JP2000358228A - 情報処理装置、情報処理システム、課金方法、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、課金方法、及び記憶媒体

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JP2000358228A
JP2000358228A JP11168928A JP16892899A JP2000358228A JP 2000358228 A JP2000358228 A JP 2000358228A JP 11168928 A JP11168928 A JP 11168928A JP 16892899 A JP16892899 A JP 16892899A JP 2000358228 A JP2000358228 A JP 2000358228A
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video
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JP11168928A
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Hiroyuki Osawa
弘幸 大澤
Tomoaki Kawai
智明 河合
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントが、サーバに接続された遠隔制
御可能な機器から情報を取得する際、該クライアントに
対して効率的且つ正確な課金を行うことができる情報処
理システムを提供する。 【解決手段】 サーバ110は、クライアント120か
らの指示に基づいた制御により機器111で得られた情
報をクライアント120へ配送する。クライアント12
0は、サーバ110からの情報を蓄積手段127へ蓄積
するとき、その情報蓄積開始及び終了をサーバ110へ
通知する。サーバ110は、クライアント120からの
情報蓄積開始及び終了通知により、クライアント120
での情報蓄積状況を把握し、これに基づいて、クライア
ント120に対する課金を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオカ
メラから取り込んだ動画(映像)情報を、ネットワーク
を介して複数のクライアントへ配送する技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラの映像を遠隔地
の多地点から観察できるシステムがあり、このようなシ
ステムでは、単にビデオカメラの映像を観察するだけで
なく、そのビデオカメラのパンやチルトの角度やズーム
倍率等を、遠隔地から制御可能にしたものがある。例え
ば、インターネット上のWWW(World Wide Web)のサ
ーバにコンピュータ制御可能なビデオカメラを接続し、
そのビデオカメラにて撮影して得られたリアルタイム映
像を、アクセス者(クライアント)を配送するだけでな
く、そのクライアントに対してビデオカメラの制御をも
許すようなシステムが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、複数の遠隔地側のクライアントからカメラ制
御可能であり、あるクライアントからのカメラ制御によ
り得られたビデオカメラの映像を該クライアントに配送
できるような従来のシステムでは、サーバ側において、
映像コンテンツに対して課金をしようとする場合、クラ
イアント(使用者)での映像蓄積の状態や、どのクライ
アントがどの程度映像を蓄積したか等を、サーバ側で把
握することができなかった。また、クライアントによる
カメラ制御において、ビデオカメラのレンズを向ける方
向によっては、配送する映像の付加価値が変わる場合が
あるが、クライアントによるカメラ制御がどのような制
御であっても、全て同様な課金が行なわれていたので、
それぞれのクライアントが行ったカメラ制御に対して公
平な課金を行うことができなかった。
【0004】すなわち、従来では、クライアントが映像
を閲覧することに対して課金を行なうシステムは存在し
たが、その閲覧している映像の蓄積に応じた課金を行な
うシステムが存在せず、また、クライアントが行なうカ
メラ制御において、カメラのパン、チルト、ズーム倍率
等のカメラ状態に応じた課金を行なうシステムも存在し
なかったので、映像を取得する全てのクライアントに対
して、効率的で不公平のない課金を行うことができなか
った。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、サーバ側において、クライアン
トが行なっている制御内容及び取得している情報の状態
を把握することで、クライアントに対して効率的且つ正
確な課金を行うことができる情報処理装置、情報処理シ
ステム、課金方法、及びそれを実施するための処理ステ
ップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、クライアントから遠隔制御可能な機器が
接続された情報処理装置であって、上記クライアントの
遠隔制御により上記機器にて得られた情報を、少なくと
も上記クライアントに対して配送する配送手段と、上記
クライアントにおける上記情報の蓄積状況及び上記遠隔
制御の内容の少なくとも何れかの情報を取得するクライ
アント情報取得手段と、上記クライアント情報取得手段
により得られた情報に基づいて、上記クライアントに対
する課金を行なう課金手段とを備えることを特徴とす
る。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
複数パターンの上記遠隔制御の内容に対応して、上記課
金の基準情報を複数記憶する記憶手段を備え、上記課金
手段は、上記クライアント情報取得手段により得られた
上記遠隔制御の内容に対応する上記課金の基準情報を上
記記憶手段から取得し、その取得した基準情報に基づい
て、上記クライアントに対する課金を行なうことを特徴
とする。
【0008】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記クライアント情報取得手段は、上記情報の蓄積状況
の情報を、上記クライアントから送信されてくる報蓄積
開始及び終了通知により取得することを特徴とする。
【0009】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記遠隔制御可能な機器は、映像情報を取得するカメラ
を含み、上記遠隔制御は、上記カメラのパン、チルト、
及びズームの少なくとも何れかの制御を含むことを特徴
とする。
【0010】第5の発明は、複数機器が互いに通信可能
に接続されてなる情報処理システムであって、上記複数
機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜4の何
れかに記載の情報処理装置の機能を有することを特徴と
する。
【0011】第6の発明は、少なくともサーバ及びクラ
イアントが互いに通信可能に接続されてなる情報処理シ
ステムであって、上記サーバは、遠隔地のクライアント
から制御可能なカメラから映像を取り込んで該クライア
ントへ配送する配送手段と、上記クライアントからの指
示に基づいて上記カメラの動作制御を行うカメラ制御手
段とを含み、上記クライアントは、上記サーバの上記配
送手段により配送されてきた映像を表示する表示手段
と、上記サーバの上記配送手段により配送されてきた映
像を蓄積する蓄積手段と、上記カメラに対して動作指示
を与えるための指示手段とを含み、上記サーバは、上記
クライアントの上記蓄積手段での映像蓄積状況を取得
し、その映像蓄積状況に基づいて課金を行う課金手段を
更に含むことを特徴とする。
【0012】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記クライアントは、上記蓄積手段での映像蓄積開始及
び終了を示す情報を、上記サーバの上記課金手段に対し
て送信する送信手段を含むことを特徴とする。
【0013】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記課金手段は、上記クライアントの上記送信手段によ
り送信されてきた上記映像蓄積開始及び終了情報に基づ
いて課金を行うことを特徴とする。
【0014】第9の発明は、上記第6の発明において、
上記サーバは、上記クライアントの使用者を特定するた
めの承認手段を含むことを特徴とする。
【0015】第10の発明は、上記第6の発明におい
て、上記サーバの上記課金手段は、上記クライアントに
対する所定単位時間あたりの単位課金を変更する機能を
有することを特徴とする。
【0016】第11の発明は、上記第6の発明におい
て、上記サーバの上記課金手段は、上記クライアントの
上記指示手段による上記カメラの動作制御の内容に基づ
いて、上記カメラから得られる映像に対しての単位課金
を変更することを特徴とする。
【0017】第12の発明は、上記第11の発明におい
て、上記カメラの動作制御の内容は、上記カメラの状態
の変化を含むことを特徴とする。
【0018】第13の発明は、サーバに接続された遠隔
制御可能な機器から所定のクライアントが情報を取得す
る際の、該クライアントに対する課金を行うための課金
方法であって、上記クライアントにおける上記情報の蓄
積状況、及び上記クライアントが上記情報取得の際に行
った上記機器の遠隔制御の内容の少なくとも何れかの情
報を取得するクライアント情報取得ステップと、上記ク
ライアント情報取得ステップにより得られた情報に基づ
いて、上記クライアントに対する課金を行なう課金ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0019】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、複数パターンの上記遠隔制御の内容に対応して、上
記課金の基準情報を複数記憶する記憶ステップを含み、
上記課金ステップは、上記クライアント情報取得ステッ
プにより得られた上記遠隔制御の内容に対応する上記課
金の基準情報を上記記憶ステップによる記憶情報から取
得し、その取得した情報に基づいて、上記クライアント
に対する課金を行なうステップを含むことを特徴とす
る。
【0020】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記課金の基準情報は、上記クライアントに対する
所定単位時間あたりの単位課金を含むことを特徴とす
る。
【0021】第16の発明は、上記第13の発明におい
て、上記クライアント情報取得ステップは、上記情報の
蓄積状況の情報を、上記クライアントから出力される報
蓄積開始及び終了情報により取得するステップを含むこ
とを特徴とする。
【0022】第17の発明は、上記第13の発明におい
て、上記遠隔制御可能な機器は、映像情報を取得するカ
メラを含み、上記遠隔制御は、上記カメラの状態の制御
を含むことを特徴とする。
【0023】第18の発明は、上記第13の発明におい
て、上記クライアントの使用者を特定するための承認ス
テップを含むことを特徴とする。
【0024】第19の発明は、請求項13〜18の何れ
かに記載の課金方法の処理ステップを、コンピュータが
読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなネットワークシステム100に適用さ
れる。
【0027】ネットワークシステム100は、上記図1
に示すように、カメラサーバ装置(以下、単に「サーバ
側」と言う)110と、クライアント側の表示操作端末
(以下、単に「クライアント側」と言う)120とが、
ネットワーク130を介して互いに通信可能なようにな
されている。
【0028】特に、ネットワークシステム100は、ク
ライアント側120のユーザ承認のための情報、及びク
ライアント側120の情報蓄積状態等の情報がサーバ側
110に与えられ、サーバ側110において、クライア
ント側120の映像蓄積状況等を把握し、それに対応し
た課金を行うようになされている。以下、このための構
成について具体的に説明する。
【0029】尚、上記図1では、それぞれが1つのサー
バ110及びクライアント側120を示しているが、こ
の数には特に制限されない。ここでは、その一例とし
て、実際にはクライアント側120と同様の構成をした
複数のクライアント側が存在し、複数のクライアント側
がネットワーク130を介して1つのサーバ110と通
信可能なように接続されおり、複数のクライアント側の
うちの1つのクライアント側120に着目した場合を、
上記図1に示している。
【0030】[サーバ側110の構成]
【0031】サーバ側110は、ビデオカメラ111
と、ビデオカメラ111のパン及びチルト角度を制御す
る可動雲台112と、可動雲台112の制御及びビデオ
カメラ111のズーム倍率を制御するカメラ/雲台制御
部113と、ビデオカメラ111からの映像を取り込む
映像入力部115と、映像入力部115により取り込ん
だ映像を圧縮する映像圧縮部116と、映像圧縮部11
6により得た圧縮後の映像データ(圧縮データ)をネッ
トワーク130上に送出するための通信制御部114
と、ネットワーク130経由でのクライアント120か
らのコマンドを解釈してサーバ側120の各部を制御す
るコマンド解釈/実行部117と、サーバ側110の各
部間のデータ受け渡し等に用いる記憶部118とを備え
ている。
【0032】上述のような構成により、サーバ側110
は、ビデオカメラ111から映像を取り込み、クライア
ント側120への配送を行うと共に、クライアント側1
20からのカメラ制御コマンドを受け付け、そのコマン
ドに基づいて、ビデオカメラ111のズーム倍率及び可
動雲台部112を制御するようになされている。
【0033】尚、ここでは、映像入力部115は、ビデ
オカメラ111からのNTSC方式の映像信号やPAL
方式の映像信号等を取り込み、それをアナログ/ディジ
タル変換して出力するものとしている。また、映像圧縮
部116は、映像入力部115からのディジタルの映像
データを任意の圧縮方式(MotionJEPG方式
等)に従って圧縮し、通信制御部114は、その圧縮デ
ータをネットワーク130に送出するものとしている。
【0034】また、サーバ側110は、図2に示すよう
なデータベース151〜154を備えている。
【0035】使用者データベース151は、映像取得や
カメラ制御が許可されるユーザのID(使用者ID)及
びパスワード(使用者Password)の情報が保持
されるものであり、クライアント側120の接続時に、
ユーザ承認のために使用される。
【0036】価格データベース152は、カメラ制御を
行なっているユーザに対して、単位時間あたりの使用料
を決定するための、単位時間あたりの課金の基準値とな
る価値の値(以下、「単位時間課金」と言う)が保持さ
れるものである。すなわち、この価格データベース15
2内の単位時間課金が、ユーザの使用料決定の要因とな
る。また、価格データベース152には、ビデオカメラ
111のパン、チルト、ズームの様々な角度等に対応し
た複数パターンの単位時間課金が保持されており、ユー
ザのカメラ制御によって生じたビデオカメラ111の実
際のパン、チルト、ズームの角度等に応じて、単位時間
課金を選択(変更)可能なようになされている。
【0037】使用量データベース153は、実際にユー
ザがどのくらい映像を蓄積したかについての情報を保持
するものである。このとき対象となるユーザを判断する
ために、使用者データベース151が使用される。
【0038】明細データベース154は、使用量データ
ベース153と価格データベース152から、ユーザが
カメラ制御を行なった時間や該カメラ制御の内容(ビデ
オカメラ111のパン、チルト、ズームの角度等の制御
内容)等に対する金額を算出した情報が保持されるもの
である。この明細データベース154の情報により、ク
ライアント側120のユーザ(カメラ制御を行なったユ
ーザ)に請求することが可能になる。
【0039】[クライアント側120の構成]
【0040】クライアント側120は、サーバ側110
からの映像データをネットワーク130を介して受信す
るための通信制御部121と、サーバ側110に与える
各種コマンドを発生するコマンド発生部122と、サー
バ側110のビデオカメラ111の動作指示するための
カメラ操作部123と、通信制御部121により受信し
た映像データを表示するための制御を行う表示制御部1
24と、通信制御部121により受信した映像データ
(圧縮データ)を伸長する映像伸長部125と、映像伸
長部125により伸長した映像データを表示制御部12
4からの制御に従って表示する映像表示部126と、通
信制御部121により受信した映像データを蓄積するた
めの制御を行う蓄積制御部127と、通信制御部121
により受信した映像データを蓄積制御部127からの制
御に従って蓄積する二次記憶部128と、クライアント
側120の各部間のデータ受け渡し等に用いる記憶部1
29とを備えている。
【0041】上述のようなクライアント側120では、
カメラ操作部123(ユーザインタフェース)の操作に
より、サーバ側110のビデオカメラ111の操作や、
二次記憶部128への画像蓄積保存のための操作等がで
きるようになっている。これらの操作のための制御は、
表示制御部124が行う。
【0042】映像表示部121には、ビットマップデス
プレイが含まれており、先ず、クライアント側120の
起動時には、例えば、図3に示すような起動画面(ダイ
ヤログ)200が表示される。この起動画面200は、
クライアント側120を操作するユーザを特定するため
に必要とされる情報(以下、「ユーザ情報」と言う)の
入力を催促するものである。ここでは、ユーザ情報とし
て、使用者の”ID”及び”パスワード(Passwo
rd)”を用いている。
【0043】上記図3の起動画面200上にて入力され
た使用者ID及び使用者パスワードの情報(ユーザ情
報)は、通信制御部121により暗号化されてネットワ
ーク130を介してサーバ側110へと送信される。こ
れにより、サーバ側110は、受信したユーザ情報(暗
号化された情報)を復号し、クライアント側120のユ
ーザの承認を行う。尚、通信制御部121で行われる暗
号化の方式としては、例えば、公知の暗号化方式を用い
るようにしてよい。
【0044】また、映像表示部121には、上述のよう
なサーバ側110でのユーザ承認の後、例えば、任意の
ウィンドウシステム(”Windows95”や”X−
Window”等)がクライアント側120上で稼働す
ることにより、図4に示すようなユーザインタフェース
画面が表示される。
【0045】上記図4において、”210”は、映像が
表示される映像表示パネルを示し、”220”は、カメ
ラ操作のためのカメラ制御パネルを示す。”22
2”、”223”、及び”228”は、スクロールバー
を示し、これらのスクロールバー操作によって、ビデオ
カメラ111のパン、チルト、及びズームを制御できる
ようになっている。”224”〜”227”は、ボタン
を示し、これらのボタンによっても、ビデオカメラ11
1のパン、チルトを制御できるようになっている。”2
21”は、カメラ制御を有効にするためのカメラ操作開
始ボタンを示し、”211”及び”212”はそれぞ
れ、映像の保存開始及び終了を指示するためのボタンを
示す。
【0046】カメラ制御パネル220上での操作による
ビデオカメラ111の制御は、例えば、クライアント側
120に対してカメラ制御が有効になっている間のみ、
行えるようになされている。カメラ制御を有効にするた
めには、カメラ操作開始ボタン221を押下すればよ
い。これにより、この操作に対応するコマンドが、コマ
ンド発生部122により生成され、通信制御部121に
よりネットワーク130を介してサーバ側110へと送
信される。したがって、このコマンドを受けたサーバ側
110において、クライアント側120のカメラ操作権
を獲得できれば、クライアント側120は、カメラ制御
が有効となり、ビデオカメラ111を自在に操作できる
ようになる。
【0047】[ネットワーク130の構成]
【0048】ネットワーク130は、例えば、カメラ制
御のためのコマンドや圧縮データを送受信するのに十分
な帯域を有するインターネットやイントラネット等のデ
ィジタルネットワークから構成される。また、ここで
は、ネットワークプロコルとして、TCP/IP(UD
P/IP)プロトコルを用いるものとする。このため、
以下の説明での”アドレス”は、”IPアドレス”を指
す。また、サーバ側110及びクライアント側120に
はそれぞれ、IPアドレスが割り当てられているものと
する。
【0049】[ネットワークシステム100のプロセス
構成]
【0050】図5は、上記図1に示したネットワークシ
ステム100のプロセス構成を示したものである。ここ
での”プロセス”とは、”WindowsNT”や”U
NIX”等のマルチタスクオペレーティングシステムの
プロセスを意味する。
【0051】定常状態では、上記図5に示す、カメラ制
御サーバプロセス311、カメラ状態通知プロセス31
2、映像サーバプロセス321、及び映像獲得/送信プ
ロセス322を含むサーバ側110のプロセスと、クラ
イアントプロセス331を含むクライアント側120の
プロセスとの全てのプロセスが稼動しているものとす
る。
【0052】サーバ側110では、カメラ制御サーバプ
ロセス311、カメラ状態通知プロセス312、映像サ
ーバプロセス321、及び映像獲得/送信プロセス32
2がそれぞれ動作しており、これらのプロセスは、詳細
は後述するが、主に次のような処理を実行する。
【0053】カメラ制御サーバプロセス311:クライ
アントプロセス331が発行したビデオカメラ111の
制御のためのコマンド(カメラ制御コマンド)を受け取
り、このコマンドに基づいて、カメラ/雲台制御部11
3に対して命令を与える。これにより、カメラ/雲台制
御部113は、受け取った命令に従って、ビデオカメラ
111や可動雲台112を制御する。
【0054】カメラ状態通知プロセス312:ビデオカ
メラ111のパン、チルト角度等の状態を検知して、そ
の検知結果をクライアントプロセス331に通知する。
【0055】映像サーバプロセス321:ビデオカメラ
111にて得られた映像の送信先クライアントを管理す
る。
【0056】映像獲得/送信プロセス322:ビデオカ
メラ111からの映像の取り込みや、その送信を行う。
【0057】一方、クライアント側120では、クライ
アントプロセス331が動作している。このクライアン
トプロセス331にて実行される処理の詳細について
は、サーバ側110の各プロセスの詳細な説明と共に後
述する。
【0058】上述のような各プロセス間でのデータの受
け渡しには、キャプチャー制限フラグ341、送信先リ
スト342、及びカメラ状態レジスタ344等の共有メ
モリが用いられる。
【0059】また、各プロセス間でのデータ送受信での
パケットとしては、例えば、図6(1)〜(10)に示
すような形式に従った各種パケットを用いており、これ
がネットワーク130を介して送受信されることにな
る。尚、上記図6では、説明の簡単のために、主なるパ
ケット情報のみ示している。実際には、TCP/IPや
UDP/IP等の通信プロトコルをもちいて、このパケ
ット情報が送信される。
【0060】[カメラ制御サーバプロセス311及びカ
メラ状態通知プロセス312の処理]図7は、サーバ側
110で動作するカメラ制御サーバプロセス311の処
理(ステップS400〜S411)、及びカメラ状態通
知プロセス312の処理(ステップS420〜S42
6)を示したものである。
【0061】ステップS400、S401:先ず、カメ
ラ制御サーバプロセス311が起動されると(ステップ
S400)、カメラ制御サーバプロセス311は、コマ
ンド送受信等のための初期化処理を行う(ステップS4
01)。
【0062】ステップS402:次に、カメラ制御サー
バプロセス311は、クライアントプロセス331との
間で、クライアント側120のユーザの承認処理を行
う。具体的には、カメラ制御サーバプロセス311は、
クライアントプロセス331によって、上記図3に示し
た起動画面から入力されたID及びパスワード(ユーザ
情報)が送信されてくるのを待つ。そして、クライアン
トプロセス331からユーザ情報が送信されてくると、
カメラ制御サーバプロセス311は、そのユーザ情報に
より、クライアント側120のユーザの承認を行う。こ
のとき、カメラ制御サーバプロセス311は、上記図2
に示した使用者データベース151を参照することで、
クライアント側120のユーザの承認を行う。
【0063】ステップS403:ステップS402での
承認行為の結果、承認が正当であると、カメラ制御サー
バプロセス311は、カメラ状態通知プロセス312を
生成する。
【0064】ステップS404:次に、カメラ制御サー
バプロセス311は、クライアントプロセス331から
カメラ制御接続要求(上記図6(1)参照)が発行され
るのを待つ。
【0065】ステップS405:そして、クライアント
プロセス331からカメラ制御接続要求が発行される
と、カメラ制御サーバプロセス311は、接続受付処理
(カメラ制御接続要求の許可を示す”Ack”を返す処
理等)を行う。このとき、カメラ制御サーバプロセス3
11は、タイマをセットし、このタイマ値を監視する。
これにより、後述するステップS407において、ある
一定時間(以下、「制御持ち時間」と言う)経過したと
きに、上記接続受付処理対象のクライアント側120と
のカメラ制御接続を切断するようになっている。
【0066】ステップS406:次に、カメラ制御サー
バプロセス311は、クライアントプロセス331から
カメラ制御コマンド(上記図6(2)〜(4)参照)等
のコマンドが発行されるのを待つ。
【0067】ステップS407:そして、クライアント
プロセス331からコマンドが発行されると、カメラ制
御サーバプロセス311は、ステップS405にて設定
したタイマ値により、制御待ち時間経過したか否か(制
御待ち時間切れか否か)を判別する。この判別の結果、
制御待ち時間切れの場合にはステップS408へと進
み、そうでない場合にはステップS409へと進む。
【0068】ステップS408:ステップS407での
判別の結果、制御待ち時間切れの場合、カメラ制御サー
バプロセス311は、カメラ制御接続終了命令(上記図
6(7)参照)をクライアントプロセス331へと送信
することで、クライアント側120とのカメラ制御接続
を切断する。その後、ステップS404へと戻り、クラ
イアントプロセス331から再びカメラ制御接続要求が
発行されるのを待つ。上記の処理は、カメラ制御サーバ
プロセス311は、クライアント側120のクライアン
トプロセス331に対する処理と同様に、他のクライア
ント側のクライアントプロセスからのカメラ制御接続要
求をも受け付け、カメラ制御を実現するが、ここでの接
続としては、TCP/IPのような1対1のコネクショ
ン指向の接続を用いており、同時に複数のクライアント
プロセスとは接続できないためである。
【0069】ステップS409:ステップS407での
判別の結果、制御待ち時間切れでない場合、カメラ制御
サーバプロセス311は、クライアントプロセス331
からのコマンドが、カメラ制御コマンドや後述する映像
蓄積開始終了コマンドであるか否かを判別する。この判
別の結果、カメラ制御コマンド又は映像蓄積開始終了コ
マンドである場合にはステップS410へと進み、そう
でない場合にはステップS411へと進む。
【0070】ステップS410:ステップS409での
判別の結果、カメラ制御コマンド又は映像蓄積開始終了
コマンドであった場合、カメラ制御サーバプロセス31
1は、そのコマンドに基づいた処理を実行する。例え
ば、カメラ制御コマンドであった場合、カメラ/雲台制
御部113により、ビデオカメラ111のズーム倍率
や、可動雲台装置112によるビデオカメラ111のパ
ン、チルト角度を制御する。その後、ステップS406
へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
尚、本ステップS410では、詳細は後述するが、クラ
イアント側120のユーザに対する課金処理も実行され
る。
【0071】ここで、上述のようなクライアント側12
0のカメラ制御は、制御持ち時間の間可能となってい
る。すなわち、制御待ち時間の間、カメラ制御サーバプ
ロセス311は、クライアントプロセス331からのカ
メラ制御コマンドを受け付ける。ここでのカメラ制御コ
マンドとしては、例えば、 ・パン角度変更命令:PANθ ・チルト角度変更命令:TILφ ・ズーム倍率変更命令:ZOMα の3つとしている。これらのコマンドにおいて、”
θ”、”φ”、”α”はそれぞれ、パン角度、チルト角
度、ズーム倍率を表すパラメータである。尚、カメラ制
御コマンドとしては、上記に挙げたコマンドに限られる
ことはなく、例えば、逆光補正や、オートフォーカス、
マニュアルフォーカス値設定等、各種のコマンドを含め
るようにしてもよい。
【0072】ステップS411:ステップS409での
判別の結果、カメラ制御コマンドではなく他のコマンド
であった場合、カメラ制御サーバプロセス311は、そ
のコマンドに基づいた処理を実行する。その後、ステッ
プS406へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実
行する。
【0073】ステップS420、S421:一方、ステ
ップS402にて生成されたカメラ状態通知プロセス3
12が起動されると、(ステップS420)、先ず、カ
メラ状態通知プロセス312は、ビデオカメラ111の
状態を取得するための初期化処理を行う(ステップS4
21)。
【0074】ステップS422:次に、カメラ状態通知
プロセス312は、常時、ビデオカメラ111の状態を
チェックする。すなわち、カメラ状態通知プロセス31
2は、ビデオカメラ111のパン、チルト角度やズーム
倍率(=(p,t,z)とする)等のビデオカメラ11
1の状態を、カメラ/雲台制御部113に問い合わせる
ことで取得し、その情報をカメラ状態レジスタ344に
書き込む。
【0075】ステップS423:また、カメラ状態通知
プロセス312は、カメラ映像保存制限情報メモリ34
3に設定されているカメラ状態の制限情報と、ステップ
S422にて取得したカメラ状態情報とを比較すること
で、ビデオカメラ111のカメラ状態が所定の設定範囲
内であるか否かを判別する。具体的には、カメラ映像保
存制限情報メモリ343には、例えば、図8に示すよう
な、パン角度、チルト角度、及びズーム倍率の上限、下
限の情報(制限情報)が予め設定されており、この制限
情報と、実際に得られたビデオカメラ111の状態情報
とを比較することで、ビデオカメラ111のカメラ状態
が設定範囲内であるか否かを判別する。尚、上記図8の
カメラ映像保存制限情報メモリ343の制限情報として
は、同図に示した1つのパターンの情報に限らず、例え
ば、複数パターンの制限情報を用いるようにしてもして
もよい。また、その制限情報における上限、下限の範囲
の値を、例えば、全て”0”に設定すると、どのような
パンチルト角度、ズーム倍率でも、常に映像データの保
存禁止として扱うようにしてもよい。
【0076】ステップS424、S425:ステップS
423の判別の結果、ビデオカメラ111のカメラ状態
が設定範囲内である場合には、キャプチャー制限フラグ
341を”ON”に設定し(ステップS424)、そう
でない場合には、キャプチャー制限フラグ341を”O
FF”に設定する(ステップS425)。
【0077】ステップS426:そして、カメラ状態通
知プロセス312は、現在映像の送信対象となっている
クライアント側120のクライアントプロセス331に
対して、ステップS422にて取得したカメラ状態情報
(上記図6(8)参照)を通知する。その後、ステップ
S422へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行
する。
【0078】[映像サーバプロセス321及び映像獲得
/送信プロセス322の処理]図9は、サーバ側110
で動作する映像サーバプロセス321の処理(ステップ
S500〜S509)、及び映像獲得/送信プロセス3
22の処理(ステップS520〜S525)を示したも
のである。
【0079】ステップS500、S501:先ず、映像
サーバプロセス321が起動されると(ステップS50
0)、映像サーバプロセス321は、映像送信先のクラ
イアントの管理等のための初期化処理を行う(ステップ
S501)。
【0080】ステップS502:次に、映像サーバプロ
セス321は、映像獲得/送信プロセス322を生成す
る。
【0081】ステップS503:次に、映像サーバプロ
セス321は、クライアントプロセス331からコマン
ドが発行されるのを待つ。
【0082】ステップS504:そして、クライアント
プロセス331からコマンドが発行されると、映像サー
バプロセス321は、そのコマンドが映像表示開始要求
(上記図6(5)参照)であるか否かを判別する。この
判別の結果、映像表示開始要求である場合にはステップ
S505へと進み、そうでない場合にはステップS50
7へと進む。
【0083】ステップS505、S506:ステップS
504での判別の結果、クライアントプロセス331か
らのコマンドが映像表示開始要求である場合、映像サー
バプロセス321は、その映像表示開始要求のパケット
に含まれているパケットの送信元アドレス(上記図6
(5)参照)を確認し、それを映像の送信先リスト34
2に追加する(ステップS505)。そして、映像サー
バプロセス321は、受付処理(映像表示開始要求の許
可を示す”Ack”を返送する処理等)を行う(ステッ
プS506)。その後、ステップS503へと戻り、以
降の処理ステップを繰り返し実行する。尚、映像送信先
リスト342には、リスト形式で映像送信先のアドレス
が保持されている。
【0084】ステップS507:ステップS504での
判別の結果、クライアントプロセス331からのコマン
ドが映像表示開始要求でない場合、映像サーバプロセス
321は、コマンドが映像表示終了要求(上記図6
(6)参照)であるか否かを判別する。この判別の結
果、映像表示終了要求である場合にはステップS508
へと進み、そうでない場合にはステップS509へと進
む。
【0085】ステップS508:ステップS507での
判別の結果、クライアントプロセス331からのコマン
ドが映像表示終了要求である場合、映像サーバプロセス
321は、その映像表示終了要求のパケットに含まれて
いるパケットの送信元アドレス(上記図6(6)参照)
を確認し、それを送信先リスト342から削除する。そ
の後、ステップS503へと戻り、以降の処理ステップ
を繰り返し実行する。
【0086】ステップS509:ステップS507での
判別の結果、クライアントプロセス331からのコマン
ドが映像表示終了要求でない場合、すなわち映像表示開
始要求でもなく映像表示終了要求でもない場合、映像サ
ーバプロセス321は、他の要求のためのコマンドであ
ると認識し、そのコマンドに基づいた処理を実行する。
その後、ステップS503へと戻り、以降の処理ステッ
プを繰り返し実行する。
【0087】ステップS520、S521:一方、ステ
ップS502にて生成された映像獲得/送信プロセス3
22が起動されると(ステップS520)、先ず、映像
獲得/送信プロセス322は、ビデオカメラ111の映
像の取得や送信ための初期化処理を行う(ステップS5
21)。
【0088】ステップS522:次に、映像獲得/送信
プロセス322は、映像入力部115により、ビデオカ
メラ111の映像をフレームとして取り込む。
【0089】ステップS523:次に、映像獲得/送信
プロセス322は、ステップS522にて取り込んだ映
像を、映像圧縮部116により圧縮する。
【0090】ステップS524:次に、映像獲得/送信
プロセス322は、ステップS522にて得た圧縮デー
タを、通信制御部114により、上記図6(9)に示し
た形式でパケット化する。このとき、カメラ状態レジス
タ344及びキャプチャ制限フラグ341の情報を確認
し、その情報と共に、サーバ側110のその時点に読み
込んだ時刻情報を、上記図6(9)の形式に従って、上
記パケットデータの所定部分に書き込む。
【0091】ステップS525:そして、映像獲得/送
信プロセス322は、ステップS524で生成したパケ
ットデータを、通信制御部114により、映像送信先リ
スト342にある複数の送信先アドレスに対して送信す
る。その後、ステップS522へと戻り、以降の処理ス
テップを繰り返し実行する。
【0092】[クライアントプロセス331の処理]図
10及び図11は、クライアント側120で動作するク
ライアントプロセス331の処理を示したものである。
【0093】ステップS600、S601:先ず、クラ
イアントプロセス331が起動されると(ステップS6
00)、クライアントプロセス331は、サーバ側11
0との通信等のための初期化処理を行う(ステップS6
01)。例えば、接続するサーバ側のアドレス(IPア
ドレス、ここでは”ADDR_C”とし、このADDR
_Cに対応するサーバ側をサーバ側110とする)を指
定する等の処理を行う。
【0094】ステップS602:サーバ側120との通
信が可能な状態となると、次に、クライアントプロセス
331は、表示制御部124により、上記図3に示した
ような起動画面を映像表示部126に表示することで、
クライアント側120のユーザに対して使用者ID及び
使用者パスワードの入力を要求する(ステップS60
2)。
【0095】ステップS603:ステップS602にお
いてユーザから使用者ID及び使用者パスワードの入力
がなされると、クライアントプロセス331は、その入
力された使用者ID及び使用者パスワードを、通信制御
部121によりサーバ側110(具体的にはカメラ制御
サーバプロセス311)に対して送信する。このときの
送信情報は、何れか公知の暗号方式を用いて暗号化され
たものである。これにより、カメラ制御サーバプロセス
311では、上述したようにしてクライアント側120
の情報の復号及びユーザの承認を行い、その結果をクラ
イアント側120へと返送する。
【0096】ステップS604、S605:カメラ制御
サーバプロセス311から承認結果が返送されてくる
と、クライアントプロセス331は、その承認結果によ
り、クライアント側120のユーザがカメラ制御サーバ
プロセス311から承認されたか否かを判別する(ステ
ップS604)。この判別の結果、カメラ制御サーバプ
ロセス311から承認された場合(成功した場合)、次
のステップS607からの処理へと進む。一方、カメラ
制御サーバプロセス311から承認されなかった場合、
クライアントプロセス331は、そのことを示すメッセ
ージを映像表示部126に表示する等をして、本処理を
終了する(ステップS605:異常終了)。
【0097】ステップS607、S608:クライアン
ト側120のユーザがカメラ制御サーバプロセス311
から承認されると、次に、クライアントプロセス331
は、映像表示開始要求(上記図6(5)参照)をカメラ
制御サーバプロセス311に対して送信する。そして、
クライアントプロセス331は、カメラ制御サーバプロ
セス311からの許可(Ackの返送等)を待ち、その
許可を示す情報がカメラ制御サーバプロセス311から
送信されてきたか否かを判別する(ステップS60
7)。この判別の結果、カメラ制御サーバプロセス31
1から許可された場合(成功した場合)、次のステップ
S609からの処理へと進む。一方、カメラ制御サーバ
プロセス311から許可されなかった場合、アドレスが
間違っている等、動作異常であるため、クライアントプ
ロセス331は、そのことを示すメッセージを映像表示
部126に表示する等をして、本処理を終了する(ステ
ップS608:異常終了)。
【0098】ステップS609:カメラ制御サーバプロ
セス311に対する映像表示開始要求が成功すると、次
に、クライアントプロセス331は、上記図4に示した
ような画面(ユーザインターフェース)を表示制御部1
24により映像表示部126に表示し、そのユーザイン
タフェースによるユーザからの操作、又はカメラ制御サ
ーバプロセス311からの各種パケットを待つ。
【0099】ステップS610:そして、クライアント
プロセス331は、ユーザインターフェースにより、ユ
ーザから操作開始ボタン221が押下されたか否かを判
別する。この判別の結果、操作開始ボタン221が押下
された場合にはステップS611へと進み、そうでない
場合にはステップS618へと進む。
【0100】ステップS611:ステップS610の判
別の結果、操作開始ボタン221が押下された場合、ク
ライアントプロセス331は、クライアント側120が
既にサーバ側110のビデオカメラ111のカメラ制御
を開始している状態か否かを、制御権フラグ351を参
照することで確認する。この確認の結果、既にカメラ制
御を開始している状態の場合、ステップS607へと戻
り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。一方、未
だカメラ制御を開始していない場合、次のステップ61
2からの処理へと進む。
【0101】ステップS612、S613:クライアン
ト側120が未だカメラ制御を開始していない状態であ
る場合(ビデオカメラ111を操作中でない場合)、ク
ライアントプロセス331は、コマンド発生部122に
よりカメラ制御接続要求(上記図6(1)参照)を発行
し、それを通信制御部121によりカメラ制御サーバプ
ロセス311に対して送信する(ステップS612)。
そして、クライアントプロセス331は、カメラ制御サ
ーバプロセス311からの許可(”Ack”の返送等)
を待つ(ステップS613)。
【0102】ステップS614:クライアントプロセス
331は、カメラ制御サーバプロセス311からカメラ
制御接続要求に対して許可されたか否かを判別する。こ
の判別の結果、許可された場合にはステップS615へ
と進み、そうでない場合にはステップS617へと進
む。
【0103】ステップS615、S616:ステップS
614の判別の結果、カメラ制御サーバプロセス311
からカメラ制御接続要求に対して許可された場合、カメ
ラ制御サーバプロセス311に対して接続が成立したこ
とになるので、クライアントプロセス331は、クライ
アント側120の記憶部129にある制御権フラグ35
1をONに設定し(ステップS615)、表示制御部1
24により、映像表示部126に表示されている上記図
4の画面中のカメラ制御パネル220の操作を有効にす
る(ステップS616)。その後、ステップS609へ
と戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。尚、
カメラ制御サーバプロセス311は、カメラ制御接続要
求待ち状態(上記図7のステップS404参照)のとき
のみ、クライアント側120からのカメラ制御接続要求
を受け付けないようになされている。
【0104】ステップS617:ステップS614の判
別の結果、カメラ制御サーバプロセス311からカメラ
制御接続要求に対して許可されなかった場合、カメラ制
御サーバプロセス311に対して接続が失敗したことに
なるので、クライアントプロセス331は、そのことを
現在の制御状態情報として記憶しておく。その後、ステ
ップS609へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し
実行する。
【0105】ステップS618:上述のステップS61
0の判別の結果、ユーザからの操作が操作開始ボタン2
21の押下操作でなかった場合、クライアントプロセス
331は、カメラ制御サーバプロセス311からカメラ
制御接続終了要求(上記図6(7)参照)が送信されて
きたか否かを判別する。この判別の結果、カメラ制御接
続終了要求が送信されてきた場合にはステップS619
へと進み、そうでない場合にはステップS621へと進
む。
【0106】ステップS619、S620:ステップS
618の判別の結果、カメラ制御サーバプロセス311
からカメラ制御接続終了要求が送信されてきた場合、す
なわちクライアント側120とサーバ側との接続成立し
てから制御持ち時間経過した場合、クライアントプロセ
ス331は、制御権フラグ351をOFFに設定して
(ステップS619)、表示制御部124により、映像
表示部126に表示されている上記図4の画面中のカメ
ラ制御パネル220の操作を無効にする(ステップS6
20)。その後、ステップS609へと戻り、以降の処
理ステップを繰り返し実行する。
【0107】ステップS621:ステップS618の判
別の結果、カメラ制御サーバプロセス311からカメラ
制御接続終了要求が送信されてこない場合、クライアン
トプロセス331は、映像表示部126に表示されてい
る上記図4の画面中のカメラ制御パネル220にてユー
ザからのカメラ制御のための操作があったか否かを判別
する。この判別の結果、ユーザからカメラ制御のための
操作があった場合にはステップS622へと進み、そう
でない場合にはステップS623へと進む。
【0108】ステップS622:ステップS621の判
別の結果、カメラ制御パネル220にてユーザからのカ
メラ制御のための操作があった場合、クライアントプロ
セス331は、その操作に基づいたカメラ制御コマンド
をコマンド発生部122により生成し、それを通信制御
部121によりカメラ制御サーバプロセス311に対し
て送信する。その後、ステップS609へと戻り、以降
の処理ステップを繰り返し実行する。
【0109】上述のように、クライアント側120とサ
ーバ側110との接続成立してから制御持ち時間の間
は、クライアント側120において、カメラ制御パネル
220が操作可能であり、その操作に対応したカメラ制
御コマンドが、カメラ制御サーバプロセス311に対し
て発行される。これにより、サーバ側110では、その
コマンドに従ったビデオカメラ111の動作制御が行わ
れる。
【0110】ステップS623:ステップS621の判
別の結果、ユーザからの操作がカメラ制御のための操作
でなかった場合、クライアントプロセス331は、映像
表示部126に表示されている上記図4の画面中の保存
開始ボタン211がユーザから押下されたか否かを判別
する。この判別の結果、保存開始ボタン211が押下さ
れた場合にはステップS624へと進み、そうでない場
合にはステップS627へと進む。尚、詳細は後述する
が、映像キャプチャ禁止中(キャプチャ制限フラグがO
Nの間)は、保存開始ボタン211が無効化されるもの
とする。
【0111】ステップS624、S625:ステップS
623の判別の結果、保存開始ボタン211がユーザか
ら押下された場合、クライアントプロセス331は、蓄
積制御部127により、二次記憶部128の映像データ
保存のためのファイルを開き(ステップS624)、映
像保存中フラグ352をONに設定する(ステップS6
25)。
【0112】ステップS626:また、クライアントプ
ロセス331は、コマンド発生部122により映像蓄積
開始を示すコマンド(上記図6(10)参照)を発行
し、それを通信制御部121によりカメラ制御サーバプ
ロセス311に対して送信する。これにより、カメラ制
御サーバプロセス311は、クライアント側120が映
像蓄積を開始したことを認識し、クライアント側120
が映像蓄積を開始したか否かを示すフラグ(以下、「ユ
ーザ蓄積開始フラグ」と言う)をONする。そして、ク
ライアントプロセス331は、サーバ側120から送信
されてくる映像データを、蓄積制御部127により二次
記憶部128の開いたファイルへと蓄積していく。例え
ば、図12に示すフォーマットに従って、映像データを
蓄積する。その後、ステップS609へと戻り、以降の
処理ステップを繰り返し実行する。尚、ここでの映像蓄
積処理については、後述するステップS631からの処
理の説明にて具体的に説明する。
【0113】ステップS627:ステップS623の判
別の結果、保存開始ボタン211の押下操作でなかった
場合、クライアントプロセス331は、映像表示部12
6に表示されている上記図4の画面中の保存終了ボタン
212がユーザから押下されたか否かを判別する。この
判別の結果、保存終了ボタン212が押下された場合に
はステップS628へと進み、そうでない場合にはステ
ップS631へと進む。
【0114】ステップS628、S629:ステップS
627の判別の結果、保存終了ボタン212がユーザか
ら押下された場合、クライアントプロセス331は、蓄
積制御部127により、二次記憶部128で映像データ
を保存しているファイルを閉じ(ステップS628)、
映像保存中フラグ352をOFFに設定する(ステップ
S629)。
【0115】ステップS630:また、クライアントプ
ロセス331は、コマンド発生部122により映像蓄積
終了を示すコマンド(上記図6(10)参照)を発行
し、それを通信制御部121によりカメラ制御サーバプ
ロセス311に対して送信する。これにより、カメラ制
御サーバプロセス311は、クライアント側120が映
像蓄積を終了したことを認識し、上述したユーザ蓄積開
始フラグをOFFする。その後、ステップS609へと
戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0116】上述のように、ステップS626及びS6
30において、映像保存中フラグ352をONに設定す
ると同時に、サーバ側110に対して映像蓄積開始を通
知し、映像保存中フラグ352をOFFに設定すると同
時に、サーバ側110に対して映像蓄積終了を通知する
ことで、サーバ側110は、クライアント側120にお
ける映像蓄積の開始及び終了を検知することが可能にな
る。
【0117】ステップS631:ステップS627の判
別の結果、保存終了ボタン212の押下操作でなかった
場合、クライアントプロセス331は、サーバ側120
からパケットが送信されてきたか否かを判別する。この
判別の結果、サーバ側120からパケットが送信されて
きた場合にはステップS635(上記図11参照)へと
進み、そうでない場合にはステップS632へと進む。
【0118】ステップS632:ステップS627の判
別の結果、サーバ側120からパケットが送信されてき
ていない場合、クライアントプロセス331は、映像表
示部126に表示されているメニュー画面(図示せず)
からの操作等により、ユーザからクライアントプロセス
終了が指示されたか否かを判別する。この判別の結果、
クライアントプロセス終了の指示である場合にはステッ
プS633へ進み、そうでない場合にはステップステッ
プS609へと戻って以降の処理ステップを繰り返し実
行する。
【0119】ステップS633:ステップS632の判
別の結果、クライアントプロセス終了の指示であった場
合、クライアントプロセス331は、コマンド発生部1
22により映像表示終了要求(上記図6(7)参照)を
発行し、それを通信制御部121によりカメラ制御サー
バプロセス311に対して送信する。そして、クライア
ントプロセス331を終了する。
【0120】ステップS635:上記図11参照 上述のステップS631の判別の結果、サーバ側120
からパケットが送信された場合、クライアントプロセス
331は、そのパケットが映像データであるか否かを判
別する。 この判別の結果、映像データである場合には
ステップS636へと進み、そうでない場合にはステッ
プS641へと進む。
【0121】ステップS636:ステップS635の判
別の結果、サーバ側120(具体的には映像獲得/送信
プロセス322)から映像データのパケット(上記図6
(9)参照)が送信されてきた場合、クライアントプロ
セス331は、そのパケット中の映像データ(圧縮デー
タ)を読み出し、映像伸長部125により伸長処理を行
った後、この処理後の映像データ(映像フレームデー
タ)を用いて、映像表示部126に表示されている上記
図4の画面中の映像表示パネル210の表示映像を更新
する。
【0122】ステップS637:そして、クライアント
プロセス331は、映像保存中フラグ352がONであ
るか否かを判別する。この判別の結果、映像保存中フラ
グ352がONである場合にはステップS638へと進
み、そうでない場合にはステップS609(上記図10
参照)へと戻って以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。
【0123】ステップS638:ステップS637の判
別の結果、映像保存中フラグ352がONである場合、
クライアントプロセス331は、映像データパケット中
のキャプチャ制限(上記図6(9)参照)のセグメント
を確認する。この判別の結果、キャプチャ制限がONで
ある場合にはステップS639へ進み、そうでない場合
にはステップS640へ進む。
【0124】ステップS639:ステップS638の判
別の結果、キャプチャ制限がONである場合、すなわち
ビデオカメラ111の状態が上記図8に示したパン、チ
ルト角度、ズーム倍率の設定範囲内でない場合(映像キ
ャプチャ禁止中の場合)、クライアントプロセス331
は、映像表示部126に表示されている上記図4の画面
中の保存開始ボタン211を無効化することで、映像デ
ータの蓄積を禁止する。その後、ステップS609(上
記図10参照)へと戻り、以降の処理ステップを繰り返
し実行する。
【0125】ステップS640:ステップS638の判
別の結果、キャプチャ制限がOFFである場合、すなわ
ちビデオカメラ111の状態が上記図8に示したパン、
チルト角度、ズーム倍率の設定範囲内である場合、クラ
イアントプロセス331は、ステップS636にて映像
表示部126に表示している映像を二次記憶部128の
ファイルへ蓄積するための処理(上述したステップS6
23からの処理)を実行する。その後、ステップS60
9(上記図10参照)へと戻り、以降の処理ステップを
繰り返し実行する。これにより、映像表示部126に表
示されている上記図4の画面中の保存開始ボタン211
がユーザから押下されると、上述したような映像のファ
イルへの蓄積が開始する。このとき、映像をフレーム単
位で蓄積するが、その際に映像データパケットに含まれ
ている時刻、パン、チルト角度、ズーム倍率、キャプチ
ャ制限をヘッダとして記録する。また、タイムスタンプ
を映像データに付加することで、再生に生かせるように
してもよい。
【0126】ステップS641:上述のステップS63
5の判別の結果、サーバ側110から送信されてきたパ
ケットが映像データのパケットでない場合、クライアン
トプロセス331は、そのパケットがカメラ状態通知
(上記図6(8)参照)であるか否かを判別する。この
判別の結果、カメラ状態通知である場合にはステップS
642へ進み、そうでない場合にはステップS643へ
進む。
【0127】ステップS642:ステップS641の判
別の結果、サーバ側110からカメラ状態通知が送信さ
れてきた場合、クライアントプロセス331は、映像表
示部126に表示されている上記図4の画面において、
サーバ側110のビデオカメラ111のパンチルト角度
及びズーム倍率を操作するためのスクロールバ221、
223、228のノッチの表示位置を、上記カメラ状態
通知に含まれているパラメータを用いて、対応する位置
に変更する。これは、他のクライアント側のクライアン
トプロセスがカメラ制御している場合に、その情報を更
新していることになる。その後、ステップS609(上
記図10参照)へと戻り、以降の処理ステップを繰り返
し実行する。
【0128】ステップS643:ステップS641での
判別の結果、サーバ側110からカメラ状態通知が送信
されてきていない場合、クライアントプロセス331
は、他の要求であると認識し、その要求に基づいた処理
を実行する。その後、ステップS609(上記図10参
照)へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。
【0129】[サーバ側110での課金処理]図13
は、サーバ側110での課金処理を示したものである。
【0130】ここで、まず、サーバ側110では、クラ
イアント側120からの映像蓄積開始及び終了の通知
(課金開始及び終了情報)により、クライアント側12
0のユーザによる映像蓄積の状況を把握することができ
る。すなわち、上記図6(10)に示したような録画開
始終了パケットが、クライアント側120からサーバ側
110に対して送信されることによって、サーバ側11
0は、クライアント側120での映像蓄積(録画)の状
況を把握することができる。そこで、クライアント側1
20に対する課金処理のために、次のような処理が、上
記図7に示したステップS410の処理内で実行され
る。
【0131】ステップS701〜S703:クライアン
ト側120から録画開始終了コマンドが送信されてきた
場合、そのコマンドにより、クライアント側120が映
像蓄積を開始したことを認識すると(ステップS70
1)、課金開始フラグをセットして(ステップS70
2)、上記ステップS410へと戻る(ステップS70
3)。
【0132】ステップS704〜S706:また、上記
録画開始終了コマンドにより、クライアント側120が
映像蓄積を終了したことを認識すると(ステップS70
4)、課金開始フラグをリセットして(ステップS70
5)、上記ステップS410へと戻る(ステップS70
6)。
【0133】上述のように、クライアント側120から
の録画開始終了コマンドにより、クライアント側120
が録画を開始しているか否かに従って、課金開始フラグ
を上げ下げ(セット/リセット)する。また、他のコマ
ンドに対応した処理後に、次のステップS707からの
課金処理を必ず実行する。この課金処理では、クライア
ント側120の録画状態に応じて課金を計算する処理で
ある。
【0134】ステップS707、S708、S713:
課金処理が実行開始されると(ステップS707)、先
ず、単位時間の経過を判別する(ステップS708)。
ここでの単位時間は、サーバ側110のサーバ設営者が
決定する時間である。例えば、10秒を1単位にする等
が決定される。この判別の結果、単位時間経過していな
い場合には上記ステップS410へと戻り(ステップS
713)、単位時間経過している場合にはステップS7
09へと進む。
【0135】ステップS709:ステップS708の判
別の結果、単位時間経過している場合、上述したユーザ
蓄積開始フラグ(クライアント側120が映像蓄積を開
始したか否かを示すフラグ)を参照することで、クライ
アント側120が録画状態であるか否かを判別する。す
なわち、録画開始フラグがONであれば、クライアント
側120は録画状態であると判断し、録画開始フラグが
OFFであれば、クライアント側120は録画状態でな
いと判断する。この判別の結果、クライアント側120
が録画状態である場合にはステップS710へと進み、
そうでない場合には上記ステップS410へと戻る(ス
テップS713)。
【0136】ステップS710〜S712:ステップS
709の判別の結果、クライアント側120が録画状態
である場合、上記図2に示した価格データベース152
から、クライアント側120でのカメラ制御に対応する
単位時間課金を取得し、その単位時間課金を用いて、使
用量データベース153や明細データベースのクライア
ント側120のユーザに関するデータを更新する(ステ
ップS710、S711)。これにより、サーバ側11
0で、クライアント側120の映像蓄積状況及び課金情
報に関して把握することが可能になる。その後、上記ス
テップS410へと戻る(ステップS712)。
【0137】上述のように、本実施の形態では、クライ
アント側120からサーバ側110に対して、クライア
ント側120での映像蓄積の開始及び終了を示すコマン
ドを送るように構成したので、サーバ側110は、クラ
イアント側120での映像蓄積量やその時間等の状態を
把握することができ、これに基づいた課金を行うことが
できる。また、カメラ制御の様々なパターンに応じた単
位時間課金(パン、チルト角度、ズーム倍率の様々な値
に対応して設定した単位時間課金)を、価格データベー
ス152として設け、クライアント側120のユーザが
実際に行なっているカメラ制御の内容に応じた単位時間
課金を用いて課金するように構成したので、公平な課金
を行なうことができる。
【0138】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
上述した第1の実施の形態での課金処理の構成をより具
体化した一例を示す。尚、ここでは、上述した第1の実
施の形態と異なる構成についてのみ、具体的に説明す
る。
【0139】例えば、本実施の形態では、上記図1に示
したネットワークシステム100のプロセス構成を、例
えば、図14に示すような構成とする。この図14に示
すように、本実施の形態でのプロセス構成は、第1の実
施の形態でのプロセス構成(上記図5参照)に対して、
サーバ側110で動作する課金状況把握プロセス32
3、ユーザ課金データベース346、ユーザ蓄積開始フ
ラグ345、及びカメラ方位角単位課金情報メモリ34
7を更に加えた構成としている。
【0140】課金状況把握プロセス323は、サーバ側
110で動作するものであり、カメラ制御サーバプロセ
ス311から上述したカメラ制御情報が与えられるよう
になされている。また、課金状況把握プロセス323
は、クライアント側120のユーザの承認や、ユーザ課
金データベース346の内容の更新等を行なうようにな
されている。
【0141】ユーザ課金データベース346及びユーザ
蓄積開始フラグ345は、課金情報の算出のために使用
されるものである。
【0142】ユーザ蓄積開始フラグ345は、接続して
いるクライアント側(ここでは、クライアント側12
0)が映像蓄積を開始しているか否かを示すフラグであ
り、第1の実施の形態で説明した”ユーザ蓄積開始フラ
グ”に対応するフラグである。このユーザ蓄積開始フラ
グ345が有効な場合(ONである場合)に限り、課金
処理が実行されることになる。
【0143】ユーザ課金データベース346は、上記図
2に示した各データベース151〜154を含み、接続
しているクライアント側120の課金状態を一時的に記
憶するためのものある。このユーザ課金データベース3
46の内容、特に、使用量データベース153や明細デ
ータベース154は、上述したように、接続しているク
ライアント側120のユーザが行なっているカメラ制御
の内容や、映像蓄積時間によって更新(増加等)され、
また、その更新分は、価格データベース152により該
更新レートを決定することが可能である。
【0144】図15は、上記図2の各データベース15
1〜154の内容を具体的に示したものである。
【0145】上記図15に示すように、特に、価格デー
タベース152では、ビデオカメラ111のカメラ制御
において、パン、チルト、ズームのそれぞれの角度に様
々な範囲を設定し、それらの範囲内に、クライアント側
120のユーザが行なったカメラ制御によりビデオカメ
ラ111の方向がある場合の単位時間あたりの課金の基
準値となる価値の値(単位時間課金)が設定されてい
る。このような単位時間課金は、カメラ制御を行なった
ユーザに対する金額(使用料金)を最終的に算出すると
きの基準値となる。
【0146】また、使用量データベース153には、上
述したように、クライアント側120のユーザが実際に
どのくらいの映像蓄積を行なったかの情報(使用量)が
保持されるが、この使用量は、上述した価格データベー
ス152での単位時間課金(基準値)の積算量を示す。
すなわち、クライアント側120のユーザのカメラ制
御により実際に生じているビデオカメラ111の方向範
囲が、価格データベース152内の各範囲の何れかの範
囲にある場合、該範囲に対応する単位時間課金(基準
値)と、そのときのカメラ制御の経過時間数(ここで
は、例えば、単位時間を1秒とする)とを持って、 単位時間課金×経過秒数 なる計算結果(積算量)が、ここでいう”使用量”とな
る。この使用量は、使用量データベース153に保持さ
れることになる。
【0147】したがって、明細データベース154に
は、使用量データベース153に保持されている使用量
に対して、ある一定の定数、例えば、サーバ側110を
管理する人が決定した定数をかけた結果(金額)が保持
される。この金額(請求額)が、実際にクライアント側
120のユーザ(クライアント側120を使用してカメ
ラ制御を行なったユーザ)に対して請求されることにな
る。
【0148】また、カメラ方位角単位課金情報メモリ3
47は、ビデオカメラ111のパン、チルト、ズーム等
のカメラ状態の変更に応じて、そのときのカメラ状態に
おける単位時間課金を保持するためのメモリである。こ
のカメラ方位角単位課金情報メモリ347の内容は、カ
メラ制御サーバプロセス311から与えられるカメラ状
態情報に応じて変更される。
【0149】図16は、上記図14の課金状況把握プロ
セス323が実行する処理を示したものである。
【0150】ここで、サーバ側110では、上述したよ
うに、クライアント側120からの映像蓄積開始及び終
了の通知(課金開始及び終了情報)により、クライアン
ト側120のユーザによる映像蓄積の状況を把握するこ
とができる。すなわち、上記図6(10)に示したよう
な録画開始終了パケットが、クライアント側120から
サーバ側110に対して送信されることによって、サー
バ側110は、クライアント側120での映像蓄積(録
画)の状況を把握することができる。そこで、クライア
ント側120に対する課金処理のために、課金状況把握
プロセス323では、次のようなステップS701〜S
721の処理が実行される。
【0151】ステップS701、S702:課金状況把
握プロセス323が起動されると(ステップS70
1)、課金状況把握プロセス323は、先ず、課金処理
のための初期化処理を実行する(ステップS702)。
【0152】ステップS703:次に、課金状況把握プ
ロセス323は、カメラ制御サーバプロセス311を介
して、クライアント側120との接続が確立したかを認
識し、クライアント側120との接続が確立すると、次
のステップS704へと進む。
【0153】ステップS704:クライアント側120
との接続が確立すると、課金状況把握プロセス323
は、カメラ制御サーバプロセス311を介して、クライ
アント側120のユーザの使用者ID及び使用者パスワ
ードがクライアント側120から送られてるのを待つ。
そして、使用者ID及び使用者パスワードが送られてく
ると、次のステップS705へと進む。
【0154】ステップS705、S706:クライアン
ト側120のユーザの使用者ID及び使用者パスワード
が送られてくると、課金状況把握プロセス323は、そ
のユーザの使用者ID及び使用者パスワードに対応する
使用者パスワードを使用者データベース151から読み
込み(ステップS705)、その使用者パスワードと、
実際に送られてき使用者パスワードとを比較すること
で、クライアント側120のユーザが正当なユーザであ
るか否か(クライアント側120との接続が正当である
か否か)を判別する(ステップS706)。この判別の
結果、クライアント側120のユーザが正当である場
合、課金状況把握プロセス323は、次のステップS7
07から実行されるスレッド(以下、「課金スレッド」
と言う)を作成する。この課金スレッドは、接続されて
いるクライアント側120のユーザに対して作成される
ものであり、すなわち接続されるユーザそれぞれに作成
されるものであり、これにより、複数のクライアント側
との接続も可能となる。一方、クライアント側120の
ユーザが正当でない場合、ステップS708へと戻り、
以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0155】尚、ステップS703〜S706によるユ
ーザの承認処理を、第1の実施の形態でのカメラ制御サ
ーバプロセス311でのユーザの承認処理(ステップS
402の処理)に組み込むようにしてもよい。この場
合、ステップS707からの課金スレッドは、カメラ制
御サーバプロセス311が作成することになる。したが
って、この課金スレッドが、課金状況把握プロセス32
3に対応することになる。
【0156】ステップS707、S708:課金スレッ
ドが起動されると(ステップS707)、先ず、課金ス
レッドは、次のステップS709からの処理実行のため
の初期化処理(カメラ方位角単位課金情報343の初期
化等の処理)を行う(ステップS708)。
【0157】ステップS709:次に、課金スレッド
は、クライアント側120での映像蓄積の状況に応じた
課金を行なうために、価格データベース151の情報の
読み込みを行なう。
【0158】ステップS710:次に、課金スレッド
は、単位時間の経過や、カメラ制御サーバプロセス31
1からのカメラ状態情報の受信等のイベント待ち状態と
なる。そして、あるイベントが発生すると、次のステッ
プS711へと進む。
【0159】ステップS711:あるイベントが発生す
ると、課金スレッドは、そのイベントが単位時間の経過
(例えば、単位時間が1秒である場合には、1秒が経過
したこと)であるか否かを判別する。この判別の結果、
単位時間の経過である場合にはステップS712へと進
み、そうでない場合にはステップS716へと進む。
【0160】ステップS716:ステップS711の判
別の結果、発生したイベントが単位時間の経過でない場
合、課金スレッドは、発生したイベントが、カメラ制御
サーバプロセス311からのカメラ状態情報の受信であ
るか否かを判別する。この判別の結果、カメラ状態情報
の受信である場合にはステップS717へと進み、そう
でない場合にはステップS718へと進む。
【0161】ステップS717:ステップS716の判
別の結果、発生したイベントが、カメラ制御サーバプロ
セス311からのカメラ状態情報の受信である場合、課
金スレッドは、クライアント側120のユーザによって
ビデオカメラ111のカメラ制御が行なわれていること
を認識し、上記カメラ状態情報により、このときのカメ
ラ制御により生じたビデオカメラ111のパン、チル
ト、ズームの状態に対応した単位時間課金(基準値)
を、価格データベース151から読み取り、その単位時
間課金をカメラ方位角課金情報としてカメラ方位角課金
情報メモリ342に保持する。その後、ステップS71
0へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0162】ステップS717:ステップS716の判
別の結果、発生したイベントが、カメラ制御サーバプロ
セス311からのカメラ状態情報の受信でない場合、課
金スレッドは、発生したイベントがカメラ制御サーバプ
ロセス311からの蓄積開始終了情報(録画開始終了パ
ケット)の受信であるか否かを判別する。この判別の結
果、蓄積開始終了情報の受信である場合にはステップS
719へと進み、そうでない場合にはステップS710
へと戻って以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0163】ステップS719:ステップS718の判
別の結果、発生したイベントが、カメラ制御サーバプロ
セス311からの蓄積開始終了情報の受信である場合、
課金スレッドは、その蓄積開始終了情報が蓄積開始を示
すものか否かを判別する。この判別の結果、蓄積開始で
ある場合にはステップS720へと進み、そうでない場
合にはステップS721へと進む。
【0164】ステップS720:ステップS719の判
別の結果、発生したイベントがカメラ制御サーバプロセ
ス311からの蓄積開始であった場合、すなわちクライ
アント側120での映像蓄積の開始であった場合、課金
スレッドは、ユーザ蓄積開始フラグ345をONに設定
する。その後、ステップS710へと戻り、以降の処理
ステップを繰り返し実行する。
【0165】ステップS721:ステップS719の判
別の結果、発生したイベントがカメラ制御サーバプロセ
ス311からの蓄積開始でなかった場合、すなわちクラ
イアント側120での映像蓄積の終了であった場合、課
金スレッドは、ユーザ蓄積開始フラグ345をOFFに
設定する。その後、ステップS710へと戻り、以降の
処理ステップを繰り返し実行する。
【0166】尚、本実施の形態のように、課金スレッド
によりユーザ蓄積開始フラグのON/OFFを設定する
構成とした場合、カメラ制御サーバプロセス311は、
第1の実施の形態にて説明したようなユーザ蓄積開始フ
ラグのON/OFFの設定は行なわず、課金スレッドに
より設定されたユーザ蓄積開始フラグの内容を参照する
ことになる。
【0167】ステップS712:上述したステップS7
11の判別の結果、発生したイベントが単位時間の経過
でない場合、課金スレッドは、カメラ方位角単位課金情
報メモリ347の内容を基に、使用量データベース15
3に保持されている使用量に対して加算すべき使用量を
算出する。
【0168】ステップS713:そして、課金スレッド
は、現在ユーザ蓄積開始フラグ345がONに設定され
ているか否かを判別する。この判別の結果、ユーザ蓄積
開始フラグ345がONである場合にはステップS71
4へと進み、そうでない場合にはステップS710へと
戻って以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0169】ステップS714:ステップS713の判
別の結果、ユーザ蓄積開始フラグ345がONである場
合、課金スレッドは、ステップS712にて算出した使
用量で、使用量データベース153の内容を更新する。
これにより、使用量データベース153を参照すること
で、クライアント側120にてどの程度映像を蓄積して
いるかの状況を把握することができる。
【0170】ステップS715:また、課金スレッド
は、ステップS714にて更新した使用量データベース
153の内容を基に、クライアント側120のユーザ
(カメラ制御を行なっているユーザ)に対して請求する
金額を算出し、その金額で、明細データベース154の
内容を更新する。この明細データベース154の内容
は、例えば、クライアント側120のユーザのカメラ制
御が終了した後、実際の請求時等に、プリントアウトさ
れたり、画面表示されたりする。その後、ステップS7
10へと戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行す
る。
【0171】尚、上述した各実施の形態では、カメラの
動作制御の内容として、パン、チルト、ズーム等のカメ
ラ状態としたが、これに限られることはなく、例えば、
フィタ制御を含めるようにしてもよい。
【0172】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の
機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログ
ラムコードを供給するための記憶媒体としては、RO
M、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テ
ープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができ
る。また、コンピュータが読みだしたプログラムコード
を実行することにより、各実施の形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一
部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコード
が、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピ
ュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに
書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
き、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるC
PUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、クライ
アントがサーバに対して、クライアントでの情報蓄積
(映像蓄積等)の開始及び終了の通知を行う等して、ク
ライアントでの情報蓄積状況(映像の蓄積量や時間の状
況等)を把握するように構成したので、クライアントで
の情報蓄積状況に応じた課金を行うことができる。ま
た、クライアントが機器を遠隔制御する際の該遠隔制御
の内容(パン、チルト、ズーム、フィルタの変化といっ
たカメラ状態の変化等)に対応した課金の基準情報(所
定単位時間あたりの単位課金等)を用いて課金を行うよ
うに構成すれば、クライアントが如何なる遠隔制御を行
った場合でも、それに対する適切な課金の基準情報を用
いた課金を行うことができるため、公平な課金を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記ネットワークシステムのサーバ側に設けら
れたデータベースを説明するための図である。
【図3】上記ネットワークシステムのクライアント側で
の起動画面を説明するための図である。
【図4】上記クライアント側での操作画面を説明するた
めの図である。
【図5】上記ネットワークシステムのプロセス構成を示
すブロック図である。
【図6】上記プロセス構成において、それぞれプロセス
間のデータ送受信に用いられるパケット形式の一例を説
明するための図である。
【図7】上記プロセス構成のカメラ制御サーバプロセス
にて実行される処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図8】上記カメラ制御サーバプロセスにて使用され
る、ビデオカメラのパン、チルト、ズームの制限情報を
説明するための図である。
【図9】上記プロセス構成の映像サーバプロセス及び映
像獲得/送信プロセスにて実行される処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】上記プロセス構成のクライアントプロセスに
て実行される処理(はじめ〜ステップS634)を説明
するためのフローチャートである。
【図11】上記プロセス構成のクライアントプロセスに
て実行される処理(ステップS635〜S643)を説
明するためのフローチャートである。
【図12】上記映像獲得/送信プロセスにより送信され
る映像のフォーマットを説明するための図である。
【図13】上記ネットワークシステムのサーバ側での課
金処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態における上記プロセス構成
を示すブロック図である。
【図15】第2の実施の形態における上記データベース
を説明するための図である。
【図16】第2の実施の形態における上記課金処理を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 ネットワークシステム 110 カメラサーバ装置(サーバ側) 111 ビデオカメラ 112 可動雲台部 113 カメラ/雲台制御部 114 通信制御部 115 映像入力部 116 映像圧縮部 117 コマンド解釈部 118 記憶部 120 表示操作端末(クライアント側) 121 通信制御部 122 コマンド発生部 123 カメラ操作部 124 表示制御部 125 映像伸長部 126 映像表示部 127 蓄積制御部 128 二次記憶部 129 記憶部 130 LAN 311 カメラ制御サーバプロセス 312 カメラ状態通知プロセス 321 映像サーバプロセス 322 映像獲得/送信プロセス 323 課金状況把握プロセス 331 クライアントプロセス 341 キャプチャ制限フラグ 342 送信先リスト 343 カメラ映像保存制限情報 344 カメラ状態レジスタ 345 ユーザ蓄積開始フラグ 346 ユーザ課金データベース 347 カメラ方位角単位課金情報メモリ 351 制御権フラグ 352 映像保存中フラグ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 CC02 CG02 CG05 CG08 CH02 EA01 EA03 EA05 EA07 FE23 GA01 GA04 GB01 GD03 GD07 HA16 HA37 5C064 BA01 BA07 BB01 BB03 BC01 BC16 BC18 BC20 BC23 BC25 BC27 BD01 BD07 BD08 BD09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントから遠隔制御可能な機器が
    接続された情報処理装置であって、 上記クライアントの遠隔制御により上記機器にて得られ
    た情報を、少なくとも上記クライアントに対して配送す
    る配送手段と、 上記クライアントにおける上記情報の蓄積状況及び上記
    遠隔制御の内容の少なくとも何れかの情報を取得するク
    ライアント情報取得手段と、 上記クライアント情報取得手段により得られた情報に基
    づいて、上記クライアントに対する課金を行なう課金手
    段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 複数パターンの上記遠隔制御の内容に対
    応して、上記課金の基準情報を複数記憶する記憶手段を
    備え、 上記課金手段は、上記クライアント情報取得手段により
    得られた上記遠隔制御の内容に対応する上記課金の基準
    情報を上記記憶手段から取得し、その取得した基準情報
    に基づいて、上記クライアントに対する課金を行なうこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記クライアント情報取得手段は、上記
    情報の蓄積状況の情報を、上記クライアントから送信さ
    れてくる報蓄積開始及び終了通知により取得することを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記遠隔制御可能な機器は、映像情報を
    取得するカメラを含み、 上記遠隔制御は、上記カメラのパン、チルト、及びズー
    ムの少なくとも何れかの制御を含むことを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 複数機器が互いに通信可能に接続されて
    なる情報処理システムであって、 上記複数機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1
    〜4の何れかに記載の情報処理装置の機能を有すること
    を特徴とする情報処理システム。
  6. 【請求項6】 少なくともサーバ及びクライアントが互
    いに通信可能に接続されてなる情報処理システムであっ
    て、 上記サーバは、遠隔地のクライアントから制御可能なカ
    メラから映像を取り込んで該クライアントへ配送する配
    送手段と、上記クライアントからの指示に基づいて上記
    カメラの動作制御を行うカメラ制御手段とを含み、 上記クライアントは、上記サーバの上記配送手段により
    配送されてきた映像を表示する表示手段と、上記サーバ
    の上記配送手段により配送されてきた映像を蓄積する蓄
    積手段と、上記カメラに対して動作指示を与えるための
    指示手段とを含み、 上記サーバは、上記クライアントの上記蓄積手段での映
    像蓄積状況を取得し、その映像蓄積状況に基づいて課金
    を行う課金手段を更に含むことを特徴とする情報処理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 上記クライアントは、上記蓄積手段での
    映像蓄積開始及び終了を示す情報を、上記サーバの上記
    課金手段に対して送信する送信手段を含むことを特徴と
    する請求項6記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 上記課金手段は、上記クライアントの上
    記送信手段により送信されてきた上記映像蓄積開始及び
    終了情報に基づいて課金を行うことを特徴とする請求項
    7記載の情報処理システム。
  9. 【請求項9】 上記サーバは、上記クライアントの使用
    者を特定するための承認手段を含むことを特徴とする請
    求項6記載の情報処理システム。
  10. 【請求項10】 上記サーバの上記課金手段は、上記ク
    ライアントに対する所定単位時間あたりの単位課金を変
    更する機能を有することを特徴とする請求項6記載の情
    報処理システム。
  11. 【請求項11】 上記サーバの上記課金手段は、上記ク
    ライアントの上記指示手段による上記カメラの動作制御
    の内容に基づいて、上記カメラから得られる映像に対し
    ての単位課金を変更することを特徴とする請求項6記載
    の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 上記カメラの動作制御の内容は、上記
    カメラの状態の変化を含むことを特徴とする請求項11
    記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 サーバに接続された遠隔制御可能な機
    器から所定のクライアントが情報を取得する際の、該ク
    ライアントに対する課金を行うための課金方法であっ
    て、 上記クライアントにおける上記情報の蓄積状況、及び上
    記クライアントが上記情報取得の際に行った上記機器の
    遠隔制御の内容の少なくとも何れかの情報を取得するク
    ライアント情報取得ステップと、 上記クライアント情報取得ステップにより得られた情報
    に基づいて、上記クライアントに対する課金を行なう課
    金ステップとを含むことを特徴とする課金方法。
  14. 【請求項14】 複数パターンの上記遠隔制御の内容に
    対応して、上記課金の基準情報を複数記憶する記憶ステ
    ップを含み、 上記課金ステップは、上記クライアント情報取得ステッ
    プにより得られた上記遠隔制御の内容に対応する上記課
    金の基準情報を上記記憶ステップによる記憶情報から取
    得し、その取得した情報に基づいて、上記クライアント
    に対する課金を行なうステップを含むことを特徴とする
    請求項13記載の課金方法。
  15. 【請求項15】 上記課金の基準情報は、上記クライア
    ントに対する所定単位時間あたりの単位課金を含むこと
    を特徴とする請求項14記載の課金方法。
  16. 【請求項16】 上記クライアント情報取得ステップ
    は、上記情報の蓄積状況の情報を、上記クライアントか
    ら出力される報蓄積開始及び終了情報により取得するス
    テップを含むことを特徴とする請求項13記載の課金方
    法。
  17. 【請求項17】 上記遠隔制御可能な機器は、映像情報
    を取得するカメラを含み、 上記遠隔制御は、上記カメラの状態の制御を含むことを
    特徴とする請求項13記載の課金方法。
  18. 【請求項18】 上記クライアントの使用者を特定する
    ための承認ステップを含むことを特徴とする請求項13
    記載の課金方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜18の何れかに記載の課
    金方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に格
    納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334172A (ja) * 2001-05-11 2002-11-22 Nec Corp デジタルコンテンツの配布システム
JP2003339038A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> インタラクティブライブ中継装置及び方法

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