ、塩素、シアノ、メチルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを 、 Zは水素、C1−C4アルキル、C3−C8シクロアルキル、C3−C6アルケニル 、C3−C5アルキニル、C1−C4アシル、ベンジル、または非置換 か、或いはハロゲンまたはC1−C4アルキルにより置換されているフェニルを、 QはCO−Jで示される基を意味し、 上記Jは式A1 で表され、Ra−Rfのいずれかが水素またはメチルを意味し、Ra、Rb、Rc、 ReおよびRfが水素を意味する場合、Rdが2−エチルチオプロピル、テトラヒ ドロピラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラ ン−3−イルまたは1−メチルチオシクロプロピルを意味し、 Ra、Rd、Reが水素を意味し、Rfがメチル意味する場合、RbおよびRcが3 員環、例えば式A3で表され 2位で結合されるビシクロ[4.1.0]−ヘプタン環を示す。 最終生成物Eを製造するために、中間生成物Iaを対応する酸塩化物A2 に、例えば酸(R=H)と塩化チオニルの反応により変換する。次いで出発物質 A1を中間生成物A2でアシル化し、得られたエノールエステルを触媒の存在下 に最終生成物Eに転移する。この反応順序を以下の反応式により示す。 反応順序の第一工程のアシル化は一般に公知の方法、例えば補助塩基の存在下 に、式A2の酸塩化物をシクロヘキサン−1,3−ジオンA2またA3の溶液ま たは懸濁液に添加する。この場合、反応体と補助塩基を当モル量で使用すると有 効である。適する補助塩基は第三級アルキルアミン、ピリジン、アルカリ金属炭 酸塩であり、使用される溶媒は塩化メチレン、ジエチルエーテル、トルエン、酢 酸エチルである。酸塩化物の添加の間に、反応混合物を0−10℃に冷却し、次 いで反応が完了するまで25−50℃で攪拌する。後処理として、反応混合物を 水に注入し、塩化メチレンで抽出する。有機層を乾燥させ、溶媒を除去した後、 エノールエーテルを更に精製することなく転移に使用する。シクロヘキサン−1 ,3−ジオンのベンゾイルエノールエステルの合成例は例えばヨーロッパ特許出 願公開第186118号公報または米国特許第4780127号明細書に記載さ れている。エノールエステルの式Eの化合物への転移は溶媒中20−40℃で、 補助塩基の存在下に、触媒としてシアノ化合物を用いて行われ、溶媒としてはア セトニトリル、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、酢酸エチルまたは トルエンが用いられる。好ましい溶媒はアセトニトリルである。適する補助塩基 は第三級アルキルアミン、ピリジンまたはアルカリ金属炭酸塩であり、これらは 当モルまたは四倍過剰までの量で使用される。好ましい補助塩基として二倍量の トリエチルアミンが挙げられる。適する触媒はシアン化カリウムまたはアセトン シアノヒドリンであり、エノールエステルに対して1−50モル%の量で用いら れる。アセトンシアノヒドリンは10モル%の量で添加されると好ましい。シア ン化物触媒を用いたシクロヘキサン−1,3−ジオンのエノールエステルの転移 は、例えばヨーロッパ特許出願公開第186118号公報、または米国特許第4 780127号明細書に記載されている。 後処理として、反応混合物を、例えば濃度5%の塩酸または硫酸などの希薄鉱 酸で酸性化し、塩化メチレンまたは酢酸エチルで抽出する。生成のために抽出物 を冷却した濃度5−10%のアルカリ金属炭酸塩溶媒で抽出し、得られた最終生 成物を水性相に通過させる。式Eの生成物を水溶液の酸性化または塩化メチレン による再度の抽出により沈殿させ、乾燥させ、溶媒から分離する。 出発材料として使用される式A2およびA3の1,3−ジケトンは公知方法に より製造可能である(ヨーロッパ特許出願公開第71707号、同第14274 1号、同第243313号各公報および米国特許第4249937号明細書、お よび国際特許第92−13821号)。シクロヘキサン−1,3−ジオンおよび ジメドンの化合物は市販されている。 同様の方法でサッカリン誘導体Eはシクロヘキサン−1,3−ジオン環をピラ ゾール−4−イル基により置換することにより製造可能である。この場合、主発 生成物A4を用いる。 この種の除草効果を有する二次製品は対応のドイツ特許出願公開第44279 97号公報に記載されている。 式Iのサッカリンカルボン酸またはエステルは除草効果を有する二次製品を製 造するための中間生成物として使用されるばかりではなく、これら自体が良好な 除草効果を有する。従って、化合物Ia’ の除草剤としての使用、または化合物Ia’を用いた望ましくない植物の生長を 防除する方法も本発明の更なる特徴とされる。 上記化合物の各置換基は以下の意味を有する。すなわち、 LおよびMは水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキ ルチオ、塩素、シアノ、メチルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを 、 Zは水素、C1−C4アルキル、C3−C8シクロアルキル、ベンジル、フェニル を意味し、このフェニル環はいずれの場合も非置換であっても、C1−C4アルキ ルにより置換されてもよく、 RはHまたはC1−C6アルキルを意味する。 本発明は、更に式Ia で表され、式中 LおよびMが水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキ ルチオ、塩素、シアノ、メチルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを 、 Zが水素、C1−C4アルキル、C3−C8シクロアルキル、ベンジル、フェニル を意味し、このフェニル環はいずれの場合も非置換であっても、C1−C4アルキ ルにより置換されてもよく、 RがHまたはC1−C6アルキルを意味するが、ただしLおよびMが水素を意 味する場合、Zはメチル、フェニル、水素またはアルカリ金属または銀陽イオン ではなく、更に5−カルボキシ−7−メチルサッカリンおよび5−カルボキシ− 4−クロロサッカリンを除く、新規の除草効果を有するサッカリンカルボン酸ま たはカルボン酸エステルに関する。 フェニル環中に1個または2個の置換基、例えばL=C1−C4アルキル、例え ばメチル、塩素、メチルチオ、メチルスルホニルまたはC1−C4アルコキシ、例 えばメトキシ、およびM=水素またはC1−C4アルキルまたはアルコキシ、例え ばメチルまたはメトキシを有する式Iaのカルボン酸(R=H)は特に好ましく 用いられる。 化合物IaまたはIa’はこれらの農業上使用可能な塩としての形態で存在可 能であり、この塩の性質は一般的に重要ではない。通常これらの塩基の塩はIま たはIa’の除草作用に悪影響を与える物ではなく、好ましく使用される。 特に好ましくはアルカリ金属塩、好ましくはナトリウムおよびカリウム塩、ア ルカリ土類金属塩、好ましくはカルシウムまたはマグネシウム塩、および遷移金 属塩、好ましくは銀、銅、亜鉛および鉄の塩、および以下の1−3個の置換基、 すなわちC1−C4アルキルまたはヒドロキシ−C1−C4アルキル置換基および/ またはフェニルまたはベンジル置換基を有するアンモニウム塩、好ましくはジイ ソプロピルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウ ム、トリメチルベンジルアンモニウム、トリメチル−(2−ヒドロキシエチル) アンモニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩、好ましくはトリ−(C1− C4)アルキルスルホニウム塩およびスルホキソニウム塩、好ましくはトリ−( C1−C4)アルキルスルホキソニウム塩が用いられる。 化合物IaまたはIa’これらを含有する除草組成物、およびこれらの、例え ばアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニアおよびアミンの環境に適合 する塩またはこれらを含有する除草組成物は、栽培植物に害を与えることなく、 小麦、稲、とうもろこし、大豆、綿花などの栽培植物における広葉の雑草および 有害な草を非常に良好に防除し、更に使用量が少ないという効果を有する。 使用法の多様性を顧慮して、化合物Ia、Ia’またはこれらを含有する組成 物を多種類の農作物に使用して望ましくない植物を除去することも可能である。 使用に適する農作物の例を以下に示す。 タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラガス(Asparagus officinalis) フダンソウ(Betavulgaris spp.altissima) サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa) アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napus ) カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus var .napobrassica) テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.si lvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctorius) キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis) レモン(Citrus limon) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephora ,Coffea liberica)〕 キユウリ(Cucumis sativus) ギヨウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤシ(Elaeis guineensis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glycine max) 木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arbo reum、Gossypium herbaceum、Gossypiumvi tifolium)〕 ヒマワリ(Helianthus annuus) ゴムノキ(Hevea brasiliensis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopersicum) リンゴ属(Malus spp.) キヤツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa) バシヨウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) アズキ(Phaseolus lunatus) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris) トウヒ(Picea abies) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) モモ(Prunus Persica) ナシ(Pyrus communis) スグリ(Ribes sylvestre) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinarum) ライムギ(Secale cereale) ジャガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕 カカオ(Theobroma cacao) ムラサキツメクサ(Trifolium pratense) 小麦(Triticum aestivum) トリテイカム、ドラム(Triticum durum) ソラマメ(Vicia faba) ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays)。 更に、栽培により得られ、および/または遺伝子工学的方法により化合物Ia およびIa’の作用に対する広範囲な抵抗性を有する植物においても化合物Ia およびIa’を使用することができる。 除草剤またはその有効物質は事前法または事後法により施用される。有効物質 がある種の栽培植物にうまく適合しない場合は、下部に成長している雑草または 露出している土壌には付着しても、敏感な栽培植物の葉にできるだけ影響を与え ないように、噴霧装置により除草剤を噴霧することができる(後直接撒布、レイ ーバイ)。 化合物Ia、Ia’またはこれを含有する除草組成物は、例えば直接的に噴霧 可能な溶液、粉末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液または分 散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形で 噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法によって適用することができる。 適用形式は、完全に使用目的に基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明 の有効物質の可能な限りの微細分が保証されるべきである。 直接飛散可能の溶液、乳濁液、ペースト又は油分散液を製造するための不活性 添加剤としては、中位乃至高位の沸点の鉱油留分、例えば燈油又はディーゼル油 、更にコールタール油等、並びに植物性又は動物性産出源の油、脂肪族、環状及 び芳香族炭化水素、例えばパラフィン、テトラヒドロナフタリン、アルキル置換 ナフタレン又はその誘導体、アルキル化ベンゼン及びその誘導体、アルコール、 例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノー ル、ケトン、例えばシクロヘキサノン、クロロヘキサノン、強極性溶剤、例 えばN,アミン、例えばN−メチルピロリドン、水が使用される。 水性使用形は乳濁液濃縮物、懸濁液、ペースト、又は湿潤可能の粉末、水分散 可能の粉末より水の添加により製造することができる。乳濁液、ペースト又は油 分散液を製造するためには、物質を油又は溶剤中に溶解して、湿潤剤、接着剤、 分散剤又は乳化剤により水中に均質に混合することができる。しかも有効物質、 湿潤剤、接着剤、分散剤又は乳化剤及び場合により溶剤又は油よりなる濃縮物を 製造することもでき、これは水にて希釈するのに適する。 界面活性剤としては、芳香族スルホン酸、たとえばリグニンスルホン酸、フェ ノールスルホン酸、ナフタリンスルホン酸、ジブチルナフタリンスルホン酸の各 アルカリ塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、並びに脂肪酸、アルキルスルホ ナート、アルキルアリールスルホナート、アルキルスルファート、ラウリルエー テルスルファート、脂肪アルコールスルファートのアルカリ塩及びアルカリ土類 塩、アンモニウム塩、並びに硫酸化ヘキサデカノール、ヘプタデカノール及びオ クタデカノールの塩、並びに硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、ス ルホン化ナフタリン及びナフタリン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、 ナフタリン或はナフタリンスルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮 合生成物、ポリオキシエチレン−オクチルフェノールエーテル、エトキシル化イ ソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェ ノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、 アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪ア ルコールエチレンオキシド−縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレ ンアルキルエーテル、又はポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリ コールエーテルアセタート、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液及びメ チルセルロースが挙げれれる。 粉末、散布剤及び振りかけ剤は有効物質と固状担体物質とを混合又は一緒に磨 砕することにより製造することができる。 粒状体例えば被覆−、含浸−及び均質粒状体は、有効物質を固状担体物質に結 合することにより製造することができる。固状担体物質は、例えば鉱物土、例え ばシリカゲル、珪酸、珪酸ゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白 亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸 マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料例えば硫酸アンモニウム 、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素及び植物性生成物例えば穀物粉、 樹皮、木材及びクルミ穀粉、セルロース粉末及び他の固状担体物質である。 使用形は有効物質を通常0.01〜95重量%、特に0.5〜90重量%を含 有する。この際有効物質は純度90〜100%、特に95〜100%(NMRス ペクトルによる)で使用される。 本発明による化合物Iは以下のように調製される。 I.20重量部の化合物No.1.002を、アルキル化ベンゼン80重量部 、エチレンオキシド8乃至10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1 モルに付加した付加生成物10重量部、ドデシルベンゼンルスルホン酸のカルシ ウム塩5重量部、およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した 付加生成物5重量部よりなる混合物中に添加する。この混合物を100000重 量部に注入しかつ細分布することにより有効物質0.02重量%を含有する水性 分散液が得られる。 II.20重量部の化合物No.1.002を、シクロヘキサノン40重量部 、イソブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノー ル1モルに付加した付加生成物20重量部、エチレンオキシド40モルをヒマシ 油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶 液を水100000重量部に注入することにより有効成分0.02重量%を含有 する水性分散液が得られる。 III.20重量部の化合物No.1.002を、シクロヘキサノン25重量 部、沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部、およびエチレンオキシド4 0モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に分 散する。この混合物を水100000重量部に注入することにより有効物質0. 02重量%を含有する水性分散液が得られる。 IV.20重量部の化合物No.1.002を、ジイソブチル−ナフタレン− α−スルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルホン 酸のナトリウム塩17重量部及び粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和し、か つハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に細分布 することにより有効物質0.1重量%を含有する噴霧液が得られる。 V.3重量部の化合物No.1.002を細粒状カオリン97重量部と密に混 和する。かくして有効物質3重量%を含有する噴霧液が得られる。 VI.20重量部の化合物No.1.002を、ドデシルベンゼンスルホン酸 のカルシウム塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フ ェノールスルホン酸−尿素−ホルムアルデヒド−縮合物のナトリウム塩2重量部 及びパラフィン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状分散液が得られる 。 有効作用範囲を拡張し、相乗効果を達成するために、サッカリン誘導体Iaま たはIa’は、多様な他の除草剤ないし生長抑制有効物質と混合され、同時に施 与される。その混合対称物質としては、例えばジアジン、4H−3,1−ベンズ オキサジン誘導体、ベンゾチアジアジノン、2,6−ジニトロアニリン、N−フ ェニルカルバメート、チオカルバメート、ハロゲンカルボン酸、トリアジン、ア ミド、尿素、ジフェニルエーテル、トリアジノン、ウラシル、ベンゾフラン誘導 体、2−位に例えばカルボキシ基、カルボイミノ基を有するシクロヘキサン−1 ,3−ジオン誘導体、キノリンカルボン酸誘導体、イミダゾリノン、スルホンア ミド、スルホニル尿素、アリールオキシ−ならびにヘテロアリールオキシ−フェ ノキシプロピオン酸ならびにこれらの塩、エステル、アミドなどが挙げられる。 更に、化合物IaまたはIa’は、単独でまたは他の除草剤または生長抑制剤 と、また更なる植物保護剤と組み合わせ、混合し、例えば殺害虫剤または植物殺 菌剤または殺バクテリア剤と共に施用することができるという利点を有する。苗 栄養不足、希元素欠乏などの症状治癒のために使用されるミネラル塩溶液と混合 し得ること、植物に無害の油類、油濃縮物類に添加し得ることも重要である。 防除の目的、季節、目的の植物、成長段階に応じて、有効成分の使用率は1ヘ クタール当たり有効物質(a.s)0.001−3.0kg、好ましくは0.0 1−1.0kgとする。合成実施例 A)出発物質の製造 1.2−メチル−6−アセトアミド安息香酸 90.6g(0.6モル)の6−メチルアントラニル酸を500ミリリットル の水中の24.8g(0.62モル)のNaOHの溶液に添加し、次いで63. 4g(0.62モル)の無水酢酸を滴下した。1時間攪拌した後、得られた混合 物を濃硫酸を用い、冷却しながらpH3に酸性化し、得られた沈殿物を吸引濾過 し、水で洗浄し、50℃にて減圧乾燥させた。 収量:107g(0.55モル)=化学量論量の92%、融点:189−190 ℃。 2.2−メチル-3−ニトロ−6−アセトアミド安息香酸 98%の硝酸271ミリリットルを、まず−5℃で取り出し、106g(0. 55モル)の1.で得られた2−メチル−6−アセトアミド安息香酸を分割して 添加した。10℃で1時間攪拌した後、反応混合物を540gの氷と270ミリ リットルの水の混合物に注入した。得られた沈殿物を吸引濾過し、水で洗浄し、 50℃にて減圧乾燥した。 収量:75.6g(0.317モル)=化学量論量の58%、融点:190−1 91℃ 3分割してニトロ化した異性体を、比較的長時間放置した後に濾液から沈殿さ せた。 収量:21.3g(0.089モル)=化学量論量の16%、融点:180−8 2℃。 3.2−メチル−3−ニトロ−6−アミノ安息香酸 450ミリリットルの2NのNaOHをまず取り出し、75.6g(0.31 7モル)の2−メチル−3−ニトロ−6−アセトアミド安息香酸を添加した。次 いで反応混合物を95℃に加熱し、この温度で1時間攪拌した。10℃に冷却し た後、425ミリリットルの2NのHClを添加して酸性化し、得られた沈殿物 を吸引濾過し、水で洗浄し、50℃にて減圧乾燥させた。 収量:50.7g(0.258モル)=化学量論量の82%、融点:183−1 84℃。 4.2−メチル−3−ニトロ−6−アミノ安息香酸メチル 49.7g(0.253モル)の2−メチル−3−ニトロ−6−アミノ安息香 酸を380ミリリットルのアセトンに溶解し、43g(0.51モル)の炭酸水 素ナトリウムを添加した。得られた混合物をCO2の発生が終結するまで沸点に 加熱した。35.3g(0.28モル)の硫酸ジメチルを2時間にわたり、アセ トンの沸点で、得られた2−メチル−3−ニトロ−6−アミノ安息香酸のナトリ ウム塩の懸濁液に添加し、混合物を更に3時間還流し、冷却した。反応混合物を 1.8リットルの水に注入した後、これを塩化メチレンで抽出し、乾燥させた後 、有機相を濃縮した。得られた固体は後続の反応に用いるために十分純粋であっ た(NMR)。 収量:50g(0.238モル)=化学量論量の94%、融点:92−94℃ 5.2−メトキシカルボニル−3−メチル−4−ニトロベンゼンスルホニルクロ リド 58.5g(0.278モル)の2−メチル−3−ニトロ−6−アミノ安息香 酸メチルを加熱しながら280ミリリットルの氷酢酸に溶解し、得られた溶液を 15−20℃で85ミリリットルの濃硫酸に注入した。次いで、60ミリリット ルの水中の19.3g(0.28モル)の硝酸ナトリウム溶液を5−10℃で滴 下し、得られた混合物を5℃で30分間攪拌した。このジアゾニウム塩溶液を続 いて14gのCuCl2(30ミリリットルの水に溶解)を含む750ミリリッ トルの氷酢酸中の374gのSO2溶液に滴下した。窒素発生終結後、混合物を 更に15分間攪拌し、1.4リットルの氷−水中に注入した。塩化スルホニルを 1.2リットルの塩化メチレンで抽出し分離した。有機相を乾燥させ、濃縮した 後、73g(0.25モル)(=化学量論量の90%)の油状物を得た。NMR (CDCl3中)によると、これは純粋な2−メトキシカルボニル−3−メチル −4−ニトロベンゼンスルホニルクロリドであった。 6.4−メチル-5−ニトロサッカリン 4−メチル−5−ニトロ−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−l λ6ベンゾ[d]イソチアゾール (バイルシュタイン命名法) 25%アンモニア溶液104ミリリットルをまず取り出し、100ミリリット ルの水を添加し、次いで70ミリリットルのテトラヒドロフラン中の48.7g (0.166モル)の2−メトキシカルボニル−3−メチル−4−ニトロベンゼ ンスルホニルクロリドの溶液を10℃で滴下した。25℃で3時間攪拌した後、 水とTHFを除去するため混合物を回転蒸発器で濃縮した。得られた残渣を酢酸 エチルと共に攪拌し、吸引濾過し、酢酸エチルで洗浄した。減圧乾燥した後、融 点312℃(分解)とする34g(0.131モル)=化学量論量の79%の白 色固体が得られた。 7.2,4−ジメチル−5−ニトロサッカリン NaOHの存在下に硫酸ジメチルを用いて、6.で得られたサッカリンを続い てメチル化することにより上記物質を得ることができる。 8.3−メチル−4−ニトロ−2−(N’−メチル)カルボキシアミド−N−メ チルベンゼンスルホンアミド 50ミリリットルの水を50ミリリットルの40%メチルアミン溶液に注入し 、次いで35ミリリットルのTHF中の24.3g(83ミリモル)の2−メト キシカルボニル−3−メチル−4−ニトロベンゼンスルホニルクロリドを10℃ で滴下した。25℃にて1時間攪拌した後、全揮発成分を回転蒸発器で除去し、 残渣を酢酸エチルで抽出し、有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。得られ た残渣を比較的長時間放置すると結晶化した。 収量:10.3g(40ミリモル=化学量論量の48%)、融点:125−1 26℃、酢酸エチルから再結晶後の融点:144−145℃。 9.4−メチル−5−アミノ−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−1 λ6ベンゾ[d]イソチアゾール (バイルシュタイン命名法) 33.6g(0.13モル)の4−メチル−5−ニトロ−1,1,3−トリオ キソ−2,3−ジヒドロ−1λ6ベンゾ[d]イソチアゾールを45℃に加熱し ながら1.2リットルの水に溶解し、5gのPd/C(活性炭に対して10%) を添加した。次いで、激しく攪拌しながら水素ガスを通過させた(非加圧の水素 化)。4.5時間の間に9リットルのH2が吸着された。25℃に冷却した後、 触媒を濾過し、濾液を200ミリリットルの容積まで濃縮し(ロータベーパー( Rotavapor))、次いでpH1に酸性化した。得られた沈殿物を吸引濾 過し、水で洗浄し、50℃にて減圧下で乾燥させた。 融点を272−273℃とする23.4g(0.11モル=化学量論量の85 %)の白色固体が得られた。 10.4−メチル−5−ヨード−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ− 1λ6ベンゾ[d]イソチアゾール (バイルシュタイン命名法) 205ミリリットルの氷酢酸、160ミリリットルの水および40ミリリット ルの濃硫酸の混合物をまず取り出し、23.4g(0.11モル)の4−メチル −5−アミノ−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−1λ6ベンゾ[d ]イソチアゾールを15−20℃で攪拌しながら導入した。得られた懸濁液に7 .9g(0.115モル)の硝酸ナトリウムを5−10℃にて滴下し、5℃で3 0分間攪拌した。次いで懸濁液として存在するジアゾニウム塩を、50℃に暖め られた170ミリリットルの水中の19.1g(0.115モル)の沃化カリウ ムの溶液に分割して滴下すると、窒素が生成した。室温に冷却した後、得られた 生成物を吸引濾過により単離し、水で洗浄し、50℃にて減圧乾燥させた。融点 を257−258℃とする32.5g(0.1モル=化学量論量の91%)の固 体が得られた。燃焼分析により沃素含有率が38.5%であることがわかった( 化学量論量の39.3%)。 生成物は後続の反応に使用するために十分純粋であった。 11.4−アミノ−3−メチル−2−(N’−メチル)カルボキシアミド−N −メチルベンゼンスルホンアミド 実施例9に記載の操作と同様の方法により、実施例8により得られた3−メチ ル−4−ニトロ−2−(N’−メチル)カルボキシアミド−N−メチルベンゼン スルホンアミドを加圧せずに水素化した。融点を217−218℃とする上記構 造のアニリン誘導体を93%の収率で得た。 12.3−メチル−4−ヨード−2−(N’−メチル)カルボキシアミド−N− メチルベンゼンスルホンアミド 上記化合物を実施例10に記載の操作によりジアゾ化し、KIとの反応より対 応する構造のヨードベンゼン誘導体に変換した。B)最終生成物Iの製造 13.4−メチル−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−1λ6ベンゾ [d]イソチアゾール−5−カルボン酸 6.4g(0.02モル)の4−メチル−5−ヨード−1,1,3−トリオキ ソ−2,3−ジヒドロ−1λ6ベンゾ[d]イソチアゾールを70ミリリットの テトラメチレン尿素と30ミリリットルの水に溶解し、0.7gのビス(トリフ ェニルホスフィン)パラジウムジクロリドで処理した。得られた混合物を容量3 00ミリリットルのオートクレーブ中で100℃に加熱し、一酸化炭素の 100バールの圧力で36時間攪拌した。 後処理として、混合物を濾過し、水とテトラメチル尿素を高真空で留去した。 残渣をメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)中に取り出し、NaHCO3 溶液で抽出し、HClで酸性化した後、MTBEで再度抽出した。濃縮し、2 .8gの4−メチル−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−1λ6ベン ゾ[d]イソチアゾール−5−カルボン酸(化学量論量の58%)を得た。1H NMR(DMSO、400.1MHz):2.85(3H、s)、8.05(1 H、d)、8.2(1H、d)。13 C NMR(DMSO、100.6MHz):167.4(CO)、161. 3(CO)、141.6(四級C)、139.7(四級C)、138.7(四級 C)、135.6(CH)、125.4(四級C)、118.5(CH)、15 .4(CH3)。 14.4−N−ジメチル−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ−1−λ 6ベンゾ[d]イソチアゾール−5−カルボン酸 まず、7.3g(0.02モル)の3−メチル−4−ヨード−2−(N’−メ チル)カルボキシアミド−N−メチルベンゼンスルホンアミドを、0.69gの ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、30ミリリットルの水 、および70ミリリットルのテトラメチル尿素と共に、容量300ミリリットル のオートクレーブ中に導入した。混合物を100℃に加熱し、一酸化炭素の10 0バールの圧力において36時間攪拌した。 実施例13に記載した後処理後、4.1gの標記化合物を得た(0.014モ ル=化学量論量の72%)。1 H NMR(DMSO、400.1MHz):2.9(3H、s)、3.15( 3H、s)、8.2(2H、2d)、14.0(1H、s)。13 C NMR(DMSO、100.6MHz):167、4(CO)、158. 6(CO)、139.7(四級C)、139.1(四級C)、138.9(四級 C)、135.5(CH)、124.6(四級C)、119.0(CH)、22 .9(CH3)、15.6(CH3)。 表1に列挙するサッカリンカルボン酸が同様に得られた。記載する他の置換基 との特別な組み合わせとは別に、表1中の置換基として記載した基自体を関連す る置換基の特に好ましい定義とする。 C)除草効果を有する二次製品を得るための化合物Iの反応 15.2,4−ジメチルサッカリン−5−カルボニルクロリド 3.8g(14.9ミリモル)の4,N−ジメチル−1,1,3−トリオキソ −2,3−ジヒドロ1λ6ベンゾ[d]イソチアゾール−5−カルボン酸を10 0ミリリットルのトルエン中に懸濁させ、この混合物を80℃に加熱し、3.5 g(29.8ミリモル)の塩化チオニルを滴下した。2時間還流後、溶液を加熱 デカントし、反応混合物を回転蒸発器で濃縮した。 収率:化学量論量の74%、融点:149−150℃。 16.シクロヘキサンジオンのアシル化 1.21g(12ミリモル)のトリエチルアミンを50ミリリットルの塩化メ チレン中の1.23g(10.9ミリモル)のシクロヘキサン−1,3−ジオン の懸濁液に注入し、次いで60ミリリットルの塩化メチレン中の3g(10.9 ミリモル)の4,N−ジメチル−1,1,3−トリオキソ−2,3−ジヒドロ− 1λ6ベンゾ[d]−イソチアゾール−5−カルボニルクロリドの溶液を25℃ で滴下した。ついで混合物を40℃で7時間攪拌した。冷却後、60ミリリット ルの水をこれに注入し、塩化メチレン相を分離漏斗で分離し、硫酸マグネシウム で乾燥させた。溶媒を除去した後に得られた非晶質残渣(2.5g)は対応する 構造のエノールエステルであり、これを更に精製することなく次工程で転移させ た。 17.最終生成物Eの転移 2.5g(7.2ミリモル)の上記エノールエーテルを80ミリリットルのア セトニトリルに溶解し、3.5ミリリットルのトリエチルアミン、および次いで 0.33g(4ミリモル)のアセトンシアンヒドリンで処理し、16時間攪拌し た。次いで、24.5gの5%HClを添加し、反応混合物を100ミリリット ルの塩化メチレンで抽出した。この後、有機相を5%の炭酸カリウム溶液で抽出 し、生成物を水相に通過させた。濃硫酸でアルカリ水性溶液を酸性化し、ジイソ プロピルエーテルで摩擦することにより晶出したゴム状固体が沈殿した。石油エ ーテルで洗浄し、減圧乾燥させた。 収量:0.88g(化学量論量の35%) 化合物IaおよびIa’の除草作用に関する使用実施例 式IaおよびIa’のサッカリンカルボン酸の除草効果を温室実験で示すこと ができた。 プラスチック植木鉢を栽培容器として用い、約3.0%腐蝕したローム質の砂 を培養基とした。被検植物の種子を種類ごとに播種した。 事前法により、水中に懸濁または乳化させた有効物質を、種子を撒いた後に細 分布したノズルを使用して直接撒布した。出芽と成長を促進するために容器を軽 く灌水し、次いで植物が根付くまで透明のプラスチックの覆いを被せた。有効物 質により害が与えられない限り、この被覆が被検植物の均一な出芽を促進する。 事後法による処理を行う目的で、被検植物を発育型により、草丈3−15cm となった後、水中に懸濁または乳化させた有効物質で処理した。この場合、被検 植物を直接播種し同一の容器で栽培することも、当初は別々に苗として植え、処 理の行われる2−3日前に試験用容器に移植することも可能である。事後法の場 合の有効物質の使用量を、1ヘクタール当たり3.0kgとした。 各被検植物を種類ごとに10−25℃または20−35℃に保持し、実験期間 を2−4週間とした。この間、被検植物を管理し、個々の処理に対する反応を評 価した。 0−100の基準に基づき評価を行った。この基準において100は植物が全 く出芽しないか、或いは少なくとも地上に出ている部分の全てが破壊してしまっ たことを示し、0は全く被害がなく正常な成長を遂げたことを示す。 以下に温室実験で使用した植物の種類を示す。 実施例1.002により得られた有効物質を用い、事後法により1ヘクタール あたり3.0kgの有効物質として施与すると、望ましくない植物を非常に良好 に防除することができた。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年8月9日 【補正内容】 化合物IaおよびIa’の除草作用に関する使用実施例 式IaおよびIa’のサッカリンカルボン酸の除草効果を温室実験で示すこと ができた。 プラスチック植木鉢を栽培容器として用い、約3.0%腐蝕したローム質の砂 を培養基とした。被検植物の種子を種類ごとに播種した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,MX ,NO,NZ,PL,RU,SG,SK,UA,US, UZ (72)発明者 ヴェストファレン,カール−オットー ドイツ国、D−67346、シュパイァ、マウ スベルクヴェーク、58 (72)発明者 ゲルバー,マティアス ドイツ国、D−67117、リムブルガーホー フ、ブランデンブルガー、シュトラーセ、 24 (72)発明者 ヴァルター,ヘルムート ドイツ国、D−67283、オブリッヒハイム、 グリューンシュタッター、シュトラーセ、 82

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I で表され、式中 LおよびMが水素、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、塩素、シアノ、ア ルキルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを、 Zが水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキルを、 RがHまたはC1−C6アルキルをそれぞれ意味するサッカリンカルボン酸およ びサッカリンカルボン酸エステルを、式II で表され、式中L、MおよびZが上記意味を有する対応する臭素置換または沃素 置換サッカリン誘導体と、或いはZ≠Hの場合は式III で表される化合物と、パラジウム、ニッケル、コバルトまたはロジウム遷移金属 触媒および塩基の存在下に、一酸化炭素および水またはC1−C6アルコールとを 圧力を上昇させて反応させて製造する方法。 2.一般的にカルボニル化反応に用いられるパラジウム触媒を使用することを特 徴とする請求項1に記載の方法。 3.第三ホスフィンによるホスフィン配位子を含有するパラジウム触媒の存在下 にカルボキシル化を行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。 4.使用される塩基が第三級アミンまたはテトラアルキル置換尿素誘導体である ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.使用される塩基がテトラメチル尿素であることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 6.塩基を同時に溶媒として使用することを特徴とする請求項1または5に記載 の方法。 7.反応成分の水またはアルコールを同時に溶媒として使用することを特徴とす る請求項1に記載の方法。 8.カルボキシル化が20−200℃で行われることを特徴とする請求項1に記 載の方法。 9.式Ia で表され、式中 LおよびMが水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキ ルチオ、塩素、シアノ、メチルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを 、 Zが水素、C1−C4アルキル、C3−C8シクロアルキル、ベンジルまたはフェ ニルを意味し、フェニル環はいずれの場合も非置換であるか、或いはC1− C4アルキルで置換されることが可能であり、 RがHまたはC1−C6アルキルを意味し、 ただし、LおよびMが水素である場合、Zはメチル、フェニル、水素またはア ルカリ金属または銀陽イオンではなく、更に5−カルボキシ−7−メチルサッカ リンおよび5−カルボキシ−4−クロロサッカリンを除外することを特徴とする サッカリンカルボン酸またはサッカリンカルボン酸エステル。 10.請求項9に記載の化合物Ia’および慣用の不活性担体を含有することを 特徴とする除草組成物。 11.式Ia’ で表され、式中 LおよびMが水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキ ルチオ、塩素、シアノ、メチルスルホニル、ニトロまたはトリフルオロメチルを 、 Zが水素、C1−C4アルキル、C3−C8シクロアルキル、ベンジルまたはフェ ニルを意味し、フェニル環はいずれの場合も非置換であるかC1−C4アルキルに より置換されることが可能であり、 RがHまたはC1−C6アルキルをそれぞれ意味するサッカリンカルボン酸およ びサッカリンカルボン酸エステル、または化合物Ia’の環境に適合する塩を、 植物またはその存在圏に作用させて望ましくない植物の生長を防除することを特 徴とする方法。
JP8506963A 1994-08-08 1995-07-29 サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法 Pending JPH10503776A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4427996A DE4427996A1 (de) 1994-08-08 1994-08-08 Verfahren zur Herstellung von Saccharincarbonsäuren und -carbonsäureestern
DE4427996.5 1994-08-08
PCT/EP1995/003022 WO1996005184A1 (de) 1994-08-08 1995-07-29 Herbizide saccharincarbonsäure-derivate und verfahren zu ihrer herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10503776A true JPH10503776A (ja) 1998-04-07

Family

ID=6525160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8506963A Pending JPH10503776A (ja) 1994-08-08 1995-07-29 サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US5863864A (ja)
EP (1) EP0775124B1 (ja)
JP (1) JPH10503776A (ja)
KR (1) KR970704716A (ja)
CN (1) CN1059207C (ja)
AT (1) ATE205840T1 (ja)
AU (1) AU688562B2 (ja)
BR (1) BR9508551A (ja)
CA (1) CA2197120A1 (ja)
DE (2) DE4427996A1 (ja)
ES (1) ES2164775T3 (ja)
HU (1) HU216290B (ja)
MX (1) MX9700938A (ja)
RU (1) RU2154640C2 (ja)
TW (1) TW294664B (ja)
WO (1) WO1996005184A1 (ja)
ZA (1) ZA956576B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4427995A1 (de) * 1994-08-08 1996-02-15 Basf Ag Saccharinderivate
EP0966453B1 (de) * 1997-03-10 2003-07-23 Basf Aktiengesellschaft Saccharin-5-carbonyl-cyclohexan-1,3,5-trionderivate, deren herstellung und deren verwendung als herbizide
US6605751B1 (en) * 1997-11-14 2003-08-12 Acrymed Silver-containing compositions, devices and methods for making
DE59900096D1 (de) * 1998-03-25 2001-06-28 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Saccharincarbonsäurehalogeniden
DE60028415T2 (de) * 1999-12-30 2007-06-06 Acrymed, Portland Methode und zusammensetzungen für verbesserte abgabevorrichtungen
US8486426B2 (en) 2002-07-29 2013-07-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Methods and compositions for treatment of dermal conditions
CN101010004B (zh) * 2004-07-30 2012-10-03 金伯利-克拉克环球有限公司 抗微生物的装置和组合物
US8361553B2 (en) 2004-07-30 2013-01-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Methods and compositions for metal nanoparticle treated surfaces
AU2005280443B2 (en) 2004-07-30 2011-02-03 Avent, Inc. Antimicrobial silver compositions
WO2006034249A2 (en) * 2004-09-20 2006-03-30 Acrymed, Inc. Antimicrobial amorphous compositions
EP2015722B1 (en) * 2006-04-28 2016-11-16 Avent, Inc. Antimicrobial site dressings
AU2009316270B2 (en) * 2008-11-24 2015-08-27 Avent, Inc. Antimicrobial laminate constructs

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE671788C (de) * 1935-04-20 1939-02-15 I G Farbenindustrie Akt Ges Verfahren zur Herstellung von Diazoaminoverbindungen
US3673200A (en) * 1970-01-02 1972-06-27 Monsanto Co 3(2-sec-butyl-4,6-dimitrophenoxy)-1,2-benzisothiozole 1,1-dioxide
US4410353A (en) * 1981-07-17 1983-10-18 Rhone-Poulenc Agrochimie Herbicidal N-sulfonyl 5-[substituted phenoxy]-2-substituted benzamides
FR2525593A1 (fr) * 1982-04-23 1983-10-28 Rhone Poulenc Agrochimie Derives d'acides phenoxybenzoiques, leur preparation et leur utilisation pour le desherbage des cultures
DE3430805A1 (de) * 1984-03-08 1985-09-19 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Mikrobizide mittel
DE3607343A1 (de) * 1985-03-19 1986-09-25 Dr. Karl Thomae Gmbh, 88400 Biberach Verfahren zur herstellung von 4-hydroxy-1,2-benzisothiazol-3(2h)-on-1,1-dioxid und seinen salzen
EP0308371A1 (de) * 1987-09-18 1989-03-22 Ciba-Geigy Ag 4-Azasaccharine, 4-Aza-dihydro-oder-tetrahydrosaccharine und Verfahren zu deren Herstellung
EP0323869A1 (en) * 1988-01-06 1989-07-12 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Saccharin derivatives
EP0422031A1 (en) * 1988-05-12 1991-04-17 E.I. Du Pont De Nemours And Company Herbicidal sulfonamides
US5034534A (en) * 1988-07-15 1991-07-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for producing saccharin, saccharin analogues or their salts
NZ233521A (en) * 1989-05-04 1992-05-26 Sterling Drug Inc 2-substituted saccharin derivatives, preparation and pharmaceutical compositions thereof
US5236917A (en) * 1989-05-04 1993-08-17 Sterling Winthrop Inc. Saccharin derivatives useful as proteolytic enzyme inhibitors and compositions and method of use thereof
AU642537B2 (en) * 1990-11-01 1993-10-21 Sanofi 2-saccharinylmethyl aryl carboxylates useful as proteolytic enzyme inhibitors and compositions and method of use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
MX9700938A (es) 1997-04-30
WO1996005184A1 (de) 1996-02-22
AU688562B2 (en) 1998-03-12
ES2164775T3 (es) 2002-03-01
HU216290B (hu) 1999-06-28
BR9508551A (pt) 1997-10-28
EP0775124B1 (de) 2001-09-19
ATE205840T1 (de) 2001-10-15
HUT77182A (hu) 1998-03-02
DE4427996A1 (de) 1996-02-15
ZA956576B (en) 1997-02-07
US5863864A (en) 1999-01-26
CA2197120A1 (en) 1996-02-22
TW294664B (ja) 1997-01-01
DE59509621D1 (de) 2001-10-25
RU2154640C2 (ru) 2000-08-20
CN1159189A (zh) 1997-09-10
KR970704716A (ko) 1997-09-06
EP0775124A1 (de) 1997-05-28
AU3223195A (en) 1996-03-07
CN1059207C (zh) 2000-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990087187A (ko) 2-헤타로일시클로헥산-1,3-디온
JPH10503776A (ja) サッカリンカルボン酸およびサッカリンカルボン酸エステルの製造法
CA2227934A1 (en) Benzoyl derivatives
RU2156244C2 (ru) Производные сахарина и гербицидный препарат
HU207855B (en) Herbicide compositions containing salicylic acid derivatives and process for producing the active components
JP2000506124A (ja) ピラゾール―4―イル―ヘタロイル誘導体
JPH10503775A (ja) サッカリン誘導体
JPH11512105A (ja) ピラゾール−4−イルベンゾイル誘導体
US5716906A (en) Saccharin derivatives
RU2159244C2 (ru) 5-гидроксипиразол-4-илкарбонилзамещенные производные сахарина, обладающие гербицидным действием и гербицидное средство
DE4438578A1 (de) Substituierte Phthalimido-Zimtsäurederivate und Zwischenprodukte zu ihrer Herstellung
JP2001514635A (ja) サッカリン−5−カルボニルシクロヘキサン−1,3,5−トリオン誘導体