JP2000349834A - 非同期式直列情報受信装置および非同期式直列情報送信装置 - Google Patents

非同期式直列情報受信装置および非同期式直列情報送信装置

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JP2000349834A
JP2000349834A JP11160138A JP16013899A JP2000349834A JP 2000349834 A JP2000349834 A JP 2000349834A JP 11160138 A JP11160138 A JP 11160138A JP 16013899 A JP16013899 A JP 16013899A JP 2000349834 A JP2000349834 A JP 2000349834A
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bit
signal
asynchronous serial
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JP11160138A
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Takashi Morikawa
俊 森川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/38Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M9/00Parallel/series conversion or vice versa

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの取込みエラーの発生を回避するた
め、ボーレートの最大値が制限されるという課題があっ
た。 【解決手段】 非同期式直列情報送受信装置での非同期
シリアル転送において、カウント補正回路2からのカウ
ント補正信号15を入力し、制御信号生成回路1がデー
タシフト信号120を生成し出力する。このデータシフ
ト信号120を元に、直列並列変換回路3による通信デ
ータ4のサンプリング間隔をビット毎に切替えて、動作
クロック110の整数倍より細かなサンプリング間隔を
設定し最大ボーレートを向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータなどのデータ処理装置に接続または内蔵される非
同期式直列情報受信装置および非同期式直列情報送信装
置に関し、特に詳細には、受信装置において通信データ
を構成する各ビットのサンプリング間隔が一定でない場
合や、送信装置において各ビットの送信間隔が一定でな
い場合の制御も可能な非同期式直列情報送受信方式に基
づく非同期式直列情報受信装置および非同期式直列情報
送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータ間の通信、または
マイクロコンピュータに接続された周辺装置との間にお
けるデータ通信は、データを複数ビット毎に並列に送受
信する方式と、データを直列に送受信する方式の2つに
分類できる。データを複数ビット毎に並列に送受信する
方式は、データを直列に送受信する方式と比較して単位
時間あたりより多くのデータを通信できる。しかしなが
ら、必要な配線数が多くなるため通信費用が増大すると
いう課題がある。
【0003】一方、データを直列に送受信する方式で
は、通信クロックを用いて送信側と受信側との間で時間
的な同期を取る同期式直列情報送受信方式と、通信クロ
ックを用いない非同期式直列情報送受信方式に分類でき
る。非同期式直列情報送受信方式は通信クロックを必要
としないため、同期式直列情報送受信方式と比較して配
線数は少ないが、通信速度は遅くなる傾向がある。
【0004】図23は、非同期式直列情報通信の受信部
および送信部の概念を示す説明図であり、図において、
220は非同期式直列情報通信における送信部としての
非同期式直列情報送信装置、221は非同期式直列情報
通信における受信部としての非同期式直列情報受信装
置、223は受信部221から出力され、送信部220
へ入力される通信イネーブル、224は送信部220か
ら出力され、受信部221に入力される通信データであ
る。
【0005】次に動作について説明する。以下では、非
同期式直列情報送受信方式について説明する。図24
は、非同期式直列情報通信で使用される通信データ形式
を示す説明図であり、図において、5はスタートビット
であり1ビットのローレベル信号、6はデータビット、
7はパリティビットでありデータの信頼性を向上させる
ために通信データに付加される。8はデータの転送終了
を示すストップビットであり、1ビットまたは2ビット
分のハイレベル信号である。
【0006】パリティには、データビット6とパリティ
ビット7とを合わせて全体の通信データ内のビット
“1”の個数が偶数になるようにパリティビットを設定
する偶数パリティや、データビット6とパリティビット
7とを合わせて“1”の個数が奇数になるようにパリテ
ィビットを設定する奇数パリティ等がある。
【0007】パリティビットを使用しない通信データ形
式も使用されている。図25は、受信部221としての
従来の非同期式直列情報受信装置の構成を示すブロック
図であり、図において、251は通信データ224を入
力し、動作クロック11に同期して、データシフト信号
254を生成する制御信号生成回路であり、252はデ
ータシフト信号254に基づいて通信データ224を取
り込み、直列データから並列データ253へ変換する直
列並列変換回路である。
【0008】図26は、図25に示した直列並列変換回
路252の動作を示すタイミングチャートである。受信
部221がデータ信号を受信可能な状態である時、通信
イネーブル223をローレベルに設定して送信部220
へ出力する。送信部220は、通信イネーブル223が
ローレベルであることを認識し、2進数のデータ信号
“0101001001”を送信する。
【0009】このとき、送信する2進数のデータ信号の
先頭にスタートビット5、最後にストップビット8が付
加される。受信部221は、通信データ224を受信し
スタートビット5を検出して通信データ224の受信動
作を開始する。
【0010】送信部220、受信部221には同一の通
信速度(ボーレート)が設定されており、そのボーレー
トに従って、通信データの送信/受信動作が実行され
る。
【0011】理想的な条件では、通信データ224の各
ビットの中心で通信データ224の値は直列並列変換回
路252内に取込まれる。図26では通信データ224
は、データシフト信号254がハイレベルからローレベ
ルに変化する時に、直列並列変換回路252内に取込ま
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の非同期式直列情
報送受信装置は、以上のように構成されているので、送
信部220、受信部221は、一般に、異なる周波数の
動作クロックで動作している。従って、1ビット分の通
信時間は動作クロック周期の整数倍にしか設定できない
ので、ボーレートを、送信部220と受信部221で同
一に設定しようとしても、厳密には、ボーレートの設定
誤差が発生するという課題があった。
【0013】図26では、受信部221で使用する動作
クロック11で、4サイクル分を1ビット分の通信時間
と設定し、データビット6が8ビット、ストップビット
8が1ビットからなる通信データを受信した場合の動作
例を示している。
【0014】図26では、データシフト信号254がハ
イレベルからローレベルに変化する時に、通信データ2
24が直列並列変換回路252内に取込まれる構成にな
っており、直列並列変換回路252内取込まれる通信デ
ータ224は、スタートビット5を除いて“10100
010”となる。
【0015】図26に示す例では、通信データ224の
6,7,9ビット目に通信データの取込みエラーが発生
している。図26に示した例に対し、ボーレートをより
小さく設定すれば、1ビット分の通信時間が大きくなる
ので、1ビットの通信時間に対するボーレート設定誤差
の比率を下げることが可能である。
【0016】上記した理由のため、実際の非同期式直列
情報送受信装置では、通信データの取り込みエラーが発
生しない程度に、ボーレートの最大値が制限されるとい
う課題があった。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、非同期式直列情報送受信におい
て、受信部としての非同期式直列情報受信装置と送信部
である非同期式直列情報送信装置でのボーレートをより
詳細に設定可能にして、受信部、送信部の動作クロック
周波数を変更することなく、ボーレートの最大値を向上
できる非同期式直列情報送受信方式に基づいた非同期式
直列情報受信装置および非同期式直列情報送信装置を得
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る非同期式
直列情報受信装置は、受信したスタートビットから始ま
る1転送単位の通信データを取込み、並列データへ変換
し、出力する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手
段が前記通信データを構成する各ビットデータを取込む
タイミングを指示するデータシフト信号を生成し、生成
した前記データシフト信号を前記直列並列変換手段へ出
力する制御信号生成手段と、受信した前記通信データの
第1のビットデータを前記直列並列変換手段内へ取込む
第1の時刻と、前記第1のビットデータに続く第2のビ
ットデータを前記直列並列変換手段内へ取込む第2の時
刻との間の時間間隔を、前記通信データの各ビットデー
タ毎に制御するカウント補正信号を生成し、生成した前
記カウント補正信号を前記制御信号生成手段へ出力する
カウント補正手段とを備えている。そして、前記制御信
号生成手段が、前記カウント補正手段から出力された前
記カウント補正信号に従って、前記データシフト信号の
出力タイミングを制御し、前記直列並列変換手段は、前
記データシフト信号に基づいて、前記通信データの各ビ
ットデータを取込むことを特徴とするものである。
【0019】この発明に係る非同期式直列情報受信装置
内のカウント補正手段は、データシフト信号を入力し、
前記データシフト信号の数をカウントするカウンタ手段
と、前記カウンタ手段からの出力と、所定値とのいずれ
かを選択し、選択した値をカウント補正信号として、前
記制御信号生成手段へ出力するセレクタ手段とを有して
いることを特徴とするものである。
【0020】この発明に係る非同期式直列情報送信装置
は、スタートビットから始まる1転送単位の通信データ
を直列データへ変換し、出力する並列直列変換手段と、
前記並列直列変換手段が前記通信データを構成する各ビ
ットデータを送信するタイミングを指示するデータシフ
ト信号を生成し、生成した前記データシフト信号を前記
並列直列変換手段へ出力する制御信号生成手段と、送信
する前記通信データの第1のビットデータを前記並列直
列変換手段内へ出力開始する第1の時刻と、前記第1の
ビットデータに続く第2のビットデータを前記並列直列
変換手段内へ出力開始する第2の時刻との間の時間間隔
を、前記通信データの各ビットデータ毎に制御するカウ
ント補正信号を生成し、生成した前記カウント補正信号
を前記制御信号生成手段へ出力するカウント補正手段と
を備えている。そして、前記制御信号生成手段は、前記
カウント補正手段から出力された前記カウント補正信号
に従って、前記データシフト信号の出力タイミングを制
御し、前記並列直列変換手段は、前記データシフト信号
に基づいて、前記通信データの各ビットデータを出力す
ることを特徴とするものである。
【0021】この発明に係る非同期式直列情報送信装置
内のカウント補正手段は、データシフト信号を入力し、
前記データシフト信号の数をカウントするカウンタ手段
と、前記カウンタ手段からの出力と、所定値のいずれか
を選択し、選択した値をカウント補正信号として、前記
制御信号生成手段へ出力するセレクタ手段とを有してい
ることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.この発明の実施の形態1による非同期式
直列情報受信方式に基づく非同期式直列情報受信装置の
構成および動作について、図1〜図8を用いて説明す
る。図1は、この発明による実施の形態1による非同期
式直列情報受信装置の構成を示すブロック図であり、図
において、1は受信部の動作クロック110と通信デー
タ4とを入力し、データシフト信号120を生成し出力
する制御信号生成回路(制御信号生成手段)である。
尚、この発明の非同期式直列情報受信装置および非同期
式直列情報送信装置の全体の概略構成は図23に示され
ている。
【0023】2はデータシフト信号120を入力し、カ
ウント補正信号15を生成し、出力するカウント補正回
路(カウント補正手段)、3はデータシフト信号120
を入力して通信データ4を内部に取込み、直列データの
通信データから並列データの通信データ130へ変換す
る直列並列変換回路(直列並列変換手段)である。
【0024】この実施の形態1による非同期式直列情報
受信装置では、1ビット分の通信時間は動作クロック1
10の整数倍だけでなく、例えば、3.5サイクル,
4.0サイクル,4.5サイクル等のように、0.5サ
イクル単位で設定する。
【0025】次に動作について説明する。図2は、図1
に示した非同期式直列情報受信方式に基づく非同期式直
列情報受信装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。図1に示す構成を備えた非同期式直列情報受信装置
において、1ビット分の通信時間を動作クロック110
の4.5サイクル分に設定した時の受信動作を図2のタ
イミングチャートで示す。尚、以下の説明におけるサイ
クル数は動作クロック110のサイクル数を表わすもの
とする。また、通信データ4の構成は、図24に示す構
造を有しているものとする。
【0026】制御信号生成回路1は、通信データ4を入
力した場合、通信データ4からスタートビット5を検出
するとデータシフト信号120の制御を開始する。デー
タシフト信号120がハイレベルからローレベルに立下
がる時点で、通信データ4の値が通信データを構成する
データビットの1ビット目として直列並列変換回路3内
に取込まれる。そして、以下、ストップビット8を取込
むまで同様の動作をする。
【0027】ストップビット8を直列並列変換回路3内
に取込むと、次の通信データのスタートビット5を検出
するまで、制御信号生成回路1により、データシフト信
号120はローレベルに設定され保持される。この時、
通信データ4内のスタートビット5を取込んでからスト
ップビット8を取込むまでのスタートビットを除く全ビ
ットにおいて、直列並列変換回路3が先のビットを内部
に取込んでから、次のビットを取込むまでの時間間隔
は、即ち、データシフト信号120の立下がり時刻から
次の立下がり時刻までの時間間隔は、5サイクルの場合
(例えば、タイミングT1とT2との間)と4サイクル
の場合(例えば、タイミングT2とT3との間)とが交
互に繰り返される。この動作により、通信データ4を直
列並列変換回路3内に取込む時間間隔は平均して4.5
サイクルになる。
【0028】図3は、図1に示した非同期式直列情報受
信装置内の直列並列変換回路3の構成を示すブロック図
であり、図において、31は記憶素子であるフリップフ
ロップ(FF)であり、制御信号生成回路1から供給さ
れるデータシフト信号120のレベルが立下がる時に、
通信データ4を内部に取込み記憶する。同様に、各フリ
ップフロップ31は、データシフト信号120のレベル
が立下がる時に合わせて、左隣に配置されたフリップフ
ロップ31からの出力データ1300〜1307を記憶
する。
【0029】このように直列並列変換回路3を構成する
フリップフロップの出力データ1300〜1308は、
図1に示す直列並列変換回路3の通信データ130を1
ビット毎に表現したものに相当するものである。図3に
示した直列並列変換回路3の構成要素は、シフトレジス
タである。
【0030】図4は、直列並列変換回路の動作を示すタ
イミングチャートである。制御信号生成回路1から供給
されるデータシフト信号120の立下がるタイミング
で、通信データ4のビットデータが第1段目のフリップ
フロップ31内に取込まれ、このフリップフロップ31
の出力値1300が更新される。同時に、データシフト
信号120が立下がる前の第1段目のフリップフロップ
31の出力値1300が第2段目のフリップフロップ3
1内へ取込まれ、第2段目のフリップフロップ31の出
力値1301が更新される。以降の段の各フリップフロ
ップ31の動作も同様に並行して行われる。
【0031】この様に、データシフト信号120のレベ
ルが立下がる度に、第1段目のフリップフロップ31に
新たな通信データのビット値が取込まれ、各データ出力
値1300〜1307が1段ごとに右側へシフトされ、
次段以降のフリップフロップ31内に順に取り込まれ
る。
【0032】図5は、図1の非同期式直列情報受信装置
内の制御信号生成回路1の構成を示すブロック図あり、
図において、51は動作クロック110、通信データ
4、およびデータシフト信号120を入力し、カウンタ
イネーブル信号22を生成し、出力するカウンタイネー
ブル制御回路である。
【0033】52はカウンタ回路であり、動作クロック
110およびカウンタイネーブル信号22、データシフ
ト信号120を入力し、また、カウンタイネーブル信号
22をローレベルにすることで、カウンタ回路52の動
作が停止される。そして、データシフト信号120をハ
イレベルにすることで、次サイクルでカウンタ値のクリ
アを行う。
【0034】53は比較器であり、入力信号23とセレ
クタ出力信号25との2つの信号間の比較を行い、両者
のレベルが等しければハイレベル信号を出力し、それ以
外の場合はローレベルの信号を出力する。
【0035】54は通信時間設定信号24に対し1を加
算した値を出力するインクリメンタ、55は通信時間設
定信号24およびインクリメンタ54からの出力信号と
を入力し、カウント補正信号15に従って、これら2つ
の入力信号のいずれかを選択し出力するセレクタであ
る。また、24は通信時間設定信号であり、1ビットの
通信時間に相当するサイクル数のうち、整数部分が入力
される。例えば、通信データの1ビットの通信時間を動
作クロック6.5サイクル分に設定した場合、通信時間
設定信号24として6を指定する。尚、この通信時間設
定信号24は、CPU(図示せず)等で値を設定、変更
可能な記憶素子(図示せず)からの出力信号である。
【0036】図6および図7は、図5に示す制御信号生
成回路1の動作を示すタイミングチャートである。図6
は、通信データ4の形式がデータビット8ビット、スト
ップビット1ビットの場合における制御信号生成回路1
の動作を示すタイミングチャートであり、特に、通信デ
ータ4を構成する1ビットの通信時間を動作クロック1
10の4.5サイクル分に設定した場合を示している。
一方、図7は、図6に示す制御信号生成回路1の構成要
素であるカウンタ回路52の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【0037】図6に示すように、カウンタイネーブル制
御回路51は通信データ4のスタートビットを検出する
と、スタートビットの中心(通信データ4が立下がって
から、1ビットの通信時間の半分が経過したタイミング
T64)でカウンタイネーブル信号22をハイレベルに
する。カウンタイネーブル信号22がハイレベルになる
と、カウンタ回路52の動作が開始される。
【0038】図7に示すように、カウント値23とセレ
クタ出力信号25の値が等しくなると、データシフト信
号120がハイレベルになる(タイミングT71,T7
3,T75)。カウント補正信号15の値はデータシフ
ト信号120が立ち下がる毎に変化し、セレクタ55に
よりセレクタ出力信号25の値が切り替わる(タイミン
グT72,T74,T76)。これにより通信データ4
のサンプリング間隔(タイミングT72−T74,タイ
ミングT74−T76)を変化させている。
【0039】データシフト信号120が9回ハイレベル
になると、カウンタイネーブル制御回路51は、カウン
タイネーブル信号22をローレベルにし、受信動作を停
止する。
【0040】図8は、カウント補正回路2の構成を示す
ブロック図であり、図において、81は1ビットのカウ
ンタ(カウンタ手段)であり、データシフト信号120
が立下がる毎にカウンタ出力値27のレベルが反転す
る。82はセレクタ(セレクタ手段)であり、セレクタ
選択信号28として、1ビットデータの通信時間にあた
るサイクル数のうち少数部分の2倍が入力される。具体
的には、通信データ内の1ビットデータの通信時間を動
作クロック6.5サイクルに設定した場合、0.5の2
倍である値1が入力される。また、同様に、1ビットデ
ータの通信時間を動作クロック7.0サイクルに設定し
た場合、0.0の2倍である0が入力される。尚、この
セレクタ信号選択28は、CPU(図示せず)等で値を
設定、変更可能な記憶素子(図示せず)からの出力信号
である。
【0041】セレクタ82へ入力されるセレクタ選択信
号28が値“0”の場合、固定値“0”とカウンタ81
からのカウンタ出力値27のうち、固定値“0”が選択
され、選択された固定値“0”がカウント補正信号15
として制御信号生成回路1へ出力される。この固定値
“0”は、接地電位(0V)が“0”を示す場合、接地
電位にすることで得られる。
【0042】セレクタ82のセレクタ選択信号28が値
1の場合、固定値“0”とカウンタ出力値27のうち、
カウンタ出力値27が選択され、選択されたカウンタ出
力値27がカウント補正信号15として制御信号生成回
路1へ出力される。即ち、データシフト信号120が立
下がる毎に、セレクタ82から制御信号生成回路1へ出
力されるカウント補正信号15の値が反転する。
【0043】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、制御信号生成回路1および直列並列変換回路3に加
え、さらにカウント補正回路2を備えることで、非同期
式直列情報送受信において、通信データ4のサンプリン
グ間隔をビットデータ毎に切替え可能となるように構成
したので、動作クロック110の整数倍より細かなサン
プリング間隔を設定でき、従って、受信部としての非同
期式直列情報受信装置の動作周波数を上げることなし
に、ボーレートをより詳細に設定することができ、これ
により、受信部である非同期式直列情報受信装置と送信
部である非同期式直列情報送信装置との間のボーレート
の設定誤差を削減することができ、最大ボーレートを向
上させることができる。
【0044】実施の形態2.図9は、この発明の実施の
形態2による非同期式直列情報送受信装置内のカウント
補正回路を示すブロック図である。実施の形態2のカウ
ント補正回路は、図8に示したカウント補正回路2の構
成を改良したものである。図において、91は2ビット
のカウンタ(カウンタ手段)、94は4入力1出力のセ
レクタ(セレクタ手段)であり、セレクタ選択信号39
として、1ビットデータの通信時間にあたるサイクル数
のうち少数部分の4倍が入力される。セレクタ選択信号
39が、値0,1,2,3の時、それぞれ、入力信号3
4,35,36,37がカウント補正信号38として選
択され出力される。また、92,93はカウンタ91か
らの出力されたカウンタ値33を入力して論理演算を行
う論理回路である。95はインバータである。
【0045】次に動作について説明する。図9に示すカ
ウント補正回路90は、通信データ4の1ビット分の通
信時間を、例えば、4.00サイクル,4.25サイク
ル,4.50サイクル,4.75サイクル等のように、
0.25サイクル単位で設定可能とするものである。
【0046】図10は、論理回路92の真理値表を示す
説明図である。図11は、論理回路93の真理値表を示
す説明図である。図12は、実施の形態2のカウント補
正回路90の動作を示すタイミングチャートである。
【0047】1ビット分の通信時間を4.25サイクル
に設定した時の非同期式直列情報受信装置の受信動作を
説明する。1ビット分の通信時間を4.25サイクルに
設定した時、セレクタ選択信号39として、4.25の
うち少数部分0.25の4倍である1が入力される。よ
ってセレクタ94において入力信号35が選択され、カ
ウント補正信号38として出力される。受信動作中、デ
ータシフト信号120が立ち下がる毎にカウンタ出力値
33が増加し、図10の真理値表に基づいて4ビット分
のデータ受信毎に1ビット分、入力信号35即ちカウン
ト補正信号38がハイレベルになる(タイミングT12
2−T123、タイミングT125−T126)。
【0048】カウント補正信号38がローレベルの時
は、4サイクル間隔で通信データ4を取込み、カウント
補正信号38がハイレベルの時は、5サイクル間隔でデ
ータを取込む。これにより、平均して4.25サイクル
毎に1ビットの通信データ4を受信することになる。
【0049】図9および図12に示した実施の形態2の
カウント補正回路90では、通信データ4の1ビット分
の通信時間を4.00サイクル,4.25サイクル,
4.50サイクル,4.75サイクル等、0.25サイ
クル単位で設定した場合を説明したが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、図9、図12と同様の方法
により、論理回路や、セレクタ選択信号、セレクタを組
み合わせて、0.125単位等よりさらに細かいボーレ
ート設定可能なカウント補正回路を実現することが可能
である。
【0050】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、カウント補正回路90を、カウンタ91、論理回路
92,93や、セレクタ94を用いて構成したので、1
ビット分の通信時間を0.25サイクル単位、あるいは
さらに細かいボーレートで設定することができる。よっ
て、通信データ4のサンプリング間隔をビット毎に切替
えることができ、動作クロックの整数倍より細かなサン
プリング間隔を設定することができる。従って、受信部
としての非同期式直列情報受信装置の動作周波数を上げ
ることなしに、ボーレートをより詳細に設定することが
できる。これにより、受信部である非同期式直列情報受
信装置と送信部である非同期式直列情報送信装置との間
のボーレートの設定誤差を削減することができ、最大ボ
ーレートを向上させることができる。
【0051】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
よる非同期式直列情報送信方式に基づく非同期式直列情
報送信装置の構成および動作について、図13〜図18
を用いて説明する。図13は、この発明による実施の形
態3による非同期式直列情報送信装置の構成を示すブロ
ック図であり、図において、131は送信部の動作クロ
ック163と通信イネーブル信号162とを入力し、デ
ータシフト信号165、データセレクト信号166を生
成し出力する制御信号生成回路(制御信号生成手段)で
ある。尚、この発明の非同期式直列情報受信装置および
非同期式直列情報送信装置の全体の概略構成は、図23
に示されている。
【0052】実施の形態3の非同期式直列情報送信装置
では、通信イネーブル信号162の1ビット分の通信時
間は動作クロック163の整数倍だけでなく、4.5サ
イクル,5.0サイクル,5.5サイクル等のような
0.5サイクル単位で設定可能である。132はデータ
シフト信号165を入力し、カウント補正信号164を
出力するカウント補正回路(カウント補正手段)であ
る。133は、並列データ57を直列データに変換し、
通信データ400として出力する並列直列変換回路(並
列直列変換手段)である。
【0053】次に動作について説明する。図14は、図
13に示した実施の形態3による非同期式直列情報送信
装置の動作を示すタイミングチャートである。図14の
タイミングチャートでは、1ビット分の送信時間を動作
クロック163の4.5サイクル分に設定した場合を示
している。
【0054】通信イネーブル信号162がローレベルに
なると、制御信号生成回路131はデータシフト信号1
65の制御を開始する。データの送信動作を開始し、最
初にデータシフト信号165がハイレベルからローレベ
ルに立下がる時点で(タイミングT141)、通信デー
タ400の値をローレベルにし、スタートビット5の送
信を開始する。
【0055】次に、データシフト信号165がハイレベ
ルからローレベルに立ち下がる時点で(タイミングT1
42)、1番目のデータビットを送信する。以下、スト
ップビット8を送信するまで、同様の送信動作を行う。
ストップビット8を送信すると、次の通信データ400
の送信開始まで、データシフト信号165をローレベル
に保つ(タイミングT150)。
【0056】通信データ400として、並列直列変換回
路133がスタートビット5を送信してから最終ストッ
プビット8を送信するまでにおいて、並列直列変換回路
133があるビットを送信開始してから、次のビットを
送信開始するまでの時間間隔は、即ち、データシフト信
号165の立下がり時刻から次の立下がり時刻までの時
間間隔は、5サイクルの場合(例えば、タイミングT1
41とT142との間)と4サイクルの場合(例えば、
タイミングT142とT143との間)とが交互に繰り
返される。この動作により、1ビットのデータを並列直
列変換回路133から出力する時間間隔は平均して4.
5サイクルになる。
【0057】図15は、図13に示した実施の形態3に
よる非同期式直列情報送信装置内の並列直列変換回路1
33の構成を示すブロック図であり、210’の各々は
2入力1出力のセレクタ(セレクタ手段)である。各セ
レクタ210’は、データセレクト信号166がローレ
ベルの時は、図13に示した並列データ57の各ビット
(570〜577)側を選択し、データセレクト信号1
66がハイレベルの時は、左隣に配置されたフリップフ
ロップの出力値を選択する。特に、第1段目のセレクタ
210は、固定値“1”を選択する。
【0058】160は記憶素子であるフリップフロップ
であり、データシフト信号165の立下がりで、左隣に
配置されたセレクタ210’の出力値を内部に取り込
む。
【0059】図16は、制御信号生成回路131の構成
を示すブロック図であり、図において、58は通信イネ
ーブル信号162とデータシフト信号165を入力し、
送信部である非同期式直列情報送信装置の動作クロック
163に同期して、カウンタイネーブル信号59および
データセレクト信号166を生成するカウンタイネーブ
ル制御回路である。
【0060】180はカウンタ回路であり、動作クロッ
ク163およびカウンタイネーブル信号59、データシ
フト信号165を入力する。カウンタイネーブル制御回
路58から出力されるカウンタイネーブル信号59のレ
ベルをローレベルに設定することで、カウンタ回路18
0のカウンタ動作を停止することができる。
【0061】また、比較器190から出力されるデータ
シフト信号165をハイレベルに設定することで、カウ
ンタ回路180は、次サイクルでカウンタ値のクリアを
実行する。190は、カウンタ回路180からの信号6
0とセレクタ210”からの信号62とを入力し、これ
らの信号60と62との間の比較動作を実行し、両者が
等しければハイレベルの信号を出力し、等しくない場合
はローレベルの信号を出力する比較器である。200は
通信時間設定信号61に1を加算し、得られた値を出力
するインクリメンタ,210”は2つの入力信号をカウ
ント補正信号164により選択し、選択した値を出力す
るセレクタである。
【0062】61は通信時間設定信号であり、通信デー
タ400の1ビットの通信時間に相当するサイクル数の
うち、整数部分が入力される。具体的には、1ビットの
通信時間を、動作クロック6.5サイクル分に設定した
場合、通信時間設定信号61の値は“6”となる。この
通信時間設定信号61は、CPU(図示せず)等で値を
設定、変更可能な記憶素子(図示せず)からの出力信号
である。
【0063】図17は、実施の形態3による非同期式直
列情報送信装置内の制御信号生成回路131の動作を示
すタイミングチャートである。以下に、制御信号生成回
路131の動作を、図17のタイミングチャートを用い
て説明する。図17のタイミングチャートは、通信デー
タ400の形式がデータビット8ビット、ストップビッ
ト1ビットであり、1ビットの通信時間を動作クロック
163の4.5サイクル分に設定した場合の制御信号生
成回路131の動作を示している。
【0064】カウンタイネーブル制御回路58は、通信
イネーブル信号162のレベルがローレベルであること
を検出すると、カウンタイネーブル信号59をハイレベ
ルに設定する。カウンタイネーブル信号59がハイレベ
ルに設定されると、カウンタ回路180が動作を開始す
る。カウンタ回路180から出力されるカウント出力信
号60とセレクタ210”から出力されるセレクタ出力
信号62の値が等しくなると、データシフト信号165
がハイレベルになる。
【0065】ある通信データの送信開始直後に、最初に
データシフト信号165が立下がる時刻(タイミングT
171)では、データセレクト信号166はローレベル
であり、そのため、並列データ57の値は、図15に示
した構成の並列直列変換回路133内に取り込まれると
共に、通信データ400はローレベルになる。即ち、通
信データ4におけるスタートビット5の送信が開始され
る。
【0066】その時、カウンタイネーブル制御回路58
は、データセレクト信号166のレベルをローレベルか
らハイレベルに設定する。その後、データシフト信号1
65が立下がる毎に(タイミングT172,T173,
T174,T175,T176,T177,T178,
T179)、カウント補正信号164の値が変化し、セ
レクタ210”から出力されるセレクタ出力信号62の
値が切り替わる。
【0067】この動作により、データシフト信号165
が立ち下がってから、次に立ち下がるまでの間隔、即
ち、1ビットの送信時間を変化させている。具体的に
は、図17に示すタイミングチャートでは、タイミング
T171−T172,タイミングT172−T173,
タイミングT173−T174,タイミングT174−
T175,タイミングT175−T176,タイミング
T176−T177,タイミングT177−T178,
タイミングT178−T179のそれぞれの時間間隔
が、動作クロックの5サイクルの場合と4サイクルの場
合とに、交互に変化している。
【0068】データシフト信号165が10回ハイレベ
ルになると、カウンタイネーブル制御回路58は、カウ
ンタイネーブル信号59およびデータセレクト信号16
6をローレベルに設定し、送信動作を停止させる。
【0069】図18は、図13に示した非同期式直列情
報送信装置内のカウント補正回路132の構成を示すブ
ロック図であり、図において、260は1ビットのカウ
ンタ(カウンタ手段)であり、データシフト信号165
が立下がる毎にその出力値63のレベルが反転する。2
10はセレクタ(セレクタ手段)である。
【0070】64はセレクタ210に入力されるセレク
タ信号である。1ビットデータの送信時間にあたるサイ
クル数のうち、少数部分の2倍の値が入力される。例え
ば、1ビットデータの送信時間を動作クロック163の
6.5サイクルに設定した場合、少数部分である0.5
の2倍である値“1”が、セレクタ信号64として、セ
レクタ210内に入力される。同様に、1ビットデータ
の送信時間を動作クロック163の7.0サイクルに設
定した場合、少数部分である0.0の2倍である値
“0”が、セレクタ信号64として、セレクタ210内
に入力される。尚、このセレクタ信号64は、CPU
(図示せず)等で値を設定、変更可能な記憶素子(図示
せず)からの出力信号である。
【0071】セレクタ信号64が値“0”の場合、固定
値“0”とカウンタ260から出力されるカウンタ出力
63のうち、固定値“0”が選択され、カウント補正信
号164として制御信号生成回路131へ出力される。
また、セレクタ信号64が値“1”の場合、固定値
“0”とカウンタ260から出力されるカウンタ出力6
3のうち、カウンタ出力63が選択され、カウント補正
信号164として制御信号生成回路131へ出力され
る。
【0072】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、制御信号生成回路131および並列直列変換回路1
33に加え、さらにカウント補正回路132を備えるこ
とで、非同期シリアル転送において、通信データのサン
プリング間隔をビット毎に切替え可能となるように構成
したので、動作クロックの整数倍より細かなサンプリン
グ間隔を設定でき、従って、送信部としての非同期式直
列情報送信装置の動作周波数を上げることなしに、ボー
レートをより詳細に設定することができ、これにより、
受信部である非同期式直列情報受信装置と送信部である
非同期式直列情報送信装置との間のボーレートの設定誤
差を削減することができ、最大ボーレートを向上させる
ことができる。
【0073】実施の形態4.図19は、この発明の実施
の形態4による非同期式直列情報送信装置内のカウント
補正回路の構成を示すブロック図である。実施の形態4
のカウント補正回路は、図18に示したカウント補正回
路132の構成を改良したものである。図において、2
90は2ビットのカウンタ(カウンタ手段)、320は
4入力1出力のセレクタ(セレクタ手段)であり、セレ
クタ選択信号71が、値0,1,2,3の時、それぞ
れ、入力信号66,67,68,69がカウント補正信
号70として選択され出力される。また、300,31
0はカウンタ290からの出力されたカウンタ値65を
入力して論理演算を行う論理回路である。311はイン
バータである。
【0074】次に動作について説明する。図19に示す
カウント補正回路190は、通信データの1ビット分の
通信時間を、例えば、4.00サイクル,4.25サイ
クル,4.50サイクル,4.75サイクル等のよう
に、0.25サイクル単位で設定可能とするものであ
る。
【0075】図20は、論理回路300の真理値表を示
す説明図である。図21は、論理回路310の真理値表
を示す説明図である。図22は、実施の形態4のカウン
ト補正回路190の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【0076】1ビット分の通信時間を4.25サイクル
に設定した時、セレクタ選択信号71として、4.25
のうち少数部分0.25の4倍である1が入力される。
よってセレクタ320において入力信号67が選択さ
れ、カウント補正信号70として出力される。送信動作
中、データシフト信号165が立ち下がる毎にカウンタ
出力値65が増加し、図20の真理値表に基づいて4ビ
ット分のデータ送信毎に1ビット分、入力信号67、即
ち、カウント補正信号70がハイレベルになる(タイミ
ングT222―T223,タイミングT225―T22
6)。
【0077】カウント補正信号70がローレベルの時
は、4サイクル間隔で通信データ4を送信し、カウント
補正信号70がハイレベルの時は、5サイクル間隔でデ
ータビットを送信する。これにより、平均して4.25
サイクル毎に1ビットの通信データを送信することにな
る。
【0078】図19および図22に示した実施の形態4
のカウント補正回路190では、通信データ4の1ビッ
ト分の通信時間を4.00サイクル,4.25サイク
ル,4.50サイクル,4.75サイクル等、0.25
サイクル単位で設定した場合を説明したが、この発明は
これに限定されるものではなく、図19、図22に示し
たものと同様の方法により、論理回路や、セレクタ選択
信号、セレクタを適宜組み合わせて、0.125単位等
よりさらに細かいボーレート設定可能なカウント補正回
路を実現することができる。
【0079】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、カウント補正回路190を、カウンタ290、論理
回路300,310、およびセレクタ320を用いて構
成したので、1ビット分の通信時間を0.25サイクル
単位、あるいはさらに細かいボーレートで設定すること
が可能となり、通信データのサンプリング間隔をビット
毎に切替えることができ、動作クロックの整数倍より細
かなサンプリング間隔を設定できる。従って、送信部と
しての非同期式直列情報送信装置の動作周波数を上げる
ことなしに、ボーレートをより詳細に設定することがで
きる。このように、受信部である非同期式直列情報受信
装置と送信部である非同期式直列情報送信装置との間の
ボーレートの設定誤差を削減することができ、最大ボー
レートを向上させることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、非同
期式直列情報受信装置および非同期式直列情報送信装置
において、制御信号生成回路、直列並列変換回路/並列
直列変換回路に加え、さらにカウント補正回路を組込
み、非同期シリアル転送において、受信装置では通信デ
ータのサンプリング間隔をビットデータ毎に切替え可能
となるように、送信装置では各ビットの送信間隔をビッ
トデータ毎に切替え可能となるように構成したので、動
作クロックの整数倍より細かなサンプリング間隔を設定
でき、従って、非同期式直列情報通信における受信部お
よび送信部としての非同期式直列情報受信装置および非
同期式直列情報送信装置の動作周波数を上げることなし
に、ボーレートをより詳細に設定することができるとい
う効果がある。さらに、受信部である非同期式直列情報
受信装置と送信部である非同期式直列情報送信装置との
間のボーレートの設定誤差を削減することができ、最大
ボーレートを向上することができる効果がある。
【0081】この発明によれば、カウント補正回路を、
カウンタ、論理回路、セレクタを用いて構成したので、
通信データのサンプリング間隔をビット毎に切替えるこ
とが可能となり、動作クロックの整数倍より細かなサン
プリング間隔を設定できるという効果がある。従って、
非同期式直列情報受信装置や非同期式直列情報送信装置
の動作周波数を上げることなしに、ボーレートをより詳
細に設定することができ、受信部である非同期式直列情
報受信装置と送信部である非同期式直列情報送信装置と
の間のボーレートの設定誤差を削減することができ、最
大ボーレートを向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による非同期式直列
情報受信装置を示すブロック図である。
【図2】 図1に示した非同期式直列情報受信装置の動
作を示すタイミングチャートである。
【図3】 図1に示した非同期式直列情報受信装置内の
直列並列変換回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 直列並列変換回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】 図1に示した非同期式直列情報受信装置内の
制御信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図6】 制御信号生成回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】 制御信号生成回路内のカウンタの動作を示す
タイミングチャートである。
【図8】 図1に示した非同期式直列情報受信装置内の
カウント補正回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による非同期式直列
情報送受信装置内のカウント補正回路の他の構成を示す
ブロック図である
【図10】 論理回路の真理値表を示す説明図である。
【図11】 論理回路の真理値表を示す説明図である。
【図12】 図9に示したカウント補正回路の動作を示
すタイミングチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態3による非同期式直
列情報送信装置を示すブロック図である。
【図14】 図13に示した非同期式直列情報送信装置
の動作を示すタイミングチャートである。
【図15】 図13に示した非同期式直列情報送信装置
内の並列直列変換回路の構成を示すブロック図である。
【図16】 図13に示した非同期式直列情報送信装置
内の制御信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図17】 図16に示した制御信号生成回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図18】 図13に示した非同期式直列情報送信装置
内のカウント補正回路の構成を示すブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態4による非同期式直
列情報送信装置内のカウント補正回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図20】 論理回路の真理値表を示す説明図である。
【図21】 論理回路の真理値表を示す説明図である。
【図22】 図19に示したカウント補正回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図23】 非同期式直列情報送通信における受信部お
よび送信部の概念を示す説明図である。
【図24】 非同期式直列情報通信で使用される通信デ
ータ形式を示す説明図である。
【図25】 非同期式直列情報通信における従来の非同
期式直列情報受信装置を示すブロック図である。
【図26】 図25に示した受信部内の直列並列変換回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,131 制御信号生成回路(制御信号生成手段)、
2,90,132,190 カウント補正回路(カウン
ト補正手段)、3 直列並列変換回路(直列並列変換手
段)、81,91,260,290 カウンタ(カウン
タ手段)、82,94,210,320 セレクタ(セ
レクタ手段)、133 並列直列変換回路(並列直列変
換手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したスタートビットから始まる1転
    送単位の通信データを取込み、並列データへ変換し、出
    力する直列並列変換手段と、 前記直列並列変換手段が前記通信データを構成する各ビ
    ットデータを取込むタイミングを指示するデータシフト
    信号を生成し、生成した前記データシフト信号を前記直
    列並列変換手段へ出力する制御信号生成手段と、 受信した前記通信データの第1のビットデータを前記直
    列並列変換手段内へ取込む第1の時刻と、前記第1のビ
    ットデータに続く第2のビットデータを前記直列並列変
    換手段内へ取込む第2の時刻との間の時間間隔を、前記
    通信データの各ビットデータ毎に制御するカウント補正
    信号を生成し、生成した前記カウント補正信号を前記制
    御信号生成手段へ出力するカウント補正手段とを備え、 前記制御信号生成手段は、前記カウント補正手段から出
    力された前記カウント補正信号に従って、前記データシ
    フト信号の出力タイミングを制御し、前記直列並列変換
    手段は、前記データシフト信号に基づいて、前記通信デ
    ータの各ビットデータを取込むことを特徴とする非同期
    式直列情報受信装置。
  2. 【請求項2】 カウント補正手段は、データシフト信号
    を入力し、前記データシフト信号の数をカウントするカ
    ウンタ手段と、前記カウンタ手段からの出力と、所定値
    とのいずれかを選択し、選択した値をカウント補正信号
    として、前記制御信号生成手段へ出力するセレクタ手段
    とを有していることを特徴とする請求項1記載の非同期
    式直列情報受信装置。
  3. 【請求項3】 スタートビットから始まる1転送単位の
    通信データを直列データへ変換し、出力する並列直列変
    換手段と、 前記並列直列変換手段が前記通信データを構成する各ビ
    ットデータを送信するタイミングを指示するデータシフ
    ト信号を生成し、生成した前記データシフト信号を前記
    並列直列変換手段へ出力する制御信号生成手段と、 送信する前記通信データの第1のビットデータを前記並
    列直列変換手段内へ送信開始する第1の時刻と、前記第
    1のビットデータに続く第2のビットデータを前記並列
    直列変換手段内へ送信開始する第2の時刻との間の時間
    間隔を、前記通信データの各ビットデータ毎に制御する
    カウント補正信号を生成し、生成した前記カウント補正
    信号を前記制御信号生成手段へ出力するカウント補正手
    段とを備え、 前記制御信号生成手段は、前記カウント補正手段から出
    力された前記カウント補正信号に従って、前記データシ
    フト信号の出力タイミングを制御し、前記並列直列変換
    手段は、前記データシフト信号に基づいて、前記通信デ
    ータの各ビットデータを出力することを特徴とする非同
    期式直列情報送信装置。
  4. 【請求項4】 カウント補正手段は、データシフト信号
    を入力し、前記データシフト信号の数をカウントするカ
    ウンタ手段と、前記カウンタ手段からの出力と、所定値
    のいずれかを選択し、選択した値をカウント補正信号と
    して、前記制御信号生成手段へ出力するセレクタ手段と
    を有していることを特徴とする請求項3記載の非同期式
    直列情報送信装置。
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