JP3080849B2 - 入出力デバイスの電源オン/オフ回路 - Google Patents

入出力デバイスの電源オン/オフ回路

Info

Publication number
JP3080849B2
JP3080849B2 JP06282012A JP28201294A JP3080849B2 JP 3080849 B2 JP3080849 B2 JP 3080849B2 JP 06282012 A JP06282012 A JP 06282012A JP 28201294 A JP28201294 A JP 28201294A JP 3080849 B2 JP3080849 B2 JP 3080849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
power supply
power
turned
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06282012A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08147074A (ja
Inventor
鈴木  康広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP06282012A priority Critical patent/JP3080849B2/ja
Publication of JPH08147074A publication Critical patent/JPH08147074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080849B2 publication Critical patent/JP3080849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置と当該ホス
ト装置側から電力の供給を受けて動作する入出力デバイ
スを備えたコンピュータシステムに係り、特に入出力デ
バイス側での電源オフが可能な入出力デバイスの電源オ
ン/オフ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータシステムは、ホスト
装置からアクセス可能なディスク装置を備えているのが
一般的である。このディスク装置は、ホスト装置(シス
テム本体)側からの電力の供給を受けて動作するように
なっている。
【0003】近年のコンピュータシステムはまた、動作
中の電源オフ(電源断)対策として、バックアップ用の
バッテリを持ち、動作中に電源オフが発生すると、当該
バッテリからの電力供給に切り換えるバッテリ・バック
アップ機能を有している。この機能により、動作中に電
源がオフしても、ホスト装置は勿論ディスク装置もある
程度動作を継続することが可能となる。これは、ホスト
装置に接続されている他のデバイスについても同様であ
る。
【0004】ホスト装置は、バッテリからの電力供給に
切り換えられた後、当該ホスト装置に接続されているデ
ィスク装置を初めとする各デバイスの動作を監視し、全
デバイスについて停止可能状態となった時点で、バッテ
リからの電力供給を停止(遮断)させる。これにより、
バッテリの電力が不要に消費されるのを防止することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、バッ
テリ・バックアップ機能を持つ従来のコンピュータシス
テムでは、動作中に電源がオフしてもバックアップ用の
バッテリからの電力供給により、ホスト装置は勿論当該
ホスト装置に接続されているディスク装置を初めとする
入出力デバイスも動作を継続できる。
【0006】しかし従来は、ホスト装置に接続されてい
る各デバイスが全て動作停止可能状態となるのを待っ
て、バッテリからの電力供給を停止(遮断)させていた
ため、たとえ電源オフ時に動作停止可能なデバイスが存
在したとしても、全てのデバイスが動作停止可能となる
まではバッテリからの電力供給が続けられることにな
り、バッテリの電力消費を削減するという点では必ずし
も十分とはいえなかった。特に、駆動機構を持つディス
ク装置は消費電力が大きいため問題であった。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ホスト装置側からの電力供給を入出力デ
バイス側で安全に停止できる入出力デバイスの電源オン
/オフ回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置側
から電源ラインを介して電力の供給を受けて動作する入
出力デバイスを備えたコンピュータシステムに適用され
る電源オン/オフ回路の構成として、上記電源ラインを
オン/オフするための第1のスイッチ手段と、ホスト装
置側から第1の信号状態に設定されることにより上記第
1のスイッチ手段をオンし、ホスト装置側から第2の信
号状態に設定されることにより上記第1のスイッチ手段
をオフ操作可能状態とするための第1の信号ラインと、
この第1の信号ラインが上記第2の信号状態にある場合
に、第1のスイッチ手段をオフするための第2のスイッ
チ手段と、この第2のスイッチ手段を入出力デバイス側
からオン/オフ操作するための第2の信号ラインとを備
えたことを特徴とするものである。
【0009】また本発明は、第1のスイッチ手段がオン
状態にあるときに第2のスイッチ手段がオンされた場
合、第1の信号ラインの状態に無関係に上記第1のスイ
ッチ手段のオン状態が保持される構成としたことをも特
徴とする。
【0010】また本発明は、第1のスイッチ手段がオン
された場合に第2の信号ラインを介して第2のスイッチ
手段をオンし、第1の信号ラインが上記第2の信号状態
となり、且つ入出力デバイスが電源ラインからの電力供
給を必要としない状態となった場合に、第2の信号ライ
ンを介して第2のスイッチ手段をオフするスイッチ操作
手段を更に備えたことをも特徴とする。
【0011】また本発明は、電源ラインと第1の信号ラ
インとのホスト装置側での接続/切り離しに用いられ
る、ホスト装置側から操作可能な第3のスイッチ手段を
更に備えたことをも特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成において、ホスト装置側から電源ラ
インを介して入出力デバイスに電力を供給する際には、
第1の信号ラインを第1の信号状態に設定する。この第
1の信号状態は、ホスト装置側から第3のスイッチ手段
をオン操作して、電源ラインと第1の信号ラインをホス
ト装置側で接続することにより設定される。第1の信号
ラインが第1の信号状態に設定されると、第1のスイッ
チ手段がオンし、ホスト装置側から入出力デバイスに電
源ラインを介して電力が供給される。即ち、入出力デバ
イス側の電源がオンされる。このとき、スイッチ操作手
段により第2の信号ラインを介して第2のスイッチ手段
がオン操作されることにより、第1のスイッチ手段のオ
ン状態が、第1の信号ラインの状態に無関係に保持され
る。
【0013】さて、ホスト装置側から電源をオフしたい
場合には、上記第1の信号ラインを第2の信号状態に設
定する。この第2の信号状態は、ホスト装置側から第3
のスイッチ手段をオフ操作して、電源ラインと第1の信
号ラインとのホスト装置側での接続状態を解除すること
により設定される。第1の信号ラインが第2の信号状態
に設定されると、第2の信号ラインから第1のスイッチ
手段をオフ操作することが可能となる。
【0014】スイッチ操作手段は、第1の信号ラインが
第2の信号状態に設定されると、入出力デバイスが電源
ラインからの電力供給を必要としない状態にあれば直ち
に、そうでなければ電力供給を必要としない状態になる
のを待って、第2の信号ラインを介して第2のスイッチ
手段をオフ操作する。このことは、入出力デバイスから
第2のスイッチ手段をオフ操作したことと等価である。
【0015】第1の信号ラインが第2の信号状態に設定
されている状態で第2のスイッチ手段がオフ操作される
と、第1のスイッチ手段がオフされる。これにより、ホ
スト装置側から入出力デバイスへの電力供給が停止され
る。即ち、入出力デバイス側の電源がオフされる。
【0016】このように上記の構成においては、第1の
信号ラインが第2の信号状態に設定されると、入出力デ
バイス側で電力供給を必要としない状態となった段階
で、第1のスイッチ手段がオフされて、当該入出力デバ
イス側の電源だけがオフされる。即ち、入出力デバイス
側で当該デバイス側の電源を安全にオフできる。この効
果は特に、ホスト装置がバッテリ・バックアップ機能を
備えていて、停電等で電源が遮断されても、しばらく動
作可能で、しかも当該デバイス以外の入出力デバイスも
ホスト装置に接続されているシステムにおいて顕著であ
る。例えば、ハードディスク装置などのディスク装置を
含む複数の入出力デバイスがホスト装置に接続されてい
るシステムにおいて、ディスク装置がライト動作中に電
源が遮断されても、当該ディスク装置において要求され
た動作(ライト動作)を完了してから、当該ディスク装
置側の電源を当該ディスク装置側からオフできる。従来
は、システム内の他のデバイスがまだ稼働する必要があ
れば、(全デバイスが稼働する必要がなくなるまでは)
全デバイスに電力が供給されていたが、上記の構成にお
いては、稼働する必要のなくなったデバイ側で自律的に
電源がオフされるため、バッテリの電力消費を軽減でき
る。
【0017】また、上記のバッテリ・バックアップ時の
他に、例えば入出力デバイス(ディスク装置)をしばら
く使用しない場合などにおいて、当該デバイス(ディス
ク装置)を使用する必要が生じるまで、ホスト装置から
第1の信号ラインを第2の信号状態に設定することで、
当該デバイス(ディスク装置)への電力供給を安全に停
止させることができるため、電力消費を大幅に削減でき
る。
【0018】
【実施例】図1は本発明の電源オン・オフ回路を適用す
るコンピュータシステムの一実施例を示すブロック構成
図である。図1のコンピュータシステムは、ホスト装置
10、電源ライン20、ハードディスク装置30、バス
40、電源オン/オフ回路50及び商用電源等の外部電
源(AC電源)60等から構成されている。
【0019】ホスト装置10はシステムの中心をなすも
ので、CPU11と、電源12と、バッテリ13と、切
換回路14と、電圧検出回路15と、スイッチSW1,
SW2とを備えている。
【0020】CPU11は、装置全体を制御するもので
ある。電源12は、外部電源60からのAC(交流)電
圧をシステムで用いられるDC(直流)電圧に変換する
直流電源である。
【0021】バッテリ13は、電源12から電力が供給
されなくなった場合のバックアップに用いられるもので
ある。切換回路14は、電源ライン20への電力供給源
としての電源12とバッテリ13の切り換え等を行うも
のである。この切換回路14は、スイッチSW1がオン
された場合には、電源12からの電力供給に切り換えて
スイッチSW2をオンし、スイッチSW1がオフされた
場合には、スイッチSW2をオフするようになってい
る。また切換回路14は、電源12から電力が供給され
なくなった場合には、バッテリ13からの電力供給に切
り換えてスイッチSW2をオフするようになっている。
また切換回路14は、CPU11から電源オフが指示さ
れた場合には、電源ライン20を介しての電力供給を停
止するようになっている。
【0022】電圧検出回路15は、後述する電源オン/
オフ用信号ライン51の電圧を検出して切換回路14に
通知するものである。スイッチSW1は、システムの電
源スイッチ(メインスイッチ)として用いられるもので
ある。
【0023】スイッチSW2は、切換回路14によりオ
ン/オフ操作されるものである。このスイッチSW2
は、オン操作されることにより、電源オン/オフ回路5
0を通してハードディスク装置30側の電源をオンする
のに用いられる。スイッチSW2はまた、オフ操作され
ることにより、ハードディスク装置30側から電源オン
/オフ回路50を通して電源をオフ可能とするのに用い
られる。
【0024】電源ライン20は、ホスト装置10から当
該ホスト装置10内及び当該ホスト装置10に接続され
ている各種入出力デバイスへの電力(直流電力)供給路
をなすものである。
【0025】ハードディスク装置30は、電源ライン2
0を介して供給される電力を受けて動作する入出力デバ
イスである。このハードディスク装置30は、ホスト装
置10から与えられたコマンドの実行中など、ホスト装
置10からの電力供給を必要とする動作中であるか否か
を示す動作状態信号31を電源オン/オフ回路50(内
の後述するスイッチ操作回路54)に出力するようにな
っている。
【0026】バス40は、ホスト装置10とハードディ
スク装置30を接続するものである。電源オン/オフ回
路50はホスト装置10からハードディスク装置30へ
の電力供給をオン/オフするためのもので、例えばハー
ドディスク装置30に付加されて設けられている。この
電源オン/オフ回路50は、スイッチSW3,SW4
と、電源オン/オフ用信号ライン51と、電源オフ用信
号ライン52と、電圧検出回路53と、スイッチ操作回
路54とを備えている。なお、ホスト装置10内のスイ
ッチSW2と電圧検出回路15を、電源オン/オフ回路
50の一部として位置付けることも可能である。また、
電源オン/オフ回路50内の電圧検出回路53及びスイ
ッチ操作回路54を、ハードディスク装置30の一部と
して位置付けることも可能である。
【0027】スイッチSW3は、電源ライン20をオン
/オフする例えばリレースイッチでる。スイッチSW3
は、リレーコイルRCを有しており、当該コイルRCが
付勢/消勢されることにより、オン/オフされる。な
お、スイッチSW3として半導体スイッチを用いること
も可能である。これは、次に述べるスイッチSW4など
他のスイッチについても同様である。
【0028】スイッチSW4は、スイッチSW2がオフ
されている場合に、ハードディスク装置30の状態に応
じてオフ操作されることによりスイッチSW3をオフす
るためのものである。
【0029】電源オン/オフ用信号ライン51は、ホス
ト装置10(の切換回路14)からスイッチSW2がオ
ン操作されることによりホスト装置10側で電源ライン
20と接続されて、スイッチSW3をオンするためのも
のである。電源オン/オフ用信号ライン51はまた、ホ
スト装置10(の切換回路14)からスイッチSW2が
オフ操作されることによりホスト装置10側で電源ライ
ン20から切り離されて、スイッチSW3のオフ操作を
可能とする(ハードディスク装置30側での電源オフを
指示する)ためのものである。
【0030】電源オフ用信号ライン52は、(電源オン
/オフ用信号ライン51によりハードディスク装置30
側での電源オフが指示されている状態で)スイッチ操作
回路54からスイッチSW4をオフ操作するためのもの
である。
【0031】電圧検出回路53は、電源オン/オフ用信
号ライン51の電圧を検出してスイッチ操作回路54に
通知するものである。スイッチ操作回路54は、電源オ
フ用信号ライン52を通してスイッチSW4をオン/オ
フ操作するものである。このスイッチ操作回路54は、
スイッチSW2がオンされた際の電源オン/オフ用信号
ライン51の電圧変化(第1の電圧変化)に応じてスイ
ッチSW4をオン操作するようになっている。スイッチ
操作回路54はまた、スイッチSW2がオフされた際の
電源オン/オフ用信号ライン51の電圧変化(第2の電
圧変化)に応じ、ハードディスク装置30側での電源オ
フのタイミングを検出するために、ハードディスク装置
30からの動作状態信号31の監視を開始するようにな
っている。
【0032】次に、図1の構成における電源オン/オフ
回路50を中心とする動作を、(1)電源をオンにする
場合と、(2)電源をオフにする場合について順に説明
する。
【0033】(1)電源をオンにする場合 今、図1のシステムは完全に停止しており、スイッチS
W1〜SW4は全てオフされているものとする。
【0034】この状態でスイッチSW1がオン(投入)
されると、切換回路14は、電源ライン20への電力供
給源として電源12を使用するように切り換える。これ
により電源ライン20の電圧は+5Vとなる。
【0035】次に切換回路14は、スイッチSW2をオ
ンする(閉じる)。スイッチSW2がオンすると、電源
オン/オフ用信号ライン51は電源ライン20と同電圧
(+5V)となり、当該信号ライン51に抵抗Rを介し
て接続されているスイッチSW3のリレーコイルRCが
付勢(励磁)される。
【0036】スイッチSW3のリレーコイルRCが付勢
すると、当該スイッチSW3がオンする(閉じる)。ス
イッチSW3がオンすると、電源ライン20上の+5V
はハードディスク装置30に印加され、即ちハードディ
スク装置30側の電源がオンとなり、当該ハードディス
ク装置30は動作可能状態となる。
【0037】また、スイッチSW2がオンして電源オン
/オフ用信号ライン51が電源ライン20と同電圧(+
5V)となると、その電圧変化(第1の電圧変化)が電
圧検出回路53により検出され、スイッチ操作回路54
に通知される。
【0038】スイッチ操作回路54は、電圧検出回路5
3から第1の電圧変化の検出通知を受けると、ハードデ
ィスク装置30側での電源がオンされたものとして、電
源オフ用信号ライン52を通してスイッチSW4をオン
する(閉じる)。
【0039】(2)電源をオフにする場合 さて、上記のようにして、ホスト装置10からハードデ
ィスク装置30に電力が供給されて当該ハードディスク
装置30が動作可能状態となると、当該ハードディスク
装置30は、ホスト装置10からのコマンドを実行する
ようになる。
【0040】今、ハードディスク装置30においてホス
ト装置10からのコマンド、例えばライトコマンドを実
行中に、スイッチSW1がオフされた、或いは外部電源
60が遮断したなどの要因で、電源12から電力が供給
されなくなったものとする。
【0041】切換回路14は、スイッチSW1がオフさ
れた場合であれば、ハードディスク装置30の状態に応
じて電源オン/オフ回路50により電源をオフできるよ
うにスイッチSW2をオフする(開く)。
【0042】また、外部電源60が遮断したなどの要因
で、電源12から電力が供給されなくなった場合であれ
ば、切換回路14はその状態を内蔵する周知の検出回路
(図示せず)により検出すると、電源ライン20への電
力供給源としてバッテリ13を使用するように(電源1
2から)切り換える。そして切換回路14は、スイッチ
SW1がオフされた場合と同様に、ハードディスク装置
30の状態に応じて電源をオフできるようにスイッチS
W2をオフする(開く)。
【0043】さて、スイッチSW2がオフすると、電源
オン/オフ用信号ライン51の電圧が変化する。この電
圧変化(第2の電圧変化)は電圧検出回路53により検
出されて、スイッチ操作回路54に通知される。
【0044】スイッチ操作回路54は、電圧検出回路5
3から第2の電圧変化の検出通知を受けると、ホスト装
置10側から電源オフが指示されたものと判断し、ハー
ドディスク装置30側での電源オフのタイミングを検出
するために、ハードディスク装置30からの動作状態信
号31を監視する。
【0045】さて、ハードディスク装置30は、ホスト
装置10からのコマンドの実行中など、ホスト装置10
からの電力供給を必要とする動作中であるか否かを示す
動作状態信号31を(電源オン/オフ回路50の)スイ
ッチ操作回路54に出力する。例えばライトコマンドを
実行中であれば、ハードディスク装置30はそのライト
動作の期間中、動作状態信号31を動作中を示す状態に
設定し、ライト動作を終了すると、動作状態信号31を
非動作中を示す状態に切り換える。ここで、コマンドの
実行中とは、通常はコマンドを受けてから当該コマンド
を実行して終了ステータスをホスト装置10に返すまで
の期間をいう。但し、ハードディスク装置30にキャッ
シュ(ライトキャッシュ)を持ち、ホスト装置10から
のコマンドがライトコマンドの場合に、当該キャッシュ
へのデータ書き込みを行いながら記録媒体への書き込み
を行い、(記録媒体への書き込み終了時点でなくて)キ
ャッシュへの書き込み終了時点で終了ステータスが返さ
れるライトキャッシュ方式を適用するものにおいては、
記録媒体への書き込みが終了するまでの期間となる。
【0046】スイッチ操作回路54は、電圧検出回路5
3からの第2の電圧変化検出通知時(ホスト装置10側
からの電源オフ指示時)に、ハードディスク装置30か
らの動作状態信号31が非動作中を示しているならば、
当該ハードディスク装置30への電力供給を停止可能で
あると判断し、電源オフ用信号ライン52を介してスイ
ッチSW4を直ちにオフする(開く)。
【0047】これに対し、電圧検出回路53からの第2
の電圧変化検出通知時(ホスト装置10側からの電源オ
フ指示時)に、ハードディスク装置30からの動作状態
信号31が動作中を示しているならば、スイッチ操作回
路54は、現時点では当該ハードディスク装置30への
電力供給を停止することはできないと判断し、動作状態
信号31が非動作中を示すようになるのを待つ。そし
て、動作状態信号31が非動作中を示すようになると、
スイッチ操作回路54はスイッチSW4をオフする(開
く)。
【0048】スイッチSW4がオフすると、(スイッチ
SW2もオフされていることから)スイッチSW3のリ
レーコイルRCに+5Vの電源電圧が印加されなくなっ
て当該リレーコイルRCは消勢し、スイッチSW3はオ
フする(開く)。これにより、ハードディスク装置30
側の電源がオフし、当該ハードディスク装置30への電
力供給だけが停止される。このとき、ハードディスク装
置30は動作終了状態にあるため、当該ハードディスク
装置30への電力供給が停止されても何ら問題にはなら
ない。
【0049】さて、スイッチSW3がオフすると、(ス
イッチSW2もオフされていることから)電源オン/オ
フ用信号ライン51には電源ライン20から電圧が印加
されなくなり、当該信号ライン51の電圧が変化する。
この電圧変化(第3の電圧変化)は電圧検出回路15に
より検出され、切換回路14に通知される。
【0050】切換回路14は、電圧検出回路15から第
3の電圧変化の検出通知を受けると、ハードディスク装
置30側の電源がオフされたことを判断する。もし、ホ
スト装置10に接続されているハードディスク装置30
以外の入出力デバイス(図示せず)にも、電源オン/オ
フ回路50と同様の電源オン/オフ回路が付加され、ホ
スト装置10に、その入出力デバイス用の電源オン/オ
フ回路の電源オン/オフ用信号ラインの電圧を検出する
(電圧検出回路15と同様の)電圧検出回路が設けられ
ているならば、切換回路14は、電圧検出回路15を初
めとするホスト装置10内の各電圧検出回路から第3の
電圧変化の検出通知を全て受けとることにより、ホスト
装置10に接続されている全ての入出力デバイスの電源
がオフされたことを検出することができる。
【0051】この場合、切換回路14は、ホスト装置1
0内部で実行中の動作が終了しているならば直ちに、終
了していないならば終了を待って、電源ライン20を介
してのシステム内各部への電力供給を停止する。
【0052】なお、スイッチSW2については、電源ラ
イン20と各電源オン/オフ回路の電源オン/オフ用信
号ラインとのホスト装置10側での接続/切り離し用と
して共通に使用することも可能である。但し、後述する
ように、通常のシステム稼働中においてもCPU11か
らの指示により入出力デバイスの電源をオフする場合に
は、デバイス単位で電源オフが指示できるように、各電
源オン/オフ回路毎に用意することが好ましい。
【0053】また、終了ステータスの発行時点で動作が
終了となる入出力デバイスの場合には、ホスト装置10
は当該デバイスから終了ステータスを受け取ることによ
り、当該デバイスへの電力供給の停止が可能であると判
断できるため、電圧検出回路15のような電圧検出回路
は必ずしも必要ない。
【0054】また、ハードディスク装置30がライトキ
ャッシュ方式を適用し、且つライトコマンドの実行時の
場合には、当該コマンドに対する終了ステータスの発行
時点で動作が終了とならず、記録媒体への書き込みが続
けられることから、上記の実施例のように電圧検出回路
15を設ける必要がある。
【0055】勿論、ハードディスク装置30での実際の
ライト動作終了をホスト装置10(のCPU11)で判
断できるならば、電圧検出回路15は必ずしも必要な
い。このハードディスク装置30での実際のライト動作
終了の判断方法について、以下に述べる。
【0056】まず、ハードディスク装置30において
は、ホスト装置10からライトコマンドが与えられた場
合、キャッシュへのデータ書き込みが終了した時点でホ
スト装置10に終了ステータスが返されるものの、ホス
ト装置10から与えられる後続のコマンドの実行は、実
際のライト動作終了(記憶媒体へのデータ書き込みの終
了)まで待たされる。
【0057】そこで、ホスト装置10からハードディス
ク装置30に対してライトコマンド以外の何らかのコマ
ンド(チェックコマンド)を送り、そのコマンドが実行
されて対応する終了ステータスが返されることにより、
先行するライトコマンドに対する実際のライト動作終了
を判断することができる。但し、この方式は、電圧検出
回路15での検出に比べて時間がかかる。
【0058】なお、電源オン/オフ回路は、全ての入出
力デバイスに付加する必要はなく、ハードディスク装置
30など、消費電力の大きい入出力デバイスだけに付加
するものであっても構わない。
【0059】この他、電源オン/オフ回路(50)を、
ハードディスク装置30(入出力デバイス)内、ホスト
装置10内、或いはホスト装置10とハードディスク装
置30(入出力デバイス)との接続インタフェース部分
に設けても構わない。
【0060】さて本実施例では、例えばハードディスク
装置30をしばらく使用しない場合などにおいては、C
PU11から切換回路14に対してハードディスク装置
30への電力供給の一時停止が指示される。この場合、
切換回路14は、CPU11から電力供給の再開が指示
されるまでスイッチSW2をオフする。
【0061】CPU11からの電力供給一時停止指示に
応じてスイッチSW2がオフされた後の電源オン/オフ
回路50の動作は、前記したスイッチSW1のオフ時或
いは電源遮断時の場合と同様であり、ハードディスク装
置30からの動作状態信号31が非動作中を示している
ならば直ちに、動作中を示しているならば非動作中を示
すのを待って、スイッチSW4がオフされる。これによ
りスイッチSW3がオフして、ハードディスク装置30
への電力供給が停止される。
【0062】CPU11は、切換回路14に対してハー
ドディスク装置30への電力供給の一時停止を指示した
後、当該ディスク装置30を再び使用する必要が生じる
と、切換回路14に対してハードディスク装置30への
電力供給の再開を指示する。この場合、切換回路14
は、スイッチSW2をオンする。
【0063】CPU11からの電力供給再開指示に応じ
てスイッチSW2がオンされた後の電源オン/オフ回路
50の動作は、前記したスイッチSW1のオン時の場合
と同様であり、スイッチSW3がオンされて、ハードデ
ィスク装置30への電力供給が再開される。このとき、
スイッチSW4がスイッチ操作回路54によりオンされ
る。
【0064】このように、ハードディスク装置30(入
出力デバイス)をしばらく使用しない場合、当該ディス
ク装置30(入出力デバイス)への電力供給を、CPU
11からの指示により必要になるまで安全に停止させる
ことができるため、従来のようにスタンバイやスリープ
といったコマンドを送って一部の機能を停止させること
で低消費電力化を図るものに比べて、消費電力を大幅に
削減できる。
【0065】なお、前記実施例では、ハードディスク装
置30からスイッチ操作回路54に動作状態信号31が
出力されるようになっており、電圧検出回路53からス
イッチ操作回路54に(ホスト装置10からの電源オフ
指示を示す)第2の電圧変化の検出が通知されると、ス
イッチ操作回路54が当該動作状態信号31を監視して
電源オフ(スイッチSW4オフ)のタイミングを決定す
るものとしたが、これに限るものではない。例えば、電
圧検出回路53からの第2の電圧変化検出通知に応じ
て、スイッチ操作回路54がハードディスク装置30に
電源オフの可否を問い合わせ、これを受けて当該ディス
ク装置30から電源オフの要求をスイッチ操作回路54
に出すようにしても構わない。この電源オフ要求の発行
条件は、電力供給を必要としない非動作状態にあるこ
と、或いは非動作状態になることである。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ホ
スト装置側からの電力供給を、当該ホスト装置からの指
示により(ホスト装置側から第1の信号ラインを第2の
信号状態に設定することにより)、入出力デバイス側で
安全に停止できる。このため、特にホスト装置のバッテ
リ・バックアップ機能が働いている場合で且つホスト装
置に複数の入出力デバイスが接続されている場合には、
バッテリの電力消費を軽減できるため効果的である。ま
た、しばらく使用しない入出力デバイスがある場合に、
ホスト装置側からの指示により、ホスト装置側からの電
力供給を入出力デバイス側で停止させることで、従来の
ようなスタンバイやスリープといったコマンドを用いる
場合に比べて消費電力を大幅に削減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源オン・オフ回路を適用するコンピ
ュータシステムの一実施例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
10…ホスト装置、11…CPU、12…電源、13…
バッテリ、14…切換回路、15,53…電圧検出回
路、20…電源ライン、30…ハードディスク装置(入
出力デバイス)、31…動作状態信号、40…バス、5
0…電源オン/オフ回路、51…電源オン/オフ用信号
ライン(第1の信号ライン)、52…電源オフ用信号ラ
イン(第2の信号ライン)、54…スイッチ操作回路、
SW1…スイッチ(メインスイッチ)、SW2…スイッ
チ(第3のスイッチ手段)、SW3…スイッチ(第1の
スイッチ手段)、SW4…スイッチ(第2のスイッチ手
段)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置側から電源ラインを介して電
    力の供給を受けて動作する入出力デバイスを備えたコン
    ピュータシステムに適用される電源オン/オフ回路であ
    って、 前記電源ラインをオン/オフするための第1のスイッチ
    手段と、 前記ホスト装置側から第1の信号状態に設定されること
    により前記第1のスイッチ手段をオンし、前記ホスト装
    置側から第2の信号状態に設定されることにより前記第
    1のスイッチ手段をオフ操作可能状態とするための第1
    の信号ラインと、 この第1の信号ラインが前記第2の信号状態にある場合
    に、前記第1のスイッチ手段をオフするための第2のス
    イッチ手段と、 この第2のスイッチ手段を前記入出力デバイス側からオ
    ン/オフ操作するための第2の信号ラインとを具備する
    ことを特徴とする電源オン/オフ回路。
  2. 【請求項2】 前記第2のスイッチ手段は、前記第1の
    スイッチ手段がオン状態にあるときにオンされた場合に
    は、前記第1の信号ラインの状態に無関係に前記第1の
    スイッチ手段のオン状態を保持することを特徴とする請
    求項1記載の電源オン・オフ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチ手段がオンされた場
    合に前記第2の信号ラインを介して前記第2のスイッチ
    手段をオンし、前記第1の信号ラインが前記第2の信号
    状態となり、且つ前記入出力デバイスが前記電源ライン
    からの電力供給を必要としない状態となった場合に、前
    記第2の信号ラインを介して前記第2のスイッチ手段を
    オフするスイッチ操作手段を更に具備することを特徴と
    する請求項2記載の電源オン/オフ回路。
  4. 【請求項4】 前記電源ラインと前記第1の信号ライン
    との前記ホスト装置側での接続/切り離しに用いられ
    る、前記ホスト装置側から操作可能な第3のスイッチ手
    段を更に具備することを特徴とする請求項3記載の電源
    オン/オフ回路。
JP06282012A 1994-11-16 1994-11-16 入出力デバイスの電源オン/オフ回路 Expired - Fee Related JP3080849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06282012A JP3080849B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 入出力デバイスの電源オン/オフ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06282012A JP3080849B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 入出力デバイスの電源オン/オフ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08147074A JPH08147074A (ja) 1996-06-07
JP3080849B2 true JP3080849B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=17647005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06282012A Expired - Fee Related JP3080849B2 (ja) 1994-11-16 1994-11-16 入出力デバイスの電源オン/オフ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080849B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08147074A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE48190E1 (en) Electronic device with serial ATA interface and power saving method for serial ATA buses
JP3474665B2 (ja) 計算機システムの電源制御装置及び方法
US8700935B2 (en) Power supply unit configured to not control a power supply from reducing the power state to a mirroring unit and storage units during a rebuild operation even when such power reducing state is satisfied
US10817043B2 (en) System and method for entering and exiting sleep mode in a graphics subsystem
JP4083864B2 (ja) ホスト、ディスクアレイおよびups間における連動制御装置
JP3686232B2 (ja) コンピュータシステムの周辺装置制御方法
RU2573233C2 (ru) Устройство формирования изображения, способ управления для устройства формирования изображения и носитель информации
JP3851736B2 (ja) 電子機器およびそのシステム起動方法
JP3080849B2 (ja) 入出力デバイスの電源オン/オフ回路
JP2001337789A (ja) ディスクサブシステム
JP2000020182A (ja) パワーマネージメント方法
JPH0594236A (ja) 電源制御装置
JP4503003B2 (ja) 電源バックアップシステム及びこれを具えた電子機器
WO2012126345A1 (zh) 计算机的启动方法、启动装置、状态转换方法和状态转换装置
JPH05189100A (ja) 情報処理装置
JPH05303509A (ja) 予備機制御システム
JPH03201261A (ja) ディスク記憶装置のパワーセーブ運転方式
JPH0628267A (ja) 情報処理装置
JP2002160423A (ja) 画像形成装置
JPH04195617A (ja) 記録再生装置および情報処理装置
JPH09325834A (ja) 情報処理装置の電源投入方法
JP3080882B2 (ja) データ退避復元システム
JPS63280357A (ja) デ−タ退避/復旧方式
JPH0877079A (ja) 外部記憶装置
JPS59139422A (ja) 情報処理装置の節電装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees