JP2000349680A - 送受信機 - Google Patents

送受信機

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JP2000349680A
JP2000349680A JP2000074376A JP2000074376A JP2000349680A JP 2000349680 A JP2000349680 A JP 2000349680A JP 2000074376 A JP2000074376 A JP 2000074376A JP 2000074376 A JP2000074376 A JP 2000074376A JP 2000349680 A JP2000349680 A JP 2000349680A
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receiving
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靖彦 水谷
Takami Hirai
隆己 平井
Kazuyuki Mizuno
和幸 水野
Hiroyuki Arai
宏之 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で十分な送受信分離を実現し、送受
信機自体の小型化、構造の簡略化並びに製造コストの低
廉化を図る。 【解決手段】誘電体基板12に、送信フィルタ部14と
該送信フィルタ部14に接続された送信アンテナ部16
とを有する送信部18と、受信フィルタ部20と該受信
フィルタ部20に接続された受信アンテナ部22とを有
する受信部24とを一体的に形成して構成する。送信フ
ィルタ部14は、共振素子30a〜30cがそれぞれ平
行に形成された構成を有し、送信アンテナ部16は、誘
電体基板12の上面に電極膜により形成されたアンテナ
32を有する。受信フィルタ部20は、共振素子34a
〜34cがそれぞれ平行に形成された構成を有し、受信
アンテナ部22は、誘電体基板12の上面に電極膜によ
り形成されたアンテナ36を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに中心周波数
の異なる送信フィルタと受信フィルタとを有する送受信
機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話などの高周波無線機で
は、送信と受信に異なる周波数を用いている。この場合
においても、送受信で1つのアンテナを使用するため、
デュプレクサが必要になってくる。デュプレクサは、主
に、送信フィルタと受信フィルタとから構成されてい
る。
【0003】送信フィルタは、送信帯域を通過させ、パ
ワーアンプでの受信帯域での信号が外に漏れないように
受信帯域で減衰を得るように構成され、受信フィルタ
は、受信帯域を通過させ、パワーアンプからの送信信号
が受信用の低雑音増幅器を飽和させないように、送信帯
域で減衰を得るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
携帯電話では、この受信帯域と送信帯域の周波数軸上で
の間隔が狭くなっているため、十分な送受信分離、即
ち、送信フィルタでの受信帯域での減衰と受信フィルタ
での送信帯域での減衰を実現するために、送信フィルタ
及び受信フィルタの段数を多くしたり、フィルタを構成
する共振器を大きくしてQを高くするなどの対応が必要
になってきた。
【0005】これらの手法は、いずれもデュプレクサの
大型化や構成の複雑化を招き、送受信機の製造コストの
高価格化を引き起こすおそれがある。
【0006】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、簡単な構成で十分な送受信分離を実現す
ることができ、送受信機自体の小型化、構造の簡略化並
びに製造コストの低廉化を図ることができる送受信機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る送受信機
は、送信フィルタと該送信フィルタに接続された送信ア
ンテナとを有する送信部と、受信フィルタと該受信フィ
ルタに接続された受信アンテナとを有する受信部とが誘
電体基板中に一体的に形成されることを特徴とする。
【0008】即ち、送信アンテナと受信アンテナを別個
に設け、送信アンテナと送信フィルタからなる送信部
と、受信アンテナと受信フィルタからなる受信部とを誘
電体基板に一体に設けるようにしている。
【0009】これにより、送信帯域と受信帯域の間に1
0dB以上のアイソレーションを得ることができる。こ
のアイソレーションの確保によって各フィルタに要求さ
れる減衰特性が緩やかになり、送信フィルタ及び受信フ
ィルタを小型化できる。その結果、簡単な構成で十分な
送受信分離を実現することができ、送受信機自体の小型
化、構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ること
ができる。
【0010】そして、前記構成において、前記送信部に
おける前記送信フィルタと送信アンテナを、前記誘電体
基板上、平面的に互いに分離された領域に形成し、前記
受信部における前記受信フィルタと受信アンテナを、前
記誘電体基板上、平面的に互いに分離された領域に形成
するようにしてもよい。
【0011】また、前記構成において、前記送信フィル
タの直上に誘電体層を介して送信アンテナを形成し、前
記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテナ
を形成するようにしてもよい。この場合、送受信機自体
の小型化を有効に図ることができる。
【0012】また、前記構成において、前記送信部と前
記受信部との間にシールド電極を形成するようにしても
よい。この場合、送信フィルタと受信フィルタとの間の
シールド性を強化することができる。
【0013】また、前記構成において、前記送信部と前
記受信部との間に空隙を形成し、少なくとも前記空隙の
内周面にシールド電極を形成するようにしてもよい。誘
電体シートを積層して前記誘電体基板を形成する場合に
おいては、誘電体シートに対して垂直方向にシールド電
極を挿入することは困難性が伴うが、各フィルタの間に
空隙を形成し、少なくとも前記空隙の内周面にシールド
電極を形成することによって、各フィルタ間にシールド
電極を容易に形成することができる。
【0014】次に、本発明に係る送受信機は、送信フィ
ルタと該送信フィルタに接続された送信アンテナとを有
する送信部と、2つ以上の受信フィルタとこれら受信フ
ィルタに個々に接続された2つ以上の受信アンテナとを
有する受信部とが誘電体基板中に一体的に形成されてい
ることを特徴とする。
【0015】この発明においても、簡単な構成で十分な
送受信分離を実現することができ、送受信機自体の小型
化、構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ること
ができる。
【0016】そして、前記構成において、前記受信部の
後段に、感度に応じていずれかの受信フィルタを選択す
るためのスイッチング手段を接続することが好ましい。
【0017】また、前記構成において、前記送信部にお
ける前記送信フィルタと送信アンテナを、前記誘電体基
板上、平面的に互いに分離された領域に形成し、前記受
信部における2つ以上の受信フィルタと2つ以上の受信
アンテナを、前記誘電体基板上、それぞれ平面的に互い
に分離された領域に形成するようにしてもよい。
【0018】また、前記構成において、前記送信フィル
タの直上に誘電体層を介して送信アンテナを形成し、前
記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテナ
を形成するようにしてもよい。
【0019】また、前記構成において、前記送信部と前
記受信部との間にシールド電極を形成し、前記受信部に
おける受信フィルタと受信アンテナの各組との間にそれ
ぞれシールド電極を形成するようにしてもよい。
【0020】また、前記構成において、前記送信部と前
記受信部との間に空隙を形成し、前記受信部における受
信フィルタと受信アンテナの各組との間にそれぞれ空隙
を形成し、前記空隙の内周面にシールド電極を形成する
ようにしてもよい。
【0021】次に、本発明に係る送受信機は、送信フィ
ルタと該送信フィルタに接続された送信アンテナとが第
1の誘電体基板中に一体的に形成された送信素子と、受
信フィルタと該受信フィルタに接続された受信アンテナ
とが第2の誘電体基板中に一体的に形成された受信素子
とを有することを特徴とする。
【0022】この発明においても、簡単な構成で十分な
送受信分離を実現することができ、送受信機自体の小型
化、構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ること
ができる。
【0023】そして、前記構成において、前記送信素子
における前記送信フィルタと送信アンテナを、前記第1
の誘電体基板上、平面的に互いに分離された領域に形成
し、前記受信素子における前記受信フィルタと受信アン
テナを、前記第2の誘電体基板上、平面的に互いに分離
された領域に形成するようにしてもよい。
【0024】また、前記構成において、前記送信フィル
タの直上に誘電体層を介して送信アンテナを形成し、前
記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテナ
を形成するようにしてもよい。
【0025】次に、本発明に係る送受信機は、第1の送
信側誘電体基板に形成された送信フィルタと、第2の送
信側誘電体基板に形成された送信アンテナとが電気的に
接続されてなる送信素子と、第1の受信側誘電体基板に
形成された受信フィルタと、第2の受信側誘電体基板に
形成された受信アンテナとが電気的に接続されてなる受
信素子とを有することを特徴とする。
【0026】この発明においても、簡単な構成で十分な
送受信分離を実現することができ、送受信機自体の小型
化、構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ること
ができる。
【0027】そして、前記受信素子を複数有するように
してもよい。この場合、各受信素子の後段に、感度に応
じていずれかの受信素子を選択するためのスイッチング
手段を接続することが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る送受信機のい
くつかの実施の形態例を図1〜図19を参照しながら説
明する。
【0029】まず、第1の実施の形態に係る送受信機1
0Aは、図1に示すように、複数枚の板状の誘電体層が
積層、焼成されて構成された誘電体基板12に、送信フ
ィルタ部14と該送信フィルタ部14に接続された送信
アンテナ部16とを有する送信部18と、受信フィルタ
部20と該受信フィルタ部20に接続された受信アンテ
ナ部22とを有する受信部24とが一体的に形成されて
構成されている。この実施の形態では、送信部18が左
側に配置され、受信部24が右側に配置された例を示し
ている。
【0030】送信フィルタ部14は、3本の片端開放型
の1/4波長共振素子30a〜30cがそれぞれ平行に
形成された構成を有し、送信アンテナ部16は、誘電体
基板12の上面に電極膜により形成されたアンテナ32
を有する。
【0031】受信フィルタ部20は、3本の片端開放型
の1/4波長共振素子34a〜34cがそれぞれ平行に
形成された構成を有し、受信アンテナ部22は、誘電体
基板12の上面に電極膜により形成されたアンテナ36
を有する。
【0032】具体的には、前記誘電体基板12は、図2
に示すように、上から順に、第1〜第7の誘電体層S1
〜S7が積み重ねられて構成されている。これら第1〜
第7の誘電体層S1〜S7は1枚あるいは複数枚の層に
て構成される。
【0033】前記送信部18における送信アンテナ部1
6と送信フィルタ部14は、誘電体基板12上の、平面
的に互いに分離された領域に形成され、前記受信部24
における受信アンテナ部22と受信フィルタ部20も、
誘電体基板12上の、平面的に互いに分離された領域に
形成されている。
【0034】例えば、図1に示すように、左の領域の外
側寄りに送信アンテナ部16が形成され、左の領域の中
央寄りに送信フィルタ部14が形成され、右の領域の外
側寄りに受信アンテナ部22が形成され、右の領域の中
央寄りに受信フィルタ部20が形成されている。
【0035】更に、前記送信アンテナ部16及び受信ア
ンテナ部22は、第1の誘電体層S1の上面に形成さ
れ、送信フィルタ部14及び受信フィルタ部20は、第
2の誘電体層S2から第7の誘電体層S7にかけて形成
されている。
【0036】また、図1に示すように、誘電体基板12
の外周面のうち、例えばその正面の中央から左寄りの部
分に送信側入力端子40が形成され、同じく中央から右
寄りの部分に受信側出力端子42が形成され、これら各
種端子40及び42を除く外側面及び下面のうち、送信
フィルタ部14及び受信フィルタ部20に対応した部分
にアース電極44が形成されている。もちろん、これら
各種端子40及び42とアース電極44との間には、絶
縁をとるための領域が確保されている。
【0037】そして、この第1の実施の形態に係る送受
信機10Aを配線基板46に実装したとき、送信側入力
端子40と送信側配線48とが電気的に接続され、受信
側出力端子42と受信側配線50とが電気的に接続さ
れ、誘電体基板12の下面(アース電極44)と図示し
ない接地線とが電気的に接続されるようになっている。
【0038】また、この第1の実施の形態に係る送受信
機10Aにおいては、図2に示すように、第4の誘電体
層S4の一主面に送信側の3本の共振素子(第1〜第3
の共振素子30a〜30c)と、受信側の3本の共振素
子(第1〜第3の共振素子34a〜34c)がそれぞれ
平行に形成されている。これら共振素子30a〜30c
並びに34a〜34cは、各一方の端部が開放とされ、
各他方の端部がアース電極44に短絡されている。
【0039】前記第4の誘電体層S4の上層に位置する
第3の誘電体層S3の一主面には、送信側の出力用電極
60と受信側の入力用電極62とが形成されている。送
信側の出力用電極60は、一端がスルーホール64を介
して送信アンテナ部16におけるアンテナ32の一端に
接続され、かつ、前記送信側の第1の共振素子30aと
容量結合されるように形成されている。受信側の入力用
電極62は、一端がスルーホール66を介して受信アン
テナ部22におけるアンテナ36の一端に接続され、か
つ、前記送信側の第3の共振素子34cと容量結合され
るように形成されている。
【0040】また、前記第3の誘電体層S3の一主面に
は、アース電極44、送信側入力端子40、受信側出力
端子42等に対して電位的にフローティング状態とされ
た2つの結合調整電極(送信側の第1の結合調整電極6
8と、受信側の第1の結合調整電極70)が形成されて
いる。
【0041】送信側の第1の結合調整電極68は、送信
側の第2の共振素子30bに対向する第1の電極本体6
8aと送信側の第3の共振素子30cに対向する第2の
電極本体68bとが、その間に形成されたリード電極6
8cによって電気的に接続された形状を有する。
【0042】受信側の第1の結合調整電極70は、受信
側の第1の共振素子34aに対向する第1の電極本体7
0aと受信側の第2の共振素子34bに対向する第2の
電極本体70bとが、その間に形成されたリード電極7
0cによって電気的に接続された形状を有する。
【0043】また、前記第3の誘電体層S3の一主面に
は、送信側の3本の共振素子30a〜30cの各開放端
に対向してそれぞれ3つの内層アース電極72a〜72
cが形成され、受信側の3本の共振素子34a〜34c
の各開放端に対向してそれぞれ3つの内層アース電極7
4a〜74cが形成されている。
【0044】前記第3の誘電体層S3の上層に位置する
第2の誘電体層S2の一主面のうち、送信フィルタ部1
4と受信フィルタ部20に対応した部分に、外側面のア
ース電極44に接続された内層アース電極76が形成さ
れている。この内層アース電極76には、スルーホール
64及び66の周辺部分や送信側入力端子40及び受信
側出力端子42の近傍部分が電極の未形成部分となって
おり、これらスルーホール64及び66や各種端子40
及び42との絶縁が確保されている。
【0045】前記第4の誘電体層S4の下層に位置する
第5の誘電体層S5の一主面には、送信側の入力用電極
80と受信側の出力用電極82とが形成されている。送
信側の入力用電極80は、一端がL字状のリード電極8
4を介して送信側入力端子40に接続され、かつ、前記
送信側の第3の共振素子30cと容量結合されるように
形成されている。受信側の出力用電極82は、一端がL
字状のリード電極86を通じて受信側出力端子42に接
続され、かつ、前記受信側の第1の共振素子34aと容
量結合されるように形成されている。
【0046】また、前記第5の誘電体層S5の一主面に
は、アース電極44、送信側入力端子40、受信側出力
端子42等に対して電位的にフローティング状態とされ
た2つの結合調整電極(送信側の第2の結合調整電極8
8と、受信側の第2の結合調整電極90)が形成されて
いる。
【0047】送信側の第2の結合調整電極88は、送信
側の第1の共振素子30aに対向する第1の電極本体8
8aと送信側の第2の共振素子30bに対向する第2の
電極本体88bとが、その間に形成されたリード電極8
8cによって電気的に接続された形状を有する。
【0048】受信側の第2の結合調整電極90は、受信
側の第2の共振素子34bに対向する第1の電極本体9
0aと受信側の第3の共振素子34cに対向する第2の
電極本体90bとが、その間に形成されたリード電極9
0cによって電気的に接続された形状を有する。
【0049】また、前記第5の誘電体層S5の一主面に
は、送信側の3本の共振素子30a〜30cの各開放端
に対向してそれぞれ3つの内層アース電極92a〜92
cが形成され、受信側の3本の共振素子34a〜34c
の各開放端に対向してそれぞれ3つの内層アース電極9
4a〜94cが形成されている。
【0050】更に、この第1の実施の形態に係る送受信
機10Aは、図1に示すように、送信フィルタ部14と
受信フィルタ部20との間に空隙100が形成され、図
3に示すように、前記空隙100の周面に沿ってアース
電極44が形成されている。もちろん、前記空隙100
を埋めるようにアース電極44を構成する電極材を充填
するようにしてもよい。
【0051】前記空隙100の作り方としては、例えば
図2に示すように、送信フィルタ部14と受信フィルタ
部20が形成される第1〜第7の誘電体層S1〜S7の
各層に対して、打抜きパンチによる打抜き加工によって
打抜き孔100a〜100gを設けた後、これら打抜き
孔100a〜100gの周面に電極材を印刷することに
よって実現することができる。
【0052】第1〜第7の誘電体層S1〜S7に対する
打抜き孔100a〜100gの形成位置は、図2に示す
ように、送信フィルタ部14が形成される部分と受信フ
ィルタ部20が形成される部分との間であることが好ま
しい。
【0053】第1の実施の形態に係る送受信機10A
は、基本的には以上のように構成されるものであるが、
ここで、各電極の電気的な結合について図4の等価回路
図を参照しながら説明する。
【0054】まず、送信部18においては、送信側入力
端子40と接地間に第1〜第3の共振素子30a〜30
cによる3つの共振器102a〜102cがそれぞれ並
列に接続され、更に、これら隣接する共振器102a〜
102c同士は互いに誘導結合され、これにより、等価
回路上では、隣接する共振器102a〜102c間にそ
れぞれインダクタンスL1及びL2が挿入されたかたち
となる。
【0055】一方、受信部24においては、受信側出力
端子42と接地間に第1〜第3の共振素子34a〜34
cによる3つの共振器104a〜104cがそれぞれ並
列に接続され、更に、これら隣接する共振器104a〜
104c同士は互いに誘導結合され、これにより、等価
回路上では、隣接する共振器104a〜104c間にそ
れぞれインダクタンスL3及びL4が挿入されたかたち
となる。
【0056】そして、送信側の第1の共振素子30aと
第2の共振素子30b間には、送信側の第2の結合調整
電極88による合成容量C1が形成され、送信側の第2
の共振素子30bと第3の共振素子30c間には、送信
側の第1の結合調整電極68による合成容量C2が形成
される。即ち、各共振器102a〜102c間には、イ
ンダクタンスL1と容量C1によるLC並列共振回路
と、インダクタンスL2と容量C2によるLC並列共振
回路が接続されたかたちとなる。
【0057】受信側の第1の共振素子34aと第2の共
振素子34b間には、受信側の第1の結合調整電極70
による合成容量C3が形成され、受信側の第2の共振素
子34bと第3の共振素子34c間には、受信側の第2
の結合調整電極90による合成容量C4が形成される。
即ち、各共振器104a〜104c間には、インダクタ
ンスL3と容量C3によるLC並列共振回路と、インダ
クタンスL4と容量C4によるLC並列共振回路が接続
されたかたちとなる。
【0058】また、送信側の第1〜第3の共振素子30
a〜30cの各開放端と対応する内層アース電極(72
a、92a)、(72b、92b)及び(72c、92
c)との間にはそれぞれ容量(合成容量)C5〜C7が
形成され、受信側の第1〜第3の共振素子34a〜34
cの各開放端と対応する内層アース電極(74a、94
a)、(74b、94b)及び(74c、94c)との
間にはそれぞれ容量(合成容量)C8〜C10が形成さ
れる。
【0059】また、送信側の第1の共振素子30aと送
信アンテナ部16との間には静電容量C11が形成さ
れ、送信側の第3の共振素子30cと送信側入力端子4
0との間には静電容量C12が形成され、受信側の第3
の共振素子34cと受信アンテナ部22との間には静電
容量C13が形成され、受信側の第1の共振素子34a
と受信側出力端子42との間には静電容量C14が形成
される。
【0060】そして、受信部24における受信側出力端
子42の後段には、アンプ110、フィルタ112及び
アンプ114を介して信号処理回路116に接続され
る。この信号処理回路116は、例えば受信アンテナ部
22にて受信された信号に含まれる各種コードを抽出し
てそれらのコードに応じた信号処理を行うように構成さ
れている。
【0061】また、この信号処理回路16で処理されて
送信用に変換された信号は、該信号処理回路16の後段
に接続されたアンプ118、フィルタ120及びアンプ
122を介して送信部18における送信側入力端子40
に供給されるようになっている。この送信信号は、送信
フィルタ部14を介して送信アンテナ部16から空中に
放射されることなる。
【0062】このように、第1の実施の形態に係る送受
信機10Aにおいては、送信アンテナ部16と受信アン
テナ部22とを別個に設け、送信アンテナ部16と送信
フィルタ部14からなる送信部18と、受信アンテナ部
22と受信フィルタ部20からなる受信部24とを1つ
の誘電体基板12に一体に設けるようにしたので、送信
帯域と受信帯域の間に10dB以上のアイソレーション
を得ることができる。
【0063】このアイソレーションの確保によって各フ
ィルタ部14及び20に要求される減衰特性が緩やかに
なり、送信フィルタ部14及び受信フィルタ部20を小
型化できる。その結果、簡単な構成で十分な送受信分離
を実現することができ、送受信機10A自体の小型化、
構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ることがで
きる。
【0064】特に、この実施の形態においては、送信フ
ィルタ部14と受信フィルタ部20間に空隙100を設
け、該空隙100の周面あるいは空隙100を埋めるよ
うにアース電極44を形成するようにしたので、送信フ
ィルタ部14と受信フィルタ部20間のシールド性を強
化することができる。
【0065】次に、第1の実施の形態に係る送受信機1
0Aの第1の変形例について図5〜図7を参照しながら
説明する。なお、図1〜図4と対応するものについては
同符号を付してその重複説明を省略する。
【0066】この第1の変形例に係る送受信機10Aa
は、図5及び図7に示すように、第1の実施の形態に係
る送受信機10A(図1参照)とほぼ同じ構成を有する
が、送信フィルタ部14の直上に送信アンテナ部16が
形成され、受信フィルタ部20の直上に受信アンテナ部
22が形成されている点で異なる。
【0067】この第1の変形例に係る送受信機10Aa
では、図5に示すように、誘電体基板12の外周面のう
ち、送信側入力端子40及び受信側出力端子42を除く
外側面及び下面にアース電極44が形成されている。も
ちろん、これら各種端子40及び42とアース電極44
との間には、絶縁をとるための領域が確保されている。
【0068】また、図6に示すように、第2の誘電体層
S2の一主面に形成される内層アース電極76は、送信
アンテナ部16と送信フィルタ部14との間、及び受信
アンテナ部22と受信フィルタ部20との間に介在する
ように形成され、この場合も、スルーホール64及び6
6の周辺部分や送信側入力端子40及び受信側出力端子
42の近傍部分が内層アース電極76の未形成部分とな
っており、スルーホール64及び66や各種端子40及
び42との絶縁が確保されている。
【0069】この第1の変形例に係る送受信機10Aa
においては、送信フィルタ部14の直上に送信アンテナ
部16を形成し、受信フィルタ部20の直上に受信アン
テナ部22を形成するようにしたので、更に送受信機1
0Aa自体の小型化を図ることができる。
【0070】次に、第1の実施の形態に係る送受信機1
0Aの第2の変形例について図8〜図10を参照しなが
ら説明する。なお、図1〜図4と対応するものについて
は同符号を付してその重複説明を省略する。
【0071】この第2の変形例に係る送受信機10Ab
は、図8に示すように、第1の実施の形態に係る送受信
機10A(図1参照)とほぼ同じ構成を有するが、1つ
の送信部18と2つの受信部(第1及び第2の受信部1
30及び132)を有する点で異なる。この第2の変形
例では、送信部18が誘電体基板12の左側に配置さ
れ、第1の受信部130が右側の正面寄りに形成され、
第2の受信部132が右側の背面寄りに形成された例を
示す。
【0072】また、この第2の変形例では、第1及び第
2の受信部130及び132を設けた点で特徴があるた
め、送信部18についての説明は省略し、第1及び第2
の受信部130及び132の構成を主体に説明する。
【0073】第1の受信部130は、3本の片端開放型
の1/4波長共振素子134a〜134cがそれぞれ平
行に形成された構成を有する第1の受信フィルタ部13
6と、誘電体基板12の上面に電極膜により形成された
アンテナ138からなる第1の受信アンテナ部140と
を有して構成されている。
【0074】第2の受信部132は、3本の片端開放型
の1/4波長共振素子142a〜142c(図9参照)
がそれぞれ平行に形成された構成を有する第2の受信フ
ィルタ部144と、誘電体基板12の上面に電極膜によ
り形成されたアンテナ146からなる第2の受信アンテ
ナ部148とを有して構成されている。
【0075】そして、この第2の変形例に係る送受信機
10Abは、図8に示すように、誘電体基板12の外周
面のうち、例えばその正面の中央から左寄りの部分に送
信側入力端子40が形成され、同じく中央から右寄りの
部分に第1の受信側出力端子150が形成され、背面の
中央から右寄りの部分に第2の受信側出力端子152が
形成され、これら各種端子40、150及び152を除
く外側面及び下面のうち、送信フィルタ部14並びに第
1及び第2の受信フィルタ部136及び144に対応し
た部分にアース電極44が形成されている。もちろん、
これら各種端子40、150及び152とアース電極4
4との間には、絶縁をとるための領域が確保されてい
る。
【0076】そして、この変形例に係る送受信機10A
aを配線基板46に実装したとき、送信側入力端子40
と送信側配線48とが電気的に接続され、第1の受信側
出力端子150と第1の受信側配線154とが電気的に
接続され、第2の受信側出力端子152と第2の受信側
配線(図示せず)とが電気的に接続され、誘電体基板1
2の下面(アース電極)と図示しない接地線とが電気的
に接続されるようになっている。
【0077】また、この第2の変形例に係る送受信機1
0Abにおいては、図9に示すように、第4の誘電体層
S4の一主面に、第1の受信側の3本の共振素子134
a〜134cと、第2の受信側の3本の共振素子142
a〜142cがそれぞれ平行に形成されている。これら
共振素子134a〜134c並びに142a〜142c
は、各一方の端部が開放とされ、各他方の端部がアース
電極44に短絡されている。
【0078】第3の誘電体層S3の一主面には、第1の
受信側の出力用電極160と第2の受信側の出力用電極
162が形成されている。第1の受信側の出力用電極1
60は、一端がスルーホール164を介して第1の受信
アンテナ部140におけるアンテナ138の一端に接続
され、かつ、前記第1の受信側の第3の共振素子134
cと容量結合されるように形成されている。第2の受信
側の出力用電極162は、一端がスルーホール166を
介して第2の受信アンテナ部148におけるアンテナ1
46の一端に接続され、かつ、前記第2の受信側の第3
の共振素子142cと容量結合されるように形成されて
いる。
【0079】また、前記第3の誘電体層S3の一主面に
は、アース電極44、送信側入力端子40、第1及び第
2の受信側出力端子150及び152等に対して電位的
にフローティング状態とされた2つの結合調整電極(第
1の受信側の第1の結合調整電極168と、第2の受信
側の第1の結合調整電極170)が形成されている。
【0080】また、前記第2の誘電体層S2の一主面の
うち、送信フィルタ部14並びに第1及び第2の受信フ
ィルタ部136及び144に対応した部分に、外側面の
アース電極44に接続された内層アース電極76が形成
されている。この内層アース電極76には、スルーホー
ル64、164及び166の周辺部分や、送信側入力端
子40並びに第1及び第2の受信側出力端子150及び
152の近傍部分が電極の未形成部分となっており、こ
れらスルーホール64、164及び166や各種端子4
0、150及び152との絶縁が確保されている。
【0081】第5の誘電体層S5の一主面には、第1の
受信側の出力用電極172と第2の受信側の出力用電極
174が形成されている。第1の受信側の出力用電極1
72は、一端がL字状のリード電極176を通じて第1
の受信側出力端子150に接続され、かつ、前記第1の
受信側の第1の共振素子134aと容量結合されるよう
に形成され、第2の受信側の出力用電極174は、一端
がL字状のリード電極178を通じて第2の受信側出力
端子152に接続され、かつ、前記第2の受信側の第1
の共振素子142aと容量結合されるように形成されて
いる。
【0082】また、前記第5の誘電体層S5の一主面に
は、アース電極44、送信側入力端子40、第1及び第
2の受信側出力端子150及び152等に対して電位的
にフローティング状態とされた2つの結合調整電極(第
1の受信側の第2の結合調整電極180と、第2の受信
側の第2の結合調整電極182)が形成されている。
【0083】更に、この第2の変形例に係る送受信機1
0Abは、図8に示すように、送信フィルタ部18と第
1の受信フィルタ部130と第2の受信フィルタ部13
2との間に例えばT字状の空隙190が形成され、前記
空隙190の周面に沿ってアース電極44が形成されて
いる。もちろん、前記空隙190を埋めるようにアース
電極44を構成する電極材を充填するようにしてもよ
い。
【0084】前記空隙190の作り方としては、例えば
図9に示すように、第1〜第7の誘電体層S1〜S7の
各層に対して、打抜きパンチによる打抜き加工によって
打抜き孔190a〜190gを設けた後、これら打抜き
孔190a〜190gの周面に電極材を印刷することに
よって実現することができる。
【0085】第2の変形例に係る送受信機10Abは、
基本的には以上のように構成されるものであるが、ここ
で、各電極の電気的な結合について図10の等価回路図
を参照しながら説明する。この場合も、第1及び第2の
受信部130及び132を主体に説明する。
【0086】第1の受信部130においては、第1の受
信側出力端子150と接地間に第1〜第3の共振素子1
34a〜134cによる3つの共振器200a〜200
cがそれぞれ並列に接続され、更に、これら隣接する共
振器200a〜200c同士は互いに誘導結合され、こ
れにより、等価回路上では、隣接する共振器200a〜
200c間にそれぞれインダクタンスL21及びL22
が挿入されたかたちとなる。
【0087】また、第2の受信部132においても、第
2の受信側出力端子152と接地間に第1〜第3の共振
素子142a〜142cによる3つの共振器202a〜
202cがそれぞれ並列に接続され、更に、これら隣接
する共振器202a〜202c同士は互いに誘導結合さ
れ、これにより、等価回路上では、隣接する共振器20
2a〜202c間にそれぞれインダクタンスL23及び
L24が挿入されたかたちとなる。
【0088】第1の受信側の第1の共振素子134aと
第2の共振素子134b間には、第1の受信側の第1の
結合調整電極168による合成容量C25が形成され、
第1の受信側の第2の共振素子134bと第3の共振素
子134c間には、受信側の第2の結合調整電極180
による合成容量C26が形成される。即ち、各共振器2
00a〜200c間には、インダクタンスL21と容量
C25によるLC並列共振回路と、インダクタンスL2
2と容量C26によるLC並列共振回路が接続されたか
たちとなる。
【0089】また、第2の受信側の第1の共振素子14
2aと第2の共振素子142b間には、第2の受信側の
第1の結合調整電極170による合成容量C28が形成
され、第2の受信側の第2の共振素子142bと第3の
共振素子142c間には、第2の受信側の第2の結合調
整電極182による合成容量C27が形成される。即
ち、各共振器202a〜202c間には、インダクタン
スL23と容量C27によるLC並列共振回路と、イン
ダクタンスL24と容量C28によるLC並列共振回路
が接続されたかたちとなる。
【0090】第1の受信側の第3の共振素子134cと
第1の受信アンテナ部140との間には静電容量C29
が形成され、第1の受信側の第1の共振素子134aと
第1の受信側出力端子150との間には静電容量C30
が形成される。また、第2の受信側の第3の共振素子1
42cと第2の受信アンテナ部148との間には静電容
量C31が形成され、第2の受信側の第1の共振素子1
42aと第2の受信側出力端子152との間には静電容
量C32が形成される。
【0091】そして、第1の受信部130及び第2の受
信部132の後段には、第1の受信部130からの受信
信号と第2の受信部132からの受信信号を、信号処理
回路16における図示しないスイッチング制御回路から
のスイッチング制御信号の属性(電圧レベル、電流レベ
ル、周波数等)に基づいて選択的に切り換えるスイッチ
ング回路204が接続されている。
【0092】このスイッチング回路204における第1
の固定端子206には、第1の受信部130がアンプ2
08を介して接続され、スイッチング回路204の第2
の固定端子210には、第2の受信部132がアンプ2
12を介して接続され、スイッチング回路204の可動
接点214には、フィルタ216及びアンプ218を介
して信号処理回路16が接続されている。このスイッチ
ング回路204は、例えばFETなどの半導体素子で構
成することができる。
【0093】そして、信号処理回路16におけるスイッ
チング制御回路は、入力された受信信号の感度が高い方
を選択するようにスイッチング制御信号の属性を変化さ
せて、スイッチング回路204の可動接点214を切り
換えるように構成されている。
【0094】このように、第2の変形例に係る送受信機
10Abにおいては、1つの送信部18と2つの受信部
130及び132とを誘電体基板12中に一体的に形成
するようにしたので、簡単な構成で十分な送受信分離を
実現することができ、送受信機10Ab自体の小型化、
構造の簡略化並びに製造コストの低廉化を図ることがで
きる。しかも、第1及び第2の受信部130及び132
の後段に、感度に応じていずれかの受信部130又は1
32を選択するためのスイッチング回路204を接続す
るようにしたので、受信感度の向上をも図ることができ
る。
【0095】なお、この第2の変形例に係る送受信機1
0Abは、2つの受信部130及び132を設けるよう
にしたが、その他、3つ以上の受信部を設け、これら受
信部の後段に、受信部を選択的に切り換えるマルチプレ
クサを設けるようにしてもよい。
【0096】次に、第1の実施の形態に係る送受信機1
0Aの第3の変形例について図11及び図12を参照し
ながら説明する。なお、図8〜図10と対応するものに
ついては同符号を付してその重複説明を省略する。
【0097】この第3の変形例に係る送受信機10Ac
は、図11に示すように、第2の変形例に係る送受信機
10Ab(図8参照)とほぼ同じ構成を有するが、送信
フィルタ部14の直上に送信アンテナ部16が形成さ
れ、第1の受信フィルタ部136の直上に第1の受信ア
ンテナ部140が形成され、第2の受信フィルタ部14
4の直上に第1の受信アンテナ部148が形成されてい
る点で異なる。
【0098】この第3の変形例に係る送受信機10Ac
では、図11に示すように、誘電体基板12の外周面の
うち、送信側入力端子40並びに第1及び第2の受信側
出力端子150及び152を除く外側面及び下面にアー
ス電極44が形成されている。もちろん、これら各種端
子40、150及び152とアース電極44との間に
は、絶縁をとるための領域が確保されている。
【0099】また、図12に示すように、第2の誘電体
層S2の一主面に形成される内層アース電極76は、送
信アンテナ部16と送信フィルタ部14との間、並びに
第1の受信アンテナ部140と第1の受信フィルタ部1
36との間、及び第2の受信アンテナ部148と第2の
受信フィルタ部144との間に介在するように形成さ
れ、この場合も、少なくともスルーホール64、164
及び166の周辺部分が内層アース電極76の未形成部
分となっており、スルーホール64、164及び166
との絶縁が確保されている。
【0100】この第3の変形例に係る送受信機10Ac
においては、複数の受信フィルタ部136及び144並
びに複数の受信アンテナ部140及び148を有する送
受信機10Acの小型化を更に図ることができる。
【0101】次に、第2の実施の形態に係る送受信機1
0Bについて図13及び図14を参照しながら説明す
る。
【0102】この第2の実施の形態に係る送受信機10
Bは、図13に示すように、3本の片端開放型の1/4
波長共振素子30a〜30cがそれぞれ平行に形成され
た構成を有する送信フィルタ部14と該送信フィルタ部
14に接続された送信アンテナ部16とが第1の誘電体
基板230中に一体的に形成された送信素子232と、
3本の片端開放型の1/4波長共振素子34a〜34c
がそれぞれ平行に形成された構成を有する受信フィルタ
部20と該受信フィルタ部20に接続された受信アンテ
ナ部22とが第2の誘電体基板234中に一体的に形成
された受信素子236とを有して構成されている。
【0103】送信素子232は、図13上、左の領域に
送信アンテナ部16が形成され、右の領域に送信フィル
タ部14が形成されており、第1の誘電体基板230の
外周面のうち、例えば右側面に送信側入力端子40が形
成され、該送信側入力端子40を除く外側面及び下面の
うち、送信フィルタ部14に対応した部分にアース電極
44が形成されている。もちろん、送信側入力端子40
とアース電極44との間には、絶縁をとるための領域が
確保されている。
【0104】受信素子236は、図13上、右の領域に
受信アンテナ部22が形成され、左の領域に送信フィル
タ部20が形成されており、第2の誘電体基板234の
外周面のうち、例えば左側面に受信側出力端子42が形
成され、該受信側出力端子42を除く外側面及び下面の
うち、受信フィルタ部20に対応した部分にアース電極
44が形成されている。もちろん、受信側出力端子42
とアース電極44との間には、絶縁をとるための領域が
確保されている。
【0105】そして、この第2の実施の形態に係る送受
信機10Bを配線基板46に実装したとき、送信素子2
32の送信側入力端子40と送信側配線48とが電気的
に接続され、受信素子236の受信側出力端子42と受
信側配線50とが電気的に接続され、第1及び第2の誘
電体基板230及び234の下面(アース電極44)と
図示しない接地線とが電気的に接続されるようになって
いる。
【0106】送信素子232及び受信素子236の内部
構造は、図14に示すように、第1の実施の形態に係る
送受信機10Aの送信部18及び受信部24と同様の構
成となっているため、対応する部材に同符号を付して重
複説明を省略する。
【0107】この第2の実施の形態に係る送受信機10
Bにおいても、簡単な構成で十分な送受信分離を実現す
ることができ、送受信機10B自体の小型化、構造の簡
略化並びに製造コストの低廉化を図ることができる。
【0108】また、図15の第1の変形例に係る送受信
機10Baに示すように、送信素子232において、送
信フィルタ部14の直上に送信アンテナ部16を形成
し、受信素子236において、受信フィルタ部20の直
上に受信アンテナ部22を形成するようにしてもよい。
この場合、送信素子232及び受信素子236のサイズ
を小型化できるため、該送受信機10Bを実装した通信
機器等の小型化を図ることができる。
【0109】また、図16の第2の変形例に係る送受信
機10Bbに示すように、1つの送信素子232と、2
つの受信素子(第1及び第2の受信素子240及び24
2)を有して構成するようにしてもよい。この場合、第
1の実施の形態に係る送受信機10Aの変形例10Aa
と同様に、第1及び第2の受信素子240及び242の
後段にスイッチング回路204を接続することにより、
感度の高い受信素子を選択することができる。
【0110】また、図17の第3の変形例に係る送受信
機10Bcに示すように、図16に示す第2の変形例に
係る送受信機10Bbにおいて、送信素子232におけ
る送信フィルタ部14の直上に送信アンテナ部16を形
成し、第1の受信素子240における第1の受信フィル
タ部136の直上に第1の受信アンテナ部140を形成
し、第2の受信素子242における第2の受信フィルタ
部144の直上に第2の受信アンテナ部148を形成す
るようにしてもよい。この場合、複数の受信素子240
及び242を有する通信機器等の更なる小型化を図るこ
とができる。
【0111】次に、第3の実施の形態に係る送受信機1
0Cについて図18を参照しながら説明する。
【0112】この第3の実施の形態に係る送受信機10
Cは、図18に示すように、第1の送信側誘電体基板2
50に形成され、かつ、3本の片端開放型の1/4波長
共振素子30a〜30cがそれぞれ平行に形成された構
成を有する送信フィルタ素子252と、第2の送信側誘
電体基板254の上面に送信アンテナ32が形成された
構成を有する送信アンテナ素子256とが第1のストリ
ップライン258で電気的に接続されてなる送信素子2
60と、第1の受信側誘電体基板262に形成され、3
本の片端開放型の1/4波長共振素子34a〜34cが
それぞれ平行に形成された構成を有する受信フィルタ素
子264と、第2の受信側誘電体基板266の上面に受
信アンテナ36が形成された構成を有する受信アンテナ
素子268とが第2のストリップライン270で電気的
に接続されてなる受信素子272とを有して構成されて
いる。
【0113】図18上、送信素子260における送信ア
ンテナ素子256は、第1の送信側誘電体基板254の
外周面のうち、例えば右側面にアンテナ端子274が形
成されている。
【0114】送信素子260における送信フィルタ素子
252は、第2の送信側誘電体基板250の外周面のう
ち、例えば左側面に送信側出力端子276が形成され、
右側面に送信側入力端子278が形成され、これら各種
端子を除く外側面及び下面にアース電極44が形成され
ている。
【0115】一方、受信素子272における受信アンテ
ナ素子268は、第2の受信側誘電体基板266の外周
面のうち、例えば左側面にアンテナ端子280が形成さ
れている。
【0116】受信素子272における受信フィルタ素子
264は、第2の受信側誘電体基板262の外周面のう
ち、例えば右側面に受信側入力端子282が形成され、
左側面に受信側出力端子284が形成され、これら各種
端子を除く外側面及び下面にアース電極44が形成され
ている。
【0117】そして、この第3の実施の形態に係る送受
信機10Cを配線基板46に実装したとき、送信アンテ
ナ素子256のアンテナ端子274と送信フィルタ素子
252の送信側入力端子276とが第1のストリップラ
イン258によって電気的に接続され、送信フィルタ素
子252の送信側出力端子278と送信側配線48とが
電気的に接続される。
【0118】また、受信アンテナ素子268のアンテナ
端子280と受信フィルタ素子264の受信側出力端子
282とが第2のストリップライン270によって電気
的に接続され、受信フィルタ素子264の受信側入力端
子284と受信側配線50とが電気的に接続される。
【0119】更に、第1及び第2の送信側誘電体基板2
50の下面(アース電極44)と図示しない接地線とが
電気的に接続され、第1及び第2の受信側誘電体基板2
62の下面(アース電極44)と図示しない接地線とが
電気的に接続される。
【0120】この第3の実施の形態に係る送受信機10
Cにおいても、簡単な構成で十分な送受信分離を実現す
ることができ、送受信機10C自体の小型化、構造の簡
略化並びに製造コストの低廉化を図ることができる。
【0121】また、図19の変形例に係る送受信機10
Caに示すように、1つの送信素子260と2つの受信
素子(第1及び第2の受信素子290及び292)を有
して構成するようにしてもよい。この場合、第1の受信
素子290は、第1の受信アンテナ素子294と第1の
受信フィルタ素子296で構成され、第2の受信素子2
92は、第2の受信アンテナ素子298と第2の受信フ
ィルタ素子300で構成されることになる。
【0122】この変形例に係る送受信機10Caにおい
ても、第1の実施の形態に係る送受信機10Aの変形例
10Aaと同様に、2つの受信素子290及び292の
後段にスイッチング回路204を接続して、感度の高い
受信素子を選択するようにしてもよい。
【0123】なお、この発明に係る送受信機は、上述の
実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することな
く、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る送受
信機によれば、簡単な構成で十分な送受信分離を実現す
ることができ、送受信機自体の小型化、構造の簡略化並
びに製造コストの低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る送受信機の構成を示す
斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る送受信機の構成を示す
分解斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る送受信機の構成を示す
縦断面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る送受信機の等価回路を
その後段に接続される信号処理系と共に示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る送受信機の第1の変形
例の構成を示す斜視図である。
【図6】第1の実施の形態に係る送受信機の第1の変形
例の構成を示す分解斜視図である。
【図7】第1の実施の形態に係る送受信機の第1の変形
例の構成を示す縦断面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る送受信機の第2の変形
例の構成を示す斜視図である。
【図9】第1の実施の形態に係る送受信機の第2の変形
例の構成を示す分解斜視図である。
【図10】第1の実施の形態に係る送受信機の第2の変
形例の等価回路をその後段に接続される信号処理系と共
に示す図である。
【図11】第1の実施の形態に係る送受信機の第3の変
形例の構成を示す斜視図である。
【図12】第1の実施の形態に係る送受信機の第3の変
形例の構成を示す分解斜視図である。
【図13】第2の実施の形態に係る送受信機の構成を示
す斜視図である。
【図14】第2の実施の形態に係る送受信機の構成を示
す分解斜視図である。
【図15】第2の実施の形態に係る送受信機の第1の変
形例の構成を示す斜視図である。
【図16】第2の実施の形態に係る送受信機の第2の変
形例の構成を示す斜視図である。
【図17】第2の実施の形態に係る送受信機の第3の変
形例の構成を示す斜視図である。
【図18】第3の実施の形態に係る送受信機の構成を示
す斜視図である。
【図19】第3の実施の形態に係る送受信機の変形例の
構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10A、10Aa〜10Ac、10B、10Ba〜10
Bc、10C、10Ca…送受信機 12…誘電体基板 14…送信フ
ィルタ部 16…送信アンテナ部 18…送信部 20…受信フィルタ部 22…受信ア
ンテナ部 24…受信部 100…空隙 116…信号処理回路 130…第1
の受信部 132…第2の受信部 136…第1
の受信フィルタ部 140…第1の受信アンテナ部 144…第2
の受信フィルタ部 148…第2の受信アンテナ部 190…空隙 204…スイッチング回路 230…第1
の誘電体基板 232…送信素子 234…第2
の誘電体基板 236…受信素子 240…第1
の受信素子 242…第2の受信素子 250…第1
の送信側誘電体基板 252…送信フィルタ素子 254…第2
の送信側誘電体基板 256…送信アンテナ素子 260…送信
素子 262…第1の受信側誘電体基板 264…受信
フィルタ素子 266…第2の受信側誘電体基板 268…受信
アンテナ素子 272…受信素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 23/00 H01Q 23/00 H05K 3/46 H05K 3/46 L (72)発明者 平井 隆己 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 水野 和幸 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 新井 宏之 神奈川県横浜市旭区今宿東町615番地11

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信フィルタと該送信フィルタに接続され
    た送信アンテナとを有する送信部と、受信フィルタと該
    受信フィルタに接続された受信アンテナとを有する受信
    部とが誘電体基板中に一体的に形成されていることを特
    徴とする送受信機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の送受信機において、 前記送信部における前記送信フィルタと送信アンテナ
    は、前記誘電体基板上、平面的に互いに分離された領域
    に形成され、 前記受信部における前記受信フィルタと受信アンテナ
    は、前記誘電体基板上、平面的に互いに分離された領域
    に形成されていることを特徴とする送受信機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の送受信機において、 前記送信フィルタの直上に誘電体層を介して送信アンテ
    ナが形成され、 前記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテ
    ナが形成されていることを特徴とする送受信機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の送受
    信機において、 前記送信部と前記受信部との間にシールド電極が形成さ
    れていることを特徴とする送受信機。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の送受
    信機において、 前記送信部と前記受信部との間に空隙が形成され、少な
    くとも前記空隙の内周面にシールド電極が形成されてい
    ることを特徴とする送受信機。
  6. 【請求項6】送信フィルタと該送信フィルタに接続され
    た送信アンテナとを有する送信部と、2つ以上の受信フ
    ィルタとこれら受信フィルタに個々に接続された2つ以
    上の受信アンテナとを有する受信部とが誘電体基板中に
    一体的に形成されていることを特徴とする送受信機。
  7. 【請求項7】請求項6記載の送受信機において、 前記受信部の後段に、感度に応じていずれかの受信フィ
    ルタを選択するためのスイッチング手段が接続されるこ
    とを特徴とする送受信機。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の送受信機において、 前記送信部における前記送信フィルタと送信アンテナ
    は、前記誘電体基板上、平面的に互いに分離された領域
    に形成され、 前記受信部における2つ以上の受信フィルタと2つ以上
    の受信アンテナは、前記誘電体基板上、それぞれ平面的
    に互いに分離された領域に形成されていることを特徴と
    する送受信機。
  9. 【請求項9】請求項6記載の送受信機において、 前記送信フィルタの直上に誘電体層を介して送信アンテ
    ナが形成され、 前記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテ
    ナが形成されていることを特徴とする送受信機。
  10. 【請求項10】請求項6〜9のいずれか1項に記載の送
    受信機において、 前記送信部と前記受信部との間にシールド電極が形成さ
    れ、 前記受信部における受信フィルタと受信アンテナの各組
    との間にそれぞれシールド電極が形成されていることを
    特徴とする送受信機。
  11. 【請求項11】請求項6〜10のいずれか1項に記載の
    送受信機において、 前記送信部と前記受信部との間に空隙が形成され、 前記受信部における受信フィルタと受信アンテナの各組
    との間にそれぞれ空隙が形成され、 前記空隙の内周面にシールド電極が形成されていること
    を特徴とする送受信機。
  12. 【請求項12】送信フィルタと該送信フィルタに接続さ
    れた送信アンテナとが第1の誘電体基板中に一体的に形
    成された送信素子と、 受信フィルタと該受信フィルタに接続された受信アンテ
    ナとが第2の誘電体基板中に一体的に形成された受信素
    子とを有することを特徴とする送受信機。
  13. 【請求項13】請求項12記載の送受信機において、 前記送信素子における前記送信フィルタと送信アンテナ
    は、前記第1の誘電体基板上、平面的に互いに分離され
    た領域に形成され、 前記受信素子における前記受信フィルタと受信アンテナ
    は、前記第2の誘電体基板上、平面的に互いに分離され
    た領域に形成されていることを特徴とする送受信機。
  14. 【請求項14】請求項12記載の送受信機において、 前記送信フィルタの直上に誘電体層を介して送信アンテ
    ナが形成され、 前記受信フィルタの直上に誘電体層を介して受信アンテ
    ナが形成されていることを特徴とする送受信機。
  15. 【請求項15】第1の送信側誘電体基板に形成された送
    信フィルタと、第2の送信側誘電体基板に形成された送
    信アンテナとが電気的に接続されてなる送信素子と、 第1の受信側誘電体基板に形成された受信フィルタと、
    第2の受信側誘電体基板に形成された受信アンテナとが
    電気的に接続されてなる受信素子とを有することを特徴
    とする送受信機。
  16. 【請求項16】請求項12〜15のいずれか1項に記載
    の送受信機において、 前記受信素子を複数有することを特徴とする送受信機。
  17. 【請求項17】請求項16記載の送受信機において、 各受信素子の後段に、感度に応じていずれかの受信素子
    を選択するためのスイッチング手段が接続されることを
    特徴とする送受信機。
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