JP2000138576A - 差動増幅回路 - Google Patents

差動増幅回路

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JP2000138576A JP10309014A JP30901498A JP2000138576A JP 2000138576 A JP2000138576 A JP 2000138576A JP 10309014 A JP10309014 A JP 10309014A JP 30901498 A JP30901498 A JP 30901498A JP 2000138576 A JP2000138576 A JP 2000138576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造バラツキにより出力信号レベルが変動する
ことを防止し、小振幅の差動入力信号が変動する場合で
も受信することができる差動増幅回路を提供する。 【解決手段】ゲートに入力が供給され、ドレインに負荷
回路が接続され、ソースに電流源が接続された1対の入
力MOSトランジスタN1,N2を有する差動増幅回路
において、電流源I1の電流値を入力MOSトランジス
タの特性変動に連動して変動させて、入力MOSトラン
ジスタのドレイン端子n1に生成される出力レベルの変
動を抑える。即ち、製造プロセスによりNチャネルトラ
ンジスタの電流駆動能力が高くなるように変動する場合
は、電流値を抑え、Nチャネルトランジスタの電流駆動
能力が低くなるように変動する場合は、電流値を大きく
する電流源回路を設ける。ドレイン端子n1の出力レベ
ルは、負荷回路L1,L2のインピーダンスと入力トラ
ンジスタN1,N2のインピーダンスの比によって決定
する。従って、Nチャネルトランジスタの電流駆動能力
が高くなりそのインピーダンスが下がる場合は、電流源
の電流値を減少させ、出力レベルの低下を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板内に形
成される差動増幅回路或いは差動入力回路に関し、プロ
セスのバラツキに起因するトランジスタ特性のバラツキ
の影響を抑え、また、差動入力信号のレベル変動の影響
を受けない差動増幅回路或いは差動入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】差動入力がそれぞれのゲートに供給さ
れ、ドレインに出力を生成する1対のMOSトランジス
タを有する差動増幅回路あるいは差動入力回路(以下簡
単のために差動増幅回路)が広く利用されている。かか
る差動増幅回路は、1対のMOSトランジスタのソース
に電流源を接続して一定の電流を供給し、ゲートに供給
された差動入力を比較し、1対のMOSトランジスタの
一方の導電性を高くし他方の導電性を低くする。
【0003】差動入力として、例えば100mVなどの
小振幅の信号が供給される場合や、振幅の中心電圧の変
動が大きい差動入力信号が供給される場合は、上記の電
流源の電流をできるだけ一定にして、差動増幅回路の動
作を安定化させることが一般的である。
【0004】図1は、従来の差動増幅回路の例を示す図
である。この差動増幅回路は、ゲートに差動入力IN,
/INが供給されソースが共通接続された1対のNチャ
ネル入力MOSトランジスタN1,N2と、それらのド
レインと第1の電源Vddとの間に設けられた負荷回路L
1,L2と、ソースと第2の電源Vssとの間に設けられ
た電流源I1とを有する。差動入力IN,/INに応じ
て、トランジスタN2のドレイン端子n1に増幅された
出力が生成される。この出力n1は、更にPチャネルM
OSトランジスタP3とNチャネルMOSトランジスタ
N3からなるCMOSインバータの入力に供給される。
【0005】図2は、従来の差動増幅回路の別の例を示
す図である。この差動増幅回路も、1対の入力MOSト
ランジスタN1,N2、負荷回路L1,L2、及び電流
源I1とを有する。更に、図2の差動増幅回路は、トラ
ンジスタN2のドレイン端子n1が、Pチャネルの出力
MOSトランジスタP4のゲートに接続され、出力MO
SトランジスタP4と電流源I2との接続点n3が、C
MOSインバータの入力に供給される。出力MOSトラ
ンジスタP4により、ドレイン端子n1の信号を反転増
幅した信号n3が、CMOSインバータに供給される点
で、図1の差動増幅回路と異なる。
【0006】上記の従来の差動増幅回路は、入力INの
電圧がその反転入力/INよりも低い場合は、トランジ
スタN2が導通してノードn1の電圧はLレベルにな
り、逆に入力INの電圧がその反転入力/INよりも高
い場合は、トランジスタN2が非導通になりノードn1
の電圧はHレベルになる。図1の差動増幅回路では、こ
のノードn1のHレベルまたはLレベルに応じて、イン
バータの出力n2にLレベルまたはHレベルが生成され
る。また、図2の差動増幅回路では、ノードn1のHレ
ベルまたはLレベルに応じて、ノードn3にLレベルま
たはHレベルがそれぞれ生成され、更に、インバータの
出力n2にHレベルまたはLレベルが生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3は、上記従来例の
課題を説明する図である。図3(A)は、上記差動増幅
回路の出力n1,n3と、CMOSインバータの閾値V
thCとの関係を示す図であり、図3(B)は、それに対
応するCMOSインバータの出力n2の電圧レベルを示
す図である。
【0008】差動増幅回路の出力n1、n3は、電源V
ddとVssの間でフルスイングすることなく所定の振幅の
Hレベル、Lレベルになる。それに対して、CMOSイ
ンバータの出力n2は、高い電源VddレベルのHレベル
か、低い電源VssレベルのLレベルになりフルスイング
する。一方、半導体基板上に集積回路の一部として差動
増幅回路が形成される場合、プロセスバラツキに起因し
て、MOSトランジスタの特性にバラツキが発生する。
例えば、NチャンネルMOSトランジスタの駆動能力が
大きくなるような特性変動が発生した場合は、導通する
MOSトランジスタN2のインピーダンスが低くなるの
で、ノードn1の振幅の中心電圧が低くなる傾向にあ
る。即ち、図3の実線から一点鎖線に変動する。逆に、
NチャネルMOSトランジスタの駆動能力が小さくなる
ような特性変動が発生した場合は、導通するMOSトラ
ンジスタN2のインピーダンスが高くなるので、ノード
n1の振幅の中心電圧が高くなる傾向にある。即ち、図
3の実線から破線に変動する。
【0009】上記のプロセスバラツキに起因して生じる
出力n1の振幅の中心値の上下への変動は、負荷回路L
1,L2にPチャネルMOSトランジスタが利用される
場合であって、PチャンネルMOSトランジスタの駆動
能力がNチャネルMOSトランジスタの駆動能力の変動
と逆方向に変動した場合には、特に顕著に現れる。図2
に示したPチャンネルの出力MOSトランジスタを設け
る場合でも、同様にプロセスのバラツキに起因して、出
力n3の振幅の中心値が上下に変動する。
【0010】差動増幅回路の出力n1やn3が、図3の
様に変動すると、その出力n1,n3により駆動される
後段のCMOSインバータのPチャンネルトランジスタ
P3またはNチャンネルトランジスタN3のいずれか一
方が、完全に非導通状態になることができなくなり、C
MOSインバータに電源VddからVssに向かって貫通電
流が発生する。このような貫通電流の発生は、消費電力
の増大と共に、CMOSインバータの出力n2が完全に
電源レベルまで振幅できないという問題を招く。
【0011】更に、第2の課題について説明すると、図
3に示される通り、差動増幅回路の出力n1,n3がC
MOSインバータの閾値電圧VthCより高い場合にその
出力がLレベルになり、低い場合に出力がHレベルにな
る。ところが、差動増幅回路の出力n1,n3の電圧が
製造プロセスにより図3の如く上下に変動すると、CM
OSインバータの閾値電圧に対する入力のHレベルまた
はLレベルのタイミングが異なる。その結果、CMOS
インバータの入力立ち上がり伝播遅延時間と入力立ち下
がり伝播遅延時間とが食い違うことになり、高速動作に
おいて無視できない特性の変動になる。CMOSインバ
ータの閾値電圧VthCは、PチャンネルトランジスタP
3とNチャネルトランジスタN3の電流値の比できまる
値であるので、トランジスタの特性の変動によってその
閾値電圧VthCも変化する。しかしながら、かかる閾値
電圧の変動幅は、差動増幅回路の出力レベルの変動に比
べて小さい。
【0012】第3の課題は、差動増幅回路の差動入力の
振幅の中心電圧が変動する場合、差動増幅回路の入力ト
ランジスタの差動動作に支障が生じることである。例え
ば、電源システムの異なる外部の回路からの差動入力
が、差動増幅回路が設けられた半導体装置の電源システ
ムを基準にすると非常に低くなる場合がある。例えば、
差動入力が100mV程度の振幅であるところに、外部
からの差動入力の振幅の中心値が例えば1V程度低くな
ると、差動増幅回路のNチャンネルの入力トランジスタ
N1,N2のゲート・ソース間電圧がトランジスタの閾
値電圧より低くなり、両トランジスタN1,N2が共に
非導通状態になる。その結果、差動入力に対する電圧比
較動作が不能になる。入力トランジスタN1,N2は一
般にエンハンスメント型に構成されるので、それらのゲ
ートに供給される差動入力信号は、グランド電圧Vssよ
りもある程度高い中心値レベルを有する必要があるので
ある。
【0013】そこで、本発明の目的は、製造プロセスな
どに起因してトランジスタの特性が変動しても、出力レ
ベルの変動が抑えられる差動増幅回路または差動入力回
路を提供することにある。
【0014】更に、本発明の目的は、差動入力信号の振
幅の中心値が種々異なる場合でも、正常に差動増幅動作
を行うことができる差動増幅回路または差動入力回路を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、ゲートに入力が供給され、ドレイ
ンに負荷回路が接続され、ソースに電流源が接続された
1対の入力MOSトランジスタを有する差動増幅回路に
おいて、電流源の電流値を入力MOSトランジスタの特
性変動に連動して変動させて、入力MOSトランジスタ
のドレイン端子に生成される出力レベルの変動を抑える
ことを特徴とする。即ち、従来の差動増幅回路と異な
り、電流源の電流値を一定にはせずに、製造プロセスに
起因するトランジスタ特性に連動して変動させる。
【0016】より具体的には、入力MOSトランジスタ
がNチャンネルの場合で説明すると、製造プロセスによ
りNチャネルトランジスタの電流駆動能力が高くなるよ
うに変動する場合は、電流値を抑え、Nチャネルトラン
ジスタの電流駆動能力が低くなるように変動する場合
は、電流値を大きくする電流源回路を設ける。ドレイン
端子の出力レベルは、負荷回路のインピーダンスと入力
トランジスタのインピーダンスの比によって決定する。
従って、Nチャネルトランジスタの電流駆動能力が高く
なりそのインピーダンスが下がる場合は、電流源の電流
値を減少させ、出力レベルの低下を抑える。逆に、Nチ
ャネルトランジスタの電流駆動能力が低くなりそのイン
ピーダンスが上がる場合は、電流源の電流値を増加さ
せ、出力レベルの上昇を抑える。
【0017】上記の目的を達成するために、第1の発明
は、同一の半導体基板内に形成され、入力を比較して増
幅された出力を生成する差動増幅回路において、ゲート
に第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレインが
それぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続され、ソー
スが共通接続された1対の第1導電型の入力MOSトラ
ンジスタと、前記ソースと第2の電源の間に設けられ、
前記ソースに電流を供給する電流源とを有し、前記電流
源は、第1導電型のMOSトランジスタの駆動能力が前
記第1導電型と反対の第2導電型のMOSトランジスタ
に対してより高い方向に変動する第1の状態の場合は、
第1の電流を供給し、より低い方向に変動する第2の状
態の場合は、前記第1の電流より大きい第2の電流を供
給することを特徴とする。
【0018】更に、上記の目的を達成するために、第2
の発明は、差動入力信号が供給される1対の入力トラン
ジスタに加えて、差動入力信号が供給されるそれとは反
対導電型の1対の入力トランジスタを設ける。そして、
入力トランジスタのドレインを供給されその反転出力を
生成する出力トランジスタの出力端子と、上記の反対導
電型の1対の入力トランジスタのドレインとを接続す
る。かかる構成の差動増幅回路によれば、差動入力信号
の振幅の中心値が種々のレベルであっても、いずれか一
方の入力トランジスタ対が差動増幅動作を行うので、広
いレンジの差動入力信号に対応することができる。
【0019】上記の目的を達成するために、第2の発明
は、同一の半導体基板内に形成され、差動入力を比較し
て増幅された出力を生成する差動増幅回路において、ゲ
ートに第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレイ
ンがそれぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続され、
ソースが共通接続され第1の電流源に接続された1対の
第1導電型入力MOSトランジスタと、ゲートに前記1
対の第1導電型入力MOSトランジスタのドレインの信
号がそれぞれ入力され、ドレインに差動出力を生成する
1対の第2導電型の出力MOSトランジスタと、ゲート
に前記第2及び第1の入力がそれぞれ供給され、ドレイ
ンがそれぞれ前記1対の出力MOSトランジスタのドレ
インに接続され、ソースが第2の電流源を介して第1の
電源に接続された1対の第2導電型入力MOSトランジ
スタとを有することを特徴とする。
【0020】更に、上記した第2の発明の差動増幅回路
と第1の発明の差動増幅回路とを組み合わせることによ
り、差動入力信号を第2の発明の差動増幅回路で受信
し、その差動出力信号を第1の発明の差動増幅回路で受
信して、増幅された出力を生成することで、広いレンジ
の差動入力信号を受信することができ、製造プロセスの
影響を少なくした一定レベルの出力を生成することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0022】[第1の実施の形態例]図4は、第1の実
施の形態例の差動増幅回路を示す図である。図4の差動
増幅回路は、ゲートに第1の入力INが供給されるNチ
ャネル入力トランジスタN1と、第2の入力/INが供
給されるNチャネル入力トランジスタN2とを有する。
これらのトランジスタN1,N2はソースが共通接続さ
れ、電流源回路I1が接続される。また、これらのトラ
ンジスタN1,N2のドレインと電源Vddとの間には、
それぞれ負荷回路L1,L2が接続される。そして、こ
の例では、トランジスタN2のドレイン端子n1の出力
が、後段のCMOSインバータに供給される。
【0023】図4の差動増幅回路において、製造バラツ
キなどにより、NチャネルMOSトランジスタの電流駆
動能力がPチャンネルMOSトランジスタの電流駆動能
力に対してより高い方向に変動する場合は、電流源I1
の電流量が少なくなる。また、逆に、NチャネルMOS
トランジスタの電流駆動能力がPチャンネルMOSトラ
ンジスタの電流駆動能力に対してより低い方向に変動す
る場合は、電流源I1の電流量が多くなる。
【0024】電流源I1の回路は、トランジスタN1,
N2の共通ソース端子に電流を供給するNチャネルトラ
ンジスタN10と、電源VddとVssとの間に直列に接続
されたPチャンネルトランジスタP11とNチャネルト
ランジスタN11とを有する。トランジスタP11,N
11は、共にゲートとドレインが接続され、その接続さ
れたドレインが、トランジスタN10のゲートに接続さ
れる。
【0025】今仮に、製造バラツキなどにより、Nチャ
ネルMOSトランジスタの電流駆動能力がPチャンネル
MOSトランジスタの電流駆動能力に対してより高い方
向に変動する第1の状態とすると、Pチャネルトランジ
スタP11のインピーダンスに対してNチャネルトラン
ジスタN11のインピーダンスが小さくなる方向に変動
する。その結果、それらのトランジスタのドレイン端子
n10の電圧が低くなり、NチャネルトランジスタN1
0の電流が抑えられる。それにより、トランジスタN1
0のインピーダンスは高くなり、低下したトランジスタ
N2のインピーダンスの変動と相殺され、ドレイン端子
n1のレベル変動は抑えられる。
【0026】一方、製造バラツキなどにより、Nチャネ
ルMOSトランジスタの電流駆動能力がPチャンネルM
OSトランジスタの電流駆動能力に対してより低い方向
に変動する第2の状態とすると、Pチャネルトランジス
タP11のインピーダンスに対してNチャネルトランジ
スタN11のインピーダンスが大きくなる方向に変動す
る。その結果、それらのトランジスタのドレイン端子n
10の電圧が高くなり、NチャネルトランジスタN10
の電流が増加する。それにより、トランジスタN10の
インピーダンスは低くなり、増加したトランジスタN2
のインピーダンスの変動と相殺され、ドレイン端子n1
のレベル変動は抑えられる。
【0027】尚、図4の差動増幅回路のノードn1と後
段のCMOSインバータとの間に、図2の如くPチャネ
ルトランジスタからなる出力回路を挿入しても同様の作
用効果を有する。但し、その場合は、出力信号が反転す
る。
【0028】図5は、第1の実施の形態例の差動増幅回
路を示す図である。図5には、3種類の負荷回路の例が
示され、図5(A)には、PチャネルトランジスタP4
の出力回路が設けられた例が示される。図4の差動増幅
回路と対応する部分には同じ引用番号を付した。
【0029】図5(A)の例は、負荷回路が抵抗R1,
R2で構成される。そして、トランジスタN2のドレイ
ン端子n1は、出力回路のPチャネルトランジスタP4
のゲートに供給され、トランジスタP4と電流源I2と
の接続点n3が、後段のCMOSインバータに供給され
る。この場合も、トランジスタN10、P11、N11
からなる電流源回路により、ドレイン端子n1の変動が
抑えられるので、その電位に応じて反転増幅される出力
n3の変動も抑えられる。
【0030】図5(B)の例は、負荷回路がゲートに一
定電圧V1が供給されるPチャネルトランジスタP1
2,P13で構成される。この例の場合、Nチャネルト
ランジスタの電流駆動能力が、Pチャネルトランジスタ
の電流駆動能力に対してより高い方向に変動する第1の
状態の時は、ドレイン端子n1の電圧レベルは、負荷ト
ランジスタP13、入力トランジスタN2、及び電流源
トランジスタN10のインピーダンスの比で決定される
ので、その変動が顕在化される。但し、図5(B)の回
路では、トランジスタN10のゲート電圧が下がるの
で、電流源トランジスタN10のインピーダンスが高く
なり、トランジスタP13,N2のインピーダンスの変
動と相殺され、ドレイン端子n1の電圧レベルの変動は
抑えられる。上記した第2の状態のときも、同様であ
る。
【0031】図5(C)の例は、負荷回路がPチャネル
トランジスタP14,P15で構成される。トランジス
タP14、P15のゲートがトランジスタP14のドレ
インに接続される。従って、入力信号IN,/INの差
に応じて発生するトランジスタN1の小振幅の信号がト
ランジスタP15により増幅され、ドレイン端子n1に
は比較的大きな振幅の信号が出力される。そして、この
例の場合でも、製造バラツキなどに応じて出力n1の電
圧レベルが変動するが、上記した電流源回路の動作によ
り、出力n1の電圧レベルの変動は抑えられる。
【0032】以上、第1の実施の形態例の差動増幅回路
では、製造バラツキなどが原因でトランジスタの特性が
変動しても、出力の振幅の中心値が変動することが防止
され、図3の実線のレベルが維持される。従って、後段
のCMOSインバータを構成する一方のトランジスタが
確実に非導通になり、貫通電流が流れることはない。ま
た、常に出力n1,n3が後段のCMOSインバータの
閾値電圧VthCを中心として上下に変化するので、入力
の立ち上がり伝播遅延時間と立ち下がり伝播遅延時間と
の差が発生せず、高速動作においても誤動作の原因とな
らない。
【0033】図6は、第1の実施の形態例の差動増幅回
路の別の例を示す図である。この回路は、図4の差動増
幅回路とトランジスタの導電型が反転していることを除
いては同じである。従って、対応する部分には同じ引用
番号を付した。図6の例は、入力IN,/INがゲート
に供給される1対の入力トランジスタがPチャネルトラ
ンジスタP1,P2で構成される。そして、トランジス
タP1,P2の共通ソースには、電流源のPチャネルト
ランジスタP10が接続される。このトランジスタP1
0のゲートには、PチャンネルトランジスタP11とN
チャンネルトランジスタN11からなるバイアス回路の
ドレイン端子が接続される。
【0034】また、図6の例は、負荷回路L1,L2と
して、NチャネルトランジスタN12,N13が使用さ
れる。これらのトランジスタN12,N13のゲートに
は、一定の電圧V1が供給される。但し、図5で示した
様な別の負荷回路が接続されることもできる。
【0035】図6の差動増幅回路において、製造バラツ
キなどによって、Pチャンネルトランジスタの電流駆動
能力がNチャネルトランジスタに対して大きくなる方向
に変動したとすると、トランジスタP2のインピーダン
スが低下し、ドレイン端子n1の電圧レベルが上昇す
る。その時、バイアス回路のトランジスタP11のイン
ピーダンスも低下するので、そのドレイン端子のレベル
が上昇し、電流源トランジスタP10の電流値が抑えら
れる。それにより電流源トランジスタP10のインピー
ダンスが増加し、入力トランジスタP2のインピーダン
スの低下を相殺し、出力n1のレベルの変動を抑える。
製造バラツキが逆の場合も、同様にして出力n1のレベ
ルの変動が抑えられる。
【0036】図6の例でも、Nチャネルトランジスタと
電流源からなりドレイン端子n1の信号を反転増幅する
出力回路を、ドレイン端子n1と後段のCMOSインピ
ーダンスとの間に設けた構成でも、同様に出力レベルの
変動が防止される。
【0037】[第2の実施の形態例]図7は、第2の実
施の形態例の差動増幅回路を示す図である。第2の実施
の形態例は、第2の発明に対応する。即ち、この差動増
幅回路は、差動入力IN,/INが比較的小振幅であ
り、電源VddとVssとの間のレンジ内で、種々異なるよ
うな場合でも、正常に差動増幅動作を行うことができ
る。
【0038】図7に示される通り、まず、それぞれのゲ
ートに差動入力IN,/INが供給される1対のNチャ
ネル入力トランジスタN21,N22を有する。このト
ランジスタN21,N22の共通ソース端子と電源Vss
との間には、第1の電流源I21が設けられる。この電
流源I21は、第1の実施の形態例と異なり、一定の電
流を供給する。入力トランジスタN21,N22のドレ
インと電源Vddとの間には、所定の負荷回路L1,L2
が設けられる。負荷回路L1,L2は、例えば図5に示
したような負荷回路が使用される。そして、入力トラン
ジスタN21,N22のドレイン端子n21,n22
は、それぞれPチャンネルの出力トランジスタP25、
P24のゲートに接続される。出力トランジスタP2
5,P24には、それぞれ電流源I25,I24が接続
され、それらの接続点に、差動出力OUT,/OUTが
出力される。
【0039】ここまでの構成は、図2に示した従来例の
回路と同等である。第2の実施の形態例は、更に、ゲー
トに差動入力IN,/INがそれぞれ供給される1対の
Pチャネル入力トランジスタP21,P22を有する。
この入力トランジスタP21,P22の共通ソースは、
電流源I22を介して電源Vddに接続される。また、入
力トランジスタP21,P22のドレインは、それぞれ
差動出力端子/OUT,OUTに接続される。即ち、1
対のPチャネル入力トランジスタP21,P22が追加
された点で、図2の従来例の差動増幅回路と構成を異に
する。
【0040】ここで、この差動増幅回路の動作を説明す
るために、図10を参照する。図10は、第2及び第3
の実施の形態例を説明するための図である。図10
(A)には、微小振幅の差動入力信号の例が示される。
ここに示される通り、図7の差動増幅回路を有する半導
体装置とは異なる電源システムから差動入力信号が供給
されるなどの場合は、差動増幅回路の電源Vss, Vddの
範囲内で、図10(A)に示される通り、実線で示され
た差動入力信号IN1,/IN1の場合と、それとは電
圧レベルが異なる破線で示された差動入力信号IN2,
/IN2の場合とが発生する或いは変動することがあ
る。差動入力信号の振幅が、例えば100mV程度と、
電源Vdd、Vss間の電圧が5Vや3Vに比較して非常に
小さい場合は、異なる電源システムなどとの間では、電
源が1V程度異なる場合がある。
【0041】図10(A)に示される通り、差動入力信
号が実線の場合でも、破線の場合でも、図7に示された
差動増幅回路は、適正に差動増幅動作を行う。即ち、差
動入力信号が実線IN1,/IN1の様に、比較的高い
レベルにある場合は、差動増幅回路のNチャンネルの入
力トランジスタN21,N22が導通して、適正な差動
増幅動作を行う。差動入力信号が比較的高いレベルにあ
る時は、入力トランジスタN21,N22のゲート・ソ
ース間には、そのトランジスタの閾値電圧より高い電圧
が印加されるからである。一方、差動入力信号が破線I
N2,/IN2の様に、比較的低いレベルにある場合
は、差動増幅回路のPチャネルの入力トランジスタP2
1,P22が導通して、適正な差動増幅動作を行う。差
動入力信号が比較的低いレベルにある時は、入力トラン
ジスタP21,P22のゲート・ソース間には、そのト
ランジスタの閾値電圧より高い電圧が印加されるからで
ある。
【0042】以上の様に、差動入力信号の振幅の中心値
が比較的高くなっても、比較的低くなっても、いずれか
の入力トランジスタ対N21,N22またはP21,P
22が正常に動作するので、いずれの差動入力信号も受
信することができる。
【0043】尚、図7の差動増幅回路内の電流源I2
1,I22,I24,I25は、できるだけ一定の電流
を供給する回路にされる。かかる電流源回路の例につい
ては、後述する。
【0044】図8は、第2の実施の形態例の別の例を示
す図である。この実施の形態例は、図7の差動増幅回路
におけるトランジスタの導電型を反転した例である。従
って、対応する部分には同様の引用番号を与えた。
【0045】図8の例では、差動入力IN,/INがゲ
ートにそれぞれ供給される1対のPチャネル入力トラン
ジスタP31,P32のドレインn31,n32が、N
チャネル出力トランジスタN25,N24のゲートに接
続される。そして、出力トランジスタN25,N24と
それらの電流源I25,I24との接続点に、差動出力
OUT、/OUTが出力される。そして、このPチャネ
ル入力トランジスタ対P31,P32に加えて、Nチャ
ネルの入力トランジスタ対N31,N32が設けられ
る。この入力トランジスタ対N31,N32のドレイン
は、それぞれ差動出力端子/OUT,OUTに接続され
る。それぞれの入力トランジスタ対のソースと電源との
間に電流源I31、I32が設けられる。
【0046】この例の場合も、差動入力信号IN,/I
Nが電源間の比較的高いレベルで振幅する場合は、Nチ
ャネルの入力トランジスタ対N31,N32が差動増幅
動作を行う。一方、差動入力信号IN,/INが電源間
の比較的低いレベルで振幅する場合は、Pチャネルの入
力トランジスタ対P31,P32が差動増幅動作を行
う。従って、広いレンジの微小振幅の差動入力を受信す
ることができる。
【0047】[第3の実施の形態例]図9は、第3の実
施の形態例の差動入力回路を示す図である。この差動入
力回路は、外部からの差動入力信号IN,/INを直接
受信する第1の差動増幅回路100と、第1の差動増幅
回路100の差動出力OUT1,/OUT1を差動入力
として受信する第2の差動増幅回路200とを有する。
そして、第2の差動増幅回路200の出力OUT2が、
後段のトランジスタP3,N3からなるCMOSインバ
ータに供給される。その結果、電源Vdd、Vssにフルス
イングされた信号n2が生成される。
【0048】上記の第1の差動増幅回路100は、図7
に示された第2の実施の形態例の差動増幅回路である。
また、第2の差動増幅回路200は、図4に示された第
1n実施の形態例の差動増幅回路である。第2の差動増
幅回路200は、図5に示された回路でも良い。
【0049】第1の差動増幅回路100は、電流源I2
1として、NチャンネルトランジスタN26、N27及
び外付けの抵抗R27からなる回路を採用する。トラン
ジスタN26,N27は、ゲートがトランジスタN27
のドレインに接続されてカレントミラー回路を構成す
る。抵抗R27が半導体装置の製造バラツキの影響を受
けない外付け抵抗であるので、このカレントミラー回路
のトランジスタN27,N28を流れる電流は、製造バ
ラツキに影響を受けない一定値になる。電流源I22
も、同様にPチャンネルトランジスタP26、P27及
び外付けの抵抗R28からなる回路を採用する。この場
合も、製造バラツキの影響を受けない一定の電流をPチ
ャンネル入力トランジスタP21,P22に供給する。
【0050】図10(A)に示される通り、微小振幅の
差動入力IN,/INの振幅の中心値が電源間で変動、
或いは異なっていても、第1の差動増幅回路100は、
2組の入力トランジスタ対N21,N22或いはP2
1,P22のいずれかが動作して、正常な差動増幅機能
を実現する。しかしながら、第1の差動増幅回路100
の電流源I21,I22は、製造バラツキに対応して変
動しない一定の電流を供給する。従って、製造バラツキ
によって、入力トランジスタのインピーダンスが変動す
るので、生成される差動出力OUT1,/OUT1の振
幅の中心値は、図10(B)に示す通り、多少ばらつ
く。但し、次段の第2の差動増幅回路200の入力トラ
ンジスタN1,N2が非導通状態になる程には、そのレ
ベルが低くなることはない。従って、かかる差動出力信
号OUT1,/OUT1に対して、第2の差動増幅回路
200は、正常に差動増幅動作を行うことができる。
【0051】更に、第2の差動増幅回路200の電流源
回路は、第1の実施の形態例で説明した通り、製造バラ
ツキに応じてその電流値が変化する。その結果、第2の
差動増幅回路200の出力OUT2の振幅の中心値は、
製造バラツキの影響を受けない、ほぼ一定のレベルを維
持する。その結果、後段のCMOSインバータの閾値電
圧と出力OUT2との関係は、一定であり、CMOSイ
ンバータに貫通電流が流れたり、入力の立ち上がりと立
ち下がりとで伝播遅延時間が異なることはない。
【0052】以上の通り、外部からの小振幅の差動入力
信号を受信する場合は、図9に示した通り、第2の実施
の形態例の差動増幅回路と第1の実施の形態例の差動増
幅回路とを組み合わせることが好ましい。勿論、図6と
図8に示した差動増幅回路どうしを組み合わせることも
できる。更に、外部からの小振幅の差動入力信号を受信
するために、単に第2の実施の形態例の差動増幅回路と
図1,2などに示した通常の差動増幅回路とを組み合わ
せることも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上、本発明によれば、製造バラツキの
影響を受けずに一定のレベルの出力信号を生成すること
ができる差動増幅回路を提供することができる。また、
本発明によれば、小振幅でその振幅の中心電圧の変動が
大きい差動入力信号での受信して正常に差動増幅動作を
行う差動増幅回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の差動増幅回路の例を示す図である。
【図2】従来の差動増幅回路の別の例を示す図である。
【図3】従来例の課題を説明する図である。
【図4】第1の実施の形態例の差動増幅回路を示す図で
ある。
【図5】第1の実施の形態例の差動増幅回路を示す図で
ある。
【図6】第1の実施の形態例の差動増幅回路の別の例を
示す図である。
【図7】第2の実施の形態例の差動増幅回路を示す図で
ある。
【図8】第2の実施の形態例の差動増幅回路の別の例を
示す図である。
【図9】第3の実施の形態例の差動増幅回路を示す図で
ある。
【図10】第2及び第3の実施の形態例を説明するため
の図である。
【符号の説明】
N1,N2 入力トランジスタ対 L1,L2 負荷回路 I1 電流源 N10 電流源トランジスタ N11,P11 バイアス回路を構成するトランジスタ N21,N22 入力トランジスタ対 P21,P22 入力トランジスタ対 P4 出力トランジスタ P24.P25 出力トランジスタ N24,N25 出力トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA00 AA01 BB38 CC01 DD13 DD28 EE07 FF09 5J066 AA01 AA12 CA11 CA15 FA18 HA10 HA17 HA25 KA04 KA05 KA09 KA12 MA21 ND01 ND11 ND14 ND22 ND23 PD01 TA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の半導体基板内に形成され、入力を比
    較して増幅された出力を生成する差動増幅回路におい
    て、 ゲートに第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続された1対の第1導電型の入力M
    OSトランジスタと、 前記ソースと第2の電源の間に設けられ、前記ソースに
    電流を供給する電流源とを有し、 前記電流源は、第1導電型のMOSトランジスタの駆動
    能力が前記第1導電型と反対の第2導電型のMOSトラ
    ンジスタに対してより高い方向に変動する第1の状態の
    場合は、第1の電流を供給し、より低い方向に変動する
    第2の状態の場合は、前記第1の電流より大きい第2の
    電流を供給することを特徴とする差動増幅回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 更に、前記1対の第1導電型入力MOSトランジスタの
    うちいずれかのドレインの信号が入力され、第2及び第
    1導電型のMOSトランジスタからなるCMOSインバ
    ータを有することを特徴とする差動増幅回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、 更に、ゲートに前記1対の第1導電型入力MOSトラン
    ジスタのうちいずれかのドレインの信号が入力され、ド
    レインに前記出力を生成する第2導電型の出力MOSト
    ランジスタと、 前記出力MOSトランジスタのドレインからの前記出力
    が入力され、第2及び第1導電型のMOSトランジスタ
    からなるCMOSインバータとを有することを特徴とす
    る差動増幅回路。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記電流源は、前記1対の第1導電型入力MOSトラン
    ジスタのソースと前記第2の電源との間に設けられた第
    1導電型の電流源MOSトランジスタと、当該電流源M
    OSトランジスタのゲートに、前記第1の状態の場合は
    第1の電圧を供給し、前記第2の状態の場合は前記第1
    の電圧に対応する電流より大きい電流に対応する第2の
    電圧を供給するバイアス回路とを有することを特徴とす
    る差動増幅回路。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記バイアス回路は、前記第1及び第2の電源の間に設
    けられ、ゲートとドレインが接続された第2導電型のバ
    イアス用MOSトランジスタ及び第1導電型のバイアス
    用MOSトランジスタを有し、該バイアス用MOSトラ
    ンジスタのドレインが前記第1または第2の電圧を供給
    することを特徴とする差動増幅回路。
  6. 【請求項6】同一の半導体基板内に形成され、入力を比
    較して増幅された出力を生成する差動増幅回路におい
    て、 ゲートに第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続された1対の第1導電型の入力M
    OSトランジスタと、 前記ソースと第2の電源の間に設けられた第1導電型の
    電流源MOSトランジスタと、前記第1及び第2の電源
    の間に設けられ、ゲートとドレインが接続された第2導
    電型のバイアス用MOSトランジスタ及び第1導電型の
    バイアス用MOSトランジスタとを有し、該バイアス用
    MOSトランジスタのドレインが前記電流源MOSトラ
    ンジスタのゲートに接続された電流源とを有することを
    特徴とする差動増幅回路。
  7. 【請求項7】同一の半導体基板内に形成され、差動入力
    を比較して増幅された出力を生成する差動増幅回路にお
    いて、 ゲートに第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続され第1の電流源に接続された1
    対の第1導電型入力MOSトランジスタと、 ゲートに前記1対の第1導電型入力MOSトランジスタ
    のドレインの信号がそれぞれ入力され、ドレインに差動
    出力を生成する1対の第2導電型の出力MOSトランジ
    スタと、 ゲートに前記第2及び第1の入力がそれぞれ供給され、
    ドレインがそれぞれ前記1対の出力MOSトランジスタ
    のドレインに接続され、ソースが第2の電流源を介して
    第1の電源に接続された1対の第2導電型入力MOSト
    ランジスタとを有することを特徴とする差動増幅回路。
  8. 【請求項8】同一の半導体基板内に形成され、差動入力
    を比較して増幅された出力を生成する差動入力回路にお
    いて、 前記差動入力が供給され、第1の差動出力を生成する第
    1の差動増幅回路と、 前記第1の差動出力が供給され、第2の出力を生成する
    第2の差動増幅回路とを有し、 前記第1の差動増幅回路は、 ゲートに前記差動入力がそれぞれ供給され、ドレインが
    それぞれ負荷回路を介 して第1の電源に接続され、ソ
    ースが共通接続され第1の電流源に接続された1 対の
    第1導電型の第1入力MOSトランジスタと、 ゲートに前記1対の第1導電型入力MOSトランジスタ
    のドレインの信号がそ れぞれ入力され、ドレインに前
    記第1の差動出力を生成する1対の第2導電型の 出力
    MOSトランジスタと、 ゲートに前記差動入力がそれぞれ供給され、ドレインが
    それぞれ前記1対の出 力MOSトランジスタのドレイ
    ンに接続され、ソースが第2の電流源を介して第 1の
    電源に接続された1対の第2導電型の第2入力MOSト
    ランジスタとを有し 、 前記第2の差動増幅回路は、 ゲートに前記第1の差動出力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回 路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続された1対の第1導電型の 第3
    入力MOSトランジスタと、 前記ソースと第2の電源の間に設けられ、前記ソースに
    電流を供給する第3の 電流源とを有し、 前記第3の電流源は、第1導電型のMOSトランジスタ
    の駆動能力が第2導電 型のMOSトランジスタに対し
    てより高い方向に変動する第1の状態の場合は第 1の
    電流を供給し、より低い方向に変動する第2の状態の場
    合は前記第1の電流 より大きい第2の電流を供給する
    ことを特徴とする差動入力回路。
  9. 【請求項9】同一の半導体基板内に形成され、差動入力
    を比較して増幅された出力を生成する差動入力回路にお
    いて、 前記差動入力が供給され、第1の差動出力を生成する第
    1の差動増幅回路と、 前記第1の差動出力が供給され、第2の出力を生成する
    第2の差動増幅回路とを有し、 前記第1の差動増幅回路は、 ゲートに前記差動入力がそれぞれ供給され、ドレインが
    それぞれ負荷回路を介 して第1の電源に接続され、ソ
    ースが共通接続され第1の電流源に接続された1 対の
    第1導電型の第1入力MOSトランジスタと、 ゲートに前記1対の第1導電型入力MOSトランジスタ
    のドレインの信号がそ れぞれ入力され、ドレインに前
    記第1の差動出力を生成する1対の第2導電型の 出力
    MOSトランジスタと、 ゲートに前記差動入力がそれぞれ供給され、ドレインが
    それぞれ前記1対の出 力MOSトランジスタのドレイ
    ンに接続され、ソースが第2の電流源を介して第 1の
    電源に接続された1対の第2導電型の第2入力MOSト
    ランジスタとを有し 、 前記第2の差動増幅回路増幅回路は、 ゲートに前記第1の差動出力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回 路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続された1対の第1導電型の 入力
    MOSトランジスタと、 前記ソースと第2の電源の間に設けられた第1導電型の
    電流源MOSトランジ スタと、前記第1及び第2の電
    源の間に設けられ、ゲートとドレインが接続され た第
    2導電型のバイアス用MOSトランジスタ及び第1導電
    型のバイアス用MO Sトランジスタとを含み、該バイ
    アス用MOSトランジスタのドレインが前記電 流源M
    OSトランジスタのゲートに接続された第3の電流源と
    を有することを特徴とする差動入力回路。
  10. 【請求項10】同一の半導体基板内に形成され、入力を
    比較して増幅された出力を生成する差動増幅回路であっ
    て、 ゲートに第1及び第2の入力がそれぞれ供給され、ドレ
    インがそれぞれ負荷回路を介して第1の電源に接続さ
    れ、ソースが共通接続された1対の第1導電型の入力M
    OSトランジスタと、 前記ソースと第2の電源の間に設けられ、前記ソースに
    電流を供給する電流源とを有する差動増幅回路の動作方
    法において、 前記電流源は、第1導電型のMOSトランジスタの駆動
    能力が前記第1導電型と反対の第2導電型のMOSトラ
    ンジスタに対してより高い方向に変動する第1の状態の
    場合は、第1の電流を供給し、より低い方向に変動する
    第2の状態の場合は、前記第1の電流より大きい第2の
    電流を供給することを特徴とする差動増幅回路の動作方
    法。
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