JP2000356086A - 杭穴掘削ヘッド及び杭穴掘削方法 - Google Patents
杭穴掘削ヘッド及び杭穴掘削方法Info
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Abstract
円滑化、総じて掘削・排土・充填物撹拌の効率を高め、
従来比約2倍の施工効率を確保する。 【解決手段】下向に先細となるヘッド本体1の揺動軸4
0に掘削アーム17を軸止する。揺動軸40周囲の制御
部収容凹部51内に、掘削アーム17の大径の揺動圧制
御部45が挿入される。排土翼9を突設し、吐出口13
を横方向に設ける。掘削アーム17は本体側に凸に屈曲
し、点状に掘削できる刃先23を有する掘削刃21が固
定される。掘削アーム17に「く」字状の練付棒25が
架設固定され、掘削ヘッド62を構成する(a)。正回
転による遠心力で揺動した掘削アーム17はストッパー
32、33に規制され、杭穴軸部71を掘削する
(b)。逆回転による遠心力で、掘削アーム17はスト
ッパー34、35に規制され、凹入部36と固定体37
が嵌合して傾斜を保持し杭穴拡底部72を掘削する
(c)。
Description
端に取り付けて杭穴掘削をする掘削ロッド及び杭穴掘削
方法に関する。
構築現場において拡底の杭穴を掘削する際に使用する掘
削ヘッドでは、下端部の主掘削刃を有する中空のヘッド
本体のに水平軸を設けて、該水平軸の先端部に掘削刃を
有する掘削アームを夫々揺動自在に取り付けて構成して
いた。そして、掘削ロッドを正回転して一側に掘削アー
ムを小さく揺動傾斜させ、杭穴軸部掘削をし、掘削ロッ
ドを逆回転させて、他側に掘削アームを大きく揺動傾斜
させて、杭穴の拡底部の掘削をしていた。ここで、拡開
する際に、掘削ロッドを逆回転すると共に杭穴底側に加
圧して、掘削アームを杭穴底に押しつけてその土圧によ
り掘削アームを逆側に大きく開いていた。
るために、掘削泥土を杭穴壁に練り付ける為の練付手段
を設けたものもあった(特開平6−336890、登録
実用新案3014951号)。
先の直上の刃面76と垂直面が所定角度θ1 (10〜3
0度程度)で形成されていた(図6(b))。
では、掘削時に掘削刃の刃先23は、杭穴壁(垂直面)
Y1 と刃面76とが垂直面が所定角度θ1 で接し、刃先
23から刃面76の全体を掘削すべき面に強く押し当て
て面で掘削形成されていた為(図6(b))、強固の構
造の掘削ヘッドを要していた。また、土圧により掘削ア
ームを拡開用に開いていたため、ヘッド本体及び掘削ア
ームの構造は強固にせざるを得なかった。また、棒状の
水平軸に掘削アームを支持していた為に、ヘッド本体の
体積が大きくならざるを得なかった。従って、掘削ヘッ
ドの全体が重くなると共に杭穴断面内での掘削ヘッドの
占める面積が大きくなり、排土効率を高められない問題
点があった。
平軸が負担する揺動圧も多大となり、掘削アームが外れ
易くなり、あるいは水平軸の破壊やそれを防止するため
の水平軸の大径化が必要となる問題点があった。
軸に拡底掘削用のアーム設けて、水平面内で開くタイプ
の掘削ヘッドでは、ヘッド本体に部分螺旋状の補助翼を
設ける工夫もあったが(特開平11−2085)、水平
軸に掘削アームを設ける構造のものでは掘削アームとの
納まりとの関係で不可能であった。
先23から刃面76の全体を掘削すべき面に強く押し当
てて面で掘削していたため、刃先から上方への排土効率
を高めることができなかった。
削アームに練付棒を架設し、ヘッド本体に排土翼、横方
向の吐出口を設け、あるいはヘッド本体に揺動を規制す
るストッパーと保持機構とを設け、またヘッド本体に突
設した揺動軸に掘削アームの貫通孔に挿通し、アーム本
体に揺動圧制御部を設け、また、掘削刃に急な傾斜の刃
面と緩やかな傾斜の刃面とを設けたので、前記問題点を
解決した。
掘削ロッドの下端に取付ける掘削ヘッドであって、下端
部に掘削刃を有する中空のヘッド本体の上端部一面に軸
に対して直径対称な位置に揺動軸を設け、該両揺動軸に
夫々掘削アームの基端部を取り付けてなる掘削ヘッドに
おいて、前記ヘッド本体の揺動軸と略直交する両他面
に、撹拌排土用の排土翼を斜に設けると共に、該排土翼
の下方位置に横方向のヘッド本体の中空部に連通する吐
出口を設け、前記掘削アームの中間部を前記ヘッド本体
側に凸となるように形成すると共に、前記掘削アームの
先端部に掘削刃を形成し、前記ヘッド本体に掘削アーム
の揺動を規制するストッパーを固定し、前記ヘッド本体
と掘削アームとに掘削アームが開いた状態を保持する保
持機構を設けたことを特徴とする杭穴掘削ヘッドであ
る。
と基端部とに、練付棒を架設したことを特徴とする杭穴
掘削ヘッドである。
に基端側への上方膨出部を形成し、ストッパーは、該上
方膨出部が当接する凸部を、ヘッド本体の上端部一面に
固定して構成した杭穴掘削ヘッドである。また、ストッ
パーは、掘削ロッドが正回転して掘削アームが一側に振
れる位置及び、掘削ロッドが逆回転して掘削アームが他
側に振れる位置に、夫々設けると共に、逆回転した際
に、掘削アームの揺動軸より先端側位置に当接するスト
ッパーを、ヘッド本体の上端部一面に取り付けた杭穴掘
削ヘッドである。
面に形成した凹入部と、該凹入部に嵌合可能に出没する
ヘッド本体の固定体とを、組み合わせて構成し、該固定
体は、ヘッド本体に設けた凹部にバネで上方に付勢され
て出没できる構造とした杭穴掘削ヘッドである。また、
掘削ロッドの正回転時に回転による遠心力を利用して、
掘削アームを一側に揺動傾斜させると共に、逆回転時
に、回転による遠心力を利用して、掘削アームを他側に
揺動傾斜させ、該掘削アームをストッパーに当て、前記
掘削アームの凹入部にヘッド本体の固定体を嵌合係止す
ることにより、掘削区間の高さ方向の任意位置で拡径掘
削できることを特徴とした杭穴掘削ヘッドである。ま
た、掘削ヘッドの揺動は、掘削ロッドの回転時の遠心力
に加えて、杭穴内の掘削土又は吐出口から杭穴内への充
填物に対する前記掘削ロッドの回転による作用を併用し
て行う杭穴掘削ヘッドである。
体の他面内に収まり、一面側に突出しない形状とすると
共に、傾斜角度を掘削ロッドの排土用の螺旋羽根の傾斜
角度と略同一とした杭穴掘削ヘッドである。
線状の練付部、中間部の円弧状の屈曲部及び上部からな
る正面視略「く」字型に形成し、かつ掘削アームの揺動
面内に位置するように、掘削アームに取付け、掘削ロッ
ドの正回転時に掘削アームが軸部掘削用に振れた際に、
練付棒の練付部は、鉛直状に配置されかつ掘削刃の最外
端より内方に位置し、掘削ロッドがニュートラル状態
で、練付棒の屈曲部は掘削刃の最外端より外方に位置す
ることを特徴とする杭穴掘削ヘッドである。また、練付
棒の練付部及び屈曲部は、少なくとも凸側を耐摩擦コー
ティングした杭穴掘削ヘッドである。
に貫通孔を有し、該貫通孔の外側に拡径したナット収容
部を形成してなり、ヘッド本体に突設した揺動軸を、前
記掘削アームの貫通孔に挿通させ、揺動軸先端部の螺糸
部にナットを螺合して、ナット収容部内に前記ナットを
収容したことを特徴とする杭穴掘削ヘッドである。ま
た、掘削アームのヘッド本体側に貫通孔に沿って円柱状
に突設して揺動圧制御部を形成し、ヘッド本体の揺動軸
の周囲に前記揺動圧制御部を収容できるように円状の凹
入部を設けて制御部受部を形成し、前記揺動軸が負担す
る揺動圧を前記揺動圧制御部と制御部受部とで分散して
負担する構造としたことを特徴とする杭穴掘削ヘッドで
ある。
トラル状態で、杭穴軸部の横断面に占める前記掘削ヘッ
ドの最大横面積を2分の1より小さくなるように形成し
た杭穴掘削ヘッドである。
ムが揺動して掘削する際に、掘削ヘッド本体側面であっ
て掘削アームが取り付けられていない側面から見た際
に、前記掘削刃の刃先の横断面が垂直掘削面と点で接す
る形状とすると共に、前記刃先の上方に急な傾斜の刃面
と該刃面に連続して緩やかな傾斜の刃面を形成したこと
を特徴とする杭穴掘削ヘッドである。
と先端部とを角αで形成して、掘削アームの中間部をヘ
ッド本体側に凸となるように形成したヘッドであって、
角αの異なる複数の掘削アームを組み合わせて構成した
ことを特徴とする杭穴掘削ヘッドである。
で、掘削アームの先端位置を、ヘッド本体の下端から距
離Hだけ下方に位置させて、前記掘削アームが最大揺動
した状態で、前記ヘッド本体の下端と掘削アームの先端
とが同等あるいは掘削アームの先端の方が下方に位置す
るように形成したことを特徴とする杭穴掘削ヘッドであ
る。
で、掘削アームを取付けない側に水平膨出部を形成し、
該水平膨出部の下縁を掘削アームの揺動径に応じて円弧
状に形成したことを特徴とする杭穴掘削ヘッドである。
取り付ける掘削ヘッドであって、下端部の掘削刃を有す
るヘッド本体の上端部一面に軸に対して直径対称な位置
に揺動軸を設け、該両揺動軸に、下端部に掘削刃を有す
る掘削アームの基端部を取り付けてなる掘削ヘッドにお
いて、前記掘削ロッドの正回転による遠心力を利用し
て、前記両掘削アームを一側に揺動させ杭穴軸部を掘削
し、続いて、前記掘削ロッドの逆回転による遠心力を利
用して、前記両掘削アームを他側に揺動させ開いた状態
を保持機構によって保持して、杭穴を拡径掘削すること
を特徴とする杭穴の掘削方法である。
は、掘削ロッドの回転時の遠心力に加えて、杭穴内の掘
削土又は吐出口から杭穴内への充填物に対する前記掘削
ロッドの回転による作用を併用して行う杭穴の掘削方法
である。また、掘削ヘッドを、掘削アームの基端部と先
端部との成す角をαとして、先端掘削アームの中間部を
ヘッド本体側に凸となるように屈曲して形成して構成
し、前記成す角αの異なる掘削ヘッドを選択して、所望
掘削径を調節することを特徴とする杭穴の掘削方法であ
る。
掘削ロッドが回転せず、掘削アームが下方に垂れた状態
をいう。
吐出口から杭穴内への充填物に対する掘削ロッドの回転
による作用」とは、掘削時に掘削ロッドを回転した際の
土圧による掘削アームへの作用を中心に、必要ならば、
掘削中の吐出口からエアーの吐出による掘削アームへの
作用、又は吐出口から吐出された水と掘削土とが混合さ
れた泥水によって生じる浮力による掘削アームへの作
用、又は吐出口からセメントミルクを吐出して撹拌した
ソイルセメント層による層圧力及びその浮力による掘削
アームへの作用など、を付加して行う作用などを指す。
部65を有し、下端に固定掘削刃7、7を有するヘッド
本体1は、下方に向けて先細に形成され、直径対称に突
設した揺動軸40、40に掘削アーム17、17が軸止
されている。また、ヘッド本体1に排土翼9、9を突設
し、その下方に掘削ロッド63の中空部に連通する吐出
口13を横方向に設ける。
0の周囲には、制御部収容凹部51が形成され、掘削ア
ーム17のヘッド本体1側に突設された揺動圧制御部4
5が挿入されている。揺動軸40は、揺動圧制御部45
を通り掘削アーム17を貫通する貫通孔47に挿通さ
れ、その螺糸部42にナット44を螺合緊結して固定さ
れる。ナット44及び揺動軸40の先端はナット収容部
46から外方に突出しない。
の揺動を規制するストッパー32、33が突設され、逆
回転時の掘削アーム17の揺動を規制するストッパー3
4、35が夫々溶接固定されている。また、掘削アーム
17の内面に形成した凹入部36と、ヘッド本体1に取
り付けた出没自在の固定体37とからなる保持機構38
が設けられている。
1、21が固定され、ヘッド本体1側に凸となるように
屈曲形成されている。掘削刃21は、先端の刃先23の
上方に垂直掘削面に対して急な傾斜の刃面76及び刃面
76に連続して緩やかな刃面77を有し、刃先23で点
状に掘削できる構造となっている。この刃先23により
指の爪を立てて粘土を押さえつけるようにして掘削でき
る(これに対して従来の掘削刃では指の平で粘土をおさ
えつけるような掘削となる)。
置した正面視「く」字状の棒状の練付棒25が架設固定
されている。
削ロッドの正回転・逆回転による遠心力を利用して、掘
削アームを所定角度で揺動して、杭穴の軸部及び拡径部
を掘削できる。
る。この中で、正面視とは掘削ヘッドの掘削アームを取
り付けてある側の一面からの外観をいい、側面視とは正
面と直交する(掘削アームを取り付けていない)一面か
らの外観をいう。
本体1の下端には固定掘削刃7、7が取り付けてある。
前記ヘッド本体1は、上端部2、中間部3、下端部4と
からなり、正面視で、上端部2及び中間部3は同一巾で
形成されて、下端部4が幅広に形成され、下端部4の上
側に水平膨出部8、8が形成されている。また、横断面
では上端部2が正方形状に形成され、側面視では、上端
部2が最も幅広で、中間部3から下端部4に掛けて徐々
に幅を狭く形成し、最下端が最も狭くなるように形成さ
れている(図3(a)(b))。
側面5に掘削ロッド63の軸64に対して直径対称に揺
動軸40、40を設け、該揺動軸40に掘削アーム1
7、17の基端部18を夫々軸止する(図3(a)
(b))。
動軸40と直交する(前記一側面5の隣接他面)他側面
6、6に掘削ロッド63の正回転で掘削土を上方に排土
できるように傾斜した排土翼9、9を放射状に突設す
る。前記排土翼9は四角形状で先端側隅部10、10が
曲面に形成されている。また、前記排土翼9は上端縁1
1及び下端縁12は夫々、側面視で、他側面6内にあ
り、一側面5側に突出していない。また、傾斜角度は、
側面視で約45度であり、掘削ロッド63に設けた排土
用の螺旋羽根(図示していない)の傾斜角度と略同一に
形成されている(図2(a)、図3(a)(b))。
の中空部(図示していない)に連通する中空部15を有
し、前記ヘッド本体1の中間部(排土翼9と固定掘削刃
7の中間高さ)3の他側面6、6に、前記中空部15に
連通する吐出口13を夫々設ける。該吐出口13は円筒
状に他側面6から突出している。また、ヘッド本体1の
下端にも吐出口14が形成されている。吐出口13、1
4は、ヘッド本体内に設けたヘッド弁(図示していな
い)を地上から操作することにより、夫々独立に吐出口
13、14の開閉と開口量とを調節できるようになって
いる(図2(c)、図3(a)、図1(b))。
40に対応した幅を有し、中間部19の幅が狭く形成さ
れ、先端部20は基端部の2倍程度の幅で形成され、先
端側に掘削刃21、21が固定されている。また、側面
視では、基端部18が略鉛直に位置し、中間部19及び
先端部20は中間部19下側を頂点としてヘッド本体1
側に凸となるように屈曲形成されている。従って中間部
19は下方に向けてヘッド本体1に近づくように傾斜
し、先端部20は下方に向けてヘッド本体1から離れる
ように傾斜して形成されている。また、掘削刃21の先
端22は、側面視で、基端部18の外面18aより外方
に突出しないように形成されている。また、基端部18
の基端側には、上方膨出部24が形成され、該上方膨出
部24は正面視で中間部19と同程度の幅で、側面視で
中間部19より幅狭で内面(ヘッド本体側の面)が基端
部18と面一に形成されている(図3(a)(b)。以
上の構造の掘削アーム17、17が一体に形成されてい
る。
縦に配置した棒状の練付棒25を配置し、その上端を掘
削アーム17の上側(中間部19の上部、又は基端部1
8の下部)に、下端を掘削アーム17の先端部20で掘
削刃21の直上付近に固着する。前記練付棒25は、下
部が直線状の練付部26、中間部が円弧状屈曲部27、
上部28は直線状となっている正面視略「く」字型に形
成され、かつ掘削アーム17の揺動面内に位置してい
る。前記において、「く」字状にヘッド本体1側に凸と
なるように屈曲した際に、掘削アーム17の基端部18
と先端部20とが成す角をα1に形成してある(図3
(b))。
削アーム17が軸部掘削用に揺動傾斜した際に、練付棒
25の練付部26は、鉛直状に位置し、かつ掘削刃21
の最外端21aより内方に位置し、掘削ロッド63がニ
ュートラル状態(非回転時で掘削アーム17が下方に垂
れた位置)で、練付棒25は掘削刃21の最外端21a
より外方に位置する(図2(b))。また、前記練付棒
25の練付部26及び円弧状屈曲部27の外面側
(「く」の凸側)表面は、耐摩擦のコーティング29が
施されている。また、練付棒25と掘削アーム17の側
面との間には空隙30が形成される(図1(b)、図3
(a))。
は、掘削ロッド63の正回転により掘削アーム17が所
定の軸部掘削径となる角度で傾斜揺動できる位置に揺れ
を規制するストッパー(凸部)32、33を夫々溶接あ
るいはボルト締めにて固定する。前記ストッパー32
は、揺動した掘削アーム17の揺動軸40より上方(上
方膨出部24)で当接する位置に固定され、ストッパー
33は、掘削アーム17の揺動軸40より下側(中間部
19)が当接する位置に夫々固定されている(図3
(a)、図1(b))。
面5、5に、掘削ロッド63の逆回転により、掘削アー
ム17が所定の拡底部掘削径となる角度で傾斜揺動でき
る位置に揺れを規制するストッパー(凸部)34、35
を夫々溶接固定する。前記ストッパー34は、揺動した
掘削アーム17が揺動軸40より上方(上方膨出部24
又は基端部18上側)が当接する位置に固定され、スト
ッパー35は、掘削アーム17の揺動軸40より下側
(中間部19)が当接する位置に夫々固定されている
(図3(a)、図1(c))。また、この状態の掘削ア
ーム17の傾斜揺動を保持する保持機構38を設ける。
面(ヘッド本体1側の面)に形成した凹入部36と、ヘ
ッド本体1に該凹入部36に対応して嵌合係止できる固
定体37とから構成される。前記固定体37は、先端部
が半球状に形成され、またヘッド本体1の一側面5に
(ここでは水平膨出部8に位置する)形成した凹部(図
示していない)内に、バネで突出側に付勢した状態で取
り付けられれており、固定体37を押圧することにより
固定体37は前記凹部内に収容され、前記ヘッド本体1
の一側面5から出没自在となっている。
0との取付構造は、以下のようになっている。
揺動軸40は、先端部に螺糸部42を有する断面円形の
軸部41の基端側に基端大径部40を有するボルト状の
構造をしており、軸部41の先端部に軸と垂直にピン穴
55が穿設してある。
分には、ヘッド本体1側に円柱状に膨出した形状の揺動
圧制御部45が一体に形成されている。前記掘削アーム
17に前記揺動軸40が回転摺動できる貫通孔47が穿
設され、該貫通孔47の外面側(ヘッド本体1の反対
側)には、大径に形成して揺動軸40のナット44を収
容できるナット収容部46が連設されている。また、貫
通孔47は揺動圧制御部45の中心を貫通している。
1の揺動圧制御部45及び揺動軸40を受ける軸受け穴
48が穿設されている。前記軸受け穴48は中間部50
と、軸受け穴48の底側に、中間部50より小径で揺動
軸40の基端大径部43を嵌合できる収容凹部51と、
軸受け穴48の開口側の外周大径部49とからなる。
して、掘削アーム17の揺動圧制御部45を収容できる
有底筒状で鍔53を有する制御部受部52を使用する。
制御部受部52の底には揺動軸40を貫通できる開口5
4が穿設されている。また、制御部受部52の鍔部53
には、ボルトの頭部を収容するボルト受孔53a、53
aが穿設されている(図4)。
5)。揺動軸40の基端大径部43をヘッド本体1の収
容凹部51に嵌挿し、制御部受部52を、開口54に揺
動軸40を挿通して、ヘッド本体1の軸受け穴48に嵌
挿する。ボルト61、61を制御部受部52の鍔部53
のボルト受孔53aからヘッド本体1の螺孔49a、4
9aに螺合緊結して、ヘッド本体1に揺動軸40を突設
固定する。
5をヘッド本体1の制御部受部52内に挿入すると共
に、揺動軸40の先端側を貫通孔47に挿通する。ナッ
ト収容部46に臨む揺動軸40の螺糸部42に、ワッシ
ャー60を介してナット44を螺合緊結する。ナット4
4及び揺動軸40の先端はナット収容部46から外方に
突出しない。
から、ピン59を打ち込み、該ピン59を、ナット44
のピン孔56を貫通して、揺動軸40のピン穴55に到
達させ、揺動軸40の緩みを防止する(図5(b))。
軸40で、ヘッド本体1に軸止めする(図4、図5)。
他側の掘削アーム17も同様に取り付けられている。
際に(正回転・逆回転のいずれの側への揺動でも)、以
下のような条件となるように形成されている。即ち、掘
削刃21は先端の刃先23から急な傾斜の刃面76、緩
やかな刃面77を有し、両刃面76、77は点23aで
屈折して形成されている。前記刃面(急な斜面)76
は、垂直面(掘削している杭穴壁)Y2 に対して、角度
θ2 を成し、前記刃面(緩やかな斜面)77は、垂直面
Y3 に対して、角度θ3 を成している。前記角度θ2 は
0度より大きく20度未満で、角度θ3 は10〜50度
に形成され、かつ点状に接し、かつ「θ2 <θ3 」に形
成されている(図6(a)。この実施例では、θ2 =6
度、θ3=20度で形成してある。θ2 は0度では掘削
が効率が極めて悪く、また20度より大きいと、中堀工
法で掘削ヘッドを中空杭内に収納する際に、掘削刃が中
空杭に当たり易く掘削刃が破損し、また中空杭内を傷つ
けるおそれがある。
7は揺動して、刃先23は、掘削している杭穴壁(垂直
面)Y2 に対して、点で接し、かつ刃先23の直上の刃
面76と角θ2 をなす。よって、従来のように、掘削面
に、刃先周辺の縁を強く押し当てて、面で掘削するので
はなく(図6(b))、この実施例では、刃先23によ
り点で掘削することになる。
る。
図1(a)、図2(a))。前記におけるニュートラル
状態の掘削ヘッド62の最大横断面が、掘削予定の杭穴
軸部71の横断面に占める割合は25%程度としてある
(図8)。
で、ヘッド本体1の下端(固定刃7の下端)は、掘削ア
ーム17の先端(掘削刃21の刃先23。即ち地面位
置)よりHだけ上方に位置している。この場合、Hは、
掘削アーム17を最大揺動して拡底部を掘削している時
に、ヘッド本体1の下端と掘削アーム17の先端とがほ
ぼ同程度、あるいは掘削アーム17の先端の方が突出す
る高さに位置するように、設定する。例えば、軸径78
0cm、拡底径1100cm程度の掘削を行う場合H
は、8〜16cm程度としてある。
ヘッド62の使用について説明する。
掘削ヘッド62を突出させて、吐出口13、14から空
気等を吐出しつつ、杭穴の軸部71を掘削しながら中空
杭67を沈設する。この際、掘削アーム17はストッパ
ー32、33に当接して、所定傾斜に揺動して一定の外
径D1 で掘削できる(図1(b)、図2(b))。掘削
アーム17は二ヶ所のストッパー32、33で規制され
るので、ストッパーに負担もかからず、確実に制御され
る。
緩やかな傾斜の刃面とを設けたので、先が尖っているた
め点で掘削し、地盤に貫入する深さが従来に比して格段
に深く、掘削効率が良いと共に、掘削刃21の直上へと
首尾良く掘削土を排土できる。また、掘削土は掘削アー
ム17、17及びヘッド本体1を薄く形成したので、杭
穴断面中の掘削ヘッド62の占める面積が少なく、間隙
部を利用して効率よく排土される。また、掘削アーム1
を本体1側に凸となるように屈曲し、排土翼9を設けた
ので、更に効率よく排土される。掘削ヘッド62の上方
に排土された掘削土は、掘削ロッド63の螺旋羽根で中
空杭67の中空部を通して地上に排出される。
て吐出口13、14から水等を吐出しながら所定深度ま
で中空杭67に先行して杭穴を掘削しつつ、掘削泥土を
撹拌して、杭穴壁に練付て、杭穴壁を整える(図1
(b)、図2(b))。
のコーティング29を設けたので、該部の耐久性を高め
ることができる。また、練付棒25は棒状とし、空隙3
0を有するので、掘削ヘッド62を回転する際の負荷が
少ない。
せた排土翼9により撹拌されるので、撹拌効率が良い。
また吐出口13が掘削アーム17の掘削刃21の上方に
位置するので、掘削刃21の刃先部分に常に水が供給さ
れ、更に吐出される水により掘削刃21が洗われるの
で、掘削刃21に掘削土が付着して掘削効率を悪化させ
るおそれがない。
定の杭穴軸部71の掘削をして排土した後、掘削ロッド
62を逆回転して、掘削アーム17、17を逆側に揺動
して穴径D2 で拡底部72の掘削をする。この際、掘削
ロッド63の逆回転時の遠心力を利用して、逆側に開い
た掘削アーム17、17はストッパー34、35に当接
して所定傾斜以上開かないと共に、固定体37が凹入部
36に嵌合するので、掘削アーム17、17はその傾斜
を保持できる(図1(c)、図2(c))。この際、掘
削アーム17は、三ヶ所で規制されるので、揺動傾斜を
更に確実に制御できる。また、ストッパー34、35の
夫々の負担を少なくできるので、従来に比して大きな揺
動傾斜であって確実に揺動傾斜を制御できる。従って、
従来に比して、軸部径D1 と拡底部径D2 との比を大き
く取れる。
な押しつけではなく、遠心力を利用して開く構造とした
ので、掘削アーム17は滑らかに所定角度に開くことが
できると共に、掘削ロッド63を回転させるオーガーに
必要とされるトルクや下方への押圧力を軽減できる。ま
た、掘削ヘッド62のスリム化により、掘削ロッド63
の回転方向の切り替えに対応して掘削アーム17の揺動
の切り替えもスムーズに行え、更に排土効率も向上して
いる。
ある。この際、練付棒25は掘削刃21の内側に位置し
ているので、掘削に支障がない。
置しているので、注水により固定体37への掘削土の付
着を防止でき、更に確実な掘削アーム17の制御が可能
である。
動は一義的には遠心力を利用して行うものであるが、他
の作用を併用して行うと更に掘削アーム17を効率よく
揺動できる。例えば、掘削ロッド63を回転して、掘削
時の土圧による掘削アーム17への作用を中心に、必要
ならば、掘削中の吐出口13、14からエアーの吐出に
よる掘削アーム17への作用、又は吐出口13、14か
ら吐出された水と掘削土が混合された泥水により生じる
浮力による掘削アーム17への作用、又は吐出口13、
14からセメントミルクを吐出して撹拌したソイルセメ
ント層による層圧力及びその浮力による掘削アーム17
への作用等を適宜取り入れることができる。
掘削ロッド63を昇降させて、反復拡底して球根部を築
造する。この際、掘削アーム17、17は固定体37が
凹入部6に嵌合しているので、掘削アーム17、17の
傾斜を維持できる。
出口13、14から根固め液(セメントミルク)を吐出
しながら掘削ヘッド62(掘削ロッド63)を上昇させ
る。
るまで(e)を反復する。この際も排土翼9によって掘
削土とセメントミルクとが撹拌される。
して、固定体37と凹入部36との嵌合を解除させて、
掘削アーム17、17を他側に揺動傾斜させる(図1
(b))。吐出口13、14から杭周固定液(セメント
ミルク)を注入しながら杭穴軸部の下部(固定してある
中空杭の直下)まで、注入終了まで、数回反復する。
昇させて、中空杭67の中空部内に掘削ヘッド62を格
納する(図1(a)、図2(a))。油圧又はモンケン
などで中空杭67を加圧して中空杭67を沈下させる。
杭先端が位置する)まで中空杭67を沈設して杭の沈下
を完了させる。
を吐出しながら掘削ヘッドを引き上げる(図1(a)、
図2(a))。この際、練付棒25の屈曲部27が中空
杭67の内壁69に当たり、掘削刃21は当たらないの
で、掘削刃21及び杭穴壁69を傷つけるおそれがな
い。
用する施工タイプについて説明したが、杭周固定液を使
用しないタイプでも同様に施工できる。また、中堀工法
以外の施工法にも同様に使用できる。また、拡底部だけ
でなく、掘削途中の地盤状況に合わせて、拡大掘削を行
うことができる。
3の位置を調節すれば、異なる揺動傾斜で掘削アーム1
7を規制できるので、軸部の掘削口径D1 を調節でき
る。また、ストッパー34、35、固定体37の位置を
調節すれば、異なる揺動傾斜で掘削アーム17を規制で
きるので、拡底部の掘削口径D2 を調節できる。
4、35、固定体37の位置をづらせば、さらに大径
(D3 )の杭穴73を掘削できる(図7)。この場合、
ヘッド本体1に吐出口13、13覆うような門形のアッ
タチメントを固定して、該アタッチメント74の正面側
に、凹入部36に対応した凹部を設けて、凹部内に固定
体37をバネを介して出没自在に取り付ける。ストッパ
ー34、35は、このときの掘削アームの傾斜に合わせ
て取付ける。
枚づつ設けたが、夫々上下2段又は3段以上に並列して
設けることもでき、排土が砂状で排土翼9、9間に該排
土が詰まるおそれが少ない時には効果的である(図示し
ていない)。
の固定掘削刃7、7は、片側(半径位置)に2づつ合計
4つ設けたが、少なくとも合計2つ以上設ければよい
(図示していない)。
ド本体の下端)は、掘削アーム17のニュートラル状態
で、掘削アーム17の掘削刃21の刃先23(掘削アー
ムの先端)より上方Hに位置させたが(図3(b))、
これは上方に位置させた方が、掘削土の排出が良く掘削
スピードが速かったためであり、同等あるいは下方に位
置させることもできる(図示していない)。
刃21の刃先23より下方に位置させれば、施工時にお
いて、先端に掘削ヘッド62を取り付けた掘削ロッド6
3を建込む際、主たる掘削手段である掘削アームの掘削
刃21を保護することができる。
及び掘削刃21は、爪部分を肉盛りして摩耗を防ぐこと
もできる(図示していない)。また、吐出口13は必要
なければ閉じておくこともできる。
の下端部の水平膨出部8の下縁8aを掘削アーム17の
揺動径に応じて円弧状に形成し、該水平膨出部8の下縁
8aの中央部から固定掘削刃7を突設することもできる
(図9(a)(b))。この場合、水平膨出部8の上面
8bに連続して排土翼9、9を設ければ、排土翼9はヘ
ッド本体1の下部に位置するので、掘削アーム17の掘
削刃21及び固定掘削刃7によって掘削された掘削土が
上方に排土され易く、排土効果が向上する。
17は、中間部19を挟んだ基端部18と先端部20
(掘削刃21につながる部分)とが成す角はα2(α2<
α1)に形成されている。成す角α1の掘削アーム17の
刃先21A、21Aが軸部D1、拡底部D2で杭穴を掘削
できるとすると(図2(b)(c))、成す角α2の掘
削アーム17の刃先21B、21Bが軸部D4(D4>D
1)、拡底部D5(D5>D2)で杭穴を掘削できる(図
10(a)(b))。即ち、ストッパーや固定体の位置
や大きさの変更だけでは、より大きい径の杭穴を掘削す
ることに限界があるため、掘削アーム17の成す角αの
小さな掘削アーム17(刃先23が外方に広がっている
構造)を取付けることにより更に大きな杭穴径の掘削が
できる。
や固定体37の位置変更で掘削径を調節するが、それに
加えて、角度αの異なる掘削アーム17を取付けること
によって、更に大きな径の杭穴を掘削することができ
る。もちろん、ストッパー32、33等や固定体37の
位置はそのままで、掘削アーム17のみを異なるαのも
のに取り替えて、掘削径を調節することもできる。
8の下縁8aを掘削アーム17の揺動径に応じて円弧状
に形成したので、固定体37やストッパー32、33等
の位置変更等によって、掘削径を拡縮調整した場合であ
っても、掘削アーム17の先端が水平膨出部8の下縁8
aから下方に突出する位置が一定となり(図11
(b)。L4 =L5 =L6 )様々な掘削径に対応でき、
かつ、どの掘削径においても掘削能力及び掘削効率が低
下するおそれはない。これに対して、水平膨出部8の下
縁8aを水平状とした場合には(図11(a))、揺動
角度によって、掘削アーム17の先端が水平膨出部8の
下縁8aから下方に突出する位置が一定とならない(L1
<L3<L2 )。
略したが、必要ならば、図1、図3のように練付棒25
を連設することもできる。
の大径の揺動圧制御部とヘッド本体の制御部受部で支持
するので、揺動軸に生じる負担を軽減分散して、揺動軸
の破損を防止し、揺動軸を小形化できると共に、掘削ア
ームがヘッド本体から外れることも防止できる。更に揺
動軸と大径の揺動制御部とで回動するので、掘削アーム
をヘッド本体側に凸となるように形成したことと相まっ
て、掘削アームとヘッド本体との摩擦も軽減して、掘削
アームは滑らかに揺動できる効果がある。
相まって、掘削アームは、掘削ロッドの正回転・逆回転
による遠心力を利用して、滑らかに揺動傾斜できる効果
がある。また、逆に、遠心力を利用して拡開できるの
で、更にヘッド本体や掘削アームをスリム化して、掘
削、排土の効率を高めることができる。
アームを揺動させるが、他の作用、即ち掘削時の土圧に
よる掘削アームへの作用を中心に、必要ならば、掘削中
の吐出口からエアーの吐出による掘削アームへの作用、
又は吐出口から吐出した水と掘削土が混合された泥水に
より生じる浮力による掘削アームへの作用、又は吐出口
からセメントミルクを吐出して撹拌したソイルセメント
層による層圧力及びその浮力による掘削アームへの作用
等を適宜取り入れることにより、更に効率よく掘削アー
ムを揺動させることができる。
パーを揺動軸を挟んで上下に形成したので、1のストッ
パーに係る負担を軽減して、確実に掘削アームの揺動を
規制し、所定径の杭穴を掘削できる。また、ストッパー
と保持手段とを組合せて掘削アームの揺動を規制するの
で、とりわけ、拡開掘削時に掘削アームの最大傾斜を維
持でき、正確な拡径ができる効果がある。とりわけ、掘
削アームの凹入部とヘッド本体の出没する固定体とを組
み合わせて保持機構を構成した場合には、掘削アームの
遠心力を利用した滑らかな揺動と合わせて、掘削ロッド
の回動方向の切り替えのみで、容易に保持機構の係脱が
でき、掘削径及び撹拌外径を可変できる効果がある。
やかな傾斜の刃面を連続させた構造としたので、刃先か
ら上方への排土効率を高めることができる。また、掘削
アームをヘッド本体側に凸としたので、掘削アームの下
端部は外側に開いた形状に形成され、掘削アームから上
方への排土効率を高めることができる。また、揺動軸固
定用のナットは掘削アームの収容部内に収容され、外方
には突出しないので、掘削アームの基端部での排土効率
を高めることができる。また、ヘッド本体に排土翼を設
けたのでヘッド本体から上方への排土効率を高めること
ができ、掘削翼の傾斜を掘削ロッドの螺旋羽根の傾斜角
度と略同一とした場合には、掘削土の滞りがなく該部で
の排土効率を更に高めることができる。従って、掘削ヘ
ッド全体での排土効率を大幅に向上させることができる
効果がある。また、掘削ヘッドが杭穴内に占める断面を
2分の1以下とした場合には、杭穴壁と掘削ヘッドとの
間に空隙を形成でき、更に排土効率を高めることができ
る効果がある。
面と緩やかな傾斜の刃面とを有する形状としたので、点
で杭穴壁に接するので、掘削ロッドの回転を与えるトル
クを少なくして効率よく掘削ができる効果がある。ま
た、ヘッド本体の排土翼の下方位置に横方向の吐出口を
設けたので、圧縮空気、水などを掘削アームの掘削刃の
刃先付近に当てることができ、掘削刃に掘削土の付着を
防止して掘削効率を高めることができる。
ぶ練付棒を架設したので、掘削ヘッドを回動した際の負
荷を与えることなく、杭穴壁を整えることができる効果
がある。また、練付棒を、正回転時に練付棒の練付部が
鉛直状に配置され、ニュートラル状態で練付棒の屈曲部
は掘削刃の最外端より外方に位置させる構造とした場合
には、中堀用の中空既製杭内を通過する際に掘削刃や杭
の内壁を傷つけることなく、かつ拡開掘削の際に支障な
く、効率よく杭穴軸部の穴壁を整えることができる。
を使用することによって施工効率を約2倍に向上させる
ことができた。
で、(a)はニュートラル状態、(b)は杭穴の軸部掘
削状態、(c)は杭穴の拡底部掘削状態、を夫々表す。
(b)は杭穴の軸部掘削状態、(c)は杭穴の拡底部掘
削状態、を夫々表す。
ずれも掘削アームがニュートラル状態を表す。
表す分解図(縦断面図)である。
取付状態の拡大正面図を夫々表す。
大図で、(b)は従来例の掘削刃の構造を説明する拡大
図である。
部掘削状態を表す。
態で杭穴内に収容した平面図である。
ュートラル状態の正面図、(b)は同じく左側面図であ
る。
比較する概略した平面図で、(a)は杭穴の軸部径、
(b)は杭穴の拡底部径を表す。
構造の相違を説明する概略した正面図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 軸方向に中空部を有する掘削ロッドの下
端に取付ける掘削ヘッドであって、下端部に掘削刃を有
する中空のヘッド本体の上端部一面に軸に対して直径対
称な位置に揺動軸を設け、該両揺動軸に夫々掘削アーム
の基端部を取り付けてなる掘削ヘッドにおいて、前記ヘ
ッド本体の揺動軸と略直交する両他面に、撹拌排土用の
排土翼を斜に設けると共に、該排土翼の下方位置に横方
向のヘッド本体の中空部に連通する吐出口を設け、前記
掘削アームの中間部を前記ヘッド本体側に凸となるよう
に形成すると共に、前記掘削アームの先端部に掘削刃を
形成し、前記ヘッド本体に掘削アームの揺動を規制する
ストッパーを固定し、前記ヘッド本体と掘削アームとに
掘削アームが開いた状態を保持する保持機構を設けたこ
とを特徴とする杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項2】 掘削アームの先端部と基端部とに、練付
棒を架設したことを特徴とする請求項1記載の杭穴掘削
ヘッド。 - 【請求項3】 掘削アームの基端部に基端側への上方膨
出部を形成し、ストッパーは、該上方膨出部が当接する
凸部を、ヘッド本体の上端部一面に固定して構成した請
求項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項4】 ストッパーは、掘削ロッドが正回転して
掘削アームが一側に振れる位置及び、掘削ロッドが逆回
転して掘削アームが他側に振れる位置に、夫々設けると
共に、逆回転した際に、掘削アームの揺動軸より先端側
位置に当接するストッパーを、ヘッド本体の上端部一面
に取り付けた請求項3記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項5】 保持機構は、掘削アームのヘッド本体側
の面に形成した凹入部と、該凹入部に嵌合可能に出没す
るヘッド本体の固定体とを、組み合わせて構成し、該固
定体は、ヘッド本体に設けた凹部にバネで上方に付勢さ
れて出没できる構造とした請求項1記載の杭穴掘削ヘッ
ド。 - 【請求項6】 掘削ロッドの正回転時に回転による遠心
力を利用して、掘削アームを一側に揺動傾斜させると共
に、逆回転時に、回転による遠心力を利用して、掘削ア
ームを他側に揺動傾斜させ、該掘削アームをストッパー
に当て、前記掘削アームの凹入部にヘッド本体の固定体
を嵌合係止することにより、掘削区間の高さ方向の任意
位置で拡径掘削できることを特徴とした請求項5記載の
杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項7】 掘削ヘッドの揺動は、掘削ロッドの回転
時の遠心力に加えて、杭穴内の掘削土又は吐出口から杭
穴内への充填物に対する前記掘削ロッドの回転による作
用を併用して行う請求項6記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項8】 排土翼は、ヘッド本体の他面内に収ま
り、一面側に突出しない形状とすると共に、傾斜角度を
掘削ロッドの排土用の螺旋羽根の傾斜角度と略同一とし
た請求項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項9】 練付棒は、下部の直線状の練付部、中間
部の円弧状の屈曲部及び上部からなる正面視略「く」字
型に形成し、かつ掘削アームの揺動面内に位置するよう
に、掘削アームに取付け、掘削ロッドの正回転時に掘削
アームが軸部掘削用に振れた際に、練付棒の練付部は、
鉛直状に配置されかつ掘削刃の最外端より内方に位置
し、掘削ロッドがニュートラル状態で、練付棒の屈曲部
は掘削刃の最外端より外方に位置することを特徴とする
請求項2記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項10】 練付棒の練付部及び屈曲部は、少なく
とも凸側を耐摩擦コーティングした請求項9記載の杭穴
掘削ヘッド。 - 【請求項11】 掘削アームは基端部に貫通孔を有し、
該貫通孔の外側に拡径したナット収容部を形成してな
り、ヘッド本体に突設した揺動軸を、前記掘削アームの
貫通孔に挿通させ、揺動軸先端部の螺糸部にナットを螺
合して、ナット収容部内に前記ナットを収容したことを
特徴とする請求項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項12】 掘削アームのヘッド本体側に貫通孔に
沿って円柱状に突設して揺動圧制御部を形成し、ヘッド
本体の揺動軸の周囲に前記揺動圧制御部を収容できるよ
うに円状の凹入部を設けて制御部受部を形成し、前記揺
動軸が負担する揺動圧を前記揺動圧制御部と制御部受部
とで分散して負担する構造としたことを特徴とする請求
項11記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項13】 掘削ヘッドがニュートラル状態で、杭
穴軸部の横断面に占める前記掘削ヘッドの最大横面積を
2分の1より小さくなるように形成した請求項1記載の
杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項14】 掘削刃は、掘削アームが揺動して掘削
する際に、掘削ヘッド本体側面であって掘削アームが取
り付けられていない側面から見た際に、前記掘削刃の刃
先の横断面が垂直掘削面と点で接する形状とすると共
に、前記刃先の上方に急な傾斜の刃面と該刃面に連続し
て緩やかな傾斜の刃面を形成したことを特徴とする請求
項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項15】 掘削アームの基端部と先端部とを角α
で形成して、掘削アームの中間部をヘッド本体側に凸と
なるように形成したヘッドであって、角αの異なる複数
の掘削アームを組み合わせて構成したことを特徴とする
請求項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項16】 ニュートラル状態で、掘削アームの先
端位置を、ヘッド本体の下端から距離Hだけ下方に位置
させて、前記掘削アームが最大揺動した状態で、前記ヘ
ッド本体の下端と掘削アームの先端とが同等あるいは掘
削アームの先端の方が下方に位置するように形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項17】 ヘッド本体の下端部で、掘削アームを
取付けない側に水平膨出部を形成し、該水平膨出部の下
縁を掘削アームの揺動径に応じて円弧状に形成したこと
を特徴とする請求項1に記載の杭穴掘削ヘッド。 - 【請求項18】 掘削ロッドの下端に取り付ける掘削ヘ
ッドであって、下端部の掘削刃を有するヘッド本体の上
端部一面に軸に対して直径対称な位置に揺動軸を設け、
該両揺動軸に、下端部に掘削刃を有する掘削アームの基
端部を取り付けてなる掘削ヘッドにおいて、前記掘削ロ
ッドの正回転による遠心力を利用して、前記両掘削アー
ムを一側に揺動させ杭穴軸部を掘削し、続いて、前記掘
削ロッドの逆回転による遠心力を利用して、前記両掘削
アームを他側に揺動させ開いた状態を保持機構によって
保持して、杭穴を拡径掘削することを特徴とする杭穴の
掘削方法。 - 【請求項19】 掘削アームの揺動は、掘削ロッドの回
転時の遠心力に加えて、杭穴内の掘削土又は吐出口から
杭穴内への充填物に対する前記掘削ロッドの回転による
作用を併用して行う請求項18記載の杭穴の掘削方法。 - 【請求項20】 掘削ヘッドを、掘削アームの基端部と
先端部との成す角をαとして、先端掘削アームの中間部
をヘッド本体側に凸となるように屈曲して形成して構成
し、前記成す角αの異なる掘削ヘッドを選択して、所望
掘削径を調節することを特徴とする請求項18記載の杭
穴の掘削方法。
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