JP2000348306A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド及びその製造方法

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JP2000348306A
JP2000348306A JP11160113A JP16011399A JP2000348306A JP 2000348306 A JP2000348306 A JP 2000348306A JP 11160113 A JP11160113 A JP 11160113A JP 16011399 A JP16011399 A JP 16011399A JP 2000348306 A JP2000348306 A JP 2000348306A
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JP
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layer
magnetic
film
head
nonmagnetic
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JP11160113A
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Moriaki Abe
守晃 阿部
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック幅を高精度に規制することにより、
高記録密度化に対応させる。 【解決手段】 基板上に下層コア層、非磁性層、上層コ
ア層を順次積層形成し、磁気ギャップを形成するに際
し、下層コア層上に非磁性層としてSiO2からなる第
1の非磁性層と、Al23からなる第2の非磁性層とを
順次積層形成し、この上に上層コア層の一部を形成した
後、下層コア層の中途部に至るまで連続的にエッチング
し、所定のトラック幅とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成工程によ
ってヘッド素子を構成する各構成要素が積層形成されて
なる薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッドは、例えば、ハードディスク
装置等の磁気記録再生装置に搭載されて、磁気記録媒体
に対して記録信号の記録及び/又は再生(以下、記録再
生という。)を行うものである。
【0003】従来より、磁気ヘッドとしては、磁気コア
にコイルを巻き付けて作製された、いわゆるバルク型磁
気ヘッドが最も多く利用されてきた。しかしながら、こ
のバルク型磁気ヘッドは、微細な加工を施して作製する
ことに限界があり、記録信号の高記録密度化等に対応し
て小型化することが困難であった。
【0004】そこで、磁気ヘッドとしては、図8に示す
ように、薄膜形成工程によって作製された、いわゆる薄
膜磁気ヘッドが利用されるようになってきている。
【0005】この薄膜磁気ヘッド100は、基板101
上に下層コア層102と、非磁性層103と、上層コア
層104とが順次積層形成されてなる。
【0006】この薄膜磁気ヘッド100では、非磁性層
103上に上層コア層104を形成する記録ヘッド部の
形成工程において、磁気記録媒体と摺動する摺動面側の
端部に、上層ポール104aを形成することが行われ
る。そして、この上層ポール104aは、柱状形状で微
小に形成され、この上層ポール104aと接して形成さ
れたバックヨーク104bとともに、上層コア層104
を形成している。
【0007】また、薄膜磁気ヘッド100では、下層コ
ア層102に、上層ポール10と対向して凸部102a
が形成されている。これにより、周囲の漏れ磁界を細く
することができ、微細な磁気信号に対しても高精度に記
録再生を行うことができる。
【0008】薄膜磁気ヘッド100においては、こらら
上層コア層104の上層ポール104aと、下層コア層
102の凸部102aとが非磁性層103を介して対向
配置されて磁気ギャップが形成されるとともに、これら
の幅が記録再生を行うトラック幅TWとなる。
【0009】以上のように構成された薄膜磁気ヘッドで
は、薄膜形成工程によって各構成要素が形成されるた
め、小型化して記録信号の高記録密度化に対応すること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の薄膜磁気ヘッド100では、さらなる高記録密度化
の要求に応えるために、トラック幅TWを挟くするとと
もに、このトラック幅TWを高精度に規制することが望
まれている。このため、薄膜磁気ヘッド100では、如
何にしてトラック幅TWを高精度に規制するかといった
製造上の問題が提起されている。
【0011】例えば、この薄膜磁気ヘッド100を製造
する際には、上述した記録ヘッド部の形成工程におい
て、先ず、この上層ポール104aの形成面となる非磁
性層103上に鍍金下地膜を形成し、この上にフォトレ
ジスト等によってフレーム状のレジストを形成する。次
に、鍍金処理を施し、レジストを除去することによっ
て、上層ポール104aを形成する。そして、トラック
幅TWを高精度に規制するために、トラック幅方向の側
面を上層ポール104aから下層コア層102の中途部
に至るまで連続的にエッチング加工を施す。これによ
り、下層コア層102には、上層ポール104aと対向
して凸部102aが形成されることとなる。
【0012】ところで、磁気コアを構成する上層ポール
104a及び下層コア層102には、磁性材料として、
例えばパーマロイ等の金属材料が用いられている。ま
た、磁気ギャップを構成する非磁性層103には、非磁
性材料として、例えばAl23等の酸化物が用いられて
いる。一般に、パーマロイ等からなる金属膜と、Al2
3等からなる酸化膜とのエッチングレートを比較した
場合、後者の方がエッチングレートが低く、エッチング
速度が遅くなる。
【0013】この場合、トラック幅TWを規制するため
に、トラック幅方向の両側面を上層ポール104aから
下層コア層102の中途部に至るまで連続的にエッチン
グすると、上層ポール104a及び下層コア層102
と、非磁性層103との間にエッチング時間のばらつき
が生じることとなる。
【0014】このため、記録ヘッド部の形成工程におい
て、エッチング加工が下層コア層102に到達した時点
で、上述したエッチング時間のばらつきによるトラック
幅方向の両側面におけるエッチング深度の違いから、下
層コア層102に形成される凸部102aの段差(下層
コア層102に対するエッチング量)にばらつきが生じ
てしまい、薄膜磁気ヘッド100を高精度に作製するこ
とができないといった問題があった。
【0015】この問題となるエッチング時間は、上層ポ
ール104a及び下層コア層102と、非磁性層103
とのエッチング時間を比較した場合、エッチングレート
の高い上層ポール104a及び下層コア層102のエッ
チング時間の割合が大きいほど記録ヘッド部の加工精度
を上げることができる。
【0016】そこで、この記録ヘッド部の加工精度を上
げる方法として、例えば、同一条件において上述したA
23よりもエッチング速度が約2倍程度速いとされる
SiO2を用いて非磁性層103を形成することが考え
られる。しかしながら、このSiO2は、フォトレジス
トとの密着性が悪く、非磁性層103を形成した後のフ
ォトレジストをパターンニングする工程で問題となる。
【0017】このように、従来の薄膜磁気ヘッドでは、
トラック幅方向の両側面を上層ポール104aから下層
コア層102の中途部に至るまで連続的にエッチングし
た際、このトラック幅方向の両側面を高精度に加工する
ことができず、さらなる高記録密度化に対応することが
困難であった。
【0018】そこで、本発明はこのような従来の事情に
鑑みて提案されたものであり、トラック幅を高精度に規
制することにより、高記録密度化に対応することを可能
とした薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る薄膜磁気ヘッドは、基板上に閉磁路を構成する
下層コア層と上層コア層とが積層形成されてなり、下層
コア層と上層コア層とは、それぞれ所定のトラック幅と
された凸部を有し、これら凸部が非磁性層を介して互い
に対向配置されて磁気ギャップが形成されるとともに、
磁気ギャップを構成する非磁性層は、SiO2からなる
第1の非磁性層と、Al23からなる第2の非磁性層と
が順次積層されてなることを特徴とする。
【0020】また、この目的を達成する本発明に係る薄
膜磁気ヘッドの製造方法は、基板上に下層コア層、非磁
性層、上層コア層を順次積層形成し、磁気ギャップを形
成するに際し、下層コア層上に非磁性層としてSiO2
からなる第1の非磁性層と、Al23からなる第2の非
磁性層とを順次積層形成し、この上に上層コア層の一部
を形成した後、下層コア層の中途部に至るまで連続的に
エッチングし、所定のトラック幅とすることを特徴とす
る。
【0021】以上のように本発明では、磁気ギャップを
構成するSiO2からなる第1の非磁性層と、Al23
からなる第2の非磁性層とのエッチングレートを比較し
た場合、下層コア層上に形成されたSiO2からなる第
1の非磁性層の方が、第2の非磁性層よりもエッチング
レートが高い。一方、第1の非磁性層上に形成されたA
23からなる第2の非磁性層は、フォトレジストとの
密着性が良い。
【0022】このため、第2の非磁性層上に上層コア層
の一部を形成した後、下層コア層の中途部に至るまで連
続的にエッチングし、所定のトラック幅としたとき、こ
のトラック幅方向の両側面におけるエッチング深度を均
等とすることができ、下層コア層に形成される凸部の形
状を均等にすることができる。さらに、第2の非磁性層
を形成した後工程において、この第2の非磁性層上に形
成されるレジストとの密着性を確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の実施
の形態として、例えば、図1及び図2に示した薄膜磁気
ヘッド1(以下、薄膜ヘッド1という。)について説明
する。
【0024】この薄膜ヘッド1は、薄膜形成工程によっ
て形成され、例えばアルチック(アルミナ−チタンカー
バイト)等の硬質の非磁性材料により略平板状に形成さ
れた基板2上に、磁気抵抗効果を利用して磁気記録媒体
に記録された信号を再生する再生ヘッド部と、この再生
ヘッド部上に、磁気記録媒体に信号を記録するインダク
タンス型の記録ヘッド部とを備える。
【0025】再生ヘッド部は、基板2上に形成された第
1の非磁性層3と、この第1の非磁性層3上に高さをそ
れぞれ略同一として形成された下部磁気シールド層4及
び第2の非磁性層5と、これら下部磁気シールド層4及
び第2の非磁性層5上に形成された第3の非磁性層6
と、この第3の非磁性層6上に形成された磁気抵抗効果
素子7(以下、MR素子7という。)及び一対の電極8
と、この第3の非磁性層6上に形成された第4の非磁性
層9とを備える。
【0026】記録ヘッド部は、第4の非磁性層9上に形
成された中間磁気シールド層10及び第5の非磁性層1
1と、これら中間磁気シールド層10及び第5の非磁性
層11上に形成された第6の非磁性層12及び第7の非
磁性層13と、この第7の非磁性層13上に形成された
デプス規制膜14及び第8の非磁性層15と、この第8
の非磁性層15上に形成された薄膜コイル16及び第9
の非磁性層17と、薄膜コイル16の略中心で第7の非
磁性層13と略接するように形成された上層コア層18
とを備える。
【0027】薄膜ヘッド1においては、再生ヘッド部及
び記録ヘッド部を構成する各構成要素が外方に臨んで略
同一面を構成し、記録媒体の摺動面とされている。すな
わち、薄膜ヘッド1においては、この面に磁気記録媒体
が摺動されて、この磁気記録媒体に対して信号の記録再
生が行われる。
【0028】このうち、再生ヘッド部は、MR素子7に
磁気記録媒体の摺動面に対して平行にセンス電流が供給
される構造となっており、いわゆる横型MRヘッドとし
て構成されている。
【0029】一方、記録ヘッド部は、中間磁気シールド
層10と上層コア層18とによって閉磁路となる磁気コ
アを構成するとともに、これら中間磁気シールド層10
と上層コア層18との間に第6の非磁性層12及び第7
の非磁性層13が配されることによって、磁気記録媒体
の摺動面で磁気ギャップを構成している。換言すると、
薄膜ヘッド1では、中間磁気シールド層10と上層コア
層18とが、それぞれ記録ヘッド部の下層コアと上層コ
アとを構成している。
【0030】さらに詳述すると、上層コア層18は、摺
動面側に小さく凸状に形成された上層ポール18aと、
この上層ポール18aと接して形成されたバックヨーク
18bとによって構成される。また、中間磁気シールド
層10には、この上層ポール18aと対向して凸部10
aが形成されている。薄膜ヘッド1では、これら上層コ
ア層18の上層ポール18aと、中間磁気シールド層1
0の凸部10aとが、第6の非磁性層12及び第7の非
磁性層13を介して対向配置されて磁気ギャップが形成
されるとともに、これら摺動面に露出する幅によってト
ラック幅が規定される。
【0031】このような薄膜ヘッド1では、上層ポール
18aと対向して中間磁気シールド層10に凸部10a
が形成されることにより、磁気ギャップで生じる漏れ磁
界を細くすることができ、微細な磁気信号に対しても高
精度に記録再生を行うことができる。
【0032】また、記録ヘッド部では、デプス規制膜1
4が、上層ポール18aの摺動面から後端側に向かっ
て、磁気ギャップの深さ(デプス)を規制している。
【0033】以上のように構成された薄膜ヘッド1で
は、磁気記録媒体に記録された信号を再生する際に、図
示しない電源から一対の電極8を介して、MR素子7に
対してセンス電流が供給される。また、図示しない検出
機構によって、このMR素子7の電圧値が検出される。
MR素子7は、磁気抵抗効果を有する膜構造であるため
に、その抵抗値が磁気記録媒体からの信号磁界に応じて
変化する。このため、薄膜ヘッド1においては、MR素
子7に対してセンス電流を供給すると、MR素子7の抵
抗値の変化に基づいて電圧値が変化する。すなわち、こ
の薄膜ヘッド1は、MR素子7の電圧値の変化を検出す
ることによって、磁気記録媒体からの信号磁界を検出す
る構成とされている。
【0034】また、この薄膜ヘッド1では、磁気記録媒
体に磁気信号を記録する際に、記録ヘッド部の薄膜コイ
ル16に対して、記録する信号に応じた電流が供給され
る。そして、薄膜ヘッド1では、薄膜コイル16によっ
て発生する磁界により、上層コア層18と中間磁気シー
ルド層10とにより構成された磁気コアに磁束が流れ
る。これにより、薄膜ヘッド1では、この上層コア層1
8の上層ポール18aと、中間磁気シールド層10の凸
部10aとの間に、第6の非磁性層12及び第7の非磁
性層13が配されることにより構成された磁気ギャップ
に漏れ磁界が発生する。薄膜ヘッド1は、この漏れ磁界
を磁気記録媒体に対して印加することによって磁気信号
を記録する。
【0035】ところで、この薄膜ヘッド1では、記録ヘ
ッド部の磁気ギャップを構成する非磁性層が、中間磁気
シールド層10上に形成されたSiO2からなる第6の
非磁性層12と、この第6の非磁性層12上に形成され
たAl23からなる第7の非磁性層13とから構成され
ている。
【0036】このため、薄膜ヘッド1では、記録ヘッド
部の製造工程において、第7の非磁性層13上に上層ポ
ール18aを形成した後、中間磁気シールド層10の中
途部に至るまで連続的にエッチングし、所定のトラック
幅とした際、このトラック幅方向の両側面におけるエッ
チング深度が均等なものとなり、結果として中間磁気シ
ールド層10に形成される凸部10aの形状が均等なも
のとなっている。
【0037】したがって、薄膜ヘッド1では、トラック
幅が上層ポール18aから中間磁気シールド層10の凸
部10aに至るまで高精度に規制されており、記録信号
の高記録密度化等に対応して小型化することが可能とな
っている。
【0038】次に、本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの
製造方法について説明する。
【0039】なお、以下の説明では、薄膜ヘッド1を構
成する各構成要素並びにその材料、大きさ、膜厚及び成
膜手法等について具体的な例を挙げるが、本発明は以下
の例示に限定されるものではない。
【0040】この薄膜ヘッド1を製造する際しては、先
ず、例えばアルチック(アルミナ−チタンカーバイト)
等の硬質の非磁性材料により略平板状に形成された基板
材を用意し、この基板材の主面に対して鏡面研磨加工を
施す。基板材は、最終的に薄膜ヘッド1の基板2となる
ものであり、この主面上に薄膜ヘッド1の構成要素が薄
膜形成工程によって順次形成されることとなる。
【0041】次に、基板材の主面上の全面に、第1の非
磁性層3を成膜する。第1の非磁性層3は、例えばAl
23やSiO2等の非磁性絶縁材料によってスパッタリ
ング等の手法により成膜する。また、本実施の形態にお
いては、第1の非磁性層3の表面が平滑となるように、
成膜後に研磨加工を施している。
【0042】次に、第1の非磁性層3上に、下部磁気シ
ールド層4を成膜する。下部磁気シールド層4は、具体
的には、センダスト(Fe−Al−Si合金)、Fe−
Si−Ru−Ga合金、Fe−Ta−N合金等の金属材
料を用いて成膜する。また、下部磁気シールド層4は、
磁気記録媒体の摺動面に対して垂直な方向に向けて、所
定の幅で形成する。具体的には、例えば、センダストを
3〜5μm程度の厚みで成膜し、レジストパターンを形
成した後、ドライエッチング法によって不要なセンダス
トを除去することによって、下部磁気シールド層4を成
膜する。
【0043】次に、下部磁気シールド層4が成膜された
第1の非磁性層3上の全面に、第2の非磁性層5を成膜
する。第2の非磁性層5は、第1の非磁性層3と同様
に、非磁性絶縁材料によって成膜する。次に、第2の非
磁性層5に対して研磨加工を施して、この第2の非磁性
層5に埋め込まれた下部磁気シールド層4を露出させ、
これら下部磁気シールド層4と第2の非磁性層5とが同
一面を構成するように、加工する。
【0044】次に、同一面を構成する下部磁気シールド
層4及び第2の非磁性層5上の全面に、第3の非磁性層
6を成膜する。第3の非磁性層6は、第1の非磁性層3
と同様に、非磁性絶縁材料によって成膜する。
【0045】次に、第3の非磁性層6上に、MR素子7
をスパッタリング等の薄膜形成手法により成膜する。M
R素子7は、具体的には、例えば、膜厚約5nmのTa
層、膜厚約43nmのNi−Fe−Nb層、膜厚約5n
mのTa層、膜厚約40nmのNi−Fe層及び膜厚約
1nmのTa層を、以上の順序でスパッタリングにより
順次成膜して形成する。なお、MR素子7を構成する各
層の材料及びその膜厚は、以上の例に限定されるもので
はなく、薄膜ヘッド1の使用目的等に応じて適切な材料
を選択し、適切な膜厚に設定するようにすればよい。
【0046】また、MR素子7は、略矩形状に形成し、
その長手方向が薄膜ヘッド1において磁気記録媒体の摺
動面となる一方側に沿うように形成する。さらに、MR
素子7は、その長手方向の長さが、下部磁気シールド層
4の幅よりも短くなるように形成する。
【0047】次に、MR素子7の両端部に、一対の電極
8を薄膜状に成膜する。電極8は、導電性材料を用い
て、例えば、蒸着法、スパッタリング法等の手法により
成膜する。また、電極8は、略矩形状に形成し、MR素
子7の長手方向に対して垂直な方向に向けて、このMR
素子7の両端部にそれぞれ成膜する。
【0048】次に、MR素子7及び一対の電極8が形成
された第3の非磁性層6上の全面に、第4の非磁性層9
を成膜する。第4の非磁性層9は、第1の非磁性層3と
同様に、非磁性絶縁材料によって成膜する。
【0049】次に、第4の非磁性層9上に、例えばNi
−Fe合金等の良好な軟磁気特性を示す材料によって、
鍍金法、スパッタリング法等の手法により中間磁気シー
ルド層10を成膜する。また、中間磁気シールド層10
は、磁気記録媒体の摺動面に対して、MR素子7の長手
方向の長さよりも大となるような幅で成膜する。
【0050】次に、中間磁気シールド層10が形成され
た第4の非磁性層9上の全面に、第5の非磁性層11を
成膜する。第5の非磁性層11は、第1の非磁性層3と
同様に、非磁性絶縁材料によって成膜する。第5の非磁
性層11の成膜後に、この第5の非磁性層11に対して
研磨加工を施して、この第5の非磁性層11に埋め込ま
れた中間磁気シールド層10を露出させ、これら第5の
非磁性層11及び中間磁気シールド層10が同一面を構
成するように平坦化する。
【0051】次に、同一面を構成する中間磁気シールド
層10及び第5の非磁性層11上の全面に、SiO2
らなる第6の非磁性層12を成膜する。
【0052】次に、第6の非磁性層12の全面に、Al
23からなる第7の非磁性層を成膜する。
【0053】この第7の非磁性層13の膜厚は、レジス
トの密着性が取れるように成膜後のピンホールが生じな
い最小限の膜厚とすることが好ましく、例えば15nm
以上の膜厚とすることが好ましい。さらに好ましくは2
0nm程度の膜厚とすることが好ましい。
【0054】これら記録ヘッド部の磁気ギャップを構成
する第6の非磁性層12と第7の非磁性層13とでは、
SiO2からなる第6の非磁性層12の方が、Al23
からなる第7の非磁性層13よりもエッチングレートが
高い。換言すれば、第6の非磁性層12の方が第7の非
磁性層13よりもエッチング速度が速く、エッチング時
間が短い。一方、Al23からなる第7の非磁性層13
は、フォトレジストとの密着性が良い。
【0055】なお、これら第6の非磁性層12及び第7
の非磁性層13の2層構造膜の形成方法としては、例え
ば2元(カソード)以上の成膜装置で連続的で行うこと
により、工程数を増やすことなく形成することができ
る。
【0056】次に、磁気記録媒体の摺動面から僅かに後
退した位置に、非磁性材料によってデプス規制膜14を
形成する。このデプス規制膜14は、磁気ギャップの摺
動面からのデプスを規制することによって、この磁気ギ
ャップからの漏れ磁界の発生効率を向上させる機能を有
している。
【0057】次に、第7の非磁性層13上に、良好な軟
磁気特性を示す材料によって上層ポール18aを形成
し、トラック幅方向の両側面を上層ポール18aから中
間磁気シールド層10の中途部に至るまでエッチング加
工を施す記録ヘッド部の形成工程について図3乃至図7
を参照しながら説明する。なお、作製される薄膜ヘッド
1は、後の工程において、図3におけるB−B線、すな
わち図4におけるD−D線まで研磨加工されることによ
って、研磨されて露出する断面が摺動面となり、最終的
に図1及び図2で示すような構造となる。
【0058】先ず、上層ポール18aを形成する際に
は、図3に示すように、形成面となる第7の非磁性層1
3上の全面に対して鍍金下地膜20を成膜する。
【0059】次に、鍍金下地膜20上に、フォトレジス
トによってフレームレジスト21を形成する。フレーム
レジスト21は、フレーム形状を呈し、その内形状が上
層ポール18aと略同等となるように形成する。フレー
ムレジスト21は、その一端がデプス規制膜14上に乗
る位置に形成する。
【0060】次に、フレーム鍍金法を用いて、フレーム
レジスト21の内部に上層ポール18aを形成した後
に、鍍金下地膜20及びフレームレジスト21を除去す
ることによって、図4に示すように、上層ポール18a
を形成する。なお、本実施の形態においては、NiFe
合金によって上層ポール18aを形成した。
【0061】次に、図5に示すように、上層ポール18
aの一方の側面側に第1のレジスト膜22を形成する。
このとき、第1のレジスト膜22は、その端部22aが
上層ポール18aの上面部18cに位置するように形成
する。
【0062】次に、図6に示すように、第1のレジスト
膜22が形成された上層ポール18aから中間磁気シー
ルド層10の中途部に至るまで連続的にエッチング加工
を施す。この第1のエッチング工程においては、エッチ
ング方法として、Arガスを用いたイオンエッチング法
を用いることが望ましい。これにより、トラック幅方向
の一方側面を上層ポール18aから中間磁気シールド層
10の中途部に至るまで高精度に成形することができ
る。そして、第1のレジスト膜22を除去する。
【0063】次に、図7に示すように、上層ポール18
aの第1のレジスト膜22を形成した側と反対の側面側
に第2のレジスト膜23を形成する。このとき、第2の
レジスト膜23は、上述した第1のレジスト膜22と同
様に、その端部23aが上層ポール18aの上面部18
cに位置するように形成する。
【0064】次に、第2のレジスト膜23が形成された
上層ポール18aから中間磁気シールド層10の中途部
に至るまで連続的にエッチング加工を施す。この第2の
エッチング工程においても、上述した第1のエッチング
工程と同様に、エッチング方法としては、Arガスを用
いたイオンエッチング法を用いることが望ましい。これ
により、トラック幅方向の他方側面を上層ポール18a
から中間磁気シールド層10まで高精度に成形すること
ができる。そして、第2のレジスト膜23を除去する。
【0065】このように、記録ヘッド部の形成工程にお
いては、図6及び図7に示すように、上層ポール18a
から中間磁気シールド層10の中途部に至るまで、同じ
幅となるように連続的にエッチング加工を施す。このと
き、第1のエッチング工程と第2のエッチング工程との
エッチング時間を略等しい時間とする。これにより、中
間磁気シールド層10には、上層ポール18aと対向し
た凸部10aが形成されることとなる。
【0066】ところで、作製される薄膜ヘッド1におい
ては、記録ヘッド部の磁気ギャップを形成する際、非磁
性層として、中間磁気シールド層10上にSiO2から
なる第6の非磁性層12と、この第6の非磁性層12上
に、Al23からなる第7の非磁性層13とをそれぞれ
積層形成している。
【0067】上述したように、第6の非磁性層12と第
7の非磁性層13とのエッチングレートを比較した場
合、SiO2からなる第6の非磁性層12の方が、Al2
3からなる第7の非磁性層13よりもエッチングレー
トが高い。換言すれば、第6の非磁性層12の方が第7
の非磁性層13よりもエッチング速度が速く、エッチン
グ時間が短い。しかしながら、このSiO2からなる第
6の非磁性層は、フォトレジストとの密着性が悪く、こ
の第6の非磁性層のみを成膜した場合、その後のフォト
レジストをパターンニングする工程で問題が生じること
となる。
【0068】そこで、第6の非磁性層12上には、Al
23からなる第7の非磁性層13が積層されている。こ
の第7の非磁性層13は、第6の非磁性層12よりもエ
ッチングレートが低いとされるが、フォトレジストとの
密着性が良い。このため、第7の非磁性層13となるA
23の膜厚は、レジストの密着性が取れるように成膜
後のピンホールが生じない最小限の膜厚とすることが好
ましく、ここでは20nm程度の膜厚としている。
【0069】そして、記録ヘッド部の磁気ギャップを構
成する上層ポール18a及び中間磁気シールド層10の
エッチング時間と、磁気ギャップを構成する第6の非磁
性層12及び第7の非磁性層13のエッチング時間とを
比較した場合、エッチングレートの高い上層ポール18
a及び中間磁気シールド層10のエッチング時間の割合
が大きいほど記録ヘッド部の加工精度を上げることがで
きる。
【0070】このことから、作製される薄膜ヘッド1に
おいては、上層ポール18aと中間磁気シールド層10
との間に成膜された磁気ギャップとなる第6の非磁性層
12及び第7の非磁性層13のエッチング時間をできる
だけ短くするため、エッチングレートが高いSiO2
らなる第6の非磁性層12を磁気ギャップの主ギャップ
部として形成している。そして、この第6の非磁性層1
2上にレジストの密着性が取れるように成膜後のピンホ
ールが生じない最小限の膜厚とするAl23からなる第
7の非磁性層13を副ギャップ部として積層形成してい
る。
【0071】これにより、作製される薄膜ヘッド1にお
いては、トラック幅方向の両側面を上層ポール18aか
ら中間磁気シールド層10の中途部に至るまでエッチン
グし、所定のトラック幅とした際、このトラック幅方向
の両側面におけるエッチング深度を均等にすることがで
き、中間磁気シールド層10に形成される凸部10aの
形状を均等にすることができる。また、作製される薄膜
ヘッド1においては、トラック幅方向の一方側面側をエ
ッチングする第1のエッチング工程と、他方側面側をエ
ッチングする第2のエッチング工程とにより、略等しい
時間でエッチング加工を施した場合であっても、トラッ
ク幅方向の左右のエッチング深度を均等にすることがで
き、中間磁気シールド層10に形成される凸部10aの
左右の段差にばらつきが生じることがない。
【0072】したがって、この手法では、トラック幅を
上層ポール18aから中間磁気シールド層10の凸部1
aに至るまで高精度に規制することができる。
【0073】さらに、この手法では、第7の非磁性層1
3を形成した後工程において、この第7の非磁性層13
上に形成されるフォトレジストとの密着性を確保するこ
とができ、フォトレジストを良好にパターンニングする
ことができる。
【0074】次に、上層ポール18aが形成された第7
の非磁性層13上の全面に、第8の非磁性層15を成膜
する。第8の非磁性層15の成膜後に、研磨加工を施し
て、この第8の非磁性層15に埋め込まれた上層ポール
18aを露出させ、これら上層ポール18aと第8の非
磁性層15とが同一面を構成するように加工する。これ
により、上層ポール18aが第8の非磁性層15によっ
て埋め込まれて、以下の工程で形成する他の各構成要素
の形成面を平坦化することができる。したがって、これ
ら他の各構成要素に対して、微細な加工を高精度に施す
ことが可能となる。
【0075】次に、第8の非磁性層15上に、導電性材
料によって薄膜コイル16を形成する。薄膜コイル16
は、例えばCu等の導電性材料によってスパッタリング
等の手法により成膜する。また、薄膜コイル16は、後
述するバックヨーク18bと中間磁気シールド層10と
の突合せ部を略中心として、スパイラル状に形成する。
【0076】次に、薄膜コイル16を覆うように、第9
の非磁性層17を成膜する。
【0077】次に、上層ポール18a上に、バックヨー
ク18bを形成する。バックヨーク18bは、良好な軟
磁気特性を示す材料によってスパッタリング等の手法に
より成膜する。また、バックヨーク18bは、上層ポー
ル18aと接して形成されるとともに、スパイラル状に
形成された薄膜コイル16の略中心部で、中間磁気シー
ルド層10と突き合わされる。これにより、中間磁気シ
ールド層10と、上層ポール18a及びバックヨーク1
8bとは、磁気ヘッド1の磁気コアを構成する。そし
て、薄膜ヘッド1においては、この磁気コアのバックギ
ャップとなるバックヨーク18bと中間磁気シールド層
10との突合せ部に、薄膜コイル16がスパイラル状に
捲回されたことによって、記録ヘッド部が構成される。
【0078】以上のように本発明を適用した薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、トラック幅方向の両側面を上
層ポール18aから中間磁気シールド層10の中途部ま
で連続的にエッチングし、所定のトラック幅とした際、
このトラック幅方向の両側面におけるエッチング深度を
均等にすることができ、中間磁気シールド層10に形成
される凸部10aの形状を均等にすることができる。こ
れにより、トラック幅を上層ポール18aから中間磁気
シールド層10の凸部10aに至るまで高精度に規制す
ることができる。
【0079】さらに、この手法によれば、第7の非磁性
層13を形成した後工程において、この第7の非磁性層
13上に形成されるフォトレジストとの密着性を確保す
ることができ、フォトレジストを良好にパターンニング
することができる。
【0080】したがって、本発明を適用した薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法によれば、トラック幅を細く高精度に規
制することができ、高記録密度化に対応して小型化した
薄膜磁気ヘッドを大量に製造することができ、生産効率
を向上させることができる。
【0081】なお、上述した記録ヘッド部の形成工程に
おいては、フレーム鍍金法によって予め幅広に上層ポー
ル18aを形成し、この幅広の上層ポール18aに対し
てレジスト膜を用いて片側ずつ中間磁気シールド層10
までエッチング加工を施す。これにより、トラック方向
の幅を細く成形することができる。すなわち、上層ポー
ル18aから中間磁気シールド層10の凸部10aに至
るまで高アスペクト比で形成することができる。
【0082】また、上述の説明では、上層ポール18a
を鍍金法によって形成するとしたが、本発明は上層ポー
ル18aの形成手法に限定されるものではなく、例え
ば、蒸着法やスパッタリング法等の各種PVD法によっ
て上層ポール18aを形成してもよい。
【0083】また、第1のエッチング工程と第2のエッ
チング工程におけるそれぞれのエッチング時間によっ
て、トラック幅を調整することができ、上層ポール18
aから中間磁気シールド層10の凸部10aまで高精度
に成形することができる。具体的には、上層ポール18
aに対して片側ずつエッチング加工を施すことにより、
この上層ポール18aから中間磁気シールド層10の凸
部10aまでのトラック方向の幅を、例えば1μm以下
まで高精度に成形することができる。
【0084】また、上述した第1のエッチング工程と第
2のエッチング工程においては、それぞれ上層ポール1
8aから中間磁気シールド層10の凸部10aに至るま
での左右のエッチング量を調整することによって、最終
的に完成する上層ポール18aの中心位置を調整するこ
とができる。これにより、薄膜ヘッド1の再生ヘッド部
のMR素子7の中心位置と、上層ポール18aの中心位
置とを容易に且つ高精度に調整することができる。した
がって、薄膜ヘッド1は、再生トラックと記録トラック
とのそれぞれ中心位置が高精度に調整された磁気ヘッド
とすることができる。
【0085】また、上述した第1のエッチング工程及び
第2のエッチング工程においては、上層ポール18aの
一方側面をマスクするマスク材として、それぞれ第1の
レジスト膜22及び第2のレジスト膜23を用いたが、
本発明ではレジスト膜の他、通常のエッチング工程で用
いられる各種マスク材を用いることができる。また、レ
ジスト膜としては、例えば、フォトレジスト等の各種レ
ジスト膜を用いることができる。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、磁気ギャップを形成するに際し、下層コア層上に
非磁性層としてSiO2からなる第1の非磁性層と、A
23からなる第2の非磁性層とを順次積層形成し、こ
の上に上層コア層の一部を形成した後、下層コア層の中
途部に至るまで連続的にエッチングし、所定のトラック
幅とすることから、このトラック幅方向の両側面におけ
るエッチング深度を均等にすることができ、下層コア層
に形成される凸部の形状を均等にすることができる。さ
らに、第2の非磁性層を形成した後工程において、この
第2の非磁性層上に形成されるレジストとの密着性を確
保することができる。
【0087】したがって、本発明によれば、トラック幅
を高精度に細く規制することができ、高記録密度化に対
応して小型化した薄膜磁気ヘッドを大量に製造すること
ができ、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを示す要部拡大端
面図である。
【図2】同薄膜磁気ヘッドを示す要部拡大断面図であ
る。
【図3】同薄膜磁気ヘッドの上層ポール形成工程におい
てフレームレジストが形成された様子を示す図であり、
(a)は摺動面側から見た図であり、(b)は(a)に
おけるA−A線断面図である。
【図4】同薄膜磁気ヘッドの上層ポール形成工程におい
て上層ポールが形成された様子を示す図であり、(a)
は摺動面側から見た図であり、(b)は(a)における
C−C線断面図である。
【図5】同薄膜磁気ヘッドの上層ポール形成工程を説明
するための図であり、上層ポールに第1のレジスト膜が
形成された様子を示す断面図である。
【図6】同薄膜磁気ヘッドの上層ポール形成工程を説明
するための図であり、上層ポールの一方の側面側がエッ
チング加工された様子を示す断面図である。
【図7】同薄膜磁気ヘッドの上層ポール形成工程を説明
するための図であり、上層ポールに第2のレジスト膜が
形成されて、他方の側面側がエッチング加工された様子
を示す断面図である。
【図8】従来の薄膜磁気ヘッドを示す要部を拡大した概
略端面図である。
【符号の説明】
1 薄膜磁気ヘッド(薄膜ヘッド)、10 中間磁気シ
ールド層、10a 凸部、12 第6の非磁性層、13
第7の非磁性層、18 上層コア層、18a上層ポー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉磁路を構成する下層コア層と上層コア
    層とが基板上に積層形成されてなり、 上記下層コア層と上記上層コア層とは、それぞれ所定の
    トラック幅とされた凸部を有し、これら凸部が非磁性層
    を介して互いに対向配置されて磁気ギャップが形成され
    るとともに、 上記磁気ギャップを構成する非磁性層は、SiO2から
    なる第1の非磁性層と、Al23からなる第2の非磁性
    層とが順次積層されてなることを特徴とする薄膜磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 下層コア層、非磁性層、上層コア層を基
    板上に順次積層形成し、磁気ギャップを形成するに際
    し、 上記下層コア層上に上記非磁性層としてSiO2からな
    る第1の非磁性層と、Al23からなる第2の非磁性層
    とを順次積層形成し、この上に上記上層コア層の一部を
    形成した後、 上記下層コア層の中途部に至るまで連続的にエッチング
    し、所定のトラック幅とすることを特徴とする薄膜磁気
    ヘッドの製造方法。
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