JP2000349601A - シュミット回路 - Google Patents

シュミット回路

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JP2000349601A
JP2000349601A JP11158595A JP15859599A JP2000349601A JP 2000349601 A JP2000349601 A JP 2000349601A JP 11158595 A JP11158595 A JP 11158595A JP 15859599 A JP15859599 A JP 15859599A JP 2000349601 A JP2000349601 A JP 2000349601A
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signal
transistor
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JP11158595A
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Shinichi Hirose
進一 廣瀬
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3565Bistables with hysteresis, e.g. Schmitt trigger

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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が低くなってもヒステリシス幅があ
まり狭くならなかった。 【解決手段】 帰還インバータ15のPchTr15a
によって、入力ノード6が“L”から次第に“H”に変
化するにしたがいオフして、帰還インバータ15から中
間ノード7への“H”出力を制限したり、また、その帰
還インバータ15のNchTr15bによって、入力ノ
ード6が“H”から次第に“L”に変化するにしたがい
オフして、帰還インバータ15から中間ノード7への
“L”出力を制限するので、ヒステリシス幅を広げる作
用をする帰還インバータ15から中間ノード7への出力
を制限することにより、ヒステリシス幅を狭くすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMOS半導体
集積回路装置の入力回路として用いられるシュミット回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のシュミット回路を示す回
路図であり、図において、1はCMOS半導体集積回路
装置、12はそのCMOS半導体集積回路装置1内に設
けられたシュミット回路、3は入力ノード6からの信号
を反転して中間ノード7に出力する入力側インバータ、
4は中間ノード7からの信号を反転して出力ノード8に
出力する出力側インバータ、5は出力ノード8からの信
号を反転して中間ノード7に出力する帰還インバータで
ある。また、さらに詳細を説明すれば、入力側インバー
タ3において、3aは電源のVCC、3bはPチャネル
MOSトランジスタ(以下、PchTrと言う)、3c
はNチャネルMOSトランジスタ(以下、NchTrと
言う)、3dはグランドレベルの低電源のVSSであ
る。また、出力側インバータ4において、4aはPch
Tr、4bはNchTrである。さらに、帰還インバー
タ5において、5aはPchTr、5bはNchTrで
ある。
【0003】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1および従来のシュミット回路の特性を
示す特性図であり、図に示すように、シュミット回路1
2は入力信号に対して“H”側のしきい値VIHと、しき
い値VIHよりも低い“L”側のしきい値VILとを有し、
これらしきい値VIHとしきい値VILとの差をヒステリシ
ス幅と言うものである。シュミット回路12において、
入力信号が“L”から“H”に変化した場合には、しき
い値VIH以上で“H”出力し、入力信号が“H”から
“L”に変化した場合には、しきい値VIL以下で“L”
出力する。このことにより、入力信号の波形に歪みがあ
った場合でも、その歪みの振幅がヒステリシス幅以内で
あれば、その歪みに影響を受けることなく出力すること
ができるものである。
【0004】図12において動作を説明すれば、入力側
インバータ3は、強い駆動能力を有するPchTr3b
およびNchTr3cから構成されており、入力ノード
6からの信号を反転して強い駆動能力で中間ノード7に
出力する。また、出力側インバータ4は、中間ノード7
からの信号を反転して出力ノード8に出力する。さら
に、帰還インバータ5は、入力側インバータ3に比較し
て弱い駆動能力を有するPchTr5aおよびNchT
r5bから構成されており、出力ノード8からの信号を
反転して弱い駆動能力で中間ノード7に出力する。この
結果、入力ノード6が“L”ならば、中間ノード7は
“H”、出力ノード8は“L”となり、また、入力ノー
ド6が“H”ならば、中間ノード7は“L”、出力ノー
ド8は“H”となる。
【0005】ここで、入力ノード6が“L”から次第に
“H”に変化して入力側インバータ3のしきい値を越え
ようとしている場合、入力側インバータ3は、その入力
ノード6からの“L”を反転して中間ノード7に“H”
を出力するが、その力は徐々に失われて、しきい値を越
えた所で初めは弱く“L”を出力し、さらに、次第に強
く“L”を出力する。一方、出力側インバータ4は、入
力側インバータ3が“H”を出力していた時点では、そ
の中間ノード7の“H”を反転して出力ノード8に
“L”を出力しているので、帰還インバータ5は、出力
ノード8の“L”を反転して弱い駆動能力で“H”を中
間ノード7に出力する。したがって、入力側インバータ
3は、中間ノード7に弱い“H”出力から、しきい値を
越えた所で初めは弱い“L”出力をするが、帰還インバ
ータ5は、出力側インバータ4が“L”出力している限
り、弱い駆動能力で“H”を中間ノード7に出力してい
るので、その中間ノード7は、入力ノード6が入力側イ
ンバータ3のしきい値を越えてもすぐには“L”にはな
らない。そしてその後、帰還インバータ5から弱い駆動
能力で“H”出力されてもなお、入力側インバータ3か
らの強い“L”出力によって中間ノード7が“L”にな
った時点で、出力側インバータ4は、中間ノード7の
“L”を反転して出力ノード8に“H”を出力し、帰還
インバータ5は、出力ノード8の“H”を反転して
“L”を中間ノード7に出力することにより動作は安定
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシュミット回路
は以上のように構成されているので、トランジスタなど
の性能のばらつきなどにより、電源のVCC3aの電圧
が低くなってもヒステリシス幅があまり狭くならなかっ
た。あるいはむしろヒステリシス幅が広くなった。図2
はその測定結果を示すものであり、電源電圧=5Vの従
来の技術では、V IH=2.89V、VIL=2.15V
で、ヒステリシス幅=0.74Vであるのに対して、そ
のシュミット回路の電源電圧を変化させた電源電圧=2
Vの従来の技術では、VIH=1.31V、VIL=0.5
1Vで、ヒステリシス幅=0.80Vであり、電源電圧
の変化の比率に応じて、ヒステリシス幅も変化して欲し
いにもかかわらず、ヒステリシス幅が変化しない。この
場合、低い電源電圧になるほどその電源電圧に対するヒ
ステリシス幅の割合が大きくなり、入力信号の所定の
“H”レベルとしきい値VIHとの幅、および所定の
“L”レベルとしきい値VILとの幅が狭くなるので、信
号供給側にとっては条件を満足することが困難になると
いう課題があった。また、同じ理由で、低い電源電圧時
に入力信号になまりがある場合に、出力に遅延が生じて
しまう課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ヒステリシス幅を狭くするシュミ
ット回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシュミッ
ト回路は、入力ノードからの信号に応じて中間ノードに
出力する信号の出力強度を制限して出力する帰還反転回
路を備えたものである。
【0009】この発明に係るシュミット回路は、制御信
号と入力ノードからの信号との否定論理和を中間ノード
に出力する否定論理和回路と、入力ノードからの信号に
応じて中間ノードに出力する信号の出力強度を制限して
出力する帰還反転回路とを備えたものである。
【0010】この発明に係るシュミット回路は、制御信
号と入力ノードからの信号との否定論理積を中間ノード
に出力する否定論理積回路と、入力ノードからの信号に
応じて中間ノードに出力する信号の出力強度を制限して
出力する帰還反転回路とを備えたものである。
【0011】この発明に係るシュミット回路は、ヒステ
リシス幅制御信号に応じて作動され、出力ノードからの
信号を反転して中間ノードに出力すると共に、入力ノー
ドからの信号に応じて中間ノードに出力する信号の出力
強度を制限して出力するヒステリシス幅制御回路を備え
たものである。
【0012】この発明に係るシュミット回路は、帰還反
転回路を、電源、第1のPchトランジスタ、第2のP
chトランジスタ、第1のNchトランジスタ、第2の
Nchトランジスタ、および低電源の順で直列接続され
ると共に第2のPchトランジスタと第1のNchトラ
ンジスタとの接続点と中間ノードとが接続され、第1の
Pchトランジスタおよび第2のNchトランジスタの
ゲートと出力ノードとが接続されると共に第2のPch
トランジスタおよび第1のNchトランジスタのゲート
と入力ノードとが接続されるか、または、第2のPch
トランジスタおよび第1のNchトランジスタのゲート
と出力ノードとが接続されると共に第1のPchトラン
ジスタおよび第2のNchトランジスタのゲートと入力
ノードとが接続されるようにしたものである。
【0013】この発明に係るシュミット回路は、帰還反
転回路を、第1のNchトランジスタ、第2のNchト
ランジスタ、および低電源の順で直列接続されると共に
第1のNchトランジスタの第1のNchトランジスタ
と第2のNchトランジスタとの否接続点と中間ノード
とが接続され、第2のNchトランジスタのゲートと出
力ノードとが接続されると共に第1のNchトランジス
タのゲートと入力ノードとが接続されるか、または、第
1のNchトランジスタのゲートと出力ノードとが接続
されると共に第2のNchトランジスタのゲートと入力
ノードとが接続されるようにしたものである。
【0014】この発明に係るシュミット回路は、帰還反
転回路を、電源、第1のPchトランジスタ、および第
2のPchトランジスタの順で直列接続されると共に第
2のPchトランジスタの第1のPchトランジスタと
第2のPchトランジスタとの否接続点と中間ノードと
が接続され、第1のPchトランジスタのゲートと出力
ノードとが接続されると共に第2のPchトランジスタ
のゲートと入力ノードとが接続されるか、または、第2
のPchトランジスタのゲートと出力ノードとが接続さ
れると共に第1のPchトランジスタのゲートと入力ノ
ードとが接続されるようにしたものである。
【0015】この発明に係るシュミット回路は、帰還反
転回路を、電源、第1のPchトランジスタ、第1のN
chトランジスタ、および低電源の順で直列接続される
と共に第1のPchトランジスタおよび第1のNchト
ランジスタのゲートと出力ノードとが接続された反転回
路と、第2のPchトランジスタおよび第2のNchト
ランジスタが対向接続されると共に第2のPchトラン
ジスタおよび第2のNchトランジスタのゲートと入力
ノードとが接続され、反転回路の第1のPchトランジ
スタと第1のNchトランジスタとの接続点から中間ノ
ードに出力する信号の出力強度を制限する切替回路とを
備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるシ
ュミット回路を示す回路図であり、図において、1はC
MOS半導体集積回路装置、12はそのCMOS半導体
集積回路装置1内に設けられたシュミット回路、3は入
力ノード6からの信号を反転して中間ノード7に出力す
る入力側インバータ(入力側反転回路)、4は中間ノー
ド7からの信号を反転して出力ノード8に出力する出力
側インバータ(出力側反転回路)、15は出力ノード8
からの信号を反転して中間ノード7に出力すると共に、
入力ノード6からの信号に応じて中間ノード7に出力す
る信号の出力強度を制限して出力する帰還インバータ
(帰還反転回路)である。また、さらに詳細を説明すれ
ば、入力側インバータ3において、3aは電源のVC
C、3bはPチャネルMOSトランジスタ(以下、Pc
hTrと言う)、3cはNチャネルMOSトランジスタ
(以下、NchTrと言う)、3dはグランドレベルの
低電源のVSSである。また、出力側インバータ4にお
いて、4aはPchTr、4bはNchTrである。さ
らに、帰還インバータ15において、5aはPchTr
(第1のPchトランジスタ)、5bはNchTr(第
2のNchトランジスタ)、15aはPchTr(第2
のPchトランジスタ)、15bはNchTr(第1の
Nchトランジスタ)であり、それらVCC3a、Pc
hTr5a,15a、NchTr15b,5b、および
VSS3dの順で直列接続されると共に、PchTr1
5aとNchTr15bとの接続点と中間ノード7とが
接続され、PchTr5aおよびNchTr5bのゲー
トと出力ノード8とが接続されると共に、PchTr1
5aおよびNchTr15bのゲートと入力ノード6と
が接続されたものである。
【0017】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1および従来のシュミット回路の特性を
示す特性図であり、図に示すように、シュミット回路は
入力信号に対して“H”側のしきい値VIHと、しきい値
IHよりも低い“L”側のしきい値VILとを有し、これ
らしきい値VIHとしきい値VILとの差をヒステリシス幅
と言うものである。シュミット回路12において、入力
信号が“L”から“H”に変化した場合には、しきい値
IH以上で“H”出力し、入力信号が“H”から“L”
に変化した場合には、しきい値VIL以下で“L”出力す
る。このことにより、入力信号の波形に歪みがあった場
合でも、その歪みの振幅がヒステリシス幅以内であれ
ば、その歪みに影響を受けることなく出力することがで
きるものである。
【0018】図1において動作を説明すれば、入力側イ
ンバータ3は、強い駆動能力を有するPchTr3bお
よびNchTr3cから構成されており、入力ノード6
からの信号を反転して強い駆動能力で中間ノード7に出
力する。また、出力側インバータ4は、中間ノード7か
らの信号を反転して出力ノード8に出力する。さらに、
帰還インバータ15は、入力側インバータ3に比較して
弱い駆動能力を有するPchTr5a,15a、および
NchTr5b,15bから構成されており、出力ノー
ド8からの信号を反転して弱い駆動能力で中間ノード7
に出力する。この結果、入力ノード6が“L”ならば、
中間ノード7は“H”、出力ノード8は“L”となり、
また、入力ノード6が“H”ならば、中間ノード7は
“L”、出力ノード8は“H”となる。
【0019】ここで、入力ノード6が“L”から次第に
“H”に変化して入力側インバータ3のしきい値を越え
ようとしている場合、入力側インバータ3は、その入力
ノード6からの“L”を反転して中間ノード7に“H”
を出力するが、その力は徐々に失われて、しきい値を越
えた所で初めは弱く“L”を出力し、さらに、次第に強
く“L”を出力する。一方、出力側インバータ4は、入
力側インバータ3が“H”を出力していた時点では、そ
の中間ノード7の“H”を反転して出力ノード8に
“L”を出力しているので、帰還インバータ15は、出
力ノード8の“L”を反転して弱い駆動能力で“H”を
中間ノード7に出力する。但し、帰還インバータ15の
PchTr15aのゲートには、入力ノード6の信号が
入力されているので、そのPchTr15aは、入力ノ
ード6が“L”から次第に“H”に変化するにしたがい
オフして、帰還インバータ15から中間ノード7への
“H”出力を制限する。
【0020】したがって、入力側インバータ3は、中間
ノード7に弱い“H”出力から、しきい値を越えた所で
初めは弱い“L”出力をするが、帰還インバータ15
は、出力側インバータ4が“L”出力し、帰還インバー
タ15のPchTr15aがオフするまでの間は、弱い
駆動能力で“H”を中間ノード7に出力しているので、
その中間ノード7は、入力ノード6が入力側インバータ
3のしきい値を越えてもすぐには“L”にはならない。
そしてその後、帰還インバータ15から弱い駆動能力で
“H”出力されてもなお、入力側インバータ3からの強
い“L”出力によって中間ノード7が“L”になった時
点で、出力側インバータ4は、中間ノード7の“L”を
反転して出力ノード8に“H”を出力し、帰還インバー
タ15は、出力ノード8の“H”を反転して“L”を中
間ノード7に出力することにより動作は安定する。な
お、このNchTr5bをオンして、帰還インバータ1
5から中間ノード7に“L”を出力する時には、帰還イ
ンバータ15のNchTr15bのゲートには、既に入
力ノード6の信号“H”が入力されているので、そのN
chTr15bはオンしており、帰還インバータ15か
ら中間ノード7への“L”出力を制限することはない。
【0021】また、逆に入力ノード6が“H”から次第
に“L”に変化して入力側インバータ3のしきい値を越
えようとしている場合、入力側インバータ3は、その入
力ノード6からの“H”を反転して中間ノード7に
“L”を出力するが、その力は徐々に失われて、しきい
値を越えた所で初めは弱く“H”を出力し、さらに、次
第に強く“H”を出力する。一方、出力側インバータ4
は、入力側インバータ3が“L”を出力していた時点で
は、その中間ノード7の“L”を反転して出力ノード8
に“H”を出力しているので、帰還インバータ15は、
出力ノード8の“H”を反転して弱い駆動能力で“L”
を中間ノード7に出力する。但し、帰還インバータ15
のNchTr15bのゲートには、入力ノード6の信号
が入力されているので、そのNchTr15bは、入力
ノード6が“H”から次第に“L”に変化するにしたが
いオフして、帰還インバータ15から中間ノード7への
“L”出力を制限する。
【0022】したがって、入力側インバータ3は、中間
ノード7に弱い“L”出力から、しきい値を越えた所で
初めは弱い“H”出力をするが、帰還インバータ15
は、出力側インバータ4が“H”出力し、帰還インバー
タ15のNchTr15bがオフするまでの間は、弱い
駆動能力で“L”を中間ノード7に出力しているので、
その中間ノード7は、入力ノード6が入力側インバータ
3のしきい値を越えてもすぐには“H”にはならない。
そしてその後、帰還インバータ15から弱い駆動能力で
“L”出力されてもなお、入力側インバータ3からの強
い“H”出力によって中間ノード7が“H”になった時
点で、出力側インバータ4は、中間ノード7の“H”を
反転して出力ノード8に“L”を出力し、帰還インバー
タ15は、出力ノード8の“L”を反転して“H”を中
間ノード7に出力することにより動作は安定する。な
お、このPchTr5aをオンして、帰還インバータ1
5から中間ノード7に“H”を出力する時には、帰還イ
ンバータ15のPchTr15aのゲートには、既に入
力ノード6の信号“L”が入力されているので、そのP
chTr15aはオンしており、帰還インバータ15か
ら中間ノード7への“H”出力を制限することはない。
【0023】次に、この実施の形態1の構成が電源電圧
が低い場合のしきい値VIHとしきい値VILに及ぼす影響
について説明する。電源電圧がPchTrのしきい値V
tpとNchTrのしきい値Vtnの和程度の場合につ
いて述べる。PchTr3bとNchTr3cにより構
成される入力側インバータ3のしきい値は、PchTr
3bとNchTr3cのβの比にあまり影響されず、入
力信号のレベルVtn付近となる。これは入力レベルが
Vtnより高い場合(すなわち、電源電圧−入力レベル
が|Vtp|未満の場合)は、PchTr3bがオフで
あり、反対に入力レベルがVtn未満になるとNchT
r3cが急激にオフになるためである。帰還インバータ
15のPchTr15aとNchTr15bについても
しきい値は同様の傾向になる。
【0024】入力ノード6の入力レベルが“L”から
“H”に変化する場合、始め入力ノード6の入力レベル
が“L”の時、入力側インバータ3のPchTr3bが
オンしているため中間ノード7は“H”であり、出力側
インバータ4のNchTr4bがオンするので、出力側
インバータ4は出力ノード8に“L”出力する。帰還イ
ンバータ15は、PchTr5a,15aがオンなの
で、中間ノード7に“H”出力している。次に、入力ノ
ード6の入力レベルが次第に高くなり、NchTr3c
のしきい値Vtnを越えつつある時、入力側インバータ
3のPchTr3bがオフに向かい、代わってNchT
r3cがオンに向かう。また、入力側インバータ3のP
chTr3bがオフに向かうのに合わせて、帰還インバ
ータ15のPchTr15aもオフに向かう。したがっ
て、入力ノード6の入力レベルがしきい値Vtnを越え
ると程なく、中間ノード7は“L”となり、出力ノード
8は“H”となる。帰還インバータ15は、PchTr
5aに代わってNchTr5bがオンし、NchTr1
5bも入力ノード6の入力レベルが次第に高くなるにし
たがってより強く“L”に引くようになる。逆に、入力
ノード6の入力レベルが“H”から“L”に変化する場
合も、入力レベルがしきい値Vtn未満になるのに合わ
せて、入力側インバータ3のPchTr3bがオンに向
かい、NchTr3cがオフに向かうと共に、帰還イン
バータ15のNchTr15bもオフに向かう。したが
って、入力ノード6の入力レベルがしきい値Vtnを割
り込むと程なく、中間ノード7は“H”となり、出力ノ
ード8は“L”となる。
【0025】図2はこの実施の形態1の測定結果であ
る。電源電圧=5Vの実施の形態1では、VIH=2.9
5V、VIL=2.15Vで、ヒステリシス幅=0.80
Vであるのに対して、そのシュミット回路の電源電圧を
変化させた電源電圧=2Vの実施の形態1では、VIH
1.05V、VIL=0.90Vで、ヒステリシス幅=
0.15Vであり、電源電圧が小さくなったのに対し
て、ヒステリシス幅も小さくなっている。
【0026】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、入力ノード6からの信号に応じて中間ノード7に出
力する信号の出力強度を制限して出力する帰還インバー
タ15を設け、その帰還インバータ15のPchTr1
5aによって、入力ノード6が“L”から次第に“H”
に変化するにしたがいオフして、帰還インバータ15か
ら中間ノード7への“H”出力を制限したり、また、そ
の帰還インバータ15のNchTr15bによって、入
力ノード6が“H”から次第に“L”に変化するにした
がいオフして、帰還インバータ15から中間ノード7へ
の“L”出力を制限するので、ヒステリシス幅を広げる
作用をする帰還インバータ15から中間ノード7への出
力を制限することにより、ヒステリシス幅を狭くするこ
とができる効果が得られる。
【0027】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2によるシュミット回路を示す回路図であり、図3
(a)において、16は制御信号と入力ノード6からの
信号との否定論理和を中間ノード7に出力するNOR回
路(否定論理和回路)である。また、図3(b)はNO
R回路16の詳細を示す回路図であり、図3(b)にお
いて、16aは制御信号がゲートに接続されたPchT
r、16bはそのPchTr16aに直列接続され、入
力ノード6からの外部信号入力がゲートに接続されたP
chTr、16cはそのPchTr16bに直列接続さ
れ、制御信号がゲートに接続されたNchTr、16d
は中間ノード7に接続され、入力ノード6からの外部信
号入力がゲートに接続されたNchTrである。その他
の構成は、実施の形態1と同一なのでその重複する説明
を省略する。
【0028】次に動作について説明する。この実施の形
態2の構成は、図3に示したように、入力側インバータ
3の代わりに制御信号と入力ノード6からの信号との否
定論理和を中間ノード7に出力するNOR回路16を設
けたものである。制御信号として“H”を入力すれば、
NOR回路16の中間ノード7への出力は“L”に固定
されるので、出力ノード8を“H”に固定することがで
きる。また、制御信号として“L”を入力すれば、NO
R回路16の中間ノード7への出力は、入力ノード6か
らの外部信号入力に依存するので、これは実施の形態1
と同様な動作を行うことができる。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、入力側インバータ3の代わりに制御信号と入力ノー
ド6からの信号との否定論理和を中間ノード7に出力す
るNOR回路16を設けたので、実施の形態1の効果に
加えて、外部信号入力が半導体集積回路装置の他の機
能、例えば、オープンドレイン出力、アナログ/デジタ
ル変換入力、またはデジタル/アナログ変換出力などと
共用になっていて、シュミット入力機能を必要しない
時、制御信号で出力ノード8を“H”に固定する、すな
わち、シュミット出力を固定にすることにより、端子電
圧が中間的な電位になっていてもシュミット回路部の無
駄な貫通電流を無くす効果が得られる。
【0030】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3によるシュミット回路を示す回路図であり、図4
(a)において、17は制御信号と入力ノード6からの
信号との否定論理積を中間ノード7に出力するNAND
回路(否定論理積回路)である。また、図4(b)はN
AND回路17の詳細を示す回路図であり、図4(b)
において、17aは制御信号がゲートに接続されたPc
hTr、17bはそのPchTr17aに直列接続さ
れ、入力ノード6からの外部信号入力がゲートに接続さ
れたNchTr、17cはそのNchTr17bに直列
接続され、制御信号がゲートに接続されたNchTr、
17dは中間ノード7に接続され、入力ノード6からの
外部信号入力がゲートに接続されたPchTrである。
その他の構成は、実施の形態1と同一なのでその重複す
る説明を省略する。
【0031】次に動作について説明する。この実施の形
態3の構成は、図4に示したように、入力側インバータ
3の代わりに制御信号と入力ノード6からの信号との否
定論理積を中間ノード7に出力するNAND回路17を
設けたものである。制御信号として“L”を入力すれ
ば、NAND回路17の中間ノード7への出力は“H”
に固定されるので、出力ノード8を“L”に固定するこ
とができる。また、制御信号として“H”を入力すれ
ば、NAND回路17の中間ノード7への出力は、入力
ノード6からの外部信号入力に依存するので、これは実
施の形態1と同様な動作を行うことができる。
【0032】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、入力側インバータ3の代わりに制御信号と入力ノー
ド6からの信号との否定論理積を中間ノード7に出力す
るNAND回路17を設けたので、実施の形態1の効果
に加えて、外部信号入力が半導体集積回路装置の他の機
能、例えば、オープンドレイン出力、アナログ/デジタ
ル変換入力、またはデジタル/アナログ変換入力などと
共用になっていて、シュミット入力機能を必要しない
時、制御信号で出力ノード8を“L”に固定する、すな
わち、シュミット出力を固定にすることにより、端子電
圧が中間的な電位になっていてもシュミット回路部の無
駄な貫通電流を無くす効果が得られる。
【0033】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4によるシュミット回路を示す回路図であり、図にお
いて、18はヒステリシス幅制御信号に応じて作動さ
れ、出力ノード8からの信号を反転して中間ノード7に
出力すると共に、入力ノード6からの信号に応じて中間
ノード7に出力する信号の出力強度を制限して出力する
ヒステリシス幅制御回路である。また、そのヒステリシ
ス幅制御回路18の詳細を説明すれば、18a〜18c
はPchTr、18d〜18fはNchTrであり、V
CC3aおよびVSS3d間に直列接続されている。1
8gはヒステリシス幅制御信号を反転し、PchTr1
8aのゲートに出力するインバータである。なお、Pc
hTr18bおよびNchTr18eのゲートには出力
ノード8が接続され、PchTr18cおよびNchT
r18dのゲートには入力ノード6が接続され、さら
に、NchTr18fのゲートにはヒステリシス幅制御
信号が接続されている。その他の構成は、実施の形態1
と同一なのでその重複する説明を省略する。
【0034】次に動作について説明する。図5に示した
ヒステリシス幅制御回路18のVCC3aおよびVSS
3d間に接続されたPchTr18b,18cおよびN
chTr18d,18eからなる直列回路は、帰還イン
バータ15内のPchTr5a,15aおよびNchT
r5b,15bからなる直列回路と同一構成のものであ
り、出力ノード8からの信号を反転して中間ノード7に
出力すると共に、入力ノード6からの信号に応じて中間
ノード7に出力する信号の出力強度を制限して出力する
ものである。この直列回路を、ヒステリシス幅制御信号
に応じてPchTr18aおよびNchTr18fをオ
ンさせて作動することにより、中間ノード7には、帰還
インバータ15と共に並列に出力強度が制限された信号
が出力されるので、中間ノード7に出力される帰還信号
が大きくなる。したがって、その分、ヒステリシス幅を
大きくすることができる。
【0035】なお、上記実施の形態4では、ヒステリシ
ス幅制御回路18を1つ設けたものを示したが、ヒステ
リシス幅制御回路18を複数設けて、それぞれ異なるヒ
ステリシス幅制御信号に応じて作動させるように構成し
ても良く、この場合は、ヒステリシス幅制御回路18を
1つ設けたものに比べて、さらに、ヒステリシス幅を広
範囲で制御することができる。また、上記実施の形態4
では、ヒステリシス幅制御回路18を図1の構成に組み
合わせたものを示したが、ヒステリシス幅制御回路18
を図3および図4の構成に組み合わせても良い。
【0036】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、ヒステリシス幅制御信号に応じて作動され、出力ノ
ード8からの信号を反転して中間ノード7に出力すると
共に、入力ノード6からの信号に応じて中間ノード7に
出力する信号の出力強度を制限して出力するヒステリシ
ス幅制御回路18を設けたので、ヒステリシス幅制御信
号に応じてヒステリシス幅制御回路18を作動すること
により、中間ノード7には、帰還インバータ15と共に
並列に出力強度が制限された信号が出力されるので、中
間ノード7に出力される帰還信号が大きくなり、その
分、ヒステリシス幅を大きくすることができる効果が得
られる。
【0037】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5によるシュミット回路を示す回路図であり、図にお
いて、帰還インバータ15は、図1と接続順序が異なっ
ている。その接続順序は、VCC3a、PchTr(第
1のPchトランジスタ)15a、PchTr(第2の
Pchトランジスタ)5a、NchTr(第1のNch
トランジスタ)5b、NchTr(第2のNchトラン
ジスタ)15b、およびVSS3dの順である。その他
の構成は、実施の形態1と同一なのでその重複する説明
を省略する。
【0038】次に動作について説明する。図6に示した
構成では、図1に示した構成に比較して、それらトラン
ジスタのサイズの決定方法が異なるものの動作および効
果は実施の形態1と同一のものが得られる。なお、この
実施の形態5では、実施の形態1の帰還インバータ15
の変形例を示したが、この実施の形態5で示した帰還イ
ンバータ15は、図3〜図5に示した帰還インバータ、
および図5に示したヒステリシス幅制御回路18に任意
に適用しても良い。
【0039】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6によるシュミット回路を示す回路図であり、図にお
いて、帰還インバータ15は、図1と比較して、VCC
3a、PchTr5a,15aを除いた構成になってい
る。接続順序は、NchTr(第1のNchトランジス
タ)15b、NchTr(第2のNchトランジスタ)
5b、およびVSS3dの順である。その他の構成は、
実施の形態1と同一なのでその重複する説明を省略す
る。
【0040】次に動作について説明する。図7におい
て、入力ノード6が“L”から“H”に変化する場合
は、入力ノード6が“L”、中間ノード7が“H”、出
力ノード8が“L”であり、その出力ノード8に接続さ
れた帰還インバータ15は、NchTr5bだけなの
で、そのNchTr5bは、出力ノード8の“L”では
オンすることなく、したがって、入力ノード6が“L”
から“H”に変化する場合は、しきい値VIHは初段イ
ンバータ単独のしきい値に等しい。また、逆に入力ノー
ド6が“H”から次第に“L”に変化して入力側インバ
ータ3のしきい値を越えようとしている場合、帰還イン
バータ15は、出力ノード8の“H”を反転して弱い駆
動能力で“L”を中間ノード7に出力すると共に、帰還
インバータ15のNchTr15bのゲートには、入力
ノード6の信号が入力されているので、そのNchTr
15bは、入力ノード6が“H”から次第に“L”に変
化するにしたがいオフして、帰還インバータ15から中
間ノード7への“L”出力を制限する。
【0041】なお、この実施の形態6では、実施の形態
1の帰還インバータ15の変形例を示したが、この実施
の形態6で示した帰還インバータ15は、図3〜図5に
示した帰還インバータ、および図5に示したヒステリシ
ス幅制御回路18に任意に適用しても良い。
【0042】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、帰還インバータ15をNchTr15b、NchT
r5b、およびVSS3dの順で接続した構成にしたの
で、入力ノード6のVIHが初段インバータ単独のしき
い値で決まり、VILが帰還回路との組み合わせで決ま
ることにより、本発明の特徴的な特性をVIL側にのみ
持たせる効果が得られる。
【0043】実施の形態7.図8はこの発明の実施の形
態7によるシュミット回路を示す回路図であり、図にお
いて、帰還インバータ15は、図6と比較して、VCC
3a、PchTr15a,5aを除いた構成になってい
る。接続順序は、NchTr(第1のNchトランジス
タ)5b、NchTr(第2のNchトランジスタ)1
5b、およびVSS3dの順である。その他の構成は、
実施の形態5と同一なのでその重複する説明を省略す
る。
【0044】次に動作について説明する。図8に示した
構成では、図7に示した構成に比較して、それらトラン
ジスタのサイズの決定方法が異なるものの動作および効
果は実施の形態6と同一のものが得られる。なお、この
実施の形態7では、実施の形態6の帰還インバータ15
の変形例を示したが、この実施の形態7で示した帰還イ
ンバータ15は、図3〜図5に示した帰還インバータ、
および図5に示したヒステリシス幅制御回路18に任意
に適用しても良い。
【0045】実施の形態8.図9はこの発明の実施の形
態8によるシュミット回路を示す回路図であり、図にお
いて、帰還インバータ15は、図1と比較して、Nch
Tr15b,5b、VSS3dを除いた構成になってい
る。接続順序は、VCC3a、PchTr(第1のPc
hトランジスタ)5a、およびPchTr(第2のPc
hトランジスタ)15aの順である。その他の構成は、
実施の形態1と同一なのでその重複する説明を省略す
る。
【0046】次に動作について説明する。図9におい
て、入力ノード6が“L”から次第に“H”に変化して
入力側インバータ3のしきい値を越えようとしている場
合、帰還インバータ15は、出力ノード8の“L”を反
転して弱い駆動能力で“H”を中間ノード7に出力する
と共に、帰還インバータ15のPchTr15aのゲー
トには、入力ノード6の信号が入力されているので、そ
のPchTr15aは、入力ノード6が“L”から次第
に“H”に変化するにしたがいオフして、帰還インバー
タ15から中間ノード7への“H”出力を制限する。ま
た、逆に入力ノード6が“H”から“L”に変化する場
合は、入力ノード6が“H”、中間ノード7が“L”、
出力ノード8が“H”であり、その出力ノード8に接続
された帰還インバータ15は、PchTr5aだけなの
で、そのPchTr5aは、出力ノード8の“H”では
オンすることなく、したがって、入力ノード6が“H”
から“L”に変化する場合は、ヒステリシスが生じるこ
とはない。
【0047】なお、この実施の形態8では、実施の形態
1の帰還インバータ15の変形例を示したが、この実施
の形態8で示した帰還インバータ15は、図3〜図5に
示した帰還インバータ、および図5に示したヒステリシ
ス幅制御回路18に任意に適用しても良い。
【0048】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、帰還インバータ15をVCC3a、PchTr5
a、およびPchTr15aの順で接続した構成にした
ので、入力ノード6が“H”から“L”に変化した場合
にヒステリシスを与えることなく、また、入力ノード6
が“L”から“H”に変化した場合に、ヒステリシス幅
を広げる作用をする帰還インバータ15から中間ノード
7への出力を制限することにより、ヒステリシス幅を狭
くすることができる効果が得られる。また、入力ノード
6が“L”から“H”に変化した場合にのみヒステリシ
スが必要な回路に適用すれば、実施の形態1に比較して
簡単に構成することができる効果が得られる。
【0049】実施の形態9.図10はこの発明の実施の
形態9によるシュミット回路を示す回路図であり、図に
おいて、帰還インバータ15は、図6と比較して、Nc
hTr15b,5b、VSS3dを除いた構成になって
いる。接続順序は、VCC3a、PchTr(第1のP
chトランジスタ)15a、およびPchTr(第2の
Pchトランジスタ)5aの順である。その他の構成
は、実施の形態5と同一なのでその重複する説明を省略
する。
【0050】次に動作について説明する。図10に示し
た構成では、図9に示した構成に比較して、それらトラ
ンジスタのサイズの決定方法が異なるものの動作および
効果は実施の形態8と同一のものが得られる。なお、こ
の実施の形態9では、実施の形態8の帰還インバータ1
5の変形例を示したが、この実施の形態9で示した帰還
インバータ15は、図3〜図5に示した帰還インバー
タ、および図5に示したヒステリシス幅制御回路18に
任意に適用しても良い。
【0051】実施の形態10.図11はこの発明の実施
の形態10によるシュミット回路を示す回路図であり、
図において、帰還インバータ15は、従来技術に示した
帰還インバータ5と同一構成の反転回路19と、その反
転回路19のPchTr5aとNchTr5bとの接続
点から中間ノード6に出力する信号の出力強度を制限す
るトランスミッションゲート(切替回路)20とによっ
て構成したものである。また、さらに詳細を説明すれ
ば、反転回路19において、VCC3a、PchTr5
a、NchTr5b、およびVSS3dの順で直列接続
されると共に、PchTr5aおよびNchTr5bの
ゲートと出力ノード8とが接続されたものである。ま
た、トランスミッションゲート20において、PchT
r15aおよびNchTr15bが対向接続されると共
に、それらPchTr15aおよびNchTr15bの
ゲートと入力ノード6とが接続されたものである。その
他の構成は、実施の形態1と同一なのでその重複する説
明を省略する。
【0052】次に動作について説明する。上記実施の形
態1から実施の形態4では、PchTr5aおよびNc
hTr5bに、PchTr15aおよびNchTr15
bを直列接続して、帰還インバータ15から中間ノード
7への出力を制限したが、この実施の形態10では、P
chTr5aおよびNchTr5bからなる反転回路1
9の出力にトランスミッションゲート20を接続し、そ
のトランスミッションゲート20を入力ノード6の信号
に応じて制御することにより、反転回路19から中間ノ
ード7への出力を制限する。したがって、ほぼ実施の形
態1と同様な効果が得られる。
【0053】なお、この実施の形態10では、実施の形
態1の帰還インバータ15の変形例を示したが、この実
施の形態10で示した帰還インバータ15は、図3〜図
5に示した帰還インバータ、および図5に示したヒステ
リシス幅制御回路18に任意に適用しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
ノードからの信号に応じて中間ノードに出力する信号の
出力強度を制限して出力する帰還反転回路を備えるよう
に構成したので、ヒステリシス幅を広げる作用をする帰
還反転回路から中間ノードへの出力を制限することによ
り、ヒステリシス幅を狭くすることができる効果が得ら
れる。
【0055】この発明によれば、制御信号と入力ノード
からの信号との否定論理和を中間ノードに出力する否定
論理和回路と、入力ノードからの信号に応じて中間ノー
ドに出力する信号の出力強度を制限して出力する帰還反
転回路とを備えるように構成したので、入力ノードから
の信号がシュミット入力機能を必要しない時、制御信号
で出力ノードを“H”に固定することにより、端子電圧
が中間的な電位になっていてもシュミット回路部の無駄
な貫通電流を無くす効果が得られる。
【0056】この発明によれば、制御信号と入力ノード
からの信号との否定論理積を中間ノードに出力する否定
論理積回路と、入力ノードからの信号に応じて中間ノー
ドに出力する信号の出力強度を制限して出力する帰還反
転回路とを備えるように構成したので、入力ノードから
の信号がシュミット入力機能を必要しない時、制御信号
で出力ノードを“L”に固定することにより、端子電圧
が中間的な電位になっていてもシュミット回路部の無駄
な貫通電流を無くす効果が得られる。
【0057】この発明によれば、ヒステリシス幅制御信
号に応じて作動され、出力ノードからの信号を反転して
中間ノードに出力すると共に、入力ノードからの信号に
応じて中間ノードに出力する信号の出力強度を制限して
出力するヒステリシス幅制御回路を備えるように構成し
たので、ヒステリシス幅制御信号に応じてヒステリシス
幅制御回路を作動することにより、中間ノードには、帰
還反転回路と共に並列に出力強度が制限された信号が出
力されるので、中間ノードに出力される帰還信号が大き
くなり、その分、ヒステリシス幅を大きくすることがで
きる効果が得られる。
【0058】この発明によれば、帰還反転回路を、電
源、第1のPchトランジスタ、第2のPchトランジ
スタ、第1のNchトランジスタ、第2のNchトラン
ジスタ、および低電源の順で直列接続されると共に第2
のPchトランジスタと第1のNchトランジスタとの
接続点と中間ノードとが接続され、第1のPchトラン
ジスタおよび第2のNchトランジスタのゲートと出力
ノードとが接続されると共に第2のPchトランジスタ
および第1のNchトランジスタのゲートと入力ノード
とが接続されるか、または、第2のPchトランジスタ
および第1のNchトランジスタのゲートと出力ノード
とが接続されると共に第1のPchトランジスタおよび
第2のNchトランジスタのゲートと入力ノードとが接
続されるように構成したので、ヒステリシス幅を広げる
作用をする帰還反転回路から中間ノードへの出力を制限
することにより、ヒステリシス幅を狭くすることができ
ると共に、PchトランジスタおよびNchトランジス
タの直列接続によって容易に構成することができる効果
が得られる。
【0059】この発明によれば、帰還反転回路を、第1
のNchトランジスタ、第2のNchトランジスタ、お
よび低電源の順で直列接続されると共に第1のNchト
ランジスタの第1のNchトランジスタと第2のNch
トランジスタとの否接続点と中間ノードとが接続され、
第2のNchトランジスタのゲートと出力ノードとが接
続されると共に第1のNchトランジスタのゲートと入
力ノードとが接続されるか、または、第1のNchトラ
ンジスタのゲートと出力ノードとが接続されると共に第
2のNchトランジスタのゲートと入力ノードとが接続
されるように構成したので、入力ノードが“L”から
“H”に変化した場合にヒステリシスを与えることな
く、また、入力ノードが“H”から“L”に変化した場
合に、ヒステリシス幅を広げる作用をする帰還反転回路
から中間ノードへの出力を制限することにより、ヒステ
リシス幅を狭くすることができると共に、第1および第
2のNchトランジスタの直列接続によって容易に構成
することができる効果が得られる。
【0060】この発明によれば、帰還反転回路を、電
源、第1のPchトランジスタ、および第2のPchト
ランジスタの順で直列接続されると共に第2のPchト
ランジスタの第1のPchトランジスタと第2のPch
トランジスタとの否接続点と中間ノードとが接続され、
第1のPchトランジスタのゲートと出力ノードとが接
続されると共に第2のPchトランジスタのゲートと入
力ノードとが接続されるか、または、第2のPchトラ
ンジスタのゲートと出力ノードとが接続されると共に第
1のPchトランジスタのゲートと入力ノードとが接続
されるように構成したので、入力ノードが“H”から
“L”に変化した場合にヒステリシスを与えることな
く、また、入力ノードが“L”から“H”に変化した場
合に、ヒステリシス幅を広げる作用をする帰還反転回路
から中間ノードへの出力を制限することにより、ヒステ
リシス幅を狭くすることができると共に、第1および第
2のPchトランジスタの直列接続によって容易に構成
することができる効果が得られる。
【0061】この発明によれば、帰還反転回路を、電
源、第1のPchトランジスタ、第1のNchトランジ
スタ、および低電源の順で直列接続されると共に第1の
Pchトランジスタおよび第1のNchトランジスタの
ゲートと出力ノードとが接続された反転回路と、第2の
Pchトランジスタおよび第2のNchトランジスタが
対向接続されると共に第2のPchトランジスタおよび
第2のNchトランジスタのゲートと入力ノードとが接
続され、反転回路の第1のPchトランジスタと第1の
Nchトランジスタとの接続点から中間ノードに出力す
る信号の出力強度を制限する切替回路とを備えるように
構成したので、切替回路を加えるだけでヒステリシス幅
を狭くすることができ、容易に構成することができる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1および従来のシュミ
ット回路の特性を示す特性図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態6によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態7によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態8によるシュミット回
路を示す回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態9によるシュミット
回路を示す回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態10によるシュミッ
ト回路を示す回路図である。
【図12】 従来のシュミット回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
3 入力側インバータ(入力側反転回路)、3a VC
C(電源)、3d VSS(低電源)、4 出力側イン
バータ(出力側反転回路)、5a PchTr(第1の
Pchトランジスタ,第2のPchトランジスタ)、5
b NchTr(第1のNchトランジスタ,第2のN
chトランジスタ)、6 入力ノード、7 中間ノー
ド、8 出力ノード、12 シュミット回路、15 帰
還インバータ(帰還反転回路)、15a PchTr
(第1のPchトランジスタ,第2のPchトランジス
タ)、15b NchTr(第1のNchトランジス
タ,第2のNchトランジスタ)、16 NOR回路
(否定論理和回路)、17 NAND回路(否定論理積
回路)、18 ヒステリシス幅制御回路、19 反転回
路、20 トランスミッションゲート(切替回路)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ノードからの信号を反転して中間ノ
    ードに出力する入力側反転回路と、上記中間ノードから
    の信号を反転して出力ノードに出力する出力側反転回路
    と、上記出力ノードからの信号を反転して上記中間ノー
    ドに出力すると共に、上記入力ノードからの信号に応じ
    てその中間ノードに出力する信号の出力強度を制限して
    出力する帰還反転回路とを備えたシュミット回路。
  2. 【請求項2】 制御信号と入力ノードからの信号との否
    定論理和を中間ノードに出力する否定論理和回路と、上
    記中間ノードからの信号を反転して出力ノードに出力す
    る出力側反転回路と、上記出力ノードからの信号を反転
    して上記中間ノードに出力すると共に、上記入力ノード
    からの信号に応じてその中間ノードに出力する信号の出
    力強度を制限して出力する帰還反転回路とを備えたシュ
    ミット回路。
  3. 【請求項3】 制御信号と入力ノードからの信号との否
    定論理積を中間ノードに出力する否定論理積回路と、上
    記中間ノードからの信号を反転して出力ノードに出力す
    る出力側反転回路と、上記出力ノードからの信号を反転
    して上記中間ノードに出力すると共に、上記入力ノード
    からの信号に応じてその中間ノードに出力する信号の出
    力強度を制限して出力する帰還反転回路とを備えたシュ
    ミット回路。
  4. 【請求項4】 ヒステリシス幅制御信号に応じて作動さ
    れ、出力ノードからの信号を反転して中間ノードに出力
    すると共に、入力ノードからの信号に応じてその中間ノ
    ードに出力する信号の出力強度を制限して出力するヒス
    テリシス幅制御回路を備えたことを特徴とする請求項1
    から請求項3のうちのいずれか1項記載のシュミット回
    路。
  5. 【請求項5】 帰還反転回路は、電源、第1のPchト
    ランジスタ、第2のPchトランジスタ、第1のNch
    トランジスタ、第2のNchトランジスタ、および低電
    源の順で直列接続されると共にそれら第2のPchトラ
    ンジスタと第1のNchトランジスタとの接続点と中間
    ノードとが接続され、それら第1のPchトランジスタ
    および第2のNchトランジスタのゲートと出力ノード
    とが接続されると共にそれら第2のPchトランジスタ
    および第1のNchトランジスタのゲートと入力ノード
    とが接続されるか、または、それら第2のPchトラン
    ジスタおよび第1のNchトランジスタのゲートと出力
    ノードとが接続されると共にそれら第1のPchトラン
    ジスタおよび第2のNchトランジスタのゲートと入力
    ノードとが接続されたことを特徴とする請求項1から請
    求項3のうちのいずれか1項記載のシュミット回路。
  6. 【請求項6】 帰還反転回路は、第1のNchトランジ
    スタ、第2のNchトランジスタ、および低電源の順で
    直列接続されると共にその第1のNchトランジスタの
    それら第1のNchトランジスタと第2のNchトラン
    ジスタとの否接続点と中間ノードとが接続され、その第
    2のNchトランジスタのゲートと出力ノードとが接続
    されると共にその第1のNchトランジスタのゲートと
    入力ノードとが接続されるか、または、その第1のNc
    hトランジスタのゲートと出力ノードとが接続されると
    共にその第2のNchトランジスタのゲートと入力ノー
    ドとが接続されたことを特徴とする請求項1から請求項
    3のうちのいずれか1項記載のシュミット回路。
  7. 【請求項7】 帰還反転回路は、電源、第1のPchト
    ランジスタ、および第2のPchトランジスタの順で直
    列接続されると共にその第2のPchトランジスタのそ
    れら第1のPchトランジスタと第2のPchトランジ
    スタとの否接続点と中間ノードとが接続され、その第1
    のPchトランジスタのゲートと出力ノードとが接続さ
    れると共にその第2のPchトランジスタのゲートと入
    力ノードとが接続されるか、または、その第2のPch
    トランジスタのゲートと出力ノードとが接続されると共
    にその第1のPchトランジスタのゲートと入力ノード
    とが接続されたことを特徴とする請求項1から請求項3
    のうちのいずれか1項記載のシュミット回路。
  8. 【請求項8】 帰還反転回路は、電源、第1のPchト
    ランジスタ、第1のNchトランジスタ、および低電源
    の順で直列接続されると共にそれら第1のPchトラン
    ジスタおよび第1のNchトランジスタのゲートと出力
    ノードとが接続された反転回路と、第2のPchトラン
    ジスタおよび第2のNchトランジスタが対向接続され
    ると共にそれら第2のPchトランジスタおよび第2の
    Nchトランジスタのゲートと入力ノードとが接続さ
    れ、上記反転回路の上記第1のPchトランジスタと上
    記第1のNchトランジスタとの接続点から中間ノード
    に出力する信号の出力強度を制限する切替回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいず
    れか1項記載のシュミット回路。
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