JP2000347046A - 導光体及びその形成方法並びにそれを備えた表示装置 - Google Patents
導光体及びその形成方法並びにそれを備えた表示装置Info
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- JP2000347046A JP2000347046A JP11155523A JP15552399A JP2000347046A JP 2000347046 A JP2000347046 A JP 2000347046A JP 11155523 A JP11155523 A JP 11155523A JP 15552399 A JP15552399 A JP 15552399A JP 2000347046 A JP2000347046 A JP 2000347046A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば2枚の液晶表示パネルを用いて1つの
合成画像を表示するときに使用される導光体を光ファイ
バとは別の線状導光素子により形成する。 【解決手段】 導光体の形成に際し、まず、アクリル系
樹脂等の透明な樹脂によって形成され、一の面に複数の
直線状の凸部12aと複数の直線状の凹部12bとを交
互に有する導光薄板12を用意する。この場合、凹部1
2bが線状非導光領域として機能することにより、凸部
12aが線状導光領域として機能し、すなわち光ファイ
バとほぼ同様な線状導光素子として機能することにな
る。そして、導光薄板12を複数積層し、これにより、
またはその後所定の工程を経ることにより、導光体を形
成する。
合成画像を表示するときに使用される導光体を光ファイ
バとは別の線状導光素子により形成する。 【解決手段】 導光体の形成に際し、まず、アクリル系
樹脂等の透明な樹脂によって形成され、一の面に複数の
直線状の凸部12aと複数の直線状の凹部12bとを交
互に有する導光薄板12を用意する。この場合、凹部1
2bが線状非導光領域として機能することにより、凸部
12aが線状導光領域として機能し、すなわち光ファイ
バとほぼ同様な線状導光素子として機能することにな
る。そして、導光薄板12を複数積層し、これにより、
またはその後所定の工程を経ることにより、導光体を形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は導光体及びその形
成方法並びにそれを備えた表示装置に関する。
成方法並びにそれを備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置には、2枚の液晶表示パネルを
用いて1つの合成画像を表示するようにしたものがあ
る。このような場合、2枚の液晶表示パネルを同一平面
の左右に所定の間隔をおいて並べて配置することとなる
が、2枚の液晶表示パネル間の非表示領域(液晶表示パ
ネル自体の非表示領域を含む)が見えないようにするた
めに、2枚の液晶表示パネルの各表面側に導光体を配置
している。従来のこのような導光体としては、多数の光
ファイバを1列に並べてなる光ファイバシートの所定の
箇所をプレス等により所定の角度に折り曲げ、この折り
曲げられた光ファイバシートを多数積層してなるものが
ある(特開平5−5873号公報参照)。
用いて1つの合成画像を表示するようにしたものがあ
る。このような場合、2枚の液晶表示パネルを同一平面
の左右に所定の間隔をおいて並べて配置することとなる
が、2枚の液晶表示パネル間の非表示領域(液晶表示パ
ネル自体の非表示領域を含む)が見えないようにするた
めに、2枚の液晶表示パネルの各表面側に導光体を配置
している。従来のこのような導光体としては、多数の光
ファイバを1列に並べてなる光ファイバシートの所定の
箇所をプレス等により所定の角度に折り曲げ、この折り
曲げられた光ファイバシートを多数積層してなるものが
ある(特開平5−5873号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような導光体では、多数の光ファイバを密集したも
のであるので、形成するときに、各光ファイバが不要に
捩じれたり曲がったりする現象が発生しやすく、歩留が
悪く、コスト高になるという問題があった。この発明の
課題は、導光体を歩留良く形成することができるように
することである。
このような導光体では、多数の光ファイバを密集したも
のであるので、形成するときに、各光ファイバが不要に
捩じれたり曲がったりする現象が発生しやすく、歩留が
悪く、コスト高になるという問題があった。この発明の
課題は、導光体を歩留良く形成することができるように
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る導光体は、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状
非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層してな
るものである。請求項9記載の発明に係る導光体の形成
方法は、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導
光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して導光体
形成用ブロックを形成し、該導光体形成用ブロックを所
定の横方向から加熱加圧して成形することにより、前記
線状導光領域の一端面側からなる出射面と前記線状導光
領域の他端面側からなる入射面とが互いに平行すると共
に出射面が入射面に対して平行な一方向にずれている導
光体を形成するようにしたものである。請求項11記載
の発明に係る導光体の形成方法は、一の面に複数の線状
導光領域と複数の線状非導光領域とを交互に有する導光
薄板を複数積層して第1の導光体形成用ブロックを形成
し、該第1の導光体形成用ブロックを所定の横方向から
加熱加圧して成形することにより、前記線状導光領域の
一端面側からなる出射面と前記線状導光領域の他端面側
からなる入射面とが互いに平行すると共に出射面が入射
面に対して平行な一方向にずれている第2の導光体形成
用ブロックを形成し、該第2の導光体形成用ブロックの
出射面側及び入射面側を出射面及び入射面に対して同一
角度で傾斜する傾斜面に沿って切断することにより、新
たな出射面と入射面とが互いに平行すると共に出射面が
入射面に対して平行な一方向及び該一方向に直交する他
方向にずれている導光体を形成するようにしたものであ
る。請求項16記載の発明に係る表示装置は、相互に離
間配置された2枚の表示パネルと、これらの表示パネル
の各表面側に配置された2つの導光体とを具備し、前記
導光体を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非
導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層したもの
によって構成し、前記複数の導光体の前記線状導光領域
の一端面側からなる各出射面側を互いに密接させて配置
したものである。請求項18記載の発明に係る表示装置
は、各辺が2枚以上で相互に離間配置された複数の表示
パネルと、これらの表示パネルの各表面側に積層して配
置された各2つずつの導光体とを具備し、前記導光体
を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導光領
域とを交互に有する導光薄板を複数積層したものによっ
て構成し、前記各2つずつの導光体のうち下側の導光体
の前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側を一
方向において互いに密接させて配置すると共に、前記各
2つずつの導光体のうち上側の導光体の前記線状導光領
域の一端面側からなる各出射面側を前記一方向に直交す
る他方向において互いに密接させて配置したものであ
る。請求項20記載の発明に係る表示装置は、各辺が2
枚以上で相互に離間配置された複数の表示パネルと、こ
れらの表示パネルの各表面側に配置された複数の導光体
とを具備し、前記導光体を、一の面に複数の線状導光領
域と複数の線状非導光領域とを交互に有する導光薄板を
複数積層したものによって構成し、前記複数の導光体の
前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側を一方
向及び該一方向に直交する他方向において互いに密接さ
せて配置したものである。この発明によれば、導光体
を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導光領
域とを交互に有する導光薄板を複数積層してなるものに
よって形成しているので、導光体を形成するとき、各導
光薄板が不要に捩じれたり曲がったりする現象が発生し
にくいようにすることができ、ひいては導光体を歩留良
く形成することができる。
る導光体は、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状
非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層してな
るものである。請求項9記載の発明に係る導光体の形成
方法は、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導
光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して導光体
形成用ブロックを形成し、該導光体形成用ブロックを所
定の横方向から加熱加圧して成形することにより、前記
線状導光領域の一端面側からなる出射面と前記線状導光
領域の他端面側からなる入射面とが互いに平行すると共
に出射面が入射面に対して平行な一方向にずれている導
光体を形成するようにしたものである。請求項11記載
の発明に係る導光体の形成方法は、一の面に複数の線状
導光領域と複数の線状非導光領域とを交互に有する導光
薄板を複数積層して第1の導光体形成用ブロックを形成
し、該第1の導光体形成用ブロックを所定の横方向から
加熱加圧して成形することにより、前記線状導光領域の
一端面側からなる出射面と前記線状導光領域の他端面側
からなる入射面とが互いに平行すると共に出射面が入射
面に対して平行な一方向にずれている第2の導光体形成
用ブロックを形成し、該第2の導光体形成用ブロックの
出射面側及び入射面側を出射面及び入射面に対して同一
角度で傾斜する傾斜面に沿って切断することにより、新
たな出射面と入射面とが互いに平行すると共に出射面が
入射面に対して平行な一方向及び該一方向に直交する他
方向にずれている導光体を形成するようにしたものであ
る。請求項16記載の発明に係る表示装置は、相互に離
間配置された2枚の表示パネルと、これらの表示パネル
の各表面側に配置された2つの導光体とを具備し、前記
導光体を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非
導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層したもの
によって構成し、前記複数の導光体の前記線状導光領域
の一端面側からなる各出射面側を互いに密接させて配置
したものである。請求項18記載の発明に係る表示装置
は、各辺が2枚以上で相互に離間配置された複数の表示
パネルと、これらの表示パネルの各表面側に積層して配
置された各2つずつの導光体とを具備し、前記導光体
を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導光領
域とを交互に有する導光薄板を複数積層したものによっ
て構成し、前記各2つずつの導光体のうち下側の導光体
の前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側を一
方向において互いに密接させて配置すると共に、前記各
2つずつの導光体のうち上側の導光体の前記線状導光領
域の一端面側からなる各出射面側を前記一方向に直交す
る他方向において互いに密接させて配置したものであ
る。請求項20記載の発明に係る表示装置は、各辺が2
枚以上で相互に離間配置された複数の表示パネルと、こ
れらの表示パネルの各表面側に配置された複数の導光体
とを具備し、前記導光体を、一の面に複数の線状導光領
域と複数の線状非導光領域とを交互に有する導光薄板を
複数積層したものによって構成し、前記複数の導光体の
前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側を一方
向及び該一方向に直交する他方向において互いに密接さ
せて配置したものである。この発明によれば、導光体
を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導光領
域とを交互に有する導光薄板を複数積層してなるものに
よって形成しているので、導光体を形成するとき、各導
光薄板が不要に捩じれたり曲がったりする現象が発生し
にくいようにすることができ、ひいては導光体を歩留良
く形成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1(A)はこ
の発明の第1実施形態における表示装置の要部の正面図
を示し、図1(B)はその一部を切り欠いた底面図を示
し、図1(C)はその右側面図を示したものである。こ
の表示装置では、2枚の液晶表示パネル1が同一平面に
おいて左右方向に所定の間隔をおいて配置されている。
の発明の第1実施形態における表示装置の要部の正面図
を示し、図1(B)はその一部を切り欠いた底面図を示
し、図1(C)はその右側面図を示したものである。こ
の表示装置では、2枚の液晶表示パネル1が同一平面に
おいて左右方向に所定の間隔をおいて配置されている。
【0006】2枚の液晶表示パネル1の各表面側には導
光体11が配置されている。導光体11は、その形成方
法については後で説明するが、複数の導光薄板12を積
層したものによって、入射面側及び出射面側が垂直部1
1a、11bでその間が滑らかな曲線部11cとなるよ
うに形成され、入射面側の垂直部11aの裏面からなる
入射面13と出射面側の垂直部11bの表面からなる出
射面14のサイズが同じで入射面13と出射面14とが
互いに平行とされた構造となっている。
光体11が配置されている。導光体11は、その形成方
法については後で説明するが、複数の導光薄板12を積
層したものによって、入射面側及び出射面側が垂直部1
1a、11bでその間が滑らかな曲線部11cとなるよ
うに形成され、入射面側の垂直部11aの裏面からなる
入射面13と出射面側の垂直部11bの表面からなる出
射面14のサイズが同じで入射面13と出射面14とが
互いに平行とされた構造となっている。
【0007】この場合、図1(A)の左側の導光体11
においては、図1(B)に示すように、曲線部11cの
傾斜状態より、出射面14が入射面13に対して右側に
所定の距離だけずれている。図1(A)の右側の導光体
11においては、図1(B)に示すように、曲線部11
cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に対して
左側に所定の距離だけずれている。
においては、図1(B)に示すように、曲線部11cの
傾斜状態より、出射面14が入射面13に対して右側に
所定の距離だけずれている。図1(A)の右側の導光体
11においては、図1(B)に示すように、曲線部11
cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に対して
左側に所定の距離だけずれている。
【0008】そして、2つの導光体11の各入射面13
は2枚の液晶表示パネル1の各表面の表示領域上に配置
されている。また、図1(B)に示すように、図1
(A)の左側の導光体11の出射面14側の垂直部11
bの右端部と図1(A)の右側の導光体11の出射面1
4側の垂直部11bの左端部とは互いに密接されて配置
されている。
は2枚の液晶表示パネル1の各表面の表示領域上に配置
されている。また、図1(B)に示すように、図1
(A)の左側の導光体11の出射面14側の垂直部11
bの右端部と図1(A)の右側の導光体11の出射面1
4側の垂直部11bの左端部とは互いに密接されて配置
されている。
【0009】2つの導光体11の出射面14側には1枚
の拡散板15が配置されている。拡散板15は、詳細に
は図示していないが、樹脂シートの一方の面の全体に極
めて微小なレンズ部を多数密接させて形成したものから
なっている。
の拡散板15が配置されている。拡散板15は、詳細に
は図示していないが、樹脂シートの一方の面の全体に極
めて微小なレンズ部を多数密接させて形成したものから
なっている。
【0010】ここで、導光体11の形成方法の一例につ
いて説明する。まず、図2(A)、(B)に示すよう
に、アクリル系樹脂等の透明な樹脂によって形成され、
一の面に複数の断面方形状で直線状の凸部12aと複数
の断面方形状で直線状の凹部12bとを交互に有する長
方形状の導光薄板12を用意する。この場合、凹部12
bが線状非導光領域として機能することにより、凸部1
2aが線状導光領域として機能し、すなわち光ファイバ
とほぼ同様な線状導光素子として機能することになる。
いて説明する。まず、図2(A)、(B)に示すよう
に、アクリル系樹脂等の透明な樹脂によって形成され、
一の面に複数の断面方形状で直線状の凸部12aと複数
の断面方形状で直線状の凹部12bとを交互に有する長
方形状の導光薄板12を用意する。この場合、凹部12
bが線状非導光領域として機能することにより、凸部1
2aが線状導光領域として機能し、すなわち光ファイバ
とほぼ同様な線状導光素子として機能することになる。
【0011】次に、図3(A)に示すように、複数の導
光薄板12を左右方向に積層することにより、直方体形
状の導光体形成用ブロック21を形成する。この場合、
直線状の凸部12a及び凹部12bは上下方向に延びて
いる。次に、図示していないが、導光体形成用ブロック
21の各面に上面(表面)加熱部材、下面(裏面)加熱
部材、前面加熱部材、後面加熱部材、左側面加熱部材及
び右側面加熱部材をそれぞれ接触させ、100〜120
℃程度の温度で30分間程度加熱する。
光薄板12を左右方向に積層することにより、直方体形
状の導光体形成用ブロック21を形成する。この場合、
直線状の凸部12a及び凹部12bは上下方向に延びて
いる。次に、図示していないが、導光体形成用ブロック
21の各面に上面(表面)加熱部材、下面(裏面)加熱
部材、前面加熱部材、後面加熱部材、左側面加熱部材及
び右側面加熱部材をそれぞれ接触させ、100〜120
℃程度の温度で30分間程度加熱する。
【0012】次に、両側面加熱部材を取り除き、次いで
図3(B)に示すように、対向面に所定の傾斜面22a
を有する左右点対称な形状の一対の加熱加圧部材22を
120〜150℃程度の温度に保持して、導光体形成用
ブロック21の両側面のいずれか一方からまたは両方か
ら横方向に所定の距離だけ加圧する(図3(C)参
照)。すると、導光体形成用ブロック21の上面側は下
面側に対して右側に所定の距離だけずれた状態となり、
図1に示す導光体11が得られる。
図3(B)に示すように、対向面に所定の傾斜面22a
を有する左右点対称な形状の一対の加熱加圧部材22を
120〜150℃程度の温度に保持して、導光体形成用
ブロック21の両側面のいずれか一方からまたは両方か
ら横方向に所定の距離だけ加圧する(図3(C)参
照)。すると、導光体形成用ブロック21の上面側は下
面側に対して右側に所定の距離だけずれた状態となり、
図1に示す導光体11が得られる。
【0013】このように、この導光体11の形成方法で
は、一の面に複数の直線状の凸部12aと複数の直線状
の凹部12bとを交互に有する長方形状の導光薄板12
を複数積層して直方体形状の導光体形成用ブロック21
を形成し、この導光体形成用ブロック21を横方向から
加熱加圧して成形すればよいので、導光体11を形成す
るとき、各導光薄板12が不要に捩じれたり曲がったり
する現象が発生しにくいようにすることができ、ひいて
は導光体11を歩留良く形成することができ、コストを
低減することができる。
は、一の面に複数の直線状の凸部12aと複数の直線状
の凹部12bとを交互に有する長方形状の導光薄板12
を複数積層して直方体形状の導光体形成用ブロック21
を形成し、この導光体形成用ブロック21を横方向から
加熱加圧して成形すればよいので、導光体11を形成す
るとき、各導光薄板12が不要に捩じれたり曲がったり
する現象が発生しにくいようにすることができ、ひいて
は導光体11を歩留良く形成することができ、コストを
低減することができる。
【0014】次に、図1に示す表示装置による画像表示
について説明する。2枚の液晶表示パネル1の裏面側に
配置された図示しないバックライトからの光が液晶表示
パネル1の裏面に照射されると、液晶表示パネル1の表
示駆動に応じた画像光が液晶表示パネル1の表示領域の
表面から出射される。この出射された画像光は、導光体
11の導光薄板12の凸部12aを通った後、導光体1
1の出射面14から出射される。この出射された画像光
は、拡散板15を透過すると共にこの拡散板15の微小
なレンズ部で拡散される。そして、この拡散された画像
光が視認されることになる。
について説明する。2枚の液晶表示パネル1の裏面側に
配置された図示しないバックライトからの光が液晶表示
パネル1の裏面に照射されると、液晶表示パネル1の表
示駆動に応じた画像光が液晶表示パネル1の表示領域の
表面から出射される。この出射された画像光は、導光体
11の導光薄板12の凸部12aを通った後、導光体1
1の出射面14から出射される。この出射された画像光
は、拡散板15を透過すると共にこの拡散板15の微小
なレンズ部で拡散される。そして、この拡散された画像
光が視認されることになる。
【0015】この場合、図1(A)の左側の導光体11
の出射面14側の垂直部11bの右端部と図1(A)の
右側の導光体11の出射面14側の垂直部11bの左端
部とを互いに密接させて配置しているので、2枚の液晶
表示パネル1を同一平面の左右方向に所定の間隔を置い
て配置しても、2枚の液晶表示パネル1間の非表示領域
(液晶表示パネル1自体の非表示領域を含む)が見えな
いようにすることができる。
の出射面14側の垂直部11bの右端部と図1(A)の
右側の導光体11の出射面14側の垂直部11bの左端
部とを互いに密接させて配置しているので、2枚の液晶
表示パネル1を同一平面の左右方向に所定の間隔を置い
て配置しても、2枚の液晶表示パネル1間の非表示領域
(液晶表示パネル1自体の非表示領域を含む)が見えな
いようにすることができる。
【0016】(第2実施形態)図4(A)はこの発明の
第2実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図4(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図4
(C)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、図4(A)の左側の導光体11は直線状の導光
薄板12のみによって構成されている。そして、図4
(B)に示すように、図4(A)の左側の導光体11の
出射面14側の右端部と図4(A)の右側の導光体11
の出射面14側の垂直部11bの左端部とは互いに密接
されて配置されている。
第2実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図4(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図4
(C)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、図4(A)の左側の導光体11は直線状の導光
薄板12のみによって構成されている。そして、図4
(B)に示すように、図4(A)の左側の導光体11の
出射面14側の右端部と図4(A)の右側の導光体11
の出射面14側の垂直部11bの左端部とは互いに密接
されて配置されている。
【0017】したがって、この表示装置でも、2枚の液
晶表示パネル1間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。しかも、この場合、図4(A)の左側の導
光体11を直線状の導光薄板12のみによって構成して
いるので、図3(B)、(C)に示すような加熱加圧工
程を経る必要はなく、当該導光体11をより一層歩留良
く形成することができる。
晶表示パネル1間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。しかも、この場合、図4(A)の左側の導
光体11を直線状の導光薄板12のみによって構成して
いるので、図3(B)、(C)に示すような加熱加圧工
程を経る必要はなく、当該導光体11をより一層歩留良
く形成することができる。
【0018】(第3実施形態)図5(A)はこの発明の
第3実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図5(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図5
(C)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、4枚の液晶表示パネル1が同
一平面の左右及び上下に2×2のマトリクス状に配置さ
れている。4枚の液晶表示パネル1の各表面側には第1
及び第2の導光体11A、11Bが積層されて配置され
ている。
第3実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図5(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図5
(C)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、4枚の液晶表示パネル1が同
一平面の左右及び上下に2×2のマトリクス状に配置さ
れている。4枚の液晶表示パネル1の各表面側には第1
及び第2の導光体11A、11Bが積層されて配置され
ている。
【0019】この場合、第1及び第2の導光体11A、
11Bは、図1に示す導光体11とほぼ同じ構造となっ
ている。すなわち、図5(A)の左側の2つの第1の導
光体11Aにおいては、図5(B)に示すように、曲線
部11cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に
対して右側に所定の距離だけずれている。図5(A)の
右側の2つの第1の導光体11Aにおいては、図5
(B)に示すように、曲線部11cの傾斜状態により、
出射面14が入射面13に対して左側に所定の距離だけ
ずれている。そして、図5(B)に示すように、図5
(A)の左側の2つの第1の導光体11Aの各出射面1
4側の垂直部11bの右端部と図5(A)の右側の2つ
の第1の導光体11Aの各出射面14側の垂直部11b
の左端部とは互いに密接されて配置されている。
11Bは、図1に示す導光体11とほぼ同じ構造となっ
ている。すなわち、図5(A)の左側の2つの第1の導
光体11Aにおいては、図5(B)に示すように、曲線
部11cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に
対して右側に所定の距離だけずれている。図5(A)の
右側の2つの第1の導光体11Aにおいては、図5
(B)に示すように、曲線部11cの傾斜状態により、
出射面14が入射面13に対して左側に所定の距離だけ
ずれている。そして、図5(B)に示すように、図5
(A)の左側の2つの第1の導光体11Aの各出射面1
4側の垂直部11bの右端部と図5(A)の右側の2つ
の第1の導光体11Aの各出射面14側の垂直部11b
の左端部とは互いに密接されて配置されている。
【0020】また、図5(A)の下側の2つの第2の導
光体11Bにおいては、図5(C)に示すように、曲線
部11cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に
対して右側(図5において上側)に所定の距離だけずれ
ている。図5(A)の上側の2つの第2の導光体11B
においては、図5(C)に示すように、曲線部11cの
傾斜状態により、出射面14が入射面13に対して左側
(図5において下側)に所定の距離だけずれている。
光体11Bにおいては、図5(C)に示すように、曲線
部11cの傾斜状態により、出射面14が入射面13に
対して右側(図5において上側)に所定の距離だけずれ
ている。図5(A)の上側の2つの第2の導光体11B
においては、図5(C)に示すように、曲線部11cの
傾斜状態により、出射面14が入射面13に対して左側
(図5において下側)に所定の距離だけずれている。
【0021】そして、図5(B)に示すように、図5
(A)の左側の2つの第2の導光体11Bの各出射面1
4側の垂直部11bの右端部と図5(A)の右側の2つ
の第2の導光体11Bの各出射面14側の垂直部11b
の左端部とは互いに密接されて配置されている。また、
図5(C)に示すように、図5(A)の下側の2つの第
2の導光体11Bの各出射面14側の垂直部11bの上
端部と図5(A)の上側の2つの第2の導光体11Bの
各出射面14側の垂直部11bの下端部とは互いに密接
されて配置されている。
(A)の左側の2つの第2の導光体11Bの各出射面1
4側の垂直部11bの右端部と図5(A)の右側の2つ
の第2の導光体11Bの各出射面14側の垂直部11b
の左端部とは互いに密接されて配置されている。また、
図5(C)に示すように、図5(A)の下側の2つの第
2の導光体11Bの各出射面14側の垂直部11bの上
端部と図5(A)の上側の2つの第2の導光体11Bの
各出射面14側の垂直部11bの下端部とは互いに密接
されて配置されている。
【0022】次に、この表示装置による画像表示につい
て説明する。4枚の液晶表示パネル1の裏面側に配置さ
れた図示しないバックライトからの光が液晶表示パネル
1の裏面に照射されると、液晶表示パネル1の表示駆動
に応じた画像光が液晶表示パネル1の表示領域の表面か
ら出射される。この出射された画像光は、第1の導光体
11Aの導光薄板12の凸部12a(図2参照)及び第
2の導光体11Bの導光薄板12の凸部12a(図2参
照)を通った後、第2の導光体11Bの出射面14から
出射される。この出射された画像光は、拡散板15を透
過すると共にこの拡散板15の微小なレンズ部で拡散さ
れる。そして、この拡散された画像光が視認されること
になる。
て説明する。4枚の液晶表示パネル1の裏面側に配置さ
れた図示しないバックライトからの光が液晶表示パネル
1の裏面に照射されると、液晶表示パネル1の表示駆動
に応じた画像光が液晶表示パネル1の表示領域の表面か
ら出射される。この出射された画像光は、第1の導光体
11Aの導光薄板12の凸部12a(図2参照)及び第
2の導光体11Bの導光薄板12の凸部12a(図2参
照)を通った後、第2の導光体11Bの出射面14から
出射される。この出射された画像光は、拡散板15を透
過すると共にこの拡散板15の微小なレンズ部で拡散さ
れる。そして、この拡散された画像光が視認されること
になる。
【0023】この場合、図5(A)の左側の2つの第1
の導光体11Aの出射面14側の垂直部11bの右端部
と図5(A)の右側の2つの第1の導光体11Aの出射
面14側の垂直部11bの左端部とを互いに密接させて
配置しているので、図5(A)の左側の2枚の液晶表示
パネル1と図5(A)の右側の2枚の液晶表示パネル1
との間の非表示領域が見えないようにすることができ
る。
の導光体11Aの出射面14側の垂直部11bの右端部
と図5(A)の右側の2つの第1の導光体11Aの出射
面14側の垂直部11bの左端部とを互いに密接させて
配置しているので、図5(A)の左側の2枚の液晶表示
パネル1と図5(A)の右側の2枚の液晶表示パネル1
との間の非表示領域が見えないようにすることができ
る。
【0024】また、図5(A)の下側の2つの第2の導
光体11Bの出射面14側の垂直部11bの上端部と図
5(A)の上側の2つの第2の導光体11Bの出射面1
4側の垂直部11bの下端部とを互いに密接させて配置
しているので、図5(A)の下側の2枚の液晶表示パネ
ル1と図5(A)の上側の2枚の液晶表示パネル1との
間の非表示領域が見えないようにすることができる。
光体11Bの出射面14側の垂直部11bの上端部と図
5(A)の上側の2つの第2の導光体11Bの出射面1
4側の垂直部11bの下端部とを互いに密接させて配置
しているので、図5(A)の下側の2枚の液晶表示パネ
ル1と図5(A)の上側の2枚の液晶表示パネル1との
間の非表示領域が見えないようにすることができる。
【0025】以上の結果、この表示装置では、4枚の液
晶表示パネル1を同一平面の左右及び上下に2×2のマ
トリクス状に配置しても、4枚の液晶表示パネル1間の
非表示領域が見えないようにすることができる。
晶表示パネル1を同一平面の左右及び上下に2×2のマ
トリクス状に配置しても、4枚の液晶表示パネル1間の
非表示領域が見えないようにすることができる。
【0026】また、この表示装置では、第1の導光体1
1Aの出射面14側の垂直部11b上に第2の導光体1
1Bの入射面13側の垂直部11aを配置しているの
で、第1の導光体11Aの出射面14から出射されて第
2の導光体11Bの入射面13に入射される光の損失を
少なくすることができる。
1Aの出射面14側の垂直部11b上に第2の導光体1
1Bの入射面13側の垂直部11aを配置しているの
で、第1の導光体11Aの出射面14から出射されて第
2の導光体11Bの入射面13に入射される光の損失を
少なくすることができる。
【0027】(第4実施形態)図6(A)はこの発明の
第4実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図6(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図6
(C)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、図6(A)の下側(図6
(C)の左側)の2つの第2の導光体11Bは直線状の
導光薄板12のみによって構成されている。そして、図
6(C)に示すように、図6(A)の下側の2つの第2
の導光体11Bの各所定の上端部と図6(A)の上側の
2つの第2の導光体11Bの各所定の下端部とは互いに
密接されて配置されている。
第4実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図6(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図6
(C)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、図6(A)の下側(図6
(C)の左側)の2つの第2の導光体11Bは直線状の
導光薄板12のみによって構成されている。そして、図
6(C)に示すように、図6(A)の下側の2つの第2
の導光体11Bの各所定の上端部と図6(A)の上側の
2つの第2の導光体11Bの各所定の下端部とは互いに
密接されて配置されている。
【0028】したがって、この表示装置でも、4枚の液
晶表示パネル1間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。しかも、この場合、図6(A)の下側の2
つの第2の導光体11Bを直線状の導光薄板12のみに
よって構成しているので、図3(B)、(C)に示すよ
うな加熱加圧工程を経る必要はなく、当該第2の導光体
11Bをより一層歩留良く形成することができる。
晶表示パネル1間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。しかも、この場合、図6(A)の下側の2
つの第2の導光体11Bを直線状の導光薄板12のみに
よって構成しているので、図3(B)、(C)に示すよ
うな加熱加圧工程を経る必要はなく、当該第2の導光体
11Bをより一層歩留良く形成することができる。
【0029】なお、例えば、図6(A)において、右側
の2つの第1の導光体11Aを直線状の導光薄板12の
みによって構成するようにしてもよい。また、例えば、
図6(A)において、左側の2つの第1の導光体11A
を直線状の導光薄板12のみによって構成するようにし
てもよい。この場合、図6(A)の左下側の第1及び第
2の導光体11A、11Bは共に直線状の導光薄板12
のみによって構成されたものとなるので、この左下側の
第1及び第2の導光体11A、11Bを共通の直線状の
導光薄板によって一体的に形成するようにしてもよい。
以上の結果、いろいろの組合わせが考えられる。
の2つの第1の導光体11Aを直線状の導光薄板12の
みによって構成するようにしてもよい。また、例えば、
図6(A)において、左側の2つの第1の導光体11A
を直線状の導光薄板12のみによって構成するようにし
てもよい。この場合、図6(A)の左下側の第1及び第
2の導光体11A、11Bは共に直線状の導光薄板12
のみによって構成されたものとなるので、この左下側の
第1及び第2の導光体11A、11Bを共通の直線状の
導光薄板によって一体的に形成するようにしてもよい。
以上の結果、いろいろの組合わせが考えられる。
【0030】(第5実施形態)図7はこの発明の第5実
施形態における表示装置の要部の正面図を示し、図8
(A)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図8
(B)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、6枚の液晶表示パネル1が同
一平面の左右及び上下に3×2のマトリクス状に配置さ
れている。6枚の液晶表示パネル1の各表面側には第1
及び第2の導光体11A、11Bが積層されて配置され
ている。
施形態における表示装置の要部の正面図を示し、図8
(A)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図8
(B)はその一部を切り欠いた右側面図を示したもので
ある。この表示装置では、6枚の液晶表示パネル1が同
一平面の左右及び上下に3×2のマトリクス状に配置さ
れている。6枚の液晶表示パネル1の各表面側には第1
及び第2の導光体11A、11Bが積層されて配置され
ている。
【0031】この場合、図7の左側の3つの第1の導光
体11Aと図7の右側の3つの第1の導光体11Aとの
関係は、図8(A)に示すように、図6(B)に示す場
合と同じとなっている。一方、図7の上下方向中央部の
2つの第2の導光体11Bは、図8(B)に示すよう
に、直線状の導光薄板12のみによって構成されてい
る。そして、図7の上側及び下側の2つずつの第2の導
光体11Bと図7の上下方向中央部の2つの第2の導光
体11Bとの関係は、図8(B)に示すように、図6
(C)に示す場合と同じとなっている。
体11Aと図7の右側の3つの第1の導光体11Aとの
関係は、図8(A)に示すように、図6(B)に示す場
合と同じとなっている。一方、図7の上下方向中央部の
2つの第2の導光体11Bは、図8(B)に示すよう
に、直線状の導光薄板12のみによって構成されてい
る。そして、図7の上側及び下側の2つずつの第2の導
光体11Bと図7の上下方向中央部の2つの第2の導光
体11Bとの関係は、図8(B)に示すように、図6
(C)に示す場合と同じとなっている。
【0032】(第6実施形態)図9(A)はこの発明の
第6実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図9(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図9
(C)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、4枚の液晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ
1つずつ導光体11が配置されている。この場合の導光
体11の形成方法については後で説明する。
第6実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、
図9(B)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図9
(C)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、4枚の液晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ
1つずつ導光体11が配置されている。この場合の導光
体11の形成方法については後で説明する。
【0033】そして、図9(A)の左下側の導光体11
においては、曲線部11cの傾斜状態等により、矢印P
で示すように、出射面14が入射面13に対して右上側
に所定の距離だけずれている。図9(A)の左上側の導
光体11においては、曲線部11cの傾斜状態等によ
り、矢印Qで示すように、出射面14が入射面13に対
して右下側に所定の距離だけずれている。図9(A)の
右下側の導光体11においては、曲線部11cの傾斜状
態等により、矢印Rで示すように、出射面14が入射面
13に対して左上側に所定の距離だけずれている。図9
(A)の右上側の導光体11においては、曲線部11c
の傾斜状態等により、矢印Sで示すように、出射面14
が入射面13に対して左下側に所定の距離だけずれてい
る。
においては、曲線部11cの傾斜状態等により、矢印P
で示すように、出射面14が入射面13に対して右上側
に所定の距離だけずれている。図9(A)の左上側の導
光体11においては、曲線部11cの傾斜状態等によ
り、矢印Qで示すように、出射面14が入射面13に対
して右下側に所定の距離だけずれている。図9(A)の
右下側の導光体11においては、曲線部11cの傾斜状
態等により、矢印Rで示すように、出射面14が入射面
13に対して左上側に所定の距離だけずれている。図9
(A)の右上側の導光体11においては、曲線部11c
の傾斜状態等により、矢印Sで示すように、出射面14
が入射面13に対して左下側に所定の距離だけずれてい
る。
【0034】そして、図9(B)に示すように、図9
(A)の左側の2つの導光体11の各出射面14側の垂
直部11bの右端部と図9(A)の右側の2つの導光体
11の各出射面14側の垂直部11bの左端部とは互い
に密接されて配置されている。また、図9(C)に示す
ように、図9(A)の下側の2つの導光体11の各出射
面14側の垂直部11bの上端部と図9(A)の上側の
2つの導光体11の各出射面14側の垂直部11bの下
端部とは互いに密接されて配置されている。
(A)の左側の2つの導光体11の各出射面14側の垂
直部11bの右端部と図9(A)の右側の2つの導光体
11の各出射面14側の垂直部11bの左端部とは互い
に密接されて配置されている。また、図9(C)に示す
ように、図9(A)の下側の2つの導光体11の各出射
面14側の垂直部11bの上端部と図9(A)の上側の
2つの導光体11の各出射面14側の垂直部11bの下
端部とは互いに密接されて配置されている。
【0035】ここで、この場合の導光体11の形成方法
の一例について説明する。まず、図10(A)に示すよ
うに、複数の長方形状の導光薄板12を左右方向に積層
することにより、直方体形状の導光体形成用ブロック2
1を形成する。この場合、導光薄板12の凸部12a
(図2参照)に沿う方向の長さは所期の長さよりもある
程度長くなっている。
の一例について説明する。まず、図10(A)に示すよ
うに、複数の長方形状の導光薄板12を左右方向に積層
することにより、直方体形状の導光体形成用ブロック2
1を形成する。この場合、導光薄板12の凸部12a
(図2参照)に沿う方向の長さは所期の長さよりもある
程度長くなっている。
【0036】次に、図示していないが、導光体形成用ブ
ロック21の各面に上面(表面)加熱部材、下面(裏
面)加熱部材、前面加熱部材、後面加熱部材、左側面加
熱部材及び右側面加熱部材をそれぞれ接触させ、100
〜120℃程度の温度で30分間程度加熱する。次に、
両側面加熱部材を取り除き、次いで図10(B)に示す
ように、対向面に所定の傾斜面22aを有する左右点対
称な形状の一対の加熱加圧部材22を120〜150℃
程度の温度に保持して、導光体形成用ブロック21の両
側面のいずれか一方からまたは両方から横方向に所定の
距離だけ加圧する(図10(C)参照)。すると、導光
体形成用ブロック21の上面側は下面側に対して右側に
所定の距離だけずれた状態となる。すなわち、この状態
における導光体形成用ブロック21の下面側(入射面
側)及び上面側(出射面側)は垂直部21a、21bと
なり、その間は滑らかな曲線部21cとなる。
ロック21の各面に上面(表面)加熱部材、下面(裏
面)加熱部材、前面加熱部材、後面加熱部材、左側面加
熱部材及び右側面加熱部材をそれぞれ接触させ、100
〜120℃程度の温度で30分間程度加熱する。次に、
両側面加熱部材を取り除き、次いで図10(B)に示す
ように、対向面に所定の傾斜面22aを有する左右点対
称な形状の一対の加熱加圧部材22を120〜150℃
程度の温度に保持して、導光体形成用ブロック21の両
側面のいずれか一方からまたは両方から横方向に所定の
距離だけ加圧する(図10(C)参照)。すると、導光
体形成用ブロック21の上面側は下面側に対して右側に
所定の距離だけずれた状態となる。すなわち、この状態
における導光体形成用ブロック21の下面側(入射面
側)及び上面側(出射面側)は垂直部21a、21bと
なり、その間は滑らかな曲線部21cとなる。
【0037】次に、図10(D)において一点鎖線で示
すように、導光体形成用ブロック21の下面側及び上面
側を下面及び上面に対して同一角度で傾斜する傾斜面に
沿って切断する。この場合、切断面は垂直部21a、2
1bの途中とする。これにより、図9に示す導光体11
が得られる。このようにして得られた導光体11では、
新たな入射面13と出射面14とが互いに平行すると共
に、出射面14が入射面13に対して平行な一方向及び
該一方向に直交する他方向にずれている。また、図9
(C)に示すように、導光体11の所定の側面形状は平
行四辺形となっている。
すように、導光体形成用ブロック21の下面側及び上面
側を下面及び上面に対して同一角度で傾斜する傾斜面に
沿って切断する。この場合、切断面は垂直部21a、2
1bの途中とする。これにより、図9に示す導光体11
が得られる。このようにして得られた導光体11では、
新たな入射面13と出射面14とが互いに平行すると共
に、出射面14が入射面13に対して平行な一方向及び
該一方向に直交する他方向にずれている。また、図9
(C)に示すように、導光体11の所定の側面形状は平
行四辺形となっている。
【0038】このように、この導光体11の形成方法で
は、長方形状の導光薄板12を複数積層して直方体形状
の導光体形成用ブロック21を形成し、この導光体形成
用ブロック21を横方向から加熱加圧して成形し、これ
により得られた導光体形成用ブロック21を所定の2箇
所で切断すればよいので、導光体11を形成するとき、
各導光薄板12が不要に捩じれたり曲がったりする現象
が発生しにくいようにすることができ、ひいては導光体
11を歩留良く形成することができ、コストを低減する
ことができる。
は、長方形状の導光薄板12を複数積層して直方体形状
の導光体形成用ブロック21を形成し、この導光体形成
用ブロック21を横方向から加熱加圧して成形し、これ
により得られた導光体形成用ブロック21を所定の2箇
所で切断すればよいので、導光体11を形成するとき、
各導光薄板12が不要に捩じれたり曲がったりする現象
が発生しにくいようにすることができ、ひいては導光体
11を歩留良く形成することができ、コストを低減する
ことができる。
【0039】そして、図9に示すこの表示装置では、図
9(A)の左側の2つの導光体11の出射面14側の垂
直部11bの右端部と図9(A)の右側の2つの導光体
11の出射面14側の垂直部11bの左端部とを互いに
密接させて配置しているので、図9(A)の左側の2枚
の液晶表示パネル1と図9(A)の右側の2枚の液晶表
示パネル1との間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。
9(A)の左側の2つの導光体11の出射面14側の垂
直部11bの右端部と図9(A)の右側の2つの導光体
11の出射面14側の垂直部11bの左端部とを互いに
密接させて配置しているので、図9(A)の左側の2枚
の液晶表示パネル1と図9(A)の右側の2枚の液晶表
示パネル1との間の非表示領域が見えないようにするこ
とができる。
【0040】また、図9(A)の下側の2つの第1の導
光体11の出射面14側の垂直部11bの上端部と図9
(A)の上側の2つの第1の導光体11の出射面14側
の垂直部11bの下端部とを互いに密接させて配置して
いるので、図9(A)の下側の2枚の液晶表示パネル1
と図9(A)の上側の2枚の液晶表示パネル1との間の
非表示領域が見えないようにすることができる。
光体11の出射面14側の垂直部11bの上端部と図9
(A)の上側の2つの第1の導光体11の出射面14側
の垂直部11bの下端部とを互いに密接させて配置して
いるので、図9(A)の下側の2枚の液晶表示パネル1
と図9(A)の上側の2枚の液晶表示パネル1との間の
非表示領域が見えないようにすることができる。
【0041】以上の結果、この表示装置では、4枚の液
晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ1つずつ導光体1
1を配置しても、4枚の液晶表示パネル1間の非表示領
域が見えないようにすることができる。
晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ1つずつ導光体1
1を配置しても、4枚の液晶表示パネル1間の非表示領
域が見えないようにすることができる。
【0042】(第7実施形態)図11(A)はこの発明
の第7実施形態における表示装置の要部の正面図を示
し、図11(B)はその一部を切り欠いた底面図を示
し、図11(C)はその右側面図を示したものである。
この表示装置では、図11(A)の下側(図11(C)
の左側)の2つの導光体11は、例えば図3(C)に示
す場合とほぼ同じような形状であって、矢印T及び矢印
Uで示すように、出射面14が入射面13に対して右側
及び左側に所定の距離だけずれたものからなっている。
そして、図11(C)に示すように、図11(A)の下
側の2つの導光体11の各所定の上端部と図11(A)
の上側の2つの導光体11の各所定の下端部とは互いに
密接されて配置されている。
の第7実施形態における表示装置の要部の正面図を示
し、図11(B)はその一部を切り欠いた底面図を示
し、図11(C)はその右側面図を示したものである。
この表示装置では、図11(A)の下側(図11(C)
の左側)の2つの導光体11は、例えば図3(C)に示
す場合とほぼ同じような形状であって、矢印T及び矢印
Uで示すように、出射面14が入射面13に対して右側
及び左側に所定の距離だけずれたものからなっている。
そして、図11(C)に示すように、図11(A)の下
側の2つの導光体11の各所定の上端部と図11(A)
の上側の2つの導光体11の各所定の下端部とは互いに
密接されて配置されている。
【0043】(第8実施形態)図12はこの発明の第8
実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、図1
3(A)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図13
(B)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、6枚の液晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ
1つずつ導光体11が配置されている。この場合、図1
2の下側の2つの導光体11及び156の上側の2つの
導光体11は、図9(A)に示す4つの導光体11と同
じ形状となっている。一方、図12の上下方向中央部の
2つの導光体11は、図11(A)の下側の2つの導光
体11と同じ形状となっている。
実施形態における表示装置の要部の正面図を示し、図1
3(A)はその一部を切り欠いた底面図を示し、図13
(B)はその右側面図を示したものである。この表示装
置では、6枚の液晶表示パネル1の各表面側にそれぞれ
1つずつ導光体11が配置されている。この場合、図1
2の下側の2つの導光体11及び156の上側の2つの
導光体11は、図9(A)に示す4つの導光体11と同
じ形状となっている。一方、図12の上下方向中央部の
2つの導光体11は、図11(A)の下側の2つの導光
体11と同じ形状となっている。
【0044】(第9実施形態)ところで、例えば図9に
示す表示装置では、図9(C)に示すように、導光体1
1の所定の側面形状が平行四辺形であるので、当該所定
の側面側から見ると、2つの導光体11の導光薄板12
の凸部12a(図2参照)が直線状であって左右対称に
傾斜して配置されている。この結果、当該2つの導光体
11の各出射面14から出射される光が互いに交差する
方向に進行し、視角特性がどちらかといえば異なること
になる。
示す表示装置では、図9(C)に示すように、導光体1
1の所定の側面形状が平行四辺形であるので、当該所定
の側面側から見ると、2つの導光体11の導光薄板12
の凸部12a(図2参照)が直線状であって左右対称に
傾斜して配置されている。この結果、当該2つの導光体
11の各出射面14から出射される光が互いに交差する
方向に進行し、視角特性がどちらかといえば異なること
になる。
【0045】そこで、図14(A)、(B)に示すこの
発明の第9実施形態のように、4つの導光体11の出射
面14と拡散板15との間に導光板(光学手段)16を
配置すると、視角特性をほぼ同じとすることができる。
すなわち、導光板16は、複数の直線状の導光薄板17
を左右方向に積層したものによって形成されている。こ
のため、2つの導光体11の各出射面14から出射され
る光が導光板16の導光薄板17の凸部12a(図2参
照)によって進行方向を変えられてほぼ平行な光とさ
れ、視角特性をほぼ同じとすることができる。このよう
な導光板16を用いることは、上記第7及び第8実施形
態においても同様である。
発明の第9実施形態のように、4つの導光体11の出射
面14と拡散板15との間に導光板(光学手段)16を
配置すると、視角特性をほぼ同じとすることができる。
すなわち、導光板16は、複数の直線状の導光薄板17
を左右方向に積層したものによって形成されている。こ
のため、2つの導光体11の各出射面14から出射され
る光が導光板16の導光薄板17の凸部12a(図2参
照)によって進行方向を変えられてほぼ平行な光とさ
れ、視角特性をほぼ同じとすることができる。このよう
な導光板16を用いることは、上記第7及び第8実施形
態においても同様である。
【0046】なお、上記実施形態では、例えば図3
(A)〜(C)に示すように、導光体11の形成方法と
して、複数の導光薄板12を積層してなる1つの直方体
形状の導光体形成用ブロック21を横方向から加熱加圧
して成形する場合について説明したが、これに限定され
るものではない。
(A)〜(C)に示すように、導光体11の形成方法と
して、複数の導光薄板12を積層してなる1つの直方体
形状の導光体形成用ブロック21を横方向から加熱加圧
して成形する場合について説明したが、これに限定され
るものではない。
【0047】例えば、まず、図15(A)に示すよう
に、複数の導光薄板12を積層してなる複数の例えば6
個の直方体形状の導光体形成用の小ブロック21Aを用
意し、次いで図3(B)、(C)に示す場合と同様の成
形方法により、6個の小ブロック21Aを個々に横方向
から加熱加圧して成形し、次いで図15(B)に示すよ
うに、加熱加圧して成形された6個の小ブロック21A
を積層接着するようにしてもよい。
に、複数の導光薄板12を積層してなる複数の例えば6
個の直方体形状の導光体形成用の小ブロック21Aを用
意し、次いで図3(B)、(C)に示す場合と同様の成
形方法により、6個の小ブロック21Aを個々に横方向
から加熱加圧して成形し、次いで図15(B)に示すよ
うに、加熱加圧して成形された6個の小ブロック21A
を積層接着するようにしてもよい。
【0048】また、上記実施形態では、図2(A)、
(B)に示すように、導光薄板12として、一の面に複
数の断面方形状で直線状の凸部12aと複数の断面方形
状で直線状の凹部12bとを交互に有するものを用いた
場合について説明したが、これに限定されるものではな
い。
(B)に示すように、導光薄板12として、一の面に複
数の断面方形状で直線状の凸部12aと複数の断面方形
状で直線状の凹部12bとを交互に有するものを用いた
場合について説明したが、これに限定されるものではな
い。
【0049】例えば、図16(A)に示すように、導光
薄板12として、一の面に複数の断面ほぼかまぼこ形状
もしくは断面ほぼ半楕円形状で直線状の凸部12aと複
数の直線状の凹部12bとを交互に有するものを用いる
ようにしてもよい。また、図16(B)あるいは(C)
に示すように、導光薄板12として、凹部12b内に、
導光薄板12と屈折率の異なる材料(例えばフッ素系樹
脂)からなるクラッド材12cを充填してなるものを用
いるようにしてもよい。
薄板12として、一の面に複数の断面ほぼかまぼこ形状
もしくは断面ほぼ半楕円形状で直線状の凸部12aと複
数の直線状の凹部12bとを交互に有するものを用いる
ようにしてもよい。また、図16(B)あるいは(C)
に示すように、導光薄板12として、凹部12b内に、
導光薄板12と屈折率の異なる材料(例えばフッ素系樹
脂)からなるクラッド材12cを充填してなるものを用
いるようにしてもよい。
【0050】ところで、導光薄板12として、凹部12
b内にクラッド材12cを充填してなるものを用いる場
合には、例えば図3(B)、(C)に示す加熱加圧工程
において、凹部12bがつぶれないようにすることがで
きる。この結果、例えば図3(A)に示す場合には、導
光薄板12を左右方向に積層しているが、クラッド材1
2cを有する導光薄板12を前後方向に積層するように
してもよい。
b内にクラッド材12cを充填してなるものを用いる場
合には、例えば図3(B)、(C)に示す加熱加圧工程
において、凹部12bがつぶれないようにすることがで
きる。この結果、例えば図3(A)に示す場合には、導
光薄板12を左右方向に積層しているが、クラッド材1
2cを有する導光薄板12を前後方向に積層するように
してもよい。
【0051】ここで、導光体11の中間部を曲線部11
cとした場合の作用について説明する。まず、図17
(A)、(B)に示すように、高屈折率のアクリル系樹
脂からなる凸部12aの両側面が低屈折率のフッ素系樹
脂からなるクラッド材12cで覆われていると、凸部1
2aの取り込み角度θが約13°と比較的小さい。
cとした場合の作用について説明する。まず、図17
(A)、(B)に示すように、高屈折率のアクリル系樹
脂からなる凸部12aの両側面が低屈折率のフッ素系樹
脂からなるクラッド材12cで覆われていると、凸部1
2aの取り込み角度θが約13°と比較的小さい。
【0052】この結果、図17(B)に示すように、凸
部12a(導光薄板12)を折り曲げた場合には、この
折り曲げ点で光路の角度が急激に変化するので、実線の
矢印で示すように、取り込み角度θよりも角度の小さい
光はクラッド材12cにより全反射されて凸部12a内
を進行するが、点線の矢印で示すように、取り込み角度
θよりも角度の大きい光はクラッド材12cを突き抜け
てしまう。このクラッド材12cを突き抜けた光は迷光
となり、表示画質の低下の一要因となる。
部12a(導光薄板12)を折り曲げた場合には、この
折り曲げ点で光路の角度が急激に変化するので、実線の
矢印で示すように、取り込み角度θよりも角度の小さい
光はクラッド材12cにより全反射されて凸部12a内
を進行するが、点線の矢印で示すように、取り込み角度
θよりも角度の大きい光はクラッド材12cを突き抜け
てしまう。このクラッド材12cを突き抜けた光は迷光
となり、表示画質の低下の一要因となる。
【0053】これに対して、図17(A)に示すよう
に、凸部12a(導光薄板12)を滑らかに湾曲させた
場合には、部分的に見ると光路の角度変化が僅かである
ので、実線の矢印で示すように、ほとんどの光はクラッ
ド材12cにより全反射されて凸部12a内を進行し、
上記のような迷光の発生を抑制することができ、ひいて
は導光体11の曲線部11cを構成する導光薄板12の
凸部12aから漏れてしまう光の量を少なくすることが
できる。
に、凸部12a(導光薄板12)を滑らかに湾曲させた
場合には、部分的に見ると光路の角度変化が僅かである
ので、実線の矢印で示すように、ほとんどの光はクラッ
ド材12cにより全反射されて凸部12a内を進行し、
上記のような迷光の発生を抑制することができ、ひいて
は導光体11の曲線部11cを構成する導光薄板12の
凸部12aから漏れてしまう光の量を少なくすることが
できる。
【0054】なお、表示パネルとしては、液晶表示パネ
ルの他に、EL表示パネル、LED表示パネル、プラズ
マ表示パネル等を用いてもよい。
ルの他に、EL表示パネル、LED表示パネル、プラズ
マ表示パネル等を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、導光体を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線
状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して
なるものによって形成しているので、導光体を形成する
とき、各導光薄板が不要に捩じれたり曲がったりする現
象が発生しにくいようにすることができ、ひいては導光
体を歩留良く形成することができ、コストを低減するこ
とができる。
ば、導光体を、一の面に複数の線状導光領域と複数の線
状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して
なるものによって形成しているので、導光体を形成する
とき、各導光薄板が不要に捩じれたり曲がったりする現
象が発生しにくいようにすることができ、ひいては導光
体を歩留良く形成することができ、コストを低減するこ
とができる。
【図1】(A)はこの発明の第1実施形態における表示
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
【図2】(A)は図1に示す導光体の形成に際し、当初
用意した導光薄板の正面図、(B)はその平面図。
用意した導光薄板の正面図、(B)はその平面図。
【図3】(A)〜(C)はそれぞれ図1に示す導光体の
形成方法の一例を説明するために示す斜視図。
形成方法の一例を説明するために示す斜視図。
【図4】(A)はこの発明の第2実施形態における表示
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
【図5】(A)はこの発明の第3実施形態における表示
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその一部を切り欠いた右側面図。
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその一部を切り欠いた右側面図。
【図6】(A)はこの発明の第4実施形態における表示
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその一部を切り欠いた右側面図。
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその一部を切り欠いた右側面図。
【図7】この発明の第5実施形態における表示装置の要
部の正面図。
部の正面図。
【図8】(A)は図7に示す表示装置の一部を切り欠い
た底面図、(B)は図7に示す表示装置の一部を切り欠
いた右側面図。
た底面図、(B)は図7に示す表示装置の一部を切り欠
いた右側面図。
【図9】(A)はこの発明の第6実施形態における表示
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた底
面図、(C)はその右側面図。
【図10】(A)〜(D)はそれぞれ図9に示す導光体
の形成方法の一例を説明するために示す斜視図。
の形成方法の一例を説明するために示す斜視図。
【図11】(A)はこの発明の第7実施形態における表
示装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた
底面図、(C)はその右側面図。
示装置の要部の正面図、(B)はその一部を切り欠いた
底面図、(C)はその右側面図。
【図12】この発明の第8実施形態における表示装置の
要部の正面図。
要部の正面図。
【図13】(A)は図12に示す表示装置の一部を切り
欠いた底面図、(B)は図12に示す表示装置の右側面
図。
欠いた底面図、(B)は図12に示す表示装置の右側面
図。
【図14】この発明の第9実施形態における表示装置を
説明するために示すもので、(A)は図9(B)と同様
の底面図、(B)は図9(C)と同様の右側面図。
説明するために示すもので、(A)は図9(B)と同様
の底面図、(B)は図9(C)と同様の右側面図。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ導光体の形成方
法の他の例を説明するために示す斜視図。
法の他の例を説明するために示す斜視図。
【図16】(A)〜(C)はそれぞれ導光薄板の他の各
例を説明するために示す図。
例を説明するために示す図。
【図17】(A)は導光薄板を滑らかに湾曲させた場合
の光の進行を説明するために示す図、(B)は導光薄板
を折り曲げた場合の光の進行を説明するために示す図。
の光の進行を説明するために示す図、(B)は導光薄板
を折り曲げた場合の光の進行を説明するために示す図。
【符号の説明】 1 液晶表示パネル 11 導光体 12 導光薄板 12a 凸部 12b 凹部 12c クラッド材 15 拡散板
Claims (24)
- 【請求項1】 一の面に複数の線状導光領域と複数の線
状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して
なることを特徴とする導光体。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記線状
導光領域は凸部からなり、前記線状非導光領域は凹部か
らなることを特徴とする導光体。 - 【請求項3】 請求項2記載の発明において、前記凹部
内に前記導光薄板と屈折率の異なる材料が充填されてい
ることを特徴とする導光体。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
おいて、前記線状導光領域の一端面側からなる出射面と
前記線状導光領域の他端面側からなる入射面とが互いに
平行すると共に出射面が入射面に対して平行な一方向に
ずれていることを特徴とする導光体。 - 【請求項5】 請求項4記載の発明において、入射面側
及び出射面側が垂直部でその間が滑らかな曲線部となっ
ていることを特徴とする導光体。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明に
おいて、前記線状導光領域の一端面側からなる出射面と
前記線状導光領域の他端面側からなる入射面とが互いに
平行すると共に出射面が入射面に対して平行な一方向及
び該一方向に直交する他方向にずれていることを特徴と
する導光体。 - 【請求項7】 請求項6記載の発明において、入射面側
及び出射面側が垂直部でその間が滑らかな曲線部となっ
ていることを特徴とする導光体。 - 【請求項8】 請求項7記載の発明において、所定の側
面形状が平行四辺形となっていることを特徴とする導光
体。 - 【請求項9】 一の面に複数の線状導光領域と複数の線
状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層して
導光体形成用ブロックを形成し、該導光体形成用ブロッ
クを所定の横方向から加熱加圧して成形することによ
り、前記線状導光領域の一端面側からなる出射面と前記
線状導光領域の他端面側からなる入射面とが互いに平行
すると共に出射面が入射面に対して平行な一方向にずれ
ている導光体を形成することを特徴とする導光体の形成
方法。 - 【請求項10】 請求項9記載の発明において、前記導
光体の入射面側及び出射面側が垂直部となるようにする
と共にその間が滑らかな曲線部となるようにすることを
特徴とする導光体の形成方法。 - 【請求項11】 一の面に複数の線状導光領域と複数の
線状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層し
て第1の導光体形成用ブロックを形成し、該第1の導光
体形成用ブロックを所定の横方向から加熱加圧して成形
することにより、前記線状導光領域の一端面側からなる
出射面と前記線状導光領域の他端面側からなる入射面と
が互いに平行すると共に出射面が入射面に対して平行な
一方向にずれている第2の導光体形成用ブロックを形成
し、該第2の導光体形成用ブロックの出射面側及び入射
面側を出射面及び入射面に対して同一角度で傾斜する傾
斜面に沿って切断することにより、新たな出射面と入射
面とが互いに平行すると共に出射面が入射面に対して平
行な一方向及び該一方向に直交する他方向にずれている
導光体を形成することを特徴とする導光体の形成方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の発明において、前記
導光体の入射面側及び出射面側が垂直部となるようにす
ると共にその間が滑らかな曲線部となるようにすること
を特徴とする導光体の形成方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の発明において、前記
導光体の所定の側面形状が平行四辺形となるようにする
ことを特徴とする導光体の形成方法。 - 【請求項14】 請求項9〜13のいずれかに記載の発
明において、前記線状導光領域は凸部からなり、前記線
状非導光領域は凹部からなることを特徴とする導光体の
形成方法。 - 【請求項15】 請求項14記載の発明において、前記
凹部内に前記導光薄板と屈折率の異なる材料が予め充填
されていることを特徴とする導光体の形成方法。 - 【請求項16】 相互に離間配置された2枚の表示パネ
ルと、これらの表示パネルの各表面側に配置された2つ
の導光体とを具備し、前記導光体は、一の面に複数の線
状導光領域と複数の線状非導光領域とを交互に有する導
光薄板を複数積層したものからなり、前記複数の導光体
の前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側が互
いに密接して配置されていることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項17】 請求項16記載の発明において、前記
2つの導光体のうち少なくとも1つは、前記線状導光領
域の一端面側からなる出射面と前記線状導光領域の他端
面側からなる入射面とが互いに平行すると共に出射面が
入射面に対して平行な一方向にずれているものからなる
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項18】 各辺が2枚以上で相互に離間配置され
た複数の表示パネルと、これらの表示パネルの各表面側
に積層して配置された各2つずつの導光体とを具備し、
前記導光体は、一の面に複数の線状導光領域と複数の線
状非導光領域とを交互に有する導光薄板を複数積層した
ものからなり、前記各2つずつの導光体のうち下側の導
光体の前記線状導光領域の一端面側からなる各出射面側
が一方向において互いに密接して配置されていると共
に、前記各2つずつの導光体のうち上側の導光体の前記
線状導光領域の一端面側からなる各出射面側が前記一方
向に直交する他方向において互いに密接して配置されて
いることを特徴とする表示装置。 - 【請求項19】 請求項18記載の発明において、前記
各2つずつの導光体のうち少なくとも一部は、前記線状
導光領域の一端面側からなる出射面と前記線状導光領域
の他端面側からなる入射面とが互いに平行すると共に出
射面が入射面に対して平行な一方向にずれているものか
らなることを特徴とする表示装置。 - 【請求項20】 各辺が2枚以上で相互に離間配置され
た複数の表示パネルと、これらの表示パネルの各表面側
に配置された複数の導光体とを具備し、前記導光体は、
一の面に複数の線状導光領域と複数の線状非導光領域と
を交互に有する導光薄板を複数積層したものからなり、
前記複数の導光体の前記線状導光領域の一端面側からな
る各出射面側が一方向及び該一方向に直交する他方向に
おいて互いに密接して配置されていることを特徴とする
表示装置。 - 【請求項21】 請求項20記載の発明において、前記
複数の導光体のうち少なくとも一部は、前記線状導光領
域の一端面側からなる出射面と前記線状導光領域の他端
面側からなる入射面とが互いに平行すると共に出射面が
入射面に対して平行な一方向及び該一方向に直交する他
方向にずれているものからなることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項22】 請求項17、19、21のいずれかに
記載の発明において、前記導光体は入射面側及び出射面
側が垂直部でその間が滑らかな曲線部となっていること
を特徴とする表示装置。 - 【請求項23】 請求項16〜22のいずれかに記載の
発明において、前記線状導光領域は凸部からなり、前記
線状非導光領域は凹部からなることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項24】 請求項23記載の発明において、前記
凹部内に前記導光薄板と屈折率の異なる材料が充填され
ていることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155523A JP2000347046A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 導光体及びその形成方法並びにそれを備えた表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155523A JP2000347046A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 導光体及びその形成方法並びにそれを備えた表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347046A true JP2000347046A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15607936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11155523A Pending JP2000347046A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 導光体及びその形成方法並びにそれを備えた表示装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347046A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190027381A (ko) * | 2016-07-15 | 2019-03-14 | 라이트 필드 랩 인코포레이티드 | 2차원 라이트 필드 및 홀로그램 릴레이들을 이용한 에너지 전파와 횡방향 앤더슨 편재 |
US11181749B2 (en) | 2018-01-14 | 2021-11-23 | Light Field Lab, Inc. | Systems and methods for transverse energy localization in energy relays using ordered structures |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11155523A patent/JP2000347046A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11681091B2 (en) | 2016-07-15 | 2023-06-20 | Light Field Lab, Inc. | High density energy directing device |
US11740402B2 (en) | 2016-07-15 | 2023-08-29 | Light Field Lab, Inc. | Energy relays with traverse energy localization |
US12061356B2 (en) | 2016-07-15 | 2024-08-13 | Light Field Lab, Inc. | High density energy directing device |
US11221670B2 (en) | 2016-07-15 | 2022-01-11 | Light Field Lab, Inc. | System and methods for realizing transverse Anderson localization in energy relays using component engineered structures |
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