JP2000352519A - 測位装置 - Google Patents
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- G01S19/00—Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
- G01S19/01—Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
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-
- G—PHYSICS
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- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
となる測位装置を提供する。 【解決手段】 GPS衛星から送られてくる位置情報に
基づき、GPS処理部3により現在位置を計測する。傾
斜スイッチ13の検出信号に基づき装置本体の振動の有
無を検知するとともに、振動のない状態が一定時間以上
継続したときには、停止状態にあると判断して、GPS
処理部3による現在位置の計測動作を自動的に停止す
る。また、計測された現在位置が一定時間前の計測結果
と同一であったとき、GPS処理部3による現在位置の
計測動作を自動的に停止する。無意味な測位動作を停止
することにより消費電力を削減する。また、サーモセン
サーや加速度センサーにより装置本体の所定時間内の温
度変化や姿勢変化等を検出する。それにより使用者に装
着されていない状態を検知して現在位置の計測動作を自
動的に停止する。
Description
送られてくる測位情報を用いて自己位置を計測する測位
装置に関する。
る測位装置では、複数のGPS衛星から送られるエフェ
メリス、アルマナック等の航法信号すなわち測位情報を
受信することにより、自己位置が計測可能となる。な
お、エフェメリスは送信元の衛星自身の軌道情報や時計
の補正情報などのデータであり、アルマナックは全ての
衛星の概略軌道に関するデータである。測位情報の受信
に際しては、各衛星を捕捉する、すなわち衛星からのデ
ータの送信タイミングに受信タイミングを同期させるこ
とによって行われており、また捕捉できる衛星の数が多
い方が正確な位置計測可能となっている。
た測位装置を、例えば腕時計等に組み込み携帯性を確保
する場合には以下のような問題がある。すなわち、前述
した位置計測時における測位情報の受信には、時計とし
ての動作時に比べ、大きな電流を必要とすることから、
電池の寿命が短くなり、またそれを補うため電池の容量
を大きくすると装置の大型化を招き携帯性が損なわれる
という問題があった。
れたものであり、電池寿命の長期化、及び装置の小型化
が可能となる測位装置を提供することを目的とする。
に請求項1の測位装置にあっては、衛星から送られてく
る測位情報を受信し、この測位情報に基づき自己位置を
計測する測位手段と、自己が所定時間、停止状態にある
か否かを判断する判断手段と、この判断手段により自己
が所定時間、停止状態にあると判断されていたことに応
じて、前記測位手段による自己位置の計測動作を終了さ
せる制御手段とを備えたものとした。かかる構成におい
て、自己の停止状態が長く、新たな自己位置を計測する
必要がないと考えられる場合における無駄な測位動作が
なくなる。
記判断手段は、前記測位手段によるある時点での計測結
果と、前記所定時間が経過した後の計測結果とが一致す
る場合に、停止状態にあると判断するものとした。かか
る構成においては、自己が所定時間、停止状態であるこ
とが確実に判断できる。
らに、装置本体の振動を検出する振動検出手段を備え、
前記判断手段は、前記振動検出手段により前記所定時
間、振動が検出できない場合に、停止状態にあると判断
するものとした。かかる構成においては、測位情報が受
信できない状況下であっても、自己が停止状態にあるこ
とが判断できる。
星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に
基づき自己位置を計測する測位手段と、この測位手段に
より計測された自己位置を順次記憶する記憶手段と、前
記測位手段により計測された自己位置により示される現
在地が、決められている設定地域の外である間の前記記
憶手段による新たな自己位置の記憶動作を禁止する制御
手段とを備えたものとした。かかる構成においては、指
定地域の外の地域では自己位置の記憶動作が禁止され、
指定地域の外の地域での自己位置の不要な記憶動作が防
止できる。
星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に
基づき自己位置を計測する測位手段と、この測位手段に
よる測位情報の受信間隔を、前記測位手段により計測さ
れた自己位置により示される現在地が、決められている
設定地域の外側である間は、前記現在地が設定されてい
る指定地域の内側である間よりも長くする制御手段とを
備えたものとした。かかる構成においては、指定地域の
外の地域では単位時間当たりの測位回数を減少させるこ
とができる。
らに、使用者の要求に応じて前記設定地域を設定する設
定手段を備えたものとした。かかる構成においては、使
用者が、自ら設定地域を指定することができる。
用者に装着される携帯型の測位装置であって、衛星から
送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に基づき
自己位置を計測する測位手段と、装置が使用者から取り
外された非装着状態を検知する非装着状態検知手段と、
この非装着状態検知手段により非装着状態が検知された
ことに応じて、前記測位手段による自己位置の計測動作
を終了させる制御手段とを備えたものとした。かかる構
成においては、使用者から装置が取り外されると、その
非装着状態が検知されて自動的に自己位置の計測動作が
終了する。したがって、位置計測が不要な状態下での無
用な計測動作をなくすことができる。
記非装着状態検知手段は、装置の所定部位の温度を検出
する温度検出手段を含み、この温度検出手段による所定
時間内の温度変化に基づき前記非装着状態を検知するも
のとした。かかる構成においては、使用者から装置が取
り外されると、その非装着状態が、装置本体の所定部位
の所定時間内の温度変化に基づき検知される。しかも、
それが高い精度で検知される。
記非装着状態検知手段は、装置本体の姿勢状態を検出す
る姿勢状態検出手段を含み、この姿勢状態検出手段によ
り検出された姿勢状態が所定時間継続したことに基づき
前記非装着状態を検知するものとした。かかる構成にお
いては、使用者から装置が取り外されると、その非装着
状態が、装置本体の姿勢状態が所定時間継続したことに
基づき検知される。
使用者に装着される携帯型の測位装置であって、衛星か
ら送られてくる測位情報を受信し、この測位情報に基づ
き自己位置を計測する測位手段と、装置が使用者に装着
された装着状態を検知する装着状態検知手段と、この装
着状態検知手段により装着状態が検知されたことに応じ
て、前記測位手段による自己位置の計測動作を開始させ
る制御手段とを備えたものとした。かかる構成において
は、装置が使用者に装着されると、その装着状態が検知
されて自動的に自己位置の計測動作が開始されるため、
使用者は位置計測を再開するための操作が不要となる。
したがって、計測動作を終了させる操作を使用者が敬遠
することにより位置計測が不要となったにもかかわらず
計測動作が継続される事態をなくすことができる。
前記装着状態検知手段は、装置の所定部位の温度を検出
する温度検出手段を含み、この温度検出手段による所定
時間内の温度変化に基づき前記装着状態を検知するもの
とした。かかる構成においては、装置が使用者に装着さ
れると、その装着状態が装置本体の所定部位の所定時間
内の温度変化に基づき検知される。しかも、それが高い
精度で検知される。
前記装着状態検知手段は、装置本体の姿勢状態を検出す
る姿勢状態検出手段を含み、この姿勢状態検出手段によ
り検出された姿勢状態の継続時間が所定時間に満たない
ことに基づき前記装着状態を検知するものとした。かか
る構成においては、装置が使用者に装着されると、その
装着状態が、装置本体の姿勢状態が所定時間継続しない
ことに基づき検知される。
前記装着状態検知手段は、装置本体の振動を検出する振
動検出手段を含み、この振動検出手段により振動が継続
して検出された時間が、所定時間に満たないことに基づ
き前記装着状態を検知するものとした。かかる構成にお
いては、装置が使用者に装着されると、その装着状態
が、装置本体の振動が所定時間継続しないことに基づき
検知される。
って説明する。図1は、本発明に係る測位装置1を示す
ブロック図である。
な腕時計型であるとともに、GPSアンテナ2及びGP
S処理部3を有している。GPS処理部3は、RF、A
/D、データレジスタ、カウンター、デコーダー、及び
それらの制御を行うCPU、ROM及びRAM等により
構成されている。GPS処理部3はGPSアンテナ2に
よって受信されたGPS衛星からのL1帯の受信電波を
増幅・復調した後、エフェメリス情報やアルマナック情
報といった衛星データの解読を行い、解読したデータに
基づき自己位置の計算等の位置計測を行う。GPS処理
部3による計測結果は、測位装置1全体を制御するCP
U4へ送られた後、表示回路5に設けられているLCD
(図示せず)に表示される。なお、LCDには、通常の
時計モードの設定中では、図外の時計部からCPU4へ
送られた現在時刻が表示され、また、GPSモードの設
定中ではGPS処理部3により計測された自己位置、す
なわち緯度経度が表示される。GPS処理部3及びCP
U4への電力供給は、電源(電池)を含む電源回路6に
よって行われている。CPU4は、RAM7をワーキン
グメモリとして使用しつつ、ROM8に格納されている
プログラムに基づき動作し、GPS処理部3等の各部を
制御する。前記RAM7には、CPU4の制御に際して
各種データが記憶される。
ドとGPSモードとの切り換え等の操作を行うための複
数のスイッチが接続されたスイッチ入力部9と、衛星デ
ータ記憶部10、地図データ記憶部11、振動検出部1
2が接続されている。衛星データ記憶部10は、GPS
処理部3により読み出されたり或いは更新されたりする
エフェメリス情報やアルマナック情報といった衛星デー
タ保存するためのEEPROM等の不揮発性メモリであ
る。地図データ記憶部11は、地図データや測位系デー
タ等の変更されないデータが格納されたROMである。
振動検出部12は、装置本体の傾きが変化したこと、す
なわち装置本体の振動を検出するための傾斜スイッチ1
3を有しており、傾斜スイッチ13の検出信号は振動検
出部12によって処理されCPU4へ送られる。
いて、GPSモードが設定されたときの動作を、CPU
4の処理手順を示す図2のフローチャートに従い説明す
る。
PU4は、GPS衛星から送られてくる測位情報をGP
S処理部3によって受信し、現在位置を計測するととも
に、計測結果(緯度経度)を表示回路5のLCDに表示
させる(ステップSA1)。次に、振動検出部12から
送られる傾斜スイッチ13の検出信号に基づき装置本体
が振動しているか否かを判別し(ステップSA2)、振
動が有ればステップSA1へ戻る。一方、かかる判別の
結果がYESであって振動が無ければ、引き続き、その
状態が予め決められている一定時間継続している否かを
判別する(ステップSA3)。なお、ここでの判別は、
例えば、それ以前に振動が検出されていた状態から、振
動が検出されない状態に変化した時点の時刻がRAM7
に随時記憶(更新)されており、その時刻と、かかる判
別を行う時点における時刻との差が一定時間以上である
か否かによって行う。そして、ステップSA3の判別結
果がNOであって、一定時間継続していなければステッ
プSA1へ戻り、一定時間継続していたときには、GP
S処理部3による測位動作を停止し(ステップSA
4)、GPSモードを終了する。
測位装置1が振動しない状態が一定時間続いた場合、つ
まり測位装置1を装着した使用者が一定時間移動しない
ような場合においては、GPS処理部3の無駄な測位動
作が停止される。よって、無意味な測位動作を停止する
ことにより消費電力を削減することができ、その結果、
電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可能となる。
1に振動の無い状態が一定時間続いた場合に、直ちにG
PSモードを終了するものを示したが、例えば、その様
な状態となった場合には、一時的に測位動作を停止する
とともに、一定時間毎に振動の有無を検出する動作を行
わせ、振動があった時点で測位動作を再開させるように
してもよい。その場合には、使用者が、ある場所に一定
時間以上とどまった後、再び移動を開始したとき、GP
Sモードを再設定する必要が無くなり使い勝手がよくな
る。
の実施の形態について説明する。図3は、図1に示した
ものと同様の構成を有する測位装置(但し、前述した振
動検出部12は不要である。)においてGPSモードが
設定されたときのCPU4の処理手順を示すフローチャ
ートである。
されると、GPS処理部3により測位動作を開始し、測
位情報を受信して現在位置を計測するとともに、計測結
果(緯度経度)を表示回路5のLCDに表示させた後
(ステップSB1)、予め決められている一定時間が経
過している否かを判別する(ステップSB2)。なお、
当初のここで判別する経過時間は測位動作を開始してか
らの経過時間である。そして、ここで一定時間が経過し
ていなければステップSB1へ戻り再びGPS処理部3
により測位動作を行う。やがて前記経過時間が一定時間
となり、ステップSB2の判別結果がYESになると、
その時点で計測された現在位置と、RAM7に記憶され
ている一定時間前に計測された測位結果とが同一か否か
を判別する(ステップSB3)。ここで、測位動作を開
始してから最初の判別結果はNOとなり、ステップSB
4へ進み、その時点の測位結果をRAM7へ記憶した
後、ステップSB1へ戻る。すなわちステップSB4に
おいては一定時間毎の測位結果をRAM7に更新記憶す
ることとなる。そして、前述した処理を繰り返す間に、
ステップSB2及びステップSB3の判別結果が共にY
ESであって、現在位置が一定時間前の測位結果と同一
であった場合には、GPS処理部3による測位動作を停
止し(ステップSB5)、GPSモードを終了する。
測位装置1を装着した使用者が一定時間移動していない
ような状態となると、GPS処理部3の無駄な測位動作
が停止される。よって、本実施の形態においても、無意
味な測位動作を停止することにより消費電力を削減する
ことができ、その結果、電池寿命の長期化、及び装置の
小型化が可能となる。しかも、前述した第1の実施の形
態に比べると、使用者が一定時間移動していない状態を
より正確に知ることができ、無駄な測位動作を確実に停
止させることができる利点がある。
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1
に示したものと同様の構成を有する測位装置において、
前記RAM7のメモリ領域に、図4(a)に示した指定
地域データエリア7aと、同図(b)に示した軌跡デー
タエリア7bとが予め確保されるとともに、現在位置を
逐次計測すると共に計測により得られた位置データ(緯
度経度データ)を、移動軌跡を示す軌跡データとして前
記軌跡データエリア7bに順次記憶する軌跡データ記憶
モードを有するものである。なお、本実施の形態におい
ても、前述した振動検出部12は不要である。
ータ記憶モードが設定されたときの動作を、図5に示し
たフローチャートに従って説明する。すなわち、かかる
モードが設定されると、まず使用者に所望の緯度経度を
指定させるとともに、指定された緯度経度データA1,
A2・・・Anを順次RAM7の指定地域データエリア
7aに記憶する(ステップSC1)。なお、ここで使用
者に指定させる緯度経度は3つ以上である。次に、GP
S処理部3により測位動作を開始し、測位情報の受信し
て現在位置を計測するとともに、計測結果(緯度経度)
を表示回路5のLCDに表示させる(ステップSC
2)。引き続き、計測結果に示される地点が、前記指定
地域データエリア7aに記憶されている緯度経度データ
A1,A2・・・Anによって示される地域、すなわち
各データにより示される地点を結ぶことにより囲まれる
地域の内側であるか否かを判別する(ステップSC
3)。ここで地域内であれば、その時点の計測結果を軌
跡データとして軌跡データエリア7bに記憶した後(ス
テップSC4)、ステップSC2へ戻り、また、ステッ
プSC3の判別結果がNOであって、その時点の計測結
果が前記地域の外側であるときには、そのままステップ
SC2へ戻る。そして、軌跡データ記憶モードが終了さ
れるまで以上の処理を繰り返し行う。
用者が軌跡データの記憶を必要とする地域以外の場所に
いるとき、軌跡データを無用に記憶するといった事態が
なくなる。よって、軌跡データを記憶する場合における
軌跡データの記憶動作回数を減らすことにより、電池寿
命の長期化、及び装置の小型化が可能となる。しかも、
RAM7の記憶容量を有効に活用することができる。
において使用者に緯度経度を3つ以上指定させるように
したが、これに限らず、例えば緯度経度を1つ指定させ
るとともに、その緯度経度により示される地点を中心と
する所定の半径(又は別途指定させた半径)の地域を指
定地域として、前述したステップSC2への移行の処理
を行わせたり、或いは、緯度経度を2つ指定させ、緯度
経度により示される2地点を対称地点とする矩形地域を
指定地域として前述したステップSC2への移行の処理
を行わせたりしてもよい。また、緯度経度によらず、地
図データ記憶部11に記憶されている地図データに基づ
く簡易地図をLCDに表示させるとともに、その簡易地
図から所望の地点を所定のスイッチ操作により指定さ
せ、その地点の緯度経度をRAM7の指定地域データエ
リア7aに記憶するようにしてもよい。さらには、そう
した複数種の指定方法を使用者が選択できるようにすれ
ば、使い勝手が向上する。
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1
に示したものと同様の構成を有する測位装置において、
前記RAM7のメモリ領域に、図4(a)に示した指定
地域データエリア7aが予め確保されたものである。な
お、本実施の形態においても、前述した振動検出部12
は不要である。
が設定されたときの動作を、図6に示したフローチャー
トに従って説明する。すなわち、かかるモードが設定さ
れると、まず使用者に所望の緯度経度を指定させるとと
もに、指定された緯度経度データA1,A2・・・An
を順次RAM7の指定地域データエリア7aを記憶する
(ステップSD1)。なお、ここで使用者に指定させる
緯度経度は3つ以上である。次に、GPS処理部3によ
り測位動作を開始し、測位情報の受信して現在位置を計
測するとともに、計測結果(緯度経度)を表示回路5の
LCDに表示させる(ステップSD2)。引き続き、計
測結果に示される地点が、前記指定地域データエリア7
aに記憶されている緯度経度データA1,A2・・・A
nによって示される地域、すなわち各データにより示さ
れる地点を結ぶことにより囲まれる地域の内側であるか
否かを判別する(ステップSD3)。
行う測位動作の時間間隔を短く設定することによって測
位精度を上げた後(ステップSD4)、ステップSD2
へ戻る。なお、本実施の形態において、測位動作の時間
間隔は長短の2種類が予め用意されており、ステップS
D4では、その時点で測位動作の時間間隔として短い方
の時間が設定されている場合には、その設定(時間間
隔)を維持することとなる。逆に、ステップSD3の判
別結果がNOであって、その時点の計測結果が前記地域
の外側であるときには、GPS処理部3が行う測位動作
の時間間隔を長く設定することによって測位精度を下げ
後(ステップSD5)、ステップSD2へ戻る。なお、
その時点で既に測位動作の時間間隔として長い方の時間
が設定されている場合には、その設定(時間間隔)を維
持することとなる。そして、GPSモードが終了される
まで以上の処理を繰り返し行う。
用者が高精度の位置計測を必要とする地域以外の場所に
いるときには、測位動作の時間間隔として長くすること
により、そうした場所での測位動作に要する消費電力を
低下させることができる。よって、電池寿命の長期化、
及び装置の小型化が可能となる。
SD1において使用者に緯度経度を3つ以上指定させる
ようにしたが、第3の実施の形態で説明した他の方法に
よって、高精度の位置計測を必要とする地域を指定させ
るようにしてもよい。
は、使用者に予め所望の地域を指定させておき、その指
定地域の内側と外側とで、軌跡データの記憶の可否や測
位動作の時間間隔を制御するものを示したが、例えば、
地図データ記憶部11に、GPS衛星から送られてくる
測位情報の受信状態がその場所の地形等に起因して悪
く、測位情報に基づき計測される位置に大きな誤差が含
まれることが予想できるような地域を示す地域データを
予め記憶しておき、その地域データにより示される地域
を、指定地域として前述した動作を行わせるようにして
もよい。その場合、第3の実施の形態にあっては、実際
の移動地点が反映されていない無駄な軌跡データの記憶
動作を無くすことができ、第4の実施の形態にあって
は、精度の低い位置計測の動作回数を減少させることが
できるため、より効果的に、電池寿命の長期化を図るこ
とができる。
の実施の形態について説明する。図7は、図1をもって
既説したものと同様に、使用者の腕に装着可能な腕時計
型の測位装置21を示すブロック図である。以下、図1
に示したものと異なる部分について説明すると、この測
位装置21は、前述した振動検出部12に代えて温度検
出部22を有している。温度検出部22は、図示しない
測位装置21の本体であって、使用者に装着された状態
で使用者の腕に接する部分、本実施の形態では本体の裏
蓋の裏面側に設けられたサーモセンサー23を有してお
り、サーモセンサー23の検出信号を処理してCPU4
へ送るよう構成されている。また、前記表示回路5に設
けられているLCD(図示せず)には、時刻や緯度経度
以外にも、現在地を示す簡易地図が表示できるようにな
っている。なお、これ以外は、図1に示したものと同様
である。
えば1分毎や1秒毎)に連続して現在位置を計測し、計
測結果を逐次表示するGPSモードと、そのGPSモー
ドを自動的に設定するGPS始動モードと、それを自動
的に停止させるGPS停止モードとが用意されており、
各々のモードは、使用者が必要に応じて設定及び解除が
できるようになっている。そして、測位装置21は、前
記CPU4が前記ROM8に格納されているプログラム
に基づき、前記各モードの設定状態に応じて各部を制御
することにより、図8及び図9のフローチャートに示し
たように動作する。
PS停止モードとが共に設定されていない状態において
は、GPSモードによる位置計測を行っていなければ、
その状態(本実施の形態では時計モードによる時刻表
示)を継続し(ステップSE1、SE2が共にNO)、
GPSモードによる位置計測を行っていれば、位置計測
を継続して行う(ステップSE1がNO、ステップSE
2がYES、ステップSE12がNO)。
においては(ステップSE1でYES)、位置計測を行
っていれば(ステップSE3でYES)、さらにGPS
停止モードの設定の有無を確認し、それが設定されてい
なければ(ステップSE12でNO)、時計モードによ
る時刻表示を継続する。また、GPS始動モードが設定
された状態において位置計測を行っていなければ(ステ
ップSE3でNO)、使用者によって予め設定されてい
た時間間隔毎の温度センサーによる温度の状態チェック
を行い(ステップSE4)、前回の結果と所定幅以上の
温度変化があるか否かを判別する(ステップSE5)。
なお、前回の状態チェック結果は、状態チェックを行う
毎にRAM7に記憶しておいた温度データである。そし
て、所定幅以上の温度変化がなければ、そのままステッ
プSE1へ戻り、所定幅以上の温度変化があれば(ステ
ップSE5でYES)、GPS処理部3に電力を供給し
測位動作を始動する(ステップSE6)。つまり、使用
者の腕から取り外されるとともにGPSモードが解除さ
れていた非装着状態から再び腕に装着された装着状態と
なり、装置本体(裏蓋部分)の温度が一定以上の変化、
例えば上昇することによって装着状態を検知し、自動的
にGPSモードに移行する。
き続き、前回の測位動作で最後に計測された位置データ
をRAM7から呼び出して表示するとともに(ステップ
SE7)、呼び出した位置データと、新たな計測動作に
より取得した位置データとを比較する(ステップSE
8)。ここで、双方の位置データが一致しないときに
は、測定中モードの表示を行うとともに(ステップSE
9)、現在地を示した簡易地図を表示する簡易地図の座
標データを新規に作成し、それを新たな簡易地図を前記
表示回路5のLCDに表示する(ステップSE10)。
また、ステップSE8で、双方の位置データが一致した
ときには、前回の測位動作で最後に作成した座標データ
をRAM7から呼び出しMAPを表示する(ステップS
E11)。
後、または、前述したステップSE2やステップSE3
がYESであって、既にGPSモードによる位置計測を
行っていたときには、GPS停止モードが設定されてい
るか否かを判別し(ステップSE12)、ここで、GP
S停止モードが設定されていなければ、既説したように
ステップSE1へ戻る。一方、GPS停止モードが設定
されていたときには(ステップSE12でYES)、決
められた所定の時間間隔毎のサーモセンサー23による
温度の状態チェックを行い(ステップSE13)、前回
の結果と所定幅以上の温度変化があるか否かを判別する
(ステップSE14)。但し、この判別は、前述したス
テップSE6でGPSモードを設定した直後の一定時間
内はスキップする。そして、所定幅以上の温度変化がな
ければ(ステップSE14でNO)、位置計測を続行す
る。また、温度変化が所定幅以上となると(ステップS
E14でYES)、GPS処理部3に電力の供給を絶ち
測位動作を停止する(ステップSE15)。つまり、使
用者の腕から取り外されて非装着状態となり、装置本体
(裏蓋部分)の温度が一定以上の変化、例えば下降する
ことによって非装着状態を検知し、自動的にGPSモー
ドを解除する。しかる後、通常の時計モードに移行した
後(ステップSE16)、ステップSE1へ戻り前述し
た処理を繰り返す。なお、以上の動作中においても、使
用者に所定の操作が行われることにより、GPSモード
での位置計測を開始または停止する。
においては、使用者から取り外されると自動的にGPS
モードを解除し位置計測を停止することから、位置計測
が不要な状態下での無用な計測動作をなくすことができ
る。よって、電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可
能である。また、使用者に装着されると自動的に位置計
測を開始することから、使用者は何らの操作を行わなく
ともGPSモードでの使用ができるため、使い勝手がよ
い。
外されると自動的にGPSモードを解除するものを示し
たが、装着されると自動的に位置計測を開始する構成の
みを備えたものとしてもよい。その場合には、使用者
が、いちどGPSモードを解除した後に、GPSモード
を再設定する煩わしさを嫌い測位装置21を取り外すと
きGPSモードを解除せず、位置計測が不要となったに
もかかわらず計測動作が継続される事態をなくすことが
できる。つまり、測位装置21を取り外すときにGPS
モードを解除する操作が行われやすくすることにより、
無用の計測動作が抑制できる。その結果、電池を電源と
した場合における電池寿命の長期化、及び装置の小型化
が図りやすくなる。しかも、本実施の形態では、使用者
に装着された装着状態と使用者から外された非装着状態
とを所定時間内の温度変化に基づき検知しているため、
装着状態と非装着状態とが高い精度で検知することがで
き、誤動作がなく信頼性が高い。
の裏蓋部分にサーモセンサー23を設けるようにした
が、サーモセンサー23を時計のバンド部分の内側等の
ように、使用者の体温の影響を受けやすい部位に設ける
ようにしてもよい。また、裏蓋部分で検出した温度の変
化に基づき自動的にGPSモードを設定、解除するよう
にしたが、使用者が寒冷地にいる場合等のように、使用
者の体温が極端に下がっているときには、前述した温度
の変化が直ちに検出することができない場合が予想され
る。これに対しては、装置本体の裏蓋部分と表面側とに
個別にサーモセンサー23を設け、装置本体の表面側と
裏面側との温度差が所定幅以上となることに応じてGP
Sモードを設定、解除する構成とすれば、上記場合でも
使用者における装着状態と非装着状態とが直ちに検知可
能となる。同時に、通常の使用環境での検知精度も向上
する。
の実施の形態について説明する。図10は、図1をもっ
て既説したものと同様に、使用者の腕に装着可能な腕時
計型の測位装置31を示すブロック図である。以下、図
1に示したものと異なる部分について説明すると、この
測位装置31は、前述した振動検出部12に代えて傾斜
角検出部32を有している。傾斜角検出部32は傾斜セ
ンサー33を有しており、傾斜センサー33の検出信号
を処理してCPU4へ送るよう構成されている。傾斜セ
ンサー33は、第1の実施の形態で説明した傾斜スイッ
チ13とは異なり、所定方向の傾斜角度が検出可能であ
って、図示しない測位装置31の本体の傾き度合(姿勢
状態)の検出に用いられる。また、前記表示回路5に設
けられているLCD(図示せず)には、時刻や緯度経度
以外にも、現在地を示す簡易地図が表示できるようにな
っている。なお、これ以外は、図1に示したものと同様
である。
実施の形態で説明したものと同様に、一定時間毎(例え
ば1分毎や1秒毎)に連続して現在位置を計測し、計測
結果を逐次表示するGPSモードと、そのGPSモード
を自動的に設定するGPS始動モードと、それを自動的
に停止させるGPS停止モードとが用意されており、各
々のモードは、使用者が必要に応じて設定及び解除でき
るようになっている。そして、測位装置31は、前記C
PU4が前記ROM8に格納されているプログラムに基
づき、前記各モードの設定状態に応じて各部を制御する
ことにより、図11及び図12のフローチャートに示し
たように動作する。
PS停止モードとが共に設定されていない状態において
は、GPSモードによる位置計測を行っていなければ、
その状態(本実施の形態では時計モードによる時刻表
示)を継続し(ステップSF1、SF2が共にNO)、
GPSモードによる位置計測を行っていれば、位置計測
を継続して行う(ステップSF1がNO、ステップSF
2がYES、ステップSF12がNO)。
においては(ステップSF1でYES)、位置計測を行
っていれば(ステップSF3でYES)、さらにGPS
停止モードの設定の有無を確認し、それが設定されてい
なければ(ステップSF12でNO)、時計モードによ
る時刻表示を継続する。また、GPS始動モードが設定
されている状態において位置計測を行っていなければ
(ステップSF3でNO)、使用者によって予め設定さ
れていた時間間隔毎の傾斜センサー33による状態チェ
ックを行い(ステップSF4)、決められた所定時間の
間に傾斜角度が継続して変化しているか否かを判別する
(ステップSF5)。かかる判別は設定されていた時間
間隔毎にチェックした傾斜角度をRAM7に順次記憶し
ておき、それらの複数のデータに基づき行う。そして、
所定時間に傾斜角度が継続して変化していなければ、そ
のままステップSF1へ戻り、継続して変化していたと
きには(ステップSF5でYES)、GPS処理部3に
電力を供給し測位動作を始動する(ステップSF6)。
つまり、使用者が測位装置31を装着して歩き出した状
態になると、測位装置31の継続した姿勢変化によって
それを検知し、自動的にGPSモードに移行する。
5の実施の形態におけるステップSE7〜SE11と同
様に、前回の測位結果を表示するとともに簡易地図を表
示する(ステップSF7〜SF11)。そして、上記動
作を経て簡易地図を表示した後、または、前述したステ
ップSF2やステップSF3がYESであって、既にG
PSモードによる位置計測が行われていたときには、G
PS停止モードが設定されているか否かを判別し(ステ
ップSF12)、ここで、GPS停止モードが設定され
ていなければ、ステップSF1へ戻る。一方、GPS停
止モードが設定されていたときには(ステップSF12
でYES)、決められた所定の時間間隔毎の傾斜センサ
ー33による状態チェックを行い(ステップSF1
3)、決められた所定時間に傾斜角度が一定しているか
否かを判別する(ステップSF14)。ここで、傾斜角
度が一定していなければ、そのままステップSF1へ戻
り、傾斜角度が一定していたときには(ステップSF1
4でYES)、GPS処理部3への電力供給を絶ち測位
動作を停止する(ステップSF15)。つまり使用者が
測位装置31を外した非装着状態となると、一定時間、
測位装置31に姿勢変化が現れなくなることによりそれ
を検知し、自動的にGPSモードを解除する。そして、
通常の時計モードに移行した後(ステップSF16)、
ステップSF1へ戻って前述した処理を繰り返す。な
お、以上の動作中においても、使用者に所定の操作が行
われることにより、GPSモードでの位置計測を開始ま
たは停止する。
においても、使用者から取り外されると自動的にGPS
モードを解除し位置計測を停止することから、位置計測
が不要な状態下での無用な計測動作をなくすことができ
る。よって、電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可
能である。また、使用者に装着されると自動的に位置計
測を開始することから、使用者は何らの操作を行わなく
ともGPSモードでの使用ができるため、使い勝手がよ
い。
に、使用者に装着されると自動的に位置計測を開始する
構成つまりGPS始動モードのみを備えたものとしても
よい。その場合には、測位装置31を取り外すときにG
PSモードを解除する操作が行われやすくすることによ
り、無用の計測動作が抑制でき、その結果、電池を電源
とした場合における電池寿命の長期化、及び装置の小型
化が図りやすくなる。また、GPS始動モードのみを備
えたものとする場合には、GPS始動モードを、使用者
が必要に応じて適宜計測を行う1回計測を開始させるた
めのモードとしてもよい。
ー33によって装置本体の姿勢変化を検知するものを示
したが、複数の傾斜センサー33を各々が異なる方向の
傾斜角度を検出するよう配置するとともに、それらの検
出信号により、装置本体の姿勢変化を検知する構成とし
てもよい。その場合には、装置本体の姿勢変化をより正
確に検知することができ、前述したGPS始動モード及
びGPS停止モードによる動作精度を傾斜センサーの数
(方向数)に比例して向上させることができる。また、
傾斜センサー33によって検知した装置本体の姿勢変化
に基づき位置計測の開始、停止を行うものを示したが、
さらに、例えばGPSモードでの位置計測中において所
定方向への姿勢変化を検知したときは、それに応じて、
表示回路5のLCDにおける表示画面を他の画面に切り
換えたり、表示中の簡易地図の縮尺を変更させたりとい
った他の動作を行わせるようにしてもよい。その場合に
は、使用者にあっては特定のスイッチ操作を行わずに所
望の動作が得られるため、使い勝手がより向上する。
の実施の形態について説明する。図13は、図1をもっ
て既説したものと同様に、使用者の腕に装着可能な腕時
計型の測位装置41を示すブロック図である。以下、図
1に示したものと異なる部分について説明すると、この
測位装置41は、万歩計(歩数計)としての機能を備え
たものであって、前述した振動検出部12に代えて加速
度検出部42を有しており、加速度検出部42は加速度
センサー43を有している。加速度センサー43は使用
者が歩行する毎、つまり測位装置41が振動する毎にそ
の加速度を検出して電気信号を発生し、この加速度セン
サー43からの検出信号が加速度検出部42により処理
され歩行検出信号としてCPU4へ送られる。そして、
かかる歩行検出信号に基づき使用者の歩数をカウントす
るよう構成されている。また、前記表示回路5に設けら
れているLCD(図示せず)には、時刻や緯度経度以外
にも、現在地を示す簡易地図が表示できるようになって
いる。なお、これ以外は、図1に示したものと同様であ
る。
び第6の実施の形態で説明したものと同様に、一定時間
毎(例えば1分毎や1秒毎)に連続して現在位置を計測
し、計測結果を逐次表示するGPSモードと、そのGP
Sモードを自動的に設定するGPS始動モードと、それ
を自動的に停止させるGPS停止モードとが用意さてい
る。さらに、測位装置41には、予め入力され使用者の
歩幅データをRAM7に記憶しておき、その歩幅データ
と前述した歩行検出信号とに基づき、計測した現在位置
を補正する位置補正モードが用意されており、各々のモ
ードが、使用者が必要に応じて設定及び解除できるよう
になっている。そして、測位装置41は、前記CPU4
が前記ROM8に格納されているプログラムに基づき、
前記各モードの設定状態に応じて各部を制御することに
より、図14及び図15のフローチャートに示したよう
に動作する。
PS停止モードとが共に設定されていない状態において
は、GPSモードによる位置計測を行っていなければ、
その状態(本実施の形態では時計モードによる時刻表
示)を継続し(ステップSG1、SG2が共にNO)、
GPSモードによる位置計測を行っていれば、位置計測
を継続して行う(ステップSG1がNO、ステップSG
2がYES、ステップSG16がNO)。
においては(ステップSG1でYES)、位置計測を行
っていれば(ステップSG3でYES)、さらにGPS
停止モードの設定の有無を確認し、それが設定されてい
なければ(ステップSG16でNO)、時計モードによ
る時刻表示を継続する。また、GPS始動モードが設定
された状態において位置計測を行っていなければ(ステ
ップSG3でNO)、使用者によって予め設定されてい
た時間間隔毎の加速度センサー43による状態チェック
を行い(ステップSG4)、決められた所定時間の間に
加速度が継続して検出できた(歩行検出信号が出力され
た)か否かを判別する(ステップSG5)。かかる判別
は、加速度を検出した時刻を、加速度を検出する毎にカ
ウントした歩行数と共に万歩計データとしてRAM7に
逐次記憶(但し、決められた時間分のデータ)してお
き、最後に加速度を検出した時刻からの経過時間が一定
時間内であるか否かを判別することによって行う。そし
て、加速度が継続して検出できない(直前の一定時間内
に加速度が検出できない)ときには、そのままステップ
SG1へ戻り、加速度が継続して検出できたときには
(ステップSG5でYES)、GPS処理部3に電力を
供給し測位動作を始動する(ステップSG6)。つま
り、使用者が測位装置41を装着して歩き出した状態に
なると、測位装置41に加速度が継続して加わったこと
によりそれを検知し、自動的にGPSモードに移行す
る。
5及び第6の実施の形態におけるステップSE7〜SE
11と同様に、前回の測位結果を表示するとともにMA
Pを表示する(ステップSG7〜SG11)。そして、
上記動作を経て簡易地図を表示した後、または、前述し
たステップSG2やステップSG3がYESであって、
既にGPSモードによる位置計測を行っていたときに
は、位置補正モードが設定されているか否かを判断する
(ステップSG12)。ここでGPSモードに移行して
いなければ、そのままステップSG16へ進み、GPS
モードに移行していたときには(ステップSG12でY
ES)、引き続き、RAM7から前述した万歩計データ
と、使用者に設定された歩幅データを呼び出し(ステッ
プSG13)、両データに基づき、直前に計測した現在
位置を補正する補正データを算出する。より具体的に
は、歩幅と歩数とに基づき前回の計測した位置からの予
想される移動距離を算出する(ステップSF14)。そ
して、算出した補正データによって直前に計測した現在
位置を補正し、それをMAPを表示するための座標デー
タに反映させる(ステップSF15)。これにより高い
位置計測精度が確保できる。
いるか否かを判別し(ステップSG16)、ここで、G
PS停止モードが設定されていなければ、ステップSG
1へ戻る。一方、GPS停止モードが設定されていたと
きには(ステップSG16でYES)、所定の時間間隔
毎の加速度センサー43による状態チェックを行い(ス
テップSG17)、決められた所定時間の間に加速度が
継続して検出できたか否かを判別する(ステップSG1
8)。加速度が継続して検出できたときには、そのまま
ステップSG1へ戻り、加速度が継続して検出できてい
なかったときには、GPS処理部3への電力供給を絶ち
測位動作を停止する(ステップSG19)。つまり使用
者が測位装置41を外した非装着状態となると、測位装
置41が一定時間振動しなくなることによりそれを検知
し、自動的にGPSモードを解除する。なお、かかる動
作は、第1の実施の形態で図2をもって声明した動作と
同様である。そして、通常の時計モードに移行した後
(ステップSG20)、ステップSG1へ戻って前述し
た処理を繰り返す。なお、以上の動作中においても、使
用者に所定の操作が行われることにより、GPSモード
での位置計測を開始または停止する。
においても、使用者から取り外されると自動的にGPS
モードを解除し位置計測を停止することから、位置計測
が不要な状態下での無用な計測動作をなくすことができ
る。よって、電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可
能である。また、使用者に装着されると自動的に位置計
測を開始することから、使用者は何らの操作を行わなく
ともGPSモードでの使用ができるため、使い勝手がよ
い。
たように、使用者に装着されると自動的に位置計測を開
始する構成のみを備えたものとしてもよく、その場合に
は、測位装置41を取り外すときにGPSモードを解除
する操作が行われやすくすることにより、無用の計測動
作が抑制でき、その結果、電池を電源とした場合におけ
る電池寿命の長期化、及び装置の小型化が図りやすくな
る。
おいては、各々がサーモセンサー23、傾斜センサー3
3、加速度センサー43といった同一のセンサーの検出
信号に基づき位置計測を自動的に開始または停止させる
ものを示したが、複数種のセンサー(例えばサーモセン
サー23と傾斜センサー33)を備えているものでは、
位置計測の開始と停止とを異なるセンサーの検出信号に
基づき行わせることもできる。その場合であっても、前
述したものと同様の効果が得られる。
自己の停止状態が長く、新たな自己位置を計測する必要
がないと考えられる場合における無駄な測位動作がなく
なるようにした。よって、使用時における測位装置の消
費電力を削減することにより、電池を電源とした場合に
おける電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可能とな
る。さらに、ある時点での計測結果と、所定時間が経過
した後の計測結果とが一致する場合に、停止状態にある
と判断するものとすれば、自己が所定時間、停止状態で
あることが確実に判断でき、また、装置本体の振動の有
無に基づき、停止状態にあると判断するものものでは、
測位情報が受信できない場合であっても自己の停止状態
が判断できる。よって、無駄な測位動作だけを、より正
確に排除することが可能となる。
る指定地域の外の地域での自己位置の不要な記憶動作
や、単位時間当たりの測位回数を減少させることができ
るようにした。よって、指定地域を適宜設定しておくこ
とにより、それ以外の地域にいるときの自己位置の記憶
動作回数や、測位回数を減少させることができ、使用時
の消費電力を低下させることにより、電池を電源とした
場合における電池寿命の長期化、及び装置の小型化が可
能となる。さらに、使用者が、自ら設定地域を指定する
ことができるようにしたことから、使い勝手を向上させ
ることができる。
から取り外されたら、自動的に自己位置の計測動作を終
了させ、それにより位置計測が不要な状態下での無用な
計測動作をなくすことができるようにした。よって、電
池を電源とした場合における電池寿命の長期化、及び装
置の小型化が可能となる。特に、装置が使用者から取り
外された非装着状態を装置本体の所定部位の所定時間内
の温度変化に基づき検知するものでは、非装着状態を高
い精度で検知することができるため、誤動作がなく信頼
性が高い。
に装着された状態となったら自動的に自己位置の計測動
作が開始されるようにし、位置計測が不要となったにも
かかわらず計測動作が継続される事態をなくすことがで
きるようにした。よって、無用の計測動作が抑制でき、
その結果、電池を電源とした場合における電池寿命の長
期化、及び装置の小型化が可能となる。特に、装置が使
用者に装着された装着状態を装置本体の所定部位の所定
時間内の温度変化に基づき検知するものでは、装着状態
を高い精度で検知することができるため、誤動作がなく
信頼性が高い。
ク図である。
での動作を示すフローチャートである。
ドでの動作を示すフローチャートである。
憶されるデータを示す模式図である。
の動作を示すフローチャートである。
Sモードでの動作を示すフローチャートである。
ロック図である。
る。
ブロック図である。
る。
ブロック図である。
る。
Claims (13)
- 【請求項1】 衛星から送られてくる測位情報を受信
し、この測位情報に基づき自己位置を計測する測位手段
と、 自己が所定時間、停止状態にあるか否かを判断する判断
手段と、 この判断手段により自己が所定時間、停止状態にあると
判断されていたことに応じて、前記測位手段による自己
位置の計測動作を終了させる制御手段とを備えたことを
特徴とする測位装置。 - 【請求項2】 前記判断手段は、前記測位手段によるあ
る時点での計測結果と、前記所定時間が経過した後の計
測結果とが一致する場合に、停止状態にあると判断する
ことを特徴とする請求項1記載の測位装置。 - 【請求項3】 さらに、装置本体の振動を検出する振動
検出手段を備え、前記判断手段は、前記振動検出手段に
より前記所定時間、振動が検出できない場合に、停止状
態にあると判断することを特徴とする請求項1記載の測
位装置。 - 【請求項4】 衛星から送られてくる測位情報を受信
し、この測位情報に基づき自己位置を計測する測位手段
と、 この測位手段により計測された自己位置を順次記憶する
記憶手段と、 前記測位手段により計測された自己位置により示される
現在地が、決められている設定地域の外である間の前記
記憶手段による新たな自己位置の記憶動作を禁止する制
御手段とを備えたことを特徴とする測位装置。 - 【請求項5】 衛星から送られてくる測位情報を受信
し、この測位情報に基づき自己位置を計測する測位手段
と、 この測位手段による測位情報の受信間隔を、前記測位手
段により計測された自己位置により示される現在地が、
決められている設定地域の外側である間は、前記現在地
が設定されている指定地域の内側である間よりも長くす
る制御手段とを備えたことを特徴とする測位装置。 - 【請求項6】 さらに、使用者の要求に応じて前記設定
地域を設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求
項4又は5記載の測位装置。 - 【請求項7】 使用者に装着される携帯型の測位装置で
あって、 衛星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報
に基づき自己位置を計測する測位手段と、 装置が使用者から取り外された非装着状態を検知する非
装着状態検知手段と、この非装着状態検知手段により非
装着状態が検知されたことに応じて、前記測位手段によ
る自己位置の計測動作を終了させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする測位装置。 - 【請求項8】 前記非装着状態検知手段は、装置の所定
部位の温度を検出する温度検出手段を含み、この温度検
出手段による所定時間内の温度変化に基づき前記非装着
状態を検知することを特徴とする請求項7記載の測位装
置。 - 【請求項9】 前記非装着状態検知手段は、装置本体の
姿勢状態を検出する姿勢状態検出手段を含み、この姿勢
状態検出手段により検出された姿勢状態が所定時間継続
したことに基づき前記非装着状態を検知することを特徴
とする請求項7記載の測位装置。 - 【請求項10】 使用者に装着される携帯型の測位装置
であって、 衛星から送られてくる測位情報を受信し、この測位情報
に基づき自己位置を計測する測位手段と、 装置が使用者に装着された装着状態を検知する装着状態
検知手段と、 この装着状態検知手段により装着状態が検知されたこと
に応じて、前記測位手段による自己位置の計測動作を開
始させる制御手段とを備えたことを特徴とする測位装
置。 - 【請求項11】 前記装着状態検知手段は、装置の所定
部位の温度を検出する温度検出手段を含み、この温度検
出手段による所定時間内の温度変化に基づき前記装着状
態を検知することを特徴とする請求項10記載の測位装
置。 - 【請求項12】 前記装着状態検知手段は、装置本体の
姿勢状態を検出する姿勢状態検出手段を含み、この姿勢
状態検出手段により検出された姿勢状態の継続時間が所
定時間に満たないことに基づき前記装着状態を検知する
ことを特徴とする請求項10記載の測位装置。 - 【請求項13】 前記装着状態検知手段は、装置本体の
振動を検出する振動検出手段を含み、この振動検出手段
により振動が継続して検出された時間が、所定時間に満
たないことに基づき前記装着状態を検知することを特徴
とする請求項10記載の測位装置。
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EP10177064.2A EP2284562B1 (en) | 1999-04-07 | 2000-04-06 | Position measurement apparatus that detects location by receiving external signals |
EP00107469A EP1043599B1 (en) | 1999-04-07 | 2000-04-06 | Position measurement apparatus that detects location by receiving external signals |
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