JP2000353639A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP2000353639A
JP2000353639A JP11164738A JP16473899A JP2000353639A JP 2000353639 A JP2000353639 A JP 2000353639A JP 11164738 A JP11164738 A JP 11164738A JP 16473899 A JP16473899 A JP 16473899A JP 2000353639 A JP2000353639 A JP 2000353639A
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JP
Japan
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dielectric
capacitor
substrate
resonator
electronic component
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JP11164738A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Ando
敏晃 安藤
Makoto Sakakura
真 坂倉
Toshibumi Nakatani
俊文 中谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振器のQ値の低下を防止するためや、コン
デンサの容量を大きくするためなど、所望の条件を満た
すように電子回路を基板に実装すると、電子部品全体が
大きくなるという課題があった。 【解決手段】 ビアホール34a〜34cが設けられて
いる基板31と、ビアホール38a、38bが設けられ
ている基板32と、ビアホール34a〜34c、38a
にそれぞれ配置された、基板31または32の両面に所
定の電極を配置した場合に形成されるコンデンサの容量
よりも大きな容量を有するチップコンデンサ8、9、1
0、15と、ビアホール38bに配置された1/4波長
の誘電体共振器11と、ICチップ21とを備える。こ
のように、チップコンデンサ8、9、10、15および
1/4波長の誘電体共振器11を、ビアホール34a〜
34c、38aまたは38bに配置することにより、高
周波発振回路全体は大きくならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共振器やコンデン
サを備えた高周波発振回路等の電子部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品を、共振器やコンデンサ
を備えた高周波発振回路を例にとって図12を用いて説
明する。
【0003】図12は、従来の、共振器やコンデンサを
備えた高周波発振回路の構成図である。
【0004】図12において、201は発振トランジス
タと抵抗を内蔵するICチップであり、202、203
は、ICチップ201の基板204との対向面に設けら
れたICパッドである。なお、図12には、ICチップ
201に内蔵される発振トランジスタおよび抵抗は図示
していない。
【0005】次に、204は低誘電率の誘電体基板であ
り、205、208は基板204上に設けられた1層目
基板ランドであって、1層目基板ランド205はICチ
ップ201のICパッド202と接続し、1層目基板ラ
ンド208はICチップ201のICパッド203と接
続する。207、209は基板204上に設けられた1
層目配線であり、206は基板204上に設けられたコ
ンデンサ上部電極であって、1層目配線207は1層目
基板ランド205およびコンデンサ上部電極206と接
続しており、1層目配線209は1層目基板ランド20
8と接続している。211は基板204に設けられたビ
アホールであって、そのビアホール211には導体が充
填されており、その導体の一端は1層目配線209と接
続している。
【0006】次に、212は低誘電率の誘電体基板であ
り、213は基板212上に設けられたコンデンサ下部
電極であって、215は基板212上に設けられたイン
ダクタである。そのインダクタ215の一端は、基板2
04のビアホール211に充填されている導体の一端と
接続している。また、210および214は基板212
に設けられたビアホールであって、それらビアホール2
10および214には導体が充填されており、ビアホー
ル210内の導体の一端はインダクタ215の他端と接
続し、ビアホール210内の導体の他端はグランド21
6と接続し、ビアホール214内の導体の一端はコンデ
ンサ下部電極213と接続し、ビアホール214内の導
体の他端はグランド216と接続している。
【0007】図12に示すように、従来の高周波発振回
路では、共振器として、基板204と212との間の配
線層に配線を引き回すことにより形成されるインダクタ
215を有するストリップ共振器が用いられており、コ
ンデンサとして、コンデンサ上部電極206と、コンデ
ンサ下部電極213と、それら2個の電極206および
213に挟まれた部分の基板204から形成されたもの
が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成の高周波発振回路では、ストリップライン共振
器のQ値が低くC/N等が劣化するという課題を有して
いた。それはインダクタ215を電流が流れるさいのエ
ネルギー放出を抑制できていなかったからである。スト
リップライン共振器のQ値の低下を防止するためには同
軸共振器を用いることが考えられるが、その同軸共振器
は例えば基板204と212との間等に配置することに
なり、そうすると高周波発振回路全体が大きくなってし
まう。
【0009】また、上述した高周波発振回路では、各電
子回路相互が影響を与えあわないようにするために、基
板204として低誘電率の基板を用いる必要があるた
め、コンデンサの単位面積当たりの容量値が小さくな
る。コンデンサの容量を大きくするには、電極206お
よび213の面積を大きくする必要があり、コンデンサ
の大きさが大きくなる、つまり高周波発振回路全体が大
きくなってしまうという課題も有していた。
【0010】このように高周波発振回路を例にとって説
明したように、従来では、共振器のQ値の低下を防止す
るためや、コンデンサの容量を大きくするためなど、所
望の条件を満たすように電子回路を基板に実装すると、
電子部品全体が大きくなるという課題があった。
【0011】本発明は、上述した課題を考慮し、全体の
大きさが大きくなることなく、所望の条件を満たす電子
回路が実装された電子部品を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、少なくとも1
個のビアホールが設けられている、少なくとも1枚の基
板と、前記基板に設けられているビアホールに配置され
た電子回路とを備えたことを特徴とする電子部品であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】(実施の形態1)本発明の電子部品を、高
周波発振回路を例にとって図1および2を用いて説明す
る。
【0015】図1は実施の形態1の高周波発振回路の回
路図であって、図2はその構造図である。なお、101
は回路であり、103は構造である。
【0016】図1において、101は上述したように発
振回路を示し、102はIC内蔵部分、1はIC内蔵発
振トランジスタ、2、3、4はIC内蔵バイアス抵抗、
5、6、7はICと多層基板との接続部、8、9、1
0、15は多層基板埋め込みチップコンデンサ、11は
多層基板埋め込み1/4波長誘電体共振器、12はバリ
キャップ、13は制御電圧端子、14は電源端子であ
る。
【0017】また図2において、103は上述したよう
に構造を示す。21はICチップ、22、23、24、
25は基板接続用ICパッド、26、27、28、29
はIC接続用基板ランド、30は配線、31は基板1層
目誘電体層、32は基板2層目誘電体層、33は内部に
導体が充填されたビアホール、34、38はビアホー
ル、35はグランド層、36は制御電圧印加部、37は
電源電圧印加部、39は共振器外部電極分離用絶縁体、
41はビアホール接続部、42はチップコンデンサ接続
部、143はビアホール接続用ランド、である。
【0018】実施の形態1の高周波発振回路の構造は以
下のようになっている。
【0019】発振回路101におけるトランジスタ1、
およびバイアス抵抗2、3、4は、ICチップ21の内
部に設けられており、そのICチップ21の基板31と
の対向面には接続パッド22〜25が形成されており、
それら接続パッド22〜25が利用されて、ICチップ
21は基板31に実装される。パッド22は回路101
の接続部5に、パッド24は接続部6に、パッド25は
接続部7にそれぞれ対応しており、パッド23はグラン
ド用パッドであって、基板31および32のビアホール
33bおよび33dに充填された導体を介しグランド層
35に接続される。
【0020】基板31の上面には、ICチップ21の各
パッド22〜25との接続部26〜29が形成されてお
り、パッド22と接続用ランド26が、パッド23と接
続用ランド27が、パッド24と接続用ランド28が、
パッド25と接続用ランド29が、それぞれ直接接続さ
れる。
【0021】また、回路101に示すコンデンサ8、
9、10、15および共振器11として、それぞれチッ
プコンデンサ8、9、10、15または1/4波長誘電
体共振器11を用いる。チップコンデンサ8、9、1
0、15は、基板31または32の両面に所定の大きさ
の電極を配置した場合に形成されるコンデンサの容量よ
りも大きな容量を有するコンデンサである。また、チッ
プコンデンサ8、9、10、15および誘電体共振器1
1は、基板31または32の、ビアホール34a、34
b、34cまたは38a、38bの内部に埋め込まれて
おり、誘電体共振器11の上部は、中心部分を除き絶縁
体39で覆われている。
【0022】接続部26は、接続配線30hを介してチ
ップコンデンサ15の上部電極に接続される。コンデン
サ15の他端は、ビアホール接続用ランド143に接続
される。後にも述べるが、そのビアホール接続用ランド
143は、接続配線30gを介してチップコンデンサ8
の上部電極に接続される。さて、チップコンデンサ15
の上部電極は、接続配線30cを介してチップコンデン
サ9の上部電極に接続される。コンデンサ9の他端は、
ビアホール38bに埋め込まれた誘電体共振器11の上
面と、チップコンデンサ接続部42および接続配線30
fを介して接続される。また、誘電体共振器11は、チ
ップコンデンサ接続部42を介してチップコンデンサ1
0の下端と接続される。誘電体共振器11の下端はグラ
ンド層35に直接接続されている。また、チップコンデ
ンサ10の上端は、配線30dを介しバリキャップ12
と接続されその部分が制御電圧印加端子となる。また、
バリキャップ12の他端は、ビアホール33cおよび3
3eに充填された導体を介しグランド層35に接続され
る。
【0023】コンデンサ8の上面は、ビアホール33a
に充填された導体を介しICチップ接続部29と接続さ
れるとともに、その上面は、接続配線30gを介してビ
アホール接続用ランド143とも接続される。なお、上
述したように、ビアホール接続用ランド143は、チッ
プコンデンサ15の下面と接続される。チップコンデン
サ8の他端(下面)はグランド層35に直接接続され
る。
【0024】上記の構成によれば、共振器のQ値の低下
を防止するための誘電体共振器11を用いても、その誘
電体共振器11をビアホール38bに埋め込むことによ
って、高周波発振回路全体が大きくなることを防止する
ことができる。また、基板31または32の両面に所定
の大きさの電極を配置した場合に形成されるコンデンサ
の容量よりも大きな容量を有するチップコンデンサ8、
9、10、15をビアホール38a、34a〜cにそれ
ぞれ埋め込むことによって、高周波発振回路全体を大き
くすることなく、基板31または32そのものを利用し
た場合のコンデンサの容量よりも容量を大きくすること
ができる。
【0025】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2について説明する。本実施の形態2においても、本発
明の電子部品として、高周波発振回路を例にとって説明
する。
【0026】図3に実施の形態2の高周波発振回路の回
路を示し、図4にその構造を示す。なお、101は回路
であり、103は構造である。
【0027】図3において、101は発振回路回路、1
02はIC内蔵部分、1はIC内蔵発振トランジスタ、
2、3、4はIC内蔵バイアス抵抗、5、6、7はIC
と多層基板との接続部、8、9、10、15は多層基板
内蔵コンデンサ、11は多層基板埋め込み1/4波長誘
電体共振器、12はバリキャップ、13は制御電圧端
子、14は電源端子である。
【0028】また図4において、103は構造を示す。
21はICチップ、22、23、24、25は基板接続
用ICパッド、26、27、28、29はIC接続用基
板ランド、30は配線、31は基板1層目誘電体層、3
2は基板2層目誘電体層、33は内部に導体が充填され
たビアホール、34、38はビアホール、35はグラン
ド層、36は制御電圧印加部、37は電源電圧印加部、
39は共振器外部電極分離用絶縁体、41はビアホール
接続部、43、143はコンデンサ下部電極、44、4
5、46、144はコンデンサ上部電極、47、48、
49、50それぞれは、ビアホール34a〜34cまた
は38aに配置された高誘電体である。
【0029】実施の形態2の高周波発振回路の構造は以
下のようになっている。
【0030】発振回路101におけるトランジスタ1、
およびバイアス抵抗2、3、4は、ICチップ21の内
部に設けられており、そのICチップ21の基板31と
の対向面には接続パッド22〜25が形成されており、
それら接続パッド22〜25が利用されて、ICチップ
21は基板31に実装される。パッド22は回路101
の接続部5に、パッド24は接続部6に、パッド25は
接続部7にそれぞれ対応しており、パッド23はグラン
ド用パッドであって、基板31および32のビアホール
33bおよび33dに充填された導体を介しグランド層
35に接続される。
【0031】基板31の上面には、ICチップ21の各
パッド22〜25との接続部26〜29が形成されてお
り、パッド22と接続用ランド26が、パッド23と接
続用ランド27が、パッド24と接続用ランド28が、
パッド25と接続用ランド29が、それぞれ直接接続さ
れる。
【0032】また、回路101の共振器11として1/
4波長誘電体共振器11を用い、その誘電体共振器11
は、基板32のビアホール38bの内部に埋め込まれて
おり、誘電体共振器11の上部は、外側の電極部分が配
線と接触しないよう中心部分を除き絶縁体39で覆われ
ている。誘電体共振器11の下端はグランド層35に直
接接続されている。
【0033】また、基板32のビアホール38aには、
基板32よりも誘電率が大きい高誘電体49が埋め込ま
れており、その上面にはコンデンサ上部電極46が配置
され、下面は直接グランド層35と接触している。これ
らコンデンサ上部電極46、高誘電体49およびグラン
ド層35はコンデンサを形成しており、このコンデンサ
は回路101のコンデンサ8に該当している。なお、コ
ンデンサ8の上部電極46は、ビアホール33aに充填
されている導体を介してICチップ接続部29と接続し
ており、また接続配線30gを介してコンデンサ下部電
極143とも接続している。
【0034】同様に、基板31のビアホール34aに
も、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体47が埋め
込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極44が
配置され、下面はコンデンサ下部電極43と接触してい
る。これらコンデンサ上部電極44、高誘電体47およ
びコンデンサ下部電極43はコンデンサを形成してお
り、このコンデンサは回路101のコンデンサ9に該当
している。なお、上部電極44は、接続配線30cを介
してコンデンサ15の上部電極144と接続していると
ともに、接続配線30cおよび30hを介して接続部2
6と接続している。
【0035】また同様に、基板31のビアホール34c
にも、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体50が埋
め込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極14
4が配置され、下面はコンデンサ下部電極143と接続
している。これらコンデンサ上部電極144、高誘電体
50およびコンデンサ下部電極143はコンデンサを形
成しており、このコンデンサは回路101のコンデンサ
15に該当している。なお、上部電極144は、接続配
線30cを介して上部電極44と接続しており、また、
接続配線30hを介して接続部26とも接続している。
【0036】さらに同様に、基板31のビアホール34
bにも、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体48が
埋め込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極4
5が配置され、下面はコンデンサ下部電極43と接触し
ている。これらコンデンサ上部電極45、高誘電体48
およびコンデンサ下部電極43はコンデンサを形成して
おり、このコンデンサは回路101のコンデンサ10に
該当している。なお、上部電極45は配線30dを介し
バリキャップ12と接続され、その部分が制御電圧印加
端子となる。また、バリキャップ12の他端は内部に導
体が充填されたビアホール33cおよび33eを介しグ
ランド層35に接続される。
【0037】また、下部電極43は、ビアホール38b
に埋め込まれた誘電体共振器11の上面と接続配線30
fを介して接続されている。
【0038】上記の構成によれば、共振器のQ値の低下
を防止するための誘電体共振器11を用いても、その誘
電体共振器11をビアホール38bに埋め込むことによ
って、高周波発振回路全体が大きくなることを防止する
ことができる。また、基板31または32の誘電率より
も大きな誘電率を有する高誘電体47、48、49およ
び50を、ビアホール38a、34a〜34cそれぞれ
に埋め込み、それぞれの上下に電極を配置することによ
って、高周波発振回路全体を大きくすることなく、基板
31または32そのものを利用した場合のコンデンサの
容量よりも容量を大きくすることができる。
【0039】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3について説明する。本実施の形態3においても、本発
明の電子部品として、高周波発振回路を例にとって説明
する。
【0040】図5に実施の形態3の高周波発振回路の回
路を示し、図6にその高周波発振回路の構造を示す。ま
た、図7にその高周波発振回路に設けられるコンデンサ
の構造を示す。なお、101は高周波発振回路であり、
103はその高周波発振回路の構造であり、104はコ
ンデンサの構造である。
【0041】図5において、101は発振回路回路、1
02はIC内蔵部分、1はIC内蔵発振トランジスタ、
2、3、4はIC内蔵バイアス抵抗、5、6、7はIC
と多層基板との接続部、8、9、10、15は多層基板
内蔵コンデンサ、11は多層基板埋め込み1/4波長誘
電体共振器、12はバリキャップ、13は制御電圧端
子、14は電源端子である。
【0042】また図6において、103は構造を示す。
21はICチップ、22、23、24、25は基板接続
用ICパッド、26、27、28、29はIC接続用基
板ランド、30は配線、31は基板1層目誘電体層、3
2は基板2層目誘電体層、33は内部に導体が充填され
たビアホール、34、38はビアホール、35はグラン
ド層、36は制御電圧印加部、37は電源電圧印加部、
39は共振器外部電極分離用絶縁体、41はビアホール
接続部、43、51はコンデンサ下部電極、44、4
5、46、144はコンデンサ上部電極、47、48、
49、50それぞれは、ビアホール34a〜34cまた
は38aに配置された高誘電体である。
【0043】また図7において、104は、高誘電体4
7が利用されて形成されたコンデンサの内部構造を示
す。81〜89はグリーンシートである。なお、104
の上図はコンデンサの断面を示す。
【0044】実施の形態3の高周波発振回路の構造は以
下のようになっている。
【0045】発振回路101におけるトランジスタ1、
およびバイアス抵抗2、3、4は、ICチップ21の内
部に設けられており、そのICチップ21の基板31と
の対向面には接続パッド22〜25が形成されており、
それら接続パッド22〜25が利用されて、ICチップ
21は基板31に実装される。パッド22は回路101
の接続部5に、パッド24は接続部6に、パッド25は
接続部7にそれぞれ対応しており、パッド23はグラン
ド用パッドであって、基板31および32のビアホール
33bおよび33dに充填されている導体を介しグラン
ド層35に接続される。
【0046】基板31の上面には、ICチップ21の各
パッド22〜25との接続部26〜29が形成されてお
り、パッド22と接続用ランド26が、パッド23と接
続用ランド27が、パッド24と接続用ランド28が、
パッド25と接続用ランド29が、それぞれ直接接続さ
れる。
【0047】また、回路101の共振器11として1/
4波長誘電体共振器11を用い、その誘電体共振器11
は、基板32のビアホール38bの内部に埋め込まれて
おり、誘電体共振器11の上部は、外側の電極部分が配
線と接触しないよう中心部分を除き絶縁体39で覆われ
ている。誘電体共振器11の下端はグランド層35に直
接接続されている。
【0048】また、基板32のビアホール38aには、
基板32よりも誘電率が大きい高誘電体49が埋め込ま
れており、その上面にはコンデンサ上部電極46が配置
され、下面は直接グランド層35と接触している。これ
らコンデンサ上部電極46、高誘電体49およびグラン
ド層35はコンデンサを形成しており、このコンデンサ
は回路101のコンデンサ8に該当している。なお、コ
ンデンサ8の上部電極46は、ビアホール33aに充填
されている導体を介してICチップ接続部29と接続し
ており、また接続配線30gを介してコンデンサ下部電
極51とも接続している。
【0049】また、基板31のビアホール34aには、
コンデンサの内部構造104に示すように、基板31よ
りも誘電率が大きい、グリーンシート81〜89の積層
体である高誘電体47が埋め込まれており、その上面に
はコンデンサ上部電極44が配置され、下面はコンデン
サ下部電極43と接触している。これらコンデンサ上部
電極44、高誘電体47およびコンデンサ下部電極43
はコンデンサを形成しており、このコンデンサは回路1
01のコンデンサ9に該当している。グリーンシートの
枚数を変えることによって様々な厚さの基板に対応する
ことが可能である。なお、上部電極44は、接続配線3
0cを介してコンデンサ15の上部電極144と接続し
ているとともに、接続配線30cおよび30hを介して
接続部26と接続している。
【0050】同様に、基板31のビアホール34bに
も、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体48が埋め
込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極45が
配置され、下面はコンデンサ下部電極43と接触してい
る。高誘電体48は、上述した高誘電体47と同様に、
グリーンシートの積層体である。これらコンデンサ上部
電極45、高誘電体48およびコンデンサ下部電極43
はコンデンサを形成しており、このコンデンサは回路1
01のコンデンサ10に該当している。なお、上部電極
45は配線30dを介しバリキャップ12と接続され、
その部分が制御電圧印加端子となる。また、バリキャッ
プ12の他端は内部に導体が充填されたビアホール33
cおよび33eを介しグランド層35に接続される。
【0051】また同様に、基板31のビアホール34c
にも、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体50が埋
め込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極14
4が配置され、下面はコンデンサ下部電極51と接続し
ている。高誘電体50は、上述した高誘電体47、48
と同様に、グリーンシートの積層体である。これらコン
デンサ上部電極144、高誘電体50およびコンデンサ
下部電極51はコンデンサを形成しており、このコンデ
ンサは回路101のコンデンサ15に該当している。な
お、上部電極144は、接続配線30cを介して上部電
極44と接続しており、また、接続配線30hを介して
接続部26とも接続している。
【0052】また、下部電極43は、ビアホール38b
に埋め込まれた誘電体共振器11の上面と接続配線30
fを介して接続されている。
【0053】各部品を実装するさい、基板31および3
2を予め焼成し、コンデンサを形成した後に、各配線層
を構成し、基板31および32を張り合わせ、IC及び
部品の実装を行う。
【0054】上記の構成によれば、共振器のQ値の低下
を防止するための誘電体共振器11を用いても、その誘
電体共振器11をビアホール38bに埋め込むことによ
って、高周波発振回路全体が大きくなることを防止する
ことができる。また、基板31または32の誘電率より
も大きな誘電率を有する高誘電体47、48、49およ
び50を、ビアホール38a、34a〜34cそれぞれ
に埋め込み、それぞれの上下に電極を配置することによ
って、高周波発振回路全体を大きくすることなく、基板
31または32そのものを利用した場合のコンデンサの
容量よりも容量を大きくすることができる。また、高誘
電体47、48、50を、グリーンシートの積層体とす
ることによって、厚さの異なる基板に対応することが可
能となる。
【0055】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4について説明する。本実施の形態4においても、本発
明の電子部品として、高周波発振回路を例にとって説明
する。
【0056】図8に実施の形態4の高周波発振回路の回
路を示し、図9にその構造を示す。なお、101は回路
であり、103は構造を示す。
【0057】図8において、101は発振回路回路、1
02はIC内蔵部分、1はIC内蔵発振トランジスタ、
2、3、4はIC内蔵バイアス抵抗、5、6、7はIC
と多層基板との接続部、8、9、10、15は多層基板
内蔵コンデンサ、11は多層基板埋め込み1/4波長誘
電体共振器、12はバリキャップ、13は制御電圧端
子、14は電源端子である。
【0058】また図9において、103は構造を示す。
21はICチップ、22、23、24、25は基板接続
用ICパッド、26、27、28、29はIC接続用基
板ランド、30は配線、31は基板1層目誘電体層、3
2は基板2層目誘電体層、33は内部に導体が充填され
たビアホール、34、38はビアホール、35はグラン
ド層、36は制御電圧印加部、37は電源電圧印加部、
39は共振器外部電極分離用絶縁体、41はビアホール
接続部、43、151はコンデンサ下部電極、44、4
5、46、144はコンデンサ上部電極、47、48、
49、50それぞれは、ビアホール34a〜34cまた
は38aに配置された高誘電体である。
【0059】次に、図10について説明する。104
は、高誘電体47が利用されて形成されたコンデンサの
内部構造を示す。81〜89はコンデンサ用グリーンシ
ートである。なお、104の上図はコンデンサの断面を
示す。
【0060】次に、図11について説明する。105は
共振器11の内部構造を示す。250、251はドーナ
ツ型グリーンシート、252は共振器内部導体、253
は共振器外部導体である。254は下面共振器用グリー
ンシートである。なお、105の上図は共振器11の断
面を示す。
【0061】実施の形態4の高周波発振回路の構造は以
下のようになっている。
【0062】発振回路101におけるトランジスタ1、
およびバイアス抵抗2、3、4は、ICチップ21の内
部に設けられており、そのICチップ21の基板31と
の対向面には接続パッド22〜25が形成されており、
それら接続パッド22〜25が利用されて、ICチップ
21は基板31に実装される。パッド22は回路101
の接続部5に、パッド24は接続部6に、パッド25は
接続部7にそれぞれ対応しており、パッド23はグラン
ド用パッドであって、基板31および32のビアホール
33bおよび33dに充填されている導体を介しグラン
ド層35に接続される。
【0063】基板31の上面には、ICチップ21の各
パッド22〜25との接続部26〜29が形成されてお
り、パッド22と接続用ランド26が、パッド23と接
続用ランド27が、パッド24と接続用ランド28が、
パッド25と接続用ランド29が、それぞれ直接接続さ
れる。
【0064】基板32のビアホール38aには、基板3
2よりも誘電率が大きい高誘電体49が埋め込まれてお
り、その上面にはコンデンサ上部電極46が配置され、
下面は直接グランド層35と接触している。これらコン
デンサ上部電極46、高誘電体49およびグランド層3
5はコンデンサを形成しており、このコンデンサは回路
101のコンデンサ8に該当している。なお、コンデン
サ8の上部電極46は、ビアホール33aに充填されて
いる導体を介してICチップ接続部29と接続してお
り、また接続配線30gを介してコンデンサ下部電極5
1とも接続している。
【0065】また、基板31のビアホール34aには、
コンデンサの内部構造104に示すように、基板31よ
りも誘電率が大きい、グリーンシート81〜89の積層
体である高誘電体47が埋め込まれており、その上面に
はコンデンサ上部電極44が配置され、下面はコンデン
サ下部電極43と接触している。これらコンデンサ上部
電極44、高誘電体47およびコンデンサ下部電極43
はコンデンサを形成しており、このコンデンサは回路1
01のコンデンサ9に該当している。グリーンシートの
枚数を変えることによって様々な厚さの基板に対応する
ことが可能である。なお、上部電極44は、接続配線3
0cを介してコンデンサ15の上部電極144と接続し
ているとともに、接続配線30cおよび30hを介して
接続部26と接続している。
【0066】同様に、基板31のビアホール34bに
も、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体48が埋め
込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極45が
配置され、下面はコンデンサ下部電極43と接触してい
る。高誘電体48は、上述した高誘電体47と同様に、
グリーンシートの積層体である。これらコンデンサ上部
電極45、高誘電体48およびコンデンサ下部電極43
はコンデンサを形成しており、このコンデンサは回路1
01のコンデンサ10に該当している。なお、上部電極
45は配線30dを介しバリキャップ12と接続され、
その部分が制御電圧印加端子となる。また、バリキャッ
プ12の他端は内部に導体が充填されたビアホール33
cおよび33eを介しグランド層35に接続される。
【0067】また同様に、基板31のビアホール34c
にも、基板31よりも誘電率が大きい高誘電体50が埋
め込まれており、その上面にはコンデンサ上部電極14
4が配置され、下面はコンデンサ下部電極51と接続し
ている。高誘電体50は、上述した高誘電体47、48
と同様に、グリーンシートの積層体である。これらコン
デンサ上部電極144、高誘電体50およびコンデンサ
下部電極51はコンデンサを形成しており、このコンデ
ンサは回路101のコンデンサ15に該当している。な
お、上部電極144は、接続配線30cを介して上部電
極44と接続しており、また、接続配線30hを介して
接続部26とも接続している。
【0068】また、下部電極43は、ビアホール38b
に埋め込まれた誘電体共振器11の上面と接続配線30
fを介して接続されている。
【0069】また、回路101の共振器11は基板32
のビアホール38b内に形成されている。以下に、その
共振器11の構造を説明する。上述したように、図11
が共振器11の構造図である。ビアホール38bの内壁
に外部導体253が塗布され、グランド層35と接触す
る位置には、貫通孔のない所定の誘電率を有するグリー
ンシート254が配置され、その上部には、所定の誘電
率を有するドーナツ型のグリーンシート250の積層体
が配置されている。その積層体の貫通孔には内部導体2
52が充填されている。なお、グリーンシート254に
は貫通孔が設けられていないので、内部導体252はグ
ランド層35と接触していない。また、最上層は配線と
外部導体253とが接触しないように外部導体253を
覆い、かつ内部導体252を注入できるようなドーナツ
型のグリーンシート251が配置されている。このよう
に、共振器11も、コンデンサと同様に、グリーンシー
ト250の枚数を変えることによって厚さを調節でき
る。したがって、様々な厚さの基板に対応することが可
能である。
【0070】各部品を実装するさい、基板31および3
2を予め焼成し、コンデンサを形成した後に、各配線層
を構成し、基板31および32を張り合わせ、IC及び
部品の実装を行う。
【0071】上記の構成によれば、共振器のQ値の低下
を防止するための誘電体共振器11をビアホール38b
を利用して形成することによって、高周波発振回路全体
が大きくなることを防止することができる。また、誘電
体共振器11を、グリーンシートの積層体を利用して形
成することによって、厚さの異なる基板に対応すること
が可能となる。また、基板31または32の誘電率より
も大きな誘電率を有する高誘電体47、48、49およ
び50を、ビアホール38a、34a〜34cそれぞれ
に埋め込み、それぞれの上下に電極を配置することによ
って、高周波発振回路全体を大きくすることなく、基板
31または32そのものを利用した場合のコンデンサの
容量よりも容量を大きくすることができる。また、高誘
電体47、48、50を、グリーンシートの積層体とす
ることによって、厚さの異なる基板に対応することが可
能となる。
【0072】なお、上述した実施の形態4では、共振器
11は、グリーンシート254の上にグリーンシート2
50の積層体が配置されたものであるとしたが、グリー
ンシート254上にの配置されるものは、複数のグリー
ンシート50の積層体であってもよいが、積層体ではな
く、その積層体の厚さと実質上同じ厚さであって貫通孔
を有する誘電体であってもよい。
【0073】また、上述した実施の形態4では、共振器
11を構成するグリーンシート254は貫通孔のないグ
リーンシートであるとしたが、グリーンシート254
は、グリーンシート250の貫通孔に連通する貫通孔を
有するグリーンシートであってもよく、その場合、その
グリーンシート254の貫通孔にも内部導体252を充
填するものとする。このようにグリーンシート254に
貫通孔を設け、その貫通孔にも内部導体252を充填す
ることによって、貫通孔のない場合の共振周波数とは異
なる周波数で共振する共振器とすることができる。
【0074】また、上述した実施の形態4では、共振器
11を構成するグリーンシート254およびグリーンシ
ート250の誘電率は所定の誘電率であるとしたが、グ
リーンシート254およびグリーンシート250の誘電
率は、基板32の誘電率よりも大きいものとしてもよ
い。誘電率を大きくすると、共振器11の長さを短くす
ることができるというメリットがある。
【0075】また、上述した実施の形態4では、共振器
11は基板32のビアホール38bに形成されるとした
が、ビアホール38bと連通するビアホールを有する基
板を複数枚用意し、各基板のビアホール38bが連通す
るように複数の基板を積層し、その積層体のビアホール
に共振器を形成してもよい。その場合、その積層体のビ
アホールの内壁に外部導体253を形成し、最下層の基
板のグランド層35側のビアホールにグリーンシート2
54を配置し、その上に複数枚のグリーンシート250
の積層体を配置し、その積層体の貫通孔に内部導体25
2を充填することになる。なお、最上層は、上述したグ
リーンシート251を配置する。またこの場合、グリー
ンシート254上に配置するものは、複数枚のグリーン
シート250の積層体ではなく、その積層体の厚さと実
質上同じ厚さであって貫通孔を有する誘電体であっても
よい。その場合、その誘電体の貫通孔に内部導体252
を充填することになる。また、グリーンシート254の
誘電率、グリーンシート250の積層体の誘電率およ
び、その積層体の厚さと実質上同じ厚さの誘電体の誘電
率は、基板32等の複数の各基板の誘電率よりも大きい
ものとしてもよい。誘電率を大きくすると、共振器11
の長さを短くすることができるというメリットがある。
さらに、グリーンシート254は、グリーンシート25
0の積層体の貫通孔、またはその積層体の厚さと実質上
同一の厚さの誘電体の貫通孔と連通する貫通孔を有する
グリーンシートであってもよく、その場合、そのグリー
ンシート254の貫通孔にも内部導体252を充填する
ものとする。このようにグリーンシート254に貫通孔
を設け、その貫通孔にも内部導体252を充填すること
によって、貫通孔のない場合の共振周波数とは異なる周
波数で共振する共振器とすることができる。
【0076】最後に、上述した実施の形態1から4で
は、高周波発振回路を例にとって本発明の電子部品を説
明してきたが、本発明の電子部品は、高周波発振回路に
限ることはなく、少なくとも1個のビアホールが設けら
れている、少なくとも1枚の基板と、その基板に設けら
れているビアホールに配置された電子回路とを少なくと
も備えた電子部品である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、全体の大きさが大きくなることなく、所
望の条件を満たす電子回路が実装された電子部品を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の高周波発振回路の回路
【図2】本発明の実施の形態1の高周波発振回路の構造
【図3】本発明の実施の形態2の高周波発振回路の回路
【図4】本発明の実施の形態2の高周波発振回路の構造
【図5】本発明の実施の形態3の高周波発振回路の回路
【図6】本発明の実施の形態3の高周波発振回路の構造
【図7】本発明の実施の形態3の高周波発振回路に設け
られるコンデンサの構造図
【図8】本発明の実施の形態4の高周波発振回路の回路
【図9】本発明の実施の形態4の高周波発振回路の構造
【図10】本発明の実施の形態4の高周波発振回路に設
けられるコンデンサの構造図
【図11】本発明の実施の形態4の高周波発振回路に設
けられる共振器の構造図
【図12】従来の高周波発振回路の構成図
【符号の説明】
1 IC内蔵発振トランジスタ 2、3、4 IC内蔵バイアス抵抗 5、6、7 ICと多層基板との接続部 8、9、10、15 多層基板内蔵コンデンサ 11 多層基板埋め込み1/4波長誘電体共振器 12 バリキャップ 13 制御電圧端子 14 電源端子 21 ICチップ 22、23、24、25 基板接続用ICパッド 26、27、28、29 IC接続用基板ランド(接続
部) 30 配線 31 基板1層目誘電体層 32 基板2層目誘電体層 33 内部に導体が充填されたビアホール 34、38 ビアホール 35 グランド層 36 制御電圧印加部 37 電源電圧印加部 39 共振器外部電極分離用絶縁体(グリーンシート) 41 ビアホール接続部 42 チップコンデンサ接続部 43 コンデンサ下部電極(ビアホール接続用ランド) 44、45、46 コンデンサ上部電極 47、48、49 高誘電体 101 高周波発振回路の回路 102 IC内蔵部分 103 高周波発振回路の構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/822 H01G 1/035 D H05K 3/46 H01L 27/04 E (72)発明者 中谷 俊文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB01 AC01 AD04 AZ00 5E082 AA01 AB01 BB05 BC39 DD11 DD13 EE01 EE18 FG06 FG26 PP08 PP09 5E346 AA13 AA42 AA43 BB06 CC21 EE29 GG28 HH06 5F038 AV05 BE07 BE09 DF01 EZ04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のビアホールが設けられ
    ている、少なくとも1枚の基板と、 前記基板に設けられているビアホールに配置された電子
    回路とを備えたことを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 少なくとも発振トランジスタとバイアス
    抵抗とを内蔵したICチップと、コンデンサとをさらに
    備え、 前記電子回路は共振器であり、 前記電子部品は高周波発振回路であることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記共振器は1/4波長の誘電体共振器
    であることを特徴とする請求項2記載の電子部品。
  4. 【請求項4】 前記共振器は、 前記ビアホールの内壁に設けられた第1の導体と、 前記ビアホール内の一方の実質上端面側に設けられた、
    所定の誘電率を有する第1の誘電体と、 前記ビアホール内に設けられた前記第1の導体の内側で
    あって、前記第1の誘電体上に配置された、所定の貫通
    孔を有するとともに、所定の誘電率を有する、第2の誘
    電体と、 前記第2の誘電体の貫通孔に充填された第2の導体とを
    有することを特徴とする請求項2記載の電子部品。
  5. 【請求項5】 前記基板は複数あって、それら複数の各
    基板は積層されており、かつそれら複数の各基板に設け
    られているビアホールは連通しており、 前記共振器は、 前記複数の各基板のビアホールの各内壁に設けられた第
    1の導体と、 前記複数の各基板の積層体のうちの外側の一方の基板の
    ビアホール内の外側の実質上端面側に設けられた、所定
    の誘電率を有する第1の誘電体と、 前記複数の各基板のビアホール内に設けられた前記第1
    の導体の内側であって、前記第1の誘電体上に配置され
    た、所定の貫通孔を有するとともに、所定の誘電率を有
    する、第2の誘電体と、 前記第2の誘電体の貫通孔に充填された第2の導体とを
    有することを特徴とする請求項2記載の電子部品。
  6. 【請求項6】 前記第2の誘電体は、グリーンシートの
    積層体であることを特徴とする請求項4または5記載の
    電子部品。
  7. 【請求項7】 前記第1の誘電体は、前記第2の誘電体
    の貫通孔に対応した貫通孔を有するものであって、その
    貫通孔にも前記第2の導体が充填されていることを特徴
    とする請求項4から6のいずれかに記載の電子部品。
  8. 【請求項8】 前記第1の誘電体の誘電率と、前記第2
    の誘電体の誘電率とは、前記基板の誘電率よりも大きい
    ことを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の電
    子部品。
  9. 【請求項9】 少なくとも発振トランジスタとバイアス
    抵抗とを内蔵したICチップと、共振器とをさらに備
    え、 前記電子回路は、前記基板の両面に所定の電極を配置し
    た場合に形成されるコンデンサの容量よりも大きな容量
    を有するチップコンデンサであり、 前記電子部品は高周波発振回路であることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品。
  10. 【請求項10】 少なくとも発振トランジスタとバイア
    ス抵抗とを内蔵したICチップと、共振器とをさらに備
    え、 前記電子回路はコンデンサであり、 前記コンデンサは、前記基板の誘電率よりも大きな誘電
    率を有し、前記ビアホールに充填された所定の誘電体
    と、前記誘電体の両端に配置された2個の電極とを有
    し、 前記電子部品は高周波発振回路であることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品。
  11. 【請求項11】 前記誘電体は、グリーンシートの積層
    体であることを特徴とする請求項10記載の電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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