JP2000350271A - 電力線搬送通信システム - Google Patents

電力線搬送通信システム

Info

Publication number
JP2000350271A
JP2000350271A JP11162243A JP16224399A JP2000350271A JP 2000350271 A JP2000350271 A JP 2000350271A JP 11162243 A JP11162243 A JP 11162243A JP 16224399 A JP16224399 A JP 16224399A JP 2000350271 A JP2000350271 A JP 2000350271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house code
power
house
power line
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11162243A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Ito
善朗 伊藤
Toshiyasu Higuma
利康 樋熊
Yoshiaki Koizumi
吉秋 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11162243A priority Critical patent/JP2000350271A/ja
Publication of JP2000350271A publication Critical patent/JP2000350271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導入する際に、あらたな設置工事やブロッキ
ングフィルタを必要とせず、またハウスコード設定時に
端末を宅内の電力線に接続でき、さらに住戸内の端末の
ハウスコードを容易に、かつ誤り無く同一のものを設定
できる電力線搬送通信システムを得る。 【解決手段】 ハウスコード設定装置24および各端末
25は電力検出手段34、44を設け、電力線B22に
通常の商用電力が給電されていないことを検出し、住戸
外の電力線A1と住戸内の電力線B22が遮断されてい
る状態において、ハウスコード設定装置24から各端末
25にハウスコードの設定を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力線を通信媒
体として複数の端末が情報交換する電力線搬送通信シス
テムに関するものであり、特に同一システム内の端末で
あることを識別するハウスコードの設定方法、および通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力線を通信媒体とする電力線搬送通信
システムとして、住戸や、ビル、店舗などの設備を遠
隔、監視制御するシステムがあり、これらは、当該施設
内に複数設置された複数の端末でシステムを構成してい
る。そこで、例えば集合住宅において、ある住戸に設置
されたシステムと隣家のシステムとは電力線で接続され
ており、混信する恐れがある。
【0003】このため、隣家のシステムの端末と区別す
る識別方法として、システム内でやり取りされる伝送デ
ータに各システム固有のハウスコードを含め、ハウスコ
ードの一致する端末のみが相互に通信可能とする方法が
採られ、これらが電波法によって決められている。
【0004】このハウスコードを設定する方法の一つ
に、各端末にスイッチを設け、このスイッチで当該住戸
のハウスコードを設定するという方法がある。しかしな
がら、この方法では、すべての端末にハウスコード設定
スイッチを設け、さらにすべての端末で同一のハウスコ
ードを間違いなく設定する必要があった。このため、設
定が煩わしく、特に一般消費者にとっては同一のハウス
コードを設定することが非常に煩わしく、さらにハウス
コードの設定行為そのものがわかりにくいなどの問題点
があった。
【0005】そこで、これらの問題点を解決したハウス
コード設定方法が、特開昭63−204895号公報、
特開平8−223092号公報などに開示されている。
これらの公報によれば、ハウスコードを記憶した親端末
を設け、親端末と子端末とを結合し、親端末に記憶して
あるハウスコードを子端末に転送することにより、各端
末のハウスコードを設定するものである。親端末と子端
末の結合の方法は、直接結合するものと、電力線を介し
て接続するものが開示されている。
【0006】図8は特開平8−223092号公報より
類推される従来の電力線搬送通信システムの構成図であ
る。図において、1は電力線A、2は親端末、3はブロ
ッキングフィルタ、4は送信手段、5は受信手段、6は
通信制御手段、7はハウスコード設定手段、8はメモ
リ、9は子端末a、10は受信手段、11は送信手段、
12は通信制御手段、13はメモリ、14は電力線B、
15は子端末b、16は子端末cである。
【0007】次に動作について説明する。まず、親端末
2の動作について説明する。親端末2はハウスコード設
定手段7により住戸のハウスコードを設定し、これを通
信制御手段6に入力する。さらにこのハウスコードはメ
モリ8に記憶される。また、このハウスコードは、通信
制御手段6により送信手段4を介して子端末9へ送信す
るハウスコード設定情報の電文として電力線13Bに出
力される。
【0008】ここで、電力線A1はブロッキングフィル
タ3を介して電力線B14に接続されており、前述のハ
ウスコード設定情報の電文は、電力線A1に漏洩するこ
とはない。また、この親端末2はブロッキングフィルタ
3を介して電力線A1から給電される。さらに、電力線
A1から電力線B14にも給電される。
【0009】次に、子端末9の動作について説明する。
例えば子端末a9は,電力線B14に接続され、電力線
B14からの給電により動作する。そこで、親端末2か
ら送信されたハウスコード設定情報を受信手段10によ
り受信し、通信制御手段12に入力する。通信制御手段
12では、ハウスコード設定情報の電文から自己の受信
すべきハウスコードの情報を入手し、この情報をメモリ
13に記憶する。
【0010】そこで、子端末a9はメモリ13に記憶さ
れたハウスコードを子端末a9のハウスコードとし、以
降の通信において、これ以外のハウスコードを示す電文
は受信しない。また、子端末a9が送信手段11により
送信する電文に対してメモリ13のハウスコードを付加
して送信する。
【0011】また、住戸内の複数の子端末b15、16
cも同様にハウスコードを設定情報の電文を受信し、ハ
ウスコードが設定される。以上のように、住戸内のすべ
ての端末には、親端末2に設定されたハウスコードが設
定され、以降の通信を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
力線搬送通信システムでは、ハウスコードを設定する際
にブロッキングフィルタ3が必要となり、かつ、ブロッ
キングフィルタ13を住戸外からの電力線A1と住戸内
の電力線B14との間になるように設置しなければなら
ず、このため、既築の住宅、すなわち既に電力線配線工
事が実施されているところに電力線搬送通信システムを
導入する際には、新たにブロッキングフィルタ3の工事
を実施して、親端末2を設置しなければならず、既築の
ものには容易に設置できないという問題点があった。
【0013】また、親端末2の設置位置を住戸外からの
電力線A1の接続点に設けなければならず、設置位置が
制約されてしまうという問題点があった。さらに、ハウ
スコード設定時には子端末を電力線B14、すなわち住
戸内の商用電力線とは別の電力線に接続する必要があ
り、既存の宅内の電力線には接続できないという問題点
があった。
【0014】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたものであり、導入する際に、あらたな設
置工事やブロッキングフィルタを必要とせず、またハウ
スコード設定時に端末を宅内の電力線に接続でき、さら
に住戸内の端末のハウスコードを容易に、かつ誤り無く
同一のものを設定できる電力線搬送通信システムを得る
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる電力線
搬送通信システムにおいては、ハウスコード設定装置
は、電力線の商用電力供給の有無を検出する第1の電力
検出手段と、同一システム内の通信に用いるハウスコー
ドを記憶する第1のハウスコード記憶手段と、第1の電
力検出手段により商用電力供給の無いことが検出された
場合に、第1のハウスコード記憶手段によるハウスコー
ドを含むハウスコード設定コマンドを作成する第1の通
信制御手段と、この第1の通信制御手段によるハウスコ
ード設定コマンドを電力線に送信する送信手段と、電力
線の商用電力供給の無いことが検出された場合に、第1
の電力検出手段、第1のハウスコード記憶手段、第1の
通信制御手段、送信手段へ給電する第1の給電手段と、
を備え、端末は、電力線での商用電力供給の有無を検出
する第2の電力検出手段と、第2の電力検出手段により
商用電力供給の無いことが検出された場合に、ハウスコ
ード設定装置から送信されたハウスコード設定コマンド
を受信する受信手段、この受信手段によるハウスコード
設定コマンドに基づいて自己のハウスコードを記憶する
第2のハウスコード記憶手段から成る第2の通信制御手
段と、電力線の商用電力供給の無いことが検出された場
合に、第2の電力検出手段、第2のハウスコード記憶手
段、第2の通信制御手段、受信手段へ給電する第2の給
電手段と、を備え、端末は、電力線の商用電力供給が無
く、かつ、第2のハウスコード記憶手段にハウスコード
を記憶していない場合は、ハウスコード設定装置により
電力線に送信されたハウスコード設定コマンドを受信
し、当該コマンドに含まれるハウスコードを第2のハウ
スコード記憶手段に記憶し、自己のハウスコードとして
通信に用いるものである。
【0016】また、ハウスコード設定装置は、電力線の
商用電力供給の有無を検出する第1の電力検出手段と、
同一システム内の通信に用いるハウスコードを記憶する
第1のハウスコード記憶手段と、第1の電力検出手段に
より商用電力供給の無いことが検出された場合に、第1
のハウスコード記憶手段によるハウスコードを含むハウ
スコード設定コマンドを作成する第1の通信制御手段
と、この第1の通信制御手段によるハウスコード設定コ
マンドを電力線に送信する送信手段と、電力線の商用電
力供給の無いことが検出された場合に、第1の電力検出
手段、第1のハウスコード記憶手段、第1の通信制御手
段、送信手段へ給電するとともに、商用電力と同じ周波
数であり、かつ、商用電力よりも低電圧の電力を電力線
へ給電する低電圧給電手段と、を備え、端末は、電力線
での低電圧給電手段からの低電圧の電力供給の有無を検
出する第2の電力検出手段と、第2の電力検出手段によ
り低電圧の電力供給の有ることが検出された場合に、ハ
ウスコード設定装置から送信されたハウスコード設定コ
マンドを受信する受信手段、この受信手段によるハウス
コード設定コマンドに基づいて自己のハウスコードを記
憶する第2のハウスコード記憶手段から成る第2の通信
制御手段と、電力線の低電圧の電力供給の有ることが検
出された場合に、低電圧の電力を受電し、第2の電力検
出手段、第2のハウスコード記憶手段、第2の通信制御
手段、受信手段へ給電する受電手段と、を備え、端末
は、低電圧の電力供給の有ることが検出され、かつ、第
2のハウスコード記憶手段にハウスコードを記憶してい
ない場合は、ハウスコード設定装置により電力線に送信
されたハウスコード設定コマンドを受信し、当該コマン
ドに含まれるハウスコードを第2のハウスコード記憶手
段に記憶し、自己のハウスコードとして通信に用いるも
のである。
【0017】さらに、ハウスコード設定装置は、電力線
の商用電力供給の有無を検出する第1の電力検出手段
と、同一システム内の通信に用いるハウスコードを記憶
する第1のハウスコード記憶手段と、第1の電力検出手
段により商用電力供給の無いことが検出された場合に、
第1のハウスコード記憶手段によるハウスコードを含む
ハウスコード設定コマンドを作成する第1の通信制御手
段と、この第1の通信制御手段によるハウスコード設定
コマンドを電力線に送信する送信手段と、電力線の商用
電力供給の無いことが検出された場合に、第1の電力検
出手段、第1のハウスコード記憶手段、第1の通信制御
手段、送信手段へ給電するとともに、商用電力と同じ電
圧であり、かつ、商用電力とは周波数が異なる電力を電
力線へ給電する異周波数電力給電手段と、を備え、端末
は、電力線での異周波電力数給電手段からの商用電力と
は周波数が異なる電力供給の有無を検出する第2の電力
検出手段と、第2の電力検出手段により商用電力とは周
波数が異なる電力供給の有ることが検出された場合に、
ハウスコード設定装置から送信されたハウスコード設定
コマンドを受信する受信手段、この受信手段によるハウ
スコード設定コマンドに基づいて自己のハウスコードを
記憶する第2のハウスコード記憶手段から成る第2の通
信制御手段と、電力線の商用電力とは周波数が異なる電
力供給の有ることが検出された場合に、商用電力とは周
波数が異なる電力を受電し、第2の電力検出手段、第2
のハウスコード記憶手段、第2の通信制御手段、受信手
段へ給電する受電手段と、を備え、端末は、商用電力と
は周波数が異なる電力供給の有ることが検出され、か
つ、第2のハウスコード記憶手段にハウスコードを記憶
していない場合は、ハウスコード設定装置により電力線
に送信されたハウスコード設定コマンドを受信し、当該
コマンドに含まれるハウスコードを第2のハウスコード
記憶手段に記憶し、自己のハウスコードとして通信に用
いるものである。
【0018】また、端末を複数設置し、端末のいずれか
にハウスコード設定装置を設けたものである。
【0019】また、ハウスコード設定装置にレセクタプ
ルを備え、レセクタプルに端末を接続し、ハウスコード
設定装置は送信手段によりハウスコード設定コマンドを
レセクタプルへ送信し、端末はレセクタプルを介してハ
ウスコード設定装置から送信されたハウスコード設定コ
マンドを受信手段により受信し、当該コマンドに含まれ
るハウスコードを第2のハウスコード記憶手段に記憶
し、自己のハウスコードとして通信に用いるものであ
る。
【0020】また、各端末に第2のハウスコード記憶手
段に記憶されたハウスコードを消去するハウスコード消
去手段を備えたものである。
【0021】また、端末は、電力線が通常の商用電力の
供給状態と異なる電力状態の場合に自己のハウスコード
を用いた伝送データを電力線へ送信する通報手段と、を
備え、ハウスコード設定装置は、端末の通報手段から送
信された端末のハウスコードを受信し、自己が保持する
ハウスコードと異なるハウスコードを発信した端末に
は、第1の通信制御手段により当該端末のハウスコード
と自己のハウスコードを含むハウスコード再設定コマン
ドを作成し、送信手段により当該端末へハウスコード再
設定コマンドを送信し、当該端末は、受信手段によりハ
ウスコード設定装置からのハウスコード再設定コマンド
を受信した場合には、ハウスコード設定装置のハウスコ
ードを自己のハウスコードとして第2のハウスコード記
憶手段に記憶するものである。
【0022】また、端末は、電力により動作する機器
と、機器への電力供給を遮断する電力遮断手段と、を備
え、電力遮断手段および通信制御手段から成る通信制御
装置と、機器とから構成された端末であって、ハウスコ
ード設定装置から送信されたハウスコード設定コマンド
を受信手段により受信し、当該コマンドに含まれるハウ
スコードを第2のハウスコード記憶手段に記憶する時に
は、電力遮断手段により機器への電力供給を遮断するも
のである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す電力線搬送通信システムの構成図で
あり、住戸の電力線配線とそれに接続される端末を示
す。図において、従来例と同一または相当部分には同一
符号を付ける。1は住戸内の分電盤の主ブレーカ20の
外側の電力線Aであり、電力線A1は住戸内では複数の
分岐ブレーカ21により電力線B22aおよび電力線B
22bに分岐されている。電力線B22には複数のレセ
プタクル23が設置され、ハウスコード設定装置24と
複数の端末25a〜端末25dが接続される。なお、端
末25a〜25dはすべて同様の構成である。
【0024】ハウスコード設定装置24は、給電手段3
1、給電手段31から給電される電力により動作する通
信制御手段32、送信手段33、電力検出手段34、ハ
ウスコード記憶手段35から構成される。端末25a〜
25dは、給電手段41、給電手段41から給電される
電力により動作する通信制御手段42、電力検出手段4
4から構成され、通信制御手段42は受信手段43、不
揮発性のハウスコード記憶手段45から成る。
【0025】なお、給電手段31は第1の給電手段、通
信制御手段32は第1の通信制御手段、電力検出手段3
4は第1の電力検出手段、ハウスコード記憶手段35は
第1のハウスコード記憶手段、給電手段41は第2の給
電手段、通信制御手段42は第2の通信制御手段、電力
検出手段44は第2の電力検出手段、ハウスコード記憶
手段45は第2のハウスコード記憶手段である。
【0026】次に動作について説明する。まず、住戸内
に設置された複数の端末25のハウスコード記憶手段4
5にはハウスコードが記憶されていない。一方、ハウス
コード設定装置24のハウスコード記憶手段35にはこ
の住居のハウスコードがあらかじめ記憶されている。
【0027】なお、ハウスコード記憶手段35へのハウ
スコード設定については、一般にスイッチにより設定す
る、ハウスコード設定装置24を工場出荷時に記憶させ
る、乱数などにより内部で発生させるなどの手段がある
が、本発明では特に手段を問わない。
【0028】次に、本住戸の電力線B22のレセクタプ
ル23のいずれかにハウスコード設定装置24を接続
し、端末25にハウスコードを設定する動作について説
明する。まず、ハウスコード設定装置24をレセクタプ
ル23に接続する前、あるいは後に主ブレーカ20を断
状態にし、住戸外の電力線A1と住戸内電力線22を分
断する。これにより、住戸内の電力線B22は電力線A
1から商用電力が供給されていない状態(以下、無電力
状態という)となる。なお、分岐ブレーカ21は閉結状
態である。
【0029】ハウスコード設定装置24では、電力検出
手段34は電力線B22bが無電力状態であることを検
出すると、これを通信制御手段32に入力する。通信制
御手段32は、電力線B22が無電力状態である場合に
は給電手段31からの給電により動作し、ハウスコード
記憶手段35からあらかじめ設定済みのハウスコードを
読み出し、ハウスコード設定コマンドを作成し、送信手
段33に入力する。送信手段33はハウスコード設定コ
マンドを電力線B22b上に送出する。ここで、ハウス
コード設定装置24を常時電力線B22に接続している
場合は、停電時の無電力状態と区別するため、ハウスコ
ード設定装置24に設けたスイッチの入力などにより、
ユーザからの明示的な開始要求にて開始するようにす
る。
【0030】一方、端末25aでは、電力検出手段44
が同様に電力線B22bの無電力状態を検出し、通信制
御手段42に無電力状態であることを入力する。通信制
御手段42は給電手段41からの給電により動作し、ハ
ウスコード記憶手段45からハウスコードを読み出す。
しかしながら、この初期状態時には、ハウスコード記憶
手段45にはハウスコードが記憶されていないため、通
信制御手段42はハウスコード設定待ちの状態になる。
【0031】そこで、端末25aの受信手段43はハウ
スコード設定装置24から送信されたハウスコード設定
コマンドを受信し、これを通信制御手段42に入力す
る。通信制御手段42はハウスコードが未設定の状態で
あるため、このコマンドを受信し、コマンド内に記述さ
れているハウスコードを自己のハウスコードとしてハウ
スコード記憶手段45に記憶する。以上の動作により、
端末25aのハウスコードが設定される。
【0032】この無電力状態の場合には、他の端末25
b〜25dについても同様に動作し、自己のハウスコー
ドをハウスコード設定装置24からのコマンドを受信
し、ハウスコード記憶手段45に記憶する。各端末25
a〜25dにハウスコードの設定が完了後、主ブレーカ
20を閉結状態とし、住戸外の電力線A1と住戸内電力
線B22を接続し、住戸内に電力を供給する。各端末2
5a〜25dは、以後の通信にこのハウスコードを利用
して送受信する。
【0033】ハウスコード設定装置24は、電力供給状
態ではハウスコード設定動作を行わない。このため、以
後、ハウスコード設定コマンドが住戸外に送出されるこ
とは無い。さらに、各端末25a〜25dは住戸内のハ
ウスコードを使用して通信を行うため、他の住戸の信号
が漏洩しても、混信することがない。
【0034】なお、この実施の形態1では、ハウスコー
ド設定装置24の給電手段31を独立して設けたものを
示したが、ハウスコード設定時に、主ブレーカ20を断
状態にするのではなく、分岐ブレーカ21を1系統ずつ
断し、給電手段31を分岐ブレーカ21が断されていな
い電力線B22に接続し、ここから電力を供給してもよ
い。
【0035】すなわち、分岐ブレーカ21が断されてい
る電力線22にハウスコード設定装置24の送信出力を
接続し、当該無電力状態の電力線22に接続されている
端末25のハウスコードを設定し、順次断する分岐ブレ
ーカ21を変更することにより、無電力状態の電力線B
22にハウスコード設定装置24を接続し、当該電力線
22に接続されている端末25にハウスコードを設定す
ることが可能となる。よって、ハウスコード設定作業
が、ブレーカを断するという行為だけでよく、作業性を
より高めることができる。また、この実施の形態1にお
ける端末25の給電手段41は、通常商用電力受電時に
より蓄電する蓄電手段で構成してもよい。
【0036】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す電力線搬送通信システムの構成図であり、住
戸の電力線配線とそこに接続される端末を示す。図にお
いて、上記実施の形態および従来例と同一または相当部
分には同一符号を付ける。1は住戸内の分電盤の主ブレ
ーカ20の外側の電力線Aであり、電力線A1は住戸内
では複数の分岐ブレーカ21により電力線B22aおよ
び電力線B22bに分岐されている。電力線B22には
複数のレセプタクル23が設置され、ハウスコード設定
装置24と複数の端末25a〜端末25dが接続され
る。なお、端末25a〜25dはすべて同様の構成であ
る。
【0037】ハウスコード設定装置24は、低電圧給電
手段36から給電される電力によって動作する通信制御
手段32、送信手段33、電力検出手段34、ハウスコ
ード記憶手段35から構成される。低電圧給電手段36
は、商用電圧と同周波数、かつ、商用電圧よりも低電
圧、例えば50ボルトの電力を電力線22に給電する。
【0038】端末25a〜25dは、低電圧給電手段3
6から給電される電力を受電し、これを電力源として端
末25内に給電する受電手段46、受電手段46から給
電される電力により動作する通信制御手段42、電力検
出手段44から構成され、通信制御手段42は受信手段
43、不揮発性のハウスコード記憶手段45から成る。
【0039】なお、通信制御手段32は第1の通信制御
手段、電力検出手段34は第1の電力検出手段、ハウス
コード記憶手段35は第1のハウスコード記憶手段、通
信制御手段42は第2の通信制御手段、電力検出手段4
4は第2の電力検出手段、ハウスコード記憶手段45は
第2のハウスコード記憶手段である。
【0040】次に動作について説明する。まず、住戸内
に設置された複数の端末25のハウスコード記憶手段4
5にはハウスコードが記憶されていない。一方、ハウス
コード設定装置24のハウスコード記憶手段35にはこ
の住居のハウスコードがあらかじめ記憶されている。
【0041】なお、このハウスコード記憶手段35への
ハウスコード設定方法については、一般にスイッチによ
り設定する、ハウスコード設定装置24を工場出荷時に
記憶させる、乱数などにより内部で発生させるなどの手
段があり、本発明においては特に手段を問わない。
【0042】次に、本住戸の電力線B22のレセクタプ
ル23のいずれかにハウスコード設定装置24を接続
し、端末25にハウスコードを設定する動作について説
明する。まず、ハウスコード設定装置24をレセクタプ
ル23に接続する前、あるいは後に主ブレーカ20を断
状態にし、住戸外の電力線A1と住戸内電力線B22を
分断する。これにより、住戸内の電力線B22は無電力
状態となる。なお、分岐ブレーカ21は閉結状態であ
る。
【0043】ハウスコード設定装置24では、電力線B
22bが無電力状態時には低電圧給電手段36が電力線
B22bとハウスコード設定装置24内部へ給電を行
う。この場合、電力線B22bに給電する電力の周波数
は商用電力と同じであり、かつ給電電圧が商用電力より
も低い。そこで、電力検出手段34は電力線B22bが
商用電力の電圧よりも低い状態であることを検出する
と、これを通信制御手段32に入力する。
【0044】通信制御手段32は電力線B22bが商用
電力の電圧よりも低い電力状態である場合には、ハウス
コード設定装置24が備える低電圧給電手段36からの
給電により動作し、ハウスコード記憶手段35からあら
かじめ設定済みのハウスコードを読み出し、ハウスコー
ド設定コマンドを作成し、送信手段33に入力する。送
信手段33はハウスコード設定コマンドを電力線B22
b上に送出する。
【0045】一方、端末25aでは、低電圧給電手段3
6から給電された電力を受電手段46で受電する。ま
た、電力検出手段44は電力線B22bが商用電力の電
圧よりも低い電力状態であることを検出し、受電手段4
6からの給電により動作する通信制御手段42に電力線
A1から商用電力が供給されず、低電圧給電手段36か
らの低電圧の電力が供給されている状態であることを入
力する。通信制御手段42はハウスコード記憶手段45
からハウスコードを読み出す。しかしながら、この初期
状態では、ハウスコード記憶手段45にはハウスコード
は記憶されていないため、通信制御手段42はハウスコ
ード設定待ちの状態になる。
【0046】そこで、端末25aの受信手段43はハウ
スコード設定装置24から送信されたハウスコード設定
コマンドを受信し、これを通信制御手段42に入力す
る。通信制御手段42はハウスコードが未設定の状態で
あるため、このコマンドを受信し、コマンド内に記述さ
れているハウスコードを自己のハウスコードとしてハウ
スコード記憶手段45に記憶する。以上の動作により、
端末25aのハウスコードが設定される。
【0047】この通常の商用電力よりも低電圧な電力状
態の場合には、他の端末25b〜25dも同様に動作
し、自己のハウスコードをハウスコード設定装置24か
らのコマンドを受信し、ハウスコード記憶手段45に記
憶する。各端末25a〜25dにハウスコードの設定が
完了後、主ブレーカ20を閉結状態とし、住戸外の電力
線A1と住戸内電力線B22を接続し、住戸内に電力を
供給する。各端末25a〜25dは、以後の通信にこの
ハウスコードを利用して送受信する。
【0048】ハウスコード設定装置24では、通常の商
用電力供給状態では前記ハウスコード設定動作を行わな
い。このため、以後、ハウスコード設定コマンドが住戸
外に出ることは無い。さらに、各端末25a〜25dは
住戸内のハウスコードを使用して通信を行うため、他の
住戸の信号が漏洩しても、混信することは無い。
【0049】なお、この実施の形態2では、ハウスコー
ド設定装置24の低電圧給電手段36を独立して設けた
が、ハウスコード設定時に、主ブレーカ20を断状態に
するのではなく、分岐ブレーカ21を1系統ずつ断し、
低電圧給電手段36を分岐ブレーカ21が断されていな
い電力線に接続し、ここから低電圧な電力を供給しても
よい。
【0050】すなわち、分岐ブレーカ21が断されてい
る電力線22にハウスコード設定装置24の送信出力を
接続し、当該低電圧電力状態の電力線22に接続されて
いる端末25にハウスコードを設定し、順次断する分岐
ブレーカ21を変更することにより、低電圧電力状態の
電力線22にハウスコード設定装置24を接続し、当該
電力線22に接続されている端末25にハウスコードを
設定することが可能となる。よって、ハウスコード設定
作業が、ブレーカを断するという行為だけでよく、作業
性をより高めることができる。
【0051】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す電力線搬送通信システムの構成図であり、住
戸の電力線配線とそこに接続される端末を示す。図にお
いて、上記実施の形態および従来例と同一または相当部
分には同一符号を付ける。1は住戸内の分電盤の主ブレ
ーカ20の外側の電力線Aであり、電力線A1は住戸内
では複数の分岐ブレーカ21により電力線B22aおよ
び電力線B22bに分岐されている。電力線B22には
複数のレセプタクル23が設置され、ハウスコード設定
装置24と複数の端末25a〜端末25dが接続され
る。なお、端末25a〜25dはすべて同様の構成であ
る。
【0052】ハウスコード設定装置24は、異周波電力
給電手段37から給電される電力によって動作する通信
制御手段32、送信手段33、電力検出手段34、ハウ
スコード記憶手段35から構成される。異周波電力給電
手段37は商用電圧と同電圧であり、かつ、周波数が商
用電圧と異なる、例えば商用周波数の2倍の周波数の高
い電力を電力線22に給電する。(伊藤CS殿 周波数
の一例を教えてください)
【0053】端末25a〜25dは、異周波電力給電手
段37から給電される電力を受電し、これを電力源とし
て端末25内に給電する受電手段46、受電手段46か
ら給電される電圧により動作する通信制御手段42、電
力検出手段44から構成され、通信制御手段42は受信
手段43、不揮発性のハウスコード記憶手段45から成
る。
【0054】なお、通信制御手段32は第1の通信制御
手段、電力検出手段34は第1の電力検出手段、ハウス
コード記憶手段35は第1のハウスコード記憶手段、通
信制御手段42は第2の通信制御手段、電力検出手段4
4は第2の電力検出手段、ハウスコード記憶手段45は
第2のハウスコード記憶手段である。
【0055】次に動作について説明する。まず、住戸内
に設置された複数の端末25のハウスコード記憶手段4
5にはハウスコードが記憶されていない。一方、ハウス
コード設定装置24のハウスコード記憶手段35にはこ
の住居のハウスコードがあらかじめ記憶されている。
【0056】なお、このハウスコード記憶手段35への
ハウスコード設定方法については、一般にスイッチによ
り設定する、ハウスコード設定装置24を工場出荷時に
記憶させる、乱数などにより内部で発生させるなどの手
段があり、本発明においては特に手段を問わない。
【0057】次に、本住戸の電力線B22のレセクタプ
ル23のいずれかにハウスコード設定装置24を接続
し、端末25にハウスコードを設定する動作について説
明する。まず、ハウスコード設定装置24をレセクタプ
ル23に接続する前、あるいは後に主ブレーカ20を断
状態にし、住戸外の電力線A1と住戸内電力線B22を
分断する。これにより、住戸内の電力線B22は無電力
状態となる。なお、分岐ブレーカ21は閉結状態であ
る。
【0058】ハウスコード設定装置24では、電力線2
2が無電力状態時には異周波電力給電手段37が電力線
B22bとハウスコード設定装置24内部へ給電を行
う。この場合、電力線B22bに給電する電力の電圧は
商用電力と同じであり、かつ、周波数が商用電力よりも
高い。そこで、電力検出手段34は、電力線B22bが
商用電力よりも高い周波数の状態であることを検出する
と、これを通信制御手段32に入力する。
【0059】通信制御手段32は電力線B22bが商用
電力よりも高い周波数の電力状態である場合には、ハウ
スコード設定装置24が備える異周波電力給電手段37
からの給電により動作し、ハウスコード記憶手段35か
らあらかじめ設定済みのハウスコードを読み出し、ハウ
スコード設定コマンドを作成すし、送信手段33に入力
する。送信手段33はハウスコード設定コマンドを電力
線B22b上に送出する。
【0060】一方、端末25aでは、異周波電力給電手
段37から給電された電力を受電手段46で受電する。
また、電力検出手段44は電力線B22bが商用電力よ
りも高い周波数の電力状態であることを検出し、受電手
段46からの給電により動作する通信制御手段42に電
力線A1から商用電力が供給されず、異周波電力給電手
段37からの商用電力よりも高い周波数の電力状態状態
であることを入力する。通信制御手段42はハウスコー
ド記憶手段45からハウスコードを読み出す。しかしな
がら、この初期状態では、ハウスコード記憶手段45に
はハウスコードは記憶されていないため、通信制御手段
42は、ハウスコード設定待ちの状態になる。
【0061】そこで、端末25の受信手段43は、ハウ
スコード設定装置24から送信されたハウスコード設定
コマンドを受信し、これを通信制御手段42に入力す
る。通信制御手段42はハウスコードが未設定の状態で
あるため、このコマンドを受信し、コマンド内に記述さ
れているハウスコードを自己のハウスコードとしてハウ
スコード記憶手段45に記憶する。以上の動作により、
端末25aのハウスコードが設定される。
【0062】この通常の商用電力よりも高い周波数の電
力状態の場合には、他の端末25b〜25dも同様に動
作し、自己のハウスコードをハウスコード設定装置24
からのコマンドを受信し、ハウスコード記憶手段45に
記憶する。各端末25a〜25dにハウスコードの設定
が完了後、主ブレーカ20を閉結状態とし、住戸外の電
力線A1と住戸内電力線B22を接続し、住戸内に電力
を供給する。各端末25a〜25dは、以後の通信にこ
のハウスコードを利用して送受信する。
【0063】ハウスコード設定装置24では、通常の商
用電力供給状態ではハウスコード設定動作を行わない。
このため、以後、ハウスコード設定コマンドが、住戸外
に出ることは無い。さらに、各端末25a〜25dは住
戸内のハウスコードを使用して通信を行うため、他の住
戸の信号が漏洩しても、混信することは無い。
【0064】なお、この実施の形態3では、ハウスコー
ド設定装置24の異周波給電手段37を独立して設けた
が、ハウスコード設定時に、主ブレーカ20を断状態に
するのではなく、分岐ブレーカ21を1系統ずつ断し、
異周波給電手段37を分岐ブレーカ21が断されていな
い電力線に接続し、ここから商用電力と異なる周波数の
電力を供給することも可能である。
【0065】すなわち、分岐ブレーカ21が断されてい
る電力線22にハウスコード設定装置24の送信出力を
接続し、当該異周波電力状態の電力線22に接続されて
いる端末25にハウスコードを設定し、順次断する分岐
ブレーカ21を変更することで、異周波電力状態の電力
線22にハウスコード設定装置24を接続し、当該電力
線22に接続されている端末25にハウスコードを設定
することが可能となる。よって、ハウスコード設定作業
が、ブレーカを断するという行為だけでよく、作業性を
より高めることができる。
【0066】実施の形態4.上記発明の実施の形態1、
2、3では、当該住戸の専用のハウスコード設定装置2
4を設けて、当該住戸のハウスコードを各端末25、す
なわち家電機器などに設定するものを示したが、ハウス
コード設定装置24をいずれかの端末、すなわち家電機
器のいずれかに設けてもよい。
【0067】すなわち、一般に住戸に一台のみ、かつ、
必ず設置され、常時、電力線に接続され、電力供給され
ている家電機器、例えば冷蔵庫にハウスコード設定装置
24を設け、他の各端末25、すなわち冷蔵庫以外の家
電機器などにハウスコードを設定してもよい。なお、ハ
ウスコードの設定動作については、上記発明の実施の形
態1、2、3と同様であるため、説明を省略する。
【0068】実施の形態5.図4はこの発明の実施の形
態5を示す電力線搬送通信システムのハウスコード設定
装置および端末の構成図であり、ハウスコード設定装置
にレセクタプルを設けたものである。図において、上記
実施の形態および従来例と同一または相当部分には同一
符号を付け、説明を省略する。38はレセクタプルであ
り、ハウスコード設定装置24に設けられ、レセクタプ
ル38に端末25を直接接続する。なお、ハウスコード
記憶手段45は第2のハウスコード記憶手段である。
【0069】動作については、実施の形態1、2、3の
動作における主ブレーカ20および分岐ブレーカ21に
よる電力線B22への電力供給の有無の操作が不要とな
り、レセクタプル38を介してハウスコード設定装置2
4により端末25のハウスコードを設定する。
【0070】すなわち、実施の形態1、2、3の動作で
は、電力線B22を介してハウスコード設定装置24が
端末25のハウスコードを設定したのに対し、本実施の
形態ではハウスコード設定装置24は送信手段33によ
りハウスコード設定コマンドをレセクタプル38へ送信
し、端末25はレセクタプル38を介してハウスコード
設定装置24から送信されたハウスコード設定コマンド
を受信手段43により受信し、当該コマンドに含まれる
ハウスコードをハウスコード記憶手段45に記憶し、自
己のハウスコードとしてその後の通信に用いる。なお、
ハウスコード設定装置24および端末25の他の各手段
の動作については、実施の形態1、2、3と同様であ
り、説明を省略する。
【0071】実施の形態6.図5はこの発明の実施の形
態6を示す電力線搬送通信システムの端末の構成図であ
り、図において、上記実施の形態と同一または相当部分
には同一符号を付け、説明を省略する。48はハウスコ
ード記憶手段45に記憶しているハウスコードを消去す
るハウスコード消去手段であり、例えばスイッチなどで
構成されている。なお、ハウスコード記憶手段45は第
2のハウスコード記憶手段である。
【0072】次に動作について説明する。ハウスコード
を消去する以外の動作については、上記実施形態を同様
であるため説明を省略し、ハウスコードを消去する動作
について説明する。各端末25のハウスコード記憶手段
45に設定されているハウスコードは、ハウスコード消
去手段48のスイッチを動作させ、通信制御手段42へ
消去命令を入力する。通信制御手段42はこの入力に基
づいて、ハウスコード記憶手段45に記憶しているハウ
スコードを消去する。
【0073】よって、例えば他の住戸で以前使用されて
いた端末25を、別の住戸に移設した場合に、新たに当
該住戸のハウスコードを設定するために、ハウスコード
消去手段48により記憶しているハウスコードを消去す
ることができる。消去後は上記実施の形態1〜5と同様
に再度当該住戸のハウスコードが設定される。
【0074】実施の形態7.図6はこの発明の実施の形
態7を示す電力線搬送通信システムの構成図であり、住
戸の電力線配線とそこに接続される端末を示す。図にお
いて、上記実施の形態および従来例と同一または相当部
分には同一符号を付ける。1は住戸内の分電盤の主ブレ
ーカ20の外側の電力線Aであり、電力線A1は住戸内
では複数の分岐ブレーカ21により電力線B22aおよ
び電力線B22bに分岐されている。電力線B22には
複数のレセプタクル23が設置され、ハウスコード設定
装置24と複数の端末25a〜端末25dが接続され
る。なお、端末25a〜25dはすべて同様の構成であ
る。
【0075】ハウスコード設定装置24は、給電手段3
1によって給電される電力によって動作する通信制御手
段32、送信手段33、電力検出手段34、ハウスコー
ド記憶手段35、受信手段39から構成される。端末2
5a〜25dは、給電手段41によって給電される電力
によって動作する通信制御手段42、電力検出手段44
から構成され、通信制御手段42は受信手段43、ハウ
スコード記憶手段45、通報手段49から成る。なお、
通信制御手段32は第1の通信制御手段、ハウスコード
記憶手段45は第2のハウスコード記憶手段をそれぞれ
示す。
【0076】次に動作について説明する。まず、住戸内
に設置された複数の端末25のうち、例えば端末25a
が他の住戸で使用していたものを移設したため、ハウス
コード記憶手段45には既に他の住戸のハウスコードが
記憶されている。一方、ハウスコード設定装置24のハ
ウスコード記憶手段35にはこの住居のハウスコードが
あらかじめ記憶されている。
【0077】なお、このハウスコード記憶手段35への
ハウスコード設定方法については、一般にスイッチによ
り設定する、ハウスコード設定装置24を工場出荷時に
記憶させる、乱数などにより内部で発生させるなどの手
段があり、本発明においては特に手段を問わない。
【0078】次に、本住戸の電力線B22のレセクタプ
ル23のいずれかにハウスコード設定装置24を接続
し、端末25aに設定されている他の住戸のハウスコー
ドを消去し、ハウスコード設定装置24に設定された本
住戸のハウスコードを改めて端末25aに設定する動作
について説明する。
【0079】まず、ハウスコード設定装置24をレセク
タプル23に接続する前、あるいは後に主ブレーカ20
を断状態にし、住戸外の電力線A1と住戸内電力線B2
2を分断する。これにより、住戸内の電力線B22は無
電力状態となる。なお、分岐ブレーカ21は閉結状態で
ある。
【0080】ハウスコード設定装置24では、電力検出
手段34は電力線B22bが無電力の状態であることを
検出すると、これを通信制御手段32に入力する。通信
制御手段32は電力線B22bが無電力状態である場合
には給電手段31からの給電により動作し、ハウスコー
ド記憶手段35からあらかじめ設定済みのハウスコード
を読み出し、ハウスコード設定コマンドを作成し、送信
手段33に入力する。送信手段33はハウスコード設定
コマンドを電力線B22b上に送出する。
【0081】一方、端末25aでは、電力検出手段44
が同様に電力線B22bの無電力状態を検出し、通信制
御手段42に無電力状態であることを入力する。通信制
御手段42はハウスコード記憶手段45からハウスコー
ドを読み出す。この場合、ハウスコード記憶手段45に
は既に他の住戸のハウスコードが記憶されているため、
通信制御手段42は通報手段49を介して、自己(他の
住戸)のハウスコードの値をコマンド内に持つハウスコ
ード通報コマンドを電力線B22b上に送出し、電力状
態の復帰待機状態およびハウスコード設定変更待機状態
になる。また、端末25aの受信手段43はハウスコー
ド設定装置24から送信されたハウスコード設定コマン
ドが自己が記憶するハウスコードと異なるため、これを
受信しない。
【0082】一方、ハウスコード設定装置24は、端末
25aから通報されたハウスコード通報コマンドを受信
手段39により受信し、通信制御手段32に入力する。
通信制御手段32はハウスコード通報コマンドを受信す
ると、このコマンドの中に記述されている端末25aの
ハウスコードを検査し、自己が保持するハウスコードと
異なるハウスコードであるため、このハウスコードを発
信する端末25aには当該装置(他の住戸)のハウスコ
ードと新しい住戸のハウスコードを含むハウスコード再
設定コマンドを作成し、送信手段33を介して電力線B
22b上に送出する。
【0083】端末25aの受信手段43は、前記ハウス
コード再設定コマンドを受信し、これを通信制御手段4
2に入力する。通信制御手段42はハウスコード記憶手
段45に記憶するハウスコードと一致したハウスコード
の再設定を要求するコマンドのため、このコマンドを受
信し、コマンド内に記述されている新たなハウスコード
を自己のハウスコードとしてハウスコード記憶手段45
に記憶する。
【0084】以上のように、既に他の住戸のハウスコー
ドが設定された端末25aに対して当該住戸のハウスコ
ードの設定を行い、さらに、他の端末25b〜25dに
対しても当該住戸のハウスコードの設定を行った後、主
ブレーカ20を閉結状態とし、住戸外の電力線A1と住
戸内電力線B22を接続し、住戸内に電力を供給する。
各端末25は以後の通信にこのハウスコードを利用して
送受信する。
【0085】ハウスコード設定装置24は電力供給状態
では前記ハウスコード設定動作を行わない。このため、
以後、ハウスコード設定コマンドが住戸外に出ることは
無い。さらに、各端末25は住戸内のハウスコードを使
用して通信を行うため、他の住戸の信号が漏洩しても、
混信することは無い。
【0086】なお、この実施の形態7では、端末25の
ハウスコードの再設定を実施の形態1のように電力線B
22が無電力状態のものを示したが、実施の形態2、3
のように商用電力よりも低電圧の電力状態、商用電力の
周波数とは異なる周波数の電力状態状態でもよいことは
言うまでもない。さらに、この実施の形態7では、ハウ
スコード設定装置24の給電手段31を独立して設けた
が、ハウスコード設定時に、主ブレーカ20を断状態に
するのではなく、分岐ブレーカ21を1系統ずつ断し、
給電手段31を分岐ブレーカ21が断されていない電力
線に接続し、ここから電力を供給してもよい。
【0087】実施の形態8.図7はこの発明の実施の形
態8である電力線搬送通信システムの端末の構成図を示
すものである。図において、上記実施の形態と同一また
は相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。端末
25aは通信制御装置50と電力により動作する家電機
器52とに分離されて構成され、通信制御装置50は給
電手段41、通信制御手段42、電力検出手段44、電
力遮断手段51から成る。電力遮断手段51はハウスコ
ード設定動作中には家電機器52への電力供給を遮断す
るものである。
【0088】次に動作について説明する。ハウスコード
設定に関わる動作において、電力遮断手段51および家
電機器52以外の動作は実施の形態1と同様であるた
め、説明を省略する。そこで、電力遮断手段51および
家電機器52については、ハウスコード設定時に、通信
制御手段42が電力検出手段44から電力線B22の電
力状態が無電力状態であることを入力されると、ハウス
コード設定待機状態となり、電力遮断手段51を有効に
して電力線B22と家電機器52との接続を遮断し、家
電機器52への商用電力の給電を遮断する
【0089】なお、この実施の形態8の端末25aを実
施の形態1で用いることができ、さらに実施の形態2、
3でも用いることができる。すなわち、図2、図3にお
いて、電力検出手段44から通信制御手段42への入力
が、電圧が異なる、または周波数が異なるなどによる
「電力線22の電力状態が商用電力と異なる」場合に、
本実施例同様電力遮断手段51を有効にして、電力線B
22と家電機器52との接続を遮断し、家電機器52へ
の商用電力の給電を遮断することが可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように構成されているの
で、以下に示すような効果を奏する。
【0091】端末は、電力線の商用電力供給が無く、か
つ、第2のハウスコード記憶手段にハウスコードを記憶
していない場合は、ハウスコード設定装置により電力線
に送信されたハウスコード設定コマンドを受信し、当該
コマンドに含まれるハウスコードを第2のハウスコード
記憶手段に記憶し、自己のハウスコードとして通信に用
いるので、住戸内の電力線に接続された端末のハウスコ
ードを一括で設定することができ、これにより、ハウス
コードの誤設定を防止することが可能となり、また、ブ
ロッキングフィルタを設置する工事が不要なため、既築
の住宅にも電力線搬送通信システムを設置することが可
能となる。また、ハウスコード設定装置の設置位置を住
戸外からの電力線の接続点に設ける必要が無く、任意の
場所に設置することが可能となる。さらに、端末を住戸
内の商用電力線に接続した状態でハウスコードを設定す
ることが可能となり、ハウスコード設定時に端末を別の
電力線に接続するという作業を省くことが可能であり、
作業性が高くなる。
【0092】また、端末は、低電圧の電力供給の有るこ
とが検出され、かつ、第2のハウスコード記憶手段にハ
ウスコードを記憶していない場合は、ハウスコード設定
装置により電力線に送信されたハウスコード設定コマン
ドを受信し、当該コマンドに含まれるハウスコードを第
2のハウスコード記憶手段に記憶し、自己のハウスコー
ドとして通信に用いるので、住戸内の電力線に接続され
た端末のハウスコードを一括で設定することができ、こ
れにより、ハウスコードの誤設定を防止することが可能
となり、また、ブロッキングフィルタを設置する工事が
不要なため、既築の住宅にも電力線搬送通信システムを
設置することが可能となる。また、ハウスコード設定装
置の設置位置を住戸外からの電力線の接続点に設ける必
要が無く、任意の場所に設置することが可能となる。さ
らに、端末を住戸内の商用電力線に接続した状態でハウ
スコードを設定することが可能となり、ハウスコード設
定時に端末を別の電力線に接続するという作業を省くこ
とが可能であり、作業性が高くなると共に、端末側に蓄
電手段を設ける必要がなく、受電手段のみで構成できる
ので、端末を低コストに構成可能となる。
【0093】さらに、端末は、商用電力とは周波数が異
なる電力供給の有ることが検出され、かつ、第2のハウ
スコード記憶手段にハウスコードを記憶していない場合
は、ハウスコード設定装置により電力線に送信されたハ
ウスコード設定コマンドを受信し、当該コマンドに含ま
れるハウスコードを第2のハウスコード記憶手段に記憶
し、自己のハウスコードとして通信に用いるので、住戸
内の電力線に接続された端末のハウスコードを一括で設
定することができ、これにより、ハウスコードの誤設定
を防止することが可能となり、また、ブロッキングフィ
ルタを設置する工事が不要なため、既築の住宅にも電力
線搬送通信システムを設置することが可能となる。ま
た、ハウスコード設定装置の設置位置を住戸外からの電
力線の接続点に設ける必要が無く、任意の場所に設置す
ることが可能となる。さらに、端末を住戸内の商用電力
線に接続した状態でハウスコードを設定することが可能
となり、ハウスコード設定時に端末を別の電力線に接続
するという作業を省くことが可能であり、作業性が高く
なると共に、端末側に蓄電手段を設ける必要がなく、受
電手段のみで構成できるので、端末を低コストに構成可
能となる。
【0094】また、端末を複数設置し、端末のいずれか
にハウスコード設定装置を設けたので、ユーザはさらに
ハウスコード設定作業を意識することなくハウスコード
が設定可能となり、また、ハウスコード設定装置と端末
の通常の運転時に使用する送受信手段が共用可能となる
ことにより、システムのコスト低減を図ることができ
る。
【0095】また、ハウスコード設定装置にレセクタプ
ルを備え、レセクタプルに端末を接続し、ハウスコード
設定装置は送信手段によりハウスコード設定コマンドを
レセクタプルへ送信し、端末はレセクタプルを介してハ
ウスコード設定装置から送信されたハウスコード設定コ
マンドを受信手段により受信し、当該コマンドに含まれ
るハウスコードを第2のハウスコード記憶手段に記憶
し、自己のハウスコードとして通信に用いるので、あら
たな端末を追加する際に、住戸全体のブレーカを断せず
とも、別途当該端末だけ、ハウスコードを設定すること
が可能となり、ブレーカ断による他の端末への影響を防
止することが可能となり、端末追加の際の作業が容易に
なる。
【0096】また、各端末に第2のハウスコード記憶手
段に記憶されたハウスコードを消去するハウスコード消
去手段を備えたので、他の住戸で使用していた端末を移
設する場合などに、他の住戸のハウスコードを消去し、
ハウスコード設定装置によりハウスコードを再設定する
ことができる。
【0097】また、ハウスコード設定装置は、端末の通
報手段から送信された端末のハウスコードを受信し、自
己が保持するハウスコードと異なるハウスコードを発信
した端末には、第1の通信制御手段により当該端末のハ
ウスコードと自己のハウスコードを含むハウスコード再
設定コマンドを作成し、送信手段により当該端末へハウ
スコード再設定コマンドを送信し、当該端末は、受信手
段によりハウスコード設定装置からのハウスコード再設
定コマンドを受信した場合には、ハウスコード設定装置
のハウスコードを自己のハウスコードとして第2のハウ
スコード記憶手段に記憶するので、他の住戸で使用して
いた端末を移設する場合などに、他の住戸のハウスコー
ドを消去する作業を人手を介してすることなく、自動的
にハウスコードの再設定をすることが可能となり、移設
作業が容易になる。
【0098】また、端末が通信制御装置と、家電機器と
を別に構成されている場合において、ハウスコード設定
装置から送信されたハウスコード設定コマンドを受信手
段により受信し、当該コマンドに含まれるハウスコード
を第2のハウスコード記憶手段に記憶する時には、電力
遮断手段により機器への電力供給を遮断し、電力線の電
力状態が商用電力と異なる状態の場合には機器に給電し
ないので、ハウスコード設定装置や、端末に備えられた
通信制御手段への給電手段の容量を可能な限り小さくす
ることができ、端末やハウスコード設定装置を低コスト
に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す電力線搬送通
信システムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す電力線搬送通
信システムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す電力線搬送通
信システムの構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態5を示す電力線搬送通
信システムのハウスコード設定装置および端末の構成図
である。
【図5】 この発明の実施の形態6を示す電力線搬送通
信システムの端末の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態7を示す電力線搬送通
信システムの構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態8を示す電力線搬送通
信システムの端末の構成図である。
【図8】 従来の電力線搬送通信システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 電力線A、 22 電力線B、 24 ハウスコー
ド設定装置、 25端末、 31 給電手段、 32
通信制御手段、 33 送信手段、 34電力検出手
段、 35 ハウスコード記憶手段、 36 低電圧給
電手段、 37 異周波数電力給電手段、 38 レセ
プタクル、 41 給電手段、 42通信制御手段、
43 受信手段、 44 電力検出手段、 45 ハウ
スコード記憶手段、 46 受電手段、 48 ハウス
コード消去手段、 49 通報手段、 50 通信制御
装置、 51 電力遮断手段、 52 家電機器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 吉秋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K046 AA03 BB05 CC14 PP01 PS05 PS44 PS47 5K048 AA00 BA12 BA51 DC06 EB06 GC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力線にハウスコード設定装置と端末が接
    続され、同一システム内の前記ハウスコード設定装置お
    よび前記端末の通信には共通のハウスコードが用いられ
    る電力線搬送通信システムにおいて、 前記ハウスコード設定装置は、 前記電力線の商用電力供給の有無を検出する第1の電力
    検出手段と、 同一システム内の通信に用いるハウスコードを記憶する
    第1のハウスコード記憶手段と、 前記第1の電力検出手段により商用電力供給の無いこと
    が検出された場合に、前記第1のハウスコード記憶手段
    によるハウスコードを含むハウスコード設定コマンドを
    作成する第1の通信制御手段と、 この第1の通信制御手段によるハウスコード設定コマン
    ドを前記電力線に送信する送信手段と、 前記電力線の商用電力供給の無いことが検出された場合
    に、前記第1の電力検出手段、前記第1のハウスコード
    記憶手段、前記第1の通信制御手段、前記送信手段へ給
    電する第1の給電手段と、を備え、 前記端末は、 前記電力線での商用電力供給の有無を検出する第2の電
    力検出手段と、 前記第2の電力検出手段により商用電力供給の無いこと
    が検出された場合に、前記ハウスコード設定装置から送
    信されたハウスコード設定コマンドを受信する受信手
    段、この受信手段によるハウスコード設定コマンドに基
    づいて自己のハウスコードを記憶する第2のハウスコー
    ド記憶手段から成る第2の通信制御手段と、 前記電力線の商用電力供給の無いことが検出された場合
    に、前記第2の電力検出手段、前記第2のハウスコード
    記憶手段、前記第2の通信制御手段、前記受信手段へ給
    電する第2の給電手段と、を備え、 前記端末は、前記電力線の商用電力供給が無く、かつ、
    前記第2のハウスコード記憶手段にハウスコードを記憶
    していない場合は、前記ハウスコード設定装置により前
    記電力線に送信されたハウスコード設定コマンドを受信
    し、当該コマンドに含まれるハウスコードを前記第2の
    ハウスコード記憶手段に記憶し、自己のハウスコードと
    して通信に用いることを特徴とする電力線搬送通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】電力線にハウスコード設定装置と端末が接
    続され、同一システム内の前記ハウスコード設定装置お
    よび前記端末の通信には共通のハウスコードが用いられ
    る電力線搬送通信システムにおいて、 前記ハウスコード設定装置は、 前記電力線の商用電力供給の有無を検出する第1の電力
    検出手段と、 同一システム内の通信に用いるハウスコードを記憶する
    第1のハウスコード記憶手段と、 前記第1の電力検出手段により商用電力供給の無いこと
    が検出された場合に、前記第1のハウスコード記憶手段
    によるハウスコードを含むハウスコード設定コマンドを
    作成する第1の通信制御手段と、 この第1の通信制御手段によるハウスコード設定コマン
    ドを前記電力線に送信する送信手段と、 前記電力線の商用電力供給の無いことが検出された場合
    に、前記第1の電力検出手段、前記第1のハウスコード
    記憶手段、前記第1の通信制御手段、前記送信手段へ給
    電するとともに、商用電力と同じ周波数であり、かつ、
    商用電力よりも低電圧の電力を前記電力線へ給電する低
    電圧給電手段と、を備え、 前記端末は、 前記電力線での前記低電圧給電手段からの低電圧の電力
    供給の有無を検出する第2の電力検出手段と、前記第2
    の電力検出手段により低電圧の電力供給の有ることが検
    出された場合に、前記ハウスコード設定装置から送信さ
    れたハウスコード設定コマンドを受信する受信手段、こ
    の受信手段によるハウスコード設定コマンドに基づいて
    自己のハウスコードを記憶する第2のハウスコード記憶
    手段から成る第2の通信制御手段と、 前記電力線の低電圧の電力供給の有ることが検出された
    場合に、低電圧の電力を受電し、前記第2の電力検出手
    段、前記第2のハウスコード記憶手段、前記第2の通信
    制御手段、前記受信手段へ給電する受電手段と、を備
    え、 前記端末は、低電圧の電力供給の有ることが検出され、
    かつ、前記第2のハウスコード記憶手段にハウスコード
    を記憶していない場合は、前記ハウスコード設定装置に
    より前記電力線に送信されたハウスコード設定コマンド
    を受信し、当該コマンドに含まれるハウスコードを前記
    第2のハウスコード記憶手段に記憶し、自己のハウスコ
    ードとして通信に用いることを特徴とする電力線搬送通
    信システム。
  3. 【請求項3】電力線にハウスコード設定装置と端末が接
    続され、同一システム内の前記ハウスコード設定装置お
    よび前記端末の通信には共通のハウスコードが用いられ
    る電力線搬送通信システムにおいて、 前記ハウスコード設定装置は、 前記電力線の商用電力供給の有無を検出する第1の電力
    検出手段と、 同一システム内の通信に用いるハウスコードを記憶する
    第1のハウスコード記憶手段と、 前記第1の電力検出手段により商用電力供給の無いこと
    が検出された場合に、前記第1のハウスコード記憶手段
    によるハウスコードを含むハウスコード設定コマンドを
    作成する第1の通信制御手段と、 この第1の通信制御手段によるハウスコード設定コマン
    ドを前記電力線に送信する送信手段と、 前記電力線の商用電力供給の無いことが検出された場合
    に、前記第1の電力検出手段、前記第1のハウスコード
    記憶手段、前記第1の通信制御手段、前記送信手段へ給
    電するとともに、商用電力と同じ電圧であり、かつ、商
    用電力とは周波数が異なる電力を前記電力線へ給電する
    異周波数電力給電手段と、を備え、 前記端末は、 前記電力線での前記異周波電力数給電手段からの商用電
    力とは周波数が異なる電力供給の有無を検出する第2の
    電力検出手段と、前記第2の電力検出手段により商用電
    力とは周波数が異なる電力供給の有ることが検出された
    場合に、前記ハウスコード設定装置から送信されたハウ
    スコード設定コマンドを受信する受信手段、この受信手
    段によるハウスコード設定コマンドに基づいて自己のハ
    ウスコードを記憶する第2のハウスコード記憶手段から
    成る第2の通信制御手段と、 前記電力線の商用電力とは周波数が異なる電力供給の有
    ることが検出された場合に、商用電力とは周波数が異な
    る電力を受電し、前記第2の電力検出手段、前記第2の
    ハウスコード記憶手段、前記第2の通信制御手段、前記
    受信手段へ給電する受電手段と、を備え、 前記端末は、商用電力とは周波数が異なる電力供給の有
    ることが検出され、かつ、前記第2のハウスコード記憶
    手段にハウスコードを記憶していない場合は、前記ハウ
    スコード設定装置により前記電力線に送信されたハウス
    コード設定コマンドを受信し、当該コマンドに含まれる
    ハウスコードを前記第2のハウスコード記憶手段に記憶
    し、自己のハウスコードとして通信に用いることを特徴
    とする電力線搬送通信システム。
  4. 【請求項4】前記端末を複数設置し、前記端末のいずれ
    かに前記ハウスコード設定装置を設けたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3記載の電力線
    搬送通信システム。
  5. 【請求項5】前記ハウスコード設定装置にレセクタプル
    を備え、前記レセクタプルに前記端末を接続し、前記ハ
    ウスコード設定装置は前記送信手段によりハウスコード
    設定コマンドを前記レセクタプルへ送信し、前記端末は
    前記レセクタプルを介して前記ハウスコード設定装置か
    ら送信されたハウスコード設定コマンドを前記受信手段
    により受信し、当該コマンドに含まれるハウスコードを
    前記第2のハウスコード記憶手段に記憶し、自己のハウ
    スコードとして通信に用いることを特徴とする請求項1
    または請求項2または請求項3記載の電力線搬送通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記各端末に前記第2のハウスコード記憶
    手段に記憶されたハウスコードを消去するハウスコード
    消去手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3記載の電力線搬送通信システム。
  7. 【請求項7】前記端末は、前記電力線が通常の商用電力
    の供給状態と異なる電力状態の場合に自己のハウスコー
    ドを用いた伝送データを前記電力線へ送信する通報手段
    と、を備え、 前記ハウスコード設定装置は、前記端末の前記通報手段
    から送信された前記端末のハウスコードを受信し、自己
    が保持するハウスコードと異なるハウスコードを発信し
    た前記端末には、前記第1の通信制御手段により前記当
    該端末のハウスコードと自己のハウスコードを含むハウ
    スコード再設定コマンドを作成し、前記送信手段により
    前記当該端末へハウスコード再設定コマンドを送信し、 前記当該端末は、前記受信手段により前記ハウスコード
    設定装置からのハウスコード再設定コマンドを受信した
    場合には、前記ハウスコード設定装置のハウスコードを
    自己のハウスコードとして前記第2のハウスコード記憶
    手段に記憶することを特徴とする請求項1または請求項
    2または請求項3記載の電力線搬送通信システム。
  8. 【請求項8】前記端末は、 電力により動作する機器と、 前記機器への電力供給を遮断する電力遮断手段と、を備
    え、 前記電力遮断手段および前記通信制御手段から成る通信
    制御装置と、前記機器とから構成された前記端末であっ
    て、 前記ハウスコード設定装置から送信されたハウスコード
    設定コマンドを前記受信手段により受信し、当該コマン
    ドに含まれるハウスコードを前記第2のハウスコード記
    憶手段に記憶する時には、前記電力遮断手段により前記
    機器への電力供給を遮断することを特徴とする請求項1
    または請求項2または請求項3記載の電力線搬送通信シ
    ステム。
JP11162243A 1999-06-09 1999-06-09 電力線搬送通信システム Pending JP2000350271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11162243A JP2000350271A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 電力線搬送通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11162243A JP2000350271A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 電力線搬送通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000350271A true JP2000350271A (ja) 2000-12-15

Family

ID=15750720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11162243A Pending JP2000350271A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 電力線搬送通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000350271A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002045458A1 (fr) * 2000-11-30 2002-06-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede d'etablissement de code domestique et systeme de communication par ligne electrique
WO2002071644A1 (en) * 2001-03-07 2002-09-12 Planet System Co., Ltd. Plug-and-play power line communication device
KR100458253B1 (ko) * 2001-11-07 2004-11-26 엘지전자 주식회사 홈 네트워크에서의 하우스 코드 생성방법
KR100462606B1 (ko) * 2002-06-18 2004-12-20 삼성전자주식회사 디바이스의 자동설정을 위한 게이트웨이, 원격 서버 및이들 장치에서의 자동설정방법
KR100505230B1 (ko) * 2002-12-10 2005-08-03 엘지전자 주식회사 홈네트워크 시스템 및 그 제품 삭제방법
JP2011049884A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 遠隔管理システム、およびドメイン情報割り付け方法
JP2014053962A (ja) * 2013-11-21 2014-03-20 Panasonic Corp 遠隔検針システム、およびそれに用いられる端局、親局

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002045458A1 (fr) * 2000-11-30 2002-06-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede d'etablissement de code domestique et systeme de communication par ligne electrique
WO2002071644A1 (en) * 2001-03-07 2002-09-12 Planet System Co., Ltd. Plug-and-play power line communication device
KR100458253B1 (ko) * 2001-11-07 2004-11-26 엘지전자 주식회사 홈 네트워크에서의 하우스 코드 생성방법
KR100462606B1 (ko) * 2002-06-18 2004-12-20 삼성전자주식회사 디바이스의 자동설정을 위한 게이트웨이, 원격 서버 및이들 장치에서의 자동설정방법
KR100505230B1 (ko) * 2002-12-10 2005-08-03 엘지전자 주식회사 홈네트워크 시스템 및 그 제품 삭제방법
JP2011049884A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 遠隔管理システム、およびドメイン情報割り付け方法
JP2014053962A (ja) * 2013-11-21 2014-03-20 Panasonic Corp 遠隔検針システム、およびそれに用いられる端局、親局

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9541585B2 (en) Method and system for identifying at least one electrically powered device by a power supply device via a powerline connection
US8902885B2 (en) Packet communication between a collecting unit and a plurality of control devices and over the power supply line
US7129823B2 (en) Communications setting method and communications setting system for power line communications system
US20020140547A1 (en) Clock synchronization over a powerline modem network for multiple devices
US6570493B1 (en) Method and apparatus for operating an electrical device
EP0201253B1 (en) Power line communications system
JP2003530741A (ja) 複製可能なコントローラからなるrfホームオートメーションシステム
WO1986006890A1 (en) A control system
JP2000350271A (ja) 電力線搬送通信システム
JPH0654369A (ja) 設備、特に、家庭用設備におけるデータ伝送システム
WO2003026185A2 (en) Method for joining node into subnet of power line communication network, electronic appliance connected to subnet, and communication module used in electronic appliance
JP2710073B2 (ja) 電力線搬送通信システム
KR100443949B1 (ko) 플러그앤플레이 기능을 구비한 전력선 통신 기기의 어드레스 결정 방법
JP2004134920A (ja) 電力線接続機器制御システムおよび接続装置
CN110500722A (zh) 一种空调机群及其控制方法
KR20070086481A (ko) 기기, 특히 가전 기기를 위한 초기화 과정 또는 기록과정을 실행하기 위한 방법 및 회로 장치
JP4385792B2 (ja) 電力線通信端末装置、電力線通信方法及び電力線通信システム
JPS585831A (ja) 電源制御装置
KR101764356B1 (ko) 리모컨 신호 자동 설정이 가능한 자동 절전 제어 장치
US20040066272A1 (en) House code assigning device for assigning house code to electronic equipment
JP2004222111A (ja) 電力線搬送通信用設定装置
JPH05168176A (ja) コントロール機能付コンセント
JP2003339086A (ja) 電灯線通信機能付き電源アダプタおよび設置位置認識方法
KR0138232B1 (ko) 집합주택 관리시스템의 데이타버스통신 묶임방지회로
JP3225481B2 (ja) 遠隔制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040624