JPH041718Y2 - - Google Patents
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- JPH041718Y2 JPH041718Y2 JP1985079961U JP7996185U JPH041718Y2 JP H041718 Y2 JPH041718 Y2 JP H041718Y2 JP 1985079961 U JP1985079961 U JP 1985079961U JP 7996185 U JP7996185 U JP 7996185U JP H041718 Y2 JPH041718 Y2 JP H041718Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- multilayer ceramic
- ceramic capacitor
- inductance element
- power supply
- Prior art date
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- Expired
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- 239000003985 ceramic capacitor Substances 0.000 claims description 16
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Landscapes
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は高周波スイツチング電源の出力平滑回
路部に用いられるLC複合部品の構造に関する。
路部に用いられるLC複合部品の構造に関する。
従来、高周波スイツチング電源の出力平滑回路
部においては、第3図に示すように、磁性体磁心
に巻線を巻回してなるチヨークコイルとしてのイ
ンダクタンス素子3と、キヤパシタンス素子とし
てのアルミニウム電解コンデンサ7とを、電源回
路基板8上に独立に搭載し、かつ第2図の回路図
に示すような平滑回路を構成するように接続して
いる。
部においては、第3図に示すように、磁性体磁心
に巻線を巻回してなるチヨークコイルとしてのイ
ンダクタンス素子3と、キヤパシタンス素子とし
てのアルミニウム電解コンデンサ7とを、電源回
路基板8上に独立に搭載し、かつ第2図の回路図
に示すような平滑回路を構成するように接続して
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の高周波スイツチング電源の出力平滑回路
部は、キヤパシタンス素子としてアルミニウム電
解コンデンサを使用しているため、コンデンサ内
の電解液が内部ガスの膨張等によつて徐徐に抜け
ていくというドライアツプ現象を避けることがで
きず、特にスイツチング電源内部の雰囲気の温度
条件が常時高温となつた場合、短時間で性能劣化
にいたるという欠点を有していた。例えば、85℃
の高温負荷寿命1000時間定格のアルミニウム電解
コンデンサの、周囲温度40℃リプル電流発熱5℃
時の推定寿命LBは(1)式で表され、 LB=1000×2{85-(40+5)}÷10 ……(1) 推定寿命LBは16000時間である。したがつて電
子交換機等長期の信頼性を保証する必要のある機
器内に使用されるスイツチング電源では、アルミ
ニウム電解コンデンサを有効寿命内に保守交換す
る必要があるという欠点を有している。
部は、キヤパシタンス素子としてアルミニウム電
解コンデンサを使用しているため、コンデンサ内
の電解液が内部ガスの膨張等によつて徐徐に抜け
ていくというドライアツプ現象を避けることがで
きず、特にスイツチング電源内部の雰囲気の温度
条件が常時高温となつた場合、短時間で性能劣化
にいたるという欠点を有していた。例えば、85℃
の高温負荷寿命1000時間定格のアルミニウム電解
コンデンサの、周囲温度40℃リプル電流発熱5℃
時の推定寿命LBは(1)式で表され、 LB=1000×2{85-(40+5)}÷10 ……(1) 推定寿命LBは16000時間である。したがつて電
子交換機等長期の信頼性を保証する必要のある機
器内に使用されるスイツチング電源では、アルミ
ニウム電解コンデンサを有効寿命内に保守交換す
る必要があるという欠点を有している。
またアルミニウム電解コンデンサは、等価直列
抵抗(ESR)が大きく、高周波特性が劣り、リ
プル電流を抑制するためには大容量のキャパシタ
ンスを要し、形状も大形になる。かつ電源基板上
に平滑用チヨークコイルとコンデンサをそれぞれ
独立に配置して出力平滑回路部を形成するため、
出力平滑回路部を小形化することはさらに困難で
あるという欠点を有している。
抵抗(ESR)が大きく、高周波特性が劣り、リ
プル電流を抑制するためには大容量のキャパシタ
ンスを要し、形状も大形になる。かつ電源基板上
に平滑用チヨークコイルとコンデンサをそれぞれ
独立に配置して出力平滑回路部を形成するため、
出力平滑回路部を小形化することはさらに困難で
あるという欠点を有している。
基板に固定するための鍔部を一端に有する絶縁
体材料よりなるケース内に周状圧粉金属磁心を収
容しかつ前記ケースの外周に巻線を巻回して平滑
用チヨークコイルとしてのインダクタンス素子を
形成し、さらに前記鍔部の上面または前記ケース
の側面に大容量積層セラミツクコンデンサを固定
し、前記インダクタンス素子と前記大容量積層セ
ラミツクコンデンサとを高周波スイツチング電源
の出力平滑回路を構成するように前記鍔部で接続
したことを特徴とするLC複合部品である。
体材料よりなるケース内に周状圧粉金属磁心を収
容しかつ前記ケースの外周に巻線を巻回して平滑
用チヨークコイルとしてのインダクタンス素子を
形成し、さらに前記鍔部の上面または前記ケース
の側面に大容量積層セラミツクコンデンサを固定
し、前記インダクタンス素子と前記大容量積層セ
ラミツクコンデンサとを高周波スイツチング電源
の出力平滑回路を構成するように前記鍔部で接続
したことを特徴とするLC複合部品である。
電源平滑回路のキヤパシタンス素子として大容
量積層セラミツクコンデンサを使用することによ
り、アルミニウム電解コンデンサに比して等価直
列抵抗(ESR)が小さいため、許容リプル電流
を同等としたときの容量を電解コンデンサの1/
100程度に小さくでき、さらに磁性体磁心に巻線
を巻回してなるインダクタンス素子と一体に形成
することによつて電源平滑回路部を小形化するこ
とができる。また、電源平滑回路部のキヤパシタ
ンス素子として大容量積層セラミツクコンデンサ
を使用することにより、アルミニウム電解コンデ
ンサのようなドライアツプ現象が無く本質的に保
守交換が不要であり長寿命、高信頼性の電源出力
平滑回路部が実現できる。
量積層セラミツクコンデンサを使用することによ
り、アルミニウム電解コンデンサに比して等価直
列抵抗(ESR)が小さいため、許容リプル電流
を同等としたときの容量を電解コンデンサの1/
100程度に小さくでき、さらに磁性体磁心に巻線
を巻回してなるインダクタンス素子と一体に形成
することによつて電源平滑回路部を小形化するこ
とができる。また、電源平滑回路部のキヤパシタ
ンス素子として大容量積層セラミツクコンデンサ
を使用することにより、アルミニウム電解コンデ
ンサのようなドライアツプ現象が無く本質的に保
守交換が不要であり長寿命、高信頼性の電源出力
平滑回路部が実現できる。
本考案のLC複合部品の一実施例を第1図に示
す。第1図のように、基板に固定するための鍔部
2を有する絶縁体材料よりなるケース1内に磁心
を挿入し、巻線4を巻回して平滑用チヨークコイ
ルとしてのインダクタンス素子3を形成し、さら
に鍔部2の一部に大容量積層セラミツクコンデン
サ5を固定する。
す。第1図のように、基板に固定するための鍔部
2を有する絶縁体材料よりなるケース1内に磁心
を挿入し、巻線4を巻回して平滑用チヨークコイ
ルとしてのインダクタンス素子3を形成し、さら
に鍔部2の一部に大容量積層セラミツクコンデン
サ5を固定する。
インダクタンス素子3と大容量積層セラミツク
コンデンサ5とは、鍔部2内下面において第2図
に示すような電源出力平滑回路を構成するよう接
続される。さらに端子6を鍔部2より引き出す。
コンデンサ5とは、鍔部2内下面において第2図
に示すような電源出力平滑回路を構成するよう接
続される。さらに端子6を鍔部2より引き出す。
たとえば、出力12V5A駆動周波数200kHzのス
イツチング電源の出力リツプル電圧を100mV以
内におさえるには、上述のLC複合部品は、イン
ダクタンス素子3として周状圧粉金属磁心を使用
した90μHのチヨークコイルと、キヤパシタンス
素子として25V47μF大容量積層セラミツクコン
デンサ5を2個並列したものとから構成される。
これによると、従来のアルミニウム電解コンデン
サとインダクタンス素子とを電源回路基板上に独
立に搭載して出力平滑回路を構成する方法に比し
て、実装容積はほぼ1/8となる。また大容量積
層セラミツクコンデンサ5は前述したようなドラ
イアツプ現象が無く、本質的にコンデンサの保守
交換が不要である。
イツチング電源の出力リツプル電圧を100mV以
内におさえるには、上述のLC複合部品は、イン
ダクタンス素子3として周状圧粉金属磁心を使用
した90μHのチヨークコイルと、キヤパシタンス
素子として25V47μF大容量積層セラミツクコン
デンサ5を2個並列したものとから構成される。
これによると、従来のアルミニウム電解コンデン
サとインダクタンス素子とを電源回路基板上に独
立に搭載して出力平滑回路を構成する方法に比し
て、実装容積はほぼ1/8となる。また大容量積
層セラミツクコンデンサ5は前述したようなドラ
イアツプ現象が無く、本質的にコンデンサの保守
交換が不要である。
また本実施例によれば、インダクタンス素子と
大容量セラミツクコンデンサとをモールド等によ
つて一体化したものに比してインダクタンス素子
の放熱が良いため、インダクタンス素子3の発熱
で大容量積層セラミツクコンデンサ5の信頼性が
損なわれてしまうことを防止できるという利点も
ある。
大容量セラミツクコンデンサとをモールド等によ
つて一体化したものに比してインダクタンス素子
の放熱が良いため、インダクタンス素子3の発熱
で大容量積層セラミツクコンデンサ5の信頼性が
損なわれてしまうことを防止できるという利点も
ある。
また、鍔部2の上面またはケース1の側面に大
容量積層セラミツクコンデンサ5を固定して電源
出力平滑回路を構成してもよい。これによれば、
さらに基板実装面積を小さく小形化することがで
きる。
容量積層セラミツクコンデンサ5を固定して電源
出力平滑回路を構成してもよい。これによれば、
さらに基板実装面積を小さく小形化することがで
きる。
以上説明したように、本考案によれば、大容量
積層セラミツクコンデンサを使用しているためド
ライアツプ現象の発生によるコンデンサの交換の
必要はなく、したがつて高信頼性で小形の電源出
力平滑回路用LC複合部品を実現できる。さらに
インダクタンス素子は、周状圧粉金属磁心を収容
したケースの外周に巻線を巻回したものであるた
め、放熱性に優れ、したがつてインダクタンス素
子の発熱が大容量セラミツクコンデンサに熱的に
影響して信頼性を損なう虞はない。また大容量積
層セラミツクコンデンサは鍔部の上面またはケー
スの側面に固定されているため、基板実装面積は
小さくてすみ、したがつて小形化が可能である。
積層セラミツクコンデンサを使用しているためド
ライアツプ現象の発生によるコンデンサの交換の
必要はなく、したがつて高信頼性で小形の電源出
力平滑回路用LC複合部品を実現できる。さらに
インダクタンス素子は、周状圧粉金属磁心を収容
したケースの外周に巻線を巻回したものであるた
め、放熱性に優れ、したがつてインダクタンス素
子の発熱が大容量セラミツクコンデンサに熱的に
影響して信頼性を損なう虞はない。また大容量積
層セラミツクコンデンサは鍔部の上面またはケー
スの側面に固定されているため、基板実装面積は
小さくてすみ、したがつて小形化が可能である。
第1図は本考案によるLC複合部品の一実施例
を示す斜視図、第2図は電源出力平滑回路部の回
路図、第3図は従来の電源出力平滑回路部の斜視
図である。 1……絶縁体ケース、2……ケース鍔部、3…
…インダクタンス素子(平滑用チヨークコイル)、
4……巻線、5……大容量積層セラミツクコンデ
ンサ、6……端子、7……アルミニウム電解コン
デンサ、8……電源回路基板。
を示す斜視図、第2図は電源出力平滑回路部の回
路図、第3図は従来の電源出力平滑回路部の斜視
図である。 1……絶縁体ケース、2……ケース鍔部、3…
…インダクタンス素子(平滑用チヨークコイル)、
4……巻線、5……大容量積層セラミツクコンデ
ンサ、6……端子、7……アルミニウム電解コン
デンサ、8……電源回路基板。
Claims (1)
- 基板に固定するための鍔部を一端に有する絶縁
体材料よりなるケース内に周状圧粉金属磁心を収
容しかつ前記ケースの外周に巻線を巻回して平滑
用チヨークコイルとしてのインダクタンス素子を
形成し、さらに前記鍔部上または前記ケースの側
面に大容量積層セラミツクコンデンサを固定し、
前記インダクタンス素子と前記大容量積層セラミ
ツクコンデンサとを高周波スイツチング電源の出
力平滑回路を構成するように前記鍔部で接続した
ことを特徴とするLC複合部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985079961U JPH041718Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985079961U JPH041718Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61196519U JPS61196519U (ja) | 1986-12-08 |
JPH041718Y2 true JPH041718Y2 (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=30625361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985079961U Expired JPH041718Y2 (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH041718Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0715347Y2 (ja) * | 1987-09-30 | 1995-04-10 | 太陽誘電株式会社 | スイッチング電源装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4513720Y1 (ja) * | 1967-04-03 | 1970-06-11 | ||
JPS494591U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-15 | ||
JPS6013712B2 (ja) * | 1983-07-25 | 1985-04-09 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの糸調子装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5967925U (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-08 | ティーディーケイ株式会社 | 電子複合部品 |
JPS6013712U (ja) * | 1983-07-08 | 1985-01-30 | 太陽誘電株式会社 | アキシャル形複合回路部品 |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP1985079961U patent/JPH041718Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4513720Y1 (ja) * | 1967-04-03 | 1970-06-11 | ||
JPS494591U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-15 | ||
JPS6013712B2 (ja) * | 1983-07-25 | 1985-04-09 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの糸調子装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61196519U (ja) | 1986-12-08 |
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