JP2000351105A - 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置 - Google Patents

中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置

Info

Publication number
JP2000351105A
JP2000351105A JP11164500A JP16450099A JP2000351105A JP 2000351105 A JP2000351105 A JP 2000351105A JP 11164500 A JP11164500 A JP 11164500A JP 16450099 A JP16450099 A JP 16450099A JP 2000351105 A JP2000351105 A JP 2000351105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extruded
molded plate
molding
extrusion
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11164500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4108876B2 (ja
Inventor
Sadao Nishibori
貞夫 西堀
Masanori Shirai
真紀 白井
Noriyoshi Tanahashi
紀由 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIN Engineering Co Ltd
Original Assignee
EIN Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EIN Engineering Co Ltd filed Critical EIN Engineering Co Ltd
Priority to JP16450099A priority Critical patent/JP4108876B2/ja
Priority to IDP20000483D priority patent/ID26324A/id
Publication of JP2000351105A publication Critical patent/JP2000351105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108876B2 publication Critical patent/JP4108876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造される成形板の品質を低下させることな
く、製造のスピードを向上させることのできる中空樹脂
成形板の押出し成形方法及び装置を得る。 【解決手段】 押出機70により加熱、練成された原料
を押出し生地79として中子体40を備えた成形ダイ1
0に吐出して、押出し生地79を所定の肉厚に成形する
と共に、その内部に中空部を形成する。前記成形室20
の徐冷部21bにおいて中子体40は冷却媒体の流路4
2を備え、成形された押出し生地79を内部より徐冷し
得るよう構成されている。また、成形ダイ10より押し
出された成形板29は、引取手段30により引き取ら
れ、成形板の製造のスピードが向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂成形
材及びセルロース系の破砕物から成る木質合成粉を成形
素材とした中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置に関
し、より詳しくは、建築素材、自動車、車両の内外装部
品など各種の用途に適応する中空部を形成した熱可塑性
樹脂成形材又は熱可塑性樹脂成形材及びセルロース系破
砕物の混合原料あるいは、これらの混合原料から成る木
質合成粉を成形素材として押出機で成形して中空部を有
する所定の肉厚の成形板に形成するに際し、成形された
成形板の品質を低下させることなく成形速度を向上し得
る中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置に関する。
【0002】なお、前記セルロース系の破砕物及び熱可
塑性樹脂成形材は、一方又は双方が、建築廃材あるい
は、自動車、家庭電気製品を始め、生活の多様化に伴
い、日用品など広範な用途に向けて多種類、かつ大量に
用いられ、多量に廃棄されている各種熱可塑性合成樹脂
製品の廃材を再利用したものとすることができ、これら
を木質合成板としてリサイクルするにあたり、この木質
合成板の軽量化を目的として中空部の形成された成形板
の品質を低下させることなく成形速度を向上し得る手段
にかかるものである。
【0003】
【従来の技術】従来の木質合成板の主な成形素材である
木粉の真比重は1.4、熱可塑性樹脂成形材の真比重は
材質により異なるが0.9〜1.5程度であるので、こ
れらの木粉と熱可塑性樹脂成形材とを混練して成形した
従来の木質合成板は、木粉と熱可塑性樹脂成形材との混
合割合及び熱可塑性樹脂成形材により異なるが、比重が
0.97〜1.48と、一般の木材の板材(例えば、ベ
ニヤ板のような合板の比重0.45〜0.75)に比較
して真比重が大きく、従って従来の木質合成板は重いと
いう問題点があった。
【0004】このような従来の木質合成板の軽量化を図
るべく、木質合成板に中空部を形成する試みがなされて
いる。
【0005】中空部を備えた樹脂成形品の製造方法とし
て、パイプ製造等において中空部を形成するオフセット
ダイ、真空サイジング装置等各種の装置が開発され使用
されているが、板状を成す成品を製造するために熱可塑
性樹脂成形材に中空部を形成する手段としては、ブロー
金型を用いる押出ブロー成形機、射出ブロー成形機のほ
か、射出圧縮成形機などが用いられ、所謂固化押出成形
は実用化されていなかった。
【0006】また、押出成形で中空部を形成することは
実験的に行われ、理論的には不可能ではないが、中空部
表面には、急激な冷却により窪みが生ずるものであっ
た。
【0007】このように問題点を解消し、押出成形によ
り軽量かつ窪み等の成形不良を生ずることなく中空の木
質合成板を押出し成形により形成する方法が検討されて
いる。この方法として、スクリューを備えた押出機によ
り加熱、練成された押出し生地を成形室内に中子体の設
けられた成形ダイへ吐出し、押出し生地を所定の肉厚に
成形すると共に中子体により成形板に中空部を形成し、
成形ダイより押し出された成形板の押出し力をブレーキ
手段により抑制することで成形ダイへ押し出された押出
し生地の密度を高くして中空樹脂成形板を成形する方法
がある(特開平8−118452号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−118
452号公報記載の発明によれば、成形ダイのダイ出口
より押出された成形板に対して、ブレーキ手段により押
出し方向と反対方向に抵抗力を加えて押出し生地を高密
度とすることにより、窪み等の成形不良を生ずることな
く中空部の形成された木質合成板を得ることができる。
【0009】しかし、前記従来技術に示す押出し成形方
法にあっては、前述のように成形板の押出し力をブレー
キ手段により抑制しているために、押出し速度が1時間
あたり4〜5mと遅く、そのために生産性が悪いという
問題点があった。
【0010】また、かりに押出機による押出し生地の押
出し速度を速めたとしても、この場合には成形ダイ内に
おいて成形板が十分に冷却される前に押し出されてしま
い、特に、従来の中空樹脂成形板の成形方法にあって
は、押出し生地の冷却は成形ダイの壁厚内に設けられた
冷却水の流路に冷却水を導入して押出し生地の外側より
行うものであるために、押出し生地の内部まで十分に冷
却されるまでには長時間を要する。
【0011】そのため、前述の4〜5m/hの押出し速度
を超えて成形板を押し出す場合には、内部まで十分に冷
却される前に成形板が押し出され、そのため成形板が押
し出された後にさらに冷却されると成形板にひけやたわ
みが生ずる。特に、冷却が完了する迄に長時間を要する
中空部間に形成されたリブにおいてこのひけやたわみの
発生が著しく、このようなひけやたわみが生じた場合に
は、成形板の寸法、剛性、曲げ強度等が一定せず、製品
の品質にむらが生ずるという問題点を有する。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記従来技術に
おける欠点を解消するためになされたものであり、中空
樹脂成形板の製造において製造速度を上げることができ
ると共に、このように製造速度を上げた場合であっても
成形板にたわみやひけを生じさせることがなく、したが
って均一な品質を有する成形板を高速で製造することが
できる中空樹脂成形板の製造方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の中空樹脂成板の押出成形方法は、押出し生
地79を加熱する溶融部21aと、この溶融部21aに
連続する徐冷部21bから成る成形室22を備えると共
に、前記溶融部21aに設けた基部44から押出し方向
に平行に突出し、少なくとも前記成形室22の徐冷部2
1bに延長する中子体40を設けた成形ダイ10に、加
熱、練成した原料をスクリューをもって押出して、押出
し生地79を所定の肉厚に成形すると共に中空部を形成
し、成形ダイ10へ押出した押出し生地79を前記徐冷
部21bにおいて押出し生地79の外側及び中空部内側
より徐冷し、且つ、前記成形ダイ10より押し出された
成形板29を引き取るとことを特徴とする。
【0014】前述の方法において、押出速度よりも遅い
速度で成形板29を引き取ることにより押出機70のス
クリュー71による押出し生地79の押出し速度を調整
することもできる。
【0015】さらに、押出機70による押出し生地79
の押出し速度を上昇するとき、成形ダイ10の溶融部2
1aにおける押出し生地79の加熱温度を上昇させるこ
ととすれば好適である。
【0016】また、本発明の中空樹脂成形板の押出し成
形装置は、原料を加熱、練成し、スクリュー71をもっ
て押出す押出機70の押出ダイ19に、前記押出ダイ1
9より押出された押出し生地79を加熱する溶融部21
aと、この溶融部21aから押し出された押出し生地7
9を所定の肉厚に成形する徐冷部21bから成る成形室
22と、前記溶融部21aに設けた基部44から押出し
方向に平行に突出して少なくとも前記徐冷部21bに延
長する中子体40を設けた成形ダイ10を連結し、前記
成形室22の徐冷部21b内の押出し生地79を、押出
し生地79の外側から冷却する、冷却管25等の冷却手
段を成形ダイ10の例えば壁面内に設けると共に、徐冷
部21bにおいて前記中子体40内に冷却媒体の流路4
2を形成し、且つ前記成形ダイ10より押し出された成
形板29を引き取る引取手段30を備えたことを特徴と
する。
【0017】徐冷部21bにおいて前記中子体40内に
形成された冷却媒体の流路42は、成形ダイ10の壁
面、前記基部44、及び溶融部21aにおける中子体4
0を貫通する冷却媒体の導入路41に連通されてなり、
前記導入路41の外周を断熱材43にて包囲して溶融部
21a内の押出し生地79が冷却されることを防止して
いる。
【0018】なお、前記押出ダイ19と前記成形ダイ1
0を、連通孔を備えたフランジ17を介して連結し、前
記フランジ17の連通孔内の押出し生地79を過熱する
ヒータを前記フランジ17に設けることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明するが、便宜上、セルロース系破砕物と
熱可塑性樹脂成形材または、これらをゲル化混練、粉砕
した木質合成粉から成る中空樹脂成形板の製造実施例を
中心に説明している。
【0020】〔押出機〕図1において、70は単軸押出
機であるが、一般に押出機は通常スクリュー形であり、
単軸押出機と多軸押出機があり、この変形又はこれらが
組み合わさった構造を持つものがあり、本発明ではいず
れの押出機も使用することができる。
【0021】71はスクリューで、単軸型であり、この
スクリュー71はギヤ減速機72を介して図示せざるモ
ータによって駆動され、バレル74内で回転する。この
回転するスクリュー71でホッパ73から投入されたセ
ルロース系破砕物と熱可塑性樹脂成形材が混練されなが
らスクリュー71の前方へ押出される。バレル74の外
面にはバンドヒータ75を設けており、このバンドヒー
タ75によりバレル74内のセルロース系破砕物と樹脂
が加熱されスクリュー71の溝に沿って前方へ輸送され
ながら漸次溶融しセルロース系破砕物と樹脂が練成され
る。そしてスクリーンやフランジ17を経てフランジ1
7の押出ダイ19から成形ダイ10へ押出し生地79と
して押出される。
【0022】〔押出ダイ〕図1、図3及び図6におい
て、バレル74先端の押出ダイ19は先端が幅65mm、
高さ25mmの略楕円形状の射出口18を備え(図6を参
照)、バレル74側の後端面に直径65mmの円形を成す
流入口16から前記押出ダイ19の射出口に向けて徐々
に断面変形する連通孔を形成している。
【0023】なお、押出ダイ19は押出機70の大きさ
に応じて種々の大きさに形成できる。
【0024】前記押出ダイ19の先端には、フランジ1
7が取り付けられている。このフランジ17には、前記
押出ダイ19の射出口18と同形状の流入口と、幅9
7.5mm高さ46.7mmの射出口が形成され、フランジ
17内には導入口から射出口にかけて徐々に断面変型す
る連通孔が形成されている。
【0025】なお、前記フランジ17の連通孔の周壁内
には加熱手段たるヒータを埋設してもよい。この場合、
押出機70より押し出された押出し生地79は、フラン
ジ17の流入口から流入し、ヒータで加熱保温されなが
ら連通孔を経て成形ダイ10の溶融部21a内へ流動す
る。押出し生地79の流動状態は良好である。しかも、
前記押出ダイ19は通常の一般的なダイとは異なり、射
出口が大きいため多量の溶融原料(木質合成粉)を吐出
し、且つ圧密を促進可能な形状に形成されているので、
通常のダイで生じていたようなダイの目詰まりが生じな
い。
【0026】〔成形ダイ〕図2及び図3において、10
は成形ダイで、押出ダイ19及びアダプタ17を介して
押出機70より押し出された押出し生地79が導入さ
れ、この導入された押出し生地79を加熱する溶融部2
1aと、溶融部21aから押し出された押出し生地79
を徐冷する徐冷部21bを備えた成形室22を備え、本
実施形態にあっては、前記溶融部21aは、前記フラン
ジ17の射出口と同形状の入口及び出口を有する長さ6
1mmの押出生地の流路を成すと共に、この溶融部21a
の入口と同形状の断面形状を成す徐冷部21bが形成さ
れ、成形室22が押出し方向に一定の断面形状に形成さ
れている。
【0027】なお、前記溶融部21a及び徐冷部21b
よりなる成形室22の内壁面には好ましくは、後述のフ
ッ素樹脂でなるシートを貼設する。
【0028】なお、前記成形室22は、加熱及び冷却手
段をそれぞれ備える上下2枚の金属板を両側縁に配置し
た金属製の図示せざるスペーサで断面方形に形成したも
ので、前記スペーサの交換により任意の目的とする中空
樹脂成形板の肉厚が得られるように調整する。
【0029】成形ダイ10は、一例として、幅230m
m、高さ250.7mmの矩形状の断面を成し、成形室2
2の入口からダイ出口23までの距離(押出し方向の距
離)は1,000mmである。
【0030】〔成形ダイ内の構造〕前記成形室22の上
下左右の四方の内壁面は例えば厚さ0.25mmのフッ素
樹脂でなるシートを貼設することもできる。この他に、
成形室22の上下左右の四方の内壁面にフッ素樹脂を直
接表面コーティングすることもできるが、交換が容易で
ありフッ素樹脂のコーティング加工が容易で耐久性に富
むという点で、フッ素樹脂のシートを貼設することが特
に好ましい。
【0031】前記フッ素樹脂シートは特に好ましくは、
ガラス織布の表面にフッ素樹脂のフィルムをコーティン
グしたものであり、フッ素樹脂には上述のように、テフ
ロンTFE、テフロンFEP、テフロンCTFE、テフ
ロンVdF等がある。なお、前記ガラス織布はガラス繊
維の不織布でもよい。
【0032】なお、前述のフッ素樹脂のコーティング加
工は、成形室22の上下の内壁面、すなわち中空樹脂成
形板の表裏面を形成する面に相当する内壁面に施すこと
もできるが、前述したように成形室22の上下左右の内
壁面全体に施すことが望ましい。
【0033】図2及び図3において、14a〜14cは
ヒータで、電熱ヒータ等の加熱手段から成り、押出し生
地79を加熱保温し、押出し生地79の流動性を維持す
るため、成形ダイ10全体の長手方向の4分の1にわた
って形成された溶融部21aに相当する成形室22の上
下の成形ダイ10内に3本等間隔で挿通して配管設置さ
れている。
【0034】中空樹脂成形板の押出し速度を、一例とし
て10〜20m/hとする本発明の中空樹脂成形板の押出
し成形方法にあっては、このヒータ14の温度を例えば
7m/h以下の速度にて押し出す場合に比較して高温とし
ている。
【0035】一例として、成形板の押出し速度を1〜7
m/hとした場合と、押出し速度を7m/h以上とした場合の
ヒータ14の温度の相違を示せば下表の通りである。
【0036】なお、各符号が示す位置は、図4に示す通
りであり、C1,C2,C3は押出機70における温度
の測定位置、Aはフランジ17に設けられたヒータ、1
4a,14b,14cは成形ダイの各ヒータを示す。
【0037】
【0038】以上のように、押出し速度を速くした場合
にあっては成形ダイ10のヒータ14a〜14cの温度
を低速の場合に比較して高い温度としている。これは、
成形速度が速くなると押出し生地79が成形ダイ10の
熱を奪ってしまい成形ダイ10の溶融部21aにおいて
押出し生地79の溶融が不完全となるためである。
【0039】このように、成形ダイ10の溶融部21a
における押出し生地79の溶融が不完全になると、成形
された成形板29の密度が均一でなくなり、板に巣がで
きた状態となる。そのため、成形ダイ10の溶融部21
aにおける押出し生地79の溶融を充分に行うべく、該
部分におけるヒータ14a〜14cの温度を従来の場合
に比較して高温としているのである。
【0040】また、25は冷却管で、成形ダイ10の成
形室22の徐冷部21bを冷却する冷却手段の一例を示
すもので、成形室22の押出し方向に適当な間隔毎に、
この冷却管25に常温の水又は70〜80℃程度までの
水あるいは油等の冷却媒体たる冷却液を供給して成形室
22内の押出し生地79をその外側から冷却する。この
冷却管25の配管は成形室22内の押出し生地79の徐
冷効果を向上するために成形ダイ10のダイ出口23の
方向に向けて4分の3を占める徐冷部21bに、成形室
22の上下の成形ダイ10内に等間隔に多数挿通して配
管設置されている。なお、冷却管25の間隔を次第に狭
くするように設けることもでき、あるいは冷却管25を
成形ダイ10の外壁に接して配設することもできるが、
成形室22内の押出し生地79を冷却できればよいの
で、この実施例の構造に限定されない。
【0041】〔中子体〕図2及び図3において、中子体
40は、本実施形態にあっては溶融部21aの上下内壁
に固着された基部44と一体的に形成され、前記基部4
4から成形ダイ10の出口に向かって三本の中子体40
が突出形成されて全体として略櫛歯状に形成されてい
る。
【0042】前記基部44と溶融部21aの上下内壁と
の連結部は、図2に示すように平面において流線型に形
成されており、溶融部21aを流れる押出し生地が抵抗
無く流れるよう形成されている。
【0043】本実施形態にあっては、長さを681mm、
基部44側において高さ34.5mm、幅25.4mm、出
口側において高さ33.8mm、幅24.8mmにその矩形
状の断面を徐々に狭めるテーパー状の2本の中子体4
0,40間に、長さを681mm、基部44側において高
さ34.5mm、幅24.4mm、出口側において高さ3
3.8mm、幅23.8mmにその矩形状の断面を徐々に狭
めるテーパー状の中子体40を1本配置している。
【0044】この中子体40の基部44を固着する成形
ダイ10の上部内壁面には、成形ダイ10の壁面を貫通
して、水、油等の液体、空気、その他のガス等の冷却媒
体を供給する図示せざる冷却媒体の供給源と連通された
導入路41が形成されており、この冷却媒体の導入路4
1が成形ダイ10の壁面及び基部44を貫通して溶融部
21aにおける中子体40に至り、徐冷部21bにおい
て中子体40内に形成された後述の冷却媒体の流路42
に連通している。
【0045】この中子体40内に形成された冷却媒体の
導入路41は、断熱材43にて包囲されており、導入路
41内を通過する冷却媒体が該部において押出し生地を
冷却することを防止すると共に、後述の冷却媒体の流路
42に冷却媒体が導入されたときの冷却効果の向上を図
っている。
【0046】本実施形態にあっては、外周に断熱材とし
てミオレックスPMX−575(菱電化成)を配置した
直径4mmの金属製パイプにて成形ダイ10の壁面、基部
44及び中子体40を貫通し、これを冷却媒体の導入路
41としている。
【0047】徐冷部21bにおいて、中子体40内には
中子体40の中央を貫通する直径20mmの流路が形成さ
れており、この流路42内に冷却媒体を流通して徐冷部
21b内の押出し生地79を中空部の内側より徐冷し得
るよう構成している。
【0048】この流路42は、本実施形態にあっては一
端において前述のように冷却媒体の導入路41に連通
し、他端を中子体40の端部において開口させて成形ダ
イ10の出口に向かって開口する形状に形成されてお
り、従って、冷却媒体の流路42内に導入された冷却媒
体は、押し出された成形板29内に形成された中空部を
介して、成形ダイ10外に排出され、冷却媒体が中子体
40内に形成された流路42及び成形板29内に形成さ
れた中空部を通過するときに押出し生地79及び成形板
29を内部より徐冷する。
【0049】なお、前記冷却媒体の流路42を前述の構
成に代えて、例えば徐冷部21bにおいて中子体40を
成形ダイ10の出口側の端部で連通する二重管構造と
し、この一方を冷却媒体の導入源に連通すると共に、他
方を冷却媒体の排出口に連通して、冷却媒体である例え
ば冷却水や冷却油が、中子体40内を循環するよう構成
しても良く、冷却媒体の流路42は、押出し生地79を
内側より徐冷し得る構成であれば導入される冷却媒体の
種類、その他各種の条件の変更にしたがって種々の設計
変更が可能である。
【0050】なお、前記中子体40は、全外表面に0.
1〜0.5mm厚のテフロン等フッ素樹脂でなるシートを
貼設することもでき、また、成形室22の容積に応じて
その大きさを適宜変更することが可能である。
【0051】〔引取手段〕引取手段30は、成形ダイ1
0の出口側に配置され、成形ダイ10の出口を介して押
し出された成形板を引き取るもので、その一例を図5に
示す。
【0052】図5に示す実施形態にあっては、この取引
手段30は、無端ベルトに32て同時に巻回された複数
のローラ31,31,31を上下方向に対抗配置して、
上下に配置された無端ベルト32,32間で成形板29
を挟持し得るよう構成したもので、このローラ31のう
ちの少なくとも1つを駆動源に連結された駆動ローラ3
1aとなし、無端ベルト33を介して上下ローラ31,
31間に挟持された成形板29を、前記駆動ローラ31
aの回転により押出し方向に引き取るよう構成したもの
である。
【0053】この引取手段30により成形板29を例え
ば押出機70の押出し速度よりも遅い速度にて引き取る
と、成形ダイ10の溶融部21a内における押出し生地
は、高密度かつ均一な状態となり、成形される成形板2
9に窪みやひけ、たわみ等を生じさせない状態にある。
【0054】そして、押出機70による押出し生地の押
出し速度を上昇させると共に、この引取手段30による
成形板29の引取り速度を、押出機70による押出し生
地の押出し速度よりも遅い速度で上昇すると、成形ダイ
20の溶融部21a内における押出し生地の圧力を一定
に保ったまま成形板29の成形速度を向上させることが
でき、成形板29の成形速度の調整を、溶融部21a内
の押出し生地79を高密度としたまま行うことができる
よう構成されている。
【0055】以上のように構成された中空樹脂成形板の
押出成形装置において、本実施形態にあっては一例とし
て押出機70のホッパ73内に投入する原材料をセルロ
ース系破砕物と熱可塑性樹脂成形材とを混練して得られ
た成形材を用いて中空樹脂成形板を製造する例について
説明する。尚、本明細書においてセルロース形破砕物と
熱可塑性樹脂成形材を混練し、所定の粒径に造粒、粉砕
されたものを「木質合成粉」という。
【0056】この木質合成粉の原料とされる木粉は、そ
の粒径を熱可塑性樹脂成形材とのなじみを良好とし、成
形押し出し時における木粉の摩擦抵抗を減じ成形機の損
耗、毀損の防止を図ることより、50〜300メッシ
ュ、好ましくは、60(篩下)〜150メッシュ(篩
上)とする微細な粉末状とし、成形時における木酸ガス
を揮散し、水蒸気あるいは気泡発生のおそれをなくし、
表面の肌荒れを防止する意図からその含有水分量を15
wt%以内、好ましくは11wt%以内、理想的には0〜5
wt%の範囲内としたものである。
【0057】なお、かかる木粉の特性をさらに向上させ
るため尿素系樹脂接着剤に木材チップ等の素材を浸漬あ
るいはこれに添加し、加熱硬化した後50〜300メッ
シュに破砕、微粉末化することが可能であり、かかる木
粉の成形方法に於ては、充分な加熱硬化、特に尿素系樹
脂接着剤による中和しながらの加熱硬化によって木粉内
の木酸は、中和と揮散とにより急速に除去されると共に
木粉周面に硬化接着面が設けられ、木粉の含有水分が高
められることを有効に防止でき、さらに木粉の滑動性を
高め、成形押出し時に於ける摩擦抵抗を特に減じること
ができる。
【0058】熱可塑性樹脂成形材は、前述の廃棄された
各種の樹脂成形品をそのままもしくは表面樹脂塗膜を形
成した樹脂成形品を複数の各小片に破砕し、前記破砕さ
れた個々の各小片に対して、圧縮研削作用を付加して樹
脂塗膜を研削、剥離し、前記研削された個々の各小片に
対して、微振動に基づいた圧縮衝撃力を付加して圧潰粉
砕させ、かつ圧潰粉砕によって剥離された樹脂塗膜を随
時に除去し熱可塑性樹脂成形材として素材化した、PV
C、PET、PP等の樹脂である。
【0059】熱可塑性樹脂成形材は、PPの場合、前記
木粉は最大で75wt%まで混入される。木粉を混入する
割合の範囲は20〜75wt%相当であるが、好ましくは
30〜70wt%である。
【0060】混入容量は、目的とする耐摩耗特性などの
諸特性に合わせて適宜決定されるものであるが、本発明
においては、前述の成形時における種々の弊害が除去さ
れることから多量に混入することができる。
【0061】PETの場合は、木粉は最大で60wt%ま
で混入されるが、木粉の混入割合は20〜60wt%が良
い。
【0062】熱可塑性樹脂成形材がPVCのとき、木粉
の混入割合は30〜60wt%、好ましくは45wt%であ
る。
【0063】なお、押出成形においては、熱可塑性合成
樹脂製品の廃材から得られた回収熱可塑性樹脂成形材を
再利用して前記押出機内へ投入し、あるいはバージンの
熱可塑性樹脂を投入し、あるいはバージンの熱可塑性樹
脂と前記回収熱可塑性樹脂成形材をそれぞれ、例えば5
0%ずつ投入することもできる。
【0064】尚、使用目的に応じて、顔料を添加し、製
品に着色することもできる。
【0065】また、含有水分量を15wt%以内とし平均
粒径20メッシュ以下のセルロース系破砕物20〜75
wt%に対して熱可塑性樹脂成形材25〜80wt%をとも
に攪拌衝撃翼により混合して、摩擦熱によりゲル化混練
し、前記ゲル化した混練材料を常温で空冷もしくは、適
宜手段により冷却して、さらに粒径8mm以下に整粒して
得た木質合成粉を前記押出機70のホッパ73内に投入
すると、木粉と熱可塑性樹脂成形材との馴染みがより一
層良好であり、木粉の摩擦抵抗を減じ得る良好な混練状
態の生地が形成される。
【0066】〔木質合成粉の製造例〕以下、本発明の木
質合成粉を製造するために用いる各種製造装置について
図面を参照しながら説明する。
【0067】〔乾燥流動混合混練手段〕図8において、
80は原材料を各撹拌衝撃翼により撹拌、混合し、且
つ、前記混合した材料相互及び各撹拌衝撃翼との摩擦に
より発生した熱により、各材料を乾燥し、且つ、混練し
て「混練材料」を形成する乾燥流動混合混練手段で、本
実施の形態において、便宜上「ミキサー」という。
【0068】81はミキサー本体で、上面開口を有する
円筒形を成し容量が300リットルのケーシングであ
り、前記開口はミキサー本体81内に原材料を投入する
投入口94で、この投入口94を開閉自在な上蓋82で
被蓋する。上蓋82には、ミキサー本体81内で発生し
た多量の水蒸気を排出するガス排出管95を連通してい
る。さらに、ミキサー本体81の底面付近の外周面に1
ヶ所の排出口88を設け、この排出口88を被蓋する蓋
89をシリンダ91のロッド先端に設け、シリンダ91
の作動により前記排出口88を開閉自在に設けている。
93は排出ダクトで、前記排出口88に連通している。
【0069】さらに、ミキサー本体81の底面の中心に
は図示せざるモータ37KW(DC)の回転駆動手段によ
り800〜900rpm/maxで高速回転する軸83をミキ
サー本体81内の上方に向けて軸承し、この軸83に下
から上方へ順にスクレイパー84、撹拌衝撃翼85,8
6,87を装着し、軸83の先端から締付ナット92で
締め付けている。なお、前記各撹拌衝撃翼85,86,
87の形状は特に限定されないが、本実施の形態では軸
83を中心に対称を成す2枚羽根である。図8のように
3個の撹拌衝撃翼を重ねた場合は全部で6枚の羽根で成
り、これら6枚の羽根は平面で360度を6等分した等
分角(60度)を成すように互いに交叉した状態で重ね
ている。なお、複数個の撹拌衝撃翼を設けた場合、撹拌
衝撃翼の合計の羽根数で360度を等分した角度で互い
に交叉して重ねることは原材料を効率良く混練する点で
好ましい。
【0070】なお、前記スクレイパー84はミキサー本
体81の底面を僅かに摺接して回転し、ミキサー本体8
1内で混練された原材料をミキサー本体81の底面に残
留しないよう掻き出し、且つ原材料を循環するものであ
る。
【0071】〔冷却造粒手段〕図9において、100は
前述した混練材料を混合し撹拌して「造粒原料」を形成
する冷却造粒手段であり、本実施の形態では「クーリン
グミキサー」という。
【0072】101はミキサー本体で、逆円錐形状を成
す容量1050リットルのケーシングであり上面を被蓋
し、一方、下端に排出口107を設け、この排出口10
7をバルブ106で開閉自在に設けている。ミキサー本
体101の外周壁内にジャケット102を形成し、この
ジャケット102内に給水管108から排水管109へ
常時、100リットル/minの冷却水を供給し、クーリン
グミキサー100内の原材料の温度を熱可塑性樹脂材料
の融点近傍(本実施形態にあっては100℃以下)まで
冷却するよう保持される。なお、ミキサー本体101の
上壁面にはクーリングミキサー100内で発生した水蒸
気を排出する図示せざる排出ダクトを連通している。
【0073】前記ミキサー本体101の上壁内の略中心
にはアーム103が略水平方向に回動可能に軸支され、
このアーム103は減速装置112を介してモータ11
1により約3rpmの速度で回転駆動される。さらに、前
記アーム103の回転軸は中空軸であり、この中空軸内
に独立して回転する他の回転軸を設け、この回転軸にモ
ータ105の出力軸を連結している。一方、前記アーム
103の先端には撹拌破砕翼104を軸承し、この撹拌
破砕翼104は本実施の形態ではスクリュー型を成すも
のであり、該撹拌破砕翼104の回転軸線方向をミキサ
ー本体101の内周壁面に沿って略平行に下方へミキサ
ー本体101の下端付近まで延長している。撹拌破砕翼
104はアーム103内に設けた歯車等による回転伝達
手段を介して前記モータ105の出力軸に連結する回転
軸に連結され120rpmの速度で回転駆動される。
【0074】なお、ミキサー本体101の上壁には投入
口113を設け、この投入口113に前述したミキサー
80の排出ダクト93を連通する。
【0075】前述したミキサー80で形成された混練材
料は排出ダクト93を経てクーリングミキサー100の
投入口113からミキサー本体101内へ投入される。
撹拌破砕翼104はモータ105により120rpmの速
度で回転し、しかも、アーム103が減速装置112を
介して減速されたモータ111の回転力により3rpmの
速度で水平方向に回転するので、前記撹拌破砕翼104
はミキサー本体101の内周壁面に沿って円錐を描くよ
うに回転し、アーム103内の混練材料を撹拌する。
【0076】混練材料はジャケット102内の冷却水に
より冷却されたミキサー本体101の内周壁面で冷却さ
れ、直径約25mm以下に造粒された「造粒原料」が形成
され、この造粒原料はバルブ106を開放して排出口1
07より排出される。
【0077】なお、この排出口107に直径8mmメッシ
ュのスクリーンを設け、この冷却工程において、予備的
に粉砕処理を行っても良い。
【0078】なお、冷却造粒手段は、上記のクーリング
ミキサーに限定されず、例えば、ミキサー本体内の混練
材料を撹拌する撹拌羽根を設け且つミキサー本体の外周
壁面に前述したようなジャケットを設け、このジャケッ
ト内を流れる冷却水でミキサー本体内の混練材料を冷却
するものであれば良い。
【0079】また、ミキサー80で形成された混練材料
は前記ジャケット102を備えてない一般的なミキサー
を用いて撹拌のみを行なって冷却することも可能である
が、この場合は混練材料を冷却するに長時間を要するの
で、本実施の形態のようなクーリングミキサーの冷却造
粒手段で造粒原料を形成することが望ましい。
【0080】〔粉砕手段〕前記冷却造粒手段で形成され
た造粒原料は、さらに粉砕手段を使用して粒径8mm以下
に粉砕し、「木質合成粉」を形成する。
【0081】図10において、120は前述した造粒原
料を粉砕する粉砕手段であり、本実施の形態では「カッ
タミル」を用いている。
【0082】121はカッタミル本体で、上面開口を有
する円筒形を成すケーシングであり、前記開口を開閉自
在な蓋122で被蓋する。前記蓋122はカッタミル本
体121内に造粒原料を投入する投入口123を備えて
いる。
【0083】また、前記カッタミル本体121内にはカ
ッタミル本体121の底面に軸承されて図示せざる回転
駆動手段で水平方向に回転するカッタ支持体124を設
け、このカッタ支持体124の外周に上下方向に長い回
転刃125を3枚を設け、これらの3枚の回転刃125
はカッタ支持体124の回転方向で120度の等角度を
成すように配設し、3枚の回転刃125の刃先は同一の
回転軌跡上に位置している。さらに、前記3枚の回転刃
125の刃先の回転軌跡に対して僅かな隙間を介して二
の固定刃126を回転刃125の刃先の回転軌跡の略対
称位置にカッタミル本体121に固定し、二の固定刃1
26とカッタ支持体124と回転刃125とでカッタミ
ル本体121内を二分し、投入室127と粉砕室128
を形成する。前記蓋122の投入口123は前記投入室
127に連通する。なお、二の固定刃126と回転刃1
25との隙間は造粒原料を所望の大きさに粉砕できるよ
う自在に調整できる。また、粉砕室128は前記二の固
定刃126間を回転刃125の回転軌跡の周囲を囲むよ
うにスクリーン129で仕切っている。なお、スクリー
ン129は、本実施の形態では8mm以下の大きさの粉砕
された「木質合成粉」が通過できるメッシュで形成して
いる。また、粉砕室128のカッタミル本体121の下
端にはカッタミル120で前記粉砕物を排出する排出口
131を設けている。
【0084】以上のカッタミル120において、蓋12
2の投入口123から前述したクーリングミキサー10
0で形成した造粒原料を投入し、図示せざる回転駆動手
段でカッタ支持体124を回転すると、造粒原料はカッ
タ支持体124の回転刃125と固定刃126間で約8
mm以下に切断され「木質合成粉」が形成される。
【0085】なお、粉砕手段は、上記のカッタミルに限
定されず、例えば、(株)ホーライ社製のハードクラッ
シャのように、回転刃125の回転軸は水平方向に設け
られ、二の固定刃126間のスクリーン129は下方に
設けられているものもある。
【0086】〔木質合成粉の製造実施例〕次に、前述し
た各製造手段を用いて本実施形態において使用した木質
合成粉の製造実施例を以下に説明する。
【0087】工程1 本工程では、前述した乾燥加圧流動混合混練手段である
ミキサー80を用い、原料の1つである木粉を乾燥させ
る。
【0088】モータを回して撹拌衝撃翼85,86,8
7およびスクレイパー84を高速回転し、上蓋82を開
放して投入口94から木粉を投入する。
【0089】ミキサー80の前記撹拌衝撃翼の回転を8
00〜900rpmに維持すると、撹拌衝撃翼による剪断
力が高くなるため剪断力による摩擦熱の発生が向上し、
ミキサー80内の温度は180〜190℃になり、投入
された木粉が乾燥される。
【0090】本実施形態にあっては、投入された木粉の
含有水分量が0%となるまで乾燥する。また、顔料等と
して酸化チタン等を添加する場合には、この乾燥工程に
おいて前記木粉と共にミキサー80内にこれを投入す
る。本実施形態にあっては、木粉100wt%に対して1
0wt%前後の白酸化チタンを投入している。
【0091】工程2 以上のように乾燥された木粉55wt%に対して、熱可塑
性樹脂成形材としてPP45wt%を前記ミキサー80内
に投入し、さらに800〜900rpmで撹拌加圧してミ
キサー80内の温度を210℃に上昇させる。
【0092】なお、熱可塑性樹脂成形材の形態は、本実
施形態では直径3mm程度の大きさの粒状からなるペレッ
トを使用している。また、熱可塑性樹脂成形材であるP
Pの融点は165℃である。
【0093】なお、熱可塑性樹脂材料は、熱可塑性合成
樹脂製品の廃材から得られた回収熱可塑性樹脂材料を再
利用したもの、あるいはバージンの熱可塑性樹脂を投入
し、あるいはバージンの熱可塑性樹脂と前記回収熱可塑
性樹脂材料をそれぞれ、例えば50%ずつ用いることも
できる。
【0094】この工程で、原材料内の木粉によりPPは
大きな塊とはならず、混合分散に際しても凝集したりせ
ずに粘土状にゲル化する。この工程で、上記粘土状にゲ
ル化したものは直径約10〜100mmの塊状の「混練材
料」となった。
【0095】前記モータを低速にし、シリンダ91を作
動して蓋89を後退して排出口88を開放する。ミキサ
ー本体81内のゲル化した原材料は排出口88から排出
ダクト93を経て、次工程へ排出される。
【0096】工程3 本工程では、前述した冷却乾燥手段であるクーリングミ
キサー100を用いる。
【0097】前述したミキサー80で形成された混練材
料は排出ダクト93を経てクーリングミキサー100の
投入口113からミキサー本体101内へ投入される。
撹拌破砕翼104はモータ105により120rpmの速
度で回転し、アーム103が3rpmの速度で水平方向に
回転している。
【0098】混練材料はジャケット102内に100リ
ットル/minで導入された冷却水により冷却されたミキサ
ー本体101の内周壁面で冷却され、直径約25mm以下
に造粒された「造粒原料」が形成され、この造粒原料は
バルブ106を開放して排出口107より排出される。
【0099】混練材料としてのPPの融点は165℃で
あり、本製造例では前述したミキサー80内で210℃
にゲル化した混練材料をクーリングミキサー100へ投
入して100℃以下まで冷却する。このクーリングミキ
サーによる冷却乾燥は効率が良い。このときのジャケッ
ト102内の冷却水については、給水管108から供給
する冷却水の温度は30℃で、排水管109より排水さ
れる冷却水の温度は40℃。
【0100】工程4 前記工程で形成された造粒原料は、さらにカッタミル1
20を使用して粒径8mm以下に粉砕し成形素材を形成す
る。
【0101】図10において、造粒原料はカッタ支持体
124の回転刃125と固定刃126間で約8mm以下に
切断され「木質合成粉」が形成され、粉砕室128のス
クリーン129のメッシュを通過して排出口131より
排出される。
【0102】このようにして木粉と熱可塑性樹脂成形材
との混合、分散状態を定常的に維持すべく、良好なる流
動性を与える木質合成粉が形成され、且つ冷却による凝
縮、縮小作用とも相まって、化学的な反応とか接着によ
らない木質合成粉が形成され、排出口131より排出さ
れ次工程の押出機70へ送られる。
【0103】〔成形ダイ内の作用〕押出機70より押出
ダイ19及びフランジ17を介して吐出された押出し生
地79は、溶融部21aを経て成形ダイ10の成形室2
2内の押出し方向へ流れる。
【0104】溶融部21a内を流れる押出し生地79は
ヒータ14a〜14cにより加熱され、良好な混練状態
を保ちながら押出される。押出し生地79は、細長の矩
形状を成す成形室22内へ押出され、この成形室22内
の徐冷部21bを通過する過程で冷却管25内を流れる
冷却水により外側から冷却されると共に、中子体40内
に形成された冷却媒体の流路42内に導入された冷却媒
体により内側からも冷却されて均一に冷却されて、4
6.7mmの肉厚の製品としての中空樹脂成形板29が成
形される。
【0105】中子体40は、成型ガイド部41からダイ
出口23方向に向かって徐々にその太さを細く形成され
たテーパ形状を成すため、押出し生地の冷却固化に際し
て中子体が押出し力に対する抵抗になることはない。
【0106】また、溶融部21aにおいて、中子体40
内に形成された冷却媒体の導入路41は断熱材43によ
り包囲されているため、中子体40内を流れる冷却媒体
が溶融部21a内の押出し生地79を冷却することはな
く、従って溶融部21a内において押出し生地79の流
動性が低下することも防止されている。
【0107】なお、案内部15、中子体40の表面にフ
ッ素樹脂のシートを貼設すれば中子体40の表面を通過
する押出し生地79に対する抵抗は小さいので、押出し
生地79内の特に摩擦抵抗の大きい木粉は案内部15の
表面で大きな抵抗を受けることなく円滑に流動するの
で、押出し生地79は均一で高密度の混練状態を保ちな
がら成形ダイの成形室22内を押し出される。
【0108】特に、木質合成粉を用いて本発明の押出成
形を行なった場合は、押出機70内では個々の木粉間に
樹脂が満遍なく浸透した混練状態の良い押出し生地79
が形成されるため、この押出し生地内の特に木粉が押出
機内及び成形ダイ内の壁面で大きな抵抗を受けずに円滑
に流動し、より一層均一で高密度の中空樹脂成形板が形
成される。
【0109】なお、成形室22の上下左右の四方の内壁
面にフッ素樹脂で成るシートを貼設することもでき、こ
の場合には押出し生地79が成形室22を流動する過程
において、押出し生地79は徐冷されながら円滑に押出
される。
【0110】フッ素樹脂は、約300℃の耐熱性を有
し、表面が平滑であり摩擦係数が小さく、金属に比
べて熱伝導係数が低いという性質を有しているので、押
出し生地79に対して以下に示すような作用をする。
【0111】フッ素樹脂は表面が平滑であり摩擦係数は
小さいので、成形室22内を通過する押出し生地79内
の特に木粉は大きな抵抗を受けずに流動する。そのため
押出し生地79の混練状態は良好な状態を維持して、結
果として密度が均一で巣ができずしかも表面が平滑な高
品質の中空樹脂成形板が生成される。
【0112】成形室22の徐冷部21bでは押出し生地
79が冷却されるので押出し生地79の流動性が悪くな
る上、押出し生地79内の木粉は樹脂に比べて摩擦抵抗
が大きく、成形ダイの内壁面も摩擦抵抗が大きく、成形
ダイの内壁面を接触して流動する木粉は大きな抵抗を受
けることになり円滑に流動しないため押出し生地79の
混練状態を粗密にし巣を形成するなどの悪影響を及ぼす
ものであったが、成形室22の内壁面にフッ素樹脂のシ
ートを設けたことにより、押出し生地79の木粉は成形
室22の内壁面から大きな抵抗を受けることなく円滑に
流動するので、押出し生地79に前述したような悪影響
を及ぼすことなく押出し生地79は均一・高密度の良好
な混練状態で成形室22内を押出される。
【0113】また、上述したように押出し生地79の木
粉に対する抵抗力が少なくなり押出し生地79は均一な
密度で成形されるので、製品としての中空樹脂成形板2
9の表面にはいわゆる肌荒れが生じることなく平滑な面
に仕上がる。
【0114】また、従来は、押出し生地79の木粉が成
形ダイ内で円滑に流動しないために成形ダイのヒータの
熱で木粉が焼けてこげ茶色に変色したが、本発明は上述
したように押出し生地79の木粉が円滑に流動するの
で、木粉が焼けることなく耐衝撃性など品質特性の低下
が生じない。
【0115】フッ素樹脂は金属に比べて熱伝導係数が低
いので、徐冷効果があり、押出し生地79の冷却時の歪
みを抑える作用をする。
【0116】成形ダイ10の成形室22内の徐冷部21
bは冷却管25及び中子体40内の冷却媒体の流路42
内を流れる冷却水、空気流等の冷却媒体により冷却され
るが、フッ素樹脂は金属に比べて熱伝導係数が低いの
で、成形室22の冷却温度が成形室22の内壁面に直接
的に急速に熱伝導されないため、成形室22内の押出し
生地79は急冷されず徐冷されることになる。したがっ
て押出し生地79が急冷されるときに生じる大きな歪み
の発生は防止され、製品としての中空樹脂成形板29の
歪みが少なくなると同時に、表面が平滑となる。
【0117】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、本発
明の方法及び装置により以下に示す顕著な効果を得るこ
とができた。
【0118】成形ダイより押し出された成形板を引き取
る引取手段を設けたことにより、成形板の押出し速度を
上昇することができると共に、徐冷部において中子体に
冷却媒体の流路を形成したことにより、この流路内に冷
却媒体を導入することで徐冷部において所定の形状に成
形された押出し生地を内部より徐冷することでができ、
従って短時間において押出し生地の徐冷を行うことがで
きた。
【0119】従って、製造された成形板の品質を低下さ
せることなく押出し速度を速めることができ、高品質の
中空樹脂成形板を高速で製造することのできる方法及び
装置を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の押出機の一部縦断面を示す
正面図である。
【図2】本発明の実施形態の成形ダイの部分平面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態の押出ダイ、フランジ及び成
形ダイを連結した状態の中央縦断面図である。
【図4】表1の温度測定箇所を示す押出し成形装置の概
略図である。
【図5】引取手段を示す概略図である。
【図6】図3のJ−J矢視断面図。
【図7】図2の右側面図。
【図8】本発明の実施例に使用するミキサー(乾燥流動
混合混練手段)の要部断面を示す全体正面図である。
【図9】本発明の実施例に使用するクーリングミキサー
(冷却造粒手段)の要部断面を示す全体正面図である。
【図10】本発明の実施例に使用するカッタミル(粉砕
手段)の要部断面を示す全体正面図である。
【符号の説明】
10 成形ダイ 14a〜14c ヒータ 16 流入口(押出ダイの) 17 フランジ 18 射出口(押出ダイの) 19 押出ダイ 21a 溶融部 21b 徐冷部 22 成形室 25 冷却管 29 成形板 30 引取手段 31 ローラ 31a 駆動ローラ 33 無端ベルト 40 中子体 41 導入路(冷却媒体の) 42 流路(冷却媒体の) 43 断熱材 44 基部 70 押出機 71 スクリュー 72 ギヤ減速機 73 ホッパ 74 バレル 75 バンドヒータ 76 スクリーン 79 押出し生地 80 ミキサー(流動混合混練手段) 81 ミキサー本体 82 上蓋 83 軸 84 スクレイパー 85,86,87 撹拌衝撃翼 88 排出口 89 蓋 91 シリンダ 92 締付ナット 93 排出ダクト 94 投入口 95 ガス排出管 100 クーリングミキサー 101 ミキサー本体 102 ジャケット 103 アーム 104 撹拌破砕翼 105 モータ 106 バルブ 107 排出口 108 給水管 109 排水管 111 モータ 112 減速装置 113 吸入口 114 フレーム 120 カッタミル(整粒手段) 121 カッタミル本体 122 蓋 123 投入口 124 カッタ支持体 125 回転刃 126 固定刃 127 投入室 128 整粒室 129 スクリーン 131 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 AA07 AA12 BA01 BA15 BA18 CB01 CC02 CD02 CD07 CD10 CD11 DC10 DD03 EA13 EB02 EB04 EB05 EB06 EB08 EC18 4F207 AA11 AG02 AG06 KA01 KA17 KK63 KK76 KL57 KW26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出し生地を加熱する溶融部と、この溶
    融部に連続する徐冷部から成る成形室を備えると共に、
    前記溶融部に設けた基部から押出し方向に平行に突出
    し、少なくとも前記成形室の徐冷部に延長する中子体を
    設けた成形ダイに、加熱、練成した原料をスクリューを
    もって押出して、押出し生地を所定の肉厚に成形すると
    共に中空部を形成し、成形ダイへ押出した押出し生地を
    前記徐冷部において押出し生地の外側及び中空部内側よ
    り徐冷し、且つ、前記成形ダイより押し出された成形板
    を引き取るとことを特徴とする中空樹脂成形板の押出成
    形方法。
  2. 【請求項2】 押出速度よりも遅い速度で成形板を引き
    取ることにより押出し機のスクリューによる押出し生地
    の押出し速度を調整することを特徴とする請求項1記載
    の中空樹脂成形板の押出し成形方法。
  3. 【請求項3】 押出し機による押出し生地の押出し速度
    を上昇するとき、成形ダイの溶融部における押出し生地
    の加熱温度を上昇させることを特徴とする請求項1又は
    2記載の中空樹脂成形板の押出し成形方法。
  4. 【請求項4】 原料を加熱、練成し、スクリューをもっ
    て押出す押出機の押出ダイに、前記押出ダイより押出さ
    れた押出し生地を加熱する溶融部と、この溶融部から押
    し出された押出し生地を徐冷する徐冷部から成る成形室
    と、前記溶融部に設けた基部から押出し方向に平行に突
    出して少なくとも前記徐冷部に延長する中子体を設けた
    成形ダイを連結し、前記成形室の徐冷部内の押出し生地
    を、押出し生地の外側から冷却する冷却手段を成形ダイ
    に設けると共に、徐冷部において前記中子体内に冷却媒
    体の流路を形成し、且つ前記成形ダイより押し出された
    成形板を引き取る引取手段を備えたことを特徴とする中
    空樹脂成形板の押出し成形装置。
  5. 【請求項5】 徐冷部において前記中子体内に形成され
    た冷却媒体の流路は、成形ダイの壁面、前記基部、及び
    溶融部における中子体を貫通する冷却媒体の導入路に連
    通されてなり、前記導入路の外周を断熱材にて包囲した
    ことを特徴とする請求項4記載の中空樹脂成形板の押出
    し成形装置。
  6. 【請求項6】 前記押出ダイと前記成形ダイを、連通孔
    を備えたフランジを介して連結し、前記フランジの連通
    孔内の押出し生地を過熱するヒータを前記フランジに設
    けたことを特徴とする請求項4又は5記載の中空樹脂成
    形板の押出し成形装置。
JP16450099A 1999-06-10 1999-06-10 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置 Expired - Fee Related JP4108876B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16450099A JP4108876B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置
IDP20000483D ID26324A (id) 1999-06-10 2000-06-12 Metode dan peralatan untuk pencetakan ekstrusi dari bahan-bahan cetak resin berlubang

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16450099A JP4108876B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000351105A true JP2000351105A (ja) 2000-12-19
JP4108876B2 JP4108876B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=15794349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16450099A Expired - Fee Related JP4108876B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4108876B2 (ja)
ID (1) ID26324A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316352A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Ain Eng Kk 木質合成板の押出成形装置
CN100400261C (zh) * 2004-09-24 2008-07-09 李始烈 交联聚乙烯管成形装置
WO2022116219A1 (zh) * 2020-12-05 2022-06-09 南京溧水高新创业投资管理有限公司 一种物料流动性好的挤出装置
CN117283833A (zh) * 2023-11-23 2023-12-26 涟水满贯科技有限公司 一种用于pvc发泡板的挤出模具
KR102639752B1 (ko) * 2023-05-10 2024-02-22 그린가드 주식회사 종량제 봉투 제조 장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316352A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Ain Eng Kk 木質合成板の押出成形装置
CN100400261C (zh) * 2004-09-24 2008-07-09 李始烈 交联聚乙烯管成形装置
WO2022116219A1 (zh) * 2020-12-05 2022-06-09 南京溧水高新创业投资管理有限公司 一种物料流动性好的挤出装置
KR102639752B1 (ko) * 2023-05-10 2024-02-22 그린가드 주식회사 종량제 봉투 제조 장치
CN117283833A (zh) * 2023-11-23 2023-12-26 涟水满贯科技有限公司 一种用于pvc发泡板的挤出模具
CN117283833B (zh) * 2023-11-23 2024-04-12 涟水满贯科技有限公司 一种用于pvc发泡板的挤出模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4108876B2 (ja) 2008-06-25
ID26324A (id) 2000-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2135267C (en) Synthetic wood meal, method and apparatus for manufacturing the same; synthetic wood board including the synthetic wood meal, method and apparatus of extrusion molding therefor
WO2011136273A1 (ja) 押出成形用複合ペレットの製造方法,及び前記方法で製造された押出成形用の複合ペレット
JP4402841B2 (ja) 低かさ密度のポリカーボネート材料を押出すための方法及び装置
JP5457933B2 (ja) 押出成形用複合ペレットの製造方法,及び前記方法で製造された押出成形用の複合ペレット
JP3768559B2 (ja) 故紙合成粉及びその製造方法並びに装置、前記故紙合成粉を用いた故紙合成板の押出成形方法並びに装置
JP2010503566A (ja) 押出セルロース高分子組成物およびそれを製造するシステム
JPS59136228A (ja) 再生プラスチツク材料と新プラスチツク樹脂との混合物から製品を製造する装置と方法
JPH07266313A (ja) 木質合成粉及びその製造方法並びに装置、前記木質合成粉を用いた木質合成板及び木質合成板の押出成形方法及び装置
JP3543021B2 (ja) 補強木質合成板の押出成形方法及び装置
JP2000351105A (ja) 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置
WO2022166078A1 (zh) 一种造粒机的进料熔融机构
JP2872590B2 (ja) 中空樹脂成形板の押出成形方法及び装置
JPH09123169A (ja) ペットボトルを原料とする熱可塑性樹脂合成体及びその製造方法、並びに前記熱可塑性樹脂合成体を用いた熱可塑性樹脂成形品及びその製造方法
JPH09141656A (ja) 廃棄ポリエステル繊維を原料とする木質合成粉及びその製造方法、並びに前記木質合成粉を用いた木質合成成形品及びその製造方法
JP3439267B2 (ja) 無機質中空球状体を用いた軽量樹脂成形板及びその製造方法、並びに無機質中空球状体を用いた軽量木質合成粉及びその製造方法、並びに前記軽量木質合成粉を用いた軽量木質合成板及びその製造方法
JP2520518B2 (ja) ポリビニルアルコ―ル系成形物の製造方法
JP3672616B2 (ja) 補強形材を有する中空樹脂成形板、並びに前記中空樹脂成形板の成形方法及び装置
KR100756059B1 (ko) 다공질 시트 제조용 압출기 및 이를 이용한 다공질 시트의제조방법
JP2004216910A (ja) 木質合成粉の製造装置、及び木質合成板の押出成形装置
CN221089618U (zh) 自动搅拌式塑料造粒机
JP4092218B2 (ja) 木質様成形品製造装置
KR200282691Y1 (ko) 합성 목재 제조장치
JP3154953B2 (ja) 木粉入りコンパウンドペレットの製造方法
CN218250091U (zh) 一种受热均匀的保温材料造粒机
CN217319211U (zh) 高效螺杆挤出机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees