JP2000347002A - 反射防止膜 - Google Patents
反射防止膜Info
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- JP2000347002A JP2000347002A JP11161819A JP16181999A JP2000347002A JP 2000347002 A JP2000347002 A JP 2000347002A JP 11161819 A JP11161819 A JP 11161819A JP 16181999 A JP16181999 A JP 16181999A JP 2000347002 A JP2000347002 A JP 2000347002A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高屈折率の基板に反射防止膜を設ける。
【解決手段】 屈折率が例えば2.0を越える基板10
上に、基板10より屈折率の低い高屈折率層である第
1、第3、第5層21,23,25と、中屈折率層ある
いは低屈折率層である第2、第4層22,24と、低屈
折率層である第6層26からなる6層構成の交互多層膜
20を積層し、各層の光学的膜厚を最適化する。基板1
0が高屈折率であっても、可視光域全域で反射率0.5
%以下の反射防止膜を実現できる。
上に、基板10より屈折率の低い高屈折率層である第
1、第3、第5層21,23,25と、中屈折率層ある
いは低屈折率層である第2、第4層22,24と、低屈
折率層である第6層26からなる6層構成の交互多層膜
20を積層し、各層の光学的膜厚を最適化する。基板1
0が高屈折率であっても、可視光域全域で反射率0.5
%以下の反射防止膜を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学部品に施され
る反射防止膜であって、特に、波長400〜700nm
の可視域用の反射防止膜に関するものである。
る反射防止膜であって、特に、波長400〜700nm
の可視域用の反射防止膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学用基板の表面と入射媒質の界面にお
ける入射角度が0〜10°の入射光は、例えば、特開平
10−20102号公報で提案されているような一般的
な光学ガラス基板を用いた反射防止膜の場合は、3〜4
%程度の反射にとどまるが、基板の屈折率が例えば2.
0以上と高くなると、15〜20%程度も反射するとい
う現象が生じる。従って、この基板を光が透過すると、
表面側と裏面側で30〜40%の光量損失となり、しか
もその枚数が増加すると、光量損失は相乗的に増加す
る。
ける入射角度が0〜10°の入射光は、例えば、特開平
10−20102号公報で提案されているような一般的
な光学ガラス基板を用いた反射防止膜の場合は、3〜4
%程度の反射にとどまるが、基板の屈折率が例えば2.
0以上と高くなると、15〜20%程度も反射するとい
う現象が生じる。従って、この基板を光が透過すると、
表面側と裏面側で30〜40%の光量損失となり、しか
もその枚数が増加すると、光量損失は相乗的に増加す
る。
【0003】また、この現象は、光量損失だけでなく、
繰り返し反射によってフレアー、ゴースト、レーザ光の
干渉等の原因にもなる。そのため、現在の光学部品のほ
とんど全てに、基体と屈折率の異なる誘電体等からなる
単層、2層、3層等の膜構成で、膜厚は中心波長に対し
て、1/2λ,1/4λで組み合わせた反射防止膜を設
けたり、あるいは、光の干渉を利用した反射防止対策等
が施されている。
繰り返し反射によってフレアー、ゴースト、レーザ光の
干渉等の原因にもなる。そのため、現在の光学部品のほ
とんど全てに、基体と屈折率の異なる誘電体等からなる
単層、2層、3層等の膜構成で、膜厚は中心波長に対し
て、1/2λ,1/4λで組み合わせた反射防止膜を設
けたり、あるいは、光の干渉を利用した反射防止対策等
が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学部
品に対する需要の多方面化に伴なって基板(基体)の種
類も増加し、従来に無かった高屈折率の基板を使わざる
をえない場合も発生している。そこで、このような高屈
折率の基板に対する広帯域な反射防止膜の開発が要求さ
れている。
品に対する需要の多方面化に伴なって基板(基体)の種
類も増加し、従来に無かった高屈折率の基板を使わざる
をえない場合も発生している。そこで、このような高屈
折率の基板に対する広帯域な反射防止膜の開発が要求さ
れている。
【0005】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、高屈折率の基板に対
応できる可視域用広帯域の反射防止膜を提供することを
目的とするものである。
課題に鑑みてなされたものであり、高屈折率の基板に対
応できる可視域用広帯域の反射防止膜を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の反射防止膜は、高屈折率の基板に積層され
た6層の薄膜からなる交互多層膜を有し、該交互多層膜
の前記基板側から第1層と第3層と第5層が前記基板よ
り屈折率の低い高屈折率層であり、第2層および第4層
がそれぞれ中屈折率層または低屈折率層であり、第6層
が低屈折率層であることを特徴とする。
め、本発明の反射防止膜は、高屈折率の基板に積層され
た6層の薄膜からなる交互多層膜を有し、該交互多層膜
の前記基板側から第1層と第3層と第5層が前記基板よ
り屈折率の低い高屈折率層であり、第2層および第4層
がそれぞれ中屈折率層または低屈折率層であり、第6層
が低屈折率層であることを特徴とする。
【0007】第1層と第3層と第5層の高屈折率層の屈
折率が1.85以上であり、第2層および第4層の屈折
率が1.35〜1.89であり、第6層の低屈折率層の
屈折率が1.40以下であるとよい。
折率が1.85以上であり、第2層および第4層の屈折
率が1.35〜1.89であり、第6層の低屈折率層の
屈折率が1.40以下であるとよい。
【0008】また、第1ないし第6層のそれぞれの光学
的膜厚nd1 、nd2 、nd3 、nd4 、nd5 、nd
6 が以下の式で表わされる範囲であるとよい。 0.29λ0 ≦nd1 ≦0.33λ0 0.01λ0 ≦nd2 ≦0.06λ0 0.40λ0 ≦nd3 ≦0.45λ0 0.015λ0 ≦nd4 ≦0.05λ0 0.04λ0 ≦nd5 ≦0.13λ0 0.22λ0 ≦nd6 ≦0.25λ0 ここで、λ0 =550nm
的膜厚nd1 、nd2 、nd3 、nd4 、nd5 、nd
6 が以下の式で表わされる範囲であるとよい。 0.29λ0 ≦nd1 ≦0.33λ0 0.01λ0 ≦nd2 ≦0.06λ0 0.40λ0 ≦nd3 ≦0.45λ0 0.015λ0 ≦nd4 ≦0.05λ0 0.04λ0 ≦nd5 ≦0.13λ0 0.22λ0 ≦nd6 ≦0.25λ0 ここで、λ0 =550nm
【0009】
【作用】高屈折率の基板であっても、該基板より屈折率
の低い成膜材料を用いて上記の膜構成にすることによ
り、可視域全域の波長400〜700nmにおける反射
率0.5%以下の反射防止膜を実現できる。
の低い成膜材料を用いて上記の膜構成にすることによ
り、可視域全域の波長400〜700nmにおける反射
率0.5%以下の反射防止膜を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0011】図1は、一実施の形態による反射防止膜の
膜構成を断面で示す。これは、LiNbO3 等の例えば
屈折率1.90以上の高屈折率基板である基板10と、
その上に積層された交互多層膜20からなる。該交互多
層膜20は基板10の表面に積層された6層の薄膜21
〜26によって構成され、基板10側から第1層21と
第3層23と第5層25が高屈折率の基板10より屈折
率の低い高屈折率層で、例えばZrO2 :TiO2 =
6:1の混合物膜、第2層22と第4層24がそれぞれ
中屈折率層または低屈折率層で、例えばAl2 O3 膜、
第6層26は低屈折率層で、例えばMgF2 膜である。
膜構成を断面で示す。これは、LiNbO3 等の例えば
屈折率1.90以上の高屈折率基板である基板10と、
その上に積層された交互多層膜20からなる。該交互多
層膜20は基板10の表面に積層された6層の薄膜21
〜26によって構成され、基板10側から第1層21と
第3層23と第5層25が高屈折率の基板10より屈折
率の低い高屈折率層で、例えばZrO2 :TiO2 =
6:1の混合物膜、第2層22と第4層24がそれぞれ
中屈折率層または低屈折率層で、例えばAl2 O3 膜、
第6層26は低屈折率層で、例えばMgF2 膜である。
【0012】このような膜構成で各層の膜厚を最適化す
ることで、屈折率1.85以上の基板に対して可視光領
域において充分な反射防止効果を得ることができる。
ることで、屈折率1.85以上の基板に対して可視光領
域において充分な反射防止効果を得ることができる。
【0013】高屈折率層の成膜材料としては、酸化ジリ
コニウム(ZrO2 )、酸化チタン(TiO2 )、酸化
タンタル(Ta2 O5 )、酸化ニオブ(Nb2 O5 )、
酸化ハフニウム(HfO2 )、酸化セリウム(CeO
2 )等が挙げられる。
コニウム(ZrO2 )、酸化チタン(TiO2 )、酸化
タンタル(Ta2 O5 )、酸化ニオブ(Nb2 O5 )、
酸化ハフニウム(HfO2 )、酸化セリウム(CeO
2 )等が挙げられる。
【0014】中屈折率層の成膜材料としては、酸化アル
ミニウム(Al2 O3 )、酸化ゲルマニウム(GeO
2 )、酸化イットリウム(Y2 O3 )等が挙げられる。
ミニウム(Al2 O3 )、酸化ゲルマニウム(GeO
2 )、酸化イットリウム(Y2 O3 )等が挙げられる。
【0015】低屈折率層の成膜材料としては、酸化シリ
コン(SiO2 )、フッ化マグネシウム(MgF2 )、
フッ化アルミニウム(AlF3 )等の他、これらの混合
物が挙げられる。
コン(SiO2 )、フッ化マグネシウム(MgF2 )、
フッ化アルミニウム(AlF3 )等の他、これらの混合
物が挙げられる。
【0016】ただし、各層の成膜材料はいずれも、基板
の屈折率よりも低い屈折率の材料を選択する必要があ
る。
の屈折率よりも低い屈折率の材料を選択する必要があ
る。
【0017】このような条件を満たしつつ、第1層21
から第6層26のそれぞれの光学的膜厚nd1 〜nd6
について、λ0 を550nmとした場合、0.29λ0
≦nd1 ≦0.33λ0 、0.01λ0 ≦nd2 ≦0.
06λ0 、0.40λ0 ≦nd3 ≦0.45λ0 、0.
015λ0 ≦nd4 ≦0.05λ0 、0.04λ0 ≦n
d5 ≦0.13λ0 、0.22λ0 ≦nd6 ≦0.25
λ0 の範囲内で最適化する。
から第6層26のそれぞれの光学的膜厚nd1 〜nd6
について、λ0 を550nmとした場合、0.29λ0
≦nd1 ≦0.33λ0 、0.01λ0 ≦nd2 ≦0.
06λ0 、0.40λ0 ≦nd3 ≦0.45λ0 、0.
015λ0 ≦nd4 ≦0.05λ0 、0.04λ0 ≦n
d5 ≦0.13λ0 、0.22λ0 ≦nd6 ≦0.25
λ0 の範囲内で最適化する。
【0018】次に、実施例について説明する。
【0019】(実施例1)表1に本実施例の膜構成を示
す。この実施例では、基板に屈折率2.3(λ0=55
0nm)の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高
屈折率材料としてはZrO2 とTiO2 の混合物を、第
2、4層の中屈折率材料としてはAl2 O 3 を、第6層
の低屈折率材料としてはMgF2 をそれぞれ用いて、光
学的膜厚を最適化し、図2に示すように、可視光領域の
波長400〜700nmにおいて反射率が0.5%以下
のすぐれた反射防止特性を有する反射防止膜を得ること
ができた。
す。この実施例では、基板に屈折率2.3(λ0=55
0nm)の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高
屈折率材料としてはZrO2 とTiO2 の混合物を、第
2、4層の中屈折率材料としてはAl2 O 3 を、第6層
の低屈折率材料としてはMgF2 をそれぞれ用いて、光
学的膜厚を最適化し、図2に示すように、可視光領域の
波長400〜700nmにおいて反射率が0.5%以下
のすぐれた反射防止特性を有する反射防止膜を得ること
ができた。
【0020】
【表1】
【0021】(実施例2)表2に本実施例の膜構成を示
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2、4、
6層は低屈折率材料であるSiO2 、MgF2 を用い
て、合計3種類の成膜材料による高屈折率と低屈折率の
交互層を構成して、光学的膜厚を最適化した。得られた
反射防止膜の反射防止特性は図2に示すグラフと同様で
あった。
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2、4、
6層は低屈折率材料であるSiO2 、MgF2 を用い
て、合計3種類の成膜材料による高屈折率と低屈折率の
交互層を構成して、光学的膜厚を最適化した。得られた
反射防止膜の反射防止特性は図2に示すグラフと同様で
あった。
【0022】
【表2】
【0023】(実施例3)表3に本実施例の膜構成を示
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2層は中
屈折率材料であるAl2 O3 を、第4層は低屈折率材料
であるSiO2 を、第6層は低屈折率材料であるMgF
2 を用いて、合計4種類の成膜材料による交互層を構成
し、光学的膜厚を最適化した。得られた反射防止膜の反
射防止特性は図2のグラフと同様であった。
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2層は中
屈折率材料であるAl2 O3 を、第4層は低屈折率材料
であるSiO2 を、第6層は低屈折率材料であるMgF
2 を用いて、合計4種類の成膜材料による交互層を構成
し、光学的膜厚を最適化した。得られた反射防止膜の反
射防止特性は図2のグラフと同様であった。
【0024】
【表3】
【0025】(実施例4)表4に本実施例の膜構成を示
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2、4、
6層は低屈折率材料であるMgF2 を用いて、2種類の
成膜材料による交互層を構成し、光学的膜厚を最適化し
た。得られた反射防止膜の反射防止特性は図2に示すグ
ラフと同様であった。
す。これは、基板に屈折率2.3(λ0 =550nm)
の結晶材料LiNbO3 、第1、3、5層の高屈折率材
料としてはZrO 2 とTiO2 の混合物を、第2、4、
6層は低屈折率材料であるMgF2 を用いて、2種類の
成膜材料による交互層を構成し、光学的膜厚を最適化し
た。得られた反射防止膜の反射防止特性は図2に示すグ
ラフと同様であった。
【0026】
【表4】
【0027】(実施例5)表5に本実施例の膜構成を示
す。これは、交互層の第2、4、6層については実施例
3と同様に、第2層は中屈折率材料であるAl2 O3
を、第4層は低屈折率材料であるSiO2 を、そして、
第6層は低屈折率材料であるMgF2 を用いているが、
基板は屈折率1.98(λ0 =550nm)のガラス材
料であるFDS1Oを使用し、第1、3、5層の高屈折
率材料としては基板の屈折率よりも低いZrO2 を用い
ており、合計4種類の成膜材料による交互層の光学的膜
厚を最適化したものである。得られた反射防止膜の反射
防止特性は図2に示すグラフと同様であった。
す。これは、交互層の第2、4、6層については実施例
3と同様に、第2層は中屈折率材料であるAl2 O3
を、第4層は低屈折率材料であるSiO2 を、そして、
第6層は低屈折率材料であるMgF2 を用いているが、
基板は屈折率1.98(λ0 =550nm)のガラス材
料であるFDS1Oを使用し、第1、3、5層の高屈折
率材料としては基板の屈折率よりも低いZrO2 を用い
ており、合計4種類の成膜材料による交互層の光学的膜
厚を最適化したものである。得られた反射防止膜の反射
防止特性は図2に示すグラフと同様であった。
【0028】
【表5】
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0030】高屈折率の基板上に可視域全域で充分な反
射防止効果を有する反射防止膜を形成することができ
る。特に、屈折率が2.0を越える高屈折率の基板に対
して、一般的な成膜材料のみを用いて、可視域全域にお
よぶ広帯域な波長の光に対応できる反射防止膜を実現で
きる。
射防止効果を有する反射防止膜を形成することができ
る。特に、屈折率が2.0を越える高屈折率の基板に対
して、一般的な成膜材料のみを用いて、可視域全域にお
よぶ広帯域な波長の光に対応できる反射防止膜を実現で
きる。
【図1】一実施の形態による反射防止膜の膜構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例1による反射防止膜の分光反射率特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
10 基板 20 交互多層膜 21 第1層 22 第2層 23 第3層 24 第4層 25 第5層 26 第6層
Claims (4)
- 【請求項1】 高屈折率の基板に積層された6層の薄膜
からなる交互多層膜を有し、該交互多層膜の前記基板側
から第1層と第3層と第5層が前記基板より屈折率の低
い高屈折率層であり、第2層および第4層がそれぞれ中
屈折率層または低屈折率層であり、第6層が低屈折率層
であることを特徴とする反射防止膜。 - 【請求項2】 第1層と第3層と第5層の高屈折率層の
屈折率が1.85以上であり、第2層および第4層の屈
折率が1.35〜1.89であり、第6層の低屈折率層
の屈折率が1.40以下であることを特徴とする請求項
1記載の反射防止膜。 - 【請求項3】 第1ないし第6層のそれぞれの光学的膜
厚nd1 、nd2 、nd3 、nd4 、nd5 、nd6 が
以下の式で表わされる範囲であることを特徴とする請求
項2記載の反射防止膜。 0.29λ0 ≦nd1 ≦0.33λ0 0.01λ0 ≦nd2 ≦0.06λ0 0.40λ0 ≦nd3 ≦0.45λ0 0.015λ0 ≦nd4 ≦0.05λ0 0.04λ0 ≦nd5 ≦0.13λ0 0.22λ0 ≦nd6 ≦0.25λ0 ここで、λ0 =550nm - 【請求項4】 入射角度0〜10°における分光反射率
が、測定波長400〜700nmの範囲内において、
0.5%以下であることを特徴とする請求項3記載の反
射防止膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161819A JP2000347002A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 反射防止膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161819A JP2000347002A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 反射防止膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347002A true JP2000347002A (ja) | 2000-12-15 |
JP2000347002A5 JP2000347002A5 (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=15742521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11161819A Pending JP2000347002A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 反射防止膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347002A (ja) |
Cited By (8)
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---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-06-09 JP JP11161819A patent/JP2000347002A/ja active Pending
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