JP2000347470A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2000347470A JP2000347470A JP11156218A JP15621899A JP2000347470A JP 2000347470 A JP2000347470 A JP 2000347470A JP 11156218 A JP11156218 A JP 11156218A JP 15621899 A JP15621899 A JP 15621899A JP 2000347470 A JP2000347470 A JP 2000347470A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デフォルト値として与えられたトナーリカバ
リ補給時に用いるトナー補給量係数を、装置個々の特性
に合わせ補正し、トナーリカバリ後の現像器内のトナー
の量を適正なトナー濃度で作像が可能な量の現像剤が現
像器内に投入された状態により正確に調整することによ
って、トナーカートリッジ交換時に於いてもより安定し
た画質が得られる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像書き込み・現像手段4に定量の初期
剤が投入された時にデフォルト値を得たと同じ条件で基
準のトナー付着パターン(内部パターン)を生成しその
画像濃度を状態量検出手段5又は複写機の画像読み込み
手段3により検出、トナー付着量として測定し装置の特
性を知る。検知した付着量から本機の特性に合った適正
なトナー補給量換算係数値を得、その値によりデフォル
ト値を補正し、リカバリ時の補給量を適正化する。
リ補給時に用いるトナー補給量係数を、装置個々の特性
に合わせ補正し、トナーリカバリ後の現像器内のトナー
の量を適正なトナー濃度で作像が可能な量の現像剤が現
像器内に投入された状態により正確に調整することによ
って、トナーカートリッジ交換時に於いてもより安定し
た画質が得られる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像書き込み・現像手段4に定量の初期
剤が投入された時にデフォルト値を得たと同じ条件で基
準のトナー付着パターン(内部パターン)を生成しその
画像濃度を状態量検出手段5又は複写機の画像読み込み
手段3により検出、トナー付着量として測定し装置の特
性を知る。検知した付着量から本機の特性に合った適正
なトナー補給量換算係数値を得、その値によりデフォル
ト値を補正し、リカバリ時の補給量を適正化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いた画像形成装置に関し、より詳細には、トナーカ
ートリッジ交換時に適正な量のトナーリカバリ補給を行
い、安定した画質の画像を形成することを目的とするト
ナーのリカバリ補給技術で、デジタル動作を行う画像形
成装置に好適に実施し得るものに関する。
を用いた画像形成装置に関し、より詳細には、トナーカ
ートリッジ交換時に適正な量のトナーリカバリ補給を行
い、安定した画質の画像を形成することを目的とするト
ナーのリカバリ補給技術で、デジタル動作を行う画像形
成装置に好適に実施し得るものに関する。
【0002】
【従来の技術】トナーリカバリとは、電子写真プロセス
を用いた画像形成装置において、トナーにより現像を行
う際に、補給用のトナーカートリッジ内のトナーが空に
なり、新たなトナーカートリッジに交換した時に、現像
器内のトナー量が減少したために濃度低下している現像
器を正常なトナー濃度にリカバリするためのトナー補給
動作である。従来のトナーリカバリは、リカバリ時に形
成した基準パターンによるトナー画像の濃度をフォトセ
ンサ(以下「Pセンサ」と記す)により検知し、その検
出値に基づいてトナー補給量を求めている。それは、濃
度低下の程度(検出値)により補給量を調整するもの
で、、補給によって正常な濃度の画像が作成される状
態、即ち初期剤時の状態(初期設定時において、適正な
トナー濃度で作像が可能な量の現像剤が現像器内に投入
された状態、をいう)、に近づけるように調整される。
具体的には、検出値をもとにしたトナー付着量と初期剤
時の適正な濃度におけるトナーの付着量との差にトナー
補給量換算係数(付着量の差を補給量に換算する係数)
を掛けることにより算出された量を補給することにより
調整される。
を用いた画像形成装置において、トナーにより現像を行
う際に、補給用のトナーカートリッジ内のトナーが空に
なり、新たなトナーカートリッジに交換した時に、現像
器内のトナー量が減少したために濃度低下している現像
器を正常なトナー濃度にリカバリするためのトナー補給
動作である。従来のトナーリカバリは、リカバリ時に形
成した基準パターンによるトナー画像の濃度をフォトセ
ンサ(以下「Pセンサ」と記す)により検知し、その検
出値に基づいてトナー補給量を求めている。それは、濃
度低下の程度(検出値)により補給量を調整するもの
で、、補給によって正常な濃度の画像が作成される状
態、即ち初期剤時の状態(初期設定時において、適正な
トナー濃度で作像が可能な量の現像剤が現像器内に投入
された状態、をいう)、に近づけるように調整される。
具体的には、検出値をもとにしたトナー付着量と初期剤
時の適正な濃度におけるトナーの付着量との差にトナー
補給量換算係数(付着量の差を補給量に換算する係数)
を掛けることにより算出された量を補給することにより
調整される。
【0003】具体的には、新たなトナーカートリッジへ
の交換時に、デフォルト値として設定されているトナー
補給量換算係数を得た時(換算係数の求め方については
後述)と同条件の現像ポテンシャルで内部パターン(ト
ナー付着パターン)を作成し、作成したパターン像の濃
度をPセンサにより検知し、トナー付着量に換算する。
なお、Pセンサによるトナー画像の濃度検知は、感光体
ドラム表面へLEDを発光し、その反射光を光ダイオー
ドで受光した時の出力電圧値によりその色濃度を検知す
るものであり、Pセンサ出力電圧値からトナー付着量へ
の変換は、様々な濃度のトナー付着パターンを感光体ド
ラム上に作成し、そのPセンサ出力電圧値(読み込み
値)と実際に感光体ドラム上に付着していたトナーを削
ぎ落とし計量し、それを数台繰り返して集めたデータよ
りトナー付着量変換テーブルを作成、付着量を算出す
る。内部パターンのトナー付着量換算値が0.150mg
/cm2であり、基準値(トナーリカバリ補給時のトナー付
着パターンの目標値)が0.300mg/cm2とすると、リ
カバリ補給量は、 リカバリ補給量 = (0.300 −0.150)×
22133(補給係数)=3320mg となり、付着量の差(0.300−0.150)から不
足トナー量を算出し、それを正常濃度へのリカバリ補給
量としている。
の交換時に、デフォルト値として設定されているトナー
補給量換算係数を得た時(換算係数の求め方については
後述)と同条件の現像ポテンシャルで内部パターン(ト
ナー付着パターン)を作成し、作成したパターン像の濃
度をPセンサにより検知し、トナー付着量に換算する。
なお、Pセンサによるトナー画像の濃度検知は、感光体
ドラム表面へLEDを発光し、その反射光を光ダイオー
ドで受光した時の出力電圧値によりその色濃度を検知す
るものであり、Pセンサ出力電圧値からトナー付着量へ
の変換は、様々な濃度のトナー付着パターンを感光体ド
ラム上に作成し、そのPセンサ出力電圧値(読み込み
値)と実際に感光体ドラム上に付着していたトナーを削
ぎ落とし計量し、それを数台繰り返して集めたデータよ
りトナー付着量変換テーブルを作成、付着量を算出す
る。内部パターンのトナー付着量換算値が0.150mg
/cm2であり、基準値(トナーリカバリ補給時のトナー付
着パターンの目標値)が0.300mg/cm2とすると、リ
カバリ補給量は、 リカバリ補給量 = (0.300 −0.150)×
22133(補給係数)=3320mg となり、付着量の差(0.300−0.150)から不
足トナー量を算出し、それを正常濃度へのリカバリ補給
量としている。
【0004】従来のトナーリカバリ補給時に用いるトナ
ー補給量換算係数は、初期剤時と低トナー濃度時の基準
パターンのトナー画像を作成し、両者のトナー付着量の
差から求めていた。即ち、目標とする適正なトナー濃度
が得られる初期剤時に、ある現像ポテンシャル(感光体
表面電位に対する現像バイアスDC出力電圧によって決
まる)で基準のトナー付着パターン(以下「内部パター
ン」という)を作成し、その画像濃度をPセンサにより
検知、付着量換算した値と、低トナー濃度時に同一条件
で作成した内部パターンからの検知値を付着量換算した
値と、により算出していた。例えば、現像器内のトナー
が10000mg(初期剤)の時に上記動作による付着量
が0.300mg/cm2であり、現像器内のトナーを700
0mgとした時の上記動作による付着量が0.150mg/c
m2とすると、トナー補給量換算係数=(10000−7
000)/(0.300−0.150)=20000と
なる。 実際に装置で用いるトナー補給量換算係数につ
いては、上記した求め方により数台から換算係数を算出
し、得た値の平均値を取って、それを各装置において固
定値として使用していた。
ー補給量換算係数は、初期剤時と低トナー濃度時の基準
パターンのトナー画像を作成し、両者のトナー付着量の
差から求めていた。即ち、目標とする適正なトナー濃度
が得られる初期剤時に、ある現像ポテンシャル(感光体
表面電位に対する現像バイアスDC出力電圧によって決
まる)で基準のトナー付着パターン(以下「内部パター
ン」という)を作成し、その画像濃度をPセンサにより
検知、付着量換算した値と、低トナー濃度時に同一条件
で作成した内部パターンからの検知値を付着量換算した
値と、により算出していた。例えば、現像器内のトナー
が10000mg(初期剤)の時に上記動作による付着量
が0.300mg/cm2であり、現像器内のトナーを700
0mgとした時の上記動作による付着量が0.150mg/c
m2とすると、トナー補給量換算係数=(10000−7
000)/(0.300−0.150)=20000と
なる。 実際に装置で用いるトナー補給量換算係数につ
いては、上記した求め方により数台から換算係数を算出
し、得た値の平均値を取って、それを各装置において固
定値として使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように数台の平均値を固定値としてどの装置にも同じト
ナー補給量換算係数を使用しているため、製品個々の特
性により、トナーリカバリ補給量がずれる場合があり、
望ましい高画質の画像形成の妨げになるという問題が生
じている。本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、デフォルト値として与
えられたトナーリカバリ補給時に用いるトナー補給量係
数を、装置個々の特性に合わせて補正して、トナーリカ
バリ後の現像器内のトナーの量を適正なトナー濃度で作
像が可能な量の現像剤が現像器内に投入された状態に、
より正確に調整することによって、トナーカートリッジ
交換時においても、より安定した画質が得られる画像形
成装置を提供することにある。
ように数台の平均値を固定値としてどの装置にも同じト
ナー補給量換算係数を使用しているため、製品個々の特
性により、トナーリカバリ補給量がずれる場合があり、
望ましい高画質の画像形成の妨げになるという問題が生
じている。本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、デフォルト値として与
えられたトナーリカバリ補給時に用いるトナー補給量係
数を、装置個々の特性に合わせて補正して、トナーリカ
バリ後の現像器内のトナーの量を適正なトナー濃度で作
像が可能な量の現像剤が現像器内に投入された状態に、
より正確に調整することによって、トナーカートリッジ
交換時においても、より安定した画質が得られる画像形
成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、像坦
持体と、前記像坦持体上に静電潜像を形成する手段と、
前記像坦持体上の静電潜像にトナーを付着させる現像手
段と、該現像手段により現像されたトナー画像の濃度を
検知する画像濃度検知手段と、前記現像手段内にトナー
を補給するトナー補給手段と、リカバリ補給時に前記画
像濃度検知手段により検知される基準のトナー画像の濃
度値及びデフォルト値として設定されたトナー補給量換
算係数に基づき補給量を調整する補給量調整手段と、を
有する画像形成装置において、前記補給量調整手段は、
デフォルト値として設定された前記トナー補給量換算係
数を、初期剤時に作成される基準のトナー画像を前記画
像濃度検知手段により検知し得られる濃度値に応じて補
正することを特徴とする画像形成装置を構成する。
持体と、前記像坦持体上に静電潜像を形成する手段と、
前記像坦持体上の静電潜像にトナーを付着させる現像手
段と、該現像手段により現像されたトナー画像の濃度を
検知する画像濃度検知手段と、前記現像手段内にトナー
を補給するトナー補給手段と、リカバリ補給時に前記画
像濃度検知手段により検知される基準のトナー画像の濃
度値及びデフォルト値として設定されたトナー補給量換
算係数に基づき補給量を調整する補給量調整手段と、を
有する画像形成装置において、前記補給量調整手段は、
デフォルト値として設定された前記トナー補給量換算係
数を、初期剤時に作成される基準のトナー画像を前記画
像濃度検知手段により検知し得られる濃度値に応じて補
正することを特徴とする画像形成装置を構成する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の画像形
成装置において、前記画像形成装置は、原稿画像の読み
取り手段を有し、該原稿画像の読み取り手段により読み
取られた画像データに基づく画像形成を行うとともに、
前記原稿画像の読み取り手段を前記画像濃度検知手段と
して機能させることを特徴とするものである。
成装置において、前記画像形成装置は、原稿画像の読み
取り手段を有し、該原稿画像の読み取り手段により読み
取られた画像データに基づく画像形成を行うとともに、
前記原稿画像の読み取り手段を前記画像濃度検知手段と
して機能させることを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
画像形成装置において、前記補給量調整手段は、初期剤
時に作成される基準のトナー画像を前記画像濃度検知手
段により検知し得られる濃度値に対応する、前記トナー
補給量換算係数の補正値を記憶データとして有すること
を特徴とするものである。
画像形成装置において、前記補給量調整手段は、初期剤
時に作成される基準のトナー画像を前記画像濃度検知手
段により検知し得られる濃度値に対応する、前記トナー
補給量換算係数の補正値を記憶データとして有すること
を特徴とするものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の画像形成装置において、前記補給量調整
手段は、デフォルト値として設定された前記トナー補給
量換算係数に補正値を加減することにより、補正後のト
ナー補給量換算係数を設定することを特徴とするもので
ある。
ずれかに記載の画像形成装置において、前記補給量調整
手段は、デフォルト値として設定された前記トナー補給
量換算係数に補正値を加減することにより、補正後のト
ナー補給量換算係数を設定することを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の画像形成装置において、前記補給量調整
手段は、補正により得られたトナー補給量換算係数を新
たにデフォルト値として設定することを特徴とするもの
である。
ずれかに記載の画像形成装置において、前記補給量調整
手段は、補正により得られたトナー補給量換算係数を新
たにデフォルト値として設定することを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成装置を添付図と
ともに示す以下の実施例に基づき説明する。図1は、本
発明に係わる画像形成装置の1実施例の概略構成を示す
図である。本実施例の画像形成装置は、図1に示すよう
に、演算処理手段(CPU)1と、操作部(テンキー・
ディスプレイ)を有する入力手段2と、スキャナ・CC
D等を有する画像読み込み手段3と、LD・ポリゴン・
現像器等を有する画像書き込み・現像手段4と、電位セ
ンサ・Pセンサ等を有する状態量検知手段5と、RAM
(揮発・不揮発)・ROMを有するデータ記憶手段6
と、を備える。画像書き込み・現像手段4には、電子写
真プロセスにより作像を行うために必要とされる要素と
して、感光体(通常、ドラム状をなす)とその周りに、
帯電器、画像書き込み装置、現像器、クリーニング装
置、除電器が配置されている。この外に、現像器とクリ
ーニング装置の間には、転写装置が感光体に対向配置さ
れ、又、転写装置を介して用紙に転写されたトナー像を
定着させる定着装置を備える。画像書き込み装置は、帯
電器と現像器の間における感光体面に光ビームを照射し
静電潜像を書き込むもので、画像データに基づいて駆動
されるLDからの光を高速回転するポリゴンミラーによ
り偏向させ、結像・反射光学系により感光体面上を光走
査する点像を結ぶように成される。また、光による主走
査に加え、感光体をドラム軸の廻りに回転させて副走査
を行っているので、感光体面に2次元の潜像が作られ
る。
ともに示す以下の実施例に基づき説明する。図1は、本
発明に係わる画像形成装置の1実施例の概略構成を示す
図である。本実施例の画像形成装置は、図1に示すよう
に、演算処理手段(CPU)1と、操作部(テンキー・
ディスプレイ)を有する入力手段2と、スキャナ・CC
D等を有する画像読み込み手段3と、LD・ポリゴン・
現像器等を有する画像書き込み・現像手段4と、電位セ
ンサ・Pセンサ等を有する状態量検知手段5と、RAM
(揮発・不揮発)・ROMを有するデータ記憶手段6
と、を備える。画像書き込み・現像手段4には、電子写
真プロセスにより作像を行うために必要とされる要素と
して、感光体(通常、ドラム状をなす)とその周りに、
帯電器、画像書き込み装置、現像器、クリーニング装
置、除電器が配置されている。この外に、現像器とクリ
ーニング装置の間には、転写装置が感光体に対向配置さ
れ、又、転写装置を介して用紙に転写されたトナー像を
定着させる定着装置を備える。画像書き込み装置は、帯
電器と現像器の間における感光体面に光ビームを照射し
静電潜像を書き込むもので、画像データに基づいて駆動
されるLDからの光を高速回転するポリゴンミラーによ
り偏向させ、結像・反射光学系により感光体面上を光走
査する点像を結ぶように成される。また、光による主走
査に加え、感光体をドラム軸の廻りに回転させて副走査
を行っているので、感光体面に2次元の潜像が作られ
る。
【0012】画像読み込み手段3は、CCDラインセン
サで原稿面をスキャン動作させることにより原稿画像を
読み取り、デジタル画像データを生成する。演算処理手
段(CPU)1は、装置各部と接続され、制御信号や画
像データの授受を行い、画像形成装置全体の制御、画像
データの処理等を司る手段である。従って、データ記憶
手段6は、CPU1で処理される全てのデータの記憶手
段としてCPUの制御下で動作され、また、入力手段2
は、操作入力によって指令された動作を画像形成装置の
各部に行わせるためにCPU1に対し外部から指令・制
御信号を与える。また、状態量検知手段5は、画像形成
装置の状態を検知するために設けられ、検知データを受
けるCPU1では、検知データに従い装置を最適な状態
に保つ。電子写真方式によるプロセスにおいて、プロセ
スの状態を検知するための検知手段としては、書き込み
装置のレーザ書き込みが行われる位置と現像器の間に感
光体1の表面電位を検知する電位センサが、又、現像器
とクリーニング装置の間にトナー像を検知するためのセ
ンサとしてPセンサ(反射型フォトセンサ)が、設けら
れる。
サで原稿面をスキャン動作させることにより原稿画像を
読み取り、デジタル画像データを生成する。演算処理手
段(CPU)1は、装置各部と接続され、制御信号や画
像データの授受を行い、画像形成装置全体の制御、画像
データの処理等を司る手段である。従って、データ記憶
手段6は、CPU1で処理される全てのデータの記憶手
段としてCPUの制御下で動作され、また、入力手段2
は、操作入力によって指令された動作を画像形成装置の
各部に行わせるためにCPU1に対し外部から指令・制
御信号を与える。また、状態量検知手段5は、画像形成
装置の状態を検知するために設けられ、検知データを受
けるCPU1では、検知データに従い装置を最適な状態
に保つ。電子写真方式によるプロセスにおいて、プロセ
スの状態を検知するための検知手段としては、書き込み
装置のレーザ書き込みが行われる位置と現像器の間に感
光体1の表面電位を検知する電位センサが、又、現像器
とクリーニング装置の間にトナー像を検知するためのセ
ンサとしてPセンサ(反射型フォトセンサ)が、設けら
れる。
【0013】ここで、上記した画像形成装置における電
子写真プロセスの作像動作を簡単に説明する。入力手段
2等からの指令でCPU1は、画像読み込み装置3を動
作させ、そこで読み込み出力される画像データ、或いは
別の方法で送り込まれた画像データを受け入れた後、そ
の画像データに基づく画像形成を画像書き込み・現像手
段4に指示し、画像書き込み・現像手段4では、ポリゴ
ンミラー、感光体、定着装置等を駆動し、同時に、送り
込まれた画像データをLDの駆動信号に変える処理をし
て、書き込み装置を動作させ、感光体1にレーザ書き込
みを行う。感光体では、帯電器で一様に帯電された感光
体表面にLDからのレーザ光による書き込みにより静電
潜像が生成され、生成された潜像には現像器でトナーが
付着されて顕像化される。現像後、得られるトナー像が
感光体に対向配置される転写装置上の転写紙に転写され
る。トナー像が形成された転写紙は定着装置に送り込ま
れ、定着処理後に排紙されて、プロセスを終了する
子写真プロセスの作像動作を簡単に説明する。入力手段
2等からの指令でCPU1は、画像読み込み装置3を動
作させ、そこで読み込み出力される画像データ、或いは
別の方法で送り込まれた画像データを受け入れた後、そ
の画像データに基づく画像形成を画像書き込み・現像手
段4に指示し、画像書き込み・現像手段4では、ポリゴ
ンミラー、感光体、定着装置等を駆動し、同時に、送り
込まれた画像データをLDの駆動信号に変える処理をし
て、書き込み装置を動作させ、感光体1にレーザ書き込
みを行う。感光体では、帯電器で一様に帯電された感光
体表面にLDからのレーザ光による書き込みにより静電
潜像が生成され、生成された潜像には現像器でトナーが
付着されて顕像化される。現像後、得られるトナー像が
感光体に対向配置される転写装置上の転写紙に転写され
る。トナー像が形成された転写紙は定着装置に送り込ま
れ、定着処理後に排紙されて、プロセスを終了する
【0014】上記のようにして行われる電子写真プロセ
スにおいて、個々の装置の特性の相違や経時変化の影響
をなくし、適正な画像を得るために、プロセスの調整が
行われるが、その一つとして、トナーリカバリ補給時の
トナー量の調整がある。現像器内のトナー量は画像の濃
度に影響することから、初期剤時には、ほぼ適切な濃度
となるように一定量のトナーが投入されるが、一定量が
投入されても、個々の機械の特性が違っているので、必
ずしも一定の画像濃度にはならない。本発明は、初期剤
時に一定にならなかった画像濃度を、その後トナー切れ
になりカセット交換をする時に、一定の濃度になるよう
に調整することを意図するものである。そのため、初期
剤時にトナーが一定量投入された時に、一定の作像条件
で内部パターンを作成し、その画像濃度(トナー付着
量)を検知することにより個々の機械の特性の違いを認
識し、その結果をカセット交換時のトナーリカバリ補給
の際に供給するトナー量に反映させるようにする。本発
明では、検出濃度値にもとづいてこの補給量の調整を、
既にデフォルト値として設定されているトナーリカバリ
補給量の算出に用いる基準のトナー補給量換算係数を検
出濃度値にもとづいて補正することによって、一定の濃
度の画像が得られるようにしようとするものである。こ
こに、トナー補給量換算係数とは、トナーリカバリ時の
補給量を算出するために設定されるものである。この係
数値は、実際に、計量した量のトナーを現像器内に投入
し、基準の内部パターンを作成した場合の付着量を測定
し得たデータから求めたものである。ここでは、現像器
内のトナー量を変化させて得られる各付着量データから
求められたもので、デフォルト値は、基準値として数台
の実機より得た値の平均値を用いている。なお、補給量
換算係数の求め方は、上記した従来技術と同様の方法に
よる。
スにおいて、個々の装置の特性の相違や経時変化の影響
をなくし、適正な画像を得るために、プロセスの調整が
行われるが、その一つとして、トナーリカバリ補給時の
トナー量の調整がある。現像器内のトナー量は画像の濃
度に影響することから、初期剤時には、ほぼ適切な濃度
となるように一定量のトナーが投入されるが、一定量が
投入されても、個々の機械の特性が違っているので、必
ずしも一定の画像濃度にはならない。本発明は、初期剤
時に一定にならなかった画像濃度を、その後トナー切れ
になりカセット交換をする時に、一定の濃度になるよう
に調整することを意図するものである。そのため、初期
剤時にトナーが一定量投入された時に、一定の作像条件
で内部パターンを作成し、その画像濃度(トナー付着
量)を検知することにより個々の機械の特性の違いを認
識し、その結果をカセット交換時のトナーリカバリ補給
の際に供給するトナー量に反映させるようにする。本発
明では、検出濃度値にもとづいてこの補給量の調整を、
既にデフォルト値として設定されているトナーリカバリ
補給量の算出に用いる基準のトナー補給量換算係数を検
出濃度値にもとづいて補正することによって、一定の濃
度の画像が得られるようにしようとするものである。こ
こに、トナー補給量換算係数とは、トナーリカバリ時の
補給量を算出するために設定されるものである。この係
数値は、実際に、計量した量のトナーを現像器内に投入
し、基準の内部パターンを作成した場合の付着量を測定
し得たデータから求めたものである。ここでは、現像器
内のトナー量を変化させて得られる各付着量データから
求められたもので、デフォルト値は、基準値として数台
の実機より得た値の平均値を用いている。なお、補給量
換算係数の求め方は、上記した従来技術と同様の方法に
よる。
【0015】本発明の第1の実施例として、デフォルト
値として設定されているトナー補給量換算係数を補正す
る場合に、本装置に備える画像読み込み手段3を用いて
行う実施例を説明する。トナー補給量換算係数の補正を
行う時期は、上記したように、現像器内に一定量のトナ
ーが供給される時で、工場調整・着火時等の初期剤投入
時、又はPMメンテ初期剤投入時に行う。トナー補給量
換算係数の補正は、基本的に次に示すとおりの手順に従
って行われる。先ず、画像形成装置において初期剤が投
入された状態にある現在の作像状態を知るために、基準
内部パターンの作成を行わせる。これは、デフォルト値
として設定されているトナー補給量換算係数を求めた時
と同じ条件に電位制御を行って感光体上に基準のトナー
付着パターン(内部パターン)を生成することによる。
この時に生成される画像の濃度は、対象とする本装置の
特性が反映されたものとなる。パターン生成後、感光体
から転写し紙出力された内部パターン像の濃度を画像読
み込み手段3により検知する。検知した濃度をトナー付
着量として測定するために、変換テーブルを用い出力を
トナー付着量に変換する。この検知量から初期剤時の複
数台の装置からとった平均的なトナー付着量(目標値或
いは基準値)からの偏差がわかり、目標とする付着量を
得るためには、本装置における現像器内に投入すべきト
ナー量を加減する必要があることを認識できる。従っ
て、本装置の特性を表す付着量の検知値からリカバリ補
給におけるトナー補給量の調整を行う。つまり、付着量
が少ない場合は平均よりも多めにというように、付着量
により補給量を調整する。具体的には、検知した付着量
から本機の特性に合った適正なリカバリトナー補給量換
算係数を選択し、得られた適正なトナー補給量換算係数
値によりデフォルト値を補正する。
値として設定されているトナー補給量換算係数を補正す
る場合に、本装置に備える画像読み込み手段3を用いて
行う実施例を説明する。トナー補給量換算係数の補正を
行う時期は、上記したように、現像器内に一定量のトナ
ーが供給される時で、工場調整・着火時等の初期剤投入
時、又はPMメンテ初期剤投入時に行う。トナー補給量
換算係数の補正は、基本的に次に示すとおりの手順に従
って行われる。先ず、画像形成装置において初期剤が投
入された状態にある現在の作像状態を知るために、基準
内部パターンの作成を行わせる。これは、デフォルト値
として設定されているトナー補給量換算係数を求めた時
と同じ条件に電位制御を行って感光体上に基準のトナー
付着パターン(内部パターン)を生成することによる。
この時に生成される画像の濃度は、対象とする本装置の
特性が反映されたものとなる。パターン生成後、感光体
から転写し紙出力された内部パターン像の濃度を画像読
み込み手段3により検知する。検知した濃度をトナー付
着量として測定するために、変換テーブルを用い出力を
トナー付着量に変換する。この検知量から初期剤時の複
数台の装置からとった平均的なトナー付着量(目標値或
いは基準値)からの偏差がわかり、目標とする付着量を
得るためには、本装置における現像器内に投入すべきト
ナー量を加減する必要があることを認識できる。従っ
て、本装置の特性を表す付着量の検知値からリカバリ補
給におけるトナー補給量の調整を行う。つまり、付着量
が少ない場合は平均よりも多めにというように、付着量
により補給量を調整する。具体的には、検知した付着量
から本機の特性に合った適正なリカバリトナー補給量換
算係数を選択し、得られた適正なトナー補給量換算係数
値によりデフォルト値を補正する。
【0016】上記の手順をデジタルカラー複写機に適用
した場合を示す以下の具体例により詳述する図2は、本
発明をデジタルカラー複写機に適用した場合のリカバリ
補給時のトナー補給量換算係数の補正(以下、「換算係
数補正」と記す)動作を示すフロー図である。図2を参
照し、本実施例の換算係数補正の動作を説明すると、電
源ON後、このフローを開始させる。実施時期について
は、工場調整・着火時等の初期剤投入時、又はPMメン
テ初期剤投入時に行う。動作の初めに、入力手段2の操
作部(ディスプレイに表示された調整メニューの入力操
作画面)から換算係数補正の実行開始入力を待つ(S
1)。実行開始入力が来たら、感光ドラム上に内部パタ
ーンを作成する(S2)。図3は内部パターン(基準の
トナー付着パターン)の1例を表したもので、20mm×
20mm程度の大きさで作成する。作像条件は、デフォル
ト値として設定されているトナー補給量換算係数を求め
た時と同じ条件に電位制御し、即ち、感光体ドラム上の
電位を一定にし(帯電器のグリッド出力電圧値を固定値
とし)、LD光量を一定にした上で現像器の現像バイア
ス出力電圧値を調整し現像ポテンシャルを固定値とし
て、上記基準のトナー付着パターンを作成する。
した場合を示す以下の具体例により詳述する図2は、本
発明をデジタルカラー複写機に適用した場合のリカバリ
補給時のトナー補給量換算係数の補正(以下、「換算係
数補正」と記す)動作を示すフロー図である。図2を参
照し、本実施例の換算係数補正の動作を説明すると、電
源ON後、このフローを開始させる。実施時期について
は、工場調整・着火時等の初期剤投入時、又はPMメン
テ初期剤投入時に行う。動作の初めに、入力手段2の操
作部(ディスプレイに表示された調整メニューの入力操
作画面)から換算係数補正の実行開始入力を待つ(S
1)。実行開始入力が来たら、感光ドラム上に内部パタ
ーンを作成する(S2)。図3は内部パターン(基準の
トナー付着パターン)の1例を表したもので、20mm×
20mm程度の大きさで作成する。作像条件は、デフォル
ト値として設定されているトナー補給量換算係数を求め
た時と同じ条件に電位制御し、即ち、感光体ドラム上の
電位を一定にし(帯電器のグリッド出力電圧値を固定値
とし)、LD光量を一定にした上で現像器の現像バイア
ス出力電圧値を調整し現像ポテンシャルを固定値とし
て、上記基準のトナー付着パターンを作成する。
【0017】ここでは、本機の現在の作像特性を知るた
めに、作成された基準のトナー付着パターンの画像の濃
度を検知するが、濃度の検知を本機が備える画像読み込
み手段3を用いて行う。そのため、感光体に形成された
トナー付着パターンを転写紙上に転写させ紙に画像を形
成するまでの作像プロセスを行う必要がある。従って、
感光体ドラム上に形成された基準パターンによる潜像に
トナーを付着させ、画像を現像させた後、感光体ドラム
に作成された内部パターンをドラムから転写紙に転写さ
せ、定着処理を行った後に排紙させる(S3)。次に、
排紙した転写紙を再び本機に戻して、画像読み込み手段
3のコンタクトガラス(原稿台)上にセットし、転写紙
に形成されたパターンを読み込ませる。その手順として
排紙した後に、使用者に対しコンタクトガラス上にセッ
トを行うように要求するメッセージを操作部画面上に表
示する(S4)。セット後に、使用者によるセット終了
・読み込み開始キーの入力を待ち、読み込み動作を開始
する(S5)。
めに、作成された基準のトナー付着パターンの画像の濃
度を検知するが、濃度の検知を本機が備える画像読み込
み手段3を用いて行う。そのため、感光体に形成された
トナー付着パターンを転写紙上に転写させ紙に画像を形
成するまでの作像プロセスを行う必要がある。従って、
感光体ドラム上に形成された基準パターンによる潜像に
トナーを付着させ、画像を現像させた後、感光体ドラム
に作成された内部パターンをドラムから転写紙に転写さ
せ、定着処理を行った後に排紙させる(S3)。次に、
排紙した転写紙を再び本機に戻して、画像読み込み手段
3のコンタクトガラス(原稿台)上にセットし、転写紙
に形成されたパターンを読み込ませる。その手順として
排紙した後に、使用者に対しコンタクトガラス上にセッ
トを行うように要求するメッセージを操作部画面上に表
示する(S4)。セット後に、使用者によるセット終了
・読み込み開始キーの入力を待ち、読み込み動作を開始
する(S5)。
【0018】読み込み開始キー入力がなされると、スキ
ャナにより内部パターンを読み取る(S6)。ここで
は、デジタルカラー複写機としての通常の動作により読
み取ったR,G,BデータをBK,C,M,Yデータ
(0〜255)に変換し、記録しておく。次いで、読み
取ったスキャナからのBK,C,M,Yデータからパタ
ーンの付着量を算出する(S7)。換算は、スキャナか
らのBK,C,M,Yデータをトナー付着量に変換する
トナー付着量変換テーブルを用いて行うことが可能であ
る。トナー付着量変換テーブルは、予め各付着量(0.
5〜1.5mg/cm2)に対応した、濃度パターンパッチ
表(印刷物)をスキャナに読み込ませるという方法によ
り用意することができる。なお、換算係数の算出に用い
る付着量は、BK,C,M,Yデータに変換した後は、
その中のいずれか1つのデータにより求めることができ
る。
ャナにより内部パターンを読み取る(S6)。ここで
は、デジタルカラー複写機としての通常の動作により読
み取ったR,G,BデータをBK,C,M,Yデータ
(0〜255)に変換し、記録しておく。次いで、読み
取ったスキャナからのBK,C,M,Yデータからパタ
ーンの付着量を算出する(S7)。換算は、スキャナか
らのBK,C,M,Yデータをトナー付着量に変換する
トナー付着量変換テーブルを用いて行うことが可能であ
る。トナー付着量変換テーブルは、予め各付着量(0.
5〜1.5mg/cm2)に対応した、濃度パターンパッチ
表(印刷物)をスキャナに読み込ませるという方法によ
り用意することができる。なお、換算係数の算出に用い
る付着量は、BK,C,M,Yデータに変換した後は、
その中のいずれか1つのデータにより求めることができ
る。
【0019】初期剤時の条件で作成された基準パターン
をスキャナで読み取り得た付着量データは、この時点の
複写機の作像状態を反映しているので、このデータを用
いて、デフォルト値として設定された換算係数を補正す
る(S8)。具体的には、本機で得た付着量データを、
基準の換算係数(デフォルト値)を得た時の目標付着量
データ(基準値)と比較し、目標値と異なる場合に、本
機にとって適正なトナー補給量を与える換算係数を求
め、求めた値でデフォルト値を補正する。補正換算係数
を求めるために、目標値と異なる本機の付着量データ値
に適した換算係数を求めることができる変換テーブルを
作成し、変換テーブルを用いて選択した値を設定するこ
とにより、本機の特性に合わせた補正を実施する。
をスキャナで読み取り得た付着量データは、この時点の
複写機の作像状態を反映しているので、このデータを用
いて、デフォルト値として設定された換算係数を補正す
る(S8)。具体的には、本機で得た付着量データを、
基準の換算係数(デフォルト値)を得た時の目標付着量
データ(基準値)と比較し、目標値と異なる場合に、本
機にとって適正なトナー補給量を与える換算係数を求
め、求めた値でデフォルト値を補正する。補正換算係数
を求めるために、目標値と異なる本機の付着量データ値
に適した換算係数を求めることができる変換テーブルを
作成し、変換テーブルを用いて選択した値を設定するこ
とにより、本機の特性に合わせた補正を実施する。
【0020】具体的には、基準の補給量換算係数を求め
る際に集めたデータ、即ち、上記従来例においては現像
器内のトナーが10000mg(初期剤)の時と7000
mgの時の付着量のデータをとっているので、その例に従
うと、基準値は10000mgの時の付着量が0.300
mg/cm2であり、7000mgの時が0.150mg/cm2であ
るから、その基準値の近辺のデータをまとめておき、変
換テーブルを作成する。例えば、基準値の近辺のデータ
から、 (10000mg−7000mg)/(0.280mg/cm2−
0.140mg/cm2)=21429 (10000mg−7000mg)/(0.340mg/cm2−
0.170mg/cm2)=17647 というように、実測データに基づいた計算により得られ
る可能性の高い換算係数を用意しておき、本機による初
期剤時のパターン付着量が0.280mg/cm2であるなら
ば、換算係数は、21429であり、0.340mg/cm2
であれば、17647というように数値が選択できる変
換テーブルを作成する。このようにして、変換テーブル
から補正換算係数の求めることにより補正動作が終了す
る。その際に、使用者に対し補正終了を表示する(S
9)。上記の手順で補正を行うことにより、リカバリ補
給時のトナー補給量換算係数値に本複写機の作像状態を
把握した結果が反映されることになり、リカバリ補給時
に適正な濃度を与えるトナー補給を行うことが可能とな
る。
る際に集めたデータ、即ち、上記従来例においては現像
器内のトナーが10000mg(初期剤)の時と7000
mgの時の付着量のデータをとっているので、その例に従
うと、基準値は10000mgの時の付着量が0.300
mg/cm2であり、7000mgの時が0.150mg/cm2であ
るから、その基準値の近辺のデータをまとめておき、変
換テーブルを作成する。例えば、基準値の近辺のデータ
から、 (10000mg−7000mg)/(0.280mg/cm2−
0.140mg/cm2)=21429 (10000mg−7000mg)/(0.340mg/cm2−
0.170mg/cm2)=17647 というように、実測データに基づいた計算により得られ
る可能性の高い換算係数を用意しておき、本機による初
期剤時のパターン付着量が0.280mg/cm2であるなら
ば、換算係数は、21429であり、0.340mg/cm2
であれば、17647というように数値が選択できる変
換テーブルを作成する。このようにして、変換テーブル
から補正換算係数の求めることにより補正動作が終了す
る。その際に、使用者に対し補正終了を表示する(S
9)。上記の手順で補正を行うことにより、リカバリ補
給時のトナー補給量換算係数値に本複写機の作像状態を
把握した結果が反映されることになり、リカバリ補給時
に適正な濃度を与えるトナー補給を行うことが可能とな
る。
【0021】本発明の第2の実施例として、デフォルト
値として設定されているリカバリ補給時のトナー補給量
換算係数の補正を行う場合に、トナー画像濃度を状態量
検知手段5のPセンサの検知結果を用いる例を以下に説
明する。この実施例では、画像形成装置において、初期
剤が投入された状態にある時の作像状態を知るために、
第1の実施例と同様に基準のトナー付着パターン(内部
パターン)を生成するが、生成された内部パターンの濃
度を検知する手段として、Pセンサを用いる点で、上記
第1の実施例と異なる。PセンサはLEDから発光する
光により照射される感光体面からの反射光を受光する光
ダイオードで、受光時の出力電圧値からその色濃度を検
知するものであり、転写紙に作像しなくてもこの補正が
実行できるので、第1実施例の内部パターンを転写する
プロセスは必要としない。
値として設定されているリカバリ補給時のトナー補給量
換算係数の補正を行う場合に、トナー画像濃度を状態量
検知手段5のPセンサの検知結果を用いる例を以下に説
明する。この実施例では、画像形成装置において、初期
剤が投入された状態にある時の作像状態を知るために、
第1の実施例と同様に基準のトナー付着パターン(内部
パターン)を生成するが、生成された内部パターンの濃
度を検知する手段として、Pセンサを用いる点で、上記
第1の実施例と異なる。PセンサはLEDから発光する
光により照射される感光体面からの反射光を受光する光
ダイオードで、受光時の出力電圧値からその色濃度を検
知するものであり、転写紙に作像しなくてもこの補正が
実行できるので、第1実施例の内部パターンを転写する
プロセスは必要としない。
【0022】対象とする画像形成装置に初期剤を投入し
本補正を実行する時点の作像状態を知るために、第1の
実施例と同様に基準のトナー付着パターン(内部パター
ン)を生成し、パターン生成後、本実施例では、生成さ
れた内部パターンの濃度をPセンサにより検知する。こ
こでは、濃度をトナー付着量として測定するために、P
センサの出力電圧をトナー付着量に変換する。変換は、
トナー付着量変換テーブルを用いて行う。トナー付着量
変換テーブルは、様々な濃度のトナー付着パターンを感
光体ドラム上に作成し、そのPセンサ出力電圧値(読み
込み値)と実際に感光体ドラム上に付着していたトナー
を削ぎ落とし計量し、それを数台繰り返して集めたデー
タより作成したテーブルである。
本補正を実行する時点の作像状態を知るために、第1の
実施例と同様に基準のトナー付着パターン(内部パター
ン)を生成し、パターン生成後、本実施例では、生成さ
れた内部パターンの濃度をPセンサにより検知する。こ
こでは、濃度をトナー付着量として測定するために、P
センサの出力電圧をトナー付着量に変換する。変換は、
トナー付着量変換テーブルを用いて行う。トナー付着量
変換テーブルは、様々な濃度のトナー付着パターンを感
光体ドラム上に作成し、そのPセンサ出力電圧値(読み
込み値)と実際に感光体ドラム上に付着していたトナー
を削ぎ落とし計量し、それを数台繰り返して集めたデー
タより作成したテーブルである。
【0023】このようにして、初期剤時に現像器に所定
量のトナーが供給された状態で作成された基準パターン
をPセンサで検知し、トナー付着量変換テーブルで変換
され得た付着量データは、その時点における本機の作像
状態を反映しているので、このデータを用いて、デフォ
ルト値として設定されているトナー補給量換算係数を補
正する。初期剤時の付着量データを用いてデフォルト値
として設定されているトナー補給量換算係数を補正する
手順は基本的に第1の実施例と変わりがないので、ここ
では重複した説明はしない。
量のトナーが供給された状態で作成された基準パターン
をPセンサで検知し、トナー付着量変換テーブルで変換
され得た付着量データは、その時点における本機の作像
状態を反映しているので、このデータを用いて、デフォ
ルト値として設定されているトナー補給量換算係数を補
正する。初期剤時の付着量データを用いてデフォルト値
として設定されているトナー補給量換算係数を補正する
手順は基本的に第1の実施例と変わりがないので、ここ
では重複した説明はしない。
【0024】また、上記第1及び第2の実施例のいずれ
にも適用し得るトナー補給量換算係数データの処理法に
ついて、以下に説明する。デフォルト値として設定され
た基準のトナー補給量換算係数と本装置の特性に従い初
期剤時に新たに得られたの算出されたトナー補給量換算
係数をいずれもデータ記憶装置6の不揮発性RAMに格
納しておき、新たに得られトナー補給量換算係数をその
まま使用せず、基準データ値(補正前に与えられたデフ
ォルト値)に補正値を加減することにより設定すべきト
ナー補給量換算係数を算出する方法を用いる。例えば、
基準データが20000でスキャナから読み込み算出さ
れた換算係数が20500の場合、 基準データ<読み込み算出された換算係数 であるから、 リカバリ補給持トナー補給量換算係数=基準データ+補正値 20500=20000+500 として、基準値に補正値を加えるようにする。この方法
によって設定した値によると、より安定した調整が可能
となる。
にも適用し得るトナー補給量換算係数データの処理法に
ついて、以下に説明する。デフォルト値として設定され
た基準のトナー補給量換算係数と本装置の特性に従い初
期剤時に新たに得られたの算出されたトナー補給量換算
係数をいずれもデータ記憶装置6の不揮発性RAMに格
納しておき、新たに得られトナー補給量換算係数をその
まま使用せず、基準データ値(補正前に与えられたデフ
ォルト値)に補正値を加減することにより設定すべきト
ナー補給量換算係数を算出する方法を用いる。例えば、
基準データが20000でスキャナから読み込み算出さ
れた換算係数が20500の場合、 基準データ<読み込み算出された換算係数 であるから、 リカバリ補給持トナー補給量換算係数=基準データ+補正値 20500=20000+500 として、基準値に補正値を加えるようにする。この方法
によって設定した値によると、より安定した調整が可能
となる。
【0025】
【発明の効果】(1) 本発明によると、一定のトナー
量が投入される初期剤時に作成された基準のトナー画像
の濃度値から画像形成装置個々の特性を認識し、その特
性に合わせて、トナーリカバリ補給時のトナー補給量換
算係数(デフォルト値として設定された)を補正するこ
とにより、トナーカートリッジ交換時の補給量を調整す
るので、固定値としてどの装置にも同じ値が設定されて
いた従来技術において生じていたばらつきがトナー交換
時の補給後には無くなり、より適正な濃度の画質が安定
して提供できる。 (2) また、画像形成装置が複写機の機能を備えたも
のである場合に、初期剤時に作成された基準のトナー画
像を転写紙上に作り、その画像濃度を複写機のスキャナ
により読み取り、検知した濃度値からトナー付着量換算
した値を用いるようにすると、スキャナは常に濃度パタ
ーン(印刷物)によって読み取り調整されている等のた
めに、現像装置内に設けられるPセンサによって濃度を
検知した場合に比べ、読み取り精度が高く、さらに適正
な濃度の画質が提供できる。
量が投入される初期剤時に作成された基準のトナー画像
の濃度値から画像形成装置個々の特性を認識し、その特
性に合わせて、トナーリカバリ補給時のトナー補給量換
算係数(デフォルト値として設定された)を補正するこ
とにより、トナーカートリッジ交換時の補給量を調整す
るので、固定値としてどの装置にも同じ値が設定されて
いた従来技術において生じていたばらつきがトナー交換
時の補給後には無くなり、より適正な濃度の画質が安定
して提供できる。 (2) また、画像形成装置が複写機の機能を備えたも
のである場合に、初期剤時に作成された基準のトナー画
像を転写紙上に作り、その画像濃度を複写機のスキャナ
により読み取り、検知した濃度値からトナー付着量換算
した値を用いるようにすると、スキャナは常に濃度パタ
ーン(印刷物)によって読み取り調整されている等のた
めに、現像装置内に設けられるPセンサによって濃度を
検知した場合に比べ、読み取り精度が高く、さらに適正
な濃度の画質が提供できる。
【0026】(3) また、基準のトナー補給量換算係
数(デフォルト値)を決める時にテストした様々な特性
を持つ装置のサンプルデータ等から導かれるトナー補給
量換算係数の補正値を初期剤時に本機で作成された基準
パターン画像の検出濃度値に対応させ記憶データとして
予め用意しておき、個々の装置に適した補正換算係数を
簡単に素早く得ることができる。さらに、補正に際し、
基準となる換算係数(デフォルト値)に対し予め決めら
れた補正値を加減するような補正動作を行うことによ
り、より安定性の高い補正を行える。なお、この場合に
は、異常時には基準データ(元のデフォルト値)に戻す
こともできる。 (4) また、補正において、基準となる換算係数(デ
フォルト値)自体を制限無しに更新していくようにした
ので、PMメンテ等の初期剤投入時毎に補正動作を行う
ことにより、製品個々の特性をより反映した補正を行う
ことができる。
数(デフォルト値)を決める時にテストした様々な特性
を持つ装置のサンプルデータ等から導かれるトナー補給
量換算係数の補正値を初期剤時に本機で作成された基準
パターン画像の検出濃度値に対応させ記憶データとして
予め用意しておき、個々の装置に適した補正換算係数を
簡単に素早く得ることができる。さらに、補正に際し、
基準となる換算係数(デフォルト値)に対し予め決めら
れた補正値を加減するような補正動作を行うことによ
り、より安定性の高い補正を行える。なお、この場合に
は、異常時には基準データ(元のデフォルト値)に戻す
こともできる。 (4) また、補正において、基準となる換算係数(デ
フォルト値)自体を制限無しに更新していくようにした
ので、PMメンテ等の初期剤投入時毎に補正動作を行う
ことにより、製品個々の特性をより反映した補正を行う
ことができる。
【図1】本発明に係わる画像形成装置の1実施例の概略
構成を示す。
構成を示す。
【図2】本発明によるリカバリ補給時のトナー補給量換
算係数の補正動作のフローを示す。
算係数の補正動作のフローを示す。
【図3】トナー補給量換算係数の補正動作に用いる基準
のトナー付着パターンの1例を示す。
のトナー付着パターンの1例を示す。
1…演算処理手段(CPU)、 2…入力手段、3
…画像読み込み手段、 4…画像書き込み・
現像手段、5…状態量検知手段、 6…デ
ータ記憶手段。
…画像読み込み手段、 4…画像書き込み・
現像手段、5…状態量検知手段、 6…デ
ータ記憶手段。
Claims (5)
- 【請求項1】 像坦持体と、前記像坦持体上に静電潜像
を形成する手段と、前記像坦持体上の静電潜像にトナー
を付着させる現像手段と、該現像手段により現像された
トナー画像の濃度を検知する画像濃度検知手段と、前記
現像手段内にトナーを補給するトナー補給手段と、リカ
バリ補給時に前記画像濃度検知手段により検知される基
準のトナー画像の濃度値及びデフォルト値として設定さ
れたトナー補給量換算係数に基づき補給量を調整する補
給量調整手段と、を有する画像形成装置において、前記
補給量調整手段は、デフォルト値として設定された前記
トナー補給量換算係数を、初期剤時に作成される基準の
トナー画像を前記画像濃度検知手段により検知し得られ
る濃度値に応じて補正することを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記画像形成装置は、原稿画像の読み取
り手段を有し、該原稿画像の読み取り手段により読み取
られた画像データに基づく画像形成を行うとともに、前
記原稿画像の読み取り手段を前記画像濃度検知手段とし
て機能させることを特徴とする請求項1記載の画像形成
装置。 - 【請求項3】 前記補給量調整手段は、初期剤時に作成
される基準のトナー画像を前記画像濃度検知手段により
検知し得られる濃度値に対応する、前記トナー補給量換
算係数の補正値を記憶データとして有することを特徴と
する請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記補給量調整手段は、デフォルト値と
して設定された前記トナー補給量換算係数に補正値を加
減することにより、補正後のトナー補給量換算係数を設
定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記補給量調整手段は、補正により得ら
れたトナー補給量換算係数を新たにデフォルト値として
設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156218A JP2000347470A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156218A JP2000347470A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347470A true JP2000347470A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15622949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11156218A Pending JP2000347470A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347470A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210764A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びトナー濃度調整プログラム |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156218A patent/JP2000347470A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210764A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びトナー濃度調整プログラム |
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