JP2004206879A - 半導体集積回路 - Google Patents

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直治 篠▲崎▼
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Abstract

【課題】内部回路を制御する制御信号のタイミングのずれ量の変動を最小限にする。また、内部回路の動作タイミングを間接的に評価し、評価結果に基づいて、チップの特性を改善する。
【解決手段】スイッチ制御回路10、4は、所定のタイミングのスイッチ制御信号CLZを生成し、スイッチ回路6に出力する。タイミング制御回路49は、所定のタイミングの読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの少なくとも一方を生成し、入出力制御回路8、9に出力する。この際、スイッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間および活性化タイミングは、活性化期間変更回路および活性化タイミング変更回路により変更可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、データの読み書きを行うメモリセルを備えた半導体集積回路に関し、特に、内部回路を制御する制御信号のタイミングを最適化する技術に関する。
マイクロコンピュータ、DRAM等に代表される半導体集積回路は、年々、高集積化・高速化されている。最近では、回路内部で使われる制御信号のタイミング余裕が、高速化により減少しており、チップ内部の配線長等を考慮したタイミング設計が行われている。
図22は、この種の半導体集積回路のうち、クロック信号に同期して動作するSDRAM(Synchronous DRAM)のチップレイアウトを示している。なお、図22は、一般にカラムアドレス系と称するデータの入出力に関連する回路を示している。
SDRAM1には、互いに鏡像関係にあるメモリコア部2、2が4カ所に配置されている。SDRAM1の中央には、横方向および縦方向に沿って、周辺回路部3が十字状に配置されている(図の網掛け部分)。
各メモリコア部2には、メインデコーダ4、センスアンプ5、スイッチ回路6、メモリセル7、センスバッファ8、およびライトアンプ9が、それぞれ複数配置されている。互いに鏡像関係にあるメモリコア部2、2の間には、プリデコーダ10が配置されている。
周辺回路部3には、外部と信号の授受を行うパッド11が、図の横方向に沿って配置されている。周辺回路部3には、読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXおよび試験時書き込みデータ信号TWDBZの配線が、チップの横方向に沿って配置されている。周辺回路部3には、データ入出力回路12、クロックバッファ13、クロックパルス生成回路14、タイミング制御回路15、リセット回路16、試験回路17、および制御回路18等が配置されている。
クロックバッファ13は、パッド11を介して外部からクロック信号CLKを受け、内部クロック信号CLKZを出力している。クロックパルス生成回路14は、内部クロック信号CLKZを受け、クロックパルス信号CEPZを出力している。タイミング制御回路15は、クロックパルス信号CEPZを受け、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZを出力している。リセット回路16には、読み出し制御信号SEBZ、読み出しデータ信号RDBZ、および試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXが供給されている。データ入出力回路12には、読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBX、および試験時書き込みデータ信号TWDBZが供給され、パッド11を介してデータ信号DQが供給されている。試験回路17からは、試験信号TESZが出力されている。試験信号TESZは、図示していないが、データ入出力回路12、リセット回路16、センスバッファ8、およびライトアンプ9に供給されている。
プリデコーダ10は、クロックパルス信号CEPZおよび図示しない列アドレス信号を受け、カラムデコード信号CAZをメインデコーダ4に出力している。クロックパルス信号CEPZの配線の一部は、メモリコア部2の脇に縦方向に沿って形成されており、配線長が長い。このため、クロックパルス信号CEPZの配線の負荷は大きい。同様に、カラムデコード信号CAZの配線は、メインデコーダ4内に横方向に沿って形成されており、配線長が長い。このため、カラムデコード信号CAZの配線の負荷は大きい。
メインデコーダ4は、カラムデコード信号CAZを受け、カラム選択信号CLZを出力している。センスアンプ5には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。ビット線信号BLZ、
BLXは相補な信号である。
メモリセル7には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。スイッチ回路6には、カラム選択信号CLZ、ビット線信号BLZ、BLX、および内部データ信号GDBZ、GDBXが供給されている。センスバッファ8は内部データ信号GDBZ、GDBXを受け、読み出しデータ信号RDBZおよび試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXを出力している。ライトアンプ9は、書き込みデータ信号WDBZおよび試験時書き込みデータ信号TWDBを受け、内部データ信号GDBZ、GDBXを出力している。
なお、メモリコア部2に示したJ字状の矢印A1は、メモリセル7から読み出されたデータが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5で増幅されスイッチ回路6を介してセンスバッファ8に供給されることを表している。J字状の矢印A2は、スイッチ回路6を介してライトアンプ9から出力される書き込みデータが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5に供給されメモリセル7に書き込まれること表している。
図中、信号線が接続されていないプリデコーダ10およびメモリコア部2にも、上述した各信号が接続されている。
また、図中、太線で示した信号線、配線は、複数本から構成されている。例えば、読み出しデータ信号RDBZは、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Zから構成され、書き込みデータ信号WDBZは、書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zから構成されている。
ここで、最後に“Z”の付く信号は、正論理の信号であり、最後に“X”の付く信号は、負論理の信号である。
図23は、カラムアドレス系の主要な回路および主要な信号の流れを示している。
スイッチ回路6は、nMOSにより構成されている。nMOSのゲートには、カラム選択信号CLZが供給され、nMOSのソース、ドレインには、それぞれビット線信号BLZ、BLX、内部データ信号GDBZ、GDBXが供給されている。
図24は、クロックバッファ13の詳細を示している。
クロックバッファ13は、外部から入力されるクロック信号CLKと参照電圧VREFとを比較する差動増幅回路19と、インバータおよびNANDゲートで構成されるパルス発生回路20とを備えている。参照電圧VREFは、電源電圧VCC(2.5V)の2分の1の電圧にされている。
差動増幅回路19には、pMOSとnMOSとを直列に接続した電圧取出部21、22が対称に配置されている。電圧取出部21、22のnMOS21a、22aのゲートには、それぞれクロック信号CLK、参照電圧VREFが供給されている。nMOS21a、22aのソースは、nMOS23を介して接地線VSSに接続されている。nMOS23のゲートには、電源線VCCが接続されている。電圧取出部19のnMOS21aとpMOS21bとを接続しているノードND1は、パルス発生回路20の入力に接続されている。
pMOS21b、22bのソースには、電源線VCCが接続されている。pMOS21b、22bのゲートには、pMOS22bのドレイン(ノードND2)が接続されている。電圧取出部21、22は、カレントミラー回路を構成している。
パルス発生回路20は、インバータ20aと、3個のインバータを縦続接続したインバータ列20b、20cと2入力のNANDゲート20dとで構成されている。インバータ20aの入力には、ノードND1が接続されている。インバータ20aの出力は、NANDゲート20dの一方の入力およびインバータ列20bの入力に接続されている。インバータ列20
bの出力は、NANDゲート20dの他方の入力に接続されている。NANDゲート20dの出力は、インバータ列20cの入力に接続されている。インバータ列20cの出力からは、内部クロック信号CLKZが出力している。
図25は、クロックパルス生成回路14の詳細を示している。
クロックパルス生成回路14は、3つのインバータ14a、14b、14cと、2個の2入力NANDゲートからなるフリップフロップ回路14dと、4つのインバータを縦続接続したインバータ列14e、14fとで構成されている。インバータ14aの入力には、内部クロック信号CLKZが供給されている。インバータ14aの出力は、フリップフロップ回路14dの一方の入力に接続されている。インバータ14aが接続されたフリップフロップ回路14dのNANDゲートの出力は、インバータ14bの入力に接続されている。インバータ14bの出力は、インバータ14cおよびインバータ列14eの入力に接続されている。インバータ14cの出力からは、クロックパルス信号CEPZが出力されている。インバータ列14eの出力は、インバータ列14fの入力に接続されている。インバータ列14fの出力(ノードND3)は、フリップフロップ回路14dの他方の入力に帰還されている。
図26は、クロックパルス生成回路14により生成されるクロックパルス信号CEPZの生成タイミングを示している。クロックパルス信号CEPZは、クロック信号CLKZの立ち上がりに同期して立ち上がり、ノードND3を伝達される帰還信号の立ち下がりに同期して立ち下がる。すなわち、クロックパルス信号CEPZの活性化期間(パルス幅)は、インバータ列14e、14fの遅延時間により決められている。
図27は、プリデコーダ10の詳細を示している。
プリデコーダ10は、複数のデコード回路10aにより構成されている。各デコード回路は、3入力のNANDゲート10bとインバータ10cとで構成されている。各NANDゲート10bの入力には、2つの列アドレス信号(例えば、列アドレス信号AZ、BZ)とクロックパルス信号CEPZとが供給されている。各NANDゲート10bの出力は、インバータ10cの入力に接続されている。インバータ10cの出力からは、カラムデコード信号CAZ等が出力されている。
図28は、メインデコーダ4の詳細を示している。
メインデコーダ4は、プリデコーダ10と同様に、複数のデコード回路4aにより構成されている。デコード回路4aは、3入力のNANDゲート4bとインバータ4cとで構成されている。各NANDゲート4bの入力には、3つのデコード信号(例えば、カラムデコード信号CAZ、CBZ、CCZ)が供給されている。各NANDゲート4bの出力は、インバータ4cの入力に接続されている。インバータ4cの出力からは、カラム選択信号CL1Z等が出力されている。
図29は、タイミング制御回路15の詳細を示している。
タイミング制御回路15は、縦続接続された6つの遅延回路15aにより構成されている。遅延回路15aは、pMOSとnMOSのドレインに抵抗R1、R2を直列に配置したCMOSインバータ15bと、nMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ15cと、CMOSインバータ15bの出力とMOSキャパシタ15cのゲートとを接続する抵抗R3とで構成されている。抵抗R1、R2、R3は、拡散層抵抗で形成されている。すなわち、遅延回路15aは、CR時定数回路として形成されている。遅延回路15aによる時定数は、図22に示したように、メモリコア部2の脇を通るクロックパルス信号CEPZの配線負荷、プリデコーダ10の回路遅延、カラムデコード信号CAZの配線負荷、およびメインデコーダ4の回路遅延に基づいて決められている。
初段の遅延回路15aの入力には、クロックパルス信号CEPZが供給されている。2段目の遅延回路15aの出力からは、書き込み制御信号WAEZが出力されている。最終段の遅延回路15aの出力からは、読み出し制御信号SEBZが出力されている。タイミング制御回路15から出力される書き込み制御信号WAEZ、読み出し制御信号SEBZは、後述するように、カラム選択信号CLZの活性化期間に対して所定時間だけずれている。
図30は、リセット回路16の詳細およびその周辺の回路を示している。
リセット回路16には、読み出し制御信号SEBZ、試験信号TESZ、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXが供給されている。読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、センスバッファ8a、8b、8c、8dから供給される信号である。なお、センスバッファ8a、8b、8c、8dは、それぞれ、DQ0、DQ1、DQ2、DQ3に対応している。リセット回路16は、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXを電源電圧VCCにするためのpMOS16a、16b、16c、16d、16e、16fと、これ等pMOSを制御するインバータ16g、16h、16j、2入力のNORゲート16kと、ラッチ回路16mとで構成されている。
インバータ16gの入力には、読み出し制御信号SEBZが供給されている。インバータ16gの出力は、インバータ16hの入力、およびNORゲート16kの一方の入力に接続されている。インバータ16hの出力は、pMOS16a、16b、16c、16dのゲートに接続されている。NORゲート16kの他方の入力には、インバータ16jを介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。NORゲート16kの出力は、pMOS16e、16fのゲートに接続されている。
ラッチ回路16mは、入力と出力とを互いに接続した2つのインバータからなる6つのラッチ16nを備えている。各ラッチ16nの一端は、それぞれ読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXに接続されている。ラッチ16nの駆動能力は小さく、pMOS16a、16b、16c、16d、16e、16fおよび後述する図31のnMOS25e、25f、25gの動作により、ラッチしているデータは容易に反転される。
図31は、センスバッファ8(8a、8b、8c、8d)の詳細を示している。
センスバッファ8は、図23に示したスイッチ回路6を介してセンスアンプ5から出力される内部データ信号GDBZ、GDBXを比較し増幅する差動増幅回路24と、増幅された信号を読み出しデータ信号RDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXとして出力する出力回路25とを備えている。
センスバッファ8には、pMOSとnMOSとを直列に接続した電圧取出部26、27が、対称に配置されている。電圧取出部26、27のnMOS26a、27aのゲートには、それぞれ内部データ信号GDBX、GDBZが供給されている。nMOS26a、27aのソースは、nMOS28を介して接地線VSSに接続されている。nMOS28のゲートには、読み出し制御信号SEBZが供給されている。電圧取出部26のnMOS26aとpMOS26bとを接続しているノードND4と、電圧取出部27のnMOS27aとpMOS27bとを接続しているノードND5は、出力回路25に接続されている。
pMOS26b、27bのソースには、電源線VCCが接続されている。pMOS26b、27bのゲートには、ノードND5が接続されている。電圧取出部26、27は、カレントミラー回路を構成している。
ノードND4、ND5には、それぞれpMOS29、30のドレインが接続されている。pMOS29、30のゲートには、読み出し制御信号SEBZが供給されている。pMOS29、30のソース
は、電源線VCCに接続されている。
出力回路25は、インバータ25a、25bと、2つの2入力のNORゲート25c、25dと、3つのnMOS25e、25f、25gとで構成されている。インバータ25aの入力には、ノードND4が接続されている。インバータ25aの出力は、nMOS25eのゲートに接続されている。NORゲート25cの一方の入力には、ノードND4が接続されている。NORゲート25dの一方の入力には、ノードND5が接続されている。NORゲート25c、25dの他方の入力には、インバータ25bを介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。NORゲート25cの出力は、nMOS25fのゲートに接続されている。NORゲート25dの出力は、nMOS25gのゲートに接続されている。
nMOS25eのドレインからは、読み出しデータ信号RDBZが出力されている。nMOS25fのドレインからは、試験時読み出しデータ信号TRDBZが出力されている。nMOS25gのドレインからは、試験時読み出しデータ信号TRDBXが出力されている。nMOS25e、25f、25gのソースは、接地線VSSに接続されている。
図32は、ライトアンプ9の詳細を示している。
ライトアンプ9は、書き込みデータ信号WDBZ、試験時書き込みデータ信号TWDBZを受ける入力回路31、受けたデータをラッチするラッチ回路32、ラッチしたデータを内部データ信号GDBZ、GDBXとして出力する出力回路33とで構成されている。
入力回路31は、インバータ31aと、pMOSとnMOSのソース・ドレインを互いに接続したMOSスイッチ31b、31cとで構成されている。MOSスイッチ31bの入力には、書き込みデータ信号WDBZが供給されている。MOSスイッチ31cの入力には、試験時書き込みデータ信号TWDBZが供給されている。MOSスイッチ31b、31cの出力は、ノードND6に接続されている。MOSスイッチ31bのpMOSのゲートおよびMOSスイッチ31cのnMOSのゲートには、試験信号TESZが供給されている。MOSスイッチ31bのnMOSのゲートおよびMOSスイッチ31cのpMOSのゲートには、インバータ31aを介して試験信号TESZの反転信号が供給されている。
ラッチ回路32は、2つのインバータ32a、32bの入力と出力を互いに接続して構成されている。インバータ32aの入力およびインバータ32bの出力は、ノードND6に接続されている。インバータ32aの出力およびインバータ32bの入力は、ノードND7に接続されている。
出力回路33は、インバータ33a、33bと、pMOSとnMOSのソース・ドレインを互いに接続したMOSスイッチ33c、33dとで構成されている。MOSスイッチ33cの入力は、インバータ33aを介してノードND7に接続されている。MOSスイッチ33dの入力は、ノードND7に接続されている。MOSスイッチ33cの出力からは、内部データ信号GDBZが出力されている。MOSスイッチ33dの出力からは、内部データ信号GDBXが出力されている。MOSスイッチ33c、33dのnMOSのゲートには、書き込み制御信号WAEZが供給されている。MOSスイッチ33c、33dのpMOSのゲートには、インバータ33bを介して書き込み制御信号WAEZの反転信号が供給されている。
図33は、データ入出力回路12におけるデータ入力回路34の詳細およびその周辺の回路を示している。
データ入力回路34は、インバータ34aと、pMOSとnMOSのソース・ドレインを互いに接続したMOSスイッチ34b、34c、34d、34e、34f、34f、34g、34hとで構成されている。
MOSスイッチ34b、34c、34d、34eの入力には、データ信号DQ0が供給されている。MOSスイッチ34bの出力からは、書き込みデータ信号WDB0Zが出力されている。MOSスイッチ34cの出力からは、試験時書き込みデータ信号TWDB1Zが出力されている。MOSスイッチ34dの出力からは、試験時書き込みデータ信号TWDB2Zが出力されている。MOSスイッチ34eの出力からは、試験時書き込みデータ信号TWDB3Zが出力されている。
MOSスイッチ34fの入力には、データ信号DQ1が供給されている。MOSスイッチ34fの出力からは、書き込みデータ信号WDB1Zが出力されている。MOSスイッチ34gの入力には、データ信号DQ2が供給されている。MOSスイッチ34gの出力からは、書き込みデータ信号WDB2Zが出力されている。MOSスイッチ34hの入力には、データ信号DQ3が供給されている。MOSスイッチ34hの出力からは、書き込みデータ信号WDB3Zが出力されている。
MOSスイッチ34bのpMOSのゲートは、接地線VSSに接続されている。MOSスイッチ34bのnMOSのゲートは、内部電源線VIIに接続されている。内部電源線VIIの電圧は2.0Vにされている。MOSスイッチ34c、34d、34eのnMOSのゲートには、試験信号TESZが供給されている。MOSスイッチ34c、34d、34eのpMOSのゲートには、インバータ34aを介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。MOSスイッチ34f、34g、34hのpMOSのゲートには、試験信号TESZが供給されている。MOSスイッチ34f、34g、34hのnMOSのゲートには、インバータ34aを介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。
書き込みデータ信号WDB0Zは、試験時書き込みデータ信号TWDB1Zとしても使用されている。書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zは、それぞれ異なるライトアンプ9a、9b、9c、9dに接続されている。試験時書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Zは、それぞれ異なるライトアンプ9a、9b、9c、9dに接続されている。
上述したSDRAM1では、以下示すように、データの読み出し動作が行われる。
図34は、SDRAM1の読み出し動作時の主要な信号のタイミングを示している。
まず、図24に示したクロックバッファ13のパルス発生回路20は、クロック信号CLKの立ち上がりに同期して内部クロック信号CLKZを生成する(図34(a))。
次に、図25に示したクロックパルス生成回路14は、内部クロック信号CLKZを受け、インバータ列14e、14fの遅延時間に相当するパルス幅のクロックパルス信号CEPZを生成する(図34(b))。
クロックパルス信号CEPZは、図23に示したプリデコーダ10、カラムデコード信号CAZ、メインデコーダ4に順次伝達され、所定のアドレスに対応するカラム選択信号CLZを活性化する(図34(c))。カラム選択信号CLZは、クロックパルス信号CEPZの配線負荷と、プリデコーダ10の回路遅延と、カラムデコード信号CAZの配線負荷と、メインデコーダ4の回路遅延とにより、クロックパルス信号CEPZに対して時間T1だけ遅れて活性化される。
図29に示したタイミング制御回路15は、クロックパルス信号CEPZを受け、遅延回路15aを使用して読み出し制御信号SEBZを生成する(図34(d))。読み出し制御信号SEBZは、カラム選択信号CLZに対して時間T2だけ遅れるように生成される。
また、図示していないロウアドレス系の信号、回路によりメモリセル7が選択され、メモリセル7からビット線信号BLZ、BLXが出力される(図34(e))。実際には、メモリセ
ル7の蓄積電荷が、ビット線に再分配されることで、ビット線信号BLZ、BLXの電圧が変化する。
図23に示したスイッチ回路6は、カラム選択信号CLZの高レベルを受けてオンにされる。ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルは、スイッチ回路6を介して、内部データ信号GDBZ、GDBXとして伝達される(図34(f))。
図30に示したリセット回路16は、読み出し制御信号SEBZの高レベルを受けてpMOS16a、16b、16c、16dをオフにする。読み出しデータ信号RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)は、ラッチ回路16mにより、高レベルの状態に保持される。なお、通常動作時には、試験信号TESZは低レベルであるため、nMOS16e、16fは、常にオンにされている。
図31に示したセンスバッファ8の差動増幅回路24は、読み出し制御信号SEBZの高レベルを受けて内部データ信号GDBZ、GDBXを取り込み、差動増幅し、増幅した信号をノードND4、ND5に出力する。センスバッファ8の出力回路25は、増幅された信号を受け、読み出しデータ信号RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)として出力する(図34(g))。内部データ信号GDBZが高レベルのとき、ノードND4は高レベルになる。このときnMOS25eはオフにされ、読み出しデータ信号RDBZは高レベルを保持する。内部データ信号GDBZが低レベルのとき、ノードND5は低レベルになる。このときnMOS25eはオンにされ、読み出しデータ信号RDBZは低レベルになる。読み出しデータ信号RDBZは、図22に示したように、チップの横方向に配置された長い配線に供給されるため、低レベルへの変化は緩慢である。nMOS25eがオンすることで、図30に示したラッチ16nにラッチされているデータは反転する。
そして、図23に示したデータ入出力回路12により、読み出しデータ信号RDBZがデータ信号DQとしてパッドに出力され、読み出し動作が完了する。
また、上述したSDRAM1では、以下示すように、データの書き込み動作が行われる。
図35は、SDRAM1の書き込み動作時の主要な信号のタイミングを示している。クロック信号CLK、内部クロック信号CLKZ、クロックパルス信号CEPZ、カラム選択信号CLZのタイミングは、読み出し動作時と同一であるため、説明を省略する。
まず、図29に示したタイミング制御回路15は、クロックパルス信号CEPZを受け、遅延回路15aを使用して書き込み制御信号WAEZを生成する(図35(a))。書き込み制御信号WAEZは、遅延回路15aにより、カラム選択信号CLZに対して時間T3だけ早くなるように生成される。
図33に示したデータ入出力回路12は、外部からデータ信号DQ(DQ0、DQ1、DQ2、DQ3)を取り込む。通常動作時は、試験信号TESZは低レベルにされており、MOSスイッチ34b、34f、34g、34hはオンにされ、MOSスイッチ34c、34d、34eはオフにされている。このため、取り込んだデータ信号DQ0、DQ1、DQ2、DQ3は、それぞれ書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Z(WDBZ)として、それぞれライトアンプ9a、9b、9c、9dに伝達される(図35(b))。
図32に示したライトアンプ9では、取り込んだ書き込みデータ信号WDBZをラッチ回路32でラッチする。ライトアンプ9の出力回路33は、書き込み制御信号WAEZの高レベル時に、ノードND7の信号レベルおよび反転レベルを内部データ信号GDBX、GDBZとして出力する(図35(c))。
図24に示したスイッチ回路6は、カラム選択信号CLZの高レベルを受けてオンになる。内部データ信号GDBZ、GDBXの信号レベルは、スイッチ回路6を介して、ビット線信号BLZ、BLXとして伝達される(図34(d))。
この後、図示していないロウアドレス系の信号、回路によりメモリセル7が選択される。ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルがメモリセル7に書き込まれ、書き込み動作が完了する。
また、上述したSDRAM1では、以下示すように、データの圧縮試験が行われる。圧縮試験モードへの移行は、外部からのコマンド入力等により行われる。圧縮モードへの移行により、図22に示した試験回路17は、試験信号TESZを高レベルにする。
まず、圧縮試験モード時におけるデータの書き込み動作について説明する。
図36は、書き込み動作に関係する主要な信号のタイミングを示している。
図33に示したデータ入出力回路12は、試験信号TESZの高レベルを受け、MOSスイッチ34c、34d、34eをオンにし、MOSスイッチ34f、34g、34hにオフにする。データ入出力回路12は、外部から取り込んだデータ信号DQ0を、試験時書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Z(TWDBZ)としてライトアンプ9a、9b、9c、9dに伝達する。試験時書き込みデータ信号TWDBZ(TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Z)は、データ信号DQ0のみから生成されるため、書き込みデータ信号WDBZの波形に比べ緩慢である(図36(a))。
図32に示したライトアンプ9は、試験信号TESZの高レベルを受け、MOSスイッチ31bをオフにし、MOSスイッチ31cをオンにする。ラッチ回路32は、MOSスイッチ31cを介して試験時書き込みデータ信号TWDBZをラッチする。出力回路33は、書き込み制御信号WAEZの高レベルを受け、ノードND7に伝達された信号およびその反転信号を内部データ信号GDBX、GDBZとして出力する(図36(b))。
そして、上述した通常動作時の書き込み動作と同様に、ビット線信号BLZ、BLXを介して、各メモリセル7に、いずれもデータ信号DQ0の値が書き込まれる。
次に、圧縮試験モード時におけるデータの読み出し動作について説明する。図37は、圧縮試験モード時におけるデータの読み出し動作に関係する主要な信号のタイミングを示している。
まず、図31に示したセンスバッファ8の差動増幅回路24は、読み出し制御信号の高レベルを受けて内部データ信号GDBZ、GDBXを取り込み、差動増幅し、増幅した信号をノードND4、ND5に出力する。センスバッファ8の出力回路25は、試験信号TESZの高レベルを受け、NORゲート25c、25dを活性化する。この活性化により、ノードND4、ND5が高レベル、低レベルのときに、nMOS25f、25gは、それぞれオフ、オンにされ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、それぞれ高レベル、低レベルになる。ノードND4、ND5が低レベル、高レベルのときに、nMOS25f、25gは、それぞれオン、オフにされ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、それぞれ低レベル、高レベルになる(図37(a))。
図30に示したリセット回路16は、試験信号TESZの高レベルを受け、読み出し制御信号SEBZの低レベル時に、pMOS16e、16fをオンにし、読み出し制御信号SEBZの高レベル時(読み出し動作時)に、pMOS16e、16fをオフにする。データ信号DQ0、DQ1、DQ2、DQ3にそれぞれ対応するセンスバッファ8a、8b、8c、8dの試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの配線は、それぞれ共通化されている。センスバッファ8a、8b、8c、8dに対応する各メモリセル7には、上述したように、予め、同じデータを書き込
んでいる。このため、メモリセル7等に故障がない場合には、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、互いに異なるレベルになる。メモリセル7等に故障がある場合には、4つのセンスバッファ8a、8b、8c、8dのnMOS25f、25gのいずれかは常にオンになる。このため、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、ともに低レベルになる。そして、メモリセル等の故障が検出される。
ここで、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、複数のセンスバッファ8a、8b、8c、8dに接続されているため、負荷が大きい。このため、図37に示すように、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXは、読み出しデータ信号RDBZの波形に比べて緩慢である。試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの波形以外は、図34に示した読み出し動作のタイミングと同一のタイミングで読み出し動作が行われる。
なお、試験モード中に、リングオシレータを構成する遅延回路の遅延時間をレジスタの設定値に応じて変更することで、クロック信号の周期を変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。この例では、遅延回路の電源電圧を調整することで遅延時間が変更され、クロック信号の周期が変更される。このため、遅延時間が変更されると、クロック信号のパルス幅およびエッジタイミングは、同時に変更されてしまう。
特開平9−293374号公報
ところで、図29に示したように、書き込み制御信号WAEZおよび読み出しデータ信号RDBZは、CR時定数回路を組み合わせた遅延回路15aを使用して、カラム選択信号CLZのタイミングに対して所定量だけずれるように生成されている。一方、カラム選択信号CLZの活性化タイミングは、クロックパルス信号CEPZの配線負荷、プリデコーダ10の回路遅延、カラムデコード信号CAZの配線負荷、およびメインデコーダ4の回路遅延により決まる。このため、書き込み制御信号WAEZ、読み出しデータ信号RDBZとカラム選択信号CLZとの活性化タイミングの相対的なずれ量は、製造プロセス、動作電圧、周囲温度の変動により、変化しやすかった。
読み出し制御信号SEBZの活性化タイミングが、カラム選択信号CLZの活性化タイミングより早くなると、読み出し動作において、以下の問題が発生する。すなわち、図31に示したセンスバッファ8は、内部データ信号GDBZ、GDBXが伝達される前の誤ったデータを取り込んでしまう。上記センスバッファ8では、最初に取り込んだデータにより読み出しデータ信号RDBZの値が決まる。このため、SDRAM1は、誤ったデータをデータ信号DQとして出力してしまう。
上記読み出し動作時の問題は、例えば、プロセス変動(リソグラフィ工程、エッチング工程)により配線幅が小さくなり、配線抵抗が増大し、信号の伝搬遅延時間が大きくなることで発生する。すなわち、総配線長の長いクロックパルス信号CEPZ、カラムデコード信号CAZは、配線抵抗の増大による遅延時間の増大の影響が大きく、他の信号より伝搬遅延が大きくなるためである。
また、上記読み出し動作時の問題は、例えば、プロセス変動(イオン打ち込み工程、熱処理工程)により、遅延回路15aに使用されている抵抗R1、R2、R3(拡散抵抗)の抵抗が下がった場合にも発生する。さらに、タイミングのずれ量の変動は、動作電圧の変化、周囲温度の変化によっても発生する。
書き込み制御信号WAEZの活性化タイミングが、カラム選択信号CLZの活性化タイミングより遅くなると、書き込み動作において、以下の問題が発生する。すなわち、図23に示
したスイッチ回路は、ライトアンプ9が出力する本来の書き込みデータではない誤ったデータを、センスアンプ5に伝達してしまう。センスアンプ5は、誤ったデータの増幅を開始した後、ライトアンプ9から伝達される本来の書き込みデータを再度増幅する。このため、アクセス時間が遅くなる。書き込みサイクル時間内に本来のデータを増幅できない場合には、誤ったデータがメモリセル7に書き込まれてしまう。
上記書き込み動作時の問題は、例えば、配線抵抗の低減、拡散抵抗の低減により発生する。
上述した問題は、従来、図34に示した時間T2を大きくすることで対処していた。しかしながら、時間T2を大きくした場合、所望のアクセス時間が得られないおそれがある。
特に、高速で動作するチップの場合、内部回路の制御信号のタイミング余裕を小さくする必要があり、書き込み制御信号WAEZ、読み出しデータ信号RDBZとカラム選択信号CLZとの活性化タイミングのずれ量の変動の許容範囲をできるだけ狭くする必要がある。このため、上記問題は、より顕著になる。
低電圧で動作するチップの場合、インバータ等のゲート回路の遅延時間は、動作電圧の変動によって大きく変化する。特に、インバータとCR時定数回路を組み合わせた遅延回路の遅延時間の変動は大きくなる傾向がある。このため、上記問題は、より顕著になる。
また、従来、出荷する製品に対して、カラム選択信号CLZ等の波形を調べることは行われていない。一般に、内部回路の制御信号の波形は、エレクトロンビームテスタで調べることができる。しかしながら、この評価法では、チップ上の絶縁膜等を除去する必要があり、出荷する製品には適用できない。調べたい制御信号の評価用パッドを予め作り込むことも可能である。しかし、パッケージングされたチップでは評価することができない。また、評価用パッドおよびその引き出し配線は、動作には関係のない負荷となり、高速化の妨げとなるおそれがある。
さらに、上述したSDRAM1では、以下示すような問題があった。
カラム選択信号CLZおよび書き込み制御信号WAEZは、ともにクロックパルス信号CEPZから生成され、活性化期間は、ほぼ同一である。書き込み制御信号WAEZは、カラム選択信号CLZより早く活性化されるため、カラム選択信号CLZは、図38に示すように、書き込み制御信号WAEZが非活性化された後に、さらに時間T3だけ活性化されている。
書き込み制御信号WAEZおよびカラム選択信号CLZがともに活性化されている期間T4では、メモリセル7に書き込まれるビット線信号BLZ、BLXの信号レベルの差は、ライトアンプ9の駆動能力およびセンスアンプ5の増幅能力により開いていく。書き込み制御信号WAEZが非活性化された時間T3では、ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルの差は、センスアンプ5の増幅能力のみで開いていく。このため、時間T3では、期間T4に比べ、ビット線信号BLZ、BLXの開きが緩慢になる。この結果、メモリセル7への書き込み電圧が低下し、メモリセル7のデータ保持時間が短くなるという問題があった。特に最近では、高速化により、CLZ信号の活性化期間が短くなる傾向にあり、短期間でビット線信号BLZ、BLXのレベル差を大きくする必要がある。
また、圧縮試験モード時においては、以下示すような問題があった。
書き込み動作時には、図33に示したように、1つのデータ信号DQを複数の試験時書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Zとしてライトアンプ9に出力している。読み出し動作時には、図30に示すように、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの配線には、複数のセンスバッファ8a、8b、8c、8dが接続されている。このため、各信号の配線の負荷および接続された回路の負荷により、試験時書き込みデータ信号TWDB0Z、TWDB1Z、TWDB2Z、TWDB3Zおよび試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの波形が緩慢に
なる。
例えば、読み出し動作時では、図37に示したように、試験時読み出しデータ信号TRDBZの低レベルが所定の電圧になるように、カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ等の制御信号の活性化期間を設定しなくてはならなかった。通常動作モードだけを考慮した場合、各信号のタイミングは、図37の破線で示すように、読み出しデータ信号RDBZがフル振幅できるタイミングにすればよい。しかしながら、上述したSDRAM1では、圧縮試験モード時に合わせて各信号のタイミングを決めているため、通常動作モード時には、タイミング余裕があるにもかかわらず、高速化することができなかった。
本発明の目的は、製造プロセスの変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による制御信号のタイミングのずれ量の変動を最小限にすることにある。
本発明の別の目的は、メモリセルを有する半導体集積回路において、メモリセルへのデータの書き込みを、十分な書き込み電圧で行うことにある。
本発明の別の目的は、内部回路の動作タイミングを間接的に評価し、評価結果に基づいて、チップの特性を改善することにある。
図1は、本発明に関連する半導体集積回路の基本原理を示すブロックである。
この半導体集積回路では、基本タイミング信号生成回路45は、読み出し動作および書き込み動作に必要な基本タイミング信号CEPZを生成する。生成された基本タイミング信号CEPZは、スイッチ制御回路10、4およびタイミング制御回路49に供給される。
スイッチ制御回路10、4は、基本タイミング信号CEPZを受けて所定のタイミングのスイッチ制御信号CLZを生成し、スイッチ回路6に出力する。タイミング制御回路49は、基本タイミング信号CEPZを受けて所定のタイミングの読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの少なくとも一方を生成し、入出力制御回路8、9に出力する。タイミング制御回路49は、基本タイミング信号CEPZを出力する基本タイミング信号生成回路45の出力ノードからスイッチ回路6に供給されるスイッチ制御信号CLZの入力ノードまでの信号経路に存在する遅延要素と同一または等価の遅延要素を備えている。タイミング制御回路49は、遅延要素を使用してスイッチ制御信号CLZに対してタイミングが所定量だけずれた読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZを生成する。このため、スイッチ制御信号CLZと、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとタイミングのずれ量を、容易に所定の値にすることが可能になる。
読み出し動作時には、メモリセル7からデータが読み出され、読み出されたデータはセンスアンプ5で増幅される。スイッチ制御回路10、4は、データが所定のレベルまで増幅されるときに合わせてスイッチ制御信号CLZを出力する。スイッチ回路6は、スイッチ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介して入出力制御回路8、9に伝達する。タイミング制御回路49は、遅延要素を使用して、スイッチ制御信号CLZに対してタイミングを所定量だけ遅らせた読み出し制御信号SEBZを生成し出力する。入出力制御回路の読み出し制御回路8は、読み出し制御信号SEBZを受けて、伝達されたデータを所定のタイミングで取り込む。
ここで、読み出し制御信号SEBZは、上記遅延要素を使用して生成される。このため、スイッチ制御信号CLZのタイミングに対する読み出し制御信号SEBZのタイミングのずれ量は、常にほぼ一定になる。このタイミングのずれ量は、製造プロセスの変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による影響を受けにくい。
また、書き込み動作時には、タイミング制御回路49は、遅延要素を使用して、スイッチ制御信号CLZに対してタイミングを所定量だけ早めた書き込み制御信号WAEZを生成し出力する。入出力制御回路の書き込み制御回路9は、書き込み制御信号WAEZを受けて、メモリセル7に書き込むデータを所定のタイミングで出力する。スイッチ制御回路10、4は、入出力制御回路から出力されるデータが所定のレベルになるときに合わせてスイッチ制御信号CLZを生成し出力する。スイッチ回路6は、スイッチ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介してセンスアンプ5に伝達する。センスアンプ5は、伝達されたデータを増幅し、メモリセル7に書き込む。
ここで、書き込み制御信号WAEZは、上記遅延要素を使用して生成される。このため、スイッチ制御信号CLZのタイミングに対する書き込み制御信号WAEZのタイミングのずれ量は、常にほぼ一定になる。このタイミングのずれ量は、製造プロセスの変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による影響を受けにくい。
したがって、スイッチ制御信号CLZと読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ量を最小限にしてタイミング設計を行うことが可能になる。この結果、高速動作が可能になる。高速動作を追求しない場合には、他の回路のタイミング余裕を大きくすることが可能になり、歩留が向上する。
また、本発明に関連する別の半導体集積回路では、複数のセンスアンプ5と、複数の入出力制御回路8、9とが、複数のスイッチ回路6によりそれぞれ接続されている。スイッチ制御回路10、4は、各スイッチ回路6に対応する複数のスイッチ制御信号CLZを生成する。
タイミング制御回路49の遅延要素は、各スイッチ制御信号CLZの活性化タイミングの平均値に合わせて形成されている。このため、各スイッチ制御信号CLZと、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのタイミングのずれ量は、それぞれ相違する。しかし、タイミング制御回路49は、遅延要素を使用して読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZを生成する。このため、各スイッチ制御信号CLZと読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ量は、常に所定の範囲に納まる。したがって、タイミング設計が容易になる。
また、本発明に関連する別の半導体集積回路では、書き込み制御信号WAEZの活性化期間は、スイッチ制御信号CLZの活性化期間を含んでいる。書き込み制御回路9は、書き込み動作時に、活性化された書き込み制御信号WAEZを受けて、メモリセル7に書き込むデータを出力する。この後、スイッチ制御信号CLZが活性化される。スイッチ回路6は、活性化されたスイッチ制御信号CLZを受けてオンにされ、書き込み制御回路9から出力される確定したデータを伝達経路を介してセンスアンプ5に伝達する。センスアンプは5、伝達されたデータを増幅し、メモリセル7に書き込む。スイッチ制御信号CLZが活性化している間、書き込み制御信号WAEZは活性化されている。このため、メモリセル7へのデータの書き込みは、センスアンプ5の増幅能力だけでなく、書き込み制御回路9の駆動能力も使用して行われる。この結果、書き込みサイクルが短い場合にも、十分な書き込み電圧でメモリセル7にデータが書き込まれる。すなわち、書き込み動作が高速に行われる。
また、本発明に関連する別の半導体集積回路では、タイミング変更回路45は、試験モード時に内部回路の動作タイミングを変更する。動作タイミングの変更は、通常動作モード時と試験モード時とで変化する内部信号経路の負荷に応じて行われる。このため、内部回路のタイミング設計を、通常動作モード時と試験モード時とに分けて行うことが可能になる。したがって、通常動作モード時での内部回路の動作タイミングが、試験モード時の
タイミングに依存することがなくなり、最適なタイミングでデータの読み書きが行われる。
図2は、本発明の半導体集積回路の基本原理を示すブロック図である。
この半導体集積回路では、スイッチ制御回路10、4は、所定のタイミングのスイッチ制御信号CLZを生成し、スイッチ回路6に出力する。タイミング制御回路49は、所定のタイミングの読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの少なくとも一方を生成し、入出力制御回路8、9に出力する。この際、スイッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの活性化期間は、活性化期間変更回路67、69、71により変更可能である。また、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの活性化タイミングも変更可能である。
読み出し動作時には、メモリセル7からデータが読み出され、読み出されたデータはセンスアンプ5で増幅される。スイッチ制御回路10、4は、データが所定のレベルまで増幅されるときに合わせてスイッチ制御信号CLZを活性化する。スイッチ回路6は、スイッチ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介して入出力制御回路の読み出し制御回路8に伝達する。タイミング制御回路49は、スイッチ制御信号CLZに対してタイミングを所定量だけ遅らせた読み出し制御信号SEBZを生成し出力する。読み出し制御回路8は、読み出し制御信号SEBZを受けて、伝達されたデータを所定のタイミングで取り込む。
読み出し動作を、スイッチ制御信号CLZおよび読み出し制御信号SEBZの活性化期間および活性化タイミングを変更して行うことで、外部から直接測定できないこれ等制御信号の活性化期間および活性化タイミングが間接的に評価され、各制御信号の最適な活性化期間が判定される。
また、書き込み動作時には、タイミング制御回路49は、スイッチ制御信号CLZに対してタイミングを所定量だけ早めた書き込み制御信号WAEZを生成し出力する。入出力制御回路の書き込み制御回路9は、書き込み制御信号WAEZを受けて、メモリセル7に書き込むデータを所定のタイミングで出力する。スイッチ制御回路10、4は、入出力制御回路9から出力されるデータが所定のレベルになるときに合わせてスイッチ制御信号CLZを生成し出力する。スイッチ回路6は、スイッチ制御信号CLZによりオンされ、データを伝達経路を介してセンスアンプ5に伝達する。センスアン5プは、伝達されたデータを増幅し、メモリセル7に書き込む。
書き込み動作を、スイッチ制御信号CLZおよび書き込み制御信号WAEZの活性化期間および活性化タイミングを変更して行うことで、外部から直接測定できないこれ等制御信号の活性化期間および活性化タイミングが間接的に評価され、各制御信号の最適な活性化期間が判定される。
評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性が改善され、歩留が向上する。
さらに、まず、スイッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間が間接的に評価され、各制御信号の最適な活性化期間が判定される。この後、所定のヒューズが溶断され、各制御信号の活性化期間または活性化タイミングが最適値に固定される。このため、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適なタイミングで動作するチップが製造される。
また、チップ毎に上記制御信号の活性化期間または活性化タイミングを変更可能なため、ウエハ上でのチップの位置、製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依
存するチップの特性のばらつきが抑えられる。
本発明の半導体集積回路では、スイッチ制御信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間を変更し、あるいは、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化タイミングを変更して、読み出し動作または書き込み動作を行うことで、外部から直接測定できないこれ等制御信号の活性化タイミングを間接的に評価でき、各制御信号の最適な活性化期間および最適な活性化タイミングを判定できる。評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性を改善することができ、歩留を向上することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明に関連する半導体集積回路を示している。
この半導体集積回路は、シリコン基板上に、CMOSプロセス技術を使用して、SDRAM40として形成されている。図3は、一般にカラムアドレス系と称するデータの入出力に関連する内部回路を示している。
なお、従来技術で説明した回路と同一の回路については、同一の符号を付し、これ等の回路については、詳細な説明を省略する。また、従来技術で説明した信号と同一の信号については、同一の符号を付している。
SDRAM40には、互いに鏡像関係にあるメモリコア部2、2が4カ所に配置されている。SDRAM40の中央には、横方向および縦方向に沿って、周辺回路部41が十字状に配置されている(図の網掛け部分)。
各メモリコア部2には、メインデコーダ4、センスアンプ5、スイッチ回路6、メモリセル7、センスバッファ8、およびライトアンプ9が、それぞれ複数配置されている。センスバッファ8およびライトアンプ9により、入出力制御回路が構成されている。メインデコーダ4は、スイッチ制御回路に対応し、センスバッファ8は、読み出し制御回路に対応し、ライトアンプ9は、書き込み制御回路に対応している。互いに鏡像関係にあるメモリコア部2、2の間には、プリデコーダ10が配置されている。プリデコーダ10は、スイッチ制御回路に対応している。
周辺回路部41には、外部と信号の授受を行うパッド11が、図の横方向に沿って配置されている。周辺回路部41には、読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXおよび試験時書き込みデータ信号TWDBZの配線が、チップの横方向に沿って配置されている。読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXおよび試験時書き込みデータ信号TWDBZは、内部データ信号に対応する。周辺回路部41には、データ入出力回路12、クロックバッファ43、第1クロックパルス生成回路45、第2クロックパルス生成回路47、タイミング制御回路49、リセット回路16、試験回路17、および制御回路18等が配置されている。第1クロックパルス生成回路45は、基本タイミング信号生成回路、タイミング変更回路に対応し、第2クロックパルス生成回路47は、タイミング変更回路に対応している。
クロックバッファ43は、パッド11を介して外部からクロック信号CLKを受け、内部クロック信号CLKZ、CLKWZを出力している。第1クロックパルス生成回路45は、内部クロック信号CLKZを受け、クロックパルス信号CEPZを出力している。クロックパルス信号C
EPZは、基本タイミング信号に対応している。第2クロックパルス生成回路47は、内部クロック信号CLKWZを受け、クロックパルス信号WCEPZを出力している。タイミング制御回路49は、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZを受け、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZを出力している。リセット回路16には、読み出し制御信号SEBZ、読み出しデータ信号RDBZ、および試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXが供給されている。データ入出力回路12には、読み出しデータ信号RDBZ、書き込みデータ信号WDBZ、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBX、および試験時書き込みデータ信号TWDBZが供給され、パッド11を介してデータ信号DQが供給されている。試験回路17からは、試験信号TESZが出力されている。試験信号TESZは、図示していないが、データ入出力回路12、第1および第2クロックパルス生成回路45、47、リセット回路16、センスバッファ8、およびライトアンプ9に供給されている。
プリデコーダ10は、クロックパルス信号CEPZおよび図示しない列アドレス信号を受け、カラムデコード信号CAZをメインデコーダ4に出力している。
メインデコーダ4は、カラムデコード信号CAZを受け、カラム選択信号CLZを出力している。カラム選択信号CLZは、スイッチ制御信号に対応している。センスアンプ5には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。ビット線信号BLZ、BLXは相補な信号である。
メモリセル7には、ビット線信号BLZ、BLXが供給されている。スイッチ回路6には、カラム選択信号CLZ、ビット線信号BLZ、BLX、および内部データ信号GDBZ、GDBXが供給されている。センスバッファ8は内部データ信号GDBZ、GDBXを受け、読み出しデータ信号RDBZおよび試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXを出力している。ライトアンプ9は、書き込みデータ信号WDBZおよび試験時書き込みデータ信号TWDBZを受け、内部データ信号GDBZ、GDBXを出力している。
なお、メモリコア部2に示したJ字状の矢印A1は、メモリセル7から読み出されたデータが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5で増幅されスイッチ回路6を介してセンスバッファ8に供給されることを表している。J字状の矢印A2は、スイッチ回路6を介してライトアンプ9から出力される書き込みデータが、ビット線信号BLZ、BLXとして、センスアンプ5に供給されメモリセル7に書き込まれること表している。
図中、信号線が接続されていないプリデコーダ10およびメモリコア部2にも、上述した各信号が接続されている。
また、図中、太線で示した信号線、配線は、複数本から構成されている。例えば、読み出しデータ信号RDBZは、読み出しデータ信号RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Zから構成され、書き込みデータ信号WDBZは、書き込みデータ信号WDB0Z、WDB1Z、WDB2Z、WDB3Zから構成されている。
ここで、最後に“Z”の付く信号は、正論理の信号であり、最後に“X”の付く信号は、負論理の信号である。
図4は、カラムアドレス系の主要な回路および主要な信号の流れを示している。
スイッチ回路6は、nMOSにより構成されている。nMOSのゲートには、カラム選択信号CLZが供給され、nMOSのソース、ドレインには、それぞれビット線信号BLZ、BLX、内部データ信号GDBZ、GDBXが供給されている。
図5は、クロックバッファ43の詳細を示している。
クロックバッファ43は、外部から入力されるクロック信号CLKと参照電圧VREFとを比較する差動増幅回路19と、インバータおよびNANDゲートで構成されるパルス発生回路20とを備えている。参照電圧VREFは、電源電圧VCC(2.5V)の2分の1の電圧にされている。
パルス発生回路20は、インバータ列20cの初段のインバータから内部クロック信号CLKWZを出力し、インバータ列20cの出力から内部クロック信号CLKZを出力している。すなわち、内部クロック信号CLKWZの生成タイミングは、内部クロック信号CLKZ20aに対して、インバータ2段分だけ早い。
図6は、第1クロックパルス生成回路45の詳細を示している。
第1クロックパルス生成回路45は、4つのインバータ45a、45b、45c、45dと、2つの2入力NANDゲートからなるフリップフロップ回路45eと、4つのインバータを縦続接続したインバータ列45f、45gと、3つの2入力のNANDゲート45h、45j、45kとで構成されている。インバータ45aの入力には、内部クロック信号CLKZが供給されている。インバータ45aの出力は、フリップフロップ回路45eの一方の入力に接続されている。インバータ45aが接続されたフリップフロップ回路45eのNANDゲートの出力は、インバータ45bの入力に接続されている。インバータ45bの出力は、インバータ45cおよびインバータ列45fの入力に接続されている。インバータ45cの出力からは、クロックパルス信号CEPZが出力されている。インバータ列45fの出力は、インバータ列45gの入力およびNANDゲート45hの一方の入力に接続されている。インバータ列45gの出力は、NANDゲート45jの一方の入力に接続されている。NANDゲート45hの他方の入力には、インバータ45dを介して、試験信号TESZの反転信号が供給されている。NANDゲート45jの他方の入力には、試験信号TESZが供給されている。NANDゲート45h、45jの出力は、NANDゲート45kの入力にそれぞれ接続されている。NANDゲート45kの出力は、フリップフロップ回路45dの他方の入力に帰還されている。
図7は、第2クロックパルス生成回路47の詳細を示している。
第2クロックパルス生成回路47は、第1クロックパルス生成回路45と同一の回路である。インバータ47aの入力には、内部クロック信号CLKWZが供給されている。インバータ45cの出力からは、クロックパルス信号WCEPZが出力されている。試験信号TESZは、インバータ47dおよびNANDゲート47jの他方の入力に供給されている。
図8および図9は、タイミング制御回路49の詳細を示している。タイミング制御回路49は、第1タイミング制御回路49aと第2タイミング制御回路49bとで構成されている。
第1タイミング制御回路49aは、図8に示すように、遅延回路51と論理回路55と、遅延回路53と、論理回路57と、2つのインバータからなる遅延ゲート59とで構成されている。遅延回路51は、クロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延要素である。論理回路55は、プリデコーダ10のデコーダ回路10aと同一の回路である。遅延回路53は、カラムデコード信号CAZの配線負荷と等価な遅延要素である。論理回路57は、メインデコーダ4のデコーダ回路4aと同一の回路である。論理回路55、57は、低電圧時においても、デコーダ回路10a、4aと同一の特性を有する。ここで、図4に示したプリデコーダ10から出力されるカラムデコード信号CAZの伝搬遅延時間は、プリデコーダ10から遠いメインデコーダ4に供給されるカラムデコード信号CAZの配線ほど大きくなる。この例の遅延回路53の遅延時間は、これ等カラムデコード信号CAZの伝搬遅延時間の平均値に設定されている。
遅延回路51は、nMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ51a、51bと、MOSキャパシタ51a、51bのゲートを互いに接続する抵抗R4とで構成されている。遅延回路53は、nMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャ
パシタ53a、53bと、MOSキャパシタ53a、53bのゲートを互いに接続する抵抗R5とで構成されている。抵抗R4、R5は、拡散層抵抗等で形成されている。
論理回路55は、図27に示したプリデコーダ10のデコード回路10aと同一の回路である。論理回路57は、図28に示したメインデコーダ4のデコード回路4aと同一の回路である。すなわち、論理回路55は、3入力のNANDゲート55aの出力にインバータ55bの入力を接続して構成されている。論理回路57は、3入力のNANDゲート57aの出力にインバータ57bの入力を接続して構成されている。NANDゲート55a、インバータ55bの素子サイズは、デコード回路10aのNANDゲート10b、インバータ10cと同一にされている。NANDゲート57a、インバータ57bの素子サイズは、デコード回路4aのNANDゲート4b、インバータ4cと同一にされている。
遅延回路51のMOSキャパシタ51aのゲートには、クロックパルス信号CEPZが供給されている。遅延回路51のMOSキャパシタ51bのゲートは、論理回路55のNANDゲート55aの入力に接続されている。NANDゲート55aの他の入力は内部電源線VIIに接続されている。内部電源線VIIの電圧は2.0Vにされている。論理回路55のインバータ55bの出力は、遅延回路53のMOSキャパシタ53aのゲートに接続されている。遅延回路53のMOSキャパシタ53bのゲートは、論理回路57のNANDゲート57aの入力に接続されている。論理回路57のインバータ57bの出力からは、第1書き込み制御信号WEZが出力されている。第1書き込み制御信号WEZは、遅延ゲート59の入力に供給されている。遅延ゲート59の出力からは、読み出し制御信号SEBZが出力されている。
第2タイミング制御回路49bは、図9に示すように、第1タイミング制御回路49aと同一の接続関係を有する遅延回路51、53、論理回路55、57と、2入力のNORゲートおよびインバータからなるオア回路61とで構成されている。
第2タイミング制御回路49bでは、遅延回路51のMOSキャパシタ51aのゲートには、クロックパルス信号WCEPZが供給されている。論理回路57のインバータ57bからは、第2書き込み制御信号WCEP2Zが出力されている。オア回路61の一方の入力には、第2書き込み制御信号WCEP2Zが供給されている。オア回路61の他方の入力には、第1書き込み制御信号WEZが供給されている。
上述したSDRAM40では、以下示すように、通常動作モード時におけるデータの読み出し動作が行われる。通常動作モード時には、図3に示した試験回路17は、試験信号TESZを低レベルにしている。
図10は、SDRAM40の読み出し動作時の主要な信号のタイミングを示している。
まず、図5に示したクロックバッファ43のパルス発生回路20は、クロック信号CLKの立ち上がりに同期した内部クロック信号CLKZを生成する(図10(a))。
図6に示した第1クロックパルス生成回路45は、試験信号TESZの低レベルを受け、NANDゲート45hを活性化し、NANDゲート45jを非活性化する。このため、第1クロックパルス生成回路45には、インバータ列45f、NANDゲート45h、45kによる帰還経路が形成される。第1クロックパルス生成回路45は、内部クロック信号CLKZを受け、インバータ列45fの遅延時間に相当するパルス幅のクロックパルス信号CEPZを生成する(図10(b))。
クロックパルス信号CEPZの活性化期間は、通常動作モード時の読み出しサイクルにおいて、読み出しデータ信号RDBZの低レベルが所定の電圧になるように決められている。この例では、圧縮試験モード時における試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの低レベルを
考慮する必要はない。
クロックパルス信号CEPZは、図4に示したプリデコーダ10、カラムデコード信号CAZ、メインデコーダ4に順次伝達され、所定のアドレスに対応するカラム選択信号CLZを活性化する(図10(c))。カラム選択信号CLZは、クロックパルス信号CEPZの配線負荷と、プリデコーダ10の回路遅延と、カラムデコード信号CAZの配線負荷と、メインデコーダ4の回路遅延とにより、従来と同様に、クロックパルス信号CEPZに対して時間T5だけ遅れて活性化される。
図8に示した第1タイミング制御回路49aは、クロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延要素である遅延回路51と、プリデコーダ10のデコーダ回路10aと同一の論理回路55と、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値と等価な遅延要素である遅延回路53と、メインデコーダ4のデコーダ回路4aと同一の論理回路57と、遅延ゲート59とを使用して読み出し制御信号SEBZを生成する(図10(d))。このため、生成された読み出し制御信号SEBZは、カラム選択信号CLZの活性化タイミングの平均値に対して、遅延ゲート59の遅延時間T6だけ遅れて活性化される。遅延ゲート59の遅延時間T6は、図4に示したスイッチ回路6のnMOSのオン動作に必要な時間である。遅延回路53の遅延時間が、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値であるため、カラム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZとのずれ量は、常に所定の範囲に納められる。
また、図示していないロウアドレス系の信号、回路によりメモリセル7が選択され、メモリセル7からビット線信号BLZ、BLXが出力される(図10(e))。実際には、メモリセル7の蓄積電荷が、ビット線に再分配されることで、ビット線信号BLZ、BLXの電圧が変化する。
図4に示したスイッチ回路6は、カラム選択信号CLZの高レベルを受けてオンにされる。ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルは、スイッチ回路6を介して、内部データ信号GDBZ、GDBXとして伝達される(図10(f))。
図8に示したセンスバッファ8は、読み出し制御信号SEBZの高レベルを受けて内部データ信号GDBZ、GDBXを取り込み、差動増幅し、増幅した信号を読み出しデータ信号RDBZ(RDB0Z、RDB1Z、RDB2Z、RDB3Z)として出力する(図10(g))。ここで、読み出しデータ信号RDBZの低レベルが所定の電圧になるように、クロックパルス信号CEPZ等の活性化期間が決められている。
そして、図3に示したデータ入出力回路12により、読み出しデータ信号RDBZがデータ信号DQとしてパッドに出力され、読み出し動作が完了する。
上述したSDRAM40では、以下示すように、圧縮試験モード時おいて、データの読み出し動作が行われる。圧縮試験モード時の間、図3に示した試験回路17は、試験信号TESZを高レベルにしている。
圧縮試験モード時には、図6に示した第1クロックパルス生成回路45は、試験信号TESZの高レベルを受け、NANDゲート45hを非活性化し、NANDゲート45jを活性化する。このため、第1クロックパルス生成回路45には、インバータ列45f、45g、NANDゲート45j、45kによる帰還経路が形成される。第1クロックパルス生成回路45は、内部クロック信号CLKZを受け、インバータ列45f、45gの遅延時間に相当するパルス幅のクロックパルス信号CEPZを生成する(図10(h))。すなわち、圧縮試験モード時には、各制御信号の活性化期間が通常動作モード時に比べ長くなる。
この後、図10の破線で示すように、カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZが生成され、圧縮試験モード時の読み出し動作が行われる。圧縮試験モード時に行うデータの圧縮に関する制御は、従来と同一である。試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXには、複数のセンスバッファが接続されるため、波形は緩慢になる。しかし、各制御信号の活性化期間が長くされているため、試験時読み出しデータ信号TRDBZ、TRDBXの低レベルは所定の電圧になる(図10(j))。したがって、確実にデータ圧縮試験の読み出し動作が行われる。
上述したSDRAM40では、以下示すように、データの書き込み動作が行われる。
図11は、SDRAM40の書き込み動作時の主要な信号のタイミングを示している。クロック信号CLK、内部クロック信号CLKWZ、CLKZ、クロックパルス信号WCEPZ、CEPZ、カラム選択信号CLZのタイミングは、読み出し動作時と同一であるため、説明を省略する。
まず、図5に示したクロックバッファ43は、クロック信号CLKを受け、内部クロック信号CLKWZ、CLKZを生成する(図11(a))。図7に示した第2クロックパルス生成回路47は、試験信号TESZの低レベルを受け、NANDゲート47hを活性化し、NANDゲート47jを非活性化する。このため、第2クロックパルス生成回路47には、インバータ列47f、NANDゲート47h、47kによる帰還経路が形成される。第2クロックパルス生成回路47は、内部クロック信号CLKWZを受け、インバータ列47jの遅延時間に相当するパルス幅のクロックパルス信号WCEPZを生成する(図11(b))。
図6に示した第1クロックパルス生成回路45は、読み出し動作と同様に、クロックパルス信号CEPZを生成する(図11(c))。クロックパルス信号WCEPZ、CEPZの活性化期間(パルス幅)は同一である。
図9に示した第2タイミング制御回路49bは、クロックパルス信号WCEPZを受け、第2書き込み制御信号WCEP2Zを生成する(図11(d))。第2書き込み制御信号WCEP2Zは、カラム選択信号CLZに対して時間T7だけ早くなるように生成される。ここで、時間T7は、図5に示したインバータ列20cのインバータ2段分の遅延時間に相当する。
図8に示した第1タイミング制御回路49aは、クロックパルス信号CEPZを受け、第1書き込み制御信号WEZを生成する(図11(e))。第1書き込み制御信号WEZは、カラム選択信号CLZと同一のタイミングで生成される。
また、図9に示した第2タイミング制御回路49aのオア回路61は、第2書き込み制御信号WCEP2Z、第1書き込み制御信号WEZのオア論理をとり、書き込み制御信号WAEZを生成する(図11(f))。クロックパルス信号CEPZ、WCEPZは、同一の回路を備えた第1クロックパルス生成回路45、第2クロックパルス生成回路47で生成されるため、活性化期間(パルス幅)は同一である。また、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZのタイミングのずれ量は、図5に示したインバータ列20cのインバータ2段分である。第1タイミング制御回路49aおよび第2タイミング制御回路49bは、同一の遅延回路51、53、論理回路55、57を備えていえる。このため、第2タイミング制御回路49bのオア回路61に供給される第1書き込み制御信号WEZと、第2書き込み制御信号WCEP2Zとのタイミングのずれ量は、インバータ列20cのインバータ2段分となる。このため、オア回路61の出力(書き込み制御信号WAEZ)にハザードが発生することはない。
なお、時間T7は、オア回路61の遅延時間より小さくされている。したがって、書き込み制御信号WAEZは、カラム選択信号CLZの活性化期間を含むように生成される。この結果、カラム選択信号CLZが活性化している間、すなわち、図4に示したスイッチ回路6がオ
ンされている間、常にライトアンプ9は活性化されている。このため、ビット線信号BLZ、BLXの信号レベルの差は、センスアンプ5のみで増幅する場合に比べ、高速に開いていく。したがって、メモリセル7への書き込み電圧が大きくなり、メモリセル7のデータ保持時間が向上される。ライトアンプ9、スイッチ回路6、センスアンプ5の動作は、従来と同じである。
図12は、圧縮試験モード時の書き込み動作における主要な信号のタイミングを示している。圧縮試験モード時には、読み出し動作と同様に、試験信号TESZは高レベルになり、クロックパルス信号WCEPZ、CEPZの活性化期間は長くなる。このため、試験時書き込みデータ信号TWDBZの波形が緩慢であっても、確実に書き込み動作が行われる。図中の破線は、図11に示した通常動作モード時での各信号の波形である。
以上のように構成された半導体集積回路では、第1タイミング制御回路49aおよび第2タイミング制御回路49bに、クロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延要素である遅延回路51と、プリデコーダ10のデコーダ回路10aと同一の論理回路55と、カラムデコード信号CAZの配線負荷と等価な遅延要素である遅延回路53と、メインデコーダ4のデコーダ回路4aと同一の論理回路57とを備えた。このため、カラム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZとのタイミングのずれ量が、製造プロセスの変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による影響を受けて変動することを最小限にすることができる。したがって、SDRAM40のタイミング設計を容易に行うことができる。上記ずれ量を最小限にしてタイミング設計を行うことで、チップを高速動作することができる。高速動作を追求しない場合には、他の回路のタイミング余裕を大きくすることができ、歩留を向上することができる。
遅延回路53の遅延時間を、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値にした。このため、カラム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZとのずれ量を、常に所定の範囲に納めることができる。
カラム選択信号CLZの活性化期間を書き込み制御信号WAEZの活性化期間に含めた。このため、スイッチ回路6がオンされている間、センスアンプ5の増幅能力だけでなく、ライトアンプ9の駆動能力も使用して、メモリセル7にデータを書き込むことができる。したがって、十分な書き込み電圧でメモリセル7にデータを書き込むことができ、メモリセル7のデータ保持時間を向上することができる。
通常動作モード時と、圧縮試験モード時とで、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZの活性化期間を変更した。このため、通常動作時には、圧縮試験モード時の負荷を考慮することなく、最適なタイミングでデータの読み書きを行うことができる。内部回路のタイミング設計を、通常動作モード時と試験モード時とに分けて行うことができる。通常動作モード時での内部回路の動作タイミングが、試験モード時のタイミングに依存することがなくなり、内部回路のタイミング設計を最適に行うことができる。
論理回路55、57をデコーダ回路10a、デコーダ回路4aと同一にしたので、特に、低電圧動作でのタイミングのずれ量を低減することができ、タイミング設計を容易に行うことができる。
インバータ2段からなる遅延ゲート59は、カラム選択信号CLZと同一タイミングで生成される第1書き込み制御信号WEZを受け、読み出し制御信号SEBZを生成した。このため、カラム選択信号CLZの非活性化から最小のずれ量で、確実に読み出し制御信号SEBZを非活性化することができる。したがって、最適なタイミングで、確実にデータを読み出すこ
とができる。
書き込み制御信号WAEZを、第1書き込み制御信号WEZと第2書き込み制御信号WCEP2Zとのオア論理で生成したので、従来の回路を大幅に変更することなく、カラム選択信号CLZの活性化期間を含む書き込み制御信号WAEZを容易に生成することができる。
図13ないし図15は、本発明に関連する半導体集積回路における第1タイミング制御回路63a、第2タイミング制御回路63b、およびメモリコア部2を示している。
第1タイミング制御回路63aおよび第2タイミング制御回路63bの以外の構成は、上述した図3〜図9と同一である。この例では、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZからタイミングの異なる読み出し制御信号SEBZ、SEB0Zおよびタイミングの異なる書き込み制御信号WAEZ、WAE0Zを使用して、読み出し動作および書き込み動作が行われる。
図13に示すように、第1タイミング制御回路63aは、遅延回路53の代わりに遅延回路65を使用したこと、2つの論理回路57-1、57-2および2つの遅延ゲート59-1、59-2をそれぞれ2つ備えたことを除き、図8に示した第1タイミング制御回路49aと同一である。
遅延回路65は、nMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ65a、65b、65cと、MOSキャパシタ65a、65bのゲートを互いに接続する抵抗R6と、MOSキャパシタ65b、65cのゲートを互いに接続する抵抗R7とで構成されている。抵抗R6、R7は、拡散層抵抗等で形成されている。
MOSキャパシタ65aのゲートは、論理回路55の出力に接続されている。MOSキャパシタ65bのゲートは、一方の論理回路57-1の入力に接続されている。MOSキャパシタ65cのゲートは、他方の論理回路57-1の入力に接続されている。
論理回路57-1の出力からは、第1書き込み制御信号WE0Zが出力されている。論理回路57-1の出力は、遅延ゲート59-1の入力に接続されている。遅延ゲート59-1の出力からは、読み出し制御信号SEB0Zが出力されている。論理回路57-2の出力からは、第1書き込み制御信号WEZが出力されている。論理回路57-2の出力は、遅延ゲート59-2の入力に接続されている。遅延ゲート59-2の出力からは、読み出し制御信号SEBZが出力されている。
また、遅延回路51の入力には、クロックパルス信号CEPZが供給されている。
第1タイミング制御回路63aは、活性化タイミングの早い読み出し制御信号SEB0Zと、活性化タイミングの遅い読み出し制御信号SEBZを生成する回路である。
図14に示すように、第2タイミング制御回路63bは、第1タイミング制御回路63aと同一の接続関係を有する遅延回路51、65、論理回路55、57-1、57-2と、2つのオア回路61-1、61-2とで構成されている。
遅延回路51の入力には、クロックパルス信号WCEPZが供給されている。論理回路57-1の出力からは、第2書き込み制御信号WCEP20Zが出力されている。第2書き込み制御信号WCEP20Zは、オア回路61-1の一方の入力に供給されている。オア回路61-1の他方の入力には、第1書き込み制御信号WE0Zが供給されている。オア回路61-1の出力からは、書き込み制御信号WAE0Zが出力されている。論理回路57-2の出力からは、第2書き込み制御信号WCEP2Zが出力されている。第2書き込み制御信号WCEP2Zは、オア回路61-2の一方の入力に供給されている。オア回路61-2の他方の入力には、第1書き込み制御信号WEZが供給されている。オア回路61-2の出力からは、書き込み制御信号WAEZが出力されている
第2タイミング制御回路63bは、活性化タイミングの早い書き込み制御信号WAE0Zと、活性化タイミングの遅い書き込み制御信号WAEZを生成する回路である。
図15は、メモリコア部2およびその周辺の回路を示している。
この例では、プリデコーダ10から遠い側(図の左側)のスイッチ回路6に対応するセンスバッファ8およびライトアンプ9に、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZが供給されている。プリデコーダ10に近い側(図の右側)のスイッチ回路6に対応するセンスバッファ8およびライトアンプ9に、読み出し制御信号SEB0Zおよび書き込み制御信号WAE0Zが供給されている。
上述した半導体集積回路では、プリデコーダ10から出力されるカラムデコード信号CAZの伝搬遅延時間は、プリデコーダ10から遠いメインデコーダ4に供給されるカラムデコード信号CAZの配線ほど大きくなる。この伝搬遅延時間に対応して、活性化タイミングの異なる読み出し制御信号SEB0Z、SEBZ、書き込み制御信号WAE0Z、WAEZが、それぞれセンスバッファ8およびライトアンプ9に供給されている。このため、各センスバッファ8および各ライトアンプ9は、各スイッチ回路6の活性化タイミングに合わせて、最適なタイミングで活性化される。
この例の半導体集積回路においても、上述した図3〜図9に示した半導体集積回路と同様の効果を得ることができる。さらに、この例では、第1タイミング制御回路63aは、タイミングの異なる読み出し制御信号SEBZ、SEB0Zを生成し、第2タイミング制御回路63bは、タイミングの異なる書き込み制御信号WAEZ、WAE0Zを生成した。このため、センスバッファ8は、読み出し制御信号SEBZ、SEB0Zのいずれかを使用して、内部データ信号GDBZ、GDBXの読み出しデータを取り込む。ライトアンプ9は、書き込み制御信号WAEZ、WAE0Zのいずれかを使用して、内部データ信号GDBZ、GDBXに書き込みデータを供給する。この結果、各カラム選択信号CLZと、読み出し制御信号SEBZ、SEB0Z、書き込み制御信号WAEZ、WAE0Zとのタイミングのずれ量を最小限にすることができる。
したがって、タイミング設計を容易に行うことができる。チップの読み書き動作を高速にすることができる。
図16ないし図18は、本発明の半導体集積回路の第1の実施形態における第1クロックパルス生成回路67、第2クロックパルス生成回路69および制御回路71を示している。第1クロックパルス生成回路67は、基本タイミング信号生成回路、活性化期間変更回路に対応し、第2クロックパルス生成回路69は、活性化期間変更回路に対応している。
本実施形態の回路構成は、第1クロックパルス生成回路67、第2クロックパルス生成回路69および制御回路71を除いて、上述した上述した図3〜図9に示した半導体集積回路と同一である。この実施形態では、第1クロックパルス生成回路67および第2クロックパルス生成回路69は、それぞれ、4通りの活性化期間のクロックパルス信号CEPZおよびクロックパルス信号WCEPZのいずれかを生成する。
図16に示すように、第1クロックパルス生成回路67は、3つのインバータ67a、67b、67cと、2つの2入力NANDゲートからなるフリップフロップ回路67dと、2つのインバータを縦続接続したインバータ列67e、67f、67g、67hと、4つの2入力のNANDゲート67j、67k、67m、67nと、4入力のNANDゲート67pとで構成されている。インバータ67aの入力には、内部クロック信号CLKZが供給されている。インバータ67aの出力は、フリップフロップ回路67dの一方の入力に接続されてい
る。インバータ67aが接続されたフリップフロップ回路67dのNANDゲートの出力は、インバータ67bの入力に接続されている。インバータ67bの出力は、インバータ67cおよびインバータ列67eの入力に接続されている。インバータ67cの出力からは、クロックパルス信号CEPZが出力されている。インバータ列67eの出力は、インバータ列67fの入力およびNANDゲート67jの一方の入力に接続されている。インバータ列67fの出力は、インバータ列67gの入力およびNANDゲート67kの一方の入力に接続されている。インバータ列67gの出力は、インバータ列67hの入力およびNANDゲート67mの一方の入力に接続されている。インバータ列67hの出力は、NANDゲート67nの一方の入力に接続されている。NANDゲート67jの他方の入力には、制御信号C1が供給されている。NANDゲート67kの他方の入力には、制御信号C2が供給されている。NANDゲート67mの他方の入力には、制御信号C3が供給されている。NANDゲート67nの他方の入力には、制御信号C4が供給されている。NANDゲート67j、67k、67m、67nの出力は、それぞれNANDゲート67pの入力に接続されている。NANDゲート67pの出力は、フリップフロップ回路67dの他方の入力に帰還されている。
図17は、第2クロックパルス生成回路69の詳細を示している。
第2クロックパルス生成回路69は、第1クロックパルス生成回路67と同一の回路である。インバータ67aの入力には、内部クロック信号CLKWZが供給されている。インバータ67cの出力からは、クロックパルス信号WCEPZが出力されている。
図18は、制御回路71の詳細を示している。
制御回路71は、4つのヒューズ回路73と、4つのオア回路75と、コマンド制御回路77とで構成されている。
ヒューズ回路73は、電源線VCCに一端を接続したヒューズ73aと、接地線VSSに一端を接続した抵抗R8と、ヒューズ73aの他端および抵抗R8の他端に入力を接続したインバータ73bとで構成されている。ヒューズ73aは、ポリシリコン等で形成され、抵抗R8は、拡散層抵抗等で形成されている。抵抗R8は、ヒューズ73aが溶断されていないときの貫通電流を小さくするために、高い抵抗値を有している。各ヒューズ回路73のインバータ73bの出力は、各オア回路75の一方の入力に接続されている。
各オア回路75の他方の入力には、それぞれコマンド制御回路77の出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4が供給されている。出力信号OUT1が供給されるオア回路75の出力からは、制御信号C1が出力されている。同様に、出力信号OUT2、OUT3、OUT4が供給される各オア回路75の出力からは、それぞれ制御信号C2、C3、C4が出力されている。
コマンド制御回路77は、外部端子を使用してチップに所定の活性化期間変更コマンドを供給することで、活性化される。コマンド制御回路77は、活性化期間変更コマンドに応じて、出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4の全てを低レベル、またはいずれかを高レベルにする機能を有している。
上述した半導体集積回路では、まず、外部から活性化期間変更コマンドが供給される。コマンド制御回路77は、出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4のいずれかを順次高レベルにする。そして、データの書き込み評価および読み出し評価が行われる。
例えば、出力信号OUT1が高レベルのとき、図16に示した第1クロックパルス生成回路67は、インバータ列67eの遅延時間に相当する活性化期間のクロックパルス信号CEPZを出力する。図17に示した第2クロックパルス生成回路69は、インバータ列67eの遅延時間に相当する活性化期間のクロックパルス信号CEPZを出力する。そして、上述した図3〜図9に示した半導体集積回路と同様に、インバータ列67eの遅延時間に相当する
活性化期間のカラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZが生成される。
出力信号OUT2が高レベルの時、上記各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間は、インバータ列67e、67fの遅延時間に相当する。出力信号OUT3が高レベルの時、上記各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間は、インバータ列67e、67f、67gの遅延時間に相当する。出力信号OUT4が高レベルの時、上記各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間は、インバータ列67e、67f、67g、67hの遅延時間に相当する。
データの書き込み評価および読み出し評価により、外部から直接測定できない各信号CLZ、SEBZ、WAEZの最適な活性化期間が間接的に求められる。評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性が改善され、歩留が向上する。
この後、図18に示した所定のヒューズ73aを溶断することで、各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間は、最適な値に固定される。例えば、最適な活性化期間が、出力信号OUT2を高レベルにしたときである場合、制御信号C2を出力するオア回路75に接続されたヒューズ73aが溶断される。ヒューズの溶断は、例えば、評価を行ったチップと同一の製造ロットのチップについて全て行われる。ヒューズ溶断後、活性化期間変更コマンドの入力禁止等をすることで、コマンド制御回路77は、出力信号OUT1、OUT2、OUT3、OUT4を全て低レベルにする。
したがって、ヒューズ73aを溶断することで、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適なタイミングで動作するチップが製造され出荷される。さらに、チップ毎に各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間を変更可能なため、ウエハ上でのチップの位置、製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存するチップの特性のばらつきを抑えることが可能である。
この実施形態の半導体集積回路においても、上述した図3〜図9に示した半導体集積回路と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、外部から活性化期間変更コマンドを入力することで、各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間を変更可能にした。このため、評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性を改善することができ、歩留を向上することができる。
また、ヒューズ73aの溶断により、各信号CLZ、SEBZ、WAEZの活性化期間を変更可能にした。このため、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適なタイミングで動作するチップを製造することができる。ウエハ上でのチップの位置、製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存するチップの特性のばらつきを抑えることができる。
図19ないし図21は、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態における第1タイミング制御回路79a、第2タイミング制御回路79b、および制御回路83を示している。第1タイミング制御回路79a、第2タイミング制御回路79b、および制御回路83は、活性化タイミング変更回路に対応している。
本実施形態の回路構成は、第1タイミング制御回路79a、第2タイミング制御回路79b、および制御回路83を除いて、上述した図3〜図9に示した半導体集積回路と同一である。この実施形態では、第1タイミング制御回路79aおよび第2タイミング制御回路79bは、出力する読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZのタイミングを、2通りに変更可能である。
図19は、第1タイミング制御回路79aの詳細を示している。第1タイミング制御回路79aは、遅延回路53の代わりに遅延回路81を使用したこと以外、図8に示した第1タイミング制御回路49aと同一である。
遅延回路81は、nMOSのソースとドレインとを接地線VSSに接続したMOSキャパシタ81a、81b、81cと、MOSキャパシタ81a、81bのゲートを互いに接続する抵抗R9と、MOSキャパシタ81b、81cのゲートを互いに接続する抵抗R10と、3つの2入力NANDゲート81d、81e、81fとで構成されている。抵抗R9、R10は、拡散層抵抗等で形成されている。
MOSキャパシタ81aのゲートは、論理回路55の出力に接続されている。MOSキャパシタ81bのゲートは、NANDゲート81dの一方の入力に接続されている。MOSキャパシタ81cのゲートは、NANDゲート81eの一方の入力に接続されている。
NANDゲート81dの他方の入力には、制御信号C5が供給されている。NANDゲート81eの他方の入力には、制御信号C6が供給されている。NANDゲート81fの入力には、それぞれNANDゲート81d、81eの出力が接続されている。NANDゲート81fの出力は、論理回路57の入力に接続されている。
図20は、第2タイミング制御回路79bの詳細を示している。第2タイミング制御回路79bは、遅延回路53の代わりに遅延回路81を使用したこと以外、図8に示した第2タイミング制御回路49bと同一である。遅延回路81は、第1タイミング制御回路79aの遅延回路と同一である。
図21は、制御回路83の詳細を示している。
制御回路83は、2つのヒューズ回路73と、2つのオア回路75と、コマンド制御回路85とで構成されている。
各オア回路85の一方の入力には、それぞれヒューズ回路73の出力が接続されている。各オア回路75の他方の入力には、それぞれコマンド制御回路77の出力信号OUT5、OUT6が供給されている。出力信号OUT5が供給されるオア回路75の出力からは、制御信号C5が出力されている。出力信号OUT6が供給されるオア回路75の出力からは、それぞれ制御信号C6が出力されている。
コマンド制御回路85は、外部端子を使用してチップに所定の活性化期間変更コマンドを供給することで、活性化される。コマンド制御回路85は、活性化期間変更コマンドに応じて、出力信号OUT5、OUT6の全てを低レベル、またはいずれかを高レベルにする機能を有している。
上述した半導体集積回路では、まず、外部から活性化タイミング変更コマンドが供給される。コマンド制御回路85は、出力信号OUT5、OUT6のいずれかを順次高レベルにする。そして、データの書き込み評価および読み出し評価が行われる。例えば、出力信号OUT5が高レベルのとき、制御回路83は、制御信号C5を高レベルにし、制御信号C6を低レベルにする。
図19に示した第1タイミング制御回路79aは、NANDゲート81dを活性化し、NANDゲート81eを非活性化し、読み出し制御信号SEBZを出力する。同様に、図20に示した第2タイミング制御回路79bは、書き込み制御信号WAEZを出力する。
データの書き込み評価および読み出し評価により、外部から直接測定できない各信号SEBZ、WAEZの最適な活性化タイミングが間接的に求められる。評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性が改善され、歩留が向上する。
この後、図21に示した所定のヒューズ73aを溶断することで、各信号SEBZ、WAEZの活性化タイミングは、最適な値に固定される。例えば、最適な活性化タイミングが、出力信号OUT5を高レベルにしたときである場合、制御信号C5を出力するオア回路75に接続されたヒューズ73aが溶断される。ヒューズの溶断は、例えば、評価を行ったチップと同一の製造ロットのチップについて全て行われる。ヒューズ溶断後、活性化タイミング変更コマンドの入力禁止等をすることで、コマンド制御回路85は、出力信号OUT5、OUT6を全て低レベルにする。
したがって、ヒューズ73aを溶断することで、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適なタイミングで動作するチップが製造される。さらに、チップ毎に各信号SEBZ、WAEZの活性化タイミングを変更可能なため、ウエハ上でのチップの位置、製造ロット内でのウエハの位置、あるいは製造ロットに依存するチップの特性のばらつきを抑えることが可能になる。
この実施形態の半導体集積回路においても、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、この実施形態では、外部から活性化タイミング変更コマンドを入力することで、各信号SEBZ、WAEZの活性化タイミングを変更可能にした。このため、評価結果に基づいてホトマスクの変更あるいは製造プロセスの変更を行うことで、チップの特性を改善することができ、歩留を向上することができる。
また、ヒューズ73aの溶断により、各信号SEBZ、WAEZの活性化タイミングを変更可能にした。このため、ホトマスクの変更、製造プロセスの変更を行うことなく、最適なタイミングで動作するチップを製造することができる。
なお、上述した実施形態では、本発明をSDRAMに適用した例について述べた。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明をDRAM、SRAM等の半導体メモリに適用してもよい。あるいは、DRAMのメモリコアを内蔵したシステムLSIに適用してもよい。
上述した実施形態では、第1タイミング制御回路49a、第2タイミング制御回路49bの遅延回路51、53、論理回路55、57等を使用して、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの両方を生成した例について述べた。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの一方のみを、遅延回路51、53、論理回路55、57を使用して生成してもよい。
上述した図3〜図9に示した半導体集積回路では、遅延回路51をクロックパルス信号CEPZのうちメモリコア部2の脇の縦方向に沿って形成される配線の負荷と等価な遅延要素で形成し、遅延回路53をカラムデコード信号CAZの配線負荷と等価な遅延要素で形成した例について述べた。しかしながら、例えば、遅延回路51を、クロックパルス信号CEPZの配線と幅・長さが同一の配線を使用して形成し、遅延回路53をカラムデコード信号CAZ配線と幅・長さが同一の配線を使用して形成してもよい。この場合、例えば、遅延回路51の配線を、クロックパルス信号CEPZの配線に沿って形成してもよい。
上述した図3〜図9に示した半導体集積回路では、論理回路55、57をデコード回路
10a、デコーダ回路4aと同一に形成した例について述べた。しかしながら、例えば、論理回路55、57をデコード回路10a、デコーダ回路4aと等価の遅延要素を使用して形成してもよい。
上述した図3〜図9に示した半導体集積回路では、遅延回路53の遅延時間を、カラムデコード信号CAZの配線負荷の平均値に合わせた例について述べた。しかしながら、例えば、遅延回路53の遅延時間を、カラムデコード信号CAZの配線負荷の最悪値に合わせてもよい。
上述した第1の実施形態では、クロックパルス信号CEPZ、WCEPZの活性化期間を変更することで、カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間を変更した例について述べた。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、第1クロックパルス生成回路67を複数個設け、カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間をそれぞれ変更してもよい。
上述した第2の実施形態では、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化タイミングを変更する回路を備えた例について述べた。しかしながら、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態に示したように、カラム選択信号CLZ、読み出し制御信号SEBZ、書き込み制御信号WAEZの活性化期間を変更する回路を、さらに備えてもよい。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
メモリセルと、
前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセンスアンプと、
読み出し動作時に前記センスアンプで増幅された前記データを取り込む読み出し制御回路、および書き込み動作時に前記データを該センスアンプに出力する書き込み制御回路の少なくとも一方を有する入出力制御回路と、
前記センスアンプと前記入出力制御回路とを接続する前記データの伝達経路を断続するスイッチ回路と、
前記読み出し動作時および前記書き込み動作時に使用する基本タイミング信号を生成する基本タイミング信号生成回路と、
前記基本タイミング信号を受けて、前記入出力制御回路を制御する読み出し制御信号および書き込み制御信号の少なくとも一方を生成するタイミング制御回路と、
前記基本タイミング信号を受けて、前記スイッチ回路をオン・オフ制御する前記スイッチ制御信号を生成するスイッチ制御回路とを備え、
前記タイミング制御回路は、前記基本タイミング信号を出力する前記基本タイミング信号生成回路の出力ノードから前記スイッチ制御回路に供給される前記スイッチ制御信号の入力ノードまでの信号経路に存在する遅延要素と同一または等価の遅延要素を備え、該遅延要素を使用して、前記読み出し制御信号および前記書き込み制御信号の少なくとも一方を生成することを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
付記1記載の半導体集積回路において、
複数の前記センスアンプと、複数の前記入出力制御回路と、前記各センスアンプと前記各入出力制御回路とをそれぞれ接続する複数の前記スイッチ回路とを備え、
前記スイッチ制御回路は、前記各スイッチ回路に対応する複数の前記スイッチ制御信号を生成し、
前記タイミング制御回路の前記遅延要素は、前記各スイッチ制御信号の活性化タイミン
グの平均値に合わせて形成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記3)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記タイミング制御回路49は、前記信号経路に存在する回路と同一の回路または等価の遅延要素を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記4)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記タイミング制御回路49は、前記信号経路に存在する配線と同一または等価の遅延要素を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5)
請求項1記載の半導体集積回路において、前記入出力制御回路は、前記読み出し制御回路8を備え、前記タイミング制御回路49は、前記読み出し制御信号SEBZの活性化タイミングを前記スイッチ制御信号CLZの活性化タイミングより僅かに遅らせる遅延ゲートを備えていることを特徴とする。
(付記6)
付記1記載の半導体集積回路において、
複数の前記センスアンプ5と、複数の前記入出力制御回路8、9と、前記各センスアンプ5と前記各入出力制御回路8、9とをそれぞれ接続する複数の前記スイッチ回路6とを備え、前記スイッチ制御回路10、4は、前記各スイッチ回路6に対応する複数の前記スイッチ制御信号CLZを生成し、前記タイミング制御回路49の前記遅延要素は、活性化タイミングが最も遅い前記スイッチ制御信号CLZに合わせて形成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
付記1記載の半導体集積回路において、
複数の前記センスアンプ5と、複数の前記スイッチ回路6と、前記各スイッチ回路6を介してそれぞれ前記各センスアンプ5に接続される複数の前記入出力制御回路8、9とを備え、前記スイッチ制御回路10、4は、前記各スイッチ回路6に対応する複数の前記スイッチ制御信号CLZを生成し、前記タイミング制御回路49は、前記各スイッチ制御信号CLZの活性化タイミングに対応して、複数の前記読み出し制御信号SEBZおよび複数の前記書き込み制御信号WAEZの少なくとも一方を生成することを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
メモリセルと、
前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセンスアンプと、
書き込み動作時に活性化される書き込み制御信号を受けて、前記データを前記センスアンプに出力する書き込み制御回路と、
書き込み動作時に活性化されるスイッチ制御信号を受けて、前記センスアンプと前記書き込み制御回路との間の前記データの伝達経路を接続するスイッチ回路とを備え、
前記書き込み制御信号の活性化期間は、前記スイッチ制御信号の活性化期間を含むことを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記8記載の半導体集積回路において、
前記書き込み制御信号WAEZは、前記スイッチ制御信号CLZを生成する信号経路に存在する遅延要素と同一または等価の遅延要素を使用して生成され該スイッチ制御信号CLZとほぼ同じタイミングで活性化される第1書き込み制御信号WEZと、前記スイッチ制御信号CLZを生成する信号経路に存在する遅延要素と同一または等価の遅延要素を使用して生成され前記スイッチ制御信号CLZより早いタイミングで活性化される第2書き込み制御信号WCEP2Zとのオア論理で生成されたことを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記9記載の半導体集積回路において、
前記第1書き込み制御信号WEZと前記第2書き込み制御信号WCEP2Zとの活性化期間は、ほぼ同一であることを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
内部回路の動作を行う通常動作モードと、前記内部回路の動作試験を行う試験モードとを備え、
前記通常動作モード時と前記試験モード時とで変化する内部信号経路の負荷に応じて、前記内部回路の動作タイミングを変更するタイミング変更回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
(付記12)
付記11記載の半導体集積回路において、
前記試験モードは、前記内部信号である内部データ信号を伝達する内部データバスを互いに接続して、読み書き動作試験を行う圧縮試験モードであることを特徴とする半導体集積回路。
(付記13)
付記12記載の半導体集積回路において、
前記内部回路を制御する制御信号を備え、前記タイミング変更回路45は、前記試験モード時に、前記制御信号の活性化期間を、通常動作モード時に比べ長くすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記14)
メモリセルと、
前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセンスアンプと、
読み出し動作時に前記センスアンプで増幅された前記データを取り込む読み出し制御回路、および書き込み動作時に前記データを該センスアンプに出力する書き込み制御回路の少なくとも一方を有する入出力制御回路と、
前記センスアンプと前記入出力制御回路とを接続する前記データの伝達経路を断続するスイッチ回路と、
基本タイミング信号を受けて、前記入出力制御回路を制御する読み出し制御信号および書き込み制御信号の少なくとも一方を生成するタイミング制御回路と、
前記基本タイミング信号を受けて、前記スイッチ回路をオン・オフ制御するスイッチ制御信号を生成するスイッチ制御回路と、
前記スイッチ制御信号、前記読み出し制御信号および前記書き込み制御信号の少なくともいずれかの活性化期間を変更する活性化期間変更回路と、
前記活性化期間変更回路とは独立に動作し、読み出し制御信号SEBZおよび書き込み制御信号WAEZの活性化タイミングを変更する活性化タイミング変更回路79a、79b、83とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
(付記15)
付記14記載の半導体集積回路において、
チップ上にヒューズ73aを備え、前記活性化期間は、前記ヒューズ73aの溶断により所定値に固定可能であることを特徴とする半導体集積回路。
(付記16)
付記14記載の半導体集積回路において、
チップ上にヒューズ73aを備え、前記活性化タイミングは、前記ヒューズ73aの溶断により所定値に固定可能であることを特徴とする半導体集積回路。
付記1の半導体集積回路では、スイッチ制御信号と、読み出し制御信号または書き込み制御信号とタイミングのずれ量が、製造プロセスの変動、動作電圧の変動、および周囲温度の変動による影響を受けて変動することを最小限にすることができる。これ等ずれ量を最小限にしてタイミング設計を行うことで、チップを高速動作することができる。高速動作を追求しない場合には、他の回路のタイミング余裕を大きくすることができ、歩留を向上することができる。
付記2の半導体集積回路では、回路全体として、各スイッチ制御信号と読み出し制御信号または書き込み制御信号とのずれ量を最小限にすることができる。
付記3の半導体集積回路では、タイミング制御回路49の回路の特性が、信号経路に存在する回路の特性と同一または等価になる。このため、スイッチ制御信号CLZのタイミングに対する読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZのタイミングのずれ量が、チップの動作環境、製造条件により大きく変動することはない。一定になる。特に、低電圧動作電圧時におけるタイミングのずれ量の変動が少なくなる。この結果、従来に比べ、低電圧動作を考慮したタイミング設計が容易になり、高速動作が可能になる。
付記4の半導体集積回路では、タイミング制御回路49の配線を伝搬する信号の遅延時間が、信号経路に存在する配線を伝搬する信号の遅延時間と等しくされるため、スイッチ制御信号CLZのタイミングに対する読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZのタイミングのずれ量が、チップの動作環境、製造条件により大きく変動することはない。
付記5の半導体集積回路では、タイミング制御回路49により生成される読み出し制御信号SEBZが、常にスイッチ制御信号CLZより遅れて活性化される。このため、読み出し制御回路8が、センスアンプ5の増幅動作前の誤ったデータを取り込むことが防止される。読み出し制御回路8は、増幅された本来のデータだけを確実に取り込む。
付記6の半導体集積回路では、各スイッチ制御信号CLZと、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのタイミングのずれ量は、それぞれ相違する。しかし、タイミング制御回路49は、活性化タイミングが最も遅い前記スイッチ制御信号CLZに合わせた遅延要素を使用して、読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZを生成する。このため、各スイッチ制御信号CLZと読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ量は、常に所定の範囲に納まる。したがって、タイミング設計が容易になる。
付記7の半導体集積回路では、複数の前記読み出し制御信号SEBZまたは複数の前記書き込み制御信号WAEZが生成されるため、各スイッチ制御信号CLZと、各読み出し制御信号SEBZまたは各書き込み制御信号WAEZとのタイミングのずれ量の相違が少なくされる。したがって、スイッチ制御信号CLZと読み出し制御信号SEBZまたは書き込み制御信号WAEZとのずれ量を最小限にしてタイミング設計を行うことが可能になる。この結果、高速動作が可能になる。
付記8の半導体集積回路では、十分な書き込み電圧でメモリセルにデータを書き込むことができる。
付記9の半導体集積回路では、書き込み制御信号WAEZの活性化終了タイミングは、第1書き込み制御信号WEZにより決められる。第1書き込み制御信号WEZは、遅延要素を使用して生成される。このため、書き込み制御信号WAEZの活性化終了タイミングのスイッチ制御信号CLZに対するずれ量は、チップの動作環境、製造条件により大きく変動することはない。
書き込み制御信号WAEZの活性化開始タイミングは、第2書き込み制御信号WCEP2Zにより
決められる。第2書き込み制御信号WCEP2Zは、遅延要素を使用して生成される。このため、書き込み制御信号WAEZの活性化開始タイミングのスイッチ制御信号CLZに対するずれ量は、チップの動作環境、製造条件により大きく変動することはない。
したがって、書き込み動作時に、書き込み制御回路9から出力されるデータが、センスアンプ5により確実に増幅され、メモリセル7に書き込まれる。
付記10の半導体集積回路では、第1書き込み制御信号WEZと第2書き込み制御信号WCEP2Zとのオア論理をとるときに、書き込み制御信号WAEZにハザードが発生することが防止される。
付記11の半導体集積回路では、通常動作時に、圧縮試験モード時の回路負荷等を考慮することなく、最適なタイミングでデータの読み書きを行うことができる。
付記12の半導体集積回路では、試験モード時に、内部データバスの負荷が増大し、内部データ信号の波形が緩慢になる。タイミング変更回路45により、内部回路の動作タイミングを変えることで、負荷の増大により緩慢になった波形に合わせて、最適なタイミングで動作試験が行われる。
タイミング変更回路45は、通常動作モード時には、内部データバスの負荷の減少に応じて内部回路の動作タイミングを変更し、最適なタイミングにする。
付記13の半導体集積回路では、タイミング変更回路45は、内部データバスの負荷が増大する試験モード時に、内部回路を制御する制御信号の活性化期間を長くする。そして、試験モード時と通常動作モード時とで、常に最適なタイミングで内部回路の動作が行われる。
試験モード時に制御信号の活性化期間を長くすることで、例えば、動作タイミングに依存しない物理的な欠陥による不良が容易に検出される。このため、半導体集積回路が欠陥救済回路を備えている場合には、試験モードの結果により、回路の救済を行うことが可能になる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
本発明に関連する半導体集積回路の基本原理を示すブロック図である。 本発明の半導体集積回路の基本原理を示すブロック図である。 本発明に関連する半導体集積回路を示すチップの全体構成図である。 カラムアドレス系の主要な回路および主要な信号の流れを示すブロック図である。 図4のクロックバッファの回路図である。 図4の第1クロックパルス生成回路の回路図である。 図4の第2クロックパルス生成回路の回路図である。 図4のタイミング制御回路内に設けられた第1タイミング制御回路の回路図である。 図4のタイミング制御回路内に設けられた第2タイミング制御回路の回路図である。 図3〜図9に示したSDRAMの読み出し動作時の主要な信号のタイミング図である。 図3〜図9に示したSDRAMの書き込み動作時の主要な信号のタイミング図である。 図3〜図9に示したSDRAMにおける圧縮試験モード時の書き込み動作での主要な信号のタイミング図である。 本発明に関連する別の半導体集積回路の第1タイミング制御回路の回路図である。 図13に示した半導体集積回路の第2タイミング制御回路の回路図である。 図13に示した半導体集積回路のメモリコア部のブロック図である。 本発明の半導体集積回路の第1の実施形態における第1クロックパルス生成回路の回路図である。 第1の実施形態における第2クロックパルス生成回路の回路図である。 第1の実施形態における制御回路の回路図である。 本発明の半導体集積回路の第2の実施形態における第1タイミング制御回路の回路図である。 第2の実施形態における第2タイミング制御回路の回路図である。 第2の実施形態における制御回路の回路図である。 従来のSDRAMの全体構成図である。 従来のカラムアドレス系の主要な回路および主要な信号の流れを示すブロック図である。 図23のクロックバッファの回路図である。 図23のクロックパルス生成回路の回路図である。 従来のクロックパルス信号CEPZのタイミング図である。 図23のプリデコーダの回路図である。 図23のメインデコーダの回路図である。 図23のタイミング制御回路の回路図である。 図23のリセット回路およびその周辺の回路図である。 図23のセンスバッファの回路図である。 図23のライトアンプの回路図である。 図23のデータ入力回路およびその周辺の回路図である。 従来のSDRAMの読み出し動作時の主要な信号のタイミング図である。 従来のSDRAMの書き込み動作時の主要な信号のタイミング図である。 従来の圧縮試験モード時における書き込み動作を示すタイミング図である。 従来の圧縮試験モード時における読み出し動作を示すタイミング図である。 従来の書き込み動作時のビット線信号を示すタイミング図である。
符号の説明
2 メモリコア部
4 メインデコーダ
5 センスアンプ
6 スイッチ回路
7 メモリセル
8 センスバッファ
9 ライトアンプ
10 プリデコーダ
11 パッド
12 データ入出力回路
16 リセット回路
17 試験回路
18 制御回路
40 SDRAM
41 周辺回路部
43 クロックバッファ
45 第1クロックパルス生成回路
47 第2クロックパルス生成回路
49 タイミング制御回路
51 遅延回路
53 遅延回路
55 論理回路
57 論理回路
59 遅延ゲート
61 オア回路
63a 第1タイミング制御回路
63b 第2タイミング制御回路
65 遅延回路
67 第1クロックパルス生成回路
69 第2クロックパルス生成回路
71 制御回路
73 ヒューズ回路
75 オア回路
77 コマンド制御回路
79a 第1タイミング制御回路
79b 第2タイミング制御回路
81 遅延回路
83 制御回路
85 コマンド制御回路
BLZ、BLX ビット線信号
CAZ カラムデコード信号
CEPZ、WCEPZ クロックパルス信号
CLK クロック信号
CLKZ、CLKWZ 内部クロック信号
CLZ カラム選択信号
GDBZ、GDBX 内部データ信号
RDBZ 読み出しデータ信号
SEBZ、SEB0Z 読み出し制御信号
TESZ 試験信号
TRDBZ、TRDBX 試験時読み出しデータ信号
TWDBZ 試験時書き込みデータ信号
WAEZ、WAE0Z 書き込み制御信号
WCEP2Z、WCEP20Z 第2書き込み制御信号
WDBZ 書き込みデータ信号
WEZ、WE0Z 第1書き込み制御信号

Claims (3)

  1. メモリセルと、
    前記メモリセルに読み書きするデータの増幅を行うセンスアンプと、
    読み出し動作時に前記センスアンプで増幅された前記データを取り込む読み出し制御回路、および書き込み動作時に前記データを該センスアンプに出力する書き込み制御回路の少なくとも一方を有する入出力制御回路と、
    前記センスアンプと前記入出力制御回路とを接続する前記データの伝達経路を断続するスイッチ回路と、
    基本タイミング信号を受けて、前記入出力制御回路を制御する読み出し制御信号および書き込み制御信号の少なくとも一方を生成するタイミング制御回路と、
    前記基本タイミング信号を受けて、前記スイッチ回路をオン・オフ制御するスイッチ制御信号を生成するスイッチ制御回路と、
    前記スイッチ制御信号、前記読み出し制御信号および前記書き込み制御信号の少なくともいずれかの活性化期間を変更する活性化期間変更回路と、
    前記活性化期間変更回路とは独立に動作し、読み出し制御信号および書き込み制御信号の活性化タイミングを変更する活性化タイミング変更回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    チップ上にヒューズを備え、前記活性化期間は、前記ヒューズの溶断により所定値に固定可能であることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    チップ上にヒューズを備え、前記活性化タイミングは、前記ヒューズの溶断により所定値に固定可能であることを特徴とする半導体集積回路。

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US7417479B2 (en) 2005-04-15 2008-08-26 Elpida Memory, Inc. Duty detection circuit and method for controlling the same
US7449931B2 (en) 2005-09-21 2008-11-11 Elpida Memory, Inc. Duty ratio adjustment

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