JP2000354851A - 生ごみ処理装置、および脱臭器 - Google Patents

生ごみ処理装置、および脱臭器

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JP2000354851A
JP2000354851A JP11169124A JP16912499A JP2000354851A JP 2000354851 A JP2000354851 A JP 2000354851A JP 11169124 A JP11169124 A JP 11169124A JP 16912499 A JP16912499 A JP 16912499A JP 2000354851 A JP2000354851 A JP 2000354851A
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JP
Japan
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adsorbent
thermal catalyst
garbage
air
deodorizer
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JP11169124A
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Inventor
Shinichiro Nakamura
真一郎 中村
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱臭性能に優れ、省エネ化を図った安価な、
脱臭器および生ごみ処理装置の提供。 【解決手段】 好気性の微生物により生ごみを酸化分解
する分解槽と、換気ポンプにより空気流を作り、分解槽
内の空気を外部に排気する排気管3と、排気管3内に配
され、排気する空気に含まれる悪臭物質を無臭化する脱
臭器4とを備える生ごみ処理装置において、脱臭器4
は、悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量が増加す
る等温吸着特性を示す、細孔を有するゼオライト41
と、このゼオライト41の後段に位置し、ゼオライト4
1を通過した悪臭物質を酸化分解する熱触媒42と、こ
の熱触媒42を加熱するヒータ43とにより構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好気性の微生物に
より生ごみを分解処理する生ごみ処理装置、および外部
に排気する空気に含まれる悪臭物質を除去する脱臭器に
関する。
【0002】
【従来の技術】家庭から出る生ごみを好気性の微生物を
利用して分解処理する生ごみ処理装置が従来より知られ
ている。この種の生ごみ処理装置では、好気性の微生物
が生ごみを分解する際に、窒素化合物、硫黄化合物、有
機酸、アルデヒド類等の悪臭物質が発生する。この悪臭
物質をそのまま外部に排気すると、刺激臭や腐敗臭が漂
って使用者等に不快感を与えるので、従来より、下記に
示す脱臭器を用いて悪臭物質を除去していた。
【0003】特開平7- 309401号公報に記載の厨
芥処理機では、白金系ハニカム触媒の中心にヒータを配
設して脱臭装置を構成している。また、特開平10- 4
3727号公報に記載の生ごみ処理装置では、加熱装置
と、該加熱装置に隣接させた脱臭触媒とを有する脱臭装
置を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術は、以下に示す課題がある。生ごみ等を処理する処理
室から発生する悪臭物質は、定常的に一定ではなく、生
ごみの量や処理の進行状態等によって濃度が大きく変化
する。このため、脱臭装置の処理能力は、悪臭物質の最
大濃度に合わせて大きく設定されている。このことは、
悪臭物質が低濃度の場合には、分解に寄与しない触媒部
分が存在する。また、分解に寄与しない触媒部分を加熱
装置が加熱していることになる。つまり、脱臭器の材料
費が高くつく(触媒の大量使用)とともに、エネルギー
を多く消費している。
【0005】本発明の目的は、脱臭性能に優れ、省エネ
化を図った安価な、脱臭器および生ごみ処理装置の提供
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔請求項1について〕好
気性の微生物は、分解槽内に搬入された生ごみを分解処
理する。この際、窒素化合物、硫黄化合物、有機酸、ア
ルデヒド類等の悪臭物質が発生する。排気手段により空
気流が作られ、分解槽内の空気は排気通路を通って外部
に排気される。
【0007】排気通路内に配される脱臭器は、悪臭物質
の濃度が高くなるほど平衡吸着量が増加する等温吸着特
性を有する吸着剤と、この吸着剤の後段に位置し、吸着
剤を通過した悪臭物質を酸化分解する熱触媒と、この熱
触媒を加熱するヒータとにより構成され、排気する空気
に含まれる悪臭物質を無臭化する。
【0008】悪臭物質の濃度が高い場合には、吸着剤が
悪臭物質を多く吸着して、後段の熱触媒が受け持つ割合
を減らし、熱触媒の負担を軽減する。悪臭物質の濃度が
低い場合には、悪臭物質を吸着剤が余り吸着しない。ま
た、既に、吸着剤が悪臭物質を多く吸着している場合に
は、悪臭物質の濃度が低くなるに従い、徐々に悪臭物質
を放出する。そして、放出された悪臭物質は熱触媒で酸
化分解される。
【0009】悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量
が増加する等温吸着特性を有する吸着剤を熱触媒の前段
に設けているので熱触媒の負担が軽減され、熱触媒の容
積低減が図れ熱触媒の材料費が節約でき、生ごみ処理装
置を安価に製造できる。また、熱触媒を加熱するヒータ
が小能力で良いので、生ごみ処理装置の省エネ化が図れ
る。
【0010】〔請求項2について〕悪臭物質の濃度が高
くなるほど平衡吸着量が増加する等温吸着特性を有する
吸着剤を熱触媒の前段に設けているので熱触媒の負担が
軽減され、熱触媒の容積低減が図れ熱触媒の材料費が節
約でき、脱臭器を安価に製造できる。また、熱触媒を加
熱するヒータが小能力で良いので省エネ化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項1、2
に対応)を図1、図2に基づいて説明する。図1に示す
様に、生ごみ処理装置Aは、破砕生ごみ10を分解処理
する分解槽1と、換気ポンプ2で分解槽1内の空気を吸
引して外部に排気する排気管3と、排気管3内に配さ
れ、排気する空気に含まれる悪臭物質を除去する脱臭器
4とを備える。
【0012】分解槽1は、底部に円弧状のパンチングメ
タルを配設した内槽11と、内槽11を包囲する外槽1
2とからなり、内槽11内には好気性の微生物が付着し
た担体が入れられている。この分解槽1は、図示しない
温調ヒータにより約50℃に維持されている。内槽11
内に搬入された生ごみ10は、モータ13により駆動さ
れて低速回転(数回/分)する攪拌翼14によって攪拌
され、微生物により分解処理される。
【0013】換気ポンプ2は、脱臭器4の上流側の排気
管3に介設され、分解槽1内の空気を排気(数リットル
/分)する。
【0014】脱臭器4は、図2に示す様に、ケーシング
40内に、吸着剤41と、吸着剤41の後段に位置し、
吸着剤41を通過した悪臭物質を酸化分解する熱触媒4
2と、熱触媒42を加熱するヒータ43とを配設してい
る。
【0015】ケーシング40は、円筒状を呈し、断熱材
を充填している。吸着剤41は、悪臭物質の濃度が高く
なるほど平衡吸着量が増加する等温吸着特性を有する無
機化合物である。本実施例では、細孔を有する天然ゼオ
ライト若しくは合成ゼオライトを吸着剤41としてい
る。なお、悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量が
増加する等温吸着特性を有するものであれば、他の無機
化合物を使用しても良い。
【0016】熱触媒42は、無機質化合物担体に、酸化
性能を有する遷移金属或いは金属酸化物を担持したもの
である。本実施例では、コージェライト(無機質化合物
担体)に、白金(酸化性能を有する遷移金属)を担持し
たものを熱触媒42としている。
【0017】なお、無機質化合物担体として、アルミ
ナ、チタニア、シリカアルミナ、ゼオライト等を使用し
ても良い。また、酸化性能を有する遷移金属として、白
金、金、銀、パラジウム、ルテニウム、ロジウム等を使
用しても良い。また、酸化性能を有する金属酸化物とし
て、酸化ニッケル、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化
鉄等を使用しても良い。
【0018】ヒータ43は、通電により発熱する発熱体
であり、熱触媒42の中心に挿設され、熱触媒42、お
よび分解槽1からの排気空気を200℃〜300℃に加
熱する。
【0019】つぎに、生ごみ処理装置Aの作動を説明す
る。台所から出た家庭用の生ごみが分解槽1の内槽11
内に搬入される。モータ13により攪拌翼14が緩回転
し、分解槽1内は微生物による分解処理に適した50℃
に保持されている。
【0020】換気ポンプ2は分解槽1内の空気を数リッ
トル/分の割合で排気管3を介して外部に排出し、分解
槽1内には所定の吸気孔から室内空気が入り、分解槽1
内は好気条件に維持される。好気性の微生物は、攪拌さ
れる内槽11内の生ごみを分解処理する。この際、窒素
化合物、硫黄化合物、有機酸、アルデヒド類等の悪臭物
質が発生する。また、分解によって発生した水分は、パ
ンチングメタルから槽底に落滴し、ドレイントラップを
経て下水(いずれも図示せず)に排出される。
【0021】換気ポンプ2の作動により空気流が発生
し、分解槽1内の空気は排気管3を通って外部に排気さ
れる。この排気管3内には脱臭器4が配され、脱臭器4
は、悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量が増加す
る等温吸着特性を示す、細孔を有する吸着剤41と、こ
の吸着剤41の後段に位置し、吸着剤41を通過した悪
臭物質を酸化分解する熱触媒42(コージェライトに白
金を担持したもの)と、この熱触媒42を加熱するヒー
タ43とにより構成され、排気する空気に含まれる悪臭
物質を無臭化する。
【0022】本実施例の生ごみ処理装置Aは、以下の利
点を有する。排気される空気流中の悪臭物質の濃度が高
い場合には、吸着剤41が悪臭物質を多く吸着して、後
段の熱触媒42が受け持つ割合を減らし、熱触媒42の
負担を軽減する。また、空気流中の悪臭物質の濃度が低
い場合には、悪臭物質を吸着剤41が余り吸着しない。
【0023】また、既に、吸着剤41が悪臭物質を多く
吸着している場合には、空気流中の悪臭物質の濃度が低
くなるに従い、徐々に、吸着剤41を通過する空気流へ
悪臭物質を放出する。そして、放出された悪臭物質は熱
触媒42で酸化分解される。
【0024】悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量
が増加する等温吸着特性を有する吸着剤41を熱触媒4
2の前段に設けているので熱触媒42の負担が軽減さ
れ、熱触媒42の容積低減が図れる。これにより、高価
な熱触媒42の材料費を低減することができ、生ごみ処
理装置Aを安価に製造することができる。また、熱触媒
42を加熱するヒータ43は小能力で良いので、生ごみ
処理装置Aの消費電力を減らすことができ、省エネ化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る、生ごみ処理装置の構
造説明図である。
【図2】その生ごみ処理装置に使用する脱臭器の断面図
である。
【符号の説明】
A 生ごみ処理装置 1 分解槽 2 換気ポンプ(排気手段) 3 排気管(排気通路) 4 脱臭器 10 破砕生ごみ(生ごみ) 41 吸着剤 42 熱触媒 43 ヒータ
フロントページの続き Fターム(参考) 4D002 AB02 AC10 BA04 BA05 BA12 CA07 DA11 DA21 DA22 DA24 DA25 DA45 DA46 EA02 GA01 GB03 HA03 HA08 4D004 AA03 AC01 CA19 CA22 CA36 CA47 CA48 CB04 CB32 CC09 4D048 AA22 AB03 BA03Y BA06Y BA07Y BA10X BA11Y BA28Y BA30X BA31Y BA32Y BA33Y BA34Y BA36Y BA37Y BA38Y BA41X BA41Y BA42X BB02 CA01 CC38 CC53

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好気性の微生物により生ごみを分解処理
    する分解槽と、 排気手段により空気流を作り、分解槽内の空気を外部に
    排気する排気通路と、 排気通路内に配され、排気する空気に含まれる悪臭物質
    を除去する脱臭器とを備える生ごみ処理装置において、 悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量が増加する等
    温吸着特性を有する吸着剤と、該吸着剤の後段に位置
    し、前記吸着剤を通過した悪臭物質を酸化分解する熱触
    媒と、該熱触媒を加熱するヒータとにより前記脱臭器を
    構成したことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 好気性の微生物により生ごみを分解処理
    する分解槽と外部とを連結する排気通路内に配され、排
    気する空気に含まれる悪臭物質を除去する脱臭器であっ
    て、 悪臭物質の濃度が高くなるほど平衡吸着量が増加する等
    温吸着特性を有する吸着剤と、該吸着剤の後段に位置
    し、前記吸着剤を通過した悪臭物質を酸化分解する熱触
    媒と、該熱触媒を加熱するヒータとにより構成した脱臭
    器。
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