JP2000353033A - 電源制御装置 - Google Patents

電源制御装置

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JP2000353033A
JP2000353033A JP2000065837A JP2000065837A JP2000353033A JP 2000353033 A JP2000353033 A JP 2000353033A JP 2000065837 A JP2000065837 A JP 2000065837A JP 2000065837 A JP2000065837 A JP 2000065837A JP 2000353033 A JP2000353033 A JP 2000353033A
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power supply
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voltage
voltage drop
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Application number
JP2000065837A
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English (en)
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Tsuneo Uenishi
恒雄 上西
Toru Morikawa
徹 森河
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の周辺回路を有し電池等で駆動されるL
SIについて、電源電圧が低下した場合に非実行状態の
周辺回路への電源供給を遮断し電力消費を抑制すること
により実行状態の周辺回路への電源供給を優先できる電
源制御回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 実行状態フラグ21は第1周辺回路3の
実行状態を保持する。判定回路25は実行状態フラグ2
1より第1周辺回路3が非実行状態であり電源電圧低下
検出回路1が電源電圧の低下を検出した場合にスイッチ
トランジスタ23を制御して第1周辺回路3への電源供
給を遮断するため、電源電圧低下時の非実行回路での電
力消費を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数機能を実現す
る回路を内蔵し電源の電力供給が有限である電池などか
ら供給されるLSIに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の動作中に電源電圧が低下し
てきた場合の電源制御方法、電源制御装置としては、特
開平4−306716号で示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−306716号による従来の技術では、終了プログ
ラムの実行時に大電流を消費するユニットが実行中であ
って動作が必要な場合でも電源供給が停止するため、ユ
ニットの実行および終了プログラムの実行が正常に終了
できないという問題点がある。
【0004】本発明は、複数の周辺回路を有し電池等で
駆動されるLSIについて、電源電圧が低下した場合に
非実行状態の周辺回路への電源供給を遮断し電力消費を
抑制することにより実行状態の周辺回路への電源供給を
優先できる電源制御回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明の電源制御装置は、電源電圧低下を通知する情報
と実行手段の実行情報を通知する情報とから前記実行手
段への電源供給情報を検出する電源検出選択手段と、前
記電源検出選択手段の電源供給情報により前記実行手段
への電源供給を行なうか否かを選択する電源供給選択手
段とを備える電源供給制御手段を備えている。
【0006】本発明の電源制御装置は、電位の基準とな
る接地電位と、前記接地電位よりも高い電位を供給し前
記接地電位との間に電圧を発生させる電圧源と、電源電
圧低下検出手段と、前記電源電圧低下検出手段の電圧低
下情報を伝達する電圧低下伝達手段と、リセット時にリ
セット信号を出力し命令を解読しその実行としてアドレ
スを出力しデータを入出力するプロセッサと前記プロセ
ッサと接続し前記プロセッサからリセット信号を伝達す
るリセット信号伝達手段と、前記プロセッサと接続し前
記プロセッサからアドレスを伝達するアドレス伝達手段
と、前記プロセッサと接続し前記プロセッサからデータ
を伝達するデータ伝達手段と、N個(N≧1)の周辺実
行手段と、前記N個の周辺実行手段の実行情報を伝達す
る実行情報伝達手段と、電源供給制御手段とを備える電
源制御装置であって、前記電源電圧低下検出手段は、前
記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値よりも
低下したことを検出する電圧低下検出手段と、前記電圧
低下検出手段の検出情報を前記電圧低下伝達手段に出力
する電圧低下情報出力手段とからなり、前記N個の周辺
実行手段は、前記アドレス伝達手段と前記データ伝達手
段に接続し周辺機能実行を行なう実行手段と、前記電圧
源に接続され実行手段に電源電位を供給する電圧源供給
部と、前記接地電位に接続され実行手段に接地電位を供
給する電圧源供給部と、前記実行手段の実行情報を前記
実行情報伝達手段に出力する実行情報出力手段とからな
り、前記電源供給制御手段は前記電圧低下伝達手段から
伝達される電圧低下情報と第N番目の前記実行情報伝達
手段から伝達される実行情報とから電源供給情報を検出
し電圧低下情報がありかつ第N番目の前記実行情報がな
い場合に電源切断情報を出力するN個(N≧1)の電源
検出選択手段と、第N番目の前記電源検出選択手段の電
源切断情報により前記電圧源と第N番目の前記実行手段
の前記電圧源供給部との接続/切り離しを選択するN個
の電源供給選択手段とからなり、第N番目の前記電源供
給選択手段は、前記電圧低下検出手段が電圧低下を検出
し前記電圧低下情報出力手段が検出情報を出力し、第N
番目の前記周辺実行手段の実行手段が実行中の場合、前
記電圧低下伝達手段は電圧低下情報を伝達し、前記実行
情報出力手段は実行情報を出力し、前記実行情報伝達手
段は実行情報を伝達し、第N番目の前記電源検出選択手
段は前記電圧低下伝達手段が電圧低下情報を伝達するこ
とと前記実行情報伝達手段が実行情報を伝達することに
より電源供給情報を検出し電源切断情報を出力せず、第
N番目の前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力し
ないので前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電
圧源供給部との接続を選択するように動作し、第N番目
の前記電源供給選択手段は、前記電圧低下検出手段が電
圧低下を検出し前記電圧低下情報出力手段が検出情報を
出力し第N番目の前記周辺実行手段が実行中でない場
合、前記電圧低下伝達手段は電圧低下情報を伝達し、前
記実行情報出力手段は実行情報を出力せず、前記実行情
報伝達手段は実行情報を伝達せず、第N番目の前記電源
検出選択手段は前記電圧低下伝達手段が電圧低下情報を
伝達することと前記実行情報伝達手段が実行情報を伝達
しないことにより電源供給情報を検出し電源切断情報を
出力し、第N番目の前記電源供給選択手段は電源切断情
報を入力するので前記電圧源と第N番目の前記実行手段
の前記電圧源供給部との切り離しを選択するように動作
する。
【0007】本発明の電源制御装置は、電位の基準とな
る接地電位と、前記接地電位よりも高い電位を供給し前
記接地電位との間に電圧を発生させる電圧源と、電源電
圧低下検出手段と、前記電源電圧低下検出手段の電圧低
下情報を伝達する電圧低下伝達手段と、リセット時にリ
セット信号を出力し命令を解読しその実行としてアドレ
スを出力しデータを入出力するプロセッサと前記プロセ
ッサと接続し前記プロセッサからリセット信号を伝達す
るリセット信号伝達手段と、前記プロセッサと接続し前
記プロセッサからアドレスを伝達するアドレス伝達手段
と、前記プロセッサと接続し前記プロセッサからデータ
を伝達するデータ伝達手段と、N個(N≧1)の周辺実
行手段と、前記N個の周辺実行手段の実行情報を伝達す
る実行情報伝達手段と、電源供給制御手段とを備える電
源制御装置であって、前記電源電圧低下検出手段は、前
記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値よりも
低下したことを検出する電圧低下検出手段と、前記電圧
低下検出手段の検出情報を前記電圧低下伝達手段に出力
する電圧低下情報出力手段とからなり、前記N個の周辺
実行手段は、前記アドレス伝達手段と前記データ伝達手
段に接続し周辺機能実行を行なう実行手段と、前記電圧
源に接続され実行手段に電源電位を供給する電圧源供給
部と、前記接地電位に接続され実行手段に接地電位を供
給する電圧源供給部と、前記実行手段の実行情報を前記
実行情報伝達手段に出力する実行情報出力手段とからな
り、前記電源供給制御手段は前記電圧低下伝達手段から
伝達される電圧低下情報を入力し電圧低下情報を保持す
る電圧低下情報保持手段と、前記電圧低下情報保持手段
の保持する電圧低下情報と第N番目の前記実行情報伝達
手段から伝達される実行情報とから電源供給情報を検出
し電圧低下情報がありかつ第N番目の前記実行情報がな
い場合に電源切断情報を出力するN個(N≧1)の電源
検出選択手段と、第N番目の前記電源検出選択手段の電
源切断情報により前記電圧源と第N番目の前記実行手段
の前記電圧源供給部との接続/切り離しを選択するN個
の電源供給選択手段とからなり、第N番目の前記電源供
給選択手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情
報を保持し、第N番目の前記周辺実行手段が実行中の場
合、前記電圧低下情報保持手段は電圧低下情報を保持
し、前記実行情報出力手段は実行情報を出力し、前記実
行情報伝達手段は実行情報を伝達し、第N番目の前記電
源検出選択手段は前記電圧低下情報保持手段が電圧低下
情報を伝達することと前記実行情報伝達手段が実行情報
を伝達することにより電源供給情報を検出し電源切断情
報を出力せず、第N番目の前記電源供給選択手段は電源
切断情報を入力しないので前記電圧源と第N番目の前記
実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択するように
動作し、第N番目の前記電源供給選択手段は、前記電圧
低下情報保持手段が電圧低下情報を保持し、第N番目の
前記周辺実行手段が実行を停止した場合、前記電圧低下
情報保持手段は電圧低下情報を保持し、前記実行情報出
力手段は実行情報を出力せず、前記実行情報伝達手段は
実行情報を伝達せず、第N番目の前記電源検出選択手段
は前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を伝達する
ことと前記実行情報伝達手段が実行情報を伝達しないこ
とにより電源供給情報を検出し電源切断情報を出力し、
第N番目の前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力
するので前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電
圧源供給部との切り離しを選択するように動作する。
【0008】本発明の電源制御装置は、電位の基準とな
る接地電位と、前記接地電位よりも高い電位を供給し前
記接地電位との間に電圧を発生させる電圧源と、電源電
圧低下検出手段と、前記電源電圧低下検出手段の電圧低
下情報を伝達する電圧低下伝達手段と、リセット時にリ
セット信号を出力し命令を解読しその実行としてアドレ
スを出力しデータを入出力するプロセッサと前記プロセ
ッサと接続し前記プロセッサからリセット信号を伝達す
るリセット信号伝達手段と、前記プロセッサと接続し前
記プロセッサからアドレスを伝達するアドレス伝達手段
と、前記プロセッサと接続し前記プロセッサからデータ
を伝達するデータ伝達手段と、N個(N≧1)の周辺実
行手段と、前記N個の周辺実行手段の実行情報を伝達す
る実行情報伝達手段と、電源供給制御手段とを備える電
源制御装置であって、前記電源電圧低下検出手段は、前
記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値よりも
低下したことを検出する電圧低下検出手段と、前記電圧
低下検出手段の検出情報を前記電圧低下伝達手段に出力
する電圧低下情報出力手段とからなり、前記N個の周辺
実行手段は、前記アドレス伝達手段と前記データ伝達手
段に接続し周辺機能実行を行なう実行手段と、前記電圧
源に接続され実行手段に電源電位を供給する電圧源供給
部と、前記接地電位に接続され実行手段に接地電位を供
給する電圧源供給部と、前記実行手段の実行情報を前記
実行情報伝達手段に出力する実行情報出力手段とからな
り、前記電源供給制御手段は、前記電圧低下伝達手段か
ら伝達される電圧低下情報を入力し電圧低下情報を保持
する電圧低下情報保持手段と、前記アドレス伝達手段と
前記データ伝達手段に接続し前記N個の周辺実行手段の
再実行情報を保持するN個(N≧1)の電源電圧低下時
使用情報保持手段と、前記電圧低下情報保持手段の保持
する電圧低下情報と第N番目の前記電源電圧低下時使用
情報保持手段の保持する電源電圧低下時使用情報と第N
番目の前記実行情報伝達手段から伝達される実行情報と
から電源供給情報を検出し電圧低下情報がありかつ第N
番目の前記電源電圧低下時使用情報がなくかつ第N番目
の前記実行情報がない場合に電源切断情報を出力し前記
電圧低下情報保持手段の保持する電圧低下情報と第N番
目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段の保持する電
源電圧低下時使用情報と第N番目の前記実行情報伝達手
段から伝達される実行情報とから電源供給情報を検出し
電圧低下情報がありかつ第N番目の前記電源電圧低下時
使用情報がありかつ第N番目の前記実行情報がない場合
に電源切断情報を出力しないN個(N≧1)の電源検出
選択手段と、第N番目の前記電源検出選択手段の電源切
断情報により前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前
記電圧源供給部との接続/切り離しを選択するN個の電
源供給選択手段とからなり、第N番目の前記電源供給選
択手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を
保持し、第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手
段が電源電圧低下時使用情報を保持し、第N番目の前記
周辺実行手段が実行中である場合、前記電圧低下情報保
持手段は電圧低下情報を保持し、第N番目の前記電源電
圧低下時使用情報保持手段は電源電圧低下時使用情報を
保持し、前記実行情報出力手段は実行情報を出力し、前
記実行情報伝達手段は実行情報を伝達し、第N番目の前
記電源検出選択手段は前記電圧低下情報保持手段が電圧
低下情報を伝達することと前記電源電圧低下時使用情報
保持手段が電源電圧低下時使用情報を保持することと前
記実行情報伝達手段が実行情報を伝達することにより電
源供給情報を検出し電源切断情報を出力せず、第N番目
の前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力しないの
で前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供
給部との接続を選択するように動作し、第N番目の前記
電源供給選択手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧
低下情報を保持し、第N番目の前記電源電圧低下時使用
情報保持手段が電源電圧低下時使用情報を保持せず、第
N番目の前記周辺実行手段が実行を停止した場合、前記
電圧低下情報保持手段は電圧低下情報を保持し、第N番
目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段は電源電圧低
下時使用情報を保持せず、前記実行情報出力手段は実行
情報を出力せず、前記実行情報伝達手段は実行情報を伝
達せず、第N番目の前記電源検出選択手段は前記電圧低
下情報保持手段が電圧低下情報を伝達することと前記電
源電圧低下時使用情報保持手段が電源電圧低下時使用情
報を保持しないことと前記実行情報伝達手段が実行情報
を伝達しないことにより電源供給情報を検出し電源切断
情報を出力し、第N番目の前記電源供給選択手段は電源
切断情報を入力するので前記電圧源と第N番目の前記実
行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択するよう
に動作し、第N番目の前記電源供給選択手段は、前記電
圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保持し、前記プロ
セッサが前記電源制御装置のアドレスを出力し、前記プ
ロセッサが第N番目の前記周辺実行手段についての電源
電圧低下時使用情報を出力し、前記電圧源と第N番目の
前記周辺実行手段の前記電圧源供給部とが切り離されて
いる場合、前記電圧低下情報保持手段は電圧低下情報を
保持し、前記プロセッサは前記電源制御装置のアドレス
を出力し、前記アドレス伝達手段は前記電源制御装置の
アドレスを伝達し、前記プロセッサは第N番目の前記周
辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報を出力
し、前記データ伝達手段は第N番目の前記周辺実行手段
についての電源電圧低下時使用情報を伝達し、第N番目
の前記電源電圧低下時使用情報保持手段は前記アドレス
伝達手段が前記電源制御装置のアドレスを伝達し前記デ
ータ伝達手段が第N番目の前記周辺実行手段についての
電源電圧低下時使用情報を伝達することにより第N番目
の前記周辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報
を保持し、第N番目の前記電源検出選択手段は第N番目
の前記電源電圧低下時使用情報保持手段が電源電圧低下
時使用情報を保持することにより電源供給情報を検出し
電源切断情報を出力せず、第N番目の前記電源供給選択
手段は電源切断情報を入力しないので前記電圧源と第N
番目の前記実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択
するように動作する。
【0009】また、本発明の電源制御装置は、電位の基
準となる接地電位と前記接地電位よりも高い電位を供給
し前記接地電位との間に電圧を発生させる電圧源と、前
記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値よりも
低下したことを検出した検出情報を出力する電源電圧低
下検出手段と、前記電源電圧低下検出手段の電圧低下情
報を伝達する電圧低下伝達手段と、リセット時にリセッ
ト信号を出力し命令を解読しその実行としてバスアクセ
ス開始信号を出力しバスアクセス終了信号を入力しアド
レスを出力しデータを入出力するプロセッサと、前記プ
ロセッサと接続し前記プロセッサからリセット信号を伝
達するリセット信号伝達手段と、前記プロセッサと接続
し前記プロセッサから前記バスアクセス開始信号を伝達
する第1のバスアクセス制御信号伝達手段と、前記プロ
セッサと接続し前記プロセッサへ前記バスアクセス終了
信号を伝達する第2のバスアクセス制御信号伝達手段
と、前記プロセッサと接続し前記プロセッサからアドレ
スを伝達するアドレス伝達手段と、前記プロセッサと接
続し前記プロセッサからデータを伝達するデータ伝達手
段と、N個(N≧1)の周辺実行手段と、前記N個の周
辺実行手段の実行情報を伝達する実行情報伝達手段と、
電源供給制御手段とを備える電源制御装置であって、前
記N個の周辺実行手段は、前記第1のバスアクセス制御
信号伝達手段と前記第2のバスアクセス制御信号伝達手
段と前記アドレス伝達手段と前記データ伝達手段に接続
し前記バスアクセス開始信号を入力し前記バスアクセス
終了信号を出力し周辺機能実行を行なう実行手段と、前
記電圧源に接続され実行手段に電源電位を供給する電圧
源供給部と、前記接地電位に接続され実行手段に接地電
位を供給する電圧源供給部と、前記実行手段の実行情報
を前記実行情報伝達手段に出力する実行情報出力手段と
からなり、前記電源供給制御手段は、前記第1のバスア
クセス制御信号伝達手段と前記第2のバスアクセス制御
信号伝達手段と前記アドレス伝達手段に接続し前記バス
アクセス開始信号を入力し前記バスアクセス終了信号を
出力するバスアクセス機能実行手段と、前記電圧低下伝
達手段から伝達される電圧低下情報と第N番目の前記実
行情報伝達手段から伝達される実行情報とから電源供給
情報を検出し電圧低下情報がありかつ第N番目の前記実
行情報がない場合に電源切断情報を出力するN個(N≧
1)の電源検出選択手段と、第N番目の前記電源検出選
択手段の電源切断情報により前記電圧源と第N番目の前
記実行手段の前記電圧源供給部との接続/切り離しを選
択するN個の電源供給選択手段とから構成したことを特
徴とする。
【0010】また、上記の電源供給制御手段は、前記N
番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記
周辺実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択し前記
プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバスアクセ
スした場合、前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧
源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部と
の接続を選択し、前記プロセッサは前記バスアクセス開
始信号を出力し第N番目の前記周辺実行手段のアドレス
を出力し、前記第1のバスアクセス制御信号伝達手段は
前記バスアクセス開始信号を伝達し、前記アドレス伝達
手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達
し、前記バスアクセス機能実行手段は前記N番目の電源
供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手
段の前記電圧源供給部との接続を選択し前記第1のバス
アクセス制御信号伝達手段が前記バスアクセス開始信号
を伝達し前記アドレス伝達手段が第N番目の前記周辺実
行手段のアドレスを伝達することによりバスアクセスが
電源供給されている周辺実行手段へのバスアクセスであ
ることを検出しバスアクセスに応答せず、電源供給制御
手段は前記バスアクセス機能実行手段がバスアクセスに
応答しないことにより前記第2のバスアクセス制御信号
伝達手段に前記バスアクセス終了信号を出力しないよう
に構成したことを特徴とする。
【0011】また、上記電源供給制御手段は、前記N番
目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周
辺実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択し前
記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバスアク
セスした場合、前記N番目の電源供給選択手段が前記電
圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部
との切り離しを選択し、前記プロセッサは前記バスアク
セス開始信号を出力し第N番目の前記周辺実行手段のア
ドレスを出力し、前記第1のバスアクセス制御信号伝達
手段は前記バスアクセス開始信号を伝達し、前記アドレ
ス伝達手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを
伝達し、前記バスアクセス機能実行手段は前記N番目の
電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実
行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択し前記第
1のバスアクセス制御信号伝達手段が前記バスアクセス
開始信号を伝達し前記アドレス伝達手段が第N番目の前
記周辺実行手段のアドレスを伝達することによりバスア
クセスが電源供給されていない周辺実行手段へのバスア
クセスであることを検出しバスアクセスに応答し、電源
供給制御手段は前記バスアクセス機能実行手段がバスア
クセスに応答することにより前記第2のバスアクセス制
御信号伝達手段に前記バスアクセス終了信号を出力する
ように構成したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の電源制御装置は、電位の基
準となる接地電位と前記接地電位よりも高い電位を供給
し前記接地電位との間に電圧を発生させる電圧源と、前
記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値よりも
低下したことを検出した検出情報を出力する電源電圧低
下検出手段と、前記電源電圧低下検出手段の電圧低下情
報を伝達する電圧低下伝達手段と、リセット時にリセッ
ト信号を出力し命令を解読しその実行としてアドレスを
出力しデータを入出力し電源供給制御手段からの割り込
み発生時に割り込み処理起動信号を受け付けるプロセッ
サと、前記プロセッサと接続し前記プロセッサからリセ
ット信号を伝達するリセット信号伝達手段と、前記プロ
セッサと接続し前記プロセッサからアドレスを伝達する
アドレス伝達手段と、前記プロセッサと接続し前記プロ
セッサからデータを伝達するデータ伝達手段と、前記プ
ロセッサと電源供給制御手段とを接続し電源供給制御手
段から割り込み処理起動信号を伝達する割り込み信号伝
達手段と、N個(N≧1)の周辺実行手段と、前記N個
の周辺実行手段の実行情報を伝達する実行情報伝達手段
と、電源供給制御手段とを備える電源制御装置であっ
て、前記N個の周辺実行手段は、前記アドレス伝達手段
と前記データ伝達手段に接続し周辺機能実行を行なう実
行手段と、前記電圧源に接続され実行手段に電源電位を
供給する電圧源供給部と、前記接地電位に接続され実行
手段に接地電位を供給する電圧源供給部と、前記実行手
段の実行情報を前記実行情報伝達手段に出力する実行情
報出力手段とからなり、前記電源供給制御手段は、前記
アドレス伝達手段と前記割り込み信号伝達手段に接続し
アドレス判定と割り込み処理起動信号出力を行なうアド
レス判定手段と、前記電圧低下伝達手段から伝達される
電圧低下情報と第N番目の前記実行情報伝達手段から伝
達される実行情報とから電源供給情報を検出し電圧低下
情報がありかつ第N番目の前記実行情報がない場合に電
源切断情報を出力するN個(N≧1)の電源検出選択手
段と、第N番目の前記電源検出選択手段の電源切断情報
により前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧
源供給部との接続/切り離しを選択するN個の電源供給
選択手段とからなることを特徴とする。
【0013】また、上記電源供給制御手段は、前記N番
目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周
辺実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択し前記プ
ロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバスアクセス
した場合、前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧源
と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部との
接続を選択し、前記プロセッサは第N番目の前記周辺実
行手段のアドレスを出力し、前記アドレス伝達手段は第
N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達し、前記ア
ドレス判定手段は前記N番目の電源供給選択手段が前記
電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給
部との接続を選択し前記アドレス伝達手段が第N番目の
前記周辺実行手段のアドレスを伝達することにより電源
供給されている周辺実行手段へのバスアクセスであるこ
とを検出し、電源供給制御手段は前記アドレス判定手段
が電源供給されている周辺実行手段へのバスアクセスで
あることを検出しているので前記割り込み信号伝達手段
に割り込み処理起動信号を出力しないように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、上記電源供給制御手段は、前記N番
目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周
辺実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択し前
記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバスアク
セスした場合、前記N番目の電源供給選択手段が前記電
圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部
との切り離しを選択し、前記プロセッサは第N番目の前
記周辺実行手段のアドレスを出力し、前記アドレス伝達
手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達
し、前記アドレス判定手段は前記N番目の電源供給選択
手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記
電圧源供給部との切り離しを選択し前記アドレス伝達手
段が第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達する
ことにより電源供給されていない周辺実行手段へのバス
アクセスであることを検出し、電源供給制御手段は前記
アドレス判定手段が電源供給されていない周辺実行手段
へのバスアクセスであることを検出しているので前記割
り込み信号伝達手段に割り込み処理起動信号を出力する
ように構成したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第一の実施の形態に
おける電源制御装置の構成を表すブロック図を示す。
【0016】本電源制御装置は、電圧源6の電圧を監視
して規定の閾電圧を下回ると一定時間0を出力(以下、
0パルスと称す)しこれ以外には1を出力する電源電圧
低下検出回路1と、電源制御回路2と、第1周辺回路3
と、第2周辺回路4と、アドレスバス13とデータバス
14を介し第1周辺回路3の制御レジスタ31および第
2周辺回路4の制御レジスタ41にデータを転送するこ
とで第1周辺回路3および第2周辺回路4を制御しまた
リセット信号を生成するCPU5と、前記1乃至5の各
ユニットの駆動用電源を供給する電圧源6と、電源電圧
低下検出回路1と電源制御回路2に電圧源6の電源を供
給する電源線11と、電源電圧低下検出回路1と電源制
御回路2とを接続し電源電圧低下が検出された時に電源
電圧低下検出回路1が出力する電源電圧低下検出信号で
ある0パルスを電源制御回路2に転送する電源電圧低下
検出信号線12と、CPU5と第1周辺回路3および第
2周辺回路4とを接続しCPU5から第1周辺回路3お
よび第2周辺回路4へアドレスを転送するアドレスバス
13と、CPU5と第1周辺回路3および第2周辺回路
4とを接続しCPU5と第1周辺回路3および第2周辺
回路4との間で双方向へデータを転送するデータバス1
4と、第1周辺回路3と電源制御回路2を接続し第1周
辺回路3の実行もしくは非実行状態を出力する第1周辺
回路実行状態報知線15と、第2周辺回路4と電源制御
回路2を接続し第2周辺回路4の実行もしくは非実行状
態を出力する第2周辺回路実行状態報知線16と、CP
U5と電源制御回路2を接続しCPU5からのリセット
信号を出力するリセット信号線17から構成される。
【0017】電源制御回路2は、リセット信号線17に
よりリセット時に1が設定されリセット解除時には第1
周辺回路実行状態報知線15により報知される第1周辺
回路3の実行もしくは非実行状態を保持する実行状態フ
ラグ21と、リセット信号線17によりリセット時に1
が設定されリセット解除時には第2周辺回路実行状態報
知線16により報知される第2周辺回路4の実行もしく
は非実行状態を保持する実行状態フラグ22と、第1周
辺回路3の電源接続もしくは切断を行なうスイッチトラ
ンジスタ23と、第2周辺回路4の電源接続もしくは切
断を行なうスイッチトランジスタ24と、リセット信号
線17と第1周辺回路実行状態報知線15と電源電圧低
下検出信号線12により報知される電源電圧低下検出信
号によりスイッチトランジスタ23の制御を行なう判定
回路25と、リセット信号線17と第2周辺回路実行状
態報知線16と電源電圧低下検出信号線12により報知
される電源電圧低下検出信号によりスイッチトランジス
タ24の制御を行なう判定回路26とから構成され、電
源電圧低下検出時に第1周辺回路3が非実行状態であれ
ばスイッチトランジスタ23により第1周辺回路3の電
源接続を切断し、また電源電圧低下検出時に第2周辺回
路4が非実行状態であればスイッチトランジスタ24に
より第2周辺回路4の電源接続を切断する。
【0018】第1周辺回路3は、CPU5からアドレス
バス13およびデータバス14により制御される制御レ
ジスタ31と、制御レジスタ31の制御情報に基づいて
周辺回路としての機能(例えばシリアルインターフェー
ス、DMAコントローラ、タイマなどが挙げられる)を
実行する実行回路32と、制御レジスタ31内に設けら
れ実行回路32の実行もしくは非実行状態を示す実行状
態フラグ33と、第1周辺回路3の駆動用電源を供給す
る電源端子34と、電源の接地に接続される接地端子3
5とから構成され、実行状態フラグ33の値を第1周辺
回路3の実行もしくは非実行状態として第1周辺回路実
行状態報知線15により電源制御回路2に報知する。
【0019】第2周辺回路4は、CPU5からアドレス
バス13およびデータバス14により制御される制御レ
ジスタ41と、制御レジスタ41の制御情報に基づいて
周辺回路としての機能を実行する実行回路42と、制御
レジスタ41内に設けられ実行回路42の実行もしくは
非実行状態を示す実行状態フラグ43と、第2周辺回路
4の駆動用電源を供給する電源端子44と、電源の接地
に接続される接地端子45とから構成され、実行状態フ
ラグ43の値を第2周辺回路4の実行もしくは非実行状
態として第2周辺回路実行状態報知線16により電源制
御回路2に報知する。
【0020】図2は、電源制御回路2内の判定回路25
および判定回路26の構成を示す。判定回路25は、電
源電圧低下検出回路1の出力が0かつ実行状態フラグ2
1が0の時に0を出力するOR回路81と、リセット時
に1が設定されOR回路81の0パルス出力により0が
設定され以後0を保持する0パルス保持フラグ82から
構成される。判定回路26は、電源電圧低下検出回路1
の出力が0かつ実行状態フラグ22が0の時に0を出力
するOR回路91と、リセット時に1が設定されOR回
路91の0パルス出力により0が設定され以後0を保持
する0パルス保持フラグ92から構成される。
【0021】以上のように構成された本発明の第一の実
施の形態による電源制御装置について、その動作を説明
する。ここでは電源投入時、電源電圧が既定の閾電圧以
上で周辺回路を実行させる時、電源電圧低下時の3つの
動作について述べる。
【0022】(1)電源投入時 ここでは電源投入時の動作について述べる。電源投入時
にはCPU5により発生するリセット信号により電源制
御回路2の実行状態フラグ21と実行状態フラグ22と
判定回路25中の0パルス保持フラグ82と判定回路2
6中の0パルス保持フラグ92におのおの1が設定され
る。判定回路25中の0パルス保持フラグ82と判定回
路26中の0パルス保持フラグ92の値がおのおの1で
あるので、判定回路25および判定回路26は電源電圧
低下検出信号線12の状態によらず1を出力する。スイ
ッチトランジスタ23およびスイッチトランジスタ24
は、判定回路25および判定回路26からの制御信号が
1のため第1周辺回路3の電源端子34および第2周辺
回路4の電源端子44をおのおの電圧源6と接続し電源
を供給する。
【0023】(2)電源電圧が既定の閾電圧以上で周辺
回路を実行させる時 ここでは例として第1周辺回路3を実行させる時の動作
について述べる。CPU5がアドレスバス13およびデ
ータバス14を介して第1周辺回路3の制御レジスタ3
1に制御データとして実行状態フラグ33に1を書き込
むと、第1周辺回路3は電源端子34および接地端子3
5から供給されている電源により周辺回路としての機能
を実行する。実行状態フラグ33に書き込まれた値1は
第1周辺回路実行状態報知線15により電源制御回路2
に報知され、電源制御回路2の実行状態フラグ21に反
映される。第1周辺回路3の実行回路32が実行を終了
すると制御レジスタ31の実行状態フラグ33に0を書
き込む。実行状態フラグ33に書き込まれた値0は第1
周辺回路実行状態報知線15により電源制御回路2に報
知され、電源制御回路2の実行状態フラグ21に反映さ
れる。
【0024】第2周辺回路4についても同様である。 (3)電源電圧低下時 ここでは電源電圧が低下した場合の動作について述べ
る。
【0025】例として、第1周辺回路3は周辺回路とし
ての機能を実行しており、第2周辺回路4は周辺回路と
しての機能実行を停止しているものとする。これより電
源制御回路2の実行状態フラグ21には値1が保持され
ており、実行状態フラグ22には値0が保持されてい
る。電源電圧低下検出回路1は、電圧源6の電圧低下を
検知すると電源電圧低下検出信号線12を通じ0パルス
を出力する。電源制御回路2のOR回路81は、実行状
態フラグ21の値が1のため電源電圧低下検出回路1の
出力に関わらず0パルス保持フラグ82に1を出力す
る。判定回路25は、0パルス保持フラグ82が1のた
め1を出力する。スイッチトランジスタ23は、判定回
路25の出力が1のため第1周辺回路3の電源端子34
と電圧源6との接続を継続する。第1周辺回路3は、電
源が供給されているため実行回路32の実行を継続す
る。電源制御回路2のOR回路91は、実行状態フラグ
22の値が0のため電源電圧低下検出回路1の0パルス
により0パルス保持フラグ92に0を出力する。判定回
路26は、0パルス保持フラグ92が0のため0を出力
する。スイッチトランジスタ24は、判定回路26の出
力が0のため第2周辺回路4の電源端子44と電圧源6
との接続を切断し電源供給を遮断する。
【0026】電圧源6が例えば電池であったときに、電
池の電圧が低下した時に非実行状態である周辺回路への
電源を遮断することにより、電池電圧が規定の閾電圧以
下であっても実行中の周辺回路が動作継続するための電
源供給を優先的に行なうことが可能である。また、CP
Uにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処理を実
施するのに十分な電源供給を行なうことが可能である。
【0027】なお、ここではスイッチトランジスタ23
およびスイッチトランジスタ24を電源端子と電源を接
続もしくは切断するよう構成したが、接地端子と接地を
接続もしくは切断するよう構成してもよい。またここで
はリセット時に電源制御回路2の0パルス保持フラグ8
2および92に1を設定するよう構成したが、電源電圧
低下検出信号線12側にフラグを持ちリセット時に1が
設定されるよう構成してもよい。さらにここでは電源電
圧低下検出時に非実行周辺回路への電源供給を遮断する
構成としたが、電源電圧低下検出時に非実行周辺回路へ
のクロック供給を停止する構成とすることにより非実行
回路での電流消費を抑制するようにしてもよい。
【0028】(実施の形態2)しかし、本発明の第一の
実施の形態において電圧源の電圧が規定の閾電圧以下に
なった時に非実行状態である周辺回路への電源を遮断す
ることで、電池電圧が規定の閾電圧以下であっても実行
中の周辺回路が動作継続するための電源供給を優先的に
行なうことが可能となり、またCPUにおいて電池の容
量低下時のデータ退避等の処理を実施するのに十分な電
源供給を行なうことが可能となったが、電圧源の電圧が
規定の閾電圧以下の時に動作継続していた周辺回路が実
行を終了した場合にこの周辺回路の電源を遮断し電流消
費を抑制することは不可能である。これを解決するの
が、実施の形態2である。
【0029】図3は、本発明の第二の実施の形態におけ
る電源制御装置の構成を表すブロック図を示す。本電源
制御装置は、電圧源106の電圧を監視して規定の閾電
圧を下回ると一定時間0を出力(以下、0パルスと称
す)しこれ以外には1を出力する電源電圧低下検出回路
101と、電源制御回路102と、第1周辺回路103
と、第2周辺回路104と、アドレスバス113とデー
タバス114を介し第1周辺回路103の制御レジスタ
131および第2周辺回路104の制御レジスタ141
にデータを転送することで第1周辺回路103および第
2周辺回路104を制御しまたリセット信号を生成する
CPU105と、前記101乃至105の各ユニットの
駆動用電源を供給する電圧源106と、電源電圧低下検
出回路101と電源制御回路102に電圧源106の電
源を供給する電源線111と、電源電圧低下検出回路1
01と電源制御回路102とを接続し電源電圧低下が検
出された時に電源電圧低下検出回路101が出力する電
源電圧低下検出信号である0パルスを電源制御回路10
2に転送する電源電圧低下検出信号線112と、CPU
105と第1周辺回路103および第2周辺回路104
とを接続しCPU105から第1周辺回路103および
第2周辺回路104へアドレスを転送するアドレスバス
113と、CPU105と第1周辺回路103および第
2周辺回路104とを接続しCPU105と第1周辺回
路103および第2周辺回路104との間で双方向へデ
ータを転送するデータバス114と、第1周辺回路10
3と電源制御回路102を接続し第1周辺回路103の
実行もしくは非実行状態を出力する第1周辺回路実行状
態報知線115と、第2周辺回路104と電源制御回路
102を接続し第2周辺回路104の実行もしくは非実
行状態を出力する第2周辺回路実行状態報知線116
と、CPU105と電源制御回路102を接続しCPU
105からのリセット信号を出力するリセット信号線1
17から構成される。
【0030】電源制御回路102は、リセット信号線1
17によりリセット時に1が設定されリセット解除時に
は第1周辺回路実行状態報知線115により報知される
第1周辺回路103の実行もしくは非実行状態を保持す
る実行状態フラグ121と、リセット信号線117によ
りリセット時に1が設定されリセット解除時には第2周
辺回路実行状態報知線116により報知される第2周辺
回路104の実行もしくは非実行状態を保持する実行状
態フラグ122と、第1周辺回路103の電源接続もし
くは切断を行なうスイッチトランジスタ123と、第2
周辺回路104の電源接続もしくは切断を行なうスイッ
チトランジスタ124と、第1周辺回路実行状態報知線
115と電源電圧低下検出フラグ127の値の論理和を
出力しスイッチトランジスタ123の制御を行なう判定
回路125と、第2周辺回路実行状態報知線116と電
源電圧低下検出フラグ127の値の論理和を出力しスイ
ッチトランジスタ124の制御を行なう判定回路126
と、リセット信号線117によりリセット時に1が設定
され電源電圧低下検出信号線112により報知される電
源電圧低下検出信号の0パルスにより0が設定され設定
値を保持する電源電圧低下検出フラグ127とから構成
され、電源電圧低下検出フラグ127の値が0であり第
1周辺回路103が非実行状態であればスイッチトラン
ジスタ123により第1周辺回路103の電源接続を切
断し、また電源電圧低下検出フラグ127の値が0であ
り第2周辺回路104が非実行状態であればスイッチト
ランジスタ124により第2周辺回路104の電源接続
を切断する。
【0031】第1周辺回路103は、CPU105から
アドレスバス113およびデータバス114により制御
される制御レジスタ131と、制御レジスタ131の制
御情報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行
回路132と、制御レジスタ131内に設けられ実行回
路132の実行もしくは非実行状態を示す実行状態フラ
グ133と、第1周辺回路103の駆動用電源を供給す
る電源端子134と、電源の接地に接続される接地端子
135とから構成され、実行状態フラグ133の値を第
1周辺回路103の実行もしくは非実行状態として第1
周辺回路実行状態報知線115により電源制御回路10
2に報知する。
【0032】第2周辺回路104は、CPU105から
アドレスバス113およびデータバス114により制御
される制御レジスタ141と、制御レジスタ141の制
御情報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行
回路142と、制御レジスタ141内に設けられ実行回
路142の実行もしくは非実行状態を示す実行状態フラ
グ143と、第2周辺回路104の駆動用電源を供給す
る電源端子144と、電源の接地に接続される接地端子
145とから構成され、実行状態フラグ143の値を第
2周辺回路104の実行もしくは非実行状態として第2
周辺回路実行状態報知線116により電源制御回路10
2に報知する。
【0033】以上のように構成された本発明の第二の実
施の形態による電源制御装置について、その動作を説明
する。ここでは電源投入時、電源電圧が既定の閾電圧以
上で周辺回路を実行させる時、電源電圧低下検出時、電
源電圧低下検出時以降に周辺回路が実行終了した時の4
つの動作について述べる。
【0034】(1)電源投入時 ここでは電源投入時の動作について述べる。電源投入時
にはCPU105により発生するリセット信号により電
源制御回路102の実行状態フラグ121と実行状態フ
ラグ122と電源電圧低下検出フラグ127におのおの
1が設定される。実行状態フラグ121と実行状態フラ
グ122と電源電圧低下検出フラグ127がおのおの1
であるので、判定回路125および判定回路126は電
源電圧低下検出信号線112の状態によらず1を出力す
る。スイッチトランジスタ123およびスイッチトラン
ジスタ124は、判定回路125および判定回路126
からの制御信号が1のため第1周辺回路103の電源端
子134および第2周辺回路104の電源端子144を
おのおの電圧源106と接続し電源を供給する。
【0035】(2)電源電圧が既定の閾電圧以上で周辺
回路を実行させる時 ここでは例として第1周辺回路103を実行させる時の
動作について述べる。CPU105がアドレスバス11
3およびデータバス114を介して第1周辺回路103
の制御レジスタ131に制御データとして実行状態フラ
グ133に1を書き込むと、第1周辺回路103は電源
端子134および接地端子135から供給されている電
源により周辺回路としての機能を実行する。実行状態フ
ラグ133に書き込まれた値1は第1周辺回路実行状態
報知線115により電源制御回路102に報知され、電
源制御回路102の実行状態フラグ121に反映され
る。第1周辺回路103の実行回路132が実行を終了
すると制御レジスタ131の実行状態フラグ133に0
を書き込む。実行状態フラグ133に書き込まれた値0
は第1周辺回路実行状態報知線115により電源制御回
路102に報知され、電源制御回路102の実行状態フ
ラグ121に反映される。
【0036】第2周辺回路104についても同様であ
る。 (3)電源電圧低下時 ここでは電源電圧が低下した場合の動作について述べ
る。
【0037】例として、第1周辺回路103は周辺回路
としての機能を実行しており、第2周辺回路104は周
辺回路としての機能実行を停止しているものとする。こ
れより電源制御回路102の実行状態フラグ121には
値1が保持されており、実行状態フラグ122には値0
が保持されている。電源電圧低下検出回路101は、電
圧源106の電圧低下を検知すると電源電圧低下検出信
号線112を通じ0パルスを出力する。電源電圧低下検
出回路101の0パルス出力により電源電圧低下検出フ
ラグ127は値0となる。電源制御回路102の判定回
路125は、実行状態フラグ121の値が1のため電源
電圧低下検出フラグ127の値に関わらず1を出力す
る。スイッチトランジスタ123は、判定回路125の
出力が1のため第1周辺回路103の電源端子134と
電圧源106の接続を維持する。第1周辺回路103
は、電源が供給されているため実行回路132の実行を
継続する。電源制御回路102の判定回路126は、実
行状態フラグ122の値が0であり電源電圧低下検出フ
ラグ127の出力が0のため0を出力する。スイッチト
ランジスタ124は、判定回路126の出力が0のため
第2周辺回路104の電源端子144と電圧源106と
の接続を切断し電源供給を遮断する。
【0038】(4)電源電圧低下時以降で周辺回路が実
行終了した時 ここでは電源電圧低下時以降で周辺回路が実行終了した
時の動作について述べる。
【0039】例として、第1周辺回路103は周辺回路
としての機能を実行しており、第2周辺回路104は電
源が切断されているものとする。これより電源制御回路
102の実行状態フラグ121には値1が保持されてお
り、電源電圧低下検出フラグ127には値0が保持され
ている。
【0040】第1周辺回路103の実行回路132は、
実行を終了すると実行状態フラグ133に0を書き込
む。電源制御回路102の実行状態フラグ121は、実
行状態フラグ133の値0が反映され値0となる。電源
制御回路102の判定回路125は、電源電圧低下検出
フラグ127が0でありかつ実行状態フラグ121が0
のため0を出力する。スイッチトランジスタ123は、
判定回路125の出力が0のため第1周辺回路103の
電源端子134と電圧源106との接続を切断し電源供
給を遮断する。
【0041】電圧源106が例えば電池であったとき
に、電池の電圧が低下した時に非実行状態である周辺回
路への電源を遮断し、また電池の電圧低下が検出された
後に周辺回路が実行を終了した場合に、実行終了した周
辺回路への電源を遮断することにより、電池電圧が規定
の閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継続す
るための電源供給を優先的に行なうことが可能である。
また、CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等
の処理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可
能である。
【0042】なお、ここではスイッチトランジスタ12
3およびスイッチトランジスタ124を電源端子と電源
を接続もしくは切断するよう構成したが、接地端子と接
地を接続もしくは切断するよう構成してもよい。またこ
こでは電源電圧低下検出時に非実行周辺回路への電源供
給を遮断する構成としたが、電源電圧低下検出時および
電源電圧低下検出時以降に非実行周辺回路へのクロック
供給を停止する構成とすることにより非実行回路での電
流消費を抑制するようにしてもよい。
【0043】(実施の形態3)しかし、本発明の第二の
実施の形態において電圧源の電圧が規定の閾電圧以下に
なり電源電圧低下が検出された時点以降に実行終了した
周辺回路への電源を遮断することで、電源電圧が規定の
閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継続する
ための電源供給を優先的に行なうことが可能となり、ま
たCPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処
理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可能と
なったが、電圧源の電圧が規定の閾電圧以下の時に実行
終了し電源が遮断されている周辺回路をデータ待避等の
処理において周辺回路実行が必要になった場合に再度実
行することは不可能である。これを解決するのが、実施
の形態3である。
【0044】図4は、本発明の第三の実施の形態におけ
る電源制御装置の構成を表すブロック図を示す。本電源
制御装置は、電圧源206の電圧を監視して規定の閾電
圧を下回ると一定時間0を出力(以下、0パルスと称
す)しこれ以外には1を出力する電源電圧低下検出回路
201と、電源制御回路202と、第1周辺回路203
と、第2周辺回路204と、アドレスバス213とデー
タバス214を介し電源制御回路202の制御レジスタ
228および第1周辺回路203の制御レジスタ233
および第2周辺回路204の制御レジスタ243にデー
タを転送することで電源制御回路202および第1周辺
回路203および第2周辺回路204を制御しまたリセ
ット信号を生成するCPU205と、前記201乃至2
05の各ユニットの駆動用電源を供給する電圧源206
と、電源電圧低下検出回路201と電源制御回路202
に電圧源206の電源を供給する電源線211と、電源
電圧低下検出回路201と電源制御回路202とを接続
し電源電圧低下が検出された時に電源電圧低下検出回路
201が出力する電源電圧低下検出信号である0パルス
を電源制御回路202に転送する電源電圧低下検出信号
線212と、CPU205と電源制御回路202および
第1周辺回路203および第2周辺回路204とを接続
しCPU205から電源制御回路202および第1周辺
回路203および第2周辺回路204へアドレスを転送
するアドレスバス213と、CPU205と電源制御回
路202および第1周辺回路203および第2周辺回路
204とを接続しCPU205と電源制御回路202お
よび第1周辺回路203および第2周辺回路204との
間で双方向へデータを転送するデータバス214と、第
1周辺回路203と電源制御回路202を接続し第1周
辺回路203の実行もしくは非実行状態を出力する第1
周辺回路実行状態報知線215と、第2周辺回路204
と電源制御回路202を接続し第2周辺回路204の実
行もしくは非実行状態を出力する第2周辺回路実行状態
報知線216と、CPU205と電源制御回路202を
接続しCPU205からのリセット信号を出力するリセ
ット信号線217から構成される。
【0045】電源制御回路202は、リセット信号線2
17によりリセット時に1が設定されリセット解除時に
は第1周辺回路実行状態報知線215により報知される
第1周辺回路203の実行もしくは非実行状態を保持す
る実行状態フラグ221と、リセット信号線217によ
りリセット時に1が設定されリセット解除時には第2周
辺回路実行状態報知線216により報知される第2周辺
回路204の実行もしくは非実行状態を保持する実行状
態フラグ222と、第1周辺回路203の電源接続もし
くは切断を行なうスイッチトランジスタ223と、第2
周辺回路204の電源接続もしくは切断を行なうスイッ
チトランジスタ224と、第1周辺回路実行状態報知線
215と電源電圧低下検出フラグ227の値と電源電圧
低下時使用フラグ229の論理和を出力しスイッチトラ
ンジスタ223の制御を行なう判定回路225と、第2
周辺回路実行状態報知線216と電源電圧低下検出フラ
グ227の値と電源電圧低下時使用フラグ230の論理
和を出力しスイッチトランジスタ224の制御を行なう
判定回路226と、リセット信号線217によりリセッ
ト時に1が設定され電源電圧低下検出信号線212によ
り報知される電源電圧低下検出信号の0パルスにより0
が設定され設定値を保持する電源電圧低下検出フラグ2
27と、CPU205からアドレスバス213およびデ
ータバス214により制御される制御レジスタ228
と、制御レジスタ228内に設けられリセット信号線2
17によりリセット時に0が設定されCPU205から
アドレスバス213およびデータバス214を介し電源
電圧低下検出時および電源電圧低下検出時以降における
第1周辺回路203の電源接続および切断を制御する電
源電圧低下時使用フラグ229と、制御レジスタ228
内に設けられリセット信号線217によりリセット時に
0が設定されCPU205からアドレスバス213およ
びデータバス214を介し電源電圧低下検出時および電
源電圧低下検出時以降における第2周辺回路204の電
源接続もしくは切断を制御する電源電圧低下時使用フラ
グ230とから構成され、電源電圧低下検出フラグ22
7の値が0であり第1周辺回路203が非実行状態であ
り電源電圧低下時使用フラグ229の値が0であればス
イッチトランジスタ223により第1周辺回路203の
電源接続を切断し、また電源電圧低下検出フラグ227
の値が0であり第2周辺回路204が非実行状態であり
電源電圧低下時使用フラグ230の値が0であればスイ
ッチトランジスタ224により第2周辺回路204の電
源接続を切断し、さらに電源電圧低下検出フラグ227
の値が0であり電源電圧低下時使用フラグ229の値が
1であればスイッチトランジスタ223により第1周辺
回路203の電源接続をし、また電源電圧低下検出フラ
グ227の値が0であり電源電圧低下時使用フラグ23
0の値が1であればスイッチトランジスタ224により
第2周辺回路204の電源接続をする。
【0046】第1周辺回路203は、CPU205から
アドレスバス213およびデータバス214により制御
される制御レジスタ231と、制御レジスタ231の制
御情報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行
回路232と、制御レジスタ231内に設けられ実行回
路232の実行もしくは非実行状態を示す実行状態フラ
グ233と、第1周辺回路203の駆動用電源を供給す
る電源端子234と、電源の接地に接続される接地端子
235とから構成され、実行状態フラグ233の値を第
1周辺回路203の実行もしくは非実行状態として第1
周辺回路実行状態報知線215により電源制御回路20
2に報知する。
【0047】第2周辺回路204は、CPU205から
アドレスバス213およびデータバス214により制御
される制御レジスタ241と、制御レジスタ241の制
御情報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行
回路242と、制御レジスタ241内に設けられ実行回
路242の実行もしくは非実行状態を示す実行状態フラ
グ243と、第2周辺回路204の駆動用電源を供給す
る電源端子244と、電源の接地に接続される接地端子
245とから構成され、実行状態フラグ243の値を第
2周辺回路204の実行もしくは非実行状態として第2
周辺回路実行状態報知線216により電源制御回路20
2に報知する。
【0048】以上のように構成された本発明の第三の実
施の形態による電源制御装置について、その動作を説明
する。ここでは電源投入時、電源電圧が既定の閾電圧以
上で周辺回路を実行させる時、電源電圧低下時使用フラ
グに0が書き込まれている場合の電源電圧低下検出時、
電源電圧低下時使用フラグに1が書き込まれている場合
の電源電圧低下検出時、電源電圧低下検出時以降に周辺
回路が実行終了した時、周辺回路への電源供給が遮断さ
れていて電源電圧低下時使用フラグに1が書き込まれた
時の6つの動作について述べる。
【0049】(1)電源投入時 ここでは電源投入時の動作について述べる。電源投入時
にはCPU205により発生するリセット信号により電
源制御回路202の実行状態フラグ221と実行状態フ
ラグ222と電源電圧低下検出フラグ227におのおの
1が設定され、電源電圧低下時使用フラグ229と電源
電圧低下時使用フラグ230におのおの0が設定され
る。実行状態フラグ221と実行状態フラグ222と電
源電圧低下検出フラグ227がおのおの1であるので、
判定回路225および判定回路226は電源電圧低下検
出信号線212の状態と電源電圧低下時使用フラグ22
9の値と電源電圧低下時使用フラグ230の値によらず
1を出力する。スイッチトランジスタ223およびスイ
ッチトランジスタ224は、判定回路225および判定
回路226からの制御信号が1のため第1周辺回路20
3の電源端子234および第2周辺回路204の電源端
子244をおのおの電圧源206と接続し電源を供給す
る。
【0050】(2)電源電圧が既定の閾電圧以上で周辺
回路を実行させる時 ここでは例として第1周辺回路203を実行させる時の
動作について述べる。CPU205がアドレスバス21
3およびデータバス214を介して第1周辺回路203
の制御レジスタ231に制御データとして実行状態フラ
グ233に1を書き込むと、第1周辺回路203は電源
端子234および接地端子235から供給されている電
源により周辺回路としての機能を実行する。実行状態フ
ラグ233に書き込まれた値1は第1周辺回路実行状態
報知線215により電源制御回路202に報知され、電
源制御回路202の実行状態フラグ221に反映され
る。第1周辺回路203の実行回路232が実行を終了
すると制御レジスタ231の実行状態フラグ233に0
を書き込む。実行状態フラグ233に書き込まれた値0
は第1周辺回路実行状態報知線215により電源制御回
路202に報知され、電源制御回路202の実行状態フ
ラグ221に反映される。第2周辺回路204について
も同様である。さらにCPU205がアドレスバス21
3およびデータバス214を介して電源制御回路202
の制御レジスタ228に制御データとして電源電圧低下
時使用フラグ229に1を書き込むと、電源電圧低下時
使用フラグ229には値1が保持される。電源電圧低下
時使用フラグ230についても同様である。値0が書き
込まれる場合も同様である。
【0051】(3)電源電圧低下時使用フラグに0が書
き込まれている場合の電源電圧低下時 ここでは電源電圧低下時使用フラグに0が書き込まれて
いる場合の電源電圧低下時の動作について述べる。
【0052】例として、第1周辺回路203は周辺回路
としての機能を実行しており、第2周辺回路204は周
辺回路としての機能実行を停止しているものとする。こ
れより電源制御回路202の実行状態フラグ221には
値1が保持されており、実行状態フラグ222には値0
が保持されている。また電源制御回路202の電源電圧
低下時使用フラグ229および電源電圧低下時使用フラ
グ230には値0が書き込まれている。電源電圧低下検
出回路201は、電圧源206の電圧低下を検知すると
電源電圧低下検出信号線212を通じ0パルスを出力す
る。電源電圧低下検出回路201の0パルス出力により
電源電圧低下検出フラグ227は値0となる。電源制御
回路202の判定回路225は、実行状態フラグ221
の値が1のため電源電圧低下検出フラグ227の値およ
び電源電圧低下時使用フラグ229の値に関わらず1を
出力する。スイッチトランジスタ223は、判定回路2
25の出力が1のため第1周辺回路203の電源端子2
34と電源206の接続を維持する。第1周辺回路20
3は、電源が供給されているため実行回路232の実行
を継続する。電源制御回路202の判定回路226は、
実行状態フラグ222の値が0であり電源電圧低下検出
フラグ227の出力が0であり電源電圧低下時使用フラ
グ230の値が0のため0を出力する。スイッチトラン
ジスタ224は、判定回路226の出力が0のため第2
周辺回路204の電源端子244と電圧源206との接
続を切断し電源供給を遮断する。
【0053】(4)電源電圧低下時使用フラグに1が書
き込まれている場合の電源電圧低下時 ここでは電源電圧低下時使用フラグに1が書き込まれて
いる場合の電源電圧低下時の動作について述べる。
【0054】例として、第1周辺回路203は周辺回路
としての機能を実行しており、第2周辺回路204は周
辺回路としての機能実行を停止しているものとする。こ
れより電源制御回路202の実行状態フラグ221には
値1が保持されており、実行状態フラグ222には値0
が保持されている。また電源制御回路202の電源電圧
低下時使用フラグ229および電源電圧低下時使用フラ
グ230には値1が書き込まれている。電源電圧低下検
出回路201は、電圧源206の電圧低下を検知すると
電源電圧低下検出信号線212を通じ0パルスを出力す
る。電源電圧低下検出回路201の0パルス出力により
電源電圧低下検出フラグ227は値0となる。電源制御
回路202の判定回路225は、電源電圧低下時使用フ
ラグ229の値が1のため実行状態フラグ221の値お
よび電源電圧低下検出フラグ227の値に関わらず1を
出力する。スイッチトランジスタ223は、判定回路2
25の出力が1のため第1周辺回路203の電源端子2
34と電圧源206の接続を維持する。第1周辺回路2
03は、電源が供給されているため実行回路232の実
行を継続する。電源制御回路202の判定回路226
は、電源電圧低下時使用フラグ230の値が1のため、
実行状態フラグ222の値および電源電圧低下検出フラ
グ227の値に関わらず1を出力する。スイッチトラン
ジスタ224は、判定回路226の出力が1のため第2
周辺回路204の電源端子244と電圧源206との接
続を維持し電源供給を継続する。
【0055】(5)電源電圧低下時以降に周辺回路が実
行終了した時 ここでは電源電圧低下時以降に周辺回路が実行終了した
時の動作について述べる。
【0056】例として、第1周辺回路203および第2
周辺回路204は周辺回路としての機能を実行している
ものとする。これより電源制御回路202の実行状態フ
ラグ221および実行状態フラグ222にはおのおの値
1が保持されており、電源電圧低下検出フラグ227に
は値0が保持されている。また電源制御回路202の電
源電圧低下時使用フラグ229には値1が、また電源電
圧低下時使用フラグ230には値0が書き込まれている
ものとする。
【0057】第1周辺回路203の実行回路232は、
実行を終了すると実行状態フラグ233に0を書き込
む。電源制御回路202の実行状態フラグ221は、実
行状態フラグ233の値0が反映され値0となる。電源
制御回路202の判定回路225は、電源電圧低下時使
用フラグ229が1のため電源電圧低下検出フラグ22
7の値および実行状態フラグ221の値に関わらず1を
出力する。スイッチトランジスタ223は、判定回路2
25の出力が1のため第1周辺回路203の電源端子2
34と電圧源206との接続を維持し電源供給を継続す
る。
【0058】第2周辺回路204の実行回路242は、
実行を終了すると実行状態フラグ243に0を書き込
む。電源制御回路202の実行状態フラグ222は、実
行状態フラグ243の値0が反映され値0となる。電源
制御回路202の判定回路226は、電源電圧低下検出
フラグ227が0であり実行状態フラグ221が0であ
り電源電圧低下時使用フラグ230が0のため0を出力
する。スイッチトランジスタ224は、判定回路226
の出力が0のため第2周辺回路204の電源端子244
と電圧源206との接続を切断し電源供給を遮断する。
【0059】(6)周辺回路への電源供給が遮断されて
いて電源電圧低下時使用フラグに1が書き込まれた時 ここでは周辺回路への電源供給が遮断されていて電源電
圧低下時使用フラグに1が書き込まれた時の動作につい
て述べる。
【0060】例として、第1周辺回路203および第2
周辺回路204への電源供給がともに遮断されているも
のとする。これより電源制御回路202の実行状態フラ
グ221および実行状態フラグ222にはおのおの値0
が保持されており、電源電圧低下検出フラグ227には
値0が保持されている。また電源制御回路202の電源
電圧低下時使用フラグ229および電源電圧低下時使用
フラグ230にはおのおの値0が書き込まれている。
【0061】CPU205がアドレスバス213および
データバス214を介して電源制御回路202の制御レ
ジスタ228に制御データとして電源電圧低下時使用フ
ラグ229に1を書き込むと、電源電圧低下時使用フラ
グ229には値1が保持される。電源制御回路202の
判定回路225は、電源電圧低下時使用フラグ229が
1のため電源電圧低下検出フラグ227の値および実行
状態フラグ221の値に関わらず1を出力する。スイッ
チトランジスタ223は、判定回路225の出力が1の
ため第1周辺回路203の電源端子234と電圧源20
6との再接続を行い電源供給を再開する。CPU205
がアドレスバス213およびデータバス214を介して
第1周辺回路203の制御レジスタ231に制御データ
として実行状態フラグ233に1を書き込むと、第1周
辺回路203は電源端子234および接地端子235か
ら供給されている電源により周辺回路としての機能を実
行する。実行状態フラグ233に書き込まれた値1は第
1周辺回路実行状態報知線215により電源制御回路2
02に報知され、電源制御回路202の実行状態フラグ
221に反映される。CPU205がアドレスバス21
3およびデータバス214を介して電源制御回路202
の制御レジスタ228に制御データとして電源電圧低下
時使用フラグ230に0を書き込むと、電源電圧低下時
使用フラグ229には値0が保持される。電源制御回路
202の判定回路226は、電源電圧低下検出フラグ2
27が0であり実行状態フラグ222が0であり電源電
圧低下時使用フラグ229が0のため0を出力する。ス
イッチトランジスタ224は、判定回路226の出力が
0のため第2周辺回路204の電源端子244電圧源2
06との再接続は行わず電源遮断を継続する。
【0062】電圧源206が例えば電池であったとき
に、電池の電圧が低下した時に非実行状態である周辺回
路への電源を遮断し、また電池の電圧低下が検出された
後に周辺回路が実行を終了した場合に実行終了した周辺
回路への電源を遮断することにより、電池電圧が規定の
閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継続する
ための電源供給を優先的に行なうことが可能である。ま
た、CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の
処理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可能
である。さらにCPUにおいて電池の容量低下時のデー
タ退避等の処理を実施する際に必要となる周辺回路につ
いては電源電圧低下検出時以降に実行終了しても電源電
圧低下時使用フラグに予め1を設定することで電源供給
を継続し、また周辺回路への電源供給遮断後であっても
電源電圧低下時使用フラグに1を書き込むことでその周
辺回路への電源供給を再開することが可能である。
【0063】なお、ここではスイッチトランジスタ22
3およびスイッチトランジスタ224を電源端子と電源
を接続もしくは切断するよう構成したが、接地端子と接
地を接続もしくは切断するよう構成してもよい。またこ
こでは電源電圧低下検出時に非実行周辺回路への電源供
給を遮断する構成としたが、電源電圧低下検出時および
電源電圧低下検出時以降に電源電圧低下時使用フラグが
0である非実行周辺回路へのクロック供給を停止する構
成とすることにより非実行回路での電流消費を抑制する
ようにしてもよい。
【0064】(実施の形態4)しかし、本発明の(実施
の形態3)において電圧源の電圧が規定の閾電圧以下に
なり電源電圧低下が検出された時点以降に実行終了した
周辺回路への電源を遮断することで、電源電圧が規定の
閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継続する
ための電源供給を優先的に行なうことが可能となり、ま
たCPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処
理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可能と
なり、電圧源の電圧が規定の閾電圧以下の時に実行終了
し電源が遮断されている周辺回路をデータ待避等の処理
において周辺回路実行が必要になった場合に再度実行す
ることが可能となった。またCPUと周辺回路は、周辺
回路の制御や入出力の転送のためにバスによって接続さ
れている。このCPUと周辺回路間のバスのアクセス方
法には、固定ウエイトでアクセスするものと、アクセス
開始信号やアクセス終了信号を交互に取り交わすハンド
シェイクでアクセスするものとがある。しかし、バスが
ハンドシェイクの場合に、電源供給が遮断された周辺回
路へバスアクセスを行った場合にはバスアクセス終了を
表すアクセス終了信号(以下、ACKと称す)の応答がな
いため、システムがハングアップしてしまいCPUでの
処理継続が不可能となる。これを解決するのが(実施の
形態4)である。
【0065】図5は、本発明の(実施の形態4)におけ
る電源制御装置を示す。この電源制御装置は下記のもの
から構成されている。電圧源206の電圧を監視して規
定の閾電圧を下回ると一定時間0を出力(以下、0パル
スと称す)しこれ以外には1を出力する電圧低下伝達手
段としての電源電圧低下検出回路201と、電源供給制
御手段としての電源制御回路302と、N個(N≧1)
の周辺実行手段としての第1,第2周辺回路303,3
04と、アドレス伝達手段としてのアドレスバス213
とデータ伝達手段としてのデータバス214と第1のバ
スアクセス制御信号伝達手段としてのアクセス要求信号
線318と第2のバスアクセス制御信号伝達手段として
のアクセス終了信号線319と読み出し書き込み切換信
号線320を介し電源制御回路302の制御レジスタ2
28および第1周辺回路303の実行情報出力手段とし
ての制御レジスタ331および第2周辺回路304の実
行情報出力手段としての制御レジスタ341にデータを
転送することで電源制御回路302および第1,第2周
辺回路303,304を制御しまたリセット信号を生成
するプロセッサとしてのCPU305と、前記201乃
至305の各ユニットの駆動用電源を供給する電圧源2
06と、電源電圧低下検出回路201と電源制御回路3
02に電圧源206の電源を供給する電源線211と、
電源電圧低下検出回路201と電源制御回路302とを
接続し電源電圧低下が検出された時に電源電圧低下検出
回路201が出力する電源電圧低下検出信号である0パ
ルスを伝える電源電圧低下検出信号線212と、CPU
305と電源制御回路302および第1,第2周辺回路
303,304とを接続しCPU305から電源制御回
路302および第1,第2周辺回路303,304へア
ドレスを転送するアドレスバス213と、CPU305
と電源制御回路302および第1,第2周辺回路30
3,304とを接続しCPU305と電源制御回路30
2および第1,第2周辺回路303,304との間で双
方向へデータを転送するデータバス214と、第1周辺
回路303と電源制御回路302を接続し第1周辺回路
303の実行/非実行状態を出力する第1周辺回路実行
状態報知線215と、第2周辺回路304と電源制御回
路302を接続し第2周辺回路304の実行/非実行状
態を出力する第2周辺回路実行状態報知線216と、C
PU305と電源制御回路302を接続しCPU305
からのリセット信号を出力するリセット信号伝達手段と
してのリセット信号線217と、CPU305と電源制
御回路302および第1,第2周辺回路303,304
とを接続しCPU305から電源制御回路302および
第1,第2周辺回路303,304へバスアクセス要求
を転送する第1のバスアクセス制御信号伝達手段として
のアクセス要求信号線318と、CPU305と電源制
御回路302および第1,第2周辺回路303,304
とを接続し電源制御回路302および第1,第2周辺回
路303,304からCPU305へバスアクセス終了
を転送するアクセス終了信号線319と、CPU305
と電源制御回路302および第1,第2周辺回路30
3,304とを接続しCPU305から電源制御回路3
02および第1,第2周辺回路303,304へ読み出
し要求または書き込み要求を転送する読み出し書込み切
換信号線320とから、電源制御装置が構成されてい
る。
【0066】電源制御回路302は、リセット信号線2
17によりリセット時に1が設定されリセット解除時に
は第1周辺回路実行状態報知線215により報知される
第1周辺回路303の実行/非実行状態を保持する実行
状態フラグ221と、リセット信号線217によりリセ
ット時に1が設定されリセット解除時には第2周辺回路
実行状態報知線216により報知される第2周辺回路3
04の実行/非実行状態を保持する実行状態フラグ22
2と、第1周辺回路303の電源接続もしくは切断を行
なう電源供給選択手段としてのスイッチトランジスタ2
23と、第2周辺回路304の電源接続もしくは切断を
行なう電源供給選択手段としてのスイッチトランジスタ
224と、第1周辺回路実行状態報知線215と電源電
圧低下検出フラグ227の値と電源電圧低下時使用フラ
グ229の論理和を出力しスイッチトランジスタ223
の制御を行なう電源検出選択手段としての判定回路22
5と、第2周辺回路実行状態報知線216と電源電圧低
下検出フラグ227の値と電源電圧低下時使用フラグ2
30の論理和を出力しスイッチトランジスタ224の制
御を行なう電源検出選択手段としての判定回路226
と、リセット信号線217によりリセット時に1が設定
され電源電圧低下検出信号線212により報知される電
源電圧低下検出信号の0パルスにより0が設定され設定
値を保持する電源電圧低下検出フラグ227と、CPU
305からアドレスバス213およびデータバス214
により制御される制御レジスタ228と、制御レジスタ
228内に設けられリセット信号線217によりリセッ
ト時に0が設定されCPU305からアドレスバス21
3およびデータバス214を介し電源電圧低下検出時お
よび電源電圧低下検出時以降における第1周辺回路30
3の電源接続および切断を制御する電源電圧低下時使用
フラグ229と、制御レジスタ228内に設けられリセ
ット信号線217によりリセット時に0が設定されCP
U305からアドレスバス213およびデータバス21
4を介し電源電圧低下検出時および電源電圧低下検出時
以降における第2周辺回路304の電源接続もしくは切
断を制御する電源電圧低下時使用フラグ230と、CP
U305からのアドレスバス213とアクセス要求信号
線318とアクセス終了信号線319と読み出し書き込
み切換信号線320と判定回路225の出力値と判定回
路226の出力値により制御され電源接続の切断された
周辺回路へのバスアクセス時にアクセス終了信号線31
9にACKを返すバスアクセス機能実行手段としてのア
ドレス判定回路351とから構成され、電源電圧低下検
出フラグ227の値が0であり第1周辺回路303が非
実行状態であり電源電圧低下時使用フラグ229の値が
0であればスイッチトランジスタ223により第1周辺
回路303の電源接続を切断し、また電源電圧低下検出
フラグ227の値が0であり第2周辺回路304が非実
行状態であり電源電圧低下時使用フラグ230の値が0
であればスイッチトランジスタ224により第2周辺回
路304の電源接続を切断し、さらに電源電圧低下検出
フラグ227の値が0であり電源電圧低下時使用フラグ
229の値が1であればスイッチトランジスタ223に
より第1周辺回路303の電源接続をし、また電源電圧
低下検出フラグ227の値が0であり電源電圧低下時使
用フラグ230の値が1であればスイッチトランジスタ
214により第2周辺回路304の電源接続をし、判定
回路225の出力値が0であれば第1周辺回路303の
電源接続は遮断されているためアドレスバス213によ
り伝えられるアドレスが第1周辺回路303のアドレス
と一致すれば第1周辺回路303内の制御レジスタ33
1にかわってアクセス終了信号線319にACKを返
し、判定回路226の出力値が0であれば第2周辺回路
304の電源接続は遮断されているためアドレスバス2
13により伝えられるアドレスが第2周辺回路304の
アドレスと一致すれば第2周辺回路304内の制御レジ
スタ341にかわってアクセス終了信号線319にAC
Kを返す。
【0067】第1周辺回路303は、CPU305から
アドレスバス213とデータバス214とアクセス要求
信号線318と読み出し書き込み切換信号線320によ
り制御されアクセス終了信号線319を制御する制御レ
ジスタ331と、制御レジスタ331の制御情報に基づ
いて周辺回路としての機能を実行する実行回路232
と、制御レジスタ331内に設けられ実行回路232の
実行/非実行状態を示す実行状態フラグ233と、第1
周辺回路303の駆動用電源を供給する電圧源供給部と
しての電源端子234と、電源の接地に接続される電圧
源供給部としての接地端子235とから構成され、実行
状態フラグ233の値を第1周辺回路303の実行/非
実行状態として第1周辺回路実行状態報知線215によ
り電源制御回路302に報知する。
【0068】第2周辺回路304は、CPU305から
アドレスバス213とデータバス214とアクセス要求
信号線318と読み出し書き込み切換信号線320によ
り制御されアクセス終了信号線319を制御する制御レ
ジスタ341と、制御レジスタ341の制御情報に基づ
いて周辺回路としての機能を実行する実行回路242
と、制御レジスタ341内に設けられ実行回路242の
実行/非実行状態を示す実行状態フラグ243と、第2
周辺回路304の駆動用電源を供給する電圧源供給部と
しての電源端子244と、電源の接地に接続される電圧
供給源としての接地端子245とから構成され、実行状
態フラグ243の値を第2周辺回路304の実行/非実
行状態として第2周辺回路実行状態報知線216により
電源制御回路302に報知する。
【0069】このように構成された本発明の(実施の形
態4)の動作を説明する。ここでは電源が接続されてい
る周辺回路へのバスアクセス時、電源接続が遮断されて
いる周辺回路へのバスアクセス時の2つの動作について
述べる。周辺回路への電源の接続と遮断についての動作
は、(実施の形態3)で述べたものと同一である。
【0070】(1)電源が接続されている周辺回路への
バスアクセス時の動作について述べる。 例として第1周辺回路303への電源が接続されており
第1周辺回路303へバスアクセスした場合の動作につ
いて述べる。
【0071】CPU305がアドレスバス213とデー
タバス214とアクセス要求信号線318と読み出し書
き込み切換信号線320を介して第1周辺回路303へ
バスアクセスすると、第1周辺回路303はアクセス要
求信号線318により伝達されるアクセス要求を受ける
ことでアドレスバス213により伝達されるアドレスを
デコードしデコード結果が第1周辺回路303内のレジ
スタに割り当てられたアドレスならば読み出し書き込み
切換信号線320により伝達される読み出し要求または
書き込み要求に応じて該レジスタの読み出しまたは書き
込みを行ない、レジスタの読み出しまたは書き込みの終
了後にアクセス終了信号をアクセス終了信号線319に
返す。電源制御回路302内のアドレス判定回路351
はアクセス要求信号線318により伝達されるアクセス
要求を受けることでアドレスバス213により伝達され
るアドレスをデコードしバスアクセスが第1周辺回路3
03へのアクセスであることを判断し、電源制御回路3
02内の判定回路225の出力は1であることで第1周
辺回路303へ電源が供給されていると判断しアクセス
終了信号線319にアクセス終了信号を返さない。
【0072】CPU305は、アクセス終了信号線31
9にアクセス終了信号が返ってくるまでアドレスバス2
13とデータバス214とアクセス要求信号線318と
読み出し書き込み切換信号線320の状態を保持し続
け、アクセス終了信号線319にアクセス終了信号が返
ってくることでアドレスバス213とデータバス214
とアクセス要求信号線318と読み出し書き込み切換信
号線320の状態保持を終了し、CPU305に割り当
てられた次の処理を実行する。第2周辺回路304につ
いても同様である。
【0073】(2)電源接続が遮断されている周辺回路
へのバスアクセス時の動作について述べる。 例として第1周辺回路303への電源接続が遮断されて
おり第1周辺回路303へバスアクセスした場合の動作
について述べる。
【0074】CPU305がアドレスバス213とデー
タバス214とアクセス要求信号線318と読み出し書
き込み切換信号線320を介して第1周辺回路303へ
バスアクセスすると、第1周辺回路303は電源接続が
遮断されているためアクセス終了信号をアクセス終了信
号線319に返すことができない。電源制御回路302
内のアドレス判定回路351はアクセス要求信号線31
8により伝達されるアクセス要求を受けることでアドレ
スバス213により伝達されるアドレスをデコードしバ
スアクセスが第1周辺回路303へのアクセスであるこ
とを判断し、電源制御回路302内の判定回路225の
出力は0であることで第1周辺回路303への電源供給
が遮断されていると判断し第1周辺回路303に代わっ
てアクセス終了信号線319にアクセス終了信号を返
す。
【0075】CPU305は、アクセス終了信号線31
9にアクセス終了信号が返ってくるまでアドレスバス2
13とデータバス214とアクセス要求信号線318と
読み出し書き込み切換信号線320の状態を保持し続
け、アクセス終了信号線319にアクセス終了信号が返
ってくることでアドレスバス213とデータバス214
とアクセス要求信号線318と読み出し書き込み切換信
号線320の状態保持を終了し、CPU305に割り当
てられた次の処理を実行する。第2周辺回路304につ
いても同様である。
【0076】CPU305から周辺回路へのバスアクセ
スがハンドシェイクであったときに、電源供給の遮断さ
れた周辺回路へのバスアクセス時にはその周辺回路にか
わり電源制御回路302がバスアクセス終了信号を返す
ことによりシステムのハングアップを回避しCPU30
5での処理継続が可能である。
【0077】(実施の形態5)しかし、本発明の(実施
の形態4)において電圧源の電圧が規定の閾電圧以下に
なり電源電圧低下が検出された時点以降に実行終了した
周辺回路への電源を遮断することで、電源電圧が規定の
閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継続する
ための電源供給を優先的に行なうことが可能となり、ま
たCPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処
理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可能と
なり、電圧源の電圧が規定の閾電圧以下の時に実行終了
し電源が遮断されている周辺回路をデータ待避等の処理
において周辺回路実行が必要になった場合に再度実行す
ることが可能となり、バスアクセスがハンドシェイクで
行われる場合に、電源が遮断された周辺回路へバスアク
セスしたときにその周辺回路に代わり電源制御回路がア
クセス終了信号を返す構成とすることでシステムのハン
グアップを回避し、CPUでの処理継続することが可能
となった。
【0078】しかし、CPUから周辺回路へのバスアク
セスがハンドシェイクでなく固定ウエイトである場合で
も、電源接続の遮断された周辺回路へバスアクセスしレ
ジスタリードしたときに、リード値として不定値が読み
出されることによりシステムが暴走する恐れがある。こ
れを解決するのが、(実施の形態5)である。
【0079】図6は、本発明の(実施の形態5)におけ
る電源制御装置を示す。この電源制御装置は下記のもの
から構成されている。電圧源206の電圧を監視して規
定の閾電圧を下回ると一定時間0を出力(以下、0パル
スと称す)しこれ以外には1を出力する電源電圧低下検
出手段としての電源電圧低下検出回路201と、電源供
給制御手段としての電源制御回路402と、N個(N≧
1)の周辺実行手段としての第1,第2周辺回路20
3,204と、アドレス伝達手段としてのアドレスバス
213とデータ伝達手段としてのデータバス214を介
し電源制御回路402の制御レジスタ228および第1
周辺回路203の実行情報出力手段としての制御レジス
タ231および第2周辺回路204の実行情報出力手段
としての制御レジスタ241にデータを転送することで
電源制御回路402および第1,第2周辺回路203,
204を制御しまたリセット信号を生成するCPU40
5と、前記201〜405の各ユニットの駆動用電源を
供給する電圧源206と、電源電圧低下検出回路201
と電源制御回路402に電圧源206の電源を供給する
電源線211と、電源電圧低下検出回路201と電源制
御回路402とを接続し電源電圧低下が検出された時に
電源電圧低下検出回路201が出力する電源電圧低下検
出信号である0パルスを伝える電圧低下伝達手段として
の電源電圧低下検出信号線212と、CPU405と電
源制御回路402および第1,第2周辺回路203,2
04とを接続しCPU405から電源制御回路402お
よび第1,第2周辺回路203,204へアドレスを転
送するアドレスバス213と、プロセッサとしてのCP
U405と電源制御回路402および第1,第2周辺回
路203,204とを接続しCPU405と電源制御回
路402および第1,第2周辺回路203,204との
間で双方向へデータを転送するデータバス214と、第
1周辺回路203と電源制御回路402を接続し第1周
辺回路203の実行/非実行状態を出力する第1周辺回
路実行状態報知線215と、第2周辺回路204と電源
制御回路402を接続し第2周辺回路204の実行/非
実行状態を出力する第2周辺回路実行状態報知線216
と、CPU405と電源制御回路402を接続しCPU
405からのリセット信号を出力するリセット信号伝達
手段としてのリセット信号線217と、CPU405と
電源制御回路402を接続し電源制御回路402からC
PU405へ割込み信号を転送する割り込み信号伝達手
段としての割込み信号線421とから、電源制御装置が
構成されている。
【0080】電源制御回路402は、リセット信号線2
17によりリセット時に1が設定されリセット解除時に
は第1周辺回路実行状態報知線215により報知される
第1周辺回路203の実行/非実行状態を保持する実行
状態フラグ221と、リセット信号線217によりリセ
ット時に1が設定されリセット解除時には第2周辺回路
実行状態報知線216により報知される第2周辺回路2
04の実行/非実行状態を保持する実行状態フラグ22
2と、第1周辺回路203の電源接続もしくは切断を行
なう電源供給選択手段としてのスイッチトランジスタ2
23と、第2周辺回路204の電源接続もしくは切断を
行なう電源供給選択手段としてのスイッチトランジスタ
224と、第1周辺回路実行状態報知線215と電源電
圧低下検出フラグ227の値と電源電圧低下時使用フラ
グ229の論理和を出力しスイッチトランジスタ223
の制御を行なう電源検出選択手段としての判定回路22
5と、第2周辺回路実行状態報知線216と電源電圧低
下検出フラグ227の値と電源電圧低下時使用フラグ2
30の論理和を出力しスイッチトランジスタ224の制
御を行なう電源検出選択手段としての判定回路226
と、リセット信号線217によりリセット時に1が設定
され電源電圧低下検出信号線212により報知される電
源電圧低下検出信号の0パルスにより0が設定され設定
値を保持する電源電圧低下検出フラグ227と、CPU
405からアドレスバス213およびデータバス214
により制御される制御レジスタ228と、制御レジスタ
228内に設けられリセット信号線217によりリセッ
ト時に0が設定されCPU405からアドレスバス21
3およびデータバス214を介し電源電圧低下検出時お
よび電源電圧低下検出時以降における第1周辺回路20
3の電源接続および切断を制御する電源電圧低下時使用
フラグ229と、制御レジスタ228内に設けられリセ
ット信号線217によりリセット時に0が設定されCP
U405からアドレスバス213およびデータバス21
4を介し電源電圧低下検出時および電源電圧低下検出時
以降における第2周辺回路204の電源接続もしくは切
断を制御する電源電圧低下時使用フラグ230と、電源
電圧低下検出フラグ227の値が0であり第1周辺回路
203が非実行状態であり電源電圧低下時使用フラグ2
29の値が0であればスイッチトランジスタ223によ
り第1周辺回路203の電源接続を切断し、また電源電
圧低下検出フラグ227の値が0であり第2周辺回路2
04が非実行状態であり電源電圧低下時使用フラグ23
0の値が0であればスイッチトランジスタ224により
第2周辺回路204の電源接続を切断し、さらに電源電
圧低下検出フラグ227の値が0であり電源電圧低下時
使用フラグ229の値が1であればスイッチトランジス
タ223により第1周辺回路203の電源接続をし、ま
た電源電圧低下検出フラグ227の値が0であり電源電
圧低下時使用フラグ230の値が1であればスイッチト
ランジスタ214により第2周辺回路204の電源接続
をする。
【0081】第1周辺回路203は、CPU405から
アドレスバス213とデータバス214により制御され
る制御レジスタ231と、制御レジスタ231の制御情
報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行手段
としての実行回路232と、制御レジスタ231内に設
けられ実行回路232の実行/非実行状態を示す実行状
態フラグ233と、第1周辺回路203の駆動用電源を
供給する電圧源供給部としての電源端子234と、電源
の接地に接続される電圧源供給部としての接地端子23
5とから構成され、実行状態フラグ233の値を第1周
辺回路203の実行/非実行状態として第1周辺回路実
行状態報知線215により電源制御回路402に報知す
る。
【0082】第2周辺回路204は、CPU405から
アドレスバス213とデータバス214により制御され
る制御レジスタ241と、制御レジスタ241の制御情
報に基づいて周辺回路としての機能を実行する実行手段
としての実行回路242と、制御レジスタ241内に設
けられ実行回路242の実行/非実行状態を示す実行状
態フラグ243と、第2周辺回路204の駆動用電源を
供給する電圧源供給部としての電源端子244と、電源
の接地に接続される電圧源供給部としての接地端子24
5とから構成され、実行状態フラグ243の値を第2周
辺回路204の実行/非実行状態として第2周辺回路実
行状態報知線216により電源制御回路402に報知す
る。
【0083】このように構成された本発明の(実施の形
態5)の動作を説明する。ここでは電源が接続されてい
る周辺回路へのバスアクセス時、電源接続が遮断されて
いる周辺回路へのバスアクセス時の2つの動作について
述べる。周辺回路への電源の接続と遮断についての動作
は、(実施の形態3)で述べたものと同一である。
【0084】(1)電源が接続されている周辺回路への
バスアクセス時の動作について述べる。 例として第1周辺回路203への電源が接続されており
第1周辺回路203へバスアクセスした場合の動作につ
いて述べる。
【0085】CPU405がアドレスバス213とデー
タバス214を介して第1周辺回路203の制御レジス
タ231へバスアクセスすると、制御レジスタ231は
バスアクセスを受け付ける。同時に電源制御回路402
内のアドレス判定手段としてのアドレス判定回路451
は、アドレスバス213により伝達されるアドレスをデ
コードしバスアクセスが第1周辺回路303へのアクセ
スであることを判断し、電源制御回路402内の判定回
路225の出力は1であることで第1周辺回路203へ
電源が供給されていると判断することにより、割込み信
号線421に割込み信号を発生しない。第2周辺回路2
04についても同様である。
【0086】(2)電源接続が遮断されている周辺回路
へのバスアクセス時の動作について述べる。 例として第1周辺回路203への電源接続が遮断されて
おり第1周辺回路203へバスアクセスした場合の動作
について述べる。
【0087】CPU405がアドレスバス213とデー
タバス214を介して第1周辺回路203の制御レジス
タ231へバスアクセスすると、制御レジスタ231は
第1周辺回路203への電源供給が遮断されているため
バスアクセスを受け付けない。同時に電源制御回路40
2内のアドレス判定回路451はアドレスバス213に
より伝達されるアドレスをデコードしバスアクセスが第
1周辺回路203へのアクセスであることを判断し、電
源制御回路402内の判定回路225の出力は0である
ことで第1周辺回路203への電源供給が遮断されてい
ると判断することにより、割込み信号線421に割込み
信号を発生する。第2周辺回路204についても同様で
ある。
【0088】電源供給の遮断された周辺回路へCPUが
バスアクセスした時には電源制御回路からCPUに割込
みを発生することで、その周辺回路からの読み出し値が
正常動作時の値でないことを知らせることが可能であ
る。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明に係る電源制御装置
は、電圧源が例えば電池であったときに電池の電圧低下
が検出された時に非実行状態である周辺回路への電源を
遮断することにより、不使用回路での電力消費を抑える
ことにより電池電圧が規定の閾電圧以下であっても実行
中の周辺回路が動作継続するための電源供給を優先的に
行なうことが可能であり、CPUにおいて電池の容量低
下時のデータ退避等の処理を実施するのに十分な電源供
給を行なうことが可能である。
【0090】また、本発明に係る電源制御装置は、電圧
源が例えば電池であったときに電池の電圧低下が検出さ
れた後に周辺回路が実行を終了した場合に、実行終了し
た周辺回路への電源を遮断することにより、電池電圧が
規定の閾電圧以下であっても実行中の周辺回路が動作継
続するための電源供給を優先的に行なうことが可能であ
り、CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の
処理を実施するのに十分な電源供給を行なうことが可能
である。
【0091】さらに、本発明に係る電源制御装置は、電
圧源が例えば電池であったときに、電源電圧低下検出時
以降の実行終了時に各周辺回路への電源供給を継続もし
くは遮断するかをプログラマブルに切り替えることによ
り、CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の
処理を実施する際に必要となる周辺回路への電源供給を
制御可能であり、また周辺回路への電源供給遮断後であ
ってもその周辺回路への電源供給を再開もしくは非再開
をプログラマブルに切り替えることにより、CPUにお
いて電池の容量低下時のデータ退避等の処理を実施する
際に必要となる周辺回路への電源供給を制御することが
可能である。
【0092】さらに、本発明に係る電源制御装置は、電
圧源が例えば電池であったときに、電源電圧低下検出時
以降の実行終了時に各周辺回路への電源供給を継続もし
くは遮断するかをプログラマブルに切替ることにより、
CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処理
を実施する際に必要となる周辺回路への電源供給を制御
可能であり、また周辺回路への電源供給遮断後であって
もその周辺回路への電源供給を再開もしくは非再開をプ
ログラマブルに切り替えることにより、CPUにおいて
電池の容量低下時のデータ退避等の処理を実施する際に
必要となる周辺回路への電源供給を制御することが可能
であり、CPUから周辺回路へのバスアクセスをハンド
シェイクで行なう場合に、電源供給の遮断された周辺回
路へのバスアクセス時にはその周辺回路にかわり電源制
御回路がバスアクセス終了信号を返すことによりシステ
ムのハングアップを回避しCPUでの処理継続が可能で
ある。
【0093】さらに、本発明に係る電源制御装置は、電
圧源が例えば電池であったときに、電源電圧低下検出時
以降の実行終了時に各周辺回路への電源供給を継続もし
くは遮断するかをプログラマブルに切替ることにより、
CPUにおいて電池の容量低下時のデータ退避等の処理
を実施する際に必要となる周辺回路への電源供給を制御
可能であり、また周辺回路への電源供給遮断後であって
もその周辺回路への電源供給を再開もしくは非再開をプ
ログラマブルに切り替えることにより、CPUにおいて
電池の容量低下時のデータ退避等の処理を実施する際に
必要となる周辺回路への電源供給を制御することが可能
であり、電源供給の遮断された周辺回路へCPUがバス
アクセスした時には電源制御回路からCPUに割込みを
発生することで、その周辺回路からの読み出し値が正常
動作時の値でないことを知らせることでシステムの誤動
作を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)における電源制御装
置の構成図
【図2】同実施の形態における電源制御回路の判定回路
の構成図
【図3】本発明の(実施の形態2)における電源制御装
置の構成図
【図4】本発明の(実施の形態3)における電源制御装
置の構成図
【図5】本発明の(実施の形態4)における電源制御装
置の構成図
【図6】本発明の(実施の形態5)における電源制御装
置の構成図
【符号の説明】
1 電源電圧低下検出回路 2 電源制御回路 3 第1周辺回路 4 第2周辺回路 5 CPU 6 電圧源 11 電源線 12 電源電圧低下検出信号線 13 アドレスバス 14 データバス 15 第1周辺回路実行状態報知線 16 第2周辺回路実行状態報知線 17 リセット信号線 21 実行状態フラグ 22 実行状態フラグ 23 スイッチトランジスタ 24 スイッチトランジスタ 25 判定回路 26 判定回路 31 制御レジスタ 32 実行回路 33 実行状態フラグ 34 電源端子 35 接地端子 41 制御レジスタ 42 実行回路 43 実行状態フラグ 44 電源端子 45 接地端子 81 OR回路 82 0パルス保持フラグ 91 OR回路 92 0パルス保持フラグ 101 電源電圧低下検出回路 102 電源制御回路 103 第1周辺回路 104 第2周辺回路 105 CPU 106 電圧源 111 電源線 112 電源電圧低下検出信号線 113 アドレスバス 114 データバス 115 第1周辺回路実行状態報知線 116 第2周辺回路実行状態報知線 117 リセット信号線 121 実行状態フラグ 122 実行状態フラグ 123 スイッチトランジスタ 124 スイッチトランジスタ 125 判定回路 126 判定回路 127 電源電圧低下検出フラグ 131 制御レジスタ 132 実行回路 133 実行状態フラグ 134 電源端子 135 接地端子 141 制御レジスタ 142 実行回路 143 実行状態フラグ 144 電源端子 145 接地端子 201 電源電圧低下検出回路(電源電圧低下検出手
段) 202 電源制御回路 203 第1周辺回路(周辺実行手段) 204 第2周辺回路(周辺実行手段) 205 CPU(プロセッサ) 206 電圧源 211 電源線 212 電源電圧低下検出信号線(電圧低下伝達手
段) 213 アドレスバス(アドレス伝達手段) 214 データバス(データ伝達手段) 215 第1周辺回路実行状態報知線(実行情報伝達
手段) 216 第2周辺回路実行状態報知線(実行情報伝達
手段) 217 リセット信号線(リセット信号伝達手段) 221 実行状態フラグ 222 実行状態フラグ 223 スイッチトランジスタ(電源供給選択手段) 224 スイッチトランジスタ(電源供給選択手段) 225 判定回路(電源検出選択手段) 226 判定回路(電源検出選択手段) 227 電源電圧低下検出フラグ 228 制御レジスタ 229 電源電圧低下時使用フラグ 230 電源電圧低下時使用フラグ 231 制御レジスタ(実行情報出力手段) 232 実行回路(実行手段) 233 実行状態フラグ 234 電源端子(電圧源供給部) 235 接地端子(電圧源供給部) 241 制御レジスタ(実行情報出力手段) 242 実行回路(実行手段) 243 実行状態フラグ 244 電源端子(電圧源供給部) 245 接地端子(電圧源供給部) 302 電源制御回路(電源供給制御手段) 303 第1周辺回路(周辺実行手段) 304 第2周辺回路(周辺実行手段) 305 CPU(プロセッサ) 318 アクセス要求信号線(第1のバスアクセス制
御信号伝達手段) 319 アクセス終了信号線(第2のバスアクセス制
御信号伝達手段) 320 読み出し書き込み切換線 331 制御レジスタ(実行情報出力手段) 333 実行状態フラグ 341 制御レジスタ(実行情報出力手段) 343 実行状態フラグ 351 アドレス判定回路(バスアクセス機能実行手
段) 402 電源制御回路(電源供給制御手段) 405 CPU(プロセッサ) 421 割り込み信号線(割り込み信号伝達手段) 451 アドレス判定回路(アドレス判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 DA06 GG03 HH02 HH04 JA03 JA06 MA02 5G003 BA01 DA02 DA14 EA06 GA01 GC05 5H030 AA04 AS20 BB21 FF41 FF44

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源電圧低下を通知する情報と実行手段の
    実行情報を通知する情報とから前記実行手段への電源供
    給情報を検出する電源検出選択手段と、前記電源検出選
    択手段の電源供給情報により前記実行手段への電源供給
    を行なうか否かを選択する電源供給選択手段とを備える
    電源供給制御手段を有することを特徴とする電源制御装
    置。
  2. 【請求項2】電位の基準となる接地電位と前記接地電位
    よりも高い電位を供給し前記接地電位との間に電圧を発
    生させる電圧源と、電源電圧低下検出手段と、前記電源
    電圧低下検出手段の電圧低下情報を伝達する電圧低下伝
    達手段と、リセット時にリセット信号を出力し命令を解
    読しその実行としてアドレスを出力しデータを入出力す
    るプロセッサと前記プロセッサと接続し前記プロセッサ
    からリセット信号を伝達するリセット信号伝達手段と、
    前記プロセッサと接続し前記プロセッサからアドレスを
    伝達するアドレス伝達手段と、前記プロセッサと接続し
    前記プロセッサからデータを伝達するデータ伝達手段
    と、N個(N≧1)の周辺実行手段と、前記N個の周辺
    実行手段の実行情報を伝達する実行情報伝達手段と、電
    源供給制御手段とを備える電源制御装置であって、前記
    電源電圧低下検出手段は、前記電圧源から供給される電
    位が予め定めた電位値よりも低下したことを検出する電
    圧低下検出手段と、前記電圧低下検出手段の検出情報を
    前記電圧低下伝達手段に出力する電圧低下情報出力手段
    とからなり、前記N個の周辺実行手段は、前記アドレス
    伝達手段と前記データ伝達手段に接続し周辺機能実行を
    行なう実行手段と、前記電圧源に接続され実行手段に電
    源電位を供給する電圧源供給部と、前記接地電位に接続
    され実行手段に接地電位を供給する電圧源供給部と、前
    記実行手段の実行情報を前記実行情報伝達手段に出力す
    る実行情報出力手段とからなり、前記電源供給制御手段
    は、前記電圧低下伝達手段から伝達される電圧低下情報
    と第N番目の前記実行情報伝達手段から伝達される実行
    情報とから電源供給情報を検出し電圧低下情報がありか
    つ第N番目の前記実行情報がない場合に電源切断情報を
    出力するN個(N≧1)の電源検出選択手段と、第N番
    目の前記電源検出選択手段の電源切断情報により前記電
    圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供給部との
    接続/切り離しを選択するN個の電源供給選択手段とか
    らなることを特徴とする電源制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の第N番目の電源供給選択手
    段は、前記電圧低下検出手段が電圧低下を検出し前記電
    圧低下情報出力手段が検出情報を出力し、第N番目の前
    記周辺実行手段の実行手段が実行中の場合、前記電圧低
    下伝達手段は電圧低下情報を伝達し、前記実行情報出力
    手段は実行情報を出力し、前記実行情報伝達手段は実行
    情報を伝達し、第N番目の前記電源検出選択手段は前記
    電圧低下伝達手段が電圧低下情報を伝達することと前記
    実行情報伝達手段が実行情報を伝達することにより電源
    供給情報を検出し電源切断情報を出力せず、第N番目の
    前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力しないので
    前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供給
    部との接続を選択するように動作することを特徴とする
    電源制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の第N番目の電源供給選択手
    段は、前記電圧低下検出手段が電圧低下を検出し前記電
    圧低下情報出力手段が検出情報を出力し第N番目の前記
    周辺実行手段の実行手段が実行中でない場合、前記電圧
    低下伝達手段は電圧低下情報を伝達し、前記実行情報出
    力手段は実行情報を出力せず、前記実行情報伝達手段は
    実行情報を伝達せず、第N番目の前記電源検出選択手段
    は前記電圧低下伝達手段が電圧低下情報を伝達すること
    と前記実行情報伝達手段が実行情報を伝達しないことに
    より電源供給情報を検出し電源切断情報を出力し、第N
    番目の前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力する
    ので前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源
    供給部との切り離しを選択するように動作することを特
    徴とする電源制御装置。
  5. 【請求項5】前記電源供給制御手段は、前記電圧低下伝
    達手段から伝達される電圧低下情報を入力し電圧低下情
    報を保持する電圧低下情報保持手段と、前記電圧低下情
    報保持手段の保持する電圧低下情報と第N番目の前記実
    行情報伝達手段から伝達される実行情報とから電源供給
    情報を検出し電圧低下情報がありかつ第N番目の前記実
    行情報がない場合に電源切断情報を出力するN個(N≧
    1)の電源検出選択手段と、第N番目の前記電源検出選
    択手段の電源切断情報により前記電圧源と第N番目の前
    記実行手段の前記電圧源供給部との接続/切り離しを選
    択するN個の電源供給選択手段とからなることを特徴と
    する請求項2記載の電源制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の第N番目の電源供給選択手
    段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保持
    し、第N番目の前記周辺実行手段の実行手段が実行中の
    場合、前記電圧低下情報保持手段は電圧低下情報を保持
    し、前記実行情報出力手段は実行情報を出力し、前記実
    行情報伝達手段は実行情報を伝達し、第N番目の前記電
    源検出選択手段は前記電圧低下情報保持手段が電圧低下
    情報を伝達することと前記実行情報伝達手段が実行情報
    を伝達することにより電源供給情報を検出し電源切断情
    報を出力せず、第N番目の前記電源供給選択手段は電源
    切断情報を入力しないので前記電圧源と第N番目の前記
    実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択するように
    動作することを特徴とする電源制御装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の第N番目の電源供給選択手
    段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保持
    し、第N番目の前記周辺実行手段の実行手段が実行を停
    止した場合、前記電圧低下情報保持手段は電圧低下情報
    を保持し、前記実行情報出力手段は実行情報を出力せ
    ず、前記実行情報伝達手段は実行情報を伝達せず、第N
    番目の前記電源検出選択手段は前記電圧低下情報保持手
    段が電圧低下情報を伝達することと前記実行情報伝達手
    段が実行情報を伝達しないことにより電源供給情報を検
    出し電源切断情報を出力し、第N番目の前記電源供給選
    択手段は電源切断情報を入力するので前記電圧源と第N
    番目の前記実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを
    選択するように動作することを特徴とする電源制御装
    置。
  8. 【請求項8】前記電源供給制御手段は、前記電圧低下伝
    達手段から伝達される電圧低下情報を入力し電圧低下情
    報を保持する電圧低下情報保持手段と、前記アドレス伝
    達手段と前記データ伝達手段に接続し前記N個の周辺実
    行手段の再実行情報を保持するN個(N≧1)の電源電
    圧低下時使用情報保持手段と、前記電圧低下情報保持手
    段の保持する電圧低下情報と第N番目の前記電源電圧低
    下時使用情報保持手段の保持する電源電圧低下時使用情
    報と第N番目の前記実行情報伝達手段から伝達される実
    行情報とから電源供給情報を検出し電圧低下情報があり
    かつ第N番目の前記電源電圧低下時使用情報がなくかつ
    第N番目の前記実行情報がない場合に電源切断情報を出
    力し前記電圧低下情報保持手段の保持する電圧低下情報
    と第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段の保
    持する電源電圧低下時使用情報と第N番目の前記実行情
    報伝達手段から伝達される実行情報とから電源供給情報
    を検出し電圧低下情報がありかつ第N番目の前記電源電
    圧低下時使用情報がありかつ第N番目の前記実行情報が
    ない場合に電源切断情報を出力しないN個(N≧1)の
    電源検出選択手段と、第N番目の前記電源検出選択手段
    の電源切断情報により前記電圧源と第N番目の前記実行
    手段の前記電圧源供給部との接続/切り離しを選択する
    N個の電源供給選択手段とからなることを特徴とする請
    求項5記載の電源制御装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の第N番目の電源電圧低下時
    使用情報保持手段は、前記プロセッサが前記電源制御装
    置のアドレスを出力し、前記プロセッサが第N番目の前
    記周辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報を出
    力した場合、前記アドレス伝達手段は前記電源制御装置
    のアドレスを伝達し、前記データ伝達手段は第N番目の
    前記周辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報を
    伝達し、前記アドレス伝達手段が前記電源制御装置のア
    ドレスを伝達することと前記データ伝達手段が第N番目
    の前記周辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報
    を伝達することにより第N番目の前記周辺実行手段につ
    いての電源電圧低下時使用情報を保持するように動作す
    ることを特徴とする電源制御装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の第N番目の電源供給選択
    手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保
    持し、第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段
    が電源電圧低下時使用情報を保持し、第N番目の前記周
    辺実行手段の実行手段が実行中である場合、前記電圧低
    下情報保持手段は電圧低下情報を保持し、第N番目の前
    記電源電圧低下時使用情報保持手段は電源電圧低下時使
    用情報を保持し、前記実行情報出力手段は実行情報を出
    力し、前記実行情報伝達手段は実行情報を伝達し、第N
    番目の前記電源検出選択手段は前記電圧低下情報保持手
    段が電圧低下情報を伝達することと前記電源電圧低下時
    使用情報保持手段が電源電圧低下時使用情報を保持する
    ことと前記実行情報伝達手段が実行情報を伝達すること
    により電源供給情報を検出し電源切断情報を出力せず、
    第N番目の前記電源供給選択手段は電源切断情報を入力
    しないので前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記
    電圧源供給部との接続を選択するように動作することを
    特徴とする電源制御装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の第N番目の電源供給選択
    手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保
    持し、第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段
    が電源電圧低下時使用情報を保持せず、第N番目の前記
    周辺実行手段の実行手段が実行を停止した場合、前記電
    圧低下情報保持手段は電圧低下情報を保持し、第N番目
    の前記電源電圧低下時使用情報保持手段は電源電圧低下
    時使用情報を保持せず、前記実行情報出力手段は実行情
    報を出力せず、前記実行情報伝達手段は実行情報を伝達
    せず、前記N番目の前記電源検出選択手段は前記電圧低
    下情報保持手段が電圧低下情報を伝達することと前記電
    源電圧低下時使用情報保持手段が電源電圧低下時使用情
    報を保持しないことと前記実行情報伝達手段が実行情報
    を伝達しないことにより電源供給情報を検出し電源切断
    情報を出力し、第N番目の前記電源供給選択手段は電源
    切断情報を入力するので前記電圧源と第N番目の前記実
    行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択するよう
    に動作することを特徴とする電源制御装置。
  12. 【請求項12】請求項8記載の第N番目の電源供給選択
    手段は、前記電圧低下情報保持手段が電圧低下情報を保
    持し、前記プロセッサが前記電源制御装置のアドレスを
    出力し、前記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段
    についての電源電圧低下時使用情報を出力し、前記電圧
    源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部と
    が切り離されている場合、前記電圧低下情報保持手段は
    電圧低下情報を保持し、前記プロセッサは前記電源制御
    装置のアドレスを出力し、前記アドレス伝達手段は前記
    電源制御装置のアドレスを伝達し、前記プロセッサは第
    N番目の前記周辺実行手段についての電源電圧低下時使
    用情報を出力し、前記データ伝達手段は第N番目の前記
    周辺実行手段についての電源電圧低下時使用情報を伝達
    し、第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段は
    前記アドレス伝達手段が前記電源制御装置のアドレスを
    伝達し前記データ伝達手段が第N番目の前記周辺実行手
    段についての電源電圧低下時使用情報を伝達することに
    より第N番目の前記周辺実行手段についての電源電圧低
    下時使用情報を保持し、第N番目の前記電源検出選択手
    段は第N番目の前記電源電圧低下時使用情報保持手段が
    電源電圧低下時使用情報を保持することにより電源供給
    情報を検出し電源切断情報を出力せず、第N番目の前記
    電源供給選択手段は電源切断情報を入力しないので前記
    電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供給部と
    の接続を選択するように動作することを特徴とする電源
    制御装置。
  13. 【請求項13】電位の基準となる接地電位と前記接地電
    位よりも高い電位を供給し前記接地電位との間に電圧を
    発生させる電圧源と、 前記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値より
    も低下したことを検出した検出情報を出力する電源電圧
    低下検出手段と、 前記電源電圧低下検出手段の電圧低下情報を伝達する電
    圧低下伝達手段と、 リセット時にリセット信号を出力し命令を解読しその実
    行としてバスアクセス開始信号を出力しバスアクセス終
    了信号を入力しアドレスを出力しデータを入出力するプ
    ロセッサと、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからリセット信
    号を伝達するリセット信号伝達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサから前記バスア
    クセス開始信号を伝達する第1のバスアクセス制御信号
    伝達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサへ前記バスアク
    セス終了信号を伝達する第2のバスアクセス制御信号伝
    達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからアドレスを
    伝達するアドレス伝達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからデータを伝
    達するデータ伝達手段と、 N個(N≧1)の周辺実行手段と、 前記N個の周辺実行手段の実行情報を伝達する実行情報
    伝達手段と、 電源供給制御手段とを備える電源制御装置であって、 前記N個の周辺実行手段は、 前記第1のバスアクセス制御信号伝達手段と前記第2の
    バスアクセス制御信号伝達手段と前記アドレス伝達手段
    と前記データ伝達手段に接続し前記バスアクセス開始信
    号を入力し前記バスアクセス終了信号を出力し周辺機能
    実行を行なう実行手段と、 前記電圧源に接続され実行手段に電源電位を供給する電
    圧源供給部と、 前記接地電位に接続され実行手段に接地電位を供給する
    電圧源供給部と、 前記実行手段の実行情報を前記実行情報伝達手段に出力
    する実行情報出力手段とからなり、 前記電源供給制御手段は、 前記第1のバスアクセス制御信号伝達手段と前記第2の
    バスアクセス制御信号伝達手段と前記アドレス伝達手段
    に接続し前記バスアクセス開始信号を入力し前記バスア
    クセス終了信号を出力するバスアクセス機能実行手段
    と、 前記電圧低下伝達手段から伝達される電圧低下情報と第
    N番目の前記実行情報伝達手段から伝達される実行情報
    とから電源供給情報を検出し電圧低下情報がありかつ第
    N番目の前記実行情報がない場合に電源切断情報を出力
    するN個(N≧1)の電源検出選択手段と、 第N番目の前記電源検出選択手段の電源切断情報により
    前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供給
    部との接続/切り離しを選択するN個の電源供給選択手
    段とから構成した電源制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の電源供給制御手段は、 前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目
    の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択
    し前記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバス
    アクセスした場合、前記N番目の電源供給選択手段が前
    記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供
    給部との接続を選択し、前記プロセッサは前記バスアク
    セス開始信号を出力し第N番目の前記周辺実行手段のア
    ドレスを出力し、前記第1のバスアクセス制御信号伝達
    手段は前記バスアクセス開始信号を伝達し、前記アドレ
    ス伝達手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを
    伝達し、前記バスアクセス機能実行手段は前記N番目の
    電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実
    行手段の前記電圧源供給部との接続を選択し前記第1の
    バスアクセス制御信号伝達手段が前記バスアクセス開始
    信号を伝達し前記アドレス伝達手段が第N番目の前記周
    辺実行手段のアドレスを伝達することによりバスアクセ
    スが電源供給されている周辺実行手段へのバスアクセス
    であることを検出しバスアクセスに応答せず、電源供給
    制御手段は前記バスアクセス機能実行手段がバスアクセ
    スに応答しないことにより前記第2のバスアクセス制御
    信号伝達手段に前記バスアクセス終了信号を出力しない
    ように構成した電源制御装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の電源供給制御手段は、 前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目
    の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを
    選択し前記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へ
    バスアクセスした場合、前記N番目の電源供給選択手段
    が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧
    源供給部との切り離しを選択し、前記プロセッサは前記
    バスアクセス開始信号を出力し第N番目の前記周辺実行
    手段のアドレスを出力し、前記第1のバスアクセス制御
    信号伝達手段は前記バスアクセス開始信号を伝達し、前
    記アドレス伝達手段は第N番目の前記周辺実行手段のア
    ドレスを伝達し、前記バスアクセス機能実行手段は前記
    N番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目の前
    記周辺実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを選択
    し前記第1のバスアクセス制御信号伝達手段が前記バス
    アクセス開始信号を伝達し前記アドレス伝達手段が第N
    番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達することによ
    りバスアクセスが電源供給されていない周辺実行手段へ
    のバスアクセスであることを検出しバスアクセスに応答
    し、電源供給制御手段は前記バスアクセス機能実行手段
    がバスアクセスに応答することにより前記第2のバスア
    クセス制御信号伝達手段に前記バスアクセス終了信号を
    出力するように構成した電源制御装置。
  16. 【請求項16】電位の基準となる接地電位と前記接地電
    位よりも高い電位を供給し前記接地電位との間に電圧を
    発生させる電圧源と、 前記電圧源から供給される電位が予め定めた電位値より
    も低下したことを検出した検出情報を出力する電源電圧
    低下検出手段と、 前記電源電圧低下検出手段の電圧低下情報を伝達する電
    圧低下伝達手段と、 リセット時にリセット信号を出力し命令を解読しその実
    行としてアドレスを出力しデータを入出力し電源供給制
    御手段からの割り込み発生時に割り込み処理起動信号を
    受け付けるプロセッサと、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからリセット信
    号を伝達するリセット信号伝達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからアドレスを
    伝達するアドレス伝達手段と、 前記プロセッサと接続し前記プロセッサからデータを伝
    達するデータ伝達手段と、 前記プロセッサと電源供給制御手段とを接続し電源供給
    制御手段から割り込み処理起動信号を伝達する割り込み
    信号伝達手段と、 N個(N≧1)の周辺実行手段と、 前記N個の周辺実行手段の実行情報を伝達する実行情報
    伝達手段と、 電源供給制御手段とを備える電源制御装置であって、 前記N個の周辺実行手段は、 前記アドレス伝達手段と前記データ伝達手段に接続し周
    辺機能実行を行なう実行手段と、 前記電圧源に接続され実行手段に電源電位を供給する電
    圧源供給部と、 前記接地電位に接続され実行手段に接地電位を供給する
    電圧源供給部と、 前記実行手段の実行情報を前記実行情報伝達手段に出力
    する実行情報出力手段とからなり、 前記電源供給制御手段は、 前記アドレス伝達手段と前記割り込み信号伝達手段に接
    続しアドレス判定と割り込み処理起動信号出力を行なう
    アドレス判定手段と、 前記電圧低下伝達手段から伝達される電圧低下情報と第
    N番目の前記実行情報伝達手段から伝達される実行情報
    とから電源供給情報を検出し電圧低下情報がありかつ第
    N番目の前記実行情報がない場合に電源切断情報を出力
    するN個(N≧1)の電源検出選択手段と、 第N番目の前記電源検出選択手段の電源切断情報により
    前記電圧源と第N番目の前記実行手段の前記電圧源供給
    部との接続/切り離しを選択するN個の電源供給選択手
    段とからなる電源制御装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の電源供給制御手段は、 前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目
    の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部との接続を選択
    し前記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へバス
    アクセスした場合、前記N番目の電源供給選択手段が前
    記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧源供
    給部との接続を選択し、前記プロセッサは第N番目の前
    記周辺実行手段のアドレスを出力し、前記アドレス伝達
    手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達
    し、前記アドレス判定手段は前記N番目の電源供給選択
    手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記
    電圧源供給部との接続を選択し前記アドレス伝達手段が
    第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝達すること
    により電源供給されている周辺実行手段へのバスアクセ
    スであることを検出し、電源供給制御手段は前記アドレ
    ス判定手段が電源供給されている周辺実行手段へのバス
    アクセスであることを検出しているので前記割り込み信
    号伝達手段に割り込み処理起動信号を出力しないように
    構成した電源制御装置。
  18. 【請求項18】請求項16記載の電源供給制御手段は、 前記N番目の電源供給選択手段が前記電圧源と第N番目
    の前記周辺実行手段の前記電圧源供給部との切り離しを
    選択し前記プロセッサが第N番目の前記周辺実行手段へ
    バスアクセスした場合、前記N番目の電源供給選択手段
    が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段の前記電圧
    源供給部との切り離しを選択し、前記プロセッサは第N
    番目の前記周辺実行手段のアドレスを出力し、前記アド
    レス伝達手段は第N番目の前記周辺実行手段のアドレス
    を伝達し、前記アドレス判定手段は前記N番目の電源供
    給選択手段が前記電圧源と第N番目の前記周辺実行手段
    の前記電圧源供給部との切り離しを選択し前記アドレス
    伝達手段が第N番目の前記周辺実行手段のアドレスを伝
    達することにより電源供給されていない周辺実行手段へ
    のバスアクセスであることを検出し、電源供給制御手段
    は前記アドレス判定手段が電源供給されていない周辺実
    行手段へのバスアクセスであることを検出しているので
    前記割り込み信号伝達手段に割り込み処理起動信号を出
    力するように構成した電源制御装置。
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