JP2000355702A - 粉末冶金用鉄基混合粉 - Google Patents
粉末冶金用鉄基混合粉Info
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Abstract
パ排出性に優れた鉄基粉末混合粉を提供する。 【解決手段】 鉄基粉に、混合粉全量に対し0.1 〜0.5
質量%の、帯電防止剤を0.02〜1質量%含有する遊離潤
滑剤粉と、あるいはさらに合金用粉および/または切削
性改善粉を混合し、鉄基混合粉とする。また、鉄基粉表
面には、結合潤滑剤を介し、合金用粉および/または切
削性改善粉を固着させるのが好ましい。帯電防止剤を含
有させる遊離潤滑剤粉は、ステアリン酸、オレイン酸ア
ミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエチ
レンビスステアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレン
ビスステアリン酸アミドのうちから選ばれた1種または
2種以上からなる潤滑剤とするのが好ましい。
Description
合粉に係り、とくに製造時の流動性やホッパからの排出
性に優れた粉末冶金用鉄基混合粉に関する。
の鉄粉に、銅粉、黒鉛粉、燐化鉄粉等の合金用粉と、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム等の潤滑剤
粉とを混合し、さらに必要に応じてMnS などの切削性改
善用粉を混合して製造するのが一般的である。
は、大きさ、形状および密度の異なる複数の粉末を含ん
でいるため、混合後の輸送、ホッパへの装入、排出、ま
たは金型充填時に、混合粉の中で粉末が均一に分布しな
くなり、偏析を生じやすいという欠点を有している。例
えば、鉄粉と黒鉛粉との混合粉では、トラック輸送中の
振動によって輸送容器内で鉄粉と黒鉛粉がそれぞれ勝手
に運動し、とくに、比重の小さい黒鉛粉が表面に浮かび
上がってくることはよく知られている。また、ホッパよ
り排出された鉄粉と黒鉛粉との混合粉は、排出の初期、
中期、終期で、それぞれ黒鉛粉濃度が異なってしまうこ
とも良く知られている。
成形して成形体(圧粉体ともいう)とし、その成形体を
焼結して最終製品とすると、製品毎に組成がばらついた
り、寸法および強度が大きくばらつき、不良品が多発す
ることになる。さらに、鉄粉に混合する銅粉、黒鉛粉、
燐化鉄粉等は、いずれも鉄粉より微粉末であるため、比
表面積(単位重量に対する表面積の割合)が大きく、流
動性が悪い。したがって、それを鉄粉に混合すると、そ
の流動性を低下させる。このため、混合粉の成形用金型
への充填速度が低下し、成形体の生産性を低下させる。
して、例えば、特開平1-219101号公報には、鉄粉と、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム等の潤滑剤0.3
〜1.3 重量%と、合金化元素粉0.1 〜10重量%とからな
り、鉄粉表面に合金化元素が固着している粉末冶金用鉄
粉が提案されている。また、特開平2-217403号公報に
は、金属粉末に、結合剤として特定組成比のアクリル酸
エステル、メタクリル酸エステル、重合性不飽和酸をモ
ノマー成分とする共重合体を配合してなる粉末冶金用混
合粉末が提案されている。
末に脂肪酸を加えて1次混合し、ついで合金用粉末に金
属石鹸を添加して2次混合し、昇温して脂肪酸と金属石
鹸との共溶融物を生成させ、共溶融物を冷却固着させ鉄
系粉末粒子の表面に合金用粉末を固着させる粉末冶金用
鉄基粉末混合粉の製造方法が提案されている。しかしな
がら、特開平1-219101号公報、特開平3-162502号公報に
記載された技術では、結合剤としての潤滑剤や共溶融物
に、亜鉛やその他の金属元素を含んでおり、成形体の焼
結時にそれら金属元素が酸化物となって、焼結炉の内部
を汚染したり、焼結体の化学組成を変化させてしまうと
いう問題を有していた。
技術で製造された混合粉末は、結合剤自体が潤滑作用を
持たないため、最終的にはステアリン酸亜鉛等の潤滑剤
を添加しており、焼結炉の内部汚染や、焼結体の化学組
成の変化などの問題を解決できていない。また、本発明
者らは、特開平5-148505号公報に、ステアリン酸、オレ
イン酸アミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミ
ドとエチレンビスステアリン酸アミドとの溶融混合物、
エチレンビスステアリン酸アミドから選ばれた1種以上
の加熱溶融物を結合剤とし、合金用粉末および/または
切削性改善用粉末が表面に固着されている鉄基粉末と、
ステアリン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸アミドとエチレンビスステアリン酸ア
ミドとの溶融混合物、エチレンビスステアリン酸アミド
から選ばれた1種以上の遊離粉末と、ステアリン酸亜鉛
の遊離粉末との混合物である粉末冶金用鉄基粉末混合物
を提案した。また、結合剤として高級脂肪酸、高級脂肪
酸アミド、ワックス、ステアリン酸亜鉛の加熱溶融物を
使用する場合には、潤滑剤としてステアリン酸リチウム
を使用すべきことも提案した。
載された技術では、依然として少量のステアリン酸亜鉛
や、ステアリン酸リチウムなどの金属石鹸が配合されて
いるため、完全に焼結炉の内部汚染を解消することはで
きていない。
末混合粉に、ステアリン酸亜鉛やステアリン酸リチウム
等の金属石鹸を含まない潤滑剤を用いた場合、すなわ
ち、金属成分を含まない有機物質のみからなる潤滑剤を
用いると、得られた鉄基粉末混合粉の流動性やホッパ排
出性が劣化するという問題があった。
公報には、鉄基粉末に、少なくとも1種以上の合金用粉
末と融点の異なる2種以上のワックスを加えて混合し、
昇温してワックスの部分溶融物を生成させ、混合しなが
ら冷却し、ワックスの部分溶融物を冷却固着させ、鉄基
粉末粒子表面に合金用粉末を固着させ、さらにワックス
を遊離潤滑剤として添加、混合し、さらに、0.001-1 重
量%の帯電防止剤を加えて混合する、流動性に優れ見か
け密度の安定な粉末冶金用鉄基粉末混合物の製造方法が
提案されている。しかしながら、特開平9-71801 号公報
に記載された偏析防止混合物は、ネジ式チューブコンベ
アで搬送した場合には、搬送コイルの回転により印可さ
れる剪断力により、帯電防止剤同士が凝集し、流動性が
低下する問題が残されていた。
解決し、焼結炉の内部を汚染することもなく、流動性や
ホッパ排出性に優れた鉄基粉末混合粉およびその製造方
法を提供することを目的としている。
課題を達成するため、金属成分を含まない潤滑剤を用い
た粉末冶金用鉄基粉末混合粉の流動性、ホッパ排出性の
向上について鋭意検討した。その結果、帯電防止剤を含
有させた潤滑剤粉を遊離粉末として添加することによ
り、他の潤滑剤を従来用いられている有機潤滑剤のみと
しても、従来並みの粉体及び圧粉体の特性を有し、しか
も流動性やホッパ排出性に優れた混合粉が得られるとい
う知見を得た。また、この混合粉は水分吸着量が従来品
に比べ大きく、このため流動性、ホッパ排出性が改善さ
れるという知見を得た。
されたものである。すなわち、本発明は、鉄基粉に少な
くとも遊離潤滑剤粉を混合してなる粉末冶金用鉄基混合
粉であって、前記遊離潤滑剤粉に帯電防止剤を0.02〜1
質量%含有せしめるととにもに、該遊離潤滑剤粉を混合
粉全量に対し0.1 〜0.5 質量%配合したことを特徴とす
る粉末冶金用鉄基混合粉である。
るいはさらに合金用粉および/または切削性改善粉を混
合してなる粉末冶金用鉄基混合粉であって、前記潤滑剤
粉が、混合粉全量に対し0.1 〜0.5 質量%の、帯電防止
剤を0.02〜1質量%含有する遊離潤滑剤粉と、あるいは
さらに帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤粉を、帯電防
止剤を含有する前記遊離潤滑剤粉との合計量で、混合粉
全量に対し0.5 〜1.2質量%含有することを特徴とする
粉末冶金用鉄基混合粉であり、本発明では、前記帯電防
止剤を0.02〜1質量%含有する遊離潤滑剤粉が、ステア
リン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ステ
アリン酸アミドとエチレンビスステアリン酸アミドとの
溶融混合物、エチレンビスステアリン酸アミドのうちか
ら選ばれた1種または2種以上からなることが好まし
く、また、本発明では、前記帯電防止剤を含有しない遊
離潤滑剤粉が、ステアリン酸、オレイン酸アミド、ステ
アリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエチレンビスス
テアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレンビスステア
リン酸アミド、分子量1万以下のポリエチレン、分子量
1万以下のポリエチレンとエチレンビスステアリン酸ア
ミドの溶融混合物のうちから選ばれた1種または2種以
上からなることが好ましい。
金用粉および/または切削性改善粉を混合してなる粉末
冶金用鉄基混合粉であって、前記鉄基粉が表面に前記合
金用粉および/または前記切削性改善粉を、混合粉全量
に対し0.1 〜1.0 質量%の結合潤滑剤を介し固着させた
鉄基粉であり、前記潤滑剤粉が、混合粉全量に対し0.1
〜0.5 質量%の、帯電防止剤を0.02〜1質量%含有する
遊離潤滑剤粉と、あるいはさらに帯電防止剤を含有しな
い遊離潤滑剤粉を、帯電防止剤を含有する前記遊離潤滑
剤粉との合計量で、混合粉全量に対し0.1 〜0.5 質量%
含有することを特徴とする粉末冶金用鉄基混合粉であ
り、また、本発明では、前記帯電防止剤を0.02〜1質量
%含有する遊離潤滑剤粉が、ステアリン酸、オレイン酸
アミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエ
チレンビスステアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレ
ンビスステアリン酸アミドのうちから選ばれた1種また
は2種以上からなることが好ましく、また、本発明で
は、前記帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤粉が、ステ
アリン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ス
テアリン酸アミドとエチレンビスステアリン酸アミドと
の溶融混合物、エチレンビスステアリン酸アミド、分子
量1万以下のポリエチレン、分子量1万以下のポリエチ
レンとエチレンビスステアリン酸アミドの溶融混合物の
うちから選ばれた1種または2種以上からなることが好
ましく、また、本発明では、前記結合潤滑剤が、ステア
リン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ステ
アリン酸アミドとエチレンビスステアリン酸アミドの溶
融混合物、エチレンビスステアリン酸アミドのうちから
選ばれた1種または2種以上からなる溶融混合物である
ことが好ましい。
るいはさらに合金用粉および/または切削性改善粉を混
合してなる粉末冶金用鉄基混合粉であって、温度:25
℃、相対湿度:75%の雰囲気中での水分吸着量が0.1 〜
0.4mg/l であることを特徴とする粉末冶金用鉄基混合粉
である。
は、鉄基粉に、潤滑剤粉、あるいはさらに合金用粉およ
び/または切削性改善粉を混合してなる粉末冶金用鉄基
混合粉である。本発明の鉄基混合粉では、潤滑剤粉の一
部または全部として、帯電防止剤を含有した遊離潤滑剤
粉を配合する。
止剤を含有する。遊離潤滑剤粉に帯電防止剤を含有させ
ることにより、ネジ式チューブ型搬送機で生じる帯電防
止剤同士の凝集を防止することができる。また、帯電防
止剤の含有により、遊離潤滑剤粉表面に多くの水分子を
吸着させることができる。これにより、鉄基混合粉の流
動性、特にホッパからの排出性を改善させることができ
る。流動性、ホッパからの排出性の観点から、混合粉の
水分吸着量は温度:25℃、相対湿度:75%の雰囲気中で
0.1 〜0.4mg/l とするのが好ましい。混合粉の水分吸着
量が、この範囲を外れると、流動性、ホッパからの排出
性が劣化する。なお、本発明では、混合粉の水分吸着量
は、例えば、日本ベル株式会社製「BELSORP1
8」を用いて、25℃で、相対湿度:75%の雰囲気中で
の、等温吸湿量を代表値として採用した。
に、潤滑剤同士、あるいは潤滑剤と結合材)の付着力、
とくに分子間力の大小に支配されると言われている(例
えば、上ノ薗:粉体および粉末冶金,45(1998), p84
9)。分子間力は、粉体のハマカー係数に比例し、水分
子は、潤滑剤に比べ小さい値を持つ。したがって、鉄基
混合粉中に、表面に水分を吸着した潤滑剤を遊離粉末と
して配合することにより、鉄基混合粉の粉体間の分子間
力が低減され、このため鉄基混合粉の流動性が向上する
ものと考えられる。
0.02質量%未満では、上記した効果が認められず、一
方、1質量%を超えると、鉄基混合粉の流動性を低下さ
せるので好ましくない。このため、遊離潤滑剤粉中の帯
電防止剤の含有量を0.02〜1質量%に限定した。なお、
帯電防止剤の効果は、0.04質量%以上で顕著となる。使
用する帯電防止剤は、遊離潤滑剤粉表面への水分子吸着
を増加させるものであればよく、とくに限定されない
が、下記に示す帯電防止剤が好ましい。
ルキル基の炭素数が10〜20であるアルキルジメチルアミ
ンオキサイド、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
アルキルカルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダソリニウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタイ
ンから選ばれる1種、HLB(親水性親油性バランス)
が1 〜10のソルビタン脂肪酸エステル、HLBが9 〜15
のポリエキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、
HLBが9 〜15のポリエキシエチレンアルキルエ−テ
ル、HLBが5 〜15のポリエキシエチレンアルキルフェ
ニルエ−テル、アルキル基の炭素数が10〜20のアルキル
アルカノールアミドないしアルキル基の炭素数が10〜20
のポリオキシエチレンアルキルアミンが好適である。特
にアルキル基の炭素数が10〜20のアルキルカルボキシメ
チル−N−ヒドロキシエチルイミダソリニウムベタイ
ン、HLB9 〜15のポリオキシエチレンアルキルエ−テ
ル、アルキルジエタノールアミド、及びアルキル基の炭
素数が10〜20のポリオキシエチレンアルキルアミンが一
層好適である。
として使用する潤滑剤は、ステアリン酸、オレイン酸ア
ミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエチ
レンビスステアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレン
ビスステアリン酸アミドから選ばれた1種または2種以
上とするのが好ましい。鉄基混合粉に配合される、帯電
防止剤を含有する遊離潤滑剤粉は、混合粉の合計量に対
し、0.1 〜0.5 質量%配合されるのが好ましい。鉄基混
合粉に、帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉を配合する
ことにより、混合粉の流動性、特にホッパからの排出性
を改善させることができる。もちろん、帯電防止剤を含
有する遊離潤滑剤粉は、金型中で加圧成形する際に、摩
擦熱で溶融あるいは軟化して潤滑効果も発揮する。
量が、混合粉の合計量に対し0.1 質量%未満では、混合
粉の流動性が不足し、一方、0.5 質量%を超えると、吸
着水量の増加のため却って混合粉の流動性が低下する。
このため、帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉の含有量
は、混合粉の合計量に対し0.1 〜0.5 質量%の範囲に限
定する。
した帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉以外に、帯電防
止剤を含有しない遊離潤滑剤粉を、混合粉に添加しても
よい。帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤粉は、混合粉
が金型に充填され加圧成形される際に、摩擦熱で溶融あ
るいは軟化して潤滑効果を発揮する。その添加量は、帯
電防止剤を含有する潤滑剤との合計で、混合粉の合計量
に対し、0.5 〜1.2 質量%とするのが好ましい。潤滑剤
粉の合計量が、0.5 質量%未満では、潤滑効果が小さく
成形後の抜出し力が高く、一方、潤滑剤粉の合計量が、
1.2 質量%を超えると混合粉の流動性が劣化する。この
ため、潤滑剤がすべて遊離潤滑剤の場合には、帯電防止
剤を含有しない遊離潤滑剤粉の含有量は、帯電防止剤を
含有する遊離潤滑剤粉との合計量で、混合粉の合計量に
対し、0.5 〜1.2 質量%の範囲に限定するのが好まし
い。
用できる潤滑剤としては、ステアリン酸、オレイン酸ア
ミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエチ
レンビスステアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレン
ビスステアリン酸アミド、分子量1万以下のポリエチレ
ン、分子量1万以下のポリエチレンとエチレンビスステ
アリン酸アミドの溶融混合物が例示でき、これらのうち
から選ばれた1種または2種以上を複合して適用しても
よい。
成するミルスケ−ルや鉄鉱石を還元した還元鉄粉、溶鋼
をアトマイズ処理して製造された、純鉄粉、合金鉄粉を
用いるのが好ましい。本発明では、この鉄基粉に、さら
に、合金用粉および/または切削性改善用粉を配合する
のが好ましい。
粉、各種合金元素粉等のうちから選ばれた1種または2
種以上が好適である。合金用粉の配合量は、製品焼結体
に要求される機械的特性に合致して適宜決定されるが、
混合粉の合計量に対し5.0 質量%以下とするのが好まし
い。合金用粉との配合量が5.0 質量%を超えると、鋼粉
コストが高くなるという問題がある。
合する切削性改善用粉としては、タルク、金属硫化物等
が例示され、これらのうちから選ばれた1種または2種
以上が、製品焼結体に要求される特性を考慮して、適
宜、選定される。切削性改善用粉の合計配合量は、切削
性改善用粉合計で、混合粉の全量に対し5.0 質量%以下
とするのが好ましい。切削性改善用粉の合計配合量が5.
0 質量%を超えると、圧縮性が低下するという問題があ
る。
び/または切削性改善用粉を固着してもよい。合金用
粉、切削性改善用粉を、鉄基粉表面に固着させることに
より、混合粉の偏析を防止することができる。本発明で
は、鉄基粉表面への合金用粉および/または切削性改善
用粉の固着は、結合潤滑剤を介し行うのが好ましい。鉄
基粉に、合金用粉および/または切削性改善用粉を配合
し、さらに結合潤滑剤を添加し、結合潤滑剤の融点以上
の温度で加熱混合して、結合潤滑剤を溶融させ、鉄基粉
の表面に合金用粉および/または切削性改善用粉を付着
させ、冷却後に結合潤滑剤の結合力で鉄基粉の表面にこ
れら粉を固着させる。
し0.1 〜1.0 質量%の範囲とするのが好ましい。添加量
が、0.1 質量%未満では、合金用粉等の鉄基粉表面への
付着量が低下し、混合粉における合金用粉等の偏析が増
加する。一方、結合潤滑剤の添加量が1.0 質量%を超え
ると、ホッパ排出性が低下する。このため、結合潤滑剤
の添加量は混合粉の全量に対し0.1 〜1.0 質量%の範囲
とするのが好ましい。
削性改善用粉を固着させるに好適な結合潤滑剤として
は、ステアリン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸ア
ミド、ステアリン酸アミドとエチレンビスステアリン酸
アミドとの溶融混合物、エチレンビスステアリン酸アミ
ドのうちから選ばれた1種または2種以上の溶融混合物
が好ましい。
り、従来用いていた金属元素を含むステアリン酸亜鉛(
融点120 ℃) と同様に、この鉄基粉末混合粉を金型中で
加圧成形する際に、摩擦熱で溶融ないし軟化させて、本
来の潤滑剤の働きをさせることもできる。さらに、本発
明の鉄基混合粉には、結合潤滑剤とともに、オレイン
酸、スピンドル油、タービン油のうちから選ばれた1種
以上の有機質液体潤滑剤を、混合粉全量に対し、0.01〜
0.3 質量%の範囲で添加してもよい。それにより、合金
用粉等の鉄基粉への固着が強固になる。有機質液体潤滑
剤の添加量が、0.01質量%未満では、偏析防止効果の格
段の向上がなく、一方、0.3 質量%を超えると、ホッパ
排出性が低下する。
び/または切削性改善粉を固着させた鉄基粉に、さらに
帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉を、混合粉の合計量
に対し、0.1 〜0.5 質量%配合する。帯電防止剤を含有
する遊離潤滑剤粉を配合することにより、混合粉の流動
性、特にホッパからの排出性を改善させることができ
る。なお、帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉の種類、
および含有量の限定理由は、表面に合金用粉および/ま
たは切削性改善粉を固着させない場合と同様である。
離潤滑剤粉以外に、帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤
粉を、混合粉に添加してもよい。鉄基粉の表面に合金用
粉等を結合潤滑剤を介し固着させるこの場合にはその添
加量は、帯電防止剤を含有する潤滑剤との合計で、混合
粉の合計量に対し、0.1 〜0.5 質量%とするのが好まし
い。潤滑剤粉の合計量が、0.1 質量%未満では、潤滑効
果が小さく成形後の抜出し力が高く、一方、潤滑剤粉の
合計量が、0.5 質量%を超えると混合粉の流動性が劣化
し、ホッパー排出性が低下する。このため、結合潤滑剤
を含む場合には、帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤粉
の含有量は、帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉との合
計量で、混合粉の合計量に対し、0.1 〜0.5 質量%の範
囲に限定するのが好ましい。
℃、相対湿度:75%の雰囲気中での水分吸着量が0.1 〜
0.4mg/l となる水分吸着能を有している。水分吸着量
が、この範囲を外れると、流動性、ホッパからの排出性
が劣化する。つぎに、本発明の鉄基混合粉の製造方法に
ついて説明する。鉄基粉に、あるいはさらに合金用粉お
よび/または切削性改善用粉と、帯電防止剤を0.02〜1
質量%含有させた遊離潤滑剤粉を混合粉の合計量に対し
0.1 〜0.5 質量%と、あるいはさらに帯電防止剤を含ま
ない遊離潤滑剤粉を混合粉の合計量に対し、帯電防止剤
を含有する遊離潤滑剤粉との合計で0.5 〜1.2 質量%添
加し、混合して、鉄基混合粉とする。
切削性改善用粉と、結合潤滑剤を、混合粉の合計量に対
し、0.1 〜1.0 質量%添加し、あるいはさらに有機質液
体潤滑剤を、混合粉の合計量に対し、0.01〜0.3 質量%
添加し、混合したのち、さらに、結合潤滑剤が1種の場
合は、結合潤滑剤の融点より10℃以上100 ℃以下高い温
度で、結合潤滑剤が2種以上からなる場合は、結合潤滑
剤のうちの最低の融点より10℃以上高く、結合潤滑剤の
うちの最高の融点以下の温度で加熱しながら混合し、一
部が溶融した結合潤滑剤により鉄基粉表面に合金用粉お
よび/または切削性改善用粉を付着させ、引続き冷却し
て、鉄基粉に合金用粉および/または切削性改善用粉を
結合潤滑剤により固着させた後、60℃以下の温度で、帯
電防止剤を0.02〜1質量%含有させた遊離潤滑剤粉を、
混合粉の合計量に対し0.1 〜0.5質量%添加し、さらに
必要に応じて、帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤粉
を、帯電防止剤を含有する遊離潤滑剤粉との合計で、混
合粉の合計量に対し0.1 〜0.5 質量%添加し、混合し、
鉄基混合粉とするのが好ましい。
潤滑剤を表2に示す。鉄基粉(平均粒径:78μmの鉄
粉)に、合金用粉として、平均粒径:23μmの銅粉2質
量%と、平均粒径:14μmの天然黒鉛粉0.8 質量%と
を、表3に示す種類、添加量の遊離潤滑剤粉とともに、
Vブレンダで15min 混合し、鉄基混合粉とした。
を測定した。また、これら鉄基混合粉を用いた成形体の
抜出し力を測定した。さらに、これら鉄基混合粉の水分
吸着量を測定した。 (1)流動性 これら鉄基混合粉100gを、オリフィス径5mmの容器に充
填し、充填してから排出するまでの時間を測定し、排出
までの時間で流動性を評価した。 (2)ホッパ排出性 底部中央にオリフィス(直径2.0mm )を設けた容器(内
径100mm ×高さ200mm)に、鉄基混合粉1000g を充填
し、このオリフィスを通して,混合粉1000g がすべて排
出させるまでの加振回数をもとめ、この加振回数でホッ
パ排出性を評価した。 (3)抜出し力 これらの鉄基混合粉を金型に充填し、5ton/cm2 (490
MPa )の圧力で圧縮し、25mmφ×20mm高さのタブレット
(成形体)に成形したのち、金型から成形体を抜出し、
そのときの抜出し力を測定した。 (4)水分吸着量 日本ベル株式会社製の「BELSORP18」を用い
て、これら鉄基混合粉の水分吸着量を測定した。測定条
件は、雰囲気温度を25℃(温度)とし、一旦、10 -5Torr
(1.33×10-3Pa)まで減圧したのち、水蒸気を導入し、
湿度を徐々に増加させながら、重量変化を測定した。75
%(相対湿度)の雰囲気中での鉄基混合粉の重量増加量
を鉄基混合粉の水分吸着量とした。
3.5s/100g、ホッパ排出性が3回以下、抜出力が114 〜1
23kgf/cm2(11.2〜12.1MPa )、水分吸着量が0.12〜0.3
0mg/lと、優れた流動性およびホッパ排出性を示してい
る。これに対し、本発明の範囲を外れる比較例は、流動
性およびホッパ排出性が低下している。 (実施例2)鉄基粉末(平均粒径:78μmの鉄粉)に、
合金用粉として、混合粉の合計量に対し、黒鉛粉(平均
粒径:23μm)1質量%と、電解銅粉(平均粒径:25μ
m )2質量%とを、表5に示す種類、添加量の結合潤滑
剤とともに、加熱混合機に装入して十分に混合した。つ
いで、結合剤の最低融点+10℃以上、最高融点以下の温
度に混合を続けながら加熱した( ここまでを1次混合と
いう)。
に冷却した。さらに、40℃まで冷却した後、表5に示す
帯電防止剤を含む遊離潤滑剤粉を添加(常温添加)し、
あるいはさらに、帯電防止剤を含まない遊離潤滑剤粉を
添加し、均一になるように混合し(ここまでを2次混合
という)たのち、混合物を加熱混合機から排出し、鉄基
混合粉とした。
を測定した。また、これら鉄基混合粉を用いた成形体の
抜出し力、および混合粉の水分吸着量、を測定した。ま
た、これら鉄基混合粉の偏析傾向を炭素付着度で調査し
た。流動性、ホッパ排出性、成形体の抜出し力、水分吸
着量の測定方法は、実施例1と同様とした。 (4)炭素の付着度 鉄基混合粉に含まれる黒鉛粉の偏析程度を、炭素の付着
度で評価した。
ものから200 メッシュ(75μm) を通過しない範囲の粒
度までの鉄基混合粉のC分析値}/(鉄基混合物のC分
析値)×100 (%) この炭素の付着度が大きいほど、鉄基混合粉における黒
鉛粉の偏析が小さいことを意味する。
2.8s/100g、ホッパ排出性が2回以下、抜出力が112 〜1
22kgf/cm2(11.0〜12.0MPa )、炭素の付着度が80%以
上と、偏析傾向も小さく、また、水分吸着量も0.13〜0.
23mg/lと適正範囲内であり、優れた流動性およびホッパ
排出性を示している。なお、本発明例のなかでも、混合
粉No.2-22 、No.2-23 、No.2-24 は、結合潤滑剤の添加
量が好適範囲を外れ、炭素の付着度が若干小さく、ある
いは流動性とホッパ排出性が若干低下している。混合粉
No.2-21 は、遊離潤滑剤量が好適範囲を超えて多く、流
動性とホッパ排出性が若干低下している。また、混合粉
No.2-22 は、結合潤滑剤の添加量が好適範囲より少ない
ため、炭素の付着度が若干低く偏析をやや生じやすい。
また、混合粉No.2-24 は、液体結合潤滑剤の添加量が好
適範囲より多いため、流動性とホッパ排出性が若干低下
している。
は、流動性およびホッパ排出性が低下している。混合粉
No. 2-16、No. 2-17、No. 2-20は、帯電防止剤を含む遊
離潤滑剤粉の含有量が本発明の範囲を外れているため、
流動性とホッパ排出性が低下している。また、混合粉N
o.2-18 、No.2-19 は、遊離潤滑剤粉中の帯電防止剤量
が本発明の範囲を外れるため、流動性とホッパ排出性が
劣化している。
焼結炉の内部を汚染することもなく、流動性やホッパ排
出性に優れた鉄基粉末混合粉が安価に製造でき、産業上
格段の効果を奏する。
Claims (7)
- 【請求項1】 鉄基粉に少なくとも遊離潤滑剤粉を混合
してなる粉末冶金用鉄基混合粉であって、前記遊離潤滑
剤粉に帯電防止剤を0.02〜1質量%含有せしめるととも
に、該遊離潤滑剤粉を混合粉全量に対し0.1 〜0.5 質量
%配合したことを特徴とする粉末冶金用鉄基混合粉。 - 【請求項2】 鉄基粉に、潤滑剤粉、あるいはさらに合
金用粉および/または切削性改善粉を混合してなる粉末
冶金用鉄基混合粉であって、前記潤滑剤粉が、混合粉全
量に対し0.1 〜0.5 質量%の、帯電防止剤を0.02〜1 質
量%含有する遊離潤滑剤粉と、あるいはさらに帯電防止
剤を含有しない遊離潤滑剤粉を、帯電防止剤を含有する
前記遊離潤滑剤粉との合計量で、混合粉全量に対し0.5
〜1.2質量%含有することを特徴とする粉末冶金用鉄基
混合粉。 - 【請求項3】 鉄基粉に、潤滑剤粉、合金用粉および/
または切削性改善粉を混合してなる粉末冶金用鉄基混合
粉であって、前記鉄基粉が表面に前記合金用粉および/
または前記切削性改善粉を、混合粉全量に対し0.1 〜1.
0 質量%の結合潤滑剤を介し固着させた鉄基粉であり、
前記潤滑剤粉が、混合粉全量に対し0.1 〜0.5 質量%
の、帯電防止剤を0.02〜1質量%含有する遊離潤滑剤粉
と、あるいはさらに帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤
粉を、帯電防止剤を含有する前記遊離潤滑剤粉との合計
量で、混合粉全量に対し0.1 〜0.5 質量%含有すること
を特徴とする粉末冶金用鉄基混合粉。 - 【請求項4】 前記帯電防止剤を0.02〜1 重量%含有す
る遊離潤滑剤粉が、ステアリン酸、オレイン酸アミド、
ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミドとエチレンビ
スステアリン酸アミドとの溶融混合物、エチレンビスス
テアリン酸アミドのうちから選ばれた1種または2種以
上からなる遊離潤滑剤粉であることを特徴とする請求項
2または3に記載の粉末冶金用鉄基混合粉。 - 【請求項5】 前記帯電防止剤を含有しない遊離潤滑剤
粉が、ステアリン酸、オレイン酸アミド、ステアリン酸
アミド、ステアリン酸アミドとエチレンビスステアリン
酸アミドとの溶融混合物、エチレンビスステアリン酸ア
ミド、分子量1万以下のポリエチレン、分子量1万以下
のポリエチレンとエチレンビスステアリン酸アミドの溶
融混合物のうちから選ばれた1種または2種以上からな
ることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載
の粉末冶金用鉄基混合粉。 - 【請求項6】 前記結合潤滑剤が、ステアリン酸、オレ
イン酸アミド、ステアリン酸アミド、ステアリン酸アミ
ドとエチレンビスステアリン酸アミドの溶融混合物、エ
チレンビスステアリン酸アミドのうちから選ばれた1種
または2種以上からなる溶融混合物であることを特徴と
する請求項3ないし5のいずれかに記載の粉末冶金用鉄
基混合粉。 - 【請求項7】 鉄基粉に、潤滑剤粉、あるいはさらに合
金用粉および/または切削性改善粉を混合してなる粉末
冶金用鉄基混合粉であって、温度:25℃、相対湿度:75
%の雰囲気中での水分吸着量が0.1 〜0.4mg/l であるこ
とを特徴とする粉末冶金用鉄基混合粉。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30632199A JP3873547B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-10-28 | 粉末冶金用鉄基混合粉 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10086299 | 1999-04-08 | ||
JP11-100862 | 1999-04-08 | ||
JP30632199A JP3873547B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-10-28 | 粉末冶金用鉄基混合粉 |
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JP2000355702A true JP2000355702A (ja) | 2000-12-26 |
JP3873547B2 JP3873547B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=26441815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP30632199A Expired - Fee Related JP3873547B2 (ja) | 1999-04-08 | 1999-10-28 | 粉末冶金用鉄基混合粉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3873547B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008503653A (ja) * | 2004-06-23 | 2008-02-07 | ホガナス アクチボラゲット | 絶縁された電磁軟鉄基粉末組成物のための潤滑剤 |
CN103990791A (zh) * | 2013-02-18 | 2014-08-20 | 日立化成株式会社 | 粉末混合物 |
JP2016537512A (ja) * | 2013-09-12 | 2016-12-01 | ナショナル・リサーチ・カウンシル・オブ・カナダ | 粉末冶金のための潤滑剤およびその潤滑剤を含む金属粉末組成物 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30632199A patent/JP3873547B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3873547B2 (ja) | 2007-01-24 |
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