JP2008060811A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影者による電子ビューファインダーの視野率変更操作を不要にして、快適な撮影を可能にしたデジタル一眼レフカメラを提供する。
【解決手段】このデジタル一眼レフカメラは、光学ファインダーの光学系の一部を共有し、共通の接眼部7を用いて撮像手段16で撮像された電子画像を観察可能な電子ビューファインダー20と、撮影者が任意の撮影機能を選択した場合に、選択された撮影機能が撮影動作時に電子ビューファインダー20を利用する撮影機能か否かを判別し、前記選択された撮影機能が撮影動作時に電子ビューファインダーを利用する撮影機能であると判別された場合(ステップS61のyes,ステップS62のyes)に、前記選択された撮影機能に応じて電子ビューファインダーの視野率を切り替え設定する(ステップS63、ステップS64、ステップS66、ステップS67、ステップS68)。
【選択図】図1
【解決手段】このデジタル一眼レフカメラは、光学ファインダーの光学系の一部を共有し、共通の接眼部7を用いて撮像手段16で撮像された電子画像を観察可能な電子ビューファインダー20と、撮影者が任意の撮影機能を選択した場合に、選択された撮影機能が撮影動作時に電子ビューファインダー20を利用する撮影機能か否かを判別し、前記選択された撮影機能が撮影動作時に電子ビューファインダーを利用する撮影機能であると判別された場合(ステップS61のyes,ステップS62のyes)に、前記選択された撮影機能に応じて電子ビューファインダーの視野率を切り替え設定する(ステップS63、ステップS64、ステップS66、ステップS67、ステップS68)。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子ビューファインダーを備えたデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という)を外部画像表示装置として用いたデジタルカメラが見られるようになってきた。有機EL素子は基板を薄く、且つ透明にすることが可能であり、自ら発光する特徴をもつことから、カメラの光学ファインダー内の表示装置として用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この提案では、デジタル一眼レフカメラのピント板近傍に有機EL素子を用いたファインダー内表示装置を配置し、通常は非透明電極を用いた黒いフレームを表示し、周囲が暗い場合にフレームを発光させて見やすくするスーパーインポーズ表示を実現している。
特開2000−180935号公報
ここで、上記特許文献1のファインダー内表示装置に、全面に透明電極を用いたドットマトリックス表示の有機EL素子を用いれば、撮像素子で撮像された電子画像を表示可能で、且つ光学ファインダーと共通の接眼部を有する電子ビューファインダーとなる。
一眼レフタイプのデジタルカメラでは、撮影中は光学ファインダーに撮影レンズの光束を導く反射ミラーが退避するため被写体像の視認が不可能になる。この場合に、前記電子ビューファインダーに撮像素子で撮像された電子画像を表示してやれば、接眼部から目を離すことなく常時被写体像の視認が可能となる。
ところで、光学ファインダーの性能を示すものとして、接眼部を覗いた際に観察できる被写体の像の大きさ示すファインダー倍率や、実際に撮影される画面の範囲に対してファインダーで視認可能な範囲の割合を示す視野率が挙げられる。
ファインダー倍率と視野率とは互いに相反する関係にあり、筐体スペースやコスト等の点から鑑みて、バランスをとりつつある程度制限された値に設定される。例えば、一部の高級機種を除くと、ファインダー倍率が0.7〜0.85、視野率はおおむね95%前後である。
一方、電子ビューファインダーの場合は、撮像素子で取り込んだ電子画像を表示するため、表示する被写体像の大きさは自由に設定することができ、100%視野率やファインダー倍率1倍等の実現は容易である。
しかし、撮影者が要望する電子ビューファインダーの視野率(もしくは倍率)は撮影条件によって異なる可能性が高いため、共通の接眼部を用いた光学ファインダーと電子ビューファインダーとをデジタルカメラに搭載した場合には、次のような問題が生じる。
例えば、一瞬だけレリーズ釦の押下を解除する間欠的な連続撮影を行った場合、連写中は光学ファインダーでの被写体像の視認ができないため、電子ビューファインダーを利用して被写体像を観察し、一瞬の撮影休止期間に光学ファインダーを利用することになる。この場合、光学ファインダーの像倍率と電子ビューファインダーの像倍率とが一致してないと、撮影者が観察する被写体像の大きさが変化して、非常に違和感を覚える。
また、電子ビューファインダーを撮影動作直後のプレビュー表示に利用すれば、撮影者はファインダーから目を離すことなく撮影画像の確認を行えるが、画像を確認するという意味合いからもより大きい視野率が望ましい。
従って、撮影者は、任意に設定される撮影機能に合わせて電子ビューファインダーの視野率を適切なものに変更する操作を確実に行う必要が生じ、視野率の変更操作が煩わしく、また、撮影時に視野率の変更操作を忘れてしまっている可能性もある。このため、電子ビューファインダー機能を十分に生かした快適な撮影ができなくなる。
そこで、本発明は、撮影者による電子ビューファインダーの視野率変更操作を不要にして、快適な撮影を可能にした撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、撮像手段と光学ファインダーとを備えた撮像装置であって、前記光学ファインダーの光学系の一部を共有し、共通の接眼部を用いて前記撮像手段で撮像された電子画像を観察可能な電子ビューファインダーと、撮像動作の際に前記電子ビューファインダーを利用する撮影機能が選択された場合に、選択された撮影機能に応じて前記電子ビューファインダーの視野率を切り替え設定する視野率設定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影者が電子ビューファインダーを利用する撮影機能を選択するだけで、該撮影機能に応じて電子ビューファインダーの視野率が自動的に切り替わる。これにより、撮影者による電子ビューファインダーの視野率変更操作が不要となり、快適な撮影が可能になる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。
本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラ(撮像装置)は、図5に示すように、上面右側にLCD1、レリーズ釦2、メインダイアル3およびドライブモード釦5が配置され、上面左側にモードダイアル4が配置されている。
LCD1は、各操作部材により設定されたシャッタースピード、絞り値および撮影枚数カウンターなどの変更や確認の頻度が高い撮影情報を常時表示する表示装置である。レリーズ釦2は、撮影動作を開始させる押し釦スイッチである。
該レリーズ釦2に隣接するメインダイアル3は、双方向に無限回転可能なダイアル型入力部材で、他の操作釦と組み合わせて操作することで各種設定のパラメーターの変更に使用する。
ドライブモード釦5は、単写、連写等レリーズ釦押下継続時の撮影動作の切り替えを行う。カメラ上面左側に配置されるモードダイアル4は、プログラムやAv、Tv優先等カメラの露出制御モードを設定する操作部材である。
また、デジタル一眼レフカメラの背面には、図6に示すように、接眼窓(接眼部)7、TFTモニター8、メニュー釦9、セレクト釦10、およびサブダイヤル11が配置されている。
接眼窓7は、被写体像を視認するためのもので、後述する光学ファインダーおよび電子ビューファインダーで併用される。接眼窓7の下に配置されるTFTモニター8はTFTカラー液晶などを用いた外部表示装置であり、撮影直後のプレビュー画像や、既にカメラ内の記録媒体に記録されている画像の再生に用いる。
また、TFTモニター8は画像記録サイズやカメラのカスタム機能など、頻繁な変更を必要としない項目の設定変更を行うためのGUI表示にも用いられる。該設定変更の操作は、TFTモニター8の左側のメニュー釦9やセレクト釦10とTFTモニター8の右側のサブダイヤル11との組み合わせ操作により行われる。
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのファインダー光学系および撮像光学系を説明する。
図7に示すように、カメラのマウント12に取り付けられた撮影レンズ13の後方には、撮影レンズ13の光束を横切って斜設される観察位置14aと、撮影レンズ13の光束から退避する退避位置14bとの間で旋回動作可能な反射ミラー14が配置されている。反射ミラー14は撮影時には退避位置14bに配置され、撮影レンズ13の光束はCCDやCMOS等を用いた撮像素子16上に結像する。撮像素子16の前方に配置されたシャッター15は、先幕15aと後幕15bとをスリット走行させ撮影レンズ13の光束の露出制御を行う。
非撮影時に観察位置14aに配置された反射ミラー14によって上方へ反射した光束は、撮像素子16上の予定結像面と等価な位置にあるピント板17にて結像する。ピント板17上で一次結像した光束はピント板17面上に施されたマットにより拡散し、ペンタプリズム18によって2度反射して、接眼レンズ19を経て接眼窓7から撮影者の目に入射する。これにより、撮影者がピント板17上の一次結像像を観察することができる。
以上は一般的な一眼レフタイプのデジタルカメラにおける光学ファインダーであるが、この実施の形態では、ピント板17のペンタプリズム18側に電子ビューファインダーを構成するファインダー表示素子20が配置されている。
ファインダー表示素子20は、ドットマトリックスカラー表示仕様の自ら発光する有機EL素子であり、薄い透明基板で構成され、駆動用の電極も光を透過する透明電極となっている。
従って、ファインダー表示素子20が非駆動状態であれば、ピント板17上の一次結像像は撮影者によってそのまま視認可能である。撮影時には反射ミラー14は退避位置14bに配置されて、光学ファインダーが暗黒状態となり視認不能になるが、光学ファインダーに代わって自ら発光するファインダー表示素子20に撮像素子16で撮像された電子画像を表示することが可能となる。
なお、電子ビューファインダーはペンタプリズム18から接眼レンズ19に至る光学部材を光学ファインダーと共有するため、ファインダー表示素子20の表示面積は、光学ファインダーにて視認可能なピント板17上の2次結像像の範囲に制限される。
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラの電気的内部構成の要部を説明する。
図8において、操作スイッチ郡21は前述のレリーズ釦2およびメインダイアル3やサブダイヤル11などの操作部材を一括して示したものである。図中央に示すMPU22は操作スイッチ群21の操作に応じて、各種の制御手段や回路を所定のプログラムによって動作させる。ミラー制御手段23およびシャッター制御手段24は、MPU22の指示に応じて、反射ミラー14およびシャッター15の動作を制御する。
撮像回路(撮像手段)25は撮像素子16を含み、撮影時に撮影レンズ13を通して撮像素子16上に再結像された被写体像を電気信号に変換する。画像処理回路26はA/D変換回路、フレームメモリ、DCT/IDCT回路等を有し、撮像回路25から出力された信号を変換して様々な電子画像データを生成する。
画像処理回路26によって生成された撮影画像の電子画像データはインターフェイス回路27を介して、カメラに対して着脱可能なメモリーカード等の記録媒体28に格納される。また、画像処理回路26は記録媒体28から呼び出した電子画像データや撮影直後の電子画像データを、間引き圧縮処理してTFTモニタードライバ回路31やファインダー表示ドライバ回路29に送る。これにより、電子画像データの前述のTFTモニター8やファインダー表示素子20への表示が行われる。更に、画像処理回路26は、内蔵されたキャラクタージェネレーターにより様々なキャラクターを生成し、TFTモニター8のGUI表示も実行する。
ここで、この実施の形態では、光学ファインダーと電子ビューファインダーとを共存させることで、電子ビューファインダーを用いた新たな機能、即ち、電子ビューファインダーを利用した高速連写の機能および撮影画像のプレビュー機能を提供する。
まず、電子ビューファインダーを利用した高速連写機能について説明する。
カメラのスタンバイ時、前述のドライブモード釦5を押下するとレリーズ釦2押下継続時の単写、連写の切り替え、所謂ドライブモードの設定状態となり、図9に示すLCD1上において、設定に関連のない表示は消灯する。
そして、ドライブモード釦5を押下したままメインダイアル3を回転操作すると、ドライブモードが切り替わる。即ち、単写モード選択時の表示33a(図9(a))、通常連写モード選択時の表示33b(図9(b))、電子ビューファインダーを利用した高速連写選択時の表示33c(図9(c))とLCD1上の表示が変化する。所望のドライブモードを選択してドライブモード釦5の押下を解除すると、カメラはスタンバイ状態に復帰する。
図2は、本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラにおける通常連写モード時の撮影動作を模式的に示すタイムチャート図である。なお、図2においては、レリーズ釦2の押下状態を41、反射ミラー14の状態を42、シャッター15の状態を43、光学ビューファインダーの状態を44と表示する。
レリーズ釦2が押下されると(t1)、まず、反射ミラー14が上昇する。反射ミラー14が上昇完了した(t2)後に、シャッター15の先幕15aと破線にて示す後幕15bとが時間差を持って走行し、撮像素子16へスリット露出が行われる。
シャッター15の走行完了後、反射ミラー14の下降と同時にシャッターチャージが行われ、シャッターの先幕15a、後幕15bは走行開始位置へ復帰する(t4)。この時点でレリーズ釦2が引き続き押下状態であれば再度反射ミラー14の上昇を開始して同様の撮影動作を繰り返す。
また、撮影動作途中でレリーズ釦2の押下が解除されると(t5)、シャッターチャージ完了後の反射ミラー14の上昇動作が行われずに連写が終了する。光学ファインダーは連写中に反射ミラー14が観察位置14aに位置する場合にのみ視認可能であり、図のA部で示した区間は反射ミラー14の上下動動作によって光学ファインダーが正常に使用できない状態を示している。
図3は、本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラにおける通常連写モード時の撮影動作を模式的に示すタイムチャート図である。図3においては、図2に対して、電子画像の処理状態45と電子ビューファインダーの状態46が追加されている。
一駒目のシャッター走行完了後(t6)にレリーズ釦2が押下され続けていると判断すると、反射ミラー14は下降動作を行わない。また、シャッターのチャージの完了時(t7)にもレリーズ釦2の押下がなされていた場合には、連写状態と判断し、引き続き即時二駒目のシャッター15の走行を開始する。
反射ミラー14の動作線図42に通常連写モード時の二駒目の反射ミラーの動作を破線で示してあるが、高速連写モードでは反射ミラー14の上昇完了を待たずにシャッター15の走行が可能なため、より早い連射駒速が実現できることが判る。
連写中は反射ミラー14が退避位置14bにあり、図のA部で示すように、光学ファインダーは視認不能となるが、光学ファインダーに代えて電子ビューファインダーによる被写体像の視認が可能となる。連写一駒目のシャッター15の走行が完了して撮像素子16への電荷の蓄積が完了する(t6)と、撮像素子16の信号が画像処理回路26に送られ、電子ビューファインダーに対して適切な画像データを生成する。
画像処理が完了すると(t8)、ファインダー表示素子20に一駒目の撮影画像が所定時間表示される。同様に二駒目もシャッター15走行完了後の画像処理を経て、ファインダー表示素子20に二駒目の撮影画像が所定時間表示される。シャッターチャージが完了する以前にレリーズ釦2の押下が解除されると(t9)、連写が終了したと判断されて反射ミラー14が下降し、光学ファインダーによる被写体像の視認が可能となる。
以上のように、この実施の形態ではファインダー表示素子20に撮影した電子画像を即時表示させる電子ビューファインダーによって、連写中の被写体画像の観察を実現した上で、より高速な連写機能を備えたデジタル一眼レフカメラの提供が可能となる。
次に、電子ビューファインダーを用いたプレビュー機能について説明する。
プレビュー機能については、前述のTFTモニター8によるGUI表示によって設定する。カメラの機能をユーザーの好みで切り替えるカスタム機能設定の中に、撮影後のプレビュー機能の設定項目を有しており、図10はTFTモニター8に表示されるプレビュー機能設定時のGUI表示を示している。
プレビュー機能の設定は、図10に示すように、プルダウンメニュー51に示された「しない」、TFTモニター8により表示を行う「TFT」、および電子ビューファインダーにより表示を行う「EVF」の中から選択する。なお、従来のデジタルカメラはTFTモニター8によるプレビュー表示を行うのが一般的である。
図4は、図10に示すプルダウンメニュー51で「EVF」を選択した場合の電子ビューファインダーの撮影動作を模式的に示すタイムチャート図である。
図4に示すように、レリーズ釦2が押下されて反射ミラー14の上昇し、シャッター15が走行した後も、レリーズ釦2の押下の状態には関係なく、反射ミラー14は退避位置14b状態を強制的に延長する(t11〜t12)。その間、撮像素子16に蓄積された電子画像の画像処理が行われ、ファインダー表示素子20に撮影された電子画像の表示が所定時間行われる。ファインダー表示素子20への電子画像の表示が終了すると反射ミラー14が下降を開始し(t12)、光学ファインダーが視認可能となる。
以上のように、撮影した電子画像をファインダー表示素子20に一定時間表示させる電子ビューファインダーによるプレビュー機能によって、撮影者は接眼窓7から目を離すことなく画像の確認作業が可能となる。
ところで、上述した電子ビューファインダーを利用した高速連写の機能および撮影画像のプレビュー機能では、反射ミラー14を上昇させた状態で撮影した電子画像を即時ファインダー表示素子20に表示することで一見似たような動作に見える。
しかし、電子ビューファインダーを利用した高速連写の機能では、図3に示すように、連写撮影時は一瞬の休止期間(t9〜t10)をおいて間欠的にレリーズ釦2を押下するような連続撮影を実施する場合がある。この場合、休止期間中(t9〜t10)は光学ファインダーによる被写体像の観察となり、一連の連続撮影動作において、電子ビューファインダーでの被写体像の観察と光学ファインダーでの被写体像の観察とが混在する。
前述したように、電子ビューファインダーのファインダー表示素子20の表示範囲はピント板17の表示範囲と同等に設定されている。従って、電子ビューファインダーと光学ファインダーとの視野率が異なると被写体像の像倍率が変化して、撮影者は連続撮影中のファインダーの見え方に違和感を持ってしまう。このため、電子ビューファインダーを利用した高速連写の機能では、電子ビューファインダーの視野率は光学ファインダーの視野率と合わせるのが好ましい。
一方、電子ビューファインダーを利用した撮影画像のプレビュー機能については、撮影者がプレビューを希望する際に主に単写で撮影を行い、撮影された画像を確認するために使用する。従って、プレビュー時の電子ビューファインダーでの撮影画像の表示範囲は撮影された画像の全体、即ち視野率100%に極力近い状態が好ましい。
電子ビューファインダーの視野率の変更は、前述したプレビュー機能の設定と同様にカスタム機能設定の中にある視野率の設定項目を操作して行われる。図11はTFTモニター8に表示される視野率設定時のGUI表示を示しており、視野率はプルダウンメニュー52に示された「自動」、光学ファインダー同一の視野率「93%」、および「100%」の中から選択が可能である。
このうち「自動」は後述するカメラの動作状態に合わせて、「93%」と「100%」のいずれかを自動選択するモードである。また「自動」はデフォルト設定となっており、通常は撮影者がこの視野率の設定を気にかける必要はない。「自動」である場合、電子ビューファインダーの視野率は、前述の高速連写機能、プレビュー機能等、カメラの他の撮影機能の設定状態に合わせて決定される。
次に、図1を参照して、本発明の実施の形態の一例であるデジタル一眼レフカメラにおける撮影機能に応じた電子ビューファインダーの視野率の自動設定動作を説明する。なお、図1においては、電子ビューファインダーの視野率の切り替えを、前述の高速連写機能とプレビュー機能との組み合わせに限定して説明する。ここで、図1のステップS61、ステップS62は本発明の判別手段に対応し、ステップS63、ステップS64、ステップS66、ステップS67、およびステップS68は本発明の視野率設定手段に対応する。これらの手段の各処理は、記憶手段(ROM等)に記憶された処理プログラムがRAMにロードされて、MPU等により実行される。
まず、ステップS61で、ドライブモードの設定内容を判別し、通常連写であればステップS65の「表示しない」に移行し、電子ビューファインダーは使用されない。ステップS61で、ドライブモードが高速連写に設定されていると判別された場合は、ステップS67に移行し、カスタム機能設定における視野率の設定が「自動」であるか否かを判断する。
そして、ステップS67で「自動」であると判断されると、ステップS68に移行して、電子ビューファインダーの視野率を光学ファインダーの視野率と同じ「93%」に自動設定し、視野率93%での表示を行う。一方、ステップS67で「自動」でないと判断された場合は、ステップS66に移行して、カスタム機能で設定された任意の視野率での表示を行う。
また、ステップS61で、ドライブモードが単写に設定されていると判別された場合はステップS62に移行し、電子ビューファインダーによる撮影後のプレビュー表示が設定されているか否かを判別する。
ステップS62で、電子ビューファインダーによるプレビュー表示が設定されていないと判別されると、ステップS65の「表示しない」に移行し、電子ビューファインダーは使用されない。一方、ステップS62で、電子ビューファインダーによるプレビュー表示が設定されていると判別されると、ステップS63に移行し、カスタム機能設定における視野率の設定が「自動」であるか否かを判断する。
そして、ステップS63で「自動」であると判断されると、ステップS64に移行し、視野率を「100%」に自動設定して、視野率100%での表示を行う。一方、ステップS63で「自動」でないと判断された場合は、ステップS66に移行して、カスタム機能で設定された任意の視野率での表示を行う。
以上のように、この実施の形態では、電子ビューファインダーを用いた高速連写やプレビュー等の新たな機能を提供する際に、視野率に代表される電子ビューファインダーの表示形態を、撮影者が選択したカメラの機能設定に合わせて自動的に変更可能としている。このため、撮影者に煩雑な視野率の設定操作を行わせることなく電子ビューファインダーの機能を快適に使用した撮影が可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、撮影動作時に電子ビューファインダーを利用する撮影機能として、高速連写機能やプレビュー機能を例示したが、これに限定されない。他の撮影機能を使用する上で電子ビューファインダーの視野率の変更の必要性が生じ、撮影機能に応じて視野率を自動的に変更するものであれば本発明に含まれる。また、上記実施の形態では、一律視野率で表現しているが、一定の表示領域で視野率を変更するということは、ファインダー倍率が変更されるものとして言い換えることができる。
また、上記実施の形態では、電子ビューファインダーを構成するファインダー表示素子20に透過性を有する有機EL素子を採用して、光学ファインダーの光路中のピント板17に隣接配置した場合を例示したが、これに限定されない。光学ファインダーの一部の光路を共用し、共通の接眼部7を用いて被写体像を観察可能であれば有機EL素子以外のファインダー表示素子を採用してもよい。例えば、光学ファインダーのペンタプリズム18と接眼窓7との間にダイクロプリズムを配置し、このダイクロプリズムへ一般的な液晶素子による電子画像を入射して被写体像を観察可能とした電子ビューファインダーであってもよい。
1 LCD
2 レリーズ釦
7 接眼窓(接眼部)
8 TFTモニター
14 反射ミラー
15 シャッター
16 撮像素子(撮像手段)
17 ピント板
20 ファインダー表示素子(電子ビューファインダー)
26 画像処理回路
2 レリーズ釦
7 接眼窓(接眼部)
8 TFTモニター
14 反射ミラー
15 シャッター
16 撮像素子(撮像手段)
17 ピント板
20 ファインダー表示素子(電子ビューファインダー)
26 画像処理回路
Claims (4)
- 撮像手段と光学ファインダーとを備えた撮像装置であって、
前記光学ファインダーの光学系の一部を共有し、共通の接眼部を用いて前記撮像手段で撮像された電子画像を観察可能な電子ビューファインダーと、
撮像動作の際に前記電子ビューファインダーを利用する撮影機能が選択された場合に、選択された撮影機能に応じて前記電子ビューファインダーの視野率を切り替え設定する視野率設定手段と、を備える
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記選択された撮影機能が連写機能である場合に、前記視野率設定手段は、前記電子ビューファインダーの視野率を前記光学ファインダーの視野率と同一の値に切り替え設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記選択された撮影機能が前記撮像手段によって得られた電子画像を撮像後に前記電子ビューファインダーに表示するプレビュー機能である場合に、前記視野率設定手段は、電子ビューファインダーの視野率を前記光学ファインダーの視野率より大きい値に切り替え設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記電子ビューファインダーが、エレクトロルミネッセンス素子を含む、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2006
- 2006-08-30 JP JP2006233993A patent/JP2008060811A/ja active Pending
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