JP2000351986A - 油脂結晶化抑制剤 - Google Patents
油脂結晶化抑制剤Info
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- JP2000351986A JP2000351986A JP11164028A JP16402899A JP2000351986A JP 2000351986 A JP2000351986 A JP 2000351986A JP 11164028 A JP11164028 A JP 11164028A JP 16402899 A JP16402899 A JP 16402899A JP 2000351986 A JP2000351986 A JP 2000351986A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油脂に添加することで、室温、特に15℃〜
35℃において油脂の曇りや粗大結晶の析出を防止する
効果に特に優れている油脂結晶化抑制剤を提供する。 【解決手段】 ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂
肪酸が、成分(1)炭素数14以上の飽和脂肪酸の含有
量が60〜95重量%、成分(2)炭素数12以下の飽
和脂肪酸の含有量が0〜40重量%、成分(3)炭素数
16以上の不飽和脂肪酸の含有量が0〜40重量%の混
合物であって、ポリグリセリンが重合度2〜15、エス
テル化率が80重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸
エステルを含有する油脂結晶化抑制剤。
35℃において油脂の曇りや粗大結晶の析出を防止する
効果に特に優れている油脂結晶化抑制剤を提供する。 【解決手段】 ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂
肪酸が、成分(1)炭素数14以上の飽和脂肪酸の含有
量が60〜95重量%、成分(2)炭素数12以下の飽
和脂肪酸の含有量が0〜40重量%、成分(3)炭素数
16以上の不飽和脂肪酸の含有量が0〜40重量%の混
合物であって、ポリグリセリンが重合度2〜15、エス
テル化率が80重量%以上であるポリグリセリン脂肪酸
エステルを含有する油脂結晶化抑制剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のポリグリセ
リン脂肪酸エステルを含有する油脂結晶化抑制剤に関す
る。さらに詳しくは、本発明を油脂に添加することで、
室温域において油脂の曇りや粗大結晶の析出を防止する
効果に特に優れている油脂結晶化抑制剤に関するもので
ある。
リン脂肪酸エステルを含有する油脂結晶化抑制剤に関す
る。さらに詳しくは、本発明を油脂に添加することで、
室温域において油脂の曇りや粗大結晶の析出を防止する
効果に特に優れている油脂結晶化抑制剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】室温で液体である食用液体油には、従来
より大豆油、ナタネ油、パ−ム油、綿実油、米油、コ−
ン油、サフラワ−油、ひまわり油、オリ−ブ油、ごま油
等があり、家庭用又は業務用として、天ぷら油、ドレッ
シング等々の多くの用途に使用されている。しかし、食
用液体油は、その多様なトリグリセリド組成のため、低
温で保存した場合、高融点のトリグリセリドの結晶が析
出するため全体が白濁して商品イメ−ジを損ねたり、固
化のために流動性を失って容器から取り出せない等の問
題が生じる。これらの問題を解決するために、従来より
ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いて、食用液体油の
結晶化及び結晶成長の抑制が試みられてきた。例えば、
特開昭63−63343号公報、特開平10−2455
83号公報等に記載の技術が提案されているが、何れも
0℃付近の低温下における液体油の結晶化又は結晶成長
を数時間〜数日間抑制するとされている。しかし、パ−
ム油やパ−ムオレイン等の食用液体油は、低温だけでな
く室温においても結晶が析出する。0℃付近の低温域に
おいての油脂の結晶化と25℃付近の室温域における結
晶化とは結晶化速度が異なるため、結晶化に至る過程も
異なる。したがって、室温付近での結晶化の問題を解決
するには従来の技術では不十分な効果しか得られず、室
温域において油脂の結晶化及び結晶成長を抑制する効果
をもつものは知られていなかった。
より大豆油、ナタネ油、パ−ム油、綿実油、米油、コ−
ン油、サフラワ−油、ひまわり油、オリ−ブ油、ごま油
等があり、家庭用又は業務用として、天ぷら油、ドレッ
シング等々の多くの用途に使用されている。しかし、食
用液体油は、その多様なトリグリセリド組成のため、低
温で保存した場合、高融点のトリグリセリドの結晶が析
出するため全体が白濁して商品イメ−ジを損ねたり、固
化のために流動性を失って容器から取り出せない等の問
題が生じる。これらの問題を解決するために、従来より
ポリグリセリン脂肪酸エステルを用いて、食用液体油の
結晶化及び結晶成長の抑制が試みられてきた。例えば、
特開昭63−63343号公報、特開平10−2455
83号公報等に記載の技術が提案されているが、何れも
0℃付近の低温下における液体油の結晶化又は結晶成長
を数時間〜数日間抑制するとされている。しかし、パ−
ム油やパ−ムオレイン等の食用液体油は、低温だけでな
く室温においても結晶が析出する。0℃付近の低温域に
おいての油脂の結晶化と25℃付近の室温域における結
晶化とは結晶化速度が異なるため、結晶化に至る過程も
異なる。したがって、室温付近での結晶化の問題を解決
するには従来の技術では不十分な効果しか得られず、室
温域において油脂の結晶化及び結晶成長を抑制する効果
をもつものは知られていなかった。
【0003】一方、室温付近では結晶化を防止し、結晶の析
出によって商品イメ−ジを損なわない様に、長期間液体
油の透明感を保つことが望まれている。例えば、パ−ム
オレイン等の液体油をPETボトル等の透明な容器に入
れて店頭に陳列した場合、結晶が析出すると結晶の析出
していない商品と比べて商品価値を下げることになり、
商品価値を保つためには数ヵ月〜1年間は結晶の析出を
抑制する必要がある。この様に室温付近において結晶化
を防止し、液体油の透明性を保つ等の改良策が要望され
ていたが、未だ適切な改良策が提案されていない。
出によって商品イメ−ジを損なわない様に、長期間液体
油の透明感を保つことが望まれている。例えば、パ−ム
オレイン等の液体油をPETボトル等の透明な容器に入
れて店頭に陳列した場合、結晶が析出すると結晶の析出
していない商品と比べて商品価値を下げることになり、
商品価値を保つためには数ヵ月〜1年間は結晶の析出を
抑制する必要がある。この様に室温付近において結晶化
を防止し、液体油の透明性を保つ等の改良策が要望され
ていたが、未だ適切な改良策が提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定組成の脂肪酸とエステ
ル化したポリグリセリン脂肪酸エステルには、室温付近
の温度域において油脂の結晶化を抑制する効果に極めて
優れていることを見い出し本発明を完成するに至った。
鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定組成の脂肪酸とエステ
ル化したポリグリセリン脂肪酸エステルには、室温付近
の温度域において油脂の結晶化を抑制する効果に極めて
優れていることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、室
温、特に15℃〜35℃の範囲で油脂の結晶化を長期間
抑制するポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する油脂
結晶化抑制剤を提供するものである。
温、特に15℃〜35℃の範囲で油脂の結晶化を長期間
抑制するポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する油脂
結晶化抑制剤を提供するものである。
【0006】また、本発明は上記ポリグリセリン脂肪酸エス
テルの構成脂肪酸が、以下の成分(1)、(2)、
(3)を全て満たすことを特徴とする上記記載の油脂結
晶化抑制剤を提供するものである。 成分(1)炭素数14以上の飽和脂肪酸の含有量が60
〜95重量% 成分(2)炭素数12以下の飽和脂肪酸の含有量が0〜
40重量% 成分(3)炭素数16以上の不飽和脂肪酸の含有量が0
〜40重量%
テルの構成脂肪酸が、以下の成分(1)、(2)、
(3)を全て満たすことを特徴とする上記記載の油脂結
晶化抑制剤を提供するものである。 成分(1)炭素数14以上の飽和脂肪酸の含有量が60
〜95重量% 成分(2)炭素数12以下の飽和脂肪酸の含有量が0〜
40重量% 成分(3)炭素数16以上の不飽和脂肪酸の含有量が0
〜40重量%
【0007】さらに、本発明は重合度2〜15のポリグリセ
リンと脂肪酸とのエステル化率が80〜100重量%の
範囲であるポリグリセリン脂肪酸エステルを含有するこ
とを特徴とする上記記載の油脂結晶化抑制剤を提供する
ものである。
リンと脂肪酸とのエステル化率が80〜100重量%の
範囲であるポリグリセリン脂肪酸エステルを含有するこ
とを特徴とする上記記載の油脂結晶化抑制剤を提供する
ものである。
【0008】また、本発明は油脂に0.001〜5重量%添
加することで、油脂の曇り又は結晶化を防止、又は結晶
の粗大化を防止し、油脂の室温での透明性を長期間得る
ことができる上記記載の油脂結晶化抑制剤を提供するも
のである。
加することで、油脂の曇り又は結晶化を防止、又は結晶
の粗大化を防止し、油脂の室温での透明性を長期間得る
ことができる上記記載の油脂結晶化抑制剤を提供するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明ので使用される特定のポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、構成脂肪酸が成分(1)と成分(2)と成分
(3)との混合物であり、重合度2〜15のポリグリセ
リンと脂肪酸とのエステル化率が80重量%以上である
ポリグリセリン脂肪酸エステルである。構成脂肪酸は成
分(1)として、炭素数14以上の飽和脂肪酸、好まし
くは炭素数14〜18の飽和脂肪酸の含有量が60〜9
5重量%、成分(2)として、炭素数12以下の飽和脂
肪酸、好ましくは炭素数8〜10の飽和脂肪酸の含有量
が0〜40重量%、成分(3)として、炭素数16以上
の不飽和脂肪酸、好ましくは炭素数18の不飽和脂肪酸
の含有量が0〜40重量%の範囲で混合されていること
が必要である。これらの成分(1)、成分(2)、成分
(3)の割合が維持されることにより、室温付近での油
脂の結晶化を長期間抑制する効果を得ることができる。
本発明ので使用される特定のポリグリセリン脂肪酸エス
テルは、構成脂肪酸が成分(1)と成分(2)と成分
(3)との混合物であり、重合度2〜15のポリグリセ
リンと脂肪酸とのエステル化率が80重量%以上である
ポリグリセリン脂肪酸エステルである。構成脂肪酸は成
分(1)として、炭素数14以上の飽和脂肪酸、好まし
くは炭素数14〜18の飽和脂肪酸の含有量が60〜9
5重量%、成分(2)として、炭素数12以下の飽和脂
肪酸、好ましくは炭素数8〜10の飽和脂肪酸の含有量
が0〜40重量%、成分(3)として、炭素数16以上
の不飽和脂肪酸、好ましくは炭素数18の不飽和脂肪酸
の含有量が0〜40重量%の範囲で混合されていること
が必要である。これらの成分(1)、成分(2)、成分
(3)の割合が維持されることにより、室温付近での油
脂の結晶化を長期間抑制する効果を得ることができる。
【0010】本発明はこれら脂肪酸の混合割合を鋭意検討し
た結果、これらの成分(1)、成分(2)、成分(3)
が本発明の範囲内でポリグリセリンとエステル結合して
いることが必要であることを見出したものであり、これ
らの脂肪酸組成が崩れると、室温付近の温度域において
油脂の結晶化を抑制するという本発明の目的が達成され
ず、好ましくない。
た結果、これらの成分(1)、成分(2)、成分(3)
が本発明の範囲内でポリグリセリンとエステル結合して
いることが必要であることを見出したものであり、これ
らの脂肪酸組成が崩れると、室温付近の温度域において
油脂の結晶化を抑制するという本発明の目的が達成され
ず、好ましくない。
【0011】本発明で使用される特定のポリグリセリン脂肪
酸エステルの構成脂肪酸の成分(1)の具体例として
は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等、成
分(2)の具体例としては、カプリル酸、カプリン酸
等、成分(3)の具体例としては、オレイン酸、リノ−
ル酸等が挙げられる。これらは単独でも2種以上の混合
物であっても良い。
酸エステルの構成脂肪酸の成分(1)の具体例として
は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等、成
分(2)の具体例としては、カプリル酸、カプリン酸
等、成分(3)の具体例としては、オレイン酸、リノ−
ル酸等が挙げられる。これらは単独でも2種以上の混合
物であっても良い。
【0012】また、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステル
のポリグリセリンに対する脂肪酸のエステル化率は80
重量%以上であることが好ましい。エステル化率が80
重量%未満になると、室温付近の温度域において油脂の
結晶化を抑制するという効果が得られない。
のポリグリセリンに対する脂肪酸のエステル化率は80
重量%以上であることが好ましい。エステル化率が80
重量%未満になると、室温付近の温度域において油脂の
結晶化を抑制するという効果が得られない。
【0013】さらに、本発明のポリグリセリン脂肪酸エステ
ルに使用するポリグリセリンは水酸基価から算出した平
均重合度で2〜15、好ましくは4〜10である。
ルに使用するポリグリセリンは水酸基価から算出した平
均重合度で2〜15、好ましくは4〜10である。
【0014】また、本発明の油脂結晶化抑制剤を油脂に添加
して、本発明の目的を発揮させるためには、油脂に対し
て0.001〜5重量%の範囲が好ましい。0.001
重量%以下の添加量では不十分な効果しか得られず、
又、5重量%を超えた添加量では、油脂の種類によって
は目的を達し得ない場合がある。
して、本発明の目的を発揮させるためには、油脂に対し
て0.001〜5重量%の範囲が好ましい。0.001
重量%以下の添加量では不十分な効果しか得られず、
又、5重量%を超えた添加量では、油脂の種類によって
は目的を達し得ない場合がある。
【0015】本発明の対象となる油脂としては、大豆油、ナ
タネ油、パ−ム油、綿実油、米油、コ−ン油、サフラワ
−油、ひまわり油、オリ−ブ油、ごま油、パ−ム核油、
やし油、ラ−ド、牛脂及びこれらの調合油等、動植物原
油から分別結晶、エステル交換等の方法で加工した油脂
であれば、特に限定なく使用できる。
タネ油、パ−ム油、綿実油、米油、コ−ン油、サフラワ
−油、ひまわり油、オリ−ブ油、ごま油、パ−ム核油、
やし油、ラ−ド、牛脂及びこれらの調合油等、動植物原
油から分別結晶、エステル交換等の方法で加工した油脂
であれば、特に限定なく使用できる。
【0016】本発明の対象となる用途としては、食用植物油
脂、ドレッシング類、マ−ガリン類、ショ−トニング、
精製ラ−ド、食用精製加工油脂等、油脂の結晶が発生す
るものであれば特に限定なく使用できる。
脂、ドレッシング類、マ−ガリン類、ショ−トニング、
精製ラ−ド、食用精製加工油脂等、油脂の結晶が発生す
るものであれば特に限定なく使用できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の室温域において油脂の結晶化抑
制効果のある油脂結晶化抑制剤は、次のような有利な効
果を有し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明品を添加した油脂は、貯蔵中15℃〜35℃
の温度域で結晶が析出して白濁したり、あるいは結晶に
よる沈殿物が発生して透明性を失うというような問題が
発生せず、長期間透明性を維持することができる。 2.本発明品を添加した油脂は、結晶の析出を大幅に遅
延させることができるため、結晶の析出による商品価値
の低下を防止するだけでなく、油脂を使用した食品類、
例えばマヨネ−ズ中の油脂の結晶化を防止し、その寿命
を倍加させることができる。
制効果のある油脂結晶化抑制剤は、次のような有利な効
果を有し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明品を添加した油脂は、貯蔵中15℃〜35℃
の温度域で結晶が析出して白濁したり、あるいは結晶に
よる沈殿物が発生して透明性を失うというような問題が
発生せず、長期間透明性を維持することができる。 2.本発明品を添加した油脂は、結晶の析出を大幅に遅
延させることができるため、結晶の析出による商品価値
の低下を防止するだけでなく、油脂を使用した食品類、
例えばマヨネ−ズ中の油脂の結晶化を防止し、その寿命
を倍加させることができる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて詳述するが、本発明は
その要旨を超えない限りこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
その要旨を超えない限りこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0019】実施例1〜3及び比較例1〜4 表1に示した組成を持つポリグリセリン脂肪酸エステル
を合成し、本発明の要件を満たした実施例1〜3と比較
対象としての比較例1〜4を得た。
を合成し、本発明の要件を満たした実施例1〜3と比較
対象としての比較例1〜4を得た。
【0020】試験例 パ−ムオレイン(IV65)50gに表1に示した各種
ポリグリセリン脂肪酸エステルを0.05重量%加え、
80℃で加温溶融した。その後、20℃の恒温槽中に放
置して結晶が析出するまでの時間を測定した。試験例の
結果を表2に示した。本発明のポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを添加することによって結晶の析出が長期間抑制
され、透明性を維持していることは明白である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルを0.05重量%加え、
80℃で加温溶融した。その後、20℃の恒温槽中に放
置して結晶が析出するまでの時間を測定した。試験例の
結果を表2に示した。本発明のポリグリセリン脂肪酸エ
ステルを添加することによって結晶の析出が長期間抑制
され、透明性を維持していることは明白である。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B026 DC03 DG02 DK01 DP03 DX01 4H059 BA33 BB02 BB03 BB06 BC03 BC13 CA51 CA72 DA02 DA22 EA40
Claims (4)
- 【請求項1】 15℃〜35℃の範囲で油脂の結晶化抑
制効果のあるポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する
油脂結晶化抑制剤。 - 【請求項2】 ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂
肪酸が、以下の成分(1)、(2)、(3)を満たすこ
とを特徴とする請求項1記載の油脂結晶化抑制剤。 成分(1)炭素数14以上の飽和脂肪酸の含有量が60
〜95重量% 成分(2)炭素数12以下の飽和脂肪酸の含有量が0〜
40重量% 成分(3)炭素数16以上の不飽和脂肪酸の含有量が0
〜40重量% - 【請求項3】 重合度2〜15のポリグリセリンと脂肪
酸とのエステル化率が80〜100重量%の範囲である
ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特徴と
する請求項1記載の油脂結晶化抑制剤。 - 【請求項4】 油脂に0.001〜5重量%添加するこ
とで、油脂の曇り又は結晶化を抑制する請求項1記載の
油脂結晶化抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164028A JP2000351986A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 油脂結晶化抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164028A JP2000351986A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 油脂結晶化抑制剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000351986A true JP2000351986A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15785442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11164028A Pending JP2000351986A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | 油脂結晶化抑制剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000351986A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006274126A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd | 油脂用結晶化抑制剤 |
CN102740704A (zh) * | 2010-01-22 | 2012-10-17 | 杜邦营养生物科学有限公司 | 棕榈油精组合物 |
JP2016154516A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 太陽化学株式会社 | 油脂結晶成長抑制剤、及び該剤を含有する油脂組成物 |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP11164028A patent/JP2000351986A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006274126A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Sakamoto Yakuhin Kogyo Co Ltd | 油脂用結晶化抑制剤 |
CN102740704A (zh) * | 2010-01-22 | 2012-10-17 | 杜邦营养生物科学有限公司 | 棕榈油精组合物 |
JP2016154516A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | 太陽化学株式会社 | 油脂結晶成長抑制剤、及び該剤を含有する油脂組成物 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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