JP2000355437A - 画像読取装置における駆動装置 - Google Patents
画像読取装置における駆動装置Info
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Abstract
発生を防止して、円滑なベルト駆動を可能にする。 【解決手段】 逆転時における板ばね31の変形を弾性
部材32によって規制することにより、板ばね31とし
て、変形に対応するための複雑な形状設計、あるいは荷
重設定を行う必要をなくし、正転時における弛み防止に
対応できればよい簡単な構成で、比較的小荷重のばね設
定にすることを可能にする。
Description
置,複写機などにおける原稿情報を読み取る画像読取装
置に適用され、特に原稿を読取位置まで搬送するための
搬送系の駆動装置に関する。
像読取センサまで搬送する搬送ローラを備えており、そ
の搬送ローラをタイミングベルトとタイミングプーリを
介して駆動モータにより回転駆動する構造になってい
る。そして、搬送ローラの搬送精度を向上させるため、
タイミングベルトにおける歯飛びを防止する必要から、
通常、タイミングベルトにテンションを加えるようにし
ている。
を行う構造としては、実開平6−67952号公報に記
載されているようなテンションプーリを使用したり、板
ばねをタイミングベルトに弾接する構造が用いられてい
る。
るタイミングベルトへのテンション付与方式において、
駆動モータを正転逆転させる必要のあるものでは、板ば
ねに3つの機能が必要であった。すなわち、第1は、正
転時の通常負荷において歯飛びを発生させないためにタ
イミングプーリに対するタイミングベルトの適正な巻き
付き角を得るため、弛み側ベルトの位置規制を行う加圧
力を与えること、第2は、逆転時に歯飛びを発生させな
いための大きな加圧力を与えること、第3は、正転時に
過負荷が発生したときのフェイルセーフ機能として歯飛
びを発生させること、である。
ばねを製作することは、その形状あるいは荷重管理(ベ
ルトテンション管理を含む)が非常に難しく、部品コス
トの増加および組付工数の増加、さらにはベルトテンシ
ョンの増加に伴う機械系への負荷の増大など問題が多か
った。
し、簡単な構成によって、歯飛びなどの不具合の発生を
防止して、円滑なベルト駆動が行われるようにした画像
読取装置における駆動装置を提供することにある。
め、本発明は、原稿を1枚ずつ分離搬送するための分離
用のローラと、原稿を画像読取部まで搬送する搬送ロー
ラを備え、前記各ローラをタイミングベルトとタイミン
グプーリを介して駆動モータにより適宜正逆回転駆動す
る構成の画像読取装置において、前記タイミングベルト
に弾接して歯飛びを防止するためにテンションを加える
板ばねと、逆転時における板ばねの変形を規制する高密
度スポンジ体または低硬度のゴム材などの弾性部材とを
備えたものであり、この構成によって、板ばねの特性を
正転時における弛みを防止することができる程度の撓み
やすい小荷重のものに設定しても、逆転時の板ばねにお
ける過変形は弾性部材によって規制されて歯飛びを防ぐ
ことができ、従来のように、安全確保のために板ばねを
大負荷のものにすることによって生じていた歯欠けなど
の不具合の発生も少なくなり、各部の設計が容易にな
る。さらに小荷重の板ばねの取り付けは容易であって、
また弾性部材は板ばねと共にダンパーとして機能してベ
ルト振動を防止することができる。
ついて図面を参照しながら説明する。
ファクシミリ装置の画像読取部を示す概略構成図、図2
は図1の画像読取部の拡大図であり、1は装置本体、2
は装置本体1の上部に搭載された画像読取部、3は原稿
セット用テーブル、4は原稿排紙用テーブルであって、
画像読取部2において、5は原稿セット用テーブル3の
原稿を給紙するピックアップローラ、6はピックアップ
ローラ5に原稿を押圧する圧板、7と8は原稿を1枚ず
つ分離搬送するフィードローラと分離ローラ、9は原稿
情報を読み取る読取センサ、10は読取センサ9の上方
に設置された白基準板、11,12は読取センサ9にお
ける原稿搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ設置さ
れた搬送ローラである。
ブル3にセットされた原稿は、圧板6によってピックア
ップローラ5に押圧されながらフィードローラ7方向へ
給紙される。フィードローラ7と分離ローラ8とでは用
紙との摩擦抵抗の差によって、公知のように原稿が重送
されてきた場合に原稿を1枚ずつ読取センサ9方向へ搬
送する。分離搬送された原稿は、搬送ローラ11,12
によって読取センサ9上を所定の搬送速度にて搬送され
ながら、読取センサ9によって原稿情報が読み取られ、
その後、原稿排紙用テーブル4へ排出される。
駆動系の要部を示す構成図であり、20はスキャナベー
ス、21はステッピングモータ(図示せず)の駆動ギ
ヤ、22は駆動ギヤと噛合して減速させるための従動ギ
ヤ、23は従動ギヤ22と同軸に設けられた駆動タイミ
ングプーリ、24,25は搬送ローラ11,12にそれ
ぞれ設けられた従動タイミングプーリ、26は駆動タイ
ミングプーリ23と従動タイミングプーリ24,25と
に噛合して回転駆動力を伝達するタイミングベルトであ
る。
駆動力は、図示しないタイミングベルトなどによって、
公知のようにフィードローラ7に伝達され、さらにピッ
クアップローラ5を圧板6に対して接して給紙を行う位
置と、圧板6から離れる待機位置とに移動させるために
用いられる。
6を押圧してテンションを与えているコロ、31は、一
端の自由端側31aにおいてコロ30を支持し、中間部
31bが略く字状に湾曲し、かつ他端31cがスキャナ
ベース20に固定された板ばね、32は板ばね31の内
側に設けられて板ばね31の自由端側31aと当接する
スポンジあるいはゴムなどの弾性部材である。
て、原稿搬送時、ステッピングモータの駆動ギヤ21か
ら、従動ギヤ22,駆動タイミングプーリ23を介して
タイミングベルト26を正転方向(矢印A方向)へ移動
させる回転駆動力が伝達され、従動タイミングプーリ2
4,25を介して搬送ローラ11,12が正転方向に回
転することになる。このとき、タイミングベルト26の
弛み側に対して板ばね31がコロ30を介してテンショ
ンを加える。このときのコロ30の位置は、従動ギヤ2
2と同軸に設けられた駆動タイミングプーリ23に対す
るタイミングベルト26の巻き付き角が歯飛びを発生さ
せない位置に設定されており、かつ板ばね31により、
その位置が保持されるように十分な加圧力(テンショ
ン)が与えられている。
置に移動させるため、前記とは逆転駆動させてタイミン
グベルト26を矢印B方向に移動すると、タイミングベ
ルト26の弛み側が張り側になるため、その変化によっ
て板ばね31が外側に撓んで変形するが、この変形は弾
性部材32により規制されて板ばね31の過剰な変形が
防止され、よって、歯飛びの発生を阻止するテンション
状態を維持することができる。
変形が弾性部材32によって規制されるため、板ばね3
1として、変形に対応するための複雑な形状設計、ある
いは荷重設定を行う必要がなくなり、正転時における弛
み防止に対応できる比較的小荷重のばね設定が可能にな
る。
であることは、タイミングベルト26の組み付けに支障
を与えず、組立が容易になる。さらに各部に与えるばね
負荷が小さくなることから、過負荷が原因となるギヤの
歯欠けの発生など、各部における損傷の発生を未然に防
止することができ、耐久性の向上にも寄与する。
することによって、タイミングベルト26における振動
防止がなされ、円滑なベルト駆動が実現する。
の変形を受けて規制することができる可撓性と弾性を有
する材料であれば使用することができるが、例えば高密
度スポンジ体、または低硬度のゴム材などが好ましい。
タイミングベルトを用いた駆動力伝達系において、タイ
ミングベルトに対して適当なテンションを与えるために
板ばねを使用した構成にあって、複雑な形状およびばね
荷重設定を必要とせずに、簡単な構成によって、正逆転
時の歯飛びなどの不具合の発生を確実に防止することが
でき、円滑なベルト駆動を実現することができる。
リ装置の画像読取部を示す概略構成図
ラの駆動系の要部を示す構成図
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を1枚ずつ分離搬送するための分離
用のローラと、原稿を画像読取部まで搬送する搬送ロー
ラを備え、前記各ローラをタイミングベルトとタイミン
グプーリを介して駆動モータにより適宜正逆回転駆動す
る構成の画像読取装置において、前記タイミングベルト
に弾接して歯飛びを防止するためにテンションを加える
板ばねと、逆転時における板ばねの変形を規制する弾性
部材とを備えたことを特徴とする画像読取装置における
駆動装置。 - 【請求項2】 前記弾性部材を高密度スポンジ体とした
ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置における
駆動装置。 - 【請求項3】 前記弾性部材を低硬度のゴム材としたこ
とを特徴とする請求項1記載の画像読取装置における駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17235699A JP3799192B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 画像読取装置における駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17235699A JP3799192B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 画像読取装置における駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355437A true JP2000355437A (ja) | 2000-12-26 |
JP3799192B2 JP3799192B2 (ja) | 2006-07-19 |
Family
ID=15940396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17235699A Expired - Fee Related JP3799192B2 (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | 画像読取装置における駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3799192B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042453A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Ricoh Co Ltd | 給紙装置、この給紙装置を用いた画像形成装置 |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP17235699A patent/JP3799192B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011042453A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Ricoh Co Ltd | 給紙装置、この給紙装置を用いた画像形成装置 |
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---|---|
JP3799192B2 (ja) | 2006-07-19 |
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