JP2000348134A - 読み取り装置 - Google Patents

読み取り装置

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JP2000348134A
JP2000348134A JP11153191A JP15319199A JP2000348134A JP 2000348134 A JP2000348134 A JP 2000348134A JP 11153191 A JP11153191 A JP 11153191A JP 15319199 A JP15319199 A JP 15319199A JP 2000348134 A JP2000348134 A JP 2000348134A
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Hideki Nakajo
秀樹 中條
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランダムノイズを除去した2値化を行う。 【解決手段】 ステップS2において、読み込まれた画
像データからヒストグラムを作成し、ステップS3にお
いて、ランダムノイズによる正規分布以下で最大のレベ
ルに2値化を行うためのしきい値を設定し、そのしきい
値を基に合計5個のしきい値Th1乃至Th5を設定す
る。ステップS4において、しきい値をしきい値Th3
からしきい値Th1に変化させたとき、黒と判断される
部分が広がり、かつ、しきい値をしきい値Th3からし
きい値Th5に変化させたとき、黒と判断される部分が
狭まる領域を検出し、検出された領域をコード画像とし
て処理し(ステップS5)、その他の領域をらランダム
ノイズの影響を受けた画像として処理する(ステップS
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は読み取り装置に関
し、特に、データを読み取る読み取り素子が発生するラ
ンダムノイズと、読み取るべきデータとを、複数のしき
い値を用いて2値化することにより区別し、ランダムノ
イズを削除する読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2次元バーコードや2次元ドットコード
(以下、適宜パターンコードと称す)を印刷したカード
またはラベル、および、これらのパターンコードを読み
取る読み取り装置の利用が、種々の分野で広がりつつあ
る。これらのパターンコードは、通常のバーコードなど
と比較して、同じ面積で多量のデータを含ませることが
できる。例えば、書籍などに、このパターンコードを印
刷しておくことで、その書籍の出版社、IDなどを、その
パターンコードを読み取ることで、特定することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したパターンコー
ドを読み取る読み取り素子には、CCD(Charge-CoupledD
evice)撮像素子などが用いられ、パターンコードを読
み取るように構成されている。しかしながら、分解能の
低いCCD撮像素子では、上述したパターンコードのよう
な微少な画像を読み取る場合、MTF(Mechanical Time F
use)などにより、CCD撮像素子からの出力のスイング幅
が小さく、2値化が困難であった。また、CCD撮像素子
からの出力のスイング幅を大きくするためには、高精度
のCCD撮像素子を用いる必要があり、高価なものになっ
てしまうという課題があった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、2値化を困難とする原因であるCCD撮像素
子が発生するランダムノイズと、読み取るべきデータと
を、複数のしきい値を用いて2値化することにより区別
し、もって、正確な2値化を行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、画像を撮像する撮像手段と、撮像手段により
撮像された画像のデータを、異なるしきい値毎に2値化
する2値化手段と、2値化手段により異なるしきい値に
より2値化された結果に変化がある部分を検出する検出
手段と、検出手段により検出された部分を画像の情報と
して処理する処理手段とを含むことを特徴とする。
【0006】前記しきい値は、撮像手段により撮像され
た画像から得られる信号レベルから作成されるヒストグ
ラムのランダムノイズに関する成分より黒に近い値であ
って、最も白に近い値を基準として複数設定されるよう
にすることができる。
【0007】請求項1に記載の画像処理装置において
は、撮像された画像のデータが、異なるしきい値毎に2
値化され、異なるしきい値により2値化された結果に変
化がある部分が検出され、その検出された部分が画像の
情報として処理される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0009】請求項1に記載の画像処理装置は、画像を
撮像する撮像手段(例えば、図1の読み取り素子3)
と、撮像手段により撮像された画像のデータを、異なる
しきい値毎に2値化する2値化手段(例えば、図5のデ
ータ処理部5)と、2値化手段により異なるしきい値に
より2値化された結果に変化がある部分を検出する検出
手段(例えば、図6のステップS4)と、検出手段によ
り検出された部分を画像の情報として処理する処理手段
(例えば、図6のステップS5,6)とを含むことを特
徴とする。
【0010】図1は、本発明を適用した読み出し装置の
一実施の形態の構成を示す図である。この実施の形態に
おいては、カード21に印字されている2次元コード
(データ)は、オーディオデータであり、そのオーディ
オデータに基づく音を発音する装置の場合を説明する。
【0011】光源2は、画像データ読み取り部制御回路
4が出力する光源制御回路信号に対応して光を発生し、
カード21に照射する。例えば、CCD撮像素子などより
なる読み取り素子3は、画像データ読み取り部制御回路
4により制御され、カード21の2次元コードが印字さ
れている面を撮像し、その撮像した結果、得られた画像
信号をデータ処理部5に出力する。
【0012】データ処理部4にはまた、画像データ読み
取り部制御回路4より、画像の読み取り動作に同期した
同期信号が入力される。データ処理部5は、画像データ
読み取り部制御回路4より入力された同期信号に同期し
て、読み取り素子3により入力された画像信号を2値化
し、認識処理を行って、認識結果に基づくバイナリーコ
ードを生成する。データ処理部5は、さらにこのバイナ
リーコードをアナログオーディオ信号に変換し、増幅器
6を介してスピーカ7に出力する。
【0013】CPU(Central Processing Unit)8は、デ
ータ処理部5とモータ11を制御する。メモリ9には、
CPU8が各種の処理を実行する上において必要なデータ
やプログラムが適宜記憶される。2次元コードが印字さ
れたカード21は、2次元コードが印字された面を上に
して、ベルト10上に載置される。モータ11がベルト
10を駆動するので、カード21は、図中左方向から右
方向に搬送(移動)される。
【0014】次に、その動作について説明する。CPU8
は、ユーザより読み取り開始が指示されたとき、モータ
11を制御し、ベルト10を駆動させる。これにより、
ベルト10上に載置されたカード21が図中左から右方
向に搬送される。
【0015】CPU8はまた、画像データ読み取り部制御
回路4を制御し、光源2に光を発生させ、カード21に
照射させる。このとき、読み取り素子3は、画像データ
読み取り部制御回路4により制御され、カード21に印
字されている2次元コードを読み取る。データ処理部5
は、読み取り素子3により入力された画像信号を2値化
し、バイナリーコードに変換した後、アナログオーディ
オ信号に変換する。このアナログオーディオ信号は、増
幅器6を介してスピーカ7に出力され、再生される。
【0016】ここで、カード21に印字されている2次
元コードについて説明する。図2は、2次元コードが印
刷されたカード21の例を表している。この例において
は、4つの2次元コード31−1乃至31−4(以下、
これらの2次元コード31−1乃至31−4を個々に区
別する必要がない場合、単に、2次元コード31と記述
する。他の部分においても同様である)がプリントされ
てる。2次元コード31−1は、ヘッダ部32−1とデ
ータ部33−1とに区分されている。ヘッダ部32−1
には、データ部33−1に記録されているデータの種
類、バージョン、その他の情報が記録されている。デー
タ部33−1には、この例においては、オーディオデー
タが記録されている。このことは、2次元コード31−
2乃至31−4においても同様である。
【0017】上述した2次元コード31がプリントされ
ているカード21は、紙またはプラスティックなどで構
成されている。2次元コード31は、ドットコードであ
り、図3に示すように、所定の大きさのブロックの集ま
りにより構成されており、各ブロックは、複数の画素
(ドット)により構成されている。所定のコードは、各
位置におけるブロックの有無により表される。
【0018】図1に示した読み取り装置1においては、
カード21が読み取り素子3に対して右方向に移動さ
れ、2次元コード31が読み取られている。図2におい
ては、このことが、読み取り素子3を図中右方向に(副
走査方向に)移動させることで読み取るように表されて
いる。従って、図2においては、読み取り素子3に沿う
図中下方向が主走査方向となる。
【0019】読み取り素子3により、主走査方向と副走
査方向に走査することで、データ処理部5は、2次元コ
ード31に記憶されているデータを読み出す(ドットの
検出を行う)。
【0020】読み取り素子3は、ランダムノイズを発生
し、コードの読み取りに影響を与えることが考えられ
る。そこで、本実施の形態においては、ランダムノイズ
による画像信号とコード画像による画像信号とを区別
し、ランダムノイズによる画像信号を除去することによ
り、正確にコードを読みとれるようにする。以下に、ラ
ンダムノイズの除去の仕方について説明する。データ処
理部5には、読み取り素子3から入力された画像信号を
2値化するためのしきい値として、しきい値Th1乃至
Th5が設定されている(設定の仕方については後述す
る)。
【0021】図4(A)は、読み取り素子3により読み
取られた画像信号としきい値Th1乃至Th5との関係
を示し、図4(B)は、図4(A)に示した画像信号を
データ処理部5によりしきい値Th1乃至Th5毎に2
値化したときの結果を示した図である。図4(A)で
は、図中、縦方向は、画像信号の大きさを示し、部分A
乃至部分Cは、ランダムノイズによる画像信号であり、
部分Dは、2次元コード31のコード画像による画像信
号とする。なお、図4(A)においては、上側が白、下
側が黒を示す画像信号とし、そのレベル値は、下側の方
が低いとする。従って、しきい値の値も、しきい値Th
1が最も大きく、しきい値Th5が最も小さい。
【0022】図4(A)において、部分Aの画像信号の
最小値は、しきい値Th4としきい値Th5の間であ
り、部分Bと部分Cの画像信号の最小値は、それぞれ、
しきい値Th3としきい値Th4との間である。また、
部分Dの画像信号の最小値は、しきい値Th5以下であ
る。このような画像信号をしきい値毎に2値化すると、
図4(B)に示したようになる。
【0023】部分Aでは、しきい値Th1、または、し
きい値Th2を用いて2値化した場合、黒であると判断
されるのは3ブロック(ここでは、1ブロックは、CCD
撮像素子の1画素に対応しているとする)であり、しき
い値Th3を用いた場合、2ブロックであり、しきい値
Th4を用いた場合、1ブロックであり、しきい値Th
5を用いた場合、0ブロックであることを示している。
同様に、部分B乃至部分Dにおいても、しきい値の変化
により黒であると判断されるブロック数に変化が生じて
いる。
【0024】図5は、2値化する際のしきい値を変化さ
せたときの、黒と判断される面積の変化を示す図であ
る。図5(A)が、しきい値Th3を用いて2値化した
場合、図5(B)が、しきい値Th2を用いた場合、図
5(C)が、しきい値Th1を用いた場合における、黒
と判断される面積を、それぞれ示している。図5(A)
において、部分aは2ブロック、部分bは1ブロック、
部分cは1ブロック、それぞれ黒であると判断されたこ
とを示している。同様に、図5(B)においては、部分
aは2ブロック、部分bは1ブロック、部分cは3ブロ
ック、それぞれ黒であると判断されたことを示してい
る。さらに、図5(C)においては、部分aは2ブロッ
ク、部分bは1ブロック、部分cは6ブロック、それぞ
れ黒であると判断されたことを示している。
【0025】このように、部分aと部分bは、しきい値
が変化しても、黒であると判断されるブロック数に変化
は生じず、部分cのみに変化が生じる。これは、部分a
と部分bは、ランダムノイズにより黒であると判断され
たブロックであることを示し、部分cは、コード画像に
より黒であると判断されたブロックであることを示して
いる。ランダムノイズは、単独に存在している(CCD撮
像素子の注目画素の周囲に位置する画素とは無関係に発
生する)のに対し、コード画像は、CCD撮像素子の注目
画素(コード画像のドットを撮像した画素)の周辺に位
置する画素(ドットが存在しない画素)にも影響を与え
る。そのために、しきい値を変化させて2値化を行った
場合、ランダムノイズにより黒と判断されるブロック数
に変化は生じないが、コード画像により黒と判断される
ブロック数には、変化が生じることになる。
【0026】このように、2値化に用いるしきい値を変
化させることにより、ランダムノイズによる画像信号と
コード画像による画像信号とを区別する。そして、ラン
ダムノイズによる画像信号を削除することにより、図5
(D)に示したように、コード画像による画像信号(黒
と判断された部分(部分c))のみを取り出すことが可
能となる。
【0027】図6のフローチャートを参照して、読み出
し装置1のデータ処理部5の動作について説明する。ま
ず、ステップS1において、読み取り素子3により、カ
ード21の画像が読み取られ、その画像信号が、データ
処理部5に入力される。データ処理部5は、ステップS
2において、入力された画像信号から信号のレベル値の
ヒストグラムを作成する。そして、ステップS3におい
て、ステップS2において作成されたヒストグラムか
ら、しきい値Th1乃至Th5を設定する。ここで、図
7を参照して、しきい値Th1乃至Th5の設定につい
て説明する。
【0028】図7(A)は、白画像を読み取った場合の
画像信号のレベル分布を示している。図7(A)に示し
たように、白画像を読み取った場合におけるレベル変化
は、ランダムノイズによるものであり、その分布は、ほ
ぼ正規分布に従う。黒色のコード画像を含む画像を読み
取った場合、図7(B)に示したように、ランダムノイ
ズによる正規分布と、黒色のコード画像による正規分布
とが現れる。ステップS2において、データ処理部5
は、入力された画像データから図7(B)に示したよう
なヒストグラムを作成する。そして、ステップS3にお
いて、ランダムノイズによる正規分布以下で最も高いレ
ベル(ランダムノイズに関する成分より黒に近い値であ
って、最も白に近い値)に、しきい値Th1を設定し、
そのしきい値Th1以降に、しきい値Th2乃至Th5
を設定する。しきい値Th1乃至Th5の各しきい値の
間隔は、等間隔にとっても良いし、所定のしきい値間は
広く取るなどしても良い。
【0029】ランダムノイズは、CCD撮像素子の同一の
画素に常に同レベルで発生するものではないので、この
ように、読み込んだ画像毎にヒストグラムを作成し、し
きい値を設定することにより、精度良くコード画像によ
る信号とランダムノイズによる信号とを区別することが
できる。なお、データ処理部5に予め統計的に算出され
たしきい値を保持させ、読み込まれた画像に対して、保
持されているしきい値を用いるようにしても、勿論良
い。
【0030】図6のフローチャートの説明に戻り、ステ
ップS3において、しきい値が設定されると、その内の
しきい値Th3がデフォルトして設定され、ステップS
4の処理が行われる。ステップS4において、まず、し
きい値Th3を用いて、黒と判断される部分を検出す
る。そして、しきい値を、しきい値Th2、しきい値T
h1に順次変化させ、それぞれ、黒と判断される部分を
検出する。このように、しきい値を上げていったとき
に、黒と判断される部分が広がる領域は、コード画像の
候補とされる。図4(B)に示した例では、部分A、部
分C、および部分Dが、しきい値を上げることにより、
黒と判断される領域(ブロック)が広がるため、コード
画像の候補とされる。
【0031】しかしながら、部分Aは、しきい値を上げ
ることにより、黒と判断される部分が2ブロックから3
ブロックに広がっているが、通常、コード画像により黒
と判断される場合、図4(B)の部分Aのしきい値Th
3のところで示したように、黒と判断されるブロックに
挟まれ、黒と判断されないブロックが存在することはな
い。従って、このように、黒と判断されるブロックに隙
間があくような部分は、ランダムノイズにより黒と判断
された部分として処理することも可能である。
【0032】また、部分Cは、1ブロックから2ブロッ
クへと、その変化幅が小さく、かつ、しきい値Th2と
しきいTh1の時とでは、ブロック数に変化が生じてい
ない。上述したように、コード画像(ドット)は、周辺
の画素にも影響を与えるので、ドットを中心として、徐
々にしきい値を上げていったときに、黒と判断される部
分が広がることになる。従って、部分Cのように、変化
幅が小さく、しきい値を2段階変化させても、ブロック
数が変化しないような部分は、コード画像ではないと判
断する(ランダムノイズによる画像信号であると判断す
る)ことが可能である。このような条件により、部分C
は、コード画像の候補から外すことができる。また、同
様に、部分Aもコード画像の候補から外すことができ
る。
【0033】ステップS4においてはさらに、しきい値
をしきい値Th3から、しきい値Th4、しきい値Th
5に順次変化させ、それぞれ、黒と判断される部分を検
出する。このようにしてしきい値を下げていったとき
に、黒と判断される部分が狭まる領域は、コード画像の
候補とされる。図4(B)に示した例では部分A乃至D
の全ての部分において、黒と判断される部分が狭まると
判断され、コード画像の候補とされる。
【0034】しきい値Th3からしきい値を上げていっ
たときコード画像の候補とされた部分で、かつ、しきい
値Th3からしきい値を下げていったときにコード画像
の候補とされた部分が、コード画像として処理される。
いまの場合、部分Dのみがコード画像として処理される
ことになる。このように、コード画像と判断された画像
は、ステップS5において、コード画像として処理さ
れ、コード画像ではないと判断された画像は、ステップ
S6において、ランダムノイズとして処理される。具体
的には、図5を参照して説明したように、ランダムノイ
ズによる画像と判断された部分は、削除される。
【0035】このように、複数のしきい値を変化させる
ことにより、コード画像とランダムノイズによる画像と
を区別することができ、もって、正確な2値化を行うこ
とが可能となる。
【0036】上述した実施の形態においては、しきい値
Th3をデフォルトして設定し、しきい値を変化させる
ようにしたが、デフォルトのしきい値は、しきい値Th
1乃至Th5のうちのどのしきい値を用いて良い。例え
ば、しきい値Th5をデフォルトのしきい値として設定
した場合、ステップS4において行われる処理は、しき
い値をしきい値Th5から順次しきい値Th1まで変化
させ、黒と判断され、その部分が広がる領域があるかが
検出され、その検出された領域がコード画像として扱わ
れる。
【0037】上述した説明においては、2値化を行うた
めのしきい値として5つのしきい値Th1乃至Th5を
用いる場合を説明したが、しきい値の数は、5つ以上で
も、5つ以下でも良い。
【0038】本明細書中において、上記処理を実行する
コンピュータプログラムをユーザに提供する記録媒体に
は、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、イ
ンターネット、デジタル衛星などのネットワークによる
伝送媒体も含まれる。また、本明細書において、媒体に
より提供されるプログラムを記述するステップは、記載
された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、
必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは
個別に実行される処理をも含むものである。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の画像処理
装置によれば、撮像された画像のデータを、異なるしき
い値毎に2値化し、異なるしきい値により2値化された
結果に変化がある部分を検出し、その検出された部分を
画像の情報として処理するようにしたので、ランダムノ
イズによる画像信号を含む画像信号であっても、正確に
2値化を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した読み取り装置1の一実施の形
態の構成を示す図である。
【図2】図1のカード21の印字例を説明する図であ
る。
【図3】2次元コードを説明する図である。
【図4】しきい値と画像信号の関係について説明する図
である。
【図5】ランダムノイズによる黒を削除する仕方を説明
する図である。
【図6】データ処理部5の動作について説明するフロー
チャートである。
【図7】しきい値の決定の仕方について説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 読み取り装置 2 光源 3 読み取り素子 4 画像データ読み取り部制御回路 5 データ処理部 21 カード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された前記画像のデータを、異
    なるしきい値毎に2値化する2値化手段と、 前記2値化手段により異なるしきい値により2値化され
    た結果に変化がある部分を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された部分を前記画像の情報と
    して処理する処理手段とを含むことを特徴とする読み取
    り装置。
  2. 【請求項2】 前記しきい値は、前記撮像手段により撮
    像された前記画像から得られる信号レベルから作成され
    るヒストグラムのランダムノイズに関する成分より黒に
    近い値であって、最も白に近い値を基準として複数設定
    されることを特徴とする請求項1に記載の読み取り装
    置。
JP11153191A 1999-06-01 1999-06-01 読み取り装置 Withdrawn JP2000348134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013488A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Yamatake Corp 信号判定装置および信号判定方法
JP2012018026A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Yamatake Corp 信号判定装置および信号判定方法

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JP2012013488A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Yamatake Corp 信号判定装置および信号判定方法
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