JP2000354182A - 撮像機能付き時計 - Google Patents

撮像機能付き時計

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JP2000354182A
JP2000354182A JP11166182A JP16618299A JP2000354182A JP 2000354182 A JP2000354182 A JP 2000354182A JP 11166182 A JP11166182 A JP 11166182A JP 16618299 A JP16618299 A JP 16618299A JP 2000354182 A JP2000354182 A JP 2000354182A
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JP
Japan
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imaging
time
display
state
image
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Pending
Application number
JP11166182A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Uchiyama
行宏 内山
Yoshinori Hamada
義典 濱田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防犯カメラまたは監視カメラと認識されるこ
となく被写体を撮像することができる時計を提供する。 【解決手段】 時計/撮像装置10は,液晶表示パネル
12と,マジックミラー13と,固体撮像装置14とを
備えている。液晶表示パネル12は,複数のセルを有
し,各セルは,発色状態と透明な光透過状態とに遷移で
きる。マジックミラー13は,液晶表示パネル12側か
ら入射する光の一部を反射し,残りを透過させるが,固
体撮像装置14側の光は吸収する。CPU25は,計時
回路24の示す時刻を液晶表示パネル12に表示する一
方,固体撮像装置14を駆動制御して,液晶表示パネル
12の光透過状態にあるセルおよびマジックミラー13
を透過した被写体の像を撮像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,撮像機能を有する
時計に関し,たとえば防犯カメラまたは監視カメラの機
能を有する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行,郵便局,コンビニエンス・ストア
等には,セキュリティ・システムとして,通常,行内,
局内,店内等をそれぞれ監視するための防犯カメラが設
置されている。そして,窃盗や強盗等の事件発生時に
は,この防犯カメラによって撮像された画像が,犯人の
特定および逮捕に役立てられている。
【0003】このような防犯カメラは,一般に,撮像レ
ンズ,そのフレーム等が外部に露呈した状態で天井,壁
等に取り付けられており,明らかにカメラと分かる外形
を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,このような防
犯カメラは,明らかにカメラと分かる外形を有している
ため,犯人によって破壊されることがあり,そのような
場合には,防犯カメラとしての役割を果たすことができ
ないという問題がある。
【0005】なるほど,防犯カメラがカメラと分かる外
形を有していることにより,人は監視されていることを
知るので,防犯カメラは,犯人を撮像するだけでなく,
一種の威嚇として,文字通り「防犯」の機能も果たす。
しかし,この「防犯」の機能は,ダミーの防犯カメラに
よっても達成することができるので,必ずしも本物の防
犯カメラによって行う必要はない。むしろ,本物の防犯
カメラが破壊されることを防止する必要性の方が高いと
考えられる。
【0006】また,近年,家庭におけるセキュリティ・
システム,すなわちホームセキュリティ・システムに
も,防犯カメラないし監視カメラを導入することが期待
ないし要望されている。さらに,介護支援システムにお
いても,介護者が被介護者の様子を知るために監視カメ
ラの導入が期待されている。特に,介護者が被介護者を
一人だけ自宅や介護室等に残して被介護者から離れる必
要があるとき等は,被介護者が危険な状態に陥っていな
いか等を,監視カメラを通じて知る必要が高いと考えら
れる。
【0007】このようなホームセキュリティ・システム
または介護支援システムでは,防犯カメラないし監視カ
メラがカメラとしての外形を有していることは,監視さ
れているという感情を被写体となる人に抱かせ,人によ
っては,不快な感情さえ抱かせる場合もあり,好ましく
ない。
【0008】一方,時計,特に置き時計および壁掛け時
計は,一種の調度品として,銀行,郵便局,コンビニエ
ンス・ストア,家庭,介護室を問わず,通常,いずれの
場所にも存在し,その存在に対して何ら違和感を人に与
えない。また,時計は,人が時刻を知る際に,必ず見る
ものであり,この時,人は時計に向かって正面を向ける
ので,その人の正面像を得るには好都合である。
【0009】本発明はこれらの事情に鑑みなされたもの
であり,その課題は,防犯カメラまたは監視カメラと認
識されることなく被写体を撮像することができる時計を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に,本願請求項1に記載の発明に係る撮像機能付き時計
は,時刻を計時する計時手段と,複数のセルを有し,該
セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに遷移できる
表示手段と,前記表示手段の背面側に配置され,前記表
示手段の方向から入来する画像を撮像する撮像手段と,
前記表示手段と前記撮像手段との間に配置され,前記表
示手段側に向かっている面に入射する光については,そ
の一部を透過するとともに,残りを反射し,かつ,前記
撮像手段に向かっている面に入射する光については,こ
れを吸収する一方向透過反射部材と,前記表示手段の各
セルの状態を制御して,前記計時手段の示す時刻を前記
表示手段に表示し,かつ,前記撮像手段を駆動制御して
撮像を行う制御手段と,を備えていることを特徴とす
る。
【0011】本発明によると,表示手段の複数のセル
は,該セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに遷移
することができる。発色状態にあるセルは,表示手段の
前面から入射する光のほぼすべてを吸収するか,また
は,一部を吸収し,残りを透過させる。透明な光透過状
態にあるセルは,表示手段の前面から入射する光のほぼ
すべてを透過させる。一方向透過反射部材(たとえばマ
ジックミラー)は,表示手段のセルを透過した光の一部
を表示手段側に反射する反射板として作用する。したが
って,セルを透過した光の一部は,一方向透過反射部材
により反射されて,再びセルを透過し,または,セルに
より吸収される。制御手段は,このような表示手段の各
セルの状態を制御して,計時手段の示す時刻を該表示手
段に表示する。これにより,この撮像機能付き時計は,
時計として機能する。
【0012】一方,セルを透過した光の一部は,一方向
透過反射部材を透過して,撮像手段に入射する。そし
て,制御手段は,撮像手段を駆動制御して撮像を行う。
これにより,表示手段の前面にある被写体が撮像され
る。このように,この撮像機能付き時計は,撮像装置
(カメラ)として機能する。
【0013】また,一方向透過反射部材は,撮像手段側
からこの部材に入射する光のほぼすべてを吸収するの
で,一方向透過反射部材の背面側にある撮像手段は,表
示手段側から見ることはできない。これにより,撮像機
能付き時計は,外部からは時計としてしか認識されず,
撮像装置,すなわちカメラとしては認識されない。
【0014】したがって,本発明に係る撮像機能付き時
計は,監視カメラまたは防犯カメラと認識されることな
く,被写体を撮像することができる。しかも,時計は,
銀行,コンビニエンス・ストア,家庭,介護室を問わ
ず,いずれにも存在し,その存在に対して何ら違和感を
与えないので,監視されているという不快感を人に与え
ることなく,その人,すなわち被写体を撮像することが
できる。
【0015】さらに,人は,通常,時刻を知るために時
計を見るので,時計を見た時を撮像することにより,そ
の人の正面像を撮像することができる。特に,監視カメ
ラまたは防犯カメラでは,通常,人はカメラから目を背
けがちであり,正面像を撮像することが難しいのに対
し,本発明によると,正面像を容易に撮像することがで
きる。
【0016】なお,撮像手段が露呈していないので,撮
像手段本体が汚れず,撮像手段の性能安定維持にもつな
がる。
【0017】表示手段には,モノクロ表示による表示手
段と,カラー表示による表示手段との双方が含まれ,撮
像手段にも,モノクロ撮像による撮像手段と,カラー撮
像による撮像手段との双方が含まれる。また,時刻の表
示形態には,アナログ式表示形態とデジタル式表示形態
との双方が含まれ,さらに,時刻を表示するための時
針,分針,数字等を発色状態のセルにより表示するとと
もに,背景部分を光透過状態のセルにより表示するもの
と,これを反転させて表示するものとの双方が含まれ
る。
【0018】また,撮像手段が配置される位置には,撮
像手段の撮像可能範囲に含まれるセルのすべてが,表示
手段に時刻が表示されている場合においても光透過状態
にある位置と,撮像可能範囲に含まれるセルが発色状態
にある位置との双方が含まれる。
【0019】本願請求項2に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,時刻を計時する計時手段と,複数のセルを
有し,該セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに遷
移できる表示手段と,前記表示手段の背面側に配置さ
れ,前記表示手段の方向から入来する画像を撮像する撮
像手段と,前記表示手段と前記撮像手段との間であっ
て,前記撮像手段が位置する部分に設けられた,光散乱
状態と透明な光透過状態とに遷移できる光散乱手段と,
前記光散乱手段よりも背面の,前記撮像手段と位置的に
抵触しない部位で,かつ,その光が前記撮像手段に直接
入射しない部位に設けられたバックライト源と,前記光
散乱手段を散乱状態に遷移させるとともに,前記表示手
段の各セルの状態を制御して,前記計時手段の示す時刻
を前記表示手段に表示し,かつ,人間の視覚によって認
識できない期間に,前記光散乱手段を透明状態に遷移さ
せるとともに,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う
制御手段と,を備えていることを特徴とする。
【0020】本発明によると,表示手段の複数のセル
は,該セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに遷移
することができる。発色状態にあるセルは,バックライ
ト源からの光のほぼすべてを吸収するか,または,一部
を吸収し,一部を透過させる。透明な光透過状態にある
セルは,バックライト源からの光のほぼすべてを透過さ
せる。バックライト源は,撮像手段と位置的に抵触しな
い部位に設けられており,撮像手段が存在する部位には
存在しないが,撮像手段が位置する部分に設けられた光
散乱手段を散乱状態に遷移させることにより,バックラ
イト源の光が散乱し,この散乱光がバックライト源の存
在しない部位においてバックライトとして作用する。制
御手段は,光散乱手段を散乱状態に遷移させるととも
に,表示手段の各セルの状態を制御して,計時手段の示
す時刻を該表示手段に表示する。これにより,この撮像
機能付き時計は,時計として機能する。
【0021】一方,制御手段は,人間の視覚によって認
識できない期間に,光散乱手段を光透過状態に遷移させ
る。これにより,表示手段の前面から入射する光は,光
透過状態にあるセルでは,そのほぼすべてが,発色状態
にあるセルについては発色の程度にしたがってその一部
が,そのセルおよび光散乱手段を透過し,撮像手段に入
射する。そして,制御手段は,撮像手段を駆動制御して
撮像を行う。これにより,表示手段の前面にある被写体
が撮像される。このように,この撮像機能付き時計は,
撮像装置(カメラ)として機能する。
【0022】また,光散乱手段が光透過状態にされる期
間は,人間の視覚により認識できない期間であるので,
表示手段側からは,撮像手段を人間の視覚により感知す
ることはできない。これにより,撮像機能付き時計は,
外部からは時計としてしか認識されず,撮像装置,すな
わちカメラとしては認識されない。
【0023】さらに,前述した本願請求項1に記載の発
明と同様に,人の正面像を容易に撮像することができ,
また,撮像手段が露呈していないので,撮像手段本体が
汚れず,撮像手段の性能安定維持にもつながる。
【0024】表示手段には,モノクロ表示による表示手
段と,カラー表示による表示手段との双方が含まれ,撮
像手段にも,モノクロ撮像による撮像手段と,カラー撮
像による撮像手段との双方が含まれる。また,時刻の表
示形態には,アナログ式表示形態(時針,分針,秒針に
よる表示形態)とデジタル式表示形態(数字およびコロ
ンによる表示形態)との双方が含まれ,さらに,時刻を
表示するための時針,分針,数字等を発色状態のセルに
より表示するとともに,背景部分を光透過状態のセルに
より表示するものと,これを反転させて表示するものと
の双方が含まれる。
【0025】本願請求項3に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項1または2において,前記撮像手段
の位置と前記時刻表示の位置とは,前記時刻表示が前記
撮像手段の撮像可能範囲に含まれるような相対的位置関
係にあり,かつ,前記時刻表示の大きさは,該時刻表示
が前記撮像手段の撮像可能範囲に含まれるような大きさ
であり,前記制御手段は,時刻を表示している状態で撮
像を行うように前記表示手段および前記撮像手段を制御
するものであることを特徴とする。
【0026】本発明によると,撮像手段により撮像を行
う時に,撮像手段の撮像可能範囲にある表示手段には,
時刻が表示されているので,被写体とともに,表示され
ている時刻が撮像される。したがって,本発明による
と,撮像した時刻を,撮像された画像から知ることがで
き,特に事件または事故の発生時刻が重要となる防犯シ
ステムにおいては有益である。
【0027】なお,時刻は,表示手段の背面から撮像さ
れるので,表裏逆に撮像されることとなるが,表裏逆で
あっても容易に時刻を知ることはできるので,時刻の特
定にはなんら問題はない。また,時刻表示の大きさおよ
び位置の双方またはいずれか一方を,撮像される被写体
の画像を識別できる程度のものとすることにより,撮像
された画像中に時刻表示が含まれていても,被写体の識
別には問題は生じない。
【0028】本願請求項4に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項1または2において,前記制御手段
は,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う期間中は,
前記撮像手段の少なくとも撮像可能範囲を含む部分の前
記セルを光透過状態に遷移させるものであることを特徴
とする。
【0029】本発明によると,撮像を行う際に,撮像手
段の撮像可能範囲を少なくとも含む部分の前記セルを光
透過状態に遷移させるので,撮像される被写体を,時刻
表示を含まない鮮明なものとしたい場合に有効である。
【0030】本願請求項5に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項1または2において,前記制御手段
は,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う期間中は,
前記表示手段のすべてのセルを光透過状態に遷移させる
ものであることを特徴とする。
【0031】本発明によると,表示手段のすべてのセル
を光透過状態にするので,光透過状態に遷移させる制御
を容易にすることができる。
【0032】本願請求項6に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項4または5において,前記制御手段
は,前記表示手段への時刻の表示と前記撮像手段による
撮像とを交互に行うように制御するものであり,かつ,
該交互に行う周期,および前記表示手段への時刻の表示
の時間と前記撮像手段による撮像の時間との比は,人間
の視覚には常に時計が表示されて見える周期および比で
あることを特徴とする。
【0033】本発明によると,連続的な動画を撮像する
ことができる。また,撮像手段による撮像が行われてい
る間,時刻表示の一部または全部が消去されているが,
時刻の表示と撮像とを交互に行う周期,および表示手段
への時刻の表示の時間と撮像手段による撮像の時間との
比を,人間の視覚には常に時計が表示されて見える周期
および比としたので,人間の視覚には,常に時刻表示が
されているように見え,時刻表示が消滅するという違和
感を人に与えない。
【0034】本願請求項7に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項1から6のいずれか1項において,
前記撮像手段は,魚眼レンズを備え,該魚眼レンズを介
して画像を撮像するものであることを特徴とする。
【0035】本発明によると,撮像手段は,魚眼レンズ
を介して画像を撮像するものであるので,広い視野をカ
バーすることができ,防犯,監視に有効である。
【0036】本願請求項8に記載の発明に係る撮像機能
付き時計は,請求項1から7のいずれか1項において,
前記撮像手段により撮像された撮像データを外部に送信
する送信手段をさらに備えていることを特徴とする。
【0037】本発明によると,撮像手段により撮像され
た撮像データを外部に送信する送信手段をさらに備えて
いるので,外部において,撮像された像を見ることがで
きる。これにより,他の場所から,監視をすることがで
き,他の場所に設置された記録装置(たとえばVTR
等)によって撮像された画像を記録することができる。
【0038】なお,送信手段には,有線による送信手段
と無線による送信手段との双方が含まれる。
【0039】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は,本
発明に係る撮像機能付き時計の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。
【0040】この撮像機能付き時計1は,時計/撮像装
置10,制御装置20,画像メモリ30および通信回路
40を備えている。
【0041】時計/撮像装置10は,ケーシング11を
備えている。このケーシング11には,その前面に液晶
表示パネル12が,液晶表示パネル12の背面にマジッ
クミラー13が,マジックミラー13の背面に固体撮像
装置(CCDカメラ)14が,それぞれ取り付けられて
いる。また,制御装置20は,焦点制御回路21,撮像
駆動回路22,液晶駆動回路23,計時回路24,CP
U25,ROM26およびRAM27を備えている。
【0042】液晶表示パネル12は,複数のセルを備
え,各セルは,セル単位で発色状態と透明な光透過透過
状態とに遷移することができる。各セルの2つの状態へ
の遷移は,CPU25からの指令に基づいて作動する液
晶駆動回路23および画像メモリ30に記憶された画像
データによって制御される。
【0043】液晶表示パネル12としては,モノクロ液
晶表示パネルおよびカラー液晶表示パネルのいずれも使
用することができる。モノクロ液晶表示パネルの場合に
は,発色状態のセルでは光をほとんど通過させない黒色
が表示され,光透過状態のセルでは後述するようにマジ
ックミラー13で反射し,セルを通過した光の色(たと
えば白色)が表示される。カラー液晶表示パネル(加法
混色による表示パネルまたは減法混色による表示パネ
ル)の場合には,発色状態にあるセルでは黒色を含むカ
ラーが表示され,光透過状態のセルではマジックミラー
13で反射し,セルを通過した光の色(たとえば白色)
が表示される。
【0044】マジックミラー13は,液晶表示パネル1
2の表示領域の全域にわたって設けられている。液晶表
示パネル12側からマジックミラー13に入射する光に
ついては,その一部を透過するとともに,残りを反射す
るように構成されている。したがって,液晶表示パネル
12を透過した光のうち,マジックミラー13を透過す
る光は,固体撮像装置14に入射して,液晶表示パネル
12の前面にある被写体の撮像に利用されるとともに,
マジックミラー13から液晶表示パネル12に向かって
反射する光は,液晶表示パネル12のバックライトとし
て利用される。
【0045】一方,マジックミラー13は,固体撮像装
置14側からマジックミラー13に入射する光を吸収す
るように構成されている。したがって,固体撮像装置1
4側の光は,マジックミラー13を透過することはない
(または透過してもごく僅かである)ので,液晶表示パ
ネル12側から固体撮像装置14を見ることはできな
い。また,固体撮像装置14側の光がマジックミラー1
3で反射することはない(または反射してもごく僅かで
ある)ので,反射した像が固体撮像装置14によって撮
像されることはない。
【0046】固体撮像装置14は,CPU25の指令に
より作動する撮像駆動回路22によって駆動制御され,
液晶表示パネル12の前面に存在する被写体を撮像す
る。また,固体撮像装置14は,焦点調節のためのレン
ズ(図示略)を備えている。このレンズは,焦点調節機
構15によって光軸方向に移動させられ,被写体の像が
固体撮像装置14上に結像されるようになっている。レ
ンズを介した固体撮像装置14の視野(すなわち撮像可
能範囲)は,液晶表示パネル12のほぼ全面に及ぶ場合
もあるし,一部である場合もあるが,本実施の形態で
は,一部であることを前提とする。
【0047】焦点調節機構15は,図示したように,C
PU25の指令によって作動する焦点制御回路21によ
り制御されてもよいし,抓み等の操作具を設けてユーザ
により操作されてもよい。また,焦点制御回路21によ
る焦点調節としては,オートフォーカスによる焦点調節
であってもよいし,ユーザがキーボードまたはポインテ
ィング・デバイスを使用して指定する焦点調節であって
もよい。
【0048】なお,固体撮像装置14のレンズとして,
魚眼レンズを使用することもでき,これにより,広角の
像を撮像することができる。
【0049】撮像駆動回路22は,CPU25の指令の
下,固体撮像装置14を駆動制御して被写体を撮像し,
撮像した画像データを画像メモリ30に記憶する。液晶
駆動回路23は,CPU25の指令の下,液晶表示パネ
ル12の各セルの発色状態と光透過状態とを制御して,
画像メモリ30に記憶された画像データを液晶表示パネ
ル12に表示し,または,画像データとは独立に一部ま
たは全部のセルを強制的に発色状態または光透過状態に
遷移させる。
【0050】計時回路24は,時刻を計時し,計時した
時刻を一定の周期でCPU25に与えるものである。な
お,計時回路という時刻計時用の専用回路を使用せず
に,CPU25内にあるクロックを用いて時刻を計時す
ることもできる。RAM27は,CPU25が処理を行
うのに必要なプログラムおよびデータを一時的に記憶す
るためのワークエリアとして利用される。
【0051】CPU25は,ROM26にあらかじめ記
憶されたプログラムにしたがって,焦点制御回路21,
撮像駆動回路22,液晶駆動回路23および通信回路4
0の制御,画像メモリ30のデータの読み出し/書き込
み制御,画像メモリ30への時刻表示用の画像データの
書き込み等を行う。これらの制御および処理の詳細につ
いては,後に詳述する。
【0052】画像メモリ30は,複数の画像データを記
憶することができる。記憶される画像データには,CP
U25によって生成された時刻表示用の画像データ,固
体撮像装置14によって撮像された画像データ,および
通信回路40を介して外部の画像記憶装置(VTR等)
から受信した画像データが含まれる。
【0053】画像メモリ30に記憶された画像データ
は,通信回路40を介して外部のモニタまたは画像記憶
装置(VTR等)に送信することもできるし,液晶表示
パネル12に表示することもできる。通信回路40によ
る通信には,有線による通信と無線による通信との双方
が含まれる。したがって,たとえば,防犯システムにお
いては,撮像された銀行,コンビニエンス・ストア等の
内部の画像を,他の場所(たとえば,警備室等)に設置
されたモニタにより見ることもできるし,VTRに記録
することもできる。また,介護支援システムにおいて
は,介護者が,外出先で,無線により送信された画像デ
ータを携帯型テレビ等によって受信することにより,被
介護者の様子をうかがうことができる。
【0054】画像メモリ30に複数の画像データが記憶
されている場合には,CPU25によって指定された1
つの画像データを選択的に送信または液晶表示パネル1
2に表示することもできる。
【0055】なお,圧縮/伸長回路を設けて,画像デー
タを画像メモリ30に記憶する前または記憶した後に,
画像データに対して圧縮処理を施すこともできる。
【0056】通信回路40は,前述したように,外部の
モニタまたは画像記憶装置に有線または無線により接続
され,それらの間とで通信処理を行う。
【0057】次に,CPU25が,ROM26にあらか
じめ記憶されたプログラムに従って行う時刻表示処理お
よび撮像処理について説明する。
【0058】CPU25は,計時回路24から与えられ
た時刻に基づいて,画像メモリ30上に時刻表示用の画
像データを生成する。この時刻表示用の画像データは,
ROM26にあらかじめ記憶されている場合には,これ
を利用することもできるし,CPU25がプログラムの
従って作成することもできる。
【0059】続いて,CPU25は,液晶駆動回路23
を制御して,画像メモリ30に記憶された時刻表示用の
画像データを液晶表示パネル12に表示する。液晶表示
パネル12における時刻の表示位置および表示の大きさ
は,該時刻表示が固体撮像装置14の撮像可能範囲内に
含まれる位置および大きさとなるように設定されてい
る。
【0060】表示形態としては,アナログ式表示形態
(時針,分針および秒針による表示)でもよいし,デジ
タル式表示形態(数字およびコロンによる表示)でもよ
い。また,アナログ式表示形態においては,時針,分針
等に対応するセルが,デジタル式表示形態においては,
数字等に対応するセルが,それぞれ発色状態に置かれ,
背景に対応するセルが,光透過状態に置かれる。なお,
液晶表示パネル12に表示された時刻は,秒単位または
分単位で更新される。
【0061】一方,CPU25は,焦点制御回路21を
制御して,焦点調節機構15により焦点調節を行った
後,撮像駆動回路22を制御して,固体撮像装置14に
より撮像を行う。撮像は,液晶表示パネル12に時刻が
表示された状態で行われる。前述したように,時刻表示
は,撮像可能範囲内になされているので,撮像により,
被写体と時刻とがともに撮像され,撮像された画像に
は,被写体の像と時刻表示とが含まれる。これにより,
撮像された画像の撮像時刻を容易に知ることができる。
特に,事件または事故の発生時刻が重要となる防犯シス
テムにおいては有益である。
【0062】なお,画像に表示された時刻が,被写体の
像の識別を困難にすることがないように,時刻は,撮像
された画像の下部(右下や左下等)に表示したり,アナ
ログ式表示形態の場合には針を細くして表示し,デジタ
ル式表示形態の場合には数字を構成する線を細くして表
示すること等が考えられる。また,時刻表示は,液晶表
示パネル12の背面から撮像されるので,表裏逆(鏡
像)に撮像されることとなるが,表裏逆に撮像されてい
ても時刻を識別することは可能であるので,時刻の特定
にはなんら問題はない。さらに,被写体に焦点が合わさ
れているので,時刻表示は,多少ピンぼけの状態で撮像
されることとなるが,時刻の表示形態をピンぼけの状態
でも視認できるものとすることにより,時刻が判別でき
ないという事態を回避することができる。たとえば,ア
ナログ式表示形態では,ピンぼけが生じても,時針や分
針の位置は視認できる。
【0063】撮像された画像データは,画像メモリ30
に記憶される。記憶された画像データは,通信回路40
を介して外部のモニタまたは記憶装置に送信される。ま
た,撮像された画像データを液晶表示パネル12に表示
することもできる。このような設定は,図示しない入力
装置を介してユーザによって行われる。
【0064】CPU25が,あらかじめ定められた一定
の間隔(たとえば,1/60秒間隔)で,撮像駆動回路
22を駆動制御して撮像を行うとともに,撮像された画
像データを外部のモニタまたは記憶装置に,画像メモリ
30および通信回路40を介して送信することにより,
動画を撮像することができる。
【0065】このような第1の実施の形態の変形例とし
て,以下のものがある。 (1)変形例1 固体撮像装置14の撮像可能範囲と時刻表示の位置とが
重ならないように両者を配置することもできる。たとえ
ば,固体撮像装置14の撮像可能範囲を,液晶表示パネ
ル12のほぼ中央に位置するように配置するとともに,
時刻を,この撮像可能範囲と重ならないように,液晶表
示パネル12の上部または下部,あるいは左側または右
側の部分に表示する。そして,撮像可能範囲に含まれる
セルを,常時,光透過状態にしておき,時刻を表示した
状態で撮像を行う。
【0066】撮像可能範囲に含まれるセルは,常時,光
透過状態にあるので,時刻を表示した状態でも撮像する
ことができるとともに,撮像可能範囲に時刻表示は含ま
れないので,撮像される画像には,時刻表示の画像は含
まれない。本変形例は,時刻表示を含まない,より鮮明
な被写体の像を得たい場合には有効である。 (2)変形例2 撮像期間中は,液晶表示パネル12のうち,固体撮像装
置14の撮像可能範囲に含まれるセル(以下「撮像可能
範囲セル」という。)を選択的に,または液晶表示パネ
ル12の全セルを,光透過状態に遷移させて撮像するこ
ともできる。
【0067】図2は,撮像処理を連続的に行う場合のC
PU25から液晶駆動回路23および撮像駆動回路22
にそれぞれ与えられる信号を示すタイムチャートであ
る。信号「表示」は,CPU25から液晶駆動回路23
に与えられる信号である。この信号がH(ハイ)の場合
には,液晶駆動回路23は,画像メモリ30に記憶され
た時刻表示用の画像データ(すなわち時計)を液晶表示
パネル12に表示する。この信号がL(ロー)の場合に
は,液晶駆動回路23は,撮像可能範囲セルまたは液晶
表示パネル12の全セルを光透過状態にする。撮像可能
範囲セルを選択的に光透過状態にするか,全セルを光透
過状態にするかは,液晶駆動回路23にあらかじめ設定
されている。
【0068】信号「撮像」は,CPU25から撮像駆動
回路22に与えられる信号である。この信号がHの場合
には,撮像駆動回路22は,固体撮像装置14を駆動制
御して撮像を行い,Lの場合には,撮像を行わない。
【0069】信号「表示」および「撮像」の周期は,液
晶表示パネルの一部または全部が光透過状態になるとい
う変化が人間の視覚によって認識されないような速度,
たとえば,1/60秒に設定される。また,これらの信
号のHの状態とLの状態との時間比も,人間の視覚には
常に時計が表示されているように見える比に設定され
る。
【0070】このタイムチャートからも分かるように,
本変形例においては,撮像期間以外では,時刻が液晶表
示パネル12に表示され,撮像期間中は,液晶表示パネ
ル12の撮像可能範囲セルまたは全セルが光透過状態に
されて,撮像が行われる。したがって,撮像期間中は,
液晶表示パネル12に表示された時計の一部または全部
が消去されることがあるが,前述したように,時刻の表
示およびその消去が,人間の視覚によって認識されない
ような周期で繰り返されるとともに,時刻の表示と消去
との時間比も,人間の視覚には常に時計が表示されてい
るように見える比に設定されているので,時刻表示が消
去されたことを人間が認識することはできない。
【0071】本変形例によると,撮像可能範囲に時刻表
示が含まれる場合においても,撮像期間中は,時刻表示
が消去されるので,被写体のみの画像を得ることができ
る。また,撮像可能範囲にあるセルの全部または一部が
発色状態である場合においても,被写体を撮像すること
ができる。たとえば,アナログ式表示形態における時
針,分針等に対応するセルまたはデジタル式表示形態に
おける数字等に対応するセルが光透過状態にあり,背景
に対応するセルが発色状態にある表示(すなわちネガに
よる表示)であっても,被写体を撮像することができ
る。
【0072】[第2の実施の形態]図3は,本発明に係
る撮像機能付き時計の第2の実施の形態を示すブロック
図である。図1と同じ構成要素には,同じ符号を付し,
説明を省略する。
【0073】図1と異なる点は,時計/撮像装置10
に,バックライト源(たとえば冷陰極管等)16,光散
乱板17および高分子分散型液晶板からなる制御可能光
散乱部材18が設けられていることと,制御装置20
に,光散乱制御回路28が設けられていることである。
バックライト源16,光散乱板17および制御可能光散
乱部材18は,第1の実施の形態におけるマジックミラ
ー13の代わりをなすものである。
【0074】バックライト源16は,固体撮像装置14
と位置的に抵触しない部位で,かつ,固体撮像装置14
にその光が直接入射しない部位に設けられている。
【0075】光散乱板17は,制御可能光散乱部材18
と同一面において,制御可能光散乱部材18を取り囲む
ように設けられている。この光散乱板17は,後述する
制御可能光散乱部材18とは異なり,常に一定の光散乱
を行うものであり,光散乱の制御は行われない。
【0076】制御可能光散乱部材18は,光散乱状態と
透明な光透過状態とに遷移することができ,その遷移
は,CPU25の指令に基づいて光散乱制御回路28に
よって制御される。また,この制御可能光散乱部材18
の大きさおよび位置は,固体撮像装置14の撮像可能範
囲が含まれる大きさおよび位置となるものが選ばれてい
る。
【0077】バックライト源16からの光は,光散乱板
17により散乱され,その散乱光の一部は液晶表示パネ
ル12に向かい,他の一部は制御可能光散乱部材18に
向かう。制御可能光散乱部材18が光散乱状態にある場
合には,光散乱板17からの散乱光の一部は,さらに制
御可能光散乱部材18により散乱され,その一部が液晶
表示パネル12に向かう。
【0078】これにより,バックライト源16は,固体
撮像装置14と抵触する位置には存在しないものの,液
晶表示パネル12の全体にわたってバックライトが供給
されることとなり,液晶表示パネル12全体を明るくす
ることができる。また,制御可能光散乱部材18が光散
乱状態にある場合には,光が散乱されるので,液晶表示
パネル12のセルが光透過状態にあっても,液晶表示パ
ネル12の前面から固体撮像装置14(すなわちカメ
ラ)を見ることはできない。
【0079】この第2の実施の形態においても,第1の
実施の形態と同様に,撮像可能範囲内に時刻表示を行
い,時刻表示とともに撮像を行うこともできるし,ま
た,撮像期間中は,撮像可能範囲セルまたは全セルを光
透過状態にして撮像を行うこともできる。
【0080】図4(A)は,撮像可能範囲内に時刻表示
を行い,時刻表示とともに撮像を行う場合のCPU25
から液晶駆動回路23,撮像駆動回路22および光散乱
制御回路28にそれぞれ与えられる信号を示すタイムチ
ャートである。
【0081】信号「表示」および「撮像」は,前述した
第1の実施の形態のものと同じである。信号「散乱」
は,CPU25から光散乱制御回路28に与えられる信
号である。この信号がHの場合には,光散乱制御回路2
8は,制御可能光散乱部材18を光透過状態にし,Lの
場合には,散乱状態にする。
【0082】信号「表示」は,常にHの状態にあり,こ
れにより,液晶表示パネル12には,常時,時刻が表示
される。
【0083】一方,信号「撮像」および「散乱」は,た
とえば,1/60秒周期でHとLとを繰り返し,これに
より,該周期で連続的に撮像が行われる。撮像期間中,
制御可能光散乱部材18は,光透過状態にされるので,
液晶表示パネル12を介して被写体を撮像することがで
きる。また,この時,液晶表示パネル12の撮像可能範
囲には,時刻も表示されているので,被写体とともに時
刻表示も撮像される。
【0084】撮像期間中,制御可能光散乱部材18は光
透過状態にされるので,液晶表示パネル12および制御
可能光散乱部材18を介して,固体撮像装置12(すな
わちカメラ)が見得る状態におかれるが,周期を人間の
視覚により認識することができないもの(たとえば前記
1/60秒周期)とすることにより,固体撮像装置12
が視認されることを回避することができる。
【0085】図4(B)は,撮像期間中に,液晶表示パ
ネル12の撮像可能範囲セルまたは全セルを光透過状態
にして撮像する場合のCPU25から液晶駆動回路2
3,撮像駆動回路22および光散乱制御回路28にそれ
ぞれ与えられる信号を示すタイムチャートである。
【0086】このタイムチャートからも分かるように,
撮像期間以外において,時刻が液晶表示パネル12に表
示され,撮像期間中は,液晶表示パネル12の撮像可能
範囲セルまたは全セルが光透過状態にされ,かつ,制御
可能光散乱部材18が光透過状態にされて,撮像が行わ
れる。
【0087】なお,第1の実施の形態と同様に,時刻の
表示およびその消去は,人間の視覚によって認識されな
いような周期で繰り返されるとともに,時刻の表示と消
去との時間比も,人間の視覚には常に時計が表示されて
いるように見える比に設定されている。したがって,時
刻表示が消去されたことを人間が認識することはできな
い。
【0088】撮像された画像データは,第1の実施の形
態と同様に,画像メモリ30から通信回路40を介して
外部のモニタまたは画像記憶装置に送信される。
【0089】
【発明の効果】本発明によると,時計に撮像機能を付加
したので,銀行,郵便局,コンビニエンス・ストア,家
庭,介護室等,あらゆる場所において,そこに居る人に
何ら違和感を与えることなく,しかも撮像装置と認識さ
れることなく,被写体を撮像することができる。
【0090】また,時計の時刻表示を被写体とともに撮
像することにより,撮像時刻を容易に知ることができ,
特に,事件または事故の発生時刻が重要となる防犯シス
テムにおいて有益である。
【0091】さらに,時計は,誰もが時刻を知るために
見るものであるので,人が時計を見た時を撮像すること
により,その人の正面像を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像機能付き時計の第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】撮像処理を連続的に行う場合のCPU25から
液晶駆動回路23および撮像駆動回路22にそれぞれ与
えられる信号を示すタイムチャートである。
【図3】本発明に係る撮像機能付き時計の第2の実施の
形態を示すブロック図である。
【図4】(A)は,撮像可能範囲内に時刻表示を行い,
時刻表示とともに撮像を行う場合のCPU25から液晶
駆動回路23,撮像駆動回路22および光散乱制御回路
28にそれぞれ与えられる信号を示すタイムチャートで
ある。(B)は,撮像期間中に,液晶表示パネル12の
撮像可能範囲セルまたは全セルを光透過状態にして撮像
する場合のCPU25から液晶駆動回路23,撮像駆動
回路22および光散乱制御回路28にそれぞれ与えられ
る信号を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 第1の実施の形態における撮像機能付き時計 2 第2の実施の形態における撮像機能付き時計 10 時計/撮像装置 12 液晶表示パネル 13 マジックミラー 14 固体撮像装置 16 バックライト源 17 光散乱板 18 制御可能光散乱部材 20 制御回路 22 撮像駆動回路 23 液晶駆動回路 24 計時回路 25 CPU 26 ROM 27 RAM 28 光散乱制御回路 30 画像メモリ 40 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AB02 AC01 AD06 AD07 EA01 EF01 EH04 GA06 GA09 5C022 AA01 AB68 AC42 AC54 AC63 AC69 5C054 AA01 CE06 HA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻を計時する計時手段と,複数のセル
    を有し,該セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに
    遷移できる表示手段と,前記表示手段の背面側に配置さ
    れ,前記表示手段の方向から入来する画像を撮像する撮
    像手段と,前記表示手段と前記撮像手段との間に配置さ
    れ,前記表示手段側に向かっている面に入射する光につ
    いては,その一部を透過するとともに,残りを反射し,
    かつ,前記撮像手段に向かっている面に入射する光につ
    いては,これを吸収する一方向透過反射部材と,前記表
    示手段の各セルの状態を制御して,前記計時手段の示す
    時刻を前記表示手段に表示し,かつ,前記撮像手段を駆
    動制御して撮像を行う制御手段と,を備えていることを
    特徴とする撮像機能付き時計。
  2. 【請求項2】 時刻を計時する計時手段と,複数のセル
    を有し,該セル単位で発色状態と透明な光透過状態とに
    遷移できる表示手段と,前記表示手段の背面側に配置さ
    れ,前記表示手段の方向から入来する画像を撮像する撮
    像手段と,前記表示手段と前記撮像手段との間であっ
    て,前記撮像手段が位置する部分に設けられた,光散乱
    状態と透明な光透過状態とに遷移する光散乱手段と,前
    記光散乱手段よりも背面の,前記撮像手段と位置的に抵
    触しない部位で,かつ,その光が前記撮像手段に直接入
    射しない部位に設けられたバックライト源と,前記光散
    乱手段を散乱状態に遷移させるとともに,前記表示手段
    の各セルの状態を制御して,前記計時手段の示す時刻を
    前記表示手段に表示し,かつ,人間の視覚によって認識
    できない期間に,前記光散乱手段を透明状態に遷移させ
    るとともに,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う制
    御手段と,を備えていることを特徴とする撮像機能付き
    時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記撮像手
    段の位置と前記時刻表示の位置とは,前記時刻表示が前
    記撮像手段の撮像可能範囲に含まれるような相対的位置
    関係にあり,かつ,前記時刻表示の大きさは,該時刻表
    示が前記撮像手段の撮像可能範囲に含まれるような大き
    さであり,前記制御手段は,時刻を表示している状態で
    撮像を行うように前記表示手段および前記撮像手段を制
    御するものであることを特徴とする撮像機能付き時計。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において,前記制御手
    段は,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う期間中
    は,前記撮像手段の少なくとも撮像可能範囲を含む部分
    の前記セルを光透過状態に遷移させるものであることを
    特徴とする撮像機能付き時計。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において,前記制御手
    段は,前記撮像手段を駆動制御して撮像を行う期間中
    は,前記表示手段のすべてのセルを光透過状態に遷移さ
    せるものであることを特徴とする撮像機能付き時計。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において,前記制御手
    段は,前記表示手段への時刻の表示と前記撮像手段によ
    る撮像とを交互に行うように制御するものであり,か
    つ,該交互に行う周期,および前記表示手段への時刻の
    表示の時間と前記撮像手段による撮像の時間との比は,
    人間の視覚には常に時計が表示されて見える周期および
    比であることを特徴とする撮像機能付き時計。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項におい
    て,前記撮像手段は,魚眼レンズを備え,該魚眼レンズ
    を介して画像を撮像するものであることを特徴とする撮
    像機能付き時計。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項におい
    て,前記撮像手段により撮像された撮像データを外部に
    送信する送信手段をさらに備えていることを特徴とする
    撮像機能付き時計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083498A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Keiwa Inc 透過機能付き鏡体及び撮影機能付き鏡装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083498A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Keiwa Inc 透過機能付き鏡体及び撮影機能付き鏡装置

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