JP2000358360A - Dc−dcコンバータ - Google Patents
Dc−dcコンバータInfo
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Abstract
で、絶縁性および放熱性が良好であり、かつ組み立てが
容易であるDC−DCコンバータを提供する。 【解決手段】DC−DCコンバータ1は、箱形の金属製
のケーシング2と、このケーシング2内に収納され、D
C−DCコンバータ回路を構成する複数の素子(回路部
品)4が実装された回路基板3とを有している。ケーシ
ング2は、その表層部を構成する絶縁層21と、金属で
構成された内部22とで構成されている。ケーシング2
の金属材料としては、アルミニウムまたはアルミニウム
合金が好ましい。また、絶縁層21は、硬質アルマイト
で構成されるのが好ましい。
Description
ータに関する。
を所定の大きさの直流電圧に変換するとともに、その直
流電圧を安定化させて出力するDC−DCコンバータが
知られている。
す分解斜視図、図4は、従来のDC−DCコンバータを
示す断面図である。
Cコンバータ100は、ケーシング200と、複数の素
子(電子部品)500が実装された回路基板300とを
有している。
よりも放熱性の良い(熱伝導度の高い)金属で構成され
ている。
板300の回路パターンおよび素子500とを絶縁する
ために、ケーシング200と回路基板300との間に絶
縁シート(例えば、塩化ビニル製のシート)400が設
置されている。
100では、DC−DCコンバータ100の組み立ての
際、絶縁シート400を設置し忘れるおそれがある。絶
縁シート400が無い場合には、ケーシング200と、
回路基板300の回路パターンや素子500とが短絡
(導通)してしまうおそれがある。
は、絶縁シート400を設けることにより、その厚さ
(0.4mm以上)の分、DC−DCコンバータ100の
厚さが厚くなってしまうという欠点がある。
化(薄型化)を図るとともに、構造が簡易で、絶縁性お
よび放熱性が良好であり、かつ、組み立てが容易である
DC−DCコンバータを提供することにある。
(1)〜(8)の本発明により達成される。
ング内に収納された回路基板とを備えたDC−DCコン
バータであって、前記ケーシングは、少なくとも前記回
路基板の回路に対面する部分に、放熱性の良好な絶縁層
を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
ルミニウムまたはアルミニウム合金である上記(1)に
記載のDC−DCコンバータ。
記(1)または(2)に記載のDC−DCコンバータ。
構成される上記(1)または(2)に記載のDC−DC
コンバータ。
理により形成される上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載のDC−DCコンバータ。
0μm である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載
のDC−DCコンバータ。
000Vである上記(1)ないし(6)のいずれかに記
載のDC−DCコンバータ。
表層部を構成する上記(1)ないし(7)のいずれかに
記載のDC−DCコンバータ。
ータ(DC−DC電源装置)を添付図面に示す好適実施
例に基づいて詳細に説明する。
実施例を示す分解斜視図、図2は、本発明のDC−DC
コンバータの実施例を示す断面図である。
(DC−DC電源装置)1は、回路基板に実装される形
態(オンボード型)のDC−DCコンバータである。こ
のDC−DCコンバータ1に入力された直流電圧(電気
エネルギー)は、所定の大きさの直流電圧に変換される
とともに、安定化され、出力される。
(但し、金属には合金も含まれる)製のケーシング2
と、このケーシング2内に収納され、DC−DCコンバ
ータ回路を構成する複数の素子(回路部品)4が実装さ
れた回路基板3とを有している。
ち、DC−DCコンバータ1の種類は、特に限定されな
い。例えば、チョッパ方式、インバータ方式等のスイッ
チング方式、ドロッパ方式等、各種のDC−DCコンバ
ータ回路を用いることができる。
オード、トランジスタ、電界効果トランジスタ(FE
T)、フォトカプラ、抵抗、コンデンサ、コイル(イン
ダクタ)、変圧器(トランス)等が挙げられる。
DC−DCコンバータ回路に電気的に接続された4つの
端子(ピン)31が、それぞれ、図1および図2中上側
に突出するように設置されている。このDC−DCコン
バータ1を図示しない所定の回路基板に実装する際は、
各端子31をそれぞれ前記回路基板の対応する電極(端
子)に電気的に接続する。
つに限定されないことは言うまでもない。
縁層21と、金属で構成された内部22とで構成されて
いる。
ち、ケーシング2の内部22が金属で構成されているの
で、磁気シールド(電磁波の遮蔽)性および放熱性、特
に放熱性が良好である。
なくとも回路基板33のDC−DCコンバータ回路に対
面する部分(底面23)に形成されていればよいが、本
実施例のように、ケーシング2の表面全体に形成されて
いるのが好ましい。
定されず、例えば、銅、鉄、アルミニウムや、これらの
合金等が挙げられる。そして、これらのうち、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金が好ましく、アルミニウム
が特に好ましい。
いることにより、後述する硬質アルマイト処理により、
硬質アルマイトの絶縁層21を形成することができる。
なお、アルミニウムやアルミニウム合金は、放熱性が良
好である。
ミニウムの含有量(含有率)は、99.85wt%以上が
好ましい。
と、後述する硬質アルマイト処理により、良好な硬質ア
ルマイトの絶縁層21を形成することができる。
の良好な層(膜)で構成されている。絶縁層21の耐圧
は、500〜2000V程度が好ましい。
と、DC−DCコンバータ1の仕様によっては、回路基
板3のDC−DCコンバータ回路とケーシング2とが短
絡するおそれがあり、また、前記上限より大きいと、絶
縁層21の厚さdが厚くなり、悪影響がでることがあ
る。また、絶縁層21の厚さdは、50〜200μm 程
度が好ましい。
と、絶縁層21の構成材料やDC−DCコンバータ1の
仕様によっては、耐圧が不十分になる場合があり、ま
た、前記上限より厚いと、DC−DCコンバータ1の小
型化(薄型化)に不利である。
し、かつ放熱性の良好な各種塗料の塗膜、各種セラミッ
クス(セラミックスの粉末)が混入された各種樹脂の
層、各種酸化被膜(不動態被膜)等が挙げられ、これら
のうち、酸化被膜が好ましい。
ト、硬質アルマイト(α−Al2O3)等が挙げられ、こ
れらのうち、硬質アルマイトが好ましい。すなわち、ア
ルミニウムまたはアルミニウム合金、特にアルミニウム
に対して、後述する硬質アルマイト処理を施して絶縁層
21を形成するのが好ましい。
つ、放熱性が良好である。なお、硬質アルマイトの放熱
性は、アルミニウムやアルミニウム合金のそれと同等で
ある。
この場合、代表的に、アルミニウムまたはアルミニウム
合金製のケーシング2に対して、硬質アルマイト処理を
施して絶縁層21を形成する方法を説明する。
を用意する。まず、ケーシング2を陽極とし、所定の条
件で電気分解(電解)を行う。これにより、ケーシング
2の表層部が酸化(陽極酸化)して、γ−Al2O3にな
る。
液)またはシュウ酸(シュウ酸系の電解液)等が好まし
い。
度が好ましく、0℃前後がより好ましい。
好ましく、2〜5A/dm2程度がより好ましい。
し、所定の条件で熱処理を行う。これにより、ケーシン
グ2の表層部のγ−Al2O3が、α−Al2O3、すなわ
ち硬質アルマイトになる。
5〜90分程度が好ましい。
層21を有するケーシング2が得られる。
加工する前に、絶縁層21を形成してもよい。
バータ1によれば、金属製のケーシング2の表層部が絶
縁層21で構成されているので、回路基板3のDC−D
Cコンバータ回路とケーシング2とを容易かつ確実に絶
縁することができるとともに、放熱性が良好である。
金製のケーシング2の表層部が硬質アルマイトの絶縁層
21で構成されている場合には、より高い絶縁性と、よ
り良好な放熱性が得られる。
ので、部品点数が減少し、構造が簡素化し、また、コス
トを低減することができる。
(製造)の際、絶縁シートを設置する工程が無いので、
DC−DCコンバータ1の組み立てを容易かつ短時間で
行うことができる。
で構成されているので、ケーシング2と回路基板3の基
板との距離をより小さくすることができる(ケーシング
2と回路基板3の素子4とが接触するまで小さくするこ
とができる)とともに、絶縁シートの厚さの分、DC−
DCコンバータ1の厚さを薄くすることができ、小型化
(薄型化)に有利である。
図示の実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有
する任意の構成のものに置換することができる。
タは、回路基板に実装される形態(オンボード型)のD
C−DCコンバータであるが、DC−DCコンバータの
形態は、本発明では、これに限らず、この他、例えばユ
ニット型(ユニット型のDC−DCコンバータ)であっ
てもよい。
Cコンバータによれば、ケーシングが金属製であり、そ
の少なくとも前記回路基板の回路に対面する部分に、放
熱性の良好な絶縁層を有するので、回路基板の回路とケ
ーシングとを容易かつ確実に絶縁することができるとと
もに、放熱性が良好である。
金製のケーシングの表層部が硬質アルマイトの絶縁層で
構成されている場合には、より高い絶縁性と、より良好
な放熱性が得られる。
ので、部品点数が減少し、構造が簡素化し、また、コス
トを低減することができる。
(製造)の際、絶縁シートを設置する工程が無いので、
DC−DCコンバータの組み立てを容易かつ短時間で行
うことができる。
ケーシングと回路基板の基板との距離をより小さくする
ことができるとともに、絶縁シートの厚さの分、DC−
DCコンバータの厚さを薄くすることができ、小型化
(薄型化)に有利である。
分解斜視図である。
断面図である。
である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 金属製のケーシングと、該ケーシング内
に収納された回路基板とを備えたDC−DCコンバータ
であって、 前記ケーシングは、少なくとも前記回路基板の回路に対
面する部分に、放熱性の良好な絶縁層を有することを特
徴とするDC−DCコンバータ。 - 【請求項2】 前記ケーシングの金属材料は、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金である請求項1に記載のD
C−DCコンバータ。 - 【請求項3】 前記絶縁層は、酸化被膜である請求項1
または2に記載のDC−DCコンバータ。 - 【請求項4】 前記絶縁層は、硬質アルマイトで構成さ
れる請求項1または2に記載のDC−DCコンバータ。 - 【請求項5】 前記絶縁層は、硬質アルマイト処理によ
り形成される請求項1ないし4のいずれかに記載のDC
−DCコンバータ。 - 【請求項6】 前記絶縁層の厚さは、50〜200μm
である請求項1ないし5のいずれかに記載のDC−DC
コンバータ。 - 【請求項7】 前記絶縁層の耐圧は、500〜2000
Vである請求項1ないし6のいずれかに記載のDC−D
Cコンバータ。 - 【請求項8】 前記絶縁層は、前記ケーシングの表層部
を構成する請求項1ないし7のいずれかに記載のDC−
DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167163A JP2000358360A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | Dc−dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167163A JP2000358360A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | Dc−dcコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000358360A true JP2000358360A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15844594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11167163A Pending JP2000358360A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | Dc−dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000358360A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110406A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パワー変換モジュールデバイスおよびそれを用いた電源装置 |
WO2014038000A1 (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 株式会社日立製作所 | 電力変換装置 |
WO2015159644A1 (ja) * | 2014-04-16 | 2015-10-22 | 住友ベークライト株式会社 | 電力変換装置の筐体、熱硬化性樹脂組成物および電力変換装置 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11167163A patent/JP2000358360A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110406A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パワー変換モジュールデバイスおよびそれを用いた電源装置 |
WO2014038000A1 (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 株式会社日立製作所 | 電力変換装置 |
WO2015159644A1 (ja) * | 2014-04-16 | 2015-10-22 | 住友ベークライト株式会社 | 電力変換装置の筐体、熱硬化性樹脂組成物および電力変換装置 |
JP2015204729A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | 住友ベークライト株式会社 | 電力変換装置の筐体、熱硬化性樹脂組成物および電力変換装置 |
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