JP2000348953A - 静止誘導電器の磁気遮蔽装置 - Google Patents

静止誘導電器の磁気遮蔽装置

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JP2000348953A
JP2000348953A JP11158264A JP15826499A JP2000348953A JP 2000348953 A JP2000348953 A JP 2000348953A JP 11158264 A JP11158264 A JP 11158264A JP 15826499 A JP15826499 A JP 15826499A JP 2000348953 A JP2000348953 A JP 2000348953A
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magnetic
magnetic shield
tank
shield
stationary induction
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Yoshio Hamadate
良夫 浜館
Tomoyuki Uchiyama
倫行 内山
Mitsumasa Hashimoto
充正 橋本
Tadashi Kiuchi
正 木内
Masatoshi Mitsui
政賢 三井
Yasunori Ono
康則 大野
Takahiro Kibune
孝宏 木舩
Hiroaki Inoue
裕章 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性体シールドにおけるうず電流損を低減し
局部過熱を防止するとともに、磁性体シールドの取付け
作業の容易化、機械的強度の向上を図った固定方法を採
用して機器の信頼性向上を図った静止誘導電器の磁気遮
蔽装置を提供することにある。 【解決手段】 鉄心1および巻線4,5を有する静止誘
導電器本体をタンク6に収納し、このタンク6の内側に
磁性体を積層してなる磁性体シールド8,10を取り付
けた静止誘導電器の遮蔽装置において、前記巻線4,5
が直接対向する前記タンク6の内側の所定範囲に、水平
方向に複数個に分割された磁性体ブロックを一体化した
所定幅の磁性体シールド10を水平方向に複数個取付
け、前記所定範囲外に所定幅の磁性体シールド8を水平
方向に複数個取付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止誘導電器の磁
気遮蔽装置に係わり、特に、変圧器やリアクトル等の静
止誘導電器の磁気遮蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に変圧器やリアクトル等のタンクに
は、巻線やリード線からの漏れ磁束の侵入によってうず
電流損が発生する。この損失は機器が大容量化するほど
大きくなるので、通常は損失を低減するためにタンクに
磁気遮蔽装置が設けられる。この磁気遮蔽装置としては
銅、アルミニウム等の非磁性体や珪素鋼板等を積層した
磁性体シールドが使用される。
【0003】ところで、従来の磁性体シールドを用いた
磁気遮蔽装置では、巻線からの漏れ磁束が磁性体シール
ド表面へ垂直に侵入する際に磁性体シールド表面側をう
ず電流が流れ、このうず電流によって発生する損失が増
加すると共に磁性体シールド自身が局部過熱を引き起こ
してしまう欠点があった。特願昭52−29928号公
報には、この磁性体シールドでの損失を低減し、局部過
熱を防止するために、タンク内面に複数個の磁性シール
ドを取り付け、各磁性シールドの上下端部に巻線からの
漏れ磁束が多い箇所にスリットを設けて磁性体シールド
表面を流れるうず電流を分断することが提案されてい
る。また、実開昭55−101034号公報には、磁性
体シールドの幅を巻線中心付近を最小にするとともに、
巻線相互間部もしくはタンク端部に至るに従い最大とな
るように形成することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者公報の技
術では、スリットが磁性体シールドの上下端部の一部に
限られるため、磁性体シールドにおけるうず電流損の低
減や局部過熱の防止には不十分である。しかも、上下端
部にスリットを設けているために磁性体シールドをタン
クに取り付けた場合の磁気吸引力による機械的強度の低
下を招き、また磁性体シールドの固定方法が難しい等の
問題があった。また、後者公報の技術では、最小幅の磁
性体シールドから最大幅の磁性体シールドまで寸法の異
なる磁性体シールドを用意しなければならず、また、こ
れら磁性体シールドのタンクへの取付け作業の容易性に
ついては特に考慮されていなかった。
【0005】本発明の目的は、上記の従来技術の問題点
に鑑みて、一定の寸法幅の磁性体シールド、および複数
個の磁性体ブロックを一体化した前記磁性体シールドと
略同一幅の磁性体シールドとを用い、各磁性体シールド
におけるうず電流損を低減し局部過熱を防止するととも
に、磁性体シールドの取付け作業の容易性、取付後の機
械的強度の向上を図って装置の信頼性向上を図った静止
誘導電器の磁気遮蔽装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、次のような手段を採用した。
【0007】鉄心および巻線を有する静止誘導電器本体
をタンクに収納し、このタンクの内側に磁性体を積層し
てなる磁性体シールドを取付けた静止誘導電器の遮蔽装
置において、前記巻線が直接対向する前記タンクの内側
の所定範囲に、水平方向に複数個に分割された磁性体ブ
ロックを一体化した所定幅の磁性体シールドを水平方向
に複数個取付け、前記所定範囲外には所定幅の磁性体シ
ールドを水平方向に複数個取付けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項1に記載の静止誘導電器の遮
蔽装置において、前記所定範囲外に取付けられる所定幅
の前記磁性体シールドを、水平方向に複数個に分割され
た磁性体ブロックを一体化した磁性体シールドで構成し
たことを特徴とする。
【0009】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記タンクの内側に取付けられる全ての磁性体シー
ルドを、略同一の所定幅の磁性体シールドで構成したこ
とを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の静止誘導電器の遮
蔽装置において、前記所定範囲内に取付けられる磁性体
シールドの磁性体ブロック数を前記所定範囲外に取付け
られる磁性体シールドの磁性体ブロック数と同一にした
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項1ないしは請求項2のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記各磁性体シールドにおける単位面積当りの損失
がほぼ等しくなるように前記各磁性体シールドの幅を設
定したことを特徴とする。
【0012】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドを鞍形形状の押え金具を用いて
前記タンクの内側に取付けたことを特徴とする。
【0013】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドを平板状の押え金具を用いて前
記タンク間に挟時するとともに、前記平板状の押え金具
をボルトによってタンクに固定することにより、前記磁
性体シールドを前記タンクの内側に取付けたことを特徴
とする。
【0014】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドに貫通穴を設け、この貫通穴を
介して磁性体シールドをボルトによってタンクに固定す
ることにより、前記磁性体シールドを前記タンクの内側
に取付けたことを特徴とする。
【0015】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前
記タンクの内側にL字形形状の押え金具を固定し、この
貫通穴を介して磁性体シールドを前記L字形形状の押え
金具によつてタンクに固定することにより、前記磁性体
シールドを前記タンクの内側に取付けたことを特徴とす
る。
【0016】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前
記貫通穴を介して磁性体シールド上に互い違いに配置さ
れた平板状の押え金具をボルトによってタンクに固定す
ることにより、前記磁性体シールドを前記タンクの内側
に取付けたことを特徴とする。
【0017】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前
記貫通穴を介して磁性体シールド上に配置されたコ字形
形状の押え金具をボルトによってタンクに固定すること
により、前記磁性体シールドを前記タンクの内側に取付
けたことを特徴とする。
【0018】また、請求項1ないしは請求項5のいずれ
か1つの請求項に記載の静止誘導電器の遮蔽装置におい
て、前記タンクの内側に固定された前記磁性体シールド
の幅方向を規制するガイド用座を設け、磁性体シールド
上に配置された平板状の押え金具をボルトによって前記
ガイド用座に固定することにより、前記磁性体シールド
を前記タンクの内側に取付けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の第1の実施形
態を図1および図2を用いて説明する。
【0020】図1は、本実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図、図2は図1のI−I断面から見た単
相センタコア変圧器の要部断面図である。
【0021】これらの図において、1は変圧器鉄心の主
脚、2は変圧器鉄心の側脚、3は変圧器鉄心の上部継鉄
部、4は内側巻線、5は外側巻線、6は変圧器タンク、
61は側脚2側に対向するタンク側部、62は外側巻線
5に直接対向するタンク正面部、8は板厚の薄い珪素鋼
板を積層して形成した磁性体シールド、10は細幅で板
厚の薄い珪素鋼板を積層して形成された磁性体ブロック
3個を幅方向に一体化して、磁性体シールド8の幅Wと
略同一幅に形成した磁性体シールド、40は内側巻線4
および外側巻線5から漏洩する漏れ磁束である。
【0022】これらの図に示すように、タンク6には、
主脚1、側脚2および上部継鉄部3と、内側巻線4およ
び外側巻線5からなる変圧器本体が収納される。また、
タンク正面部62の内側には内側巻線4および外側巻線
5と近接して対向する箇所に、磁性体ブロック3個を一
体化して形成した磁性体シールド10で長手方向を垂直
にして押え金具(図示せず)によって横方向に所定数並
べて配置し、またタンク正面部62の内側の内側巻線4
および外側巻線5に近接して対向しないないしはタンク
端部に至る箇所には、ブロック化されていない磁性体シ
ールド8で長手方向を垂直にして押え金具(図示せず)
を設けて横方向に所定数並べて配置する。
【0023】本実施形態では、上記のように磁性体シー
ルド8および複数の磁性体ブロックを一体化した磁性体
シールド10を組み合わせて配置することにより、磁性
体シールド8および10へ働く磁気吸引力による機械的
強度に十分耐えるように構成することができるととも
に、磁性体をブロック化することにより磁性体シールド
におけるうず電流損を大幅に軽減できる。即ち、うず電
流損は、磁性体シールド幅のおよそ2乗で増加すること
から、磁性体シールド8と磁性体シールド10の幅を同
じ幅Wとなるようにした場合、磁性体ブロックの幅を磁
性体シールド10幅を1/3とすると、それぞれの磁性
体ブロックでのうず電流損は磁性体シールド8に比べて
およそ1/9となり、磁性体ブロック3個を一括した磁
性体シールド10ではその損失をおよそ1/3に低減す
ることができる。また、磁性体シールド8と10は同一
幅に製作することができるので、磁性体シールド8と1
0は同一の固定手段を用いて固定することができる。ま
た、磁性体シールド10は所定幅に切断した珪素鋼板
を、磁性体シールド10の長さに合わせて切断したもの
を積層して磁性体ブロックを形成し、一体化して製作す
るので、従来技術におけるような磁性体シールドにスリ
ットを設ける作業が省略でき安価な静止誘導電器の磁気
遮蔽装置を提供することができる。なお、磁性体シール
ド10の幅は、磁性体シールド8の中で最も損失が小さ
いものと同程度になるように決めればよい。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態を図3およ
び図4を用いて説明する。
【0025】図3は、本実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図、図4は図1のI−I断面から見た単
相センタコア変圧器の要部断面図である。
【0026】これらの図において、9は細幅で板厚の薄
い珪素鋼板を積層して形成した磁性体ブロック2個を幅
方向に一体化して、磁性体シールド10の幅Wと略同一
幅に形成した磁性体シールドである。なお、その他の構
成は図1および図2に示す同符号のものと同じである。
【0027】これらの図に示すように、タンク正面部6
2の内側の内側巻線4および外側巻線5に近接して対向
する箇所には、磁性体ブロック3個を一体化して形成し
た磁性体シールド10で長手方向を垂直にして押え金具
(図示せず)によつて横方向に所定数並べて配置し、ま
たタンク正面部62の内側の内側巻線4および外側巻線
5に近接して対向しないタンク端部に至る箇所には、磁
性体ブロック2個を一体化して形成し長手方向を垂直に
して押え金具(図示せず)によって横方向に所定数並べ
て配置する。
【0028】本実施形態では、上記のように複数個の磁
性体ブロックを一体化した磁性体シールド9,10を組
み合わせて配置することにより、磁性体シールド9,1
0に働く磁気吸引力による機械的強度に十分耐えるよう
に構成できるとともに磁性体シールド9,10における
うず電流損を大幅に軽減できる。即ち、磁性体シールド
10では磁性体をブロック化しない同幅の磁性体シール
ドに比べてうず電流損をおよそ1/3に低減することが
でき、また、磁性体シールド9では磁性体をブロック化
しない同幅の磁性体シールドに比べてうず電流損をおよ
そ1/2に低減することができ、両者を組み合わせるこ
とにより、うず電流損を大幅低減できるとともに磁性体
シールドにおける局部過熱を防止することができる。ま
た、磁性体シールド9と10は略同一幅に製作すること
ができるので、磁性体シールド9と10は同一の固定手
段を用いて固定することができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施形態を図5およ
び図6を用いて説明する。
【0030】図5は、本実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図、図6は図1のI−I断面から見た単
相センタコア変圧器の要部断面図である。
【0031】これらの図において、11は細幅で板厚の
薄い珪素鋼板を積層して形成した磁性体ブロック3個を
幅方向に一体化して形成した磁性体シールドである。な
お、その他の構成は図1および図2に示す同符号のもの
と同じである。
【0032】これらの図に示すように、タンク正面部6
2の内側全体に、磁性体ブロック3個を一体化して形成
した磁性体シールド10,11で長手方向を垂直にして
押え金具(図示せず)によって横方向に所定数並べて配
置する。
【0033】本実施形態では、複数の磁性体ブロックを
一体化した磁性体シールド10,11を組み合わせて配
置することにより、磁性体シールド10,11に働く磁
気吸引力による機械的強度に十分耐えるように構成でき
るとともに磁性体シールド10,11におけるうず電流
損を大幅に軽減できる。即ち、磁性体シールド10,1
1では磁性体をブロック化しないものに比べてうず電流
損を大幅低減することができるとともに磁性体シールド
における局部過熱を防止することができる。また、磁性
体シールド11が1種類ですむために、製作作業工数を
低減することができ安価な磁性体シールド11を製作す
ることが可能となる。しかも、同一幅の磁性体シールド
10,11をタンク正面部62の内側に全体に設けてい
るが、内側巻線4および外側巻線5とに近接して対向し
ない箇所では漏れ磁束が矢印で示すごとく減少するた
め、磁性体シールド11の厚さを薄くできるメリットも
ある。また、磁性体シールド10,11は同一幅に製作
することができるので、磁性体シールド10と11は同
一の固定手段を用いて固定することができる。
【0034】なお、上記の各実施形態では、単相センタ
コア変圧器を例にして述べたが、単相4脚、3相3脚、
3相5脚変圧器にも適用でき、同様の効果が期待でき
る。また、上記の各実施形態では、磁性体シールド9,
10,11に用いられる磁性体ブロックの幅を磁性体シ
ールドの幅に比べて1/2〜1/3にする例について説
明したが、上記幅を1/3以上にすると、さらに磁性体
シールド10自身の損失を大幅に低減できることは言う
までもない。
【0035】次に、本発明の第4の実施形態を図6およ
び図7を用いて説明する。
【0036】図7は図6のII−II断面から見た単相セン
タコア変圧器の要部断面図である。
【0037】同図において、50は磁性体シールド10
をタンク正面部62の内側に固定する鞍形形状の押え金
具である。
【0038】本実施形態は、磁性体シールド10のタン
ク正面部62の内側への取付けに係わり、同図に示すよ
うに、磁性体ブロック3個を一体化した磁性体シールド
10を、予めタンク正面部62の内側に設けた座(図示
せず)に設置し、鞍形形状の押え金具50で磁性体シー
ルド10を押えボルト(図示せず)でタンク正面部62
の内側に強固に固定するように構成したものである。
【0039】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10を鞍形形状の
押え金具50がボルトを介してタンク正面部62の内側
に強固に固定するので、磁性体シールド10に働く磁気
吸引力に対する機械的強度を十分維持することができ、
信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供することができる。な
お、鞍形形状の押え金具50および上記ボルトの材質は
通常鋼板と同一材が用いられるが、非磁性体や絶縁物を
使用しても十分な効果が期待できることは言うまでもな
い。また、磁性体シールド10の幅と上記各実施形態で
用いられる磁性体シールド8,9,11とを同一幅に形
成することにより、全ての磁性体シールドの固定に同一
寸法の鞍形形状の押え金具50を用いることができ、部
品管理および磁性体シールドの取付け作業の作業性を向
上させることができる。また、本実施形態では、磁性体
ブロック3個を一体化した磁性体シールド10を押え金
具50でタンク正面部62の内側に固定する例について
説明したが、磁性体ブロック3個以上を一体化した磁性
体シールドをタンク正面部62の内側に固定するように
しても十分な効果が期待できる。
【0040】次に、本発明の第5の実施形態を図6およ
び図8を用いて説明する。
【0041】図8は図6のII−II断面から見た単相セン
タコア変圧器の要部断面図である。
【0042】同図において、65は磁性体シールド10
をタンク正面部62の内側に固定する平板状の押え金具
である。
【0043】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、細幅の磁性体ブロック
3個を一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正
面部62の内側に設けた座(図示せず)に設置し、平板
状の押え金具65で磁性体シールド10を押えボルト
(図示せず)でタンク正面部62の内側に強固に固定し
たものである。
【0044】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10を平板状の押
え金具65がボルトを介してタンク正面部62の内側に
強固に固定されるので、磁性体シールド10に働く磁気
吸引力に対する機械的強度を十分維持することができ、
信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供することができる。ま
た、押え金具65は所定の幅の物を所定の長さに切断し
た物を使用することができるので、製作加工を必要とし
ないため安価な磁気遮蔽装置を提供できる。また、磁性
体シールド10の幅と上記各実施形態で用いられる磁性
体シールド8,9,11とを同一幅に形成することによ
り、全ての磁性体シールドの固定に同一寸法の押え金具
65を用いることができ、部品管理および磁性体シール
ドの取付け作業の作業性を向上させることができる。ま
た、押え金具65および上記ボルトの材質は通常鋼板と
同一材が用いられるが、非磁性体や絶縁物を使用しても
十分な効果が期待できることは言うまでもない。
【0045】次に、本発明の第6の実施形態を図6およ
び図9を用いて説明する。
【0046】図9は図6のII−II断面から見た単相セン
タコア変圧器の要部断面図である。
【0047】同図において、70は磁性体シールド10
を構成する磁性体ブロック毎にタンク正面部62に固定
する押えボルト、75は押えボルト70によって固定さ
れる磁性体ブロックに設けられる貫通穴である。
【0048】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、磁性体ブロック3個を
一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正面部6
2の内側に設けた座(図示せず)に設置し、磁性体シー
ルドを構成する磁性体ブロック毎に押えボルト70でタ
ンク正面部62の内側に強固に固定したものである。
【0049】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10の各磁性体ブ
ロックを押えボルト70によって直接タンク正面部62
の内側に強固に固定するので、磁性体シールド10に働
く磁気吸引力に対する機械的強度を十分支持することが
でき、信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供することができ
る。また、磁性体シールド10の各磁性体ブロックは押
えボルト70用の貫通穴75を備えているので、磁性体
シールド10間に間隙を設ける必要がなく、シールド効
果を向上させることができる。また、磁性体シールド1
0に貫通穴75を設ける作業は専用の機械やシャーライ
ン等を用いることにより簡単にできるため、安価な磁性
体シールド10を製作することが可能となる。なお、押
えボルト70の材質は非磁性体や絶縁物を使用しても十
分な効果が期待できることは言うまでもない。
【0050】次に、本発明の第7の実施形態を図6およ
び図10を用いて説明する。
【0051】図10は図6のII−II断面から見た単相セ
ンタコア変圧器の要部断面図である。
【0052】同図において、80は予めタンク正面部6
2の内側に設けられ磁性体シールド10を磁性体ブロッ
ク毎にタンク正面部62に固定するL字形形状の押え金
具、85はL字形形状の押え金具80によって固定され
る磁性体ブロックに設けられる貫通穴である。
【0053】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、磁性体ブロック3個を
一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正面部6
2の内側に設けた座(図示せず)に設置し、L字形形状
の押え金具80で磁性体ブロックの貫通穴85を介して
取り付けることによりタンク62へ強固に固定する構造
となっている。
【0054】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても、磁性体シールド10の各磁性体
ブロックをL字形形状の押え金具80で貫通穴85を介
して取り付けているために、磁性体シールド10間に間
隙を設ける必要がなく、シールド効果を向上させること
ができる。また、磁性体シールド10に貫通穴85を設
ける作業は専用の機械やシャーライン等を用いることに
より簡単にできるため、安価に磁性体シールド10を製
作することが可能となる。なお、本実施形態では予めタ
ンクに座(図示せず)を設けた場合を例に述べている
が、座をなくして直接タンク正面部62に取り付けても
同様な効果が期待できることは言うまでもない。
【0055】次に、本発明の第8の実施形態を図6およ
び図11を用いて説明する。
【0056】図11は図6のII−II断面から見た単相セ
ンタコア変圧器の要部断面図である。
【0057】同図において、90は押え金具、70は押
え金具90を介して磁性体シールド10の磁性体ブロッ
クをタンク正面部62に固定する押えボルトである。
【0058】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、磁性体ブロック3個を
一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正面部6
2の内側に設けた座(図示せず)に設置し、平板状の押
え金具90を磁性体ブロックに対して互い違いに配置し
て磁性体シールド10を押えボルト70でタンク正面部
62の内側に強固に固定したものである。
【0059】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10を平板状の押
え金具90が押えボルト70を介してタンク正面部62
の内側に強固に固定するので、磁性体シールド10に働
く磁気吸引力に対する機械的強度を十分維持することが
でき、信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供することができ
る。また、押え金具90は所定の幅の物を所定の長さに
切断した物を使用することができるので、製作加工を必
要としないため安価な磁気遮蔽装置を提供できる。ま
た、磁性体シールド10の幅と上記各実施形態で用いら
れる磁性体シールド8,9,11とを同一幅に形成する
ことにより、全ての磁性体シールドの固定に同一寸法の
押え金具90を用いることができ、部品管理および磁性
体シールドの取付け作業の作業性を向上させることがで
きる。また、平板状の押え金具90で磁性体シールド1
0を固定するために設けられている貫通穴(図示せず)
は互い違いに配置されるので、貫通穴が少なくなり、磁
性体シールド10への貫通穴の穴あけ作業や磁性体シー
ルド10の取付け工数などが低減できるために作業時間
を大幅に低減できる。なお、平板状の押え金具90およ
び押えボルト70の材質は非磁性体や絶縁物を使用して
も十分な効果が期待できることは言うまでもない。
【0060】次に、本発明の第9の実施形態を図6およ
び図12を用いて説明する。
【0061】図12は図6のII−II断面から見た単相セ
ンタコア変圧器の要部断面図である。
【0062】同図において、95はコ字形形状の押え金
具、70はコ字形形状の押え金具95を介して磁性体シ
ールド10の磁性体ブロックをタンク正面部62に固定
する押えボルトである。
【0063】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、磁性体ブロック3個を
一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正面部6
2の内側に設けた座(図示せず)に設置し、コ字形形状
の押え金具95を用いて磁性体シールド10を構成する
磁性体ブロック3個を押えボルト70でタンク正面部6
2の内側に強固に固定したものである。
【0064】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10をコ字形形状
の押え金具95が押えボルト70を介してタンク正面部
62の内側に強固に固定されるので、磁性体シールド1
0に働く磁気吸引力に対する機械的強度を十分維持する
ことができ、信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供すること
ができる。また、磁性体シールド10の幅と上記各実施
形態で用いられる磁性体シールド8,9,11とを同一
幅に形成することにより、全ての磁性体シールドの固定
に同一寸法のコ字形形状の押え金具95を用いることが
でき、部品管理および磁性体シールドの取付け作業の作
業性を向上させることができる。また、本実施形態で
は、磁性体ブロック3個を一体化した磁性体シールド1
0をコ字形形状の押え金具95でタンク正面部62に固
定する例について説明したが、磁性体ブロック3個以上
を一体化した磁性体シールドをタンク正面部62の内側
に固定しても十分な効果が期待できる。また、押え金具
95はコ字形形状になっているために磁性体シールド1
0がタンク正面部62と平行方向にズレようとしてもコ
字形形状の押え金具95によってズレを防止することが
できるとともに、磁性体シールド10を押えボルト70
で固定するために設けられる貫通穴(図示せず)が少な
くなり、磁性体シールド10の貫通穴の穴あけ作業や取
付け工数が低減でき、安価な磁気遮蔽装置を提供でき
る。なお、本実施形態では、磁性体シールド10を構成
する中央の磁性体ブロックにのみに貫通穴を設けている
が、磁性体シールド10の全てに貫通穴を設け、コ字形
形状の押え金具95で互い違いに固定すれば磁性体シー
ルド10の取付けがより一層強固になる。
【0065】次に、本発明の第10の実施形態を図6お
よび図13を用いて説明する。
【0066】図13は図6のII−II断面から見た単相セ
ンタコア変圧器の要部断面図である。
【0067】同図において、100は平板状の押え金
具、105は複数の磁性体ブロックを押えるために予め
タンク正面部62の内側に設けられたガイド用座、70
は押え金具100を介してガイド用座105間に磁性体
シールド10をタンク正面部62に固定する押えボルト
である。
【0068】本実施形態も、第4の実施形態と同様に、
磁性体シールド10のタンク正面部62の内側への取付
けに係わり、同図に示すように、磁性体ブロック3個を
一体化した磁性体シールド10を、予めタンク正面部6
2の内側に設けたガイド用座105で設置し、平板状の
押え金具100を押えボルト70によってガイド用座1
05に固定することにより、ガイド用座105間に挟持
されている磁性体シールド10をタンク正面部62の内
側に強固に固定するものである。
【0069】本実施形態によれば、内側巻線4及び外側
巻線5からの漏れ磁束40が磁性体シールド10の表面
側へ垂直に侵入しても磁性体シールド10が平板状の押
え金具100およびガイド用座105によってタンク正
面部62の内側に強固に固定されるので、磁性体シール
ド10に働く磁気吸引力に対する機械的強度を十分維持
することができ、信頼性の高い磁気遮蔽装置を提供する
ことができる。また、平板状の押え金具100は所定の
幅の物を所定の長さに切断した物を使用することができ
るので、製作加工を必要とせず安価な磁気遮蔽装置を提
供できる。また、磁性体シールド10の幅と上記各実施
形態で用いられる磁性体シールド8,9,11とを同一
幅に形成することにより、全ての磁性体シールドの固定
に同一寸法の押え金具100を用いることができ、部品
管理および磁性体シールドの取付け作業の作業性を向上
させることができる。本実施形態では、磁性体シールド
10への穴あけ作業がなくなり、磁性体シールド10の
取付け工数などが低減できるために作業時間を大幅に低
減することができる。なお、平板状の押え金具105お
よび押えボルト70の材質は非磁性体や絶縁物を使用し
ても十分な効果が期待できることは言うまでもない。ま
た、各ガイド用座105はその両側に設けられる磁性体
シールド10をタンク正面部62の内側に固定するのに
適用できるメリットもある。またガイド用座105には
押えボルトを締付けるためのネジ穴を予め設けておくこ
とにより、任意の個所で固定することが可能となる。
【0070】なお、上記の各実施形態では、磁性体ブロ
ック3個を一体化した磁性体シールド10をタンク正面
部62の内側に固定するための押え金具50、65、9
0、95、100の例について述べたが、3個以上の磁
性体ブロックからなる磁性体シールドに適用しても同様
な効果が期待できることは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、巻線からの漏れ磁束が
磁性体シールドの表面側へ垂直に侵入する際に磁気吸引
力が働いても幅の狭い磁性体ブロックを一体化した磁性
体シールドを用いているので、磁気吸引力に対する機械
的強度を十分に維持することができ、また磁性体シール
ド自身でのうず電流損の低減と局部過熱を防止すること
ができる。また、巻線と近接して対向しない箇所に配置
される磁性体シールドは巻線から離れるに従い、磁性体
ブロック数の少ないまたはブロック化されていない磁性
体シールドを用いることにより前記と同様の効果が期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図である。
【図2】図1のI−I断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図である。
【図4】図3のI−I断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る変圧器タンク内
面に磁性体シールドを取付けた単相センタコア変圧器の
構成を示す平面図である。
【図6】図5のI−I断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る単相センタコア
変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る単相センタコア
変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係る単相センタコア
変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変圧
器の要部断面図である。
【図10】本発明の第7の実施形態に係る単相センタコ
ア変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変
圧器の要部断面図である。
【図11】本発明の第8の実施形態に係る単相センタコ
ア変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変
圧器の要部断面図である。
【図12】本発明の第9の実施形態に係る単相センタコ
ア変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア変
圧器の要部断面図である。
【図13】本発明の第10の実施形態に係る単相センタ
コア変圧器の図6のII−II断面から見た単相センタコア
変圧器の要部断面図である。
【符号の説明】
1 主脚 2 側側 3 上部継鉄部 4 内側巻線 5 外側巻線 6 タンク 61 タンク側部 62 タンク正面部 8,9,10,11 磁性体シールド 40 漏れ磁束 50 鞍形形状の押え金具 65,90,100 平板状の押え金具 70 押えボルト 75,85 貫通穴 80 L字形形状の押え金具 95 コ字形形状の押え金具 105 ガイド用座
フロントページの続き (72)発明者 橋本 充正 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 木内 正 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 三井 政賢 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 大野 康則 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 木舩 孝宏 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 井上 裕章 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 Fターム(参考) 5E058 BB20 CC22 CC25

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心および巻線を有する静止誘導電器本
    体をタンクに収納し、このタンクの内側に磁性体を積層
    してなる磁性体シールドを取付けた静止誘導電器の遮蔽
    装置において、 前記巻線が直接対向する前記タンクの内側の所定範囲
    に、水平方向に複数個に分割された磁性体ブロックを一
    体化した所定幅の磁性体シールドを水平方向に複数個取
    付け、前記所定範囲外には所定幅の磁性体シールドを水
    平方向に複数個取付けたことを特徴とする静止誘導電器
    の遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記所定範囲外に取付けられる所定幅の前記磁性体シー
    ルドを、水平方向に複数個に分割された磁性体ブロック
    を一体化した磁性体シールドで構成したことを特徴とす
    る静止誘導電器の遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項において、 前記タンクの内側に取付けられる全ての磁性体シールド
    を、略同一の所定幅の磁性体シールドで構成したことを
    特徴とする静止誘導電器の遮蔽装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記所定範囲内に取付けられる磁性体シールドの磁性体
    ブロック数を前記所定範囲外に取付けられる磁性体シー
    ルドの磁性体ブロック数と同一にしたことを特徴とする
    静止誘導電器の遮蔽装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないしは請求項2のいずれか1
    つの請求項において、 前記各磁性体シールドにおける単位面積当りの損失がほ
    ぼ等しくなるように前記各磁性体シールドの幅を設定し
    たことを特徴とする静止誘導電器の磁気遮蔽装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記磁性体シールドを鞍形形状の押え金具を用いて前記
    タンクの内側に取付けたことを特徴とする静止誘導電器
    の遮蔽装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記磁性体シールドを平板状の押え金具を用いて前記タ
    ンク間に挟時するとともに、前記平板状の押え金具をボ
    ルトによってタンクに固定することにより、前記磁性体
    シールドを前記タンクの内側に取付けたことを特徴とす
    る静止誘導電器の遮蔽装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記磁性体シールドに貫通穴を設け、この貫通穴を介し
    て磁性体シールドをボルトによってタンクに固定するこ
    とにより、前記磁性体シールドを前記タンクの内側に取
    付けたことを特徴とする静止誘導電器の遮蔽装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないしは請求項5のいずれか1
    つの請求項において、 前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前記タ
    ンクの内側にL字形形状の押え金具を固定し、この貫通
    穴を介して磁性体シールドを前記L字形形状の押え金具
    によってタンクに固定することにより、前記磁性体シー
    ルドを前記タンクの内側に取付けたことを特徴とする静
    止誘導電器の遮蔽装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないしは請求項5のいずれか
    1つの請求項において、 前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前記貫
    通穴を介して磁性体シールド上に互い違いに配置された
    平板状の押え金具をボルトによってタンクに固定するこ
    とにより、前記磁性体シールドを前記タンクの内側に取
    付けたことを特徴とする静止誘導電器の遮蔽装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないしは請求項5のいずれか
    1つの請求項において、 前記磁性体シールドに貫通穴を設けるとともに、前記貫
    通穴を介して磁性体シールド上に配置されたコ字形形状
    の押え金具をボルトによってタンクに固定することによ
    り、前記磁性体シールドを前記タンクの内側に取付けた
    ことを特徴とする静止誘導電器の遮蔽装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないしは請求項5のいずれか
    1つの請求項において、 前記タンクの内側に固定された前記磁性体シールドの幅
    方向を規制するガイド用座を設け、磁性体シールド上に
    配置された平板状の押え金具をボルトによって前記ガイ
    ド用座に固定することにより、前記磁性体シールドを前
    記タンクの内側に取付けたことを特徴とする静止誘導電
    器の遮蔽装置。
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