JP2000347828A - 情報処理装置及び情報処理装置のジョブ管理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理装置のジョブ管理方法

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JP2000347828A
JP2000347828A JP11161616A JP16161699A JP2000347828A JP 2000347828 A JP2000347828 A JP 2000347828A JP 11161616 A JP11161616 A JP 11161616A JP 16161699 A JP16161699 A JP 16161699A JP 2000347828 A JP2000347828 A JP 2000347828A
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JP11161616A
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English (en)
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Nobuyuki Iwauchi
伸之 岩内
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器がホストよりのジョブ実行ビジー状
態であっても、ホスト側でのジョブ実行タイムアウトの
ない装置を提供する。 【解決手段】 複数のポートを有する周辺機器100
と、周辺機器100の複数のポートに接続されるホスト
装置110より構成され、周辺機器100のジョブ処理
部101は、ジョブ実行のビジー状態時にホストよりジ
ョブ開始要求が来た場合に、ジョブ終了時間(要求ジョ
ブ実行可能となるまでの時間)をホストに送信し、ホス
トでのジョブ実行開始時間の管理を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び情
報処理装置のジョブ管理方法に関し、例えば他の情報処
理装置と複数のポートを介して接続可能な情報処理装置
及び情報処理装置のジョブ管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、周辺機器(ペリフェラル)に
は複数の外部データ処理装置と接続するために、シリア
ルポートやパラレルポートといったさまざまのインタフ
ェース仕様の複数ポートが設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
複数のポートが設けられた従来の周辺機器においては、
周辺機器がビジー状態である場合、他のポートからのジ
ョブの送受信も不可能であった。更にこの状態で送受信
を行おうとすると、例えば周辺機器に接続されているホ
ストコンピュータでタイムアウトエラーを発生する現象
が起きていた。
【0004】これは、以下の様な理由による。 (1)周辺機器がビジー状態である場合、他のホストコ
ンピュータがビジー状態の周辺機器の状態を把握できな
いことに起因する。これは、他のホストコンピュータは
周辺機器に投入されているジョブが(周辺機器で実行さ
れている処理が)いつ終了するのか知ることができない
ためである。 (2)あるホストコンピュータがジョブを投入する際、
ジョブを実行するべき周辺機器がビジー状態である場合
には当該周辺機器でジョブを受付けることができず、ホ
ストコンピュータがタイムアウトを起こしてしまうこと
に起因する。従って、ユーザがジョブ要求を出してもタ
イムアウトとなってしまっていた。 (3)周辺機器がジョブをスプールするスプーリング機
能を有していない場合には、複数のジョブ開始要求が周
辺機器に出されても、ジョブをためていくことは不可能
である。そのため、ホストコンピュータよりジョブ開始
要求がきても受け取ることはできなかった。 (4)(3)の場合、ホスト装置側で実行中のジョブの
終了時刻を推定あるいは算出して周辺機器側に通知する
ことも考えられるが、周辺機器の種類、あるいは機能は
千差万別であり、その全てに対応可能とすることは無駄
が多く、現実的では無かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、上記課題を
解決する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0006】即ち、複数のポートを有する周辺機器と、
前記周辺機器の前記複数のポートに接続されるホスト装
置より構成される情報処理装置であって、前記周辺機器
に、実行するべき処理の終了時刻を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段の記憶内容をもとに実行するべき処理
の終了時刻を前記ホスト装置に通知する通知手段とを備
え、前記通知手段は、処理の実行ビジー状態に前記ホス
ト装置よりの処理実行開始要求がくると前記実行するべ
き処理の終了時刻を前記ホスト装置に通知可能とするこ
とを特徴とする。
【0007】そして例えば、前記ホスト装置に、前記周
辺機器がビジー状態時に当該周辺機器に対する処理要求
時刻を決定する解析手段を備えることを特徴とする。
【0008】また例えば、前記周辺機器は、複数のホス
ト装置からの処理実行要求に対する処理実行終了時刻を
テーブル管理する終了時刻管理手段を備えることを特徴
とする。あるいは、前記周辺機器の通知手段は、当該周
辺機器が処理の実行ビジー状態の時にホスト装置からの
処理実行要求があると前記終了時刻管理手段が管理する
テーブルの内容を前記ホスト装置に送信可能とすること
を特徴とする。
【0009】更に例えば、前記周辺機器は、複数のホス
ト装置からの処理実行要求に対する処理実行に関するデ
ータ量をテーブル管理するデータ量管理手段を備えるこ
とを特徴とする。あるいは、前記データ量は、ホスト装
置から送信しようとする全パケット数であることを特徴
とする。または、前記周辺機器は、前記データ量管理手
段で管理しているデータ量を基に処理終了時刻を算出す
る算出手段を備えることを特徴とする。
【0010】またたとえば、複数のポートを有する周辺
機器と、前記周辺機器の前記複数のポートに接続される
ホスト装置より構成される情報処理装置であって、前記
周辺機器は、実行するべき処理の終了時刻を記憶してお
き、処理の実行ビジー状態に前記ホスト装置よりの処理
実行開始要求がくると前記記憶内容をもとに実行するべ
き処理の終了時刻を前記処理実行開始要求ホスト装置に
通知する手段を備えることを特徴とする。
【0011】また例えば、前記ホスト装置は、前記周辺
機器がビジー状態時に当該周辺機器によりの実行するべ
き処理の終了時刻を受け取ると処理要求受付け可能時刻
を決定して処理タイムアウトを防止する手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0012】更に例えば、前記周辺機器は、複数のホス
ト装置からの処理実行要求に対する処理実行終了時刻を
テーブル管理し、この管理テーブルに従って実行するべ
き処理の終了時刻を認識することを特徴とする。
【0013】また例えば、前記周辺機器は、複数のホス
ト装置からの処理実行要求に対する処理実行に関するデ
ータ量をテーブル管理し、この管理テーブルのデータ量
に従って実行するべき処理の終了時刻を認識することを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0015】[第1の実施の形態例]図1は本発明に係
る一発明の実施の形態例の構成を示すブロック図であ
り、100は周辺機器(ペリフェラル)に備えられるジ
ョブ管理装置、110a、110bはそれぞれ略同様の
構成を備えるホスト装置に備えられるジョブ管理装置に
関連する構成を示している。
【0016】周辺機器(ペリフェラル)に備えられるジ
ョブ管理装置100は、ジョブ処理部101とインタフ
ェース部(I/F部)102とを有する。なお、本実施
の形態例においては、ホスト装置と周辺機器(ペリフェ
ラル)とのインタフェースは双方向通信であることが前
提となる。また、周辺機器(ペリフェラル)は、各種処
理情報などを記憶するRAM103、全体の制御を司る
CPU104、CPU104の制御手順等を記憶するR
OM105等を備えている。
【0017】ジョブ処理部101は、ホスト装置110
よりインタフェース部102を介して当該周辺機器(ペ
リフェラル)に投入されたジョブの終了時間を管理して
いる。このジョブ管理部101で管理する終了時間は、
ジョブ開始要求が発行された際にホスト装置110側よ
り合わせて送信されてくるものとする。
【0018】ジョブ処理部101では、ジョブが投入さ
れた時点でジョブ終了時間をカウントダウンしていき、
ジョブ終了予想時刻を管理している。そして、後述する
ビジー状態に他のホスト装置からのジョブ開始要求が受
信された場合には、要求元のホスト装置に対するビジー
状態であることの応答を返送し、この中にこの管理中の
ジョブ予想時刻情報を含める。
【0019】また、インタフェース部102は、ホスト
装置とのインタフェースを司り、並列インタフェース、
例えばいわゆるセントロニクス仕様準拠のインターフェ
ース構成となっている。
【0020】ホスト装置に備えられるジョブ管理装置1
10a、110bは略同様の構成を備えており、各種処
理情報などを記憶するRAM111、114、周辺機器
(ペリフェラル)から送信されてきたジョブ終了時刻を
通知するコマンドを解析するペリフェラル解析部11
2,115、ジョブ管理装置全体の制御を司るCPU1
13、116、CPU104の制御手順等を記憶するR
OM105等を備えている。
【0021】以上の構成を備える本実施の形態例のジョ
ブ管理装置の実際の情報処理システムにおける適用例を
図2に示す。図2の例では、周辺機器(ペリフェラル)
としてのプリンタ203に2つのホスト装置(ホストA
201、ホストB202)を接続した例である。ホスト
A201、ホストB202は上述したプリンタ203と
双方向通信可能なインタフェースで接続されている。
【0022】以上の構成において、例えばホストA20
1がプリンタ203に対して印刷ジョブを実行させてお
り、プリンタ203が印刷中の状態の時にホストB20
2が印刷要求を出した場合を想定する。
【0023】このとき、プリンタ203はビジー状態で
あるのでホストB202からの印刷要求は拒否する。し
かし、ホストA201からのジョブ要求の際、ホストA
201から予めジョブ終了時刻をプリンタ203に通知
しておけば、ホストB202からの印刷要求に対して要
求の拒否を送るのみでなくホストB202にジョブ終了
時刻を通知することが可能である。
【0024】この結果、ホストB202側ではこの受取
ったジョブ終了時刻をカウントダウンし、時刻が「0」
となった時(終了時刻となった時)に、ホストB202
はプリンタ203に対してジョブの再投入を行うように
制御することができる。
【0025】以上の制御の詳細を図3及び図4のフロー
チャートを参照して以下に説明する。図3はホスト側の
ジョブ管理制御を示すフローチャート、図4がプリンタ
側(周辺機器側)のジョブ管理制御を示すフローチャー
トである。まず、図3を参照して本実施の形態例のホス
ト側のジョブ管理制御を説明する。
【0026】プリンタ203に接続されているいずれか
のホスト装置において、周辺機器、例えばプリンタ20
3に必要なジョブを実行させようとすると、図3のジョ
ブ管理制御に移行する。まずステップS1において、ジ
ョブを実行させようとする周辺機器(ペリフェラル)に
ジョブ開始要求を送信する。例えば図2に示す構成の場
合において、プリンタ203から必要な印刷処理を実行
させようとした場合には、プリンタ203に対してジョ
ブ開始要求を送信する。
【0027】そして続くステップS2において、周辺機
器(ペリフェラル)からのステップS1の要求に対する
応答が受信されるのを待つ。そして周辺機器(ペリフェ
ラル)からのステップS1の要求に対する応答が受信さ
れるとステップS3に進み、応答が周辺機器がビジー状
態であることを示すビジー応答か否かを調べる。ビジー
応答でない場合には要求したジョブは実行されるため、
そのまま当該処理を終了する。
【0028】一方、ステップS3でビジー応答であった
場合には先のジョブ化し要求が受け入れられないことを
意味するためステップS3よりステップS4に進み、応
答中にジョブ終了時刻情報(周辺機器(ペリフェラル)
から実行中のジョブの実行終了時刻、即ちビジー終了時
刻)が含まれているか否かを調べる。
【0029】終了時刻情報が含まれていない場合には、
ジョブ開始要求を送信した周辺機器(ペリフェラル)に
本実施の形態例のジョブ管理制御実行機能が組み込まれ
ていないことになるため、ジョブ拒絶処理を実行してジ
ョブが実行されない場合に対応した処理を実行する。例
えば、直ちにジョブの再投入処理を行う。
【0030】一方、ステップS4において、周辺機器か
らの応答の中にビジー終了時刻がセットされている場合
にはステップS6に進み、終了時刻のカウントダウン処
理を実行する。そしてステップS7で終了時刻となった
か否か(終了時刻が「0」となったか否か)を調べる。
終了時刻となっていない場合にはステップS6に戻り、
終了時刻となるのを待つ。
【0031】一方、ステップS7で終了時刻となった場
合にはステップS1に戻り、再びジョブの再投入を行
う。
【0032】次に図4を参照して周辺機器(ペリフェラ
ル)側のジョブ管理制御を説明する。
【0033】周辺機器(ペリフェラル)側では、ステッ
プS11において、接続されているホスト装置よりのジ
ョブ開始要求が送られてくるのを監視している。そして
ホスト装置からのジョブ開始要求を受信するとステップ
S12に進み、現在他のジョブを実行中の場合などでペ
リフェラルがビジー状態であるか否かを判断する。
【0034】ステップS12の判断でペリフェラルがビ
ジー状態である場合にはステップS13に進み、ジョブ
開始要求元ホスト装置に、実行中のジョブの終了時刻情
報を包含させたビジー応答を生成して送信する。そして
ステップS11に戻りジョブ開始要求の受信に備える。
【0035】一方、ステップS12でビジー状態でない
場合にはステップS14に進み、要求されたジョブの実
行を開始すると共にジョブが投入された時点より順次で
ジョブ終了時間をカウントダウンしていき、ジョブ終了
予想時刻を管理する処理を開始させる。以後は自動的に
当該処理が実行される。そしてステップS11に戻り、
次のジョブ開始要求の受信に備える。
【0036】このように、周辺機器(ペリフェラル)に
ジョブ開始要求が送った場合に、ホスト側が常にジョブ
終了時刻を知ることが可能となる。
【0037】以上の様に制御することにより、周辺機器
がビジー中であっても、この周辺機器にジョブを実行さ
せることが可能な時刻をホスト側で知ることができ、ジ
ョブ受付け可能時刻に成った時に直ちにジョブの再投入
を行なって再びジョブ開始要求を送信することができ、
ホスト側でこの時刻までタイムアウトとしないなどの処
置を容易に講じることができる。
【0038】[第2の実施の形態例]以上の説明は、周
辺機器(ペリフェラル)に投入されているジョブがひと
つで、開始要求を出したジョブがひとつの場合について
説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、例えば周辺機器(ペリフェラル)がビジー状
態の時に、複数のホスト装置からジョブ開始要求が出さ
れることもありうる。この様な複数のジョブ開始要求が
次々に投入されてきた場合にも対応することが可能な本
発明に係る第2の実施の形態例を以下に説明する。
【0039】第2の実施の形態例においても、基本構成
は図1に示す第1の実施の形態例と同様である。但し、
第2の実施の形態例においては、周辺機器のRAM10
3中に図5に示すジョブ管理テーブルを登録可能とす
る。そして、複数のジョブ開始要求が送られてきた場合
に、図5に示すジョブ管理テーブルに例えばジョブ要求
のあった順にホスト名と要求されたジョブの実行終了時
刻を順次登録し、ジョブ開始要求を出したホストに対し
てこの要求のあったジョブの実行可能となる時刻を報知
することが出来るように構成する。
【0040】そして、ホスト装置よりのジョブ開始要求
が送られてくると、要求を送ってきたソフト装置への応
答の中にこのジョブ管理テーブル情報を含ませる。
【0041】図5に示す第2の実施の形態例のジョブ管
理テーブルは、ジョブの終了していないジョブ要求を行
ったホスト名を示すホスト名部51、ホスト名部51の
ホストよりのジョブの終了時刻を登録するジョブ終了時
刻部52より構成されている。
【0042】そして第2の実施の形態例においては、ホ
スト装置の制御は図3に示す制御と同一の制御とするこ
とができるが、ステップS4では応答中にジョブ管理テ
ーブルが含まれているか否かを判断する。そして、応答
中にジョブ管理テーブルが含まれている場合にはステッ
プS6におけるジョブ終了時刻は、テーブルに登録され
ている最も遅いジョブ終了時刻をカウントダウンの対象
の終了時刻とする。
【0043】一方、周辺機器側では、図4の処理におい
て、ホストよりのジョブ開始要求を受信すると、RAM
103の例えば図5に示すジョブ管理テーブル中のホス
ト名部51に開始要求を出したホスト名を登録し、ジョ
ブ終了時刻部52に要求のあったジョブの終了予定時刻
を格納する。
【0044】そして、ホストよりのジョブ開始要求の受
信時にビジー状態の場合にはステップS13におけるホ
ストへの応答中に、ジョブの終了予定時刻ではなく例え
ば図5に示すジョブ管理テーブルを含ませて返送すれば
良い。
【0045】以上の構成を備えることにより、ジョブ開
始要求を出したホストがこのテーブルより自己のジョブ
の実行開始時刻を知ることができ、このジョブ実行前に
タイムアウトとすることを有効に防止できる。
【0046】なお、登録されたジョブ数が多くなると、
ジョブ終了時刻に誤差が生じることも考えられるため、
一定周期ですべてのジョブ終了時刻を更新するようにし
てもよい。
【0047】以上の様に制御することにより、数多くの
ジョブ開始要求が送られてきても、ジョブ開始要求を行
ったホスト装置に自己のジョブを開始できる時刻(ジョ
ブ終了時刻)を取得できるようにすることで、いつジョ
ブを投入できるかをホスト側で知ることが可能となる。
【0048】例えば、ジョブ管理テーブルに図5のよう
なデータが登録されている場合には、ジョブ処理部10
1には、処理中であるジョブの終了時刻(例えば、30
秒とする。)を保持している。この場合、次のジョブが
開始できるのは30秒後であり、最初のジョブ要求を行
ったホスト(図5の例ではホスト2)にはジョブ終了時
刻を30秒後として送信する。
【0049】また、次のホスト1からのジョブ開始要求
に対してのジョブが開始できるのは、現在のジョブと次
のホスト2からのジョブの終了時刻を加算した時間が経
過した後、つまり1分後となる。次のホスト3からのジ
ョブ開始要求に対してのジョブが開始できるのは、現在
のジョブと次のホスト2及びその次のホスト1からのジ
ョブの終了時刻を加算した時間が経過した後、つまり1
分30秒後となる。同様に最後にジョブ開始要求を出し
たホスト2からの次のジョブが開始できるのは更にホス
ト3からのジョブの終了時刻を加算した時間が経過した
後、つまり2分後となる。
【0050】このようにテーブルの時間を参照すること
で複数のホストからジョブ開始要求が出されても、ホス
ト側でジョブの実行状態及びジョブの実行終了時刻を正
確に把握することができ、不要なタイムアウトの発生を
防止できる。
【0051】[第3の実施の形態例]以上に説明した第
2の実施の形態例の図5に示すジョブ管理テーブルにお
いては、ホスト名に関連付けたデータとしてホストより
送られるジョブ終了時刻を登録する例について説明し
た。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではな
く、ホストから送信しようとする全パケットデータをデ
ータとして登録してもよい。この様なホストから送信し
ようとする全パケットデータをデータとして登録し登録
データを基に処理終了時刻を算出する本発明に係る第3
の実施の形態例を以下に説明する。
【0052】第3の実施の形態例においても、基本構成
は上述した第2の実施の形態例と同様である。但し、第
3の実施の形態例においては、ホスト装置は周辺機器に
ジョブの終了時刻を送るのではなく、当該ジョブを実行
する際にホスト装置から周辺機器に送る全パケットデー
タ数を送る様に制御する。
【0053】周辺機器がプリンタ等のように処理するべ
きデータ量に比例したジョブ処理時間である場合には、
周辺機器はこのデータ量からジョブ終了時刻を算出可能
であるからである。このように一定のデータを処理する
時間がある程度定まっているような場合には処理に要す
る時間は容易に算出でき、有効である。
【0054】第3の実施の形態例では、第2の実施の形
態例の図5に示すジョブ管理テーブルではジョブ処理要
求ホスト名と共に当該ホスト装置より送られてくるジョ
ブの終了時刻を登録していたのに比し、ジョブ処理要求
ホスト名と共にホスト装置から送信されてくる当該ジョ
ブ実行時に送られてくる全パケットデータ数(処理すべ
きデータ量)を登録する。
【0055】そして、周辺機器(ペリフェラル)のジョ
ブ処理部101に、ジョブを実行する際の全パケットデ
ータ数をもとにジョブ終了時刻を算出する機能をもたせ
る。そしてジョブ開始要求を送ってきたホスト装置に、
テーブルに登録されているジョブを実行する際の全パケ
ットデータ数をもとにジョブ終了時刻を算出して返送す
る。
【0056】以上の様に制御することにより、ホスト側
でジョブ終了時刻を算出するなどして周辺機器に送る必
要がなくホスト装置のタイムアウトを有効に防止でき
る。
【0057】なる。なお、ホスト装置に要求のある毎に
ジョブ終了時刻を計算して要求ホスト装置に返送するの
ではなく、予めホスト装置より送られてくるジョブを実
行する際のパケットデータ数からジョブ終了時刻を算出
し、この算出したジョブ終了時刻をジョブ管理テーブル
に登録するように制御しても良い。このように制御すれ
ば、第3の実施の形態例のジョブ管理テーブルも図5に
示す構成とすることができる。
【0058】[他の実施の形態例]以上の説明した第1
乃至第3の実施の形態例においては、周辺機器としてプ
リンタを例に挙げて説明したが、プリンタに限らず、他
のペリフェラルに応用することも可能であることは勿論
である。
【0059】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0060】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図3および/または図
4に示す)フローチャートに対応するプログラムコード
が格納されることになる。
【0063】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ホスト装置よりのジョブ開始要求時に周辺機器がビジー
状態であっても、周辺機器で実行するべきジョブの終了
時刻(実行要求ジョブの実行開始可能時刻)を認識する
ことができ、ホスト装置がジョブ実行時刻の管理を容易
に行うことができ、処理のタイムアウトを有効に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施の形態例のジョブ管理装置の実際の情報
処理システムにおける適用例を示す図である。
【図3】図2に示すホスト側のジョブ管理制御を示すフ
ローチャートである。
【図4】図2に示すプリンタ側(周辺機器側)のジョブ
管理制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態例におけるジョ
ブ管理テーブルの例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/177 672 G06F 15/177 672K

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートを有する周辺機器と、前記
    周辺機器の前記複数のポートに接続されるホスト装置よ
    り構成される情報処理装置であって、 前記周辺機器に、 実行するべき処理の終了時刻を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容をもとに実行するべき処理の終
    了時刻を前記ホスト装置に通知する通知手段とを備え、 前記通知手段は、処理の実行ビジー状態に前記ホスト装
    置よりの処理実行開始要求がくると前記実行するべき処
    理の終了時刻を前記ホスト装置に通知可能とすることを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ホスト装置に、 前記周辺機器がビジー状態時に当該周辺機器に対する処
    理要求時刻を決定する解析手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記周辺機器は、複数のホスト装置から
    の処理実行要求に対する処理実行終了時刻をテーブル管
    理する終了時刻管理手段を備えることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記周辺機器の通知手段は、当該周辺機
    器が処理の実行ビジー状態の時にホスト装置からの処理
    実行要求があると前記終了時刻管理手段が管理するテー
    ブルの内容を前記ホスト装置に送信可能とすることを特
    徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記周辺機器は、複数のホスト装置から
    の処理実行要求に対する処理実行に関するデータ量をテ
    ーブル管理するデータ量管理手段を備えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データ量は、ホスト装置から送信し
    ようとする全パケット数であることを特徴とする請求項
    5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記周辺機器は、前記データ量管理手段
    で管理しているデータ量を基に処理終了時刻を算出する
    算出手段を備えることを特徴とする請求項5又は請求項
    6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 複数のポートを有する周辺機器と、前記
    周辺機器の前記複数のポートに接続されるホスト装置よ
    り構成される情報処理装置のジョブ管理方法であって、 前記周辺機器は、実行するべき処理の終了時刻を記憶し
    ておき、処理の実行ビジー状態に前記ホスト装置よりの
    処理実行開始要求がくると前記記憶内容をもとに実行す
    るべき処理の終了時刻を前記処理実行開始要求ホスト装
    置に通知することを特徴とする情報処理装置のジョブ管
    理方法。
  9. 【請求項9】 前記ホスト装置は、前記周辺機器がビジ
    ー状態時に当該周辺機器によりの実行するべき処理の終
    了時刻を受け取ると処理要求受付け可能時刻を決定して
    処理タイムアウトを防止することを特徴とする請求項8
    記載の情報処理装置のジョブ管理方法。
  10. 【請求項10】 前記周辺機器は、複数のホスト装置か
    らの処理実行要求に対する処理実行終了時刻をテーブル
    管理し、この管理テーブルに従って実行するべき処理の
    終了時刻を認識することを特徴とする請求項8又は請求
    項9記載の情報処理装置のジョブ管理方法。
  11. 【請求項11】 前記周辺機器は、複数のホスト装置か
    らの処理実行要求に対する処理実行に関するデータ量を
    テーブル管理し、この管理テーブルのデータ量に従って
    実行するべき処理の終了時刻を認識することを特徴とす
    る請求項8又は請求項9記載の情報処理装置のジョブ管
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記データ量は、ホスト装置から送信
    しようとする全パケット数であることを特徴とする請求
    項11記載の情報処理装置のジョブ管理方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    列。
  14. 【請求項14】 前記請求項1乃至請求項12のいずれ
    か1項に記載の機能を実現するコンピュータプログラム
    を記憶したコンピュータ可読記録媒体。
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