JP2000348413A - 記録媒体装着装置 - Google Patents

記録媒体装着装置

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JP2000348413A
JP2000348413A JP11158589A JP15858999A JP2000348413A JP 2000348413 A JP2000348413 A JP 2000348413A JP 11158589 A JP11158589 A JP 11158589A JP 15858999 A JP15858999 A JP 15858999A JP 2000348413 A JP2000348413 A JP 2000348413A
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JP
Japan
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cartridge
recording medium
mounting unit
holder
disk cartridge
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JP11158589A
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English (en)
Inventor
Takao Yajima
敬夫 谷嶋
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は輸送時の過大な振動がフローティン
グ機構により増幅されることを課題とする。 【解決手段】 記録媒体装着装置11では、カートリッ
ジ挿入前及びイジェクト後の状態においては、スライダ
20はA方向に移動しているので、ホルダフレーム18
がフラップ78に対向する上昇位置に保持されている。
ディスクカートリッジCがフラップ78を押圧すると、
フラップ78が内側に回動してディスクカートリッジC
の挿入動作が許容される。また、スライダ20の両側に
突出する突出ピン20kは、固定部46の係止溝46a
に嵌合係止されている。これにより、アンチフローティ
ング状態が維持され、例えば輸送時等の振動がインシュ
レータゴム27に入力されても、インシュレータゴム2
7の弾性変形に伴う衝撃振動の増幅が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体装着装置に
係り、特に記録媒体が収容されたディスクカートリッジ
及び記録及び再生を行なうヘッドをフローティング状態
に支持するよう構成された記録媒体装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図35(A)(B)は、従来の記録媒体
装着装置を説明するための側面図である。従来の記録媒
体装着装置では、例えば図35(A)(B)に示される
ように、ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入され
るホルダ1のピン1aをスライダ2の傾斜溝2aに嵌合
させてホルダ1を昇降可能に支持している。スライダ2
は、シャーシ3上をB方向に摺動するのに伴ってホルダ
1をカートリッジ挿入・イジェクト位置から記録または
再生を行なう装着位置へ降下させる。イジェクト時は、
シャーシ3上がA方向に摺動するとによりホルダ1を装
着位置からカートリッジ挿入・イジェクト位置へ上昇さ
せる。
【0003】また、シャーシ3の下面には、記録または
再生を行なう光学ヘッド4がディスク半径方向に摺動可
能に設けられている。そして、シャーシ3は、フレーム
5との間に設けられた弾性を有するフローティング部材
6により弾力的に支持されている。そのため、外部から
フレーム5に入力された振動や衝撃は、フローティング
部材6の弾性変形により吸収されてシャーシ3に伝播さ
れない。よって、シャーシ3に支持された光学ヘッド4
やディスクカートリッジを保持するホルダ1に振動や衝
撃が伝わらず、記録または再生動作が正確に行なえるよ
うになっている。
【0004】また、ホルダ1がカートリッジ挿入・イジ
ェクト位置に上昇しているときは、カートリッジ挿入口
7に対向しており、カートリッジ挿入口7には開閉用の
フラップ8が設けられている。このフラップ8は、カー
トリッジ挿入操作あるいはイジェクト動作により装置内
側に回動してカートリッジ挿入口7を開とするように設
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
記録媒体装着装置においては、例えば輸送時等でフロー
ティング部材6が吸収できる範囲を越えるような大きな
振動や衝撃が入力された場合、フローティング部材6に
より増幅された過大な振動が光学ヘッド4に伝播されて
しまう。
【0006】その場合、精密に加工された光学ヘッド4
に過大な加速度が印加されてしまい、ディスク状記録媒
体に対する光学ヘッド4の移動位置がずれたり、あるい
は対物レンズを支持するピックアップ部が損傷してしま
うといった問題がある。また、フローティング部材6に
よりフローティング状態に支持されたシャーシ3は、フ
ローティング部材6の弾性変形により移動するため、例
えばシャーシ3に支持されたホルダ1が変位してしま
う。その結果、ホルダ1がカートリッジ挿入口7に対向
する位置からずれてしまい、カートリッジ挿入口7との
相対位置関係がずれてディスクカートリッジがホルダ1
に擦られながら挿入されることになり、ディスクカート
リッジの挿入操作性が低下するといった問題が生ずる。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決した記録
媒体装着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、フレームと、該フレームに支持され、デ
ィスク状記録媒体に対して情報の書き込み及び読み出し
を行うヘッド及び前記ディスク状記録媒体を収納するデ
ィスクカートリッジを保持する装着ユニットと、該装着
ユニットを前記フレームに対してフローティング状態と
するフローティング機構と、を備えてなる記録媒体装着
装置において、前記フローティング機構は、前記装着ユ
ニットに前記ディスクカートリッジが装着されていない
時には前記装着ユニットを前記フレームに係合させて前
記装着ユニットをアンチフローティング状態とし、前記
装着ユニットに装着された前記ディスク状記録媒体に対
して情報の書き込み及び読み出しを行う時には、前記装
着ユニットを前記フレームに対してフローティング状態
とすることを特徴とするものである。
【0009】従って、請求項1記載の発明によれば、フ
ローティング機構が、装着ユニットにディスクカートリ
ッジが装着されていない時には装着ユニットをフレーム
に係合させて装着ユニットをアンチフローティング状態
とし、装着ユニットに装着されたディスク状記録媒体に
対して情報の書き込み及び読み出しを行う時には、装着
ユニットをフレームに対してフローティング状態とする
ため、例えば輸送時の過大な振動が入力されてもフロー
ティング機構により増幅されることを防止でき、且つ書
き込み及び読み出しを行う時には、装着ユニットをフロ
ーティング状態として外部からの振動や衝撃がヘッドに
伝播することを防止する。
【0010】また、ディスクカートリッジがホルダに挿
入される際は、装着ユニットがアンチフローティング状
態に支持されているので、ホルダがカートリッジ挿入口
の対向位置からずれず、ディスクカートリッジをスムー
ズにホルダに挿入することができ、ディスクカートリッ
ジの挿入操作性が向上する。また、請求項2記載の発明
は、前記請求項1記載の記録媒体装着装置であって、前
記フローティング機構は、前記装着ユニットに記録媒体
が装着されていない時には前記装着ユニットを前記フレ
ームに係合させて前記装着ユニットをアンチフローティ
ング状態とし、前記装着ユニットに記録媒体が装着され
ている時には、前記装着ユニットを前記フレームに対し
てフローティング状態とする構成であることを特徴とす
るものである。
【0011】従って、請求項2記載の発明によれば、フ
ローティング機構が、装着ユニットに記録媒体が装着さ
れていない時には装着ユニットをフレームに係合させて
装着ユニットをアンチフローティング状態とし、装着ユ
ニットに記録媒体が装着されている時には、装着ユニッ
トをフレームに対してフローティング状態とするため、
上記請求項1の場合と同様な作用・効果が得られる。
【0012】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の記録媒体装着装置であって、前記装着ユニット
は、前記ディスクカートリッジを記録・再生位置と挿入
・イジェクト位置との間で搬送する記録媒体搬送機構を
具備してなり、前記フローティング機構は、前記記録媒
体搬送機構が前記記録媒体を記録・再生位置に搬送した
ことに応じて前記装着ユニットをフローティング状態と
し、前記記録媒体搬送機構が前記ディスクカートリッジ
を排出位置に搬送したことに応じて前記装着ユニットを
アンチフローティング状態とすることを特徴とするもの
である。
【0013】従って、請求項3記載の発明によれば、フ
ローティング機構が、記録媒体搬送機構が前記記録媒体
を記録・再生位置に搬送したことに応じて装着ユニット
をフローティング状態とし、記録媒体搬送機構がディス
クカートリッジを排出位置に搬送したことに応じて装着
ユニットをアンチフローティング状態とするため、上記
請求項1乃至2の場合と同様な作用・効果が得られる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
3記載の記録媒体装着装置であって、前記記録媒体搬送
機構は、前記ディスクカートリッジを記録・再生位置に
位置させるロード状態と、前記ディスクカートリッジを
挿入・イジェクト位置に位置させるアンロード状態をと
るように構成されており、前記フローティング機構は、
前記フレームに一体的に設けられ、アンロード状態の前
記記録媒体搬送機構に対して係合し、ロード状態の前記
記録媒体搬送機構に対して離間する係合部を備えてお
り、該係合部が、前記ディスクカートリッジを挿入・イ
ジェクト位置に搬送してアンロード状態をとった前記記
録媒体搬送機構に係合することにより、前記記録媒体搬
送機構を含む前記装着ユニットをアンチフローティング
状態とし、前記係合部が、前記ディスクカートリッジを
記録・再生位置に搬送してロード状態をとった前記記録
媒体搬送機構から離間することにより、前記記録媒体搬
送機構を含む前記装着ユニットをフローティング状態と
することを特徴とするものである。
【0015】従って、請求項4記載の発明によれば、フ
ローティング機構が、フレームに一体的に設けられ、ア
ンロード状態の記録媒体搬送機構に対して係合し、ロー
ド状態の前記記録媒体搬送機構に対して離間する係合部
を備えてなるため、上記請求項1乃至3の場合と同様な
作用・効果が得られる。また、請求項5記載の発明は、
前記請求項4記載の記録媒体装着装置であって、前記記
録媒体搬送機構は、前記ディスクカートリッジが挿入ま
たはイジェクトされる第1の位置と該カートリッジを装
着させる第2の位置との間を駆動されるスライダと、前
記スライダが第1の位置から第2の位置に移動すること
に応じて、前記ディスクカートリッジが挿入またはイジ
ェクトされる挿入・イジェクト位置と前記ディスクカー
トリッジを記録または再生可能な記録・再生位置との間
を移動するホルダと、を備え、前記フローティング機構
の係合部は、前記第1の位置に位置したスライダ又は前
記挿入・イジェクト位置に位置したホルダに係合して、
前記装着ユニットをアンチフローティング状態にする位
置に配されており、前記記録媒体搬送機構が前記ディス
クカートリッジを排出位置に搬送することに応じて前記
装着ユニットをアンチフローティング状態とし、前記記
録媒体搬送機構が前記ディスクカートリッジを記録・再
生位置に搬送することに応じて前記装着ユニットをフロ
ーティング状態とすることを特徴とするものである。
【0016】従って、請求項5記載の発明によれば、フ
ローティング機構の係合部が、第1の位置に位置したス
ライダ又は挿入・イジェクト位置に位置したホルダに係
合して、装着ユニットをアンチフローティング状態にす
る位置に配されており、記録媒体搬送機構がディスクカ
ートリッジを排出位置に搬送することに応じて装着ユニ
ットをアンチフローティング状態とし、記録媒体搬送機
構がディスクカートリッジを記録・再生位置に搬送する
ことに応じて装着ユニットをフローティング状態とする
ため、上記請求項1乃至4の場合と同様な作用・効果が
得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になる記録媒体装着
装置の一実施例を説明するための斜視図である。また、
図2は記録媒体装着装置の上部ユニットと下部ユニット
とを分離させた分解斜視図である。また、図3は記録媒
体装着装置の上部ユニットを構成する各部材を説明する
ための分解斜視図である。
【0018】図1乃至図3に示されるように、記録媒体
装着装置11は、例えば光磁気記録されるディスク状記
録媒体が収納されたディスクカートリッジC(図示せ
ず)を記録または再生可能な装着位置に装着するよう構
成されている。記録媒体装着装置11は、大略、上部ユ
ニット12と下部ユニット14とからなる。上部ユニッ
ト(装着ユニット)12は、ディスクカートリッジCが
挿入されるホルダ16と、ホルダ16を支持するホルダ
フレーム18と、ホルダフレーム18の移動をガイドす
るスライダ20と、後述する磁気ヘッド53を昇降させ
るヘッドロードプレート22と、カートリッジCに係合
するカートリッジフック48(図5参照)を支持するス
ライドホルダ25とからなる。尚、ホルダフレーム18
及びスライダ20により記録媒体搬送機構19が構成さ
れている。
【0019】下部ユニット14は、フレーム26と、フ
レーム26上にフローティング機構を構成するインシュ
レータゴム27を介してフローティング状態に載置され
たシャーシ28と、シャーシ28上に設けられたターン
テーブル30と、シャーシ28の下面側に取り付けられ
ターンテーブル30を回転駆動するスピンドルモータ
(図示せず)と、フレーム26の下面側で左右方向
(C,D方向)に移動可能に設けられた光ピックアップ
32を有する光学ヘッド34と、光学ヘッド34の上方
に位置するように光学ヘッド34に取り付けられた磁気
ヘッドユニット36と、後述する駆動モータ62により
駆動されるカムギヤ38とからなる。
【0020】尚、カムギヤ38は、後述するカートリッ
ジフック48及びスライドホルダ25と共にホルダ16
に挿入されたディスクカートリッジCを引き込むカート
リッジ引込み機構39を構成する。ここで、上部ユニッ
ト12を構成する各部材について説明する。図4はホル
ダ16とホルダフレーム18とを示す分解斜視図であ
る。
【0021】図4に示されるように、ディスクカートリ
ッジCが挿入されるホルダ16と、ホルダ16を支持す
るホルダフレーム18とは一体的に組み付けられてい
る。ホルダ16は、天板16aと、天板16aの両側か
らディスクカートリッジCを抱え込むように折曲された
カートリッジガイド部16b,16cとからなる。従っ
て、天板16aと両側のカートリッジガイド部16b,
16cに囲まれた空間がカートリッジ挿入部となる。
【0022】天板16aには、磁気ヘッドユニット36
が通過するための開口16dが設けられ、且つホルダフ
レーム18の係止爪18kに係止される係止部16eが
4箇所に設けられている。尚、開口16dは、カートリ
ッジCのシャッタにより開閉される窓と略同じ寸法・形
状となっている。さらに、ホルダ16の右側面には、板
バネからなるホルダスプリング40が設けられている。
このホルダスプリング40は、後部側の一端40aがホ
ルダ16の右側面に固定されており、前部側の他端40
bがホルダ16の内部に突出する三角形状に突出部40
cを有する。この突出部40cは、後述するようにディ
スクカートリッジCのシャッタ84を開蓋位置に保持す
ると共に、シャッタ84に係合してディスクカートリッ
ジCのイジェクト動作により相対的にシャッタ84を閉
蓋させるように機能する。
【0023】また、ホルダ16は、両側のカートリッジ
ガイド部16b,16c間の横幅が略ディスクカートリ
ッジCの横幅寸法と同一寸法に形成されている。ホルダ
フレーム18は、ホルダ16の上方を覆う天板18a
と、天板18aの左側で折曲された左側面18bと、天
板18aの右側で折曲された右側面18cとを有する。
そして、ホルダフレーム18は、左側面18bと右側面
18cとの間隔である横幅が略スライダ20の横幅寸法
と同一寸法に形成されている。
【0024】左側面18b及び右側面18cには、スラ
イダ20の傾斜溝に係合する係合ピン18dと、シャー
シ28の凹部28bに嵌合して前後方向への移動を制限
される嵌合部18eとが設けられている。係合ピン18
dは、プレス加工によりホルダフレーム18と一体に形
成されており、横幅の小さいホルダ16に設けるよりも
突出長さが短くて済み、容易に加工することができる。
【0025】また、ホルダフレーム18の天板18aに
は、磁気ヘッドユニット36が通過するための開口18
fと、スライドホルダ25の摺動動作をガイドするガイ
ド溝18gとが設けられている。さらに、ホルダフレー
ム18の天板18aには、ロードカム35が取付けられ
る取付部18hと、スライダ20との間に装架されるコ
イルバネ44の一端が掛止される掛止部18iとが設け
られている。
【0026】スライダ20は、ホルダフレーム18を覆
う天板20aと、天板20aの左側で折曲された左側面
20bと、天板20aの右側で折曲された右側面20c
とを有し、シャーシ28にA,B方向移動自在に取り付
けられている。そして、天板20aには、磁気ヘッドユ
ニット36が通過するための開口20dと、ロードカム
35の円筒部35aが挿入される長円形状の孔20e
と、ヘッドロードプレート22を摺動可能に保持する保
持爪20fと、ヘッドロードプレート22の前方向への
摺動位置を規制するストッパ20gと、ヘッドロードプ
レート22を付勢するコイルバネ42の他端を掛止する
掛止部20hと、コイルバネ44の他端を掛止する掛止
部20iとが設けられている。
【0027】尚、コイルバネ42の他端は、ホルダフレ
ーム18の天板18aに起立する掛止部18iに掛止さ
れる。そのため、コイルバネ44は、ヘッドロードプレ
ート22をA方向に付勢している。さらに、スライダ2
0の左側面20b及び右側面20cには、ホルダフレー
ム18の係合ピン18dが挿入されホルダフレーム18
を昇降させる傾斜溝20jと、フレーム26から起立し
た固定部46の係止溝46aに嵌合されて上下方向の移
動を規制される突出ピン20kとが設けられている。
【0028】このように、ホルダフレーム18の係合ピ
ン18dがスライダ20の左側面20b及び右側面20
cに設けられた傾斜溝20jに挿入されているので、ス
ライダ20がディスクカートリッジCが挿入またはイジ
ェクトされる第1の位置(A方向摺動位置)とディスク
カートリッジCを装着させる第2の位置(B方向摺動位
置)との間を移動すると、ホルダ16及びホルダフレー
ム18は、挿入・イジェクト位置(上昇位置)と記録・
再生位置(降下位置)との間を昇降する。
【0029】尚、突出ピン20kは、例えばスライダ2
0がカートリッジ挿入前の位置にあるとき固定部46の
係止溝46aに嵌合係止されており、アンチフローティ
ング状態を維持する。これにより、輸送時等の大きな衝
撃が入力されてもインシュレータゴム27が弾性変形せ
ず、衝撃力の増幅による装置の破損の発生が防止され
る。
【0030】従って、ディスクカートリッジCがホルダ
16に挿入される際は、上部ユニット12がアンチフロ
ーティング状態に支持されているので、ホルダ16がカ
ートリッジ挿入口(図示せず)の対向位置からずれず、
ディスクカートリッジCをスムーズにホルダ16に挿入
することができ、ディスクカートリッジCがホルダ16
に擦られることがなく、ディスクカートリッジCの挿入
操作性が向上している。
【0031】また、ヘッドロードプレート22は、スラ
イダ20の天板20aに設けられた保持爪20fにより
前後方向に摺動可能に保持される。また、ヘッドロード
プレート22には、摺動動作に伴って磁気ヘッドユニッ
ト36の磁気ヘッドを段階的に移動させるカム部22a
と、コイルバネ42の他端を掛止する掛止部22bと、
保持爪20fが摺動可能に挿通される摺動溝22cと、
磁気ヘッドユニット36の磁気ヘッド53を上昇位置に
保持する保持部22dとが設けられている。
【0032】コイルバネ42は、ヘッドロードプレート
22をA方向に付勢している。そして、天板20aに
は、ヘッドロードプレート22のA,B方向に延在する
長孔22eに嵌合するピン20mが突出しており、ヘッ
ドロードプレート22の摺動方向をガイドすると共に、
摺動位置を規制している。図5はロードアーム24及び
スライドホルダ25の構成を示す分解斜視図である。
【0033】図5に示されるように、スライドホルダ2
5は、ロードアーム24を回動可能に支持する凹部25
aと、凹部25aの両端よりA,B方向に延在してホル
ダフレーム18に摺接する摺接部25b,25cとを有
する。摺接部25b,25cには、ホルダフレーム18
のガイド溝18gに係合する係合爪25dが突出してい
る。スライドホルダ25は、係合爪25dをガイド溝1
8gに係合させることによりA,B方向への摺動がガイ
ドされると共に、ホルダフレーム18からの脱落が防止
されている。また、摺接部25cには、ロードカム35
が挿通する溝25mが設けられている。
【0034】また、凹部25aには、ロードアーム24
の孔24aに挿通されてロードアーム24を回動可能に
支持する軸部25eと、ロードアーム24の回動位置を
規制する鉤状の掛止爪25fが突出している。ロードア
ーム24は、下面側に突出してディスクカートリッジC
の前端に当接する当接ピン24bと、カートリッジフッ
ク48のピン48bが当接する端部24cと、上面側に
突出するバネ掛止部24dと、後述するようにロードカ
ム35の内部に設けられたスイングカム35dに摺接す
る当接ピン24eとを有する。ロードアーム24は、バ
ネ掛止部24dに掛止されるコイルバネ76のバネ力に
よりF方向に回動付勢される。尚、当接ピン24eは、
ディスクカートリッジCの挿入動作時にロードカム35
内で回動を規制され、ディスクカートリッジCの引込み
動作を妨げず、イジェクト動作時にディスクカートリッ
ジCを挿入位置より前側の位置に押し出せるようにロー
ドカム35内を回動する。
【0035】そして、ロードアーム24は、ホルダ16
にディスクカートリッジCが挿入されると、当接ピン2
4bがディスクカートリッジCに押圧されてE方向に回
動する。さらに、ロードアーム24は、コイルバネ76
のバネ力によりF方向に回動して当接ピン24bがディ
スクカートリッジCをイジェクト方向(B方向)に押圧
する。
【0036】また、凹部25aには、カートリッジフッ
ク48を回動可能に支持するための小孔25gが設けら
れている。カートリッジフック48は、小孔25gに挿
通される軸48aと、ロードアーム24の端部24cに
当接するピン48bと、ディスクカートリッジCの側面
に形成された凹部82(後述する図30参照)に嵌合す
るための突部48cと、後述するローディング用の駆動
モータ62を駆動または停止させるモータスイッチ80
(図22参照)をオンまたはオフにするスイッチ押圧部
48dと、コイルバネ50の一端が掛止されるバネ掛止
部48eとを有する。また、コイルバネ50の他端は、
スライドホルダ25のバネ掛止部25hに掛止される。
【0037】カートリッジフック48のピン48bは、
凹部25aに設けられた長孔25nに挿通されてロード
アーム24の端部24cに当接するため、ロードアーム
24がディスクカートリッジCの挿入に伴ってE方向に
回動すると、連動して同方向に回動する。突部48c
は、E方向への回動によりディスクカートリッジCの凹
部82に嵌合してディスクカートリッジCを係止する。
【0038】また、スライドホルダ25の摺接部25c
には、ガイド板52が取り付けられる取付部25iと、
取付部25iと所定間隔おいて下方に折曲された垂下部
25jとが設けられている。このガイド板52と垂下部
25jとの間には、後述するようにカムギヤ38の偏心
ピン38aが挿入され、カムギヤ38の回転がスライド
ホルダ25に伝達される。
【0039】ここで、下部ユニット14の構成について
説明する。図6は下部ユニット14の構成を説明するた
めの分解斜視図である。図6に示されるように、下部ユ
ニット14のフレーム26は、長方形状の枠体に形成さ
れており、カートリッジイジェクト時にスライダ20を
4箇所で係止する固定部46と、4つのインシュレータ
ゴム27を嵌合させるための円形の孔26aと、前側で
上方に突出する一対のフラップ支持部26bとが設けら
れている。
【0040】シャーシ28は、インシュレータゴム27
を介してフレーム26上にフローティング状態に取り付
けられており、外部からの振動が伝播されないようにな
っている。また、シャーシ28に支持されている部材が
インシュレータゴム27によってフローティング状態と
される。すなわち、ターンテーブル30、光学ヘッド3
4と、磁気ヘッド53と、上部ユニット12(スライダ
20、ホルダ16)等がインシュレータゴム27によっ
てフローティング状態とされる。
【0041】固定部46の係止溝46aは、スライダ2
0がカートリッジ挿入前の位置にあるとき、スライダ2
0を係止して輸送時等の振動がインシュレータゴム27
によって増幅される現象を防止すると共に、カートリッ
ジ挿入前のホルダ16をフレーム26に対して位置決め
してディスクカートリッジCの挿入操作性を向上させて
いる。
【0042】シャーシ28は、ディスク状記録媒体を回
転駆動するターンテーブル30の側方に光学ヘッド34
及び磁気ヘッドユニット36が対向するための開口28
aが設けられている。すなわち、光学ヘッド34は開口
28aの下方に位置し、磁気ヘッドユニット36は開口
28aの上方に位置している。磁気ヘッドユニット36
は、光学ヘッド34の上方で対向するように設けられて
おり、磁気ヘッド53を支持するヘッドアーム54と、
ヘッドアーム54を上下方向に回動可能に支持するキャ
リッジ55と、ヘッドアーム54を昇降させるヘッドリ
フトアーム56を有する。
【0043】ヘッドリフトアーム56は、シャーシ28
上に起立する一対の支持部28cにより上下方向に回動
可能に支持される腕部56a,56bと、腕部56a,
56b間に横架されてヘッドアーム54の下面に当接す
る横架部56cと、腕部56aの側方に突出する係合部
56dとからなる。キャリッジ55は、ヘッドアーム5
4を支持する板バネ55bと、水平方向に延在するトッ
プアーム55aとを有する。また、ヘッドリフトアーム
56は、後述するコイルバネ57により上方に付勢され
て係合部56dがヘッドロードプレート22のカム部2
2aに摺接しており、ヘッドロードプレート22の摺動
動作に伴ってカム部22aの形状に応じてヘッドアーム
54を昇降させる。
【0044】ヘッドアーム54は、カートリッジ挿入前
はヘッドリフトアーム56の横架部56cに当接して上
方に持ち上げられており、カートリッジ装着動作と共に
ヘッドリフトアーム56がヘッドロードプレート22の
カム部22aにより降下して磁気ヘッド53をディスク
状記録媒体に近接させる。また、カムギヤ38は、スラ
イドホルダ25のガイド板52と垂下部25jとの間に
嵌合し、またはスライダ20の端部20qに当接し、ま
たはヘッドロードプレート22の端部22fに当接する
偏心ピン38aと、スライダ20のカム係合片(後述す
る)またはスライドホルダ25のカム係合片(後述す
る)が係合するカム溝38bとを有する。そのため、カ
ムギヤ38は、後述する駆動モータにより回動すると、
カム溝38bに係合するスライダ20またはスライドホ
ルダ25のA,B方向の移動を規制すると共に、偏心ピ
ン38aが係合するスライドホルダ25またはスライダ
20またはヘッドロードプレート22をA,B方向に移
動させることができる。
【0045】図7はカートリッジ挿入前及びイジェクト
後の状態を示す平面図である。図7に示されるように、
カートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態において、
スライダ20はコイルバネ44のバネ力によりB方向に
付勢されているが、カムギヤ38によりA方向に移動し
ている。また、ヘッドロードプレート22は、カートリ
ッジ挿入前及びイジェクト後の状態において、コイルバ
ネ42のバネ力によりA方向に移動しており、後述する
ようにカートリッジ挿入動作に連動してB方向に移動す
る。
【0046】そして、カートリッジ挿入前及びイジェク
ト後の状態において、ヘッドアーム54はヘッドリフト
アーム56の横架部56cに当接して上方に持ち上げら
れている。また、ヘッドアーム54の先端は、キャリッ
ジ55から水平方向に延在するトップアーム55bの先
端55cの下面に当接し、上昇位置を規制される。図8
はカートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態を示す側
面図である。
【0047】図8に示されるように、カートリッジ挿入
前及びイジェクト後の状態では、ホルダ16が挿入・イ
ジェクト位置に上昇している。そして、ヘッドリフトア
ーム56は、後端のバネ掛止部56eに掛止されたコイ
ルバネ57のバネ力により前端が上方に回動付勢されて
いる。ヘッドリフトアーム56の係合部56dがヘッド
ロードプレート22のカム部22aの下面側に位置して
おり、ヘッドロードプレート22がB方向に摺動動作す
るとカム部22aの段差形状に応じて昇降する。
【0048】カム部22aは、突出高さの異なる第1段
差部22a1 と、第2段差部22a 2 とを有する。第1
段差部22a1 は、第2段差部22a2 よりも高い位置
に形成されている。これは、後述するように光磁気記録
方式の装置の場合、再生時は光学ヘッド34のみでディ
スク状記録媒体Dに記録された情報を読み取ることがで
きるので、磁気ヘッド53をディスク状記録媒体Dに摺
接させる必要がないからである。すなわち、再生時は、
ヘッドリフトアーム56の係合部56dが第1段差部2
2a1 に摺接し、記録時はヘッドロードプレート22が
B方向に移動して係合部56dが第2段差部22a2
摺接する。
【0049】従って、再生時は磁気ヘッド53がディス
ク状記録媒体Dの上方に離間した位置に保持され、記録
時は磁気ヘッド53がディスク状記録媒体Dに摺接す
る。また、スライダ20がカートリッジ挿入前及びイジ
ェクト後の位置にあるときは、ヘッドリフトアーム56
の係合部56dがヘッドロードプレート22の保持部2
2dによって下方向への回動を規制されているので、ヘ
ッドアーム54は、磁気ヘッド53をホルダ16より上
昇させた退避位置に保持される。そのため、装置が運搬
される際は、外部からの振動や衝撃が加えられてもヘッ
ドアーム54がヘッドリフトアーム56を介してヘッド
ロードプレート22の保持部22dに掛止されて磁気ヘ
ッド53が損傷してしまうことが防止される。
【0050】また、光学ヘッド34は、C,D方向に延
在する一対のガイドシャフト33a,33bにガイドさ
れてディスク半径方向に移動可能に設けられている。そ
して、シャーシ28の下面には、光学ヘッド34をC,
D方向に駆動するヘッド駆動機構37が取り付けられて
いる。このヘッド駆動機構37は、シーク用のスレッド
モータ37aと、スレッドモータ37aの回転軸に設け
られたウォームギヤ37bと、ウォームギヤ37bに噛
合する大径ギヤ37cと、大径ギヤ37cと一体に形成
された小径ギヤ37dと、光学ヘッド34の後面に固定
され小径ギヤ37dが噛合するラック37eとからな
る。
【0051】図9はスライダ20をはずしたカートリッ
ジ挿入前及びイジェクト後の状態を示す平面図である。
図9に示されるように、スライダ20の下方に配置され
たホルダフレーム18は、両側にシャーシ28の凹部2
8bに嵌合する嵌合部18eを有する。そのため、ホル
ダフレーム18は、上方から見ると凹形状に形成された
嵌合部18eが凹部28bに嵌合することにより、スラ
イダ20に対して上下方向への移動のみが許容されると
共に、前後方向(A,B方向)及び左右方向(C,D方
向)への移動が制限される。
【0052】図10はホルダフレーム18及びロードカ
ム35を外したカートリッジ挿入前及びイジェクト後の
状態を示す平面図である。図10に示されるように、シ
ャーシ28のA方向側には、カートリッジ引込み機構3
9のカムギヤ38を駆動する駆動部60が設けられてい
る。この駆動部60は、シャーシ28の下面側に設けら
れた駆動モータ(駆動手段)62と、駆動モータ62の
駆動軸62aに嵌合されたプーリ64と、プーリ66
と、プーリ64,66間に巻き掛けされたベルト68
と、プーリ64と一体なギヤ70に噛合する大径ギヤ7
2と、大径ギヤ72と一体な小径ギヤ74とからなる。
【0053】また、ロードアーム24は、バネ掛止部2
4dに掛止されるコイルバネ76のバネ力によりF方向
に回動付勢されており、イジェクト時にはコイルバネ7
6のバネ力でF方向に回動し、ピン24bがカートリッ
ジCをイジェクトする。図11はカートリッジ挿入前及
びイジェクト後の状態を示す側面図である。図11に示
されるように、カートリッジ挿入前及びイジェクト後の
状態においては、スライダ20はA方向に移動している
ので、ホルダフレーム18がフラップ78に対向する上
昇位置に保持されている。フラップ78は、フレーム2
6のフラップ支持部26bにより装置内側へ回動可能に
支持されており、ホルダフレーム18と一体的に取付け
られたホルダ16のカートリッジガイド部16b,16
cの入口を閉塞している。
【0054】従って、ディスクカートリッジCがフラッ
プ78を押圧すると、フラップ78が内側に回動してデ
ィスクカートリッジCの挿入動作が許容される。また、
スライダ20の両側に突出する突出ピン20kは、固定
部46の係止溝(係合部)46aに嵌合係止されてい
る。これにより、アンチフローティング状態が維持さ
れ、例えば輸送時等に大きな振動がインシュレータゴム
27に入力されても、インシュレータゴム27の弾性変
形に伴い振動が増幅される現象が防止される。また、カ
ートリッジ挿入前のホルダ16は、フレーム26に対し
て位置決めされるので、ディスクカートリッジCの挿入
操作性が良好になる。
【0055】すなわち、上記インシュレータゴム27
と、スライダ20の突出ピン20kと、固定部46の係
止溝46aとによりフローティング機構が構成されてい
る。このように構成された記録媒体装着装置11では、
ディスクカートリッジCが装着されていない状態のとき
スライダ20がフレーム26と一体的に結合された固定
状態となり、スライダ20を介してホルダ16及びシャ
ーシ28がアンチフローティング状態に維持され、よっ
て、シャーシ28の下面に支持された光学ヘッド34、
光学ヘッド34に支持された磁気ヘッドユニット36も
アンチフローティング状態が維持され、輸送時等の過大
な振動が入力されてもインシュレータゴム27の弾性変
形により増幅された加速度が光学ヘッド34や磁気ヘッ
ドユニット36に印加することを防止できる。
【0056】よって、精密に加工された光学ヘッド34
に過大な加速度が印加されて、光学ヘッド34の移動位
置がずれたり、あるいは対物レンズを支持するピックア
ップ32が損傷してしまうことを防止できる。また、磁
気ヘッドユニット36に過大な加速度が印加されて磁気
ヘッドユニット36に設けられた板バネ55bに塑性変
形が生じてしまうことを防止できる。
【0057】また、本実施の形態では、フローティング
機構は、スライダ20の両側に突出する突出ピン20k
が固定部46の係止溝46aに嵌合係止されることによ
り、アンチフローティング状態が維持されるように構成
されているが、これに限らず、例えば固定部46の係止
溝46aにホルダフレーム18が係止されるように構成
しても良いし、あるいは固定部46がスライダ20の動
作またはホルダフレーム18の動作に連動してスライダ
20またはホルダフレーム18を係止する位置へ移動す
るように構成することもできる。
【0058】図12はカートリッジ装着時の状態を示す
側面図である。図12に示されるように、ホルダ16の
カートリッジガイド部16b,16cにディスクカート
リッジCが挿入されると、駆動モータ62が駆動され、
駆動モータ62の駆動力によりカムギヤ38が時計方向
に回動し、スライダ20をB方向に移動させる。これに
伴って、ホルダフレーム18の係合ピン18dがスライ
ダ20の傾斜溝20jに沿って降下するため、ホルダ1
6が装着位置へ降下する。これと同時に、スライダ20
の突出ピン20kは、固定部46の係止溝46aから離
間してインシュレータゴム27の規制を解除してフロー
ティング状態に切り替える。
【0059】従って、本発明の要部を構成するフローテ
ィング機構は、ディスクカートリッジが装着されていな
い時にはスライダ20をフレーム26に係合させてホル
ダ16や光学ヘッド34を支持するシャーシ28等をア
ンチフローティング状態とし、ホルダ16と共に装着さ
れたディスクカートリッジCに対して情報の書き込み及
び読み出しを行う時には、シャーシ28に支持されてい
る部材(ターンテーブル30、ホルダ16、光学ヘッド
34、磁気ヘッド53等)をフレーム26に対してフロ
ーティング状態とする。
【0060】このように、本発明では、ディスクカート
リッジCがホルダ16に挿入されると同時にアンチフロ
ーティング状態からフローティング状態に切り替わる。
そのため、例えばディスクカートリッジCがホルダ16
に挿入された後にアンチフローティング状態からフロー
ティング状態に切り替わり、その後書き込みまたは読み
出しを行い、これが終了した後にフローティング状態か
らアンチフローティング状態に切り替える方式のものに
比べて上記本発明の方式では、アンチフローティング状
態からフローティング状態に切り替えるタイミングが早
いので、ディスクアクセス(書き込みまたは読み出し処
理)の処理速度が遅くならない。
【0061】また、本発明では、ディスクカートリッジ
Cがイジェクトされるときにフローティング状態からア
ンチフローティング状態に切り替わるので、イジェクト
動作も動作タイミングが遅れないようになっている。ま
た、前述したようにアンチフローティング状態とフロー
ティング状態との切り替えを行う機構は、スライダ20
に形成された突出ピン20k(被係合部)と、フレーム
26と一体に形成され突出ピン20kに係合して上部ユ
ニット12(装着ユニット)をアンチフローティング状
態に保持する係止溝46a(係合部)とで構成されてい
るので、特別な機構を別個に設ける必要がなく、装置の
小型化及びコスト低減に有利である。
【0062】また、スライダ20の左側面よりB方向に
突出するストッパ20nがフラップ78の内面に近接す
る。これにより、ディスクカートリッジCが装着された
状態で別のディスクカートリッジCを挿入しようとして
もフラップ78がストッパ20nに当接して開動作でき
ず、ディスクカートリッジCが2重に挿入されることが
防止される。
【0063】また、従来は、ホルダ内にディスクカート
リッジが挿入されているのに、別のディスクカートリッ
ジを挿入しようとした場合、フラップが装置内側へ回動
して2重に挿入できてしまう。そのため、従来の記録媒
体装着装置では、ディスクカートリッジ装着時にフラッ
プの回動を規制する機構を別個に設ける必要があり、そ
の分部品点数が増加して製造コストが高価になってい
た。
【0064】しかしながら、本実施の形態では、スライ
ダ20に設けられたストッパ20nがフラップ78の内
面に当接するといった簡単な構成でディスクカートリッ
ジが2重に挿入されることを防止でき、製造コストを安
価に抑えられる。また、イジェクト時は、スライダ20
をA方向に移動させると、ホルダ16及びホルダフレー
ム18が上記装着位置からカートリッジ挿入・イジェク
ト位置に上昇する。
【0065】ここで、上記装着動作に伴うヘッドアーム
54の動作について説明する。図13(A)はディスク
カートリッジCの挿入前の状態を示す側面図である。ま
た、図13(B)はディスクカートリッジCの装着後の
再生状態を示す側面図である。また、図13(C)はデ
ィスクカートリッジCの装着後の記録状態を示す側面図
である。
【0066】図13(A)に示されるように、ディスク
カートリッジCが挿入される前は、ホルダ16が挿入・
イジェクト位置に上昇している。そして、ヘッドリフト
アーム56は、後端のバネ掛止部56eに掛止されたコ
イルバネ57のバネ力により前端が上方に回動付勢され
ている。このとき、ヘッドリフトアーム56の係合部5
6dは、ヘッドロードプレート22のカム部22aの下
面と保持部22dの間に位置している。
【0067】また、ヘッドアーム54は、ヘッドリフト
アーム56の横架部56cに当接して上方に持ち上げら
れている。また、ヘッドアーム54の先端は、キャリッ
ジ55から水平方向に延在するトップアーム55bの先
端55cの下面に当接し、上昇位置を規制されている。
そのため、磁気ヘッド53は、ホルダ16の上方に上昇
させた退避位置に保持されている。また、ヘッドリフト
アーム56の係合部56dの下方にヘッドロードプレー
ト22の保持部22dが位置することにより、ヘッドリ
フトアーム56の下方への回動が規制されている。これ
によって、ヘッドアーム54は、先端の下方への移動が
規制され、よって、磁気ヘッド53は、退避位置近傍の
位置に位置規制されている。従って、磁気ヘッド53
は、外部から衝撃が加えられても下方へ移動して他の部
材に衝突してしまうことはない。
【0068】図13(B)に示されるように、カムギヤ
38が時計方向に回動して偏心ピン38aに係合するス
ライダ20がB方向に移動すると、ホルダフレーム18
の係合ピン18dがスライダ20の傾斜溝20jに沿っ
て降下する。これにより、ホルダフレーム18に結合さ
れたホルダ16は、装着位置へ降下する。そして、再生
時は、ディスクカートリッジCが挿入されたホルダ16
が装着位置へ降下すると共に、スライダ20に設けられ
たヘッドロードプレート22がB方向に移動すると、ヘ
ッドロードプレート22のカム部22aに摺接するヘッ
ドリフトアーム56の係合部56dがカム部22aの第
1段差22a1 に押圧されて1段階下方のアンロード位
置に変位する。
【0069】このとき、ヘッドアーム54の先端は、ヘ
ッドリフトアーム56の回動動作と共に下方に回動する
が、磁気ヘッド53はディスクカートリッジCの上方で
停止している。本実施の形態では、光磁気記録方式の装
置であるため、再生時は光学ヘッド34のみでディスク
状記録媒体Dに記録された情報を読み取ることができ
る。そのため、磁気ヘッド53はディスク状記録媒体D
の上方に離間した位置に保持されている。
【0070】図13(C)に示されるように、記録時
は、さらにカムギヤ38が時計方向に回動して偏心ピン
38aに係合するヘッドロードプレート22をB方向に
移動させる。ヘッドロードプレート22がB方向に移動
すると、ヘッドリフトアーム56の係合部56dがB方
向に移動するカム部22aの第2段差22a2 に押圧さ
れて2段階下方のロード位置に変位する。
【0071】このとき、ヘッドアーム54の先端は、ヘ
ッドリフトアーム56の回動動作と共に下方に回動し
て、磁気ヘッド53はディスク状記録媒体Dに摺接す
る。これで、ディスク状記録媒体Dへの光磁気記録が可
能となる。尚、記録時は、ヘッドリフトアーム56がヘ
ッドアーム54から離間した位置まで降下する。図13
(A)に示すイジェクト状態では、磁気ヘッド53は、
退避位置に保持されており、挿入されるディスクカート
リッジCにぶつからないようになっている。このとき、
ヘッドアーム54を支持する板バネ55bの撓み量は、
最大であり、ヘッドアーム54とヘッドリフトアーム5
6との間の摩擦力も大きい。
【0072】図13(B)に示す再生状態では、磁気ヘ
ッド53は、ディスク状記録媒体Dから僅かに離間して
いるので、磁気ヘッド53とディスク状記録媒体Dとの
間の摩擦はゼロである。よって、磁気ヘッド53がディ
スク状記録媒体Dに押圧されている場合に比してディス
ク回転負荷が小さく、スピンドルモータ(ディスクモー
タ)の消費電力が低くなっている。
【0073】また、ヘッドアーム54を支持する板バネ
55bの撓み量がイジェクト状態(図13(A)参照)
の時よりも小さくなっている。よって、イジェクト状態
に比してヘッドアーム54がヘッドリフトアーム56に
押圧される力が弱くなっており、従って、ヘッドアーム
54とヘッドリフトアーム56との間の摩擦力が小さく
なっている。これにより、ヘッドシーク動作の負荷が小
さくなっている。
【0074】図13(C)に示す記録状態では、磁気ヘ
ッド53は、ディスク状記録媒体Dに摺接しており、記
録可能である。このとき、ヘッドリフトアーム56は、
ヘッドアーム54から離間しているので、ヘッドリフト
アーム56とヘッドアーム54との間の摩擦力はゼロで
ある。磁気ヘッド53は、板バネ55bの弾性力により
適度な力でディスク状記録媒体Dに押圧されている。
【0075】ここで、上記カートリッジ引込み機構39
のカムギヤ38の動作について説明する。図14はカー
トリッジ挿入前及びイジェクト後のカムギヤ38の動作
状態を示す平面図である。また、図15はカートリッジ
挿入前及びイジェクト後のカムギヤ38の動作状態を示
す縦断面図である。
【0076】図14及び図15に示されるように、カー
トリッジ挿入前及びイジェクト後の動作状態では、カム
ギヤ38の偏心ピン38aは、スライドホルダ25のガ
イド板52と垂下部25jとの間に嵌合され、カム溝3
8bにスライダ20のカム係合片20pが係合してい
る。そのため、スライダ20はA方向に変位しており、
スライドホルダ25はB方向に変位している。尚、ヘッ
ドロードプレート22は、コイルバネ42のバネ力によ
りA方向に移動している。
【0077】この状態でディスクカートリッジCがホル
ダ16に挿入されると、ロードアーム24のピン24b
が押圧されてロードアーム24がE方向に回動されると
ともに、カートリッジフック48がE方向に回動して後
述するモータスイッチ80がオンからオフに切り替わ
る。その結果、駆動モータ62が駆動され、伝達機構6
0を介してカムギヤ38に伝達される。そのため、カム
ギヤ38は、図14に示す位置から時計方向に回動し、
偏心ピン38aが係合するスライドホルダ25の垂下部
25jをA方向に押圧する。
【0078】これにより、カートリッジフック48に係
止されたカートリッジCは、スライドホルダ25ととも
にA方向に移動してホルダ16内に引き込まれる。図1
6はカートリッジ引込み完了のカムギヤ38の動作状態
を示す平面図である。また、図17はカートリッジ引込
み完了のカムギヤ38の動作状態を示す縦断面図であ
る。
【0079】図16及び図17に示されるように、偏心
ピン38aが約100°時計方向に回動すると、スライ
ドホルダ25がカートリッジ引込み完了位置に至たる。
さらに、スライドホルダ25のガイド板52と垂下部2
5jとの間から離脱すると共に、カム溝38bの入口が
スライドホルダ25の係合部25kを向かい入れる。こ
れと同時にカム溝38bの出口がスライダ20のカム係
合片20pに至る。
【0080】図18は再生状態のカムギヤ38を示す平
面図である。また、図19は再生状態のカムギヤ38を
示す縦断面図である。図18及び図19に示されるよう
に、さらに、カムギヤ38が時計方向に回動すると、カ
ムギヤ38のカム溝38bがスライダ20のカム係合片
20pから離間してスライダ20に対する規制が解除さ
れる。そのため、スライダ20は、コイルバネ44のバ
ネ力により端部20qが偏心ピン38aをB方向に押圧
しており、カムギヤ38が回動して偏心ピン38aがB
方向に移動するのに伴ってB方向に追従する。このと
き、スライドホルダ25の係合部25kがカム溝38b
に係合しているので、スライドホルダ25はカートリッ
ジフック48に係止されたカートリッジCを挿入位置に
保持したまま停止している。
【0081】従って、スライダ20がB方向に移動する
のに伴って、図11に示すカートリッジ挿入・イジェク
ト状態から図12に示すカートリッジ装着状態に移行す
る。よって、ホルダ16及びホルダフレーム18は、係
合ピン18dがスライダ20の傾斜溝20jに沿って降
下するため、カートリッジCを装着位置へ降下させる。
これにより、カートリッジCに収納されたディスク状記
録媒体Dの下面が光学ヘッド34に対向し、再生が可能
となる。
【0082】図20は記録状態のカムギヤ38を示す平
面図である。また、図21は記録状態のカムギヤ38を
示す縦断面図である。図20及び図21に示されるよう
に、さらに、カムギヤ38が時計方向に回動すると、偏
心ピン38aがヘッドロードプレート22の端部22f
をB方向に押圧する。そのため、ヘッドロードプレート
22のカム部22aがヘッドリフトアーム56の係合部
56dに摺接してヘッドリフトアーム56を下方に変位
させる。これと共に、ヘッドアーム54が下方に回動
し、ディスク状記録媒体Dの上面に磁気ヘッド53を近
接させ、光磁気記録が可能となる。
【0083】このようにカムギヤ38は、偏心ピン38
aがスライドホルダ25を挿入前位置から挿入完了位置
へと移動させる第1の回転領域と、偏心ピン38aがス
ライダ20を挿入位置から装着位置へと移動させる第2
の回転領域と、ヘッドロードプレート22をアンロード
位置からロード位置へと移動させる第3の回転領域を有
している。そのため、カムギヤ38は、その回動位置に
応じて上記スライドホルダ25と、スライダ20と、ヘ
ッドロードプレート22とを選択的に駆動することがで
きるので、1つの駆動モータ62でカートリッジ引込み
動作と装着動作と磁気ヘッドの降下動作を駆動すること
ができ、モータ数を削減できる。
【0084】さらに、カムギヤ38のカム溝38bは、
第1の回転領域においては、スライダ20のカム係合片
20pを係止してスライダ20の位置規制を行い、第2
及び第3の回転領域においては、スライドホルダ25の
係合部25kを係止してスライドホルダ25の位置規制
を行う。このように、2つの部材の位置規制を1つのカ
ムによって行うように構成したので、2つの部材の位置
規制を行うカムをそれぞれにも設ける構成に比して装置
の小型化及びコストダウンに有利である。
【0085】図22(A)はカートリッジ引込み機構3
9のカートリッジ挿入前及びイジェクト後の動作状態を
示す平面図である。また、図22(B)はカートリッジ
挿入前及びイジェクト後のカートリッジフックの取付状
態を示す底面図である。また、図23はカートリッジ引
込み機構39のカートリッジ挿入前及びイジェクト後の
動作状態を示す平面図である。
【0086】図22(A)に示されるように、カートリ
ッジ挿入前・イジェクト後の動作状態のカートリッジ引
込み機構39は、前述した図10と同様に、ロードアー
ム24がF方向に回動してピン24bがホルダ16内に
挿入されており、カートリッジフック48がF方向に回
動されてホルダ16の側方に離脱してディスクカートリ
ッジCの挿入を妨げない位置に保持されている。
【0087】また、ホルダフレーム18に支持されたロ
ードカム35は、図22(A)に示されるように、(上
半分を切除して下半分のカムを構成する部分のみを図示
した)ロードアーム24の当接ピン24eの移動をガイ
ドするガイド部35b,35cと、ガイド部35b,3
5cの中間位置に回動可能に設けられたスイングカム3
5dを有する。左側のガイド部35bは、略A,B方向
に延在しており、右側のガイド部35cは当接ピン24
eの回動軌跡に沿うように円弧状に湾曲している。その
ため、ガイド部35b,35cの間隔は、B方向側が広
くなっており、A方向側が狭くなっている。
【0088】スイングカム35dは、軸35eにより回
動可能に支持されており、且つ図示しない付勢部により
反時計方向に付勢されている。また、スイングカム35
dは、左側のガイド部35bに対向する左側面35d1
が直線状に形成され、右側のガイド部35cに対向する
左側面35d2 が円弧状に形成されている。また、ロー
ドカム35は、A,B方向に延在する直線部35fを有
する。この規制部35fは、スライドホルダ25の摺接
部25cに設けられた溝25mに嵌合しているため、回
動動作が規制されており、A,B方向への移動のみが可
能である。
【0089】図22(B)及び図23に示されるよう
に、スライドホルダ25の下面に支持されたカートリッ
ジフック48は、下方に突出するスイッチ押圧部48d
がシャーシ28の開口28dに挿通されてシャーシ28
の下面側に取り付けられたモータスイッチ80の接片8
0aに当接しており、モータスイッチ80をオン状態に
保持している。
【0090】図24(A)はカートリッジ引込み機構3
9の引込み開始の動作状態を示す平面図である。また、
図24(B)はカートリッジ引込み機構39の引込み開
始の動作状態を示す底面図である。図24(A)(B)
に示されるように、ディスクカートリッジCがホルダ1
6内に挿入されると、ロードアーム24のピン24bが
押圧されてロードアーム24がE方向に回動されるとと
もに、カートリッジフック48がE方向に回動して突部
48cがディスクカートリッジCの凹部82に嵌合して
ディスクカートリッジCを係止する。これで、ディスク
カートリッジCは搬送可能な状態になる。
【0091】さらに、カートリッジフック48は、E方
向に回動することにより下方に突出するスイッチ押圧部
48dがシャーシ28の下面側に取り付けられたモータ
スイッチ80の接片80aから離間してモータスイッチ
80をオフ状態に切り替える。その結果、モータスイッ
チ80がオンからオフに切り替わったことが制御回路
(図示せず)で検出されると、制御回路から駆動モータ
62へ駆動信号が出力され、駆動モータ62の駆動力が
伝達機構60を介してカムギヤ38に伝達される。
【0092】図25はカートリッジ引込み機構39の引
込み開始直後の動作状態を示す平面図である。図25に
示されるように、カムギヤ38が時計方向に回動する
と、前述したようにカムギヤ38の偏心ピン38aがス
ライドホルダ25のガイド板52と垂下部25jとの間
に嵌合されているため、スライドホルダ25をA方向に
移動させる。
【0093】この状態でディスクカートリッジCがホル
ダ16に挿入されると、ロードアーム24のピン24b
が押圧されてロードアーム24がE方向に回動されると
ともに、カートリッジフック48がE方向に回動して後
述するモータスイッチ80がオンからオフに切り替わ
る。その結果、駆動モータ62が駆動され、伝達機構6
0を介してカムギヤ38に伝達される。そのため、カム
ギヤ38は、図14に示す位置から時計方向に回動し、
偏心ピン38aが係合するスライドホルダ25の垂下部
25jをA方向に押圧する。
【0094】これにより、カートリッジフック48に係
止されたカートリッジCは、スライドホルダ25ととも
にA方向に移動してホルダ16内に引き込まれる。その
際、ロードアーム24の当接ピン24eは、スライドホ
ルダ25の移動に伴って左側のガイド部35bとスイン
グカム35dの左側面35d1 との間に進入する。
【0095】図26はカートリッジ引込み機構39の引
込み開始直後の動作状態を示す平面図である。図26に
示されるように、さらに、カムギヤ38が時計方向に回
動すると、ロードアーム24の当接ピン24eがA方向
に移動しながらスイングカム35dの左側面35d1
押圧する。そのため、スイングカム35dは、軸35e
を中心に時計方向に回動し、先端部分が右側のガイド部
35cに当接する。この状態で、スイングカム35dの
左側面35d1 は、左側のガイド部35bと平行にな
り、当接ピン24eが通過できる通路84を形成する。
【0096】従って、ロードアーム24の当接ピン24
eは、スイングカム35dの左側面35d1 と左側のガ
イド部35bとの間に形成された通路84を通過してA
方向に移動する。このとき、ロードアーム24は、コイ
ルバネ76によりF方向に付勢されているが、ディスク
カートリッジCの引込み動作過程において、スイングカ
ム35dによりF方向への回動を規制される。よって、
引込み動作中は、コイルバネ76のバネ力がディスクカ
ートリッジCに作用しないようになっている。
【0097】図27(A)はカートリッジ引込み機構3
9の引込み完了の動作状態を示す平面図である。また、
図27(B)はカートリッジ引込み機構39の引込み完
了の動作状態を示す底面図である。また、図28はカー
トリッジ引込み機構39の引込み完了の動作状態を示す
側面図である。図27(A)(B)及び図28に示され
るように、ディスクカートリッジCがホルダ16内に引
き込まれて引込み動作が完了すると、ロードアーム24
の当接ピン24eがスイングカム35dの左側面35d
1 と左側のガイド部35bとの間に形成された通路84
を通過し終わると共に、カートリッジフック48のスイ
ッチ押圧部48dがモータスイッチ80の接片80aか
ら十分に離間した位置に至る。また、ディスクカートリ
ッジCは、上記引込み動作過程でシャッタ86の係止が
解除されると共に、開蓋されて内部に収納されたディス
ク状記録媒体Dが光ピックアップ32及び磁気ヘッド5
3に対向する。
【0098】また、スイングカム35dは、その先端部
分を左側のガイド部35bに当接させる位置に復帰して
通路84を遮断すると共に、右側面352 と右側のガイ
ド部35cと間に通路85を形成する。この通路85
は、イジェクト動作時にロードアーム24の当接ピン2
4eが通過するための通路となる。尚、カムギヤ38
は、引込み動作が完了した後も時計方向に駆動されてお
り、スライドホルダ25がA方向に摺動すると共にスラ
イダ20がB方向に摺動する。そのため、図12に示さ
れるように、スライダ20がB方向に移動すると、ホル
ダフレーム18の係合ピン18dがスライダ20の傾斜
溝20jに沿って降下するため、ホルダ16がディスク
カートリッジCと共に装着位置へ降下する。
【0099】そして、ホルダ16が装着位置に到着した
ことが検出スイッチ(図示せず)により検出されると、
駆動モータ62が停止される。また、図28に示される
ように、上記カートリッジフック48のスイッチ押圧部
48d及びスライドホルダ25の係合部25kは、下方
へ移動可能に設けられており、ホルダフレーム18が所
定の装着位置へ降下することを妨げないように構成され
ている。
【0100】図29(A)はイジェクト動作状態を示す
平面図である。また、図29(B)はイジェクト動作状
態を示す底面図である。図29(A)(B)に示される
ように、イジェクトスイッチ(図示せず)がオンに操作
されると、駆動モータ62がカートリッジ挿入時の逆方
向に回転駆動される。そのため、カムギヤ38が反時計
方向に回動され、偏心ピン38aが係合するスライダ2
0がA方向に摺動した後、カムギヤ38が反時計方向に
回動されることにより偏心ピン38aが係合するスライ
ドホルダ25がB方向に摺動する。
【0101】このようにスライダ20がA方向に移動す
ると、図11に示されるように、ホルダフレーム18の
係合ピン18dがスライダ20の傾斜溝20jに沿って
上昇するため、ホルダ16がディスクカートリッジCと
共に挿入位置へ上昇する。さらに、カムギヤ38が反時
計方向に回動されると、上記カートリッジ引込み動作と
逆の動作がイジェクト動作として行なわれる。そして、
イジェクト動作によりスライドホルダ25がB方向に摺
動するのに伴って、ロードアーム24の当接ピン24e
は、スイングカム35dの右側面352 と右側のガイド
部35cと間に形成された円弧状の通路85を通過す
る。
【0102】そのため、ロードアーム24は、コイルバ
ネ76のバネ力によりF方向に回動する。これにより、
カートリッジフック48のピン48bは、ロードアーム
24の端部24cに当接しているため、ロードアーム2
4がF方向に回動すると共に同方向に回動し、突部48
cがディスクカートリッジCの凹部82から離脱してデ
ィスクカートリッジCの係止を解除する。この係止解除
の後、ロードアーム24のピン24bがF方向に回動し
ながらディスクカートリッジCをイジェクト方向(B方
向)に押し出す。
【0103】これにより、ディスクカートリッジCは、
ホルダ16からイジェクト方向(B方向)に突出するよ
うにイジェクトされる。また、スライドホルダ25の下
面に支持されたカートリッジフック48は、下方に突出
するスイッチ押圧部48dがモータスイッチ80の接片
80aに当接し、モータスイッチ80をオフからオンに
切り替える。
【0104】そして、制御回路(図示せず)は、モータ
スイッチ80がオンになった時点で駆動モータ62を停
止させる。これで、イジェクト動作は完了する。このよ
うに、モータスイッチ80は、オンからオフに切り替わ
ることにより駆動モータ62が回転駆動されると共に、
オフからオンに切り替わることにより駆動モータ62を
停止させることができるので、引込み検出スイッチ及び
イジェクト停止検出スイッチとして機能する。そのた
め、モータスイッチ80を設けることにより2つのスイ
ッチを個別に設けるよりも部品点数の削減を図ることが
できる。
【0105】ここで、ディスクカートリッジCの挿入動
作及びシャッタ86の開蓋動作について説明する。図3
0はディスクカートリッジCの挿入前の状態を示す平面
図である。図30に示されるように、ディスクカートリ
ッジCは、左右側面にA,B方向に延在する溝89,9
0を有し、シャッタ86を右側に位置させた向きでホル
ダ16内に挿入される。また、ホルダ16は、ディスク
カートリッジCの両側をガイドするカートリッジガイド
部16b,16cを有する。そして、左側のカートリッ
ジガイド部16bの内側には、スライドホルダ25に形
成された誤挿入防止片25pが突出している。
【0106】さらに、誤挿入防止片25pの後方には、
カートリッジフック48が回動可能に支持されている。
そして、ホルダ16は、右側のカートリッジガイド部1
6cにシャッタ86を保持するホルダスプリング40が
取り付けられている。また、右側のカートリッジガイド
部16cには、ディスクカートリッジ挿入動作によりシ
ャッタ86を開蓋させるシャッタ駆動片(シャッタ駆動
部)16gが突出しており、ホルダスプリング40の突
部48cがホルダ16内に入り込むための窓16hが設
けられている。
【0107】ディスクカートリッジCは、内部にディス
ク状記録媒体Dが収納されており、ディスク状記録媒体
Dの中央には、ターンテーブル30にクランプされるハ
ブ92が設けられている。そして、ディスクカートリッ
ジCは、左側面にカートリッジフック48の突部48c
が嵌合する凹部82を有する。また、ディスクカートリ
ッジCは、右側面に設けられた溝90にシャッタ86を
閉蓋位置に係止するシャッタロックアーム94を有す
る。このシャッタロックアーム94は、回動支点となる
軸94aと、シャッタ86の係合突部86aに係合する
係合部94bと、溝90の内壁に当接して係合部42b
を係合突部86a側に付勢するバネ部94cとを有す
る。
【0108】また、シャッタ86は、側面にホルダスプ
リング40の突出部40cが挿入される穴86bを有す
る。図31はディスクカートリッジCの引込み開始の状
態(手動挿入操作が完了した状態)を示す平面図であ
る。図31に示されるように、ディスクカートリッジC
が正しい向きで挿入されると、左側のカートリッジガイ
ド部16bの内側に突出する誤挿入防止片25pがディ
スクカートリッジCの溝89に進入する。尚、ディスク
カートリッジCが間違った向きで挿入された場合、誤挿
入防止片25pがディスクカートリッジCに当接してデ
ィスクカートリッジCの挿入が阻止される。
【0109】ディスクカートリッジCが挿入方向に押圧
されると、ロードアーム24のピン24bが押圧されて
ロードアーム24がE方向に回動開始する。これによ
り、カートリッジフック48のピン48bがロードアー
ム24の端部24cに当接しているため、カートリッジ
フック48も同方向に回動する。これにより、カートリ
ッジフック48の突部48cは、ディスクカートリッジ
Cの凹部82に嵌合してディスクカートリッジCを係止
する。
【0110】このとき、シャッタ駆動片16gは、シャ
ッタロックアーム94から離間しており、シャッタ86
はシャッタロックアーム94により閉蓋位置に係止され
ている。また、ホルダスプリング40の突出部40c
は、シャッタ86に当接して右方向(D方向)に変位し
ている。ディスクカートリッジCは、引込み開始前の手
動挿入操作時にシャッタ86が開蓋されないので、スム
ーズに挿入させることができ、ホルダ16内への挿入操
作感が良好になっている。
【0111】また、カートリッジフック48がE方向に
回動することによりモータスイッチ80がオフになり、
駆動モータ62が回転駆動される。そして、駆動モータ
62の回転駆動力がカムギヤ38に伝達されてディスク
カートリッジCの引込み動作が開始される。図32はデ
ィスクカートリッジCの引込み動作が完了して記録再生
可能に装着された状態を示す平面図である。
【0112】図32に示されるように、カートリッジフ
ック48の突部48cに係止されたディスクカートリッ
ジCがスライドホルダ25の摺動動作に伴ってホルダ1
6内に引き込まれると、シャッタ駆動片16gがシャッ
タロックアーム94の係合部94bをシャッタ86の係
合突部86aから離間させる方向に変形させる。そし
て、シャッタ駆動片16gは、シャッタロックアーム9
4による係止を解除してシャッタ86に当接する。その
ため、ディスクカートリッジCが挿入されると共に、シ
ャッタ86を相対的に開蓋する。また、ホルダスプリン
グ40の突出部40cは、シャッタ86の穴86bに嵌
合する。
【0113】このように、シャッタ86は、シャッタ駆
動片16gによりシャッタロックアーム94による係止
を解除された後、シャッタ駆動片16gに当接して開
く。そのため、ホルダ16が所定装着位置に至ると、デ
ィスクカートリッジC内に収納されたディスク状記録媒
体Dは、ピックアップ34及び磁気ヘッド53に対向し
て記録または再生可能となる。
【0114】また、誤挿入防止片25pは、ディスクカ
ートリッジCの溝89に進入した状態のままスライドホ
ルダ25の移動動作と共に挿入方向に移動してディスク
カートリッジCの引込み動作を妨げないようにしてい
る。図33はディスクカートリッジCのイジェクト動作
が完了した状態を示す平面図である。
【0115】図33に示されるように、イジェクトスイ
ッチ(図示せず)がオンに操作されると、前述したよう
に駆動モータ62がカートリッジ挿入時の逆方向に回転
駆動される。そのため、カムギヤ38が反時計方向に回
動され、偏心ピン38aが係合するスライダ20がA方
向に摺動した後、カムギヤ38が反時計方向に回動され
ることにより偏心ピン38aが係合するスライドホルダ
25がB方向に摺動する。
【0116】そして、イジェクト動作によりスライドホ
ルダ25がB方向に摺動するのに伴って、ロードアーム
24がF方向に回動するため、カートリッジフック48
の突部48cがディスクカートリッジCの凹部82から
離脱してディスクカートリッジCの係止を解除する。さ
らに、ロードアーム24がF方向に回動することによ
り、ロードアーム24の当接ピン24eは、ディスクカ
ートリッジCをイジェクト方向(B方向)に押し出す。
【0117】また、上記イジェクト動作過程において、
ホルダスプリング40の突出部40cがシャッタ86の
穴86bに嵌合しているので、シャッタ86はホルダス
プリング40に係止されており、ディスクカートリッジ
Cがイジェクト方向(B方向)に移動するのに伴って相
対的に閉蓋する。メカによる排出動作時にシャッタ86
を閉蓋させるようにした構成は、使用者が手でディスク
カートリッジCを引き抜くときにシャッタ86を閉蓋さ
せるようにする構成に比べてシャッタ閉蓋動作を確実且
つ安定的に行なうことが出来るという特徴を有する。
【0118】また、イジェクト動作が完了した時点に
は、シャッタ86が閉じており、ホルダスプリング40
がシャッタ86の穴86bから抜け出た状態となってい
るので、その後に使用者がディスクカートリッジCを引
き抜く操作の操作感が良好なものとなっている。尚、イ
ジェクト動作時は、挿入時の引込み開始位置よりもB方
向に移動した位置までディスクカートリッジCがイジェ
クトすることができるので、イジェクトされたディスク
カートリッジCを容易に取り出すことができる。
【0119】図34はディスクカートリッジCの誤挿入
防止動作を示す平面図である。図34に示されるよう
に、例えばディスクカートリッジCが90°回動した向
きでホルダ16内に挿入された場合、ディスクカートリ
ッジCの横幅寸法がホルダ16の横幅寸法よりも小さい
ので、左側面が誤挿入防止片25pに摺接して右側の寄
った状態で挿入される。この場合、ディスクカートリッ
ジCの挿入側端部には、溝89が位置するため、溝89
が右側のカートリッジガイド部16cに設けられたシャ
ッタ駆動片16gに係合する。
【0120】そのため、ディスクカートリッジCは、シ
ャッタ駆動片16gにより間違った向きでの挿入が阻止
される。この場合、ディスクカートリッジCは、シャッ
タ駆動片16gが溝89に係合するが、前端が引込み開
始位置よりも所定距離手前で停止するので、誤った向き
で挿入されても引込み動作が開始されない。また、ディ
スクカートリッジCが180°回動させた向きでホルダ
16内に挿入された場合は、ディスクカートリッジCの
横幅寸法がホルダ16の横幅寸法とほぼ同じため、ディ
スクカートリッジCの挿入側端部は誤挿入防止片25p
に当接して上記の場合よりも手前の位置で挿入を阻止さ
れる。
【0121】また、誤挿入防止片25pはカートリッジ
Cが所定の向きと異なる向きで挿入されたとき、カート
リッジCの挿入を阻止し、カートリッジCが所定の向き
で挿入されたとき、カートリッジ引込み機構39の引込
み動作により挿入方向へ移動するため、ホルダ16の奥
行き寸法の制約が緩和され、設計の自由度を確保するこ
とができる。
【0122】尚、上記実施の形態では、光磁気ディスク
装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外
の例えばディスク装置あるいはメモリカード等のカード
状の記録媒体が装着される記録再生装置等にも適用でき
るのは勿論である。
【0123】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、フローティング機構が、装着ユニットにディスクカ
ートリッジが装着されていない時には装着ユニットをフ
レームに係合させて装着ユニットをアンチフローティン
グ状態とし、装着ユニットに装着されたディスク状記録
媒体に対して情報の書き込み及び読み出しを行う時に
は、装着ユニットをフレームに対してフローティング状
態とするため、例えば輸送時の過大な振動が入力されて
もフローティング機構により増幅されることを防止で
き、且つ書き込み及び読み出しを行う時には、装着ユニ
ットをフローティング状態として外部からの振動や衝撃
がヘッドに伝播することを防止できる。
【0124】また、ディスクカートリッジがホルダに挿
入される際は、装着ユニットがアンチフローティング状
態に支持されているので、ホルダがカートリッジ挿入口
の対向位置からずれず、ディスクカートリッジをスムー
ズにホルダに挿入することができ、ディスクカートリッ
ジの挿入操作性が向上する。また、請求項2記載の発明
によれば、フローティング機構が、装着ユニットに記録
媒体が装着されていない時には装着ユニットをフレーム
に係合させて装着ユニットをアンチフローティング状態
とし、装着ユニットに記録媒体が装着されている時に
は、装着ユニットをフレームに対してフローティング状
態とするため、上記請求項1の場合と同様な作用・効果
が得られる。
【0125】また、請求項3記載の発明によれば、フロ
ーティング機構が、記録媒体搬送機構が前記記録媒体を
記録・再生位置に搬送したことに応じて装着ユニットを
フローティング状態とし、記録媒体搬送機構がディスク
カートリッジを排出位置に搬送したことに応じて装着ユ
ニットをアンチフローティング状態とするため、上記請
求項1乃至2の場合と同様な作用・効果が得られる。
【0126】また、請求項4記載の発明によれば、フロ
ーティング機構が、フレームに一体的に設けられ、アン
ロード状態の記録媒体搬送機構に対して係合し、ロード
状態の前記記録媒体搬送機構に対して離間する係合部を
備えてなるため、上記請求項1乃至3の場合と同様な作
用・効果が得られる。また、請求項5記載の発明によれ
ば、フローティング機構の係合部が、第1の位置に位置
したスライダ又は挿入・イジェクト位置に位置したホル
ダに係合して、装着ユニットをアンチフローティング状
態にする位置に配されており、記録媒体搬送機構がディ
スクカートリッジを排出位置に搬送することに応じて装
着ユニットをアンチフローティング状態とし、記録媒体
搬送機構がディスクカートリッジを記録・再生位置に搬
送することに応じて装着ユニットをフローティング状態
とするため、上記請求項1乃至4の場合と同様な作用・
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる記録媒体装着装置の一実施例を説
明するための斜視図である。
【図2】記録媒体装着装置の上部ユニットと下部ユニッ
トとを分離させた分解斜視図である。
【図3】記録媒体装着装置の上部ユニットを構成する各
部材を説明するための分解斜視図である。
【図4】ホルダ16とホルダフレーム18とを示す分解
斜視図である。
【図5】ロードアーム24及びスライドホルダ25の構
成を示す分解斜視図である。
【図6】下部ユニット14の構成を説明するための分解
斜視図である。
【図7】カートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態を
示す平面図である。
【図8】カートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態を
示す側面図である。
【図9】スライダ20をはずしたカートリッジ挿入前及
びイジェクト後の状態を示す平面図である。
【図10】ホルダフレーム18及びロードカム35を外
したカートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態を示す
平面図である。
【図11】カートリッジ挿入前及びイジェクト後の状態
を示す側面図である。
【図12】カートリッジ装着時の状態を示す側面図であ
る。
【図13】ディスクカートリッジCの挿入前、再生、記
録の状態を示す側面図である。
【図14】カートリッジ挿入前及びイジェクト後のカム
ギヤ38の動作状態を示す平面図である。
【図15】カートリッジ挿入前及びイジェクト後のカム
ギヤ38の動作状態を示す縦断面図である。
【図16】カートリッジ引込み完了のカムギヤ38の動
作状態を示す平面図である。
【図17】カートリッジ引込み完了のカムギヤ38の動
作状態を示す縦断面図である。
【図18】再生状態のカムギヤ38を示す平面図であ
る。
【図19】再生状態のカムギヤ38を示す縦断面図であ
る。
【図20】記録状態のカムギヤ38を示す平面図であ
る。
【図21】記録状態のカムギヤ38を示す縦断面図であ
る。
【図22】カートリッジ引込み機構39のカートリッジ
挿入前及びイジェクト後の動作状態を示す図である。
【図23】カートリッジ引込み機構39のカートリッジ
挿入前及びイジェクト後の動作状態を示す平面図であ
る。
【図24】カートリッジ引込み機構39の引込み開始の
動作状態を示す図である。
【図25】カートリッジ引込み機構39の引込み開始直
後の動作状態を示す平面図である。
【図26】カートリッジ引込み機構39の引込み開始直
後の動作状態を示す平面図である。
【図27】カートリッジ引込み機構39の引込み完了の
動作状態を示す図である。
【図28】カートリッジ引込み機構39の引込み完了の
動作状態を示す側面図である。
【図29】イジェクト動作状態を示す図である。
【図30】ディスクカートリッジCの挿入前の状態を示
す平面図である。
【図31】ディスクカートリッジCの引込み開始の状態
を示す平面図である。
【図32】ディスクカートリッジCの引込み動作が完了
して記録再生可能に装着された状態を示す平面図であ
る。
【図33】ディスクカートリッジCのイジェクト動作が
完了した状態を示す平面図である。
【図34】ディスクカートリッジCの誤挿入防止動作を
示す平面図である。
【図35】従来の記録媒体装着装置を説明するための側
面図である。
【符号の説明】
11 記録媒体装着装置 12 上部ユニット 14 下部ユニット 16 ホルダ 18 ホルダフレーム 19 記録媒体搬送機構 20 スライダ 22 ヘッドロードプレート 24 ロードアーム 25 スライドホルダ 26 フレーム 27 インシュレータゴム 28 シャーシ 30 ターンテーブル 32 光ピックアップ 34 光学ヘッド 35 ロードカム 36 磁気ヘッドユニット 37 ヘッド駆動機構 38 カムギヤ 38a 偏心ピン 39 カートリッジ引込み機構 40 ホルダスプリング 46 固定部 48 カートリッジフック 53 磁気ヘッド 54 ヘッドアーム 55 キャリッジ 56 ヘッドリフトアーム 60 駆動部 62 駆動モータ 78 フラップ 80 モータスイッチ 82 凹部 84,85 通路 86 シャッタ 89,90 溝 94 シャッタロックアーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 該フレームに支持され、ディスク状記録媒体に対して情
    報の書き込み及び読み出しを行うヘッド及び前記ディス
    ク状記録媒体を収納するディスクカートリッジを保持す
    る装着ユニットと、 該装着ユニットを前記フレームに対してフローティング
    状態とするフローティング機構と、を備えてなる記録媒
    体装着装置において、 前記フローティング機構は、前記装着ユニットに前記デ
    ィスクカートリッジが装着されていない時には前記装着
    ユニットを前記フレームに係合させて前記装着ユニット
    をアンチフローティング状態とし、前記装着ユニットに
    装着された前記ディスク状記録媒体に対して情報の書き
    込み及び読み出しを行う時には、前記装着ユニットを前
    記フレームに対してフローティング状態とすることを特
    徴とする記録媒体装着装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記フローティング機構は、前記装着ユニットに記録媒
    体が装着されていない時には前記装着ユニットを前記フ
    レームに係合させて前記装着ユニットをアンチフローテ
    ィング状態とし、前記装着ユニットに記録媒体が装着さ
    れている時には、前記装着ユニットを前記フレームに対
    してフローティング状態とする構成であることを特徴と
    する記録媒体装着装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記装着ユニットは、前記ディスクカートリッジを記録
    ・再生位置と挿入・イジェクト位置との間で搬送する記
    録媒体搬送機構を具備してなり、 前記フローティング機構は、前記記録媒体搬送機構が前
    記記録媒体を記録・再生位置に搬送したことに応じて前
    記装着ユニットをフローティング状態とし、前記記録媒
    体搬送機構が前記ディスクカートリッジを排出位置に搬
    送したことに応じて前記装着ユニットをアンチフローテ
    ィング状態とすることを特徴とする記録媒体装着装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記記録媒体搬送機構は、前記ディスクカートリッジを
    記録・再生位置に位置させるロード状態と、前記ディス
    クカートリッジを挿入・イジェクト位置に位置させるア
    ンロード状態をとるように構成されており、 前記フローティング機構は、前記フレームに一体的に設
    けられ、アンロード状態の前記記録媒体搬送機構に対し
    て係合し、ロード状態の前記記録媒体搬送機構に対して
    離間する係合部を備えており、 該係合部が、前記ディスクカートリッジを挿入・イジェ
    クト位置に搬送してアンロード状態をとった前記記録媒
    体搬送機構に係合することにより、前記記録媒体搬送機
    構を含む前記装着ユニットをアンチフローティング状態
    とし、 前記係合部が、前記ディスクカートリッジを記録・再生
    位置に搬送してロード状態をとった前記記録媒体搬送機
    構から離間することにより、前記記録媒体搬送機構を含
    む前記装着ユニットをフローティング状態とすることを
    特徴とする記録媒体装着装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載の記録媒体装着装置で
    あって、 前記記録媒体搬送機構は、前記ディスクカートリッジが
    挿入またはイジェクトされる第1の位置と該カートリッ
    ジを装着させる第2の位置との間を駆動されるスライダ
    と、 前記スライダが第1の位置から第2の位置に移動するこ
    とに応じて、前記ディスクカートリッジが挿入またはイ
    ジェクトされる挿入・イジェクト位置と前記ディスクカ
    ートリッジを記録または再生可能な記録・再生位置との
    間を移動するホルダと、を備え、 前記フローティング機構の係合部は、前記第1の位置に
    位置したスライダ又は前記挿入・イジェクト位置に位置
    したホルダに係合して、前記装着ユニットをアンチフロ
    ーティング状態にする位置に配されており、 前記記録媒体搬送機構が前記ディスクカートリッジを排
    出位置に搬送することに応じて前記装着ユニットをアン
    チフローティング状態とし、前記記録媒体搬送機構が前
    記ディスクカートリッジを記録・再生位置に搬送するこ
    とに応じて前記装着ユニットをフローティング状態とす
    ることを特徴とする記録媒体装着装置。
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