JP2000358001A - 電源発振自動抑止方法及び装置 - Google Patents

電源発振自動抑止方法及び装置

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JP2000358001A
JP2000358001A JP11168896A JP16889699A JP2000358001A JP 2000358001 A JP2000358001 A JP 2000358001A JP 11168896 A JP11168896 A JP 11168896A JP 16889699 A JP16889699 A JP 16889699A JP 2000358001 A JP2000358001 A JP 2000358001A
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power supply
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voltage
unit
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Yuji Takamura
裕二 高村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信用電源からの供給電力の異常発振を大き
さ、時間・連続的に自動検出して自動抑止を行い、同じ
く供給電力の電圧低下を大きさ、時間・連続的に自動検
出し、異常を監視者に自動的に知らせることができる電
源発振自動抑止方法及び装置の提供。 【解決手段】通信用電源ラインBの供給電力の監視交流
成分を取出す発振監視部1と、供給電力の直流電圧を監
視電圧に変換する直流電圧監視部2と、供給電力の異常
の監視制御を行う監視制御部3と、異常発振を抑止する
プリチャージコンデンサ4と、異常時にプリチャージコ
ンデンサ4を通信用電源ラインBへ自動挿入制御する自
動挿入制御部5と、供給電力の電圧の表示を行う電圧表
示部6と、供給電力の発信音及び残留雑音を出力するス
ピーカ部7と、異常時に故障の表示を行う故障表示部8
と、異常時に警報音を出力する警報送出部9とを備える
特徴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用電源からの
供給電力の異常を監視して、異常発振を自動的に抑止す
る電源発振自動抑止方法及びその実施に直接使用する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流の通信用電源は、フィル
タの役割をするコンデンサを内蔵しており、供給される
直流の電力に交流成分が混じる異常発振が起こっても内
蔵コンデンサで交流成分を抑止していた。
【0003】しかし、通信用電源の小型化及びディジタ
ル化の要請により、コンデンサが内蔵されないものが使
用されてきている。この場合、通信用電源からの異常を
検出するには、オシロスコープやテスタを通信用電源の
ラインに接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、異常発振が起
きたときに自動的に交流成分を抑止する方法及び装置は
無かった。また異常発振は、短時間・非連続的なものは
通信用電源内の負荷変動により起こるので、長時間・連
続的に異常発振が起こっているものを自動検出する要請
がある。
【0005】また、異常発振を監視する場合には、監視
者に異常を知らせなければならない。異常発振の監視に
関して、通信用電源が異常となった場合には、異常とな
った通信用電源ラインの異常を抑止するプリチャージコ
ンデンサを挿入し、根本的な対処を行う間の異常発振を
抑止する必要がある。
【0006】また、異常の監視は、供給電力の異常発振
のみではなく、供給電力の電圧低下をも監視することが
望ましい。
【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は次の通りである。
【0008】本発明の第1の目的は、通信用電源の供給
電力において、異常発振が起きたときに自動的に交流部
分を抑止する電源発振自動抑止方法及び装置を提供せん
とするものである。
【0009】本発明の第2の目的は、通信用電源の供給
電力の異常がその大きさだけでなく、長時間・連続的に
起こっているものを異常として検出する電源発振自動抑
止方法及び装置を提供せんとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、通信用電源の供給
電力の異常を監視者に知らせる電源発振自動抑止方法及
び装置を提供せんとするものである。
【0011】本発明の第4の目的は、通信用電源の供給
電力の異常発振に加えて、供給電力の電圧低下を検出す
る電源発振自動抑止方法及び装置を提供せんとするもの
である。
【0012】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、通信用電源ラインの供給電力における
異常発振や異常電圧低下を自動的に検出し、当該異常発
振を検出すると、プリチャージコンデンサを前記通信用
電源ラインに自動挿入して異常発振を抑止し、前記異常
電圧低下を検出すると、視覚的及び聴覚的に確認自在に
出力する手法を講じる特徴を有する。
【0014】本発明装置は、上記課題の解決に当たり、
通信用電源ラインの供給電力の監視交流成分を取出す発
振監視部と、供給電力の直流電圧を監視電圧に変換する
直流電圧監視部と、供給電力の異常の監視制御を行う監
視制御部と、異常発振時に通信用電源ラインの供給電力
の交流成分をフィルターすること及び通信用電源ライン
の回路インピーダンスを低下させ、発振を抑止するプリ
チャージコンデンサと、異常時に前記プリチャージコン
デンサを前記通信用電源ラインへ自動挿入制御する自動
挿入制御部と、供給電力の電圧の表示を行う電圧表示部
と、供給電力の発信音及び残留雑音を出力するスピーカ
部と、異常時に故障の表示を行う故障表示部と、異常時
に警報音を出力する警報送出部との手段を講じる特徴を
有する。
【0015】更に具体的詳細に述べると、当該課題の解
決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法又
は手段を採用することにより、前記目的を達成するよう
為される。
【0016】即ち、本発明方法の第1の特徴は、直流の
通信用電源の通信用電源ラインに接続し、当該通信用電
源の供給電力における異常の検出及び抑止を行うに当
り、前記供給電力の異常の1つである異常発振を自動的
に検出し、当該異常発振が検出された場合に、プリチャ
ージコンデンサを前記通信用電源ラインに自動挿入し
て、前記異常発振を自動的に抑止制御してなる電源発振
自動抑止方法の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記異常の検出が、前記供給電
力の異常の1つである異常電圧低下を自動的に検出し、
前記異常を、視覚的、聴覚的に確認自在に出力してなる
電源発振自動抑止方法の構成採用にある。
【0018】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第2の特徴における前記異常発振及び前記異常電圧
低下の各検出が、監視交流成分について、前記異常発振
の大きさの基準に加えて、長時間性及び連続性を有する
ものを異常発振の異常として検出するとともに、監視電
圧について、前記電圧低下の大きさの基準に加えて、長
時間性及び連続性を有するものを電圧低下の異常として
検出してなる電源発振自動抑止方法の構成採用にある。
【0019】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第3の特徴における前記異常発振及び前記異常電圧
低下の各検出が、前記監視交流成分が監視基準値を超え
たとき、前記監視電圧が監視基準値を下まわったとき、
の異常の判定を、周期を単位として繰り返し、複数の前
記周期を有する検出継続時間中に、異常発振、電圧低下
の異常が所定以上の回数となった場合に異常と判定して
それぞれ検出してなる電源発振自動抑止方法の構成採用
にある。
【0020】本発明装置の第1の特徴は、直流の通信用
電源の通信用電源ラインに接続し、当該通信用電源の供
給電力における異常の検出及び抑止を行う電源発振自動
抑止装置において、前記通信用電源ラインに接続され
て、供給電力の監視交流成分を取出す発振監視部と、当
該発振監視部に接続されて、供給電力の異常の1つであ
る異常発振の監視制御を行う監視制御部と、前記通信用
電源ラインの供給電力の交流成分をフィルターすること
及び前記通信用電源ラインの回路インピーダンスを低下
することにより前記異常発振の抑止を行うプリチャージ
コンデンサと、前記通信用電源ラインと当該プリチャー
ジコンデンサと前記監視制御部と接続されて、当該プリ
チャージコンデンサを蓄電し異常発振時に前記監視制御
部の指示で当該プリチャージコンデンサを前記通信用電
源ラインへ自動挿入制御する自動挿入制御部とを有して
なる電源発振自動抑止装置の構成採用にある。
【0021】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記監視制御部が、前記通信用
電源ラインに接続されて、供給電力の直流電圧を監視電
圧に変換する直流電圧監視部と接続してなる電源発振自
動抑止装置の構成採用にある。
【0022】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第2の特徴における前記監視制御部が、前記監視交
流成分を、前記異常発振の大きさを基準とした監視基準
値と比較判定するレベル比較回路と、前記監視電圧を、
前記電圧低下の大きさを基準とした監視基準値と比較判
定する電圧比較回路とを有してなる電源発振自動抑止装
置の構成採用にある。
【0023】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第2又は第3の特徴における前記電源発振自動抑止
装置が、前記通信用電源ラインに接続されて供給電力の
電圧の表示を行う電圧表示部と、前記発振監視部に接続
されて供給電力の発信音及び残留雑音を出力するスピー
カ部と、前記監視制御部に接続されて異常時に故障の表
示を行う故障表示部と、前記監視制御部に接続されて異
常時に警報音を出力する警報送出部とを有してなる電源
発振自動抑止装置の構成採用にある。
【0024】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第4の特徴における前記監視制御部が、前記異常が
異常発振の場合、異常発振の回復後に前記自動挿入制御
部、前記故障表示部及び前記警報送出部にリセット信号
を送信して、前記自動挿入制御部、前記故障表示部及び
前記警報送出部の状態をリセットし、前記異常が電圧低
下の場合、電圧低下の回復後に前記故障表示部及び前記
警報送出部にリセット信号を送信して、前記故障表示部
及び前記警報送出部の状態をリセットする、リセット部
を有してなる電源発振自動抑止装置の構成採用にある。
【0025】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第5の特徴における前記電源発振自動抑止装置が、
前記監視者が操作する操作パネルを有し、当該操作パネ
ルが、前記電圧表示部からの現在の電圧を表示するディ
スプレイである電圧ディスプレイと、前記スピーカ部の
音量を調整するモニタ音量調整部と、前記故障表示部か
らの異常発振の通知を表示する異常発振ランプと、前記
故障表示部からの電圧低下の通知を表示する電圧低下ラ
ンプと、前記警報送出部の警報音の出力を止めるスイッ
チであるベルオフスイッチと、前記リセット部を作動さ
せるアラームクリアスイッチと、前記電源発振自動抑止
装置の電源スイッチと、当該電源スイッチが入っている
かを表示する電源ランプとを有してなる電源発振自動抑
止装置の構成採用にある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態である方法例及び装置例を説明する。
【0027】(装置例)本装置例を図1を参照して説明
する。図1は、本装置例である電源発振自動抑止装置の
ブロック構成図である。
【0028】本装置例の電源発振自動抑止装置Aは、図
示しない通信用電源に接続する通信用電源ラインBに接
続されている。
【0029】本装置例の電源発振自動抑止装置Aは、通
信用電源ラインBに接続されて供給電力の監視交流成分
を取出す発振監視部1と、通信用電源ラインBに接続さ
れて供給電力の直流電圧を監視電圧に変換する直流電圧
監視部2と、発振監視部1及び直流電圧監視部2に接続
されて供給電力の異常の監視制御を行う監視制御部3
と、異常発振を抑止するフィルターであるプリチャージ
コンデンサ4と、通信用電源ラインBとプリチャージコ
ンデンサ4と監視制御部3と接続されてプリチャージコ
ンデンサ4を蓄電し異常発振時に監視制御部3の指示で
プリチャージコンデンサ4を通信用電源ラインBへ自動
挿入制御する自動挿入制御部5とを有する。
【0030】他にも電源発振自動抑止装置Aは、通信用
電源ラインBに接続されて供給電力の電圧の表示を行う
電圧表示部6と、発振監視部1に接続されて供給電力の
発信音及び残留雑音を出力するスピーカ部7と、監視制
御部3に接続されて異常時に故障の表示を行う故障表示
部8と、監視制御部3に接続されて異常時に警報音を出
力する警報送出部9と、異常時の故障表示部8及び警報
送出部9の状態をリセットするリセット部10を有す
る。
【0031】なお、監視制御部3は、発振監視部1から
の監視交流成分を監視基準値と比較判定する図示しない
レベル比較回路と、直流電圧監視部2からの監視電圧を
監視基準値と比較判定する図示しない電圧比較回路とを
有する。
【0032】(方法例)以下、前記装置例に適用する本
実施の形態の方法例の実施を説明する。先ず、通信用電
源は通常、通信用電源ラインBを介して48[V]の直
流電力を供給している(電位の高い方をGNDにとるの
で−48[V]とも表現する)。直流電圧監視部2は、
通信用電源からの供給電力を48[V]から5[V]に
変換し、直流電圧の監視基準値を設定する。発振監視部
1は、通信用電源からの供給電力を48[V]から5
[V]に変換して交流成分を取り出し、異常発振の監視
基準値を設定する。
【0033】監視制御部3は、発振監視部1からの監視
交流成分をレベル比較回路の演算処理により、監視基準
値を超えて異常発振していないかを自動的に監視し、直
流電圧監視部2からの監視電圧を電圧比較回路により、
監視基準値より低く電圧低下していないかを自動的に監
視する。例えば、NTTの48[V]の通信用電源の規
格においては±5[V]の範囲で変動が認められている
ので、それ以上の電圧低下が起こった場合に異常と判断
する。
【0034】監視制御部3は、レベル比較回路及び電圧
比較回路によりそれぞれ異常発振及び電圧の大きさの比
較を判断するのみではなく、発振監視部1からの監視交
流成分、又は直流電圧監視部2からの監視電圧がその大
きさ的な異常を示して、それが短時間・不連続的な異常
である場合、通信用電源の一時的な負荷変動によるもの
であるため異常とは判断せずに、長時間・連続的なもの
である場合に、異常であると判断する。
【0035】監視中は、電圧表示部6で供給電力の電圧
を表示し、スピーカ部7で供給電力の発信音及び残留雑
音を出力しており、それぞれの確認が行われる。スピー
カ部7は、供給電力に交流成分が存在しないと無音であ
るが、交流成分が生じると音を発生する。
【0036】もし、監視交流成分が監視基準値を超えて
異常発振をしている場合、又は監視電圧が監視基準値よ
り低く電圧低下している場合、異常を検出すると、監視
制御部3から、故障表示部8及び警報送出部9へ異常を
通知する。警報送出部9は、異常発生時に警報音の出力
により自動的に異常を知らせる。また、監視者が外部に
いる時等のために異常の発生を外部に自動的に送出でき
る。故障表示部8は、異常である旨を通信用電源の故障
として自動的に表示する。
【0037】また、故障表示部8及び警報送出部9は、
異常の種類を識別できるように出力する。よって、故障
表示部8及び警報送出部9により、異常の発生をその種
別毎に、自動的かつ、視覚的及び聴覚的に監視者に知ら
せることができ、外部の者にも自動的に知らせることが
できる。
【0038】ここで供給電力の異常が異常発振の場合に
は、監視制御部3から自動挿入制御部5へ通知する。自
動挿入制御部5は、通信用電源ラインBに予め蓄電され
ているプリチャージコンデンサ4を自動挿入して供給電
力の交流成分にフィルターをかけると共に通信用電源ラ
インBの回路インピーダンスを低下させ、発振領域の外
へ回路定数をシフトさせる。
【0039】プリチャージコンデンサ4は、異常発振時
の通信用電源ラインBへの自動挿入に備えて、非異常時
中も常に自動挿入制御部5により充電されているもので
ある。
【0040】監視者は、スピーカ部7により監視交流成
分を監視して、プリチャージコンデンサ4及び自動挿入
制御部5による供給電力の交流成分の抑止を確認するこ
とができる。供給電力の交流成分の抑止中に、保守者は
通信用電源の保守を行い、監視者が保守の完了を確認し
て、監視制御部3をリセット部10により異常発振発生
のリセットをし、監視制御部3はリセット信号を、自動
挿入制御部5、故障表示部8及び警報送出部9に送信す
る。自動挿入制御部5はプリチャージコンデンサ4を切
り離し、故障表示部8は故障表示を止め、警報送出部9
は警報送出を止める。
【0041】ここで供給電力の異常が電圧低下の場合に
は、監視者は、電圧表示部6により電圧を監視して、電
圧低下を確認することができる。保守者は通信用電源の
保守を行い、監視者が保守の完了を確認して、監視制御
部3をリセット部10により電圧低下発生のリセットを
し、監視制御部3はリセット信号を、故障表示部8及び
警報送出部9に送信する。故障表示部8は故障表示を止
め、警報送出部9は警報送出を止める。
【0042】
【実施例】ここで、本発明の更に具体的な実施例を図2
及び図3を参照して説明する。図2は、本実施例である
電源発振自動抑止装置の外観図であり、図3は、電源発
振自動抑止装置の監視制御部の内部における交流成分の
検出及び抑制を示すフローチャートである。
【0043】本実施例の電源発振自動抑止装置Cは、電
源発振自動抑止装置Aに加えて、監視者が操作する操作
パネル11を有するものである。
【0044】操作パネル11は、電圧表示部6からの現
在の電圧を表示するディスプレイである電圧ディスプレ
イ12と、スピーカ部7の音量を調整するモニタ音量調
整部13と、故障表示部8からの異常発振の通知を表示
する異常発振ランプ14と、故障表示部8からの電圧低
下の通知を表示する電圧低下ランプ15と、警報送出部
9の警報音の出力を止めるスイッチである警報音オフス
イッチ16と、リセット部10を作動させるアラームク
リアスイッチ17と、電源発振自動抑止装置Cの電源ス
イッチ18と、電源スイッチ18が入っているかを表示
する電源ランプ19とを有する。
【0045】電圧ディスプレイ12は、液晶ディジタル
表示を行い、異常発振ランプ14及び電圧低下ランプ1
5は、LEDの点灯より表示を行い、警報送出部9はベ
ル、ブザー等により警報音の出力を行うが、これに限ら
れるものではない。
【0046】ここで、電源発振自動抑止装置Cの監視制
御部3の内部処理のうち、交流成分の検出及び抑止の動
作手順を、図2を参照して詳細に説明する。
【0047】先ず、監視制御部3を初期化する(ST
1:以下STはステップ)。ここで、タイマTとカウン
タNも初期化する。タイマTは検出継続時間までのルー
プ回数による経過時間で、カウンタNは異常回数による
異常回数時間である。ここでは、タイマT及びカウンタ
Nの単位は[回・ms]であるとする。
【0048】次に、交流成分の大きさのレベル判定を行
う(ST2)。発振監視部1からの監視交流成分を、監
視制御部3内のレベル判定回路で監視基準値を超えてい
るかを比較判定し、レベル判定が正常の場合は0、異常
の場合は1を出力する。
【0049】次に、監視制御部3でレベル判定が1であ
るかを判断し(ST3)、ST3でレベル判定が1の場
合は、カウンタNを+1する(ST4)。ST3でレベ
ル判定が0の場合及びST4が終了した場合には、タイ
マTを+1する(ST5)。
【0050】次に、タイマTの値が100であるかを判
断する(ST6)。ここでの判断の値は100である
が、検出継続時間を100[回・ms]毎にした場合で
あり、これに限られないものとする。
【0051】ST6でタイマTが100の場合は、カウ
ンタNがX以上かを判断する(ST7)。XはNにおけ
る比較判定回数時間であり、例えば50[回・ms]に
設定しておくが、これに限らないものである。
【0052】ST7でカウンタNがX以上の場合は、監
視制御部3から故障表示部8及び警報送出部9へ異常発
振を通知し(ST8)、監視制御部3から自動挿入制御
部5へ異常発振を通知する(ST9)。ST8により故
障表示部8から異常発振ランプ14を点灯し、警報送出
部9で警報音を出力し、ST9により自動挿入制御部5
を介してプリチャージコンデンサ4を通信用電源ライン
Bへ挿入する。
【0053】ST7でカウンタNがX以上でない場合及
びST9が終了した場合には、カウンタNを0にリセッ
トし(ST10)、タイマTを0にリセットする(ST
11)。
【0054】次に、ST6でタイマTが100でない場
合及びST12が終了した場合には、操作パネル11の
入力があるかを判断する(ST12)。ST12で操作
パネル11の入力がある場合には、その入力がアラーム
クリアスイッチ17のリセット操作かを判断する(ST
13)。
【0055】ST13で、入力がリセット操作である場
合には、リセット部10により監視操作制御部3をの異
常発振発生のリセットをし、自動挿入制御部5、故障表
示部8及び警報送出部9にリセット信号を送信する(S
T14)。
【0056】ST12で操作パネル11の入力がない場
合、ST13で入力がリセット操作でない場合及びST
14が終了した場合には、ST2へ戻る。このST2へ
戻る周期は1[ms]である。この周期により、タイマ
T及びカウンタNは[回・ms]を単位とする。
【0057】よって、本実施例によれば、100[回・
ms]内の50[回・ms]以上において大きさ的に異
常発振が検出された場合を異常とするので、時間・連続
的な異常発振の検出をすることができる。また、電圧低
下の異常も同様にして検出することができる。
【0058】以上、本発明の実施の形態及び実施例につ
き説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段にのみ
限定されるものではなく、本発明にいう目的を達成し、
本発明にいう効果を有する範囲内において、適宜に変更
実施することが可能なものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信用電源からの供給電力に異常発振が発生した場合
に、自動的に検出して、供給電力中の交流成分の自動抑
止を行うことができる。また、通信用電源からの供給電
力に電力低下が発生した場合に、自動的に検出すること
ができる。
【0060】また、供給電力の異常は、異常発振の大き
さ又は電圧低下の大きさの比較だけではなく、時間・連
続的な比較をも行うことができる。また、異常が発生し
た場合に、自動的かつ、視覚的及び聴覚的に監視者に知
らせることができて、外部の監視者にも知らせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電源発振自動抑止装
置のブロック構成図である。
【図2】同上、電源発振自動抑止装置の外観図である。
【図3】図1の監視制御部における交流成分の検出及び
抑制を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A…電源発振自動抑止装置 B…通信用電源ライン 1…発振監視部 2…直流電圧監視部 3…監視制御部 4…プリチャージコンデンサ 5…自動挿入制御部 6…電圧表示部 7…スピーカ部 8…故障表示部 9…警報送出部 10…リセット部 11…操作パネル 12…電圧ディスプレイ 13…モニタ音量調整部 14…異常発振ランプ 15…電圧低下ランプ 16…警報音オフスイッチ 17…アラームクリアスイッチ 18…電源スイッチ 19…電源ランプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流の通信用電源の通信用電源ラインに接
    続し、当該通信用電源の供給電力における異常の検出及
    び抑止を行うに当り、 前記供給電力の異常の1つである異常発振を自動的に検
    出し、 当該異常発振が検出された場合に、プリチャージコンデ
    ンサを前記通信用電源ラインに自動挿入して、前記異常
    発振を自動的に抑止制御する、ことを特徴とする電源発
    振自動抑止方法。
  2. 【請求項2】前記異常の検出は、 前記供給電力の異常の1つである異常電圧低下を自動的
    に検出し、 前記異常を、視覚的、聴覚的に確認自在に出力する、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の電源発振自動抑止方
    法。
  3. 【請求項3】前記異常発振及び前記異常電圧低下の各検
    出は、 監視交流成分について、前記異常発振の大きさの基準に
    加えて、長時間性及び連続性を有するものを異常発振の
    異常として検出するとともに、 監視電圧について、前記電圧低下の大きさの基準に加え
    て、長時間性及び連続性を有するものを電圧低下の異常
    として検出する、 ことを特徴とする請求項2に記載の電源発振自動抑止方
    法。
  4. 【請求項4】前記異常発振及び前記異常電圧低下の各検
    出は、 前記監視交流成分が監視基準値を超えたとき、前記監視
    電圧が監視基準値を下まわったとき、の異常の判定を、
    周期を単位として繰り返し、 複数の前記周期を有する検出継続時間中に、異常発振、
    電圧低下の異常が所定以上の回数となった場合に異常と
    判定してそれぞれ検出する、 ことを特徴とする請求項3に記載の電源発振自動抑止方
    法。
  5. 【請求項5】直流の通信用電源の通信用電源ラインに接
    続し、当該通信用電源の供給電力における異常の検出及
    び抑止を行う電源発振自動抑止装置において、 前記通信用電源ラインに接続されて、供給電力の監視交
    流成分を取出す発振監視部と、 当該発振監視部に接続されて、供給電力の異常の1つで
    ある異常発振の監視制御を行う監視制御部と、 前記通信用電源ラインの供給電力の交流成分をフィルタ
    ーすること及び前記通信用電源ラインの回路インピーダ
    ンスを低下することにより前記異常発振の抑止を行うプ
    リチャージコンデンサと、 前記通信用電源ラインと当該プリチャージコンデンサと
    前記監視制御部と接続されて、当該プリチャージコンデ
    ンサを蓄電し異常発振時に前記監視制御部の指示で当該
    プリチャージコンデンサを前記通信用電源ラインへ自動
    挿入制御する自動挿入制御部とを有する、 ことを特徴とする電源発振自動抑止装置。
  6. 【請求項6】前記監視制御部は、 前記通信用電源ラインに接続されて、供給電力の直流電
    圧を監視電圧に変換する直流電圧監視部と接続する、 ことを特徴とする請求項5に記載の電源発振自動抑止装
    置。
  7. 【請求項7】前記監視制御部は、 前記監視交流成分を、前記異常発振の大きさを基準とし
    た監視基準値と比較判定するレベル比較回路と、 前記監視電圧を、前記電圧低下の大きさを基準とした監
    視基準値と比較判定する電圧比較回路とを有する、 ことを特徴とする請求項6に記載の電源発振自動抑止装
    置。
  8. 【請求項8】前記電源発振自動抑止装置は、 前記通信用電源ラインに接続されて供給電力の電圧の表
    示を行う電圧表示部と、 前記発振監視部に接続されて供給電力の発信音及び残留
    雑音を出力するスピーカ部と、 前記監視制御部に接続されて異常時に故障の表示を行う
    故障表示部と、 前記監視制御部に接続されて異常時に警報音を出力する
    警報送出部とを有する、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電源発振自動
    抑止装置。
  9. 【請求項9】前記監視制御部は、 前記異常が異常発振の場合、異常発振の回復後に前記自
    動挿入制御部、前記故障表示部及び前記警報送出部にリ
    セット信号を送信して、前記自動挿入制御部、前記故障
    表示部及び前記警報送出部の状態をリセットし、前記異
    常が電圧低下の場合、電圧低下の回復後に前記故障表示
    部及び前記警報送出部にリセット信号を送信して、前記
    故障表示部及び前記警報送出部の状態をリセットする、
    リセット部を有する、 ことを特徴とする請求項8に記載の電源発振自動抑止装
    置。
  10. 【請求項10】前記電源発振自動抑止装置は、 前記監視者が操作する操作パネルを有し、 当該操作パネルは、 前記電圧表示部からの現在の電圧を表示するディスプレ
    イである電圧ディスプレイと、 前記スピーカ部の音量を調整するモニタ音量調整部と、 前記故障表示部からの異常発振の通知を表示する異常発
    振ランプと、 前記故障表示部からの電圧低下の通知を表示する電圧低
    下ランプと、 前記警報送出部の警報音の出力を止めるスイッチである
    ベルオフスイッチと、 前記リセット部を作動させるアラームクリアスイッチ
    と、 前記電源発振自動抑止装置の電源スイッチと、 当該電源スイッチが入っているかを表示する電源ランプ
    とを有する、 ことを特徴とする請求項9に記載の電源発振自動抑止装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018149045A1 (zh) * 2017-02-17 2018-08-23 华为技术有限公司 控制电路和电路控制方法

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