JP2000356968A - 蛍光表示管駆動回路 - Google Patents
蛍光表示管駆動回路Info
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- JP2000356968A JP2000356968A JP11170125A JP17012599A JP2000356968A JP 2000356968 A JP2000356968 A JP 2000356968A JP 11170125 A JP11170125 A JP 11170125A JP 17012599 A JP17012599 A JP 17012599A JP 2000356968 A JP2000356968 A JP 2000356968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】蛍光表示管の表示消去が不完全になり、蛍光表
示管の非選択アノードが薄く光る漏れ発光現象を生じる
ことがあった。 【解決手段】 1次巻線と2次巻線を有するトランスを
備え、2次巻線N2 からフィラメント駆動用の交流電圧
V03を得る蛍光表示管駆動回路において、2次巻線N2
における交流電圧V03の正負波高値のほぼ中点となる位
置にタップ12を設け、タップ12にグリッドバイアス電圧
を印加する。
示管の非選択アノードが薄く光る漏れ発光現象を生じる
ことがあった。 【解決手段】 1次巻線と2次巻線を有するトランスを
備え、2次巻線N2 からフィラメント駆動用の交流電圧
V03を得る蛍光表示管駆動回路において、2次巻線N2
における交流電圧V03の正負波高値のほぼ中点となる位
置にタップ12を設け、タップ12にグリッドバイアス電圧
を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光表示管のフィラメ
ントを交流電圧で駆動する蛍光表示管駆動回路に関する
ものである。
ントを交流電圧で駆動する蛍光表示管駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の蛍光表示管駆動回路では、フィ
ラメントにおける電位勾配を軽減して蛍光表示管の輝度
傾斜を少なくするために、フィラメント用の交流電圧の
中間電位にグリッドバイアス電圧を印加するようにして
いる。フィラメント用交流電圧は一般にデューティ50
%を使用することを前提にしているため、交流電圧の中
間電位点としては巻線の中点、すなわち巻線のセンター
タップが従来選ばれている。
ラメントにおける電位勾配を軽減して蛍光表示管の輝度
傾斜を少なくするために、フィラメント用の交流電圧の
中間電位にグリッドバイアス電圧を印加するようにして
いる。フィラメント用交流電圧は一般にデューティ50
%を使用することを前提にしているため、交流電圧の中
間電位点としては巻線の中点、すなわち巻線のセンター
タップが従来選ばれている。
【0003】蛍光表示管を点灯させるためには数十ボル
トの直流電圧をアノードに印加する必要があり、一般に
フライバック式DC/DCコンバータによってそれを得
ている。このため、経済性を考慮してフィラメント駆動
用の交流電圧もこのフライバック式DC/DCコンバー
タに2次巻線を設けて得ている場合が多い。
トの直流電圧をアノードに印加する必要があり、一般に
フライバック式DC/DCコンバータによってそれを得
ている。このため、経済性を考慮してフィラメント駆動
用の交流電圧もこのフライバック式DC/DCコンバー
タに2次巻線を設けて得ている場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車搭載機器
におけるフィラメント駆動用交流電圧波形のデューティ
は70%〜80%が普通であり、50%近傍にあること
はまれである。それにもかかわらず、従来のタップ位置
は巻数の算術的中心位置になされている。この場合、交
流的なゼロ電位を中心にして正と負では波高値が異なる
ことになる。これが原因で蛍光表示管の表示消去が不完
全になり、蛍光表示管の非選択アノードが薄く光る漏れ
発光現象を生じることがあった。
におけるフィラメント駆動用交流電圧波形のデューティ
は70%〜80%が普通であり、50%近傍にあること
はまれである。それにもかかわらず、従来のタップ位置
は巻数の算術的中心位置になされている。この場合、交
流的なゼロ電位を中心にして正と負では波高値が異なる
ことになる。これが原因で蛍光表示管の表示消去が不完
全になり、蛍光表示管の非選択アノードが薄く光る漏れ
発光現象を生じることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリッドバイ
アス電圧を印加する巻線のタップ位置を算術的な巻数の
中点とせず、可能な限り正負波高値の中点に近づけるこ
とにより、漏れ発光現象を起こさないようにしたもので
ある。すなわち、本発明の蛍光表示管駆動回路は、1次
巻線と2次巻線を有するトランスを備え、2次巻線から
フィラメント駆動用の交流電圧を得る蛍光表示管駆動回
路において、2次巻線における交流電圧の正負波高値の
ほぼ中点となる位置にタップを設け、このタップにグリ
ッドバイアス電圧を印加した構成を特徴とする。
アス電圧を印加する巻線のタップ位置を算術的な巻数の
中点とせず、可能な限り正負波高値の中点に近づけるこ
とにより、漏れ発光現象を起こさないようにしたもので
ある。すなわち、本発明の蛍光表示管駆動回路は、1次
巻線と2次巻線を有するトランスを備え、2次巻線から
フィラメント駆動用の交流電圧を得る蛍光表示管駆動回
路において、2次巻線における交流電圧の正負波高値の
ほぼ中点となる位置にタップを設け、このタップにグリ
ッドバイアス電圧を印加した構成を特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の蛍光表示管駆動回路の一実施
例を示している。入力端子1には所定の入力電圧Vinが
印加され、パルス幅変調制御回路3に駆動されてスイッ
チングトランジスタ5がオンオフ動作を行う。トランス
4の1次巻線N1 から発生する起電圧をダイオード6と
コンデンサ7で整流平滑して得た直流電圧V01は図示し
ない蛍光表示管のアノード電圧、グリッド電圧となる。
トランス4の2次巻線N2 から得られる交流電圧V03は
蛍光表示管のフィラメントに印加される。直流電圧V01
を二つの抵抗8、9で分圧した電圧はパルス幅変調制御
回路3に帰還される。
例を示している。入力端子1には所定の入力電圧Vinが
印加され、パルス幅変調制御回路3に駆動されてスイッ
チングトランジスタ5がオンオフ動作を行う。トランス
4の1次巻線N1 から発生する起電圧をダイオード6と
コンデンサ7で整流平滑して得た直流電圧V01は図示し
ない蛍光表示管のアノード電圧、グリッド電圧となる。
トランス4の2次巻線N2 から得られる交流電圧V03は
蛍光表示管のフィラメントに印加される。直流電圧V01
を二つの抵抗8、9で分圧した電圧はパルス幅変調制御
回路3に帰還される。
【0007】抵抗10とツェナーダイオード11で直流電圧
V01を分圧した電圧が2次巻線N2 のタップ12に印加さ
れ、これによりフィラメント電圧すなわち交流電圧V03
は接地レベルよりツェナーダイオード11の電圧分だけ高
い値にバイアスされる。2次巻線N2 のタップ12の位置
は交流電圧V03の正負波高値の中点に設定してある。し
たがって、タップ12を境にして2次巻線N2 を二つの巻
線a、bに分けると、それぞれの巻線a、bの巻数は異
なっており、たとえば巻線aの巻数が3ターン、巻線b
の巻数が7ターンのようになる。
V01を分圧した電圧が2次巻線N2 のタップ12に印加さ
れ、これによりフィラメント電圧すなわち交流電圧V03
は接地レベルよりツェナーダイオード11の電圧分だけ高
い値にバイアスされる。2次巻線N2 のタップ12の位置
は交流電圧V03の正負波高値の中点に設定してある。し
たがって、タップ12を境にして2次巻線N2 を二つの巻
線a、bに分けると、それぞれの巻線a、bの巻数は異
なっており、たとえば巻線aの巻数が3ターン、巻線b
の巻数が7ターンのようになる。
【0008】2次巻線N2 のタップ12の位置を交流電圧
V03の正負波高値の中点に設定するには次のようにして
行えばよい。図1に示す回路の場合、交流電圧V03のデ
ューティDは、入力電圧Vinと直流電圧V01との関係に
よってほぼ一義的に定まり、D≒1−(Vin/V01)と
なる。したがって、たとえば入力電圧Vin=12V、直
流電圧V01=40Vのとき、デューティDは70%とな
る。
V03の正負波高値の中点に設定するには次のようにして
行えばよい。図1に示す回路の場合、交流電圧V03のデ
ューティDは、入力電圧Vinと直流電圧V01との関係に
よってほぼ一義的に定まり、D≒1−(Vin/V01)と
なる。したがって、たとえば入力電圧Vin=12V、直
流電圧V01=40Vのとき、デューティDは70%とな
る。
【0009】交流電圧V03の波形における交流ゼロ電位
は波高値をデューティで分割した割合、すなわち波形の
上部から70%の位置となる。一方、波高値の中心は5
0%であるから、両者の差(70−50)の20%だけ
タップの位置を2次巻線N2 の巻数の算術的中心位置か
らずらすことによって、タップを波高値の中心へ設定で
きる。したがって、2次巻線N2 の巻数が全体で10タ
ーンであるときは、巻線aを3ターン、巻線bを7ター
ンとすればよいことになる。
は波高値をデューティで分割した割合、すなわち波形の
上部から70%の位置となる。一方、波高値の中心は5
0%であるから、両者の差(70−50)の20%だけ
タップの位置を2次巻線N2 の巻数の算術的中心位置か
らずらすことによって、タップを波高値の中心へ設定で
きる。したがって、2次巻線N2 の巻数が全体で10タ
ーンであるときは、巻線aを3ターン、巻線bを7ター
ンとすればよいことになる。
【0010】このようにして、タップ12の位置を交流電
圧V03の正負波高値の中点に設定すれば、蛍光表示管に
おける表示有効長の物理的中央から左端及び右端までの
電位勾配は同一となるので蛍光表示管の漏れ発光現象が
起きることがなくなる。なお、他励式の駆動回路で説明
したが、自励式でもよく、制御方式もパルス幅変調方式
に限られない。
圧V03の正負波高値の中点に設定すれば、蛍光表示管に
おける表示有効長の物理的中央から左端及び右端までの
電位勾配は同一となるので蛍光表示管の漏れ発光現象が
起きることがなくなる。なお、他励式の駆動回路で説明
したが、自励式でもよく、制御方式もパルス幅変調方式
に限られない。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、タップ位置だけの簡単
な変更で蛍光表示管の漏れ発光現象の発生を効果的に防
止することができる。
な変更で蛍光表示管の漏れ発光現象の発生を効果的に防
止することができる。
【図1】 本発明の蛍光表示管駆動回路の一実施例を示
す回路図
す回路図
N2 2次巻線 a、b 巻線 4 トランス 12 タップ
Claims (2)
- 【請求項1】 1次巻線と2次巻線を有するトランスを
備え、2次巻線からフィラメント駆動用の交流電圧を得
る蛍光表示管駆動回路において、2次巻線における該交
流電圧の正負波高値のほぼ中点となる位置にタップを設
け、該タップにグリッドバイアス電圧を印加したことを
特徴とする蛍光表示管駆動回路。 - 【請求項2】 フィラメント駆動用の交流電圧のデュー
ティをA%としたとき、(A−50)%だけタップの位
置を2次巻線の巻数の算術的中心位置からずらした請求
項1の蛍光表示管駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17012599A JP3396645B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 蛍光表示管駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17012599A JP3396645B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 蛍光表示管駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000356968A true JP2000356968A (ja) | 2000-12-26 |
JP3396645B2 JP3396645B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=15899119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17012599A Expired - Fee Related JP3396645B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 蛍光表示管駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3396645B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442204B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-07-30 | 주식회사 제너럴 라이팅 | 액정표시장치의 인버터 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP17012599A patent/JP3396645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442204B1 (ko) * | 2001-08-30 | 2004-07-30 | 주식회사 제너럴 라이팅 | 액정표시장치의 인버터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3396645B2 (ja) | 2003-04-14 |
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Legal Events
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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