JP2000351461A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000351461A
JP2000351461A JP11160693A JP16069399A JP2000351461A JP 2000351461 A JP2000351461 A JP 2000351461A JP 11160693 A JP11160693 A JP 11160693A JP 16069399 A JP16069399 A JP 16069399A JP 2000351461 A JP2000351461 A JP 2000351461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な強度を保ちつつ給紙トレイの引出しを
確実に行える給紙装置を提供する。 【解決手段】 用紙Pを収納する給紙トレイ5と、給紙
トレイ5を給紙方向と直交する方向に引き出す引出口3
aを有する筐体3と、給紙トレイ5の用紙Pを給紙する
フィードローラ15と、給紙トレイ5を引き出すとき給
紙トレイ5から給紙方向に飛び出た用紙P1を給紙トレ
イ5に向けて案内する傾斜ガイド板19とを備える給紙
装置1であって、傾斜ガイド板19は、給紙方向の上流
側から下流側に向けて且つ上流側を引出口3aに近づく
ように傾斜しており、給紙トレイ5を引き出していると
き、用紙P1は、傾斜ガイド板19の面部19aに当接
しながら給紙トレイ5に向けて退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複写機、プリンタ等の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ等の画像形成
装置の給紙装置は、給紙トレイの最上紙を給紙する給紙
ローラ(フィード手段)と、給紙ローラに当接して用紙
の重送を阻止する分離ローラ(セパレート手段)とを有
している。このような給紙装置の給紙トレイには、用紙
の補充等をおこなうときに、給紙トレイを給紙装置本体
(筐体)から引き出せるように、筐体に給紙方向と直交
する方向に引出口を設け、この引出口に対して給紙トレ
イを引き出し自在に設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、給紙トレイを
引き出す際に、給紙トレイから給紙方向に用紙が飛び出
ていることがあり、この場合において、給紙トレイから
給紙方向に用紙が飛び出ている状態(用紙が給紙トレイ
の端面上に乗り上げている状態)で給紙トレイを引き出
すと、この用紙が筐体の引出口に引っかかるので、用紙
が破れて機内に残留してしまい、給紙トレイが引き出せ
なくなるという課題があった。
【0004】これに対し、特開平1−294074号公
報に開示されているように、筐体の引出口を、給紙ロー
ラと分離ローラとの当接部位近傍にまで広げることによ
り、用紙が引出口に引っかからないようにしているもの
もあるが、引出口を広げると筐体(給紙装置)の強度が
充分に保てなくなるという課題がある。
【0005】そこで、本発明は、充分な強度を保ちつつ
給紙トレイの引出しを確実に行える給紙装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、用紙を収納する給紙トレイと、給紙トレイを給紙方
向と直交する方向に引き出す引出口を有する筐体と、給
紙トレイの用紙を給紙するフィード手段と、給紙トレイ
を引き出すとき給紙トレイから給紙方向に飛び出た用紙
を給紙トレイに向けて案内するガイド部材とを備える給
紙装置であって、ガイド部材は、給紙方向の上流側から
下流側に向けて且つ上流側を引出口に近づくように傾斜
しており、給紙トレイを引き出しているとき、用紙は、
ガイド部材の面部に当接しながら給紙トレイに向けて退
避することを特徴とする。
【0007】この請求項1に記載の発明では、給紙トレ
イに、用紙を補充するときには、給紙トレイを給紙方向
と直交する方向に引き出す。このとき、給紙トレイから
給紙方向に用紙が飛び出ている(はみ出している)こと
がある。この用紙は、給紙トレイからはみ出した状態
で、給紙トレイとともに移動し、ガイド部材の面部に当
接する。
【0008】用紙が傾斜しているガイド部材の面部に当
接することにより、給紙トレイを引き出す力が、給紙ト
レイの方向の力に変換され、用紙は、ガイド部材の面部
に沿って給紙トレイの方向に案内されながら(退避され
ながら)給紙トレイとともに引き出される。
【0009】このように、用紙を給紙トレイに向けて退
避させながら給紙トレイを引き出すことができるので、
用紙が引出口に引っかかりにくく、給紙装置内に用紙が
残留することを防止し、給紙トレイの引き出しを確実に
行うことができる。また、用紙の引っかかりを防止する
ために、筐体の引出口を広げる必要がないので、筐体の
強度(給紙装置の強度)を充分に保つことができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記フィード手段に接触して配置され
用紙を分離するセパレート手段を備え、前記ガイド部材
の給紙方向の先端部は、少なくともフィード手段とセパ
レート手段との接点位置よりも給紙方向の下流側に位置
していることを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、フィ
ード手段とセパレート手段との間に用紙が重送されたと
き、2枚目以降の用紙の移動はセパレート手段により阻
止される(用紙が一枚ずつ分離される)ことにより、又
は給紙される用紙とその次の用紙との紙間摩擦により、
用紙がフィード手段とセパレート手段との接点位置の近
傍で停止することがある。このような場合であっても、
ガイド部材の先端部が、フィード手段とセパレート手段
との接点位置よりも、下流側に位置しているので、用紙
を給紙トレイに向けて確実に案内することができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記ガイド部材の上部及び下部
に、用紙の上下方向の移動を規制する規制部材を備える
ことを特徴とする。
【0013】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、給紙トレイが引き出されたとき、用紙は規制部材の
間に入り込んで給紙トレイに向けて案内される。規制部
材を設けることにより、用紙がガイド部材から外れてし
まうことを防止できるので、用紙を給紙トレイに向けて
更に確実に案内することができる。従って、用紙の引っ
かかりや残留を更に防止でき、給紙トレイの引出しを更
に確実に行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記ガイド部材の面
部は、凹み状に湾曲しており、面部に当接した用紙が湾
曲に沿ってカールすることを特徴とする。
【0015】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、給紙トレイを引き出したとき、用紙がガイ
ド部材の湾曲に沿ってカールしながら給紙トレイに向け
て案内されるので、用紙が挫屈することを防止でき、用
紙へのダメージを低減することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、フィード手段の近傍
に位置して用紙を給紙方向に案内する一対の給紙ガイド
板を備え、前記ガイド部材は、給紙ガイド板の間に設け
られており、ガイド部材の面部には、給紙ガイド板とガ
イド部材との隙間をシールするシール部材が設けられて
いることを特徴とする。
【0017】この請求項5に記載の発明では、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、シール部材を設けることにより、給紙ガイ
ド板とガイド部材との隙間をシールすることができるの
で、給紙ガイド板とガイド部材との隙間に用紙が入り込
むことを防止できる。また、シール部材により隙間をシ
ールできるので、ガイド部材の取り付けの対応範囲が広
くなる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれかに記載の発明において、前記フィード手段の
給紙方向下流側に位置して用紙を搬送する搬送ローラ対
と、搬送ローラ対が狭持している用紙を検知する用紙検
知手段と、ジャムを検知するジャム検知手段と、搬送ロ
ーラ対の駆動を制御する制御手段とを備え、前記ガイド
部材の給紙方向の先端部は、少なくとも搬送ローラ対の
ニップ部まで延びており、制御手段は、ジャム検知手段
及び用紙検知手段からの検知信号を受けたとき、搬送手
段を一定時間駆動させ、搬送手段が保持している用紙を
排出することを特徴とする。
【0019】この請求項6に記載の発明では、請求項1
乃至5のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、制御手段が、用紙検知手段及びジャム検知
手段からの検知信号を受けたとき、即ち、搬送ローラ対
が用紙を狭持しているときにジャムが発生した場合は、
制御手段は、搬送ローラ対を一定時間駆動させることに
より、搬送ローラ対が狭持している用紙を排出する。一
方、用紙が搬送ローラ対に狭持されていない状態でジャ
ムが発生したときは(制御手段が、ジャム検知手段から
の検知信号のみを受けたとき)、給紙トレイをそのまま
引き出せば、用紙はガイド部材に案内されて給紙トレイ
に向けて退避する。従って、ジャムが発生した場合にお
いても、用紙の引っかかりや残留を確実に防止でき、給
紙トレイの引き出しを確実に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の第1実施の形態を説明する。図1は、第1実
施の形態にかかる給紙装置を概略的に示す構成図であ
り、図2は、図1の給紙装置の断面図である。図1に示
すように、給紙装置1は、筐体3内に、用紙Pを収納す
る給紙トレイ5と、給紙トレイ5の用紙Pを送り出すピ
ックアップローラ7と、ピックアップローラ7により送
り出された用紙Pを一枚ずつ分離しつつ給紙する分離給
紙部9とを有しており、例えば、複写機、プリンタ等の
画像形成装置の画像形成部(図示せず)に向けて用紙を
給紙するものである。
【0021】給紙トレイ5は、用紙Pを積載する底板1
1を有しており、筐体3に対し給紙方向(矢印A参照)
と直交する方向(図2の矢印B参照)に引き出し自在に
装着されている。底板11は、上下方向に回動可能であ
り、底板11に積載された用紙Pは、エンドフェンス1
3により給紙方向の後端側を規制されている。この底板
11の上昇により、底板11に積載された用紙Pの最上
紙がピックアップローラ7に圧接するようになってお
り、最上紙は、ピックアップローラ7の回転により分離
給送部9に向けて送り出されるようになっている。
【0022】分離給送部9は、ピックアップローラ7か
らの用紙Pを給紙するフィードローラ(フィード手段)
15と、フィードローラ15に接触(圧接)して用紙P
を一枚ずつ分離するセパレートローラ17とを有してい
る。ピックアップローラ7により送り出された用紙P
は、フィードローラ15とセパレートローラ17との間
に狭持され、フィードローラ15の回転により給紙され
る。ピックアップローラ7から用紙Pが重送(複数枚重
なった状態)されてきたときは、セパレートローラ17
により、一枚ずつ分離される(2枚目以降の用紙はその
移動を阻止される)ようになっている。
【0023】なお、本実施の形態では、セパレートロー
ラ17は、図示しない接離機構により、フィードローラ
15に圧接しており、給紙トレイ5を引き出すとき、セ
パレートローラ17はフィードローラ15への圧接を解
除するようになっている。また、このとき、底板11は
下降するようになっている。
【0024】一方、筐体3には、給紙トレイ5を給紙方
向と直交する方向に引き出せるように引出口3aが形成
されており、給紙トレイ5は、引出口3aから引出自在
に装着されている。図2に示すように、筐体3には、そ
の引出口3aの給紙方向の端部からフィードローラ15
に向けて延出する傾斜ガイド板(ガイド部材)19が筐
体3と一体に設けられており、給紙トレイ5が矢印B方
向に引き出されたとき、傾斜ガイド板19は、給紙トレ
イ5から飛び出ている用紙P1を給紙トレイ5に向けて
案内する。
【0025】傾斜ガイド板19は、給紙方向の上流側か
ら下流側に向けて且つ上流側を引出口3aに近づくよう
に傾斜しており、傾斜ガイド板19の給紙方向の先端部
は、フィードローラ15とセパレートローラ17との接
点位置16よりも給紙方向の下流側に位置している(図
1参照)。給紙トレイ5が引き出されているとき、給紙
トレイ5から飛び出た用紙P1が、傾斜ガイド板19の
面部19aに当接するようになっており、用紙P1は面
部19aに当接しながら給紙トレイ5に向けて案内され
るようなっている。筐体3と一体に傾斜ガイド板19を
設けるだけであり、構成が簡単である。なお、傾斜ガイ
ド板19は、筐体3と別体に設けても良い。
【0026】次に、上述した構成に基づいて第1実施の
形態の作用を説明する。
【0027】給紙トレイ5に用紙を補充するときには、
給紙トレイ5を給紙方向と直交する方向(図2の矢印B
方向)に引き出す。このとき、給紙トレイ5から給紙方
向に用紙P1が飛び出ている(はみ出している)ことが
ある。この用紙P1は、給紙トレイ5からはみ出した状
態で、給紙トレイ5とともに移動し(矢印C参照)、傾
斜ガイド板19の面部19aに当接する。
【0028】用紙P1が傾斜ガイド板19の面部19a
に当接することにより、給紙トレイ5を引き出す力(矢
印C方向の力)が、給紙トレイ5の方向(矢印D方向)
の力に変換され、用紙P1は、傾斜ガイド板19の面部
19aに沿って給紙トレイ5の方向に案内されながら
(退避されながら)給紙トレイ5とともに引き出され
る。
【0029】このように、用紙P1を給紙トレイ5に向
けて退避させながら給紙トレイ5を引き出すことができ
るので、用紙P1が引出口3aに引っかかりにくく、給
紙装置1内に用紙P1が残留することを防止し、給紙ト
レイ5の引出を確実に行うことができる。また、用紙P
1の引っかかりを防止するために、筐体3の引出口3a
を広げる必要がないので、筐体3の強度(給紙装置1の
強度)を充分に保つことができる。
【0030】一方、フィードローラ15とセパレートロ
ーラ17との間に用紙Pが重送されたとき、2枚目以降
の用紙の移動はセパレートローラ17により阻止される
ことにより、又は、給紙される用紙とその次の用紙との
紙間摩擦により、用紙がフィードローラ15とセパレー
トローラ17との接点位置16の近傍で停止することが
ある。このような場合であっても、傾斜ガイド板19の
先端部が、フィードローラ15とセパレートローラ17
との接点位置16よりも、下流側に位置しているので、
用紙を給紙トレイ5に向けて案内することができる。
【0031】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述と同様な部分には、同一の符号を付す
ることによりその説明を省略する。
【0032】図3は、第2実施の形態に係る分離給送部
近傍を拡大して示す斜視図である。第2実施の形態で
は、分離給送部9の近傍に給紙トレイ5からの用紙P
を、給紙方向(矢印A参照)に案内する一対の給紙ガイ
ド板21a、21bを設け、傾斜ガイド板19の上部及
び下部に用紙Pの上下方向を規制するフェンス部材(規
制部材)23a、23bを設けたことが、上述の実施の
形態と異なる。
【0033】フェンス部材23a、23bは、傾斜ガイ
ド板19の上部及び下部から給紙ガイド板21a、21
bの縁に向けて延出しており、傾斜ガイド板19とフェ
ンス部材23a、23bとの断面が略コ字状になってい
る。
【0034】上側のフェンス部材23aは、その面が上
側の給紙ガイド板21aよりも上に位置するように設け
られており、同様に、下側のフェンス部材23bも、そ
の面部が下側の給紙ガイド板23a、23bよりも下に
位置するように設けられている。即ち、給紙ガイド板2
1a、21b間に進入して停止した用紙P1(給紙トレ
イ5から飛び出した用紙P1)が、給紙トレイ5の引き
出しにより、この引き出し方向(矢印B方向)に移動し
たときに、フェンス部材23a、23bと給紙ガイド板
21a、21bとの隙間に用紙P1が入り込むのを防止
している。なお、フェンス部材23a、23bのそれぞ
れの面と、給紙ガイド板21a、21bのそれぞれの面
とが、同面上になるように(面一になるように)、フェ
ンス部材23a、23bを設けても良い。また、本実施
の形態では、フェンス部材23a、23bは、傾斜ガイ
ド板19と一体に形成されているが、別体であっても良
い。
【0035】このような構成で、給紙トレイ5の引き出
しにより、給紙トレイ5から飛び出した用紙P1は、フ
ェンス部材23a、23b間に入り込んで、傾斜ガイド
板19の面部19aに当接して給紙トレイ5の方向に案
内される。フェンス部材23a、23bを設けることに
より、用紙P1が、傾斜ガイド部19から外れてしまう
のを防止できるので、用紙P1を給紙トレイ5に向けて
(矢印D参照)更に確実に案内することができる。従っ
て、用紙P1の引っかかりや残留を更に防止でき、給紙
トレイ5の引き出しを更に確実に行うことができる。
【0036】図4は、第3実施の形態に係る分離給送部
近傍を拡大して示す斜視図である。第3実施の形態で
は、図4に示すように、傾斜ガイド板19の面部19a
が、凹み状に湾曲しており、傾斜ガイド板19とフェン
ス部材23a、23bとの断面が略U字状をなしている
ことが第2実施の形態と異なる。給紙トレイ5を引き出
すとき、飛び出ている用紙P1が湾曲している面部19
aに沿ってカールしながら給紙トレイ5に向けて案内さ
れるので、用紙P1がフェンス部材23a、23b間に
おいて挫屈することを防止でき、用紙P1へのダメージ
を低減することができ、用紙P1を再利用し易くなる。
これは、給紙トレイ5を急に引き出したとき等、給紙ト
レイ5を比較的速い速度で引き出したときに、特に有効
である。
【0037】図5は、第4実施の形態に係る分離給送部
近傍を拡大して示す斜視図である。第4実施の形態で
は、上側の給紙ガイド板21aは、筐体3にねじ25、
25により固定され、同様に、下側の給紙ガイド板もね
じにより筐体3に固定されており、給紙ガイド板23
a、23bが、筐体3の支持部材(ステー材)ととして
も機能している。また、傾斜ガイド板19は、給紙ガイ
ド板23a、23bの間に固定されており、その面部1
9aには、フイルム(シール部材)27が添付されてい
ることが上述の実施の形態と異なる。
【0038】フィルム27は、給紙ガイド板21a、2
1b内において、その断面がU字状になるように傾斜ガ
イド板19aの面部19aに添付されており、傾斜ガイ
ド板19と給紙ガイド板21a、21bとの隙間をシー
ルしている。なお、フィルム27は、傾斜ガイド板19
に密着するように適度な剛性を持たせ、給紙トレイ5の
引き出し方向と鋭角を形成するような端部形状にするの
が好ましい。また、本実施の形態では、シール部材とし
てフィルム27を用いたが、これに限定されるものでは
なく、傾斜ガイド板19と給紙ガイド板21a、21b
との隙間をシールできるものであれば良い。
【0039】フィルム部材27を設けることにより、給
紙ガイド板21a、21bとガイド部材19との隙間を
シールすることができるので、この隙間に用紙P1が入
り込むのを防止することができる。また、フィルム部材
27により隙間をシールできるので、傾斜ガイド板19
の取り付けの対応範囲が広くなる。
【0040】更に、本実施の形態のように、給紙ガイド
板21a、21bを筐体3に固定することで、筐体3の
ステー材としての機能を持たせて、筐体3の剛性を高め
た構成においては、筐体3と給紙ガイド板21a、21
bとの間に空間が形成されないが、このような給紙装置
においても取り付けが可能である。従って、汎用の給紙
装置にも取り付けが可能となり、汎用性が高まる。
【0041】図6は、第5実施の形態に係る給紙装置を
概略的に示す構成図であり、図7は、図6の給紙装置の
断面図である。第5実施の形態では、分離給送部9の給
紙方向下流側に、分離給送部9からの用紙Pを搬送する
搬送ローラ対29を設けている。また、この搬送ローラ
対29の駆動を制御する制御手段33と、搬送ローラ対
29に狭持されている用紙Pを検知する用紙検知センサ
(用紙検知手段)35と、給紙装置1のジャムを検知す
るジャム検知センサ(ジャム検知手段)37とが設けら
れていることが第1実施の形態と異なる。
【0042】傾斜ガイド板19の先端部は、図6に示す
ように、搬送ローラ対29のニップ部29aよりも給紙
方向の下流側に位置しており、給紙トレイ5と搬送ロー
ラ対29のニップ部29aとの間に位置する用紙P1
(給紙トレイ5から飛び出た用紙P1)を、給紙トレイ
5に向けて案内できるようになっている。
【0043】制御手段33が、用紙検知センサ35及び
ジャム検知センサ37からの検知信号を受けたとき、即
ち、搬送ローラ対29が用紙Pを狭持しているときにジ
ャムが発生したとき、制御手段33は、搬送ローラ対2
9を一定時間駆動させることにより、搬送ローラ対29
が狭持している用紙Pを排出するようになっている。な
お、この用紙Pの排出検知は、用紙検知センサ35によ
り行われていることは言うまでもない。
【0044】一方、用紙Pが搬送ローラ対29に達して
いない状態(搬送ローラ対29が用紙Pを狭持していな
い状態)でジャムが発生したとき、即ち、制御手段33
が、ジャム検知センサ37からの検知信号のみを受けた
ときは、給紙トレイ5をそのまま引き出せば、用紙Pは
傾斜ガイド板19に案内されて給紙トレイ5に向けて退
避する。従って、ジャムが発生した場合においても、用
紙の引っかかりや残留を確実に防止でき、給紙トレイ5
の引き出しを確実に行うことができる。
【0045】本発明は、上述の実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第2及び第3実施の形態におい
て、傾斜ガイド板19を、給紙ガイド板21a、21b
間に設けても良い。
【0046】また、第5実施の形態において、用紙Pの
排出検知は、用紙検知センサ35により行われていた
が、図6及び図7の一点鎖線で示すように、制御手段3
3に用紙Pの長さをカウントするカウント部39を設
け、制御手段33に予め用紙Pの長さを入力しておき、
この長さ分だけカウント部39がカウントしている間に
のみ、搬送ローラ29を駆動するようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、用紙を給紙
トレイに向けて退避させながら給紙トレイを引き出すこ
とができるので、用紙が引出口に引っかかりにくく、給
紙装置内に用紙が残留することを防止し、給紙トレイの
引き出しを確実に行うことができる。また、用紙の引っ
かかりを防止するために、筐体の引出口を広げる必要が
ないので、筐体の強度(給紙装置の強度)を充分に保つ
ことができる。
【0048】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、用紙がフィー
ド手段とセパレート手段との接点位置の近傍に位置して
いる場合であっても、ガイド部材の先端部が、フィード
手段とセパレート手段との接点位置よりも、下流側に位
置しているので、用紙を給紙トレイに向けて確実に案内
することができる。
【0049】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、規制部
材を設けることにより、用紙がガイド部材から外れてし
まうことを防止できるので、用紙を給紙トレイに向けて
更に確実に案内することができる。従って、用紙の引っ
かかりや残留を更に防止でき、給紙トレイの引出しを更
に確実に行うことができる。
【0050】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、給紙トレイを引き出したとき、用紙がガイド部材の
湾曲に沿ってカールしながら給紙トレイに向けて案内さ
れるので、用紙が挫屈することを防止でき、用紙へのダ
メージを低減することができる。
【0051】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、シール部材を設けることにより、給紙ガイド板とガ
イド部材との隙間をシールするので、給紙ガイド板とガ
イド部材との隙間に用紙が入り込むことを防止できる。
また、シール部材により隙間をシールできるので、ガイ
ド部材の取り付けの対応範囲が広くなる。
【0052】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、ジャムが発生した場合においても、用紙の引っかか
りや残留を確実に防止でき、給紙トレイの引き出しを確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態にかかる給紙装置を概略的に示
す構成図である。
【図2】図1の給紙装置の断面図である。
【図3】第2実施の形態に係る分離給送部近傍を拡大し
て示す斜視図である。
【図4】第3実施の形態に係る分離給送部近傍を拡大し
て示す斜視図である。
【図5】第4実施の形態に係る分離給送部近傍を拡大し
て示す斜視図である。
【図6】第5実施の形態に係る給紙装置を概略的に示す
構成図である。
【図7】図6の給紙装置の断面図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 3 筐体 3a 引出口 5 給紙トレイ 15 フィードローラ(フィード手段) 17 セパレートローラ(セパレート手段) 19 傾斜ガイド板(ガイド部材) 19a 面部 21a、21b 給紙ガイド板 23a、23b フェンス部材(規制部材) 27 フィルタ部材(シール部材) 29 搬送ローラ対 33 制御手段 35 用紙検知センサ(用紙検知手段) 37 ジャム検知センサ(ジャム検知手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を収納する給紙トレイと、給紙トレ
    イを給紙方向と直交する方向に引き出す引出口を有する
    筐体と、給紙トレイの用紙を給紙するフィード手段と、
    給紙トレイを引き出すとき給紙トレイから給紙方向に飛
    び出た用紙を給紙トレイに向けて案内するガイド部材と
    を備える給紙装置であって、 ガイド部材は、給紙方向の上流側から下流側に向けて且
    つ上流側を引出口に近づくように傾斜しており、給紙ト
    レイを引き出しているとき、用紙は、ガイド部材の面部
    に当接しながら給紙トレイに向けて退避することを特徴
    とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記フィード手段に接触して配置され用
    紙を分離するセパレート手段を備え、前記ガイド部材の
    給紙方向の先端部は、少なくともフィード手段とセパレ
    ート手段との接点位置よりも給紙方向の下流側に位置し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の上部及び下部に、用紙
    の上下方向の移動を規制する規制部材を備えることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材の面部は、凹み状に湾曲
    しており、面部に当接した用紙が湾曲に沿ってカールす
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    給紙装置。
  5. 【請求項5】 フィード手段の近傍に位置して用紙を給
    紙方向に案内する一対の給紙ガイド板を備え、前記ガイ
    ド部材は、給紙ガイド板の間に設けられており、ガイド
    部材の面部には、給紙ガイド板とガイド部材との隙間を
    シールするシール部材が設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記フィード手段の給紙方向下流側に位
    置して用紙を搬送する搬送ローラ対と、搬送ローラ対が
    狭持している用紙を検知する用紙検知手段と、ジャムを
    検知するジャム検知手段と、搬送ローラ対の駆動を制御
    する制御手段とを備え、前記ガイド部材の給紙方向の先
    端部は、少なくとも搬送ローラ対のニップ部まで延びて
    おり、制御手段は、ジャム検知手段及び用紙検知手段か
    らの検知信号を受けたとき、搬送手段を一定時間駆動さ
    せ、搬送手段が保持している用紙を排出することを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
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