JP2000357839A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JP2000357839A
JP2000357839A JP11169963A JP16996399A JP2000357839A JP 2000357839 A JP2000357839 A JP 2000357839A JP 11169963 A JP11169963 A JP 11169963A JP 16996399 A JP16996399 A JP 16996399A JP 2000357839 A JP2000357839 A JP 2000357839A
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resin frame
laser device
resin
mold
frame
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JP11169963A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Akiyoshi
新一郎 秋吉
Yasuhiro Watabe
泰弘 渡部
Yoshio Noisshiki
慶夫 野一色
Koji Kamiyama
孝二 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャンタイプレーザと互換性の有るリードフ
レームタイプのレーザ装置提供すること。 【構成】 リードフレーム2の先端部分に、半導体レー
ザ素子5と、このレーザ素子を保護する樹脂枠3を備
え、前記樹脂枠3は、レーザ素子5の光軸と同方向の軸
を有する円柱の一部を切り欠いた形状をしているととも
に、取り付け基準となる平坦面7bを前記光軸と平行に
形成していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードフレームに半導
体レーザ素子を配置したレーザ装置に関わり、特に、キ
ャンタイプのレーザ装置と互換性を持たせたリードフレ
ームタイプのレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ装置は、通信用の光源の他に、C
DROM,DVDなどの光学的記録再生装置のピックア
ップ用光源としても利用されている。この様なレーザ装
置としては、従来より気密性に優れたキャンタイプのレ
ーザが多用されているが、キャンタイプのレーザは一般
的に組立て作業性が悪いという欠点を有していた。
【0003】上記の欠点を解消するため、本願出願人
は、例えば、特開平6−53603号公報に開示のよう
に、リードフレームにレーザ素子保護用の樹脂枠を形成
した上で、リードフレーム上にフォトダイオード、レー
ザ素子を配置したリードフレームタイプのレーザ装置を
開発し、実用化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リードフレームタイプのレーザ装置は、キャンタイプの
レーザ装置との形状が全く相違するので、両者の互換性
がなく、適合可能な取り付け対象物(ピックアップ等)
が限定されて汎用性に欠けるという問題が有った。ま
た、樹脂枠から突出させたリードフレームの一部(翼状
部分)をレーザ装置の位置決め基準として利用していた
が、キャンタイプとの互換性を図るには、このリードフ
レームを利用した位置決めを適用することができない場
合が生じうるため、新たな位置決め基準を採用する必要
が生じた。
【0005】そこで本発明は、キャンタイプと互換性の
有るリードフレームタイプのレーザ装置を提供すること
を課題の1つとする。また、位置決めを行なう際の精度
を高めることを課題とする。また、レーザ装置の組立作
業性を高めることを課題の1つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ装置は、
請求項1に記載のように、リードフレームの先端部分
に、半導体レーザ素子と、このレーザ素子を保護する樹
脂枠を備え、前記樹脂枠は、レーザ素子の光軸と同方向
の軸を有する円柱の一部を切り欠いた形状をしていると
ともに、取り付け基準となる平坦面を前記光軸と平行に
形成していることを特徴とする。
【0007】本発明のレーザ装置は、請求項2に記載の
ように、リードフレームの先端部分に、半導体レーザ素
子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、前記樹
脂枠は、第1の型と第2の型の間に樹脂を封入することに
よって、レーザ素子の光軸と同方向の軸を有する円柱の
一部を切り欠いた形状に樹脂成形されているとともに、
前記光軸と平行に形成された平坦面に沿って前記型の接
合部分が配置されていることを特徴とする。
【0008】本発明のレーザ装置は、請求項3に記載の
ように、リードフレームの先端部分に半導体レーザ素子
の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型と第2の
型の間に樹脂を封入することによって形成されていると
ともに、前記型の接合部分が位置決め基準となる樹脂枠
の先端面に形成されたレーザ装置において、前記樹脂枠
の先端面には、前記接合部分を境界にして前後方向に所
定の距離の段差が形成されていることを特徴とする。
【0009】本発明のレーザ装置は、請求項4に記載の
ように、リードフレームの先端部分に半導体レーザ素子
の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型と第2の
型の間に樹脂を封入することによって形成されていると
ともに、前記型の接合部分が位置決め基準となる樹脂枠
の先端面に形成されたレーザ装置において、前記樹脂枠
の先端面には、前記接合部分を境界にして面積が異なる
平坦面が前後方向に所定の段差をもって配置され、面積
が広い方の平坦面を狭い方の平坦面よりも前方に配置し
ていることを特徴とする。
【0010】本発明のレーザ装置は、請求項5に記載の
ように、リードフレームの先端部分に半導体レーザ素子
の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型と第2の
型の間に樹脂を封入することによって形成されていると
ともに、前記型の接合部分が位置決め基準となる樹脂枠
の先端面に形成されたレーザ装置において、前記樹脂枠
の先端面には、前記接合部分を境界にして面積が異なる
平坦面が前後方向に所定の段差をもって配置され、面積
が狭い方の平坦面を広い方の平坦面よりも前方に配置し
ていることを特徴とする。
【0011】本発明のレーザ装置は、請求項6に記載の
ように、リードフレームの先端部分に、半導体レーザ素
子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、前記樹
脂枠は、レーザ素子の光軸と同方向の軸を有する円柱の
一部を切り欠いた形状をしているとともに、この樹脂枠
の下面には、前記リードフレームの素子配置面と平行な
面が形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明のレーザ装置は、請求項7に記載の
ように、リードフレームの先端部分に、半導体レーザ素
子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、前記樹
脂枠は、円弧状面を有するつば状部分とこのつば状部の
前方に位置する先端部分とを備え、前記先端部分の両側
に前記前記リードフレームの一部を翼状部として突出さ
せるとともに、前記翼状部を前記つば状部分よりも内側
に配置したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態
について、図1〜5を参照して説明する。図1〜4に示
すように、レーザ装置1は、金属製、例えばメッキ処理
された銅製のリードフレーム2の先端に樹脂枠3を一体
的に形成している。
【0014】リードフレーム2は、図2に示すように、
複数のリードで構成され、素子配置用のリード2aとそ
の両脇に配置された配線用のリード2b,2cとを有し
ている。素子配置用リード2aは、その先端に幅広の素
子配置領域2dを一体に形成している。そしてこの領域
2dの先端部分に受光素子を兼ねるようにフォトダイー
オドを一体的に形成したシリコン製のサブマウント4を
配置し、このサブマウント4の上面先端部分に半導体レ
ーザ素子5を配置している。
【0015】半導体レーザ素子5は、図2や図3に示す
ように、リードフレーム2の長手方向と同方向に光軸A
を設定している。半導体レーザ素子5、サブマウント
4、前記各リード2a〜2cの間は、ワイヤボンド線
(図示せず)にて選択的に接続される。前記各リード2
a〜2cは、組立て途中にはタイバー部分にて連結され
ているが、製造工程の最終部分にて個々に切り離され
る。タイバー部分にて切り離されたリードは、樹脂枠3
によって一体的に保持される。
【0016】樹脂枠3は、前記リード2a〜2cの先端
部分を束ねる働きの他に、前記半導体レーザ素子5を保
護する役割と、半導体レーザ素子5の光軸を規定する際
の位置決め基準を与える役割を持っている。樹脂枠3
は、円筒状キャンタイプのレーザ装置との形状互換を図
るために、直径が3mm、長さが4mm程度の円柱を基
本構造とし、この円柱の一部を切り欠いたような外観形
状をしている。そして、この円柱の中心軸は、レーザ素
子5の光軸Aと同方向となるように、この例では図4に
示すように、円柱の中心軸とレーザ素子5の光軸が一致
するように設定され、それに対応するようにリードフレ
ーム2に対する樹脂枠3やレーザ素子5の装着が行われ
ている。
【0017】この樹脂枠3は、図5に模式的に示すよう
に、リードフレーム2を挟むように上下に配置した型6
(第1の型6aと第2の型6bの間の空間)の中に樹脂
を封入するトランスファー成形、射出成形等によって形
成することができる。樹脂枠3の左右(X軸)方向に
は、円柱の円弧側面を光軸Aと平行に切り欠いた形状の
側面7が形成され、この側面7が光軸Aと直交する方向
(X軸方向)の位置決め基準としても利用される。型6
は、2つの型6a,6bによって代表的に現している
が、これに限るものではなく、2つ以上の型を用いても
良い。
【0018】この側面7には、型6の接合部分(パーテ
ーション部)8が位置しており、この接合部分8を境界
にして上下方向に2つの平坦面7a,7bが形成されて
いる。レーザ装置1を取り付ける対象物(例えば光ピッ
クアップ等)の取付側基準として、平坦面が用意されて
いる場合においては、前記側面7が取付側基準面に当接
される。この時、一方の平坦面7a,7bが優先的に当
接するように、上と下の平坦面7a,7bとで左右(X
軸)方向に所定距離の段差9が形成されている。上下の
型6a,6bは、この段差9が形成されるように予め設
計が行われている。この例では、リードフレーム2の下
に位置する平坦面7bを基準面として利用するので、下
側の平坦面7bが上側の平坦面7aよりも外側に突出す
るように上下の平坦面7a,7b間に所定の段差9を設
定している。この段差9は、上下の型6a,6bの位置
ずれが生じた場合においても、一方の側の平坦面、この
例では下側の平坦面7bが常に優先して取付側基準面に
当たるように、前記段差9の寸法を設定している。この
例では、段差寸法を0.05mm程度に設定している。
【0019】また、取付対象が円柱状のくぼみの形態で
用意されている場合は、前記側面7に接合部8が位置し
ているので、上下の型6a、6bに若干のずれが生じて
も、側面7と円柱の仮想円弧面との間の空間がこの型ず
れを吸収する空間として機能するので、樹脂枠3を前記
円柱状くぼみに配置する際の作業性を高めることができ
る。
【0020】上記のような型6の接合部分8を境界とし
た段差は、樹脂枠3の先端面10にも形成している。す
なわち、このレーザ装置1は、樹脂枠3の先端面10も
基準面として利用するため、側面7を基準面とする場合
と同様に、接合部分8の上と下の平坦面10a,10b
とで所定距離の段差11が形成されるように型6の形状
を設計している。この例では、リードフレーム2の下に
位置する平坦面10bを光軸(Z軸)方向の基準面とし
て利用するので、下側の平坦面10bが上側の平坦面1
0aより突出するように、上下の平坦面間に前後(Z
軸)方向の段差11を設定している。この段差11は、
上下の型の位置ずれが生じた場合においても、一方の側
の平坦面、この例では下側の平坦面10bが常に優先し
て取付側基準面に当たるように、前記段差寸法が設定さ
れ、この例では、上記寸法と同じく0.05mm程度に
設定している。
【0021】上記のように、接合部分8を境界線として
隣接する2つの面の一方の面を基準面として利用する場
合、面積の広い方の面を基準面として選択することが、
基準のズレを抑えることができる点で好ましい。しかし
ながら、基準面が広いことによる不都合(例えば、面積
を広くすると取付精度が悪くなるケース)がある場合
は、狭い面積の面を基準面として採用し、この面が優先
的に当たるようにすることもできる。
【0022】樹脂枠3の下面も、円柱の一部をその軸と
平行な方向に切り欠いた形状とすることにより、下面平
坦面12としている。また、必要に応じて、樹脂枠3の
上面にも、円柱の一部をその軸と平行な方向に切り欠い
た形状とすることにより、上面平坦面13を形成するこ
とができる。下側の平坦面12は、レーザ素子5の下側
の平坦面12は、レーザ素子5の光軸Aと直交するもう
1つの方向であるY軸方向の位置決め基準としての利用
を目的に形成しているととも、チップボンドやワイヤボ
ンドを行なう際の安定性を高める目的でも形成してい
る。樹脂枠3には、上記のように、左右上下に平坦面を
形成しているが、図4に示すように、円柱の基本型状を
利用した位置決めに対応するための複数の円弧面14
を、各平坦面の間に位置するように配置している。円弧
面14は、90°程度の角度間隔をもって配置している
が、それ以外の角度間隔(例えば180°、120°程
度)をもって配置することもできる。
【0023】樹脂枠3の上部前半部分には、素子配置用
の空間15が形成されている。この空間15は、リード
2aの素子配置領域2dとリード2b,2cの先端部を
露出させるように形成されている。空間15の周囲に
は、その左右と後方を囲むように若干傾斜させた面を備
える保護用の突堤16を配置している。樹脂枠3は、銀
ペーストなどの接着剤の熱硬化の際にも変形することが
なく、通常の使用状態での放熱性も良い部材が用いら
れ、例えばポリフェニレンサルファイドポリマー(PP
S)や液晶ポリマ−等の樹脂を材料として用いるのが好
ましい。そして、この樹脂を黒色系に着色して用いるの
が、外乱光による影響を抑える上で好ましい。
【0024】上記構成のレーザ装置1は、以下の手順で
組み立てられる。まず、所望の形状に加工されたリード
フレーム2を用意する。このリードフレーム2には、レ
ーザ装置の複数個分のリードが一体に保持されている。
このリードフレーム2にトランスファー成形などの樹脂
成形を行なうことにより、樹脂枠3を一体成形する。次
に、リード2aの素子配置領域2dの所定位置にサブマ
ウント4を銀ペーストなどの導電性接着剤で接着し、熱
硬化させて固定する。次に、レーザ素子5をサブマウン
ト4の所定位置に銀ペーストなどの導電性接着剤で接着
し、熱硬化させて固定する。これらのチップボンド作業
の次に、レーザ素子5、サブマウント4内の受光素子、
リードフレーム2の所定端子部に金ワイヤなどを用いて
ワイヤボンド配線を施す。このワイヤボンド作業時やチ
ップボンド時、円柱を基本構造とする樹脂枠3の下面を
リードフレーム2(リード2aの素子配置領域2d)と
平行な平坦面12としているので、上記ワイヤボンドを
行なう際の安定性を高めることができる。ワイヤボンド
が終了すると、素子の特性検査が行なわれた後、タイバ
ー部分を切り離して個々のレーザ装置1とされる。
【0025】このレーザ装置1を、キャンタイプレーザ
装置の代用品として用いる場合は、前記樹脂枠3の円弧
状面14を取付対象物に用意された円柱状くぼみの円筒
面に当接させてXY軸方向の位置決めを行ない、前面先
端面10の下平坦面10bを取り付け基準用の平坦面に
当接させることによりZ軸方向の位置決めを行なうこと
ができる。
【0026】また、互いに直交するXYZ軸方向の各基
準面が平坦面で用意されている場合は、側面7の下平坦
面7bでX軸方向、下面平坦面12でY軸方向、先端面
10の下平坦面10bでZ軸方向の位置決めを行なうこ
とができる。よって、フレームタイプのレーザ装置であ
りながら、キャンタイプのレーザ装置との互換性を図る
こともできる。
【0027】次に、図6〜9を参照して、本発明の第2
の実施例を説明する。第1の実施例との相違点は、キャ
ンタイプのレーザ装置との互換性に加えて、従前のフレ
ームタイプのレーザ装置との互換性も備えている点であ
る。この第2の実施例について、第1の実施例と共通の部
分は同一を付してその説明を省略し、相違点を中心に説
明する。
【0028】まず、樹脂枠3は、その基部にキャンタイ
プのステム部分に相当する直径が4mm程度のつば状の
部分20を形成している。このつば状部分20には、X
軸方向の位置決め基準面として利用される左右の側面2
1が円弧面14とともに形成されている。この側面21
の内、接合部分8を境界とした上下の平坦面21a、2
1bの一方の面、この例では外側に突出した下平坦面2
1bをX軸方向の位置決め基準面としている。樹脂枠3
のつば状部20及びそれとつながった先端部分22の下
面23は、Y軸方向の位置決め基準としている。先端部
分22は、つば状部分20の基礎となる円柱の円弧面を
殆ど含まない様に切り欠かかれた外観形状で、XY面に
沿った断面が方形状となっている。この先端部分22の
先端面23の内、接合部分8を境界とした上下の平坦面
23a,23bの一方の面、この例では下側の平坦面2
3bをZ軸方向の位置決め基準面としている。Z軸方向
の位置決め基準として、キャンタイプのレーザの場合と
同様に、つば状部分20の前面を用いることもできる。
【0029】前記先端部分22の左右両側には、リード
フレーム2の素子配置領域2dと一体的に形成した一対
の翼部分2e,2eが樹脂枠3から側方に突出して配置
されている。この翼部分2eは、レーザ装置1の光軸A
を中心とした回転を可能とするために、つば状部20よ
りも側方にはみ出さないように形成されている。この翼
部分2eの前面はZ軸方向の位置決め基準として、側面
はX軸方向の位置決め基準として、上下の一方の面はY
軸方向の位置決め基準として利用可能としている。例え
ば、ピックアップなどの取付対象に、予め翼部分に対応
する切り込みが形成されている場合においては、その切
り込みに翼部分2eを挿入することによって、位置決め
を一括して行なうことができる。尚、上記の翼部分2e
は、レーザ素子5で発生した熱を効率的に外部に放熱す
る放熱板としても機能する。
【0030】この実施例に記載のレーザ装置1は、上記
のように、円柱の一部を切り欠いた形状のつば状部分2
0を備えるので、このつば状部分20によってキャンタ
イプレーザとの互換性を持たせることができる。また、
リードフレーム2の翼状部分2eを樹脂枠3の先端部分
22から突出して配置しているので、この翼部分2eを
基準とした位置決めを行なうことができ、従来の翼付フ
レームタイプレーザとの互換性も持たせることができ
る。
【0031】上記各実施例記載のレーザ装置1は、上述
のように、リードフレーム2の先端にレーザ素子保護用
の樹脂枠3を備え、樹脂枠の空間15にサブマウント4
を配置した上でレーザ素子5を配置し、その後ワイヤボ
ンドを施すことができる構造であるので、キャンタイプ
レーザに比べて組立作業性を良くすることができる。特
に、リードフレーム2を挟み込むように樹脂を成形する
際の型の位置ずれを考慮し、基準面とすべき面が常に優
先的に対象基準面に当たるように、接合部分8に所定の
段差9,11を形成しているので、位置決めを正確に行
なうことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、キャンタ
イプレーザとの互換性を図ることができ、使い勝手を向
上させることができる。また、樹脂枠の一部を位置決め
基準として用いるに際して、型の接合部分による影響を
排除することができ、位置決め精度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の上面図である。
【図3】同実施例の側面図である。
【図4】同実施例の正面図である。
【図5】同実施例の樹脂成形の工程を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図7】同実施例の上面図である。
【図8】同実施例の側面図である。
【図9】同実施例の正面図である。
【符号の説明】
1 レーザ装置 2 リードフレーム 3 樹脂枠 4 サブマウント 5 半導体レーザ素子 6 型 7 側面 8 接合部分 9 段差 10 先端面 11 段差 14 円弧面 20 つば状部 22 先端部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 泰弘 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 野一色 慶夫 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 上山 孝二 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F073 BA02 BA05 DA35 FA13 FA16 FA22 FA23 FA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームの先端部分に、半導体レ
    ーザ素子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、
    前記樹脂枠は、レーザ素子の光軸と同方向の軸を有する
    円柱の一部を切り欠いた形状をしているとともに、取り
    付け基準となる平坦面を前記光軸と平行に形成している
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 リードフレームの先端部分に、半導体レ
    ーザ素子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、
    前記樹脂枠は、第1の型と第2の型の間に樹脂を封入する
    ことによって、レーザ素子の光軸と同方向の軸を有する
    円柱の一部を切り欠いた形状に樹脂成形されているとと
    もに、前記光軸と平行に形成された平坦面に沿って前記
    型の接合部分が配置されていることを特徴とするレーザ
    装置。
  3. 【請求項3】 リードフレームの先端部分に半導体レー
    ザ素子の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型
    と第2の型の間に樹脂を封入することによって形成され
    ているとともに、前記型の接合部分が位置決め基準とな
    る樹脂枠の先端面に形成されたレーザ装置において、前
    記樹脂枠の先端面には、前記接合部分を境界にして前後
    方向に所定の距離の段差が形成されていることを特徴と
    するレーザ装置。
  4. 【請求項4】 リードフレームの先端部分に半導体レー
    ザ素子の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型
    と第2の型の間に樹脂を封入することによって形成され
    ているとともに、前記型の接合部分が位置決め基準とな
    る樹脂枠の先端面に形成されたレーザ装置において、前
    記樹脂枠の先端面には、前記接合部分を境界にして面積
    が異なる平坦面が前後方向に所定の段差をもって配置さ
    れ、面積が広い方の平坦面を狭い方の平坦面よりも前方
    に配置していることを特徴とするレーザ装置。
  5. 【請求項5】 リードフレームの先端部分に半導体レー
    ザ素子の保護用の樹脂枠を備え、この樹脂枠が第1の型
    と第2の型の間に樹脂を封入することによって形成され
    ているとともに、前記型の接合部分が位置決め基準とな
    る樹脂枠の先端面に形成されたレーザ装置において、前
    記樹脂枠の先端面には、前記接合部分を境界にして面積
    が異なる平坦面が前後方向に所定の段差をもって配置さ
    れ、面積が狭い方の平坦面を広い方の平坦面よりも前方
    に配置していることを特徴とするレーザ装置。
  6. 【請求項6】 リードフレームの先端部分に、半導体レ
    ーザ素子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、
    前記樹脂枠は、レーザ素子の光軸と同方向の軸を有する
    円柱の一部を切り欠いた形状をしているとともに、この
    樹脂枠の下面には、前記リードフレームの素子配置面と
    平行な面が形成されていることを特徴とするレーザ装
    置。
  7. 【請求項7】 リードフレームの先端部分に、半導体レ
    ーザ素子と、このレーザ素子を保護する樹脂枠を備え、
    前記樹脂枠は、円弧状面を有するつば状部分とこのつば
    状部の前方に位置する先端部分とを備え、前記先端部分
    の両側に前記前記リードフレームの一部を翼状部として
    突出させるとともに、前記翼状部を前記つば状部分より
    も内側に配置したことを特徴とするレーザ装置。
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