JP2000351474A - シート材搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置

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JP2000351474A
JP2000351474A JP11163070A JP16307099A JP2000351474A JP 2000351474 A JP2000351474 A JP 2000351474A JP 11163070 A JP11163070 A JP 11163070A JP 16307099 A JP16307099 A JP 16307099A JP 2000351474 A JP2000351474 A JP 2000351474A
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conveying
unit
friction
sheet
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JP11163070A
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Takayuki Nishinohara
隆行 西ノ原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離片と分離ローラを有し未分離のシート材
を1枚ずつ分離搬送し、分離片を分離ローラから解除さ
せる機構を有するシート材搬送装置において、分離片の
分離ローラからの解除状態により、読取り画像の搬送方
向の長さが異なることを防ぎ、常に安定した読取り画像
が得られるシート材搬送装置及び画像読取装置及び画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 分離片解除レバー841(摩擦解除手
段)の動作状態に応じて、給送ローラ833(搬送手
段)を駆動する駆動手段の駆動力を制御する制御部90
0(制御手段)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ等の
画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に複数枚のシ
ート材を自動的に分離搬送するシート材搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、例
えば、ファクシミリ装置において、原稿読取り部には、
複数枚のシート材を原稿台にセットして原稿を送信する
場合、自動的に原稿を一枚ずつに分離して搬送する自動
原稿分離搬送機構を備えている。
【0003】この原稿分離搬送機構として、分離片を分
離ローラに接触させて、その分離片をバネ等の弾性体で
押圧する機構を有する機構が多い。分離ローラを原稿の
搬送方向に回転させて、紙どうしの摩擦力、紙と分離片
間の摩擦力、紙と分離ローラ間の摩擦力の違いを利用し
て、複数枚のシート材の内、分離ローラと接している紙
を一枚だけ分離して搬送する機構である。
【0004】ファクシミリ送信および受信の機能のほか
に、カラーコピーを行う機能、あるいはコンピュータと
接続してカラー画像をコンピュータに取り込むスキャナ
としての機能をもつファクシミリ(マルチファンクショ
ンファクシミリ)の場合には、ファクシミリ送信時での
シート材とは異なったシート材が原稿として使用され
る。
【0005】例えば、新聞の切り抜き、カラー写真、雑
誌のカラーページ、名刺などが考えられる。新聞、雑誌
の切り抜きなどは薄く弱い紙種であり、多くの場合、裏
面にも印刷がある。
【0006】これらを搬送する場合には分離性能よりも
原稿を破損しないこと、表面と同じく裏面も汚さないこ
とが必須である。
【0007】従来のファクシミリ装置のシート材搬送部
の分離片には摩擦係数の高いゴム材料が用いられてい
る。押圧力を弱くしても、分離片の摩擦係数が高い為に
原稿には傷が付いたり破損する可能性がある。分離片に
使用しているゴム材料と原稿とのこすれにより、裏面に
分離片のゴムの跡(ゴムカス)が付着する。
【0008】また、名刺などの厚くかたい紙を原稿とし
て使用した場合には、押圧力を弱くするだけでは搬送は
困難である。
【0009】以上のことから、厚紙(名刺等)を搬送
し、写真および新聞などの原稿を傷つけず、裏面をゴム
の跡を残さずに搬送するためには、分離片を完全に分離
ローラからリリースする機構が必要となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0011】分離片のリリース機構を持つシート材分離
搬送装置を有し、分離片をリリースした状態でシート材
を搬送してコピーあるいはファクシミリ送信が可能であ
るファクシミリ装置において、分離片をリリースしたと
きとリリースされていないときでは、コピーあるいはフ
ァクシミリ送信された画像の搬送方向の長さ(伸縮)が
異なってしまう。
【0012】ファクシミリ装置の読取り系では、分離片
がリリースされていないとき、分離片が原稿に押圧され
た状態で原稿搬送方向下流側に位置するローラにより搬
送される。
【0013】分離片と原稿間に働く摩擦力により、原稿
は搬送上流側に引っ張られながら搬送される。原稿は力
を絶えず搬送方向とは逆の方向に受けながら搬送される
ため、原稿は滑りながら搬送方向下流側に搬送される。
したがって、ローラの回転するスピードよりも遅いスピ
ードで実際の原稿は搬送される。
【0014】一方、分離片がリリースされた状態である
と、原稿は分離片と原稿間の摩擦力を受けないため、搬
送ローラの回転速度と原稿の搬送速度がほぼ同一とな
る。
【0015】分離片がリリースされていない場合と分離
片がリリースされた場合には、搬送ローラの回転速度が
同一でも実際の原稿の搬送速度は異なる。
【0016】一般的なファクシミリ装置では、ある一定
時間内に、原稿搬送方向に垂直な1ラインの画像を読取
るラインセンサが用いられている。
【0017】例えば、分離片をリリースしていないとき
原稿の読取を行った場合、分離片をリリースしていない
ときと比較して、原稿搬送スピードが遅く、原稿一枚全
体の読取時間が長くかかることになる。
【0018】1ラインの読取時間は分離片をリリースし
ているときとリリースしていないときで同一であるか
ら、分離片をリリースしているときの読取画像よりも、
分離片をリリースしていないときの読取画像のほうが読
取ったライン数が多くなる。結果として、読取った画像
の搬送方向の長さが長くなることになる。
【0019】上記の理由から、分離片がリリースされて
いない場合と分離片がリリースされた場合で、搬送ロー
ラの回転速度が同一の場合、実際の原稿の搬送速度が両
者の間で異なるため、分離片がリリースされていない場
合と分離片がリリースされた場合では、コピーあるいは
ファクシミリ送信したときの画像の搬送方向の長さ(伸
縮)が異なるという問題が生じる。
【0020】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、分離
片と分離ローラを有し未分離のシート材を1枚ずつ分離
搬送し、分離片を分離ローラから解除させる機構を有す
るシート材搬送装置において、分離片の分離ローラから
の解除状態により、読取り画像の搬送方向の長さが異な
ることを防ぎ、常に安定した読取り画像が得られるシー
ト材搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動する駆動手段と、シート材が搬送さ
れる搬送経路を挟んで前記搬送手段に対向して該搬送手
段を圧接するように設けられ、未分離のシート材を1枚
ずつ摩擦分離させる摩擦手段と、前記摩擦手段を前記搬
送手段から離間させる摩擦解除手段と、を備えたシート
材搬送装置において、前記摩擦解除手段の動作状態に応
じて、前記駆動手段の駆動スピードを制御する制御手段
を備えることを特徴とする。
【0022】また、前記摩擦手段と前記搬送手段の接触
状態を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記
検出手段の検出結果に応じて、前記駆動手段の駆動スピ
ードを制御することも好適である。
【0023】また、前記制御手段は、前記摩擦手段が前
記搬送手段を圧接している状態の前記駆動手段の駆動ス
ピードを、前記摩擦解除手段により前記摩擦手段が前記
搬送手段から離間している状態の前記駆動手段の駆動ス
ピードより大きくなるよう制御することも好適である。
【0024】また、前記制御手段は、前記摩擦手段が前
記搬送手段を圧接している状態の、前記搬送手段により
搬送されるシート材の移動速度を、前記摩擦解除手段に
より前記摩擦手段が前記搬送手段から離間している状態
の前記シート材の移動速度と略同一となるよう制御する
ことも好適である。
【0025】また、前記摩擦解除手段は、前記摩擦手段
を前記搬送手段から離間させるレバー部材を備え、前記
検出手段は、前記レバー部材の動作を検出することも好
適である。
【0026】また、前記摩擦手段は、前記搬送手段を圧
接する付勢手段を備えることも好適である。
【0027】また、前記付勢手段は、弾性ばねを備え、
前記摩擦手段は、前記搬送手段との圧接部に高摩擦係数
を有する部材と、該部材を保持する保持部材を備え、前
記駆動手段は、モータを備え、前記搬送手段は、前記モ
ータとギア連結される搬送ローラを備えることも好適で
ある。
【0028】画像読取装置においては、上記記載のシー
ト材搬送装置と、該シート材搬送装置により搬送される
シート材の画像を読取る画像読取手段とを備えることを
特徴とする。
【0029】また、前記画像読取手段は、シート材の搬
送方向に対して垂直なライン状に配置され、一定時間内
に搬送されるシート材の画像を読取るラインセンサを備
えることも好適である。
【0030】画像形成装置においては、上記記載の画像
読取装置と、給送手段により給送されるシート材に画像
を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
【0031】また、前記画像形成装置は、ファクシミリ
装置であることも好適である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0033】本発明を適用した画像形成装置としてファ
クシミリ装置について図面を参照して説明する。
【0034】図1は本実施の形態に係るファクシミリ装
置の外観斜視図である。図1において、装置の概要を説
明する。
【0035】画像形成装置であるカラー読取ファクシミ
リ装置1000は図示のように前後左右の側壁を構成す
る筐体内部に、原稿搬送式カラー読取装置であるカラー
スキャナ装置800と、記録装置であるシリアル記録式
記録装置とカラー制御基板と電源の夫々が内蔵されてい
る。これらの各構成は、簡単に交換及び着脱できるよう
に個別に構成されている。
【0036】筐体は下側となる第1筐体である下カバー
100と上側の第2筐体となる上カバー200と、シー
ト材案内のためと電源を覆うための後述する第3筐体で
あるリアカバー15とから基本的に構成されている。
【0037】また、上カバー200には、原稿の幅方向
を案内するために幅調節可能であって、片方のみを移動
することで中央部位を中心に移動するようにしたスライ
ダ3を設けた原稿台2が、上カバー200に対して後述
のように回動可能に支持されており、記録ヘッドへのア
クセスを可能にしている。
【0038】この原稿台2の後方には、着脱可能な原稿
積載トレイ4が設けられており、例えば、A4サイズの
原稿をカラースキャナ部800に向けて前方に搬送する
ときに、後端が垂れ下がることがないようにしている。
【0039】また、原稿面を下面にして前方に搬送され
た原稿は、カラースキャナ部800の下方から装置10
00の前方に搬送されて、原稿排紙トレイ6の上に置か
れる。原稿排紙トレイ6は矢印のように装置1000の
前後方向に移動可能である。
【0040】一方、記録装置に対して搬送される記録シ
ートは装置1000の背面側に配設された記録シート台
401上に設けられた幅調整板9の移動により幅方向が
規制された後に、後述のプリンタ部400において、シ
リアル記録後にカラースキャナ部800の下方の記録シ
ート台8に排出される。
【0041】この記録シートのサイズが、その長手方向
が装置の前後方向になるように搬送される場合には、垂
れ下がり防止のために後部の記録シート支持台5と前方
の記録シート支持棒7が設けられている。
【0042】支持台5は記録シート台401に内蔵され
ており、適宜引き出すことで図示の位置になるように構
成される一方、手前側の記録シート支持棒7は原稿排紙
トレイ6と同様に前後方向に引き出し可能に設けられて
いる。
【0043】また、上カバー200は、図示のようにカ
ラースキャナ部800の回りを取り囲むような形状であ
り、この上カバー200の縁部202に沿うように下カ
バー100から取り外すことで、カラースキャナ部80
0を下カバー100上に残したままの状態にできるよう
にしている。
【0044】カラースキャナ部800にはスキャナ本体
部と、操作パネル842が、図示しないヒンジを中心と
して開閉するように結合されている。また、操作パネル
842にはLCD表示部811とダイアルキー810他
の操作部が図示のように配設されている。
【0045】図2は、装置1000の立体分解図であ
り、上カバー200を省略している。
【0046】図2において、底面となる基部と外観面と
なる側壁と側壁で囲まれる開口面を一体形成した下カバ
ー100の内部に原稿の搬送を行いつつ読み取る原稿搬
送式読取装置であるカラースキャナ部800と、記録シ
ートの搬送を行いつつシリアル記録を行うシリアル記録
式記録装置であるプリンタ400と、これらに接続され
ることで所定制御をするカラー制御基板900と電源6
00と、初期吐出で不要となるインクを吸収するインク
吸収体13と、リアカバー15と、記録シート台8と、
不図示のスピーカの全部が下カバー100に対して工具
類を一切使用することなく固定できる構成である。
【0047】次に、各部の構成を詳細に説明する。先
ず、カラースキャナ部800について説明する。
【0048】カラースキャナ部800は、原稿Gに光を
照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号を操
作モードに応じて他機に伝送し、または自己のプリンタ
部400に伝送するものである。原稿Gは、原稿台2上
に積載される。
【0049】カラースキャナ部800において、831
はカラースキャナ部800のフレームとなり、また原稿
Gの下側をガイドするスキャナベースであり、下カバー
100と固定されている。 また、スキャナベース83
1には、原稿Gを繰り出す分離ローラ832,原稿Gを
搬送する給送ローラ833,原稿Gを原稿排紙台上に排
出させる排紙ローラ834,原稿Gの画像情報を読取る
カラーコンタクトセンサ835などが設けられている。
【0050】また、操作パネル842は、図示しない支
点によってスキャナベース831と回動自在に取り付け
られ、原稿Gの上側をガイドする上原稿ガイド836,
摩擦手段としての、分離ローラ832と対向配置押圧さ
れる分離片837,搬送手段としての給送ローラ833
および排紙ローラ834に対してそれぞれ対向した位置
に配置され押圧される給送コロ838および排紙コロ8
39,カラーコンタクトセンサ835と対向押圧され読
取白基準となる読取白地840,厚手の原稿を搬送する
ために分離片837の押圧を解除する摩擦解除手段とし
ての解除レバー841などが設けられている。
【0051】また、操作パネル842は、外装の一部を
なし上原稿ガイドに取り付けられていて、ダイヤルキー
810,LCD等の表示部811,それらを実装したパ
ネル基板などが設けられている。
【0052】なお、ここで、カラースキャナ部800の
原稿搬送、読取り動作などは、図示しない読取駆動モー
タやセンサ駆動回路などによって行われ、また、これら
の制御及びLCD表示部811の表示制御などは、制御
手段としての制御部900により制御される。
【0053】次に、プリンタ部400について説明す
る。プリンタ部400には記録シート台401が、図示
しない支点により中板を支持されており、中板はバネで
押圧を受けている。
【0054】記録紙Sは中板の上に積載され、給紙ベー
スに伸縮自在に設けられた記録シート支持台(給紙トレ
イ)5により裏面を支えられ、また、幅方向の位置は、
中板に可動に設けられた幅調整板(サイドガイド)9に
よって規制される。また、給紙ローラは記録紙を1枚ず
つ繰り出して、プリンタ部400へと送り出す。
【0055】プリンタ本体部400はいわゆる、インク
ジェット記録部であるが、411はプリンタ本体部40
0のフレームとなるプリンタシャーシであり、不図示の
係合部に係合する取り付け方法で、下カバー100と固
定されている。
【0056】412は送紙ローラで、対向配置されたピ
ンチローラの押圧で、給紙部から送られてきた記録紙S
をさらに下流の印字部へと送り出す。
【0057】414は印字部での記録紙S裏面を支持し
ているプラテンであり、記録紙S表面では、ガイドシャ
フト415に支持された往復動するキャリッジ416に
取り付けられたインクヘッド417によって、記録画像
が形成される。
【0058】また、その後、記録排紙ローラ対418に
よって、記録紙Sは、プリンタ部400から排出され、
下カバー100に設けられた記録シート台8上に搬送積
載される。
【0059】なお、ここでプリンタ部400の記録紙搬
送、記録動作などは、図示しないモータやセンサ、ヘッ
ド駆動回路などによって行われ、これらの制御は制御基
板部900により制御される。
【0060】また、基板421は、これらモータやセン
サ、ヘッド駆動回路等の信号を中継し、制御基板部へと
転送する記録中継基板である。また、プリンタ部400
でインクの目詰まり防止などの動作の際に生じる廃イン
クを吸収する吸収体13は下カバー100に取り付けら
れている。
【0061】次に、原稿Gの流れについての説明をす
る。図3はカラースキャナ部800の拡大断面図を示
す。原稿搬送路は矢印Fで示すとおりである。
【0062】図2において、4は原稿積載トレイであ
り、原稿Gを画像面を下側にして積載する。原稿積載ト
レイ4に積載された原稿Gは、幅方向に移動可能なスラ
イダ3によって位置決めが行われる。
【0063】906は予備搬送腕であり、分離ローラ8
32の対向部に位置している。予備搬送腕906は、後
述する予備搬送ばね904により分離ローラ832に押
圧されている。セットされた原稿Gは予備搬送腕と分離
ローラの協働作用により裁いて予備搬送される。
【0064】837は分離片であり、上方から付勢手段
としてのADFバネ903によって分離ローラ832を
押圧し、分離片837と分離ローラ832との協働作用
により、予備搬送された原稿Gを下側から1枚ずつ分離
搬送する。さらに分離ローラ832は原稿Gを給送ロー
ラ833まで搬送させる役割をかねている。
【0065】分離ローラ832により搬送された原稿G
は、給送ローラ833によりカラーコンタクトセンサ8
35の読み取り位置まで搬送される。カラーコンタクト
センサ835は、給送ローラ833で搬送された原稿G
の画像を読み取る。読取白地840は上方より白地バネ
902によりカラーコンタクトセンサ835の読取ライ
ンに沿って付勢されており、分離搬送された原稿Gの画
像を読取ラインに密着させている。
【0066】カラーコンタクトセンサ835は光源と光
電変換部からなり、光源からの光を原稿面に当て、光電
変換部にて反射した光の輝度を電圧に変換してそれを画
像データとしてメモリーに転送する。
【0067】搬送されカラーコンタクトセンサ835に
より読み取られた原稿Gは排紙ローラ834により排出
される。6は排出された原稿Gを積載する原稿排紙トレ
イであり本体に着脱可能な構造になっている。
【0068】次に、シート分離搬送部Dについて説明す
る。図4に図3のD部であるシート分離搬送部の拡大斜
視図を示す。本実施の形態では、分離片の押圧を解除し
保持する分離片解除機構について詳細に説明する。
【0069】図3において、836は上原稿ガイド、9
01は下原稿ガイドである。原稿Gはこの上原稿ガイド
836と下原稿ガイド901の間に形成される原稿挿入
口にセットされる。
【0070】図3および図4において837はゴム片等
の摩擦部分で構成された分離片であり、保持部材として
のADFホルダー905上に取り付けられている。
【0071】906は予備搬送腕であり比較的摩擦係数
の小さいプラスチック部材で構成されている。ADFホ
ルダー905には突起軸905aが延びている。予備搬
送腕906には凹状部906aが設けられ、その凹状部
906aのくぼみ部にADFホルダー905の突起軸9
05aが取付けられている。予備搬送腕906は凹状部
906aを中心として回転可能である。
【0072】904は予備搬送押圧バネであり引張りコ
イルバネである。予備搬送押圧バネ904の両端のう
ち、片側は予備搬送腕906に、他方はADFホルダー
905の突起部に取付けられている。
【0073】上原稿ガイド836上には図示しない凹状
部が設けられ、その凹状部のくぼみ部にADFホルダー
905の突起軸905aが取り付けられている。ADF
ホルダー905は突起軸905aを中心として回動可能
である。
【0074】ADFホルダー905が分離ローラ832
と対向した位置にあり、予備搬送腕906および分離片
837が分離ローラ832と接触するように配置されて
いる。
【0075】ADFホルダー905の受け面905bに
はADFバネ903の一端が係合しており、他端は操作
パネル842に係合している。ADFバネ903は圧縮
コイルバネである。この弾性力によりADFホルダー9
05上の分離片837を分離ローラ832に押圧してい
る。
【0076】ADFバネ903の押圧力が予備搬送バネ
904の引張り力よりも大きいため、ADFバネ903
と予備搬送バネ904の作用により、予備搬送押圧腕9
06は分離ローラ832に押圧される。
【0077】841はレバー部材としての分離片解除レ
バーである。分離片解除レバー841は分離片837と
分離ローラ832の間に隙間を設け、その状態を保持す
る部材である。
【0078】図4において、分離片解除レバー841の
先端には傾斜部841aおよび平坦部841bが設けら
れている。図5(a)は上原稿ガイド836上にADF
ホルダー905,および分離片解除レバー841を組み
込んだときの状態である。
【0079】分離片解除レバー841は上原稿ガイド8
36上の軸836aに取り付けられており、この軸を中
心として回転方向に動作する。分離片解除レバー841
を回転方向に操作することにより、分離片解除レバー8
41の先端の傾斜部841aはADFホルダー905の
突起である905cを押し上げる。
【0080】分離片解除機構の動作について図4,図
5,図6を参照して説明する。
【0081】図5(a)において、分離片解除レバー8
41を矢印Iの方向に操作すると、分離片解除レバー8
41の先端の傾斜部841aが、ADFホルダー突起9
05cに突き当たる。
【0082】さらにそのまま矢印Iの方向に操作する
と、ADFホルダー突起905cが分離片解除レバー8
41先端の傾斜部841aの傾斜により、突起軸905
aを中心として上方に回転していく。
【0083】さらに、突起部905cが分離片解除レバ
ー841先端の平坦部841bにきたところで、ADF
ホルダー突起905cが持ち上げられた状態で保持され
る。これが図5(b)の状態である。
【0084】上原稿ガイド836上には、検出手段とし
てのフォトセンサ907が取付けられている。図6
(a)および図6(b)に、フォトセンサ907の立体
斜視図を示す。
【0085】フォトセンサ907は受光素子と発光素子
からなり、発光素子から受光素子へ向かう光軸を遮る遮
蔽物の存在の有無を判別するフォトインタラプタセンサ
である。
【0086】本実施の形態では、発光素子として赤外L
EDを、受光素子としてフォトトランジスタを用いてい
る。これらの二つの素子は凹形状のプラスチック部材に
囲まれ、図6中の907a部にはLEDが、907b部
にはフォトトランジスタが入っている。
【0087】907cは走査窓であり、図示されていな
いが907a側の907bに対向した位置にも同様の走
査窓がある。赤外LEDから発せられた光は、907a
側の走査窓を通過して、907b側の走査窓907cを
通って、907b中にあるフォトトランジスタに達す
る。
【0088】図中Kの矢印は、赤外LEDからフォトト
ランジスタに向かう光軸である。この光軸を遮る物体の
有無により、フォトトランジスタからの出力が変化す
る。前記出力を監視することにより発光素子と受光素子
間の遮蔽物の存在の有無を判別する。
【0089】分離片解除レバー841には突起841c
があり、図5(b)の様に分離片解除レバー841を操
作し分離片837を分離ローラ832から離間すると、
突起841cがフォトセンサ907のLED907a部
とフォトトランジスタ907b部の間に位置する。この
状態の斜視図を図6(b)に示す。
【0090】図6(b)にあるように、分離片解除レバ
ー841を操作し分離片837を分離ローラ832から
離間すると解除レバーの突起841cが赤外LEDから
フォトトランジスタに向かう光軸Kを遮る構成となって
いる。
【0091】図7は図1に示すファクシミリ装置の制御
構成を示すブロック図である。図7において、900は
装置全体を制御するための制御部であり、制御部900
はCPUとCPUが実行する制御プログラムや各種デー
タを記憶しているROMとCPUが種々の処理を実行す
るにあたり作業領域として使用したり、各種データを一
時的に保存するためのRAM等を有している。
【0092】図7に示すように、フォトセンサ907か
らの出力はA/D変換回路により数値化されて制御部9
00に送られ、CPUは、前記出力から分離片837が
分離ローラ832から離間された状態であるのかを判別
する構成となっている。
【0093】また、制御部900はカラーコンタクトセ
ンサ835,外部コンピュータとのデータの送受信を行
うインターフェース、公衆電話回線からの受信データを
受け付ける回線制御回路等と接続しており、ファクシミ
リ送受信、コピー、外部コンピュータのプリンタおよび
スキャナーとして動作可能となっている。さらにまた制
御部900は装置利用者が種々の操作や指示を行う操作
パネル842と接続している。
【0094】次に、本実施の形態のファクシミリ装置に
用いられている操作パネル842を図8に示す。
【0095】810はファクシミリ通信の送信先をダイ
ヤルする10キーと*キーと#キーで構成されるダイヤ
ルキー、908はファクシミリ送信あるいはコピー動作
を指示するスタートキー、909は動作の中断を指示す
るストップキー、910は画像原稿読取時のモード選択
(ファインモード(FINE)と標準モード(STAN
DARD))を行う解像度キーである。
【0096】そして、912はコピー時において、カラ
ーあるいはモノクロコピーのモード選択を行うカラーキ
ーであり、811が次の動作、エラー、注意および現在
の動作状況を表示して使用者に伝えるためのLCDパネ
ルである。
【0097】次に、カラーコンタクトセンサ835の読
取動作について説明する。使用者によりセットされ、給
送ローラ833で搬送された原稿Gは、白地バネにより
押圧された読取白地840により押圧され、カラーコン
タクトセンサ835のガラス面に密着する。
【0098】CPUがカラーコンタクトセンサ835内
の光源であるLEDを点灯させると、読取ライン上の原
稿GにLEDの光が当たり反射する。反射した光はカラ
ーコンタクトセンサ835内に配置されたICで受け取
られ、光の強さが電圧に変換される。電圧はデジタルデ
ータに変換されて制御部900に送られ、画像データと
してRAM上に蓄積される。
【0099】上記の一連の動作がカラーコンタクトセン
サ835の読取ライン上の画像を読取る動作である。こ
の時にかかる画像読取時間は3msecである。この3
msecの間に読取られたデータが原稿Gの副走査方向
の1ライン(搬送方向に垂直なライン)のデータにな
る。
【0100】次に、種々の動作モードでの読取動作につ
いて説明する。ファクシミリ動作時におけるスタンダー
ド送信では100dpi,ファイン送信では200dp
i,コピー動作では300dpi,スキャナーとして使
用する場合には600dpiまでの読取解像度での読取
を行う。
【0101】それぞれの動作モード(読取解像度)にお
いて原稿搬送スピードをそれぞれ異なったスピードに設
定することにより、上記の読取解像度での読取りを実現
している。
【0102】300dpiの読取解像度の場合について
述べる。300dpiの1ドットあたりの長さは0.0
85mmである。原稿Gを約28.3mm/sec(3
msec間に0.085mm原稿を搬送するスピード)
のスピードで搬送し、カラーコンタクトセンサ835で
3msecごとに前述した読取動作を行うことにより3
00dpiの解像度での原稿Gの読取りを行う。
【0103】例えば、A4の原稿を使用して300dp
iの読取りを行う場合以下のような読取動作となる。原
稿の先端がカラーコンタクトセンサ835上にくると、
3msec間前述の読取動作を行う(カラーコンタクト
センサ835のLEDを点灯し、原稿の読取りを行い、
消灯する)。この時のデータが、副走査方向で1ライン
目のデータとなる。
【0104】再び、3msec間前述の読取動作を行う
(LEDを点灯させ、画像を読み取り、LEDを消灯す
る)。このデータが、副走査方向で2ライン目のデータ
となる。
【0105】また、3msec間前述の読取動作を行う
(LEDを点灯し、画像を読み取り、LEDを消灯す
る)。この動作を繰り返し続ける。原稿Gの後端がカラ
ーコンタクトセンサ835上を抜けると、原稿一枚全体
の読取が終了する。
【0106】この間、原稿Gは停止すること無く、約2
8.3mm/secのスピードで読取ライン上を搬送さ
れる(3msec間に約0.085mm進むスピー
ド)。A4原稿の縦の長さは297mmである。従っ
て、上記の一連の読取動作により3494ラインの画像
情報がメモリー上に蓄積される。
【0107】600dpiの解像度で読取を行う場合
は、前記の原稿搬送スピードを300dpi時の1/2
(約14.2mm/sec)にして読取り動作を行い、
6988ラインの画像情報がメモリー上に蓄積される。
【0108】150dpiの解像度の読取動作時には、
原稿搬送スピードを300dpi時の2倍(約56.6
mm/sec)にして読取動作を行い、1747ライン
の画像情報がメモリー上に蓄積される。
【0109】次に、本実施の形態の特徴である分離片8
37解除時と分離片837がリリースされていないとき
の原稿搬送スピードと、読取モータの回転スピードの関
係について説明する。
【0110】本実施の形態の読取り系では、分離片83
7がリリースされていないとき、分離片837が原稿G
に押圧された状態で、原稿搬送方向下流側に位置する給
送ローラ833により搬送される。
【0111】分離片837と原稿G間に働く摩擦力によ
り、原稿Gは搬送上流側に引っ張られながら搬送され
る。原稿Gは、力を絶えず搬送方向とは逆の方向に受け
ながら搬送されるため、滑りながら搬送方向下流側に搬
送される。
【0112】したがって、給送ローラ833の回転する
スピードよりも遅いスピードで実際の原稿Gは搬送され
る。
【0113】一方、分離片837がリリースされた状態
であると、原稿Gは、分離片837と原稿G間の摩擦力
を受けないため、給送ローラ833の回転速度と原稿G
の搬送速度がほぼ同一となる。
【0114】最初に、分離片837がリリースされてい
るときのモータ回転速度と原稿搬送速度の関係について
記す。
【0115】読取り部には、原稿搬送の駆動源となる図
示しない読取モータが有る。読取モータから給送ローラ
833まではギア連結されており、読取モータからの駆
動が給送ローラ833に伝えられる。読取モータから給
送ローラ833までのギア比は約12.3である。モー
タが3.75°回転したとき、読取モータとギア連結さ
れた給送ローラ833の回転する角度は以下の式で表さ
れ、3.75°/12.3=約0.305°約0.30
5°回転する。
【0116】分離片837がリリースされているときの
原稿搬送量は、ほぼ給送ローラ833の回転量と一致す
る。給送ローラの外径は16.1mmであり、読取モー
タが3.75°回転したとき、給送ローラ上にある原稿
が搬送される距離は以下の式で表され、 16.1mm×π×0.305°/360°=約0.0
43mm 約0.043mm搬送される。
【0117】600dpiは約0.043mm/ドット
であり、読取モータが3.75°回転すると、原稿Gは
600dpiの1ドット分の長さ搬送される。読取モー
タがその2倍である7.5°回転すると、原稿Gは30
0dpiの1ドット分の長さを搬送される。
【0118】300dpi時の解像度での原稿読取を行
う場合、読取モータを6.94回転/sec(3mse
c間に7.5°回転するスピード)のスピードで回転さ
せ、3msec間に0.043mm原稿Gを搬送し読取
動作を行う。
【0119】600dpiの読取を行う場合には3.4
7回転/sec(3msec間に3.75°回転するス
ピード)、150dpiの解像度のときでは13.89
回転/sec(3msec間に15°回転するスピー
ド)のスピードで読取モータ駆動を行い、それぞれ読取
動作を行う。
【0120】次に、分離片837をリリースしていない
ときのモータ回転速度と原稿搬送スピードの関係につい
て記す。
【0121】同一のモータ回転スピードのときに、分離
片837をリリースしているときと分離片837をリリ
ースしていないときの原稿の搬送スピードの差は、分離
片837の押圧力、摩擦係数など装置毎に異なる。本実
施の形態では、その差は1%であった。
【0122】それぞれの解像度での読取り動作時、分離
片837をリリースしていないときは、分離片837を
リリースしているときのモータの回転スピードよりも1
%速いスピードで回転を行い、原稿の搬送スピードを分
離片837をリリースしているときと同一の搬送スピー
ドにして読取りを行っている。
【0123】具体的には、300dpiの解像度での読
取りの場合7.01回転/sec,600dpiでの解
像度での読取の場合3.50回転/sec,150dp
iでの解像度での読取りの場合14.0回転/secの
スピードでモータの駆動を行っている。
【0124】次に、分離片837を解除しているときと
分離片837を解除していないときのファクシミリ送信
あるいはコピー時の読取動作について、モノクロコピー
300dpi解像度での読み取り動作を例として、図9
のフローチャートを参照してそれぞれ説明する。
【0125】最初、装置に電源を投入すると、装置はセ
ンサのチェック等のイニシャルライズ動作を行い、スタ
ンバイ状態(待機状態)に移る。使用者が原稿をセット
すると、図示しない原稿検知センサにより制御部900
上のCPUが原稿有りと認識する(S1)。
【0126】使用者によりコピーの操作がされ(S2)
(コピー操作は、カラーキー912の押下によるカラー
あるいはモノクロの選択、および解像度キー910の押
下による解像度の選択をする操作である)た後に、続い
てスタートキー908が押下されると(S3)、CPU
はフォトセンサ907の電源をONする(S4)。
【0127】フォトセンサ907からの出力が制御部9
00に伝えられ、CPUはその出力から分離片837が
分離ローラ832からリリースされた状態であるかどう
かを判別する(S5)。
【0128】分離片837が分離ローラ832からリリ
ースされていないと判別すると、CPUは読取駆動モー
タを7.01回転/secの回転スピードで駆動させて
原稿の搬送をスタートする(S13)。
【0129】原稿G先端がカラーコンタクトセンサ83
5上に搬送されると、図示しない原稿端検知センサがO
Nになり(S7)、3msec/1ineでカラーコン
タクトセンサは原稿Gの読取を開始する(S8)。
【0130】原稿G後端がカラーコンタクトセンサ83
5上を抜けると、原稿端検知センサがOFFになり(S
9)、カラーコンタクトセンサ835は読取動作を終了
する(S10)。フォトセンサ907の電源をOFFし
(S11)、コピーの記録動作を行う(S12)。
【0131】一方、フローチャート上のS5において、
分離片837が分離ローラ832からリリースされた状
態であると(図6(b)の状態)判別すると、CPUは
読取駆動モータを駆動させるように命令を発し、CPU
は読取駆動モータを6.94回転/secの回転スピー
ドで駆動させて、原稿Gの搬送をスタートする(S
6)。
【0132】原稿G先端がカラーコンタクトセンサ83
5上に搬送されると、図示しない原稿端検知センサがO
Nになり(S7)、3msec/1ineでカラーコン
タクトセンサ835は原稿の読取を開始する(S8)。
【0133】原稿G後端がカラーコンタクトセンサ83
5上を抜けると、原稿端検知センサがOFFになり(S
9)、カラーコンタクトセンサ835は読取動作を終了
する(S10)。コピーの記録動作を行う(S12)。
また読取駆動モータを駆動させると同時にフォトセンサ
907の電源をOFFにする(S11)。
【0134】上記の説明は、解像度として300dpi
の解像度を選択したときの読取動作であるが、600d
piの解像度のとき、あるいはそれ以外の解像度の動作
を選択したときは、上記の説明において、モータの回転
スピードの部分のみが異なる。フローチャートのS6と
S13である。
【0135】例えば、150dpiでは、S6のスピー
ドが13.89回転/sec、S13のスピードが1
4.0回転/secとなる。600dpiでは、S6の
読取モータ回転スピードが3.47回転/sec,S1
3の読取モータの回転スピードが3.50回転/sec
となる。 以上説明したように、本実施の形態に従え
ば、原稿の画像読取時において、分離片が解除されてい
ない場合は分離片が解除されている場合よりもモータの
回転スピードを1%速いスピードで回転させている。
【0136】従って、分離片解除時と、解除していない
ときの読取ライン上での実際の原稿搬送スピードが同一
となり、読取画像の副走査方向の読取画素のライン数
(情報量)が同一となる。
【0137】従って、分離片解除時と分離片を解除して
いないときで、読み取った画像の縦方向(副走査方向)
の長さが異なる(伸縮が異なる)といった事態を防ぐこ
とができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
摩擦解除手段の動作状態に応じて、駆動手段の駆動力を
制御するので、摩擦手段が搬送手段から離間している
(分離片が解除されている)場合は、摩擦手段が搬送手
段に圧接している(分離片が解除されていない)場合よ
りも駆動手段(モータ)の回転スピードを速いスピード
で回転させて、実際の原稿搬送スピードを分離片が解除
されたときと解除されていないときで略同一の搬送スピ
ードにすることが可能となる。
【0139】従って、原稿の画像読取時において、分離
片解除時と、解除していないときの読取画像の副走査方
向のライン数(情報量)を略同一とすることができる。
【0140】さらに、分離片解除時と分離片を解除して
いないときで、読み取った画像の縦方向(副走査方向)
の長さが異なる(伸縮が異なる)といった事態を防ぐこ
とができるので、信頼性の高い画像読取装置及び画像形
成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した画像形成装置としての
ファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】図2は図1に示すファクシミリ装置の側断面図
である。
【図3】図3はシート材搬送部の拡大側断面図である。
【図4】図4は分離片解除機構の構成を示す立体斜視図
である。
【図5】図5(a)は通常時の分離片解除機構のアッパ
ーガイド上の配置を示す図、同図(b)は分離片解除時
を示す図である。
【図6】図6(a)は通常時のフォトセンサの斜視図、
同図(b)は分離片解除時を示す図である。
【図7】図7は制御部のブロック図である。
【図8】図8は操作パネル外観図である。
【図9】図9はコピー時のフローチャートである。
【符号の説明】
1000 ファクシミリ装置(画像形成装置) 3 スライダ 4 原稿積載トレイ 6 原稿排紙トレイ 100 下カバー 200 上カバー 800 カラースキャナ部(画像読取手段) 810 ダイヤルキー 811 LCD表示部 831 スキャナベース 832 分離ローラ(摩擦手段) 833 給送ローラ(搬送手段) 834 排紙ローラ 835 カラーコンタクトセンサ 836 上原稿ガイド 837 分離片(摩擦手段) 838 給送コロ 839 排紙コロ 840 読取白地 841 分離片解除レバー(摩擦解除手段) 842 操作パネル 900 制御部(制御手段) 901 下原稿ガイド 902 白地バネ 903 ADFバネ(付勢手段) 904 予備搬送バネ 905 ADFホルダー(保持手段) 906 予備搬送腕 907 フォトセンサ(検出手段) 908 スタートキー 909 ストップキー 910 解像度キー 912 カラーキー D シート分離搬送部 F 原稿搬送方向 G 原稿 K 光軸
フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 BA17 BA68 3F049 AA02 DA12 EA13 EA22 LA01 LA05 LB02 3F343 FA03 FC15 FC17 GA02 GB02 GC01 GD01 JA01 JD08 JD33 JD34 LC03 LC07 LC10 LC13 MA04 MA14 MA52 MC09 5C062 AA02 AB02 AB30 AB31 AB32 AC12 AC60 AC66 AD06 AF07 BA00 5C072 AA05 BA13 NA01 NA05 NA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段を駆動する駆動手段と、 シート材が搬送される搬送経路を挟んで前記搬送手段に
    対向して該搬送手段を圧接するように設けられ、未分離
    のシート材を1枚ずつ摩擦分離させる摩擦手段と、 前記摩擦手段を前記搬送手段から離間させる摩擦解除手
    段と、 を備えたシート材搬送装置において、 前記摩擦解除手段の動作状態に応じて、前記駆動手段の
    駆動スピードを制御する制御手段を備えることを特徴と
    するシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦手段と前記搬送手段の接触状態
    を検出する検出手段を備え、 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前
    記駆動手段の駆動スピードを制御することを特徴とする
    請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記摩擦手段が前記搬
    送手段を圧接している状態の前記駆動手段の駆動スピー
    ドを、 前記摩擦解除手段により前記摩擦手段が前記搬送手段か
    ら離間している状態の前記駆動手段の駆動スピードより
    大きくなるよう制御することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のシート材搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記摩擦手段が前記搬
    送手段を圧接している状態の、前記搬送手段により搬送
    されるシート材の移動速度を、 前記摩擦解除手段により前記摩擦手段が前記搬送手段か
    ら離間している状態の前記シート材の移動速度と略同一
    となるよう制御することを特徴とする請求項1,2また
    は3に記載のシート材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記摩擦解除手段は、前記摩擦手段を前
    記搬送手段から離間させるレバー部材を備え、 前記検出手段は、前記レバー部材の動作を検出すること
    を特徴とする請求項2,3または4に記載のシート材搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記摩擦手段は、前記搬送手段を圧接す
    る付勢手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の
    シート材搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段は、弾性ばねを備え、 前記摩擦手段は、前記搬送手段との圧接部に高摩擦係数
    を有する部材と、該部材を保持する保持部材を備え、 前記駆動手段は、モータを備え、 前記搬送手段は、前記モータとギア連結される搬送ロー
    ラを備えることを特徴とする請求項6に記載のシート材
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    シート材搬送装置と、該シート材搬送装置により搬送さ
    れるシート材の画像を読取る画像読取手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 前記画像読取手段は、シート材の搬送方
    向に対して垂直なライン状に配置され、一定時間内に搬
    送されるシート材の画像を読取るラインセンサを備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載の画像読取装
    置と、給送手段により給送されるシート材に画像を形成
    する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像形成装置は、
    ファクシミリ装置であることを特徴とする画像形成装
    置。
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