JP2000357391A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2000357391A
JP2000357391A JP11167001A JP16700199A JP2000357391A JP 2000357391 A JP2000357391 A JP 2000357391A JP 11167001 A JP11167001 A JP 11167001A JP 16700199 A JP16700199 A JP 16700199A JP 2000357391 A JP2000357391 A JP 2000357391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
control signal
timing
write
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11167001A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoharu Shinozaki
直治 篠▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP11167001A priority Critical patent/JP2000357391A/ja
Priority to US09/533,886 priority patent/US6212092B1/en
Priority to KR1020000016052A priority patent/KR100575412B1/ko
Priority to TW089105960A priority patent/TW441090B/zh
Publication of JP2000357391A publication Critical patent/JP2000357391A/ja
Priority to US09/775,570 priority patent/US6404663B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/028Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters with adaption or trimming of parameters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/20Memory cell initialisation circuits, e.g. when powering up or down, memory clear, latent image memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/08Functional testing, e.g. testing during refresh, power-on self testing [POST] or distributed testing
    • G11C29/12Built-in arrangements for testing, e.g. built-in self testing [BIST] or interconnection details
    • G11C29/14Implementation of control logic, e.g. test mode decoders
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C29/50Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing
    • G11C29/50012Marginal testing, e.g. race, voltage or current testing of timing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • G11C7/225Clock input buffers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/401Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming cells needing refreshing or charge regeneration, i.e. dynamic cells

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体集積回路において、内部回
路を制御する制御信号のタイミングのずれ量の変動を最
小限にすることを目的とする。 【解決手段】 メモリセルと、センスアンプと、読み出
し制御回路、および書き込み制御回路の少なくとも一方
を有する入出力制御回路と、センスアンプと入出力制御
回路とを接続するスイッチ回路と、基本タイミング信号
を生成する基本タイミング信号生成回路と、読み出し制
御信号および書き込み制御信号の少なくとも一方を生成
するタイミング制御回路と、スイッチ回路を制御するス
イッチ制御信号を生成するスイッチ制御回路とを備え、
タイミング制御回路は、基本タイミング信号生成回路の
出力ノードからスイッチ制御回路の入力ノードまでの遅
延要素と同一または等価の遅延要素を備え、この遅延要
素を使用して、読み出し制御信号および書き込み制御信
号の少なくとも一方を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの読み書き
を行うメモリセルを備えた半導体集積回路に関し、特
に、内部回路を制御する制御信号のタイミングを最適化
する技術に関する。また、本発明は、試験モードを備え
た半導体集積回路に関し、特に、試験モード時に内部回
路の動作タイミングを変更する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータ、DRAM等に代表さ
れる半導体集積回路は、年々、高集積化・高速化されて
いる。最近では、回路内部で使われる制御信号のタイミ
ング余裕が、高速化により減少しており、チップ内部の
配線長等を考慮したタイミング設計が行われている。
【0003】図22は、この種の半導体集積回路のう
ち、クロック信号に同期して動作するSDRAM(Synchrono
us DRAM)のチップレイアウトを示している。なお、図
22は、一般にカラムアドレス系と称するデータの入出
力に関連する回路を示している。SDRAM1には、互いに
鏡像関係にあるメモリコア部2、2が4カ所に配置され
ている。SDRAM1の中央には、横方向および縦方向に沿
って、周辺回路部3が十字状に配置されている(図の網
掛け部分)。
【0004】各メモリコア部2には、メインデコーダ
4、センスアンプ5、スイッチ回路6、メモリセル7、
センスバッファ8、およびライトアンプ9が、それぞれ
複数配置されている。互いに鏡像関係にあるメモリコア
部2、2の間には、プリデコーダ10が配置されてい
る。周辺回路部3には、外部と信号の授受を行うパッド
11が、図の横方向に沿って配置されている。周辺回路
部3には、読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信
号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXおよび
試験時書き込みデータ信号TWDBZの配線が、チップの横
方向に沿って配置されている。周辺回路部3には、デー
タ入出力回路12、クロックバッファ13、クロックパ
ルス生成回路14、タイミング制御回路15、リセット
回路16、試験回路17、および制御回路18等が配置
されている。
【0005】クロックバッファ13は、パッド11を介
して外部からクロック信号CLKを受け、内部クロック信
号CLKZを出力している。クロックパルス生成回路14
は、内部クロック信号CLKZを受け、クロックパルス信号
CEPZを出力している。タイミング制御回路15は、クロ
ックパルス信号CEPZを受け、読み出し制御信号SEBZおよ
び書き込み制御信号WAEZを出力している。リセット回路
16には、読み出し制御信号SEBZ、読み出しデータ信号
RDBZ、および試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXが
供給されている。データ入出力回路12には、読み出し
データ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み
出しデータ信号TRDBZ、TRDBX、および試験時書き込みデ
ータ信号TWDBZが供給され、パッド11を介してデータ
信号DQが供給されている。試験回路17からは、試験信
号TESZが出力されている。試験信号TESZは、図示してい
ないが、データ入出力回路12、リセット回路16、セ
ンスバッファ8、およびライトアンプ9に供給されてい
る。
【0006】プリデコーダ10は、クロックパルス信号
CEPZおよび図示しない列アドレス信号を受け、カラムデ
コード信号CAZをメインデコーダ4に出力している。ク
ロックパルス信号CEPZの配線の一部は、メモリコア部2
の脇に縦方向に沿って形成されており、配線長が長い。
このため、クロックパルス信号CEPZの配線の負荷は大き
い。同様に、カラムデコード信号CAZの配線は、メイン
デコーダ4内に横方向に沿って形成されており、配線長
が長い。このため、カラムデコード信号CAZの配線の負
荷は大きい。
【0007】メインデコーダ4は、カラムデコード信号
CAZを受け、カラム選択信号CLZを出力している。センス
アンプ5には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されてい
る。ビット線信号BLZ、BLXは相補な信号である。メモリ
セル7には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。
スイッチ回路6には、カラム選択信号CLZ、ビット線信
号BLZ、BLX、および内部データ信号GDBZ、GDBXが供給さ
れている。センスバッファ8は内部データ信号GDBZ、GD
BXを受け、読み出しデータ信号RDBZおよび試験時読み出
しデータ信号TRDBZ、TRDBXを出力している。ライトアン
プ9は、書き込みデータ信号WDBZおよび試験時書き込み
データ信号TWDBを受け、内部データ信号GDBZ、GDBXを出
力している。
【0008】なお、メモリコア部2に示したJ字状の矢
印A1は、メモリセル7から読み出されたデータが、ビ
ット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5で増幅され
スイッチ回路6を介してセンスバッファ8に供給される
ことを表している。J字状の矢印A2は、スイッチ回路
6を介してライトアンプ9から出力される書き込みデー
タが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5に
供給されメモリセル7に書き込まれること表している。
【0009】図中、信号線が接続されていないプリデコ
ーダ10およびメモリコア部2にも、上述した各信号が
接続されている。また、図中、太線で示した信号線、配
線は、複数本から構成されている。例えば、読み出しデ
ータ信号RDBZは、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RD
B2Z、RDB3Zから構成され、書き込みデータ信号WDBZは、
書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zから構
成されている。
【0010】ここで、最後に“Z”の付く信号は、正論
理の信号であり、最後に“X”の付く信号は、負論理の
信号である。図23は、カラムアドレス系の主要な回路
および主要な信号の流れを示している。スイッチ回路6
は、nMOSにより構成されている。nMOSのゲートには、カ
ラム選択信号CLZが供給され、nMOSのソース、ドレイン
には、それぞれビット線信号BLZ、BLX、内部データ信号
GDBZ、GDBXが供給されている。
【0011】図24は、クロックバッファ13の詳細を
示している。クロックバッファ13は、外部から入力さ
れるクロック信号CLKと参照電圧VREFとを比較する差動
増幅回路19と、インバータおよびNANDゲートで構成さ
れるパルス発生回路20とを備えている。参照電圧VREF
は、電源電圧VCC(2.5V)の2分の1の電圧にされてい
る。
【0012】差動増幅回路19には、pMOSとnMOSとを直
列に接続した電圧取出部21、22が対称に配置されて
いる。電圧取出部21、22のnMOS21a、22aのゲ
ートには、それぞれクロック信号CLK、参照電圧VREFが
供給されている。nMOS21a、22aのソースは、nMOS
23を介して接地線VSSに接続されている。nMOS23の
ゲートには、電源線VCCが接続されている。電圧取出部
19のnMOS21aとpMOS21bとを接続しているノード
ND1は、パルス発生回路20の入力に接続されている。
【0013】pMOS21b、22bのソースには、電源線
VCCが接続されている。pMOS21b、22bのゲートに
は、pMOS22bのドレイン(ノードND2)が接続されて
いる。電圧取出部21、22は、カレントミラー回路を
構成している。パルス発生回路20は、インバータ20
aと、3個のインバータを縦続接続したインバータ列2
0b、20cと2入力のNANDゲート20dとで構成され
ている。インバータ20aの入力には、ノードND1が接
続されている。インバータ20aの出力は、NANDゲート
20dの一方の入力およびインバータ列20bの入力に
接続されている。インバータ列20bの出力は、NANDゲ
ート20dの他方の入力に接続されている。NANDゲート
20dの出力は、インバータ列20cの入力に接続され
ている。インバータ列20cの出力からは、内部クロッ
ク信号CLKZが出力している。
【0014】図25は、クロックパルス生成回路14の
詳細を示している。クロックパルス生成回路14は、3
つのインバータ14a、14b、14cと、2個の2入
力NANDゲートからなるフリップフロップ回路14dと、
4つのインバータを縦続接続したインバータ列14e、
14fとで構成されている。インバータ14aの入力に
は、内部クロック信号CLKZが供給されている。インバー
タ14aの出力は、フリップフロップ回路14dの一方
の入力に接続されている。インバータ14aが接続され
たフリップフロップ回路14dのNANDゲートの出力は、
インバータ14bの入力に接続されている。インバータ
14bの出力は、インバータ14cおよびインバータ列
14eの入力に接続されている。インバータ14cの出
力からは、クロックパルス信号CEPZが出力されている。
インバータ列14eの出力は、インバータ列14fの入
力に接続されている。インバータ列14fの出力(ノー
ドND3)は、フリップフロップ回路14dの他方の入力
に帰還されている。
【0015】図26は、クロックパルス生成回路14に
より生成されるクロックパルス信号CEPZの生成タイミン
グを示している。クロックパルス信号CEPZは、クロック
信号CLKZの立ち上がりに同期して立ち上がり、ノードND
3を伝達される帰還信号の立ち下がりに同期して立ち下
がる。すなわち、クロックパルス信号CEPZの活性化期間
(パルス幅)は、インバータ列14e、14fの遅延時
間により決められている。
【0016】図27は、プリデコーダ10の詳細を示し
ている。プリデコーダ10は、複数のデコード回路10
aにより構成されている。各デコード回路は、3入力の
NANDゲート10bとインバータ10cとで構成されてい
る。各NANDゲート10bの入力には、2つの列アドレス
信号(例えば、列アドレス信号AZ、BZ)とクロックパル
ス信号CEPZとが供給されている。各NANDゲート10bの
出力は、インバータ10cの入力に接続されている。イ
ンバータ10cの出力からは、カラムデコード信号CAZ
等が出力されている。
【0017】図28は、メインデコーダ4の詳細を示し
ている。メインデコーダ4は、プリデコーダ10と同様
に、複数のデコード回路4aにより構成されている。デ
コード回路4aは、3入力のNANDゲート4bとインバー
タ4cとで構成されている。各NANDゲート4bの入力に
は、3つのデコード信号(例えば、カラムデコード信号
CAZ、CBZ、CCZ)が供給されている。各NANDゲート4b
の出力は、インバータ4cの入力に接続されている。イ
ンバータ4cの出力からは、カラム選択信号CL1Z等が出
力されている。
【0018】図29は、タイミング制御回路15の詳細
を示している。タイミング制御回路15は、縦続接続さ
れた6つの遅延回路15aにより構成されている。遅延
回路15aは、pMOSとnMOSのドレインに抵抗R1、R2を直
列に配置したCMOSインバータ15bと、nMOSのソースと
ドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ15c
と、CMOSインバータ15bの出力とMOSキャパシタ15
cのゲートとを接続する抵抗R3とで構成されている。抵
抗R1、R2、R3は、拡散層抵抗で形成されている。すなわ
ち、遅延回路15aは、CR時定数回路として形成されて
いる。遅延回路15aによる時定数は、図22に示した
ように、メモリコア部2の脇を通るクロックパルス信号
CEPZの配線負荷、プリデコーダ10の回路遅延、カラム
デコード信号CAZの配線負荷、およびメインデコーダ4
の回路遅延に基づいて決められている。
【0019】初段の遅延回路15aの入力には、クロッ
クパルス信号CEPZが供給されている。2段目の遅延回路
15aの出力からは、書き込み制御信号WAEZが出力され
ている。最終段の遅延回路15aの出力からは、読み出
し制御信号SEBZが出力されている。タイミング制御回路
15から出力される書き込み制御信号WAEZ、読み出し制
御信号SEBZは、後述するように、カラム選択信号CLZの
活性化期間に対して所定時間だけずれている。
【0020】図30は、リセット回路16の詳細および
その周辺の回路を示している。リセット回路16には、
読み出し制御信号SEBZ、試験信号TESZ、読み出しデータ
信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデー
タ信号TRDBZ、TRDBXが供給されている。読み出しデータ
信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデー
タ信号TRDBZ、TRDBXは、センスバッファ8a、8b、8
c、8dから供給される信号である。なお、センスバッ
ファ8a、8b、8c、8dは、それぞれ、DQ0、DQ1、
DQ2、DQ3に対応している。リセット回路16は、読み出
しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み
出しデータ信号TRDBZ、TRDBXを電源電圧VCCにするため
のpMOS16a、16b、16c、16d、16e、16
fと、これ等pMOSを制御するインバータ16g、16
h、16j、2入力のNORゲート16kと、ラッチ回路
16mとで構成されている。
【0021】インバータ16gの入力には、読み出し制
御信号SEBZが供給されている。インバータ16gの出力
は、インバータ16hの入力、およびNORゲート16k
の一方の入力に接続されている。インバータ16hの出
力は、pMOS16a、16b、16c、16dのゲートに
接続されている。NORゲート16kの他方の入力には、
インバータ16jを介して、試験信号TESZの反転信号が
供給されている。NORゲート16kの出力は、pMOS16
e、16fのゲートに接続されている。
【0022】ラッチ回路16mは、入力と出力とを互い
に接続した2つのインバータからなる6つのラッチ16
nを備えている。各ラッチ16nの一端は、それぞれ読
み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時
読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXに接続されている。ラ
ッチ16nの駆動能力は小さく、pMOS16a、16b、
16c、16d、16e、16fおよび後述する図31
のnMOS25e、25f、25gの動作により、ラッチし
ているデータは容易に反転される。
【0023】図31は、センスバッファ8(8a、8
b、8c、8d)の詳細を示している。センスバッファ
8は、図23に示したスイッチ回路6を介してセンスア
ンプ5から出力される内部データ信号GDBZ、GDBXを比較
し増幅する差動増幅回路24と、増幅された信号を読み
出しデータ信号RDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDB
Z、TRDBXとして出力する出力回路25とを備えている。
【0024】センスバッファ8には、pMOSとnMOSとを直
列に接続した電圧取出部26、27が、対称に配置され
ている。電圧取出部26、27のnMOS26a、27aの
ゲートには、それぞれ内部データ信号GDBX、GDBZが供給
されている。nMOS26a、27aのソースは、nMOS28
を介して接地線VSSに接続されている。nMOS28のゲー
トには、読み出し制御信号SEBZが供給されている。電圧
取出部26のnMOS26aとpMOS26bとを接続している
ノードND4と、電圧取出部27のnMOS27aとpMOS27
bとを接続しているノードND5は、出力回路25に接続
されている。
【0025】pMOS26b、27bのソースには、電源線
VCCが接続されている。pMOS26b、27bのゲートに
は、ノードND5が接続されている。電圧取出部26、2
7は、カレントミラー回路を構成している。ノードND
4、ND5には、それぞれpMOS29、30のドレインが接続
されている。pMOS29、30のゲートには、読み出し制
御信号SEBZが供給されている。pMOS29、30のソース
は、電源線VCCに接続されている。
【0026】出力回路25は、インバータ25a、25
bと、2つの2入力のNORゲート25c、25dと、3
つのnMOS25e、25f、25gとで構成されている。
インバータ25aの入力には、ノードND4が接続されて
いる。インバータ25aの出力は、nMOS25eのゲート
に接続されている。NORゲート25cの一方の入力に
は、ノードND4が接続されている。NORゲート25dの一
方の入力には、ノードND5が接続されている。NORゲート
25c、25dの他方の入力には、インバータ25bを
介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。NO
Rゲート25cの出力は、nMOS25fのゲートに接続さ
れている。NORゲート25dの出力は、nMOS25gのゲ
ートに接続されている。
【0027】nMOS25eのドレインからは、読み出しデ
ータ信号RDBZが出力されている。nMOS25fのドレイン
からは、試験時読み出しデータ信号TRDBZが出力されて
いる。nMOS25gのドレインからは、試験時読み出しデ
ータ信号TRDBXが出力されている。nMOS25e、25
f、25gのソースは、接地線VSSに接続されている。
図32は、ライトアンプ9の詳細を示している。
【0028】ライトアンプ9は、書き込みデータ信号WD
BZ、試験時書き込みデータ信号TWDBZを受ける入力回路
31、受けたデータをラッチするラッチ回路32、ラッ
チしたデータを内部データ信号GDBZ、GDBXとして出力す
る出力回路33とで構成されている。
【0029】入力回路31は、インバータ31aと、pM
OSとnMOSのソース・ドレインを互いに接続したMOSスイ
ッチ31b、31cとで構成されている。MOSスイッチ
31bの入力には、書き込みデータ信号WDBZが供給され
ている。MOSスイッチ31cの入力には、試験時書き込
みデータ信号TWDBZが供給されている。MOSスイッチ31
b、31cの出力は、ノードND6に接続されている。MOS
スイッチ31bのpMOSのゲートおよびMOSスイッチ31
cのnMOSのゲートには、試験信号TESZが供給されてい
る。MOSスイッチ31bのnMOSのゲートおよびMOSスイッ
チ31cのpMOSのゲートには、インバータ31aを介し
て試験信号TESZの反転信号が供給されている。
【0030】ラッチ回路32は、2つのインバータ32
a、32bの入力と出力を互いに接続して構成されてい
る。インバータ32aの入力およびインバータ32bの
出力は、ノードND6に接続されている。インバータ32
aの出力およびインバータ32bの入力は、ノードND7
に接続されている。出力回路33は、インバータ33
a、33bと、pMOSとnMOSのソース・ドレインを互いに
接続したMOSスイッチ33c、33dとで構成されてい
る。MOSスイッチ33cの入力は、インバータ33aを
介してノードND7に接続されている。MOSスイッチ33d
の入力は、ノードND7に接続されている。MOSスイッチ3
3cの出力からは、内部データ信号GDBZが出力されてい
る。MOSスイッチ33dの出力からは、内部データ信号G
DBXが出力されている。MOSスイッチ33c、33dのnM
OSのゲートには、書き込み制御信号WAEZが供給されてい
る。MOSスイッチ33c、33dのpMOSのゲートには、
インバータ33bを介して書き込み制御信号WAEZの反転
信号が供給されている。
【0031】図33は、データ入出力回路12における
データ入力回路34の詳細およびその周辺の回路を示し
ている。データ入力回路34は、インバータ34aと、
pMOSとnMOSのソース・ドレインを互いに接続したMOSス
イッチ34b、34c、34d、34e、34f、34
f、34g、34hとで構成されている。
【0032】MOSスイッチ34b、34c、34d、3
4eの入力には、データ信号DQ0が供給されている。MOS
スイッチ34bの出力からは、書き込みデータ信号WDB0
Zが出力されている。MOSスイッチ34cの出力からは、
試験時書き込みデータ信号TWDB1Zが出力されている。MO
Sスイッチ34dの出力からは、試験時書き込みデータ
信号TWDB2Zが出力されている。MOSスイッチ34eの出
力からは、試験時書き込みデータ信号TWDB3Zが出力され
ている。
【0033】MOSスイッチ34fの入力には、データ信
号DQ1が供給されている。MOSスイッチ34fの出力から
は、書き込みデータ信号WDB1Zが出力されている。MOSス
イッチ34gの入力には、データ信号DQ2が供給されて
いる。MOSスイッチ34gの出力からは、書き込みデー
タ信号WDB2Zが出力されている。MOSスイッチ34hの入
力には、データ信号DQ3が供給されている。MOSスイッチ
34hの出力からは、書き込みデータ信号WDB3Zが出力
されている。
【0034】MOSスイッチ34bのpMOSのゲートは、接
地線VSSに接続されている。MOSスイッチ34bのnMOSの
ゲートは、内部電源線VIIに接続されている。内部電源
線VIIの電圧は2.0Vにされている。MOSスイッチ34c、
34d、34eのnMOSのゲートには、試験信号TESZが供
給されている。MOSスイッチ34c、34d、34eのp
MOSのゲートには、インバータ34aを介して、試験信
号TESZの反転信号が供給されている。MOSスイッチ34
f、34g、34hのpMOSのゲートには、試験信号TESZ
が供給されている。MOSスイッチ34f、34g、34
hのnMOSのゲートには、インバータ34aを介して、試
験信号TESZの反転信号が供給されている。
【0035】書き込みデータ信号WDB0Zは、試験時書き
込みデータ信号TWDB1Zとしても使用されている。書き込
みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zは、それぞれ
異なるライトアンプ9a、9b、9c、9dに接続され
ている。試験時書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TW
DB2Z、TWDB3Zは、それぞれ異なるライトアンプ9a、9
b、9c、9dに接続されている。
【0036】上述したSDRAM1では、以下示すように、
データの読み出し動作が行われる。図34は、SDRAM1
の読み出し動作時の主要な信号のタイミングを示してい
る。まず、図24に示したクロックバッファ13のパル
ス発生回路20は、クロック信号CLKの立ち上がりに同
期して内部クロック信号CLKZを生成する(図34
(a))。
【0037】次に、図25に示したクロックパルス生成
回路14は、内部クロック信号CLKZを受け、インバータ
列14e、14fの遅延時間に相当するパルス幅のクロ
ックパルス信号CEPZを生成する(図34(b))。クロッ
クパルス信号CEPZは、図23に示したプリデコーダ1
0、カラムデコード信号CAZ、メインデコーダ4に順次
伝達され、所定のアドレスに対応するカラム選択信号CL
Zを活性化する(図34(c))。カラム選択信号CLZは、
クロックパルス信号CEPZの配線負荷と、プリデコーダ1
0の回路遅延と、カラムデコード信号CAZの配線負荷
と、メインデコーダ4の回路遅延とにより、クロックパ
ルス信号CEPZに対して時間T1だけ遅れて活性化される。
【0038】図29に示したタイミング制御回路15
は、クロックパルス信号CEPZを受け、遅延回路15aを
使用して読み出し制御信号SEBZを生成する(図34
(d))。読み出し制御信号SEBZは、カラム選択信号CLZに
対して時間T2だけ遅れるように生成される。また、図示
していないロウアドレス系の信号、回路によりメモリセ
ル7が選択され、メモリセル7からビット線信号BLZ、B
LXが出力される(図34(e))。実際には、メモリセル
7の蓄積電荷が、ビット線に再分配されることで、ビッ
ト線信号BLZ、BLXの電圧が変化する。
【0039】図23に示したスイッチ回路6は、カラム
選択信号CLZの高レベルを受けてオンにされる。ビット
線信号BLZ、BLXの信号レベルは、スイッチ回路6を介し
て、内部データ信号GDBZ、GDBXとして伝達される(図3
4(f))。
【0040】図30に示したリセット回路16は、読み
出し制御信号SEBZの高レベルを受けてpMOS16a、16
b、16c、16dをオフにする。読み出しデータ信号
RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)は、ラッチ回路1
6mにより、高レベルの状態に保持される。なお、通常
動作時には、試験信号TESZは低レベルであるため、nMOS
16e、16fは、常にオンにされている。
【0041】図31に示したセンスバッファ8の差動増
幅回路24は、読み出し制御信号SEBZの高レベルを受け
て内部データ信号GDBZ、GDBXを取り込み、差動増幅し、
増幅した信号をノードND4、ND5に出力する。センスバッ
ファ8の出力回路25は、増幅された信号を受け、読み
出しデータ信号RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)と
して出力する(図34(g))。内部データ信号GDBZが高
レベルのとき、ノードND4は高レベルになる。このときn
MOS25eはオフにされ、読み出しデータ信号RDBZは高
レベルを保持する。内部データ信号GDBZが低レベルのと
き、ノードND5は低レベルになる。このときnMOS25e
はオンにされ、読み出しデータ信号RDBZは低レベルにな
る。読み出しデータ信号RDBZは、図22に示したよう
に、チップの横方向に配置された長い配線に供給される
ため、低レベルへの変化は緩慢である。nMOS25eがオ
ンすることで、図30に示したラッチ16nにラッチさ
れているデータは反転する。
【0042】そして、図23に示したデータ入出力回路
12により、読み出しデータ信号RDBZがデータ信号DQと
してパッドに出力され、読み出し動作が完了する。ま
た、上述したSDRAM1では、以下示すように、データの
書き込み動作が行われる。図35は、SDRAM1の書き込
み動作時の主要な信号のタイミングを示している。クロ
ック信号CLK、内部クロック信号CLKZ、クロックパルス
信号CEPZ、カラム選択信号CLZのタイミングは、読み出
し動作時と同一であるため、説明を省略する。
【0043】まず、図29に示したタイミング制御回路
15は、クロックパルス信号CEPZを受け、遅延回路15
aを使用して書き込み制御信号WAEZを生成する(図35
(a))。書き込み制御信号WAEZは、遅延回路15aによ
り、カラム選択信号CLZに対して時間T3だけ早くなるよ
うに生成される。図33に示したデータ入出力回路12
は、外部からデータ信号DQ(DQ0、DQ1、DQ2、DQ3)を取
り込む。通常動作時は、試験信号TESZは低レベルにされ
ており、MOSスイッチ34b、34f、34g、34h
はオンにされ、MOSスイッチ34c、34d、34eは
オフにされている。このため、取り込んだデータ信号DQ
0、DQ1、DQ2、DQ3は、それぞれ書き込みデータ信号WDB0
Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Z(WDBZ)として、それぞれライ
トアンプ9a、9b、9c、9dに伝達される(図35
(b))。
【0044】図32に示したライトアンプ9では、取り
込んだ書き込みデータ信号WDBZをラッチ回路32でラッ
チする。ライトアンプ9の出力回路33は、書き込み制
御信号WAEZの高レベル時に、ノードND7の信号レベルお
よび反転レベルを内部データ信号GDBX、GDBZとして出力
する(図35(c))。図24に示したスイッチ回路6
は、カラム選択信号CLZの高レベルを受けてオンにな
る。内部データ信号GDBZ、GDBXの信号レベルは、スイッ
チ回路6を介して、ビット線信号BLZ、BLXとして伝達さ
れる(図34(d))。
【0045】この後、図示していないロウアドレス系の
信号、回路によりメモリセル7が選択される。ビット線
信号BLZ、BLXの信号レベルがメモリセル7に書き込ま
れ、書き込み動作が完了する。また、上述したSDRAM1
では、以下示すように、データの圧縮試験が行われる。
圧縮試験モードへの移行は、外部からのコマンド入力等
により行われる。圧縮モードへの移行により、図22に
示した試験回路17は、試験信号TESZを高レベルにす
る。
【0046】まず、圧縮試験モード時におけるデータの
書き込み動作について説明する。図36は、書き込み動
作に関係する主要な信号のタイミングを示している。図
33に示したデータ入出力回路12は、試験信号TESZの
高レベルを受け、MOSスイッチ34c、34d、34e
をオンにし、MOSスイッチ34f、34g、34hにオ
フにする。データ入出力回路12は、外部から取り込ん
だデータ信号DQ0を、試験時書き込みデータ信号TWDB0
Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Z(TWDBZ)としてライトアン
プ9a、9b、9c、9dに伝達する。試験時書き込み
データ信号TWDBZ(TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Z)
は、データ信号DQ0のみから生成されるため、書き込み
データ信号WDBZの波形に比べ緩慢である(図36
(a))。
【0047】図32に示したライトアンプ9は、試験信
号TESZの高レベルを受け、MOSスイッチ31bをオフに
し、MOSスイッチ31cをオンにする。ラッチ回路32
は、MOSスイッチ31cを介して試験時書き込みデータ
信号TWDBZをラッチする。出力回路33は、書き込み制
御信号WAEZの高レベルを受け、ノードND7に伝達された
信号およびその反転信号を内部データ信号GDBX、GDBZと
して出力する(図36(b))。
【0048】そして、上述した通常動作時の書き込み動
作と同様に、ビット線信号BLZ、BLXを介して、各メモリ
セル7に、いずれもデータ信号DQ0の値が書き込まれ
る。次に、圧縮試験モード時におけるデータの読み出し
動作について説明する。図37は、圧縮試験モード時に
おけるデータの読み出し動作に関係する主要な信号のタ
イミングを示している。
【0049】まず、図31に示したセンスバッファ8の
差動増幅回路24は、読み出し制御信号の高レベルを受
けて内部データ信号GDBZ、GDBXを取り込み、差動増幅
し、増幅した信号をノードND4、ND5に出力する。センス
バッファ8の出力回路25は、試験信号TESZの高レベル
を受け、NORゲート25c、25dを活性化する。この
活性化により、ノードND4、ND5が高レベル、低レベルの
ときに、nMOS25f、25gは、それぞれオフ、オンに
され、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、それ
ぞれ高レベル、低レベルになる。ノードND4、ND5が低レ
ベル、高レベルのときに、nMOS25f、25gは、それ
ぞれオン、オフにされ、試験時読み出しデータ信号TRDB
Z、TRDBXは、それぞれ低レベル、高レベルになる(図3
7(a))。
【0050】図30に示したリセット回路16は、試験
信号TESZの高レベルを受け、読み出し制御信号SEBZの低
レベル時に、pMOS16e、16fをオンにし、読み出し
制御信号SEBZの高レベル時(読み出し動作時)に、pMOS
16e、16fをオフにする。データ信号DQ0、DQ1、DQ
2、DQ3にそれぞれ対応するセンスバッファ8a、8b、
8c、8dの試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの
配線は、それぞれ共通化されている。センスバッファ8
a、8b、8c、8dに対応する各メモリセル7には、
上述したように、予め、同じデータを書き込んでいる。
このため、メモリセル7等に故障がない場合には、試験
時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、互いに異なるレ
ベルになる。メモリセル7等に故障がある場合には、4
つのセンスバッファ8a、8b、8c、8dのnMOS25
f、25gのいずれかは常にオンになる。このため、試
験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、ともに低レベ
ルになる。そして、メモリセル等の故障が検出される。
【0051】ここで、試験時読み出しデータ信号TRDB
Z、TRDBXは、複数のセンスバッファ8a、8b、8c、
8dに接続されているため、負荷が大きい。このため、
37に示すように、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、T
RDBXは、読み出しデータ信号RDBZの波形に比べて緩慢で
ある。試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの波形以
外は、図34に示した読み出し動作のタイミングと同一
のタイミングで読み出し動作が行われる。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図29に示
したように、書き込み制御信号WAEZおよび読み出しデー
タ信号RDBZは、CR時定数回路を組み合わせた遅延回路1
5aを使用して、カラム選択信号CLZのタイミングに対
して所定量だけずれるように生成されている。一方、カ
ラム選択信号CLZの活性化タイミングは、クロックパル
ス信号CEPZの配線負荷、プリデコーダ10の回路遅延、
カラムデコード信号CAZの配線負荷、およびメインデコ
ーダ4の回路遅延により決まる。このため、書き込み制
御信号WAEZ、読み出しデータ信号RDBZとカラム選択信号
CLZとの活性化タイミングの相対的なずれ量は、製造プ
ロセス、動作電圧、周囲温度の変動により、変化しやす
かった。
【0053】読み出し制御信号SEBZの活性化タイミング
が、カラム選択信号CLZの活性化タイミングより早くな
ると、読み出し動作において、以下の問題が発生する。
すなわち、図31に示したセンスバッファ8は、内部デ
ータ信号GDBZ、GDBXが伝達される前の誤ったデータを取
り込んでしまう。上記センスバッファ8では、最初に取
り込んだデータにより読み出しデータ信号RDBZの値が決
まる。このため、SDRAM1は、誤ったデータをデータ信
号DQとして出力してしまう。
【0054】上記読み出し動作時の問題は、例えば、プ
ロセス変動(リソグラフィ工程、エッチング工程)によ
り配線幅が小さくなり、配線抵抗が増大し、信号の伝搬
遅延時間が大きくなることで発生する。すなわち、総配
線長の長いクロックパルス信号CEPZ、カラムデコード信
号CAZは、配線抵抗の増大による遅延時間の増大の影響
が大きく、他の信号より伝搬遅延が大きくなるためであ
る。
【0055】また、上記読み出し動作時の問題は、例え
ば、プロセス変動(イオン打ち込み工程、熱処理工程)
により、遅延回路15aに使用されている抵抗R1、R2、
R3(拡散抵抗)の抵抗が下がった場合にも発生する。さ
らに、タイミングのずれ量の変動は、動作電圧の変化、
周囲温度の変化によっても発生する。書き込み制御信号
WAEZの活性化タイミングが、カラム選択信号CLZの活性
化タイミングより遅くなると、書き込み動作において、
以下の問題が発生する。すなわち、図23に示したスイ
ッチ回路は、ライトアンプ9が出力する本来の書き込み
データではない誤ったデータを、センスアンプ5に伝達
してしまう。センスアンプ5は、誤ったデータの増幅を
開始した後、ライトアンプ9から伝達される本来の書き
込みデータを再度増幅する。このため、アクセス時間が
遅くなる。書き込みサイクル時間内に本来のデータを増
幅できない場合には、誤ったデータがメモリセル7に書
き込まれてしまう。
【0056】上記書き込み動作時の問題は、例えば、配
線抵抗の低減、拡散抵抗の低減により発生する。上述し
た問題は、従来、図34に示した時間T2を大きくするこ
とで対処していた。しかしながら、時間T2を大きくした
場合、所望のアクセス時間が得られないおそれがある。
【0057】特に、高速で動作するチップの場合、内部
回路の制御信号のタイミング余裕を小さくする必要があ
り、書き込み制御信号WAEZ、読み出しデータ信号RDBZと
カラム選択信号CLZとの活性化タイミングのずれ量の変
動の許容範囲をできるだけ狭くする必要がある。このた
め、上記問題は、より顕著になる。低電圧で動作するチ
ップの場合、インバータ等のゲート回路の遅延時間は、
動作電圧の変動によって大きく変化する。特に、インバ
ータとCR時定数回路を組み合わせた遅延回路の遅延時間
の変動は大きくなる傾向がある。このため、上記問題
は、より顕著になる。
【0058】また、従来、出荷する製品に対して、カラ
ム選択信号CLZ等の波形を調べることは行われていな
い。一般に、内部回路の制御信号の波形は、エレクトロ
ンビームテスタで調べることができる。しかしながら、
この評価法では、チップ上の絶縁膜等を除去する必要が
あり、出荷する製品には適用できない。調べたい制御信
号の評価用パッドを予め作り込むことも可能である。し
かし、パッケージングされたチップでは評価することが
できない。また、評価用パッドおよびその引き出し配線
は、動作には関係のない負荷となり、高速化の妨げとな
るおそれがある。
【0059】さらに、上述したSDRAM1では、以下示す
ような問題があった。カラム選択信号CLZおよび書き込
み制御信号WAEZは、ともにクロックパルス信号CEPZから
生成され、活性化期間は、ほぼ同一である。書き込み制
御信号WAEZは、カラム選択信号CLZより早く活性化され
るため、カラム選択信号CLZは、図38に示すように、
書き込み制御信号WAEZが非活性化された後に、さらに時
間T3だけ活性化されている。
【0060】書き込み制御信号WAEZおよびカラム選択信
号CLZがともに活性化されている期間T4では、メモリセ
ル7に書き込まれるビット線信号BLZ、BLXの信号レベル
の差は、ライトアンプ9の駆動能力およびセンスアンプ
5の増幅能力により開いていく。書き込み制御信号WAEZ
が非活性化された時間T3では、ビット線信号BLZ、BLXの
信号レベルの差は、センスアンプ5の増幅能力のみで開
いていく。このため、時間T3では、期間T4に比べ、ビッ
ト線信号BLZ、BLXの開きが緩慢になる。この結果、メモ
リセル7への書き込み電圧が低下し、メモリセル7のデ
ータ保持時間が短くなるという問題があった。特に最近
では、高速化により、CLZ信号の活性化期間が短くなる
傾向にあり、短期間でビット線信号BLZ、BLXのレベル差
を大きくする必要がある。
【0061】また、圧縮試験モード時においては、以下
示すような問題があった。書き込み動作時には、図33
に示したように、1つのデータ信号DQを複数の試験時書
き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Zとし
てライトアンプ9に出力している。読み出し動作時に
は、図30に示すように、試験時読み出しデータ信号TR
DBZ、TRDBXの配線には、複数のセンスバッファ8a、8
b、8c、8dが接続されている。このため、各信号の
配線の負荷および接続された回路の負荷により、試験時
書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Zお
よび試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの波形が緩
慢になる。
【0062】例えば、読み出し動作時では、図37に示
したように、試験時読み出しデータ信号TRDBZの低レベ
ルが所定の電圧になるように、カラム選択信号CLZ、読
み出し制御信号SEBZ等の制御信号の活性化期間を設定し
なくてはならなかった。通常動作モードだけを考慮した
場合、各信号のタイミングは、図37の破線で示すよう
に、読み出しデータ信号RDBZがフル振幅できるタイミン
グにすればよい。しかしながら、上述したSDRAM1で
は、圧縮試験モード時に合わせて各信号のタイミングを
決めているため、通常動作モード時には、タイミング余
裕があるにもかかわらず、高速化することができなかっ
た。
【0063】本発明の目的は、製造プロセスの変動、動
作電圧の変動、および周囲温度の変動による制御信号の
タイミングのずれ量の変動を最小限にすることにある。
本発明の別の目的は、メモリセルを有する半導体集積回
路において、メモリセルへのデータの書き込みを、十分
な書き込み電圧で行うことにある。本発明の別の目的
は、通常動作モードと試験モードとを有する半導体集積
回路において、通常動作モードに最適なタイミングで内
部回路を動作させることにある。
【0064】本発明の別の目的は、内部回路の動作タイ
ミングを間接的に評価し、評価結果に基づいて、チップ
の特性を改善することにある。
【0065】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1ないし
請求項4に記載の発明の基本原理を示すブロックであ
る。
【0066】請求項1の半導体集積回路では、基本タイ
ミング信号生成回路45は、読み出し動作および書き込
み動作に必要な基本タイミング信号CEPZを生成する。生
成された基本タイミング信号CEPZは、スイッチ制御回路
10、4およびタイミング制御回路49に供給される。
スイッチ制御回路10、4は、基本タイミング信号CEPZ
を受けて所定のタイミングのスイッチ制御信号CLZを生
成し、スイッチ回路6に出力する。タイミング制御回路
49は、基本タイミング信号CEPZを受けて所定のタイミ
ングの読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WA
EZの少なくとも一方を生成し、入出力制御回路8、9に
出力する。タイミング制御回路49は、基本タイミング
信号CEPZを出力する基本タイミング信号生成回路45の
出力ノードからスイッチ回路6に供給されるスイッチ制
御信号CLZの入力ノードまでの信号経路に存在する遅延
要素と同一または等価の遅延要素を備えている。タイミ
ング制御回路49は、遅延要素を使用してスイッチ制御
信号CLZに対してタイミングが所定量だけずれた読み出
し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZを生成す
る。このため、スイッチ制御信号CLZと、読み出し制御
信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとタイミングのず
れ量を、容易に所定の値にすることが可能になる。
【0067】読み出し動作時には、メモリセル7からデ
ータが読み出され、読み出されたデータはセンスアンプ
5で増幅される。スイッチ制御回路10、4は、データ
が所定のレベルまで増幅されるときに合わせてスイッチ
制御信号CLZを出力する。スイッチ回路6は、スイッチ
制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介し
て入出力制御回路8、9に伝達する。タイミング制御回
路49は、遅延要素を使用して、スイッチ制御信号CLZ
に対してタイミングを所定量だけ遅らせた読み出し制御
信号SEBZを生成し出力する。入出力制御回路の読み出し
制御回路8は、読み出し制御信号SEBZを受けて、伝達さ
れたデータを所定のタイミングで取り込む。
【0068】ここで、読み出し制御信号SEBZは、上記遅
延要素を使用して生成される。このため、スイッチ制御
信号CLZのタイミングに対する読み出し制御信号SEBZの
タイミングのずれ量は、常にほぼ一定になる。このタイ
ミングのずれ量は、製造プロセスの変動、動作電圧の変
動、および周囲温度の変動による影響を受けにくい。ま
た、書き込み動作時には、タイミング制御回路49は、
遅延要素を使用して、スイッチ制御信号CLZに対してタ
イミングを所定量だけ早めた書き込み制御信号WAEZを生
成し出力する。入出力制御回路の書き込み制御回路9
は、書き込み制御信号WAEZを受けて、メモリセル7に書
き込むデータを所定のタイミングで出力する。スイッチ
制御回路10、4は、入出力制御回路から出力されるデ
ータが所定のレベルになるときに合わせてスイッチ制御
信号CLZを生成し出力する。スイッチ回路6は、スイッ
チ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介
してセンスアンプ5に伝達する。センスアンプ5は、伝
達されたデータを増幅し、メモリセル7に書き込む。
【0069】ここで、書き込み制御信号WAEZは、上記遅
延要素を使用して生成される。このため、スイッチ制御
信号CLZのタイミングに対する書き込み制御信号WAEZの
タイミングのずれ量は、常にほぼ一定になる。このタイ
ミングのずれ量は、製造プロセスの変動、動作電圧の変
動、および周囲温度の変動による影響を受けにくい。
【0070】したがって、スイッチ制御信号CLZと読み
出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ
量を最小限にしてタイミング設計を行うことが可能にな
る。この結果、高速動作が可能になる。高速動作を追求
しない場合には、他の回路のタイミング余裕を大きくす
ることが可能になり、歩留が向上する。請求項2の半導
体集積回路では、複数のセンスアンプ5と、複数の入出
力制御回路8、9とが、複数のスイッチ回路6によりそ
れぞれ接続されている。スイッチ制御回路10、4は、
各スイッチ回路6に対応する複数のスイッチ制御信号CL
Zを生成する。
【0071】タイミング制御回路49の遅延要素は、各
スイッチ制御信号CLZの活性化タイミングの平均値に合
わせて形成されている。このため、各スイッチ制御信号
CLZと、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号W
AEZとのタイミングのずれ量は、それぞれ相違する。し
かし、タイミング制御回路49は、遅延要素を使用して
読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZを生
成する。このため、各スイッチ制御信号CLZと読み出し
制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ量
は、常に所定の範囲に納まる。したがって、タイミング
設計が容易になる。
【0072】請求項3の半導体集積回路では、書き込み
制御信号WAEZの活性化期間は、スイッチ制御信号CLZの
活性化期間を含んでいる。書き込み制御回路9は、書き
込み動作時に、活性化された書き込み制御信号WAEZを受
けて、メモリセル7に書き込むデータを出力する。この
後、スイッチ制御信号CLZが活性化される。スイッチ回
路6は、活性化されたスイッチ制御信号CLZを受けてオ
ンにされ、書き込み制御回路9から出力される確定した
データを伝達経路を介してセンスアンプ5に伝達する。
センスアンプは5、伝達されたデータを増幅し、メモリ
セル7に書き込む。スイッチ制御信号CLZが活性化して
いる間、書き込み制御信号WAEZは活性化されている。こ
のため、メモリセル7へのデータの書き込みは、センス
アンプ5の増幅能力だけでなく、書き込み制御回路9の
駆動能力も使用して行われる。この結果、書き込みサイ
クルが短い場合にも、十分な書き込み電圧でメモリセル
7にデータが書き込まれる。すなわち、書き込み動作が
高速に行われる。
【0073】請求項4の半導体集積回路では、タイミン
グ変更回路は45、試験モード時に内部回路の動作タイ
ミングを変更する。動作タイミングの変更は、通常動作
モード時と試験モード時とで変化する内部信号経路の負
荷に応じて行われる。このため、内部回路のタイミング
設計を、通常動作モード時と試験モード時とに分けて行
うことが可能になる。したがって、通常動作モード時で
の内部回路の動作タイミングが、試験モード時のタイミ
ングに依存することがなくなり、最適なタイミングでデ
ータの読み書きが行われる。
【0074】図2は、請求項5に記載の発明の基本原理
を示すブロック図である。請求項5の半導体集積回路で
は、スイッチ制御回路10、4は、所定のタイミングの
スイッチ制御信号CLZを生成し、スイッチ回路6に出力
する。タイミング制御回路49は、所定のタイミングの
読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの少
なくとも一方を生成し、入出力制御回路8、9に出力す
る。この際、スイッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号S
EBZ、書き込み制御信号WAEZの少なくともいずれかの活
性化期間は、活性化期間変更回路67、69、71によ
り変更可能である。
【0075】読み出し動作時には、メモリセル7からデ
ータが読み出され、読み出されたデータはセンスアンプ
5で増幅される。スイッチ制御回路10、4は、データ
が所定のレベルまで増幅されるときに合わせてスイッチ
制御信号CLZを活性化する。スイッチ回路6は、スイッ
チ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介
して入出力制御回路の読み出し制御回路8に伝達する。
タイミング制御回路49は、スイッチ制御信号CLZに対
してタイミングを所定量だけ遅らせた読み出し制御信号
SEBZを生成し出力する。読み出し制御回路8は、読み出
し制御信号SEBZを受けて、伝達されたデータを所定のタ
イミングで取り込む。
【0076】読み出し動作を、スイッチ制御信号CLZお
よび読み出し制御信号SEBZの少なくともいずれかの活性
化期間を変更して行うことで、外部から直接測定できな
いこれ等制御信号の活性化期間が間接的に評価され、各
制御信号の最適な活性化期間が判定される。また、書き
込み動作時には、タイミング制御回路49は、スイッチ
制御信号CLZに対してタイミングを所定量だけ早めた書
き込み制御信号WAEZを生成し出力する。入出力制御回路
の書き込み制御回路9は、書き込み制御信号WAEZを受け
て、メモリセル7に書き込むデータを所定のタイミング
で出力する。スイッチ制御回路10、4は、入出力制御
回路9から出力されるデータが所定のレベルになるとき
に合わせてスイッチ制御信号CLZを生成し出力する。ス
イッチ回路6は、スイッチ制御信号CLZによりオンさ
れ、データを伝達経路を介してセンスアンプ5に伝達す
る。センスアン5プは、伝達されたデータを増幅し、メ
モリセル7に書き込む。
【0077】書き込み動作を、スイッチ制御信号CLZお
よび書き込み制御信号WAEZの少なくともいずれかを変更
して行うことで、外部から直接測定できないこれ等制御
信号の活性化期間が間接的に評価され、各制御信号の最
適な活性化期間が判定される。評価結果に基づいてホト
マスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うこと
で、チップの特性が改善され、歩留が向上する。
【0078】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図3は、本発明の半導体集積回
路の第1の実施形態を示している。この実施形態は、請
求項1ないし請求項4に対応している。この実施形態の
半導体集積回路は、シリコン基板上に、CMOSプロセス技
術を使用して、SDRAM40として形成されている。図3
は、一般にカラムアドレス系と称するデータの入出力に
関連する内部回路を示している。
【0079】なお、従来技術で説明した回路と同一の回
路については、同一の符号を付し、これ等の回路につい
ては、詳細な説明を省略する。また、従来技術で説明し
た信号と同一の信号については、同一の符号を付してい
る。SDRAM40には、互いに鏡像関係にあるメモリコア
部2、2が4カ所に配置されている。SDRAM40の中央
には、横方向および縦方向に沿って、周辺回路部41が
十字状に配置されている(図の網掛け部分)。
【0080】各メモリコア部2には、メインデコーダ
4、センスアンプ5、スイッチ回路6、メモリセル7、
センスバッファ8、およびライトアンプ9が、それぞれ
複数配置されている。センスバッファ8およびライトア
ンプ9により、入出力制御回路が構成されている。メイ
ンデコーダ4は、スイッチ制御回路に対応し、センスバ
ッファ8は、読み出し制御回路に対応し、ライトアンプ
9は、書き込み制御回路に対応している。互いに鏡像関
係にあるメモリコア部2、2の間には、プリデコーダ1
0が配置されている。プリデコーダ10は、スイッチ制
御回路に対応している。
【0081】周辺回路部41には、外部と信号の授受を
行うパッド11が、図の横方向に沿って配置されてい
る。周辺回路部41には、読み出しデータ信号RDBZ、書
き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDB
Z、TRDBXおよび試験時書き込みデータ信号TWDBZの配線
が、チップの横方向に沿って配置されている。読み出し
データ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み
出しデータ信号TRDBZ、TRDBXおよび試験時書き込みデー
タ信号TWDBZは、内部データ信号に対応する。周辺回路
部41には、データ入出力回路12、クロックバッファ
43、第1クロックパルス生成回路45、第2クロック
パルス生成回路47、タイミング制御回路49、リセッ
ト回路16、試験回路17、および制御回路18等が配
置されている。第1クロックパルス生成回路45は、基
本タイミング信号生成回路、タイミング変更回路に対応
し、第2クロックパルス生成回路47は、タイミング変
更回路に対応している。
【0082】クロックバッファ43は、パッド11を介
して外部からクロック信号CLKを受け、内部クロック信
号CLKZ、CLKWZを出力している。第1クロックパルス生
成回路45は、内部クロック信号CLKZを受け、クロック
パルス信号CEPZを出力している。クロックパルス信号CE
PZは、基本タイミング信号に対応している。第2クロッ
クパルス生成回路47は、内部クロック信号CLKWZを受
け、クロックパルス信号WCEPZを出力している。タイミ
ング制御回路49は、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZ
を受け、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号
WAEZを出力している。リセット回路16には、読み出し
制御信号SEBZ、読み出しデータ信号RDBZ、および試験時
読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXが供給されている。デ
ータ入出力回路12には、読み出しデータ信号RDBZ、書
き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDB
Z、TRDBX、および試験時書き込みデータ信号TWDBZが供
給され、パッド11を介してデータ信号DQが供給されて
いる。試験回路17からは、試験信号TESZが出力されて
いる。試験信号TESZは、図示していないが、データ入出
力回路12、第1および第2クロックパルス生成回路4
5、47、リセット回路16、センスバッファ8、およ
びライトアンプ9に供給されている。
【0083】プリデコーダ10は、クロックパルス信号
CEPZおよび図示しない列アドレス信号を受け、カラムデ
コード信号CAZをメインデコーダ4に出力している。メ
インデコーダ4は、カラムデコード信号CAZを受け、カ
ラム選択信号CLZを出力している。カラム選択信号CLZ
は、スイッチ制御信号に対応している。センスアンプ5
には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。ビット
線信号BLZ、BLXは相補な信号である。
【0084】メモリセル7には、ビット線信号BLZ、BLX
が供給されている。スイッチ回路6には、カラム選択信
号CLZ、ビット線信号BLZ、BLX、および内部データ信号G
DBZ、GDBXが供給されている。センスバッファ8は内部
データ信号GDBZ、GDBXを受け、読み出しデータ信号RDBZ
および試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXを出力し
ている。ライトアンプ9は、書き込みデータ信号WDBZお
よび試験時書き込みデータ信号TWDBZを受け、内部デー
タ信号GDBZ、GDBXを出力している。
【0085】なお、メモリコア部2に示したJ字状の矢
印A1は、メモリセル7から読み出されたデータが、ビ
ット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5で増幅され
スイッチ回路6を介してセンスバッファ8に供給される
ことを表している。J字状の矢印A2は、スイッチ回路
6を介してライトアンプ9から出力される書き込みデー
タが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5に
供給されメモリセル7に書き込まれること表している。
【0086】図中、信号線が接続されていないプリデコ
ーダ10およびメモリコア部2にも、上述した各信号が
接続されている。また、図中、太線で示した信号線、配
線は、複数本から構成されている。例えば、読み出しデ
ータ信号RDBZは、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RD
B2Z、RDB3Zから構成され、書き込みデータ信号WDBZは、
書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zから構
成されている。
【0087】ここで、最後に“Z”の付く信号は、正論
理の信号であり、最後に“X”の付く信号は、負論理の
信号である。図4は、カラムアドレス系の主要な回路お
よび主要な信号の流れを示している。スイッチ回路6
は、nMOSにより構成されている。nMOSのゲートには、カ
ラム選択信号CLZが供給され、nMOSのソース、ドレイン
には、それぞれビット線信号BLZ、BLX、内部データ信号
GDBZ、GDBXが供給されている。
【0088】図5は、クロックバッファ43の詳細を示
している。クロックバッファ43は、外部から入力され
るクロック信号CLKと参照電圧VREFとを比較する差動増
幅回路19と、インバータおよびNANDゲートで構成され
るパルス発生回路20とを備えている。参照電圧VREF
は、電源電圧VCC(2.5V)の2分の1の電圧にされてい
る。
【0089】パルス発生回路20は、インバータ列20
cの初段のインバータから内部クロック信号CLKWZを出
力し、インバータ列20cの出力から内部クロック信号
CLKZを出力している。すなわち、内部クロック信号CLKW
Zの生成タイミングは、内部クロック信号CLKZ20aに
対して、インバータ2段分だけ早い。
【0090】図6は、第1クロックパルス生成回路45
の詳細を示している。第1クロックパルス生成回路45
は、4つのインバータ45a、45b、45c、45d
と、2つの2入力NANDゲートからなるフリップフロップ
回路45eと、4つのインバータを縦続接続したインバ
ータ列45f、45gと、3つの2入力のNANDゲート4
5h、45j、45kとで構成されている。インバータ
45aの入力には、内部クロック信号CLKZが供給されて
いる。インバータ45aの出力は、フリップフロップ回
路45eの一方の入力に接続されている。インバータ4
5aが接続されたフリップフロップ回路45eのNANDゲ
ートの出力は、インバータ45bの入力に接続されてい
る。インバータ45bの出力は、インバータ45cおよ
びインバータ列45fの入力に接続されている。インバ
ータ45cの出力からは、クロックパルス信号CEPZが出
力されている。インバータ列45fの出力は、インバー
タ列45gの入力およびNANDゲート45hの一方の入力
に接続されている。インバータ列45gの出力は、NAND
ゲート45jの一方の入力に接続されている。NANDゲー
ト45hの他方の入力には、インバータ45dを介し
て、試験信号TESZの反転信号が供給されている。NANDゲ
ート45jの他方の入力には、試験信号TESZが供給され
ている。NANDゲート45h、45jの出力は、NANDゲー
ト45kの入力にそれぞれ接続されている。NANDゲート
45kの出力は、フリップフロップ回路45dの他方の
入力に帰還されている。
【0091】図7は、第2クロックパルス生成回路47
の詳細を示している。第2クロックパルス生成回路47
は、第1クロックパルス生成回路45と同一の回路であ
る。インバータ47aの入力には、内部クロック信号CL
KWZが供給されている。インバータ45cの出力から
は、クロックパルス信号WCEPZが出力されている。試験
信号TESZは、インバータ47dおよびNANDゲート47j
の他方の入力に供給されている。
【0092】図8および図9は、タイミング制御回路4
9の詳細を示している。タイミング制御回路49は、第
1タイミング制御回路49aと第2タイミング制御回路
49bとで構成されている。第1タイミング制御回路4
9aは、図8に示すように、遅延回路51と論理回路5
5と、遅延回路53と、論理回路57と、2つのインバ
ータからなる遅延ゲート59とで構成されている。遅延
回路51は、クロックパルス信号CEPZのうちメモリコア
部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価
な遅延要素である。論理回路55は、プリデコーダ10
のデコーダ回路10aと同一の回路である。遅延回路5
3は、カラムデコード信号CAZの配線負荷と等価な遅延
要素である。論理回路57は、メインデコーダ4のデコ
ーダ回路4aと同一の回路である。論理回路55、57
は、低電圧時においても、デコーダ回路10a、4aと
同一の特性を有する。ここで、図4に示したプリデコー
ダ10から出力されるカラムデコード信号CAZの伝搬遅
延時間は、プリデコーダ10から遠いメインデコーダ4
に供給されるカラムデコード信号CAZの配線ほど大きく
なる。本実施形態の遅延回路53の遅延時間は、これ等
カラムデコード信号CAZの伝搬遅延時間の平均値に設定
されている。
【0093】遅延回路51は、nMOSのソースとドレイン
とを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ51a、51b
と、MOSキャパシタ51a、51bのゲートを互いに接
続する抵抗R4とで構成されている。遅延回路53は、nM
OSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャ
パシタ53a、53bと、MOSキャパシタ53a、53
bのゲートを互いに接続する抵抗R5とで構成されてい
る。抵抗R4、R5は、拡散層抵抗等で形成されている。
【0094】論理回路55は、図27に示したプリデコ
ーダ10のデコード回路10aと同一の回路である。論
理回路57は、図28に示したメインデコーダ4のデコ
ード回路4aと同一の回路である。すなわち、論理回路
55は、3入力のNANDゲート55aの出力にインバータ
55bの入力を接続して構成されている。論理回路57
は、3入力のNANDゲート57aの出力にインバータ57
bの入力を接続して構成されている。NANDゲート55
a、インバータ55bの素子サイズは、デコード回路1
0aのNANDゲート10b、インバータ10cと同一にさ
れている。NANDゲート57a、インバータ57bの素子
サイズは、デコード回路4aのNANDゲート4b、インバ
ータ4cと同一にされている。
【0095】遅延回路51のMOSキャパシタ51aのゲ
ートには、クロックパルス信号CEPZが供給されている。
遅延回路51のMOSキャパシタ51bのゲートは、論理
回路55のNANDゲート55aの入力に接続されている。
NANDゲート55aの他の入力は内部電源線VIIに接続さ
れている。内部電源線VIIの電圧は2.0Vにされている。
論理回路55のインバータ55bの出力は、遅延回路5
3のMOSキャパシタ53aのゲートに接続されている。
遅延回路53のMOSキャパシタ53bのゲートは、論理
回路57のNANDゲート57aの入力に接続されている。
論理回路57のインバータ57bの出力からは、第1書
き込み制御信号WEZが出力されている。第1書き込み制
御信号WEZは、遅延ゲート59の入力に供給されてい
る。遅延ゲート59の出力からは、読み出し制御信号SE
BZが出力されている。
【0096】第2タイミング制御回路49bは、図9に
示すように、第1タイミング制御回路49aと同一の接
続関係を有する遅延回路51、53、論理回路55、5
7と、2入力のNORゲートおよびインバータからなるオ
ア回路61とで構成されている。第2タイミング制御回
路49bでは、遅延回路51のMOSキャパシタ51aの
ゲートには、クロックパルス信号WCEPZが供給されてい
る。論理回路57のインバータ57bからは、第2書き
込み制御信号WCEP2Zが出力されている。オア回路61の
一方の入力には、第2書き込み制御信号WCEP2Zが供給さ
れている。オア回路61の他方の入力には、第1書き込
み制御信号WEZが供給されている。
【0097】上述したSDRAM40では、以下示すよう
に、通常動作モード時におけるデータの読み出し動作が
行われる。通常動作モード時には、図3に示した試験回
路17は、試験信号TESZを低レベルにしている。図10
は、SDRAM40の読み出し動作時の主要な信号のタイミ
ングを示している。
【0098】まず、図5に示したクロックバッファ43
のパルス発生回路20は、クロック信号CLKの立ち上が
りに同期した内部クロック信号CLKZを生成する(図10
(a))。図6に示した第1クロックパルス生成回路45
は、試験信号TESZの低レベルを受け、NANDゲート45h
を活性化し、NANDゲート45jを非活性化する。このた
め、第1クロックパルス生成回路45には、インバータ
列45f、NANDゲート45h、45kによる帰還経路が
形成される。第1クロックパルス生成回路45は、内部
クロック信号CLKZを受け、インバータ列45fの遅延時
間に相当するパルス幅のクロックパルス信号CEPZを生成
する(図10(b))。
【0099】クロックパルス信号CEPZの活性化期間は、
通常動作モード時の読み出しサイクルにおいて、読み出
しデータ信号RDBZの低レベルが所定の電圧になるように
決められている。本実施形態では、圧縮試験モード時に
おける試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの低レベ
ルを考慮する必要はない。クロックパルス信号CEPZは、
図4に示したプリデコーダ10、カラムデコード信号CA
Z、メインデコーダ4に順次伝達され、所定のアドレス
に対応するカラム選択信号CLZを活性化する(図10
(c))。カラム選択信号CLZは、クロックパルス信号CEPZ
の配線負荷と、プリデコーダ10の回路遅延と、カラム
デコード信号CAZの配線負荷と、メインデコーダ4の回
路遅延とにより、従来と同様に、クロックパルス信号CE
PZに対して時間T5だけ遅れて活性化される。
【0100】図8に示した第1タイミング制御回路49
aは、クロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の
脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延
要素である遅延回路51と、プリデコーダ10のデコー
ダ回路10aと同一の論理回路55と、カラムデコード
信号CAZの配線負荷の平均値と等価な遅延要素である遅
延回路53と、メインデコーダ4のデコーダ回路4aと
同一の論理回路57と、遅延ゲート59とを使用して読
み出し制御信号SEBZを生成する(図10(d))。このた
め、生成された読み出し制御信号SEBZは、カラム選択信
号CLZの活性化タイミングの平均値に対して、遅延ゲー
ト59の遅延時間T6だけ遅れて活性化される。遅延ゲー
ト59の遅延時間T6は、図4に示したスイッチ回路6の
nMOSのオン動作に必要な時間である。遅延回路53の遅
延時間が、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値
であるため、カラム選択信号CLZと、読み出し制御信号S
EBZ、書き込み制御信号WAEZとのずれ量は、常に所定の
範囲に納められる。
【0101】また、図示していないロウアドレス系の信
号、回路によりメモリセル7が選択され、メモリセル7
からビット線信号BLZ、BLXが出力される(図10
(e))。実際には、メモリセル7の蓄積電荷が、ビット
線に再分配されることで、ビット線信号BLZ、BLXの電圧
が変化する。図4に示したスイッチ回路6は、カラム選
択信号CLZの高レベルを受けてオンにされる。ビット線
信号BLZ、BLXの信号レベルは、スイッチ回路6を介し
て、内部データ信号GDBZ、GDBXとして伝達される(図1
0(f))。
【0102】図8に示したセンスバッファ8は、読み出
し制御信号SEBZの高レベルを受けて内部データ信号GDB
Z、GDBXを取り込み、差動増幅し、増幅した信号を読み
出しデータ信号RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)と
して出力する(図10(g))。ここで、読み出しデータ
信号RDBZの低レベルが所定の電圧になるように、クロッ
クパルス信号CEPZ等の活性化期間が決められている。
【0103】そして、図3に示したデータ入出力回路1
2により、読み出しデータ信号RDBZがデータ信号DQとし
てパッドに出力され、読み出し動作が完了する。上述し
たSDRAM40では、以下示すように、圧縮試験モード時
おいて、データの読み出し動作が行われる。圧縮試験モ
ード時の間、図3に示した試験回路17は、試験信号TE
SZを高レベルにしている。
【0104】圧縮試験モード時には、図6に示した第1
クロックパルス生成回路45は、試験信号TESZの高レベ
ルを受け、NANDゲート45hを非活性化し、NANDゲート
45jを活性化する。このため、第1クロックパルス生
成回路45には、インバータ列45f、45g、NANDゲ
ート45j、45kによる帰還経路が形成される。第1
クロックパルス生成回路45は、内部クロック信号CLKZ
を受け、インバータ列45f、45gの遅延時間に相当
するパルス幅のクロックパルス信号CEPZを生成する(図
10(h))。すなわち、圧縮試験モード時には、各制御
信号の活性化期間が通常動作モード時に比べ長くなる。
【0105】この後、図10の破線で示すように、カラ
ム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZが生成され、圧
縮試験モード時の読み出し動作が行われる。圧縮試験モ
ード時に行うデータの圧縮に関する制御は、従来と同一
である。試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXには、
複数のセンスバッファが接続されるため、波形は緩慢に
なる。しかし、各制御信号の活性化期間が長くされてい
るため、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの低レ
ベルは所定の電圧になる(図10(j))。したがって、
確実にデータ圧縮試験の読み出し動作が行われる。
【0106】上述したSDRAM40では、以下示すよう
に、データの書き込み動作が行われる。図11は、SDRA
M40の書き込み動作時の主要な信号のタイミングを示
している。クロック信号CLK、内部クロック信号CLKWZ、
CLKZ、クロックパルス信号WCEPZ、CEPZ、カラム選択信
号CLZのタイミングは、読み出し動作時と同一であるた
め、説明を省略する。
【0107】まず、図5に示したクロックバッファ43
は、クロック信号CLKを受け、内部クロック信号CLKWZ、
CLKZを生成する(図11(a))。図7に示した第2クロ
ックパルス生成回路47は、試験信号TESZの低レベルを
受け、NANDゲート47hを活性化し、NANDゲート47j
を非活性化する。このため、第2クロックパルス生成回
路47には、インバータ列47f、NANDゲート47h、
47kによる帰還経路が形成される。第2クロックパル
ス生成回路47は、内部クロック信号CLKWZを受け、イ
ンバータ列47jの遅延時間に相当するパルス幅のクロ
ックパルス信号WCEPZを生成する(図11(b))。
【0108】図6に示した第1クロックパルス生成回路
45は、読み出し動作と同様に、クロックパルス信号CE
PZを生成する(図11(c))。クロックパルス信号WCEP
Z、CEPZの活性化期間(パルス幅)は同一である。図9
に示した第2タイミング制御回路49bは、クロックパ
ルス信号WCEPZを受け、第2書き込み制御信号WCEP2Zを
生成する(図11(d))。第2書き込み制御信号WCEP2Z
は、カラム選択信号CLZに対して時間T7だけ早くなるよ
うに生成される。ここで、時間T7は、図5に示したイン
バータ列20cのインバータ2段分の遅延時間に相当す
る。
【0109】図8に示した第1タイミング制御回路49
aは、クロックパルス信号CEPZを受け、第1書き込み制
御信号WEZを生成する(図11(e))。第1書き込み制御
信号WEZは、カラム選択信号CLZと同一のタイミングで生
成される。また、図9に示した第2タイミング制御回路
49aのオア回路61は、第2書き込み制御信号WCEP2
Z、第1書き込み制御信号WEZのオア論理をとり、書き込
み制御信号WAEZを生成する(図11(f))。クロックパ
ルス信号CEPZ、WCEPZは、同一の回路を備えた第1クロ
ックパルス生成回路45、第2クロックパルス生成回路
47で生成されるため、活性化期間(パルス幅)は同一
である。また、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZのタイ
ミングのずれ量は、図5に示したインバータ列20cの
インバータ2段分である。第1タイミング制御回路49
aおよび第2タイミング制御回路49bは、同一の遅延
回路51、53、論理回路55、57を備えていえる。
このため、第2タイミング制御回路49bのオア回路6
1に供給される第1書き込み制御信号WEZと、第2書き
込み制御信号WCEP2Zとのタイミングのずれ量は、インバ
ータ列20cのインバータ2段分となる。このため、オ
ア回路61の出力(書き込み制御信号WAEZ)にハザード
が発生することはない。
【0110】なお、時間T7は、オア回路61の遅延時間
より小さくされている。したがって、書き込み制御信号
WAEZは、カラム選択信号CLZの活性化期間を含むように
生成される。この結果、カラム選択信号CLZが活性化し
ている間、すなわち、図4に示したスイッチ回路6がオ
ンされている間、常にライトアンプ9は活性化されてい
る。このため、ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルの差
は、センスアンプ5のみで増幅する場合に比べ、高速に
開いていく。したがって、メモリセル7への書き込み電
圧が大きくなり、メモリセル7のデータ保持時間が向上
される。ライトアンプ9、スイッチ回路6、センスアン
プ5の動作は、従来と同じである。
【0111】図12は、圧縮試験モード時の書き込み動
作における主要な信号のタイミングを示している。圧縮
試験モード時には、読み出し動作と同様に、試験信号TE
SZは高レベルになり、クロックパルス信号WCEPZ、CEPZ
の活性化期間は長くなる。このため、試験時書き込みデ
ータ信号TWDBZの波形が緩慢であっても、確実に書き込
み動作が行われる。図中の破線は、図11に示した通常
動作モード時での各信号の波形である。
【0112】以上のように構成された半導体集積回路で
は、第1タイミング制御回路49aおよび第2タイミン
グ制御回路49bに、クロックパルス信号CEPZのうちメ
モリコア部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負
荷と等価な遅延要素である遅延回路51と、プリデコー
ダ10のデコーダ回路10aと同一の論理回路55と、
カラムデコード信号CAZの配線負荷と等価な遅延要素で
ある遅延回路53と、メインデコーダ4のデコーダ回路
4aと同一の論理回路57とを備えた。このため、カラ
ム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制
御信号WAEZとのタイミングのずれ量が、製造プロセスの
変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による影
響を受けて変動することを最小限にすることができる。
したがって、SDRAM40のタイミング設計を容易に行う
ことができる。上記ずれ量を最小限にしてタイミング設
計を行うことで、チップを高速動作することができる。
高速動作を追求しない場合には、他の回路のタイミング
余裕を大きくすることができ、歩留を向上することがで
きる。
【0113】遅延回路53の遅延時間を、カラムデコー
ド信号CAZの配線負荷の平均値にした。このため、カラ
ム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制
御信号WAEZとのずれ量を、常に所定の範囲に納めること
ができる。カラム選択信号CLZの活性化期間を書き込み
制御信号WAEZの活性化期間に含めた。このため、スイッ
チ回路6がオンされている間、センスアンプ5の増幅能
力だけでなく、ライトアンプ9の駆動能力も使用して、
メモリセル7にデータを書き込むことができる。したが
って、十分な書き込み電圧でメモリセル7にデータを書
き込むことができ、メモリセル7のデータ保持時間を向
上することができる。
【0114】通常動作モード時と、圧縮試験モード時と
で、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZの活性化期間を変
更した。このため、通常動作時には、圧縮試験モード時
の負荷を考慮することなく、最適なタイミングでデータ
の読み書きを行うことができる。内部回路のタイミング
設計を、通常動作モード時と試験モード時とに分けて行
うことができる。通常動作モード時での内部回路の動作
タイミングが、試験モード時のタイミングに依存するこ
とがなくなり、内部回路のタイミング設計を最適に行う
ことができる。
【0115】論理回路55、57をデコーダ回路10
a、デコーダ回路4aと同一にしたので、特に、低電圧
動作でのタイミングのずれ量を低減することができ、タ
イミング設計を容易に行うことができる。インバータ2
段からなる遅延ゲート59は、カラム選択信号CLZと同
一タイミングで生成される第1書き込み制御信号WEZを
受け、読み出し制御信号SEBZを生成した。このため、カ
ラム選択信号CLZの非活性化から最小のずれ量で、確実
に読み出し制御信号SEBZを非活性化することができる。
したがって、最適なタイミングで、確実にデータを読み
出すことができる。
【0116】書き込み制御信号WAEZを、第1書き込み制
御信号WEZと第2書き込み制御信号WCEP2Zとのオア論理
で生成したので、従来の回路を大幅に変更することな
く、カラム選択信号CLZの活性化期間を含む書き込み制
御信号WAEZを容易に生成することができる。図13ない
し図15は、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態
における第1タイミング制御回路63a、第2タイミン
グ制御回路63b、およびメモリコア部2を示してい
る。この実施形態は、請求項1ないし請求項4に対応し
ている。
【0117】第1タイミング制御回路63aおよび第2
タイミング制御回路63bの以外の構成は、上述した第
1の実施形態と同一である。この実施形態では、クロッ
クパルス信号CEPZ、WCEPZからタイミングの異なる読み
出し制御信号SEBZ、SEB0Zおよびタイミングの異なる書
き込み制御信号WAEZ、WAE0Zを使用して、読み出し動作
および書き込み動作が行われる。
【0118】図13に示すように、第1タイミング制御
回路63aは、遅延回路53の代わりに遅延回路65を
使用したこと、2つの論理回路57-1、57-2および2
つの遅延ゲート59-1、59-2をそれぞれ2つ備えたこ
とを除き、第1の実施形態の第1タイミング制御回路4
9aと同一である。遅延回路65は、nMOSのソースとド
レインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ65a、
65b、65cと、MOSキャパシタ65a、65bのゲ
ートを互いに接続する抵抗R6と、MOSキャパシタ65
b、65cのゲートを互いに接続する抵抗R7とで構成さ
れている。抵抗R6、R7は、拡散層抵抗等で形成されてい
る。
【0119】MOSキャパシタ65aのゲートは、論理回
路55の出力に接続されている。MOSキャパシタ65b
のゲートは、一方の論理回路57-1の入力に接続されて
いる。MOSキャパシタ65cのゲートは、他方の論理回
路57-1の入力に接続されている。論理回路57-1の出
力からは、第1書き込み制御信号WE0Zが出力されてい
る。論理回路57-1の出力は、遅延ゲート59-1の入力
に接続されている。遅延ゲート59-1の出力からは、読
み出し制御信号SEB0Zが出力されている。論理回路57-
2の出力からは、第1書き込み制御信号WEZが出力されて
いる。論理回路57-2の出力は、遅延ゲート59-2の入
力に接続されている。遅延ゲート59-2の出力からは、
読み出し制御信号SEBZが出力されている。
【0120】また、遅延回路51の入力には、クロック
パルス信号CEPZが供給されている。第1タイミング制御
回路63aは、活性化タイミングの早い読み出し制御信
号SEB0Zと、活性化タイミングの遅い読み出し制御信号S
EBZを生成する回路である。
【0121】図14に示すように、第2タイミング制御
回路63bは、第1タイミング制御回路63aと同一の
接続関係を有する遅延回路51、65、論理回路55、
57-1、57-2と、2つのオア回路61-1、61-2とで
構成されている。遅延回路51の入力には、クロックパ
ルス信号WCEPZが供給されている。論理回路57-1の出
力からは、第2書き込み制御信号WCEP20Zが出力されて
いる。第2書き込み制御信号WCEP20Zは、オア回路61-
1の一方の入力に供給されている。オア回路61-1の他
方の入力には、第1書き込み制御信号WE0Zが供給されて
いる。オア回路61-1の出力からは、書き込み制御信号
WAE0Zが出力されている。論理回路57-2の出力から
は、第2書き込み制御信号WCEP2Zが出力されている。第
2書き込み制御信号WCEP2Zは、オア回路61-2の一方の
入力に供給されている。オア回路61-2の他方の入力に
は、第1書き込み制御信号WEZが供給されている。オア
回路61-2の出力からは、書き込み制御信号WAEZが出力
されている。
【0122】第2タイミング制御回路63bは、活性化
タイミングの早い書き込み制御信号WAE0Zと、活性化タ
イミングの遅い書き込み制御信号WAEZを生成する回路で
ある。図15は、メモリコア部2およびその周辺の回路
を示している。この実施形態では、プリデコーダ10か
ら遠い側(図の左側)のスイッチ回路6に対応するセン
スバッファ8およびライトアンプ9に、読み出し制御信
号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZが供給されている。
プリデコーダ10に近い側(図の右側)のスイッチ回路
6に対応するセンスバッファ8およびライトアンプ9
に、読み出し制御信号SEB0Zおよび書き込み制御信号WAE
0Zが供給されている。
【0123】上述した半導体集積回路では、プリデコー
ダ10から出力されるカラムデコード信号CAZの伝搬遅
延時間は、プリデコーダ10から遠いメインデコーダ4
に供給されるカラムデコード信号CAZの配線ほど大きく
なる。この伝搬遅延時間に対応して、活性化タイミング
の異なる読み出し制御信号SEB0Z、SEBZ、書き込み制御
信号WAE0Z、WAEZが、それぞれセンスバッファ8および
ライトアンプ9に供給されている。このため、各センス
バッファ8および各ライトアンプ9は、各スイッチ回路
6の活性化タイミングに合わせて、最適なタイミングで
活性化される。
【0124】この実施形態の半導体集積回路において
も、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できる。さらに、この実施形態では、第1タイミング制
御回路63aは、タイミングの異なる読み出し制御信号
SEBZ、SEB0Zを生成し、第2タイミング制御回路63b
は、タイミングの異なる書き込み制御信号WAEZ、WAE0Z
を生成した。このため、センスバッファ8は、読み出し
制御信号SEBZ、SEB0Zのいずれかを使用して、内部デー
タ信号GDBZ、GDBXの読み出しデータを取り込む。ライト
アンプ9は、書き込み制御信号WAEZ、WAE0Zのいずれか
を使用して、内部データ信号GDBZ、GDBXに書き込みデー
タを供給する。この結果、各カラム選択信号CLZと、読
み出し制御信号SEBZ、SEB0Z、書き込み制御信号WAEZ、W
AE0Zとのタイミングのずれ量を最小限にすることができ
る。
【0125】したがって、タイミング設計を容易に行う
ことができる。チップの読み書き動作を高速にすること
ができる。図16ないし図18は、本発明の半導体集積
回路の第3の実施形態における第1クロックパルス生成
回路67、第2クロックパルス生成回路69および制御
回路71を示している。この実施形態は、請求項5に対
応している。第1クロックパルス生成回路67は、基本
タイミング信号生成回路、活性化期間変更回路に対応
し、第2クロックパルス生成回路69は、活性化期間変
更回路に対応している。
【0126】本実施形態の回路構成は、第1クロックパ
ルス生成回路67、第2クロックパルス生成回路69お
よび制御回路71を除いて、上述した第1の実施形態と
同一である。この実施形態では、第1クロックパルス生
成回路67および第2クロックパルス生成回路69は、
それぞれ、4通りの活性化期間のクロックパルス信号CE
PZおよびクロックパルス信号WCEPZのいずれかを生成す
る。
【0127】図16に示すように、第1クロックパルス
生成回路67は、3つのインバータ67a、67b、6
7cと、2つの2入力NANDゲートからなるフリップフロ
ップ回路67dと、2つのインバータを縦続接続したイ
ンバータ列67e、67f、67g、67hと、4つの
2入力のNANDゲート67j、67k、67m、67n
と、4入力のNANDゲート67pとで構成されている。イ
ンバータ67aの入力には、内部クロック信号CLKZが供
給されている。インバータ67aの出力は、フリップフ
ロップ回路67dの一方の入力に接続されている。イン
バータ67aが接続されたフリップフロップ回路67d
のNANDゲートの出力は、インバータ67bの入力に接続
されている。インバータ67bの出力は、インバータ6
7cおよびインバータ列67eの入力に接続されてい
る。インバータ67cの出力からは、クロックパルス信
号CEPZが出力されている。インバータ列67eの出力
は、インバータ列67fの入力およびNANDゲート67j
の一方の入力に接続されている。インバータ列67fの
出力は、インバータ列67gの入力およびNANDゲート6
7kの一方の入力に接続されている。インバータ列67
gの出力は、インバータ列67hの入力およびNANDゲー
ト67mの一方の入力に接続されている。インバータ列
67hの出力は、NANDゲート67nの一方の入力に接続
されている。NANDゲート67jの他方の入力には、制御
信号C1が供給されている。NANDゲート67kの他方の入
力には、制御信号C2が供給されている。NANDゲート67
mの他方の入力には、制御信号C3が供給されている。NA
NDゲート67nの他方の入力には、制御信号C4が供給さ
れている。NANDゲート67j、67k、67m、67n
の出力は、それぞれNANDゲート67pの入力に接続され
ている。NANDゲート67pの出力は、フリップフロップ
回路67dの他方の入力に帰還されている。
【0128】図17は、第2クロックパルス生成回路6
9の詳細を示している。第2クロックパルス生成回路6
9は、第1クロックパルス生成回路67と同一の回路で
ある。インバータ67aの入力には、内部クロック信号
CLKWZが供給されている。インバータ67cの出力から
は、クロックパルス信号WCEPZが出力されている。
【0129】図18は、制御回路71の詳細を示してい
る。制御回路71は、4つのヒューズ回路73と、4つ
のオア回路75と、コマンド制御回路77とで構成され
ている。
【0130】ヒューズ回路73は、電源線VCCに一端を
接続したヒューズ73aと、接地線VSSに一端を接続し
た抵抗R8と、ヒューズ73aの他端および抵抗R8の他端
に入力を接続したインバータ73bとで構成されてい
る。ヒューズ73aは、ポリシリコン等で形成され、抵
抗R8は、拡散層抵抗等で形成されている。抵抗R8は、ヒ
ューズ73aが溶断されていないときの貫通電流を小さ
くするために、高い抵抗値を有している。各ヒューズ回
路73のインバータ73bの出力は、各オア回路75の
一方の入力に接続されている。
【0131】各オア回路75の他方の入力には、それぞ
れコマンド制御回路77の出力信号OUT1、OUT2、OUT3、
OUT4が供給されている。出力信号OUT1が供給されるオア
回路75の出力からは、制御信号C1が出力されている。
同様に、出力信号OUT2、OUT3、OUT4が供給される各オア
回路75の出力からは、それぞれ制御信号C2、C3、C4が
出力されている。
【0132】コマンド制御回路77は、外部端子を使用
してチップに所定の活性化期間変更コマンドを供給する
ことで、活性化される。コマンド制御回路77は、活性
化期間変更コマンドに応じて、出力信号OUT1、OUT2、OU
T3、OUT4の全てを低レベル、またはいずれかを高レベル
にする機能を有している。上述した半導体集積回路で
は、まず、外部から活性化期間変更コマンドが供給され
る。コマンド制御回路77は、出力信号OUT1、OUT2、OU
T3、OUT4のいずれかを順次高レベルにする。そして、デ
ータの書き込み評価および読み出し評価が行われる。
【0133】例えば、出力信号OUT1が高レベルのとき、
図16に示した第1クロックパルス生成回路67は、イ
ンバータ列67eの遅延時間に相当する活性化期間のク
ロックパルス信号CEPZを出力する。図17に示した第2
クロックパルス生成回路69は、インバータ列67eの
遅延時間に相当する活性化期間のクロックパルス信号CE
PZを出力する。そして、第1の実施形態と同様に、イン
バータ列67eの遅延時間に相当する活性化期間のカラ
ム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御
信号WAEZが生成される。
【0134】出力信号OUT2が高レベルの時、上記各信号
CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間は、インバータ列67
e、67fの遅延時間に相当する。出力信号OUT3が高レ
ベルの時、上記各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間
は、インバータ列67e、67f、67gの遅延時間に
相当する。出力信号OUT4が高レベルの時、上記各信号CL
Z、SEBZ、WAEZの活性化期間は、インバータ列67e、
67f、67g、67hの遅延時間に相当する。
【0135】データの書き込み評価および読み出し評価
により、外部から直接測定できない各信号CLZ、SEBZ、W
AEZの最適な活性化期間が間接的に求められる。評価結
果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの
変更を行うことで、チップの特性が改善され、歩留が向
上する。この後、図18に示した所定のヒューズ73a
を溶断することで、各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期
間は、最適な値に固定される。例えば、最適な活性化期
間が、出力信号OUT2を高レベルにしたときである場合、
制御信号C2を出力するオア回路75に接続されたヒュー
ズ73aが溶断される。ヒューズの溶断は、例えば、評
価を行ったチップと同一の製造ロットのチップについて
全て行われる。ヒューズ溶断後、活性化期間変更コマン
ドの入力禁止等をすることで、コマンド制御回路77
は、出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4を全て低レベルに
する。
【0136】したがって、ヒューズ73aを溶断するこ
とで、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うこ
となく、最適なタイミングで動作するチップが製造され
出荷される。さらに、チップ毎に各信号CLZ、SEBZ、WAE
Zの活性化期間を変更可能なため、ウエハ上でのチップ
の位置、製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造
ロットに依存するチップの特性のばらつきを抑えること
が可能である。
【0137】この実施形態の半導体集積回路において
も、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できる。さらに、この実施形態では、外部から活性化期
間変更コマンドを入力することで、各信号CLZ、SEBZ、W
AEZの活性化期間を変更可能にした。このため、評価結
果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの
変更を行うことで、チップの特性を改善することがで
き、歩留を向上することができる。
【0138】また、ヒューズ73aの溶断により、各信
号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間を変更可能にした。こ
のため、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行う
ことなく、最適なタイミングで動作するチップを製造す
ることができる。ウエハ上でのチップの位置、製造ロッ
ト内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存する
チップの特性のばらつきを抑えることができる。
【0139】図19ないし図21は、本発明の半導体集
積回路の第4の実施形態における第1タイミング制御回
路79a、第2タイミング制御回路79b、および制御
回路83を示している。第1タイミング制御回路79
a、第2タイミング制御回路79b、および制御回路8
3は、活性化タイミング変更回路に対応している。本実
施形態の回路構成は、第1タイミング制御回路79a、
第2タイミング制御回路79b、および制御回路83を
除いて、上述した第1の実施形態と同一である。この実
施形態では、第1タイミング制御回路79aおよび第2
タイミング制御回路79bは、出力する読み出し制御信
号SEBZ、書き込み制御信号WAEZのタイミングを、2通り
に変更可能である。
【0140】図19は、第1タイミング制御回路79a
の詳細を示している。第1タイミング制御回路79a
は、遅延回路53の代わりに遅延回路81を使用したこ
と以外、第1の実施形態の第1タイミング制御回路49
aと同一である。遅延回路81は、nMOSのソースとドレ
インとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ81a、8
1b、81cと、MOSキャパシタ81a、81bのゲー
トを互いに接続する抵抗R9と、MOSキャパシタ81b、
81cのゲートを互いに接続する抵抗R10と、3つの2
入力NANDゲート81d、81e、81fとで構成されて
いる。抵抗R9、R10は、拡散層抵抗等で形成されてい
る。
【0141】MOSキャパシタ81aのゲートは、論理回
路55の出力に接続されている。MOSキャパシタ81b
のゲートは、NANDゲート81dの一方の入力に接続され
ている。MOSキャパシタ81cのゲートは、NANDゲート
81eの一方の入力に接続されている。NANDゲート81
dの他方の入力には、制御信号C5が供給されている。NA
NDゲート81eの他方の入力には、制御信号C6が供給さ
れている。NANDゲート81fの入力には、それぞれNAND
ゲート81d、81eの出力が接続されている。NANDゲ
ート81fの出力は、論理回路57の入力に接続されて
いる。
【0142】図20は、第2タイミング制御回路79b
の詳細を示している。第2タイミング制御回路79b
は、遅延回路53の代わりに遅延回路81を使用したこ
と以外、第1の実施形態の第2タイミング制御回路49
bと同一である。遅延回路81は、第1タイミング制御
回路79aの遅延回路と同一である。図21は、制御回
路83の詳細を示している。
【0143】制御回路83は、2つのヒューズ回路73
と、2つのオア回路75と、コマンド制御回路85とで
構成されている。各オア回路85の一方の入力には、そ
れぞれヒューズ回路73の出力が接続されている。各オ
ア回路75の他方の入力には、それぞれコマンド制御回
路77の出力信号OUT5、OUT6が供給されている。出力信
号OUT5が供給されるオア回路75の出力からは、制御信
号C5が出力されている。出力信号OUT6が供給されるオア
回路75の出力からは、それぞれ制御信号C6が出力され
ている。
【0144】コマンド制御回路85は、外部端子を使用
してチップに所定の活性化期間変更コマンドを供給する
ことで、活性化される。コマンド制御回路85は、活性
化期間変更コマンドに応じて、出力信号OUT5、OUT6の全
てを低レベル、またはいずれかを高レベルにする機能を
有している。
【0145】上述した半導体集積回路では、まず、外部
から活性化タイミング変更コマンドが供給される。コマ
ンド制御回路85は、出力信号OUT5、OUT6のいずれかを
順次高レベルにする。そして、データの書き込み評価お
よび読み出し評価が行われる。例えば、出力信号OUT5が
高レベルのとき、制御回路83は、制御信号C5を高レベ
ルにし、制御信号C6を低レベルにする。
【0146】図19に示した第1タイミング制御回路7
9aは、NANDゲート81dを活性化し、NANDゲート81
eを非活性化し、読み出し制御信号SEBZを出力する。同
様に、図20に示した第2タイミング制御回路79b
は、書き込み制御信号WAEZを出力する。データの書き込
み評価および読み出し評価により、外部から直接測定で
きない各信号SEBZ、WAEZの最適な活性化タイミングが間
接的に求められる。評価結果に基づいてホトマスクの変
更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの
特性が改善され、歩留が向上する。
【0147】この後、図21に示した所定のヒューズ7
3aを溶断することで、各信号SEBZ、WAEZの活性化タイ
ミングは、最適な値に固定される。例えば、最適な活性
化タイミングが、出力信号OUT5を高レベルにしたときで
ある場合、制御信号C5を出力するオア回路75に接続さ
れたヒューズ73aが溶断される。ヒューズの溶断は、
例えば、評価を行ったチップと同一の製造ロットのチッ
プについて全て行われる。ヒューズ溶断後、活性化タイ
ミング変更コマンドの入力禁止等をすることで、コマン
ド制御回路85は、出力信号OUT5、OUT6を全て低レベル
にする。
【0148】したがって、ヒューズ73aを溶断するこ
とで、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うこ
となく、最適なタイミングで動作するチップが製造され
る。さらに、チップ毎に各信号SEBZ、WAEZの活性化タイ
ミングを変更可能なため、ウエハ上でのチップの位置、
製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに
依存するチップの特性のばらつきを抑えることが可能に
なる。
【0149】この実施形態の半導体集積回路において
も、上述した第1および第3の実施形態と同様の効果を
得ることができる。さらに、この実施形態では、外部か
ら活性化タイミング変更コマンドを入力することで、各
信号SEBZ、WAEZの活性化タイミングを変更可能にした。
このため、評価結果に基づいてホトマスクの変更あるい
は製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性を改
善することができ、歩留を向上することができる。
【0150】また、ヒューズ73aの溶断により、各信
号SEBZ、WAEZの活性化タイミングを変更可能にした。こ
のため、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行う
ことなく、最適なタイミングで動作するチップを製造す
ることができる。なお、上述した第1の実施形態では、
本発明をSDRAMに適用した例について述べた。しかしな
がら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
い。例えば、本発明をDRAM、SRAM等の半導体メモリに適
用してもよい。あるいは、DRAMのメモリコアを内蔵した
システムLSIに適用してもよい。
【0151】上述した第1の実施形態では、第1タイミ
ング制御回路49a、第2タイミング制御回路49bの
遅延回路51、53、論理回路55、57を使用して、
読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの両
方を生成した例について述べた。しかしながら、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、
読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの一
方のみを、遅延回路51、53、論理回路55、57を
使用して生成してもよい。
【0152】上述した第1の実施形態では、遅延回路5
1をクロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の脇
の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延要
素で形成し、遅延回路53をカラムデコード信号CAZの
配線負荷と等価な遅延要素で形成した例について述べ
た。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではない。例えば、遅延回路51を、クロックパ
ルス信号CEPZの配線と幅・長さが同一の配線を使用して
形成し、遅延回路53をカラムデコード信号CAZ配線と
幅・長さが同一の配線を使用して形成してもよい。この
場合、例えば、遅延回路51の配線を、クロックパルス
信号CEPZの配線に沿って形成してもよい。
【0153】上述した第1の実施形態では、論理回路5
5、57をデコード回路10a、デコーダ回路4aと同
一に形成した例について述べた。しかしながら、本発明
はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、
論理回路55、57をデコード回路10a、デコーダ回
路4aと等価の遅延要素を使用して形成してもよい。上
述した第1の実施形態では、遅延回路53の遅延時間
を、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値に合わ
せた例について述べた。しかしながら、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではない。例えば、遅延回路
53の遅延時間を、カラムデコード信号CAZの配線負荷
の最悪値に合わせてもよい。
【0154】上述した第3の実施形態では、クロックパ
ルス信号CEPZ、WCEPZの活性化期間を変更することで、
カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み
制御信号WAEZの活性化期間を変更した例について述べ
た。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではない。例えば、第1クロックパルス生成回路
67を複数個設け、カラム選択信号CLZ、読み出し制御
信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間をそれぞ
れ変更してもよい。
【0155】上述した第4の実施形態では、読み出し制
御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化タイミング
を変更する回路を備えた例について述べた。しかしなが
ら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
い。例えば、第3の実施形態に示したように、カラム選
択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号W
AEZの活性化期間を変更する回路を、さらに備えてもよ
い。
【0156】以上の実施形態において説明した発明を整
理して、以下の項を開示する。 (1)請求項1記載の半導体集積回路において、前記タ
イミング制御回路49は、前記信号経路に存在する回路
と同一の回路または等価の遅延要素を備えていることを
特徴とする。
【0157】この半導体集積回路では、タイミング制御
回路49の回路の特性が、信号経路に存在する回路の特
性と同一または等価になる。このため、スイッチ制御信
号CLZのタイミングに対する読み出し制御信号SEBZまた
は書き込み制御信号WAEZのタイミングのずれ量が、チッ
プの動作環境、製造条件により大きく変動することはな
い。一定になる。特に、低電圧動作電圧時におけるタイ
ミングのずれ量の変動が少なくなる。この結果、従来に
比べ、低電圧動作を考慮したタイミング設計が容易にな
り、高速動作が可能になる。
【0158】(2)請求項1記載の半導体集積回路にお
いて、前記タイミング制御回路49は、前記信号経路に
存在する配線と同一または等価の遅延要素を備えている
ことを特徴とする。この半導体集積回路では、タイミン
グ制御回路49の配線を伝搬する信号の遅延時間が、信
号経路に存在する配線を伝搬する信号の遅延時間と等し
くされるため、スイッチ制御信号CLZのタイミングに対
する読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZ
のタイミングのずれ量が、チップの動作環境、製造条件
により大きく変動することはない。
【0159】(3)請求項1記載の半導体集積回路にお
いて、前記入出力制御回路は、前記読み出し制御回路8
を備え、前記タイミング制御回路49は、前記読み出し
制御信号SEBZの活性化タイミングを前記スイッチ制御信
号CLZの活性化タイミングより僅かに遅らせる遅延ゲー
トを備えていることを特徴とする。この半導体集積回路
では、タイミング制御回路49により生成される読み出
し制御信号SEBZが、常にスイッチ制御信号CLZより遅れ
て活性化される。このため、読み出し制御回路8が、セ
ンスアンプ5の増幅動作前の誤ったデータを取り込むこ
とが防止される。読み出し制御回路8は、増幅された本
来のデータだけを確実に取り込む。
【0160】(4)請求項1記載の半導体集積回路にお
いて、複数の前記センスアンプ5と、複数の前記入出力
制御回路8、9と、前記各センスアンプ5と前記各入出
力制御回路8、9とをそれぞれ接続する複数の前記スイ
ッチ回路6とを備え、前記スイッチ制御回路10、4
は、前記各スイッチ回路6に対応する複数の前記スイッ
チ制御信号CLZを生成し、前記タイミング制御回路49
の前記遅延要素は、活性化タイミングが最も遅い前記ス
イッチ制御信号CLZに合わせて形成されていることを特
徴とする。
【0161】この半導体集積回路では、各スイッチ制御
信号CLZと、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御
信号WAEZとのタイミングのずれ量は、それぞれ相違す
る。しかし、タイミング制御回路49は、活性化タイミ
ングが最も遅い前記スイッチ制御信号CLZに合わせた遅
延要素を使用して、読み出し制御信号SEBZまたは書き込
み制御信号WAEZを生成する。このため、各スイッチ制御
信号CLZと読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信
号WAEZとのずれ量は、常に所定の範囲に納まる。したが
って、タイミング設計が容易になる。
【0162】(5)請求項1記載の半導体集積回路にお
いて、複数の前記センスアンプ5と、複数の前記スイッ
チ回路6と、前記各スイッチ回路6を介してそれぞれ前
記各センスアンプ5に接続される複数の前記入出力制御
回路8、9とを備え、前記スイッチ制御回路10、4
は、前記各スイッチ回路6に対応する複数の前記スイッ
チ制御信号CLZを生成し、前記タイミング制御回路49
は、前記各スイッチ制御信号CLZの活性化タイミングに
対応して、複数の前記読み出し制御信号SEBZおよび複数
の前記書き込み制御信号WAEZの少なくとも一方を生成す
ることを特徴とする。
【0163】この半導体集積回路では、複数の前記読み
出し制御信号SEBZまたは複数の前記書き込み制御信号WA
EZが生成されるため、各スイッチ制御信号CLZと、各読
み出し制御信号SEBZまたは各書き込み制御信号WAEZとの
タイミングのずれ量の相違が少なくされる。したがっ
て、スイッチ制御信号CLZと読み出し制御信号SEBZまた
は書き込み制御信号WAEZとのずれ量を最小限にしてタイ
ミング設計を行うことが可能になる。この結果、高速動
作が可能になる。
【0164】(6)請求項3記載の半導体集積回路にお
いて、前記書き込み制御信号WAEZは、前記スイッチ制御
信号CLZを生成する信号経路に存在する遅延要素と同一
または等価の遅延要素を使用して生成され該スイッチ制
御信号CLZとほぼ同じタイミングで活性化される第1書
き込み制御信号WEZと、前記スイッチ制御信号CLZを生成
する信号経路に存在する遅延要素と同一または等価の遅
延要素を使用して生成され前記スイッチ制御信号CLZよ
り早いタイミングで活性化される第2書き込み制御信号
WCEP2Zとのオア論理で生成されたことを特徴とする。
【0165】この半導体集積回路では、書き込み制御信
号WAEZの活性化終了タイミングは、第1書き込み制御信
号WEZにより決められる。第1書き込み制御信号WEZは、
遅延要素を使用して生成される。このため、書き込み制
御信号WAEZの活性化終了タイミングのスイッチ制御信号
CLZに対するずれ量は、チップの動作環境、製造条件に
より大きく変動することはない。
【0166】書き込み制御信号WAEZの活性化開始タイミ
ングは、第2書き込み制御信号WCEP2Zにより決められ
る。第2書き込み制御信号WCEP2Zは、遅延要素を使用し
て生成される。このため、書き込み制御信号WAEZの活性
化開始タイミングのスイッチ制御信号CLZに対するずれ
量は、チップの動作環境、製造条件により大きく変動す
ることはない。
【0167】したがって、書き込み動作時に、書き込み
制御回路9から出力されるデータが、センスアンプ5に
より確実に増幅され、メモリセル7に書き込まれる。 (7)上記(6)記載の半導体集積回路において、前記
第1書き込み制御信号WEZと前記第2書き込み制御信号W
CEP2Zとの活性化期間は、ほぼ同一であることを特徴と
する。
【0168】この半導体集積回路では、第1書き込み制
御信号WEZと第2書き込み制御信号WCEP2Zとのオア論理
をとるときに、書き込み制御信号WAEZにハザードが発生
することが防止される。 (8)請求項4記載の半導体集積回路において、前記試
験モードは、前記内部信号である内部データ信号を伝達
する内部データバスを互いに接続して、読み書き動作試
験を行う圧縮試験モードであることを特徴とする。
【0169】この半導体集積回路では、試験モード時
に、内部データバスの負荷が増大し、内部データ信号の
波形が緩慢になる。タイミング変更回路45により、内
部回路の動作タイミングを変えることで、負荷の増大に
より緩慢になった波形に合わせて、最適なタイミングで
動作試験が行われる。タイミング変更回路45は、通常
動作モード時には、内部データバスの負荷の減少に応じ
て内部回路の動作タイミングを変更し、最適なタイミン
グにする。
【0170】(9)上記(8)記載の半導体集積回路に
おいて、前記内部回路を制御する制御信号を備え、前記
タイミング変更回路45は、前記試験モード時に、前記
制御信号の活性化期間を、通常動作モード時に比べ長く
することを特徴とする。この半導体集積回路では、タイ
ミング変更回路45は、内部データバスの負荷が増大す
る試験モード時に、内部回路を制御する制御信号の活性
化期間を長くする。そして、試験モード時と通常動作モ
ード時とで、常に最適なタイミングで内部回路の動作が
行われる。
【0171】試験モード時に制御信号の活性化期間を長
くすることで、例えば、動作タイミングに依存しない物
理的な欠陥による不良が容易に検出される。このため、
半導体集積回路が欠陥救済回路を備えている場合には、
試験モードの結果により、回路の救済を行うことが可能
になる。 (10)請求項5記載の半導体集積回路において、チッ
プ上にヒューズ73aを備え、前記活性化期間は、前記
ヒューズ73aの溶断により所定値に固定可能であるこ
とを特徴とする。
【0172】この半導体集積回路では、まず、スイッチ
制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信
号WAEZの少なくともいずれかの活性化期間が間接的に評
価され、各制御信号の最適な活性化期間が判定される。
この後、所定のヒューズ73aが溶断され、各制御信号
の活性化期間が最適値に固定される。このため、ホトマ
スクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適
なタイミングで動作するチップが製造される。
【0173】また、チップ毎に上記制御信号の活性化期
間を変更可能なため、ウエハ上でのチップの位置、製造
ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存
するチップの特性のばらつきが抑えられる。 (11)請求項5記載の半導体集積回路において、スイ
ッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制
御信号WAEZの少なくともいずれかの活性化タイミングを
変更する活性化タイミング変更回路79a、79b、8
3を備えていることを特徴とする。
【0174】この半導体集積回路では、スイッチ制御信
号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZ
の少なくともいずれかの活性化タイミングを変更して、
読み出し動作または書き込み動作を行うことで、外部か
ら直接測定できないこれ等制御信号の活性化タイミング
が間接的に評価され、各制御信号の最適な活性化タイミ
ングが判定される。
【0175】評価結果に基づいてホトマスクの変更ある
いは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性が
改善され、歩留が向上する。 (12)上記(11)記載の半導体集積回路において、
チップ上にヒューズ73aを備え、前記活性化タイミン
グは、前記ヒューズ73aの溶断により所定値に固定可
能であることを特徴とする。
【0176】この半導体集積回路では、まず、スイッチ
制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信
号WAEZの少なくともいずれかの活性化タイミングが間接
的に評価され、各制御信号の最適な活性化タイミングが
判定される。この後、所定のヒューズ73aが溶断さ
れ、各制御信号の活性化タイミングが最適値に固定され
る。このため、マスクの変更、製造プロセスの変更を行
うことなく、最適なタイミングで動作するチップが製造
される。
【0177】また、チップ毎に活性化タイミングを変更
可能なため、ウエハ上でのチップの位置、製造ロット内
でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存するチッ
プの特性のばらつきが抑えられる。
【0178】
【発明の効果】請求項1の半導体集積回路では、スイッ
チ制御信号と、読み出し制御信号または書き込み制御信
号とタイミングのずれ量が、製造プロセスの変動、動作
電圧の変動、および周囲温度の変動による影響を受けて
変動することを最小限にすることができる。これ等ずれ
量を最小限にしてタイミング設計を行うことで、チップ
を高速動作することができる。高速動作を追求しない場
合には、他の回路のタイミング余裕を大きくすることが
でき、歩留を向上することができる。
【0179】請求項2の半導体集積回路では、回路全体
として、各スイッチ制御信号と読み出し制御信号または
書き込み制御信号とのずれ量を最小限にすることができ
る。請求項3の半導体集積回路では、十分な書き込み電
圧でメモリセルにデータを書き込むことができる。請求
項4の半導体集積回路では、通常動作時に、圧縮試験モ
ード時の回路負荷等を考慮することなく、最適なタイミ
ングでデータの読み書きを行うことができる。
【0180】請求項5の半導体集積回路では、外部から
は測定できないスイッチ制御信号、読み出し制御信号、
書き込み制御信号の活性化期間を間接的に評価すること
ができる。各制御信号の最適な活性化期間を判定するこ
とができる。評価結果に基づいてホトマスクの変更ある
いは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性を
改善することができ、歩留を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項4に記載の発明の基本原
理を示すブロック図である。
【図2】請求項5に記載の発明の基本原理を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の半導体集積回路の第1の実施形態を示
すチップの全体構成図である。
【図4】カラムアドレス系の主要な回路および主要な信
号の流れを示すブロック図である。
【図5】図4のクロックバッファの回路図である。
【図6】図4の第1クロックパルス生成回路の回路図で
ある。
【図7】図4の第2クロックパルス生成回路の回路図で
ある。
【図8】図4のタイミング制御回路内に設けられた第1
タイミング制御回路aの回路図である。
【図9】図4のタイミング制御回路内に設けられた第2
タイミング制御回路の回路図である。
【図10】第1の実施形態におけるSDRAMの読み出し動
作時の主要な信号のタイミング図である。
【図11】第1の実施形態におけるSDRAMの書き込み動
作時の主要な信号のタイミング図である。
【図12】第1の実施形態における圧縮試験モード時の
書き込み動作での主要な信号のタイミング図である。
【図13】第2の実施形態における第1タイミング制御
回路の回路図である。
【図14】第2の実施形態における第2タイミング制御
回路の回路図である。
【図15】第2の実施形態におけるメモリコア部のブロ
ック図である。
【図16】第3の実施形態における第1クロックパルス
生成回路の回路図である。
【図17】第3の実施形態における第2クロックパルス
生成回路の回路図である。
【図18】第3の実施形態における制御回路の回路図で
ある。
【図19】第4の実施形態における第1タイミング制御
回路の回路図である。
【図20】第4の実施形態における第2タイミング制御
回路の回路図である。
【図21】第4の実施形態における制御回路の回路図で
ある。
【図22】従来のSDRAMの全体構成図である。
【図23】従来のカラムアドレス系の主要な回路および
主要な信号の流れを示すブロック図である。
【図24】図23のクロックバッファの回路図である。
【図25】図23のクロックパルス生成回路の回路図で
ある。
【図26】従来のクロックパルス信号CEPZのタイミング
図である。
【図27】図23のプリデコーダの回路図である。
【図28】図23のメインデコーダの回路図である。
【図29】図23のタイミング制御回路の回路図であ
る。
【図30】図23のリセット回路およびその周辺の回路
図である。
【図31】図23のセンスバッファの回路図である。
【図32】図23のライトアンプの回路図である。
【図33】図23のデータ入力回路およびその周辺の回
路図である。
【図34】従来のSDRAMの読み出し動作時の主要な信号
のタイミング図である。
【図35】従来のSDRAMの書き込み動作時の主要な信号
のタイミング図である。
【図36】従来の圧縮試験モード時における書き込み動
作を示すタイミング図である。
【図37】従来の圧縮試験モード時における読み出し動
作を示すタイミング図である。
【図38】従来の書き込み動作時のビット線信号を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
2 メモリコア部 4 メインデコーダ 5 センスアンプ 6 スイッチ回路 7 メモリセル 8 センスバッファ 9 ライトアンプ 10 プリデコーダ 11 パッド 12 データ入出力回路 16 リセット回路 17 試験回路 18 制御回路 40 SDRAM 41 周辺回路部 43 クロックバッファ 45 第1クロックパルス生成回路 47 第2クロックパルス生成回路 49 タイミング制御回路 51 遅延回路 53 遅延回路 55 論理回路 57 論理回路 59 遅延ゲート 61 オア回路 63a 第1タイミング制御回路 63b 第2タイミング制御回路 65 遅延回路 67 第1クロックパルス生成回路 69 第2クロックパルス生成回路 71 制御回路 73 ヒューズ回路 75 オア回路 77 コマンド制御回路 79a 第1タイミング制御回路 79b 第2タイミング制御回路 81 遅延回路 83 制御回路 85 コマンド制御回路 BLZ、BLX ビット線信号 CAZ カラムデコード信号 CEPZ、WCEPZ クロックパルス信号 CLK クロック信号 CLKZ、CLKWZ 内部クロック信号 CLZ カラム選択信号 GDBZ、GDBX 内部データ信号 RDBZ 読み出しデータ信号 SEBZ、SEB0Z 読み出し制御信号 TESZ 試験信号 TRDBZ、TRDBX 試験時読み出しデータ信号 TWDBZ 試験時書き込みデータ信号 WAEZ、WAE0Z 書き込み制御信号 WCEP2Z、WCEP20Z 第2書き込み制御信号 WDBZ 書き込みデータ信号 WEZ、WE0Z 第1書き込み制御信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルと、 前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセン
    スアンプと、 読み出し動作時に前記センスアンプで増幅された前記デ
    ータを取り込む読み出し制御回路、および書き込み動作
    時に前記データを該センスアンプに出力する書き込み制
    御回路の少なくとも一方を有する入出力制御回路と、 前記センスアンプと前記入出力制御回路とを接続する前
    記データの伝達経路を断続するスイッチ回路と、 前記読み出し動作時および前記書き込み動作時に使用す
    る基本タイミング信号を生成する基本タイミング信号生
    成回路と、 前記基本タイミング信号を受けて、前記入出力制御回路
    を制御する読み出し制御信号および書き込み制御信号の
    少なくとも一方を生成するタイミング制御回路と、 前記基本タイミング信号を受けて、前記スイッチ回路を
    オン・オフ制御する前記スイッチ制御信号を生成するス
    イッチ制御回路とを備え、 前記タイミング制御回路は、前記基本タイミング信号を
    出力する前記基本タイミング信号生成回路の出力ノード
    から前記スイッチ制御回路に供給される前記スイッチ制
    御信号の入力ノードまでの信号経路に存在する遅延要素
    と同一または等価の遅延要素を備え、該遅延要素を使用
    して、前記読み出し制御信号および前記書き込み制御信
    号の少なくとも一方を生成することを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 複数の前記センスアンプと、複数の前記入出力制御回路
    と、前記各センスアンプと前記各入出力制御回路とをそ
    れぞれ接続する複数の前記スイッチ回路とを備え、 前記スイッチ制御回路は、前記各スイッチ回路に対応す
    る複数の前記スイッチ制御信号を生成し、 前記タイミング制御回路の前記遅延要素は、前記各スイ
    ッチ制御信号の活性化タイミングの平均値に合わせて形
    成されていることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 メモリセルと、 前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセン
    スアンプと、 書き込み動作時に活性化される書き込み制御信号を受け
    て、前記データを前記センスアンプに出力する書き込み
    制御回路と、 書き込み動作時に活性化されるスイッチ制御信号を受け
    て、前記センスアンプと前記書き込み制御回路との間の
    前記データの伝達経路を接続するスイッチ回路とを備
    え、 前記書き込み制御信号の活性化期間は、前記スイッチ制
    御信号の活性化期間を含むことを特徴とする半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】 内部回路の動作を行う通常動作モード
    と、前記内部回路の動作試験を行う試験モードとを備
    え、 前記通常動作モード時と前記試験モード時とで変化する
    内部信号経路の負荷に応じて、前記内部回路の動作タイ
    ミングを変更するタイミング変更回路を備えたことを特
    徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 メモリセルと、 前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセン
    スアンプと、 読み出し動作時に前記センスアンプで増幅された前記デ
    ータを取り込む読み出し制御回路、および書き込み動作
    時に前記データを該センスアンプに出力する書き込み制
    御回路の少なくとも一方を有する入出力制御回路と、 前記センスアンプと前記入出力制御回路とを接続する前
    記データの伝達経路を断続するスイッチ回路と、 前記基本タイミング信号を受けて、前記入出力制御回路
    を制御する読み出し制御信号および書き込み制御信号の
    少なくとも一方を生成するタイミング制御回路と、 前記基本タイミング信号を受けて、前記スイッチ回路を
    オン・オフ制御するスイッチ制御信号を生成するスイッ
    チ制御回路と、 前記スイッチ制御信号、前記読み出し制御信号、前記書
    き込み制御信号の少なくともいずれかの活性化期間を変
    更する活性化期間変更回路を備えたことを特徴とする半
    導体集積回路。
JP11167001A 1999-06-14 1999-06-14 半導体集積回路 Pending JP2000357391A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11167001A JP2000357391A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 半導体集積回路
US09/533,886 US6212092B1 (en) 1999-06-14 2000-03-22 Semiconductor integrated circuit
KR1020000016052A KR100575412B1 (ko) 1999-06-14 2000-03-29 반도체 집적 회로
TW089105960A TW441090B (en) 1999-06-14 2000-03-30 Semiconductor intergrated circuit
US09/775,570 US6404663B2 (en) 1999-06-14 2001-02-05 Semiconductor integrated circuit having testing mode for modifying operation timing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11167001A JP2000357391A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 半導体集積回路

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004116059A Division JP2004206879A (ja) 2004-04-09 2004-04-09 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000357391A true JP2000357391A (ja) 2000-12-26

Family

ID=15841550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11167001A Pending JP2000357391A (ja) 1999-06-14 1999-06-14 半導体集積回路

Country Status (4)

Country Link
US (2) US6212092B1 (ja)
JP (1) JP2000357391A (ja)
KR (1) KR100575412B1 (ja)
TW (1) TW441090B (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194885A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体デバイスの動作タイミングのテスト装置及びテスト方法
US6934899B2 (en) * 2002-01-30 2005-08-23 Etron Technology, Inc. Variable self-time scheme for write recovery by low speed tester
DE10245712A1 (de) * 2002-10-01 2004-04-22 Infineon Technologies Ag Speicherschaltung mit einem Testmodus zum Schreiben von Testdaten
US7937557B2 (en) 2004-03-16 2011-05-03 Vns Portfolio Llc System and method for intercommunication between computers in an array
US6958943B1 (en) 2004-05-12 2005-10-25 International Business Machines Corporation Programmable sense amplifier timing generator
US7397696B1 (en) * 2004-12-28 2008-07-08 Spansion Llc Current sensing architecture for high bitline voltage, rail to rail output swing and Vcc noise cancellation
KR100683265B1 (ko) * 2005-02-16 2007-02-15 하이텍 주식회사 광학적 검사 장치의 인쇄회로기판 자동 공급 취출장치
US7904695B2 (en) * 2006-02-16 2011-03-08 Vns Portfolio Llc Asynchronous power saving computer
US7904615B2 (en) * 2006-02-16 2011-03-08 Vns Portfolio Llc Asynchronous computer communication
US7966481B2 (en) 2006-02-16 2011-06-21 Vns Portfolio Llc Computer system and method for executing port communications without interrupting the receiving computer
KR100809690B1 (ko) * 2006-07-14 2008-03-07 삼성전자주식회사 저속 테스트 동작이 가능한 반도체 메모리 장치 및 반도체메모리 장치의 테스트 방법
US8432195B2 (en) 2010-11-05 2013-04-30 Qualcomm Incorporated Latch circuits with synchronous data loading and self-timed asynchronous data capture
US9564881B2 (en) * 2015-05-22 2017-02-07 Qualcomm Incorporated Area-efficient metal-programmable pulse latch design
US9979394B2 (en) 2016-02-16 2018-05-22 Qualcomm Incorporated Pulse-generator
US11263428B2 (en) 2017-07-09 2022-03-01 Ringo Ai, Inc. Electromagnetic emitters and detectors for electronic devices
WO2019014147A2 (en) 2017-07-09 2019-01-17 Lumenetix, Inc. TECHNIQUES FOR CREATING CHARACTERIZATION MATRICES FOR REFLECTANCE, LIGHTING OR SENSOR RESPONSE
US11436858B2 (en) 2017-07-09 2022-09-06 Ringo Ai, Inc. Characterizing reflectance, illuminance, and sensor response for electromagnetic radiation

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5769584A (en) * 1980-10-15 1982-04-28 Toshiba Corp Non-volatile semiconductor memory
US5228139A (en) * 1988-04-19 1993-07-13 Hitachi Ltd. Semiconductor integrated circuit device with test mode for testing CPU using external signal
US6105152A (en) * 1993-04-13 2000-08-15 Micron Technology, Inc. Devices and methods for testing cell margin of memory devices
US5801985A (en) * 1995-07-28 1998-09-01 Micron Technology, Inc. Memory system having programmable control parameters

Also Published As

Publication number Publication date
US20010008488A1 (en) 2001-07-19
US6404663B2 (en) 2002-06-11
KR20010029609A (ko) 2001-04-06
KR100575412B1 (ko) 2006-05-03
TW441090B (en) 2001-06-16
US6212092B1 (en) 2001-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420120B2 (ja) 同期型半導体メモリシステム
JP2000357391A (ja) 半導体集積回路
JP4370507B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3535788B2 (ja) 半導体記憶装置
US5384750A (en) Data output buffer of a synchronous semiconductor memory device
JP2001101868A (ja) 半導体記憶装置
JP4025488B2 (ja) 半導体集積回路およびその制御方法
US6570800B2 (en) High speed clock synchronous semiconductor memory in which the column address strobe signal is varied in accordance with a clock signal
US6256240B1 (en) Semiconductor memory circuit
JP4246977B2 (ja) 半導体メモリ
JP3406698B2 (ja) 半導体装置
JP4036531B2 (ja) 半導体集積回路
US6636443B2 (en) Semiconductor memory device having row buffers
JPH09320261A (ja) 半導体記憶装置および制御信号発生回路
JP2001101863A (ja) 半導体集積回路およびその制御方法
JP4477456B2 (ja) 半導体メモリ
JP2002076879A (ja) 半導体装置
JPH11149770A (ja) 同期型半導体記憶装置
JP2000243098A (ja) 半導体装置
US6147915A (en) Semiconductor integrated circuit
JP2004206879A (ja) 半導体集積回路
KR100649059B1 (ko) 반도체 집적 회로
JP3930198B2 (ja) 半導体集積回路
JP4112754B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3192709B2 (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309